JP2001030311A - 樹脂成形装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

樹脂成形装置及び半導体装置の製造方法

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JP2001030311A
JP2001030311A JP11211862A JP21186299A JP2001030311A JP 2001030311 A JP2001030311 A JP 2001030311A JP 11211862 A JP11211862 A JP 11211862A JP 21186299 A JP21186299 A JP 21186299A JP 2001030311 A JP2001030311 A JP 2001030311A
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JP
Japan
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plate
ejector
resin molding
molding apparatus
cavity insert
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Pending
Application number
JP11211862A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hirose
哲也 広瀬
Hiromichi Yamada
弘道 山田
Toru Ueno
透 上野
Hiroyoshi Harada
弘義 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エジェクターピンの突出量を適正に制御す
る。 【解決手段】 エジェクターピン6は、下型キャビティ
ーインサート4を貫通してキャビティに進退自在に出入
りする。エジェクタープレート7は、エジェクターピン
6に連結され、エジェクターピン6の進退方向Yに移動
する。リフトプレート18は、エジェクタープレート7
に対向し、進退方向Yに移動する。フローティングスプ
リング19は、エジェクタープレート7とリフトプレー
ト18との間に介在し、進退方向Yに付勢力を与える。
ノックアウトロッド16は、エジェクターロッド10を
介してリフトプレート18に当接し、進退方向Yに移動
する。スペーサーピン20は、エジェクタープレート7
に接続され、他端が下型キャビティーインサート4側に
当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばトランス
ファー成型機のような、樹脂をプランジャーにて所定圧
に加圧しつつ型内に射出する樹脂成形装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図10は、樹脂封止装置に取り付けられ
る従来の金型のチェイスブロックを示す断面図である。
図10において、1はバッキングプレート、2はバッキ
ングプレート1上部に配置された枠、3は枠2上部に配
置された下型リテーナー、4は下型リテーナー3に埋め
込まれ、下型キャビティー5を有する下型キャビティー
インサート、6は下型キャビティーインサート4と勘合
し、下型キャビティー5内に突出可能なエジェクターピ
ン、7はエジャクターピン6の下部に配置されたエジェ
クタープレート、8はエジェクターピン6のフランジ部
6aをエジャクタープレート7に押し付け、エジェクタ
ーピン6をエジャクタープレート7に固定させるため、
エジャクタープレート7に固定された押さえ板、9は下
型リテーナー3とエジャクタープレート7との間に配置
されたリターンスプリング、10はエジャクタープレー
ト7下部に取り付けられたエジェクターロッド、11は
上型リテーナー、12は上型リテーナー11に埋め込ま
れ、上型キャビティー13を有する上型キャビティーイ
ンサート、14は下型キャビティーインサート4と上型
キャビティーインサート12とによってはさまれたリー
ドフレーム、14aはリードフレームのダイパッド部、
15はリードフレーム14のダイパッド部14aに接合
されたチップ、16は下型定盤の複数のノックアウトロ
ッド、Yはエジェクターピン6の進退方向、Xは水平方
向である。
【0003】次に、この従来の樹脂封止装置の動作につ
いて説明する。互いの間にリードフレーム14を挟んだ
状態の下型キャビティーインサート4と上型キャビティ
ーインサート12とをプレス駆動装置(図示せず)によ
り、ある荷重にて型締めを行い、プランジャー(図示せ
ず)により樹脂を下型キャビティー5と上型キャビティ
ー13とのに注入する。そのとき、ノックアウトロッド
16を駆動源(図示せず)により上昇させ、エジャクタ
ーロッド10、エジャクタープレート7を介して、エジ
ェクターピン6をある一定量だけ下型キャビティー5内
に突出させておくことにより、樹脂圧によりリードフレ
ーム14のダイパッド部14aが下方向に移動すること
を防止する。
【0004】ノックアウトロッド16は、装置を機械的
に安定して動かすため、1本ではなく、複数設けられて
いるのが通常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹脂封止装置では、ノックアウトロッド16の高さ
がばらついている場合、各キャビティーのエジェクター
ピン6の下型キャビティー5への突出量も均一とはなら
ない。すなわち、全てのキャビティーにおいて、エジェ
クターピン6の突出量を適正値にすることができない可
能性があるという問題点がある。
【0006】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、全てのキャビティーにおいて、樹脂
成形装置のノックアウトロッドの動作の影響を低減し
て、エジェクターピンの突出量を適正に制御することの
できる樹脂成形装置、それを用いた半導体装置の製造方
法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、複数のキャビティを有するキャビティ
ーインサートと、前記複数のキャビティへそれぞれ進退
自在に出入りする一端を有する複数のエジェクターピン
と、前記複数のエジェクターピンの他端に連結され、前
記エジェクターピンの進退方向に移動可能な第1プレー
トと、前記第1プレートに対向し、前記進退方向に移動
可能な第2プレートと、前記第1プレートと前記第2プ
レートとの間に介在し、前記進退方向に付勢力を与える
付勢手段と、前記第2プレートに作用することにより、
当該第2プレートを前記進退のうち進方向に押動する複
数のノックアウトロッドと、一端が前記第1プレートに
接続されて当該第1プレートとともに進退し、他端が前
記キャビティーインサート側の所定位置に当接すること
により、前記第1プレートの前記進方向の移動を規制す
るためのスペーサーピンとを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る課題解決手段は、
前記キャビティーインサートを保持するリテーナーをさ
らに備え、前記スペーサーピンは、前記リテーナーのう
ち下型リテーナーを貫通していることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記スペーサーピンは、前記第1プレートに着脱
自在に接続されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る課題解決手段は、
前記キャビティーインサート側に設けられ、前記所定位
置を調整自在に設定可能なストッパーをさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る課題解決手段は、
前記第1プレートが所定量移動したことを検知するセン
サーをさらに備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係る課題解決手段は、
複数のキャビティを有するキャビティーインサートと、
前記複数のキャビティへそれぞれ進退自在に出入りする
一端を有する複数のエジェクターピンと、前記複数のエ
ジェクターピンの他端に連結され、前記エジェクターピ
ンの進退方向に移動可能なプレートと、前記プレートに
当接し、当該プレートを前記進退方向に移動させるため
のカムとを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7に係る課題解決手段は、
前記カムの移動範囲を調整するためのメカストッパーを
さらに備えたことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8に係る課題解決手段は、
前記カムが所定量移動したことを検知するセンサーをさ
らに備えたことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9に係る課題解決手段は、
前記カムを駆動させるためのサーボモーターをさらに備
えたことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項10に係る課題解決手段に
おいて、半導体装置の製造方法は、請求項1から9まで
のいずれかに記載の樹脂成形装置の前記キャビティ内で
半導体チップを樹脂封止する工程を備えたことを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係わる樹脂封止装置に取り付けられた
金型のチェイスブロックを示す断面図である。図1にお
いて、図10に示される従来の樹脂封止装置と同一また
は相当部分には同一符号を付してある。すなわち、図1
において、1はバッキングプレート、2はバッキングプ
レート1上部に配置された枠、3は枠2上部に配置され
た下型リテーナー、4は下型リテーナー3に保持される
ために埋め込まれ、下型キャビティー5を有する下型キ
ャビティーインサート、6は下型キャビティーインサー
ト4と勘合し、下型キャビティー5内に突出可能なエジ
ェクターピン、7はエジャクターピン6の下部に配置さ
れたエジェクタープレート(第1プレート)、11は上
型リテーナー、12は上型リテーナー11に埋め込ま
れ、上型キャビティー13を有する上型キャビティーイ
ンサート、14は下型キャビティーインサート4と上型
キャビティーインサート12とによってはさまれたリー
ドフレーム、14aはリードフレームのダイパッド部、
15はリードフレーム14のダイパッド部14aに接合
されたチップ(半導体チップ)、16は下型定盤の複数
のノックアウトロッド、Yはエジェクターピン6の進退
方向、Xは水平方向である。
【0018】さらに、図1において、17はエジャクタ
ープレート7下部に設置されたストリッパーボルト、1
8はエジャクタープレート7とストリッパーボルト17
の頭部との間に設置され、その間で移動可能なリフトプ
レート(第2プレート)、19はエジャクタープレート
7とリフトプレート18との間に設置され、エジャクタ
ープレート7とリフトプレート18とを押し広げるフロ
ーティングスプリング(付勢手段)、20はエジャクタ
ープレート7上に設置されたスペーサーピン、8はエジ
ェクターピン6のフランジ部6aとスペーサーピン20
のフランジ20aとをエジャクタープレート7に押し付
け、エジェクターピン6とスペーサーピン20とをエジ
ャクタープレート7に固定させるため、エジャクタープ
レート7に固定された押さえ版、9は下型リテーナー3
とリフトプレート18との間に配置されたリターンスプ
リング、10はエジャクタープレート7下部に設置され
たエジェクターロッドである。
【0019】この図1に示すように、本実施の形態1の
樹脂封止装置は、複数のキャビティ(上型キャビティー
13及び下型キャビティー5で構成されるキャビティ)
を構成する一対の互いに対向する下型リテーナー3及び
上型リテーナー11を有する。
【0020】エジェクターピン6の一端は、下型キャビ
ティーインサート4を貫通して複数のキャビティからそ
れぞれ進退自在に出入りする。エジェクタープレート7
は、複数のエジェクターピン6の他端に連結され、エジ
ェクターピン6の進退方向Yに移動可能である。フロー
ティングスプリング19は、エジェクタープレート7に
接続された一端を有し、進退方向Yに付勢力を与える。
リフトプレート18は、エジェクタープレート7に対向
し、フローティングスプリング19の他端に接続され、
進退方向Yに移動可能である。ノックアウトロッド16
は、エジェクターロッド10を介してリフトプレート1
8に作用することにより、リフトプレート18を進退方
向Yのうち進方向に押動する。スペーサーピン20は、
一端がエジェクタープレート7に接続されてエジェクタ
ープレート7とともに進退し、他端が下型キャビティー
インサート4側の所定位置(下型リテーナー3)に当接
する。
【0021】次に、この実施の形態1の動作を説明す
る。
【0022】互いの間にリードフレーム14を挟んだ状
態の下型キャビティーインサート4と上型キャビティー
インサート12とをプレス駆動装置(図示せず)によ
り、ある荷重にて型締めを行い、プランジャー(図示せ
ず)により樹脂を下型キャビティー5と上型キャビティ
ー13との内に注入する。そのとき、ノックアウトロッ
ド16を駆動源(図示せず)により上昇させ、エジャク
ターロッド10、リフトプレート18、フローティング
スプリング19、エジャクタープレート7を介して、エ
ジェクターピン6とスペーサーピン20とを上昇させ
る。スペーサーピン20の上面が下型リテーナー3の下
面に到達すると、エジャクタープレート7はその位置で
停止する(このように、スペーサーピン20は、エジェ
クタープレート7の進方向の移動を規制する役割を果た
す)。すると、フローティングスプリング19が縮み、
リフトプレート18とエジャクターロッド10とのみが
上昇する。そのとき、スペーサーピン20の長さをエジ
ェクターピン6がある一定量だけ下型キャビティー5内
に突出するように決めておけば、複数のエジェクターピ
ン6の下型キャビティーインサート4からの突出量を制
限することができ、また、樹脂圧によりリードフレーム
14のダイパッド部14aが下方向に移動することを防
止できる。
【0023】また、複数のノックアウトロッド6の高さ
のバラツキは、エジェクタープレート7とリフトプレー
ト18との間に配置されたフローティングスプリング1
9が撓むことにより吸収される。これによって、定盤を
構成する部品やプレス駆動装置を構成する部品の精度に
関わらず、チェイスの構成部品のみの精度で、リードフ
レーム14のダイパッド部14aを保持する複数のエジ
ェクターピン6の下型キャビティーインサート4からの
突出量を全てのキャビティーにおいて均一にできるとい
う効果を奏する。また、従来の構成に、主としてフロー
ティングスプリング19、リフトプレート18のような
簡単な部品を加えるだけなので、甚だ高価になることは
ない。
【0024】樹脂がリードフレーム14のダイパッド部
14aが移動しなくなるまで注入された後、ノックアウ
トロッド16を駆動源(図示せず)により下降させ、リ
ターンスプリング9の力でリフトプレート18、ストリ
ッパーボルト17、エジャクタープレート7、押さえ板
8、エジェクターピン6、スペーサーピン20を下降さ
せる。リフトプレート18がバッキングプレート1の上
面に到達すると、エジェクターピン6が正規の位置で停
止し、ノックアウトロッド16のみが下降する。
【0025】樹脂封入完了後、下型キャビティーインサ
ート4と上型キャビティーインサート12とをプレス駆
動装置(図示せず)により開く。その後、再びノックア
ウトロッド16を駆動源(図示せず)により上昇させ、
エジャクターロッド10、リフトプレート18、フロー
ティングスプリング19、エジャクタープレート7を介
して、エジェクターピン6とスペーサーピン20とを上
昇させ、樹脂封止された半導体装置(リードフレーム1
4およびチップ15が樹脂で封止された半導体装置)を
下型キャビティーインサート4よりエジェクトする。
【0026】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ノックアウトロッド16の高さがばらついても、チ
ェイスの構成部品のみの精度で、リードフレーム14の
ダイパッド部14aを保持する複数のエジェクターピン
6の突出量を全てのキャビティーにおいて均一にでき
る。
【0027】また、ノックアウトロッド16が下方へ下
がっている状態のときについて考える。エジェクターピ
ン6が下型リテーナー3から突出しないよういに設定さ
れていても、エジェクタープレート7がフローティング
スプリング19によってリフトプレート18から上昇
し、エジェクターピン6が下型リテーナー3から突出し
ようとする。しかし、リフトプレート18がリターンス
プリング9によって下方に押し下げられる。これによっ
て、エジェクターピン6が下型リテーナー3から突出す
ることを防止することができる。
【0028】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。図2において、3bは下型
リテーナー3の進退方向Yに貫通する貫通孔、20はエ
ジャクタープレート7上に設置され、下型リテーナー3
の貫通孔3bに挿入され、一端(フランジ20a)がエ
ジェクタープレート7および押さえ板8に接続され、他
端で上型リテーナー11を受けるスペーサーピンであ
る。他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されてい
る。
【0029】次に、この実施の形態2の動作を説明す
る。互いの間にリードフレーム14を挟んだ状態の下型
キャビティーインサート4と上型キャビティーインサー
ト12とをプレス駆動装置(図示せず)により、ある荷
重にて型締めを行い、プランジャー(図示せず)により
樹脂を下型キャビティー5と上型キャビティー13との
内に注入する。そのとき、ノックアウトロッド16を駆
動源(図示せず)により上昇させ、エジャクターロッド
10、リフトプレート18、フローティングスプリング
19、エジャクタープレート7を介して、エジェクター
ピン6とスペーサーピン20とを上昇させる。スペーサ
ーピン20の上面が上型面(上型リテーナー11の下
面)に到達すると、エジャクタープレート7はその位置
で停止し、フローティングスプリング19が縮み、リフ
トプレート18とエジャクターロッド10とのみが上昇
する。そのとき、スペーサーピン20の長さをエジェク
ターピン6がある一定量だけ下型キャビティー5内に突
出するように決めておけば、樹脂圧によりリードフレー
ム14のダイパッド部14aが下方向に移動することを
防止できる。
【0030】樹脂がリードフレーム14のダイパッド部
14aが移動しなくなるまで注入された後、ノックアウ
トロッド16を駆動源(図示せず)により下降させ、リ
ターンスプリング9の力でリフトプレート18、ストリ
ッパーボルト17、エジャクタープレート7、押さえ板
8、エジェクターピン6、スペーサーピン20を下降さ
せる。リフトプレート18がバッキングプレート1の上
面に到達すると、エジェクターピン6が正規の位置で停
止し、ノックアウトロッド16のみが下降する。
【0031】樹脂封止完了後、下型キャビティーインサ
ート4と上型キャビティーインサート12とをプレス駆
動装置(図示せず)により開く。その後、再びノックア
ウトロッド16を駆動源(図示せず)により上昇させ、
エジャクターロッド10、リフトプレート18、フロー
ティングスプリング19、エジャクタープレート7を介
して、エジェクターピン6とスペーサーピン20とを上
昇させ、樹脂封止された半導体装置を下型キャビティー
インサート4よりエジェクトする。
【0032】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、型締め状態(下型リテーナー3と上型リテーナー1
1とが開いている状態)のときは、スペーサーピン20
の先端が下型リテーナー3を貫通して上型リテーナー1
1に当接し、複数のエジェクターピン6の下型キャビテ
ィーインサート4からの突出量をスペーサーピン20に
よって実施の形態1同様に制限することができる。一
方、型開状態(下型リテーナー3と上型リテーナー11
とが開いている状態)のときは、型締め状態と比較し
て、上型リテーナー11が下型リテーナー3から離れて
いるので、その分、前記突出量が大きくなる。これによ
って、半導体装置をより確実にエジェクトすることがで
きる。
【0033】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。
【0034】図3において、20は上面に六角穴を持
ち、フランジ20aと螺合されているスペーサーピン、
20bはフランジ20aに設けられ、開口部が貫通孔3
bに対向し、寸法が貫通孔3bに収まるねじ穴である。
他の構成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
【0035】リードフレーム14のダイパッド部14a
を保持するエジェクターピン6の突出量を調整する際に
は、型開状態で下型リテーナー3の上面より、スペーサ
ーピン20の上面の六角穴にレンチを差込み、スペーサ
ーピン20を回転させ、スペーサーピン20とフランジ
20aとを切り離す。ねじ穴20bの寸法は貫通孔3b
に収まるので、当然、ねじ穴20bにねじ込まれている
スペーサーピン20の先端の寸法も貫通孔3bに収ま
る。よって、スペーサーピン20を貫通孔3bから引き
抜くことができる。このように、スペーサーピン20は
エジェクタープレート7から着脱自在に接続されてい
る。引き抜いた後、適切な長さのスペーサーピン20を
貫通孔3bを介してねじ穴20bにねじ込んで差し込
む。このように、スペーサーピン20の交換のみによっ
て、エジェクターピン6の突出量の調整を行うことがで
きる。
【0036】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、リードフレーム14のダイパッド部14aを保持す
るエジェクターピン6の突出量を調整するには、スペー
サーピン20の交換を行えばよく、金型を取り外す必要
がないので、短時間で調整ができる。
【0037】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。
【0038】図4において、3cは下型リテーナー3の
進退方向Yに貫通するねじ穴、21は下型リテーナー3
のねじ穴3cに螺合して貫通し、先端でスペーサーピン
20を受けるストッパーボルト、22はストッパーボル
ト21と螺合しているストッパーナットである。その他
の構成は上記実施の形態1と同様に構成される。
【0039】リードフレーム14のダイパッド部14a
を保持するエジェクターピン6の突出量を調整する際に
は、型開状態で下型リテーナー3の上面より、ストッパ
ーナット22を緩めた後、ストッパーボルト21を回転
させて、スペーサーピン20の上面とストッパーボルト
21の下面との距離を調整する。突出量を大きくしたい
場合は距離を長く、突出量を小さくしたい場合は距離を
短くすればよい。調整後、ストッパーナット22を締め
付けることにより、ストッパーボルト21を固定する。
【0040】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、リードフレーム14のダイパッド部14aを保持す
るエジェクターピン6の突出量を調整するには、ストッ
パーボルト21を回転させて、スペーサーピン20が下
型リテーナー3に当接する位置を調整すればよく、金型
を取り外す必要がないので、短時間で調整ができる。ま
た、主としてストッパーボルト21のような簡単な部品
を加えるだけなので、甚だ高価になることはない。
【0041】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイス
ブロックを示す断面図である。
【0042】図5において、23は下型リテーナー3に
取り付けられているリミットスイッチ(センサー)であ
る。他の構成は上記実施の形態1と同様に構成される。
【0043】リミットスイッチ23は、押さえ板8と下
型リテーナー3との間にある先端に押さえ板8が接触す
ると、これを感知する。すなわち、リミットスイッチ2
3は、押さえ板8と下型リテーナー3との間にある所定
位置を押さえ板8が越えるかどうかを検出する。このよ
うに、押さえ板8をリミットスイッチ23で検出するこ
とにより、エジェクターピン6が確実に上昇しているこ
とを確認する。
【0044】機械的な変形等により、エジェクターピン
6が上昇せず、フローティングスプリング19のみが圧
縮されることがあるかもしれない。そのようなことが起
こると、複数のエジェクターピン6の下型キャビティー
インサート4からの突出量が充分でなくなり、エジェク
ターピン6によって、リードフレーム14のダイパッド
部14aが適切に保持されなかったり、半導体装置がエ
ジェクトされなかったりする。このような保持不良やエ
ジェクト不良が起こりそうなことをリミットスイッチ2
3によって事前に検出することができる。
【0045】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、エジェクタープレート7が所定量移動したことをリ
ミットスイッチ23が検知することによって、装置不良
が起こりそうなことを事前に発見することができ、半導
体装置の不良率を低減できる。
【0046】なお、上記実施の形態5では、センサーと
してリミットスイッチタイプのものを用いるものとして
いるが、センサーはリミットスイッチのものに限らず、
光電センサータイプのものや接近センサータイプのもの
を用いてもよい。
【0047】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。
【0048】図6において、24は下型チェイスブロッ
クを取り付ける下型定盤、25は上型チェイスブロック
を取り付けるう上型定盤、26はバッキングプレート1
とエジェクタープレート7との間に配置されれ、エジェ
クタープレート7に当接し、エジェクタープレート7を
進退方向Yに移動させるためのカム、27,28は枠2
と勘合し、スライド可能なシャフト、29は下型定盤2
4に取り付けられたシリンダー、29bはシリンダー2
9に与える動力源(例えば、圧縮空気)を受けるための
継ぎ手などの端子、29aは動力源に応じて移動するシ
リンダーロッド、30は枠2に取り付けられたカバー、
31は枠2と勘合し、スライド可能なプッシャー、32
はカバー30とプッシャー31との間に配置されたスプ
リングである。他の構成は、上記実施の形態1と同様に
構成されている。
【0049】また、端子29bに与える動力源は、樹脂
封止装置の動作に連動させて制御する。
【0050】樹脂をキャビティー内に注入するとき、シ
リンダー29を動作させ、シリンダーロッド29aによ
りシャフト27を押し出す。それにより、カム26、シ
ャフト28、プッシャー31がスライドし、スプリング
32が圧縮される。カム26がスライドすることにより
エジャクタープレート7を介して、エジェクターピン6
が上昇する。シリンダー29がストロークエンドに到達
すると、エジャクタープレート7はその位置で停止し、
エジェクターピン6が上昇する。シリンダー29がスト
ロークエンドに到達すると、エジャクタープレート7は
その位置で停止し、エジェクターピン6がある一定量だ
け下型キャビティー5内に突出する。それによって、樹
脂圧によりリードフレーム14のダイパッド部14aが
下方向に移動することを防止できる。
【0051】樹脂がリードフレーム14のダイパッド部
14aが移動しなくなるまで注入された後、シリンダー
29を動作させ、シリンダーロッド29aをシャフト2
7から離す。スプリング32の力でプッシャー31、シ
ャフト28、カム26、シャフト27がスライドし、カ
ム26がスライドすることにより、リターンスプリング
9の力で、エジャクタープレート7、エジェクターピン
6を下降させる。プッシャー31が枠2の側面に到達す
ると、エジェクターピン6が正規の位置で停止する。
【0052】樹脂封入完了後、下型キャビティーインサ
ート4と上型キャビティーインサート12とをプレス駆
動装置(図示せず)により開く。その後、再びシリンダ
ー29を動作させ、シリンダーロッド29aによりシャ
フト27を押し出す。それにより、カム26、シャフト
28、プッシャー31がスライドし、スプリング32が
圧縮される。カム26がスライドすることによりエジェ
クタープレート7を介して、エジェクターピン6が上昇
し、樹脂封止された半導体装置を下型キャビティーイン
サート4よりエジェクトする。
【0053】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、エジェクターピン6の突出量の精度は、定盤を構成
する部品やプレス駆動装置を構成する部品の精度に関わ
らず、カム26の精度によって決まる。この精度の良い
カム26によって、エジェクターピン6の突出量を制御
することができるので、リードフレーム14のダイパッ
ド部14aを保持する複数のエジェクターピン6の下型
キャビティーインサート4からの突出量を全てのキャビ
ティーにおいて均一にできる。
【0054】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。
【0055】図7において、33はカバー30にねじ込
まれているストッパーボルト、34はストッパーボルト
33と螺合しているロックナットである。他の構成は上
記実施の形態6と同様に構成されている。
【0056】シャフト28、プッシャー31、スプリン
グ32、カバー30、ロックナット34、ストッパーボ
ルト33は、カム26の移動範囲を調整するためのメカ
ストッパーを構成する。
【0057】リードフレーム14のダイパッド部14a
を保持するためのエジェクターピン6の突出量を調整す
る際には、ロックナット34を緩めた後、ストッパーボ
ルト33を回転させて、プッシャー31の側面とストッ
パーボルト33の湯麺との距離を調整する。突出量を大
きくしたい場合は距離を長く、突出量を小さくしたい場
合は距離を短くすればよい。調整後、ロックナット34
を締め付けることにより、ストッパーボルト33を固定
する。
【0058】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、リードフレーム14のダイパッド部14aを保持す
るエジェクターピン6の突出量を調整するには、メカス
トッパーを用いればよく、金型を取り外す必要がないの
で、短時間で調整ができる。また、主としてストッパー
ボルト33、ロックナット34のような簡単な部品を加
えるだけなので、甚だ高価になることはない。
【0059】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。
【0060】図8において、35はバッキングプレート
1に取り付けられているリミットスイッチである。他の
構成は上記実施の形態6と同様に構成されている。
【0061】何らかの原因により、複数のエジェクター
ピン6の下型キャビティーインサート4からの突出量が
充分でなくなり、エジェクターピン6によって、リード
フレーム14のダイパッド部14aが適切に保持されな
かったり、半導体装置がエジェクトされなかったりす
る。そこで、カム26の移動範囲(エジェクターピン6
の移動範囲)をリミットスイッチ35で検出することに
より、エジェクターピン6が確実に上昇、下降している
ことを確認する。これによって、上記の保持不良やエジ
ェクト不良のようなことが起こりそうなことをリミット
スイッチ23によって事前に検出することができる。
【0062】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、カム26が所定量移動したことをリミットスイッチ
35が検知することによって、装置不良が起こりそうな
ことを事前に発見することができ、半導体装置の不良率
を低減できる。
【0063】なお、上記実施の形態8ではセンサーとし
てリミットスイッチタイプのものを用いるものとしてい
るが、センサーはリミットスイッチタイプのものに限ら
ず、光電センサータイプのものや近接センサータイプの
ものを用いてもよい。
【0064】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9に係わる樹脂封止装置に取り付けられたチェイスブ
ロックを示す断面図である。
【0065】図9において、36は下型定盤24に取り
付けられているサーボモーター、36aはサーボモータ
ー36に与える動力源(電源)を受けるための端子、3
7は枠2と勘合し回転可能なカム軸、38はカム軸37
とサーボモーター36との軸をつなぐカップリング、3
9はサーボモーター36によって駆動され、カム軸37
に固定され、エジャクタープレート7下部に配置され、
エジェクタープレート7に当接し、エジェクタープレー
ト7を進退方向Yに移動させるための円筒カムである。
他の構成は上記実施の形態6と同様に構成されている。
【0066】また、端子36aに与える動力源は、樹脂
封止装置の動作に連動させて制御する。
【0067】樹脂をキャビティー内に注入するとき、サ
ーボモーター36を回転させ、カップリング38を介し
て、カム軸37、円筒カム39を回転させる。回転中心
からエジャクタープレート7と円筒カム39との接触面
までの距離が長くなると、エジャクタープレート7を介
してエジェクターピン6が上昇する。エジェクターピン
6の突出面が適正値になるような位置でサーボモーター
36を停止させると、樹脂圧によりリードフレーム14
のダイパッド部14aが下方向に移動することを防止で
きる。
【0068】樹脂がリードフレーム14のダイパッド部
14aが移動しなくなるまで注入された後、サーボモー
ター36を回転させ、カップリング38を介して、カム
軸37、円筒カム39を回転させる。回転中心からエジ
ャクタープレート7と円筒カム39との接触面までの距
離が短くなると、リターンスプリング9の力により、エ
ジェクタープレート7、エジェクターピン6が下降す
る。エジェクターピン6が正規位置となるようなところ
でサーボモーター36を停止させる。
【0069】樹脂封入完了後、下型キャビティーインサ
ート4と上型キャビティーインサート12とをプレス駆
動装置(図示せず)により開く。その後、再びサーボモ
ーター36を回転させ、カップリング38を介して、カ
ム軸37、円筒カム39を回転させる。回転中心からエ
ジャクタープレート7と円筒カム39との接触面までの
距離が長くなると、エジャクタープレート7を介してエ
ジェクターピン6が上昇し、樹脂封止された半導体装置
を下型キャビティーインサート4よりエジェクトする。
【0070】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、所望の位置でエジェクターピン6を停止させること
ができる。また、リードフレーム14のダイパッド部1
4aを保持するエジェクターピン6の突出量を調整する
には、電源の調整を行えばよく、金型を取り外す必要が
ないので、安全に短時間で調整ができる。
【0071】なお、上記実施の形態9では駆動モーター
としてサーボモータータイプのものを用いるとしている
が、モーターはサーボモータータイプのものに限らず、
ステッピングモータータイプのものを用いてもよい。
【0072】変形例.本発明は、図示するものに限らな
い。例えば、付勢手段は、図示するようなコイルバネの
他に、板バネでもよいし、油圧あるいは圧縮空気により
伸び縮みするシリンダーでもよい。また、図1〜図5に
ついて、エジェクターロッド10を省略して、ノックア
ウトロッド16がリフトプレート18を直接、押し上げ
るように構成してもよい。さらに、本発明は樹脂封止装
置以外の樹脂成形装置に適用してもよい。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ノックアウト
ロッドが進退方向に移動することによって、第2プレー
ト及び第1プレートが進退方向に移動する。第1プレー
トについては、スペーサーピンによって進方向の移動が
規制されるので、複数のエジェクターピンのキャビティ
ー内の突出量も規制される。その後、ノックアウトロッ
ドの動作にバラツキがあっても、そのバラツキは第1プ
レートと第2プレートとの間に配置された付勢手段が撓
むことにより吸収される。以上のような作用によって、
ノックアウトロッドの動作のバラツキの影響を低減する
ことができるので、複数のエジェクターピンのキャビテ
ィー内の突出量を適正に制御できる。
【0074】請求項2の発明によれば、型締め状態のと
きは、スペーサーが下型リテーナーを介して上型リテー
ナーに当接し、複数のエジェクターピンのキャビティー
内の突出量をスペーサーによって制限することができ
る。一方、型開状態のときは、型締め状態と比較して、
上型リテーナーが下型リテーナーから離れているので、
その分、前記突出量が大きくなる。これによって、キャ
ビティー内で形成された半導体装置をより確実にエジェ
クトすることができる。
【0075】請求項3の発明によれば、スペーサーピン
の交換を行うことによって、エジェクターピンの突出量
を容易に調整することができる。
【0076】請求項4の発明によれば、ストッパーによ
って、エジェクターピンのキャビティー内の突出量の調
整を行うことができる。
【0077】請求項5の発明によれば、複数のエジェク
ターピンのキャビティー内の突出量が充分かどうかをセ
ンサーによって検出できる。これによって、例えば装置
不良が起こりそうなことを事前に発見することができ
る。
【0078】請求項6の発明によれば、複数のエジェク
ターピンのキャビティー内の突出量を、外部から独立し
て、カムによって適正に制御することができる。
【0079】請求項7の発明によれば、メカストッパー
によって、複数のエジェクターピンのキャビティー内の
突出量の調整を容易に行うことができる。
【0080】請求項8の発明によれば、複数のエジェク
ターピンのキャビティー内の突出量が充分かどうかをセ
ンサーによって検出できる。これによって、例えば装置
不良が起こりそうなことを事前に発見することができ
る。
【0081】請求項9の発明によれば、サーボモーター
を用いるので、複数のエジェクターピンのキャビティー
内の突出量の調整を行うことが容易にできる。
【0082】請求項10の発明のよれば、樹脂封止が低
い不良率で半導体装置を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態7に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態8に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態9に係わる樹脂封止装
置のチェイスブロックを示す断面図である。
【図10】 従来の樹脂封止装置のチェイスブロックを
示す断面図である。
【符号の説明】
1 バッキングプレート、3 下型リテーナー、4 下
型リテーナーインサート、6 エジェクターピン、7
エジェクタープレート、9 リターンスプリング、11
上型リテーナー、12 上型キャビティーインサー
ト、14 リードフレーム、17 ストリッパーボル
ト、18 リフトプレート、19 フローティングスプ
リング、20 スペーサーピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/56 H01L 21/56 T // B29K 101:00 105:22 B29L 31:34 (72)発明者 山田 弘道 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 上野 透 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 原田 弘義 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AD02 AH37 AP11 CA12 CB01 CB17 CK06 CK25 CK53 CK73 CK89 CL42 CL45 CM02 CQ03 CQ05 4F206 AD02 AH37 AP11 JA02 JB17 JF01 JF05 JL02 JN14 JN25 JN32 JN41 JP11 JQ06 JQ81 JQ82 JQ83 JT05 JT06 JT33 JT37 5F061 AA01 BA01 CA21 DA01 DA14 DA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャビティを有するキャビティー
    インサートと、 前記複数のキャビティへそれぞれ進退自在に出入りする
    一端を有する複数のエジェクターピンと、 前記複数のエジェクターピンの他端に連結され、前記エ
    ジェクターピンの進退方向に移動可能な第1プレート
    と、 前記第1プレートに対向し、前記進退方向に移動可能な
    第2プレートと、 前記第1プレートと前記第2プレートとの間に介在し、
    前記進退方向に付勢力を与える付勢手段と、 前記第2プレートに作用することにより、当該第2プレ
    ートを前記進退のうち進方向に押動する複数のノックア
    ウトロッドと、 一端が前記第1プレートに接続されて当該第1プレート
    とともに進退し、他端が前記キャビティーインサート側
    の所定位置に当接することにより、前記第1プレートの
    前記進方向の移動を規制するためのスペーサーピンと、
    を備えたことを特徴とする樹脂成形装置。
  2. 【請求項2】 前記キャビティーインサートを保持する
    リテーナーをさらに備え、 前記スペーサーピンは、前記リテーナーのうち下型リテ
    ーナーを貫通していることを特徴とする請求項1記載の
    樹脂成形装置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサーピンは、前記第1プレー
    トに着脱自在に接続されていることを特徴とする請求項
    2記載の樹脂成形装置。
  4. 【請求項4】 前記キャビティーインサート側に設けら
    れ、前記所定位置を調整自在に設定可能なストッパーを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1プレートが所定量移動したこと
    を検知するセンサーをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1記載の樹脂成形装置。
  6. 【請求項6】 複数のキャビティを有するキャビティー
    インサートと、 前記複数のキャビティへそれぞれ進退自在に出入りする
    一端を有する複数のエジェクターピンと、 前記複数のエジェクターピンの他端に連結され、前記エ
    ジェクターピンの進退方向に移動可能なプレートと、 前記プレートに当接し、当該プレートを前記進退方向に
    移動させるためのカムと、を備えたことを特徴とする樹
    脂成形装置。
  7. 【請求項7】 前記カムの移動範囲を調整するためのメ
    カストッパーをさらに備えたことを特徴とする請求項6
    記載の樹脂成形装置。
  8. 【請求項8】 前記カムが所定量移動したことを検知す
    るセンサーをさらに備えたことを特徴とする請求項6記
    載の樹脂成形装置。
  9. 【請求項9】 前記カムを駆動させるためのサーボモー
    ターをさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の樹
    脂成形装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかに記載
    の樹脂成形装置の前記キャビティ内で半導体チップを樹
    脂封止する工程を備えたことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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