JPH11151733A - トランスファモールド装置 - Google Patents

トランスファモールド装置

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JPH11151733A
JPH11151733A JP32129697A JP32129697A JPH11151733A JP H11151733 A JPH11151733 A JP H11151733A JP 32129697 A JP32129697 A JP 32129697A JP 32129697 A JP32129697 A JP 32129697A JP H11151733 A JPH11151733 A JP H11151733A
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ejector pin
resin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型開き時に成形品を確実に離型させ、良品を
製造する。 【解決手段】 被成形品をクランプする型締機構と、型
締め後ポットから溶融樹脂をキャビティに圧送するトラ
ンスファ機構と、樹脂成形後に上型から成形品を離型す
る離型機構とを有するトランスファモールド装置におい
て、前記離型機構として、型開閉方向に移動可能にかつ
型開き方向に付勢して支持されたエジェクタピンプレー
ト18aに成形品をキャビティから離型するエジェクタ
ピン14aを設け、前記トランスファ機構として、所定
の油圧を印加して各プランジャ22を均等圧で押動可能
とする等圧ユニット48を設け、前記キャビティに樹脂
を圧送した後、前記等圧ユニット48の油圧を開放して
前記トランスファ機構の押し上げ力を前記エジェクタピ
ンプレート18aを型開き方向に移動させるべく作用さ
せる押動手段32a、32b、32c、50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランスファモール
ド装置に関し、より詳細には樹脂モールド後に成形品を
離型する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図10はトランスファモールド装置にお
ける金型の従来の構造を示す断面図である。同図はBG
A等の片面樹脂モールド製品の製造に用いる例を示す。
10aは上型インサート、12aは上型、10bは下型
インサート、12bは下型である。図は上金型と下金型
とで被成形品20をクランプし、プランジャ22により
ポット内で溶融した樹脂をキャビティに充填した状態で
ある。被成形品20は下型インサート10bに支持さ
れ、キャビティは上型インサート10aにのみ設けられ
ている。
【0003】キャビティに充填した樹脂が硬化した後、
成形品は金型から離型されて金型の外に取り出される
が、成形品の離型に用いられるのがエジェクタピン14
a、14bである。上型のエジェクタピン14aは成形
品の樹脂成形部16とランナー樹脂部分に接し、型開き
時にこれらを突き出すようにして離型させ、下型のエジ
ェクタピン14bは被成形品の下面とランナー樹脂部分
に接して型開き時にこれらを突き出すようにする。
【0004】上型のエジェクタピン14aの突き出し作
用は、上型12aの背面側に設けたエジェクタピンプレ
ート18aを型開閉方向に移動させることによってなさ
れる。18bはエジェクタピン14aをエジェクタピン
プレート18aに固定するリテーナプレートである。エ
ジャクタピンプレート18aはスプリング19aにより
上型12aに接近する向きに付勢して支持される。エジ
ェクタピン14aは上型12aおよび上型インサート1
0aを貫通して装着され、端面がキャビティの内底面、
ランナー樹脂路の底面から突出する向きに付勢されてい
る。
【0005】15は型締め時にエジャクタピンプレート
18aを上方(上型12aから離間する向き)に押し上
げるリターンピンである。完全に被成形品20を型締め
してキャビティに樹脂を充填する際には、エジェクタピ
ン14aの端面はキャビティ部分でキャビティの内底面
に一致する必要がある。リターンピン15は型締め時に
下型のパーティング面に端面が当接し、型締め力によっ
て押し上げられ、エジャクタピンプレート18aを押し
上げてエジェクタピン14aを突出位置から引き込ませ
る。エジャクタピンプレート18a、エジェクタピン1
4a、リターンピン15、スプリング19a等が上型の
離型機構を構成する。
【0006】下金型に配設されるエジェクタピン14b
も同様に下型のエジャクタピンプレート18cに支持さ
れている。18dはエジャクタピン14bをエジェクタ
ピンプレート18cに固定するリテーナプレートであ
る。スプリング19bはエジェクタピン14bを常時引
き込む向きに付勢したもので、型締め時にはスプリング
19bの付勢力によってエジェクタピン14bは引き込
み位置にあり、型開き時に下金型が所定位置まで下降し
た際に、エジャクタピンプレート18cが突き上げら
れ、エジェクタピン14bが突出するよう構成されてい
る。なお、図10に示す金型は下型が可動金型である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、エジ
ェクタピン14a、14bは樹脂モールド後に成形品を
金型から離型するためのものであるが、型開き時にエジ
ェクタピン14aの端面に樹脂成形部が付着して、成形
品がエジェクタピン14aから離れにくくなるという問
題が生じている。型開き時の離型作用は、上型のエジェ
クタピン14aが下型のエジェクタピン14bよりも先
に突出して、まず下型側に成形品を残すようにし、さら
に型開きした際に下型から成形品が離型されるように設
定されている。
【0008】したがって、上型のエジェクタピン14a
に成形品が付着して離れないまま型開きが進むと、最終
的に下型に成形品が落下するようになってしまい、その
際にランナー樹脂が折れてしまったり、製品を傷めたり
するという問題が生じる。BGA等の片面樹脂モールド
製品の場合は、上型のエジェクタピン14aが粘着度の
高い樹脂成形部に接するのに対して、下型のエジェクタ
ピン14bは被成形品に単に当接するのみであるから、
型開きの際に上型のエジェクタピン14aに成形品が一
層付着しやすくなり、このような片面樹脂モールド製品
の場合にはことに、エジェクタピン14aが成形品の樹
脂成形部から剥離しにくいことが問題となる。
【0009】本発明は、このようなトランスファモール
ド装置でのエジェクタピンによる離型操作における問題
点を解消すべくなされたものであり、その目的とすると
ころは、エジェクタピンの突き出し操作によって確実に
成形品を離型することができ、BGA等の片面樹脂モー
ルド製品を容易にかつ確実に生産することができるトラ
ンスファモールド装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、被成形品をクラ
ンプする型締機構と、型締め後ポットから溶融樹脂をキ
ャビティに圧送するトランスファ機構と、樹脂成形後に
上型から成形品を離型する離型機構とを有するトランス
ファモールド装置において、前記離型機構として、型開
閉方向に移動可能にかつ型開き方向に付勢して支持され
たエジェクタピンプレートに成形品をキャビティから離
型するエジェクタピンを設け、前記トランスファ機構と
して、所定の油圧を印加して各プランジャを均等圧で押
動可能とする等圧ユニットを設け、前記キャビティに樹
脂を圧送した後、前記等圧ユニットの油圧を開放して前
記トランスファ機構の押し上げ力を前記エジェクタピン
プレートを型開き方向に移動させるべく作用させる押動
手段を設けたことを特徴とする。また、前記離型機構と
して、型締めした際に端面が下型のパーティング面に当
接して前記エジェクタピンを引き込み位置に退避させる
リターンピンを設け、前記トランスファ機構の押し上げ
力により前記リターンピンを型開き方向に移動させるこ
とにより、前記上型のエジェクタピンの端面を前記キャ
ビティの内底面から退避させる押動手段を設けたことを
特徴とする。また、前記押動手段として、前記トランス
ファ機構に、樹脂成形した状態でのトランスファ機構の
押し上げ力により前記エジェクタピンプレートに直接的
または間接的に押し上げ力を作用させる突き上げロッド
を設けたことを特徴とする。また、前記押動手段とし
て、前記リターンピンの端面に当接可能に、前記リター
ンピンと同一軸線上の下型内に型開閉方向に移動自在
に、前記リターンピンよりも端面径を小径に形成した突
き上げピンを装着し、該突き上げピンを前記トランスフ
ァ機構により押し上げ可能に設けたことを特徴とする。
また、前記突き上げピンが、型開き方向に付勢して直列
に複数本装着されたことを特徴とする。また、前記トラ
ンスファ機構がモータ駆動によるものであることを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトランスファ
モールド装置の好適な実施形態について、添付図面とと
もに詳細に説明する。図1はトランスファモールド装置
の金型の構造を示す断面図である。本実施形態の金型は
片面樹脂モールド製品の成形に用いるものである。上型
インサート10a、下型インサート10b、上型12
a、下型12b等の基本的な各構成部材の構造は図10
に示す従来の金型と同様である。
【0012】成形品を突き出して離型させるエジェクタ
ピン14a、14bも、従来例と同様に、エジャクタピ
ンプレート18a、18cに支持され、エジャクタピン
プレート18a、18cは、スプリング19a、19b
により型開閉方向に付勢して支持されている。エジェク
タピン14aの先端はスプリング19aの付勢力によっ
てキャビティの内底面、ランナー部分から突出し、エジ
ェクタピン14bは下型が下降した際にスプリング19
bの付勢力に抗して先端がパーティング面から突出す
る。
【0013】本実施形態のトランスファモールド装置で
特徴とする構成は、従来のトランスファモールド装置で
は型締めした状態では、上型のエジェクタピン14aは
引き込み位置で停止した状態にあるのに対し、型締め時
に僅かに移動可能としてキャビティ内で硬化した成形品
の樹脂成形部からエジェクタピン14aの端面を剥離さ
せる操作を可能としたことにある。
【0014】型締め時にエジェクタピン14aを僅かに
可動にさせるため、本実施形態では、上型のエジャクタ
ピンプレート18aを型開閉方向に移動させるリターン
ピン30をプランジャ22を押動するトランスファ機構
に連繋して可動としている。前述したように、リターン
ピン30はスプリング19aの付勢力によって型開き時
には先端が上型のパーティング面から突出するようエジ
ャクタピンプレート18aに立設され、型締め時に下型
のパーティング面に端面が当接してエジャクタピンプレ
ート18aを引き込み位置に移動させるためのものであ
る。図1ではリターンピン30を1本例示するが、実際
には複数本のリターンピン30が均等に配置される。
【0015】リターンピン30をトランスファ機構に連
繋して移動させる機構として、下型内に突き上げピン3
2a、32b、32cを配置する。これらの突き上げピ
ン32a、32b、32cはリターンピン30と同一の
軸線上位置で端面を相互に突き合わせて直列に配置した
ものである。突き上げピン32aは下型12bのパーテ
ィング面からエジャクタピンプレート18cにかけて貫
通して設けた貫通穴に摺動自在に装着し、突き上げピン
32bはエジャクタピンプレート18cから下型のベー
スプレート33にかけて貫通して設けた貫通穴に摺動自
在に装着し、突き上げピン32cはベースプレート33
と支持プレート34にかけて装着している。本実施形態
では突き上げピンを3本装着しているが、突き上げピン
の本数や配置は金型の構造によって適宜選択して設定す
る。突き上げピンはトランスファ機構による押動力をリ
ターンピン30に伝達できるように配置するものだから
である。
【0016】スプリング36a、36bは突き上げピン
32a、32bを引き込み位置に戻すよう付勢するため
のものである。このスプリング36a、36bの付勢力
によって、突き上げピン32a、32b、32cは常時
は引き込み位置にある。突き上げピン32aとリターン
ピン30との間、突き上げピン32aと32bとの間は
当接していても良いが、下型12bをベースプレート3
3から取り外したりする際には、エジェクタピンプレー
ト18c、リテーナプレート18dとともに取り外すよ
うにするから、これらのピンが引き込み位置にある状態
では相互に当接しないようにするのが良い。
【0017】型締め時にリターンピン30を押動する作
用は、これらの突き上げピン32a、32b、32cを
介してトランスファ機構からの押動力をリターンピン3
0に伝達することによる。すなわち、突き上げピン32
aはトランスファ機構からの押動力によりリターンピン
30を突き上げるように作用する。実施形態で突き上げ
ピン32aをリターンピン30よりも小径に形成してい
るのは、リターンピン30の端面が下型12bのパーテ
ィング面にかならず当接するようにするためである。突
き上げピン32aをリターンピン30よりも大径とする
と、リターンピン30が下型12bのパーティング面に
当接せず、型締めした際にエジェクタピンプレート18
aを所定位置まで押し上げることができなくなる。
【0018】次に、トランスファ機構により突き上げピ
ン32a、32b、32cを突き上げる機構について説
明する。ポットから樹脂を圧送するトランスファ機構に
はモータ駆動によるものと油圧によるものとがある。以
下ではまず、モータ駆動によるトランスファ機構の場合
について説明する。突き上げピン32a、32b、32
cを介してリターンピン30を押動するには、突き上げ
ピン32a、32b、32cのうちで最も下に位置する
突き上げピン32cを押動すればよい。
【0019】図2、3はモータ駆動によるトランスファ
機構の構成を示す。図2は金型を支持する可動プラテン
40を正面方向から見た状態、図3は側面方向から可動
プラテン40の内部を見た状態である。可動プラテン4
0はトランスファモールド装置のプレス機構によって昇
降駆動され、トランスファ機構は可動プラテン40とと
もに昇降する。実施形態のトランスファ機構はボールね
じ42にナット44を螺合させ、ナット44をサーボモ
ータ45によりベルトドライブする構成としている。
【0020】ボールねじ42の上部には取付プレート4
6を介して等圧ユニット48が取り付けられ、等圧ユニ
ット48から延出するピストンロッド49に前記プラン
ジャ22がキー係合して支持される。ボールねじ42、
等圧ユニット48、プランジャ22はボールねじ42と
同一の軸線上で直線的に配置されており、サーボモータ
45によりナット44を回動駆動することによって軸線
方向に昇降する。この軸線方向の移動動作がポットから
樹脂をキャビティに圧送するトランスファ作用である。
【0021】トランスファ機構で突き上げピン32cを
突き上げるための構成は、等圧ユニット48を装着する
取付プレート46に突き上げロッド50を立設すること
による。突き上げロッド50はボールねじ42とともに
取付プレート46が上昇した際に、下型に配置した突き
上げピン32cの下端面に当接するように配置する。図
2、3では各々の取付プレート46に前後で4か所に突
き上げロッド50を配置した。図1に示すように、突き
上げロッド50は取付プレート46が上昇した際に突き
上げピン32cの下端面に当接する位置関係にある。す
なわち、突き上げロッド50は型開き状態では突き上げ
ピン32cの軸線の延長線上にあるといえる。
【0022】なお、図3で51は可動プラテン40を貫
通して設けたエジェクタロッドである。52は装置側の
所定高さ位置にあらかじめ固定して設けたエジェクタロ
ッド取付ブロックである。型開きにより可動プラテン4
0が降下し、エジェクタロッド51の下端面がエジェク
タロッド取付ブロック52に当接すると、図1に示すよ
うに、ベース側に設けたエジェクションプレート53に
エジェクタロッド51の上端面が当接し、可動プラテン
40が下降する反作用により、エジェクションプレート
53が押し上げられ、リテーナ突き上げロッド54を介
してリテーナプレート18dが押し上げられ、下型12
bから成形品が離型される。
【0023】図4は等圧ユニット48の内部構成を示
す。等圧ユニット48は油圧を利用してポットからキャ
ビティに充填される樹脂の樹脂圧を各ポットで均等化す
るものである。図のように、等圧ユニット48内ではピ
ストンロッド49を押動するシリンダが連通して設けら
れており、これによって樹脂圧が均等化される。等圧ユ
ニット48は油圧ジャケットにより油圧機構に連結し、
成形時には一定の油圧が加わるように設定されている。
【0024】取付プレート46はキー係合により等圧ユ
ニット48を長手方向にスライドさせて抜き差しして交
換等ができるように構成される。図2で47は固定プラ
テン40の正面から奥側に向けてあけたユニットホール
である。等圧ユニット48はこのユニットホール47内
に配置され、ユニットホール47内から等圧ユニット4
8を抜き差しすることによって交換操作することができ
るよう構成されている。
【0025】上記のトランスファ機構によって型締め時
にリターンピン30を操作する作用は以下のような方法
によってなされる。可動プラテン40による型締操作は
下型に被成形品をセットし、ポットに樹脂タブレット等
の樹脂材を供給した後、可動プラテン40を上昇させる
ことによってなされる。本実施形態のトランスファモー
ルド装置では上型は固定である。型締め状態でリターン
ピン30と突き上げピン32aは相互に端面が当接して
いるが、リターンピン30と突き上げピン32aの端面
位置はパーティング面位置に一致する。
【0026】型締終了後、トランスファ機構が作動さ
れ、プランジャ22を押し上げてキャビティにポットか
ら樹脂を充填する。図1はポット内でプランジャ22を
最上位置まで押し上げた状態、すなわち、キャビティに
樹脂が完全に充填された状態である。通常のトランスフ
ァモールド装置では、キャビティに樹脂を充填した状態
で樹脂圧を一定に保持した状態で樹脂を硬化させ、樹脂
が硬化した後、型開きし、成形品の離型操作に移る。
【0027】本実施形態のトランスファモールド装置
は、キャビティに樹脂を充填した後、リターンピン30
を上動させる操作を行う。このリターンピン30を移動
させる操作は等圧ユニット48に加える油圧をいったん
切ることによって可能となる。すなわち、等圧ユニット
48には一定の油圧が加えられているが、油圧を切ると
油圧によって押し上げられていたピストンロッド49が
僅かに下がるから、ピストンロッド49が下がった分だ
けサーボモータ45を駆動して取付プレート46を押し
上げることができる。取付プレート46の押し上げ量は
サーボモータ45の制御によって適宜設定可能である。
【0028】等圧ユニット48に加える油圧を切ること
によって、実際に取付プレート46が可動となる範囲は
5mm程度である。設計上は、取付プレート46に立設
する突き上げロッド50の上端面と突き上げピン32c
との離間距離を適当に設定して、エジェクタピン14a
が0.5mm程度突き上げられるようにすればよい。リ
ターンピン30の突き上げ操作は、型締めした状態でリ
ターンピン30を突き上げる操作であり、リターンピン
30を突き上げることで上型のエジャクタピンプレート
18aが若干押し上げられ、これによってエジェクタピ
ン14aが通常の引き込み位置よりもさらに中側に引き
込まれる。
【0029】このエジェクタピン14aの引き込み操作
によりエジェクタピン14ba端面が成形品の樹脂成形
部16に付着している状態を解消することができ、樹脂
成形部とエジェクタピン14aを成形品の離型前にあら
かじめ剥離しておくことができる。リターンピン30を
1回突き上げた後は、可動プラテン40を降下させ、型
開き操作に移ればよい。型開き時には、エジャクタピン
プレート18aが下がってエジェクタピン14aが金型
面から突き出され、成形品を上型から離型する。
【0030】エジェクタピン14aは成形品の樹脂成形
部と剥離する操作があらかじめなされているから、突き
出し操作の際にエジェクタピン14aの端面に樹脂成形
部が付着して上型から成形品が突き出されなくなるとい
ったことがなくなり、上型から確実に成形品が離型され
るようになる。上型から成形品を離型し、さらに下型が
所定位置まで下降することにより、下型からも成形品が
離型され、続いて成形品の搬出操作がなされる。
【0031】本実施形態のトランスファモールド装置で
等圧ユニット48に加える油圧は、キャビティに樹脂が
充填されて樹脂をキュアした後、リターンピン30を突
き上げ操作する際に切るようにし、突き上げ操作が終了
した後は、再度所定の油圧を付加するようにする。この
ように、本実施形態のトランスファモールド装置では等
圧ユニット48に付加する油圧を成形操作に合わせて制
御するようにされる。
【0032】図5はトランスファ機構として油圧を使用
する場合の構成例を示す。同図で60はトランスファ用
の油圧シリンダである。46は等圧ユニット48の取付
プレートであり、油圧シリンダ60は取付プレート46
を押動することによってプランジャ22を駆動する。取
付プレート46および等圧ユニット48の構成は上記実
施形態と同様で、取付プレート46に突き上げロッド5
0を立設する構成も上記実施形態と同様である。
【0033】油圧を用いるトランスファ機構の場合は、
ピストンロッドの押し上げ位置を規制する必要がある。
このため、取付プレート46の上面に突き当てブロック
62を固定し、可動プラテン40の上枠部で突き当てブ
ロック62が当接する部位にストッパ64を装着し、ス
トッパ64の厚さを調節することによって取付プレート
46が上昇する上死点位置を規定している。したがっ
て、トランスファ機構として油圧を用いる場合は、突き
当てブロック62をストッパ64に当接した状態、すな
わち、キャビティに完全に樹脂が充填された後、ストッ
パ64を差し替えることによってリターンピン30を移
動させる。
【0034】図6は、図5に示す例で、取付プレート4
6、突き当てブロック62、ストッパ64等の平面配置
を示す。突き当てブロック62と可動プラテン40の枠
部との間に挿入されるストッパ64を前後に可動にする
ことで、厚さの異なるストッパ64を入れ換え、樹脂充
填後に取付プレート46をさらに上動可能とする。この
ような構成により、油圧を用いたトランスファ機構の場
合にも、型締め状態でリターンピン30をわずかに移動
させ、エジェクタピン14aの端面と樹脂成形部とを剥
離させることができる。
【0035】なお、上述した各実施形態では取付プレー
ト46に突き上げロッド50を立設し、突き上げロッド
50を直接突き上げピン32cに当接させてリターンピ
ン30を押動したが、突き上げロッド50は必ずしも突
き上げピン32cに直接当接しなければならないもので
はない。突き上げピン32cはトランスファ機構の駆動
力を利用して突き上げるものであり、突き上げロッド5
0と突き上げピン32cの中間に移動プレートのような
中間体が介在してももちろんかまわない。
【0036】上述した各実施形態で説明したように、本
発明に係るトランスファモールド装置で特徴とする構成
は、トランスファ機構で使用している等圧ユニットの油
圧を開放することによりトランスファ機構の押動力を利
用してエジェクタピンプレート18aを型開き方向に移
動させる点にある。したがって、トランスファ機構の押
動力をエジェクタピンプレート18aの動作に作用させ
ることができる構成であればエジェクタピンプレート1
8aを移動させる構成は必ずしも上述した実施形態に限
定されるものではなく種々の押動手段を採用することが
できる。
【0037】たとえば、図1に示すようにエジェクタピ
ンプレート18aに連結するウイング70を金型の外部
に配置し、突き上げロッド50でウイング70を押し上
げる構成を採用してトランスファ機構の押動力をエジェ
クタピンプレート18aに作用させることもできる。こ
の場合は、突き上げピン32a、32b、32c等を使
わずにエジェクタピンプレート18aを押動することに
なる。
【0038】また、上記実施形態ではリターンピン30
を押し上げてエジェクタピンプレート18aを動かすよ
うにしたた、リターンピン30とは別にエジェクタピン
プレート18aを型開閉方向に移動させる押し上げピン
を設け、押し上げピンを突き上げピン32a、32b、
32cで押動することによりエジェクタピンプレート1
8aを動かすように構成することもできる。リターンピ
ン30は下型12bのパーティング面に当接してエジェ
クタピン14aの端面位置を規定するから、押し上げピ
ン72を設ける際には、押し上げピン72とは別にリタ
ーンピン30を設けておく。
【0039】リターンピン30とは別に押し上げピン7
2を設けてエジェクタピンプレート18aを押動する場
合は、図7に示すように、上型12aに突き上げピン3
2aの逃げを設けることで、押し上げピン72を突き上
げピン32aよりも小径に形成することが可能である。
押し上げピン72を突き上げピン32aよりも大径にす
る場合は、押し上げピン72の端面がパーティング面か
ら離間するようにすればよい。すなわち、押し上げピン
72の径寸法は突き上げピン32aの径寸法よりも大き
くても小さくてもよい。
【0040】なお、エジェクタピンプレート18aを押
し上げてエジェクタピン14aを動かす操作は、キャビ
ティに樹脂を充填して樹脂モールドした型締め状態で利
用する他、図8、9に示すようなフローティング形式の
金型を用いて樹脂モールドする装置の場合には型開き時
にエジェクタピン14aを上動させるようにして利用す
ることができる。樹脂基板を用いるBGAの樹脂モール
ドでは、基板の厚さにばらつきがあるため、図8に示す
ようにスプリング76でキャビティインサート74を型
締方向に付勢したフローティング形式の金型を用いるこ
とがある。
【0041】このようなフローティング形式の金型を用
いる場合は型締めしてキャビティに樹脂を充填した後、
型開きする際にスプリング76の付勢力によってキャビ
ティインサート74が上型12a方向にわずかながら突
き出される。型開き操作の際には、上型12aに設けら
れたエジェクタピン14aはキャビティ方向へ突き出さ
れて成形品を離型しようとするから、図9に示すよう
に、キャビティ内で硬化した樹脂78に対しては、キャ
ビティインサート74が押し上げられる力とエジェクタ
ピン14aが突き出される力によって樹脂78が挟圧さ
れるようになる。
【0042】上述したトランスファ機構の押動力によっ
てエジェクタピン14aを上動させる作用はこのような
フローティング形式の金型を使用する樹脂モールド装置
で、型開きする際にエジェクタピン14aを上動させる
ことにより、少なくともキャビティインサート74が基
板を上向きに押しつけている間は、エジェクタピン14
aがキャビティ内に突き出されることを防止し、エジェ
クタピン14aの突き出しによって樹脂78が破損した
りすることを防止することができる。エジェクタピン1
4aを上動させるタイミングは、等圧ユニット48とト
ランスファ機構による押動操作を制御することによって
適宜制御できるから、型開き時に作用させることでエジ
ェクタピン14aの突き出しを防止して、好適な樹脂モ
ールドを可能にすることができる。
【0043】上記実施形態で樹脂モールドの対象として
いる製品は片面樹脂モールドタイプの製品であるが、両
面樹脂モールドタイプの製品についても本発明に係るト
ランスファモールド装置によるモールド方法をまったく
同様に適用することができる。両面樹脂モールド製品の
場合も、まず上型から離型して下型に成形品を残すよう
にするから、上型から離型する際にエジェクタピンの端
面が樹脂成形部に付着しないようにすること、また、フ
ローティング金型を使用する場合にエジェクタピンがキ
ャビティ側に突き出ないようにすることは有効である。
【0044】
【発明の効果】本発明に係るトランスファモールド装置
によれば、上述したように、型締めしてキャビティに充
填した樹脂が硬化した状態で上型のエジェクタピンと樹
脂成形部とが剥離されるから、型開き時に上型のエジェ
クタピンが成形品の樹脂成形部に付着することがなくな
り、上型からの成形品の離型をきわめて確実に行うこと
が可能になる。これによって、とくに上型からの離型が
問題となる上型のキャビティを設けた片面樹脂モールド
製品の離型や、粘着度の高い樹脂を使用する樹脂モール
ドを容易にかつ確実にすることができる。また、エジェ
クタピンの突き出し操作を制御することでフローティン
グ金型を使用するトランスファモールド装置等で的確な
樹脂モールドができ、良品を製造することができる等の
著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスファモールド装置での金
型の構成を示す断面図である。
【図2】トランスファモールド装置のトランスファ機構
を正面方向から見た説明図である。
【図3】トランスファモールド装置のトランスファ機構
を側面方向から見た説明図である。
【図4】等圧ユニットの内部構成を一部破断して示す説
明図である。
【図5】トランスファ機構として油圧を用いた実施形態
の断面図である。
【図6】突き当てブロックおよびストッパの平面配置を
示す説明図である。
【図7】押し上げピンの配置例を示す説明図である。
【図8】フローティングタイプの金型を用いたトランス
ファモールド装置の構成例を示す断面図である。
【図9】フローティングタイプの金型を用いたトランス
ファモールド装置での樹脂モールドの様子を示す説明図
である。
【図10】トランスファモールド装置の従来例の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
10a 上型インサート 10b 下型インサート 12a 上型 12b 下型 14a、14b エジェクタピン 16 樹脂成形部 18a、18c エジェクタピンプレート 18b、18d リテーナプレート 19a、19b スプリング 20 ポット 22 プランジャ 32a、32b、32c 突き上げピン 36a、36b スプリング 40 可動プラテン 42 ボールねじ 46 取付プレート 48 等圧ユニット 50 突き上げロッド 60 油圧シリンダ 62 突き当てブロック 64 ストッパ 70 ウイング 72 押し上げピン 74 キャビティインサート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被成形品をクランプする型締機構と、型
    締め後ポットから溶融樹脂をキャビティに圧送するトラ
    ンスファ機構と、樹脂成形後に上型から成形品を離型す
    る離型機構とを有するトランスファモールド装置におい
    て、 前記離型機構として、型開閉方向に移動可能にかつ型開
    き方向に付勢して支持されたエジェクタピンプレートに
    成形品をキャビティから離型するエジェクタピンを設
    け、 前記トランスファ機構として、所定の油圧を印加して各
    プランジャを均等圧で押動可能とする等圧ユニットを設
    け、 前記キャビティに樹脂を圧送した後、前記等圧ユニット
    の油圧を開放して前記トランスファ機構の押し上げ力を
    前記エジェクタピンプレートを型開き方向に移動させる
    べく作用させる押動手段を設けたことを特徴とするトラ
    ンスファモールド装置。
  2. 【請求項2】 前記離型機構として、型締めした際に端
    面が下型のパーティング面に当接して前記エジェクタピ
    ンを引き込み位置に退避させるリターンピンを設け、 前記トランスファ機構の押し上げ力により前記リターン
    ピンを型開き方向に移動させることにより、前記上型の
    エジェクタピンの端面を前記キャビティの内底面から退
    避させる押動手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のトランスファモールド装置。
  3. 【請求項3】 前記押動手段として、前記トランスファ
    機構に、樹脂成形した状態でのトランスファ機構の押し
    上げ力により前記エジェクタピンプレートに直接的また
    は間接的に押し上げ力を作用させる突き上げロッドを設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載のトランス
    ファモールド装置。
  4. 【請求項4】 前記押動手段として、前記リターンピン
    の端面に当接可能に、前記リターンピンと同一軸線上の
    下型内に型開閉方向に移動自在に、前記リターンピンよ
    りも端面径を小径に形成した突き上げピンを装着し、 該突き上げピンを前記トランスファ機構により押し上げ
    可能に設けたことを特徴とする請求項2または3記載の
    トランスファモールド装置。
  5. 【請求項5】 前記突き上げピンが、型開き方向に付勢
    して直列に複数本装着されたことを特徴とする請求項4
    記載のトランスファモールド装置。
  6. 【請求項6】 前記トランスファ機構がモータ駆動によ
    るものであることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
    たは5記載のトランスファモールド装置。
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