JP2001030309A - 射出成形金型のガス抜き装置 - Google Patents

射出成形金型のガス抜き装置

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JP2001030309A
JP2001030309A JP11211292A JP21129299A JP2001030309A JP 2001030309 A JP2001030309 A JP 2001030309A JP 11211292 A JP11211292 A JP 11211292A JP 21129299 A JP21129299 A JP 21129299A JP 2001030309 A JP2001030309 A JP 2001030309A
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Kiyoharu Kumagai
清春 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉成形品を成形する射出成形金型に装着
し、キャビティ内の気体を効率よく排気し、ショートシ
ョット、やけなどの成形不良を軽減する。 【解決手段】 第1および第2のスライド部材40,5
0の反対方向への相対移動によって、ガス抜き用の開口
部の開閉動作を実行するよう構成して、開口部につづく
間隙の間隔を大きくとれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形金型のガ
ス抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形において、溶融成形材料が金型
に射出されキャビティを充填する際に、キャビティ内に
存在する空気と成形材料の先端から発生するガスなどの
気体は、圧入されてくる成形材料に押されてキャビティ
内で圧縮され、金型の構成部材の微小な空隙たとえばパ
ーティング面や入れ子のはめ合わせから金型の外部に排
出される。
【0003】しかし、そのような気体を排出しきれない
場合は、成形材料の流動が妨げられて、ショートショッ
トや焼けといった成形不良現象を引き起こすことが知ら
れている。
【0004】そこで、従来、キャビティ内の気体を排出
するために、 ・パーティング面にガスベント溝を設ける方法、 ・成形材料の流動終端部にガス抜きピンを設ける方法、 ・キャビティを多孔質などの通気性のよい金属で製作す
る方法 等の方法が一般に採用されている。
【0005】更に、他の従来技術として、特公平6−8
8292号公報に開示されたものがあり、その構成を図
3及び図4に示す。図3はガス抜きのための開口部14
が開口された状態を示し、図4は上記開口部14が閉塞
された状態を示している。
【0006】図3及び図4において、固定側金型1、可
動側金型2からなる射出成形用金型のキャビティ4に開
口するように穴3が形成されている。
【0007】穴3内には、ばね9によりキャビティ4の
方向に付勢されその先端に開口部14を有するスライド
部材7と、ばね9によりスライド部材7とは逆方向に付
勢された軸部材6とが挿入されている。スライド部材7
の内周シール面15と、軸部材6の先端シール面16と
の間に間隙20が形成され、またスライド部材7と軸部
材6との間には間隙20に連通するガス抜き通路17が
形成されている。すなわち、開口部14、間隙20、ガ
ス抜き通路17、さらには金型外部に連通する貫通孔1
0によって、キャビティ4内の気体を金型外部へ逃がす
ためのガス逃げ路が形成されている。
【0008】この従来技術によれば、成形材料Pがスラ
イド部材7の先端に到達するまでは、ばね9の付勢力に
よってスライド部材7は、図3に示すように、キャビテ
ィ4のほうに移動しており、したがってスライド部材7
と軸部材6との間に間隙20は存在している。よって、
この状態のときには、キャビティ4内の気体は、開口部
14、間隙20、ガス抜き通路17、貫通孔10を介し
て外部に排出される。しかし、成形材料Pがスライド部
材7の先端周縁部13に到達してから開口部14に達す
るまでの期間に、スライド部材7は成形材料Pによる押
圧力によって押し下げられ、この結果、スライド部材7
のシール面15と軸部材6のシール面16が当接し、前
記間隙20は閉鎖される。したがって、この状態のとき
には、開口部14に到達した成形材料Pが開口部14を
介して上記ガス逃げ路から流出されることはない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て、ガスの排気効率は、スライド部材7の内周シール面
15と軸部材6の先端シール面16とが形成する間隙2
0の体積、実質的には間隙20の軸方向の長さによって
大きく左右される。
【0010】しかし、従来技術においては、間隙20を
形成するための一方の部材、すなわち軸部材6を固定
し、他方の部材すなわちスライド部材7のみを、ばね9
の付勢力および溶融樹脂の押圧力を利用して、スライド
移動させることで、上記間隙20の開閉動作を行うよう
にしているので、上記間隙20の軸方向の長さを大きく
とれず、ガスの排気効率が悪く、ショートショットある
いはやけなどの成形不良が発生するという問題がある。
【0011】ところで、射出成形金型で成形されるプラ
スチック部品は、昨今、コンパクト化・軽量化のために
薄肉化する傾向にある。
【0012】図5は、このような薄肉成形用のキャビテ
ィ4を有する射出成形金型に、図3および図4に示した
従来技術を適用した構成を示すものである。
【0013】このような、薄肉成形用の金型において
は、図5に示すように、キャビティ4の間隔が狭くなる
ので、上記間隙20の軸方向間隔を大きくとると、成形
材料Pが流入するキャビティ4の隙間が極めて狭くな
り、この結果、成形材料Pがスライド部材7の位置まで
到達した際に、スライド部材7を押し下げるための十分
な押圧力が得られず、開口部14が完全に閉塞されない
ことがある。このような場合には、成形材料Pは開口部
14を介してガス逃げ路に流出してしまう。
【0014】なお、図3および図4に示したように、成
形品の内側面に凸形状の出っ張り21を故意に形成され
るように、スライド部材7および軸部材6の位置をキャ
ビティ4から離れるように設定すれば、上述した問題は
解決することが可能であるが、このような手法では、最
終的に上記した出っ張り21が成形品の内側面に形成さ
れてしまうので、プラスチック部品を組み立てた際にこ
の出っ張り21が他部品と干渉して問題となる場合に
は、この手法を用いることはできない。また、この手法
では、上記干渉が問題とならない場合でも、成形材料の
無駄になる。この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、キャビティ内のガスを効率よく排気できる
ようにして、ショートショット、やけなどの成形不良を
軽減する射出成形金型のガス抜き装置を提供することを
解決課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解消するた
めに請求項1の発明では、射出成形金型のキャビティに
対して開口された穴に摺動可能なように配設され、先端
面にキャビティに開口するガス抜き用の開口部と、この
開口部につながる中空部とを有する第1のスライド部材
と、この第1のスライド部材の中空部を摺動可能なよう
に配設され、前記中空部に嵌合する外形状を有する第2
のスライド部材とを備え、前記キャビティに成形材料が
未充填のときは前記第1のスライド部材の先端面と第2
のスライド部材の先端面との間に前記ガス抜き用の開口
部につながる所定の間隔の間隙が形成され、前記金型キ
ャビティ内に充填される成形材料の圧力により前記開口
部の間隙が閉塞されるように前記第1および第2のスラ
イド部材を移動するようにした射出成形金型のガス抜き
装置であって、前記第1および第2のスライド部材の反
対方向への相対移動によって、前記ガス抜き用の開口部
の開閉動作を実行するようにしたことを特徴としてい
る。
【0016】この発明では、第1のスライド部材と第2
のスライド部材が反対方向に相対的に移動することによ
り、ガス抜き用の開口部の開閉動作を実行するようにし
ており、このため第1のスライド部材の先端面と第2の
スライド部材の先端面との間に形成される間隙の間隔を
大きくとれるとともに、上記開閉動作を従来に比べ高速
に行うことができ、ガス排気効率を向上させることがで
きる。
【0017】請求項2の発明では、射出成形金型のキャ
ビティに進入する成形材料の圧力を用いてガス抜き用の
開口部の開閉動作を実行する射出成形金型のガス抜き装
置において、前記キャビティに対して開口された穴に摺
動可能なように配設され、先端面にキャビティに開口す
るガス抜き用の開口部と、この開口部につながる中空部
とを有する第1のスライド部材と、この第1のスライド
部材の中空部を摺動可能なように配設され、前記中空部
に嵌合する外形状を有する第2のスライド部材と、前記
第1および第2のスライド部材間に介在され、両スライ
ド部材を離れる方向に付勢する弾性付勢部材と、前記第
1のスライド部材および第2のスライド部材間に介在さ
れ、一方のスライド部材の移動によって他方のスライド
部材を前記移動方向と逆方向に移動させる移動伝達手段
と、前記第1のスライド部材の先端面と第2のスライド
部材の先端面との間に所定間隔の間隙が形成される第1
の相対位置と、前記第1のスライド部材の中空部を前記
第2のスライド部材が閉塞して前記間隙が無くなる第2
の相対位置との間で前記第1および第2のスライド部材
が少なくとも移動するよう前記第1および第2のスライ
ド部材を位置規制する位置規制手段とを備えることを特
徴としている。
【0018】この発明においては、第1のスライド部材
と第2のスライド部材が反対方向に相対的に移動するこ
とにより、ガス抜き用の開口部の開閉動作を実行するよ
うにしており、このため第1のスライド部材の先端面と
第2のスライド部材の先端面との間に形成される間隙の
間隔を大きくとれるとともに、上記開閉動作を従来に比
べ高速に行うことができ、ガス排気効率を向上させるこ
とができる。
【0019】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、前記移動伝達手段は、一端部が第1のスライド部
材に当接し、他端部が第2のスライド部材に当接し、か
つ所定の回動支点を中心にして揺動するレバー部材であ
ることを特徴としており、簡単な構成によって、第1お
よび第2のスライド部材の逆方向への相対移動を実現す
ることができる。
【0020】請求項4の発明では、請求項2または3の
発明において、前記位置規制手段は、前記第1および第
2のスライド部材に形成されかつ前記移動範囲に対応す
る径を有する孔と、これらの孔に挿入される固定ピンと
を備えることを特徴としており、簡単な構成によって第
1および第2のスライド部材の移動範囲を規定すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施形態を説明する。
【0022】図1および図2は本発明の実施形態を示す
ものである。図1はガス抜きのための開口が開の状態
を、図2は閉の状態を示している。
【0023】図1および図2において、射出成形用金型
は、固定側金型1および可動側金型2からなり、これら
金型1,2間にキャビティ4が形成されている。
【0024】可動側金型2には、キャビティ4に対して
開口する穴3が可動側金型2に形成され、この穴3に本
発明に係るガス抜き装置が装填される。
【0025】穴3には、ベース体30がねじ31によっ
て可動側金型2に固定されている。ベース体30は先端
側に細径部32を有し、この細径部32に規制ピン33
が固定されている。
【0026】このベース体30の細径部32を囲繞する
ように内側スライド部材40(第2のスライド部材)
が、ベース体30と同軸状に配されている。内側スライ
ド部材40は、ベース体30の細径部32に嵌合する中
空部を有し、細径部32に対し軸方向に摺動することが
できる。内側スライド部材40の先端は円錐台形状を呈
している。内側スライド部材40の基端部にはフランジ
部41が形成され、このフランジ部41に弾性付勢部材
としてのコイルバネ42の下端が当接されている。内側
スライド部材40には、規制ピン33が介挿される孔4
3が形成されている。この孔43の径は、規制ピン33
の径よりも大きく設定されており、この孔43の径によ
って内側スライド部材40の軸方向への移動可能範囲を
規定している。
【0027】内側スライド部材40を囲繞するように、
外側スライド部材50(第1のスライド部材)が、内側
スライド部材40と同軸状に設けられている。外側スラ
イド部材50は、その先端に開口部56を有し、この開
口部56に続いて中空部51が形成されている。この中
空部51を形成する外側スライド部材50の内周面は、
円錐台形状の内側スライド部材40の先端が完全に嵌合
される円錐台形状を有している。また、外側スライド部
材50は、可動側金型2に形成された穴3に対しても摺
動可能な外径を有している。中空部51の基端側には、
中空部51よりも径の大きな内径を有しており、この部
分の空間52にコイルバネ42が配設されている。コイ
ルバネ42の上端側は、外側スライド部材50に当接し
ている。外側スライド部材50にも、規制ピン33が介
挿される孔53が形成されている。この孔53の径も、
規制ピン33の径よりも大きく設定され、該孔53の径
によって外側スライド部材40の軸方向への移動可能範
囲を規定している。
【0028】内側および外側スライド部材40,50の
基端と、ベース体30との間の空間55に、移動伝達手
段としてのレバー部材60が配置されている。レバー部
材60は、ベース体30上に支持されたピボットピン6
1を中心にして揺動する。レバー部材60の両端には、
外側スライド部材50および内側スライド部材40に当
接してこれらに効率よく力を作用させるように突起部が
夫々形成されている。このようなレバー部材60は、ピ
ボットピン61と共に、上記空間55に円周状に間欠的
に複数個設けられている。これらレバー部材60によっ
て、内側および外側スライド部材40,50を相対的に
逆方向に移動させることができる。
【0029】かかる構成によれば、内側および外側スラ
イド部材40,50は、コイルバネ42によって互いに
離間される方向に付勢されている。すなわち、外側スラ
イド部材50は、キャビティ4側に付勢されている。こ
のコイルバネ42の付勢圧は、溶融成形材料Pの押圧
力、すなわち樹脂圧より小さく設定している。
【0030】また、キャビティ4内のガスは、外側スラ
イド部材50の先端に形成された開口部56、外側スラ
イド部材50の先端面および内側スライド部材40の先
端面の間に形成された(換言すれば、外側スライド部材
50の先端内周面および内側スライド部材40の先端外
周面の間に形成された)間隙70、これに続く図示しな
いガス逃げ路を経由して装置外部に排出される。
【0031】このような構成において、図1に示すよう
に、成形樹脂Pが本ガス抜き装置に未到達のときには、
コイルバネ42によって、内側スライド部材40は下方
に押し下げられ、外側スライド部材50は上方に押し上
げられており、開口部56は開の状態にある。よって、
キャビティ4内の気体は、開口部14、間隙70、図示
しないガス逃げ路を経由して装置外部に円滑に排出され
る。
【0032】この後、図2に示すように、キャビティ内
の成形材料Pが本ガス抜き装置に到達すると、成形材料
Pの押圧力すなわち樹脂圧によって、外側スライド部材
50は下方に移動される。この結果、レバー部材60の
図面上左側部分がピン61を支点に下方に揺動し、これ
に伴ないレバー部材60の図面上右側部分がピン61を
支点に上方に揺動する。これにより、内側スライド部材
40が上方に移動し、この結果内側スライド部材40の
先端面と外側スライド部材50の先端面が当接し、上記
開口部56は閉鎖され、また上記間隙70も閉塞され
る。したがって、この状態のときには、開口部70に到
達した成形材料Pが開口部70を介して上記ガス逃げ路
から流出されることはない。
【0033】かかる実施形態のガス抜き装置によれば、
内側スライド部材40と外側スライド部材50が反対方
向に相対的に移動することにより、ガス抜き用の開口部
56の開閉動作を実行するようにしており、このため内
側スライド部材40の先端面と外側スライド部材の先端
面との間に形成される間隙70の軸方向の間隔を大きく
とれるとともに、上記開閉動作を従来に比べ高速に行う
ことができ、ガス排気効率を向上させることができる。
すなわち、上記実施形態によれば、キャビティ4への外
側スライド部材50の出っ張り量t1が従来と同じとし
ても、間隙70の軸方向の間隔、ひいてはその体積を従
来の2倍にすることが可能になる。
【0034】したがって、薄肉の射出成形品に対して
も、成形樹脂が開口部に流入することもなく、また成形
品の内側に凸形状の出っ張りを残すこともなく、キャビ
ティ内の気体をその開口部とそれにつながるガス逃げ路
から円滑に外部に排出することができる。
【0035】なお、上記実施形態で採用した移動伝達手
段としてのレバー60およびピン61から成る構成、弾
性付勢部材としてのコイルバネ42、位置規制手段とし
ての規制ピン33による構成などは同等の機能を達成す
ることができるものであれば、他の任意の周知の構成を
採用するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、第1のスライド部材と
第2のスライド部材が反対方向に相対的に移動すること
により、ガス抜き用の開口部の開閉動作を実行するよう
にしており、このため第1のスライド部材の先端面と第
2のスライド部材の先端面との間に形成される間隙の間
隔を大きくとれるとともに、上記開閉動作を従来に比べ
高速に行うことができ、ガス排気効率を向上させること
ができる。したがって、薄肉の射出成形品に対しても、
成形樹脂が開口部に流入することもなく、また成形品の
内側に凸形状の出っ張りを残すこともなく、キャビティ
内の気体をその開口部とそれにつながるガス逃げ路から
円滑に外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形金型の一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1の実施形態においてシール面が密接した状
態を示す断面図である。
【図3】従来の技術を示す断面図である。
【図4】従来技術において、シール面が密接した状態を
示す断面図である。
【図5】従来技術を薄肉成形品用の金型に適用した状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 固定側金型 2 可動側金型 3 穴 4 キャビティ 6 軸部材 7 スライド部材 9 ばね 10 貫通孔 13 先端周縁部 14 開口部 15 内周シール面 16 先端シール面 17 ガス抜き通路 20 間隙 30 ベース体 33 規制ピン 40 内側スライド部材(第2のスライド部材) 42 コイルバネ 50 外側スライド部材(第1のスライド部材) 56 開口部 60 レバー部材 61 ピボットピン 70 間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形金型のキャビティに対して開口
    された穴に摺動可能に配設され、先端面にキャビティに
    開口するガス抜き用の開口部と、この開口部につながる
    中空部とを有する第1のスライド部材と、 この第1のスライド部材の中空部を摺動可能に配設さ
    れ、前記中空部に嵌合する外形状を有する第2のスライ
    ド部材と、 を備え、前記キャビティに成形材料が未充填のときは前
    記第1のスライド部材の先端面と第2のスライド部材の
    先端面との間に前記ガス抜き用の開口部につながる所定
    の間隔の間隙が形成され、前記金型キャビティ内に充填
    される成形材料の圧力により前記開口部の間隙が閉塞さ
    れるように前記第1および第2のスライド部材を移動す
    るようにした射出成形金型のガス抜き装置であって、 前記第1および第2のスライド部材の反対方向への相対
    移動によって、前記ガス抜き用の開口部の開閉動作を実
    行するようにしたことを特徴とする射出成形金型のガス
    抜き装置。
  2. 【請求項2】 射出成形金型のキャビティに進入する成
    形材料の圧力を用いてガス抜き用の開口部の開閉動作を
    実行する射出成形金型のガス抜き装置において、 前記キャビティに対して開口された穴に摺動可能なよう
    に配設され、先端面にキャビティに開口するガス抜き用
    の開口部と、この開口部につながる中空部とを有する第
    1のスライド部材と、 この第1のスライド部材の中空部を摺動可能なように配
    設され、前記中空部に嵌合する外形状を有する第2のス
    ライド部材と、 前記第1および第2のスライド部材間に介在され、両ス
    ライド部材を離れる方向に付勢する弾性付勢部材と、 前記第1のスライド部材および第2のスライド部材間に
    介在され、一方のスライド部材の移動によって他方のス
    ライド部材を前記移動方向と逆方向に移動させる移動伝
    達手段と、 前記第1のスライド部材の先端面と第2のスライド部材
    の先端面との間に所定間隔の間隙が形成される第1の相
    対位置と、前記第1のスライド部材の中空部を前記第2
    のスライド部材が閉塞して前記間隙が無くなる第2の相
    対位置との間で前記第1および第2のスライド部材が少
    なくとも移動するよう前記第1および第2のスライド部
    材を位置規制する位置規制手段と、 を備えることを特徴とする射出成形金型のガス抜き装
    置。
  3. 【請求項3】 前記移動伝達手段は、一端部が第1のス
    ライド部材に当接し、他端部が第2のスライド部材に当
    接し、かつ所定の回動支点を中心にして揺動するレバー
    部材であることを特徴とする請求項2記載の射出成形金
    型のガス抜き装置。
  4. 【請求項4】 前記位置規制手段は、前記第1および第
    2のスライド部材に形成されかつ前記移動範囲に対応す
    る径を有する孔と、 これらの孔に挿入される固定ピンと、 を備えることを特徴とする請求項2または3記載の射出
    成形金型のガス抜き装置。
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