JP4268897B2 - 型内塗装成形方法及び型内塗装成形用金型 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車部品等、基材の表面に塗膜を有する樹脂成形品を製造するための型内塗装成形方法及び型内塗装成形用金型に関するものである。
従来より、基材の表面に塗膜を有する樹脂成形品を金型のキャビティ内で成形する型内塗装成形方法が検討されている。この型内塗装成形方法では、キャビティ内に塗料が充填されることにより、基材の表面に塗膜が成形される。当該塗料には、熱硬化性樹脂からなる嫌気性のものが主に使用されており、空気の存在下では未硬化となりやすい。そこで、キャビティ内の空気を窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等の不活性ガスで置換したり、キャビティ内を真空としたりすることにより、塗料の硬化を促進する方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。この型内塗装成形方法において不活性ガスの注入は、型内塗装成形用金型を僅かに型開き(寸開き)した状態で型内に塗料を充填した後に行われる。また、型内塗装成形用金型にエアコンプレッサ等を接続し、型締めした後に型内を真空にする方法も示されている。
特開昭63−128918号公報 特開昭63−178018号公報 特開平1−215519号公報
ところが、上記従来の不活性ガスの注入においては、型内塗装成形用金型を寸開きして塗料を充填する際に、塗料中に空気が混じり込んで残存しやすい。一方、型内を真空にする方法においては、エアコンプレッサ等を設けることで型内塗装成形用金型が大掛かりなものとなりやすいことに加え、確実に真空にできるとは限らず型内に空気が残存しやすい。さらに、型内を真空とした状態で不活性ガスを注入する方法も考えられるが、この場合、残存した空気を不活性ガスで型内に閉じ込めてしまう可能性が高い。従って、これら従来の型内塗装成形方法及び型内塗装成形用金型においては、型内に残存した空気により塗料が硬化しにくくなり、塗膜の成形不良が起こりやすかった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、キャビティ内における空気の残存による塗膜の成形不良を抑制することが可能な型内塗装成形方法及び型内塗装成形用金型を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の型内塗装成形方法の発明は、前記第1型及び前記第2型により形成される第1キャビティ内で前記基材を成形する基材成形工程と、前記基材、前記第1型及び前記第2型により形成される第2キャビティ内で嫌気性の塗料から前記塗膜を成形する塗膜成形工程とを備え、前記塗膜成形工程は、前記第2型に設けられたガス注入孔から前記第2キャビティ内へ不活性ガスを圧入する圧入段階と、前記第2型に設けられた空気排出孔から前記第2キャビティ内の空気を前記不活性ガスの圧入により排出する排気段階と、前記ガス注入孔と前記空気排出孔との間に位置するように前記第2型又は前記第1型に設けられた塗料注入孔から前記不活性ガスの存在下で前記第2キャビティ内へ前記塗料を充填する充填段階とを含むことを要旨とする。
上記構成の発明においては、第2キャビティ内の空気は、圧入段階で第2キャビティ内に圧入された不活性ガスにより空気排出孔へ向かって押し込まれ、排気段階で空気排出孔から外部へと押し出される。また、ガス注入孔と空気排出孔との間に塗料注入孔が設けられていることから、充填段階の第2キャビティ内において、塗料注入孔から空気排出孔までの空間、すなわち塗料が充填される空間は、空気が不活性ガスへと好適に置換される。その結果、充填段階の第2キャビティ内で、塗料が充填される空間における空気の残存を抑制することが可能であり、空気の残存による塗膜の成形不良を抑制することができる。
請求項2に記載の型内塗装成形方法の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2型は、前記第1型とともに前記第1キャビティを形成する基材成形型と、前記第1型とともに前記第2キャビティを形成する塗膜成形型とからなり、前記基材成形工程と前記塗膜成形工程との間に、前記第1型に対し前記基材成形型から塗膜成形型へと交換する型交換工程を備えることを要旨とする。
従来の型内塗装成形方法においては、第1型に対して第2型を型開き又は型締め方向(型開閉方向)にスライド移動させることにより第2キャビティを形成している。このため従来の型内塗装成形方法では、第2型を型開閉方向にスライド移動させる際に金型に隙間ができやすく、空気が入り込みやすい。これに対し、上記構成の発明においては、第1型に対して基材成形型から塗膜成形型へと交換されることから、金型における隙間の形成を抑制することができる。その結果、不活性ガスの圧入により第2キャビティ内の空気を好適に押し出すことが可能であるとともに、該隙間から空気が第2キャビティ内へ再び入り込むことを抑制することができる。
請求項3に記載の型内塗装成形方法の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記塗膜成形工程は、前記排気段階の後で、前記充填段階よりも前又は前記充填段階の際に、前記基材により前記空気排出孔を閉塞する閉塞段階を含むことを要旨とする。
上記構成の発明においては、閉塞段階で空気排出孔が閉塞されることにより、塗料が空気排出孔へ入り込むことを抑制することが可能であり、硬化した塗料による空気排出孔の詰まりを低減することができる。
請求項4に記載の型内塗装成形用金型の発明は、基材の表面に塗膜を有する樹脂成形品を成形する型内塗装成形用金型であって、第1型と第2型とを備え、前記第1型及び前記第2型により形成される第1キャビティで前記基材が成形され、前記第1型、前記第2型及び前記基材により形成される第2キャビティ内に前記第2型又は前記第1型に設けられた塗料注入孔から嫌気性の塗料を充填して硬化させることによって前記塗膜が成形されるように構成されるとともに、前記第2型には、前記第2キャビティ内に不活性ガスを注入するガス注入孔と、前記第2キャビティ内の空気を排出する空気排出孔とが前記第2型のキャビティ面で開口するようにそれぞれ設けられるとともに、前記ガス注入孔及び前記空気排出孔の間に前記塗料注入孔が配置されていることを要旨とする。
上記構成の発明において、第2キャビティ内の空気は、ガス注入孔から圧入された不活性ガスにより空気排出孔へ向かって押し込まれ、排気段階で空気排出孔から外部へと押し出される。そして、塗料注入孔はガス注入孔と空気排出孔との間に設けられていることから、塗料注入孔から空気排出孔までの塗料が充填される空間は、空気から不活性ガスへと好適に置換されることとなる。その結果、第2キャビティ内で塗料が充填される空間における空気の残存を抑制することが可能であり、空気の残存による塗膜の成形不良を抑制することができる。
請求項5に記載の型内塗装成形用金型の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第2型は、基材成形型と塗膜成形型とを備え、前記第1型及び前記基材成形型により第1キャビティが形成され、前記第1型及び前記塗膜成形型により第2キャビティが形成されることを要旨とする。
従来の型内塗装成形用金型においては、第1型に対して第2型を型開閉方向にスライド移動させることにより第2キャビティを形成している。このため従来の型内塗装成形用金型は、第2型を型開閉方向にスライド移動可能とした構造上、金型に隙間ができやすく、空気が入り込みやすい。これに対し、上記構成の発明においては、基材成形型と塗膜成形型とを用い、第1型に対してこれらを交換することで、第1キャビティ及び第2キャビティを形成するよう構成している。その結果、金型における隙間の形成を抑制することができ、不活性ガスの圧入により第2キャビティ内の空気を好適に押し出すことが可能であるとともに、該隙間から空気が第2キャビティ内へ再び入り込むことを抑制することができる。
請求項6に記載の型内塗装成形用金型の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記第1型には、前記空気排出孔の対向位置となるように、前記基材を前記空気排出孔へ向かって押圧する押圧部材が前記第1型のキャビティ面から突出自在に設けられていることを要旨とする。
上記構成の発明においては、空気排出孔へ向かって押圧された基材により空気排出孔を閉塞することが可能であり、塗料が空気排出孔へ入り込むことを抑制し、硬化した塗料による空気排出孔の詰まりを低減することができる。
請求項7に記載の型内塗装成形用金型の発明は、請求項4から請求項6の何れか一項に記載の発明において、前記ガス注入孔は、その内側面が開口側へ向かうにつれて拡がるテーパ形状に形成されていることを要旨とする。
上記構成の発明においては、ガス注入孔に塗料が入り込もうとする圧力よりも、塗料によりガス注入孔へ押し戻された不活性ガスがガス注入孔の内側面へ加える圧力を高めることができる。その結果、塗料がガス注入孔へ入り込むことを抑制し、硬化した塗料によるガス注入孔の詰まりを低減することができる。
本発明によれば、キャビティ内における空気の残存による塗膜の成形不良を抑制することが可能な型内塗装成形方法及び型内塗装成形用金型を提供することができる。
以下、本発明を、自動車のドアピラー用のガーニッシュを成形する型内塗装成形用金型及び型内塗装成形方法に具体化した一実施形態について、図面に基づき説明する。
まず、樹脂成形品としてのガーニッシュについて説明する。
図1(a),(b)に示すように、ガーニッシュ11は、基材本体12と、同基材本体12の表面に成形された塗膜13とから薄板状に形成されている。該基材本体12は、熱可塑性樹脂から形成されている。該塗膜13は、熱硬化性樹脂からなる嫌気性の塗料から形成されている。なお、ガーニッシュ11は、自動車のドアのドアピラー部に対して塗膜13が設けられた面を意匠面として、同意匠面を車両外側に向けて取着されるものである。また、図面中における塗膜13は、その厚さを誇張して描かれている。
当該ガーニッシュ11は、型内塗装成形用金型から脱型した後の状態で、基端(図1(a)中で下端)に第1タブ14を有しており、先端(図1(b)中で上端)に第2タブ16を有している。これら第1タブ14及び第2タブ16は、出荷時、使用時等の際にガーニッシュ11から切り離される余剰部であり、前記基材本体12とともに基材12aを構成している。なお、余剰部の形態は樹脂成形品毎にそれぞれ異なり、当該ガーニッシュ11のように余剰部がタブのみからなるもの以外にも、一般に「ランナー」と呼称される余剰部を有する樹脂成形品、ランナー及びタブの双方を有する樹脂成形品がある。
ここで、前記塗料について説明する。この実施形態では、アクリル系の熱促進ラジカル反応タイプの塗料を使用している。この塗料は、開始剤と呼称される添加物質(ここではパーオキサイド)が加熱によりラジカル的に開裂し、その際発生したラジカル分子が塗料中に含まれるアクリルモノマーと反応してアクリルラジカルを発生させる付加重合反応を連鎖的に起こすことにより、硬化して塗膜を成形するものである。この塗料の硬化時において、空気中に三重項状態の酸素が存在する場合、該酸素もラジカル分子となっており、前記アクリルラジカルと反応しやすく、構造式でROO・と表現される状態を形成してしまう。このROO・は、前記アクリルラジカルに比べ反応性が非常に低いことから、前記付加重合反応を連鎖的に起こしにくく、比較的安定な過酸化物となって付加重合反応を停止してしまう。従って、空気、特に酸素の存在下においては、塗料中における付加重合反応の反応速度が低下してしまい、塗膜が未硬化となりやすく、成形不良を生じてしまう。そこで、型内塗装成形用金型を用いた前記塗膜13の成形は、窒素ガス、ヘリウムガス、ネオンガス、アルゴンガス、クリプトンガス、キセノンガス等の不活性ガスで空気を置換し、該不活性ガスの存在下で行われる。
脱型した後の状態で当該ガーニッシュ11は、前記基材12aを形成する熱可塑性樹脂の注入孔、前記塗料の注入孔、前記不活性ガスの注入孔及び前記空気の排出孔の痕跡をそれぞれ有している。なお、これら痕跡は、ガーニッシュ11の意匠性を確保するため、余剰部に残されている。すなわち、前記第1タブ14は、その表面に前記不活性ガスの注入孔の痕跡であるガス注入跡17、前記塗料の注入孔の痕跡である塗料注入跡18及び熱可塑性樹脂の注入孔の痕跡である樹脂注入跡19を有している。また、前記第2タブ16は、その表面に前記空気の排出孔の痕跡である空気排出跡20を有している。
次に、型内塗装成形用金型について説明する。
図2及び図3に示すように、型内塗装成形用金型30は、第1型31と、第2型である基材成形型32及び塗膜成形型33とを備えている。これらのうち、第1型31と基材成形型32とを組み合わせ、型締めすることにより、型内塗装成形用金型30の内部には前記基材12aを成形する第1キャビティ34が形成されている。また、第1型31のキャビティ面31a上に前記基材12aが保持された状態で、当該第1型31と塗膜成形型33とを組み合わせ、型締めすることにより、型内塗装成形用金型30の内部には前記塗膜13を成形する第2キャビティ35が形成されている。
前記基材成形型32は、前記第1キャビティ34に連通するスプル36を有している。このスプル36は、その端部が基材成形型32の基材用キャビティ面32aで開口されており、当該端部が樹脂注入孔37となる。そして、当該スプル36から樹脂注入孔37を介して、前記第1キャビティ34の内部には前記基材12aを形成する熱可塑性樹脂が充填される。また、前記第1タブ14の前記樹脂注入跡19は、当該樹脂注入孔37と対応する位置に形成される。
前記塗膜成形型33は、第2キャビティ35に連通するガス注入路38、空気排出路39及び塗料注入路40を有している。ガス注入路38、空気排出路39及び塗料注入路40は、それぞれの端部が塗膜成形型33の塗膜用キャビティ面33aで開口されており、ガス注入孔41、空気排出孔42及び塗料注入孔43を形成している。そして、塗料注入孔43は、ガス注入孔41と空気排出孔42との間に位置するように配置されている。なお、塗料注入路40の周囲には断熱材40aが設けられており、塗料注入路40中の塗料の硬化を抑制している。
図3及び図4に示すように、前記ガス注入孔41及び前記塗料注入孔43は、前記基材12aの前記第1タブ14と対応する位置に配設されるとともに、前記塗料注入孔43がガス注入孔41よりも空気排出孔42寄りに配置されている。前記ガス注入孔41の内側面41aは、ガス注入孔41の開口側(第2キャビティ35側)へ向かうにつれて拡がるテーパ形状に形成されている。そして、前記第2キャビティ35の内部には、前記ガス注入路38から当該ガス注入孔41を介して前記不活性ガスが圧入され、該不活性ガスの存在下で前記塗料注入路40から塗料注入孔43を介して前記塗料が充填される。
前記ガス注入孔41は、バルブ44によって開閉自在に構成されている。このバルブ44は、ガス注入孔41と対応する形状をなす円錐台状の傘部44aと、弁軸44bとを備えている。この弁軸44bは、ガス注入路38に設けられたバルブガイド38aにおいて、軸方向に往復動可能に支持されている。また、バルブガイド38a内で弁軸44bの周面上には、圧縮バネ、コイルスプリング等の付勢部材44cが設けられている。この付勢部材44cは、前記傘部44aがガス注入孔41の内部へ引き込まれる方向へ同バルブ44を付勢している。
前記第2キャビティ35への不活性ガスの注入時において、バルブ44は、不活性ガスからの圧力により付勢部材44cによる付勢力に抗して第2キャビティ35方向へ移動し、傘部44aを第2キャビティ35へ突出させ、ガス注入孔41を開放する。一方、前記第2キャビティ35への塗料の充填時において、バルブ44は、付勢部材44cによる付勢力によってガス注入孔41を閉塞する。またこのときバルブ44は、傘部44aの底面に加わる塗料からの圧力により、傘部44aの周面がガス注入孔41の内側面41aに圧接されることにより、ガス注入孔41をシールする。
図5に示すように、前記空気排出孔42は、前記基材12aの前記第2タブ16と対応する位置に配設されている。そして、前記第2キャビティ35の内部の空気は、当該空気排出孔42を介して前記空気排出路39から外部へと排気される。前記第1型31には、前記空気排出孔42の対向位置となるように、押圧部材45が設けられている。この押圧部材45は、シリンダ部46aと、同シリンダ部46aの先端に取着された押圧ピン46bとから構成されている。該押圧ピン46bは、前記シリンダ部46aの作動により、前記第1型31のキャビティ面31aから突出自在に構成されている。そして、該押圧ピン46bをキャビティ面31aから突出させ、前記第2タブ16を塗膜成形型33へ向かって押し上げ、押圧することにより、当該第2タブ16で前記空気排出孔42を閉塞するよう構成されている。また、当該空気排出孔42よりも塗料注入孔43寄りにおいて、塗膜用キャビティ面33aには、空気排出孔42を閉塞した状態で塗料を充填した際、圧縮された状態となった不活性ガスの圧力を逃がす逃がし部47が凹設されている。
次いで、型内塗装成形用金型30を使用したガーニッシュ11の型内塗装成形方法について説明する。
本実施形態における型内塗装成形方法は、基材成形工程と、型交換工程と、塗膜成形工程とを備えている。基材成形工程は、第1型31及び基材成形型32から形成される第1キャビティ34によって基材12aを成形する工程である。型交換工程は、第1型31に対し、第2型を基材成形型32から塗膜成形型33へ交換する工程である。塗膜成形工程は、第1型31及び塗膜成形型33から形成される第2キャビティ35によって基材12aの表面に塗膜13を成形する工程である。
図2及び図6に示すように、基材成形工程では、まず第1型31及び基材成形型32の型締めを行うことにより第1キャビティ34を形成する(ステップS100)。次に、図示しない射出ゲートからスプル36を介して加熱溶融された樹脂を第1キャビティ34に充填した後、該樹脂を固化させ、基材12aを成形する(S101)。次いで、第1型31及び基材成形型32の型開きを行う(S102)。そして、型交換工程では、第1型31に基材12aを保持させたままの状態で、基材成形型32から塗膜成形型33へ型交換を行う(S103)。
図3及び図6に示すように、塗膜成形工程では、まず第1型31及び塗膜成形型33の型締めを行うことにより第2キャビティ35を形成する(S104)。なお、このS104においては、基材12aの側縁を第1型31と塗膜成形型33との間で挟着するようにして型締めが行われている。このため、第2キャビティ35内から、例えば第1型31と塗膜成形型33との分割箇所(パーティングライン)等への塗料の漏出が抑制される。
次に、空気排出孔42を開放したままの状態で、ガス注入孔41から第2キャビティ35内に不活性ガスを圧入する圧入段階を行う(S105)。この圧入段階での不活性ガスの圧入に伴い、第2キャビティ35内の空気は空気排出孔42へと押し込まれ、空気が空気排出孔42から押し出される排気段階が行われる(S106)。この排気段階に続いて、図5及び図6に示すように、押圧ピン46bを突出させて第2タブ16を押圧し、該第2タブ16によって空気排出孔42を閉塞させる閉塞段階を行う(S107)。このとき、押圧ピン46bを突出させるタイミングは、空気排出路39から空気に替わり、不活性ガスが排出されたときである。
S107の閉塞段階後、図4及び図6に示すように、第2キャビティ35内に塗料を充填する充填段階を行う(S108)。この充填段階の開始時において、第2キャビティ35内で塗料注入孔43から空気排出路39までの空間は空気から不活性ガスへと略完全に置換された状態にある。すなわち、S105の圧入段階で不活性ガスはガス注入孔41から空気排出孔42へと略一方向へ流れ、S106の排気段階でガス注入孔41から空気排出孔42までの間の空気は、不活性ガスにより略完全に外部へと押し出される。また、S104の段階で既に第1型31及び塗膜成形型33の型締めが行われ、さらにS107の閉塞段階で空気排出孔42を閉塞したことにより、外部から空気が再び入り込むことは、ほぼ無い。そして、塗料注入孔43はガス注入孔41と空気排出孔42との間に配置されていることから、塗料は略完全に不活性ガスへと置換された第2キャビティ35内を流動し、該第2キャビティ35内に充填されることとなる。なお、第2キャビティ35内の不活性ガスは、塗料の充填により空気排出孔42の方向へ押され、逃がし部47へ入り込むように待避される。
続いて、S108の充填段階後、第2キャビティ35内に充填された塗料を加熱し、硬化させ、基材12aの表面に塗膜13を成形させる塗膜成形を行う(S109)。このとき、S107の閉塞段階で空気排出孔42は閉塞されており、空気排出路39に塗料が入り込むことはない。そして、第1型31及び基材成形型32の型開きを行い(S110)、第1タブ14及び第2タブ16を有するガーニッシュ11を脱型する。その後、余剰部(第1タブ14及び第2タブ16)を切り離して、ガーニッシュ11が得られる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の型内塗装成形方法によれば、第2キャビティ35内での塗料の流動方向で、基材12aの基端側を上流側、先端側を下流側とした場合、不活性ガスを注入するガス注入孔41は、塗料を注入する塗料注入孔43よりも上流側に配置されている。このため、ガス注入孔41から不活性ガスを圧入し、同不活性ガスを空気排出孔42から排出することで、第2キャビティ35内で塗料注入孔43から空気排出孔42までの間の空間を、空気から不活性ガスへと略完全に置換することができる。従って、塗料の流動する第2キャビティ35内において、空気の残存を防止することができ、該空気の残存による塗膜13の成形不良を抑制することが可能となる。
・ また、基材成形型32から塗膜成形型33への型交換を行うことで、前述のように第1型31と塗膜成形型33との間で基材12aの側縁を挟着するように型締めを行うことが可能であり、塗料の漏出を抑制することができる。
・ また、前記排気段階の後で、前記充填段階よりも前に閉塞段階を行い、空気排出孔42を閉塞したことにより、空気排出孔42に塗料が入り込み、硬化することによる空気排出孔42の詰まりを低減することが可能である。
・ また、型内塗装成形用金型30においては、第2キャビティ35内で上流側から順番にガス注入孔41、塗料注入孔43及び空気排出孔42を配設したことにより、塗料注入孔43から空気排出孔42までの間の第2キャビティ35内の空気を不活性ガスへと略完全に置換することができる。従って、塗料の流動する第2キャビティ35内において、空気の残存を防止することができ、該空気の残存による塗膜13の成形不良を抑制することが可能となる。さらに、不活性ガスの圧入により第2キャビティ35内の空気を外部へ押し出すよう構成したことにより、コンプレッサー等の装置を設ける必要がなく、型内塗装成形用金型30が大掛かりなものとならず、簡易な構成で空気の残存を抑制することが可能となる。
・ また、基材成形型32と塗膜成形型33とを交換して使用することで、従来のような第1型に対して1つの第2型を型開閉方向へスライド移動可能とした構成に基づく隙間が形成されにくく、第2キャビティ35内から外部への塗料の漏出を抑制することができる。なお、型交換を行う場合、基材成形型32の基材用キャビティ面32aと、塗膜成形型33の塗膜用キャビティ面33aとを異なる形状とすることが可能である。この場合、従来のような第2型を型開閉方向へスライド移動させる金型であれば、該スライド方向に延びる面(樹脂成形体の側面)で塗膜の厚みを変えることが難しいものの、本実施形態の型内塗装成形用金型であれば、樹脂成形体の側面で塗膜の厚みを容易に変更することも可能である。
・ また、押圧部材45を設け、第2タブ16で空気排出孔42を閉塞する構成としたことにより、例えばスライドコア等を設けて空気排出孔を閉塞する金型に比べ、構成が簡易である。さらには、スライドコア等のような金属製のもので空気排出孔を閉塞する場合、金属同士の隙間をシールすることは難しいものの、本実施形態の型内塗装成形用金型であれば、空気排出孔42に押圧された第2タブ16が若干変形し、空気排出孔42を密に塞ぐため、空気排出孔42への塗料の流入を確実に防止することができる。
・ また、ガス注入孔41の内側面41aは、開口側へ向かうにつれて拡がるテーパ形状とされている。加えて、ガス注入孔41には、同ガス注入孔41を開閉自在に構成するバルブ44が設けられている。このバルブ44は、ガス注入孔41と対応した形状をなす円錐台状の傘部44aを備えている。塗料の充填時には、傘部44aの底面に加わる塗料からの圧力により、該傘部44aの周面が前記内側面41aに圧接される。このとき、傘部44aの周面が前記内側面41aに圧接される圧力に比べ、傘部44aの底面に加わる塗料からの圧力の方が高くなることから、傘部44aの周面と前記内側面41aとの間がシールされる。従って、ガス注入孔41への塗料の流入を抑制することができ、塗料によるガス注入孔41の詰まりを低減することができる。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記ガス注入孔41の内側面41aは、必ずしもテーパ形状とする必要はなく、例えば断面円形状、楕円形状の他、三角形状、四角形状等の多角形状等としてもよい。
・ また、前記ガス注入孔41を開閉自在に構成するバルブ44を省略してもよい。この場合、塗料がガス注入孔41に入り込もうとする圧力に比べ、ガス注入孔41の内側面41aに加わる面圧の方が高くなることから、ガス注入孔41への塗料の流入を抑制することができ、塗料によるガス注入孔41の詰まりを低減することができる。
・ バルブ44によりガス注入孔41を開閉自在に構成することが可能であれば、付勢部材44cに代えて、油圧シリンダ、空圧シリンダ、水圧シリンダ等のシリンダによってバルブ44を往復動させてもよい。
・ 前記バルブガイド38aは、ガス注入路38に設けることに限らず、例えばバルブ44の直上位置にバルブガイド38aを設け、同バルブガイド38aを避けるようにガス注入路38を設けてもよい。
・ 押圧部材45を省略してもよい。あるいは、該押圧部材45の押圧ピン46bを空気排出孔42に挿入する等して、空気排出孔42を閉塞してもよい。
・ 本実施形態の型内塗装成形方法は、基材成形型32と塗膜成形型33との交換によらずとも、第1型に対して1つの第2型を型開閉方向へスライド移動可能とした構成の型内塗装成形用金型に適用することも可能である。この場合には、該第2型に不活性ガスを注入するガス注入孔を、塗料注入孔よりも上流側に設ければよい。
・ 例えば、前記空気排出路39にコンプレッサーを接続する等して、不活性ガスで第2キャビティ35内の空気を押し出しつつ、同空気を吸引するよう構成してもよい。
・ S108の充填段階は、S107の閉塞段階が終了した後に行うことに限らず、S106の排気段階の終了時期から行い、S108の充填段階とS107の閉塞段階とが同時に終了するように構成してもよい。すなわち、空気排出孔42を開放した状態で塗料の注入を開始し、注入された塗料が空気排出孔42に達する直前に空気排出孔42を閉塞してもよい。
・ 塗料注入孔43は塗膜成形型33に設けることに限らず、第1型31に設けてもよい。この場合、基材12aに塗料が通過する通過孔が形成される。このように構成した場合、塗膜成形型33に比べ第1型31が低温となることから、塗料注入路40内における塗料の硬化を抑制することができる。
・ 樹脂成形品は、実施形態で示したガーニッシュ11に限らず、例えばドアモール、バンパー、車両内装用スイッチ、オーディオカバー等のように、基材とその表面に塗布された塗膜とを有するものでれば何れであってもよい。
・ 型締め時又は型開き時において、第1型又は第2型の何れを移動させてもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 第1型と第2型とを備える型内塗装成形用金型を用いて成形され、前記第1型及び前記第2型により形成される第1キャビティ内で成形された基材と、該基材、前記第1型及び前記第2型により形成される第2キャビティ内で成形された塗膜とを有する樹脂成形品であって、前記基材は該熱可塑性樹脂から成形されたものであり、前記塗膜は第2キャビティ内の空気を不活性ガスに置換した状態で該第2キャビティ内に嫌気性の塗料を充填して成形されたものであるとともに、前記基材又は前記塗膜には前記不活性ガスの注入、前記塗料の注入及び前記空気の排出に係るそれぞれの痕跡を有することを特徴とする樹脂成形品。
(a)は樹脂成形品であるガーニッシュの基端部を示す斜視図、(b)はガーニッシュの先端部を示す斜視図。 第1型及び基材成形型を型締めした状態を示す断面図。 第1型及び塗膜成形型を型締めした状態を示す断面図。 ガス注入孔及び塗料注入孔を示す断面図。 空気排出孔を示す断面図。 型内塗装成形方法を示すフロー図。
符号の説明
12a…基材、13…塗膜、30…型内塗装成形用金型、31…第1型、31a…キャビティ面、32…基材成形型、33…塗膜成形型、34…第1キャビティ、35…第2キャビティ、41…ガス注入孔、41a…内側面、42…空気排出孔、43…塗料注入孔、45…押圧部材。

Claims (7)

  1. 第1型と第2型とを備える型内塗装成形用金型を用い、基材の表面に塗膜を有する樹脂成形品を成形する型内塗装成形方法であって、
    前記第1型及び前記第2型により形成される第1キャビティ内で前記基材を成形する基材成形工程と、前記基材、前記第1型及び前記第2型により形成される第2キャビティ内で嫌気性の塗料から前記塗膜を成形する塗膜成形工程とを備え、
    前記塗膜成形工程は、前記第2型に設けられたガス注入孔から前記第2キャビティ内へ不活性ガスを圧入する圧入段階と、前記第2型に設けられた空気排出孔から前記第2キャビティ内の空気を前記不活性ガスの圧入により排出する排気段階と、前記ガス注入孔と前記空気排出孔との間に位置するように前記第2型又は前記第1型に設けられた塗料注入孔から前記不活性ガスの存在下で前記第2キャビティ内へ前記塗料を充填する充填段階とを含むことを特徴とする型内塗装成形方法。
  2. 前記第2型は、前記第1型とともに前記第1キャビティを形成する基材成形型と、前記第1型とともに前記第2キャビティを形成する塗膜成形型とからなり、前記基材成形工程と前記塗膜成形工程との間に、前記第1型に対し前記基材成形型から塗膜成形型へと交換する型交換工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の型内塗装成形方法
  3. 前記塗膜成形工程は、前記排気段階の後で、前記充填段階よりも前又は前記充填段階の際に、前記基材により前記空気排出孔を閉塞する閉塞段階を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の型内塗装成形方法。
  4. 基材の表面に塗膜を有する樹脂成形品を成形する型内塗装成形用金型であって、
    第1型と第2型とを備え、前記第1型及び前記第2型により形成される第1キャビティで前記基材が成形され、前記第1型、前記第2型及び前記基材により形成される第2キャビティ内に前記第2型又は前記第1型に設けられた塗料注入孔から嫌気性の塗料を充填して硬化させることによって前記塗膜が成形されるように構成されるとともに、
    前記第2型には、前記第2キャビティ内に不活性ガスを注入するガス注入孔と、前記第2キャビティ内の空気を排出する空気排出孔とが前記第2型のキャビティ面で開口するようにそれぞれ設けられるとともに、前記ガス注入孔及び前記空気排出孔の間に前記塗料注入孔が配置されていることを特徴とする型内塗装成形用金型。
  5. 前記第2型は、基材成形型と塗膜成形型とを備え、前記第1型及び前記基材成形型により第1キャビティが形成され、前記第1型及び前記塗膜成形型により第2キャビティが形成されることを特徴とする請求項4に記載の型内塗装成形用金型。
  6. 前記第1型には、前記空気排出孔の対向位置となるように、前記基材を前記空気排出孔へ向かって押圧する押圧部材が前記第1型のキャビティ面から突出自在に設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の型内塗装成形用金型。
  7. 前記ガス注入孔は、その内側面が開口側へ向かうにつれて拡がるテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項4から請求項6の何れか一項に記載の型内塗装成形用金型。
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