JP2001029633A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2001029633A
JP2001029633A JP11201204A JP20120499A JP2001029633A JP 2001029633 A JP2001029633 A JP 2001029633A JP 11201204 A JP11201204 A JP 11201204A JP 20120499 A JP20120499 A JP 20120499A JP 2001029633 A JP2001029633 A JP 2001029633A
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Eiji Ishimaru
鋭二 石丸
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Mitsuboshi Inc
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Mitsuboshi Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当り抽選用乱数の推移を主制御部外部から
予測できないようにし、「ぶら下げ基板」を用いた不正
行為に対する防御を実現する。 【解決手段】 大当りまたは外れを判定するための判定
図柄を表示する特別図柄表示装置7を備える。特別図柄
表示装置7に関わる大当りの設定に用いるための複数個
の乱数用カウンタを設け、複数個の乱数用カウンタの各
値を用いて演算し、演算結果を大当り抽選用乱数として
設定する大当り抽選用乱数設定手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大当りまたは外れ
を表示する特別図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機に
関し、特に、特別図柄表示装置に関わる大当り及び外れ
を設定するための大当り用乱数の値を切換調整するパチ
ンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大当りまたは外れを表示する特別図柄表
示装置を備えたパチンコ遊技機が広く知られている。こ
のようなパチンコ遊技機では、特別図柄表示装置に関わ
る大当りを設定するために用いられる大当り抽選用乱数
値が設定されている。
【0003】従来における大当り抽選用乱数値は、1つ
の乱数用カウンタにより構成されており、該乱数用カウ
ンタの値が所定周期毎に0乃至Nの予め設定された範囲
内で循環的に1ずつ更新アップされている。例えば、電
源投入時0からスタートし、リセット割り込み信号が入
力される毎に(例えば、2.000ms毎)、乱数用カ
ウンタの値が1ずつアップされ、乱数用カウンタの値が
300になると0に初期化され、結果として0から29
9の範囲内で循環する。従って、この場合、大当り用数
値の1周期は、(2.000×300=)600.00
0msとなる。遊技上の大当り発生の通常確率を1/3
00とした場合、大当り発生となる大当り抽選用乱数値
は、0乃至299のうちの予め定めた1つの特定値(例
えば、5)をとる時に定めている。
【0004】従って、上述の場合であれば、大当り抽選
用乱数値(乱数用カウンタ)は、電源投入後、2.00
0×5=10.000ms後に、大当り発生となる予め
定めた1つの特定値(例えば、5)をとり、その後は、
所定周期毎に(600.000ms毎に)規則的に大当
り発生となる予め定めた1つの特定値(例えば、5)を
とることとなる。
【0005】また、上記の乱数用カウンタを抽選するタ
イミングは、遊技盤に設けた始動口へのパチンコ球の入
賞検出時(始動口に設けた始動入賞検出スイッチの検出
信号がある場合)としている。従って、始動入賞検出ス
イッチの検出信号に応じて乱数用カウンタの値をそのま
ま抽選して得られる大当り抽選用乱数値が、予め定めた
1つの特定値(例えば、5)である時に大当り発生とな
るわけである。
【0006】なお、従来においては、始動口へのパチン
コ球の入賞タイミングがランダムであることから、始動
口へのパチンコ球の入賞に基づいて抽選される大当り抽
選用乱数値の値のランダム性も保証されていた。従っ
て、始動口へのパチンコ球の入賞に基づいて抽選される
乱数用カウンタの値を大当り抽選用乱数値として使用す
ることができた。
【0007】しかしながら、最近、主制御基板と周辺装
置との間に不正な部品を取り付ける、いわゆる「ぶら下
げ基板」と称される不正改造が、顕著に増加している。
これは、主制御基板などから周期的に出力される信号を
取り込むことにより、大当り抽選用乱数値を常時監視
し、パチンコ球が始動入賞スイッチを通過した際に、検
出信号の出力タイミングを不正に遅延させ、大当り抽選
用乱数値が大当りとなる値をとるタイミングで主制御部
に検出信号を送り込むことにより、大当りを意図的に発
生させる不正行為である。
【0008】この「ぶら下げ基板」を用いた不正行為
は、パチンコ遊技機の主制御部自体には何一つ手を加え
るものでないことから、不正ROMや不正CPUへの交
換等の不正行為防止の対策だけでは防止することはでき
ず、セキュリテイが保たれているとは言えないのが現状
である。
【0009】「ぶら下げ基板」による不正行為は、始動
入賞スイッチ配線周辺に改造を行う方法であることか
ら、遊技場内での監視強化、定期的な目視検査等、遊技
場側の運用によってもある程度の防止は可能と思われる
が、遊技機自体のセキュリティを更に向上させるような
技術的対策を講じることが緊急課題である。
【0010】「ぶら下げ基板」による不正行為は、現行
の乱数更新、抽選、判定方式に起因する不正行為である
ので、これらの方式の一部もしくは全部を変更すること
により原理的に不正を困難とすることが対策として非常
に効果的となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、大当
り抽選用乱数の推移を主制御部外部から予測できないよ
うにし、「ぶら下げ基板」を含む大当り乱数値の抽選タ
イミングを操作する等して行われる不正行為に対する防
御を実現できるパチンコ遊技機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ遊技機
は、大当りまたは外れを判定するための判定図柄を表示
する特別図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機におい
て、前記特別図柄表示装置に関わる大当りの設定に用い
るための複数個の乱数用カウンタを設け、前記複数個の
乱数用カウンタの各値を用いて演算し、演算結果を大当
り抽選用乱数として設定する大当り抽選用乱数設定手段
を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、実施の形態におけるパチ
ンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。図1に示す
ように、遊技盤面1には、略中央に図柄表示ユニット2
が配備され、図柄表示ユニット2の左方と右方とにそれ
ぞれ左右ゲート3,4が設けられ、図柄表示ユニット2
の下方には普通電動役物5が設けられ、遊技盤面1の下
部には役物ユニット6が配設されている。
【0014】図柄表示ユニット2は、中央にカラー液晶
表示装置により構成された特別図柄表示装置7が組み付
けられ、図柄表示ユニット2の上部左側にはセグメント
形式の表示器からなる普通図柄表示装置8が配設されて
いる。なお、普通電動役物5の入賞口が特別図柄表示装
置7における特別図柄の図柄変動の開始に関わる始動入
賞口9に設定されている。また、左右ゲート3,4が普
通図柄表示器8における図柄変動の開始に関わる始動ゲ
ートに設定されている。
【0015】図柄表示ユニット2の上部右側には、左右
ゲート3,4へのパチンコ球の通過を最高4つ迄記憶し
て個数点灯表示する普通図柄用の記憶数表示LED10
が配備されている。また、特別図柄表示装置7の上方中
央には、始動入賞口8へのパチンコ球の入賞を最高で4
つまで記憶し、個数点灯表示する特別図柄用の記憶数表
示LED11が配設されている。
【0016】特別図柄表示装置7の表示画面構成は、画
面上部に大当りはずれの判定を行うための判定図柄をそ
れぞれ表示するための左特別図柄表示部12と、中特別
図柄表示部14と右特別図柄表示部13とが設けられ、
画面中間から下部に亙って絵柄表示部15が設けられて
いる。なお、絵柄表示部15は、判定図柄としての特別
図柄以外の絵柄が表示される領域であり、キャラクタ、
吹き出し、背景が表示される表示領域である。
【0017】役物ユニット6の中央には、開閉扉16に
より開成される大入賞口17や普通入賞口19,19等
が集約して配備されている。大入賞口17の内部の一部
には、特別入賞領域である特定領域18が設けられ、該
特定領域18には特定領域18を開閉する特定領域扉
(図示せず)が設けられている。
【0018】なお、遊技盤面1には、普通入賞口20,
20、アウト受入口21、風車22、ランプ付き風車2
3等が配設されているが、これらの要素は従来と同様の
周知のものである。
【0019】なお、図示しないが遊技盤裏面には、図1
に示す始動入賞口8に対応して始動口入賞検出スイッチ
SW1が配備され、左右ゲート3,4にそれぞれ対応し
てゲート通過を検出するゲート用スイッチSW2,SW
3がそれぞれ配備され、大入賞口17に対応して大入賞
口入賞検出スイッチSW4が配備され、大入賞口17の
内部の特定領域18への入賞を検出する特定領域通過検
出スイッチSW5が配備され、普通電動役物5を作動さ
せて始動入賞口8を拡開させるための普通電動役物ソレ
ノイドSOL1、開閉扉16を回動して大入賞口17を
開放させるための大入賞口ソレノイドSOL2、特定領
域扉を開閉動作するための特定領域扉開放用ソレノイド
SOL3が配備されている。
【0020】図2は、実施形態のパチンコ遊技機に配備
された制御系統を示す要部ブロック図である。メイン制
御装置24は、各種遊技状況に応じてパチンコ遊技に関
する総括的な制御を行うもので、図示しない主制御基板
に配備されている。メイン制御装置24は、遊技に関す
る実質的な制御を行うCPU25と、CPU25が行う
各制御プログラムを格納したROM26と、随時データ
の読み出しならびに書き込みが可能なRAM27と、ク
ロック・リセット回路28と、CPU25が外部装置と
データ通信を行うためのインタフェース29とにより構
成されている。
【0021】CPU25には、内部バス30を介してR
OM26及びRAM27が接続されるほか、スイッチ入
力回路31、ドライバ32、表示用ドライバ33が接続
されている。スイッチ入力回路31には、始動口入賞検
出スイッチSW1、ゲート用スイッチSW2,SW3、
大入賞口入賞検出スイッチSW4及び特定領域通過検出
スイッチSW5が接続され、各スイッチSW1〜SW5
の状態が同時に入力されるよう構成されている。ドライ
バ31には普通電動役物ソレノイドSOL1、大入賞口
ソレノイドSOL2、特定領域扉開放ソレノイドSOL
3が接続され、CPU25からの制御出力によりこれら
の駆動要素が独立的に駆動されるよう構成されている。
また、表示用ドライバ33には普通図柄表示器8が接続
されており、CPU25からの制御出力により表示駆動
されるよう構成されている。
【0022】また、CPU25には、クロック・リセッ
ト回路28で生成されたリセット信号が所定周期毎に
(2.000ms毎に)入力される。
【0023】特別図柄表示装置7は、図柄表示用CPU
(図示せず)、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセ
ッサ)(図示せず)と、該VDPと画像信号の授受を行
うビデオRAM(図示せず)と、VDPの出力側に接続
されたドライバ(図示せず)と、図柄等のキャラクタデ
ータが格納されているキャラクタROM(図示せず)と
メモリ等(図示せず)を備えるもので、インタフェース
34を介してCPU25からの一方向で通信可能に接続
されている。
【0024】特別図柄表示装置7の図柄表示用CPU
は、メイン制御装置24から送られたステータス情報に
応じて、VDP(図示せず)に対して制御出力し、VD
PがキャラクタROMに格納されている図柄等のキャラ
クタデータを読み出してビデオRAMに画像表示データ
を作成し、画像表示データをドライバを通じて液晶表示
画面に出力することにより、液晶表示画面上に当り外れ
を行わせる図柄の変動表示やキャラクタと呼称されてい
る各種絵柄(例えば、人物や動物)を動画表示すると共
に、背景や吹き出しを切換表示することで特別図柄表示
装置7の表示制御を行う。
【0025】実施形態のパチンコ遊技機についての遊技
内容を概略で説明する。遊技球が左右ゲート3,4のい
ずれかを通過すると、普通図柄表示装置8の図柄が変動
を開始し、約5.0秒経過すると図柄の変動が停止す
る。なお、普通図柄に用いられる図柄の種類は、「0」
乃至「9」の10種類である。変動を停止した普通図柄
が「1」、「3」、「5」、「7」、「9」の時には普
通電動役物5が作動し、始動入賞口9が、特別図柄表示
装置7の図柄変動に係る大当りの抽選確率が通常確率で
ある時には約0.3秒間拡開し、前記の大当りの抽選確
率が高確率である時には約4.5秒間拡開する。なお、
拡開中の始動入賞口9へのパチンコ球が3個入賞した場
合は、拡開時間内であっても始動入賞口9の拡開動作は
終了する。
【0026】パチンコ球が始動入賞口9に入賞すると、
特別図柄表示装置7の特別図柄が、左図柄、右図柄、中
図柄の順序で変動を開始する。図柄の変動開始後、約
7.7秒以上経過すると、左特別図柄、右特別図柄、中
特別図柄の順序で図柄が停止されて、特別図柄が確定す
る。但し、特別図柄表示装置7の図柄変動に係る大当り
の抽選確率が高確率である時には、変動時間の短縮が行
われ、図柄の変動開始後、約5.2秒以上経過すると、
左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の順序で図柄が停
止されて、図柄が確定する。
【0027】特別図柄表示装置7の左特別図柄、右特別
図柄及び中特別図柄に用いられる図柄の種類は、「一」
〜「九」、「金」、「桜」、「玉」の12種類である。
【0028】特別図柄表示装置7において大当り成立と
なる判定図柄の組合せは、「一一一」、「二二二」、
「三三三」、「四四四」、「五五五」、「六六六」、
「七七七」、「八八八」、「九九九」、「金金金」、
「桜桜桜」、「玉玉玉」のうちの何れかとなった場合で
ある。なお、大当り成立となった場合には、条件装置が
作動し、大入賞口ソレノイドSOL2が作動して開閉扉
16が前方に回動し、大入賞口17が所定時間に亙って
(29.0秒間)開成される。なお、従来と同様に、特
別図柄表示装置7の図柄変動に関する始動入賞口8への
入賞記憶が最高4つまで記憶される。なお、上述した組
み合せ以外の場合、外れとなり、条件装置は作動しな
い。
【0029】また、大入賞口17の開成中に、遊技球が
10個入賞した場合には、10個目の入賞をもって大入
賞口17が閉成する。大入賞口17の開成中及び大入賞
口17の閉鎖時点から約1.5秒以内に、遊技球が特定
領域18を通過した場合には、役物連続作動装置(連続
動作の成立)が作動し、当該開成中の大入賞口17が閉
成後、再び大入賞口17が繰り返し開成する。なお、大
入賞口17の繰り返し開成動作は、最初の開成を含めて
最高16回である。
【0030】大当り成立となった特別図柄の組み合わせ
が、特定図柄「三三三」、「五五五」、「七七七」、
「金金金」、「桜桜桜」、「玉玉玉」の何れかとなった
時には、その条件装置の作動停止から次の条件装置の作
動開始まで、特別図柄表示装置7の図柄変動に係る大当
りの抽選確率が、高確率(例えば、5/300)に移行
する。高確率中に、再び上述の特定図柄で条件装置が作
動すると、その条件装置の作動停止後、新たに高確率に
移行する。なお、条件装置が4回連続して上述の特定図
柄で作動した場合、次回の条件装置の作動時には、上述
の特定図柄以外の通常の図柄で条件装置が作動する。特
別図柄表示装置7の図柄変動に係る大当りの抽選確率
が、通常確率(1/300)に移行する。
【0031】なお、普通図柄表示器8の図柄変動に係る
当りの抽選確率は、5/10に設定されている。また、
特別図柄表示装置7の左、中、右図柄の図柄変動に係る
大当りの抽選確率は、通常確率(1/300)と高確率
(5/300)の2種類設定されている。
【0032】以下、本発明の特別図柄表示装置7に関わ
る大当りの設定に用いるための複数個の乱数用カウンタ
及び複数個の乱数用カウンタの各値を用いて演算し、該
演算結果を大当り抽選用乱数として設定する大当り抽選
用乱数設定手段について説明する。
【0033】なお、複数個の乱数用カウンタ及び大当り
抽選用乱数設定手段は、ROM26に格納された制御プ
ログラムの一部である。本実施形態では、特別図柄表示
装置7に関わる大当りの設定に用いるために乱数用Aカ
ウンタと乱数用Bカウンタの2個の乱数用カウンタが設
けられている。
【0034】図3は、CPU25が実行するROM26
に格納された遊技制御プログラムのメインルーチンの概
略を示すフローチャートである。図2のクロック・リセ
ット回路28は、2.000ms毎にCPU25に対し
てリセット信号を送る。CPU25にリセット信号が入
力されると、リセット割り込み発生となり、CPU25
は、遊技制御プログラムのメインルーチンを最初から実
行する。メインルーチンの処理内容を概略で説明する
と、初期化済みか否かの判別(ステップS01)、初期
化済みでない場合に(例えば、電源投入時に)行う初期
化処理(ステップS100)、初期化済みの場合には、
各スイッチの入力処理(ステップS02)、乱数更新
(ステップS03)、特別図柄の作成(ステップS0
4)、大当り抽選(ステップS05)、特別図柄制御
(ステップS06)、普通図柄制御(ステップS0
7)、タイマ処理(ステップS08)、出力処理(ステ
ップS09)、残余時間の乱数更新(リセット入力待
ち)(ステップS10)である。
【0035】CPU25は、初期化済みの場合には、ス
テップS01、ステップS02〜ステップS09を順次
行い、次いで、次のリセット信号入力までの残余時間の
間、ステップS10の残余時間の乱数更新処理を繰り返
し行う。従って、ステップS02乃至ステップS09の
各処理はリセット信号の入力毎に1回ずつ行われる。ま
た、ステップS10の処理は、上記のステップS02乃
至ステップS09の各処理の処理時間が遊技状態によっ
て変化するので、繰り返し回数は不定であり、ランダム
的に複数回繰り返し行われる。
【0036】次に、大当り抽選用乱数設定手段の第1実
施形態について説明する。まず、図3のステップS03
の乱数更新処理について説明する。ステップS03の乱
数更新処理は、特別図柄表示装置7の大当りの設定に用
いる乱数用Aカウンタと乱数用Bカウンタの更新処理で
ある。図4は、大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形
態における乱数更新処理のフローチャートである。
【0037】CPU25は、乱数更新処理を開始する
と、乱数用Bカウンタの値を1つアップし(ステップA
01)、更新アップした乱数用Bカウンタの値が300
に達しているか否かを判別する(ステップA02)。な
お、電源投入直後の乱数用Bカウンタの初期値は、初期
化処理により1とされている。
【0038】CPU25は、乱数用Bカウンタの値が3
00に達している場合には乱数用Bカウンタを0にして
ステップA04に移行する一方(ステップA03)、乱
数用Bカウンタの値が300に達していなければ、直接
ステップA04に移行する。
【0039】次に、CPU25は、乱数用Aカウンタの
値を1つアップし(ステップA04)、更新アップした
乱数用Aカウンタの値が50に達しているか否かを判別
する(ステップA05)。なお、電源投入直後の乱数用
Aカウンタの初期値は、初期化処理により0とされてい
る。
【0040】CPU25は、乱数用Aカウンタの値が5
0に達している場合には乱数用Aカウンタを0にして乱
数更新処理を終える一方(ステップA)、乱数用Aカウ
ンタの値が50に達していなければ、そのまま乱数更新
処理を終える。
【0041】大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形態
におけるステップS03の乱数更新処理では、乱数用B
カウンタの値が1つアップされ、更新アップされた乱数
用Bカウンタの値が300に達すると0に初期化され
る。従って、乱数用Bカウンタの取り得る値の範囲は0
乃至299である。また、乱数用Aカウンタの値が1つ
アップされ、更新アップされた乱数用Aカウンタの値が
50に達すると0に初期化される。従って、乱数用Aカ
ウンタの取り得る値の範囲は、0乃至49である。
【0042】次に、図3のステップS10のリセット信
号入力までの残余時間に繰り返し行われる乱数更新処理
について説明する。図5は、大当り抽選用乱数設定手段
の第1実施形態における残余時間の乱数更新処理のフロ
ーチャートである。大当り抽選用乱数設定手段の第1実
施形態における残余時間に行われる乱数更新処理は、乱
数用Bカウンタのみについての更新処理である。
【0043】CPU25は、乱数用Bカウンタの値を1
つアップし(ステップA10)、更新アップした乱数用
Bカウンタの値が300に達しているか否かを判別する
(ステップA11)。CPU25は、乱数用Bカウンタ
の値が300に達している場合には乱数用Bカウンタを
0にしてメインルーチンに戻る一方(ステップA1
2)、乱数用Bカウンタの値が300に達していなけれ
ば、直接メインルーチンに戻る。CPU25は、リセッ
ト信号の入力があるまで、図5の乱数用Bカウンタにつ
いての更新処理を繰り返す(図3参照)。
【0044】大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形態
におけるステップS09の残余時間の乱数更新処理で
は、乱数用Bカウンタのみの更新処理が行われ、乱数用
Bカウンタの値が1つアップされ、更新アップされた乱
数用Bカウンタの値が300に達すると0に初期化され
る。
【0045】次に、大当り抽選用乱数設定手段の第1実
施形態における大当り抽選について説明する。図3のス
テップS02に示す各種スイッチに関する入力処理の
後、ステップS05の大当り抽選処理において始動口入
賞検出スイッチSW1の入力を検出した場合、大当り抽
選処理において、前述した乱数用Bカウンタの値と乱数
用Aカウンタの値とを演算して演算結果のRAM27へ
の格納が行われる。そして、RAM27に格納した演算
結果(大当りはずれを判定するための乱数値)が予め定
めた大当り判定値と一致するか否かが判別される。な
お、RAM27に格納した演算結果が大当り判定値と一
致した場合に特別図柄表示装置7において大当り発生と
なり、RAM27に格納した演算結果が大当り判定値と
一致しない場合に特別図柄表示装置7において外れとな
る。
【0046】図6は大当り抽選用乱数設定手段の第1実
施形態における大当り抽選処理のフローチャートであ
り、CPU25は、始動口入賞検出スイッチSW1の入
力を検出した場合、乱数用Bカウンタの現在値と乱数用
Aカウンタの現在値とを加算し(ステップB01)、加
算値が予め定めた値300以上であるか否かを判別し
(ステップB02)、加算値が予め定めた値300以上
である場合は加算値から所定値300を減算してその値
をRAM27の大当り抽選用乱数記憶エリアに格納する
一方(ステップB03)、加算値が予め定めた値300
以上でない場合は加算値をそのままRAM27の大当り
抽選用乱数記憶エリアに格納する(ステップB04)。
従って、上述した演算結果としての大当り抽選用乱数の
取り得る値の範囲は、0乃至299となる。
【0047】このように、大当り抽選用乱数設定手段の
第1実施形態においては、始動口入賞検出スイッチSW
1の入力を検出したことに応じて大当りまたははずれの
判定を行うための乱数値をRAM27の大当り抽選用乱
数記憶エリアに格納する時点で、乱数用Bカウンタの現
在値と乱数用Aカウンタの現在値とを用いて演算処理を
行い、この演算結果をRAM27の大当り抽選用乱数記
憶エリアに格納するようにしている。
【0048】大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形態
において、乱数用Aカウンタの値は、リセット信号の入
力に基いて1つずつ更新されるため(0乃至49の範
囲)、その変化自体は乱数的ではないが、乱数用Bカウ
ンタの値は、前述したようにリセット信号の入力までの
残余時間がメインルーチン処理の処理時間の長短によっ
て異なり、この残余時間の間だけ繰り返し更新が行われ
るので、乱数的である。即ち、乱数用Aカウンタの値
は、リセット信号入力毎に応じて常時1つ更新アップす
るが、乱数用Bカウンタは、リセット信号入力毎に応じ
てどの程度更新アップされるかは不定である。
【0049】そして、大当り抽選時において、乱数用A
カウンタの値と、不定である乱数用Bカウンタの値とを
演算し、演算結果を大当りまたははずれの判定を行うた
めの大当り抽選用乱数として格納する。今、仮に演算結
果が「5」の場合に大当りとなるものとすると、上記演
算結果自体は不定である乱数用Bカウンタの値が反映さ
れて全く周期性を有しないから、乱数的に変化すること
となる。したがって、大当りはずれを判定するための大
当り抽選用乱数の推移をメイン制御装置24の外部から
予測できないので、「ぶら下げ基板」を用いた不正行為
に対する防御を実現できる。
【0050】次に、特別図柄表示装置7の表示動作につ
いて説明する。図7は、特別図柄表示装置7に関するC
PU25の図柄変動処理タイミングの一実施形態を表わ
すタイミングチャートである。CPU25にクロック・
リセット回路28からのリセット信号が入力されると、
CPU25は割り込み発生に応じてメインルーチンを最
初から実行し、各種スイッチに関する入力処理の後、大
当り抽選処理において始動口入賞検出スイッチSW1の
入力を検出した場合、乱数用Bカウンタと乱数用Aカウ
ンタとにより前述した演算処理を行って大当り抽選用乱
数を作成し、作成した大当り抽選用乱数をRAM27の
大当り抽選用乱数記憶エリアに格納する。
【0051】そして、特別図柄制御処理において、新規
に特別図柄の変動が可能である場合、RAM27に格納
した大当り抽選用乱数が予め定めた大当り判定値と一致
するか否かが判別される。なお、RAM27に格納した
大当り抽選用乱数が大当り判定値と一致した場合に大当
りとなり、RAM27に格納した大当り抽選用乱数が大
当り判定値と一致しない場合に外れとなる。
【0052】なお、実施の形態では、大当り確率の変動
切換を行うようになっており、低確率中(1/300)
の場合、RAM27に格納した大当り抽選用乱数が
「5」、高確率中(5/300)の場合、RAM27に
格納した大当り抽選用乱数が「5」、「71」、「10
7」、「173」、「227」のいずれかであれば大当
りとなる。なお、大当り確率の低確率並びに高確率の変
動切換については、本願発明の要旨に直接関係しないの
で、特に説明しない。
【0053】大当りまたははずれの判別を行うと、CP
U25は、大当りはずれの判別結果の別に応じて最終的
に確定停止する左特別図柄、右特別図柄及び中特別図柄
の停止図柄を決定する。上記の判定結果が外れの場合、
最終的に確定停止する左特別図柄、右特別図柄及び中特
別図柄の種類が、読み込んだ外れ図柄用数値に基づいて
外れ図柄設定テーブルにより決定される。上記の判定結
果が大当りの場合、最終的に確定停止する左特別図柄、
右特別図柄及び中特別図柄の種類が、読み込んだ大当り
図柄用数値に基づいて大当り図柄設定テーブルにより決
定される。
【0054】次いで、大当り外れの如何に関わらず、特
別図柄の変動パターンの決定を行う。なお、変動パター
ンは複数種類設けられている。例えば、CPU25は、
変動パターンの決定に際して、リーチ動作用乱数カウン
タの値を読み込み、読み込んだリーチ動作用乱数カウン
タの別に応じてリーチ動作設定テーブルによりリーチ動
作を行うか否かを決定する。なお、大当りである場合に
は、必ずリーチ動作が行われる。また、外れの場合に
は、リーチ動作を行わない場合とリーチ動作を行う場合
とに別れる。
【0055】そして、決定した変動パターンに対応して
左特別図柄、右特別図柄及び中特別図柄の各変動時間を
決定し、特別図柄変動開始のための条件設定が終了す
る。次いで、特別図柄の変動が開始される。なお、特別
図柄変動時間の後半において、停止図柄の決定処理によ
って決定した停止図柄への書き換え処理が行われる。ま
た、左特別図柄、右特別図柄及び中特別図柄の確定停止
時から後に特別図柄変動休止時間が設けられている。
【0056】大当りの場合、遊技者に特別の遊技利益を
付与する特別遊技動作として、役物ユニット6における
大入賞口17の開放動作並びに開放動作の連続動作が行
われるが、この点の技術に関しては既に周知であるので
説明しない。
【0057】次に、大当り抽選用乱数設定手段の第2実
施形態について説明する。まず、図3のステップS03
の乱数更新処理について説明する。第2実施形態では、
ステップS03の乱数更新処理は、特別図柄表示装置7
の大当りの設定に用いる乱数用Aカウンタと乱数用Bカ
ウンタの更新処理である点は第1実施形態と共通する
が、乱数用Aカウンタの更新方法が第1実施形態と異な
る。図8は、大当り抽選用乱数設定手段の第2実施形態
における乱数更新処理のフローチャートである。
【0058】CPU25は、乱数更新処理を開始する
と、まず、乱数用Bカウンタの値を1つアップし(ステ
ップC01)、更新アップした乱数用Bカウンタの値が
300に達しているか否かを判別する(ステップC0
2)。なお、電源投入直後の乱数用Bカウンタの初期値
は、初期化処理により1とされている。
【0059】CPU25は、乱数用Bカウンタの値が3
00に達している場合には乱数用Bカウンタを0に初期
化してステップC04に移行する一方(ステップC0
3)、乱数用Bカウンタの値が300に達していなけれ
ば、直接ステップC04に移行する。このように、ステ
ップS03における乱数用Bカウンタの更新方法は第1
実施形態と同じである。しかしながら、後述のステップ
S10の残余時間の乱数更新処理において、乱数用Bカ
ウンタの値は乱数的に更新アップされる。
【0060】次に、CPU25は、乱数用Aカウンタの
現在値に乱数用Bカウンタの値を加算して加算結果を新
たに乱数用Aカウンタの値とする(ステップC04)。
なお、電源投入直後の乱数用Aカウンタの初期値は、初
期化処理により0とされている。次いで、更新アップし
た乱数用Aカウンタの値が予め定めた値である300以
上であるか否かを判別する(ステップC05)。
【0061】CPU25は、乱数用Aカウンタの値が3
00以上である場合には、乱数用Aカウンタの値から3
00を減算して減算結果を新たに乱数用Aの値とし(ス
テップC06)、乱数更新処理を終える。
【0062】一方、乱数用Aカウンタの値が300以上
でない場合には、ステップC04による加算結果がその
まま乱数用Aカウンタの値となり、CPU25はステッ
プC05を偽と判別すると、乱数更新処理を終える。
【0063】以上のように、乱数用Aカウンタの値が更
新されるが、図3のフローチャートに示すように、電源
投入後、CPU25が、ステップS02乃至ステップS
10を1回行った後では、ステップS10の残余時間の
乱数更新処理において、乱数用Bカウンタの値が乱数的
に更新アップされるので、ステップS03において更新
される乱数用Aカウンタの値も乱数的に更新されること
となる。
【0064】大当り抽選用乱数設定手段の第2実施形態
におけるステップS03の乱数更新処理では、乱数用B
カウンタの値が1つアップされ、更新アップされた乱数
用Bカウンタの値が300に達すると0に初期化され
る。従って、乱数用Bカウンタの取り得る値の範囲は0
乃至299である。また、乱数用Aカウンタの現在値と
乱数用Bカウンタの値が加算され、加算結果を新たに乱
数用Aカウンタの値とする。但し、加算結果が300以
上となった場合には、加算結果から300を減算し、減
算結果を新たに乱数用Aカウンタの値とする。従って、
乱数用Aカウンタの取り得る値の範囲も、0乃至299
である。
【0065】次に、図3のステップS10のリセット信
号入力までの残余時間に繰り返し行われる乱数更新処理
について説明する。大当り抽選用乱数設定手段の第2実
施形態における残余時間の乱数更新処理は、第1実施形
態における残余時間の乱数更新処理と同じである。
【0066】すなわち、残余時間に行われる乱数更新処
理は、乱数用Bカウンタのみについての更新処理であ
り、乱数用Bカウンタの値を1つアップし、更新アップ
した乱数用Bカウンタの値が300に達しているか否か
を判別する。乱数用Bカウンタの値が300に達してい
る場合には乱数用Bカウンタを0に初期化して処理を終
える一方、乱数用Bカウンタの値が300に達していな
ければ、処理を終える。CPU25は、リセット信号の
入力があるまで、図5の乱数用Bカウンタについての更
新処理を繰り返す(図3参照)。
【0067】次に、大当り抽選用乱数設定手段の第2実
施形態における大当り抽選について説明する。図3のス
テップS02に示す各種スイッチに関する入力処理の
後、ステップS05の大当り抽選処理において始動口入
賞検出スイッチSW1の入力を検出した場合、大当り抽
選処理において、乱数用Aカウンタの値をRAM27へ
格納する。そして、RAM27に格納した乱数用Aカウ
ンタの値(大当りはずれを判定するための乱数値)が予
め定めた大当り判定値と一致するか否かが判別される。
なお、RAM27に格納した乱数用Aカウンタの値が大
当り判定値と一致した場合に特別図柄表示装置7におい
て大当り発生となり、RAM27に格納した乱数用Aカ
ウンタの値が大当り判定値と一致しない場合に特別図柄
表示装置7において外れとなる。
【0068】なお、第2実施形態においては、大当り抽
選処理において、CPU25は、始動口入賞検出スイッ
チSW1の入力を検出した場合、乱数用Aカウンタの現
在値をRAM27の大当り抽選用乱数記憶エリアに格納
し、大当り抽選処理を終了するだけなので、フローチャ
ートとして図示はしない。また、第2実施形態において
は、乱数用Aカウンタの値の取り得る値の範囲が0乃至
299であるので、大当り抽選用乱数の取り得る値の範
囲も当然0乃至299となる。
【0069】このように、大当り抽選用乱数設定手段の
第2実施形態においては、図3のステップS03におけ
る乱数更新処理において、まず、乱数用Bカウンタの更
新を行い、引き続いて、乱数用Bカウンタの現在値と乱
数用Aカウンタの現在値とを用いて演算処理を行い、こ
の演算結果を新たに乱数用Aカウンタの値とすることに
より、乱数用Aカウンタの値を更新する。そして、始動
口入賞検出スイッチSW1の入力を検出したことに応じ
て大当りまたははずれの判定を行うための乱数値を乱数
用Aカウンタの現在値をそのままRAM27の大当り抽
選用乱数記憶エリアに格納するようにしている。
【0070】大当り抽選用乱数設定手段の第2実施形態
においては、乱数用Bカウンタの値は、前述したように
リセット信号の入力までの残余時間がメインルーチン処
理の処理時間の長短によって異なり、この残余時間の間
だけ繰り返し更新が行われるので、乱数的である。即
ち、乱数用Bカウンタの値は、リセット信号入力毎に応
じてどの程度更新アップされるかは不定である。また、
乱数用Aカウンタの値は、リセット信号の入力に基く更
新時において、前記の不定となっている乱数用Bカウン
タの値と演算処理されて更新値が決定されるため、当然
乱数的となる。
【0071】そして、大当り抽選時において、乱数的に
更新変化する乱数用Aカウンタの値を大当り抽選用乱数
として格納する。即ち、大当り抽選用乱数(乱数用Aカ
ウンタ)の取り得る値の範囲は0乃至299であるが、
周期的とならずに予測不能である。今、仮に演算結果が
「5」の場合に大当りとなるものとすると、上記乱数用
Aカウンタの値は全く周期性を有しないから、乱数的に
変化することとなる。したがって、大当りはずれを判定
するための大当り抽選用乱数の推移をメイン制御装置2
4の外部から予測できないので、「ぶら下げ基板」を用
いた不正行為に対する防御を実現できる。
【0072】以上に述べた大当り抽選用乱数設定手段の
第1実施形態と第2実施形態との相違は、第1実施形態
では、RAM47の大当り抽選用乱数記憶エリアへ乱数
値を格納する時点で、残余時間の繰り返し更新処理によ
り乱数的に更新された乱数用Bカウンタの値と、リセッ
ト信号の入力に応じて周期的に更新された乱数用Aカウ
ンタの値とを用いて演算処理を行い、演算結果により大
当り抽選用乱数として設定するのに対して、第2実施形
態では、RAM47の大当り抽選用乱数記憶エリアへ乱
数値を格納する前の乱数更新処理の時点で、残余時間の
繰り返し更新処理により乱数的に更新された乱数用Bカ
ウンタの値と、乱数用Aカウンタの現在値とを用いて演
算処理を行い、演算結果を新たに乱数用Aカウンタの更
新値とする。したがって、乱数更新処理により乱数用A
カウンタの値が既に乱数的なものとされ、そして、RA
M47の大当り抽選用乱数記憶エリアへ乱数値を格納す
る時点では、乱数用Aカウンタの値をそのまま大当り抽
選用乱数として設定する。
【0073】即ち、第1実施形態と第2実施形態との相
違は、RAM47の大当り抽選用乱数記憶エリアへ格納
する時点で、乱数用Aカウンタと乱数用Bカウンタを用
いて演算処理を行うか、RAM47の大当り抽選用乱数
記憶エリアへ格納する以前の乱数更新時点で、乱数用A
カウンタと乱数用Bカウンタを用いて演算処理を行うか
の相違であるが、RAM47の大当り抽選用乱数記憶エ
リアへ格納する乱数値の更新パターンは、一定範囲内で
周期的に1つずつ変化するものではなく、一定範囲内を
全く乱数的に更新変化する点で共通するものである。以
上は特別図柄表示装置7についての技術手段として説明
したが、普通図柄表示装置8やその他の図柄表示装置に
関する当り抽選用の乱数設定手段とすることとしてもよ
い。
【0074】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機によれば、大当
り抽選用乱数設定手段が、特別図柄表示装置に関わる大
当りの設定に用いるために設けた複数個の乱数用カウン
タの各値を用いて演算し、演算結果を大当り抽選用乱数
として設定するので、特別図柄表示装置において大当り
を設定するための大当り抽選用乱数の更新変化が、周期
的変化とならずに全く乱数的とすることができる。これ
により、大当り抽選用乱数の推移をメイン制御装置の外
部から予測不可能とすることができ、この結果、大当り
乱数値の抽選タイミングに係わる不正行為に対する防御
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるパチンコ遊技機の遊技盤
面の正面図
【図2】実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系
統を示す要部ブロック図
【図3】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたメイン
制御装置のCPUが実行する遊技制御プログラムのメイ
ンルーチンを示すフローチャート
【図4】大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形態にお
ける乱数更新処理のフローチャート
【図5】大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形態にお
ける残余時間の乱数更新処理のフローチャート
【図6】大当り抽選用乱数設定手段の第1実施形態にお
ける大当り抽選処理のフローチャート
【図7】特別図柄表示装置に関するCPUの図柄変動処
理タイミングの一実施形態を表わすタイミングチャート
【図8】大当り抽選用乱数設定手段の第2実施形態にお
ける乱数更新処理のフローチャート
【符号の説明】
1 遊技盤面 2 図柄表示ユニット 3 左ゲート 4 右ゲート 5 普通電動役物 6 役物ユニット 7 特別図柄表示装置 8 普通図柄表示装置 9 始動入賞口 10 記憶数票時LED(普通図柄用) 11 記憶数表示LED(特別図柄用) 12 左特別図柄表示部 13 右特別図柄表示部 14 中特別図柄表示部 15 絵柄表示部 16 開閉扉 17 大入賞口 18 特定領域 19 普通入賞口 20 普通入賞口 21 アウト受入口 22 風車 23 ランプ付き風車 24 メイン制御装置 25 CPU 26 ROM 27 RAM 28 クロック・リセット回路 29 インタフェース 30 内部バス 31 スイッチ入力回路 32 ドライバ 33 表示用ドライバ SW1 始動口入賞検出スイッチ SW2 ゲート用スイッチ SW3 ゲート用スイッチ SW4 大入賞口入賞検出スイッチ SW5 特定領域通過検出スイッチ SOL1 普通電動役物ソレノイド SOL2 大入賞口ソレノイド SOL3 特定領域扉開放用ソレノイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大当りまたは外れを判定するための判定
    図柄を表示する特別図柄表示装置を備えたパチンコ遊技
    機において、前記特別図柄表示装置に関わる大当りの設
    定に用いるための複数個の乱数用カウンタを設け、前記
    複数個の乱数用カウンタの各値を用いて演算し、演算結
    果を大当り抽選用乱数として設定する大当り抽選用乱数
    設定手段を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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