JP2003190480A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003190480A
JP2003190480A JP2001401231A JP2001401231A JP2003190480A JP 2003190480 A JP2003190480 A JP 2003190480A JP 2001401231 A JP2001401231 A JP 2001401231A JP 2001401231 A JP2001401231 A JP 2001401231A JP 2003190480 A JP2003190480 A JP 2003190480A
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counter
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Masaya Sakamoto
雅哉 坂本
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタ回路を高速度で動作させても何のト
ラブルもなく、また大当り状態の発生タイミングをラン
ダムにした遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技動作を実現する制御プログラムを記
憶したメモリと、制御プログラムに基づいて動作するC
PUと、CPUとは無関係にクロック信号Φを発振する
プログラマブル発振器60と、クロック信号Φを計数す
る計数部62とを備え、CPUは、プログラマブル発振
器60の発振周期を適宜に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機などの遊技機
に関し、特に、大当り状態の発生タイミングを予測不能
にした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤
に設けた図柄始動口と、複数個の図柄を所定時間変動さ
せた後に停止させる図柄表示手段と、開閉板を開閉駆動
する大入賞手段などを備えて構成されている。そして、
図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を
検出すると、図柄表示手段が表示図柄を所定時間変動さ
せ、その後、特別図柄が整列して停止すると、大入賞手
段が機能して遊技者に有利な利益状態を発生させるよう
にしている。
【0003】この種の遊技機では、大当り用カウンタC
Tをソフトウェア的に実現すると共に、大当り確率が1
/Nの場合、大当り用カウンタCTを0〜N−1の数値
範囲内で循環動作させ、その数値範囲内の一つを大当り
当選値Hitに設定するようにしている。そして、この
大当り用カウンタCTは、電源投入後の初期処理によっ
てゼロクリアされた後、所定の実行周期(例えば2m
s)ごとに発せられる割込み信号に応答してインクリメ
ント処理などによって更新されている。
【0004】このような循環動作をする大当り用カウン
タCTの値は、図柄始動口の検出スイッチが遊技球を検
出したことを条件に、抽選用乱数値RNDとして抽出さ
れる。そして、抽出された抽選用乱数値RNDが大当り
当選値Hitと一致する場合には、図柄表示手段の変動
後の停止状態で特別図柄が整列することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大当り
当選値Hitは、遊技機を入手してプログラムを解析す
るだけで把握できるので、仮に、上記のような構成の遊
技機に違法回路を取付けて電源投入後の割込み信号をカ
ウントすれば、大当り用カウンタCTの値が大当り当選
値Hitに一致する大当りタイミングを知られてしまう
という問題点がある。しかも、この大当りタイミング
は、その後もN個目の割込み信号に対応して規則的に到
来するので、この大当りタイミングに合わせて図柄始動
口の検出スイッチを違法に誤動作させれば、任意に大当
り状態を実現できることになる。
【0006】ここで、大当り用カウンタCTをハードウ
ェア構成にする対策は考えられるが、単なるカウンタ回
路では、発生する数値列を不規則なものとすることはで
きない。しかも、カウンタ回路を高速度で動作させて違
法行為に対処しようとすると、CPUがカウンタ計数値
を取得している最中にもカウンタ値が更新されることに
なり、取得値が不正確となって正確な抽選動作が実現で
きない。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、カウンタ回路を高速度で動作させて
も何のトラブルもなく、また大当り状態の発生タイミン
グをランダムにした遊技機を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、遊技動作に関連して遊技者に有利な状態
を発生させるか否かの抽選処理を行い、その抽選結果に
基づいて遊技動作を制御可能な遊技機において、遊技動
作を実現する制御プログラムを記憶した記憶部と、前記
制御プログラムに基づいて動作するCPUと、前記CP
Uとは無関係にクロック信号を発振する発振部と、前記
クロック信号を計数する計数部とを備えると共に、前記
発振部の発振周期が、前記CPUによって変更可能に構
成され、前記計数部の計数結果に応じて前記抽選動作が
実行されている。本発明では、発振部の発振周期がCP
Uによって変更可能に構成されているので、大当り状態
の発生タイミングをランダムなものとすることができ
る。
【0009】本発明の計数部は、外部からの第1信号に
応答して、その時の計数結果を保持するレジスタを備え
ているのが好ましく、この場合にはクロック信号の周波
数を上げても、CPUは安定して計数結果を取得するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例であるカ
ード式弾球遊技機に基づいて本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本実施例のパチンコ機2を示す斜視図で
あり、図2は、同パチンコ機2の側面図である。
【0011】図1に示すパチンコ機2は、島構造体に着
脱可能に装着される矩形枠状の木製の外枠3と、外枠3
に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前
枠4とで構成されている。なお、このパチンコ機2は、
カード式球貸し機1に電気的に接続された状態で、パチ
ンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されて
いる。
【0012】ヒンジHを介して外枠3に枢着される前枠
4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、この
遊技盤5の前側に対応して、窓部を有するガラス扉6と
前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7
には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠
4の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技
球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル1
1とが設けられている。
【0013】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12(図4)により遊技球を発射させる
発射モータなどを備えている。上皿8の右部には、カー
ド式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル13
が設けられ、この操作パネル13には、カード残額を3
桁の数字で表示するカード残額表示部13aと、所定金
額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ13b
と、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッ
チ13cとが設けられている。
【0014】図3に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、検出ス
イッチを備える図柄始動口(図柄始動手段兼入賞手段)
17、開閉式入賞手段(大入賞手段)18、複数の普通
入賞手段19(上段の普通入賞手段19以外に、開閉式
入賞手段18の左右両側部に6つの普通入賞手段1
9)、2つのゲート20(通過口)が夫々所定の位置に
配設されている。
【0015】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する第1図柄表示手段22(可変表示装置)として
機能する。第1図柄表示手段22は、背景画やキャラク
タをアニメーション的に表示するとともに、左右方向に
並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを
有し、図柄始動口17に遊技球が入賞することを条件
に、各図柄表示部22a〜22cの表示図柄が所定時間
だけ変動表示(スクロール表示)され、図柄始動口17
への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づい
て決定される停止図柄パターンで停止する。
【0016】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部(可変表示装置)の表
示図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート20通過
時点において抽選された抽選用乱数値により決定される
停止図柄を表示して停止するようになっている。図柄始
動口17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備え
た電動式チューリップであり、第2図柄表示手段23の
変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合に、開閉爪
17aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなってい
る。
【0017】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、第1図柄表示手段22の変動後の停
止図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」
と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側に開
放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域1
8bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過する
と、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態が遊
技者に有利な第1状態に相当する。
【0018】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10
個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、
遊技球が特定領域18bを通過していない場合には特別
遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最
大で例えば16回まで特別遊技が継続され、遊技者に有
利な状態に制御される。
【0019】図4に示すように、前枠4の裏側には、遊
技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装
着され、この裏機構板30には開口部30aが形成さ
れ、その上側に賞球タンク33と、これから延びるタン
クレール34とが設けられ、このタンクレール34に接
続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けら
れ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続され
た通路ユニット36が設けられている。払出し手段35
から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して上
皿排出口8a(図1)から上皿8に払出される。
【0020】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図
示)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている(図
2)。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着さ
れたケース41aの内部にランプ制御基板42が設けら
れ、このケース41aに隣接するケース41bの内部に
サウンド制御基板43が設けられている。
【0021】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この
電源基板45には、図4に示すように、電源スイッチ8
0と初期化スイッチ85とが配置されている。これら両
スイッチ80,85に対応する部位はケース44が切欠
かれ、両スイッチ80,85の各々を指で同時に操作可
能になっている。
【0022】また、発射手段10の後側に装着されたケ
ース47の内部には、発射制御基板48が設けられてい
る。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜4
6,48は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射
制御基板48を除く制御基板39,40,42,43,
46には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回
路が搭載されており、主制御基板39と他の制御基板4
0,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタ
を介して電気的に接続されている。
【0023】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信で送信可能になって
いる。制御コマンドの一方向通信を採用することで、不
正を確実に防止できるとともに、主制御基板39の制御
負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することがで
きる。
【0024】図5は、主制御基板39の回路構成を示す
ブロック図である。図示の通り、主制御基板39は、ワ
ンチップマイコンであるCPU回路50と、CPUに供
給されるシステムクロックの整数倍の周波数であるクロ
ック信号を発生するシステムクロック発生部51と、C
PUからのアドレス信号に基づき各部のチップセレクト
信号を生成するデコード回路52と、CPUからのデー
タを出力するための出力ポート回路53と、外部データ
をCPUが取り込むための入力ポート回路54と、各制
御基板にコマンドなどを出力する出力駆動回路55と、
遊技盤各部のスイッチ類のON/OFF状態を入力する
スイッチ入力回路56と、抽選用乱数値RNDを生成す
るカウンタ回路57とを中心に構成されている。なお、
CPU回路は、Z80CPU(Zilog社)相当品、
RAM、ROM、及びその他の回路を内蔵している。
【0025】カウンタ回路57は、出力ポート回路53
に接続されており、出力ポートから制御データを受け
て、カウンタ回路57のパルス列Φの発振周期を変更す
るよう構成されている。また、このカウンタ回路57
は、入力ポート回路54にも接続されており、上記パル
ス列Φを計数した計数結果(抽選用乱数値RND)は、
IN命令に応じて入力ポートを通してCPU回路50に
取得されるようになっている。
【0026】図6は、カウンタ回路57の具体的回路構
成を図示したものである。このカウンタ回路57は、発
振周期を変更可能なプログラマブル発振器60と、プロ
グラマブル発振器60の発振パルスΦに同期して、D入
力端子に受けたラッチ信号CSLATCHを出力する第
1回路61と、プログラマブル発振器60の発振パルス
Φの反転信号を計数すると共にCSLOW信号に同期し
て計数結果を出力する下位カウンタ62Lと、下位カウ
ンタ62Lの桁上がり信号RCOを計数すると共にCS
HIGH信号に同期して計数結果を出力する上位カウン
タ62Hと、プログラマブル発振器60の発振パルスΦ
を反転させるNOTゲートとで構成されている。
【0027】プログラマブル発振器60は、水晶振動子
を内蔵した発振回路であり、制御端子A,B,Cに受け
る3ビットデータに応じて、原発振周波数の分周比が1
/2 1〜1/28まで任意に設定できるようになってい
る。プログラマブル発振器60の制御端子A,B,C
は、出力ポート回路53の一部であるD型フリップフロ
ップの出力端子に接続されており、クロック端子CKに
供給されるチップセレクト信号CSoの立ち上がりタイ
ミングで、3ビットの制御データが供給される。
【0028】第1回路61として、この実施例では74
74相当品のD型フリップフロップが使用されている
が、そのD入力端子にはラッチ信号CSLATCHが供
給されている。前記したように、このラッチ信号CSL
ATCHは、プログラマブル発振器60の発振パルスΦ
に同期して読み込まれ、RCLOCK信号として下位カ
ウンタ62L及び下位カウンタ62LのRCLK端子に供
給される。
【0029】上位カウンタ62H及び下位カウンタ62L
として、この実施例では74590相当品の非同期カウ
ンタを使用しているが、この非同期カウンタICは、内
部にカウンタ部とレジスタ部とを備えている。カウンタ
部は、CCLK端子のクロック信号が立ち上がる毎に計
数動作を進め、その計数結果(8ビット長)はRCLK
端子の立ち上がりタイミングに同期してレジスタ部にス
トアされる。また、レジスタ部は3ステート出力となっ
ており、制御端子GがLレベルの場合には、レジスタ部
のQ出力がイネーブル状態となり、Hレベルの場合には
ディスイネーブル状態となる。
【0030】上位カウンタ62H及び下位カウンタ62L
の制御端子Gには、それぞれCSHIGH信号とCSL
OW信号が供給されている(これらが第2信号に該当す
る)。また、上位カウンタ62H及び下位カウンタ62L
のRCLK端子には、D型フリップフロップ61からの
RCLOCK信号(これが第1信号に該当する)が供給
されている。そのため、RCLOCK信号に同期して計
数結果がレジスタ部にストアされ、CSHIGH信号か
CSLOW信号がLレベルになるタイミングで計数結果
が出力される。
【0031】出力された計数結果は、この実施例では7
4541相当品のバスバッファで構成された入力ポート
に加わり、入力ポートのG1、G2端子がLレベルとな
るタイミングで計数結果がCPU回路に取得される。な
お、上位カウンタ62H及び下位カウンタ62LのCCL
R端子にはリセット信号URSTが供給されており、電
源投入時などにはレジスタ部の値がゼロクリアされる。
【0032】図7は、プログラマブル発振器60の発振
周期を変更する場合の動作内容を示すタイムチャートで
ある。CPUがOUT命令を実行すると、IOREQの
タイミングでチップセレクト信号CSoが立ち上がるよ
うに回路構成されているので、これに合わせて出力ポー
トから3ビットの制御データが出力され、これに応じて
プログラマブル発振器60の分周比が1/2nに設定さ
れる。なお、n=1〜8の何れかであり、制御データに
よって決定される。
【0033】図8は、上位カウンタ62H及び下位カウ
ンタ62Lの動作内容を説明するタイムチャートであ
る。CPUは、カウンタ回路57から計数結果を取得す
る際には、先ず、ラッチ信号CSLATCHをHレベル
にする。すると、このラッチ信号CSLATCHは、発
振パルスΦの立ち上がりタイミングでD型フリップフロ
ップ61のRCLOCK信号(第1信号)として出力さ
れる。
【0034】出力されたRCLOCK信号は、上位カウ
ンタ62H及び下位カウンタ62LのRCLK端子に供給
されているので、RCLOCK信号の立ち上がりタイミ
ングでカウンタ62H及び62Lの内部レジスタに計数結
果がストアされる。このように、RCLOCK信号に同
期してカウンタ62の計数値が保持されるので、発振パ
ルスΦの周波数が高くても、CPUは、変化しつつある
計数値を取得することがなく、取得した計数結果を抽選
用乱数値として利用しても何の弊害もない。
【0035】その後、CPUがIN命令を2回実行する
が、1回目のIN命令によってCSLOW信号(第2信
号)が立ち上がるように回路構成されているので、CS
LOW信号の立ち上がりに合わせて、下位カウンタ62
Lの計数結果が出力され、この出力値が入力ポートを介
してCPUに取得される。一方、2回目のIN命令の実
行時には、CSHIGH信号(第2信号)が立ち上がる
ように回路構成されているので、CSHIGH信号の立
ち上がりに合わせて、上位カウンタ62Hの計数結果が
出力され、この出力値が入力ポートを介してCPUに取
得される。
【0036】図9及び図10は、主制御基板39の制御
プログラムを示すフローチャートである。主制御基板3
9の制御プログラムは、電源投入後に実行され、通常は
無限ループ処理(ST7)で終わる初期処理プログラム
(図9)と、2ms毎に起動されるタイマ割込み処理
(Maskable Interrupt禁止可能割込み)プログラム(図
10(a))と、電源電圧が所定値を下回るとNMI
(Non Maskable interrupt)信号によって駆動されてC
PUのレジスタ値をバックアップするNMI処理プログ
ラム(不図示)とで構成されている。
【0037】電源が投入されると、CPUが割込み禁止
状態に設定された後、CPUのレジスタの初期設定がさ
れ(ST1)、CPUは割込みモード2に設定される
(ST2)。その後、RAMクリア信号がチェックされ
る(ST3)。RAMクリア信号は、初期化スイッチ8
5に対応したものであり、営業開始時のように、パチン
コ機2の前枠4を前方に開いた状態で初期化スイッチ8
5を押圧操作しながら電源スイッチ80をオン側に切換
えると、RAMクリア信号がON状態になっている。
【0038】RAMクリア信号がOFF状態の場合と
は、初期化スイッチ85を押すことなく電源が投入され
たことを意味する。この場合は、停電などからの復旧時
であると考えられるので、NMI割込み処理においてバ
ックアップされていたデータを復帰させて(ST4)、
中断前の処理を再開させる(ST5)。
【0039】一方、RAMクリア信号がON状態であれ
ば、RAMに記憶保持されている遊技情報の全てが消去
された後、CPUは、第1図柄表示手段22に表示する
初期図柄を設定したり、この遊技制御の実行中に周期的
に割込み処理を実行させる割込み周期を設定する等の初
期処理を行った後、EI命令を実行して自らを割込み許
可状態にする(ST6)。その後は、無限ループ状に繰
り返される外れ図柄用の乱数処理(ST7)が行われ
る。なお、外れ図柄用の乱数処理は、後述する割込み処
理おいて特別図柄の抽選に外れた場合に液晶ディスプレ
イ16に描かれる外れ図柄パターンを規定するものであ
る。
【0040】このような無限ループ状の処理の間に、2
m秒ごとにタイマ割込みが生じ、図10(a)に示す処
理が実行される。割込み処理プログラムでは、最初に、
普通当りカウンタRGの更新処理が行われる(S1
0)。なお、大当り用カウンタCTとして図6に示すカ
ウンタ回路57を利用するので、大当り用カウンタCT
をソフトウェア的に更新することはない。
【0041】普通当りカウンタRGの更新処理が終われ
ば、次に、入賞検出センサを含む各種のスイッチからの
スイッチ信号を読み込むスイッチ信号入力処理が実行さ
れる(S11)。このスイッチ信号入力処理によって、
遊技球がゲート20を通過したか否か、遊技球が図柄始
動口17を通過したか否かなどを含む遊技盤5における
各種の情報が把握される。
【0042】続いて、タイマ減算処理が行われ、ステッ
プS13やS14で初期設定されたワークエリアのタイ
マ用の各数値TIMEが減算される(S12)。次に、
第2図柄表示手段23の普通図柄表示部に関する普通図
柄処理が実行される(S13)。例えば、今回のスイッ
チ信号入力処理(S11)によって、遊技球がゲート2
0を通過したことが把握されれば、ステップS10で更
新された当り用カウンタRGの値に応じて、普通図柄表
示部23に当り図柄を表示するか否かを判定する。
【0043】そして、この判定処理によって当選状態と
なると、普通図柄を変動表示させる時間や、その後の停
止図柄や、始動口17の電動チューリップや開閉板の開
放時間などを決定して、変動表示時間や開放時間などに
対応する数値TIME1をRAMのワークエリアに記憶
させる。
【0044】続いて、特別図柄に関する処理が実行され
る(S14)。図10(b)に示すように、特別図柄処
理では、図柄始動口17への入賞があったか否かがステ
ップS11での入力結果に基づいて判定される(S3
0)。ここで、図柄始動口17への入賞があった場合に
は、CPUは、カウンタ回路57から計数結果を取得す
る(S31)。具体的な動作内容は、図8に関して説明
した通りであり、IN命令を2回実行することにより、
下位データCTLと上位データCTHを取得し、両者を合
わせて抽選用乱数値RNDとする。
【0045】次に、CPUは、この抽選用乱数値RND
を大当り当選値Hitと比較して当否判定し、その結果
に対応した処理を行う(S33)。例えば、大当り状態
であれば、特別図柄の変動が停止した後、大入賞口18
の開閉板をどれだけの時間開放させるかの時間データT
IME2をワークエリアに書き込む。
【0046】また、当否判定の結果、大当り状態であれ
ば、カウンタ回路57のプログラマブル発振器60の発
振周期を変更する(ST34)。この処理の結果、カウ
ンタ回路57の計数値が一巡する時間がそれまでとは異
なることになり、カウンタ回路57の計数結果が大当り
当選値Hitに一致するタイミングが変化して不正遊技
を防止することができる。
【0047】ステップST34の具体的な動作内容は、
図7に関して説明した通りであり、3ビットの制御デー
タを出力することで、プログラマブル発振器60の分周
比を変更する。出力する制御データの値を任意である
が、ランダム性を実現するのが望ましく、例えば、Z8
0CPUのRレジスタの下位3ビットが使用される。R
レジスタは、DRAM番地のリフレッシュ動作用の7ビ
ットレジスタであり、CPUへのリセット信号でゼロと
なり、フェッチサイクルごとに1づつ増加するので制御
データの不規則性が実現される。
【0048】上記のような特別図柄処理(S14)の
後、図柄制御基板40、払出し制御基板46、サウンド
制御基板43、ランプ制御基板42に出力するべき制御
コマンドがある場合には、その出力すべき制御コマンド
を送信先の制御基板に出力する出力処理が実行される
(S15)。
【0049】最後に、図柄始動口17及び大入賞口18
の開閉爪や開閉板を開閉駆動するソレノイドに駆動信号
を出力する駆動信号出力処理が実行されて(S16)割
込み処理を終える。なお、駆動信号出力処理(S16)
では、ステップS13やS14の処理で初期設定されス
テップS12の処理で減算されたワークエリアの内容を
参照し、各ワークエリアの数値が特定値より小さくなる
とソレノイドをON駆動して始動口17の開閉爪や大入
賞口18の開閉板を開放させ、各ワークエリアの数値が
0に達するとソレノイドをOFF駆動して開閉爪や開閉
板を閉じるようにしている。なお、各ワークエリアの数
値は、ステップS13やS14においてタイマ初期値T
IME1,TIME2が設定される以前は共に0であ
る。
【0050】以上、本発明の実施例を説明したが、具体
例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものでは
ない。例えば、カウンタ回路の発振回路は、その発振状
態を変更できるものであれば具体的構成は例示したもの
に限定されない。また、発振状態を変更させるタイミン
グも、必ずしも大当り状態の発生時である必要はなく、
大当り確率が増加するいわゆる確変大当り状態や所定の
変動パターン選択時やその他のタイミングで変更したの
でも良い。また、カウンタ回路の発振周期だけでなく、
発振状態を変更させるタイミングについても、何らかの
乱数抽選結果に基づいて変更したのでも良い。
【0051】なお、実施例の説明では、8ビット長の2
つの2進カウンタを説明したが、必ずしも、16ビット
長の全範囲を使用する必要はなく、適宜なビット長の乱
数値RNDを使用すれば良い。また、数値範囲が2n
外である乱数値RNDを生成したい場合には、2進カウ
ンタに代えて任意のN進カウンタを設ければ良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カウンタ回路を高速度で動作させても何のトラブルもな
く、また大当り状態の発生タイミングをランダムにした
遊技機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機の側面図である。
【図3】図1のパチンコ機の正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の背面図である。
【図5】主制御基板の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】実施例で用いるカウンタ回路のブロック図であ
る。
【図7】プログラマブル発振器の分周比の変更動作を説
明するタイムチャートである。
【図8】カウンタ回路から乱数値を取得する際の動作を
説明するタイムチャートである。
【図9】主制御基板のメイン処理を示すフローチャート
である。
【図10】主制御基板のタイマ割込み処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 遊技機(パチンコ機) 60 発振部(プログラマブル発振器) 62 計数部(2進カウンタ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作に関連して遊技者に有利な状態
    を発生させるか否かの抽選処理を行い、その抽選結果に
    基づいて遊技動作を制御可能な遊技機において、 遊技動作を実現する制御プログラムを記憶した記憶部
    と、前記制御プログラムに基づいて動作するCPUと、
    前記CPUとは無関係にクロック信号を発振する発振部
    と、前記クロック信号を計数する計数部とを備えると共
    に、 前記発振部の発振周期が、前記CPUによって変更可能
    に構成され、前記計数部の計数結果に応じて前記抽選動
    作が実行されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記CPUは、制御データを出力して前
    記発振部の分周比を変更していることを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記計数部は、外部からの第1信号(R
    CLOCK)に応答して、その時の計数結果を保持する
    レジスタを備えていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記計数部は、外部からの第2信号(C
    SLOW,CSHIGH)に応答して、前記レジスタの
    内容を出力するよう構成されていることを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記CPUは、前記計数部の計数結果を
    取得するに先だって、所定時間幅のラッチ信号(CSL
    ATCH)を出力していることを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記ラッチ信号を、前記クロック信号
    (Φ)に同期して保持する保持回路を備えることを特徴
    とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 保持された前記ラッチ信号は、前記第1
    信号として前記計数部に供給されることを特徴とする請
    求項6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記CPUは、遊技動作に関連して実行
    される所定の乱数抽選結果に基づいて、前記発振部の発
    振周期を変更するよう構成されていることを特徴とする
    請求項1〜7の何れかに記載の遊技機。
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