JP2012101125A - 遊技機 - Google Patents

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JP2012101125A
JP2012101125A JP2012012420A JP2012012420A JP2012101125A JP 2012101125 A JP2012101125 A JP 2012101125A JP 2012012420 A JP2012012420 A JP 2012012420A JP 2012012420 A JP2012012420 A JP 2012012420A JP 2012101125 A JP2012101125 A JP 2012101125A
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Makoto Oki
誠 大木
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Abstract

【課題】乱数発生部の故障が生じた場合であっても当選判定用等の乱数を取得して遊技を続行させる。
【解決手段】パチンコ機が、乱数クロック発生回路およびクロックカウント回路からなる乱数発生部750と、CPUのプログラム制御により乱数値をカウントする乱数生成回路B31と、乱数発生部750により生成された乱数値の中から第1の乱数値を取得し、乱数生成回路B31により生成された乱数値の中から第2の乱数値を取得する乱数取得手段B33とを有して構成され、乱数取得手段B33が、特別遊技を発生させるか否かを判定するために第1の乱数値および第2の乱数値のうちのいずれか一方が設定される判定値と、予め設定された当たり乱数値とを比較して、判定値が当たり乱数値と一致した場合に当たりと判定し、入力回路部からの異常信号が検出された場合には、第2の乱数値が判定値として設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は遊技機に関し、より詳細には、遊技に際し特別遊技判定用等の乱数を、乱数ク
ロック発生回路等から構成されるハードウェア、もしくはCPUによって制御されるソフ
トウェアにより生成する遊技機に関する。
上記のような特別遊技判定用等の乱数を生成する乱数生成手段を有する遊技機では、乱
数生成手段がプログラムを実行させることで遊技の制御を担うCPUの基準クロック等に
基いて乱数値のカウント・更新を所定の周期で行っている。このような遊技機の代表例と
されるパチンコ機では、その遊技盤上に設けられた始動入賞具への入賞もしくは図柄作動
ゲートへの遊技球の落入を契機として、このカウント値が遊技者に利益を与える特別遊技
を発生させるか否かの判定用の乱数として取得され、当選の判定が行われている。そして
この当選結果により、遊技盤上の図柄表示装置における停止図柄が決定される。このよう
な方法により取得される乱数はソフトウェア乱数と称される。
一方、上記のようなプログラムの実行により当選判定用等の乱数を取得する方法に代わ
るものとして、例えば特許文献1や特許文献2にも記載されているように、水晶振動子や
発振器などの発振子で構成される乱数クロック発生回路により所定の周期で発生したクロ
ックに基いて、クロックカウント回路により所定の桁数の乱数値を周期的にカウントさせ
、遊技の制御を行うCPUがカウント値記憶回路に記憶されたカウント値を取得してこれ
を読み込み、読み込まれたカウント値を特別遊技を発生させるか否かの判定用の乱数とし
て使用している。このようにハードウェアにより乱数値をカウントする乱数発生部を用い
ることで、CPUにより制御されるソフトウェアがプログラムを実行させて乱数値をカウ
ントする場合に比べてソフトウェアの負担が軽減され、また、乱数クロック発生回路によ
るクロックの発生周期に応じて高速に乱数を発生・更新させることができる。
特開2003−190483号公報 特開平7−124296号公報
しかしながら、上記のようなハードウェアにより乱数値をカウントする乱数発生部を用
いた遊技機においては、乱数発生部を構成する乱数クロック発生回路(発振子)において
何らかの異常動作が発生した場合には、乱数値が周期的にカウントされずにカウント停止
の状態になることがあった。このような状態になると、CPUがカウント値記憶回路に記
憶された同一のカウント値を繰り返して読み込む事態が生じていた。そして、このような
状態に陥っても遊技機は異常動作を報知せずに稼動を続行するため、なかなか乱数発生部
の異常動作に気付きにくかった。
以上のような課題に鑑みて、本発明では、乱数発生部を構成する乱数クロック発生回路
における異常動作を検出し、異常動作が検出された場合であっても当選判定用等の乱数を
取得して遊技を続行させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係る遊技機は、所定の周波数でクロックを発生させ
る乱数クロック発生手段(例えば、実施形態における乱数クロック発生回路B51)およ
び乱数クロック発生手段により発生したクロックに基いて乱数値をカウントする乱数カウ
ント手段(例えば、実施形態におけるクロックカウント回路B81〜B84)からなる第
1の乱数生成手段(例えば、実施形態における乱数発生部750)と、CPUのプログラ
ム制御により乱数値をカウントする第2の乱数生成手段(例えば、実施形態における乱数
生成回路B31および基準クロック発生回路731)と、第1の乱数生成手段により生成
された乱数値の中から1つのカウント値を第1の乱数値として、第2の乱数生成手段によ
り生成された乱数値の中から1つのカウント値を第2の乱数値として取得可能な乱数取得
手段(例えば、実施形態における乱数取得手段B33)とを有し、乱数取得手段による取
得結果に基いて遊技者に利益を与える特別遊技を発生させる遊技機であって、第1の乱数
生成手段における異常動作の発生を検出する異常動作検出手段を有し、乱数取得手段が、
第1の乱数値(例えば、実施形態におけるハードウェア乱数)および第2の乱数値(例え
ば、実施形態におけるソフトウェア乱数)のうちの少なくとも一方が設定される判定値と
、予め設定された当たり乱数値とを比較して、判定値が当たり乱数値と一致した場合に当
たりと判定し、異常動作の発生が検出された場合には、第2の乱数値が判定値として設定
される。
また、上記構成の遊技機において、異常動作検出手段は、乱数クロック発生手段からの
入力信号が前記乱数クロック発生手段の正常な動作により所定の周期で出力されるパルス
信号であるか否かを検出するパルス発振検出手段(例えば、実施形態におけるクロック監
視回路B95)と、乱数クロック発生手段からの入力信号が乱数クロック発生手段の正常
な動作によるパルス信号でないことが検出されたときに異常信号を出力する異常信号出力
手段(例えば、実施形態における入力回路部B40)とを有し、異常動作検出手段は、異
常信号に基づいて異常動作の発生を検出するのが好ましい。
さらに、上記構成の遊技機において、パルス発振検出手段は、乱数クロック発生手段の
正常な動作によるパルス信号を平滑化して常に所定以上の電圧を出力する平滑回路部と、
平滑回路部からの電圧の負荷に応じたオンオフ動作によりパルス発振検出手段および異常
信号出力手段に接続された電源とパルス発振検出手段とを遮断もしくは導通させるトラン
ジスタとから構成されるのが好ましい。
また、上記構成の遊技機において、乱数クロック発生手段からの入力信号が乱数クロッ
ク発生手段の正常な動作によるパルス信号であるときは、平滑回路部からの電圧の負荷に
よりトランジスタがオン動作して電源からの電流がパルス発振検出手段の側に流れ、乱数
クロック発生手段からの入力信号が乱数クロック発生手段の正常な動作によるパルス信号
でないときは、トランジスタのオフ動作により電源とパルス発振検出手段とが遮断される
ことにより電源からの電流が異常信号出力手段の側に流れて異常信号出力手段から異常信
号が出力されるのが好ましい。
また、上記構成の遊技機において、異常動作検出手段は、乱数カウント手段の動作によ
り所定周期毎に乱数カウント手段から出力されるカウント信号に基いて監視信号を出力す
る監視信号出力手段(例えば、実施形態におけるオーバーフロー信号出力回路B97)と
、監視信号を所定周期毎に監視して異常信号を出力する異常信号出力手段(例えば、実施
形態における入力回路部B40)とを有し、異常動作検出手段は、異常信号に基づいて異
常動作の発生を検出するようにしてもよい。
また、上記構成の遊技機において、乱数カウント手段の動作によるカウント信号の出力
に基いて監視信号がロー信号からハイ信号に切り換わるように構成され、所定周期毎に監
視信号がハイ信号に切り換わったか否かを監視するようにしてもよい。
一方、上記構成の遊技機において、乱数カウント手段の動作によるカウント信号の出力
に基いて監視信号がハイ信号からロー信号に切り換わるように構成され、所定周期毎に監
視信号がロー信号に切り換わったか否かを監視するようにしてもよい。
また、上記構成の遊技機において、所定周期毎に前記監視信号がハイ信号であることが
検出されたときに、乱数カウント手段の正常な動作を判断し、異常信号出力手段からの制
御信号により監視信号をロー信号にリセットし、監視信号がロー信号のままであることが
検出されたときは、乱数カウント手段が異常であると判断されて異常信号が出力されるよ
うにしてもよい。
一方、上記構成の遊技機において、所定周期毎に監視信号がロー信号であることが検出
されたときに、乱数カウント手段の正常な動作を判断し、異常信号出力手段からの制御信
号により監視信号をハイ信号にリセットし、監視信号がハイ信号のままであることが検出
されたときは、乱数カウント手段が異常であると判断されて異常信号が出力されるように
してもよい。
さらに、上記構成の遊技機において、異常動作検出手段は、乱数クロック発生手段の異
常動作の発生を示す第1の異常信号の出力に基づいて乱数クロック発生手段における異常
動作の発生を検出する第1の異常動作検出手段(例えば、実施形態におけるクロック監視
回路B95および入力回路部B40)と、乱数カウント手段の異常動作の発生を示す第2
の異常信号の出力に基づいて乱数カウント手段おける異常動作の発生を検出する第2の異
常動作検出手段(例えば、実施形態におけるオーバーフロー信号出力回路B97および入
力回路部B40)とから構成してもよい。
また、上記構成の遊技機において、第1の乱数生成手段における異常動作の発生に関わ
らず、判定値が当たり乱数値と一致する割合は常に一定であるように構成するのが好まし
い。
また、上記構成の遊技機において、異常動作検出手段により異常動作の発生が検出され
たときに乱数クロック発生手段もしくは乱数カウント手段の異常動作を示す所定の報知を
行うための報知信号を出力する報知信号出力手段(例えば、実施形態における制御部74
0)を有してもよい。
本発明に関する遊技機によれば、複数の乱数生成手段のうちの一方をCPUを含んで構
成し、CPUの基準クロックに基いてCPUのプログラム制御により乱数値をカウントす
る方法によっていわゆるソフトウェア乱数を生成することが可能である。このような場合
には、複数の乱数生成手段のうちの他方を構成する乱数クロック発生手段等からなるハー
ドウェア(第1の乱数生成手段)において異常動作が発生したような場合であっても、複
数の乱数生成手段のうちの一方を構成するCPUにより生成されたソフトウェア乱数が判
定値として取得され、CPU自体が故障しない限り乱数生成に係るハードウェアの故障に
拘らず特別遊技を発生させるような乱数を抽選させることが可能である。このようにすれ
ば、CPUが第1の乱数生成手段において生成された同一のカウント値を繰り返して読み
込んでしまうような故障が生じたとしても、異常動作を起こした乱数生成手段等の部品を
正常なものに交換するまでの間は、ソフトウェア乱数のみを判定値として遊技を続行させ
ることが可能である。
また、第1の乱数生成手段のうち乱数クロック発生手段の異常動作を検出するために、
乱数クロック発生手段からパルス信号が出力されているか否かをチェックして、異常信号
出力手段に異常信号を出力させるためのパルス発振検出手段を、ダイオード、トランジス
タ、コンデンサといった安価な部品のみで構成することが可能である。
さらに、判定値が当たり乱数値と一致する割合がハードウェア乱数を生成する第1の乱
数生成手段の故障に関わらず一定であるように設定されていれば、たとえハードウェアの
故障により同一のカウント値が繰り返して取得されたとしても、遊技者に利益を与える大
当たり遊技の発生の確率は変動しないため、ハードウェアの異常を判定して何らかの措置
を行わなくてもこの異常による直接的な影響を及ぼされずに遊技を続行させることが可能
である。
また、上記構成の遊技機によれば、乱数クロック発生手段の異常動作が発生した場合に
は報知信号が出力されて、エラー表示装置により異常動作の発生が直ちに表示されるため
、遊技ホール側は早めにこの異常動作を認識することが可能である。
さらに、第1の乱数生成手段における異常動作の発生を検出する異常動作検出手段を、
乱数クロック発生手段の異常動作の発生を検出可能な第1の異常動作検出手段と、乱数カ
ウント手段の異常動作の発生を検出可能な第2の異常動作検出手段とからなる2つの異常
動作検出手段で構成し、エラー表示装置により乱数クロック発生手段および乱数カウント
手段のうちのいずれかで異常動作が発生したかを認識可能に報知させることも可能である
。このように双方の異常動作を報知するように構成すれば、当該報知に基づいて第1の乱
数生成手段の乱数クロック発生手段および乱数カウント手段のうちのいずれかにおける異
常動作の発生箇所の特定が可能であることから、異常発生箇所の部品交換作業や異常発生
箇所の点検作業(解析作業)を迅速に行うことができる。
本発明に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明に係る遊技機の内部構造を表した背面図である。 上記遊技機に設けられている制御システムの概略を表したブロック図である。 上記遊技機に設けられている遊技機の制御に係る部分と乱数の発生に係る部分を表したブロック図である。 上記遊技機における乱数発生部とその周辺を表す回路図である。 上記乱数発生部におけるクロック監視回路の拡大図である。 上記乱数発生部において生成する信号をタイミングチャートで示した図である。 上記乱数発生部において生成する信号をタイミングチャートで示した図である。 上記遊技機に設けられている制御システムのうちのMCU等を表したブロック図で、(a)は乱数生成プログラムに基づく乱数の生成法を示し(b)は第2のクロックカウント回路に基づく乱数の生成法を示す図である。 上記遊技機の特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順におけるメインルーチンを示した図である。 上記遊技機の特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における割込処理サブルーチンを示した図である。 上記遊技機の特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における通常遊技処理サブルーチンの一部を示した図である。 上記遊技機の特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における通常遊技処理サブルーチンの一部を示した図である。 上記遊技機の特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における図柄変動処理サブルーチンを示した図である。 上記遊技機の特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における図柄確定処理サブルーチンを示した図である。 上記遊技機に設けられている遊技機の制御に係る部分と乱数の発生に係る部分を表した第2の実施の形態におけるブロック図である。 上記遊技機における乱数発生部とその周辺を表す第2の実施の形態における回路図である。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図1乃至図17を参照しなが
ら詳細に説明する。なお、図1は上記遊技機の一例として説明するパチンコ機の外観正面
図で、図2はパチンコ機の内部構造を示す背面図で、図3はパチンコ機に設けられている
制御システムの概略を表したブロック図で、図4はパチンコ機に設けられているパチンコ
機の制御に係る部分および乱数の発生に係る部分を表したブロック図で、図5はパチンコ
機における乱数発生部とその周辺を表した回路図で、図6は乱数発生部におけるクロック
監視回路の拡大図で、図7および図8は乱数発生部において生成する信号をタイミングチ
ャートで示した図で、図9はパチンコ機に設けられている制御システムのうちのマイクロ
コントロールユニット(MCU)等を表したブロック図である。また、図10乃至図15
は特別遊技判定用乱数の取得、利用、乱数発生部における異常検出の手順を示す図で、図
16はパチンコ機に設けられているパチンコ機の制御に係る部分と乱数の発生に係る部分
を表した第2の実施の形態におけるブロック図で、図17はパチンコ機における乱数発生
部とその周辺を表す第2の実施の形態における回路図である。
ここではまず、上記遊技機の一例として説明するパチンコ機PMの概要構成を図1およ
び図2を参照して説明する。図1に示すように、このパチンコ機PMは、外郭方形枠サイ
ズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サ
イズに構成されて開閉搭載用の前枠2が正面左側上下に配設されたヒンジ部材3a,3b
により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を
利用して通常は外枠1と係合された閉鎖状態に保持される。
前枠2の正面側には、前枠2の前面域に合わせた方形状をなし中央部に取り付けられた
ポリカーボネート板やガラス板等の透明板材を通して遊技盤20を透視可能なガラス扉5
と、球皿に貯留された遊技球を整列させて1個ずつ打球発射装置9に導く上球皿6とが、
ともに左側縁に内蔵されたヒンジ機構により横開き開閉および着脱が可能に組付けられ、
通常は施錠装置4および図示しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状態で
保持される。上球皿6のうち横型長方形をなし前枠2に対して開閉可能な当て板6aの左
側上部には賞球払出用の賞球払出口6bが設けられている。上球皿6の左側下部には、遊
技の展開状況に応じた効果音を発生させる図示しないスピーカからの音声が外部に放出さ
れる放音部6cが設けられている。また、前枠2の下部には遊技球を貯留する下球皿7が
設けられ、この下球皿7と並んで遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられ
ている。
遊技盤20は、板厚19mm程度の積層合板を所定形状に切断等して、その表面に所定
意匠のセルを貼り付けた化粧板(ベニヤとも称される)21を基板として構成される。化
粧板21の前面側には、帯状の外レール23aおよび内レール23bが円弧状に固設され
、これらの案内レール23a,23bで囲まれた内側に遊技領域PAが区画される。遊技
領域PAには、第1始動入賞具24a、第2始動入賞具24b、一般入賞具25並びに大
入賞具26を備えたアタッカー等の入賞具、および遊技の進行状況に応じて所定の図柄を
遊技者が視認可能に表示させる図柄表示装置28などが取り付けられ、遊技領域PAの下
端には入賞具24a,24b,25,26に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤20の裏
面側に排出させるアウト口27が設けられている。また、図柄表示装置28の上方には4
個の特別図柄保留ランプ90,90,90,90が設けられている。
図柄表示装置28は、遊技盤20のほぼ中央に位置しており、3桁の絵柄の組合せから
なる「特別図柄」を液晶画面にて変動表示させるもので、この特別図柄のうち、3桁がい
ずれも同一種類の絵柄の組合せからなるものを「当たり図柄」と称する。
第1始動入賞具24a又は第2始動入賞具24bへの入賞があると、上球皿6の賞球払
出口6bから所定数の賞球(例えば5球)が遊技者に払い出されるのに加え、図柄表示装
置28が作動し、図柄の変動が開始される。この変動の結果、停止表示される特別図柄が
当たり図柄の場合には、遊技者にとって有利な「大当たり遊技」が発生する。
この大当たり遊技においては、普段は閉鎖している大入賞具26が開放される。大入賞
具26への入賞があると、賞球払出口6bから所定数(例えば15球)の賞球が遊技者に
払い出される。この大入賞具26は、開放されてから所定時間(例えば30秒)経過する
か、又は所定数(例えば10球)の入賞があるかのいずれかにより一旦閉鎖する。そして
、この大入賞具26が開放されている間に、この大入賞具26の内部に設けられている図
示しないVゾーンへの入賞があると、大入賞具26は一旦閉鎖した後、再度開放すること
となっている。これにより、大入賞具26の開放は、最大16回連続することが可能とな
っている。また、大入賞具26が16回開放し終えるか、又は大入賞具26の開放中に上
記Vゾーンへの入賞がなかった場合には、この大当たり遊技は終了する。
なお、図柄表示装置28における変動表示の最中などに打球が第1始動入賞具24aも
しくは第2始動入賞具24bに入賞した場合には、特別図柄保留ランプ90,90,90
,90が最大4個まで点灯することとなっている。すなわち、この特別図柄保留ランプ9
0,90,90,90が点灯している個数分に相当する回数だけ、以後の図柄表示装置2
8の作動が保証されることとなっている。
第1始動入賞具24a内における打球の流路には、第1始動入賞具24aへの打球の入
賞を検出して検出信号を出力し、図柄表示装置28における図柄の変動表示を開始させる
ための第1始動入賞センサ51が設けられている。この第1始動入賞センサ51は磁気セ
ンサを用いており、検出信号としてハイ信号およびロー信号の2通りの状態をとる第1始
動信号を出力する。この第1始動信号は、打球を検出していないときにはハイ信号として
出力され、打球を検出している間のみロー信号として出力される。なお、光学的又は機械
的センサがこの第1始動入賞センサ51として使用されることもある。
また、第2始動入賞具24b内における打球の流路には、第1始動入賞センサ51と同
じ磁気センサにより第2始動入賞具24bへの打球の入賞を検出して検出信号を出力し、
図柄表示装置28における図柄の変動表示を開始させるための第2始動入賞センサ52が
設けられている。この第2始動入賞センサ52は、検出信号としてハイ信号及びロー信号
の2通りの状態をとる第2始動信号を出力する。そして、この第2始動信号は、打球を検
出していないときにはハイ信号を出力しているが、打球が通過している間のみロー信号を
出力する。なお、光学的又は機械的センサがこの第2始動入賞センサ52として使用され
ることもある。
図2に示すように、前枠2の裏面下部には、遊技球を外レール23aに向けて発射する
打球発射装置9、および操作ハンドル8の回動操作を受けて打球発射装置9の作動を制御
する発射装置制御基板200が取り付けられている。また、上球皿6の背後には、通常は
閉鎖保持される上球皿6によりその前面側が覆われている遊技補助盤と称される補助機構
部が形成され、その前面側に打球発射装置9によって打ち出された遊技球を外レール23
aに向けて案内する発射レールや、遊技領域PAに到達できずに打球発射装置9側に戻っ
てきたファール球を下球皿7に排出させるファール球回収経路部材、遊技の展開状況に応
じた効果音を発生させる図示しないスピーカなどが取り付けられている。
また、前枠2の背後には、裏セット盤30が取り付けられている。この裏セット盤30
は、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの方形状をなし、中央に表裏貫通する窓口31
wを有して一体成形された基枠体31をベースとして構成される。基枠体31の側縁部に
は上下に所定間隔をおいて裏セット盤揺動ヒンジ部材32,33が固定されており、この
上下の裏セット盤揺動ヒンジ部材32,33を前枠2側の上下の固定ヒンジ部材12,1
3に係合させて揺動させあるいは係脱させることで、裏セット盤30が前枠2の背後に横
開き開閉および着脱可能に装備され、通常は3箇所の閉鎖レバー34を利用して前枠2の
背面を覆うように閉鎖保持される。
裏セット盤30には、窓口31wを取り囲むようにして賞球を払い出すための賞球経路
が設けられる。すなわち、基枠体31の裏面側には、遊技球の貯留・供給を行うタンク部
材35、タンク部材35から供給される遊技球を整列させて流下させる整列樋部材36、
整列樋部材36から供給される遊技球を受けて所定数量の遊技球を待機保持させる賞球待
機通路37、賞球待機通路37に待機された遊技球を所定の入賞条件等に基いて払い出す
球払出装置38、球払出装置38から払い出された遊技球を上下の球皿6,7に導く賞球
払出経路39などの賞球経路が設けられている。また、基枠体31の前面側には、窓口3
1wの下方に位置して遊技盤20の裏面側に排出されたアウト球およびセーフ球、球抜き
機構によって賞球経路の途上から排出された抜き球等を集合させる図示しない集合経路が
形成され、基枠体31の裏面側には集合経路と繋がって集合された遊技球を遊技施設側の
回収バケットに排出させる図示しない球排出経路が形成されている。
裏セット盤30の裏面各部には、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主基板70
0や、主基板700からの指令信号に基いて球払出装置38の作動制御を行う球払出基板
300、効果照明や効果音の作動制御を行うランプ・音声制御基板400、これらの制御
基板や各種電子機器等に電力を供給する電源基板500、遊技ホールに設置された遊技機
管理装置(管理コンピュータ)に対して各種の遊技情報を出力する外部接続装置としての
外部端子板600などの回路基板が着脱交換可能に取り付けられ、各回路基板や電子機器
が図示しないワイヤーハーネスで接続されてパチンコ機PMが構成される。また、球払出
基板300の下方には、主基板700を含むこれら回路基板に何らかの異常動作等が生じ
たときに、これを発光ダイオードによる画面にて報知するためのエラー表示装置61(エ
ラーLED)が設けられている。
パチンコ機PMは、ガラス扉5、上球皿6、裏セット盤30等がそれぞれ閉鎖され、前
枠2が外枠1に閉鎖施錠された状態で遊技に供される。遊技は上球皿6に遊技球を貯留さ
せて操作ハンドル8を回動操作することにより開始され、上球皿6に貯留された遊技球が
1球ずつ打球発射装置9に送られ操作ハンドル8の回動操作角度に応じた強度で遊技領域
PAに打ち出されてパチンコゲームが展開される。
次に、パチンコ機PMを制御する制御システムの概略を図3を加えて説明する。図3に
示すように、本制御システムは、主基板700、第1始動入賞センサ51、第2始動入賞
センサ52、図柄表示装置28、外部端子板600およびエラー表示装置61を有して構
成され、これらがケーブル等により電気的に接続されている。
主基板700は、パチンコ機PMの動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用
の実行プログラムが予め記憶されている半導体メモリ等で形成された記憶部を有しこれら
のプログラムを実行するメインコントロール部730と、主基板700の制御とは無関係
に特別遊技判定用のいわゆるハードウェア乱数(0〜65535の65536個の乱数値
)を発生させる乱数発生部750とから構成されている。なお、本発明において、乱数と
は、数学的な意味においてランダムに生成される値のみだけではなく、生成は規則的であ
っても、その取得のタイミングがランダムであるために実質的に乱数として機能しうる値
をも意味する。そして、本発明においては、後述するクロックカウント回路B81〜B8
4によりカウントされ第1および第2カウント値記憶回路B91,B92に記憶される乱
数値を、特に「カウント値」と称して説明する。
メインコントロール部730内の制御部740は、ROM733、RAM734を有し
ており、メインコントロール部730が実行すべき制御プログラム及び制御の過程で必要
なデータはROM733に記載されている。また、メインコントロール部730には、基
準クロック発生回路731が設けられている。この基準クロック発生回路731は、パチ
ンコ機PMの制御の中枢を担うCPU732(図4参照)の動作基準をなす基準クロック
を発生する回路であって、水晶発振器や水晶振動子等を用いて所定間隔のパルス(クロッ
ク信号)を発生するものである。また、このパルスを分周部735において適宜分周した
ものを基準クロックとすることもある。
また、メインコントロール部730は、ROM733に記憶された乱数生成プログラム
B37に従って、いわゆるソフトウェア乱数を生成する乱数生成回路B31と、乱数発生
部750において発生したハードウェア乱数および乱数生成回路B31により発生された
ソフトウェア乱数に基いて所定の演算処理を実行する判定値演算回路B32と、当たり判
定手段B34を含む乱数取得手段B33とを有して構成されている。
主基板700は、第1始動入賞センサ51もしくは第2始動入賞センサ52からのロー
信号を検出すると、この乱数取得手段B33により、乱数発生部750から順次発生する
65536個の乱数のうちの1つのカウント値(第1の乱数値)、もしくは、乱数生成回
路B31により発生されたソフトウェア乱数(第2の乱数値)が取得され、図柄表示装置
28における停止図柄の決定が行われる。
ROM733上の当たり判定テーブルB36には、乱数値の全範囲について、一の乱数
値に対して「当たり乱数」か、それとも「ハズレ乱数」かの一意的な判定結果が定まるよ
うなデータが記録されている。すなわち、全乱数値は、当たり乱数およびハズレ乱数のう
ちのどちらかに必ず属し、双方に属したり、いずれにも属しなかったりすることはない。
ここで、当たり乱数とは、大当たり遊技を発生させるような所定の当たり図柄の組合せを
図柄表示装置28に停止表示させるような乱数値をいう。
当たり判定手段B34は、上記乱数取得手段B33により取得された第1の乱数値もし
くは第2の乱数値からなる判定値と上記判定テーブルB36に記憶されたデータとを比較
参照して、当該判定値に対応する判定結果、すなわち、当該判定値が当たり乱数であるか
、それともハズレ乱数であるかを取得する。
ROM733上の図柄データテーブルB35には、図柄表示装置28における停止図柄
を決定するための図柄データが記録されている。個々の図柄データにはアドレス番号が付
与されており、1つのアドレス番号から1つの図柄データが特定される。そして、乱数取
得手段B33により取得された判定値が当たり判定手段B34により当たりと判定された
ときには当たり図柄が、一方、ハズレと判定されたときにはハズレ図柄が格納された図柄
データが適宜選択される。そして、主基板700からの制御信号に基いて選択された所定
の図柄が図柄表示装置28上に表示される。
乱数発生部750は、後述するように、乱数クロック発生回路B51が正常に動作して
いるか否かを検出するクロック監視回路B95を有している。
また、主基板700は、外部端子板600を介してパチンコ機PM外部に電気的に接続
されており、主基板700から出力される各種の遊技情報をパチンコ機PM外部の管理コ
ンピュータに対して伝送させることができるようになっている。この遊技情報には、主基
板700等における何らかの異常を検出した制御部740から出力される報知信号も含ま
れており、管理コンピュータに対してパチンコ機PMの異常を報知させることができるた
め、遊技ホールはこの異常を直ちに認識することが可能となっている。
さらに、エラー表示装置61がそれぞれ配線ケーブルを介して主基板700に接続され
ており、主基板700等の各回路基板における異常を検出した制御部740から出力され
る報知信号により、エラー表示装置61の点灯を行わせることができる。
ここで、図4および図5を参照して、パチンコ機PMにおける乱数の発生およびこれの
取得、さらに乱数発生手段の異常検出に係る部分の構成の第1の実施の形態について説明
する。入力回路部B40は、主基板700外からの入力情報及び主基板700内に設けら
れた乱数発生部750により発生した乱数および後述するクロック監視回路B95からの
異常信号等が入力される部分で、バッファ用のIC等により構成される。具体的には、入
力回路部B40には、第1始動入賞具24aもしくは第2始動入賞具24bへの打球の入
賞に応じて出力される第1始動入賞センサ51もしくは第2始動入賞センサ52からの入
力信号や、乱数発生部750により発生された乱数の上位および下位8ビット分が入力さ
れる。さらに、乱数クロック発生手段B51からの出力信号がこの入力回路部B40に入
力され、この出力信号が乱数クロック発生手段B51の正常な動作によるパルス信号であ
るか否かが、入力回路部B40を介して制御部740により監視される。
出力回路部B45は、主基板700外の電気部品(ランプ、スピーカ類)への制御信号
等及び主基板700内に設けられた乱数発生部750により発生した乱数を読み込むため
の読込信号を出力する部分で、バッファ等のIC等により構成される。具体的には、出力
回路部B45からは、主基板700が第1始動入賞具24aに入賞があったと判定した場
合に、この入賞に対応するカウント値の読込の契機となる第1読込信号や、主基板700
が第2始動入賞具24bに入賞があったと判定した場合に、この入賞に対応するカウント
値の読込の契機となる第2読込信号が出力される。さらに、乱数クロック発生手段B51
もしくはクロックカウント回路B81〜B84における異常動作が検出されたときに、外
部端子板600を介してパチンコ機PM外部に向けて報知信号が出力される。また、エラ
ー表示装置61に向けて報知信号が出力されて所定のエラー表示を行わせる。
第1始動入賞センサ51からの第1始動信号は、入力回路部B40のIC14の1A端
子に入力される。一方、第2始動入賞センサ52からの第2始動信号は、入力回路部B4
0のIC14の2A端子に入力される。また、IC14の3A端子と、クロック監視回路
B95を構成するトランジスタTR1のコレクタが接続されており、トランジスタTR1
のベースに電圧が印加されると入力回路部B40側からコレクタ電流が流れるようになっ
ている。
乱数発生部750は、乱数として供されるカウント値を生成するものであり、具体的に
は、乱数クロック発生回路B51、乱数クロック反転回路B61、第1及び第2ラッチ信
号出力回路B71,B72、第1〜第4クロックカウント回路B81,B82,B83,
B84、第1および第2カウント値記憶回路B91,B92およびクロック監視回路B9
5により構成される。
乱数クロック発生回路B51(OSC1)は、乱数カウント用のクロックを発生させる
ためのもので、発生したクロックを出力するクロック出力部(OUT)を備えている。こ
の乱数クロック発生回路B51は、例えば、7.15909MHzのクロックを発生する
水晶発振器により構成される。
乱数クロック反転回路B61(IC18)は、上記乱数クロック発生回路B51から出
力されるクロックを反転させ、これを反転クロックとして、後述する第1ラッチ信号出力
回路B71(IC16)および第2ラッチ信号出力回路B72(IC17)へ出力するも
のである。具体的には、IC18のうち、1Q端子から出力される信号を反転した信号を
反転信号として、反転クロック出力部である1Q反転端子から出力するもので、クロック
の立ち上がりエッジは反転クロックの立ち下がりエッジに、クロックの立ち下がりエッジ
は反転クロックの立ち上がりエッジにそれぞれ相当する。なお、この乱数クロック反転回
路B61は、NOTゲートなどのICを用いて構成してもよい。
第1〜第4クロックカウント回路B81,B82,B83,B84は、クロックを入力
する乱数クロック入力部(CK)と、計数した乱数値が出力されるカウント出力部(QA
〜QD)をそれぞれ有している。この第1〜第4クロックカウント回路B81,B82,
B83,B84は、図5に示すように、4ビットのインクリメントカウンタを4個(IC
1からIC4まで)カスケード接続した回路で構成され、乱数クロック発生回路B51に
より発生したクロックの立ち上がりエッジで加算し、その加算結果を出力するための回路
である。
乱数クロック発生回路B51からのクロックの入力により、まず、第1クロックカウン
ト回路B81(IC1)において、4桁分の値(例えば、「0001」や「0011」)
がカウントされる。「1111」までカウントされて、4桁分の値のカウントが終了する
と、その都度、桁上がり信号がIC1のCO端子から第2クロックカウント回路B82(
IC2)のENT端子へ出力される。第2クロックカウント回路B82がカウントを開始
するには、第1クロックカウント回路B81からの当該桁上がり信号の入力が必要である
。すなわち、IC2においては、この桁上がり信号と乱数クロック発生回路B51からの
クロック(CK端子に入力される)とが同時に入力されて始めて次の4桁分のカウントが
開始される。
同様に、IC2において、4桁分の値(例えば、「0001」や「0011」)が「1
111」までカウントされると、その都度、桁上がり信号がIC2のCO端子から第3ク
ロックカウント回路B83(IC3)のENT端子へ出力される。第3クロックカウント
回路B83がカウントを開始するには、第2クロックカウント回路B82からの当該桁上
がり信号の入力が必要である。すなわち、IC3においては、この桁上がり信号と乱数ク
ロック発生回路B51からのクロック(CK端子に入力される)とが同時に入力されて始
めて次の4桁分の値のカウントが開始される。
また、同様に、IC3において、4桁分の値(例えば、「0001」や「0011」)
が「1111」までカウントされると、その都度、桁上がり信号がIC3のCO端子から
第4クロックカウント回路B84(IC4)のENT端子へ出力される。第4クロックカ
ウント回路B84がカウントを開始するには、第3クロックカウント回路B83からの当
該桁上がり信号の入力が必要である。すなわち、IC4においては、この桁上がり信号と
乱数クロック発生回路B51からのクロック(CK端子に入力される)とが同時に入力さ
れて始めて次の4桁分の値のカウントが開始される。
以上のようにして、クロックカウント回路B81〜B84により、16ビットの2進数
が生成されることとなっている。すなわち、16桁の2進数のうち、第1クロックカウン
ト回路B81(IC1)が最下位の4桁、第2クロックカウント回路B82(IC2)が
その上の4桁、第3クロックカウント回路B83(IC3)がさらにその上の4桁及び第
4クロックカウント回路B84(IC4)が最上位の4桁をそれぞれ担当している。
上記4つのクロックカウント回路B81〜B84により加算されているカウントは、各
々のカウント出力部(QA、QB、QC及びQD端子)を経て第1カウント値記憶回路B
91および第2カウント値記憶回路B92へそれぞれ出力されて記憶される。なお、本実
施の形態では、クロックカウント回路として加算式のインクリメントカウンタを使用して
いるが、他の実施の形態では、減算式のデクリメントカウンタを使用することとしてもよ
い。また、本実施の形態においては16ビットの乱数(4ビット×4)を生成することと
しているが、他の実施の形態においては、このビット数は16ビットに限らず適宜変更す
ることとしてもよい。
ラッチ信号出力回路B71,B72は、第1始動入賞具24aへの入賞に伴う乱数の取
得に係る第1ラッチ信号出力回路B71(IC16)と、第2始動入賞具24bへの入賞
に伴う乱数の取得に係る第2ラッチ信号出力回路B72(IC17)とに分けられている
第1ラッチ信号出力回路B71(IC16)には、上記乱数クロック反転回路B61(
IC18)からの反転クロックが第1反転クロック入力部(1CK)を経て入力される。
これとともに、第1始動入賞センサ51からの第1始動信号が、バッファ(IC13)を
介して第1始動信号入力部(1D)に入力される。そして、第1ラッチ信号出力回路B7
1は、この第1始動信号入力部(1D)を経て第1始動信号(ロー信号)が入力されたと
きは、この信号の立ち上がりエッジを、第1反転クロック入力部(1CK)から入力され
る反転クロックの立ち上がりエッジと同期するように遅延させて、第1ラッチ信号として
第1ラッチ信号出力部(1Q)を経て第1カウント値記憶回路B91(IC5およびIC
6)へ出力する。
一方、第2ラッチ信号出力回路B72(IC17)には、前記乱数クロック反転回路B
61からの反転クロックが第2反転クロック入力部(2CK)を経て入力される。これと
ともに、前記第2始動入賞センサ52からの第2始動信号が第2始動信号入力部(2D)
に入力される。そして、第2ラッチ信号出力回路B72は、この第2始動信号入力部(2
D)を経て第2始動信号(ロー信号)が入力されたときは、この信号の立ち上がりエッジ
を、反転クロック入力部から入力される反転クロックの立ち上がりエッジと同期するよう
に遅延させて、第2ラッチ信号として第2ラッチ信号出力部(2Q)を経て第2カウント
値記憶回路B92(IC7およびIC8)へ出力する。
なお、上記第1及び第2始動信号は、いずれも後述するように入力回路部B40等を介
してメインコントロール部730にも入力され、乱数取得のために実行されるプログラム
を開始させるタイミングとしても用いられることとなっている。
カウント値記憶回路B91,B92は、第1始動入賞具24aへの入賞に由来する乱数
を一時的に記憶する第1カウント値記憶回路B91と、第2始動入賞具24bへの入賞に
由来する乱数を一時的に記憶する第2カウント値記憶回路B92とに分けられている。
第1カウント値記憶回路B91は、クロックカウント回路B81〜B84によりカウン
トされたカウント値を、第1ラッチ信号出力回路B71からの第1ラッチ信号に基いて(
第1始動入賞センサ51からの第1始動信号を受けて、第1ラッチ信号出力回路B71か
らラッチ信号が出力されたときに)記憶するものである。一方、第2カウント値記憶回路
B92は、クロックカウント回路B81〜B84によりカウントされたカウント値を、第
2ラッチ信号出力回路B72からの第2ラッチ信号に基いて(第2始動入賞センサ52か
らの第2始動信号を受けて、第2ラッチ信号出力回路B72からラッチ信号が出力された
ときに)記憶するものである。
第1カウント値記憶回路B91は、図5に示すように、8ビットのIC2個からなるレ
ジスタ部(IC5及びIC6)と、8ビットのIC2個からなるバッファ部(IC9及び
IC10)とから構成される。同様に、第2カウント値記憶回路B92も、8ビットのI
C2個からなるレジスタ部(IC7及びIC8)と、8ビットのIC2個からなるバッフ
ァ部(IC11及びIC12)とから構成される。
第1カウント値記憶回路B91のレジスタ部のうち、IC5には、第1クロックカウン
ト回路B81(IC1)からの4桁のカウント値がD1端子からD4端子までを介して入
力され、また、第2クロックカウント回路B82(IC2)からの4桁のカウント値がD
5端子からD8端子までを介して入力される。すなわち、IC5のD1端子〜D8端子ま
ではカウント入力部として機能し、IC5には、これらを通じて第1始動入賞具24aに
由来する16ビットの2進数のカウント値のうち下8桁が入力される。
第1カウント値記憶回路B91のレジスタ部のうち、IC6には、第3クロックカウン
ト回路B83(IC3)からの4桁のカウント値がD1端子からD4端子までを介して入
力され、また、第4クロックカウント回路B84(IC4)からの4桁のカウント値がD
5端子からD8端子までを介して入力される。すなわち、IC6のD1端子〜D8端子ま
ではカウント入力部として機能し、IC6には、これらを通じて第1始動入賞具24aに
由来する16ビットの2進数のカウント値のうち上8桁が入力される。
第2カウント値記憶回路B92のレジスタ部のうち、IC7には、第1クロックカウン
ト回路B81(IC1)からの4桁のカウント値がD1端子からD4端子までを介して入
力され、また、第2クロックカウント回路B82(IC2)からの4桁のカウント値がD
5端子からD8端子までを介して入力される。すなわち、IC7のD1端子〜D8端子ま
ではカウント入力部として機能し、IC7には、これらを通じて第2始動入賞具24bに
由来する16ビットの2進数のカウント値のうち下8桁が入力される。
第2カウント値記憶回路B92のレジスタ部のうち、IC8には、第3クロックカウン
ト回路B83(IC3)からの4桁のカウント値がD1端子からD4端子までを介して入
力され、また、第4クロックカウント回路B84(IC4)からの4桁のカウント値がD
5端子からD8端子までを介して入力される。すなわち、IC8のD1端子〜D8端子ま
ではカウント入力部として機能し、IC8には、これらを通じて第2始動入賞具24bに
由来する16ビットの2進数のカウント値のうちの上8桁が入力される。
第1カウント値記憶回路B91のレジスタ部(IC5及びIC6)におけるCLOCK
端子には、第1ラッチ信号出力回路B71からの第1ラッチ信号が入力される。すなわち
、これらのCLOCK端子は、第1ラッチ信号入力部として機能しており、この第1ラッ
チ信号入力部から入力される第1ラッチ信号がハイ信号となった立ち上がりエッジの時点
でクロックカウント回路B81〜B84から入力されているカウント値が、レジスタ部に
記憶される。
第2カウント値記憶回路B92のレジスタ部(IC7及びIC8)におけるCLOCK
端子には、第2ラッチ信号出力回路B72からの第2ラッチ信号が入力される。すなわち
、これらのCLOCK端子は、第2ラッチ信号入力部として機能しており、この第2ラッ
チ信号入力部から入力される第2ラッチ信号がハイ信号となった立ち上がりエッジの時点
でクロックカウント回路B81〜B84から入力されているカウント値が、レジスタ部に
記憶される。
第1カウント値記憶回路B91のバッファ部(IC9及びIC10)におけるG1端子
には、乱数取得のために実行されるプログラムに基いてメインコントロール部730の出
力回路部B45から出力される読込信号に応じて、第1カウント値記憶回路B91に記憶
された16桁からなる1つのカウント値がCPU732へ出力される。すなわち、この読
込信号入力部から入力される読込信号がロー信号となる立ち下がりエッジの時点で、レジ
スタ部(IC5およびIC6)に記憶されている乱数が、Y1端子〜Y8端子をそれぞれ
介してCPUデータバスへ出力されるようになっている。
なお、第1カウント値記憶回路B91から出力される乱数のうち、IC9を経由するも
のは、CPU732に入力されて、16桁の乱数のうちの下位8桁分として取り扱われる
。一方、第1カウント値記憶回路B91から出力される乱数のうち、IC10を経由する
ものは、CPU732に入力されて、16桁の乱数のうちの上位8桁分として取り扱われ
る。
第2カウント値記憶回路B92のバッファ部(IC11及びIC12)における端子G
1には、上記プログラムに基いてメインコントロール部730の出力回路部B45から出
力される読込信号に応じて、第2カウント値記憶回路B92に記憶された16桁からなる
1つのカウント値がCPU732へ出力される。すなわち、読込信号入力部から入力され
る読込信号がロー信号となる立ち下がりエッジの時点で、レジスタ部(IC7およびIC
8)に記憶されている乱数が、Y1端子〜Y8端子をそれぞれ介してCPUデータバスへ
出力されるようになっている。
第2カウント値記憶回路B92から出力される乱数のうち、IC11を経由するものは
、CPU732に入力されて、16桁の乱数のうちの下位8桁分として取り扱われる。一
方、第2カウント値記憶回路B92から出力される乱数のうち、IC12を経由するもの
は、CPU732に入力されて、16桁の乱数のうちの上位8桁分として取り扱われる。
次に、乱数発生部750内のクロック監視回路B95の拡大図である図6とともに、こ
のクロック監視回路B95について説明する。クロック発生回路B51の異常動作を監視
するためのクロック監視回路B95は、コンデンサC3およびC4と、ダイオードD1お
よびD2と、トランジスタTR1等とから構成される。そして、コンデンサC3は、カッ
プリングコンデンサとして乱数クロック反転回路B61の1Q端子に接続され、トランジ
スタTR1のコレクタ側は、入力回路部B40の3A端子に接続されている。また、トラ
ンジスタTR1のコレクタ側は、抵抗R6を介して電源Eの正極側にも接続されている。
なお、ダイオードD1および抵抗R5はいずれも、ダイオードD1のカソード側を常に正
電位に保持するためのものである。
コンデンサC3は、直流成分がカットされたクロック発生回路B51からの周期的なパ
ルス信号(クロック信号)だけをクロック監視回路B95側に通過させる役割を有してい
る。このため、クロック発生回路B51に生じた何らかの不具合によりクロック発生回路
B51が動作停止(パルス発振停止)すると、クロック発生回路B51からは時間変化の
ない一定のハイ信号もしくはロー信号が出力されることになり、クロック監視回路B95
の側にはクロック発生回路B51からの出力信号が伝送されなくなる。すなわち、クロッ
ク発生回路B51の動作状況に応じて、クロック監視回路B95の側に入力される入力信
号が変化する。
クロック監視回路B95内に構成されている平滑回路部B96は、クロック発生回路B
51から入力されるパルス信号を平滑化して常に所定以上の電圧(例えば5V以上)を出
力するもので、コンデンサC3側をアノードにして接続されたダイオードD2と、当該ダ
イオードD2のカソードとアース間に接続された平滑コンデンサC4等とから構成される
。このダイオードD2は、そのカソード側を常に正電位に保持するためのものである。ま
た、平滑コンデンサC4は、ダイオードD2を通過したパルス信号を平滑化して常に所定
以上の電圧を出力し、この出力電圧がベース電圧としてトランジスタTR1に印加される
トランジスタTR1のコレクタ側は、入力回路部B40の(IC14)の3A端子に接
続され、また上述したように、この入力回路部B40への回路から分岐する分岐線が抵抗
R6を介して電源Eの正極側に接続されている。クロック発生回路B51が正常にパルス
信号を発振している状態では、平滑回路部B96により平滑化された所定以上の出力電圧
がトランジスタTR1にベース電圧として印加される。トランジスタTR1に所定のベー
ス電圧(例えば5V)が印加されると、トランジスタTR1のコレクタ側からエミッタ側
(アース側)に向かってコレクタ電流Icが流れる。
このコレクタ電流Icは、電源Eから供給されるものであり、電源Eからトランジスタ
TR1のコレクタ側に電流が流れるときは、入力回路部B40(IC14)の側に向けて
電流Iaは流れない。このとき、IC14からCPU732に向けてクロック発生回路B
51の異常動作を示す異常信号は出力されない。
一方、クロック発生回路B51に異常動作が生じてパルス信号の発振停止の状態では、
平滑回路部B96からトランジスタTR1に電圧が印加されず、ベース電圧はゼロである
ので(所定値以下であるので)コレクタ電流Icは流れない。このため、電源Eからは入
力回路部B40(IC14)の側に向けて電流Iaが流れる。そして、IC14に電流I
aが流れると、IC14からはCPU732に向けて異常信号が出力される。
このようにトランジスタTR1は、電源Eから供給される電流をクロック監視回路B9
5の側へ流すか、あるいはこの電流を遮断する、スイッチとしての役割を有し、パルス信
号の発振停止によりIC14の側に電流Iaが流れたときには、IC14からCPUデー
タバスを介して異常信号がCPU732に出力されることで、制御部740がクロック発
生回路B51の異常動作を判断することができる。
図7および図8はいずれもクロック発生回路B51、クロック監視回路B95および入
力回路部B40におけるそれぞれの信号波形の時間変化を示す波形図である。図7および
図8で、Vaはクロック発生回路B51から出力されクロック監視回路B95に入力され
るクロック信号(パルス信号)を示す。また、VbはカップリングコンデンサC3を通過
した入力信号のダイオードD1のカソード側出力を示す。
図7に示すように、クロック発生回路B51はaの時点までは正常に動作してパルス信
号がクロック監視回路B95に向けて発振されるため、Vbはクロック監視回路B95へ
の入力波形と同じパルス信号となる。
一方、クロック発生回路B51からロー信号が出力されているaの時点でパルス信号の
発振停止が起きて、これ以降クロック発生回路B51から時間変化のない一定のロー信号
が出力される状態では、パルス信号がコンデンサC3を通過せず、ダイオードD1のカソ
ード側出力Vbはゼロとなる。
Vcは平滑回路部B96により平滑化されたトランジスタTR1のベース電圧を示して
おり、トランジスタTR1はベース電圧VcがV以上(例えば5V以上)のときにコレ
クタ電流Icが流れるようになっている。図7に示すように、aの時点まではクロック監
視回路B95へのパルス信号の入力により常にV以上のベース電圧がトランジスタTR
1に印加されているため、電源EからトランジスタTR1に向けてコレクタ電流Icが流
れる。これに対しaの時点以降では、パルス信号がコンデンサC3を通過せず、ダイオー
ドD1のカソード側にパルス信号が出力されないため、トランジスタTR1のベース電圧
VcはV以下となってコレクタ電流Icは流れない。
上述したように、電源EからトランジスタTR1に向けてコレクタ電流Icが流れない
ときは、電源EからIC14の側に向けて電流が流れ、異常信号VdがIC14の3A端
子に入力されるようになっている。図7に示すように、この異常信号Vdは、トランジス
タTR1にV以上のベース電圧が生じるaの時点まではIC14に向けて出力されない
(ロー信号が出力される)。一方、トランジスタTR1のベース電圧がV以下となるa
の時点以降において、異常信号Vdが出力される(ハイ信号が出力される)。
そして、IC14の3A端子に異常信号Vdが出力されると、IC14の3Y端子から
は、ロー信号としての異常信号が出力される。制御部740がこのロー信号としての異常
信号を検出すると、制御部740はクロック発生回路B51に異常動作が発生したものと
判断して外部端子板600を介してパチンコ機PM外部に報知信号を出力する。また、制
御部740はエラー表示装置61にも報知信号を出力してエラー表示装置61の点灯を行
わせてクロック発生回路B51の異常動作を報知させることができる。
一方、図8に示すように、クロック発生回路B51からハイ信号が出力されているbの
時点でパルス信号の発振停止が起きて、これ以降クロック発生回路B51から時間変化が
ない一定のハイ信号が出力されるような場合も同様であり、異常信号Vdは、トランジス
タTR1にV以上のベース電圧が生じるbの時点までは出力されない(ロー信号が出力
される)。一方、トランジスタTR1のベース電圧がV以下となるbの時点以降におい
て、異常信号Vdは出力される(ハイ信号が出力される)。そして、異常信号Vdが出力
された場合には、IC14の3Y端子からはロー信号としての異常信号が出力され、制御
部740がこのロー信号としての異常信号を検出すると、制御部740がパチンコ機PM
外部に報知信号を出力し、エラー表示装置61の点灯を行わせてクロック発生回路B51
の異常動作を報知させる。
以上のように、クロック発生回路B51の動作状態に応じて入力回路部B40から出力
される異常信号Vdを入力回路部B14(IC14)が検出することで、クロック発生回
路B51が正常に動作しているか否かを制御部740が判断することが可能であり、異常
動作が発生したと判断された場合には、これを報知させることが可能となっている。
以上、パチンコ機PMにおける乱数の発生およびこれの取得について説明したが、乱数
の生成方法として上記のような乱数発生部750によるものに限られない。例えば、図9
(a)に示すように、乱数生成プログラムB37を有するROM733、RAM734お
よびCPU732をマイクロコントロールユニット(以下、「MCU」という。)800
として1つのユニットを構成し、第2の乱数生成手段(乱数生成回路B31)であるこの
MCU800が乱数(ソフトウェア乱数)を生成するように構成してもよい。このような
構成によれば、MCU800内のCPU732が、基準クロック発生回路731において
発生した所定間隔のパルス(クロック信号)、すなわち、CPU732の動作基準をなす
基準クロックに基いてROM733に記憶された乱数生成プログラムB37を実行するこ
とでいわゆるソフトウェア乱数が生成され、生成された乱数は順次RAM734に格納さ
れるようになっている。
あるいは、図9(b)に示すように、ROM733、RAM734およびCPU732
のほかに、クロックカウント回路B81〜B84とは別の第2のクロックカウント回路7
36からなるマイクロコントロールユニットMCU800´を構成し、この第2のクロッ
クカウント回路736からなる第2の乱数生成手段(乱数生成回路B31´)により乱数
を生成してもよい。このような構成によれば、第2のクロックカウント回路736が基準
クロック発生回路731において発生する基準クロックに基いて乱数をカウントし、所要
の時間毎に出力されるCPU732からの読込信号に応じて第2のクロックカウント回路
736にてカウントされた乱数値のうちからカウント値が取得され、RAM734に格納
される。
次に、実際の遊技における乱数の取得、利用および乱数発生部の異常検出の手順を、図
10から図15までのフローチャートを参照しつつ説明する。なお、下記において示され
るフローチャートに沿って、CPU732により制御プログラムが実行されるが、CPU
732が実行すべき当該制御プログラム及び制御の過程で必要なデータはROM733に
記載されている。
なお、図10はパチンコ機における特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順におけるメ
インルーチンを示した図で、図11はパチンコ機における特別遊技判定用乱数の取得、利
用の手順における割込処理サブルーチンを示した図で、図12および図13はパチンコ機
における特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における通常遊技処理サブルーチンの一
部を示した図で、図14はパチンコ機における特別遊技判定用乱数の取得、利用の手順に
おける図柄変動処理サブルーチンを示した図で、さらに、図15はパチンコ機における特
別遊技判定用乱数の取得、利用の手順における図柄確定処理サブルーチンを示した図であ
る。また、図12および図13に示すフローチャートは、丸囲みAの部分同士が繋がって
1つのフローチャートを構成している。
パチンコ機PMの電源が投入されると、必要なパラメータの初期化等が行われた後、図
10に示すメインルーチンに従って遊技の処理に関するプログラムが実行される。このメ
インルーチンにおいて、まず割込処理サブルーチンR0が図11に示すフローチャートに
従って実行される。割込処理サブルーチンR0においては、通常遊技処理サブルーチンR
1が図12及び図13に示すフローチャートに従って実行される。通常遊技処理サブルー
チンR1においては、ステップS100で第1始動入賞具24a及び第2始動入賞具24
bへの打球の入賞がチェックされる。
ここで、CPU732による始動入賞センサ51,52からの始動信号の検出周期は、
所定の周期に設定されている。そして、ある検出周期において始動信号がロー信号である
ことが検出され、且つ、その次の検出周期及びさらにその次の検出周期と2回連続でハイ
信号が検出された場合にのみ有効な入賞と判定される。
続くステップS110においては、第1始動入賞具24aへの入賞があったか否かが判
断される。ここで、入賞がなかったと判断された場合、もしくは入賞はあったものの既に
保留球数が4個に達している場合には、図13のステップS200に進む。一方、保留球
数が4個未満で、且つ、入賞があったと判断された場合には、保留球数を1加算した上で
、ステップS120に進む。
ステップS120においては、出力回路部B45から、16ビットの乱数のうち上位8
ビット分に対する第1読込信号が出力される。そして、その上位8ビット分の第1読込信
号が、第1カウント値記憶回路B91の第1読込信号入力部(IC10のG1端子)に入
力される。そして、当該入賞に基く第1ラッチ信号の入力により、第1カウント値記憶回
路B91のレジスタ部(IC6)に記憶されたカウント値が、バッファ部(IC10)の
第1乱数出力部(Y1端子〜Y8端子)から出力される。そして、ステップS130に進
む。
ステップS130においては、上記の段階で出力されたカウント値は、CPUデータバ
スを経由して、入力回路部B40の上位乱数読込部からメインコントロール部730に入
力される。そして、ステップS140に進む。ステップS140においては、上記の段階
で入力されたカウント値は、16ビットの乱数のうちの上位8ビット分として、RAM7
34に格納される。そして、ステップS150に進む。
ステップS150においては、出力回路部B45の第1読込信号出力部から、16ビッ
トの乱数のうち下位8ビット分に対する第1読込信号が出力される。そして、その下位8
ビット分の第1読込信号が、第1カウント値記憶回路B91の第1読込信号入力部(IC
9のG1端子)に入力される。そして、当該入賞に基く第1ラッチ信号の入力により第1
カウント値記憶回路B91のレジスタ部(IC5)に記憶されたカウント値が、バッファ
部(IC9)の第1乱数出力部(Y1端子〜Y8端子)から出力される。そして、ステッ
プS160に進む。
ステップS160においては、上記の段階で出力されたカウント値は、CPUデータバ
スを経由して、入力回路部B40の下位乱数読込部からメインコントロール部730に入
力される。そして、ステップS170に進む。ステップS170においては、上記の段階
で入力されたカウント値は、16ビットの乱数のうちの下位8ビット分として、RAM7
34に格納される。そして、先のステップS140で格納された上位8ビット分と合わせ
て、16ビットの乱数として取り扱われる。以上のようにしてRAM734に格納された
16ビットの乱数(ハードウェア乱数)は、遊技者に利益を与える特別遊技を発生させる
か否かを判定するための第1の乱数値として利用される。
一方、乱数生成回路B31は、ROM733に記憶された乱数生成プログラムB37を
読み込んで、CPU732の基準クロックに基いて当該プログラムB37を実行し、いわ
ゆるソフトウェア乱数(上記のように、乱数発生部750において生成されたハードウェ
ア乱数に対して)を生成する。具体的には、この乱数生成プログラムB37は0から所定
の数までを所定の周期で1ずつ加算する演算を行うものである。このようにして乱数生成
回路B31において生成されたソフトウェア乱数は、遊技者に利益を与える特別遊技を発
生させるか否かを判定するための第2の乱数値として利用される。ここではステップS1
80において、その時点において乱数生成プログラムB37に従って乱数生成回路B31
により加算されているソフトウェア乱数が乱数取得手段B33により取得され、ハードウ
ェア乱数と同様にRAM734に保存される。そして、図13のステップS200に進む
図13のステップS200においては、第2始動入賞具24bへの入賞があったか否か
が判断される。ここで、入賞がなかったと判断された場合、もしくは入賞はあったものの
既に保留球数が4個に達している場合には、図11に示す割込処理サブルーチンR0に戻
る。一方、保留球数が4個未満で、且つ、入賞があったと判断された場合には、保留球数
を1加算した上で、ステップS210に進む。
ステップS210においては、出力回路部B45の第2読込信号出力部から、16ビッ
トの乱数のうち上位8ビット分に対する第2読込信号が出力される。そして、その上位8
ビット分の第2読込信号が、第2カウント値記憶回路B92の第2読込信号入力部(IC
12のG1端子)に入力される。そして、当該入賞に基く第2ラッチ信号の入力により第
2カウント値記憶回路B92のレジスタ部(IC8)に記憶されたカウント値が、バッフ
ァ部(IC12)の第2乱数出力部(Y1端子〜Y8端子)から出力される。そして、ス
テップS220に進む。
ステップS220においては、上記の段階で出力されたカウント値は、CPUデータバ
スを経由して、入力回路部B40の上位乱数読込部からメインコントロール部730に入
力される。そして、ステップS230に進む。ステップS230においては、上記の段階
で入力されたカウント値は、16ビットの乱数のうちの上位8ビット分として、RAM7
34に格納される。そして、ステップS240に進む。
ステップS240においては、出力回路部B45の第2読込信号出力部から、16ビッ
トの乱数のうち下位8ビット分に対する第2読込信号が出力される。そして、その下位8
ビット分の第2読込信号が、第2カウント値記憶回路B92の第2読込信号入力部(IC
11のG1端子)に入力される。そして、当該入賞に基く第2ラッチ信号の入力により第
2カウント値記憶回路B92のレジスタ部(IC7)に記憶されたカウント値が、バッフ
ァ部(IC11)の第2乱数出力部(Y1端子〜Y8端子)から出力される。そして、ス
テップS250に進む。
ステップS250においては、上記の段階で出力されたカウント値は、CPUデータバ
スを経由して、入力回路部B40の下位乱数読込部からメインコントロール部730に入
力される。そして、ステップS260に進む。ステップS260においては、上記の段階
で入力されたカウント値は、16ビットの乱数のうちの下位8ビット分として、RAM7
34に格納される。そして、先のステップS230で格納された上位8ビット分と合わせ
て、16ビットの乱数として取り扱われる。そして、ステップS270に進む。
ステップS270においては、その時点において乱数生成プログラムB37に従って乱
数生成回路B31により加算されているソフトウェア乱数が乱数取得手段B33により取
得され、RAM734に保存される。そして、図11に示す割込処理サブルーチンR0に
戻り、ステップS10において乱数更新処理が行われる。この乱数更新処理は、先のステ
ップS170およびS260において既にRAM734に記憶されていた乱数をRAM7
34上の記憶領域から削除するものである。そしてこれに引き続き、図柄変動処理サブル
ーチンR2が、図14に示すフローチャートに従って実行される。
図柄変動処理サブルーチンR2においては、まず、図14のステップS300において
、図柄表示装置28において表示される図柄が停止しており、且つ、特別遊技が実行され
ていないような図柄変動許可状態であるか否かが判断される。ここで、図柄変動許可状態
でないものと判断された場合、すなわち、図柄表示装置28において図柄が変動表示して
いる最中であるか、もしくは特別遊技が実行されている最中であるものと判断された場合
には、図11に示す割込処理サブルーチンR0に戻る。
一方、図柄変動許可状態であると判断された場合には、ステップS310に進む。ステ
ップS310においては、保留球数が1以上あるか否かが判断される。保留球数が0の場
合には、図柄の変動処理は実行されず、図11に示す割込処理サブルーチンR0に戻る。
一方、保留球数が1以上の場合には、ステップS320に進む。ステップS320におい
ては、保留球数から1が減算される。そして、ステップS330に進む。
ステップS330においては、制御部740により入力回路部B40からクロック発生
回路B51の異常動作を示す異常信号が出力されているか否かが判断される。ここで、異
常信号が出力されているものと判断された場合には、ステップS340において、通常遊
技処理サブルーチンR1においてRAM734に記憶されたソフトウェア乱数がRAM7
34上の記憶領域から制御部740における作業用の記憶領域に読み込まれる。そして、
ステップS360に進む。
一方、ステップS330においてクロック発生回路B51の異常動作を示す異常信号が
出力されていないものと判断された場合には、ステップS350において、先の通常遊技
処理サブルーチンR1においてRAM734に記憶された16ビットのハードウェア乱数
(最大4個)のうち、最先に記憶されたものがRAM734上の当該記憶領域から制御部
740における作業用の記憶領域に読み込まれる。さらに、通常遊技処理サブルーチンR
1においてRAM734に記憶されたソフトウェア乱数も同様にRAM734上の記憶領
域から制御部740における作業用の記憶領域に読み込まれる。そして、ステップS35
5に進む。
ステップS355においては、上記ハードウェア乱数およびソフトウェア乱数に基いて
、遊技者に利益を与える特別遊技を発生させるか否かを判定するための判定値が演算され
る(判定値演算処理)。具体的には、ハードウェア乱数とソフトウェア乱数とを加算、減
算、乗算および除算のうちのいずれかを行う演算、もしくはこれらを組み合わせた演算処
理が実行される。
例えば、上記演算処理は、コンピュータによる乱数の生成方法の1つである線形合同法
(Linear Congruential Method)を用いて実行することが可能である。線形合同法は、漸
化式Xi+1=a*Xi+c(mod m)、(ここで、a,c,iおよびmは整数で、0<a
<m、0<c<m、X0は初期値で0<X0<mである)、すなわち、ある数Xiにある定
数aを乗算してさらにある数cを加算したものを、ある数mで除算した余りをXi+1とす
るという整数演算を行う漸化式によって、周期的(周期はm)に反復する乱数の数列{X
i}(0<Xi<m)を求める方法である。
上記線形合同法を、乱数取得手段B33により取得されたハードウェア乱数とソフトウ
ェア乱数に基く判定値の演算に適用すると以下のようになる。取得されたソフトウェア乱
数を上記の漸化式における定数aとし、取得されたハードウェア乱数を同様に定数cとし
て、さらに、mとして例えば65536を設定する。そして、判定値演算回路B32によ
り上記の漸化式Xi+1=a*Xi+c(mod m)に基く演算を実行すれば、65536
を周期として反復する乱数の数列{Xi}(0<Xi<65536)を得ることができる。
そして、数列{Xi}を求める演算が実行されている状態で、乱数取得手段B33により
演算されている数列{Xi}のうちの1つの値を任意の時点で抽出すれば、0〜6553
6までの値のうちのいずれか1つの数値が、ハードウェア乱数およびソフトウェア乱数に
基く演算値として得ることが可能である。なお、乱数生成アルゴリズムとして、必ずしも
上記線形合同法に限られず、線形合同法よりもランダム性の高く、長周期の乱数を高速に
生成するのを望む場合には、例えばメルセンヌ・ツイスタ法(Mersenne Twister)を適用
するのが好ましい。
ステップS360においては、上記ステップS340で判定値として読み込まれた乱数
値、もしくは、ステップS355で判定値として演算された乱数値が、当たり判定手段B
34により当たり判定テーブルB36内のデータと比較されることで、当選か否かが判定
される。
なお、本発明においては、乱数クロック発生手段B51もしくはクロックカウント回路
B81〜B84における異常動作の発生の有無に関わらず、ハードウェア乱数およびソフ
トウェア乱数に基いて演算された乱数の演算値が、当たり判定テーブルB36内の当たり
乱数値と一致する割合は一定となっている。すなわち、例えば、ハードウェア乱数とソフ
トウェア乱数とを加算するような判定値の演算が実行されている場合に、正常に更新され
るハードウェア乱数に基いて加算された判定値が当たり乱数値である割合と、上記のよう
なハードウェアの異常動作に発生により正常に更新されずに同一のハードウェア乱数が繰
り返して読み込まれた場合に加算された判定値が当たり乱数値である割合とは、常に一定
になるように設定されている。従って、ハードウェアの異常動作が発生したとしても、大
当たり遊技の発生する確率は変動せずに常に一定であり、異常動作が遊技に直接的に影響
を及ぼすことはない。
このように当たり乱数値が設定されている状態で、上記ステップS360において、当
選でないと判定された場合には、ステップS370に進む。ステップS370においては
、図柄データテーブルB35内の図柄データの中から所定のハズレ図柄を最終的に表示す
るような停止図柄が選択される。そして、ステップS395に進む。
一方、ステップS360において当選であると判定された場合には、ステップS380
に進む。ステップS380においては、図柄データテーブルB35内の図柄データの中か
ら所定の当たり図柄を最終的に表示するような停止図柄が選択される。そして、ステップ
S390に進む。
ステップS390においては、特別遊技フラグがセットされる。そして、ステップS3
95に進む。ステップS395においては、ステップS380で選択された所定の当たり
図柄、もしくはステップS370で選択された所定のハズレ図柄を最終的に停止表示する
ような図柄の変動表示が遊技盤20上の図柄表示装置28にて実行される。そして、図1
1に示す割込処理サブルーチンR0に戻る。
図11に示す割込処理サブルーチンR0においては、図15に示すような図柄確定処理
サブルーチンR3が実行される。ここではステップS400で、図柄変動タイマが既に規
定値としてセットされている時間だけ経過したか否かが判断される。ここで、この図柄変
動タイマが当該規定値を未だ経過したしていないものと判断された場合には、図11に示
す割込処理サブルーチンR0に戻る。
一方、ステップS400で、図柄変動タイマが上記規定値を経過したものと判断された
場合には、続くステップS410で、図柄確定フラグがオンされる。そして、ステップS
420で、制御部740により入力回路部B40から乱数クロック発生回路B51の異常
を示す異常信号が出力されているか否かが判断される。ここで、異常信号が出力されてい
ないものと判断された場合には、図11に示す割込処理サブルーチンR0へ戻り、特別遊
技処理サブルーチンR4が実行される。
一方、ステップS420で、入力回路部B40から異常信号が出力されているものと判
断された場合には、続くステップS430において、制御部740がエラー表示装置61
に報知信号を出力してエラー表示を行わせる。また、この報知信号は外部端子板600を
介して遊技ホールに設置された管理コンピュータに対して伝送され、遊技ホール側にこの
異常を直ちに認識させる。そして、図11に示す割込処理サブルーチンR0へ戻り特別遊
技処理サブルーチンR4が実行される。
特別遊技処理サブルーチンR4においては、先の図柄確定処理サブルーチンR3のステ
ップS410において図柄確定フラグがオンされ、且つ、図柄変動処理サブルーチンR2
のステップS390において特別遊技フラグがセットされている場合には、特別遊技、す
なわち大当たり遊技が実行される。この大当たり遊技においては、大入賞具26が所定時
間開放されて遊技者にとって有利な状態となる。そして、大当たり遊技の終了後、特別遊
技フラグおよび図柄確定フラグをクリアしてから、メインルーチンに戻る。一方、特別遊
技フラグまたは図柄確定フラグがセットされていない場合には、本処理を終了する。
続いてメインルーチンにおいては、ステップS5において、乱数更新処理が実行される
。この乱数更新処理は、RAM734に記憶されている乱数をRAM734上の記憶領域
から削除するものであり、特別遊技の発生の有る無しに関わらず、所定の時間毎(例えば
、40μsec毎)に実行されるようになっている。そして、メインルーチンにおいては
、上述の割込処理サブルーチンR0および乱数更新処理が繰り返されることで、遊技が継
続されることとなっている。
ここで、本実施例の変更例として、以下に2つのパターンを追加して説明する。上記の
実施例では、図柄変動処理サブルーチンR2のステップS330において、クロック発生
回路B51の異常動作を示す異常信号が出力されていないものと判断された場合に、続く
ステップS355において、先の通常遊技処理サブルーチンR1においてRAM734に
記憶されたハードウェア乱数およびソフトウェア乱数を使用して判定値の演算を行ってい
た。
ここでは、通常遊技処理サブルーチンR1のステップS180やステップS270にお
いて、乱数生成プログラムB37に従って乱数生成回路B31により加算されている演算
処理のためのソフトウェア乱数を取得せず、RAM734に記憶しない、というパターン
も考えられる。このようにした場合には、ステップS330において異常信号が出力され
ていないものと判断されたときに、ステップS350においてハードウェア乱数のみが判
定値として読み込まれ、演算処理を行わずにこの判定値に基づいて当選の判定が行われる
ことになる。このように、ソフトウェア乱数を取得せず、RAM734に記憶しないこと
で、RAM734の省量化を図ることが可能となっている。
一方、CPU732の乱数生成回路B31が、ROM733に記憶された乱数生成プロ
グラムB37を読み込まず、すなわちプログラムB37を実行せず、ソフトウェア乱数を
生成しない、といったパターンも考えられる。この場合、上記の変更例と同様にハードウ
ェア乱数のみがRAM734に読み込まれることからRAM734の省量化を図ることが
可能なほか、乱数生成プログラムB37を実行しないことからCPU732に掛かる負担
を軽減させることが可能である。
ここで、図16および図17を参照して、パチンコ機PMにおける乱数の発生およびこ
れの取得、さらに乱数発生手段の異常検出に係る部分の構成の第2の実施の形態について
説明する。本実施例においては、第1の実施の形態と相違する部分を中心に簡潔に説明す
る。なお、図16は遊技機の制御に係る部分と乱数の発生に係る部分を表したブロック図
で、図17は乱数発生部とその周辺を表す回路図である。
図16および図17に示すように、本実施例における主基板700の構成は、上記実施
例1の場合と概ね同様であるが、本実施例においては乱数発生部750にオーバーフロー
出力回路B97を有している。
このオーバーフロー信号出力回路B97は、第1〜第4クロックカウント回路B81〜
B84において、異常動作が発生しているか否かを検出するためのものであり、第4クロ
ックカウント回路B84(IC4)において、16ビット分の乱数値のカウントが終了す
る毎に(全ビットの値が「1」になる毎に)、第4クロックカウント回路B84からのカ
ウント信号(例えばハイ信号)がIC4のCO端子からオーバーフロー信号出力回路B9
7の1CK端子へ向けて出力される。このカウント信号は、再び第1クロックカウント回
路B81が乱数値のカウントを開始すると、出力が停止される(すなわち、ロー信号に切
り換わる)。
第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84に何らかの不具合が発生した場合には
、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84のうちの何れかにおいて正常に乱数値
のカウントアップがなされず、IC4のCO端子からオーバーフロー信号出力回路B97
の1CK端子へ向けて出力されるカウント信号は、ロー信号のままである。
オーバーフロー信号出力回路B97は、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B8
4がいずれも正常に動作して、16ビット分の乱数値のカウントが終了する所定周期毎に
第4クロックカウント回路B84のCO端子から出力されるハイ信号としてのカウント信
号が入力されると、入出力回路部B40(IC4)に向けて1Q端子からハイ信号として
のオーバーフロー信号を出力する。これに対し、第1〜第4クロックカウント回路B81
〜B84のうちいずれかに異常動作が生じたことで第4クロックカウント回路B84のC
O端子から出力されるカウント信号がロー信号のままである場合には、オーバーフロー信
号出力回路B97は、入出力回路部B40(IC4)に向けて1Q端子からロー信号とし
てのオーバーフロー信号を出力する。
そして、入出力回路部B40は、オーバーフロー信号がハイ信号であることを検出する
と、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84はいずれも正常に動作を行っている
ものと判断し、オーバーフロー信号出力回路B97に向けて制御信号を出力して、オーバ
ーフロー信号出力回路B97から出力されるオーバーフロー信号をロー信号にリセットす
る。
一方、入出力回路部B40(IC4)は、オーバーフロー信号出力回路B97から出力
されるオーバーフロー信号がロー信号のままであることを検出した場合には、第1〜第4
クロックカウント回路B81〜B84のうちのいずれかが異常動作を起こしているものと
判断し、CPU732に向けて異常信号を出力する。
上述したように、乱数クロック発生回路B51により、約7MHzの乱数クロックが発
生する。そして、クロックカウント回路B81〜B84が16ビットの乱数を65536
個カウントしてカウント信号をオーバーフロー信号出力回路B97に出力し、当該オーバ
ーフロー信号出力回路B97からオーバーフロー信号が入出力回路部B40に出力される
周期は10ms以下のオーダー(これは以下のように、概算される。すなわち、乱数クロ
ック発生回路B51による乱数クロック発生周期、約0.14μsに、正常に動作するク
ロックカウント回路B81〜B84がカウントアップする16ビットのカウント値の個数
(65536個)を乗じれば、カウント信号の発生周期(ハイ信号としてのオーバーフロ
ー信号の発生周期でもある)を算出することができる。)であるから、乱数クロック発生
回路B51が正常に動作していれば、この10ms以下のオーダーの周期でハイ信号とし
てのオーバーフロー信号が必ず出力される。このため、10msよりも大きい周期で、オ
ーバーフロー信号出力回路B97から出力されるオーバーフロー信号を監視すれば、乱数
クロック発生回路B51が正常に動作しているか否かを確実に検出することができる。
以上のように乱数発生部750が構成される本実施例における乱数の取得、利用および
乱数発生部の異常検出は、実施例1で説明した図10から図15までのフローチャートに
従って実行することが可能である。
本実施例では上記実施例1と同様に、ステップS330において、制御部740により
入力回路部B40からクロック発生回路B51の異常動作を示す異常信号が出力されてい
るか否かが判断される。ここでは、クロック発生回路B51の異常動作を示す異常信号の
ほか、クロックカウント回路B81〜B84の異常動作を示す異常信号が出力されている
かどうかが検出され、これに応じて実施例1と同様な処理が実行される。
また、図15に示すステップS420で、乱数クロック発生回路B51の異常を示す異
常信号もしくはクロックカウント回路B81〜B84の異常動作を示す異常信号が入力回
路部B40から出力されているか否かが判断される。ここで、入力回路部B40からいず
れかの異常信号が出力されているものと判断された場合には、続くステップS430にお
いて、制御部740がエラー表示装置61に報知信号を出力してエラー表示を行わせる。
また、この報知信号は外部端子板600を介して遊技ホールに設置された管理コンピュー
タに対して伝送され、遊技ホール側にこの異常を直ちに認識させる。
このように、本実施例においては、乱数発生部750にオーバーフロー検出回路B97
を設けることで、乱数クロック発生回路B51の異常動作だけではなく、クロックカウン
ト回路B81〜B84の異常動作を検出することができるようになっている。
ここで、本発明において達成される効果は下記のようになる。すなわち、本発明に係る
遊技機においては、複数の乱数生成手段のうちの一方をCPUを含んで構成し、CPUの
基準クロックに基いてCPUのプログラム制御により乱数値をカウントする方法によって
いわゆるソフトウェア乱数を生成することが可能である。このような場合には、複数の乱
数生成手段のうちの他方を構成する乱数クロック発生手段等からなるハードウェア(第1
の乱数生成手段)において異常動作が発生したような場合であっても、複数の乱数生成手
段のうちの一方を構成するCPUにより生成されたソフトウェア乱数が判定値として取得
され、CPU自体が故障しない限り乱数生成に係るハードウェアの故障に拘らず特別遊技
を発生させるような乱数を抽選させることが可能である。このようにすれば、CPUが第
1の乱数生成手段において生成された同一のカウント値を繰り返して読み込んでしまうよ
うな故障が生じたとしても、異常動作を起こした乱数生成手段等の部品を正常なものに交
換するまでの間は、ソフトウェア乱数のみを判定値として遊技を続行させることが可能で
ある。
さらに、第1の乱数生成手段のうち乱数クロック発生手段の異常動作を検出するために
、乱数クロック発生手段からパルス信号が出力されているか否かをチェックして、異常信
号出力手段に異常信号を出力させるためのパルス発振検出手段を、ダイオード、トランジ
スタ、コンデンサといった安価な部品のみで構成することが可能である。
また、判定値が当たり乱数値と一致する割合がハードウェア乱数を生成する第1の乱数
生成手段の故障に関わらず一定であるように設定されていれば、たとえハードウェアの故
障により同一のカウント値が繰り返して取得されたとしても、遊技者に利益を与える大当
たり遊技の発生の確率は変動しないため、ハードウェアの異常を判定して何らかの措置を
行わなくてもこの異常による直接的な影響を及ぼされずに遊技を続行させることが可能で
ある。
さらに、乱数クロック発生手段の異常動作が発生した場合には報知信号が出力されて、
エラー表示装置により異常動作の発生が直ちに表示されるため、遊技ホール側は早めにこ
の異常動作を認識することが可能である。
さらに、第1の乱数生成手段における異常動作の発生を検出する異常動作検出手段を、
乱数クロック発生手段の異常動作の発生を検出可能な第1の異常動作検出手段と、乱数カ
ウント手段の異常動作の発生を検出可能な第2の異常動作検出手段とからなる2つの異常
動作検出手段で構成し、エラー表示装置により乱数クロック発生手段および乱数カウント
手段のうちのいずれかで異常動作が発生したかを認識可能に報知させることも可能である
。このように双方の異常動作を報知するように構成すれば、当該報知に基づいて第1の乱
数生成手段の乱数クロック発生手段および乱数カウント手段のうちのいずれかにおける異
常動作の発生箇所の特定が可能であることから、異常発生箇所の部品交換作業や異常発生
箇所の点検作業(解析作業)を迅速に行うことができる。
なお、これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上
述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施例においては、ROM733
に記憶された乱数生成プログラムB37を読み込んで、第2の乱数生成手段を構成する乱
数生成回路B31が基準クロック発生回路731の水晶発振器等において発生した所定間
隔のパルス(クロック信号)、すなわち、CPU732の動作基準をなす基準クロックに
基いて乱数生成プログラムB37を実行してソフトウェア乱数を生成する構成であったが
、第2の乱数生成手段をMCU800´(図9(b)参照)の第2のクロックカウント回
路736で構成し、基準クロック発生回路731において発生する基準クロックに基いて
、第2のクロックカウント回路736が第2の乱数値として取得される乱数をカウントす
るように構成してもよい。
さらに、上記実施例においては、クロック発生回路B51の異常動作を示す異常信号が
出力されていないものと判断された場合に、すなわち、クロック発生回路B51が正常に
動作しているときに、判定値演算回路B32によって演算されるハードウェア乱数とソフ
トウェア乱数との演算値を判定値として設定していたが、必ずしも当該演算値を判定値と
して設定する必要はなく、ハードウェア乱数およびソフトウェア乱数のうちのいずれかを
判定値として設定してもよい。
また、実施例1では、異常動作検出手段であるクロック監視回路B95により乱数クロ
ック発生回路B51における異常動作の検出を行っていたが、異常動作検出手段をクロッ
ク監視回路B95の代わりに、実施例2でも説明したオーバーフロー信号出力回路B97
で構成してもよい。このように構成すれば、異常動作検出手段であるオーバーフロー信号
出力回路B97から出力されるオーバーフロー信号の監視によってクロックカウント回路
B81〜B84における異常動作を検出することが可能である。
また、上記の実施例では、第4クロックカウント回路B84からのカウント信号の出力
に基いてオーバーフロー信号がロー信号からハイ信号に切り換わるように構成され、ハイ
信号が検出されたときに、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84の正常な動作
を判断し、ロー信号が検出されたときは、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B8
4のうちのいずれかにおける異常動作を判断したが、これとは逆に、カウント信号の出力
に基いてハイ信号からロー信号に切り換わるように構成して、ロー信号が検出されたとき
に、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84の正常な動作を判断し、ハイ信号が
検出されたときは、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84のうちのいずれがに
おけるの異常動作を判断するようにしてもよい。
また、第4クロックカウント回路B84の桁上がり信号出力部(CO端子)からから出
力されるカウント信号は、16ビットのカウントが終了する毎に、オーバーフロー信号出
力回路B97へ出力されるように構成されていたが、例えば、第1クロックカウント回路
B81のカウント出力部QCとQDとの間にカウント信号出力端子を設け、当該カウント
信号出力端子からカウント信号が出力するように構成してもよい。このような構成によれ
ば、第1クロックカウント回路B81のカウント出力部QCからカウントが出力される毎
に、カウント信号が異常信号出力手段に出力される。そして、異常信号監視手段が異常信
号出力手段からハイ信号(もしくはロー信号)としての異常信号が出力されているか否か
を監視することで、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84のうちのいずれかの
異常動作を検出することができる。
また、オーバーフロー信号出力回路B97から出力されるオーバーフロー信号を、第1
〜第4クロックカウント回路B81〜B84の動作情報として例えばRAM734に入力
して記憶させ、CPU732がRAM734に記憶された当該動作情報を監視することで
第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84がいずれも正常に動作しているか否かを
検出できるように構成してもよい。
このような構成によれば、オーバーフロー信号出力回路B97から出力されるオーバー
フロー信号がハイ信号としてRAM734に入力されたときには(カウント回路からのカ
ウント信号を直接RAM734に入力して動作情報を記憶するようにしてもよい。)、R
AM734に例えばオン情報としての動作情報が記憶されるようになっており、CPU7
32がRAM734内のオン情報を読み込むと(RAM734にオフ情報としての動作情
報が記憶されるようにして、このオフ情報を読み込むようにしてもよい。)、第1〜第4
クロックカウント回路B81〜B84がいずれも正常に動作しているものと判断する。そ
して、CPU732はRAM734内のオン情報をオフ情報に書き換える(オフ情報とし
て記憶された場合はオン情報に書き換えられる)。
一方、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84のうちいずれかにおいて異常動
作が生じると、オーバーフロー信号はロー信号として出力され、RAM734にはオフ情
報としての動作情報が記憶される。このとき、CPU732がRAM734内のオフ情報
を読み込むことで、第1〜第4クロックカウント回路B81〜B84のうちのいずれかに
おける異常動作を判断することができる(ロー信号が出力されたときにオン情報としてR
AM734に記憶して、このオン情報をCPU732が読み込んで異常動作を判断するよ
うにしてもよい)。
また、上記の実施例では、パチンコ機PMを例に乱数発生部が搭載された遊技機の説明
を行ったが、パチンコ機PMは遊技機の一例であって、当該遊技機はパチンコ機に限られ
ずスロットマシンであってもよい。この場合、乱数取得手段による取得結果に基いて複数
種類の図柄を表示させる図柄表示装置は、例えば、モータ駆動により回転可能な複数個の
回胴リールを有した回胴リール装置等で構成される。
PM パチンコ機(遊技機)
1 外枠
2 前枠
20 遊技盤
28 図柄表示装置
732 CPU
733 ROM
734 RAM
740 制御部(報知信号出力手段)
750 乱数発生部(第1の乱数生成手段)
B31,B31´ 乱数生成回路(第2の乱数生成手段)
B32 判定値演算回路
B33 乱数取得手段
B34 当たり判定手段
B35 図柄データテーブル
B36 当たり判定テーブル
B37 乱数生成プログラム
B40 入力回路部(異常信号出力手段、異常動作検出手段)
B51 乱数クロック発生回路(乱数クロック発生手段)
B81 第1クロックカウント回路(乱数カウント手段)
B82 第2クロックカウント回路(乱数カウント手段)
B83 第3クロックカウント回路(乱数カウント手段)
B84 第4クロックカウント回路(乱数カウント手段)
B91 第1カウント値記憶回路
B92 第2カウント値記憶回路
B95 クロック監視回路(パルス発振検出手段、第1の異常動作検出手段)
B96 平滑回路部
B97 オーバーフロー信号出力回路(監視信号出力手段、第2の異常動作検出手段)
E 電源
TR1 トランジスタ

Claims (1)

  1. 所定の周波数でクロックを発生させる乱数クロック発生手段および前記乱数クロック発
    生手段により発生したクロックに基いて乱数値をカウントする乱数カウント手段からなる
    第1の乱数生成手段と、CPUのプログラム制御により乱数値をカウントする第2の乱数
    生成手段と、前記第1の乱数生成手段により生成された乱数値の中から1つのカウント値
    を第1の乱数値として、前記第2の乱数生成手段により生成された乱数値の中から1つの
    カウント値を第2の乱数値として取得可能な乱数取得手段とを有し、前記乱数取得手段に
    よる取得結果に基いて遊技者に利益を与える特別遊技を発生させる遊技機であって、
    前記第1の乱数生成手段における異常動作の発生を検出する異常動作検出手段を有し、
    前記乱数取得手段が、前記第1の乱数値および前記第2の乱数値のうちの少なくとも一
    方が設定される判定値と、予め設定された当たり乱数値とを比較して、前記判定値が前記
    当たり乱数値と一致した場合に当たりと判定し、
    前記異常動作の発生が検出された場合には、前記第2の乱数値が前記判定値として設定
    されることを特徴とする遊技機。
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