JP2001029137A - ブラシおよびその植毛装置ならびに植毛方法 - Google Patents

ブラシおよびその植毛装置ならびに植毛方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平線式のブラシにおいて、植毛穴に対する平
線の打ち込み角度を自由に変え、高密度植毛と任意の配
列パターンの植毛を実現する。 【解決手段】 平線式のブラシにおいて、植毛穴におけ
る少なくとも2つ以上の平線の間で互いに平線の打ち込
み角度が異なるようにした。また、これを実現するため
の植毛装置として、平線による植毛機構82と、該機構
に対向配置されたXYZテーブル11と、該テーブル上
に回動自在に配設されたブラシ回転機構12とを設け、
ブラシ回転機構12は、正逆両方向に回動自在で歯ブラ
シハンドル1のヘッド部2を定位置に把持するブラシ保
持台16と、該ブラシ保持台を正逆両方向に自在に回転
駆動するサーボモータ17、歯車20,21、駆動ベル
ト22で構成し、XYZテーブル11を移動および回動
制御することによってブラシ保持台16上に把持された
歯ブラシハンドル1の回転傾斜角度を自在に変えるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラシとその植毛装
置に係り、特に、平線(へいせん)と呼ばれる金属小片
を用いて毛束を植毛したブラシとその植毛装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯ブラシを例に採ると、従来用
いられている平線式の歯ブラシ植毛装置は、図13およ
び図14に示すように、ナイロンなどのモノフィラメン
トを所定本数束ねた長尺の毛束81を植毛機構82の植
毛針83の上昇時に間欠的に一定長さづつ送り出す毛束
供給機構84と、該毛束供給機構84の前方側上方に配
置され、その下面に毛束を押圧する押圧部85,該押圧
部85に垂直に貫通開設された針孔86および該針孔に
貫通した平線挿通孔87を備えた補助案内体88と、該
補助案内体88の針孔86に沿って上下に摺動する植毛
針83と、補助案内体88の下方に位置して昇降可能に
配置され、かつ、針孔86の延長線上に一致して設けら
れた針ガイド孔90を貫通開設するとともに、その上面
に毛束81の毛受部91を凹設して上昇時に押圧部85
との間にて毛束81を挟圧保持する植毛ガイド92と、
前記毛束供給機構84と植毛ガイド92との間に位置し
て毛束81に近接配置され、植毛ガイド92の上昇時に
毛束81を所定長さに切断する回転カッター93を備え
た毛束切断機構94と、補助案内体88の平線挿通孔8
7に平線95を送り込む平線供給機構96とから構成さ
れていた(特公昭49−27382号公報参照)。
【0003】そして、上記構成になる従来の植毛装置
は、次のようにして毛束81を歯ブラシハンドル1のヘ
ッド部2の植毛面3に植毛するものであった。すなわ
ち、まず、図13に示すように、毛束供給機構84によ
って長尺の毛束81をストッパー97に当たるまで毛受
部91内へ送り出すと同時に、図14に示すように、平
線供給機構96によって薄板状の平線95を補助案内体
88の平線挿通孔87内に送り込む。
【0004】次いで、毛受部91内へ送り込まれた毛束
81を補助案内体88先端の押圧部85によって挟圧保
持し、この状態で毛束切断機構94の回転カッター93
によって毛束81を定寸に切断した後、植毛機構82と
補助案内体88の全体を歯ブラシハンドル1に向けて下
降する。
【0005】さらに、前記植毛機構82と補助案内体8
8の下降と同時に、植毛針83を針孔86および針ガイ
ド孔90に沿って下方に向けて打ち出す。これによっ
て、植毛針83の先端で平線95を所定長さに切断し、
この切断された小片の平線95をそのまま押し出してい
き、さらにこの平線95によって、定寸に切断された毛
束81をその中央部でU字状に折り曲げて二つ折りにし
ながら、針ガイド孔90内に押し込んでいく。
【0006】そして、植毛機構82の先端が歯ブラシハ
ンドル1のヘッド部2の植毛面3に最も近づいた時点で
植毛針83の先端が針ガイド孔90から外部へ飛び出
し、定寸に切断された毛束81を小片の平線95で二つ
折りにした状態で植毛面3の植毛穴4に打ち込み、図1
5(a)(b)に示すように植毛するものである。
【0007】以上の動作を、各植毛穴4毎に繰り返すこ
とにより、平線95によって二つ折りにされた毛束81
を歯ブラシハンドル1のヘッド部2の植毛面3の各植毛
穴4に順次植毛していくものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の植毛装置の場合、図16に示すように、植毛穴
4に対する平線95の打ち込み角度θは常に一定(例え
ば、θ=12°固定)であり、植毛穴4毎にその打ち込
み角度を自由に変えることができなかった。このため、
隣合う植毛穴4同士の間隔をあまり狭くすると、打ち込
まれた平線95同士がぶつかったり、平線95の打ち込
みによるひび割れ、あるいは樹脂白化による脆弱化を引
き起こすおそれがあり、植毛穴同士の間隔はある程度以
上に大きく採らざるを得ず、高密度植毛を実現すること
が難しいという問題があった。
【0009】また、平線の打ち込み角度θが固定されて
いるため、植毛される毛束の配列パターンも直線状配列
や格子状配列など、隣合う平線が互いに邪魔にならない
配列パターンに限定され、それ以外の配列パターン、例
えば、毛束を円形に配列したサークル状植毛や、任意の
曲線に沿わせて配列した曲線植毛などを実現することが
できなかった。このため、従来の平線式の歯ブラシの場
合、インモールド法や熱融着法によって作られた歯ブラ
シのように、口腔内のブラッシング位置やブラッシング
方法に対応したさまざまな向きの刷毛並びをした歯ブラ
シを提供することが困難であった。
【0010】さらに、前記図13および図14では図示
を略したが、通常、平線を打ち込む植毛ガイド92の先
端側部には、図17に示すように、植毛ガイド92の植
毛動作と同期して毛分け板98を往復揺動する毛分け装
置99が設置されており、次の植毛穴4への毛束の打ち
込み時に、既に植毛された隣の毛束81を押さえ付けて
植毛ガイド92の進退経路から逃がしてやることによ
り、植毛済みの隣の毛束81が巻き込まれて図18
(a)に示すような連結毛81aや、図18(b)に示
すようなリング毛81bの発生を防止している。
【0011】しかしながら、従来の植毛装置の場合、毛
分け装置99は植毛機構82に対し定位置に固定されて
いて、歯ブラシハンドルは単に平行移動するだけであっ
たため、隣の毛束の巻き込みによる連結毛81aやリン
グ毛81bの発生を防ぐには、既に植毛された毛束が常
に毛分け装置によって毛分けしやすい特定の側から順に
行なわねばならず、この植毛順序によっても毛束の配列
パターンが規制されてしまうという問題があった。実際
の生産ラインにおいては、毛束の配列パターンの関係
上、どうしても毛分け装置99に遠い側から植毛をやら
ざるを得ない場合が生じるが、このような場合には前記
連結毛81aやリング毛81bが発生するリスクを覚悟
の上で行なわざるを得ず、不良品発生の1つの原因とも
なっていた。
【0012】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、平線の打ち込み角度を場所によって変える
ことにより、高密度植毛ならびに任意の配列パターンに
よる植毛を可能とした平線式のブラシを提供することを
目的とするものである。
【0013】さらに、本発明は、植毛穴に対する平線の
打ち込み角度を自由に変えることができ、高密度植毛を
実現できるとともに、従来困難であったサークル状植毛
や曲線植毛など、任意の配列パターンの植毛を任意の打
ち込み順序で実現でき、連結毛やリング毛の発生のおそ
れのない植毛装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るブラシは、ブラシヘッド部の植毛面に
形成された植毛穴に、毛束を二つ折りにして間に平線を
挟んで植毛したブラシにおいて、前記植毛穴における少
なくとも2つ以上の平線の間で互いに角度が異なるよう
にしたものである。
【0015】なお、前記植毛穴は複数に別れ、そのそれ
ぞれに平線を有するようにすることが望ましい。この場
合において、隣接する少なくとも2つ以上の植毛穴の間
を分離する隔壁は0.1〜3.0mmの範囲の厚さとす
る。さらに、各平線の打ち込み角度についても、それぞ
れの平線の長手方向に沿った延長線が隣接する植毛穴に
かかることのない角度となるように設定することが望ま
しい。
【0016】このような構成のブラシとした場合、平線
の角度を変えることによって隣り合う平線同士がぶつか
ることがないように配置することができるので、従来の
角度一定の平線式ブラシでは困難であった高密度植毛が
可能となるとともに、毛束を円形に配列したサークル状
植毛や、任意の曲線に沿わせて配列した曲線植毛など、
従来においてはインモールド法や熱融着法などでしか実
現できなかった自由な植毛パターンも実現することがで
きる。
【0017】また、本発明に係る植毛装置は、平線を用
いてブラシヘッド部の植毛面に毛束を植毛する植毛手段
と、該植毛手段に所定の距離をおいて対向配置され、か
つ、ブラシヘッド部を定位置に保持可能とされたブラシ
保持台と、前記植毛手段に対する前記ブラシ保持台の位
置を自在に調整可能な位置調整手段と、前記植毛手段に
対する前記ブラシ保持台の回動傾斜角度を自在に調整可
能なブラシ回転機構とを備え、前記位置調整手段を移動
制御することによって前記植毛手段に対するブラシ保持
台の位置を自在に変えるとともに、前記ブラシ回転機構
を回動制御することによって前記植毛手段に対するブラ
シ保持台の回動傾斜角度を自在に変えるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0018】このような構成の植毛装置とした場合、植
毛穴に対する平線の打ち込み角度を植毛穴毎に自由に変
えることができる。このため、高密度植毛を実現できる
とともに、従来困難であったサークル状植毛や曲線植毛
など、任意の配列パターンの植毛を実現することが可能
となる。
【0019】また、ブラシハンドルを360度自在に回
転することによって、既に植毛の済んでいる毛束と、次
に植毛する植毛穴との位置関係を常に図17のような関
係に維持してやることが可能となる。このため、どの位
置の植毛穴からでも植毛を行なうことが可能となり、従
来のように毛束の配列パターンによって植毛順序が規制
されてしまうというようなことがなくなるとともに、隣
の毛束の巻き込みよる連結毛やリング毛の発生のおそれ
もなくすことができる。さらに、360度回転可能とす
ることにより、図6(a)(b)や図7、図8のような
リング状の植毛も可能とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図3に、本発明を適
用して構成した平線式歯ブラシ植毛装置の一実施の形態
を示す。図1は実施の形態の電気回路系統図、図2は実
施の形態の外観構造を示す略示正面図、図3は図2中の
A−A線略示断面図である。なお、前述した従来の平線
式歯ブラシ植毛装置(図13、図14)と同一もしくは
同等の機構部分には同一の符号を付して示した。また、
毛分け装置99(図17)についても図示を省略した。
【0021】実施の形態に係る植毛装置は、図示するよ
うに、大きく分けて、平線によって二つ折りした毛束を
従来の平線式歯ブラシ植毛装置と同様に植毛針によって
打ち出して植毛するための植毛機構(植毛手段)82
と、この植毛機構82に対向して配置され、XYZの三
軸方向に移動してその位置を調節自在とされたXYZテ
ーブル11と、このXYZテーブル11上に回動自在に
配設されたブラシ回転機構12とから構成されている。
【0022】前記植毛機構82は、前述した従来の平線
式歯ブラシ植毛装置(図13、図14)と同じ構造にな
るもので、植毛時、針ガイド孔の中心線O−Oに沿って
進退し、平線によって二つ折りされた毛束81を植毛針
によって打ち出し、後述するハンドル保持部16に把持
された歯ブラシハンドル1のヘッド部2の植毛面3の植
毛穴4に植毛するものである。
【0023】XYZテーブル11は、左右方向に移動す
るX軸テーブル11a、上下方向に昇降するY軸テーブ
ル11b、前後方向に進退するZ軸テーブル11cの三
者をを組み合わせて構成されており、各軸用のサーボモ
ータ13a,13b,13cをテーブル用サーボドライ
バ14によって駆動制御することにより、その位置を自
在に調節できるようにしたものである。
【0024】ブラシ回転機構12は、裏面に固設された
回動支軸15によって正逆両方向に回動自在とされたブ
ラシ保持台16と、回動用サーボモータ17と、該サー
ボモータ17を駆動制御する回動用サーボドライバ18
と、ブラシ保持台16の回動支軸15とサーボモータ1
7の回転軸19とをつなぐ歯車20,21および駆動ベ
ルト22から構成されている。
【0025】ブラシ保持台16は、植毛対象とする歯ブ
ラシハンドル1のヘッド部2を差し込んで定位置に把持
するための把持機構であって、例えば、その四隅に形成
した爪部23a〜23d内に植毛対象とする歯ブラシハ
ンドル1のヘッド部2を差し込むことにより、歯ブラシ
ハンドル1全体を定位置に把持できるように構成されて
いる。
【0026】前記ブラシ保持台16を備えたブラシ回転
機構12は、取付部材24によってXYZテーブル11
に固設されており、XYZテーブル11を移動制御する
ことにより、ブラシ保持台16のXYZ方向の位置を自
在に変えることができるとともに、ブラシ保持台16を
回動用サーボモータ17によって回動することにより、
ブラシ保持台16上に把持された歯ブラシハンドル1の
向き、すなわちハンドルの回転傾斜角θを図4に示すよ
うに自在に変えることができるものである。なお、この
図4は代表的な角度設定例を示したものであり、その途
中の任意の角度についても自在に設定できることはいう
までもない。
【0027】なお、25は、テーブル用サーボドライバ
14、回動用サーボドライバ18、植毛機構82を含む
装置全体の動作を制御するための例えばパソコンとPC
(シーケンサ)を組み合わせて構成された制御部であ
る。
【0028】次に、その動作を説明する。先ず、自動装
填機あるいは手作業により、植毛対象とする歯ブラシハ
ンドル1をその植毛面3が表側を向くようにしてブラシ
保持台16の爪片23a〜23d内に差し込み、歯ブラ
シハンドル1全体をハンドル把持台16上に把持する。
【0029】歯ブラシハンドル1がハンドル把持台16
上に把持されると、制御部25はテーブル用サーボドラ
イバ14を制御し、X軸用サーボモータ13a,Y軸用
サーボモータ13b,Z軸用サーボモータ13cを駆動
することにより、植毛順番第1番目の植毛穴4の位置が
植毛機構82の針ガイド孔90(図13,図14参照)
の中心軸線O−Oに一致するように、ブラシ保持台16
のXYZ方向の位置を調節する。
【0030】さらに、これと同時に、制御部25は回動
用サーボドライバ18を制御し、回動用サーボモータ1
7を駆動することにより、ブラシ保持台16上に把持さ
れた歯ブラシハンドル1が指定の傾斜角となるようにそ
の回動角度を調節する。
【0031】歯ブラシハンドル1のXYZ方向の位置調
節と傾斜角の調節が終了すると、制御部25は植毛機構
82を制御し、前述した従来の歯ブラシ植毛装置と同様
にして、平線95によって毛束81を二つ折りにして打
ち出し、植毛面3の植毛穴4に植毛する。
【0032】上記植毛動作を各植毛穴4のそれぞれにつ
いて繰り返し実行する。これによって、図5に示すよう
に、各植毛穴4毎に平線95の打ち込み角度θを自由に
変えながら植毛することが可能となる。この結果、隣合
う植毛穴4の平線95が互いに接して邪魔になるような
ことがなくなり、毛束を高密度で植毛することが可能と
なる。なお、図5も代表的な角度設定例を示したもので
あり、その途中の任意の角度についても自在に設定でき
ることはいうまでもない。
【0033】また、歯ブラシハンドル1を回転すること
によって、既に植毛の済んでいる毛束81と次に植毛す
る植毛穴4との位置関係を常に図17のような関係に設
定してやることが可能となる。このため、どの位置の植
毛穴からでも植毛を行なうことが可能となり、従来のよ
うに毛束の配列パターンによって植毛順序が規制されて
しまうということもなくなる。また、これによって、図
18(a)(b)に示した連結毛81aやリング毛81
bの発生も皆無とすることができるので、不良品の発生
率も低減することができる。
【0034】図6(a)〜(d)に、上記植毛装置によ
って植毛可能な毛束の配列パターンの例を示す。図示例
の配列パターンは、矩形状になる植毛穴4を隣同士近接
配置することによってお互いを薄壁を隔てて緻密に並べ
たもので、(a)は矩形状の植毛穴4を円形に配置した
サークル状植毛の例、(b)は矩形状の植毛穴4をU字
形に配置したU字植毛の例、(c)は矩形状の植毛穴4
をY字形に配置したY形植毛の例、(d)は矩形状の植
毛穴4を風車状に配置した風車形植毛の例をそれぞれ示
すものである。
【0035】図から明らかなように、いずれの配列パタ
ーンにおいても、各植毛穴4に打ち込まれた平線95の
打ち込み角度が異なっているため、隣合う平線95同士
がぶつかるようなことがなく、図示するような任意形状
の配列パターンに植毛できるものである。また、植毛穴
4が薄壁を隔てて近接配置されているので、植毛穴間に
毛束の隙間ができるようなこともなくなり、毛束密度も
極めて高いものとなる。
【0036】図7〜図10に、上記植毛装置によって植
毛された歯ブラシの例を示す。こられらの歯ブラシにお
ける毛束の配列パターンは、従来の平線式植毛装置で実
現することは不可能であり、もっぱらインモールド法や
熱融着法などを利用した植毛装置によってのみ実現され
ていたものであるが、本発明によれば、図示するような
極めて複雑な配列パターンであっても、何らの困難を伴
うことなく植毛することができる。さらに、植毛穴4の
形状についても、従来の丸穴だけでなく、図示するよう
に四角形、扇形を採用したり、さらには三角形、多角
形、星型、複合曲線形など、他の任意の形状の植毛穴を
採用することが可能である。このため、口腔内のブラッ
シング位置やブラッシング方法に対応したさまざまな向
きの刷毛並びをした平線式の歯ブラシを提供することが
できる。
【0037】なお、図7〜図10に例示したごとき種々
の配列パターンからなる歯ブラシを製造するに際して
は、図11(a)(b)に示すように、平線95の長手
方向に沿った延長線P−Pが隣接する他の植毛穴4にか
かることのない角度となるように平線95の打ち込み角
度を設定することが望ましい。このような角度範囲内で
平線を打ち込むようにすれば、平線打ち込み時に隣り合
う植毛穴4との間にひび割れが入ったり、ヘッド部の樹
脂が白化するというようなことを防止できる。さらに、
隣り合う植毛穴4同士を隔てる隔壁の厚さdについて
も、d=0.1〜3.0mmの範囲とすることが望まし
い。
【0038】前述した各例は、隣り合う各植毛穴4を隔
壁によって隔成することにより、1個1個の植毛穴を独
立した穴として形成し、この独立した各植毛穴4のそれ
ぞれに1つの平線95を用いて1つの毛束81を打ち込
むようにした場合を示したが、毛束の植毛方法はこれだ
けに限られるものではなく、例えば図12(a)(b)
に示すように、1つの植毛穴4を複数個分の穴長からな
る長穴状に形成し、この長穴状をした植毛穴4に、複数
個の毛束81を複数個の平線95を用いて1つづつ隣り
合わせに詰め込んで植毛してもよいものである。この植
毛方法の場合、1つ前に植毛した毛束が次に植毛する側
の空き空間部に倒れ込んで次の毛束の植毛の邪魔をする
おそれもあるが、このような問題は、前記図17に示し
た毛分け装置99を用いて1つ前に植毛した毛束を反対
側に向けて押さえ付けながら次の毛束を順次植毛してい
くことにより、防止することができる。
【0039】この図7(a)(b)に示したような方法
で毛束を植毛した場合、隣り合う毛束同士が隔壁によっ
て隔たれることがないので、インモールド法や熱融着法
で作った歯ブラシと同様に、完全に連続した長い毛束の
列を作ることができる。このため、デザイン性、ファッ
ション性が向上し、インモールド法や熱融着法で作った
歯ブラシにひけをとらない斬新な刷毛パターンからなる
歯ブラシを作ることが可能となる。
【0040】また、前記実施の形態は、ブラシ保持台1
6を回動用サーボモータ17、歯車20,21、駆動ベ
ルト22によって回転駆動するように構成したが、ブラ
シ保持台16を回転可能であればよいわけであるから、
サーボモータ17を直結させてもよいし、他の回動機構
を用いてもよいことはいうまでもない。
【0041】また、ブラシ保持台16の四隅に形成した
爪片23a〜23dによって歯ブラシハンドル1のヘッ
ド部2を把持するように構成したが、歯ブラシハンドル
1のヘッド部2を把持できる機構であれば、他の把持機
構であってもよいものである。
【0042】また、XYZテーブル11も3個のサーボ
モータ13a〜13cによって駆動するようにしたが、
これに限られるものではなく、例えばサーボモータに代
えてリニアスライダーなど、他の駆動機構を用いてもよ
いものである。
【0043】また、前記実施の形態では、ブラシ保持台
16を取り付けたハンドル回転機構12をXYZテーブ
ル11上に回動自在に取り付けたが、これとは逆に、ブ
ラシ保持台16を固定配置したXYZテーブル11を回
転機構の回転軸にXYZ方向移動自在に取り付けるよう
に構成することもできる。
【0044】さらに、前記実施の形態では、XYZの三
軸方向の位置制御が可能なXYZテーブル11を用いた
が、歯ブラシハンドル1の植毛面3が凹凸のない平らな
植毛面であるような場合には、Z軸方向の位置制御は不
要とすることができる。したがって、このような場合に
は、XYZテーブル11に代えて、XYの二軸方向にの
み位置制御が可能なXYテーブルを用いることができ
る。
【0045】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の適用対象は上記した歯ブラシだけに限ら
れるものではなく、その他のブラシ、例えばヘアブラ
シ、化粧用ブラシ、清掃用ブラシなど、平線を用いて植
毛する形式のブラシであれば適用可能である。また、ハ
ンドル(柄部)を備えていないブラシであっても適用で
きるものである。
【0046】
【発明の効果】本発明に係るブラシによれば、植毛穴に
おける少なくとも2つ以上の平線の間で互いに平線の打
ち込み角度が異なるようにしたので、従来の角度一体の
平線式ブラシでは困難であった高密度植毛が可能となる
とともに、毛束を円形に配列したサークル状植毛や、任
意の曲線に沿わせて配列した曲線植毛など、従来におい
てはインモールド法や熱融着法などでしか実現すること
ができなかった自由な植毛パターンも実現することがで
き、ブラッシング目的やブラッシング方法に最適な刷毛
並びをした平線式のブラシとすることができる。
【0047】また、本発明の植毛装置によれば、位置調
整手段を移動制御することによって前記植毛手段に対す
るブラシ保持台の位置を自在に変えるとともに、ブラシ
回転機構を回動制御することによって植毛手段に対する
ブラシ保持台の回動傾斜角度を自在に変えながら、毛束
をブラシヘッド部の目的とする植毛穴に植毛するように
したので、植毛穴に対する平線の打ち込み角度を植毛穴
毎に自在に変えることができ、高密度植毛を実現できる
とともに、従来困難であったサークル状植毛や曲線植毛
など、任意の配列パターンの植毛を任意の打ち込み順序
で実現できるという優れた効果を奏する。さらに、毛束
の配列パターンにかかわりなく、どの位置の植毛穴から
でも植毛を行なうことが可能であるので、従来のように
毛束の配列パターンによって植毛順序が規制されてしま
うというようなことがなくなるとともに、隣の毛束の巻
き込みよる連結毛やリング毛の発生もなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置の電
気回路系統図である。
【図2】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置の外
観構造の略示正面図である。
【図3】図2中のA−A線略示断面図である。
【図4】ブラシ保持台の回動による歯ブラシハンドルの
回転傾斜角度の可変例を示す図である。
【図5】(a)〜(h)は実施の形態に係る平線式歯ブ
ラシ植毛装置による平線の打ち込み角度の例を示す図で
ある。
【図6】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置によ
って植毛可能な毛束の配列パターンの例を示すもので、
(a)はサークル状植毛の例を示す平面図、(b)はU
字植毛の例を示す平面図、(c)はY形植毛の例を示す
平面図、(d)は風車形植毛の例を示す平面図である。
【図7】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置によ
って植毛された本発明の歯ブラシの第1の例を示す平面
図である。
【図8】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置によ
って植毛された本発明の歯ブラシの第2の例を示す平面
図である。
【図9】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置によ
って植毛された本発明の歯ブラシの第3の例を示す平面
図である。
【図10】実施の形態に係る平線式歯ブラシ植毛装置に
よって植毛された歯ブラシの第4の例を示す平面図であ
る。
【図11】本発明における平線の打ち込み角度の説明図
であって、(a)は植毛穴が円形の場合、(b)は植毛
穴が四角形の場合をそれぞれ示すものである。
【図12】隔壁を設けることなく複数の毛束を植毛穴に
連続的に植毛擦る場合の例をしめすもので、(a)は植
毛穴とこれに植毛された毛束の略示縦断面図、(b)は
その略示平面図である。
【図13】従来の平線式歯ブラシ植毛装置の構造を示す
略示縦断面図である。
【図14】図13中のB−B線略示縦断面図である。
【図15】(a)は平線によって毛束を植毛された植毛
穴の平面図、(b)は(a)中のC−C線断面図であ
る。
【図16】従来の平線式歯ブラシ植毛装置によって植毛
された歯ブラシの一例を示す平面図である。
【図17】毛分け装置による毛分け状態説明図である。
【図18】(a)は連結毛の発生状態図、(b)はリン
グ毛の発生状態図である。
【符号の説明】
1 歯ブラシハンドル 2 ヘッド部 3 植毛面 4 植毛穴 11 XYZテーブル(位置調整手段) 11a X軸テーブル 11b Y軸テーブル 11c Z軸テーブル 12 ブラシ回転機構 13a〜13c サーボモータ 14 テーブル用サーボドライバ 15 回動支軸 16 ブラシ保持台 17 回動用サーボモータ 18 回動用サーボドライバ 19 回転軸 20,21 歯車 22 駆動ベルト 23a〜13d 爪片 24 取付部材 25 制御部 81 毛束 82 植毛機構(植毛手段) 91 平線 θ 回転傾斜角度(=平線打ち込み角度) d 隔壁の厚さ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月13日(2000.6.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ブラシおよびその植毛装置ならび
に植毛方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラシとその植毛装
および植毛方法に係り、特に、平線(へいせん)と呼
ばれる金属小片を用いて毛束を植毛したブラシとその植
毛装置および植毛方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】さらに、本発明は、植毛穴に対する平線の
打ち込み角度を自由に変えることができ、高密度植毛を
実現できるとともに、従来困難であったサークル状植毛
や曲線植毛など、任意の配列パターンの植毛を任意の打
ち込み順序で実現でき、連結毛やリング毛の発生のおそ
れのない植毛装置と植毛方法を提供することを目的とす
るものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、本発明に係る植毛装置は、平線を用
いてブラシヘッド部の植毛面に毛束を植毛する植毛手段
と、該植毛手段に所定の距離をおいて対向配置され、か
つ、ブラシヘッド部を定位置に保持可能とされたブラシ
保持台と、前記植毛手段に対する前記ブラシ保持台の位
置を自在に調整可能な位置調整手段と、前記植毛手段に
対する前記ブラシ保持台の回動傾斜角度を自在に調整可
能なブラシ回転機構とを備え、前記位置調整手段を移動
制御することによって前記植毛手段に対するブラシ保持
台の位置を自在に変えるとともに、前記ブラシ回転機構
を回動制御することによって前記植毛手段に対するブラ
シ保持台の回動傾斜角度を自在に変えるようにしたこと
を特徴とするものである。さらに、本発明に係る植毛方
法は、平線を用いてブラシヘッド部の植毛面に毛束を2
つ折りにして植毛するようにしたブラシの植毛方法にお
いて、植毛対象とするブラシのブラシヘッド部をブラシ
保持台の定位置に保持した後、該ブラシ保持台を平線式
の植毛手段に対向配置し、位置調整手段によって植毛手
段に対するブラシ保持台の位置を自在に変えるととも
に、ブラシ回転機構によって植毛手段に対するブラシ保
持台の回動傾斜角度を自在に変えながら、ブラシ保持台
上に保持されたブラシヘッド部の植毛面に毛束を順次植
毛していくことを特徴とするものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】このような構成の植毛装置と植毛方法とし
た場合、植毛穴に対する平線の打ち込み角度を植毛穴毎
に自由に変えることができる。このため、高密度植毛を
実現できるとともに、従来困難であったサークル状植毛
や曲線植毛など、任意の配列パターンの植毛を実現する
ことが可能となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】前述した各例は、隣り合う各植毛穴4を隔
壁によって隔成することにより、1個1個の植毛穴を独
立した穴として形成し、この独立した各植毛穴4のそれ
ぞれに1つの平線95を用いて1つの毛束81を打ち込
むようにした場合を示したが、毛束の植毛方法はこれだ
けに限られるものではなく、例えば図12(a)(b)
に示すように、1つの植毛穴4を複数個分の穴長からな
る長穴状に形成し、この長穴状をした植毛穴4に、複数
個の毛束81を複数個の平線95を用いて1つずつ隣り
合わせに詰め込んで植毛してもよいものである。この植
毛方法の場合、1つ前に植毛した毛束が次に植毛する側
の空き空間部に倒れ込んで次の毛束の植毛の邪魔をする
おそれもあるが、このような問題は、前記図17に示し
た毛分け装置99を用いて1つ前に植毛した毛束を反対
側に向けて押さえ付けながら次の毛束を順次植毛してい
くことにより、防止することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】この図12(a)(b)に示したような方
法で毛束を植毛した場合、隣り合う毛束同士が隔壁によ
って隔たれることがないので、インモールド法や熱融着
法で作った歯ブラシと同様に、完全に連続した長い毛束
の列を作ることができる。このため、デザイン性、ファ
ッション性が向上し、インモールド法や熱融着法で作っ
た歯ブラシにひけをとらない斬新な刷毛パターンからな
る歯ブラシを作ることが可能となる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、本発明の植毛装置と植毛方法によれ
ば、位置調整手段を移動制御することによって植毛手段
に対するブラシ保持台の位置を自在に変えるとともに、
ブラシ回転機構を回動制御することによって植毛手段に
対するブラシ保持台の回動傾斜角度を自在に変えなが
ら、毛束をブラシヘッド部の目的とする植毛穴に植毛す
るようにしたので、植毛穴に対する平線の打ち込み角度
を植毛穴毎に自在に変えることができ、高密度植毛を実
現できるとともに、従来困難であったサークル状植毛や
曲線植毛など、任意の配列パターンの植毛を任意の打ち
込み順序で実現できるという優れた効果を奏する。さら
に、毛束の配列パターンにかかわりなく、どの位置の植
毛穴からでも植毛を行なうことが可能であるので、従来
のように毛束の配列パターンによって植毛順序が規制さ
れてしまうというようなことがなくなるとともに、隣の
毛束の巻き込みよる連結毛やリング毛の発生もなくすこ
とができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】隔壁を設けることなく複数の毛束を植毛穴に
連続的に植毛する場合の例を示すもので、(a)は植毛
穴とこれに植毛された毛束の略示縦断面図、(b)はそ
の略示平面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシヘッド部の植毛面に形成された植
    毛穴に、毛束を二つ折りにして間に平線を挟んで植毛し
    たブラシにおいて、 前記植毛穴における少なくとも2つ以上の平線の間で互
    いに平線の打ち込み角度が異なることを特徴とするブラ
    シ。
  2. 【請求項2】 前記植毛穴が複数に別れ、そのそれぞれ
    に平線を有することを特徴とする請求項1記載のブラ
    シ。
  3. 【請求項3】 隣接する少なくとも2つ以上の植毛穴の
    間を分離する隔壁が0.1〜3.0mmの範囲の厚さか
    らなることを特徴とする請求項2記載のブラシ。
  4. 【請求項4】 それぞれの平線の長手方向に沿った延長
    線が隣接する植毛穴にかかることのない角度となるよう
    に、前記各平線の打ち込み角度が設定されていることを
    特徴とする請求項2または3記載のブラシ。
  5. 【請求項5】 平線を用いてブラシヘッド部の植毛面に
    毛束を植毛する植毛手段と、 該植毛手段に所定の距離をおいて対向配置され、かつ、
    ブラシヘッド部を定位置に保持可能とされたブラシ保持
    台と、 前記植毛手段に対する前記ブラシ保持台の位置を自在に
    調整可能な位置調整手段と、 前記植毛手段に対する前記ブラシ保持台の回動傾斜角度
    を自在に調整可能なブラシ回転機構とを備え、 前記位置調整手段を移動制御することによって前記植毛
    手段に対するブラシ保持台の位置を自在に変えるととも
    に、前記ブラシ回転機構を回動制御することによって前
    記植毛手段に対するブラシ保持台の回動傾斜角度を自在
    に変えるようにしたことを特徴とする植毛装置。
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