JP2001027248A - 転がり軸受用保持器 - Google Patents
転がり軸受用保持器Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
- F16C33/6614—Retaining the grease in or near the bearing in recesses or cavities provided in retainers, races or rolling elements
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
- F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/08—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with two or more rows of balls
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2300/00—Application independent of particular apparatuses
- F16C2300/02—General use or purpose, i.e. no use, purpose, special adaptation or modification indicated or a wide variety of uses mentioned
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受内の閉鎖空間に対する潤滑剤の供給作業
性を改善し、併せて軸受内の必要箇所への潤滑剤の安定
供給を可能にする。 【解決手段】 複数の転動体を円周方向で等間隔に保持
するポケット21を一端側に有する保持器20におい
て、その背面と外周面とに相互に連通させて複数の凹部
23、24を形成し、保持器20を軸受の両端部に組込
んだ後、背面側の凹部23から外周面側の凹部24に潤
滑剤を供給して、この潤滑剤を保持器と外輪との間隙を
通して軸受内に円周方向でほぼ均等に流入させ、保持器
20の前面のポケット21とその相互間の連結部22と
に十分な量の潤滑剤を供給して、軸受トルクのバラツキ
の解消とその低減とを達成する。
性を改善し、併せて軸受内の必要箇所への潤滑剤の安定
供給を可能にする。 【解決手段】 複数の転動体を円周方向で等間隔に保持
するポケット21を一端側に有する保持器20におい
て、その背面と外周面とに相互に連通させて複数の凹部
23、24を形成し、保持器20を軸受の両端部に組込
んだ後、背面側の凹部23から外周面側の凹部24に潤
滑剤を供給して、この潤滑剤を保持器と外輪との間隙を
通して軸受内に円周方向でほぼ均等に流入させ、保持器
20の前面のポケット21とその相互間の連結部22と
に十分な量の潤滑剤を供給して、軸受トルクのバラツキ
の解消とその低減とを達成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受におけ
る転動体の保持に用いられる保持器、特に玉軸受におけ
る玉の保持に用いられる冠形の保持器に関する。
る転動体の保持に用いられる保持器、特に玉軸受におけ
る玉の保持に用いられる冠形の保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】玉軸受は、内・外輪の軌道面間に介装し
た複数の玉(ボール)を保持器により円周方向に等間隔
に保持する構造となっており、その保持器としては、従
来より冠形の保持器が多用されている。この冠形の保持
器は、図5に符号1にて示すように、複数のボールを円
周方向で等間隔に保持するポケット2を一端側に有して
おり、内・外輪の軌道面間に必要数のボールを組入れ
て、それらを円周方向に等配に配置した後、そのポケッ
ト2を前向きにして内・外輪の間に組込まれるようにな
っており、この組込みに応じて保持器1の各ポケット2
にボールが収容されるようになる。
た複数の玉(ボール)を保持器により円周方向に等間隔
に保持する構造となっており、その保持器としては、従
来より冠形の保持器が多用されている。この冠形の保持
器は、図5に符号1にて示すように、複数のボールを円
周方向で等間隔に保持するポケット2を一端側に有して
おり、内・外輪の軌道面間に必要数のボールを組入れ
て、それらを円周方向に等配に配置した後、そのポケッ
ト2を前向きにして内・外輪の間に組込まれるようにな
っており、この組込みに応じて保持器1の各ポケット2
にボールが収容されるようになる。
【0003】ところで、この種の玉軸受においては、軸
受トルク(摩擦トルク)の低減や摩擦熱の低減を目的
に、保持器1の組込み後、保持器1のポケット2やこれ
らポケット2の相互間の連結部3にグリースなどの潤滑
剤を供給し、保持器1とボールおよびボールと内・外輪
との摩擦抵抗を減じるように配慮していた。そして従
来、この保持器1に対する潤滑剤の供給は、汎用の軸受
にあっては、保持器1の組込み側と反対側の端部が開放
されていることより、その開放端側から行われていた。
受トルク(摩擦トルク)の低減や摩擦熱の低減を目的
に、保持器1の組込み後、保持器1のポケット2やこれ
らポケット2の相互間の連結部3にグリースなどの潤滑
剤を供給し、保持器1とボールおよびボールと内・外輪
との摩擦抵抗を減じるように配慮していた。そして従
来、この保持器1に対する潤滑剤の供給は、汎用の軸受
にあっては、保持器1の組込み側と反対側の端部が開放
されていることより、その開放端側から行われていた。
【0004】しかるに最近、ハードディスクドライブ装
置などには、外輪とスリーブとが一体構造となった外輪
一体型の軸受が用いられるようになってきている。この
外輪一体型の軸受は、一例として、図6に符号10にて
示すように、外輪を兼用するスリーブ(外輪スリーブ)
11の内周面に相互に軸方向に離間して二つの軌道面1
2,13を形成し、一方、段付き軸14を用意して、こ
の軸14の大径部14aの外周面に軌道面15を、該軸
14の小径部14bに嵌合した内輪17の外周面に他の
軌道面16をそれぞれ設け、外輪側の軌道面12,13
と内輪側の軌道面15,16との相互間に複数のボール
(玉)18を介在させる構造となっている。このような
外輪一体型の軸受においては、ボール18が二連に配置
されるため、上記保持器1としても二つ必要となり、こ
の二つの保持器1は軸受10の両端開口内に、矢印A、
Bのように軸方向に組込まれるようになっている。この
場合、完成した軸受10の両端開口が保持器1により閉
鎖される状態となるため、汎用の軸受のように保持器1
の組込み側と反対側となる開放口を通して保持器1のポ
ケット2または連結部3に潤滑剤を供給することは不可
能となる。
置などには、外輪とスリーブとが一体構造となった外輪
一体型の軸受が用いられるようになってきている。この
外輪一体型の軸受は、一例として、図6に符号10にて
示すように、外輪を兼用するスリーブ(外輪スリーブ)
11の内周面に相互に軸方向に離間して二つの軌道面1
2,13を形成し、一方、段付き軸14を用意して、こ
の軸14の大径部14aの外周面に軌道面15を、該軸
14の小径部14bに嵌合した内輪17の外周面に他の
軌道面16をそれぞれ設け、外輪側の軌道面12,13
と内輪側の軌道面15,16との相互間に複数のボール
(玉)18を介在させる構造となっている。このような
外輪一体型の軸受においては、ボール18が二連に配置
されるため、上記保持器1としても二つ必要となり、こ
の二つの保持器1は軸受10の両端開口内に、矢印A、
Bのように軸方向に組込まれるようになっている。この
場合、完成した軸受10の両端開口が保持器1により閉
鎖される状態となるため、汎用の軸受のように保持器1
の組込み側と反対側となる開放口を通して保持器1のポ
ケット2または連結部3に潤滑剤を供給することは不可
能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来、上記外輪
一体型の軸受10においては、その両端開口内に保持器
1を組込んだ後、保持器1の外周面と外輪スリーブ11
の内周面との間のわずかの間隙を通して潤滑剤を軸受内
に供給するようにした。しかしながら、この間隙は非常
に狭いため、必要量の潤滑剤を供給するのに長時間を要
し、極めて作業性が悪いという問題があった。また、保
持器1の全体並びに軌道面12,13,15,16の全
域に潤滑剤を均等に供給することは困難で、軸受トルク
にバラツキが生じ、あるいは軸受トルクそのものが増大
してしまう虞れがあった。
一体型の軸受10においては、その両端開口内に保持器
1を組込んだ後、保持器1の外周面と外輪スリーブ11
の内周面との間のわずかの間隙を通して潤滑剤を軸受内
に供給するようにした。しかしながら、この間隙は非常
に狭いため、必要量の潤滑剤を供給するのに長時間を要
し、極めて作業性が悪いという問題があった。また、保
持器1の全体並びに軌道面12,13,15,16の全
域に潤滑剤を均等に供給することは困難で、軸受トルク
にバラツキが生じ、あるいは軸受トルクそのものが増大
してしまう虞れがあった。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
ることを課題としてなされたもので、その第1の目的と
するところは、軸受内の閉鎖空間に対する潤滑剤の供給
作業性を改善する保持器を提供することにあり、その第
2の目的とするところは、前記第1の目的に加えて、前
記軸受内の必要箇所への潤滑剤の安定供給を可能にして
軸受性能の向上を達成する保持器を提供することにあ
る。
ることを課題としてなされたもので、その第1の目的と
するところは、軸受内の閉鎖空間に対する潤滑剤の供給
作業性を改善する保持器を提供することにあり、その第
2の目的とするところは、前記第1の目的に加えて、前
記軸受内の必要箇所への潤滑剤の安定供給を可能にして
軸受性能の向上を達成する保持器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための第1の発明は、複数の転動体を円周方向で等間
隔に保持するポケットを一端側に有する冠形の転がり軸
受用保持器において、前記ポケットを有する側と反対側
の端面から外周面と内周面とのうちの一方または両方に
開通する連通路を設けたことを特徴とする。このように
構成した保持器においては、連通路を通して軸受内に十
分な量の潤滑剤を能率よく供給できる。
るための第1の発明は、複数の転動体を円周方向で等間
隔に保持するポケットを一端側に有する冠形の転がり軸
受用保持器において、前記ポケットを有する側と反対側
の端面から外周面と内周面とのうちの一方または両方に
開通する連通路を設けたことを特徴とする。このように
構成した保持器においては、連通路を通して軸受内に十
分な量の潤滑剤を能率よく供給できる。
【0008】また、上記第2の目的を達成するための第
2の発明は、上記第1の発明において、その連通路を、
円周方向に等配して複数設ける構成としたことを特徴と
する。このように構成した保持器においては、軸受内に
円周方向でほぼ均等に潤滑剤を供給することができ、軸
受内の必要箇所に十分な量の潤滑剤を供給できる。
2の発明は、上記第1の発明において、その連通路を、
円周方向に等配して複数設ける構成としたことを特徴と
する。このように構成した保持器においては、軸受内に
円周方向でほぼ均等に潤滑剤を供給することができ、軸
受内の必要箇所に十分な量の潤滑剤を供給できる。
【0009】上記第1または第2の発明において、その
連通路は、ポケットを有する側と反対側の端面に形成し
た環状溝内に開口させ、あるいは外周面または内周面に
形成した周溝内に開口させるようにしてもよいものであ
る。
連通路は、ポケットを有する側と反対側の端面に形成し
た環状溝内に開口させ、あるいは外周面または内周面に
形成した周溝内に開口させるようにしてもよいものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。図1乃至図3は、本発明の第1
の実施の形態としての転がり軸受用保持器を示したもの
である。本保持器20の全体構造は、前出図5に示した
冠形保持器1と同一であり、複数のボールを円周方向で
等間隔に保持するポケット21を一端側に有し、これら
ポケット21の相互間に平坦な連結部22を配置してい
る。本第1の実施の形態においては、この保持器20
の、ポケット21を設けた側と反対側の端面(以下、こ
こを背面という)に、その軸心と同心をなすピッチ円上
に等配して複数(ここでは、8つ)の第1の凹部23を
設け、さらに、この保持器20の外周面に前記第1の凹
部23にそれぞれ連通する複数の第2の凹部24を設け
ている。すなわち、本保持器20には、第1の凹部23
と第2の凹部24との合成により、その背面から外周面
に開通する複数の連通路が形成されている。保持器20
は、ここでは、例えばナイロン66(商品名)やポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)などの樹脂成形体からな
っており、前記第1および第2の凹部23、24は前記
成形体の成形に際して一体形成されるようになってい
る。
図面に基いて説明する。図1乃至図3は、本発明の第1
の実施の形態としての転がり軸受用保持器を示したもの
である。本保持器20の全体構造は、前出図5に示した
冠形保持器1と同一であり、複数のボールを円周方向で
等間隔に保持するポケット21を一端側に有し、これら
ポケット21の相互間に平坦な連結部22を配置してい
る。本第1の実施の形態においては、この保持器20
の、ポケット21を設けた側と反対側の端面(以下、こ
こを背面という)に、その軸心と同心をなすピッチ円上
に等配して複数(ここでは、8つ)の第1の凹部23を
設け、さらに、この保持器20の外周面に前記第1の凹
部23にそれぞれ連通する複数の第2の凹部24を設け
ている。すなわち、本保持器20には、第1の凹部23
と第2の凹部24との合成により、その背面から外周面
に開通する複数の連通路が形成されている。保持器20
は、ここでは、例えばナイロン66(商品名)やポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)などの樹脂成形体からな
っており、前記第1および第2の凹部23、24は前記
成形体の成形に際して一体形成されるようになってい
る。
【0011】本保持器20を前記した外輪一体型の軸受
10に用いる場合は、前出図6に示した態様で二つの保
持器20を軸受10の両端開口内に、矢印A、Bのよう
に軸方向に組込んだ後、この保持器20のポケット21
および連結部22に潤滑剤を外部から供給する。この潤
滑剤の供給に際しては、適宜の注入機を用いて背面側の
第1の凹部23に順次または一度に潤滑剤を供給する。
すると、この潤滑剤は、第2の凹部24から保持器20
の外周面と外輪スリーブ11の内周面との間隙に流出
し、さらに該間隙を通じて軸受10内に流入して、保持
器20の前面側のポケット21および連結部22に流れ
込む。しかして、前記第1および第2の凹部23、24
により合成される連通路は、円周方向に等配して複数設
けられているので、潤滑剤はこれら連通路を経て保持器
20の前面にほぼ均等に流れ込む。この結果、保持器2
0のポケット21の内面、および外輪側並びに内輪側の
軌道面12,13、15,16に十分な量の潤滑油がほ
ぼ均等に供給され、保持器20とボール18との間およ
びボール18と各軌道面12,13、15,16との間
の摩擦抵抗が減じ、完成後の軸受10は、バラツキがな
くかつ低レベルに安定した軸受トルクが得られるように
なる。
10に用いる場合は、前出図6に示した態様で二つの保
持器20を軸受10の両端開口内に、矢印A、Bのよう
に軸方向に組込んだ後、この保持器20のポケット21
および連結部22に潤滑剤を外部から供給する。この潤
滑剤の供給に際しては、適宜の注入機を用いて背面側の
第1の凹部23に順次または一度に潤滑剤を供給する。
すると、この潤滑剤は、第2の凹部24から保持器20
の外周面と外輪スリーブ11の内周面との間隙に流出
し、さらに該間隙を通じて軸受10内に流入して、保持
器20の前面側のポケット21および連結部22に流れ
込む。しかして、前記第1および第2の凹部23、24
により合成される連通路は、円周方向に等配して複数設
けられているので、潤滑剤はこれら連通路を経て保持器
20の前面にほぼ均等に流れ込む。この結果、保持器2
0のポケット21の内面、および外輪側並びに内輪側の
軌道面12,13、15,16に十分な量の潤滑油がほ
ぼ均等に供給され、保持器20とボール18との間およ
びボール18と各軌道面12,13、15,16との間
の摩擦抵抗が減じ、完成後の軸受10は、バラツキがな
くかつ低レベルに安定した軸受トルクが得られるように
なる。
【0012】図4は、本発明の第2の実施の形態として
の転がり軸受用保持器30を示したものである。なお、
本保持器30の全体的構造は前出図1に示した保持器2
0と同じであるので、同一部分には同一符号を付してい
る。本第2の実施の形態の特徴とするところは、第1の
実施の形態における外周面側の第2の凹部24に代え
て、内周面に前記各第1の凹部23に連通する第3の凹
部31を設けた点にある。本第2の実施の形態において
は、第1の凹部23に供給された潤滑剤は、保持器30
の内周面と軸14の大径部14a(図6)の外周面との
間隙、または保持器30の内周面と軸14に嵌合された
内輪17(図6)の外周面との間隙を通じて軸受10内
に流入することになるが、保持器20の前面側のポケッ
ト21および連結部22に円周方向でほぼ均等に潤滑剤
が供給される点は、前記第1の実施の形態と変わるとこ
ろがなく、第1の実施の形態と同様の効果を奏するもの
となる。
の転がり軸受用保持器30を示したものである。なお、
本保持器30の全体的構造は前出図1に示した保持器2
0と同じであるので、同一部分には同一符号を付してい
る。本第2の実施の形態の特徴とするところは、第1の
実施の形態における外周面側の第2の凹部24に代え
て、内周面に前記各第1の凹部23に連通する第3の凹
部31を設けた点にある。本第2の実施の形態において
は、第1の凹部23に供給された潤滑剤は、保持器30
の内周面と軸14の大径部14a(図6)の外周面との
間隙、または保持器30の内周面と軸14に嵌合された
内輪17(図6)の外周面との間隙を通じて軸受10内
に流入することになるが、保持器20の前面側のポケッ
ト21および連結部22に円周方向でほぼ均等に潤滑剤
が供給される点は、前記第1の実施の形態と変わるとこ
ろがなく、第1の実施の形態と同様の効果を奏するもの
となる。
【0013】なお、上記第1の実施の形態では外周面に
第2の凹部24を、第2の実施の形態では内周面に第3
の凹部31をそれぞれ設けるようにしたが、本発明は、
これら第2の凹部24と第3の凹部31とを共に設けて
もよく、この場合は、より能率よく潤滑剤を軸受10内
に供給できるようになる。また、これら凹部23、2
4、31の数および形状は任意であり、前記した8つよ
り少なくまたは8つより多く設けてもよいことはもちろ
ん、円形状、だ円形状、異形状としてもよい。
第2の凹部24を、第2の実施の形態では内周面に第3
の凹部31をそれぞれ設けるようにしたが、本発明は、
これら第2の凹部24と第3の凹部31とを共に設けて
もよく、この場合は、より能率よく潤滑剤を軸受10内
に供給できるようになる。また、これら凹部23、2
4、31の数および形状は任意であり、前記した8つよ
り少なくまたは8つより多く設けてもよいことはもちろ
ん、円形状、だ円形状、異形状としてもよい。
【0014】本発明はまた、背面側の第1の凹部23を
環状溝に代え、あるいは外・内周面側の第2、第3の凹
部24、31を周溝に代えてもよいものである。背面側
の第1の凹部23を環状溝に代えた場合は、供給機の供
給ヘッドを共用して潤滑剤を各連通路に一度に供給で
き、また、外・内周面側の第2、第3の凹部24、31
を周溝に代えた場合は、円周方向でより均等に潤滑剤を
供給できる。
環状溝に代え、あるいは外・内周面側の第2、第3の凹
部24、31を周溝に代えてもよいものである。背面側
の第1の凹部23を環状溝に代えた場合は、供給機の供
給ヘッドを共用して潤滑剤を各連通路に一度に供給で
き、また、外・内周面側の第2、第3の凹部24、31
を周溝に代えた場合は、円周方向でより均等に潤滑剤を
供給できる。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る転
がり軸受用保持器によれば、連通路を利用して軸受内の
閉鎖空間に対して潤滑剤を供給できるので、供給作業性
が大幅に改善され、外輪一体型の軸受に向けて好適とな
る。また、連通路を円周方向に等配して複数設けた場合
は、前記供給作業性の改善に加え、軸受内の必要箇所に
潤滑剤をほぼ均等に供給でき、軸受トルクのバラツキの
解消並びにその低減に大きく寄与するものとなる。
がり軸受用保持器によれば、連通路を利用して軸受内の
閉鎖空間に対して潤滑剤を供給できるので、供給作業性
が大幅に改善され、外輪一体型の軸受に向けて好適とな
る。また、連通路を円周方向に等配して複数設けた場合
は、前記供給作業性の改善に加え、軸受内の必要箇所に
潤滑剤をほぼ均等に供給でき、軸受トルクのバラツキの
解消並びにその低減に大きく寄与するものとなる。
【図1】本発明の第1の実施の形態としての転がり軸受
用保持器の構造を示したもので、図2のI−I矢視線に
沿う断面図である。
用保持器の構造を示したもので、図2のI−I矢視線に
沿う断面図である。
【図2】図1に示した保持器の背面図である。
【図3】図1に示した保持器の全体構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態としての転がり軸受
用保持器の構造を示す断面図である。
用保持器の構造を示す断面図である。
【図5】従来の一般的な冠形保持器の全体構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】冠形保持器を組込む外輪一体型軸受の構造を示
す断面図である。
す断面図である。
10 外輪一体型軸受 11 外輪スリーブ 12,13 外輪スリーブ側軌道面 14 段付き軸 15,16 軸側軌道面 18 ボール(玉) 20,30 保持器 21 ポケット 22 連結部 23 第1の凹部 24 第2の凹部 31 第3の凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の転動体を円周方向で等間隔に保持
するポケットを一端側に有する冠形の転がり軸受用保持
器において、前記ポケットを有する側と反対側の端面か
ら外周面と内周面とのうちの一方または両方に開通する
連通路を設けたことを特徴とする転がり軸受用保持器。 - 【請求項2】 連通路が、円周方向に等配して複数設け
られていることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸
受用保持器。 - 【請求項3】 連通路が、ポケットを有する側と反対側
の端面に形成した環状溝内に開口していることを特徴と
する請求項1または2に記載の転がり軸受用保持器。 - 【請求項4】 連通路が、外周面または内周面に形成し
た周溝内に開口していることを特徴とする請求項1また
は2に記載の転がり軸受用保持器。
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