JP2001025975A - ワイヤ工具およびその製造方法 - Google Patents

ワイヤ工具およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001025975A
JP2001025975A JP20222499A JP20222499A JP2001025975A JP 2001025975 A JP2001025975 A JP 2001025975A JP 20222499 A JP20222499 A JP 20222499A JP 20222499 A JP20222499 A JP 20222499A JP 2001025975 A JP2001025975 A JP 2001025975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electron beam
wire tool
manufacturing
mixed solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20222499A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Enomoto
俊之 榎本
Yasuhiro Tani
泰弘 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20222499A priority Critical patent/JP2001025975A/ja
Priority to ES00101641T priority patent/ES2247964T3/es
Priority to DE60022921T priority patent/DE60022921T2/de
Priority to EP00101641A priority patent/EP1025942B1/en
Priority to US09/495,307 priority patent/US6463921B2/en
Priority to TW089101741A priority patent/TW455521B/zh
Publication of JP2001025975A publication Critical patent/JP2001025975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ上に砥粒を固定する結合材として電子
線硬化性樹脂を用い、高寿命で切断加工の高精度化・高
能率化が可能であって、かつ長尺で安価なワイヤ工具お
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤ11表面に化学的プライマ処理を
施した後、さらに電子線硬化性樹脂と砥粒および添加粉
末との混合溶液22を塗布する。そして、樹脂塗布槽2
1bの出口に設けられた線径ジグ23bで未硬化の混合
被覆を所定の厚みに整え、あるいは、その混合被覆が形
成されたワイヤ外径を所定の直径に整えた後、電子線照
射装置24bで電子線硬化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシリコンイ
ンゴット、水晶、石英、等の硬脆材料や金属材料を切断
加工するための、樹脂を主な材料としたワイヤ工具に関
し、特に切断加工の高精度化・高効率化を行うことがで
きるワイヤ工具およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンインゴット、水晶、石
英、等の硬脆材料や金属材料の切断工具としてワイヤ工
具が用いられているが、特に近年のシリコンウエハーの
大口径化にともない、シリコンウエハーのインゴットか
らの切断手段として注目されている。
【0003】シリコンインゴットの切断加工には、従来
は内周刃による切断方式が適用されてきた。そして近
年、半導体デバイスの生産コストの低減、適正化を図る
ために、シリコンウエハーは大口径化の一途をたどって
いるが、そうしたウエハーの大口径化に対しては、内周
刃の大径化で対応してきた。しかし、特に8インチ以上
のシリコンインゴットに対しては、スループットの向上
に限界がある、切断ロス(Kerf-loss)が大きい、切断
ジグへの内周刃のセッティングが困難である、等の理由
により、切断方法は内周刃切断方式からマルチワイヤ切
断方式に変わりつつある。
【0004】ところで、従来行われてきたワイヤによる
シリコンインゴットの切断加工は、図3(「電子材料」V
ol.35,No.7,1996年7月号、第29頁)に記載さ
れているように、ピアノ線等のワイヤ1の新線リール2
から巻き取りローラ5までの所定経路中に、ダンサロー
ラ3および複数のメインローラ4等を設けて、インゴッ
ト6に近接する所定のピッチのワイヤ列を形成するもの
で、スラリーノズル7から高粘度の研磨剤スラリーを供
給するとともに、インゴット6をそのワイヤ列に押し付
けることにより、インゴット6の切断を行う、という遊
離砥粒加工であった。しかしながら、遊離砥粒加工法ゆ
えに、多量の産業廃棄物(廃液)を生じる、ランニング
コストが高い、切断後のウエハー洗浄が難しい、加工能
率の向上が望めない、さらには切断精度が悪い、等の欠
点があった。
【0005】これらの問題を解決するものとして、ワイ
ヤに砥粒を固着させたワイヤ工具、すなわち固定砥粒ワ
イヤ工具があり、すでに電着ワイヤ工具(特開昭63−
22275、特公平4−4105、特開平7−2277
67、特開平9−150314、等に記載)やピアノ線
自体に砥粒を機械的に埋め込む製造法によるもの(商品
名ワイヤモンド、住友電気報昭和63年3月第132
号、p.118−122)が開発されている。これら
は、いずれも砥粒を固着する結合材として金属を用いて
いる。
【0006】ところが、金属を結合材として用いたワイ
ヤ工具では、結合剤層が硬いため、ワイヤ工具の破断ね
じり強度や曲げ強度が低く、加工時に断線しやすい、ま
た電着ワイヤ工具においては、電着に長時間要するため
に製造コストが高い、さらにマルチワイヤ切断方式に必
要なワイヤ工具自体の長尺化が困難である、等の品質上
かつ経済上の問題があった。また、ワイヤの製造コスト
が高く、長尺化が困難であるという問題を回避するため
に、短尺ワイヤ工具の両端を接合したエンドレスタイプ
のワイヤ工具も試作されているが、接合部の破断ねじり
強度や曲げ強度が極めて低いという問題がある。
【0007】そこで、これらの問題を解決するために、
最近、樹脂を結合材に用いたワイヤ工具が開発されるに
至っている。こうしたワイヤに砥粒を固着する結合材に
樹脂を用いたワイヤ工具およびその製造方法としては、
大阪ダイヤモンド工業が開発した固定砥粒ダイヤモンド
ワイヤソー(1997年度砥粒加工学会学術講演会講演
論文集、p.369−370)、特開平8−12695
3号公報、特開平9−155631号公報、特開平10
−138114号公報、特開平10−151560号公
報、特開平10−315049号公報、特開平10−3
28932号公報、特開平10−337612号公報に
記載のものが知られている。これらのワイヤ工具では、
樹脂の種類については特に限定していないが、発表内
容、実施例、等からわかるように、実際には研削砥石に
おいて従来使用されてきたフェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂が用いられている。また、特開平11−48035
号公報に記載されているように、砥粒保持強度を高める
ために、セラミックを結合材に用いたワイヤ工具が提案
されている。
【0008】しかし、このように改善されたワイヤ工具
においても、熱硬化性樹脂を結合材に用いることから、
溶媒を除去するための乾燥工程と硬化させるための焼成
工程を必要とし、また焼成に要する時間も全てのワイヤ
工具箇所において数分ずつ要してしまう。また、セラミ
ックを結合材に用いると、焼成温度が高くなるのみなら
ず、焼成にも数十分以上の時間を要する。したがって、
ワイヤ工具の高速な製造、例えば毎分数百メートル〜数
キロメートルの速度での製造は難しく、マルチ切断方式
に必要な10キロメートル以上の長尺なワイヤ工具を安
価に製造することは極めて困難である。さらに、熱硬化
性樹脂を結合材としたワイヤ工具は、金属を結合材とし
て用いたワイヤ工具に比較して、結合材の耐摩耗性、機
械的強度、耐熱性が低く、切断能率が劣るという問題が
ある。
【0009】そこで、製造速度向上という観点から、光
ファイバの被覆等に用いられる光硬化性樹脂を熱硬化性
樹脂に替えて結合材とし、さらに結合材の耐摩耗性、機
械的強度、耐熱性を向上させるために光硬化性樹脂に金
属粒子や金属ファイバ等を添加する技術(特願平11−
027857号)が提案されている。この方法によれ
ば、毎分百メートル以上の速度でワイヤ工具を製造する
ことが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光硬化性樹脂
を光硬化させるために照射する紫外線等の光は、例えば
電子線に比べるとエネルギーが小さく、物体透過性に劣
るので、切断特性向上のために結合材に添加する粉末の
種類、形状、あるいは添加量等によっては、硬化時間が
著しく増大したり、未硬化部が残ってしまうという問題
が生じる。例えば、現存する大出力の光照射装置を用い
ても、ワイヤ工具製造における結合材の光硬化速度を現
状の十倍以上に高めることは難しく、ワイヤ工具の製造
速度を大幅に向上させることは望めない。また、光硬化
性樹脂の硬化反応を起こすためには、光重合開始剤や増
感剤が必要であるが、これらは極めて高価であり、ワイ
ヤ工具製造コストをより低減することが難しいという問
題がある。
【0011】一方、電子線硬化性樹脂は、電子線が照射
されると化学反応を起こし、1秒以下という短時間で重
合硬化する。そこで、さらなる製造速度向上という観点
から、電子線硬化性樹脂を光硬化性樹脂に替えて結合材
とすることが考えられる。また、電子線はエネルギーが
高いので、硬化特性が結合材中への粉末添加の影響を受
けにくく、重合開始剤や増感剤が不要である。
【0012】本発明の目的は、これらに着目してなされ
たもので、ワイヤ上に砥粒を固定する結合材として電子
線硬化性樹脂を用い、高寿命で切断加工の高精度化・高
能率化が可能であって、かつ長尺で安価なワイヤ工具お
よびその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ワイヤ上に電子線硬化性樹脂を
主成分とする結合材で砥粒を固定したことに特徴があ
る。
【0014】電子線硬化性樹脂は、電子線が照射される
と化学反応をおこし、1秒以下という短時間で重合硬化
する。したがって、電子線硬化性樹脂を結合材として用
いた場合は、光硬化性樹脂を用いた場合に比べ、十倍以
上の速度、すなわち毎分1キロメートル以上でワイヤ工
具を製造することが可能であり、安価で長尺なワイヤ工
具を提供できる。また、電子線は光に比べ、高いエネル
ギーをもっているので、硬化に際して重合開始剤や増感
剤は不要であり、電子線照射装置の設備コストは高くな
るものの、ワイヤ工具製造コストを大幅に低減すること
ができる。さらに、硬化に要するエネルギーも紫外線硬
化の場合の3分の1〜4分の1に抑制できる。また、電
子線照射装置は光(紫外線)照射装置に比べ、一般に設
備床面積が少なくて済むという長所もある。
【0015】請求項2記載の発明は、表面に化学的プラ
イマ処理が施されたワイヤ上に、電子線硬化性樹脂を主
成分とする結合材で砥粒を固定したことに特徴がある。
【0016】ワイヤ工具の寿命は、工具の消耗、あるい
は断線によって決まる。工具の消耗原因としては、砥粒
の脱落、埋没、砥粒自体の摩耗、さらに結合材被膜のワ
イヤからの剥離が考えられる。そこで、ワイヤ表面に化
学的プライマ処理を施すことにより、結合材被膜とワイ
ヤ面との密着力を高めることができ、結合材被膜剥離に
よる工具の消耗を低減できる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて前記電子線硬化性樹脂中に、平均粒径が0.1〜
15μmの金属粒子および/または平均粒径が0.1〜
15μmの無機粉末を5〜90wt%添加したことに特
徴がある。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1又は2に
おいて前記電子線硬化性樹脂中に、短径が0.1〜15
μm、長径が1〜200μmの金属ファイバおよび/ま
たは無機ファイバを5〜90wt%添加したことに特徴
がある。
【0019】ワイヤ工具において、熱硬化性樹脂よりも
一般に耐熱性や機械的強度が劣ると考えられる、電子線
硬化性樹脂で結合材を構成した場合は、切断時に結合材
被膜の摩耗・破断、砥粒の脱落が考えられるが、金属粒
子や無機粉末、金属ファイバや無機ファイバを樹脂中に
添加することにより、工具の機械的強度、耐熱性を向上
させることができる。また、電子線の透過力は紫外線等
の光に比べて強いので(少なくとも3倍以上強いの
で)、結合材の主成分に電子線硬化性樹脂を用いた場合
には、添加粉末等の影響を殆ど受けずに済み、緻密な結
合材を形成することができる。これに対し、結合材の主
成分に光硬化性樹脂を用いた場合は、添加した粒子部、
ファイバ部での光の透過、吸収、反射により、硬化速度
が低下あるいは未硬化状態に陥ることが考えられるた
め、添加粒子の種類、大きさ、添加量を規定することが
必要となる。
【0020】請求項5記載の発明は、ワイヤ上に電子線
硬化性樹脂を主成分とする結合材で砥粒を固定したワイ
ヤ工具の製造方法であって、ワイヤをその軸線方向に走
行させながら、ワイヤ上に電子線硬化性樹脂、砥粒、お
よび添加粉末の混合溶液を塗布する混合溶液塗布工程を
有することに特徴がある。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5において
前記混合溶液塗布工程の前に、ワイヤをその軸線方向に
走行させながら、ワイヤ表面に化学的プライマ液を塗布
するプライマ液塗布工程を有することに特徴がある。
【0022】請求項7記載のの発明は、請求項5又は6
において前記混合溶液の塗布されたワイヤを所定の径に
するか、あるいはワイヤ上に塗布された前記混合溶液を
所定の膜厚にして、電子線硬化する電子線硬化工程を有
することに特徴がある。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7において
前記混合溶液塗布工程では、ワイヤ上に、平均粒径が
0.1〜15μmの金属粒子および/または平均粒径が
0.1〜15μmの無機粉末を5〜90wt%含有する
電子線硬化性樹脂と砥粒との混合溶液を塗布することに
特徴がある。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項7において
前記混合溶液塗布工程では、ワイヤ上に、短径が0.1
〜15μm、長径が1〜200μmの金属ファイバおよ
び/または無機ファイバを5〜90wt%含有する電子
線硬化性樹脂と砥粒との混合溶液を塗布することに特徴
がある。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項7〜9の
いずれかにおいて電子線硬化後に混合溶液の形成された
ワイヤの外径寸法を計測する計測工程と、計測された外
径寸法を基にして、前記混合被膜の形成されたワイヤの
外径寸法が所定の値になるように前記混合溶液塗布工程
および/または電子線硬化工程を調節する調節工程と、
を有することに特徴がある。
【0026】こうすることによって、線径ばらつきを最
小限に抑えることができ、切断ロス、切断品の反りが小
さく、安定した切断面品位を有するシリコンウエハーを
高精度に切断するワイヤ工具を製造することが可能であ
る。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項7〜10
のいずれかにおいて前記電子線硬化工程を、窒素雰囲気
中で行うことに特徴がある。
【0028】こうすることよって、酸素による重合阻害
を防止することができ、重合硬化反応を安定かつ確実に
実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、電子線硬化性樹脂に種々の金属粒子や無機粉
末、金属ファイバ、無機ファイバを含む結合材を主成分
に用いて砥粒をワイヤに固着するワイヤ工具とその製造
方法の広範囲な応用をも含むものである。
【0030】図1に本発明の実施の一形態に係るワイヤ
工具の製造装置の概略構成を示し、図2には製造された
ワイヤ工具の横断面を示す。
【0031】まず、図1において、送り出しロール10
に巻かれたワイヤ11は、複数の送りローラ12、1
3、14およびダンサローラ15により搬送され、巻き
取りロール20に引張られて巻き取られる構成になって
いる。ワイヤ11の素材は特に限定されるものではな
く、ピアノ線、黄銅被覆ピアノ線、ステンレス鋼線とい
った金属線やガラス繊維といった無機化合物による線、
ナイロンといった有機化合物による線、またはそれらの
撚線、等が挙げられる。
【0032】このワイヤ11を巻き取る際、張力変動に
よる断線等を防止するために、張力制御機構としてダン
サローラ15を設けているが、他にはシーソー方式やキ
ャプスタンプ方式による張力制御法が挙げられる。図1
に示す構成においては、制御系16によって送り出しロ
ール10の送り出しの速度と巻き取りロール20の巻き
取り速度が制御されるとともに、ダンサローラ15の位
置が制御され、ワイヤ11の張力が所定値に制御され
る。
【0033】また、送り出しロール10から引き出され
たワイヤ11は、混合被覆11dとの密着性を向上させ
るために溶剤蒸気脱脂槽で脱脂処理された後、プライマ
処理槽21aに導かれ、化学的プライマ処理が施され
る。これによって、プライマ層11bが形成される。
【0034】ワイヤ表面を予めプライマ処理しておくこ
とにより、ワイヤ表面での混合被覆11cの硬化を促進
するとともに、ワイヤ11と混合被膜11dとの密着性
を高めることができる。この化学的プライマ処理として
は、重合促進剤やカップリング剤(例えば、シランカッ
プリング剤)の表面塗布が挙げられる。
【0035】なお、特開平10−328932号公報に
記載されているように、ワイヤ表面に微小な凹凸を設
け、ワイヤと混合被覆との密着性を高める方法も考案さ
れているが、この方法ではワイヤの機械的強度を損なう
恐れがある。
【0036】ローラ12を通過し、前述のようなプライ
マ処理によって、ワイヤ本体11aの表面にプライマ層
11bが形成されたワイヤ11は、次いで、ロート状の
樹脂塗布槽21bに収容された混合溶液22中を通過す
る。このとき、ワイヤ11のプライマ層上に混合液22
が層状に付着して未硬化の混合被覆11cが形成され
る。
【0037】ここで、樹脂塗布槽21bに収容された混
合溶液22は、電子線硬化性樹脂22aに所定の添加物
22bを添加、混合した液状樹脂に、所定の砥粒22c
を混合した流動性混合物である。具体的には、混合溶液
22は、液状樹脂すなわち電子線硬化性樹脂22aに、
平均粒径が0.1〜15μmの金属粒子および/または
平均粒径が0.1〜15μmの無機粉末を、あるいは短
径が0.1〜15μm、長径が1〜200μmの金属フ
ァイバおよび/または無機ファイバ5〜90wt%を、
添加物22bとして添加、混合した添加物混合液状樹脂
を作製し、その添加物混合液状樹脂と所定粒径の砥粒2
2cとを均一に混和した混合溶液となっている。砥粒2
2cは、特に限定されるものではなく、ダイヤモンド、
CBN(立方晶窒化ホウ素)、アルミナ、炭化珪素、等
の硬質砥粒等でもよい。但し、その中でも加工能力に優
れるダイヤモンド砥粒が通常望ましい。なお、結合材が
ワイヤ11の半径方向に形成された複数層からなる場
合、その結合材への砥粒および粉末の添加については、
所望の切断特性を得ることができれば、いずれの層に添
加してもよい。
【0038】一方、樹脂塗布槽21bの出口には、線径
ジグ23bが移動可能に設けられており、ワイヤ11に
付着している余分な混合液22をこの線径ジグ23bに
より掻き落として、未硬化の混合被覆11cを所定の厚
みに整え、あるいは、その混合被覆11cが形成された
ワイヤ外径を所定の直径に整えるように構成されてい
る。
【0039】線径ジグ23bを通過したワイヤ11は、
次いで、電子線照射装置(電子線加速器)24bによっ
て所定の電子線を照射される。これにより、混合被覆1
1cが硬化した硬化層(混合被膜11d)が形成され
る。
【0040】こうして、所望の複数層からなる結合材で
砥粒を固定したワイヤ工具11Tが順次できあがる。
【0041】なお、線径測定器17は、電子線照射装置
24bより下流側でワイヤ工具11Tの外径寸法を測定
するもので、その測定情報を制御系16にフィードバッ
クすることができる。この線径測定器17は、例えばワ
イヤ搬送方向の所定位置で、ワイヤ工具11Tを取り囲
んで等角度間隔に離間する3個の非接触の変位センサを
有しており、ワイヤ11の線径測定のみならず、ワイヤ
本体11aに対する混合被膜11dの芯ずれ(周方向三
位置での混合被膜11dの膜厚のばらつき)をも検出可
能に構成されている。制御系16は、その測定情報を基
にワイヤ11と線径ジグ23bとの芯ずれを検出し、常
にワイヤ11が線径ジグ23bの中心を走行し、混合被
膜11dがワイヤ11の長さ方向においても周方向にお
いても一定の厚さとなるように、ワイヤ11と線径ジグ
23bの相対位置の制御を行う。その位置制御は、線径
ジグ23bを変位させることにより、あるいは、図示し
ないワイヤ位置調整用のローラを変位させることによ
り、可能である。
【0042】そして、その外周面に混合被膜11dが形
成されたワイヤ工具11は、ローラ14、15を通過し
た後、巻き取りロール20に巻き取られる。
【0043】本実施形態に係るワイヤ工具は、前述のよ
うに、ワイヤ本体11a上に電子線硬化性樹脂を主成分
とする結合材で砥粒22cを固定したものである。この
電子線硬化性樹脂は、電子線が照射されると化学反応を
起こし、数秒単位あるいはそれ以下で重合硬化するた
め、十分な製造速度を保ちながら安価で長尺なワイヤ工
具を提供することができる。
【0044】また、その電子線硬化性樹脂中に、平均粒
径0.1〜15μmを有する、金属粒子と無機粉末のう
ち少なくとも一方を添加物として、あるいは、短径が
0.1〜15μmで、長径が1〜200μmである、金
属ファイバと無機ファイバのうち少なくとも一方を添加
物として、その添加物を5〜90wt%添加しているの
で、ワイヤ工具の機械的強度および耐熱性を高めること
ができる。
【0045】さらに、本実施形態に係る製造方法は、ワ
イヤをその軸線方向に走行させながら、前述の添加物を
5〜90wt%含有する電子線硬化性樹脂と砥粒との混
合溶液22を所定の径、あるいはワイヤ11上に塗布さ
れた混合溶液の被覆11cを所定の膜厚に整形して電子
線硬化する工程を含むので、均一な被覆層を複数形成し
て、高品質のワイヤ工具を連続的に製造することができ
る。
【0046】また、電子線硬化後に混合被膜11dが形
成されたワイヤ工具11Tの外径寸法を計測し、その計
測結果を基に混合被膜11dの形成されたワイヤ工具1
1Tの外径寸法を所定の値にするように、線径ジグ23
bや前記調整用ローラを制御することにより、線径のば
らつきを最小限に抑えることができる。その結果、切断
時の切断ロスや切断品の反りが小さく、安定した切断面
品質を有するシリコンウエハーを得ることができる。
【0047】また、混合溶液の塗布されたワイヤ11を
所定の径に整形し、あるいはワイヤ11上に塗布された
混合溶液の被覆層11cを所定の膜厚にして電子線硬化
する工程を、窒素雰囲気中でワイヤ11に電子線を照射
することで、重合硬化反応を安定かつ確実に生じさせる
ことができる。
【0048】さらに、添加物混合樹脂の塗布工程の前工
程で、ワイヤ表面に化学的プライマ処理を行うことによ
って、結合材被膜とワイヤ面との癒着力を高めることが
でき、結合材被膜の剥離による工具寿命の低下を抑える
ことができる。
【0049】
【実施例】本実施例では、ワイヤ11として直径0.2
0mmのピアノ線を用い、前述の製造方法により、プライ
マ処理槽21a内のシランカップリング剤をワイヤ11
上に塗布してプライマ層を形成する。
【0050】一方、アクリレート系プレポリマ(オリゴ
マあるいはモノマ)からなるラジカル重合型電子線硬化
性樹脂溶液中に、平均粒径2μmの銅微粒子を30wt
%添加し、ホモジェナイザにて約10分間混和する。次
に、集中度20に該当する30/40μmのダイヤモン
ド砥粒を微量のエチルアルコールで湿潤し、その液状樹
脂に入れ、ホモジェナイザにて約10分間混ぜ合わせ
る。そして、前記樹脂塗布槽21bに銅微粒子を添加し
た液状樹脂とダイヤモンド砥粒との混合溶液22を入
れ、前述の製造方法により、プライマ処理されたワイヤ
11を樹脂塗布槽21b内に導き、整形する開口直径が
約0.27mmの線径ジグ23bを通過させ、容量300
keVの電子線照射装置24bによって電子線を照射し
て電子線硬化させる。
【0051】これにより、プライマ層および電子線硬化
性樹脂を主成分とする層からなる結合材で砥粒と固定さ
れた、直径0.25〜0.26mmのワイヤ工具を得た。
【0052】本実施例で用いた電子線硬化性樹脂は、電
子線照射によりラジカル重合を生じるラジカル重合型の
樹脂であったが、樹脂成分である、オリゴマ、モノマは
本実施例記載の成分に限定されるものではない。
【0053】この他に、オリゴマ、モノマとしては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ハイパロン、ポリスチレ
ン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸
ビニル、ナイロン、ポリクロロプレン、ポリジメチルシ
ロキサン、エポキシ、ポリエステル、ポリビニルブチラ
ール、ポリウレタン、ポリアミド、メラミン、尿素、等
を用いてもよい。
【0054】本実施例では、樹脂中への添加剤として銅
微粒子を用いたが、添加剤はこれに限定されるものでは
ない。添加剤としては、所定の時間内に樹脂硬化を完了
し、電子線硬化後の結合材の機械的強度を向上でき、工
具の耐摩耗性等の特性を向上できるものであればよい。
このような添加剤として、金属微粒子、金属酸化物、金
属炭化物、半導体材料に代表される非金属材料の酸化
物、炭化物等、あるいは粒子以外にファイバ状のものを
用いてもよい。
【0055】本実施例の製造方法によれば、光硬化性樹
脂を主成分とする結合材で砥粒を固定したワイヤ工具の
製造方法に比べ、約十倍の速度(分速1キロメートル)
でワイヤ工具を製造することが可能となり、製造コスト
についても2分の1以下にすることができた。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤ上に電子線硬化性樹脂を主成分とする結合材で砥
粒を固定することによって、光硬化性樹脂よりも極めて
短時間で硬化することができるので、ワイヤ工具の製造
時間を大幅に短縮することが可能である。さらに、電子
線硬化性樹脂を用いることにより、光硬化性樹脂を用い
た場合よりも樹脂コストを低減することができるので、
マルチワイヤ切断に適用可能な長尺で安価かつ高寿命な
ワイヤ工具を得ることができる。
【0057】また、結合材樹脂に、金属粒子や無機粉
末、金属ファイバや無機ファイバを添加することによっ
て、無添加の場合に比べ、ワイヤ工具の機械的強度、耐
熱性が向上する。そして、この結合材樹脂に電子線硬化
性樹脂を用いることにより、樹脂硬化特性が粉末等の添
加の影響を受けることは殆どない。
【0058】さらに、ワイヤ上に電子線硬化性樹脂を塗
布するのに先立って、ワイヤ表面に化学的プライマ処理
を施すことにより、結合材被膜とワイヤ面との密着力を
高めることができ、結合材被膜剥離による工具寿命の短
縮を抑えることができる。
【0059】一方、ワイヤ工具の製造工程においても、
ワイヤを走行させながら、添加物混合液状樹脂と砥粒と
の混合溶液中を通過し、ワイヤに混合液を付着させて混
合被覆を形成し、次いでワイヤに付着した余分な混合液
を取り除くことにより、混合被膜の均一なワイヤ工具を
連続的に製造することができるという効果がある。
【0060】また、製造工程中で混合被膜形成後のワイ
ヤ工具の線径を測定し、線径制御や芯ずれ抑制の制御を
行うことにより、線径ばらつきを最小限に抑えることが
可能となり、品質の安定したワイヤ工具を製造すること
ができる。
【0061】さらに、電子線照射を窒素雰囲気中で行う
ことによって、重合硬化反応を安定かつ確実に実現する
ことができる。
【0062】このように本発明により、ワイヤ上に砥粒
を固定する結合材として電子線硬化性樹脂を用い、高寿
命で切断加工の高精度化・高能率化が可能で、かつ長尺
で安価なワイヤ工具およびその製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るワイヤ工具の製造
装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るワイヤ工具の横断
面図である。
【図3】従来のシリコンインゴットの切断加工に用いら
れる遊離砥粒を用いたマルチワイヤ切断加工装置の概略
構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 送り出しローラ 11 ワイヤ 11a ワイヤ本体 11b プライマ層 11c 未硬化の混合被覆 11d 混合被膜(硬化膜) 11T ワイヤ工具 12〜14 送りローラ 15 ダンサローラ 16 制御系 17 線径測定器 20 巻き取りロール 21a プライマ処理槽 21b 樹脂塗布槽 22 混合液(混合溶液) 22a 電子線硬化性樹脂 22b 添加物 22c 砥粒 23b 線径ジグ 24b 電子線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B28D 5/04 B28D 5/04 C // B24B 27/06 B24B 27/06 H Fターム(参考) 3C058 AA05 AA09 CA01 CB01 CB03 CB05 CB10 3C063 AA08 AB09 BA16 BC03 BD04 BD09 BG01 BG03 BG22 BG24 CC24 EE10 EE16 EE31 FF23 3C069 AA01 BA06 BB02 CA02 CA04 EA01 EA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤ上に電子線硬化性樹脂を主成分とす
    る結合材で砥粒を固定したことを特徴とするワイヤ工
    具。
  2. 【請求項2】表面に化学的プライマ処理が施されたワイ
    ヤ上に、電子線硬化性樹脂を主成分とする結合材で砥粒
    を固定したことを特徴とするワイヤ工具。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のワイヤ工具におい
    て、 前記電子線硬化性樹脂中に、平均粒径が0.1〜15μ
    mの金属粒子および/または平均粒径が0.1〜15μ
    mの無機粉末を5〜90wt%添加したことを特徴とす
    るワイヤ工具。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載のワイヤ工具におい
    て、 前記電子線硬化性樹脂中に、短径が0.1〜15μm、
    長径が1〜200μmの金属ファイバおよび/または無
    機ファイバを5〜90wt%添加したことを特徴とする
    ワイヤ工具。
  5. 【請求項5】ワイヤ上に電子線硬化性樹脂を主成分とす
    る結合材で砥粒を固定したワイヤ工具の製造方法であっ
    て、 ワイヤをその軸線方向に走行させながら、ワイヤ上に電
    子線硬化性樹脂、砥粒、および添加粉末の混合溶液を塗
    布する混合溶液塗布工程 を有することを特徴とするワ
    イヤ工具の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のワイヤ工具の製造方法にお
    いて、 前記混合溶液塗布工程の前に、ワイヤをその軸線方向に
    走行させながら、ワイヤ表面に化学的プライマ液を塗布
    するプライマ液塗布工程を有することを特徴とするワイ
    ヤ工具の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載のワイヤ工具の製造方
    法において、 前記混合溶液の塗布されたワイヤを所定の径にするか、
    あるいはワイヤ上に塗布された前記混合溶液を所定の膜
    厚にして、電子線硬化する電子線硬化工程を有すること
    を特徴とするワイヤ工具の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載のワイヤ工具の製造方法にお
    いて、 前記混合溶液塗布工程では、ワイヤ上に、平均粒径が
    0.1〜15μmの金属粒子および/または平均粒径が
    0.1〜15μmの無機粉末を5〜90wt%含有する
    電子線硬化性樹脂と砥粒との混合溶液を塗布することを
    特徴とするワイヤ工具の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項7記載のワイヤ工具の製造方法にお
    いて、 前記混合溶液塗布工程では、ワイヤ上に、短径が0.1
    〜15μm、長径が1〜200μmの金属ファイバおよ
    び/または無機ファイバを5〜90wt%含有する電子
    線硬化性樹脂と砥粒との混合溶液を塗布することを特徴
    とするワイヤ工具の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項7〜9のいずれかに記載のワイヤ
    工具の製造方法において、 電子線硬化後に混合溶液の形成されたワイヤの外径寸法
    を計測する計測工程と、 計測された外径寸法を基にして、前記混合被膜の形成さ
    れたワイヤの外径寸法が所定の値になるように前記混合
    溶液塗布工程および/または電子線硬化工程を調節する
    調節工程と、 を有することを特徴とするワイヤ工具の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項7〜10のいずれかに記載のワイ
    ヤ工具の製造方法において、 前記電子線硬化工程を、窒素雰囲気中で行うことを特徴
    とするワイヤ工具の製造方法。
JP20222499A 1999-02-04 1999-07-15 ワイヤ工具およびその製造方法 Pending JP2001025975A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20222499A JP2001025975A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 ワイヤ工具およびその製造方法
ES00101641T ES2247964T3 (es) 1999-02-04 2000-01-31 Sierra de alambres con alambre abrasivo y procedimiento para fabricar el alambre abrasivo.
DE60022921T DE60022921T2 (de) 1999-02-04 2000-01-31 Drahtsäge mit abrasivem Sägedraht und Verfahren zu seiner Herstellung
EP00101641A EP1025942B1 (en) 1999-02-04 2000-01-31 Wire saw with an abrasive wire and a method of manufacturing the abrasive wire
US09/495,307 US6463921B2 (en) 1999-02-04 2000-02-01 Abrasive wire for a wire saw and a method of manufacturing the abrasive wire
TW089101741A TW455521B (en) 1999-02-04 2000-02-01 Abrasive wire for a wire saw and a method of manufacturing the abrasive wire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20222499A JP2001025975A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 ワイヤ工具およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001025975A true JP2001025975A (ja) 2001-01-30

Family

ID=16454029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20222499A Pending JP2001025975A (ja) 1999-02-04 1999-07-15 ワイヤ工具およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001025975A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7704127B2 (en) 2004-12-28 2010-04-27 Asahi Diamond Industrial Co., Ltd. Electrodeposited wire tool
JP2012125875A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Toshiba Mach Co Ltd 加熱式工具および工作機械
JP2017196594A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 キョーラク株式会社 クリーニング用線材、及び3dプリンタのクリーニング方法
KR20180039981A (ko) * 2016-10-11 2018-04-19 이선케이블주식회사 전선용 코팅장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7704127B2 (en) 2004-12-28 2010-04-27 Asahi Diamond Industrial Co., Ltd. Electrodeposited wire tool
JP2012125875A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Toshiba Mach Co Ltd 加熱式工具および工作機械
JP2017196594A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 キョーラク株式会社 クリーニング用線材、及び3dプリンタのクリーニング方法
KR20180039981A (ko) * 2016-10-11 2018-04-19 이선케이블주식회사 전선용 코팅장치
KR101880955B1 (ko) * 2016-10-11 2018-07-24 이선케이블주식회사 전선용 코팅장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6463921B2 (en) Abrasive wire for a wire saw and a method of manufacturing the abrasive wire
JP5597139B2 (ja) 複数の正確に成形された研磨複合物を有する研磨材物品
CN1084242C (zh) 磨料制品的制法
JP4266969B2 (ja) レジンボンドワイヤソーおよびレジンボンドワイヤソーの製造方法
JPH05253851A (ja) 塗布研磨材の製法
JP2002036091A (ja) 超砥粒ワイヤソーとその製造方法
CN104972569A (zh) 使用锯切线来从工件切分出晶片的方法
JP2006007387A (ja) 超砥粒ワイヤソー
JP3604319B2 (ja) レジンボンドワイヤソー
JP2001025975A (ja) ワイヤ工具およびその製造方法
JP2003291057A (ja) レジンボンドダイヤモンドワイヤソーおよびその製造方法
JPH11216658A (ja) ワイヤーソーの製造方法並びにワイヤーソー
JP2018520909A (ja) ワークピースを切断するための方法
JP2004216553A (ja) 超砥粒ワイヤソーの製造方法
JP4176287B2 (ja) ワイヤ工具およびその製造方法
JP4252190B2 (ja) ワイヤ工具の製造方法
JP3362015B2 (ja) ワイヤ工具およびその製造方法
JP4255600B2 (ja) ワイヤ工具の製造方法
JP3390686B2 (ja) ワイヤ工具およびその製造方法
JP2001293649A (ja) ワイヤ工具の製造方法
JP2008006584A (ja) 超砥粒ワイヤソーを用いた切断方法
JP2003117798A (ja) ワイヤ工具
JP4080141B2 (ja) ワイヤ工具の製造方法
KR100398942B1 (ko) 공작물을널링하는방법과장치,그와같은공작물로제품을몰딩하는방법,및그와같은몰드제품
JP2001079775A (ja) ワイヤ工具およびその製造方法