JP2001025273A - モータの駆動回路 - Google Patents

モータの駆動回路

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JP2001025273A
JP2001025273A JP11195740A JP19574099A JP2001025273A JP 2001025273 A JP2001025273 A JP 2001025273A JP 11195740 A JP11195740 A JP 11195740A JP 19574099 A JP19574099 A JP 19574099A JP 2001025273 A JP2001025273 A JP 2001025273A
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motor
power
voltage
signal
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Masao Nakada
昌雄 中田
Motoya Yamamoto
元哉 山本
Tomohiro Uchida
智洋 内田
Akihisa Matsushita
晃久 松下
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Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/145Large signal circuits, e.g. final stages
    • H02N2/147Multi-phase circuits
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/142Small signal circuits; Means for controlling position or derived quantities, e.g. speed, torque, starting, stopping, reversing

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータへの供給電圧が一時的に低下した場合
でも、供給電圧が復帰した場合に確実にモータを再起動
させることができるモータの駆動回路を提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ32では、減電圧
よりも先にt2の時点でロック状態を検出した場合、該
ロック状態が検出されてから所定時間T2以内にスター
タ信号がオンされたか否かを監視し、スタータ信号がオ
ンされていた場合には、その旨を図示しない内部のメモ
リに記憶する。そして、t5の時点でバッテリー電圧が
所定電圧V2以上になり、t6の時点でスタータ信号が
オフになると、マイクロコンピュータ32は、ロック状
態が検出されてから所定時間T2以内にスタータ信号が
オンされていたか否かを判断し、スタータ信号がオンさ
れていた場合には超音波モータ10を再起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、特に、超
音波モータを駆動するためのモータの駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動を駆動力とする超
音波モータが知られている。超音波モータの一種である
進行波型の超音波モータでは、円環状の弾性体に圧電体
が貼付されてステータが形成されており、このステータ
には駆動軸に取り付けられたロータが加圧接触されてい
る。
【0003】超音波モータの駆動回路は、前記圧電体
に、所定周波数で位相が90°異なる2相の駆動信号
(sin波及びcos波)を供給する。この2相の駆動
信号によって発生する圧電体の機械振動により、弾性体
に、振動の腹及び節が弾性体に沿って円環状に移動する
超音波振動(進行波)が励起される。この進行波によ
り、前記弾性体に加圧接触されたロータ及び駆動軸が回
転される。
【0004】超音波モータを駆動する駆動回路は、マイ
クロコンピュータ、発振回路、スイッチング制御回路、
駆動信号発生回路、バンドパスフィルタ等から構成さ
れ、発振回路から出力される発振周波数に応じた交流電
圧を駆動信号発生回路で発生させ、該交流電圧を超音波
モータの圧電体に供給することで超音波モータを駆動さ
せる。
【0005】また、超音波モータには回転センサが取り
付けられ、該回転センサから出力される回転パルス信号
をマイクロコンピュータでカウントすることで、超音波
モータにより駆動される所定機器が所定位置まで移動し
たか否かや、超音波モータが正常の駆動されているか否
かを判断することができる。
【0006】超音波モータは、例えば自動車のステアリ
ング装置の所謂チルト機構や、テレスコピック機構等に
用いる場合が考えられる。このような場合には、超音波
モータの駆動回路は、車両用のバッテリー電源から供給
される電圧(例えば12V)を所定の交流電圧(例えば
200Vrms)に昇圧して超音波モータに供給する。
【0007】ここで、例えば超音波モータの作動中にエ
ンジンスタートさせた場合、スタータのクランキング
(エンジンのクランク軸を回転させる)中は、バッテリ
ー電圧が低下して前記所定の交流電圧に昇圧するのが困
難となる場合がある。
【0008】このため、従来においては、バッテリー電
圧をマイクロコンピュータで監視し、バッテリー電圧が
所定電圧以下になった場合には超音波モータを一旦停止
させ、バッテリー電圧が通常の電圧に復帰した後、再起
動させていた。
【0009】例えば、図9(A)に示すように、t1の
時点でバッテリー電圧が所定電圧V1(例えば9V)以
下になった場合、マイクロコンピュータでは、図9
(B)に示すように、t1から検出遅延時間T経過後、
すなわちt2の時点で減電圧を検出する。そして、減電
圧を検出すると、図9(D)に示すように超音波モータ
への電圧の印加を停止し、図9(A)に示すように、t
3の時点でバッテリー電圧が所定電圧V2以上になった
場合に超音波モータへの電圧の印加を開始して超音波モ
ータを再起動させていた。
【0010】また、マイクロコンピュータでは、回転セ
ンサにより出力された回転パルス信号に基づいて算出し
た回転速度が所定回転速度以下になったか否かを監視し
ており、所定回転速度以下になった場合には、異物が挟
まって超音波モータがロック状態になったり、不安定な
回転状態になったりした等の異常状態と判断し、バッテ
リー電圧が所定電圧に復帰した場合でも超音波モータを
再起動させないようになっている。
【0011】図9(A)に示すようにバッテリー電圧が
低下した場合、超音波モータの回転速度も低下するが、
回転速度の低下よりも減電圧が先に検出された場合に
は、図9(C)に示すように異常状態として検出され
ず、バッテリー電圧が復帰すれば上記のように超音波モ
ータは再起動される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図10(B)、(C)に示すように、マイクロコンピュ
ータがバッテリー電圧の減電圧を検出するt3の時点よ
りも前に超音波モータへの印加電圧が所定交流電圧以下
になった場合、マイクロコンピュータでは減電圧よりも
先にt2の時点で異常状態、例えばロック状態を検出し
てしまうため、図10(A)、(D)に示すようにt4
の時点でバッテリー電圧が所定電圧V2以上に復帰した
場合でも超音波モータが再起動されない。
【0013】このため、超音波モータの作動中にクラン
キングがあった場合、所定機器を目標位置まで移動させ
ることができない、という問題があった。
【0014】本発明は、上記事実を考慮し、モータへの
供給電圧が一時的に低下した場合でも、供給電圧が復帰
した場合に確実にモータを再起動させることができるモ
ータの駆動回路を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、モータの回転状態を検出する回転状態検出手段
と、前記モータへ供給する電力を検出する電力検出手段
と、前記モータ以外の駆動手段の駆動指示信号を検出す
る駆動指示信号検出手段と、検出した回転状態が、予め
定めた許容回転状態と異なること、及び検出した電力が
予め定めた電力と異なることの少なくとも一方であると
き、前記モータへ供給する電力を停止する停止手段と、
前記モータが停止状態にあるとき、前記電力が予め定め
た電力に復帰しかつ、前記駆動指示信号を検出したとき
に、前記モータへの電力供給を再開する再開手段と、を
有することを特徴としている。
【0016】回転状態検出手段は、モータの回転状態、
例えば回転数や回転むらを検出する。この回転状態を検
出することにより、例えばモータに異物が挟まる等のロ
ック状態や、モータの回転が不安定な状態等の異常状態
を検出することができる。電力検出手段は、モータへ供
給される電力を検出する。
【0017】駆動指示信号検出手段は、モータ以外の駆
動手段の駆動指示信号を検出する。このモータ以外の駆
動手段への電力は、例えばモータへ電力を供給する車載
バッテリー等の同一電源から供給される。この場合、モ
ータ以外の駆動手段とモータとが同時に動作した場合
は、消費電力が増大し、一時的に電力が低下する場合が
ある。従って、駆動指示信号を検出することにより、モ
ータ以外の駆動手段の初期状態で一時的に電力が低下す
る状態を予測することができる。
【0018】停止手段は、検出した回転状態が、予め定
めた許容回転状態と異なるとき、例えば、回転数が所定
回転数以下になった場合や、一定速度で回転していない
場合、すなわち回転ムラが発生しているような場合にモ
ータへ供給する電力を停止する。さらに、停止手段は、
検出した電力が予め定めた電力と異なる場合にもモータ
へ供給する電力を停止する。なお、停止手段は、回転状
態が予め定めた回転状態でない場合で、かつ供給電力が
予め定めた電力と異なる場合もモータを停止させる。
【0019】このように、モータは、回転状態が予め定
めた回転状態でない場合及び供給電力が予め定めた電力
と異なる場合に停止される。ここで、前述したようにモ
ータとモータ以外の駆動手段とが同時に駆動された場
合、消費電力が増大することにより一時的に供給電力が
低下する場合がある。このような場合、モータへの供給
電力が低下すると共に回転数が低下するため、異常状態
でないにも関わらず、回転状態検出手段により異常状態
として検出されてしまう場合がある。
【0020】そこで、駆動指示信号が検出された場合に
は、一時的に供給電力が低下する状態であると考えられ
るため、再開手段は、たとえ回転状態が予め定めた回転
状態でないとしてモータが停止された状態にある場合で
も、電力が復帰した場合で、かつ駆動指示信号を検出し
たときに、モータへの電力供給を再開する。
【0021】従って、一時的に供給電力が低下し、モー
タの回転状態が異常状態でないにも関わらず、異常状態
であるとして検出してしまった場合でもモータを再起動
することができ、適正にモータの駆動を行うことができ
る。
【0022】請求項2記載の発明は、前記モータへ供給
する電力は、バッテリー電源から供給される電力である
ことを特徴としている。
【0023】車両のバッテリー電源には、複数の車載機
器が接続される。このため、複数の車載機器が同時に駆
動された場合には、バッテリー電源から供給される電力
の変動が大きくなる場合がある。従って、バッテリー電
源のように電源変動が大きい電源によりモータが駆動さ
れる場合でも適正にモータの駆動を行うことができる。
【0024】請求項3記載の発明は、前記駆動手段は、
車両のスタータであることを特徴としている。
【0025】車両のエンジンのスタータも例えばバッテ
リー電源から電力を供給されて動作する。一般に、エン
ジンのクランク軸を回転させるための回転負荷は大きい
ため、スタータの駆動による消費電力は大きく、クラン
キング中には一時的に大きな電源変動が発生する場合が
ある。このようにスタータが駆動されているときにモー
タが同時に駆動されているような場合でも、モータが停
止されたまま再起動されない状態を回避することができ
る。また、スタータ信号を入力するようにすればよいの
で、容易に回路を構成することができる。
【0026】請求項4記載の発明は、前記再開手段は、
前記電力が復帰しかつ、前記モータが停止状態となって
から所定時間内に前記駆動指示信号が検出されたとき
に、前記モータへの電力供給を再開することを特徴とし
ている。
【0027】請求項4記載の発明によれば、再開手段
は、電力が復帰し、モータが停止状態となってから所定
時間内に駆動指示信号が検出された場合、すなわち、駆
動手段が駆動された場合にモータへの電力供給を再開す
る。ここで、所定時間は、例えばモータの異常状態にな
ったのではなく、駆動手段が駆動されたことにより供給
電力が一時的に低下したと確実に判断できる時間に設定
される。このため、モータが異常状態ではない場合にの
みモータへの電力供給を再開することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態を詳細に説明する。
【0029】図2には進行波型の超音波モータ10が示
されている。超音波モータ10は銅合金等から構成され
る円環状の弾性体12を備え、この弾性体12に圧電体
14が貼付されてステータ28が形成されている。
【0030】圧電体14は電気信号を機械信号に変換す
る圧電材料から成り、多数の電極により円環状に分割、
配列されて構成されている。一方、駆動軸16に取り付
けられたロータ18は、アルミ合金等から成るロータリ
ング20に円環状のスライダ22が接着されて形成され
ている。スライダ22は、スプリング24によって弾性
体12に加圧接触されている。このスライダ22として
は、安定した摩擦力、摩擦係数を得るために、例えばエ
ンジニアリングプラスチック等が用いられ、これにより
高効率でロータ18を駆動することができる。
【0031】また、弾性体12には圧電素子26(図1
参照)が貼付されている。図1に示すように、圧電素子
26は一端が接地されており、他端が駆動回路30のバ
ンドパスフィルタ40の入力端に接続されている。
【0032】圧電素子26は弾性体12の振動を検出
し、該振動に応じた振幅、周期の交流信号(振動フィー
ドバック信号)を出力する。バンドパスフィルタ40の
出力端はマイクロコンピュータ32の一方の信号入力端
に接続されている。バンドパスフィルタ40は圧電素子
26から出力される振動フィードバック信号を検波して
マイクロコンピュータ32に出力する。
【0033】また、超音波モータ10には回転状態検出
手段としての回転センサ46が取り付けられている。回
転センサ46の出力端はマイクロコンピュータ32の他
方の信号入力端に接続されており、回転センサ46の入
力端はバッテリー電源31の分岐した出力端が接続され
ている。
【0034】回転センサ46は、マグネット(図示省
略)とホール素子(図示省略)等で構成され、マグネッ
ト表面の磁束の変化をホール素子で検出し、ロータ18
が回転すると、マイクロコンピュータ32へロータ18
の回転速度に応じた周期のパルス信号を出力する。マイ
クロコンピュータ32は、このパルス信号から超音波モ
ータの回転数を検出する。
【0035】マイクロコンピュータ32の電源入力端
は、バッテリー電源31の分岐した出力端に接続されて
いる。マイクロコンピュータ32では、この電源入力端
に入力されるバッテリー電源31の出力電圧レベルを監
視する。
【0036】また、マイクロコンピュータ32の入力端
には、駆動指示信号としてのスタータ信号が入力され
る。このスタータ信号は、例えば駆動手段としてのエン
ジンのスタータを始動させるための信号であり、スター
タが始動してクランク軸の回転が開始された場合にオン
する信号である。すなわち、スタータ信号は、クランキ
ング中にオンとなる信号である。
【0037】また、マイクロコンピュータ32の一方の
出力端には発振回路34が接続されており、他方の出力
端にはスイッチング制御回路36の一方の入力端に接続
されている。発振回路34の出力端は、スイッチング制
御回路36の他方の入力端に接続されている。発振回路
34はマイクロコンピュータ32からの駆動周波数信号
に応じた発振周波数で発振する。
【0038】スイッチング制御回路36の一方の出力端
は、駆動信号発生回路48のA相増幅回路42の一方の
入力端に接続されており、他方の出力端は駆動信号発生
回路48のB相増幅回路44の一方の入力端に接続され
ている。スイッチング制御回路36は発振回路34から
発振された発振周波数に応じて駆動パルスをスイッチン
グしながらA相増幅回路42、B相増幅回路44へ出力
する。
【0039】また、A相増幅回路42の他方の入力端と
B相増幅回路44の他方の入力端は電圧発生回路38の
出力端に接続されている。電圧発生回路38は、バッテ
リー電源31から供給される直流電圧を所定の交流電圧
に昇圧し、さらに整流、平滑化し、所定の直流電圧に昇
圧する。昇圧された直流電圧は、A相増幅回路42、B
相増幅回路44へ供給される。
【0040】電圧発生回路38の回路構成は例えば図3
に示すような構成となっている。
【0041】電圧発生回路38はトランス120を備え
ており、トランス120の1次側コイル120Aの中点
には電源線118を介してコンデンサ116の一端およ
びバッテリー電源31(図3ではVccで表す)に接続
されており、コンデンサ116の他端は接地されてい
る。
【0042】トランス120の1次側コイル120Aの
一端は、スイッチング素子としてのMOSFET110
のドレインに接続されている。MOSFET110のゲ
ートはデューティー制御回路114の一方の出力端に接
続されており、MOSFET110のソースは接地され
ている。
【0043】トランス120の1次側コイル120Aの
他端は、スイッチング素子としてのMOSFET112
のドレインに接続されている。MOSFET112のゲ
ートはデューティー制御回路114の他方の出力端に接
続されており、MOSFET112のソースは接地され
ている。
【0044】トランス120の2次側コイル120Bの
一端は整流素子としてのダイオード122のアノードが
接続されており、他端は整流素子としてのダイオード1
24のアノードが接続されている。また、トランス12
0の2次側コイル120Bの中点は接地されている。
【0045】ダイオード122、124のカソードはイ
ンダクタンス素子としてのコイル126の一端に接続さ
れている。コイル126の他端はコンデンサ128の一
端が接続されており、コンデンサ128の他端は接地さ
れている。さらに、コイル126の他端はA相増幅回路
42、B相増幅回路44の一方の入力端に接続されてい
る。この入力端に電圧発生回路38より直流電圧が供給
される。
【0046】A相増幅回路42は超音波モータ10の圧
電体14Aに接続されている。A相増幅回路42は、圧
電体14Aに正弦波信号(sin波)を供給する。B相
増幅回路44は超音波モータ10の圧電体14Bに接続
されている。B相増幅回路44は、圧電体14BにA相
増幅回路42が供給する正弦波信号と90°位相が異な
る正弦波信号(cos波)を供給する。圧電体14A、
14Bの他端は接地されている。この圧電体14A、1
4Bによって超音波モータ10の圧電体14が構成され
る。
【0047】A相増幅回路42、B相増幅回路44の回
路構成は図4に示すような構成となっている。A相増幅
回路42はトランス100を備えており、トランス10
0の1次側コイル100Aの中点には、電源線84の分
岐された方の一端が接続されており、電源線84の他端
は前述の電圧発生回路38の出力端に接続されている。
【0048】トランス100の1次側コイル100Aの
一端はスイッチング素子としてのMOSFET90のド
レインに接続されており、他端はMOSFET92のド
レインに接続されている。MOSFET90、92のソ
ースは接地されている。また、トランス100の2次側
コイル100Bの両端は圧電体14Aに接続されてい
る。
【0049】B相増幅回路44はトランス102を備え
ており、トランス102の1次側コイル102Aの中点
には電源線84の分岐された方の他端が接続されてい
る。
【0050】トランス102の1次側コイル102Aの
一端はスイッチング素子としてのMOSFET94のド
レインに接続されており、他端はMOSFET96のド
レインに接続されている。MOSFET94、96のソ
ースは接地されている。また、トランス102の2次側
コイル102Bの両端は圧電体14Bに接続されてい
る。
【0051】MOSFET90、92、94、96のゲ
ートは各々スイッチング制御回路36に接続されてお
り、MOSFET90、92、94、96の各々はスイ
ッチング制御回路36から入力されるスイッチング信号
A1、A2、B1、B2に応じてオンオフされる。
【0052】次に、本発明の実施の形態における作用に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0053】超音波モータ10を駆動させる際には、ま
ず、マイクロコンピュータ32により駆動周波数信号が
発振回路34へ出力される。発振回路34はマイクロコ
ンピュータ32より指定された駆動周波数で発振を開始
する。
【0054】電圧発生回路38には、バッテリー電源3
1(図3ではVccで表す)からトランス120の1次
側コイル120Aに電圧が供給される。デューティー制
御回路114は、所定のタイミングでMOSFET11
0、112のゲートへスイッチング信号を出力する。こ
れにより、トランス120の1次側コイル120Aへの
電流がオンオフされる。そして、トランス120の2次
側コイル120Bへ交流電圧(一例として200Vrm
s)が誘起される。この交流電圧はダイオード122、
124で全波整流され、コイル126、コンデンサ12
8で平滑化され、直流電圧としてA相増幅回路42、B
相増幅回路44へ供給される。
【0055】スイッチング制御回路36では、A相増幅
回路42、B相増幅回路44のMOSFET90、9
2、94、96をオンオフさせるスイッチング信号
1 、A2、B1 、B2 を出力する。
【0056】このスイッチング信号は、図5に示す如
く、MOSFET90、92、94、96のいずれか1
つを所定のデューティー比でオンオフさせ、かつそれ以
外のMOSFETをオフ状態にすると共に、オンオフさ
せるMOSFETを、駆動開始時の駆動信号の周波数f
s の周期の1/4の周期毎に、MOSFET90、9
4、92、96の順に切り替える信号である。これによ
り、トランス100、102の2次側コイル100B、
102Bには各々周波数が駆動開始時の周波数fsで、
かつ位相が90°異なる交流の駆動信号が誘起される。
【0057】この駆動信号が圧電体14A、14Bに供
給されることにより、超音波モータ10の弾性体12に
進行波が励起され、駆動軸16およびロータ18が回転
される。また、弾性体12の振動は圧電素子26によっ
て電気信号に変換され、振動フィードバック信号として
バンドパスフィルタを40を介してマイクロコンピュー
タ32に入力される。さらに、超音波モータ10に取り
付けられた回転センサ46から、ロータ18の回転速度
に応じた回転パルス信号がマイクロコンピュータ32に
入力される。
【0058】マイクロコンピュータ32では、前記振動
フィードバック信号をモニタしながら、駆動信号の周波
数が超音波モータ10の最適駆動周波数に徐々に近づい
て一致し、さらに最適駆動周波数を追従するように、オ
ンオフさせるMOSFET90、92、94、96を切
り替えるタイミングを変更して駆動信号の周波数を制御
する。
【0059】次に、超音波モータ10の再起動の制御に
ついて図7に示すフローチャート及び図6に示すタイミ
ングチャートを参照して説明する。
【0060】マイクロコンピュータ32では、バッテリ
ー電源31から出力されるバッテリー電圧Vを検出する
(ステップ100)。次に回転センサ46から出力され
た回転パルス信号をモニタして回転数を検出する(ステ
ップ102)。そして、スタータ信号を検出する(ステ
ップ104)。スタータ信号が検出された場合には、フ
ラグを図示しない内部のメモリにセットする。
【0061】マイクロコンピュータ32では、検出され
た電圧Vが所定電圧V1(一例として9V)以下になっ
たか否かを監視する(ステップ106)と共に、検出さ
れた回転数が所定回転数以下になったか否かを監視する
(ステップ108)。
【0062】そして、図6(D)に示すように、t1の
時点でスタータ信号がオンされた場合、すなわち、図示
しないエンジンのスタータが始動し、クランキングが開
始されると、図6(A)に示すようにバッテリー電圧が
所定電圧V1以下になる。バッテリー電圧が低下する
と、これに伴って、図6(E)に示すように、超音波モ
ータ10への印加電圧も低下し、回転数が低下する。
【0063】そして、t2の時点で回転数が所定値以下
になると、マイクロコンピュータ32は、図6(C)に
示すように超音波モータ10により駆動される機器に異
物が挟まる等のロック状態、すなわち異常状態として検
出し、超音波モータ10を停止させる(ステップ11
0)。具体的には、発振回路34による発振を停止させ
る。
【0064】また、マイクロコンピュータ32は、図6
(B)に示すように、T1時間経過後のt3の時点で、
バッテリー電圧が所定電圧V1以下(減電圧)になった
ことを検出する。すなわち、上記では、減電圧よりも先
にロック状態が検出されている。
【0065】そして、マイクロコンピュータ32は、ロ
ック状態が検出されてから所定時間T2(一例として1
秒)以内、すなわちt2の時点からt4の時点までの間
にスタータ信号がオンされたか否かを監視し、図6
(D)に示すようにスタータ信号がオンされていた場合
には、フラグを図示しない内部のメモリにセットする。
【0066】また、マイクロコンピュータ32では、検
出された電圧Vが所定電圧V2(一例として10V)以
上になったか否かを監視する(ステップ112、11
4)。そして、t5の時点でバッテリー電圧が所定電圧
V2以上になると、スタータ信号がオフしているか否か
を監視する(ステップ116)。
【0067】そして、t6の時点でスタータ信号がオフ
になると、マイクロコンピュータ32は、ロック状態が
検出されてから所定時間T2以内にスタータ信号がオン
されていたか否かを判断し(ステップ118)、スター
タ信号がオンされていた場合には超音波モータ10を再
起動させる(ステップ118)。具体的には、発振回路
34による発振を再開させる。そして、ステップ100
から上記と同様の処理を繰り返す。
【0068】このように、一時的にバッテリー電圧が低
下し、バッテリーの減電圧よりも先にロック状態を先に
検出した場合でも、超音波モータの停止状態を維持せ
ず、再起動させることができる。また、所定時間T2以
内にスタータ信号がオンされている場合にのみ再起動さ
せるので、確実に異常状態でない場合にのみ超音波モー
タを再起動させることができる。
【0069】また、図8(A)に示すように、バッテリ
電圧が所定電圧V1以下にならずに図8(C)に示すよ
うにt2の時点でロック状態を検出した場合において
も、図8(C)、(D)に示すように、ロック状態が検
出されてからt3の時点までにスタータ信号がオンされ
ており、図8(A)に示すように、t4の時点でバッテ
リー電圧が所定電圧V2以上になり、かつ図8(D)に
示すようにt5の時点でスタータ信号がオフになった場
合には、超音波モータ10を再起動させる。
【0070】なお、本実施の形態では、本発明を超音波
モータに適用した場合を例に説明したが、これに限ら
ず、例えばDCモータ等、他のモータにも本発明を適用
可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波モータと、超音波モータ駆動回路の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】超音波モータの概略構成を示す一部断面斜視図
である。
【図3】超音波モータ駆動回路における電圧発生回路を
示す回路図である。
【図4】駆動信号発生回路の例を示す回路図である。
【図5】スイッチング制御回路から出力されるスイッチ
ング信号と、トランスで誘起される駆動信号を示す線図
である。
【図6】本実施の形態に係る制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】本実施の形態に係る動作タイミングの他の例を
示すタイミングチャートである。
【図8】本実施の形態に係る動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図9】従来例に係る動作タイミングを示すタイミング
チャートである。
【図10】従来例に係る動作タイミングを示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】 10 超音波モータ 30 駆動回路 31 バッテリー電源 32 マイクロコンピュータ(電力検出手段、停止手
段、再開手段) 34 発振回路 36 スイッチング制御回路 38 電圧発生回路 40 バンドパスフィルタ 42 A相増幅回路 44 B相増幅回路 46 回転センサ(回転状態検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 元哉 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 内田 智洋 愛知県豊田氏トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松下 晃久 愛知県豊田氏トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H570 AA21 BB09 CC02 DD10 EE00 FF01 FF05 HA08 HB02 HB06 JJ03 LL03 LL27 5H680 AA00 AA06 AA09 BB03 BB16 BB17 BC00 CC07 DD01 DD02 DD23 DD53 DD66 DD73 DD87 DD97 EE21 EE24 FF08 FF25 FF30 FF33 FF36 GG25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転状態を検出する回転状態検
    出手段と、 前記モータへ供給する電力を検出する電力検出手段と、 前記モータ以外の駆動手段の駆動指示信号を検出する駆
    動指示信号検出手段と、 検出した回転状態が、予め定めた許容回転状態と異なる
    こと、及び検出した電力が予め定めた電力と異なること
    の少なくとも一方であるとき、前記モータへ供給する電
    力を停止する停止手段と、 前記モータが停止状態にあるとき、前記電力が予め定め
    た電力に復帰しかつ、前記駆動指示信号を検出したとき
    に、前記モータへの電力供給を再開する再開手段と、 を有するモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記モータへ供給する電力は、バッテリ
    ー電源から供給される電力であることを特徴とする請求
    項1記載のモータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、車両のスタータである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ
    の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記再開手段は、前記電力が復帰しか
    つ、前記モータが停止状態となってから所定時間内に前
    記駆動指示信号が検出されたときに、前記モータへの電
    力供給を再開することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか1項に記載のモータの駆動回路。
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