JPH11191979A - 超音波モータの駆動回路 - Google Patents

超音波モータの駆動回路

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JPH11191979A
JPH11191979A JP9358915A JP35891597A JPH11191979A JP H11191979 A JPH11191979 A JP H11191979A JP 9358915 A JP9358915 A JP 9358915A JP 35891597 A JP35891597 A JP 35891597A JP H11191979 A JPH11191979 A JP H11191979A
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ultrasonic motor
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drive
audible sound
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Kazutomo Kakegawa
和智 掛川
Hiroyuki Furukoshi
洋行 古越
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Toyota Motor Corp
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Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波モータの弾性体に貼付された圧電素子
から出力されるフィードバック信号に含まれる微弱な可
聴音信号が、外乱の影響を受けることなく検出できる超
音波モータの駆動回路を得る。 【解決手段】 超音波モータの弾性体に設けられた圧電
素子から出力される前記超音波モータの駆動周波数信号
と、前記超音波モータから異音が発生する際に発生する
可聴音信号と、を含むフィードバック信号から前記可聴
音信号を抽出して、この可聴音信号が減衰するように前
記超音波モータの駆動周波数を調整する超音波モータの
駆動回路において、前記可聴音信号を通過させ、前記超
音波モータの駆動周波数信号を非通過にするフィルタを
設ける。このため、外乱の影響を受けることなく、微弱
な可聴音信号を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータを駆
動するための超音波モータの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動を駆動力とする超
音波モータが知られている。超音波モータの一種である
進行波型の超音波モータでは、円環状の弾性体に圧電体
が貼付されてステータが形成されており、このステータ
には駆動軸に取り付けられたロータが加圧接触されてい
る。
【0003】超音波モータの駆動回路は、前記圧電体
に、所定周波数で位相が90°異なる2相の駆動信号
(sin波及びcos波)を供給する。この2相の駆動
信号によって発生する圧電体の機械振動により、弾性体
に、振動の腹及び節が弾性体に沿って円環状に移動する
超音波振動(進行波)が励起される。この進行波によ
り、前記弾性体に加圧接触されたロータ及び駆動軸が回
転される。
【0004】前記超音波モータは、例えば自動車のステ
アリング装置の所謂チルト機構や、テレスコピック機構
等に用いる場合が考えられる。前記超音波モータの駆動
回路の一例を図3に示す。
【0005】図3に示す如く、駆動回路30は、マイク
ロコンピュータ32、発振回路34、スイッチング制御
回路36、バンドパスフィルタ40、A相増幅回路4
2、B相増幅回路44、電圧発生回路38で構成され
る。
【0006】マイクロコンピュータ32は駆動周波数信
号を発振回路34へ出力し、発振回路34はマイクロコ
ンピュータ32より指定された駆動周波数で発振する。
スイッチング制御回路は所定のタイミングでスイッチン
グ信号をA相増幅回路42、B相増幅回路44へ出力す
る。A相増幅回路42、B相増幅回路44は電圧発生回
路38より供給される直流電圧を交流電圧に変換して超
音波モータ10の圧電体14A、14Bへ供給する。
【0007】バンドパスフィルタ40は、一例として図
4に示すような構成となっており、検波回路70および
ピークホールド回路74で構成されている。
【0008】超音波モータ10の弾性体12には圧電素
子26が貼付されており、圧電素子26は弾性体12の
振動を検出し、該振動に応じた振幅、周期の交流信号
(フィードバック信号)を出力する。
【0009】バンドパスフィルタ40の検波回路70で
は、前記フィードバック信号に含まれる可聴音信号を検
出してピークホールド回路74へ出力する。
【0010】ピークホールド回路74では、前記検波回
路70で検波した前記可聴音信号の振幅レベルの最大値
を保持して、該最大値をマイクロコンピュータ32へ出
力する。
【0011】また、超音波モータ10に取り付けられた
回転センサ46は、ロータ18の回転速度に応じた回転
パルス信号をマイクロコンピュータ32へ出力する。
【0012】マイクロコンピュータ32では、前記フィ
ードバック信号、回転パルス信号をモニタしながら、駆
動信号の周波数が超音波モータ10の最適駆動周波数に
徐々に近づいて一致し、さらに最適駆動周波数を追従す
るように駆動周波数を制御する。
【0013】また、前記可聴音信号は、超音波モータ1
0から異音が発生する際に発生し、超音波モータ10の
駆動周波数信号と比べて非常に微弱である。この微弱な
可聴音信号を検出して超音波モータ10の回転数を制御
することにより、超音波モータ10から異音を発生する
ことがなく、円滑に超音波モータ10を回転させること
ができる。
【0014】ところが、超音波モータ10と、超音波モ
ータの駆動回路30を接続するワイヤーが長くなると、
静電誘導を起こして超音波モータ10の駆動周波数信号
の振幅レベルが大きくなり、微弱な可聴音信号を検出で
きないという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、超音波モータの弾性体に貼付された圧電素子か
ら出力されるフィードバック信号に含まれる微弱な可聴
音信号が、外乱の影響を受けることなく検出できる超音
波モータの駆動回路を得ることが目的である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、超音波モータの弾性体に設けられた圧電素子
から出力される前記超音波モータの駆動周波数信号と、
前記超音波モータから異音が発生する際に発生する可聴
音信号と、を含むフィードバック信号から前記可聴音信
号を抽出して、この可聴音信号が減衰するように前記超
音波モータの駆動周波数を調整する超音波モータの駆動
回路において、前記超音波モータの駆動周波数信号の振
幅レベルと、前記可聴音信号の振幅レベルと、に振幅レ
ベル差を設けたフィルタを有する 請求項1に記載の発明によれば、超音波モータの圧電素
子からのフィードバック信号に含まれる超音波モータの
駆動周波数信号の振幅レベルと、可聴音信号の振幅レベ
ルとに差ができるようにする。このため、微弱な可聴音
信号を検出しやすくなる。
【0017】請求項2に記載の発明は、前記可聴音信号
を通過させ、前記超音波モータの駆動周波数信号を非通
過にするフィルタであることを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、超音波モ
ータの駆動周波数の振幅レベルが大きくなっても、フィ
ルタによって可聴音信号のみ通過させるので、この可聴
音信号に基づいて超音波モータの回転数を制御すること
で可聴音の発生を防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図2には本実施の形態に係る進行波型の超
音波モータ10が示されている。超音波モータ10は銅
合金等から構成される円環状の弾性体12を備え、この
弾性体12に圧電体14が貼付されてステータ28が形
成されている。
【0021】圧電体14は電気信号を機械信号に変換す
る圧電材料から成り、多数の電極により円環状に分割、
配列されて構成されている。一方、駆動軸16に取り付
けられたロータ18は、アルミ合金等から成るロータリ
ング20に円環状のスライダ22が接着されて形成され
ており、スプリング24によってスライダ22が前記弾
性体12に加圧接触されている。このスライダ22とし
ては、安定した摩擦力、摩擦係数を得るために、例えば
エンジニアリングプラスチック等が用いられ、これによ
り高効率でロータ18を駆動することができる。
【0022】また、弾性体12には圧電素子26(図3
参照)が貼付されている。図3に示すように、圧電素子
26は一端が接地されており、他端が駆動回路30のバ
ンドパスフィルタ40の入力端に接続されている。
【0023】圧電素子26は弾性体12の振動を検出
し、該振動に応じた振幅、周期の交流信号(フィードバ
ック信号)を出力する。バンドパスフィルタ40の出力
端はマイクロコンピュータ32の一方の入力端に接続さ
れている。
【0024】バンドパスフィルタ40の構成は、図1に
示す如く、検波回路50、フィルタ52、ピークホール
ド回路54から成る。前記検波回路50は、圧電素子2
6から出力される前記フィードバック信号に含まれる超
音波モータ10の駆動周波数信号と、前記フィードバッ
ク信号に含まれる可聴音信号を検出する。
【0025】フィルタ52は、超音波モータ10の駆動
周波数信号を減衰するとともに可聴音信号を増幅して、
ピークホールド回路54へ出力する。ピークホールド回
路54は、可聴音信号の振幅レベルの最大値を保持し
て、該最大値をマイクロコンピュータ32へ出力する。
【0026】マイクロコンピュータ32では、検出され
た可聴音信号に基づき、可聴音が発生することなく円滑
に超音波モータ10が回転するように、超音波モータ1
0の回転数を制御する。
【0027】また、超音波モータ10には回転センサ4
6が取り付けられており、回転センサ46の出力端はマ
イクロコンピュータ32の他方の入力端に接続されてい
る。
【0028】回転センサ46は、マグネット(図示省
略)とホール素子(図示省略)等で構成され、マグネッ
ト表面の磁束の変化をホール素子で検出し、ロータ18
が回転すると、マイクロコンピュータ32へロータ18
の回転速度に応じた周期のパルス信号を出力する。
【0029】マイクロコンピュータ32の一方の出力端
には発振回路34が接続されており、他方の出力端には
スイッチング制御回路36の一方の入力端に接続されて
いる。発振回路34の出力端は、スイッチング制御回路
36の他方の入力端に接続されている。発振回路34は
マイクロコンピュータ32からの信号に応じた発振周波
数で発振する。
【0030】スイッチング制御回路36の一方の出力端
は、駆動信号発生回路48のA相増幅回路42の一方の
入力端に接続されており、他方の出力端は駆動信号発生
回路48のB相増幅回路44の一方の入力端に接続され
ている。スイッチング制御回路36は発振回路34から
発振された発振周波数に応じて駆動パルスをスイッチン
グしながらA相増幅回路42、B相増幅回路44へ出力
する。
【0031】また、A相増幅回路42の他方の入力端と
B相増幅回路44の他方の入力端は電圧発生回路38の
出力端に接続されている。電圧発生回路38の入力端に
は図示しない定電圧電源(一例として12V)が接続さ
れている。前記電圧発生回路38は前記定電圧電源から
供給された直流電圧を変圧(一例として100V)し
て、A相増幅回路42、B相増幅回路44へ供給する。
【0032】電圧発生回路38の回路構成は図8に示す
ような構成となっている。電圧発生回路38はトランス
120を備えており、トランス120の1次側コイル1
20Aの中点には電源線118を介してコンデンサ11
6の一端および車両用バッテリー電源(図ではVccで
表す)に接続されており、コンデンサ116の他端は接
地されている。
【0033】トランス120の1次側コイル120Aの
一端は、スイッチング素子としてのMOSFET110
のドレインに接続されている。MOSFET110のゲ
ートはデューティー制御回路114の一方の出力端に接
続されており、MOSFET110のソースは接地され
ている。
【0034】トランス120の1次側コイル120Aの
他端は、スイッチング素子としてのMOSFET112
のドレインに接続されている。MOSFET112のゲ
ートはデューティー制御回路114の他方の出力端に接
続されており、MOSFET112のソースは接地され
ている。
【0035】トランス120の2次側コイル120Bの
一端は整流素子としてのダイオード122のアノードが
接続されており、他端は整流素子としてのダイオード1
24のアノードが接続されている。また、トランス12
0の2次側コイル120Bの中点は接地されている。
【0036】ダイオード122、124のカソードはイ
ンダクタンス素子としてのコイル126の一端に接続さ
れている。コイル126の他端はコンデンサ128の一
端が接続されており、コンデンサ128の他端は接地さ
れている。さらに、コイル126の他端はA相増幅回路
42、B相増幅回路44の一方の入力端に接続されてお
り、前記入力端に電圧発生回路38より直流電圧が供給
される。A相増幅回路42は、超音波モータ10の圧電
体14Aに接続されており、電圧発生回路38から供給
された直流電圧を交流電圧に変換(一例として200
V)して正弦波信号(sin波)を圧電体14Aに供給
する。
【0037】B相増幅回路44は超音波モータ10の圧
電体14Bに接続されており、電圧発生回路38から供
給された直流電圧を交流電圧に変換(一例として200
V)して、A相増幅回路42が供給する正弦波信号と9
0°位相が異なる正弦波信号(cos波)を圧電体14
Bに供給する。圧電体14A、14Bの他端は接地され
ている。この圧電体14A、14Bによって超音波モー
タ10の圧電体14が構成される。
【0038】A相増幅回路42、B相増幅回路44の回
路構成は図5に示すような構成となっている。A相増幅
回路42はトランス100を備えており、トランス10
0の1次側コイル100Aの中点には、電源線84の分
岐された方の一端が接続されており、電源線84の他端
は前述の電圧発生回路38の出力端に接続されている。
【0039】トランス100の1次側コイル100Aの
一端はスイッチング素子としてのMOSFET90のド
レインに接続されており、他端はMOSFET92のド
レインに接続されている。MOSFET90、92のソ
ースは接地されている。また、トランス100の2次側
コイル100Bの両端は圧電体14Aに接続されてい
る。
【0040】B相増幅回路44はトランス102を備え
ており、トランス102の1次側コイル102Aの中点
には電源線84の分岐された方の他端が接続されてい
る。
【0041】トランス102の1次側コイル102Aの
一端はスイッチング素子としてのMOSFET94のド
レインに接続されており、他端はMOSFET96のド
レインに接続されている。MOSFET94、96のソ
ースは接地されている。また、トランス102の2次側
コイル102Bの両端は圧電体14Bに接続されてい
る。
【0042】MOSFET90、92、94、96のゲ
ートは各々スイッチング制御回路36に接続されてお
り、MOSFET90、92、94、96の各々はスイ
ッチング制御回路36から入力されるスイッチング信号
1 、A2 、B1 、B2 に応じてオンオフされる。
【0043】次に、本発明の実施の形態における作用に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0044】超音波モータ10を駆動する場合、マイク
ロコンピュータ32より駆動周波数信号が発振回路34
へ出力される。発振回路34はマイクロコンピュータ3
2より指定された駆動周波数で発振を開始する。
【0045】図8に示す電圧発生回路38では、定電圧
電源(図ではVccで表す)からトランス120の1次
側コイル120Aに電圧が供給され、デューティー制御
回路114から所定のタイミングでMOSFET11
0、112のゲートへスイッチング信号が入力されて、
トランス120の1次側コイル120Aへの電流がオン
オフされる。そして、トランス120の2次側コイル1
20Bへ交流電圧が誘起され、この交流電圧をダイオー
ド122、124で全波整流し、コイル126、コンデ
ンサ128で平滑化して直流電圧をA相増幅回路42、
B相増幅回路44へ供給する。
【0046】スイッチング制御回路36では、A相増幅
回路42、B相増幅回路44のMOSFET90、9
2、94、96をオンオフさせるスイッチング信号
1 、A2、B1 、B2 を出力する。
【0047】このスイッチング信号は、図6に示すよう
に、MOSFET90、92、94、96のいずれか1
つを所定のデューティー比でオンオフさせ、かつそれ以
外のMOSFETをオフ状態にすると共に、オンオフさ
せるMOSFETを、駆動開始時の駆動信号の周波数f
s の周期の1/4の周期毎に、MOSFET90、9
4、92、96の順に切り替える信号である。これによ
り、トランス100、102の2次側コイル100B、
102Bには各々周波数が駆動開始時の周波数fs で、
かつ位相が90°異なる交流の駆動信号が誘起される。
【0048】この駆動信号が圧電体14A、14Bに供
給されることにより、超音波モータ10の弾性体12に
進行波が励起され、駆動軸16およびロータ18が回転
される。また、弾性体12の振動は圧電素子26によっ
て電気信号に変換され、フィードバック信号としてバン
ドパスフィルタ40の検波回路50に入力される。
【0049】検波回路50は、入力されたフィードバッ
ク信号に含まれる超音波モータ10の駆動周波数信号
と、可聴音信号を検波して、フィルタ52へ出力する。
【0050】フィルタ52では、超音波モータ10の駆
動周波数の信号を減衰させるとともに、可聴音信号を増
幅して、ピークホールド回路54へ出力する。
【0051】ピークホールド回路54では、増幅された
可聴音信号の最大値を保持して、マイクロコンピュータ
32へ出力する。
【0052】マイクロコンピュータ32では、検出され
た可聴音信号に基づき、可聴音が発生することなく円滑
に超音波モータ10が回転するように、超音波モータ1
0の回転数を制御する。
【0053】バンドパスフィルタ40の特性を図7に示
す。図7に示す如く、バンドパスフィルタ40にフィル
タ52を追加しない構成の場合には、可聴音信号と、超
音波モータ10の駆動周波数の信号のゲインはほぼ同じ
である。これに対し、本形態のように、バンドパスフィ
ルタ40にフィルタ52を追加した場合には、可聴音域
の信号が増幅されて、超音波モータ10の駆動周波数の
信号が減衰される。このため、外乱によって超音波モー
タの駆動周波数の信号が大きくなった場合でも可聴音信
号が増幅されているので、可聴音信号を検出することが
できる。
【0054】また、超音波モータ10に取り付けられた
回転センサ46からは、ロータ18の回転速度に応じた
回転パルス信号がマイクロコンピュータ32に入力され
る。
【0055】マイクロコンピュータ32では、前記フィ
ードバック信号、回転パルス信号をモニタしながら、駆
動信号の周波数が超音波モータ10の最適駆動周波数に
徐々に近づいて一致し、さらに最適駆動周波数を追従す
るように、オンオフさせるMOSFET90、92、9
4、96を切り替えるタイミングを変更して駆動信号の
周波数を制御する。
【0056】上記のように、バンドパスフィルタ40の
フィルタ52によって、フィードバック信号に含まれる
可聴音信号を増幅するとともに超音波モータ10の駆動
周波数信号を減衰することで、外乱により超音波モータ
10の駆動周波数信号が大きくなった場合でも可聴音信
号を検出することができる。このため、検出した可聴音
信号に基づいて超音波モータ10の回転数を制御するこ
とで超音波モータ10から発生する異音を防ぐことがで
き、円滑に超音波モータ10を駆動することができる。
【0057】なお、本実施の形態では、可聴音信号を増
幅するとともに、超音波モータ10の駆動周波数信号を
減衰するとしているが、これに限らず、超音波モータ1
0の駆動周波数信号はそのままにして、可聴音信号だけ
を増幅するようにしてもよいし、可聴音信号をそのまま
にして、超音波モータ10の駆動周波数信号だけを減衰
するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバンドパスフィルタの構成を示す
ブロック図である。
【図2】超音波モータの概略構成を示す一部断面斜視図
である。
【図3】超音波モータと超音波モータの駆動回路の概略
構成を示すブロック図である。
【図4】従来におけるバンドパスフィルタの構成を示す
ブロック図である。
【図5】超音波モータの駆動回路における駆動信号発生
回路を示す回路図である。
【図6】スイッチング制御回路から出力されるスイッチ
ング信号と、駆動信号発生回路のトランスで誘起される
信号との関係を示す線図である。
【図7】本発明に係るバンドパスフィルタにおける周波
数とゲインとの関係を示す線図である。
【図8】超音波モータの駆動回路における電圧発生回路
を示す回路図である。
【符号の説明】
10 超音波モータ 30 駆動回路 32 マイクロコンピュータ 34 発振回路 36 スイッチング制御回路 38 電圧発生回路 40 バンドパスフィルタ 42 A相増幅回路 44 B相増幅回路 50 検波回路 52 フィルタ 54 ピークホールド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波モータの弾性体に設けられた圧電
    素子から出力される前記超音波モータの駆動周波数信号
    と、前記超音波モータから異音が発生する際に発生する
    可聴音信号と、を含むフィードバック信号から前記可聴
    音信号を抽出して、この可聴音信号が減衰するように前
    記超音波モータの駆動周波数を調整する超音波モータの
    駆動回路において、 前記超音波モータの駆動周波数信号の振幅レベルと、前
    記可聴音信号の振幅レベルと、に振幅レベル差を設けた
    フィルタを有する超音波モータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記フィルタが、前記可聴音信号を通過
    させ、前記超音波モータの駆動周波数信号を非通過にす
    るフィルタであることを特徴とする請求項1記載の超音
    波モータの駆動回路。
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