JPH11191977A - モータの駆動回路 - Google Patents

モータの駆動回路

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JPH11191977A
JPH11191977A JP9358912A JP35891297A JPH11191977A JP H11191977 A JPH11191977 A JP H11191977A JP 9358912 A JP9358912 A JP 9358912A JP 35891297 A JP35891297 A JP 35891297A JP H11191977 A JPH11191977 A JP H11191977A
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motor
switch
value
drive
limit value
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JP9358912A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Furukoshi
洋行 古越
Satoshi Morizaki
聡 森崎
Shinichi Naito
真一 内藤
Yoshihiro Adachi
祥広 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/16Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
    • H02N2/163Motors with ring stator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータを長時間駆動させることによって発生
する部品の故障や熱による性能劣化を防ぐ。 【解決手段】 モータのスイッチのON又はOFFによ
って送出される信号によりモータが駆動している時には
カウントを加算し、モータが停止している時にはカウン
トを減算する。このカウント値が所定上限値になった時
は、スイッチがOFFされるまではそのままモータを駆
動させ、その後カウント値が所定下限値になるまでは、
モータのスイッチがONになっても停止状態を維持す
る。このためモータの発熱を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ、特に超音波
モータを駆動するためのモータの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動を駆動力とする超
音波モータが知られている。超音波モータの一種である
進行波型の超音波モータでは、円環状の弾性体に圧電体
が貼付されてステータが形成されており、このステータ
には駆動軸に取り付けられたロータが加圧接触されてい
る。超音波モータの駆動回路は、前記圧電体に所定周波
数で位相が90°異なる2相の駆動信号(sin波及び
cos波)を供給する。この2相の駆動信号によって発
生する圧電体の機械振動により、弾性体に、振動の腹及
び節が弾性体に沿って円環状に移動する超音波振動(進
行波)が励起される。この進行波により、前記弾性体に
加圧接触されたロータ及び駆動軸が回転される。
【0003】上記のように、超音波モータは、圧電体と
弾性体との摩擦力によって駆動力を得るため、長時間連
続して駆動させると、圧電体が割れたり、熱によって性
能劣化を生じたり、駆動回路を構成する素子(例えばM
OS−FET等)が壊れることがあった。
【0004】上記のような問題を解決する方法として、
一般的には、サーミスタ等の感温素子を用いて、温度が
上昇した場合には超音波モータの駆動を停止する等の方
法がある。
【0005】しかしながら、上記の様な方法では、操作
者がスイッチをONしていても、超音波モータが故障し
ていないにも関わらず突然超音波モータが停止してしま
う等、操作者に違和感を与えることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、操作者に違和感を与えることなく、かつモータ
を長時間駆動させることによって発生する部品の故障
や、熱による性能劣化を防ぐことができるモータの駆動
回路を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、モータで所定機器を駆動する回路で、前記モ
ータのスイッチのON又はOFFによって送出される信
号により前記モータが駆動している時には加算し、前記
モータが停止している時には減算して加算値及び減算値
を累積するカウント手段と、前記カウント手段によって
カウントされたカウント値が、所定上限値又は所定下限
値になったか否かを判別する判別手段と、前記カウント
値が、前記所定上限値になった場合には、前記カウント
値が所定下限値になるまでは前記モータの駆動を禁止す
る禁止手段と、前記カウント値が所定上限値になった時
に、前記スイッチがONからOFFに切り替わるまで
は、前記禁止手段の実行を遅延させる遅延手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、前記モー
タが駆動している時には前記カウント手段によってカウ
ントされるカウンタの値を加算し、モータが停止してい
る時には前記カウンタ値を減算する。このカウンタ値が
所定上限値になった場合には、本来モータの駆動を停止
しなければならないが、前記スイッチがONからOFF
に切り替わるまでは、前記遅延手段によってモータを停
止せず、所定機器を所定の位置まで移動させる。このた
め、突然モータが停止して操作者に違和感を与えること
がない。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、前記遅
延手段により前記モータを駆動し、その後前記スイッチ
をOFFして前記モータを停止した場合には、該停止後
前記カウント値が所定下限値になるまでは、前記モータ
のスイッチがONになっても前記モータの停止状態を維
持させる停止維持手段を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、前記カウ
ンタ値が所定上限値になり、前記スイッチがONからO
FFに切り替わって前記モータを停止した後は、前記カ
ウンタ値が所定下限値になるまでは、前記スイッチがO
Nされても停止状態を維持する。このため、モータを長
時間駆動させた場合には、強制的に停止時間が設けられ
るので、熱によるモータの故障や、性能劣化等を防ぐこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図2には自動車のステアリング装置90の
主要部の概略が示されている。ステアリング装置90
は、車輪(図示省略)を転舵するためのステアリングギ
ヤボックス(図示省略)を備えており、このステアリン
グギヤボックスにステアリングシャフト94の一端が連
結されている。
【0013】また、ステアリングシャフト94の他端は
ステアリングホイール92に連結されている。さらに、
ステアリングシャフト94の一部は、ステアリングコラ
ム96で覆われており、このステアリングコラム96内
には、ステアリングホイール92を上下方向に移動させ
るための所謂チルト機構(図示省略)や、ステアリング
ホイール92をステアリングシャフト94の軸方向へ移
動させるための所謂テレスコピック機構(図示省略)が
搭載されている。
【0014】前記チルト機構や前記テレスコピック機構
において、図3に示すような進行波型の超音波モータ1
0が使用された場合には、この超音波モータ10の駆動
力により、ステアリングホイール92を上下方向に移動
したり、ステアリングシャフト94の軸方向へ移動させ
たりすることができる。
【0015】前記超音波モータ10の概略構成を図3に
示す。超音波モータ10は銅合金等から構成される円環
状の弾性体12を備え、この弾性体12に圧電体14が
貼付されてステータ28が形成されている。
【0016】圧電体14は電気信号を機械信号に変換す
る圧電材料から成り、多数の電極により円環状に分割、
配列されて構成されている。一方、駆動軸16に取り付
けられたロータ18は、アルミ合金等から成るロータリ
ング20に円環状のスライダ22が接着されて形成され
ており、スプリング24によってスライダ22が前記弾
性体12に加圧接触されている。このスライダ22とし
ては、安定した摩擦力、摩擦係数を得るために、例えば
エンジニアリングプラスチック等が用いられ、これによ
り高効率でロータ18を駆動することができる。
【0017】また、弾性体12には圧電素子26(図1
参照)が貼付されている。図1に示すように、圧電素子
26は一端が接地されており、他端が超音波モータ駆動
回路30の周波数制御回路40の入力端に接続されてい
る。
【0018】圧電素子26は弾性体12の振動を検出
し、該振動に応じた振幅、周期の交流信号(フィードバ
ック信号)を出力する。周波数制御回路40の出力端は
電圧制御発振回路38の信号入力端に接続されている。
電圧制御発振回路38は、信号入力端に入力された信号
の電圧レベルに応じた周波数及び一定振幅の信号を出力
する。
【0019】電圧制御発振回路38の信号出力端は、2
個に分岐されており、分岐された一方は増幅回路46の
入力端に接続されており、分岐された他方は、移相器4
2を介して増幅回路44の入力端に接続されている。移
相器42は入力された信号の位相を90°変更して出力
する。従って、増幅回路44、46には周波数及び振幅
が同じで位相が90°異なる信号が入力される。
【0020】増幅回路44、46はインダクタンス素子
又はトランス等を含んで構成されており、入力された信
号を一定の増幅率で増幅(昇圧)して超音波モータ駆動
信号として出力する。増幅回路44の出力端は圧電体1
4Aの一端に接続されており、増幅回路46の出力端は
圧電体14Bの一端に接続されている。圧電体14A、
14Bの他端は接地されている。この圧電体14A、1
4Bによって超音波モータ10の圧電体14が構成され
る。
【0021】また、電圧制御発振回路38の信号入力端
には、マイクロコンピュータ34の信号出力端が接続さ
れており、超音波モータ10を駆動させるための駆動信
号が入力される。この駆動信号がハイレベルの間は電圧
制御発振回路38が発振して超音波モータ10が駆動さ
れ、ローレベルの間は電圧制御発振回路38が発振停止
して超音波モータ10は停止するようになっている。
【0022】また、前記マイクロコンピュータ34の信
号入力端には、超音波モータ10の駆動開始あるいは駆
動停止を指示するためのスイッチ32の信号出力端が接
続されている。前記マイクロコンピュータ34はROM
を内蔵しており、このROMには、電圧制御発振回路3
8への駆動信号を制御するための制御プログラムが記憶
されている。
【0023】次に、本発明の実施の形態における作用に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1には本発明に係る超音波モータ駆動回
路の概略が示されている。駆動回路30の電源が投入さ
れると、マイクロコンピュータ34のROMに記憶され
た制御プログラムが起動される。
【0025】スイッチ32がONされて駆動開始が指示
されると、マイクロコンピュータ34は、後述する制御
プログラムの制御によって駆動信号をハイレベルにす
る。駆動信号がハイレベルになると、電圧制御発振回路
38は発振を開始する。その際、周波数制御回路40は
比較的低い電圧レベルの周波数制御信号を出力し、電圧
制御発振回路38は周波数制御信号の電圧レベルに対応
して、超音波モータ10の駆動周波数帯域よりも十分高
い周波数の信号を出力する。
【0026】電圧制御発振回路38から出力された信号
は2個に分岐され、一方が移相器42によって位相が9
0°変更され、各々増幅回路44、46で増幅されるこ
とによってsin波及びcos波の駆動信号が生成さ
れ、この駆動信号が超音波モータ10の圧電体14A、
14Bに供給される。
【0027】この駆動信号は圧電体14A、14Bで機
械振動に変換され、ステータ28に進行波が励起されて
駆動軸16及びロータ18が回転される。また、弾性体
12の振動は圧電素子26によって電気信号(フィード
バック信号)に変換され、駆動回路30の周波数制御回
路40に入力される。
【0028】周波数制御回路40では圧電素子26から
入力されたフィードバック信号に基づいて、超音波モー
タ10に供給される駆動信号の周波数が超音波モータ1
0の最適駆動周波数となるように、周波数制御信号の電
圧レベルを制御する。
【0029】上記のようにして超音波モータ10が駆動
されるが、ここで、長時間スイッチ32をONにして超
音波モータ10を駆動し続けると、圧電体14と弾性体
12との摩擦によって、圧電体が割れたり、あるいは熱
によって性能劣化を生じたり、駆動回路30を構成する
素子が壊れてしまう恐れがある。
【0030】そこで、一定時間毎にマイクロコンピュー
タ34でカウントし、このカウント値(休止判定値)
を、超音波モータ10が作動中(駆動信号がハイレベ
ル)の時には加算し、超音波モータが停止中(駆動信号
がローレベル)の時には減算する。そして、この休止判
定値が所定休止判定上限値(本形態では1例として45
とする)以上になったときは、スイッチ32がOFFさ
れるまで、または休止判定値Tが取り得る値の上限値
(本形態では1例として58とする)になるまではその
まま超音波モータ10を駆動し続けて所定位置まで所定
機器を移動させる。
【0031】所定位置まで所定機器を移動させ、スイッ
チ32がOFFされた後は、休止判定値が所定休止判定
下限値(本形態では1例として15とする)以下になる
までは、スイッチ32が再びONされても超音波モータ
10を駆動させないように停止状態を維持するように
し、長時間超音波モータ10が駆動されるのを防ぐ。
【0032】上記の制御を行うマイクロコンピュータ3
4の制御プログラムについて図6に示すフローチャート
に従って説明する。
【0033】まず、マイクロコンピュータ34のROM
に記憶された制御プログラムが起動されると、ステップ
50で休止判定値Tを0に初期化する。次にステップ5
2で休止フラグをOFFに初期化し、ステップ54でス
イッチ32がOFFからONになったか否かを判定す
る。否定判定の場合にはステップ72へ進み、肯定判定
の場合にはステップ56へ進む。
【0034】ステップ56では休止判定値Tが45(休
止判定上限値)以上であるか否かを比較し、肯定判定の
場合にはステップ76へ進む。否定判定の場合にはステ
ップ58へ進んで休止フラグがOFFか否かを判定す
る。否定判定の場合にはステップ76へ進み、肯定判定
の場合にはステップ60で駆動信号をハイレベルにして
超音波モータ10を駆動する。
【0035】次にステップ62で休止判定値Tを1つ加
算し、ステップ64へ進む。ステップ64では休止判定
値Tが58(休止判定値の取り得る値の上限値)以上で
あるか否かを比較し、否定判定の場合にはステップ69
へ進み、肯定判定の場合にはステップ66で休止判定値
Tを58にしてステップ69へ進む。
【0036】ステップ69では、休止判定値Tが45
(休止判定上限値)以上であるか否かを比較し、否定判
定の場合にはステップ68へ進み、肯定判定の場合には
ステップ70で休止フラグをONにしてステップ68へ
進む。
【0037】また、ステップ72では、スイッチ32が
ONのままか否かを判定し、否定判定の場合にはステッ
プ76へ進み、肯定判定の場合にはステップ74で休止
判定値Tが58(休止判定値の取り得る値の上限値)以
上であるか否かを比較する。否定判定の場合にはステッ
プ60へ進み、肯定判定の場合にはステップ76へ進
む。
【0038】ステップ76では駆動信号をローレベルに
して超音波モータ10の駆動を停止する。次にステップ
78で休止判定値Tを1つ減算し、ステップ80へ進
む。ステップ80では休止判定値Tが15(休止判定下
限値)以下であるか否かを比較し、否定判定の場合には
ステップ84へ進み、肯定判定の場合にはステップ82
で休止フラグをOFFにしてステップ84へ進む。ステ
ップ84では休止判定値Tが0(休止判定値の取り得る
値の下限値)より小さいか否かを比較し、否定判定の場
合にはステップ68へ進み、肯定判定の場合にはステッ
プ86で休止判定値Tを0にしてステップ68へ進む。
【0039】ステップ68では1秒経過したか否かを判
定し、否定判定の場合には1秒経過するまでループし、
1秒経過した場合にはステップ54へ戻る。このため、
制御プログラムは約1秒で1回ループすることになる。
【0040】上記の具体的な動作について、図4及び図
5を参照して説明する。図4には休止判定値Tと時間と
の関係について示されており、図5にはスイッチ32、
休止フラグ、駆動信号の各動作を表すタイミングチャー
トが示されている。
【0041】図4に示すように、斜線で示す部分は超音
波モータ10が駆動されている時間であり、空白の部分
は超音波モータ10が停止している時間である。まず、
駆動回路30に電源が入ると休止判定値Tは0に初期化
され、スイッチ32がONされるとマイクロコンピュー
タ34は駆動信号をハイレベルにして超音波モータ10
を駆動すると共に休止判定値Tが加算される。
【0042】スイッチ32がOFFされると、マイクロ
コンピュータ34は駆動信号をローレベルにして超音波
モータ10の駆動を停止すると共に休止判定値Tが減算
される。
【0043】このように、スイッチ32のON/OFF
を繰り返して超音波モータ10の駆動/停止を繰り返
し、t1から再びスイッチ32をONすると、駆動信号
もハイレベルになり、超音波モータ10は駆動して休止
判定値Tは加算される。次に、t2で休止判定値Tが4
5(休止判定上限値)を超えて休止フラグがONになる
が、スイッチ32がONされたままなので駆動信号はハ
イレベルのままに維持し、超音波モータ10は駆動し続
ける。
【0044】次に、t3でスイッチ32がOFFされる
と、駆動信号がローレベルになって超音波モータ10は
停止する。そして、t4でスイッチ32がONになって
も、休止フラグがONになっているので、マイクロコン
ピュータ34は駆動信号をローレベルのままにして超音
波モータ10を停止状態に維持すると共に休止判定値T
を減算する。
【0045】次に、t5で休止判定値Tが15(休止判
定下限値)以下になると休止フラグがOFFになる。次
にt6でスイッチ32が再びONされると、休止フラグ
がOFFになっているので駆動信号がハイレベルにな
り、再び超音波モータ10は駆動され、休止判定値Tを
加算する。
【0046】上記のように、スイッチ32をONにして
超音波モータ10を駆動し続け、休止判定値Tが45
(休止判定上限値)以上になっても、駆動信号をハイレ
ベルに維持し、すぐには超音波モータ10の駆動を停止
させない。そして、スイッチ32をOFFするまではそ
のまま超音波モータ10を駆動し続け、所定機器を所定
位置まで移動させることができる。なお、仮にスイッチ
32をOFFせず、スイッチ32をONのままにして
も、休止判定値Tが58(休止判定値Tの取り得る値の
上限値)になった時には強制的に駆動信号をローレベル
にし、超音波モータ10の駆動を停止する。このため、
スイッチ32がONになったままでも超音波モータ10
が駆動し続けることはない。
【0047】また、所定機器を所定位置まで移動させた
後は、休止フラグがOFFになるまではスイッチがON
されても強制的に停止状態に維持することで、圧電体1
4と弾性体12の摩擦による故障又は異常加熱による性
能劣化や、駆動回路30を構成する素子の故障等を防ぐ
ことができる。
【0048】なお、本実施の形態では、休止判定値Tの
取り得る値を0から58とし、休止判定上限値を45、
休止判定下限値を15としたが、これに限らず、必要に
応じて適当な値に変更してもよい。また、制御プログラ
ムにおいて処理される休止判定値Tの加算値、減算値も
1とは限らず、それぞれ自由に選択できる。さらに、制
御プログラムのループの周期は、1秒とは限らず、必要
に応じて変更してもよい。
【0049】また、本実施の形態では、マイクロコンピ
ュータ34を用いてソフトウェアにより制御している
が、これに限らず、このマイクロコンピュータ34を、
カウンタ回路、比較回路、遅延回路等のハードウェアに
置き換えて制御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波モータ駆動回路の概略構成図である。
【図2】ステアリング装置の主要部の概略構成図であ
る。
【図3】超音波モータの概略構成を示す一部断面斜視図
である。
【図4】休止判定値と時間との関係を表す線図である。
【図5】マイクロコンピュータの動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図6】マイクロコンピュータの制御プログラムの動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 超音波モータ 30 駆動回路 32 スイッチ 34 マイクロコンピュータ 38 電圧制御発振回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 真一 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 足立 祥広 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータで所定機器を駆動する回路で、 前記モータのスイッチのON又はOFFによって送出さ
    れる信号により前記モータが駆動している時には加算
    し、前記モータが停止している時には減算して加算値及
    び減算値を累積するカウント手段と、 前記カウント手段によってカウントされたカウント値
    が、所定上限値又は所定下限値になったか否かを判別す
    る判別手段と、 前記カウント値が、前記所定上限値になった場合には、
    前記カウント値が所定下限値になるまでは前記モータの
    駆動を禁止する禁止手段と、 前記カウント値が所定上限値になった時に、前記スイッ
    チがONからOFFに切り替わるまでは、前記禁止手段
    の実行を遅延させる遅延手段と、 を備えたことを特徴とするモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延手段により前記モータを駆動
    し、その後前記スイッチをOFFして前記モータを停止
    した場合には、該停止後前記カウント値が所定下限値に
    なるまでは、前記モータのスイッチがONになっても前
    記モータの停止状態を維持させる停止維持手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のモータの駆動回路。
JP9358912A 1997-12-26 1997-12-26 モータの駆動回路 Pending JPH11191977A (ja)

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