JP2001023843A - マグネットローラの製造装置および製造方法ならびに磁場印加用ヨーク - Google Patents

マグネットローラの製造装置および製造方法ならびに磁場印加用ヨーク

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JP2001023843A JP11189798A JP18979899A JP2001023843A JP 2001023843 A JP2001023843 A JP 2001023843A JP 11189798 A JP11189798 A JP 11189798A JP 18979899 A JP18979899 A JP 18979899A JP 2001023843 A JP2001023843 A JP 2001023843A
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magnet
yoke
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の磁気的配向が容易に得られるようにす
るとともに、低コストかつフレキシブルなマグネットお
よびマグネットローラの製造を可能にすること。 【解決手段】 フェライト粒子と高分子材料とから成る
複合樹脂マグネット材料を金型10のキャビティ1に注
入することにより、対向している磁場印加用ヨーク2
1、22によってキャビティ1内の前記複合樹脂マグネ
ット材料に磁場を作用させて成形するマグネットの製造
装置および製造方法において、前記キャビティ1が形成
された前記金型11、12と前記磁場印加用ヨークとが
相対的位置関係が変更可能な別部材によって構成され、
前記少なくとも一方の磁場印加用ヨーク21の左右およ
び上下に介挿されるスペーサ31、32によって、前記
少なくとも一方の磁場印加用ヨーク21の前記キャビテ
ィの幅方向および高さ方向における位置が調整されるマ
グネットローラの製造装置および製造方法ならびに磁場
印加用ヨーク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
た複写機、プリンタ等の現像装置に用いられるマグネッ
トローラの製造装置および製造方法ならびに磁場印加用
ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロール状マグネットの製造方法
(特公昭60−28377)は、図5に示されるように
必要磁極数だけ分割した扇状のキャビティCが形成され
た成形金型Kによって、扇状の外周から側面と内側に向
かって磁束を流す磁場中において成形を行うことによ
り、表面磁束密度が高くかつ磁界が強いマグネットロー
ラを得るものであった。
【0003】従来のマグネットロールの製造方法(特許
第2512025号)は、マグネットロールを構成する
磁極ピースを製造するときの金型について詳細に説明し
ているが、図6に示されるように金型Kが磁性体J1、
J2と非磁性体Hとを組み合わせて構成され、外部から
印加される磁場は金型Kの磁性体部から樹脂マグネット
材RMをとおり対向する磁性体J2へと流れる磁束を形
成し、この磁束に沿って樹脂マグネット材RMが磁気的
に配向してマグネットロールのマグネット片を形成する
ものである。
【0004】従来のマグネットロールの製造方法(特開
平10−308308、特開平10−270277)
は、図7に示されるように金型Kを構成するキャビティ
Cの扇状外周部を非磁性材Hによって構成し、この非磁
性材Hを挾んで磁性材J1、J2を配置して構成するこ
とにより、磁極ピークを移動させても所望の磁力パター
ンを得やすい配向を得るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法
は、成形されたマグネットにおける磁気的配向は前記金
型Kを構成する磁性体Jと非磁性体Hの配置によって決
定されるものであるため、所望の磁力パターンを得るに
は限界があるという問題があった。
【0006】このため、最終的に所望の磁力パターンを
得るためには、高価な金型が多種類必要となり、これが
マグネットローラの製造コストを引き上げるとともに、
開発および製品化までに長期間を要する原因となってい
た。
【0007】そこで本発明者は、磁場印加用ヨークを金
型に形成されたキャビティに対して相対的位置関係を変
更可能にすることに着目し、フェライト粒子と高分子材
料とから成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビテ
ィに注入することにより、対向している磁場印加用ヨー
クによってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料
に磁場を作用させて成形するマグネットの製造装置にお
いて、前記キャビティが形成された前記金型と前記磁場
印加用ヨークとを別部材によって構成して、相対的位置
関係を変更可能にするという本発明の技術的思想に着眼
し、更に研究開発を重ねた結果、所望の磁気的配向が容
易に得られるようにするとともに、低コストかつフレキ
シブルなマグネットおよびマグネットローラの製造を可
能にするという目的を達成する本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のマグネットローラの製造装置は、フェラ
イト粒子と高分子材料とから成る複合樹脂マグネット材
料を金型のキャビティに注入することにより、対向して
いる磁場印加用ヨークによってキャビティ内の前記複合
樹脂マグネット材料に磁場を作用させて成形するマグネ
ットの製造装置において、前記キャビティが形成された
前記金型と前記磁場印加用ヨークとが相対的位置関係が
変更可能な別部材によって構成されているものである。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)のマ
グネットローラの製造装置は、前記第1発明において、
前記金型の外側に対向して配置される前記磁場印加用ヨ
ークの少なくとも一方が、前記キャビティの幅方向に相
対的に移動可能に構成され、磁力パターンの位置を制御
し得るように構成されているものである。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)のマ
グネットローラの製造装置は、前記第2発明において、
前記金型の外側に対向して配置される前記磁場印加用ヨ
ークの少なくとも一方が、前記キャビティの高さ方向に
相対的に移動可能に構成され、磁力パターンのピーク値
を制御し得るように構成されているものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)のマ
グネットローラの製造装置は、前記第2発明または第3
発明において、前記少なくとも一方の磁場印加用ヨーク
の左右および上下に介挿されるスペーサによって、前記
少なくとも一方の磁場印加用ヨークの前記キャビティの
幅方向および高さ方向における位置が調整されるように
構成されているものである。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)のマ
グネットローラの製造装置は、前記第2発明または第3
発明において、前記少なくとも一方の磁場印加用ヨーク
の左右および上下の位置を調整する位置調整機構によっ
て、前記少なくとも一方の磁場印加用ヨークの前記キャ
ビティの幅方向および高さ方向における位置が調整され
るように構成されているものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)のマ
グネットローラの製造装置は、フェライト粒子と高分子
材料とから成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビ
ティに注入することにより、対向している磁場印加用ヨ
ークによってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材
料に磁場を作用させて成形するマグネットの製造装置に
おいて、前記キャビティが形成された前記金型と前記磁
場印加用ヨークとが分離可能な別部材によって構成され
前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方が、磁力パター
ンの形状に応じた先端形状を備えた磁場印加用ヨークと
の交換が可能に構成されているものである。
【0014】本発明(請求項7に記載の第7発明)のマ
グネットローラの製造装置は、フェライト粒子と高分子
材料とから成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビ
ティに注入することにより、対向している磁場印加用ヨ
ークによってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材
料に磁場を作用させて成形するマグネットの製造装置に
おいて、前記キャビティが形成された前記金型と前記磁
場印加用ヨークとが分離可能な別部材によって構成され
前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方の先端部に、磁
力パターンの形状に応じた先端形状を実現する交換ブロ
ックが、交換可能に装着されるものである。
【0015】本発明(請求項8に記載の第8発明)のマ
グネットローラの製造方法は、フェライト粒子と高分子
材料とから成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビ
ティに注入することにより、対向している磁場印加用ヨ
ークによってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材
料に磁場を作用させて成形するマグネットの製造方法に
おいて、前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方が、前
記金型に形成された前記キャビティに対する相対的位置
関係を変更することにより、キャビティ内の前記複合樹
脂マグネット材料に作用させる磁場を変えた状態におい
て成形するものである。
【0016】本発明(請求項9に記載の第9発明)のマ
グネットローラの製造方法は、フェライト粒子と高分子
材料とから成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビ
ティに注入することにより、対向している磁場印加用ヨ
ークによってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材
料に磁場を作用させて成形するマグネットの製造方法に
おいて、磁力パターンの形状に応じた先端形状を備えた
磁場印加用ヨークを交換して、キャビティ内の前記複合
樹脂マグネット材料に磁場を作用させて成形するもので
ある。
【0017】本発明(請求項10に記載の第10発明)
のマグネットローラの製造方法は、フェライト粒子と高
分子材料とから成る複合樹脂マグネット材料を金型のキ
ャビティに注入することにより、対向している磁場印加
用ヨークによってキャビティ内の前記複合樹脂マグネッ
ト材料に磁場を作用させて成形するマグネットの製造方
法において、前記磁場印加用ヨークの先端部に、磁力パ
ターンの形状に応じた先端形状を実現する交換ブロック
を交換可能に装着して、キャビティ内の前記複合樹脂マ
グネット材料に磁場を作用させて成形するものである。
【0018】本発明(請求項11に記載の第11発明)
のマグネットローラの製造方法は、前記第8発明におい
て、前記金型に形成された前記キャビティに対する相対
的位置関係を変更することにより、キャビティ内の前記
複合樹脂マグネット材料に作用させる磁場を変えた状態
において成形されたマグネット片を、複数組み合わせる
ことによってマグネットローラを製造するものである。
【0019】本発明(請求項12に記載の第12発明)
の磁場印加用ヨークは、フェライト粒子と高分子材料と
から成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに
注入することにより、対向している磁場印加用ヨークに
よってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁
場を作用させて成形するマグネットの製造装置用の磁場
印加用ヨークにおいて、前記キャビティが形成されてい
る前記金型に対して分離可能であって、磁力パターンの
形状に応じた先端形状を備えた磁場印加用ヨークに交換
することにより、キャビティ内の前記複合樹脂マグネッ
ト材料に磁場を作用させるものである。
【0020】本発明(請求項13に記載の第13発明)
の磁場印加用ヨークは、フェライト粒子と高分子材料と
から成る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに
注入することにより、対向している磁場印加用ヨークに
よってキャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁
場を作用させて成形するマグネットの製造装置用の磁場
印加用ヨークにおいて、前記磁場印加用ヨークの先端部
に、磁力パターンの形状に応じた先端形状を実現する交
換ブロックを交換可能に装着して、キャビティ内の前記
複合樹脂マグネット材料に磁場を作用させるものであ
る。
【0021】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
マグネットローラの製造装置は、前記キャビティが形成
された前記金型と前記磁場印加用ヨークとが相対的位置
関係が変更可能な別部材によって構成されているので、
前記磁場印加用ヨークの相対的位置関係を変更すること
により、所望の磁気的配向が容易に得られるようにする
とともに、低コストかつフレキシブルなマグネットおよ
びマグネットローラの製造を可能にするという効果を奏
する。
【0022】上記構成より成る第2発明のマグネットロ
ーラの製造装置は、前記第1発明において、前記金型の
外側に対向して配置される前記磁場印加用ヨークの少な
くとも一方が、前記キャビティの幅方向に相対的に移動
可能に構成され、前記磁場印加用ヨークを相対的に移動
することにより磁力パターンの位置が制御されるので、
前記キャビティによるマグムット片の幅方向における所
望の磁力パターンを容易に得られるようにするととも
に、低コストかつフレキシブルなマグネットおよびマグ
ネットローラの製造を可能にするという効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第3発明のマグネットロ
ーラの製造装置は、前記第2発明において、前記金型の
外側に対向して配置される前記磁場印加用ヨークの少な
くとも一方が、前記キャビティの高さ方向に相対的に移
動可能に構成されているので、所望の磁力パターンのピ
ーク値を得ることが出来るという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第4発明のマグネットロ
ーラの製造装置は、前記第2発明または第3発明におい
て、前記少なくとも一方の磁場印加用ヨークの左右およ
び上下に介挿されるスペーサによって、前記少なくとも
一方の磁場印加用ヨークの前記キャビティの幅方向およ
び高さ方向における位置が調整されるので、簡単な構成
および操作により所望の磁力パターンを容易に得られる
ようにするとともに、低コストかつフレキシブルなマグ
ネットおよびマグネットローラの製造を可能にするとい
う効果を奏する。
【0025】上記構成より成る第5発明のマグネットロ
ーラの製造装置は、前記第2発明または第3発明におい
て、前記少なくとも一方の磁場印加用ヨークの左右およ
び上下の位置を調整する位置調整機構によって、前記少
なくとも一方の磁場印加用ヨークの前記キャビティの幅
方向および高さ方向における位置が調整されるので、簡
単な操作により所望の磁力パターンが容易に得られるよ
うにするとともに、低コストかつフレキシブルなマグネ
ットおよびマグネットローラの製造を可能にするという
効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第6発明のマグネットロ
ーラの製造装置は、前記キャビティが形成された前記金
型と前記磁場印加用ヨークとが分離可能な別部材によっ
て構成され、前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方
が、磁力パターンの形状に応じた先端形状を備えた磁場
印加用ヨークに交換するものであるので、前記磁場印加
用ヨークの交換という簡単な操作により所望の磁力パタ
ーンが容易に得られるようにするとともに、低コストか
つフレキシブルなマグネットおよびマグネットローラの
製造を可能にするという効果を奏する。
【0027】上記構成より成る第7発明のマグネットロ
ーラの製造装置は、前記キャビティが形成された前記金
型と前記磁場印加用ヨークとが分離可能な別部材によっ
て構成され、前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方の
先端部に、磁力パターンの形状に応じた先端形状を実現
する交換ブロックが、交換可能に装着されるものである
ので、前記磁場印加用ヨークの交換ブロックの交換とい
う簡単な操作により所望の磁力パターンが容易に得られ
るようにするとともに、低コストかつフレキシブルなマ
グネットおよびマグネットローラの製造を可能にすると
いう効果を奏する。
【0028】上記構成より成る第8発明のマグネットロ
ーラの製造方法は、前記磁場印加用ヨークの少なくとも
一方が、前記金型に形成された前記キャビティに対する
相対的位置関係を変更することにより、キャビティ内の
前記複合樹脂マグネット材料に作用させる磁場を変えた
状態において成形するので、所望の磁気的配向が容易に
得られるようにするとともに、低コストかつフレキシブ
ルなマグネットおよびマグネットローラの製造を可能に
するという効果を奏する。
【0029】上記構成より成る第9発明のマグネットロ
ーラの製造方法は、磁力パターンの形状に応じた先端形
状を備えた磁場印加用ヨークを交換して、キャビティ内
の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用させて成形
するので、前記磁場印加用ヨークの交換という簡単な操
作により所望の磁力パターンが容易に得られるようにす
るとともに、低コストかつフレキシブルなマグネットお
よびマグネットローラの製造を可能にするという効果を
奏する。
【0030】上記構成より成る第10発明のマグネット
ローラの製造方法は、前記磁場印加用ヨークの先端部
に、磁力パターンの形状に応じた先端形状を実現する交
換ブロックを交換可能に装着して、キャビティ内の前記
複合樹脂マグネット材料に磁場を作用させて成形するの
で、前記磁場印加用ヨークの交換ブロックの交換という
簡単な操作により所望の磁力パターンが容易に得られる
ようにするとともに、低コストかつフレキシブルなマグ
ネットおよびマグネットローラの製造を可能にするとい
う効果を奏する。
【0031】上記構成より成る第11発明のマグネット
ローラの製造方法は、前記第8発明において、前記金型
に形成された前記キャビティに対する相対的位置関係を
変更することにより、キャビティ内の前記複合樹脂マグ
ネット材料に作用させる磁場を変えた状態において成形
されたマグネット片を、複数組み合わせることによって
マグネットローラを製造するので、所望の磁力パターン
のマグネット片を、複数組み合わせたマグネットローラ
の製造を可能にするという効果を奏する。
【0032】上記構成より成る第12発明の磁場印加用
ヨークは、前記キャビティが形成されている前記金型に
対して分離可能であって、磁力パターンの形状に応じた
先端形状を備えた磁場印加用ヨークに交換することによ
り、キャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場
を作用させるので、従来の多種類の高価な金型を不要に
するという効果を奏する。
【0033】上記構成より成る第13発明の磁場印加用
ヨークは、前記磁場印加用ヨークの先端部に、磁力パタ
ーンの形状に応じた先端形状を実現する交換ブロックを
交換可能に装着して、キャビティ内の前記複合樹脂マグ
ネット材料に磁場を作用させるので、従来の多種類の高
価な金型を不要にするという効果を奏する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0035】(第1実施形態)本第1実施形態のマグネ
ットローラの製造装置および製造方法は、図1に示され
るようにフェライト粒子と高分子材料とから成る複合樹
脂マグネット材料を金型10のキャビティ1に注入する
ことにより、対向している磁場印加用ヨーク21、22
によってキャビティ1内の前記複合樹脂マグネット材料
に磁場を作用させて成形するマグネットの製造装置およ
び製造方法において、前記キャビティ1が形成された前
記金型11、12と前記磁場印加用ヨークとが相対的位
置関係が変更可能な別部材によって構成され、前記少な
くとも一方の磁場印加用ヨーク21の左右および上下に
介挿されるスペーサ31、32によって、前記少なくと
も一方の磁場印加用ヨーク21の前記キャビティの幅方
向および高さ方向における位置が調整されるように構成
されているものである。
【0036】前記金型10は、上部に前記磁場印加用ヨ
ーク21が介挿される凹部111が形成されるとともに
下部に前記キャビティ1の外周部112が形成された上
型としての前記金型11と、前記キャビティ1の両側壁
部121と内周部122が形成された下型としての前記
金型12とから成り、それぞれ磁性鋼もしくは非磁性鋼
によって構成される。
【0037】上述のように前記金型10に形成された前
記扇形の前記キャビティ1には、フェライト粒子と高分
子材料とから成る複合樹脂マグネット材料が注入および
充填され、成形される。
【0038】前記磁場印加用ヨークは、上型としての前
記金型11に形成された前記凹部111内に介挿される
前記磁場印加用ヨーク21と、前記キャビティ1の両側
壁部121と内周部122が形成された下型としての前
記金型12の下部に当接させて配置された前記磁場印加
用ヨーク22とから成り、それぞれ磁性鋼によって構成
され、近接して配設されるコイル(図示せず)による磁
場を前記キャビティ1内の前記複合樹脂マグネット材料
に磁場を印加するように構成されている。
【0039】前記磁場印加用ヨーク21の下方の先端部
に、磁力パターンの形状に応じた先端形状を実現する交
換ブロックが、交換可能に装着される。すなわち、矩形
断面の中央突出部211とその両側に断面直角三角形の
プロック212がボルトによって交換可能に装着され、
前記扇形のキャビティ1によって成形されるマグネット
片に対して要求される磁力パターンの形状に応じた台形
状の先端部が構成される。
【0040】前記磁場印加用ヨーク21は、上型として
の前記金型11に形成された前記凹部111内に予め前
記磁場印加用ヨーク21の左右および上下に所定の厚さ
および枚数のスペーサ31、32を選択して介挿され、
前記磁場印加用ヨーク21の前記キャビティ1の幅方向
および高さ方向における位置が、要求される磁力パター
ンの前記キャビティ1の幅方向の位置およびピーク値を
満たすように調整される。
【0041】上記構成より成る本第1実施形態のマグネ
ットローラの製造装置による製造方法について、以下に
述べる。前記磁場印加用ヨーク21が、前記スペーサ3
1、32によって前記金型10に形成された前記キャビ
ティ1に対する相対的位置関係を変更することにより、
前記キャビティ1内の前記複合樹脂マグネット材料に作
用させる磁場を変えた状態において、フェライト粒子と
高分子材料とから成る複合樹脂マグネット材料を、前記
金型10の前記キャビティ1に注入され、成形される。
【0042】前記金型10に形成された前記キャビティ
1に対する相対的位置関係および前記磁場印加用ヨーク
21の先端部に装着される交換ブロックの形状を変更す
ることにより、キャビティ内の前記複合樹脂マグネット
材料に作用させる磁場を変えた状態において成形された
各マグネット片を、複数組み合わせることによってマグ
ネットローラを製造するものである。
【0043】上記第1実施形態のマグネットローラの製
造装置は、前記キャビティ1が形成された前記金型10
と前記磁場印加用ヨーク21とが相対的位置関係が変更
可能な別部材によって構成されているので、前記磁場印
加用ヨーク21の相対的位置関係を変更することによ
り、所望の磁気的配向が容易に得られるようにするとと
もに、低コストかつフレキシブルなマグネットおよびマ
グネットローラの製造を可能にするという効果を奏す
る。
【0044】また第1実施形態のマグネットローラの製
造装置は、前記磁場印加用ヨーク21の左右および上下
に介挿されるスペーサ31、32によって、前記磁場印
加用ヨーク21の前記キャビティ1の幅方向および高さ
方向における位置が調整されるので、簡単な構成および
操作により所望の磁力パターンが容易に得られるように
するという効果を奏する。
【0045】さらに第1実施形態のマグネットローラの
製造装置および製造方法は、前記磁場印加用ヨーク21
の先端部に、磁力パターンの形状に応じた先端形状を実
現する交換ブロック211、212が、交換可能に装着
されるものであるので、前記磁場印加用ヨーク21の交
換ブロック211、212の交換という簡単な操作によ
り所望の磁力パターンが容易に得られるという効果を奏
する。
【0046】また第1実施形態のマグネットローラの製
造方法は、前記金型10に形成された前記キャビティ1
に対する相対的位置関係を変更することにより、前記キ
ャビティ1内の前記複合樹脂マグネット材料に作用させ
る磁場を変えた状態において成形されたマグネット片
を、複数組み合わせることによってマグネットローラを
製造するので、所望の磁力パターンのマグネット片を、
複数組み合わせたマグネットローラの製造を可能にする
という効果を奏する。
【0047】すなわち、個々のマグネット片(ピース)
の磁場のレイアウトを独立して設計出来るので、複雑な
磁場波形に対応出来るとともに、高磁力に関しては、ピ
ース単独でマグネット材質を変更出来るため、フェライ
ト以上の磁力を得ることも可能になる。
【0048】また前記磁場印加用ヨーク21が、前記金
型11に形成された前記凹部111内に介挿され、直接
キャビティに露出していないので、前記磁場印加用ヨー
ク21の可動および取り替えが可能な構造になっている
ため、磁場レイアウト変更が短いリードタイムで可能に
なる。
【0049】(第2実施形態)本第2実施形態のマグネ
ットローラの製造装置および製造方法は、図2に示され
るように少なくとも一方の磁場印加用ヨーク21の左右
および上下の位置を調整する位置調整機構41、42に
よって、前記磁場印加用ヨーク21の前記キャビティ1
の幅方向および高さ方向における位置が調整されるよう
に構成されている点が、前記第1実施形態との相違点で
あり、以下相違点を中心に説明する。
【0050】前記左右の位置調整機構41は、上部に前
記磁場印加用ヨーク21が介挿される凹部111が形成
されるとともに下部に前記キャビティ1の外周部112
が形成された前記金型10を構成する上型としての前記
金型11の右壁115を貫通して螺装されたボルト41
1と、前記磁場印加用ヨーク21と前記金型11の左壁
116との間に介挿されたスプリング412とから成
る。
【0051】前記上下の位置調整機構42は、前記金型
11の前記右壁115と前記左壁116の上端にネジ1
14によって固着され前記凹部111を閉じる上壁11
3を貫通して螺装されたボルト421と、前記磁場印加
用ヨーク21と前記金型11の左壁117との間に介挿
されたスプリング422とから成る。
【0052】前記金型10の凹部111内に介挿配置さ
れる前記磁場印加用ヨーク21が、前記キャビティ1の
幅方向に相対的に移動可能に構成され、磁力パターンの
位置を制御し得るように構成されている。
【0053】前記金型10の凹部111内に介挿配置さ
れる前記磁場印加用ヨーク21が、前記キャビティ1の
高さ方向に相対的に移動可能に構成され、磁力パターン
のピーク値を制御し得るように構成されている。
【0054】上記構成より成る第2実施形態のマグネッ
トローラの製造装置および製造方法は、前記磁場印加用
ヨーク21の左右および上下の位置を調整する位置調整
機構41、42を構成する前記ボルト411および前記
ボルト421を回転させることによって、前記磁場印加
用ヨーク21の前記キャビティ1の幅方向および高さ方
向における位置が調整されるのである。
【0055】上記作用を奏する第2実施形態のマグネッ
トローラの製造装置および製造方法は、前記位置調整機
構41、42を構成する前記ボルト411および前記ボ
ルト421を回転させることによって、前記磁場印加用
ヨーク21の前記キャビティ1の幅方向および高さ方向
における任意の位置に調整されるので、簡単な操作によ
り所望の磁力パターンが容易に得られるという効果を奏
する。
【0056】また第2実施形態のマグネットローラの製
造装置および製造方法は、前記金型10の外側に対向し
て配置される前記磁場印加用ヨーク21が、前記キャビ
ティ1の幅方向に相対的に移動可能に構成され、前記磁
場印加用ヨーク21を相対的に移動することにより磁力
パターンの位置が制御されるので、前記キャビティ1に
よるマグネット片の幅方向における所望の磁力パターン
が容易かつ精確に得られるという効果を奏する。
【0057】さらに第2実施形態のマグネットローラの
製造装置および製造方法は、前記金型10の外側に対向
して配置される前記磁場印加用ヨーク21が、前記キャ
ビティ1の高さ方向に相対的に移動可能に構成されてい
るので、所望の磁力パターンのピーク値を得ることが出
来るという効果を奏する。
【0058】(第3実施形態)本第3実施形態のマグネ
ットローラの製造装置および製造方法は、図3(A)に
示されるようにキャビティ1が形成された金型11と磁
場印加用ヨーク21とが分離可能な別部材によって構成
され、前記磁場印加用ヨーク21が、磁力パターンの形
状に応じた先端形状を備えた磁場印加用ヨークの先端部
との交換が可能に構成されている点が、前記第1実施形
態との相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0059】本第3実施形態のマグネットローラの製造
装置においては、並設された前記キャビティ1が形成さ
れている前記金型11の前記凹部111に、前記磁場印
加用ヨーク21として、要求される磁力パターンの形状
(図3(B))に応じて先端部に例えば台形突出部、矩
形突出部、両端突出部が形成された磁場印加用ヨークの
先端部211、212、213を介挿するものである。
前記磁場印加用ヨークの先端部211、212、213
のベース部210は、図3(A)に示されるように共通
である。
【0060】前記介挿された前記磁場印加用ヨークの前
記ベース部210と前記先端部211、212、213
と前記金型11の前記凹部111との左右および上下の
空間部40にスペーサ31、32が介挿され、前記磁場
印加用ヨーク211、212、213が位置決めされ
る。
【0061】前記スペーサ31、32によって前記磁場
印加用ヨークの前記ベース部210と前記先端部21
1、212、213が位置決めされ、所望の磁場が作用
している状態において、フェライト粒子と高分子材料と
から成る複合樹脂マグネット材料を、前記金型10の各
キャビティ1に注入され、それぞれ成形され、図3
(B)に示されるような磁力パターンのマグネット片が
成形される。
【0062】上述のように成形された各マグネット片
を、複数組み合わせることによってマグネットローラを
製造するものである。
【0063】本第3実施形態のマグネットローラの製造
装置および製造方法は、磁力パターンの形状に応じた先
端形状を備えた前記磁場印加用ヨークの前記先端部21
1、212、213を所定位置に介挿して、所望の磁場
が作用している状態において、複合樹脂マグネット材料
を、前記金型10の各キャビティ1に注入され、それぞ
れ成形され、図3(B)に示されるようにな磁力パター
ンのマグネット片が成形されるので、簡単な操作により
所望の磁力パターンのマグネット片を複数成形すること
が出来るとともに、1ショットにより多数のマグネット
片を成形することが出来るため生産性を高めるという効
果を奏する。
【0064】すなわち本第3実施形態は、磁力パターン
の形状に応じた形状を備えた磁場印加用ヨークの前記先
端部211、212、213を所定位置に介挿して、成
形するものであるので、磁力パターンの形状に応じて必
要となる形状の前記磁場印加用ヨークの前記先端部を予
め用意しておき、かかる前記先端部の挿入という簡単な
操作により前記マグネット片の所望の磁力パターンが容
易に得られるようにするとともに、低コストかつフレキ
シブルなマグネットおよびマグネットローラの製造を可
能にするという効果を奏する。
【0065】(第4実施形態)本第4実施形態のマグネ
ットローラの製造装置および製造方法は、図4に示され
るようにキャビティ1が形成された金型11と磁場印加
用ヨーク21とが分離可能な別部材によって構成され、
前記磁場印加用ヨーク21が、磁力パターンの形状に応
じた先端形状を備えた磁場印加用ヨークとの交換が可能
に構成されている点が、前記第1実施形態との相違点で
あり、以下相違点を中心に説明する。
【0066】本第4実施形態のマグネットローラの製造
装置においては、並設された前記キャビティ1が形成さ
れている前記金型11の前記凹部111に、前記磁場印
加用ヨーク21として、要求される磁力パターンの形状
に応じて先端部に例えば、矩形突出部、高さの異なる両
端突出部、台形突出部、階段状の矩形突出部が一体的に
形成された磁場印加用ヨーク214、215、216、
217を介挿するものである。
【0067】前記介挿された前記磁場印加用ヨーク21
4、215、216、217と前記金型11の前記凹部
111との左右および上下の空間部40にスペーサ3
1、32が介挿され、前記磁場印加用ヨーク214、2
15、216、217が位置決めされる。
【0068】前記スペーサ31、32によって前記凹部
111内に位置決めされた前記磁場印加用ヨーク21
4、215、216、217に対して、図4に示される
ように前記金型11、12の各キャビティ1の位置およ
び角度が要求される磁力パターンの形状に応じて決定さ
れている。
【0069】前記スペーサ31、32によって前記磁場
印加用ヨーク214、215、216、217が位置決
めされ、所望の磁場が作用している状態において、フェ
ライト粒子と高分子材料とから成る複合樹脂マグネット
材料を、ヨーク22内に形成された各ゲート口221を
介して前記金型11、12の位置および角度が決定され
た各キャビティ1内に注入され、それぞれ成形され、磁
力パターンのマグネット片が成形される。
【0070】上述のように成形された各マグネット片
を、複数組み合わせることによってマグネットローラを
製造するものである。
【0071】本第4実施形態のマグネットローラの製造
装置および製造方法は、磁力パターンの形状に応じた先
端形状を備えた前記磁場印加用ヨーク214、215、
216、217を所定位置に介挿して、所望の磁場が作
用している状態において、複合樹脂マグネット材料を、
前記金型10の各キャビティ1に注入され、それぞれ成
形され、所望の磁力パターンのマグネット片が成形され
るので、簡単な操作により所望の磁力パターンのマグネ
ット片を複数成形することが出来るとともに、1ショッ
トにより多数のマグネット片を成形することが出来るた
め生産性を高めるという効果を奏する。
【0072】すなわち本第4実施形態は、磁力パターン
の形状に応じた先端形状を備えた磁場印加用ヨーク21
1、212、213を所定位置に介挿して、成形するも
のであるので、磁力パターンの形状に応じて必要となる
先端形状が一体的に形成された前記磁場印加用ヨークを
予め用意しておき、かかる先端形状の異なる前記磁場印
加用ヨークの交換・挿入という簡単な操作により所望の
磁力パターンが容易に得られるようにするとともに、低
コストかつフレキシブルなマグネットおよびマグネット
ローラの製造を可能にするという効果を奏する。
【0073】また本第4実施形態は、前記スペーサ3
1、32によって前記磁場印加用ヨーク214、21
5、216、217が前記凹部111内に位置決めさ
れ、所望の磁場が作用している状態において、フェライ
ト粒子と高分子材料とから成る複合樹脂マグネット材料
を、ヨーク22内に形成された各ゲート口221を介し
て前記金型11、12の位置および角度が決定された各
キャビティ1内に注入され、それぞれ成形され、磁力パ
ターンのマグネット片が成形されるので、所望の磁力パ
ターンのマグネット片によるマグネットローラの製造を
可能にするという効果を奏する。
【0074】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態装置を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態装置を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第3実施形態装置を示す断面図および
磁力パターンを示す線図である。
【図4】本発明の第4実施形態装置を示す断面図であ
る。
【図5】従来のロール状マグネットの製造方法を説明す
るための説明図である。
【図6】従来のマグネットロールの製造方法を説明する
ための説明図である。
【図7】従来のマグネットロールの製造方法を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1 キャビティ 10、11、12 金型 21、22 磁場印加用ヨーク 31、32 スペーサ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト粒子と高分子材料とから成る
    複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入する
    ことにより、対向している磁場印加用ヨークによってキ
    ャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用
    させて成形するマグネットの製造装置において、 前記キャビティが形成された前記金型と前記磁場印加用
    ヨークとが相対的位置関係が変更可能な別部材によって
    構成されていることを特徴とするマグネットローラの製
    造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記金型の外側に対向して配置される前記磁場印加用ヨ
    ークの少なくとも一方が、前記キャビティの幅方向に相
    対的に移動可能に構成され、磁力パターンの位置を制御
    し得るように構成されていることを特徴とするマグネッ
    トローラの製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記金型の外側に対向して配置される前記磁場印加用ヨ
    ークの少なくとも一方が、前記キャビティの高さ方向に
    相対的に移動可能に構成され、磁力パターンのピーク値
    を制御し得るように構成されていることを特徴とするマ
    グネットローラの製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、 前記少なくとも一方の磁場印加用ヨークの左右および上
    下に介挿されるスペーサによって、前記少なくとも一方
    の磁場印加用ヨークの前記キャビティの幅方向および高
    さ方向における位置が調整されるように構成されている
    ことを特徴とするマグネットローラの製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3において、 前記少なくとも一方の磁場印加用ヨークの左右および上
    下の位置を調整する位置調整機構によって、前記少なく
    とも一方の磁場印加用ヨークの前記キャビティの幅方向
    および高さ方向における位置が調整されるように構成さ
    れていることを特徴とするマグネットローラの製造装
    置。
  6. 【請求項6】 フェライト粒子と高分子材料とから成る
    複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入する
    ことにより、対向している磁場印加用ヨークによってキ
    ャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用
    させて成形するマグネットの製造装置において、 前記キャビティが形成された前記金型と前記磁場印加用
    ヨークとが分離可能な別部材によって構成され 前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方が、磁力パター
    ンの形状に応じた先端形状を備えた磁場印加用ヨークと
    の交換が可能に構成されていることを特徴とするマグネ
    ットローラの製造装置。
  7. 【請求項7】 フェライト粒子と高分子材料とから成る
    複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入する
    ことにより、対向している磁場印加用ヨークによってキ
    ャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用
    させて成形するマグネットの製造装置において、 前記キャビティが形成された前記金型と前記磁場印加用
    ヨークとが分離可能な別部材によって構成され 前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方の先端部に、磁
    力パターンの形状に応じた先端形状を実現する交換ブロ
    ックが、交換可能に装着されることを特徴とするマグネ
    ットローラの製造装置。
  8. 【請求項8】 フェライト粒子と高分子材料とから成る
    複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入する
    ことにより、対向している磁場印加用ヨークによってキ
    ャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用
    させて成形するマグネットの製造方法において、 前記磁場印加用ヨークの少なくとも一方が、前記金型に
    形成された前記キャビティに対する相対的位置関係を変
    更することにより、キャビティ内の前記複合樹脂マグネ
    ット材料に作用させる磁場を変えた状態において成形す
    ることを特徴とするマグネットローラの製造方法。
  9. 【請求項9】 フェライト粒子と高分子材料とから成る
    複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入する
    ことにより、対向している磁場印加用ヨークによってキ
    ャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用
    させて成形するマグネットの製造方法において、 磁力パターンの形状に応じた先端形状を備えた磁場印加
    用ヨークを交換して、キャビティ内の前記複合樹脂マグ
    ネット材料に磁場を作用させて成形することを特徴とす
    るマグネットローラの製造方法。
  10. 【請求項10】 フェライト粒子と高分子材料とから成
    る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入す
    ることにより、対向している磁場印加用ヨークによって
    キャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作
    用させて成形するマグネットの製造方法において、 前記磁場印加用ヨークの先端部に、磁力パターンの形状
    に応じた先端形状を実現する交換ブロックを交換可能に
    装着して、キャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料
    に磁場を作用させて成形することを特徴とするマグネッ
    トローラの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記金型に形成された前記キャビティに対する相対的位
    置関係を変更することにより、キャビティ内の前記複合
    樹脂マグネット材料に作用させる磁場を変えた状態にお
    いて成形されたマグネット片を、複数組み合わせること
    によってマグネットローラを製造することを特徴とする
    マグネットローラの製造方法。
  12. 【請求項12】 フェライト粒子と高分子材料とから成
    る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入す
    ることにより、対向している磁場印加用ヨークによって
    キャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作
    用させて成形するマグネットの製造装置用の磁場印加用
    ヨークにおいて、 前記キャビティが形成されている前記金型に対して分離
    可能であって、磁力パターンの形状に応じた先端形状を
    備えた磁場印加用ヨークに交換することにより、キャビ
    ティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作用させ
    ることを特徴とする磁場印加用ヨーク。
  13. 【請求項13】 フェライト粒子と高分子材料とから成
    る複合樹脂マグネット材料を金型のキャビティに注入す
    ることにより、対向している磁場印加用ヨークによって
    キャビティ内の前記複合樹脂マグネット材料に磁場を作
    用させて成形するマグネットの製造装置用の磁場印加用
    ヨークにおいて、前記磁場印加用ヨークの先端部に、磁
    力パターンの形状に応じた先端形状を実現する交換ブロ
    ックを交換可能に装着して、キャビティ内の前記複合樹
    脂マグネット材料に磁場を作用させることを特徴とする
    磁場印加用ヨーク。
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