JPH10189336A - マグネットローラの着磁方法と装置およびマグネットローラ及び該マグネットローラを用いた電子写真形成方法と装置 - Google Patents

マグネットローラの着磁方法と装置およびマグネットローラ及び該マグネットローラを用いた電子写真形成方法と装置

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JPH10189336A
JPH10189336A JP34853396A JP34853396A JPH10189336A JP H10189336 A JPH10189336 A JP H10189336A JP 34853396 A JP34853396 A JP 34853396A JP 34853396 A JP34853396 A JP 34853396A JP H10189336 A JPH10189336 A JP H10189336A
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magnet roller
plastic magnet
integrated plastic
magnetizing
magnetized
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JP34853396A
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Atsushi Takaura
淳 高浦
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁極間の発生磁力波形の制御性に優れた一体
型プラスチックマグネットローラおよび着磁方法及び着
磁装置を提供する。 【解決手段】 一体型プラスチックマグネットローラ1
の外周部に、該一体型プラスチックマグネットローラ1
の径方向に放射状に複数の着磁ヨーク2を設ける。該着
磁ヨーク2の前記一体型プラスチックマグネットローラ
1に対向する側に該一体型プラスチックマグネットロー
ラ1の径中心方向に連続的に幅が減少する形状の透磁性
先端部3を当接配置し、該透磁性先端部3の側面から漏
洩する漏洩磁界を用いて一体型プラスチックマグネット
ローラ1に磁極間の発生磁力波形を制御して配向着磁す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像用一体型プラ
スチックマグネットローラの着磁方法と装置、および、
一体型プラスチックマグネットローラ、および、該一体
型プラスチックマグネットローラを用いた電子写真形成
方法と装置に関し、より詳細には、複写機に代表される
電子写真形成装置、および、前記電子写真形成装置に搭
載されている現像装置、および、その構成要素である一
体型プラスチックマグネットローラと、その作製装置、
および、作製方法、および、該一体型プラスチックマグ
ネットローラを用いた電子写真形成方法、および、電子
写真形成装置に関し、電子写真形成装置として、複写機
の他、ファクシミリ、レーザープリンタ等に好適に利用
される。
【0002】
【従来の技術】複写機に代表される電子画像形成装置に
は、通常、感光体上に形成された潜像に現像剤を静電付
着して現像する現像装置が搭載されている。該現像装置
の代表的な機構構成としては、固定磁石体(以下、マグ
ネットローラと称する)に外装したスリーブの外周に現
像剤を担持し、該現像剤を上記スリーブの回転に基づい
て規制部材で調整しながら感光体対向部に搬送する機構
構成がある。上記のマグネットローラのタイプとして、
ローラの軸方向に形成した溝部に等方性のフェライト系
永久磁石片や複合磁石片を契合固着したブロック型があ
る。このブロック型のマグネットローラにおいて、該マ
グネットローラの発生する磁力波形の制御因子は、各極
に配置した磁石片の極性、形状、磁力および、各極の配
置等である。
【0003】また、ブロック型マグネットローラとは別
に、フェライト系一体型プラスチックマグネットローラ
と呼ばれるタイプのマグネットローラがある。以下、こ
れをプラスチックマグネットローラと称する。プラスチ
ックマグネットローラは、磁性材料のフェライト粉とプ
ラスチック粉を加熱混合し溶融状態を作り、溶着後のプ
ラスチック磁性材料をマグネット用の金型に流し込んで
成形するもので、その際、成形されたプラスチック磁石
材料を永久磁石で磁気配向と同時に着磁させて作製し、
磁気異方性を有するようにしたものである。永久磁石の
代用として鉄芯部材に電極コイルを巻き付けた着磁ヨー
クを用い、前記電磁コイルに高圧電流を印加して着磁を
行なわせることが一般に行なわれている。これらの着磁
ヨークは、該プラスチックマグネットローラの径方向に
放射状に配置され、また、着磁ヨークの先端部は、プラ
スチックマグネットローラの外周面上に接触して配置さ
れている例が多い。
【0004】従来のプラスチックマグネットローラの製
法においては、プラスチックマグネットローラが発生す
る磁力波形を所望の波形とするために、着磁幅(着磁ヨ
ーク先端がプラスチックマグネットローラ表面と接触す
る幅)、磁極間配置(着磁ヨーク間の拡角)、着磁ヨー
クの発生する着磁力を制御、最適化している。この方法
によってプラスチックマグネットローラの磁極のピーク
値や磁極間角度の制御を行なうことができる。また、着
磁幅を変えることによって磁力波形分布をある程度迄制
御することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、プラスチック
マグネットローラの各磁極の磁力ピーク値が所定値にな
るようにして、かつ、プラスチックマグネットローラの
磁極間の磁力波形分布を制御するために、着磁幅を調整
する調整手段があるが、この方法による磁極間の磁力波
形の制御には限界がある。
【0006】例えば、磁極における磁力ピーク値と磁極
間の角度を所定値に保ちながら、磁力波形の半値幅を広
げるために着磁幅を広げる所作を行なうと、磁極のピー
ク近傍の磁力波形は次第にフラットになるため、この領
域での搬送特性が劣化する。これは、この領域での磁束
密度Bの位置微分量が減少し、これに比例して磁気的搬
送力が低下するためと考えられる。そこで、優れた搬送
特性を得るためには、磁極間の磁力波形をより精度良く
制御できる着磁方法ないしそれを実現する装置が望まれ
る。
【0007】本発明は、上述した実情に鑑みなされたも
ので、従来に比ベてマグネットローラの磁極間の発生磁
力波形の制御性に優れた一体型プラスチックマグネット
ローラの着磁方法と、それを実現する装置構成、そして
これらによって得られるマグネットローラについて提案
することを主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一体
型プラスチックマグネットローラの外周部に、該一体型
プラスチックマグネットローラの径方向に放射状に配置
した複数個の着磁ヨークを用い、該一体型プラスチック
マグネットローラに配向し着磁する着磁方法において、
前記着磁ヨークの前記一体型プラスチックマグネットロ
ーラに対向する側の先端部に、該一体型プラスチックマ
グネットローラの径の中心方向に向かって連続的に幅が
減少する形状の透磁性先端部を当接配置し、該透磁性先
端部を前記一体型プラスチックマグネットローラの表面
に接触乃至近接させるとともに、前記透磁性先端部の側
面からの漏洩磁界を用いて、前記一体型プラスチックマ
グネットローラの磁極間の配向着磁を行なうことを特徴
とし、もって、従来に比ベて磁極間の磁力波形の制御性
に優れた一体型プラスチックマグネットローラの着磁方
法を提供するものである。
【0009】請求項2の発明は、一体型プラスチックマ
グネットローラの外周部に、該一体型プラスチックマグ
ネットローラの径方向に放射状に配置した複数個の着磁
ヨークを有する着磁装置において、前記着磁ヨークの前
記一体型プラスチックマグネットローラに対向する側の
先端部に、該一体型プラスチックマグネットローラの径
の中心方向に向かって連続的に幅が減少する形状を有す
る透磁性先端部を当接配置したことを特徴とし、もっ
て、従来に比ベて磁極間の磁力波形の制御性に優れた一
体型プラスチックマグネットローラの着磁装置を提供す
るものである。
【0010】請求項3の発明は、一体型プラスチックマ
グネットローラの外周部に、該一体型プラスチックマグ
ネットローラの径方向に放射状に配置した複数個の着磁
ヨークを有する着磁装置により配向着磁された一体型プ
ラスチックマグネットローラにおいて、前記着磁ヨーク
の先端部に前記一体型プラスチックマグネットローラの
径の中心方向に幅が連続的に減少する形状を有する透磁
性先端部を当接配置した配向着磁装置によって配向着磁
されたことを特徴とし、もって、従来に比ベて磁極間の
磁力波形の制御性に優れた一体型プラスチックマグネッ
トローラを提供するものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1に記載の一体
型プラスチックマグネットローラの着磁方法において、
幅が、前記一体型プラスチックマグネットローラの径の
中心方向に線形的に減少している透磁性先端部を、先端
に当接配置した前記着磁ヨークを用いて配向着磁するこ
とを特徴とし、もって、着磁ヨークの先端部材の加工を
容易にして、着磁工程のコストを軽減するに適した一体
型プラスチックマグネットローラの着磁方法を提供する
ものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項2に記載の一体
型プラスチックマグネットローラの着磁装置において、
前記透磁性先端部の幅が、前記一体型プラスチックマグ
ネットローラの径の中心方向に線形的に減少しているこ
とを特徴とし、もって、着磁ヨークの先端部材の加工を
容易にして、着磁工程のコストを軽減するに適した一体
型プラスチックマグネットローラの着磁装置を提供する
ものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項3に記載の一体
型プラスチックマグネットローラにおいて、幅が、前記
一体型プラスチックマグネットローラの径の中心方向に
線形的に減少している透磁性先端部を、先端に当接配置
した前記着磁ヨークを用いて配向着磁したことを特徴と
し、もって、着磁ヨークの先端部材の加工を容易にし
て、着磁工程のコストを軽減するに適した一体型プラス
チックマグネットローラを提供するものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1に記載の一体
型プラスチックマグネットローラの着磁方法において、
幅が、前記一体型プラスチックマグネットローラの径の
中心方向に非線形的に減少している透磁性先端部を、先
端に当接配置した前記着磁ヨークを用いて配向着磁する
ことを特徴とし、もって、着磁されるマグネットローラ
の磁極間の磁力波形をより高精度に制御するに適した、
一体型プラスチックマグネットローラの着磁方法を提供
するものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項2に記載の一体
型プラスチックマグネットローラの着磁装置において、
前記透磁性先端部の幅が、前記一体型プラスチックマグ
ネットローラの径の中心方向に非線形的に減少している
ことを特徴とし、もって、着磁されるマグネットローラ
の磁極間の磁力波形をより高精度に制御するに適した、
一体型プラスチックマグネットローラの着磁装置を提供
するものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項3に記載の一体
型プラスチックマグネットローラにおいて、幅が、前記
一体型プラスチックマグネットローラの径の中心方向に
非線形的に減少している透磁性先端部を先端に当接配置
した前記着磁ヨークを用いて配向着磁したことを特徴と
し、もって、着磁されるマグネットローラの磁極間の磁
力波形をより高精度に制御するに適した、一体型プラス
チックマグネットローラを提供するものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項1に記載の一
体型プラスチックマグネットローラの着磁方法におい
て、幅が、前記着磁ヨークの軸に対し非対称に減少して
いる透磁性先端部を、先端に当接配置した前記着磁ヨー
クを用いて配向着磁することを特徴とし、もって、隣接
しあう極間磁力波形相互の独立制御の自由度においてよ
り優れた一体型プラスチックマグネットローラの着磁方
法を提供するものである。
【0018】請求項11の発明は、請求項2に記載の一
体型プラスチックマグネットローラの着磁装置におい
て、前記透磁性先端部の幅が、前記着磁ヨークの軸に対
し非対称に減少していることを特徴とし、もって、隣接
しあう極間磁力波形相互の独立制御の自由度において、
より優れた一体型プラスチックマグネットローラの着磁
装置を提供するものである。
【0019】請求項12の発明は、請求項3に記載の一
体型プラスチックマグネットローラにおいて、幅が、前
記着磁ヨークの軸に対し非対称に減少している透磁性先
端部を先端に当接配置した前記着磁ヨークを用いて配向
着磁したことを特徴とし、もって、隣接しあう極間磁力
波形相互の独立制御の自由度において、より優れた一体
型プラスチックマグネットローラを提供するものであ
る。
【0020】請求項13の発明は、請求項1,4,7又
は10の何れかに記載の一体型プラスチックマグネット
ローラの着磁方法において、前記着磁ヨークに対し着脱
可能な透磁性先端部を有する配向着磁装置を用いて配向
着磁することを特徴とし、もって、一体型プラスチック
マグネットローラの発生磁力波形仕様の細かな変更に容
易に対応可能な着磁方法を提供するものである。
【0021】請求項14の発明は、請求項2,5,8,
又は11の何れかに記載の一体型プラスチックマグネッ
トローラの着磁装置において、前記配向着磁装置におい
て、前記透磁性先端部が前記配向着磁ヨークに対して着
脱可能であることを特徴とし、もって、一体型プラスチ
ックマグネットローラの発生磁力波形仕様の細かな変更
に容易に対応可能な着磁装置を提供するものである。
【0022】請求項15の発明は、請求項3,6,9又
は12の何れかに記載の一体型プラスチックマグネット
ローラにおいて、前記透磁性先端部が前記配向着磁ヨー
クに対して着脱可能な配向着磁装置を用いて着磁配向さ
れたことを特徴とし、もって、一体型プラスチックマグ
ネットローラの発生磁力波形仕様の細かな変更に容易に
対応可能な一体型プラスチックマグネットローラを提供
するものである。
【0023】請求項16の発明は、搬送用マグネットロ
ーラに外装した搬送スリーブの外周に現像剤を担持し、
該現像剤を前記搬送スリーブの回転に基づいて規制部材
(ドクターブレード)で調整しながら感光体対向部に搬
送する現像方式において使用される前記搬送用マグネッ
トローラが、請求項3,6,9,12乃至15の何れか
に記載の一体型プラスチックマグネットローラであるこ
とを特徴とし、もって、従来に比ベて磁力波形が良好に
制御できる着磁方法、装置によって製作されたマグネッ
トローラを搭載し、従来よりも現像剤の搬送特性や現像
特性に優れた現像方式を提供するものである。
【0024】請求項17の発明は、少なくとも、搬送用
マグネットローラと、該搬送用マグネットローラに外接
して成る回動可能な搬送スリーブと、現像剤搬送室と、
ドクターブレードと、前記現像剤搬送室への現像剤の供
給可能なホッパーを構成要素に含む2成分系電子写真現
像装置において、前記搬送用マグネットローラが請求項
3,6,9,12乃至15の何れかに記載の一体型プラ
スチックマグネットローラであることを特徴とし、もっ
て、従来に比ベて磁力波形が良好に制御できる着磁方
法、装置によって製作されたマグネットローラを搭載
し、従来よりも現像剤の搬送特性や現像特性に優れた2
成分系の電子写真現像装置を提供するものである。
【0025】請求項18の発明は、少なくとも、原画像
読取り光学系を介して感光体ローラに潜像を形成するプ
ロセスと、該潜像を現像装置から現像剤を供給して感光
体ローラ上で現像する現像プロセスと、現像された前記
潜像を電子写真形成媒体(紙など)上に転写する転写プ
ロセスと、転写された像を定着装置の加熱圧着手段によ
り定着させる定着プロセスと、電子写真形成媒体を装置
内で搬送する搬送プロセスを用いる電子写真形成方法に
おいて、前記の現像プロセスにおける現像方式が、請求
項16記載の現像方式であることを特徴とし、もって、
従来に比べて磁力波形が良好に制御できる着磁方法、装
置によって製作されたマグネットローラの搭載された現
像装置を搭載し、従来よりも剤の搬送特性や現像特性に
優れた電子画像を形成できる電子写真形成方法を提供す
るものである。
【0026】請求項19の発明は、少なくとも、電子写
真を形成する媒体(紙等)の搬送系と、原画像の潜像を
感光体上に形成する読取り光学系と、前記原画像の潜像
形成に使用する感光体と、該感光体上に現像剤を供給す
る現像装置と、感光体上に形成された潜像を該電子写真
形成媒体に転写させる転写装置と、転写された該電子写
真形成媒体上の転写画像を定着させる定着装置を装備し
た電子写真形成装置において、前記現像装置が請求項1
7記載の現像装置であることを特徴とし、もって、従来
に比べて磁力波形が良好に制御できる着磁方法、装置に
よって製作されたマグネットローラの搭載された現像装
置を搭載し、従来よりも剤の搬送特性や現像特性に優れ
た電子画像を形成できる電子写真形成装置を提供するも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1,2,3の発明
の実施形態を説明するための一体型プラスチックマグネ
ットローラと着磁ヨークの構成を示す平面図で、図中、
1は一体型プラスチックマグネットローラ、2(2a,
2b,2c,2d)は着磁ヨーク、3(3a,3b,3
c,3d)は透磁性先端部、4(4a,4b,4c,4
d)はコイル電極である。
【0028】一体型プラスチックマグネットローラ1
は、前述のごとく、磁性材のフェライト粉とプラスチッ
ク粉を加熱混合し溶融状態を作り、溶融後のプラスチッ
ク磁性材料をマグネット用の金型に流し込んで成形した
もので、該一体型プラスチックマグネットローラ1ヘの
着磁配向を行なうため、該一体型プラスチックマグネッ
トローラ1の外周部に、複数個の着磁ヨーク2(2a,
2b,2c,2d)を、前記一体型プラスチックマグネ
ットローラ1の径方向に放射状に配置する通常の構成に
おいて、着磁ヨーク2(2a,2b,2c,2d)の前
記一体型プラスチックマグネットローラ1の対向する側
の一体型プラスチックマグネットローラ1の先端部に、
透磁性先端部3(3a,3b,3c,3d)を当接配置
させ、請求項1,2,3の発明の実施形態においては透
磁性先端部3(3a,3b,3c,3d)の形状が、前
記一体型プラスチックマグネットローラ1の径の中心方
向に向かって連続的に幅が狭まっており、前記透磁性先
端部3(3a,3b,3c,3d)を、該一体型プラス
チックマグネットローラ1の表面に接触させ、着磁ヨー
ク2(2a,2b,2c,2d)に着磁力を発生させ
る。
【0029】着磁力の発生は、着磁ヨーク2(2a,2
b,2c,2d)にコイル電極4(4a,4b,4c,
4d)を巻き付け、該コイル電極4(4a,4b,4
c,4d)へ高圧電流を印加させる方法によって達成さ
れる。あるいは、着磁ヨーク2(2a,2b,2c,2
d)の部材に永久磁石片を用いてもよく、その場合には
着磁ヨーク2(2a,2b,2c,2d)の部材から発
生する磁束流が透磁性先端部3(3a,3b,3c,3
d)を介して、該一体型プラスチックマグネットローラ
1に伝達し、ローラ内部の磁性体が配向着磁される。
【0030】図1に示すように、本発明では透磁性先端
部3(3a,3b,3c,3d)の側面形状を一体型プ
ラスチックマグネットローラ1の径中心方向に幅が狭ま
るように構成しており、これにより該側面から意図的に
磁束流を多く漏洩させることができる。漏洩した磁束流
は、一体型プラスチックマグネットローラ1における該
透磁性先端部3(3a,3b,3c,3d)と一体型プ
ラスチックマグネットローラ1の接触領域の周辺部すな
わち一体型プラスチックマグネットローラ1の磁極の周
辺部に至り、更に該一体型プラスチックマグネットロー
ラ1の内部に侵向して該一体型プラスチックマグネット
ローラ1内部の磁性粒体を配向着磁させている。
【0031】前述の漏洩磁束流の強度とベクトルは、一
体型プラスチックマグネットローラ1の磁極間における
配向着磁状態を決定する上で重要な働きを成している。
前述した透磁性先端部3(3a,3b,3c,3d)の
側面の傾きを変えることによって、該側面から意図的に
漏洩させる磁束流の経路を制御することができる。すな
わち、該側面の傾きを変えることで、一体型プラスチッ
クマグネットローラ1が発生する磁極間の磁力波形を制
御することができるようになる。また、前記透磁性先端
部3(3a,3b,3c,3d)の透磁率も、前述した
漏洩磁束流の制御に対して有効である。さらに、前記側
面の、該一体型プラスチックマグネットローラ1の径方
向長Lを長くすれば、漏洩磁束流は多くなり、この長さ
Lも前述した漏洩磁束流の制御に対して有効な因子とな
っている。
【0032】本発明では、透磁性先端部3(3a,3
b,3c,3d)の側面形状を一体型プラスチックマグ
ネットローラ1の径中心方向に幅が狭まるように構成し
ているが、比較のため、本出願人は、透磁性先端部3
(3a,3b,3c,3d)の側面形状を一体型プラス
チックマグネットローラ1の径中心方向に幅が一定であ
るようにするか、あるいは径の中心方向に幅が拡がるよ
うに構成した場合における磁極間の磁力波形を実験によ
り求めた。その結果を以下に説明する。
【0033】図2は、透磁性先端部の側面形状を一体型
プラスチックマグネットローラ1の径中心方向に幅が一
定であるように構成した場合の図1に示す本発明との比
較例を説明するための図で、図中3′(3a′,3
b′,3c′,3d′)は透磁性先端部であり、図1の
場合と同様の作用をする部分には、図1と同じ参照番号
を付してある。
【0034】図2に示すように、透磁性先端部3a′,
3b′,3c′,3d′は各々着磁ヨーク2a,2b,
2c,2dの先端部に当接配置され、側面形状が一体型
プラスチックマグネットローラ1の径方向に幅が一定で
ある。この場合は、透磁性先端部3の各々の側面からの
磁束流の漏洩がほとんどなく、漏洩した磁束流によるロ
ーラの磁極周辺部への配向着磁効果は少ないことが判明
した。
【0035】図3は、透磁性先端部の側面形状を一体型
プラスチックマグネットローラの径の中心方向に幅が広
がるように構成した場合の図1に示す本発明との比較例
を説明するための図で、図中、3″(3a″,3b″,
3c″,3d″)は透磁性先端部であり、図1の場合と
同様の作用をする部分には、図1と同じ参照番号を付し
てある。
【0036】図3に示すように、着磁ヨーク2a,2
b,2c,2dの先端に当接配置された透磁性先端部3
a″,3b″,3c″,3d″は、側面形状が一体型プ
ラスチックマグネットローラ1の径の中心方向に広がる
形状をもっている。この場合は、透磁性先端部3″の側
面からの漏洩磁束流が良好に一体型プラスチックマグネ
ットローラ1の表面および内部に到達しないため、一体
型プラスチックマグネットローラ1の磁極間の磁力波形
制御に対してよい効果は得られなかった。
【0037】図4は、請求項1,2,3の発明の他の実
施形態例を説明するための図であり、図1の場合と同様
の作用をする部分には、図1と同じ参照番号を付してあ
る。
【0038】図4において、透磁性先端部3は着磁ヨー
ク2aにのみ当接され、他のヨーク2b,2c,2dに
は設置されていない。このように、側面形状が一体型プ
ラスチックマグネットローラ1の径中心方向に向って幅
が連続的に狭い前記透磁性先端部3を複数存在する着磁
ヨーク2の一部にのみ設置してもよい。図4の場合、特
に着磁ヨーク2aによって形成される一体型プラスチッ
クマグネットローラ1の磁極近傍の発生磁力波形に対し
て波形制御を行なわせることができる。なお、図1,4
では着磁ヨーク2が4本であり、各着磁ヨーク2間の設
定角度が90度に表現されているが、必要に応じて前記
着磁ヨーク2の本数を増減させてもよく、また、各着磁
ヨーク2間の設定角度は90度に限定されるものではな
い。
【0039】上述のように、一体型プラスチックマグネ
ットローラ1の外周部に、該一体型プラスチックマグネ
ットローラ1の径方向に放射状に配置した複数個の着磁
ヨーク2の少なくとも一つの着磁ヨーク2の先端に当接
配置した透磁性先端部3を、一体型プラスチックマグネ
ットローラ1の径の中心方向に向って連続的に幅が減少
する形状とした配向着磁方法および着磁装置を用い、且
つ、透磁性先端部3の材質、形状を選択することによ
り、該透磁性先端部3の側面から発生する漏洩磁束流の
強度とベクトルを制御することが可能となるので、現像
剤の搬送特性の優れた一体型プラスチックマグネットロ
ーラ1が得られる。なお、以下に、透磁性先端部3の具
体的な形状をもった配向着磁方法および着磁装置と該着
磁装置により得られた一体型プラスチックマグネットロ
ーラについて述べる。
【0040】図5は、請求項4,5,6の発明の実施形
態を説明するための着磁ヨーク近傍の斜視図で、図中、
3A,3Bは透磁性先端部3の側面図であり、図1の場
合と同様の作用をする部分には、図1と同じ参照番号を
付してある。
【0041】図5に示す着磁ヨーク2は、図1に示す複
数の着磁ヨーク2a,2b,2c,2dの何れかを代表
して図示したもので、着磁ヨーク2の先端に当接された
透磁性先端部3は、該透磁性先端部3の傾狭する側面部
3A,3Bを平面形状で構成し、該透磁性先端部3の透
磁率と、側面の一体型プラスチックマグネットローラ1
径方向長さLおよび傾角θを選択することによって、該
側面部3A,3Bから意図的に発生させる漏洩磁束流の
強度と向きを制御し、一体型プラスチックマグネットロ
ーラ1を配向着磁する。
【0042】このように、透磁性先端部3の傾狭する側
面部3A,3Bの形状を平面にしたので、加工が容易
で、低いコストで作製でき、この着磁方法および着磁装
置により配向着磁された一体型プラスチックマグネット
ローラ1を搭載する現像装置や電子写真形成装置を安価
に提供することができる。
【0043】図6は、請求項7,8,9の発明の実施形
態例を説明するための着磁ヨーク近傍の斜視図で、図
中、3C,3Dは透磁性先端部3の側面部であり、図1
の場合と同様の作用をする部分には、図1と同じ参照番
号を付してある。
【0044】図6に示す透磁性先端部3は、傾狭する側
面部3C,3Dを一体型プラスチックマグネットローラ
1の径の中心方向に非線形的に減少した幅を有する形状
としたものである。このように、透磁性先端部3の傾狭
する側面部3C,3Dの形状を曲面で構成させることに
より、該側面部3C,3Dから漏洩させる磁束流のベク
トルを側面部3A,3Bが平面な前記請求項4〜6より
も高い精度で制御させるものである。既に説明したよう
に、本出願人は、該透磁性先端部3の側面から漏洩させ
る磁束流の制御因子として、該透磁性先端部3の透磁
率、側面の長さLおよび側面の傾きθについて着目し、
これらの中で側面の傾きθによる効果についてさらに考
察した結果、側面形状を非線形形状とすることによっ
て、前記した漏洩磁束流の制御をより高精度に行なえる
ことを判明した。
【0045】図6において、透磁性先端部3の側面部3
C,3Dの面形状は曲面で形成されており、該透磁性先
端部3の内部を通る磁束流の該側面部3C,3Dにおけ
る入射角が空気層側への出射角を決定する要因となって
いるため、該側面部3C,3Dの任意位置の傾きを連続
的に変化させることにより、各々の位置における該透磁
性先端部3の内部磁束流の入射角を適宜調整し、空気層
側への出射角を連続的に変化させることができる。
【0046】図7(A),7(B),7(C),7
(D)は、図3に示す透磁性先端部の他の形状例を説明
するための断面図で、図1の場合と同様の作用をする部
分には、図1と同じ参照番号を付してある。
【0047】図7(A)の側面部を3E,3F、および
図7(B)の側面図3G,3Hは、透磁性先端部3の側
面形状が外側に対して凸なる曲面形状(但し、3G=3
H>3E=3F)を成しており、図6の構成における場
合と比較して磁極近傍の磁力波形に対する制御効果が高
い。また、図7(B)の構成は、図7(A)に比べて磁
力波形の制御効果が磁極の遠方に及ぶ。
【0048】また、図7(C)の構成は、透磁性先端部
3の先端面を一体型プラスチックマグネットローラ1の
面と略一致する円筒面とし、側面部3I,3Jを同一形
状で先端で傾狭する3次曲面としたもので、磁力波形の
制御効果が働く領域を図6の構成と、図7(A)乃至図
7(B)の構成の中間領域に狙ったものである。図7
(D)の構成は、図7(C)とは逆に一体型プラスチッ
クマグネットローラ1の面と曲面で接するようにし、同
一形状の3次曲面の面部3K,3Lを有し、磁力波形の
制御効果が働く領域を磁極の極近傍と遠方の領域に狙っ
たものである。
【0049】なお、図7(A),(B),(C),
(D)に示したいずれの実施構成例においても、透磁性
先端部3の側面長L(図5に示す)を長くすることによ
り、磁力波形の制御効果が働く領域(磁極からの距離)
を広げることができる。なお、図5〜図7では、説明の
ため、1個の着磁ヨーク2について示しており、実際に
は、複数個の着磁ヨーク2が一体型プラスチックマグネ
ットローラ1の法線方向に構成される。この場合におい
て、磁力波形を所望の形状に制御するために、各々の着
磁ヨーク2に対して、実施例で示した各種形状の透磁性
先端部3を組み合わせて着磁装置を構成させることがで
きることはいうまでもない。
【0050】図8は、請求項10,11,12の発明の
実施形態を説明するための透磁性先端部の形状を示す断
面図であり、図5の場合と同様の作用をする部分には、
図5と同じ参照番号を付してある。
【0051】請求項1〜3に記載した図1に示す透磁性
先端部3の幅Wが着磁ヨーク2の軸OYに対して対称で
あるが、図8に示す透磁性先端部3の側面部3A,3B
は、軸OYに対し、異なる角度θA,θBで傾斜し、非
対称に幅が減少する形状を与えて一体型プラスチックマ
グネットローラ1に着磁配向を行なわせるようにしたも
のである。周知の通り、現像装置に使用されるマグネッ
トローラは、一般的に複数の磁極を有し、各々の磁極お
よび磁極間の発生磁力が担う役割は異なっている。この
ため、各磁極のピーク値や磁極の配置あるいは各磁極間
の磁力波形がそれぞれ最適になるように着磁配向を行な
う工夫が求められる。
【0052】請求項10と11の発明は、特に、一体型
プラスチックマグネットローラ1における各々の磁極間
の磁力波形を精度よく制御するための着磁方法と着磁装
置を提供するものである。既に説明した通り、透磁性先
端部3の側面3A,3Bの傾角θA,θBの調整手段
は、磁極間の磁力波形制御に対して有効である。
【0053】該透磁性先端部3の側面は、図8に示すよ
うに、側面3Aと3Bの2つが存在し、これらの傾き
は、主にその面側の磁力波形制御に対して有効であるか
ら、2つ存在する該側面のうちの一方の側面3Aの傾角
θAの調整によって側面3A側の磁力波形を制御すると
ともに、他方の側面3Bの傾角θBの調整によって側面
3B側の磁力波形を別個に制御することができる。つま
り、前述した2つの側面3A,3Bの各々の面側の磁力
波形が所望の波形を成すように、それぞれの傾角θAと
θBを独立に決定することができる。
【0054】図9乃至図15は、図8に示す透磁性先端
部の他の側面形状例を説明するための断面図であり、透
磁性先端部3の2つの側面形状は、各々、図9において
は、平面3Bと外側に凸の2次曲面3H、図10におい
ては、平面3Bと外側に凹の2次曲面3M、図11にお
いては、外側に凸の2次曲面3Gと外側に凹の2次曲面
3M、図12においては、平面3Bと3次曲面3J、図
13においては、外側に凸の曲面3Gと3次曲面3J、
図14においては、外側に凹の曲面3Nと3次曲面3
J、図15においては、各々異なる形状の3次曲面3P
および3J、があげられる。以上、図9〜図15におい
ては、透磁性先端部3の2つの側面の形状として可能な
組み合わせを示したが、図示した例の他にも3次以上の
高次曲線関数型の側面形状を使用して、より精密に磁力
波形を制御することが可能である。
【0055】図16は、請求項13,14,15の実施
形態例を説明するための着磁ヨークと透磁性先端部の契
合構造を示す斜視図で、図中、5は固定治具であり、図
1の場合と同様の作用をする部分には、図1と同じ参照
番号を付してある。
【0056】図16において、着磁ヨーク2の先端に
は、該着磁ヨーク2と別体に形成された透磁性先端部3
を着脱可能に契合するための凹穴部2uを穿孔してあ
る。すなわち、請求項13の発明は、請求項1,4,7
乃至10記載の配向着磁方法に改良を加えたものであ
り、着磁ヨーク2に装着する透磁性先端部3は着磁ヨー
ク2に対して着脱可能であることを特徴とするものであ
る。図16に示すように、着磁工程においては、透磁性
先端部3を着磁ヨーク2先端に設けた凹穴部2uに契
合,固定させる。この際、安定に固定されるよう固定治
具5によって固定してもよい。
【0057】また、着磁配向の仕様を変更する際には、
透磁性先端部3を着磁ヨーク2から脱離させたのち、こ
れと異なる形状の別なる先端部材3′(図示せず)を装
着固定して、着磁を行なうものである。透磁性先端部3
の形状を変更することにより、異なる磁力波形が得られ
ることは既に説明した通りである。請求項14の発明に
おいては、上記したように透磁性先端部3が着磁ヨーク
2に対して着脱可能なる構成をもつ着磁配向装置であ
り、請求項15の発明は、請求項13記載の着磁方法乃
至請求項14記載の着磁装置によって着磁されたことを
特徴とする一体型プラスチックマグネットローラであ
る。
【0058】図17は、図16に示す着磁ヨークと透磁
性先端部の契合構造の他の実施形態を説明するための図
である。
【0059】図17に示す着磁ヨーク2の先端近傍側面
に該着磁ヨーク2の端面に平行な溝2vを設けてある。
一方、着磁ヨーク2と契合する透磁性先端部3には、前
記溝2vと平行に移動して該溝2vに契合する凸部3v
を設けてあり、該凸部3vと溝2vとを契合して着磁ヨ
ーク2に透磁性先端部3を契合固定する。
【0060】図18は、請求項16,17の発明の実施
形態を説明するための電子写真現像装置の側断面図であ
り、図中、1aは搬送用マグネットローラ、6は搬送ス
リーブ、7は規制部材(ドクターブレード)、8は感光
体ローラ、9は現像剤搬送室、10はホッパーである。
【0061】図18に示す電子写真現像装置は、感光体
8と軸平行に、搬送用マグネット1aに外装した搬送ス
リーブ6を近接して回転自在に設け、該搬送スリーブ6
の感光体8と反対側に現像剤を貯蔵するホッパー10
と、現像剤搬送室9を有する規制部材7(ドクターブレ
ード)とからなっている。以上の構成の電子写真現像方
式は、搬送用マグネットローラ1aに外装した搬送スリ
ーブ6の外周に現像剤を担持し、該現像剤を前記搬送ス
リーブ6の回転に基づいて規制部材7で調整しながら感
光体8対向部に搬送し、感光体8に形成された潜像に現
像剤を静電付着させるようにするものである。
【0062】請求項16の発明は、上述の電子写真現像
方式において、前記搬送用マグネットローラ1aとし
て、請求項3,6,9,12乃至15記載の一体型プラ
スチックマグネットローラ1を用いることを特徴とする
電子写真現像方式である。
【0063】また、請求項17の発明は、少なくとも搬
送用マグネットローラ1a、これに外装して成る回動可
能な搬送スリーブ6、現像剤搬送室9、ドクターブレー
ド7、前記現像剤搬送室9への現像剤の供給可能なホッ
パー10を構成要素に含む2成分系電子現像装置におい
て、前記搬送用マグネットローラ1aが請求項3,6,
9,12乃至15記載の一体型プラスチックマグネット
ローラ1であることを特徴とする2成分系電子写真現像
装置である。
【0064】上述のように、搬送用マグネットローラ1
aとして、請求項3,6,9,12乃至15記載の一体
型プラスチックマグネットローラ1を用いることによっ
て、従来よりもマグネットローラの発生する磁力波形が
現像剤の搬送・現像に好適なる波形に制御され、よっ
て、従来のマグネットローラを使用した場合に比較し
て、更に良好なる現像剤の搬送・現像特性をもつ現像方
式乃至現像装置を実現できることになることが明らかで
ある。
【0065】図19は、請求項18,19の発明の実施
形態を説明するための電子写真形成装置であり、図中、
11は原画像の読取り光学系、12は現像装置、13は
中間転写体、14は定着装置、15は給紙装置、16は
原稿台、17は原稿である。
【0066】図19に示した電子写真形成装置、電子写
真形成方法は、原画像読取り光学系11を介して感光体
ローラ8上に潜像を形成し、該潜像を現像装置12から
現像剤を供給して感光体ローラ8上で現像し、現像され
た潜像を中間転写体13を介して電子写真形成媒体(紙
など)上に転写し、転写された像を定着装置14によっ
て加熱圧着手段により定着させるといったプロセスによ
るものである。
【0067】請求項18の発明は、上記電子写真形成方
法において、前記の現像装置12として、請求項16記
載の現像装置が搭載されたことを特徴とするものであ
る。
【0068】請求項19の発明は、給紙装置15から搬
送される電子写真を形成する媒体(紙等)の搬送系、原
稿台16上に載置された原稿17の原画像を読み取る読
取り光学系11、原画像の潜像形成に使用する感光体ロ
ーラ8、該感光体ローラ8上に現像剤を供給する現像装
置12、感光体ローラ8上に形成された潜像を該電子写
真形成媒体に転写させる転写装置13および転写された
該電子写真形成上の転写画像を定着させる定着装置14
等を装着した電子写真形成装置において、請求項16記
載の現像装置が搭載されたことを特徴とする電子写真形
成装置である。
【0069】
【発明の効果】請求項1,2,3に対応する効果:一体
型プラスチックマグネットローラの外周部に、該一体型
プラスチックマグネットローラの径方向に放射状に配置
した複数個の着磁ヨークを用い、前記一体型プラスチッ
クマグネットローラに磁気配向し着磁する着磁配向方法
又は配向着磁装置又は一体型プラスチックマグネットロ
ーラにおいて、前記着磁ローラの前記一体型プラスチッ
クマグネットローラに対向する側の先端部に、該一体型
プラスチックマグネットローラの径の中心方向に向って
連続的に幅が減少する形状の透磁性先端部を当接配置
し、前記一体型プラスチックマグネットローラの表面に
接触乃至近接させるとともに、前記透磁性先端部の側面
からの漏洩磁界を用いて前記一体型プラスチックマグネ
ットローラの磁極間の配向着磁を行なう配向着磁方法又
は配向着磁装置又は一体型プラスチックマグネットロー
ラとしたので、配向着磁ヨークの先端部に配置した透磁
性先端部の側面から意図的に漏洩磁束流を発生し、その
強度とベクトルを、前記の透磁性先端部の側面の傾きと
部材の透磁率を選ぶことによって制御可能とし、よっ
て、一体型プラスチックマグネットローラの磁極間にお
ける磁力波形を制御する手段と装置構成を得ることがで
きた。
【0070】この方式では、一体型プラスチックマグネ
ットローラと着磁ヨークを接触固定した状態で配向着磁
を行なうことができるため、着磁ヨークをマグネットロ
ーラに近接して着磁させる方式と比較した場合に、着磁
ヨークのつぶれなどに起因する磁極配置精度の乱れを抑
えることができる。また、これらの方法装置によって、
現像剤の搬送特性を得るに適した磁力波形特性を有する
一体型プラスチックマグネットローラが得られる。
【0071】請求項4,5,6に対応する効果:請求項
1,2,3に記載の一体型プラスチックマグネットロー
ラ又は配向着磁方法及び装置において、前記着磁ヨーク
の先端部に前記一体型プラスチックマグネットローラの
径の中心方向に幅が連続的に減少する透磁性先端部を当
接配置したので、前記透磁性先端部の加工が容易に実現
できるため、作製コストを低くでき、これによって作製
されたマグネットローラを搭載する現像装置乃至電子写
真形成装置のコストを低減できるという効果がある。
【0072】請求項7,8,9に対応する効果:請求項
1,2,3に記載の一体型プラスチックマグネットロー
ラ又は配向着磁方法及び装置において、幅が前記一体型
プラスチックマグネットローラの径方向に非線形的に減
少する透磁性先端部を用いたので、該透磁性先端部の側
面から意図的に発生させる漏洩磁束流を、請求項4〜5
の発明よりも自在に調整することができる。これによっ
て、着磁される一体型プラスチックマグネットローラの
磁極間の磁力波形をさらに自在に制御することが可能に
なる。
【0073】請求項10,11,12に対応する効果:
請求項1,2,3に記載の一体型プラスチックマグネッ
トローラ又は配向着磁方法及び装置において、幅が前記
一体型プラスチックマグネットローラの軸に対し非対称
に減少している透磁性先端部を用い該透磁性先端部の各
々の面の傾角を独立に設定する手段を用いた装置構成で
着磁することによって、従来よりも磁極間の磁力波形を
良好に制御することが可能になる。これにより、従来、
作製が困難であった磁力波形特性を一体型プラスチック
マグネットローラに与えることができるようになる。そ
して、電子写真形成装置の現像装置に適した磁力波形特
性の一体型プラスチックマグネットローラを得ることが
できる。
【0074】請求項13,14,15に対応する効果:
請求項1乃至12の何れかに記載の一体型プラスチック
マグネットローラ又は配向着磁方法又は装置において、
前記透磁性先端部が、前記配向着磁ヨークに対し着脱可
能としたので、着磁装置の大幅な変更を行なうことなく
着磁仕様の変更に対処できる。すなわち、先端部材のみ
の形状を変更することで、磁力波形の異なる一体型プラ
スチックマグネットローラを同一の装置を用いて作製す
ることができ、装置改良コストを抑えることができるの
で、一体型プラスチックマグネットローラの作製コスト
を抑えることができる。また、磁力波形仕様の異なるマ
グネットローラを同一の装置で作製することも可能にな
る。
【0075】更に、先端部材が着脱不可能であっても、
配向,着磁ヨークの配置変更やヨーク数の変更や各着磁
ヨークに与える着磁力を変えることで、異なる磁力波形
をもつ一体型プラスチックマグネットローラが作製可能
であることはいうまでもないが、既に述べてきたよう
に、先端部材の形状変更によって、より精細な磁力波形
の制御が可能であることから、この先端部材を着脱可能
な構成とすることで、更に多彩な仕様変更への対応性が
得られることは容易に理解されることである。
【0076】請求項16,17に対応する効果:既に説
明した通り、請求項3,6,9,12乃至15記載の一
体型プラスチックマグネットローラは、従来のプラスチ
ックマグネットローラに比べて、磁力波形特性が良好に
制御されているので、これを用いた現像装置を構成する
ことによれば、従来のプラスチックマグネットローラを
使用した場合と比較して、現像・搬送特性において優位
な性能が得られることが明らかである。また、マグネッ
トローラの開発コストも抑えられているため、現像装置
のコスト逓減への効果も無視できないものである。
【0077】請求項18,19に対応する効果:少なく
とも、原画像読取り光学系を介して感光体ローラに潜像
を形成するプロセスと、該潜像を現像装置から現像剤を
供給して感光体ローラ上で現像する現像プロセスと、現
像された前記潜像を電子写真形成媒体(紙など)上に転
写する転写プロセスと、転写された像を定着装置の加熱
圧着手段により定着させる定着プロセスと、電子写真形
成媒体を装置内で搬送する搬送プロセスを用いる電子写
真形成方法において、前記の現像プロセスにおける現像
方式が、請求項16記載の現像方式又は現像装置である
から、従来よりも現像剤の搬送現像特性に優れた電子写
真形成方法および装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1,2,3の発明の実施形態を説明す
るための一体型プラスチックマグネットローラと着磁ヨ
ークの構成を示す平面図である。
【図2】 透磁性先端部の側面形状を一体型プラスチッ
クマグネットローラ1の径中心方向に幅が一定であるよ
うに構成した場合の図1に示す本発明との比較例を説明
するための図である。
【図3】 透磁性先端部の側面形状を一体型プラスチッ
クマグネットローラの径の中心方向に幅が広がるように
構成した場合の図1に示す本発明との比較例を説明する
ための図である。
【図4】 請求項1,2,3の発明の他の実施形態例を
説明するための図である。
【図5】 請求項4,5,6の発明の実施形態を説明す
るための着磁ヨーク近傍の斜視図である。
【図6】 請求項7,8,9の発明の実施形態例を説明
するための着磁ヨーク近傍の斜視図である。
【図7】 図3に示す透磁性先端部の他の形状例を説明
するための断面図である。
【図8】 請求項10,11,12の発明の実施形態を
説明するための透磁性先端部の形状を示す断面図であ
る。
【図9】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例を
説明するための断面図である。
【図10】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例
を説明するための断面図である。
【図11】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例
を説明するための断面図である。
【図12】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例
を説明するための断面図である。
【図13】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例
を説明するための断面図である。
【図14】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例
を説明するための断面図である。
【図15】 図8に示す透磁性先端部の他の側面形状例
を説明するための断面図である。
【図16】 請求項13,14,15の実施形態例を説
明するための着磁ヨークと透磁性先端部の契合構造を示
す斜視図である。
【図17】 図16に示す着磁ヨークと透磁性先端部の
契合構造の他の実施形態を説明するための図である。
【図18】 請求項16,17の発明の実施形態を説明
するための電子写真現像装置の側断面図である。
【図19】 請求項18,19の発明の実施形態を説明
するための電子写真形成装置である。
【符号の説明】
1…一体型プラスチックマグネットローラ、1a…搬送
用マグネットローラ、2(2a,2b,2c,2d)…
着磁ヨーク、3(3a,3b,3c,3d)…透磁性先
端部、3′(3a′,3b′,3c′,3d′)…透磁
性先端部、3″(3a″,3b″,3c″,3d″)…
透磁性先端部、3A,3B…透磁性先端部3の側面図、
3C,3D…透磁性先端部3の側面部、4(4a,4
b,4c,4d)…コイル電極、5…固定治具、6…搬
送スリーブ、7…規制部材(ドクターブレード)、8…
感光体ローラ、9…現像剤搬送室、10…ホッパー、1
1…原画像の読取り光学系、12…現像装置、13…中
間転写体、14…定着装置、15…給紙装置、16…原
稿台、17…原稿。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体型プラスチックマグネットローラの
    外周部に、該一体型プラスチックマグネットローラの径
    方向に放射状に配置した複数個の着磁ヨークを用い、該
    一体型プラスチックマグネットローラに配向し着磁する
    着磁方法において、前記着磁ヨークの前記一体型プラス
    チックマグネットローラに対向する側の先端部に、該一
    体型プラスチックマグネットローラの径の中心方向に向
    かって連続的に幅が減少する形状の透磁性先端部を当接
    配置し、該透磁性先端部を前記一体型プラスチックマグ
    ネットローラの表面に接触乃至近接させるとともに、前
    記透磁性先端部の側面からの漏洩磁界を用いて、前記一
    体型プラスチックマグネットローラの磁極間の配向着磁
    を行なうことを特徴とする一体型プラスチックマグネッ
    トローラの配向着磁方法。
  2. 【請求項2】 一体型プラスチックマグネットローラの
    外周部に、該一体型プラスチックマグネットローラの径
    方向に放射状に配置した複数個の着磁ヨークを有する着
    磁装置において、前記着磁ヨークの前記一体型プラスチ
    ックマグネットローラに対向する側の先端部に、該一体
    型プラスチックマグネットローラの径の中心方向に向か
    って連続的に幅が減少する形状を有する透磁性先端部を
    当接配置したことを特徴とする一体型プラスチックマグ
    ネットローラの着磁装置。
  3. 【請求項3】 一体型プラスチックマグネットローラの
    外周部に、該一体型プラスチックマグネットローラの径
    方向に放射状に配置した複数個の着磁ヨークを有する着
    磁装置により配向着磁された一体型プラスチックマグネ
    ットローラにおいて、前記着磁ヨークの先端部に前記一
    体型プラスチックマグネットローラの径の中心方向に幅
    が連続的に減少する形状を有する透磁性先端部を当接配
    置した配向着磁装置によって配向着磁されたことを特徴
    とする一体型プラスチックマグネットローラ。
  4. 【請求項4】 幅が、前記一体型プラスチックマグネッ
    トローラの径の中心方向に線形的に減少している透磁性
    先端部を、先端に当接配置した前記着磁ヨークを用いて
    配向着磁することを特徴とする請求項1に記載の一体型
    プラスチックマグネットローラの着磁方法。
  5. 【請求項5】 前記透磁性先端部の幅が、前記一体型プ
    ラスチックマグネットローラの径の中心方向に線形的に
    減少していることを特徴とする請求項2に記載の一体型
    プラスチックマグネットローラの着磁装置。
  6. 【請求項6】 幅が、前記一体型プラスチックマグネッ
    トローラの径の中心方向に線形的に減少している透磁性
    先端部を、先端に当接配置した前記着磁ヨークを用いて
    配向着磁したことを特徴とする請求項3に記載の一体型
    プラスチックマグネットローラ。
  7. 【請求項7】 幅が、前記一体型プラスチックマグネッ
    トローラの径の中心方向に非線形的に減少している透磁
    性先端部を、先端に当接配置した前記着磁ヨークを用い
    て配向着磁することを特徴とする請求項1に記載の一体
    型プラスチックマグネットローラの着磁方法。
  8. 【請求項8】 前記透磁性先端部の幅が、前記一体型プ
    ラスチックマグネットローラの径の中心方向に非線形的
    に減少していることを特徴とする請求項2に記載の一体
    型プラスチックマグネットローラの着磁装置。
  9. 【請求項9】 幅が、前記一体型プラスチックマグネッ
    トローラの径の中心方向に非線形的に減少している透磁
    性先端部を、先端に当接配置した前記着磁ヨークを用い
    て配向着磁したことを特徴とする請求項3に記載の一体
    型プラスチックマグネットローラ。
  10. 【請求項10】 幅が、前記着磁ヨークの軸に対し非対
    称に減少している透磁性先端部を、先端に当接配置した
    前記着磁ヨークを用いて配向着磁することを特徴とする
    請求項1に記載の一体型プラスチックマグネットローラ
    の着磁方法。
  11. 【請求項11】 前記透磁性先端部の幅が、前記着磁ヨ
    ークの軸に対し非対称に減少していることを特徴とする
    請求項2に記載の一体型プラスチックマグネットローラ
    の着磁装置。
  12. 【請求項12】 幅が、前記着磁ヨークの軸に対し非対
    称に減少している透磁性先端部を、先端に当接配置した
    前記着磁ヨークを用いて配向着磁したことを特徴とする
    請求項3に記載の一体型プラスチックマグネットロー
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記着磁ヨークに対し着脱可能な透磁
    性先端部を有する配向着磁装置を用いて配向着磁するこ
    とを特徴とする請求項1又は4又は7又は10の何れか
    に記載の一体型プラスチックマグネットローラの着磁方
    法。
  14. 【請求項14】 前記透磁性先端部が前記着磁ヨークに
    対して着脱可能であることを特徴とする請求項2又は5
    又は8又は11の何れかに記載の一体型プラスチックマ
    グネットローラの着磁装置。
  15. 【請求項15】 前記透磁性先端部が前記着磁ヨークに
    対して着脱可能な着磁装置を用いて着磁配向されたこと
    を特徴とする請求項3又は6又は9又は12の何れかに
    記載の一体型プラスチックマグネットローラ。
  16. 【請求項16】 搬送用マグネットローラに外装した搬
    送スリーブの外周に現像剤を担持し、該現像剤を前記搬
    送スリーブの回転に基づいてドクターブレードで調整し
    ながら感光体対向部に搬送する現像方式において使用さ
    れる前記搬送用マグネットローラが、請求項3又は6又
    は9又は12乃至15の何れかに記載の一体型プラスチ
    ックマグネットローラであることを特徴とする電子写真
    現像方式。
  17. 【請求項17】 少なくとも、搬送用マグネットローラ
    と、該搬送用マグネットローラに外接して成る回動可能
    な搬送スリーブと、現像剤搬送室と、ドクターブレード
    と、前記現像剤搬送室への現像剤の供給可能なホッパー
    を構成要素に含む2成分系電子写真現像装置において、
    前記搬送用マグネットローラが請求項3又は6又は9又
    は12乃至15の何れかに記載の一体型プラスチックマ
    グネットローラであることを特徴とする2成分系電子写
    真現像装置。
  18. 【請求項18】 少なくとも、原画像読取り光学系を介
    して感光体ローラに潜像を形成するプロセスと、該潜像
    を現像装置から現像剤を供給して感光体ローラ上で現像
    する現像プロセスと、現像された前記潜像を電子写真形
    成媒体上に転写する転写プロセスと、転写された像を定
    着装置の加熱圧着手段により定着させる定着プロセス
    と、電子写真形成媒体を装置内で搬送する搬送プロセス
    を用いる電子写真形成方法において、前記の現像プロセ
    スにおける現像方式が、請求項16記載の現像方式であ
    ることを特徴とする電子写真形成方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも、電子写真を形成する電子
    写真形成媒体の搬送系と、原画像の潜像を感光体上に形
    成する読取り光学系と、前記原画像の潜像形成に使用す
    る感光体と、該感光体上に現像剤を供給する現像装置
    と、感光体上に形成された潜像を該電子写真形成媒体に
    転写させる転写装置と、転写された該電子写真形成媒体
    上の転写画像を定着させる定着装置を装備した電子写真
    形成装置において、前記現像装置が請求項17記載の現
    像装置であることを特徴とする電子写真形成装置。
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