JP2001021310A - パワーウインド装置用位置検出装置 - Google Patents

パワーウインド装置用位置検出装置

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JP2001021310A
JP2001021310A JP11189362A JP18936299A JP2001021310A JP 2001021310 A JP2001021310 A JP 2001021310A JP 11189362 A JP11189362 A JP 11189362A JP 18936299 A JP18936299 A JP 18936299A JP 2001021310 A JP2001021310 A JP 2001021310A
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gear
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JP11189362A
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Hirobumi Sakai
博文 酒井
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟み込み不感帯の範囲のバラツキを抑制する
ことができるパワーウインド装置用位置検出装置を得
る。 【解決手段】 遊星歯車組のプラネタリギヤ54を軸支
するプラネタリベース56の底壁部56Aの外周部に
は、複数の突起80が径方向外側へ向けて形成されてい
る。プラネタリベース56がカバープレート36の凹部
37に収容された状態では、これらの突起80の先端面
が凹部37の内周面に当接するようになっている。従っ
て、カバープレート36の凹部37ひいてはリングギヤ
46に対するプラネタリベース56の径方向のガタが解
消される。その結果、サンギヤ44からリングギヤ46
への回転の伝達にずれが生じるのを抑制することがで
き、ひいては位置検出装置30を使ってウインドガラス
の位置を検出する際の挟み込み不感帯の範囲のバラツキ
を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のウインドガ
ラスをモータの駆動力によって自動的に昇降させるパワ
ーウインド装置に適用され、当該ウインドガラスの所定
の移動位置を検出するためのパワーウインド装置用位置
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のパワーウインド装置の中には、乗
員(主として幼児等)の身体の一部等の異物がウインド
ガラスに挟み込まれた場合に、即座にモータを逆転駆動
させてウインドガラスを下降させる所謂挟み込み防止
(以下、「ジャムプロテクション」と称す)機能を備え
たものがある。この種のジャムプロテクション機能の具
体的手段としては、既に本件出願人により数多く提案さ
れている「移動体の位置検出装置」等が好適である。
【0003】この位置検出装置について概略的に説明す
ると、位置検出装置はベースプレート及びカバープレー
トを相互に嵌合させることによりその外郭が構成されて
おり、この状態でパワーウインド装置のモータに付加さ
れる。モータの出力軸は位置検出装置内へ突出状態で配
置される連結シャフトと連結されており、この連結シャ
フトの先端部に遊星歯車組の一要素を構成するサンギヤ
が固着されている。サンギヤの周囲にはカバープレート
に回転可能に保持されたリングプレートが配置されてお
り、当該リングプレートの内周部にはサンギヤと対向す
るかたちで遊星歯車組の一要素を構成するギヤ部が形成
されている。さらに、サンギヤとリングギヤのギヤ部と
の間には略円板形状のプラネタリベースに支持された遊
星歯車組の一要素を構成する一対のプラネタリギヤが介
在されており、それぞれサンギヤ及びリングギヤのギヤ
部に噛み合っている。従って、モータの出力軸が回転す
ると、その回転は連結シャフトを介してサンギヤに伝達
され、更にサンギヤの回転がプラネタリギヤを介してリ
ングギヤに減速して伝達されるようになっている。そし
て、このリングギヤの回転を利用して、移動体であるウ
インドガラスの位置を検出する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の位置検出装置による場合、遊星歯車組の一対の
プラネタリギヤを支持するプラネタリベースの径方向へ
のガタツキがある程度許容される構成になっているた
め、結果として挟み込み不感帯の範囲にバラツキが生じ
るという問題があった。
【0005】すなわち、略円板形状をなすプラネタリベ
ースは、カバープレートの中央部に形成された略円板形
状の凹部内に嵌合されているが、プラネタリベースの外
径はカバープレートの凹部の内径よりも若干小さく設定
されている。従って、プラネタリベースの外周面とカバ
ープレートの凹部の内周面との間に径方向のガタが発生
する。プラネタリベースの位置はプラネタリギヤとリン
グギヤのギヤ部との噛み合いにより決定されるため、プ
ラネタリベースは前記ガタ内で自由に径方向移動できる
ことになる。換言すれば、従来では、プラネタリベース
の径方向のガタ受けがプラネタリギヤとリングギヤのギ
ヤ部との噛み合いで行われていたため、プラネタリベー
スの芯出しの精度があまり高くはなかった。従って、サ
ンギヤからプラネタリギヤを介してリングギヤへ出力軸
の回転を伝達する際に、少なくともプラネタリベースが
径方向移動する分だけは、サンギヤからリングギヤへの
回転の伝達にずれが生じることになる。その結果、位置
検出装置を使ってウインドガラスの位置を検出する際の
挟み込み不感帯の範囲にバラツキが生じる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、挟み込み不感
帯の範囲のバラツキを抑制することができるパワーウイ
ンド装置用位置検出装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車両のウインドガラスをモータの駆動力によって自
動的に昇降させるパワーウインド装置に適用され、当該
ウインドガラスの所定の移動位置を検出するためのパワ
ーウインド装置用位置検出装置であって、前記位置検出
装置は、モータの出力軸と連結されて当該出力軸と共に
回転するサンギヤと、このサンギヤの周囲に配置されて
装置の外郭一部を構成するカバープレートに回転可能に
保持されると共に位置検出用のスイッチ部を備えたリン
グギヤと、サンギヤとリングギヤとの間に介在されて両
者と噛み合うプラネタリギヤと、カバープレートに形成
された凹部の内側に回転可能に保持されてプラネタリギ
ヤを軸支するプラネタリベースと、を構成要素として有
する遊星歯車組を含んで構成されており、さらに、前記
カバープレートの凹部の内周面と前記プラネタリベース
の外周面との間の隙間には、前記リングギヤの軸芯位置
と前記プラネタリベースの軸芯位置とを合わせる調芯手
段が設けられている、ことを特徴としている。
【0008】上記構成の本発明によれば、パワーウイン
ド装置を作動させるべく、モータの出力軸を回転させる
と、当該出力軸と連結されたサンギヤが一体に回転す
る。サンギヤが回転すると、プラネタリベースに軸支さ
れた状態でサンギヤと噛み合っているプラネタリギヤが
回転し、更にプラネタリギヤと噛み合っているリングギ
ヤが回転される。これらを構成要素に持つ遊星歯車組に
よって、モータの出力軸の回転が減速されてリングギヤ
に伝達される。リングギヤには位置検出用のスイッチ部
が設けられており、当該リングギヤが所定量回転した際
のスイッチ部の状態(ON・OFF)を利用すれば、ウ
インドガラスの所定の移動位置を検出することができ
る。
【0009】ここで、本発明では、上述した遊星歯車組
の一構成要素をなすプラネタリベースが、装置の外郭一
部を構成するカバープレートに形成された凹部の内側に
回転可能に保持された構成を採っている。このため、カ
バープレートの凹部の内周面とプラネタリベースの外周
面との間に僅かな隙間が形成され、プラネタリベースは
この隙間の範囲内で自由に径方向移動できることにな
る。しかし、本発明によれば、前記隙間にリングギヤの
軸芯位置とプラネタリベースの軸芯位置とを合わせる調
芯手段が設けられているため、プラネタリベースが自由
に径方向移動することはない。すなわち、カバープレー
トの凹部ひいてはリングギヤに対するプラネタリベース
の径方向のガタが解消される。言い換えれば、調芯手段
によってプラネタリベースの凹部内での径方向移動が抑
制される結果、リングギヤに対するプラネタリベースの
偏心運動を抑制することができる。従って、本発明によ
れば、サンギヤからリングギヤへの回転の伝達にずれが
生じるのを抑制することができる。その結果、位置検出
装置を使ってウインドガラスの位置を検出する際の挟み
込み不感帯の範囲のバラツキを抑制することができる。
【0010】請求項2記載の本発明に係るパワーウイン
ド装置用位置検出装置は、請求項1に記載の発明におい
て、前記調芯手段は、前記カバープレートの凹部の内周
面及び前記プラネタリベースの外周面の少なくとも一方
から径方向へ延出され、当該凹部に対するプラネタリベ
ースの偏心運動を規制することで、前記リングギヤの軸
芯位置と前記プラネタリベースの軸芯位置とを合わせる
規制部又は規制部材である、ことを特徴としている。
【0011】上記構成の本発明によれば、前述した調芯
手段が、カバープレートの凹部の内周面及びプラネタリ
ベースの外周面の少なくとも一方から径方向へ延出され
た規制部又は規制部材として構成されているため、規制
部又は規制部材専用のスペースを設けなくてもよい。従
って、本発明によれば、位置検出装置が大型化すること
はない。
【0012】請求項3記載の本発明に係るパワーウイン
ド装置用位置検出装置は、請求項2に記載の発明におい
て、前記規制部は、前記プラネタリベースの外周面から
径方向外側へ延出されて前記カバープレートの凹部の内
周面に接触する凸部である、ことを特徴としている。
【0013】上記構成の本発明によれば、前述した規制
部がプラネタリベースの外周面から径方向外側へ延出さ
れてカバープレートの凹部の内周面に接触する凸部とし
て構成されているため、部品点数が増加せず、構造の簡
素化を図ることができる。
【0014】請求項4記載の本発明に係るパワーウイン
ド装置用位置検出装置は、請求項2に記載の発明におい
て、前記規制部は、前記カバープレートの凹部の内周面
から径方向内側へ延出されて前記プラネタリベースの外
周面に接触する凸部である、ことを特徴としている。
【0015】上記構成の本発明によれば、前述した規制
部がカバープレートの凹部の内周面から径方向内側へ延
出されてプラネタリベースの外周面に接触する凸部とし
て構成されているため、部品点数が増加せず、構造の簡
素化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1〜図
11を用いて、本発明の第1実施形態について説明す
る。
【0017】〔パワーウインド装置100の概略構成〕
最初に、パワーウインド装置100の概略構成について
説明する。図11には、本実施形態に係るパワーウイン
ド装置100の全体構成が示されている。この図に示さ
れるように、パワーウインド装置100は、車両のサイ
ドドア内にガラス昇降方向を長手方向として配置された
ガイドレール116を備えている。ガイドレール116
は三箇所に設置された取付ブラケット118、120、
122を介してサイドドアのドアインナパネルに固定さ
れている。ガイドレール116はチャンネル状に形成さ
れており、当該ガイドレール116にはウインドガラス
124の下縁を支持するキャリアプレート126がスラ
イダ128を介してスライド可能に挿嵌されている。
【0018】ガイドレール116の上端部及び下端部に
は、各々半円形状に形成されたアッパガイド130及び
ロアガイド132が配設されている。さらに、ロアガイ
ド132には、圧縮コイルスプリング136を主要部と
して構成されたテンション機構134が配設されてい
る。
【0019】また、ガイドレール116からドア前後方
向へ離間した位置には、後述するモータ10が配設され
ている。モータ10は、取付ブラケット142を介して
ドアインナパネルに固定されている。さらに、モータ1
0には、その駆動力を受けて回転するスプロケット14
6が配設されている。このスプロケット146とアッパ
ガイド130及びロアガイド132に広義には「帯状
体」等として把握されるテープ148が巻き掛けられて
いる。なお、テープ148の端末部148A、148B
は、前述したスライダ128に固定されている。
【0020】〔モータ10の概略構成〕次に、モータ1
0の概略構成について説明する。図2には、本実施形態
に係る位置検出装置30及びこの位置検出装置30が適
用されたパワーウインド装置100用のモータ10の全
体斜視図が示されている。また、図3には、この位置検
出装置30及びモータ10の断面図が示されている。こ
れらの図に示されるように、モータ10は、モータ部1
0Aと、当該モータ部10Aに連結されたギヤ部10B
と、によって構成されている。
【0021】ギヤ部10Bは、有底円筒状に形成された
ウォームホイール収容部18Aと、当該ウォームホイー
ル収容部18Aに対して同軸上に形成されたドラム収容
部18Bと、ウォームホイール収容部18Aに隣接して
形成されたウォームギヤ収容部18Cと、を含んで構成
されたギヤハウジング18を備えている。モータ部10
Aの回転軸12の先端側にはウォームギヤ14が形成さ
れており、当該ウォームギヤ14がウォームギヤ収容部
18C内へ延出されて収容されている。また、ウォーム
ホイール収容部18Aの底部軸芯には円筒状の軸受部1
9が一体に形成されており、当該軸受部19の外周には
ウォームギヤ14と噛み合うウォームホイール16が軸
支されている。さらに、軸受部19の内周には、ウォー
ムホイール16と連結された出力軸20の入力側端部2
0Aが軸支されている。出力軸20の出力側端部20B
はドラム収容部18B内へ突出されており、当該ドラム
収容部18B内に収容された図示しないドラムが嵌合さ
れるようになっている。
【0022】上記構成により、モータ部10Aが作動し
てウォームギヤ14がその軸線回りに回転すると、当該
回転はウォームホイール16によって減速されて出力軸
20の入力側端部20Aに伝達され、更に出力側端部2
0Bに嵌合されたドラムが回転される構成である。な
お、本実施形態では、例えば出力軸20の出力側端部2
0Bが3回転乃至4.5回転することにより、ウインド
ガラス124が1ストローク移動するように設定されて
いる。
【0023】〔位置検出装置30の詳細構成〕次に、位
置検出装置30の詳細構成について説明する。図3に示
されるように、位置検出装置30は、ギヤハウジング1
8におけるウォームホイール収容部18A側の面に取り
付けられている。詳細には図1に示されるように、位置
検出装置30は、平面視で各々略鍵穴形状に形成された
ベースプレート34とカバープレート36とを備えてい
る。ベースプレート34の周縁部の所定位置には嵌合爪
70が形成されており、これに対応してカバープレート
36の周縁部の所定位置には嵌合爪70が嵌合される爪
受け部72が形成されている。これらの爪受け部72へ
嵌合爪70が嵌合されることにより、ベースプレート3
4とカバープレート36とが一体化されている。
【0024】ベースプレート34の軸芯部には透孔38
が形成されており、当該透孔38内へは連結シャフト4
2が回転可能に配置されている。連結シャフト42は、
透孔38の内径よりも若干小径とされた円筒状の大径部
42Aと、この大径部42Aから軸方向に隣接して一体
に形成された中間部42Bと、この中間部42Bの軸芯
部から軸方向へ延出された小径部42Cとによって構成
されている。
【0025】連結シャフト42の大径部42Aは、透孔
38内に配置されて前述した出力軸20の入力側端部2
0Aの先端部に連結されている。また、連結シャフト4
2の小径部42Cには、遊星歯車組の一要素を構成する
サンギヤ44が固着されている。さらに、連結シャフト
42の中間部42Bの外周には、パルス発生手段として
機能するパルスプレート192の軸芯部に形成された嵌
合孔198が圧入されている。これにより、出力軸20
が回転すると、当該出力軸20と一体に連結シャフト4
2が回転し、更に連結シャフト42に固着されたサンギ
ヤ44及びパルスプレート192が一体に回転される構
成である。
【0026】パルスプレート192は薄肉円板状に形成
されており、その周縁部の表面には環状の導電部194
が形成されている。導電部194は、リング状に構成さ
れた第1導電部194Aと、この第1導電部194Aの
外周側に隣接して形成されかつパルス状の凹凸が連続的
に配置された如くの形状をなす第2導電部194Bとに
よって構成されている。
【0027】また、サンギヤ44の周囲には、遊星歯車
組の一要素を構成するリングギヤ46が配設されてい
る。図8にも示されるように、リングギヤ46はカバー
プレート36に回転可能に収容されており、その内周部
にはサンギヤ44と対向するギヤ部47が形成されてい
る。さらに、リングギヤ46の外周部には、薄肉のフラ
ンジ部48が一体的に形成されている。フランジ部48
はリングギヤ46と一体成形された導電板として構成さ
れており、更にフランジ部48の裏面(パルスプレート
192側の面)の周方向の所定位置には、各々円弧形状
とされた「スイッチ部」としての移動接点50A、50
Bが設けられている。これらの移動接点50A、50B
は非導電部として構成されており、フランジ部48と略
同一面となるように形成されている。さらに、フランジ
部48の外周の所定位置には、半径方向外側へ向けて突
出する突起状の突部52が形成されている。これに対応
して、前述したカバープレート36の所定位置には突部
52と干渉可能な回転規制用の突起部40(図5、図7
参照)が形成されている。これにより、突部52が突起
部40に当接した時点以降におけるリングギヤ46の正
方向(図1の矢印A方向)への回転が阻止(規制)され
る構成である。
【0028】また、リングギヤ46のギヤ部47の内側
には、遊星歯車組の一要素を構成する二つのプラネタリ
ギヤ54が配置されている。これらのプラネタリギヤ5
4は、プラネタリベース56に回転可能に支持されてい
る。具体的には、図9にも示されるように、プラネタリ
ベース56は、円板状の底壁部56Aと、当該底壁部5
6Aにおいて互いに対向する周縁部から立設された一対
の円弧状の周壁部56Bと、底壁部56Aにおいて周方
向に隣り合う周壁部56B間に形成された一対の円柱形
状の支軸56Cと、を含んで構成されている。底壁部5
6Aの軸芯部には、サンギヤ44の挿通用の円孔57が
形成されている。また、一対のプラネタリギヤ54はこ
れらの支軸56Cにそれぞれ軸支されており、サンギヤ
44及びリングギヤ46のギヤ部47と噛み合ってい
る。
【0029】図1等に示されるように、上述したプラネ
タリベース56は、カバープレート36の内側に形成さ
れた有底円筒状の凹部37内に収容されている。具体的
に説明すると、凹部37の底部には薄肉円板状のワッシ
ャ59が圧入されている。また、プラネタリベース56
の底壁部56Aの上面には、薄肉円板状に形成されかつ
切り起こしによるスプリング爪が周方向に形成されたス
プリングワッシャ58が一体的に取り付けられている。
そして、クラッチ機構を構成するスプリングワッシャ5
8がワッシャ59に圧接された状態で、凹部37内にプ
ラネタリベース56が収容されている(図3及び図10
参照)。
【0030】また、上述したパルスプレート192とリ
ングギヤ46(フランジ部48)との間には、保護プレ
ート200が介在されている。保護プレート200は、
その周縁部がカバープレート36に保持されて固定され
ている。これにより、保護プレート200は、リングギ
ヤ46及びプラネタリベース56等を保持してカバープ
レート36からの脱落を防止する役目、並びに、パルス
プレート192とリングギヤ46(フランジ部48)と
の間に介在することで両者が不用意に接触しないように
する役目を果している。また、組付状態では、プラネタ
リベース56は、スプリングワッシャ58の付勢力によ
って保護プラネタリベース200に常時圧接されてい
る。
【0031】上記構成により、通常は、プラネタリベー
ス56はスプリングワッシャ58による付勢力(プラネ
タリベース56の周壁部56Bと保護プレート200と
の摩擦力)のために軸線回りの回転が阻止された状態
(即ち、プラネタリギヤ54の公転が阻止された状態)
で保持されている。一方、リングギヤ46のフランジ部
48の突部52が突起部40に当接してそれ以上のリン
グギヤ46の正方向への回転が阻止された状態では、プ
ラネタリベース56の付勢力(保持力)を越えるサンギ
ヤ44の正方向回転力が作用することでスプリングワッ
シャ58はプラネタリベース56の保持を解除し、プラ
ネタリギヤ54の公転を可能とするように構成されてい
る。すなわち、スプリングワッシャ58は、フランジ部
48の突部52が突起部40に当接した後においては、
サンギヤ44(出力軸20)からリングギヤ46への正
方向回転力の伝達を遮断することができるようになって
いる。従って、突部52が突起部40に当接してリング
ギヤ46の回転が阻止された状態においては、サンギヤ
44(出力軸20)が正方向(リングギヤ46を正方向
へ回転させようとする方向)へ回転すると、プラネタリ
ギヤ54のみが公転する。
【0032】また、図4乃至図6にも示されるように、
カバープレート36には、一対二組の固定接点60A、
61A、固定接点60B、61Bが取り付けられてい
る。各固定接点60A、61A、固定接点60B、61
Bは、弾力性を有する一対二組のコンタクトプレートと
して構成されており、図5及び図6に示される如く、固
定接点60Aと固定接点60Bとが一体に形成され、又
固定接点61Aと固定接点61Bとが一体に形成されて
いる。これらの固定接点60A、61A、固定接点60
B、61Bの基端部は、カバープレート36に固定され
ている。また、固定接点60A、61A、固定接点60
B、61Bの先端部はリングギヤ46のフランジ部48
へ向けてそれぞれ延出されており、フランジ部48の裏
面(カバープレート36と反対側の周面)に弾力的に当
接している。すなわち、固定接点60A、61A、固定
接点60B、61Bは、カバープレート36と反対側か
らリングギヤ46のフランジ部48(移動接点50A、
50B)に圧接される構成である(図4参照)。なお、
固定接点60A、61Aは移動接点50Aに対応して設
けられており、固定接点60B、61Bは移動接点50
Bに対応して設けられている(図5参照)。
【0033】また、パルス検出手段としての役割を果た
す摺動接点196は、その基端部がカバープレート36
に固定されており、更に先端部はパルスプレート192
の導電部194へ向けて延出されている。また、摺動接
点196は、常に第1導電部194Aに接触する入力接
点196Aと、第2導電部194Bに接触する出力接点
196Bとによって構成されている。これにより、パル
スプレート192の回転に伴ってパルス信号を検出する
ことができる構成である。この検出したパルス信号は、
広義には移動体として把握されるウインドガラス124
の移動位置制御に用いられる。
【0034】なお、本実施形態では、上述した遊星歯車
組の減速比を5.2:1に設定しており、ウインドガラ
ス124が1ストロークする間(サンギヤ44が3回転
乃至4.5回転する間)に、リングギヤ46は、どのウ
インドガラス124においても1回転以上はしないよう
に構成されている。但し、上記遊星歯車組の減速比の設
定は、これに限らず任意に設定可能であることを付記し
ておく。
【0035】〔プラネタリベース56の芯出し構成〕次
に、図1、図3、図9、及び図10を用いて、本実施形
態の要部であるプラネタリベース56の構成について更
に説明する。特には図1及び図9(A)に示されるよう
に、上述したプラネタリベース56の底壁部56Aの外
周には、120度間隔で「調芯手段、規制部、凸部」と
しての三個の突起80が一体に形成されている。各突起
80は、径方向外側へ向けて延出されており、その延出
長さはプラネタリベース56の底壁部56Aの外周面と
カバープレート36の凹部37の内周面との隙間82
(図10参照)の径方向寸法Lに設定されている。
【0036】なお、底壁部56Aの外周面とカバープレ
ート36の凹部37の内周面との間に隙間82が形成さ
れるのは、プラネタリギヤ54とリングギヤ46のギヤ
部47との噛み合いを確保するために、プラネタリベー
ス56の底壁部56Aの外径寸法がカバープレート36
の凹部37の内径寸法よりも若干小さく設定されている
ためである。
【0037】次に、本実施形態の作用並びに効果を説明
する。
【0038】最初に、本実施形態に係るモータ10及び
位置検出装置30を備えたパワーウインド装置100の
概略作動について説明する。なお、ウインドガラス12
4が上昇移動する場合を例にして説明する。
【0039】上昇スイッチが操作されると、モータ10
のモータ部10Aが作動し、回転軸12がその軸線回り
に回転される。このため、回転軸12の外周部に形成さ
れたウォームギヤ14もその軸線回りに回転し、ウォー
ムホイール16を介して出力軸20がその軸線回りに回
転される。出力軸20が回転すると、当該出力軸20の
出力側端部20Bに嵌合されたドラムが回転し、スプロ
ケット146がその軸線回りに回転する。このため、ス
プロケット146及びアッパガイド130、ロアガイド
132に巻き掛けられたテープ148が移動し、キャリ
アプレート126がガイドレール116に沿って上昇さ
れる。これにより、ウインドガラス124が上昇移動さ
れる。
【0040】また、出力軸20が回転すると、当該出力
軸20の入力側端部20Aに連結された連結シャフト4
2が同期して回転する。このため、連結シャフト42に
固着されたサンギヤ44がその軸線回りに回転し、一対
のプラネタリギヤ54を介してリングギヤ54を正方向
(図1の矢印A方向)へ減速回転させる。なお、このと
きには、スプリングワッシャ58の付勢力(押圧力)に
よってプラネタリベース56は保護プレート200に圧
接されて保持されているため、プラネタリギヤ54は公
転しない。すなわち、プラネタリギヤ54は公転阻止状
態にある。
【0041】上記の如くしてリングギヤ46を減速回転
させながら、コントローラによって、ウインドガラス1
24が所定位置(即ち、上端停止位置から下方へ例えば
4mm離間した位置)に到達したか否かが検出される。
つまり、ウインドガラス124が前記所定位置に到達す
る以前の状態ではリングギヤ46の突部52はカバープ
レート36の突起部40から離間した位置にあり、この
場合、移動接点50A、50Bは固定接点60A、61
A、60B、61Bと接触していないことになる。従っ
て、ウインドガラス124は前記所定位置に達していな
いことが検出される。
【0042】一方、ウインドガラス124が前記所定位
置に到達すると、移動接点50A、50Bが固定接点6
0A、60Bに接触して非導通状態とされる。これによ
り、ウインドガラス124が上端停止位置から下方へ4
mm離間した位置に達したことが検出される。なお、こ
の時点では、リングギヤ46の突部52はカバープレー
ト36の突起部40に未だ当接していない。ウインドガ
ラス124が所定位置に達した後も、モータ10の作動
は続行される。このため、移動接点50A、50Bと固
定接点60A、60B、61A、61Bとの相対接触位
置は変化するが、その範囲内では依然として非導通状態
が維持されるように各部の寸法が設定されている。
【0043】上記のウインドガラス124の上昇移動過
程において、ウインドガラス124が所定位置に到達す
る以前にロック電流等が検出されれば、異物挟み込み状
態と判断し、モータ10が逆転駆動されてウインドガラ
ス124が即座に下降移動される。また、ウインドガラ
ス124が所定位置に到達して上端閉止位置に到達した
場合は、前記非導通状態後のロック電流等が検出される
ことによりモータ10の作動が停止される。すなわち、
簡単に言えば、ウインドガラス124の上端閉止位置か
ら下方へ4mmという所定位置を基準にして、当該所定
位置に到達する以前にロック電流等を検出すれば異物挟
み込み状態と判断し、当該所定位置に到達した以後にロ
ック電流等を検出すればウインドガラス124の全閉状
態と判断する。
【0044】さらに本実施形態では、パルスプレート1
92を配設しているため、リニアな荷重検知が可能とな
る。すなわち、前述した如く、連結シャフト42が回転
すると、これに伴ってパルスプレート192も同期回転
する。このため、パルスプレート192と摺動接点19
6A、196Bとの回転摺動によって発生したパルスを
検知することで出力軸20の回転位置(即ち、ウインド
ガラス124の現在位置)を正確に検出することができ
ると共に、ウインドガラス124が所定位置に到達する
以前に異物挟み込み状態になると、ウインドガラス12
4に作用した荷重負荷状況がパルス波形の変調として現
れる。従って、パルスプレート192を荷重センサとし
て機能させることにより、ジャムプロテクション機能の
精度向上が図られる。
【0045】また、本実施形態では、モータ10をサイ
ドドアへ組付けた時点で出力軸20を正方向へ一旦充分
に回転させることにより、位置検出装置30の移動接点
50A、50Bが固定接点60A、60Bに接触した初
期状態に自動的に設定することができる。すなわち、モ
ータ10をサイドドアへ組付けた時点で出力軸20を正
方向へ一旦充分に回転させると、まず、リングギヤ46
の突部52がカバープレート36の突起部40に当接
し、リングギヤ46はそれ以上は回転しなくなる。この
状態において、更に出力軸20が回転されると、プラネ
タリベース56の保持力を越えるサンギヤ44の回転力
が作用し、スプリングワッシャ58によるプラネタリベ
ース56の保持状態が解除される。これにより、プラネ
タリギヤ54は公転可能な状態となる。つまり、突部5
2が突起部40に当接した以降はサンギヤ44(出力軸
20)からリングギヤ46への正方向への回転力の伝達
は遮断され、プラネタリギヤ54のみを公転させること
で、移動接点50A、50Bが固定接点60A、60B
に接触した状態(初期リセット状態)を維持しつつ、出
力軸20の回転力を逃がすようになっている。これによ
り、出力軸20を正方向へ一旦充分に回転させることに
より、突部52が突起部40に当接し、移動接点50
A、50Bが固定接点60A、60Bに接触した初期状
態に自動的に設定される。
【0046】ここで、本実施形態では、プラネタリベー
ス56の底壁部56Aの外周部に複数の突起80を形成
し、当該突起80の先端面がプラネタリベース56を収
容するカバープレート36の凹部37の内周面に当接す
るようにしたので、プラネタリベース56が凹部37内
を自由に径方向移動することはなく、プラネタリベース
56を常に凹部37の中心に位置させることができる。
すなわち、カバープレート36の凹部37ひいてはリン
グギヤ46に対するプラネタリベース56の径方向のガ
タが解消される。言い換えれば、プラネタリベース56
の外周部に複数の突起80を形成したことによって、プ
ラネタリベース56の凹部37内での径方向移動が抑制
される結果、リングギヤ46に対するプラネタリベース
56の偏心運動を抑制することができる。別の見方をす
れば、本実施形態は、プラネタリベース56の一部の外
径を大きく設定することで、当該プラネタリベース56
がカバープレート36の凹部37と受け合うようにし、
これによりプラネタリベース56の径方向のガタ受けを
プラネタリギヤ54とリングギヤ46との噛み合いで行
うという従来構造を廃止し、プラネタリベース56自身
のカバープレート36の凹部37内でのガタを低減し
て、もってリングギヤ46に対するプラネタリベース5
6の偏心運動を抑制するものである。その結果、本実施
形態によれば、サンギヤ44からリングギヤ46への回
転の伝達にずれが生じるのを抑制することができ、ひい
ては位置検出装置30を使ってウインドガラス124の
位置を検出する際の挟み込み不感帯の範囲のバラツキを
抑制することができる。
【0047】また、本実施形態における突起80はプラ
ネタリベース56の底壁部56Aの外周面からカバープ
レート36の凹部37の内周面へ向けて延出されるもの
故、特別な設置スペースを必要とせず、位置検出装置3
0の大型化を招かない点で有利である。
【0048】さらに、上記突起80はプラネタリベース
56に一体形成されることから、部品点数の増加を招く
こともない。従って、構造の簡素化を図ることができ
る。
【0049】〔第2実施形態〕次に、図12〜図14を
用いて、本発明の第2実施形態について説明する。な
お、前述した第1実施形態と同一構成部分については、
同一番号を付してその説明を省略する。
【0050】これらの図に示されるように、本実施形態
では、カバープレート36の凹部37の内周面に径方向
内側へ向けて突出する複数の突起90を120度間隔で
形成した点に特徴がある。従って、本実施形態では、プ
ラネタリベース56の底壁部56Aの外周部には突起は
形成されていない構造となっている。
【0051】上記構成によっても、前述した第1実施形
態と同様の作用、効果が得られる。
【0052】なお、上述した各実施形態では、突起8
0、90を120度間隔で三個形成する構成を採った
が、突起80、90に相当する凸部の形成個数は任意で
ある。
【0053】また、上述した各実施形態では、複数の突
起80、90を所定の間隔で設定する構成を採ったが、
これに限らず、リング状の凸部(鍔部)をプラネタリベ
ース56の底壁部56Aの外周部やカバープレート36
の凹部37の内周部に形成するようにしてもよい。
【0054】さらに、上述した各実施形態では、プラネ
タリベース56側に突起80を設け、或るいは、カバー
プレート36の凹部37側に突起90を設けるようにし
たが、これに限らず、双方から凸部を径方向へ延出させ
る構成を採ってもよい。この場合、カバープレート36
に対するプラネタリベース56の相対回転を阻害しない
ように、凸部の径方向寸法を隙間82の間隙寸法の1/
2ずつにするとか、双方の凸部の設置高さをずらしてお
く等の配慮をしておけばよい。
【0055】また、上述した各実施形態では、既存の部
品に突起80、90を一体成形する構成を採ったが、こ
れに限らず、突起80、90に相当する凸部を別部品化
してプラネタリベース56の底壁部56Aの外周面とカ
バープレート36の凹部37の内周面との間の隙間82
に装着する構成を採ってもよい。なお、前者の如く既存
の部品に凸部を一体形成した場合は請求項2の「規制
部」に該当し、後者の如く凸部を別部品化して隙間に装
着させた場合は請求項2の「規制部材」に該当する。
【0056】さらに、上述した各実施形態では、カバー
プレート36の凹部37の底部にプラネタリベース56
の底壁部56Aが配置される構成を例にして説明した
が、これに限らず、プラネタリベース56を上下逆向き
にして、凹部37の底部にプラネタリベース56の周壁
部56Bの先端部が配置される構成にしてもよい。この
場合には、例えば、スプリングワッシャ58及びワッシ
ャ59を廃止して、代わりに保護プレート200の中央
外周に切り起こし等により形成された複数のスプリング
爪を周方向に配列し、当該スプリング爪で上下逆向きに
配置されたプラネタリベース56の底壁部56Aをカバ
ープレート36側へ押圧するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る位置検出装置の分解斜視図
である。
【図2】図1に示される位置検出装置及び当該位置検出
装置が適用されたパワーウインド装置用のモータを示す
斜視図である。
【図3】図2に示される位置検出装置がモータに組付け
られた状態の断面図である。
【図4】リングギヤと固定接点との対応関係を示す拡大
断面図である。
【図5】図1に示される位置検出装置の一部を破断した
平面図である。
【図6】固定接点と移動接点との対応関係を示す拡大平
面図である。
【図7】図5同様、図1に示される位置検出装置の一部
を破断した平面図である。
【図8】リングギヤを示し、(A)は平面図であり、
(B)は断面図である。
【図9】プラネタリギヤ及びプラネタリベース等を示
し、(A)は平面図であり、(B)は断面図である。
【図10】プラネタリベースに形成された突起とカバー
プレートの凹部との組付状態での位置関係を示す要部拡
大断面図である。
【図11】第1実施形態に係るパワーウインド装置の全
体構成図である。
【図12】第2実施形態に係る位置検出装置の分解斜視
図である。
【図13】図12に示される位置検出装置がモータに組
付けられた状態の断面図である。
【図14】カバープレートの凹部に形成された突起とプ
ラネタリベースとの組付状態での位置関係を示す要部拡
大断面図である。
【符号の説明】
10 モータ 20 出力軸 30 位置検出装置 36 カバープレート 37 凹部 44 サンギヤ 46 リングギヤ 50A 移動接点(スイッチ部) 50B 移動接点(スイッチ部) 54 プラネタリギヤ 56 プラネタリベース 80 突起(凸部) 82 隙間 90 突起(凸部) 100 パワーウインド装置 124 ウインドガラス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウインドガラスをモータの駆動力
    によって自動的に昇降させるパワーウインド装置に適用
    され、当該ウインドガラスの所定の移動位置を検出する
    ためのパワーウインド装置用位置検出装置であって、 前記位置検出装置は、モータの出力軸と連結されて当該
    出力軸と共に回転するサンギヤと、このサンギヤの周囲
    に配置されて装置の外郭一部を構成するカバープレート
    に回転可能に保持されると共に位置検出用のスイッチ部
    を備えたリングギヤと、サンギヤとリングギヤとの間に
    介在されて両者と噛み合うプラネタリギヤと、カバープ
    レートに形成された凹部の内側に回転可能に保持されて
    プラネタリギヤを軸支するプラネタリベースと、を構成
    要素として有する遊星歯車組を含んで構成されており、 さらに、前記カバープレートの凹部の内周面と前記プラ
    ネタリベースの外周面との間の隙間には、前記リングギ
    ヤの軸芯位置と前記プラネタリベースの軸芯位置とを合
    わせる調芯手段が設けられている、 ことを特徴とするパワーウインド装置用位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記調芯手段は、 前記カバープレートの凹部の内周面及び前記プラネタリ
    ベースの外周面の少なくとも一方から径方向へ延出さ
    れ、当該凹部に対するプラネタリベースの偏心運動を規
    制することで、前記リングギヤの軸芯位置と前記プラネ
    タリベースの軸芯位置とを合わせる規制部又は規制部材
    である、 ことを特徴とする請求項1に記載のパワーウインド装置
    用位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部は、前記プラネタリベースの
    外周面から径方向外側へ延出されて前記カバープレート
    の凹部の内周面に接触する凸部である、 ことを特徴とする請求項2に記載のパワーウインド装置
    用位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記規制部は、前記カバープレートの凹
    部の内周面から径方向内側へ延出されて前記プラネタリ
    ベースの外周面に接触する凸部である、 ことを特徴とする請求項2に記載のパワーウインド装置
    用位置検出装置。
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