JPH075689Y2 - ウオームホイールの回転検知装置を備えたパワーアンテナ装置 - Google Patents

ウオームホイールの回転検知装置を備えたパワーアンテナ装置

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JPH075689Y2
JPH075689Y2 JP11445990U JP11445990U JPH075689Y2 JP H075689 Y2 JPH075689 Y2 JP H075689Y2 JP 11445990 U JP11445990 U JP 11445990U JP 11445990 U JP11445990 U JP 11445990U JP H075689 Y2 JPH075689 Y2 JP H075689Y2
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worm wheel
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行輝 細谷
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自家用車、バス、トラツク等の車両等に装着
されるウオームホイールの回転検知装置を備えたパワー
アンテナ装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種車両のなかには、アンテナポールの伸縮
をモータ駆動によつて自動的に行うパワーアンテナ装置
を装備したものがある。
ところでこの様なものにおいては、モータ出力軸に設け
たウオームギアが噛合するウオームホイールの回転作動
に連動してドライブコードに噛合する作動ギアを回動さ
せ、これによつてドライブコードをケーシングに対して
出入り移動させてアンテナポールの伸縮を行うように構
成しているが、この場合において、前記ケーシングを、
仕切り壁でドライブ室と電気室とに区分し、ドライブ室
に前記ウオームホイールからの動力伝動手段を内装し、
電気室に、ウオームホイールと同時回転するカムギアと
該カムギアの回転に連繋して回転する検知ホイールとを
備える回転検知装置を配設し、これによつて、電気室を
ドライブ室から仕切つて電気系統の水からの保護を計る
ようにしている。
ところでこのものでは、ウオームホイールとカムギアと
を同時回転するよう構成する必要が有り、そこで従来、
第6〜8図に示すもののように、ウオームホイール15が
圧入固着される支軸15aの電気室側端部を、仕切り壁16
に形成した貫通孔16aを貫通して電気室側に突出させ、
その突出先端部にカムギア18を一体的に取付けていた。
しかるにこのものでは、ウオームホイール15の他に、支
軸15a、カムギア18が個別部品としてそれぞれ必要にな
つて部品点数が多くなる許りでなく、組付けるにあた
り、ウオームホイール15に支軸15aを圧入取付けした
り、支軸15aを貫通孔16aに貫通せしめた後、該貫通先端
部にカムギア18を嵌着する必要があつたりして、組付け
作業が面倒かつ煩雑になつて作業性が著しく劣る等の問
題が有る。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができるウオームホイールの回転検知装置を備
えたパワーアンテナ装置を提供することを目的として創
案されたものであつて、モータ出力軸に設けたウオーム
ギアが噛合するウオームホイールの回転作動に連動して
作動ギアを回動させ、これによつてドライブコードをケ
ーシングに対して出入り移動させてアンテナポールの伸
縮を行うよう構成するにあたり、前記ケーシングを、ド
ライブコードの出入り作業を行うべくウオームホイール
からの動力伝動手段を内装するドライブ室と、ウオーム
ホイールの回転量をカムギアの回転に連繋した検知ホイ
ールの回転で検知する回転検知装置が設けられる電気室
とに仕切り壁を介して区分してなるパワーアンテナ装置
において、前記仕切り壁には、ウオームホイールと同芯
の貫通状のガイド筒孔と、検知ホイールの支軸を回動自
在に支持すべくドライブ室側に入り込む凹陥部とを形成
し、該凹陥部のウオームホイール位置を越えた先端部に
セツテイングプレートを一体的に設けると共に、ウオー
ムホイールは、電気室側のホイール面から突出して前記
ガイド筒孔に回動自在に軸支される第一支軸部と、これ
とは反対側のホイール面から突出して前記セツテイング
プレートに形成の支持孔に回動自在に軸支される第二支
軸部と、上記ガイド筒孔を貫通して検知ホイール位置ま
で至るべく電気室側ホイール面から突出する小径の前記
カムギアとが一体型形成されていることを特徴とするも
のである。
そして本考案は、この構成によつて、部品点数を削減
し、しかも組付け作業の作業性の向上が確実に計れるよ
うにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はパワーアンテナ用駆動機構を構成する
ケーシングであつて、該ケーシング1は仕切り壁1aによ
つて後述するようにドライブ室1bと電気室1cとに仕切ら
れている。そしてドライブ室1bには、駆動モータ2の出
力軸に形成したウオームギア2a、該ウオームギア2aに噛
合するウオームホイール3、ドライブコード4に噛合す
る作動ギア5、ドライブコード4を螺旋状に収容するコ
ードケース6、さらにはウオームホイール3から作動ギ
ア5に対して動力伝動をするための中間出力ギア7、中
間入力ギア8、過負荷時に動力伝動を断つトルクリミツ
タ9がそれぞれ配設されている。
前記ウオームホイール3は、合成樹脂材によつて一体型
形成されるものであるが、ドライブ室1b側面には第二支
軸部3aが突出形成されており、また電気室1c側面には、
小径のカムギア3bと、該カムギア3bよりは大径(但し、
前記ウオームギア2aに噛合するホイールギア部3cよりは
小径である)に設定された第一支軸部3dがそれぞれ突出
形成されている。
また仕切り壁1aには、ドライブ室側に入り込む凹陥部1d
が形成されており、この凹陥部1dウオームホイール3を
越えた先端部には、セツテイングプレート10がビス11に
よつて一体的に固着されるが、このセツテイングプレー
ト10には、前記第二支軸部3aと動力伝動機構および作動
ギア5の支軸5aとが軸心周りに回動自在に軸支して支持
される構成になつて入る。
さらに仕切り壁1aのドライブ室側面には、ウオームホイ
ール3と同芯で、前記カムギア3bが遊嵌状に貫通する貫
通孔1eが開設され、さらに該貫通孔1eより大径のリブ状
ガイド筒1fが段差状に形成されており、このガイド筒1f
に前記第一支軸部3dの外周面が軸心周りに回動自在に軸
承されるようになつている。さらにまた、仕切り壁1aの
ドライブ室側面にはリブ状の突起1gが形成されている
が、該突起1gは、ホイールギア部3cの側面に当接するこ
とで、ウオームホイール3のスラスト方向の受けをする
構成になつている。
これに対し、前記電気室1cには、貫通孔1eを貫通したカ
ムギア3bが位置することになるが、このカムギア3bに、
前記凹陥部1dに支軸部が回動自在に軸支される検知ホイ
ール12に形成したギア12aが間歇的に噛合するようにな
つており、そしてモータ2の駆動に伴いウオームホイー
ル3が回転すると、これに連繋して検知ホイール12が間
歇的に回転し、この回転状態をコンタクトプレート13で
検知することによつてウオームホイール3の回転量検知
が成されるようになつている。
尚、図中、14はアンテナポール、1hは電気室1cの蓋をす
る蓋体、1iはドライブ室1bの蓋をする蓋体である。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、前述
したようにモータ2の駆動によるウオームホイール3の
回転に伴い、ドライブコード4がケーシング1から出入
りし、これによつてアンテナポール14が自動的に伸縮す
ることになるが、ウオームホイール3は、これに一体型
形成される第一、第二の支軸部3d、3aが仕切り壁1aに形
成のガイド筒1fおよび仕切り壁1aに一体的に取付けられ
たセツテイングプレート10に軸心周りに回動自在に軸承
支持されている。
つまりウオームホイール3は、支軸部3a、3dが一体型形
成されていて、いちいち専用の支軸を圧入取付けする必
要が無いうえ、このウオームホイール3の電気室1c側ホ
イール面には、ガイド筒1は、貫通孔1eを貫通する小径
のカムギア3bが一体型形成されているため、別部材とし
てのカムギアの取付けも不要になる。そしてウオームホ
イール3のケーシング1への取付けは、カムギア3bが貫
通孔1eに貫通するようにしてガイド筒1fの内周に第一支
軸部3dが嵌合するようにセツトし、この状態で、セツテ
イングプレート10を、第二支軸部3aに取付け孔10aが嵌
合するようにセツトした後、ビス11にてセンテイングプ
レート10を凹陥部1dに一体的にビス固着すれば良く、こ
れによつてウオームホイール3の取付けが成されること
になる。
しかも、ウオームホイール3は、第一支軸部3dは直接仕
切り壁1aに、また第二支軸部3aはセツテイングプレート
10を介して仕切り壁1aに軸支されることとなつて、精度
アツプが計れることになる。
そして実施例では、さらに前記固定されたセツテイング
プレート10に、動力伝動機構、作動ギア5等の部材装置
を組込むことになる。一方、電気室1c側においては、前
記貫通孔1eから突出したカムギア3bに回転検知ホイール
12、コンタクトプレート13等の部材装置を組込むことに
なる。
しかもこのものにおいては、前記取付けられたウオーム
ホイール3のスラスト方向の受けは、最も大径のホイー
ルギア部3cにおいて仕切り壁1aに形成した突起1gによつ
て成されるので、ウオームホイール3の様にウオームギ
ア部3cの作動によつてスラスト方向に大きな負荷を受け
るものにおいて極めて有利に働くことになつて、芯ずれ
等の不具合を確実に防止でき信頼性の高いものにでき
る。
また、カムギア3bが樹脂製となるため、カム噛合音の低
減が確実に計れることになる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、ウオームホイールは、電気室およびドライブ室
側に向けて第一、第二の支軸部がそれぞれ一体型形成さ
れ、そしてこれら支軸部が、仕切り壁に形成のガイド
筒、仕切り壁に一体的に設けられるセツテイングプレー
トにそれぞれ回動自在に軸支されることとなつて、従来
のように、別部材となる支軸にウオームホイールを圧入
取付けするような必要がない。
しかも、電気室側に設けられる検知ホイールを回動させ
るために必要なカムギアは、前記第一支軸部の支持をす
るガイド筒を貫通するよう小径のものとなつてウオーム
ホイールに一体型形成されるので、カムギアについても
別部材となることはなく、ウオームホイールと一体にな
つて、組付け作業が不要になり、このことと前記支軸部
が一体型形成されることとが相俟つて、部品点数の削減
ができると共に、組付け作業の簡略化が計れる。
そのうえ、ウオームホイールは、第一支軸部は直接に、
第二支軸部はセツテイングプレートを介してそれぞれ仕
切り壁に軸支されることとなつて、両軸部が仕切り壁に
支持される取付け支持構造になつてより一層の精度アツ
プが計れることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案にかかるウオームホイールの回転検知装
置を備えたパワーアンテナ装置の実施例を示したもので
あつて、第1図はパワーアンテナ装置の機構を示す全体
側面断面図、第2図は同背面図、第3図は同正面図、第
4図はセツテイングプレートの正面図、第5図A、B、
Cはそれぞれウオームホイールの正面図、断面図、背面
図、第6図はパワーアンテナ装置機構の従来例を示す縦
断面図、第7図は同背面図、第8図カムギアの従来例を
示す斜視図である。 図中、1はケーシング、1bはドライブ室、1cは電気室、
1dは凹陥部、1eは貫通孔、1fはガイド筒、3はウオーム
ホイール、3aは第二支軸部、3dは第一支軸部、3bはカム
ギア、3cはホイールギア部、10はセツテイングプレー
ト、12は検知ホイールである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ出力軸に設けたウオームギアが噛合
    するウオームホイールの回転動作に連動して作動ギアを
    回動させ、これによつてドライブコードをケーシングに
    対して出入り移動させてアンテナポールの伸縮を行うよ
    う構成するにあたり、前記ケーシングを、ドライブコー
    ドの出入り作動を行うべくウオームホイールからの動力
    伝動手段を内装するドライブ室と、ウオームホイールの
    回転量をカムギアの回転に連繋した検知ホイールの回転
    で検知する回転検知装置が設けられる電気室とに仕切り
    壁を介して区分してなるパワーアンテナ装置において、
    前記仕切り壁には、ウオームホイールと同芯の貫通状の
    ガイド筒孔と、検知ホイールの支軸を回動自在に支持す
    べくドライブ室側に入り込む凹陥部とを形成し、該凹陥
    部のウオームホイール位置を越えた先端部にセツテイン
    グプレートを一体的に設けると共に、ウオームホイール
    は、電気室側のホイール面から突出して前記ガイド筒孔
    に回動自在に軸支される第一支軸部と、これとは反対側
    のホイール面から突出して前記セツテイングプレートに
    形成の支持孔に回動自在に軸支される第二支軸部と、上
    記ガイド筒孔を貫通して検知ホイール位置まで至るべく
    電気室側ホイール面から突出する小径の前記カムギアと
    が一体型形成されていることを特徴とするウオームホイ
    ールの回転検知装置を備えたパワーアンテナ装置。
JP11445990U 1990-10-31 1990-10-31 ウオームホイールの回転検知装置を備えたパワーアンテナ装置 Expired - Lifetime JPH075689Y2 (ja)

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