JP2009148063A - ブレーキ装置及び減速機構付モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】カム機構を低強度で構成可能とし、カム機構の小型化や低コスト化に寄与できるブレーキ装置及び減速機構付モータを提供する。
【解決手段】可動摩擦部材33を、固定摩擦部材34に対して回転方向に係合させる係合位置、及びその固定摩擦部に対して離間させて回転方向に非係合となる非係合位置の2位置間で移動させるためのカム機構を構成するカム溝31d,33b及び球体35が、駆動側回転体31と従動側回転体とを回転伝達可能に係合させる係合手段としての係合部31e,32dとは別に設けられる。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば自動車のウインドガラスを開閉するパワーウインド用の減速機構付モータに用いられるブレーキ装置及びその減速機構付モータに関するものである。
従来、この種のブレーキ装置は、駆動軸に一体回転可能に設けられる駆動側回転体と、駆動軸と同軸配置された従動軸に一体回転可能に設けられる従動側回転体とを備えている。このようなブレーキ装置では、従動側回転体に一体回転可能に設けられる可動摩擦部材を、固定摩擦部に対し付勢手段の付勢力を受けて当接させて回転方向に係合する係合位置、及びその固定摩擦部に対し付勢手段の付勢力に抗して離間させて回転方向に非係合となる非係合位置の2位置間で移動可能に設けてなるブレーキ機構と、可動摩擦部材を前記2位置間で移動させるためのカム機構とを備えている(例えば特許文献1参照)。このカム機構は、駆動軸側からの回転入力時には、駆動側回転体から回転力を受けて可動摩擦部材を非係合位置に切り替えるとともに、駆動側回転体の回転をカム機構自身を介して従動側回転体に伝達する一方、従動軸側からの回転入力時には、可動摩擦部材を係合位置に維持して従動軸の回転を規制するようになっている。
特開2002−130336号公報
しかしながら、上記のようなブレーキ装置では、駆動軸側からの回転入力時における駆動側回転体の回転力をカム機構が全て受ける構成となっており、それに耐え得るようにカム機構の強度を確保する必要があるため、例えばカム機構の大型化や高コスト化を招いていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、カム機構を低強度で構成可能とし、カム機構の小型化や低コスト化に寄与できるブレーキ装置及び減速機構付モータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、駆動軸に一体回転可能に設けられる駆動側回転体と、前記駆動軸と同軸配置された従動軸に一体回転可能に設けられる従動側回転体と、前記従動側回転体に一体回転可能に設けられる可動摩擦部材を、固定摩擦部に対し付勢手段の付勢力を受けて当接させて回転方向に係合する係合位置、及びその固定摩擦部に対し前記付勢手段の付勢力に抗して離間させて回転方向に非係合となる非係合位置の2位置間で移動可能に設けてなるブレーキ機構と、前記駆動軸側からの回転入力時には前記駆動側回転体から回転力を受けて前記可動摩擦部材を前記非係合位置に切り替えて前記駆動軸の回転を前記両回転体を介して前記従動軸に伝達可能とし、前記従動軸側からの回転入力時には前記可動摩擦部材を前記係合位置に維持して前記従動軸の回転を規制するカム機構とを備えてなるブレーキ装置であって、前記カム機構は、前記駆動側回転体と前記従動側回転体とを回転伝達可能に係合させる係合手段とは別に設けられたことをその要旨とする。
この発明では、駆動軸側からの回転入力時には駆動側回転体から回転力を受けて可動摩擦部材を非係合位置に切り替えて駆動軸の回転を両回転体を介して従動軸に伝達可能とし、従動軸側からの回転入力時には可動摩擦部材を係合位置に維持して従動軸の回転を規制するカム機構が、駆動側回転体と従動側回転体とを回転伝達可能に係合させる係合手段とは別に設けられる。これにより、カム機構が駆動軸と従動軸との間の主たる回転伝達経路から外れるため、カム機構を回転伝達に必要な強度にする必要がなくなる。従って、カム機構を低強度で構成可能とし、カム機構の小型化や低コスト化に寄与できる。
請求項2に記載の発明は、前記カム機構が前記可動摩擦部材を前記非係合位置に切り替えた状態で、前記係合手段は前記駆動側回転体と前記従動側回転体とを係合させることをその要旨とする。
この発明では、カム機構が可動摩擦部材を非係合位置に切り替えた状態で、係合手段は駆動側回転体と従動側回転体とを係合させる。このため、従動軸の回転が規制されていない状態において駆動軸の回転を従動軸に伝達させることができ、駆動軸側からの回転入力時において駆動軸及び従動軸を円滑に回転させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のブレーキ装置において、前記カム機構は、周方向等間隔に複数設けられたことをその要旨とする。
この発明では、カム機構が周方向等間隔に複数設けられるため、カム機構による可動摩擦部材の係合位置及び非係合位置の2位置間の切り替えを安定して行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記カム機構は、互いに対向するように前記駆動側回転体及び前記可動摩擦部材にそれぞれ形成されたカム溝と、その駆動側回転体のカム溝と前記可動摩擦部材のカム溝とにそれぞれ一部収容された球体とからなることをその要旨とする。
この発明では、カム機構は、互いに対向するように駆動側回転体及び可動摩擦部材にそれぞれ形成されたカム溝と、その駆動側回転体のカム溝と前記可動摩擦部材のカム溝とにそれぞれ半収容された球体とからなる。そのため、カム機構による可動摩擦部材の係合位置及び非係合位置の2位置間の切り替えをスムーズにすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記可動摩擦部材及び前記固定摩擦部は、前記係合手段よりも径方向外側に設けられたことをその要旨とする。
この発明では、可動摩擦部材及び固定摩擦部が係合手段よりも径方向外側に設けられるため、可動摩擦部材が固定摩擦部に回転方向に係合することで生じる従動軸への回転規制力を向上させつつもブレーキ装置を小型化することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のブレーキ装置において、前記可動摩擦部材及び前記固定摩擦部は、軸周りに環状をなすことをその要旨とする。
この発明では、可動摩擦部材及び固定摩擦部が軸周りに環状をなすため、可動摩擦部材が固定摩擦部に回転方向に係合することで生じる従動軸への回転規制力をより向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記係合手段は、前記駆動側回転体及び前記従動側回転体にそれぞれ周方向等間隔に複数設けられた係合部からなり、その前記駆動側回転体の各係合部と前記従動側回転体の係合部とが回転方向に係合することをその要旨とする。
この発明では、係合手段は、駆動側回転体及び従動側回転体にそれぞれ周方向等間隔に複数設けられた係合部からなり、その駆動側回転体の各係合部と従動側回転体の各係合部とが回転方向に係合するため、駆動側回転体の回転を従動側回転体に好適に伝達することができる。
請求項8に記載の発明は、回転軸を回転駆動するモータ本体と、前記回転軸と同軸上に配置されるウォーム軸を有する減速部とを一体に組み付けてなる減速機構付モータであって、前記回転軸と前記ウォーム軸との間に請求項1〜7のいずれか1項に記載のブレーキ装置を組み付けてなることをその要旨とする。
この発明では、カム機構を低強度で構成可能なブレーキ装置を用いることで、減速機構付モータの小型化及び低コスト化に寄与できる。
従って、上記記載の発明によれば、カム機構を低強度で構成可能とし、カム機構の小型化や低コスト化に寄与できるブレーキ装置及び減速機構付モータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のモータ1を示す。本実施形態のモータ1は、自動車のウインドガラスを開閉するパワーウインド用のモータであり、モータ本体2と減速部3とからなる減速機付きモータにて構成されている。
モータ本体2は、ヨークハウジング4、一対のマグネット5、電機子6、ブラシホルダ7及び一対のブラシ8を備えている。ヨークハウジング4は略有底扁平円筒状に形成され、その内側面にマグネット5が固着されている。ヨークハウジング4の底部中央には軸受9が設けられ、該軸受9は電機子6の回転軸(駆動軸)10の基端を回転可能に支持する。
ヨークハウジング4の開口部4aはフランジ状に形成され、後述するギヤハウジング21の開口部21aにネジ11にて固定される。尚、この固定の際に、ヨークハウジング4の開口部4aとギヤハウジング21の開口部21aとでブラシホルダ7が挟持されて固定される。
ブラシホルダ7は、ヨークハウジング4内において、電機子6の回転軸10の先端を回転可能に支持する軸受12及び回転軸10に固着された整流子13に摺接するブラシ8を保持している。また、ブラシホルダ7の両ハウジング4,21から突出する部分は車体側から延びる車体側コネクタ(図示略)と連結するためコネクタ部7aであって、該コネクタ部7aの凹部7b内には複数本のターミナル14が露出している。これらターミナル14はブラシホルダ7にインサートされており、前記ブラシ8、及びモータ1内に備えられる回転センサ15等と電気的に接続されている。そして、コネクタ部7aが車体側コネクタと連結されることで、モータ1と車体側に備えられるウインドECU40とが電気的に接続され、電源供給やセンサ信号等の出力が行われる。
このようなモータ本体2に対し、減速部3は、ギヤハウジング21、ウォーム軸22、ウォームホイール23、出力軸24及びブレーキ装置30を備えている。
ギヤハウジング21は樹脂製であって、該ギヤハウジング21の内部には、ウォーム軸22、ウォームホイール23及びブレーキ装置30が収容されている。ギヤハウジング21は、前記ヨークハウジング4の開口部4aと対向する開口部21aを備え、両開口部4a,21a間に前記ブラシホルダ7が介装される。
ギヤハウジング21は、ウォーム軸22を収容するために開口部21aから軸方向に延びる略円筒状の軸収容筒部21bと、該軸収容筒部21bと連通しウォームホイール23を収容するためのホイール収容凹部21cと、軸収容筒部21bの基端(モータ本体2側)に設けられブレーキ装置30を収容するためのブレーキ収容凹部21dとを備えている。
軸収容筒部21bには、所定間隔を有する一対の軸受25a,25bにてウォーム軸22が前記回転軸10と同軸上に回転可能に支持されて収容されている。ウォーム軸22の軸受25a,25bにて支持される部位間には、ウォームホイール23と噛合するためのウォーム22aが形成されている。ウォーム22aは、軸方向両端部より軸方向中央部が小径とされウォームホイール23の歯部23aを有する外周部に倣った鼓型ウォームにて構成されている。つまり、ウォーム22aとウォームホイール23との噛合範囲が大きくされており、この噛合部分の強度向上が図られている。また、ウォーム軸22の先端には、該ウォーム軸22のスラスト荷重を受けるためのスラスト受けボール26a及びスラスト受けプレート26bが備えられている。
ホイール収容凹部21cには、前記ウォーム軸22のウォーム22aと噛合されるウォームホイール23が回転可能に収容支持されている。ウォームホイール23は、金属製の補強プレート23xの外周部に樹脂製のギヤ部23yが一体に成形されて構成されている。この樹脂製のギヤ部23yの外周部には、ウォーム軸22のウォーム22aと噛合する歯先が平坦状の歯部23aを有している。このようなウォームホイール23を支持するホイール収容凹部21cは、開口部がカバー部材28にて閉塞され、該カバー部材28の一部にて出力軸24の基端端面も支持されている。また、出力軸24にはウインドガラスを開閉するウインドレギュレータ(図示略)が駆動連結されている。
[ブレーキ装置の構成]
ブレーキ収容凹部21dには、ウォーム軸22と前記回転軸10との間に介在されるブレーキ装置30が収容されている。図2(a)(b)に示すように、ブレーキ装置30は、回転軸10に連結され該回転軸10と一体回転する駆動側回転体31と、ウォーム軸22に連結され該ウォーム軸22と一体回転する従動側回転体32とを備えている。また、ブレーキ装置30は従動側回転体32と一体回転可能に設けられた可動摩擦部材33と、ギヤハウジング21に固定された固定摩擦部材(固定摩擦部)34とを備えている。
図3(a)(b)(c)に示すように、駆動側回転体31は平面視で円形状をなし、その中央部に形成された円筒部31aには回転軸10の先端部が挿入固定される固定孔31bが貫通形成されている。尚、回転軸10の先端部及び固定孔31bは扁平状に形成されている。また、駆動側回転体31におけるモータ本体2側の端部には鍔状のフランジ部31cが形成され、該フランジ部31cにおける可動摩擦部材33との対向面には周方向に沿って延びるカム溝31dが周方向等間隔に3つ形成されている。各カム溝31dはその周方向中央が最も深く、周方向端部に向かうほど徐々に浅くなるようにその底面が湾曲している(図3(c)参照)。また、駆動側回転体31の円筒部31aには、その外周面から放射状に延びる係合部31eが周方向等間隔に3つ形成されている。尚、これら係合部31eはカム溝31dの径方向内側にそれぞれ形成されている。
図2及び図4(a)(b)に示すように、従動側回転体32はその中央部に円筒部32aを有し、その円筒部32aにはウォーム軸22が挿入固定される固定孔32bが形成されている。円筒部32aの外周部には、モータ本体2側に開口するカップ状をなすスプリング支持部32cが形成されている。また、円筒部32aの先端部(モータ本体2側端部)には、軸方向に突出する係合部32dが周方向等間隔に3つ形成されている。この係合部32dの内側には駆動側回転体31の円筒部31aが配置され、その駆動側回転体31の各係合部31eと従動側回転体32の各係合部32dとは周方向に交互に配置されている。本実施形態では、この係合部32dと駆動側回転体31の係合部31eとが係合手段を構成している。
図2及び図5(a)(b)に示すように、可動摩擦部材33は略円筒状をなし、その内周面には軸方向に沿って延びる係合溝33aが周方向等間隔に3つ形成されている。各係合溝33aには従動側回転体32の各係合部32dが挿入され、各係合溝33aは各係合部32dと周方向に係合している。即ち、可動摩擦部材33は従動側回転体32と一体回転可能、且つ軸方向にスライド可能となるように設けられている。
可動摩擦部材33は、その先端面(モータ本体2側端面)が駆動側回転体31のフランジ部31cと対向しており、該先端面には駆動側回転体31のカム溝31dと同形状のカム溝33bが周方向等間隔に3つ形成されている。この各カム溝33bは、駆動側回転体31の各カム溝31dと対向配置され、それらカム溝31d,33b間には球体35がそれぞれ介在されている(図2(a)参照)。本実施形態では、各カム溝31d,33b及び球体35がカム機構を構成している。
各カム溝31d,33bは、その周方向中央において球体35の略半分を収容可能となっているとともに、各カム溝31dの径方向幅が周方向端部に向かうほど小さくなるように形成されている。尚、各カム溝31d,33bの径方向幅は周方向中央以外の箇所では球体35の直径よりも狭くなっている。そのため、駆動側回転体31の回転により球体35が各カム溝31d,33bの周方向端部に相対的に移動したとき、その球体35が駆動側回転体31の各カム溝31dから軸方向に突出するようになっている。一方、カム溝31d,33bの周方向中央の位置が略一致しているときには、球体35は各カム溝31d,33b内に収容されるようになっている。尚、各カム溝31d,33bには球体35の一部が常に収容されるようになっているため、球体35の脱落が防止されている。
可動摩擦部材33は、その先端部付近において外周側に延びる鍔状の圧接部33cが形成されており、その圧接部33cは可動摩擦部材33のモータ本体2側に配置された前記固定摩擦部材34に当接可能となっている。
固定摩擦部材34は環状をなすとともに、その所定位置に複数形成された取付孔34aには、モータ本体2側に突出するようにブレーキ収容凹部21dに形成された複数の取付突起21eがそれぞれ嵌着され、これにより固定摩擦部材34はギヤハウジング21に対し固定されている。また、図6(a)(b)に示すように、固定摩擦部材34にはウォーム軸22側に突出する位置決め用の凸部34bが形成され、ギヤハウジング21に対する固定摩擦部材34の位置決めがなされている。尚、この固定摩擦部材34及び可動摩擦部材33は、前記駆動側回転体31及び従動側回転体32の各係合部31e,32dよりも径方向外側に設けられている。
上記従動側回転体32と可動摩擦部材33との間には、付勢部材としてのスプリング36が設けられている。詳述すると、スプリング36はその一端が従動側回転体32のスプリング支持部32cに支持されるとともに他端が可動摩擦部材33の圧接部33cと当接している。このスプリング36によって可動摩擦部材33はモータ本体2側に付勢され、該可動摩擦部材33の圧接部33cが固定摩擦部材34に対し圧接されるようになっている。本実施形態では、上記したような可動摩擦部材33、固定摩擦部材34及びスプリング36がブレーキ機構を構成している。
[ブレーキ装置の動作]
このようなブレーキ装置30の動作を図7及び図8に従って説明する。
モータ本体2の非駆動時、即ち、駆動側回転体31に回転力が入力されてないときのブレーキ装置30を図7(a)(b)に示す。このとき、駆動側回転体31のカム溝31dと可動摩擦部材33のカム溝33bとは、周方向において同位置にあり、その各カム溝31d,33b間における周方向中央に球体35は位置している。また、可動摩擦部材33はスプリング36からの付勢力を受けて固定摩擦部材34に圧接されている。即ち、可動摩擦部材33は、固定摩擦部材34に対し回転方向に係合する係合位置にある。
この状態では、可動摩擦部材33の圧接部33cと固定摩擦部材34との間に生じる摩擦力により可動摩擦部材33及び従動側回転体32の回転が規制されるようになっている。これにより、ウォーム軸22、ウォームホイール23及び出力軸24の回転が規制されるため、ウインドガラスの落下や悪意のある者のウインドガラスの開作動が防止されて車両の盗難防止が図られる。
一方、図8(a)に示すように、モータ本体2が駆動されて駆動側回転体31が回転すると、駆動側回転体31のカム溝31dが可動摩擦部材33のカム溝33bに対して回転方向にずれる。このとき、球体35は転がりながら各カム溝31d,33bの周方向端部に相対的に移動しつつ駆動側回転体31のカム溝31dから軸方向に突出し、可動摩擦部材33をスプリング36の付勢力に抗して押圧する。これにより、可動摩擦部材33は固定摩擦部材34から離間し、固定摩擦部材34に対して回転方向に非係合となる非係合位置に移動する。また、このとき、図8(b)に示すように、駆動側回転体31の回転により該駆動側回転体31の各係合部31eが従動側回転体32の各係合部32dと回転方向に係合する。尚、駆動側回転体31の係合部31eと従動側回転体32の係合部32dとは面接触するようになっている。この各係合部31e,32dの係合は可動摩擦部材33の非係合位置への移動と同時に(又は若干遅れて)なされる。即ち、各係合部31e,32dは、可動摩擦部材33が非係合位置に切り替えられた状態で互いに係合するようになっている。
以上のようにし、可動摩擦部材33が非係合位置に切り替えられ、駆動側回転体31と従動側回転体32とが回転方向に係合されることで、駆動側回転体31の回転が従動側回転体32に伝達可能となり、従動側回転体32は駆動側回転体31と一体回転する。そして、従動側回転体32の回転により、ウォーム軸22及びウォームホイール23を介して出力軸24が回転し、この出力軸24の回転により、ウインドレギュレータが作動してウインドガラスが開閉作動されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、カム機構を構成するカム溝31d,33b及び球体35は、駆動軸としての回転軸10側からの回転入力時には、駆動側回転体31から回転力を受けて可動摩擦部材33を非係合位置に切り替えて回転軸10の回転を両回転体31,32を介して従動軸としてのウォーム軸22に伝達可能とする一方、ウォーム軸22側からの回転入力時には可動摩擦部材33を係合位置に維持してウォーム軸22の回転を規制する。そして、そのカム機構は、駆動側回転体31と従動側回転体とを回転伝達可能に係合させる係合手段としての係合部31e,32dとは別に設けられる。これにより、カム機構が回転伝達経路から外れるため、カム機構を回転伝達に必要な強度にする必要がなくなる。従って、カム機構を低強度で構成し、カム機構を低強度で構成可能とし、カム機構の小型化や低コスト化に寄与できる。
(2)本実施形態では、カム機構が可動摩擦部材33を非係合位置に切り替えた状態で、各係合部31e,32dは互いに係合するため、ウォーム軸22の回転が規制されていない状態において回転軸10の回転をウォーム軸22に伝達させることができ、モータ駆動時において回転軸10及びウォーム軸22を円滑に回転させることができる。
(3)本実施形態では、カム機構(カム溝31d,33b及び球体35)が周方向等間隔に複数設けられるため、カム機構による可動摩擦部材33の係合位置及び非係合位置の2位置間の切り替えを安定して行うことができる。
(4)本実施形態では、カム機構が、互いに対向するように駆動側回転体31及び可動摩擦部材33にそれぞれ形成されたカム溝31d,33bと、そのカム溝31d,33bにそれぞれ半収容された球体35とからなる。そのため、カム機構による可動摩擦部材33の係合位置及び非係合位置の2位置間の切り替えをスムーズにすることができる。
(5)本実施形態では、可動摩擦部材33及び固定摩擦部材34が各係合部31e,32dよりも径方向外側に設けられるため、各摩擦部材33,34が回転方向に係合することで生じるウォーム軸22への回転規制力を向上させつつもブレーキ装置30を小型化することができる。
(6)本実施形態では、可動摩擦部材33及び固定摩擦部材34が軸周りに環状をなすため、各摩擦部材33,34が回転方向に係合することで生じるウォーム軸22への回転規制力をより向上させることができる。
(7)本実施形態では、係合手段が駆動側回転体31及び従動側回転体32にそれぞれ設けられた係合部31e,32dからなり、その各係合部31e,32dが回転方向に係合するため、駆動側回転体31の回転を従動側回転体32に好適に伝達することができる。
(8)本実施形態では、従動側回転体32のスプリング支持部32cがカップ状をなすため、スプリング36を安定して支持することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、カム機構は各カム溝31d,33b及び球体35から構成されたが、これ以外に例えば、図9に示すような湾曲凹部51及び突出部52とから構成してもよい。この湾曲凹部51は、駆動側回転体31のフランジ部31cにおける可動摩擦部材33との対向面に形成され、突出部52は可動摩擦部材33の先端に軸方向に突出するように形成されており、突出部52先端は湾曲凹部51と当接している。駆動側回転体31が回転すると、突出部52が湾曲凹部51から回転力を受け、可動摩擦部材33が付勢力に抗してウォーム軸22側に移動し、固定摩擦部材34から離間するようになっている。このような構成によれば、球体35のような駆動側回転体31及び可動摩擦部材33に介在される部材を用いずに構成でき、その介在部材の振動音をなくすことができる。尚、上記のような湾曲凹部51を可動摩擦部材33に設け、突出部52を駆動側回転体31に設ける構成としてもよい。
・上記実施形態では、カム機構(カム溝31d,33b及び球体35)は3つ設けられたが、これ以外に例えば、1つや2つでもよく、また、4つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、係合部31e,32dはそれぞれ3つ設けられたが、これ以外に例えば、1つや2つでもよく、また、4つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、各係合部31e,32dはカム機構の径方向内側に設けられたが、これ以外に例えば、各係合部31e,32dをカム機構と周方向に並べて設けてもよい。この構成によれば、ブレーキ装置の径方向寸法を小さく抑えることが可能であり、より一層の小型化に寄与できる。
・上記実施形態では、係合手段は駆動側回転体31及び従動側回転体32にそれぞれ形成された軸方向に延びる各係合部31e,32dから構成されたが、これ以外に例えば、駆動側回転体31及び従動側回転体32のいずれか一方に形成した係合凹部と、そのいずれか他方に形成した係合凸部とが回転方向に係合する構成としてもよい。
・上記実施形態では、固定摩擦部材34はギヤハウジング21に対し別部材としても設けられたが、ギヤハウジング21の内面に固定摩擦部を形成する構成としてもよい。
・上記実施形態では、可動摩擦部材33を固定摩擦部材34に向かって付勢する付勢手段としてスプリング36が用いられたが、特にこれに限定されるものではない。
・上記実施形態では、駆動側回転体31及び従動側回転体32は回転軸10及びウォーム軸22にそれぞれ連結されたが、回転軸10及びウォーム軸22にそれぞれ一体成形してもよい。
・上記実施形態では、従動軸として減速機構を構成するウォーム軸22が用いられたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば平ギヤを有する従動軸を用いてもよい。
・上記実施形態では、本発明を自動車のウインドガラスを開閉するパワーウインド用のモータに具体化したが、特にこれに限定されるものではなく、パワーウインド用以外のモータに具体化してもよい。
本実施形態におけるモータの側断面図。 (a)(b)ブレーキ装置を示す側断面図、平断面図。 (a)(b)(c)駆動側回転体を示す平面図、側面図及び正面図。 (a)(b)従動側回転体を示す側面図及び平面図。 (a)(b)可動摩擦部材を示す平面図及び側面図。 (a)(b)固定摩擦部材を示す平面図及び側面図。 (a)(b)モータの非駆動時におけるブレーキ装置を示す模式図。 (a)(b)モータの駆動時におけるブレーキ装置を示す模式図。 別例におけるブレーキ装置を示す模式図。
符号の説明
1…モータ、2…モータ本体、3…減速部、10…駆動軸としての回転軸、22…従動軸としてのウォーム軸、30…ブレーキ装置、31…駆動側回転体、31d,33b…カム機構を構成するカム溝、31e,32d…係合手段を構成する係合部、32…従動側回転体、33…可動摩擦部材、34…固定摩擦部材(固定摩擦部)、35…カム機構を構成する球体、36…付勢手段としてのスプリング。

Claims (8)

  1. 駆動軸に一体回転可能に設けられる駆動側回転体と、
    前記駆動軸と同軸配置された従動軸に一体回転可能に設けられる従動側回転体と、
    前記従動側回転体に一体回転可能に設けられる可動摩擦部材を、固定摩擦部に対し付勢手段の付勢力を受けて当接させて回転方向に係合する係合位置、及びその固定摩擦部に対し前記付勢手段の付勢力に抗して離間させて回転方向に非係合となる非係合位置の2位置間で移動可能に設けてなるブレーキ機構と、
    前記駆動軸側からの回転入力時には前記駆動側回転体から回転力を受けて前記可動摩擦部材を前記非係合位置に切り替えて前記駆動軸の回転を前記両回転体を介して前記従動軸に伝達可能とし、前記従動軸側からの回転入力時には前記可動摩擦部材を前記係合位置に維持して前記従動軸の回転を規制するカム機構と
    を備えてなるブレーキ装置であって、
    前記カム機構は、前記駆動側回転体と前記従動側回転体とを回転伝達可能に係合させる係合手段とは別に設けられたことを特徴とするブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のブレーキ装置において、
    前記カム機構が前記可動摩擦部材を前記非係合位置に切り替えた状態で、前記係合手段は前記駆動側回転体と前記従動側回転体とを係合させることを特徴とするブレーキ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のブレーキ装置において、
    前記カム機構は、周方向等間隔に複数設けられたことを特徴とするブレーキ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、
    前記カム機構は、互いに対向するように前記駆動側回転体及び前記可動摩擦部材にそれぞれ形成されたカム溝と、その駆動側回転体のカム溝と前記可動摩擦部材のカム溝とにそれぞれ一部収容された球体とからなることを特徴とするブレーキ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、
    前記可動摩擦部材及び前記固定摩擦部は、前記係合手段よりも径方向外側に設けられたことを特徴とするブレーキ装置。
  6. 請求項5に記載のブレーキ装置において、
    前記可動摩擦部材及び前記固定摩擦部は、軸周りに環状をなすことを特徴とするブレーキ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、
    前記係合手段は、前記駆動側回転体及び前記従動側回転体にそれぞれ周方向等間隔に複数設けられた係合部からなり、その前記駆動側回転体の各係合部と前記従動側回転体の各係合部とが回転方向に係合することを特徴とするブレーキ装置。
  8. 回転軸を回転駆動するモータ本体と、前記回転軸と同軸上に配置されるウォーム軸を有する減速部とを一体に組み付けてなる減速機構付モータであって、
    前記回転軸と前記ウォーム軸との間に請求項1〜7のいずれか1項に記載のブレーキ装置を組み付けてなることを特徴とする減速機構付モータ。
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