JP2001016970A - 汎用コンバイン - Google Patents
汎用コンバインInfo
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- JP2001016970A JP2001016970A JP11194906A JP19490699A JP2001016970A JP 2001016970 A JP2001016970 A JP 2001016970A JP 11194906 A JP11194906 A JP 11194906A JP 19490699 A JP19490699 A JP 19490699A JP 2001016970 A JP2001016970 A JP 2001016970A
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Links
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- 239000010902 straw Substances 0.000 abstract description 2
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- 238000003306 harvesting Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 刈取部の後部にスクリュー型のロータを左右
方向に配置し、後ロータの後方に排稈ビータと吸引ファ
ンを連設した汎用コンバインにおいて、刈取作業中にエ
ンジンストップなどで作業を中断した場合でも、揺動部
上に堆積した排稈をこまめに排除することができ、選別
装置における目詰まりを確実に防止することができるよ
うにした。 【解決手段】 吸引ファン92の下側に配設したガイド
プレート157と揺動部50との間に隙間164を設
け、該隙間164を介して、堆積した排稈を吸引ファン
92後方に揺動で排出可能とし、また、ガイドプレート
157に、隙間164を通常の刈取作業時には閉塞し、
作業再開時のみ開口する開閉装置166を設けた。
方向に配置し、後ロータの後方に排稈ビータと吸引ファ
ンを連設した汎用コンバインにおいて、刈取作業中にエ
ンジンストップなどで作業を中断した場合でも、揺動部
上に堆積した排稈をこまめに排除することができ、選別
装置における目詰まりを確実に防止することができるよ
うにした。 【解決手段】 吸引ファン92の下側に配設したガイド
プレート157と揺動部50との間に隙間164を設
け、該隙間164を介して、堆積した排稈を吸引ファン
92後方に揺動で排出可能とし、また、ガイドプレート
157に、隙間164を通常の刈取作業時には閉塞し、
作業再開時のみ開口する開閉装置166を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュー型ロー
タを進行方向に対して直角方向に配置し、該ロータの下
方に選別装置を配置すると共に、後ロータの後方には左
右方向に回動軸線を有する排稈ビータと吸引ファンを連
設した汎用コンバインの構成に関する。
タを進行方向に対して直角方向に配置し、該ロータの下
方に選別装置を配置すると共に、後ロータの後方には左
右方向に回動軸線を有する排稈ビータと吸引ファンを連
設した汎用コンバインの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、刈取部の後部にスクリュー型
のロータを左右方向に配置し、後ロータの後方に排稈ビ
ータと吸引ファンを連設した汎用コンバインにおいて
は、脱穀入口へ刈り取った穀稈が送られると、前ロータ
(以下「第一ロータ」とする)の回転によって、刈取穀
稈は右方へ搬送されながら脱粒され、第一ロータの右端
に至ると連通部から後ロータ(以下「第二ロータ」とす
る)に送られ、該第二ロータの回転によって左方へ搬送
されながら脱粒され、第二ロータの左端に送られると、
排稈は第二ロータ下方の受網の左端部に開口した排出口
より排出される。
のロータを左右方向に配置し、後ロータの後方に排稈ビ
ータと吸引ファンを連設した汎用コンバインにおいて
は、脱穀入口へ刈り取った穀稈が送られると、前ロータ
(以下「第一ロータ」とする)の回転によって、刈取穀
稈は右方へ搬送されながら脱粒され、第一ロータの右端
に至ると連通部から後ロータ(以下「第二ロータ」とす
る)に送られ、該第二ロータの回転によって左方へ搬送
されながら脱粒され、第二ロータの左端に送られると、
排稈は第二ロータ下方の受網の左端部に開口した排出口
より排出される。
【0003】図7において、矢印158に示すように第
二ロータ22の排出口24aより落下された排稈は、矢
印159に示すように排稈ビータ61により強制的に後
方に投げ出され、矢印162に示すような揺動部50上
の塵と一緒に、吸引ファン92に取り込まれた後、矢印
160に示すように後方に送り出され、そのまま圃場に
排出するか、あるいは、スプレッダーに送り込まれて切
断され、機体後端部から圃場に排出するように構成され
ていた。
二ロータ22の排出口24aより落下された排稈は、矢
印159に示すように排稈ビータ61により強制的に後
方に投げ出され、矢印162に示すような揺動部50上
の塵と一緒に、吸引ファン92に取り込まれた後、矢印
160に示すように後方に送り出され、そのまま圃場に
排出するか、あるいは、スプレッダーに送り込まれて切
断され、機体後端部から圃場に排出するように構成され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、刈取作業中に
エンストなどにより作業を中断した場合には、前記排稈
ビータ61から投げ出された排稈は吸引ファン92によ
って取り込めずに、該排稈は、矢印161に示すよう
に、下方の選別装置の揺動部50上に落下・堆積してし
まう。そして、再び刈取作業を再開しても、この堆積し
た排稈は排出されずにそのまま揺動部50上に堆積物1
63として残留し、詰まりを起こしてしまう、という問
題があった。
エンストなどにより作業を中断した場合には、前記排稈
ビータ61から投げ出された排稈は吸引ファン92によ
って取り込めずに、該排稈は、矢印161に示すよう
に、下方の選別装置の揺動部50上に落下・堆積してし
まう。そして、再び刈取作業を再開しても、この堆積し
た排稈は排出されずにそのまま揺動部50上に堆積物1
63として残留し、詰まりを起こしてしまう、という問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1において、刈
取部の後部に左右方向に回動軸線を有するスクリュー型
のロータを前後に平行に配置し、該ロータの下方に選別
装置を配置すると共に、後ロータの後方には左右方向に
回動軸線を有する排稈ビータと吸引ファンを連設し、該
吸引ファンの下側にガイドプレートを配設した汎用コン
バインにおいて、該ガイドプレートと前記選別装置の揺
動部との間に隙間を設け、該隙間を介して、前記揺動部
上に堆積した排稈を吸引ファン後方に揺動で排出可能な
構成としたものである。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1において、刈
取部の後部に左右方向に回動軸線を有するスクリュー型
のロータを前後に平行に配置し、該ロータの下方に選別
装置を配置すると共に、後ロータの後方には左右方向に
回動軸線を有する排稈ビータと吸引ファンを連設し、該
吸引ファンの下側にガイドプレートを配設した汎用コン
バインにおいて、該ガイドプレートと前記選別装置の揺
動部との間に隙間を設け、該隙間を介して、前記揺動部
上に堆積した排稈を吸引ファン後方に揺動で排出可能な
構成としたものである。
【0006】請求項2においては、請求項1記載の隙間
を通常の刈取作業時には閉塞し、作業再開時のみ開口す
る開閉装置を設けたものである。
を通常の刈取作業時には閉塞し、作業再開時のみ開口す
る開閉装置を設けたものである。
【0007】請求項3においては、刈取部の後部に左右
方向に回動軸線を有するスクリュー型のロータを前後に
平行に配置し、該ロータの下方に選別装置を配置すると
共に、後ロータの後方には左右方向に回動軸線を有する
排稈ビータと吸引ファンを連設した汎用コンバインにお
いて、該排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記選別装
置の揺動部上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサー
を配設したものである。
方向に回動軸線を有するスクリュー型のロータを前後に
平行に配置し、該ロータの下方に選別装置を配置すると
共に、後ロータの後方には左右方向に回動軸線を有する
排稈ビータと吸引ファンを連設した汎用コンバインにお
いて、該排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記選別装
置の揺動部上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサー
を配設したものである。
【0008】請求項4においては、請求項1又は請求項
2記載の排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記揺動部
上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサーを配設した
ものである。
2記載の排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記揺動部
上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサーを配設した
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は汎用コンバインの全体側面一部
断面図、図2は同じく全体平面一部断面図、図3は脱穀
部及び選別装置の側面断面図、図4は下方に隙間を設け
た吸引ファン近傍を示す側面断面図、図5は開閉装置を
設けた吸引ファン近傍を示す側面断面図、図6は排稈セ
ンサーを設けた吸引ファン近傍を示す側面断面図、図7
は従来の脱穀部後方の排稈の流れを示す側面断面図であ
る。
づいて詳述する。図1は汎用コンバインの全体側面一部
断面図、図2は同じく全体平面一部断面図、図3は脱穀
部及び選別装置の側面断面図、図4は下方に隙間を設け
た吸引ファン近傍を示す側面断面図、図5は開閉装置を
設けた吸引ファン近傍を示す側面断面図、図6は排稈セ
ンサーを設けた吸引ファン近傍を示す側面断面図、図7
は従来の脱穀部後方の排稈の流れを示す側面断面図であ
る。
【0010】まず、本発明に係わる汎用コンバインの全
体構成について、図1乃至図3により説明する。クロー
ラー式走行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該
機枠フレーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エ
ンジン48等を収納するエンジンルーム49が載置固定
され、脱穀部18上には穀粒を均等分散させるためのレ
ベリングディスク101とガイド板116とを内設する
グレンタンク30が配置され、該グレンタンク30側部
にはその内部に貯留された穀粒を排出する排出オーガ4
0が配置されている。また、前記機枠フレーム13より
前方に刈取部8が突出されている。刈取部8はプラット
ホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し、回転
駆動することによって穀稈を略左右中央に集めるように
している。前記プラットホーム2前端下部には刈刃4が
横設され、該刈刃4の前上方には掻込リール5が配設さ
れている。前記プラットホーム2の両側の後部上に昇降
リンク6の後部が枢支され、該昇降リンク6の前端に前
記掻込リール5が回転自在に支持され、油圧モーター等
によって掻込リール5が回転駆動される。また、前記プ
ラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されてい
る。
体構成について、図1乃至図3により説明する。クロー
ラー式走行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該
機枠フレーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エ
ンジン48等を収納するエンジンルーム49が載置固定
され、脱穀部18上には穀粒を均等分散させるためのレ
ベリングディスク101とガイド板116とを内設する
グレンタンク30が配置され、該グレンタンク30側部
にはその内部に貯留された穀粒を排出する排出オーガ4
0が配置されている。また、前記機枠フレーム13より
前方に刈取部8が突出されている。刈取部8はプラット
ホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し、回転
駆動することによって穀稈を略左右中央に集めるように
している。前記プラットホーム2前端下部には刈刃4が
横設され、該刈刃4の前上方には掻込リール5が配設さ
れている。前記プラットホーム2の両側の後部上に昇降
リンク6の後部が枢支され、該昇降リンク6の前端に前
記掻込リール5が回転自在に支持され、油圧モーター等
によって掻込リール5が回転駆動される。また、前記プ
ラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されてい
る。
【0011】前記刈取部8と脱穀部18の間には搬送装
置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10
内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の
後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前
記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合
わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該
フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通され
ており、該脱穀入口12前方には左右水平方向に回転軸
心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制
的に脱穀部18へ送るようにしている。フィーダハウス
10の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持さ
れている。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フ
レーム13との間には図示せぬ油圧シリンダーを介装し
て、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィ
ーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や操
向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該
キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して
視界を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両側
より乗り降りできるようにしている。
置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10
内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の
後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前
記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合
わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該
フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通され
ており、該脱穀入口12前方には左右水平方向に回転軸
心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制
的に脱穀部18へ送るようにしている。フィーダハウス
10の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持さ
れている。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フ
レーム13との間には図示せぬ油圧シリンダーを介装し
て、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィ
ーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や操
向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該
キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して
視界を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両側
より乗り降りできるようにしている。
【0012】また、前記フィーダハウス10、ビータ3
4及び脱穀入口12は、機体の進行方向に向かって左側
寄りに設けられ、該脱穀入口12は第一ロータ(前ロー
タ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀部18の第一
ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにしてい
る。
4及び脱穀入口12は、機体の進行方向に向かって左側
寄りに設けられ、該脱穀入口12は第一ロータ(前ロー
タ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀部18の第一
ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにしてい
る。
【0013】前記脱穀部18は、第一ロータ21と第二
ロータ22と受網23・24等からなり、前記機枠フレ
ーム13上部に収納されている。前記第一ロータ21と
第二ロータ22は略同じ形状に構成されており、筒の外
周は、周囲に図示せぬ複数の扱歯を有するスクリュー羽
根21a・22aを設けたスクリュー型に構成されて、
軸心は左右水平方向に向けられて、前後平行に配置され
ている。前後方向に軸芯を有するロータを配置した脱穀
部では前後方向に長くなるが、本実施例の如く左右に軸
芯を有するロータ21・22を設けた脱穀部18では前
後方向に短くすることができ、選別装置19後部の上方
の空間を利用してエンジンルーム49を設けることがで
き、効率良くレイアウトができる。
ロータ22と受網23・24等からなり、前記機枠フレ
ーム13上部に収納されている。前記第一ロータ21と
第二ロータ22は略同じ形状に構成されており、筒の外
周は、周囲に図示せぬ複数の扱歯を有するスクリュー羽
根21a・22aを設けたスクリュー型に構成されて、
軸心は左右水平方向に向けられて、前後平行に配置され
ている。前後方向に軸芯を有するロータを配置した脱穀
部では前後方向に長くなるが、本実施例の如く左右に軸
芯を有するロータ21・22を設けた脱穀部18では前
後方向に短くすることができ、選別装置19後部の上方
の空間を利用してエンジンルーム49を設けることがで
き、効率良くレイアウトができる。
【0014】前記第一ロータ21と第二ロータ22の下
方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロー
タ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー3
5・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成
している。また、第一ロータ21下方の受網23右側の
後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロー
タ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通部
23aが形成され、該連通部23a後端は第二ロータ2
2の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。更に、
前記受網24の左後部に排出口24aが開口されてい
る。
方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロー
タ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー3
5・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成
している。また、第一ロータ21下方の受網23右側の
後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロー
タ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通部
23aが形成され、該連通部23a後端は第二ロータ2
2の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。更に、
前記受網24の左後部に排出口24aが開口されてい
る。
【0015】更に、前記上部カバー35・36の水平状
に成形した上部の内周面には送塵弁59・59・・・が
左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー3
5・36上面に上下方向の回動支点を中心に送塵弁59
・59・・・が回動自在に枢支されており、該送塵弁5
9・59・・・を回動操作することによって、穀稈が第
一ロータ21・第二ロータ22内を移動する時間を穀稈
の品種や穀稈の状態に合わせた調整することができ、様
々な品種等に合わせた汎用性のある脱穀部18が構成さ
れるのである。
に成形した上部の内周面には送塵弁59・59・・・が
左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー3
5・36上面に上下方向の回動支点を中心に送塵弁59
・59・・・が回動自在に枢支されており、該送塵弁5
9・59・・・を回動操作することによって、穀稈が第
一ロータ21・第二ロータ22内を移動する時間を穀稈
の品種や穀稈の状態に合わせた調整することができ、様
々な品種等に合わせた汎用性のある脱穀部18が構成さ
れるのである。
【0016】また、第一ロータ21のスクリュー羽根2
1aは、第一ロータ21の左端より連通部23aの直左
側までの間に形成され、連通部23a前方の第一ロータ
21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板
状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同
様に第二ロータ22のスクリュー羽根22aは、第二ロ
ータ22の右端部より排出口24aの直右側までの間に
形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出
口24a前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b
・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り
羽根22b・22b・・で送って排出口24aより排出
するようにしている。
1aは、第一ロータ21の左端より連通部23aの直左
側までの間に形成され、連通部23a前方の第一ロータ
21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板
状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同
様に第二ロータ22のスクリュー羽根22aは、第二ロ
ータ22の右端部より排出口24aの直右側までの間に
形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出
口24a前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b
・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り
羽根22b・22b・・で送って排出口24aより排出
するようにしている。
【0017】このような構成において、フィーダハウス
10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、
第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送
されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端
に至ると緩傾斜状に形成した連通部23aから第二ロー
タ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によ
って左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の
左端に送られると、排出口24aより落下される。
10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、
第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送
されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端
に至ると緩傾斜状に形成した連通部23aから第二ロー
タ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によ
って左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の
左端に送られると、排出口24aより落下される。
【0018】該排出口24a下部から後下方にはガイド
プレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の
上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的
に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられてい
る。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に
比べ外径を小さくしたコンパクトで組立容易な形状と
し、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転
速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21
・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す
性能を高めている。
プレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の
上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的
に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられてい
る。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に
比べ外径を小さくしたコンパクトで組立容易な形状と
し、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転
速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21
・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す
性能を高めている。
【0019】前記排稈ビータ61は、左端部が排出口2
4aの左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出
口24a右端部よりさらに右側に延出し、排出口24a
より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビ
ータ61後方の吸引ファン92に取り込まれ、機体後端
部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレ
ッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の
鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出
される。
4aの左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出
口24a右端部よりさらに右側に延出し、排出口24a
より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビ
ータ61後方の吸引ファン92に取り込まれ、機体後端
部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレ
ッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の
鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出
される。
【0020】また、前記脱穀部18下方には選別装置
(揺動選別装置)19が配置され、その構成は、流穀板
25、揺動部50、選別風を発生させる唐箕27、選別
された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28と
二番物を搬送する二番コンベア31等より構成されてい
る。前記一番コンベア28及び二番コンベア31は側面
視でクローラー式走行装置1の後方に横設され、一番コ
ンベア28の左端部に連通して立状に配したバケット式
の揚穀コンベア29や、一番コンベア28の左端部の左
端部に連設する還元コンベア32とクローラー式走行装
置1とが干渉することのない効率的なレイアウトとして
る。さらに、選別装置19は機枠フレーム13の前後途
中部より後部の間に収納され、選別装置19前方の機枠
フレーム13前部とフィーダハウス10後下方位置には
図示せぬ走行駆動用のミッション装置を配置でき、効率
の良いレイアウトとして全長を短くすることができる。
(揺動選別装置)19が配置され、その構成は、流穀板
25、揺動部50、選別風を発生させる唐箕27、選別
された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28と
二番物を搬送する二番コンベア31等より構成されてい
る。前記一番コンベア28及び二番コンベア31は側面
視でクローラー式走行装置1の後方に横設され、一番コ
ンベア28の左端部に連通して立状に配したバケット式
の揚穀コンベア29や、一番コンベア28の左端部の左
端部に連設する還元コンベア32とクローラー式走行装
置1とが干渉することのない効率的なレイアウトとして
る。さらに、選別装置19は機枠フレーム13の前後途
中部より後部の間に収納され、選別装置19前方の機枠
フレーム13前部とフィーダハウス10後下方位置には
図示せぬ走行駆動用のミッション装置を配置でき、効率
の良いレイアウトとして全長を短くすることができる。
【0021】前記揺動部50は、前記第一ロータ21前
端の下方より選別装置19の後端までに渡って配置さ
れ、揺動リンク機構51によって揺動自在に支持されて
いる。前記揺動部50前部には第一ロータ21と第二ロ
ータ22の下方に渡って落下された穀稈を受けるグレー
ンパン50aが形成されている。該グレーンパン50a
は側面視で波状に形成され揺動部50の揺動で後方に搬
送するようにしている。
端の下方より選別装置19の後端までに渡って配置さ
れ、揺動リンク機構51によって揺動自在に支持されて
いる。前記揺動部50前部には第一ロータ21と第二ロ
ータ22の下方に渡って落下された穀稈を受けるグレー
ンパン50aが形成されている。該グレーンパン50a
は側面視で波状に形成され揺動部50の揺動で後方に搬
送するようにしている。
【0022】前記グレーンパン50a後端には連接して
フルイ線52が配置されている。該フルイ線52の下方
より揺動部50の後端部にかけて、揺動部50の幅方向
に横架した複数のチャフフィンより成るチャフ部が配置
されている。該チャフ部は、前側より脱粒された穀稈量
に応じてチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる可動
チャフ53と、手動によってチャフフィンの前下がり傾
斜角度が変える手動チャフ54と、チャフフィンの前下
がり傾斜角度が固定された固定チャフ55より構成され
ている。該チャフ部の下方の揺動部50底面は落下口5
5bが開口され、図示せぬクリンプ網によって被装され
ている。
フルイ線52が配置されている。該フルイ線52の下方
より揺動部50の後端部にかけて、揺動部50の幅方向
に横架した複数のチャフフィンより成るチャフ部が配置
されている。該チャフ部は、前側より脱粒された穀稈量
に応じてチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる可動
チャフ53と、手動によってチャフフィンの前下がり傾
斜角度が変える手動チャフ54と、チャフフィンの前下
がり傾斜角度が固定された固定チャフ55より構成され
ている。該チャフ部の下方の揺動部50底面は落下口5
5bが開口され、図示せぬクリンプ網によって被装され
ている。
【0023】また、前記揺動部50のグレーンパン50
aの前後途中部の下方に唐箕27が横設され、ガイドに
従って後方に選別風を送り落下口50b等より揺動部5
0内に選別風を送風して、前記チャフ部で比重選別と風
選別とを行い、一番物と二番物とに選別している。
aの前後途中部の下方に唐箕27が横設され、ガイドに
従って後方に選別風を送り落下口50b等より揺動部5
0内に選別風を送風して、前記チャフ部で比重選別と風
選別とを行い、一番物と二番物とに選別している。
【0024】すなわち、前記第一ロータ21と第二ロー
タ22の受網23・24より落下された穀粒や藁屑等
は、揺動部50のグレーンパン50a上に受け止められ
て後方に搬送され、グレーンパン50a後部よりフルイ
線52で後方に跳ね飛ばされて、そのままチャフ部に落
下させて比重選別と風選別とが行われるのである。
タ22の受網23・24より落下された穀粒や藁屑等
は、揺動部50のグレーンパン50a上に受け止められ
て後方に搬送され、グレーンパン50a後部よりフルイ
線52で後方に跳ね飛ばされて、そのままチャフ部に落
下させて比重選別と風選別とが行われるのである。
【0025】次に、前記排稈ビータ61、吸引ファン9
2における排稈の流れ、および揺動部50上の堆積物1
63の排除構成について、図4、図5により詳細に説明
する。図4に示すように、第二ロータ22から排出され
た排稈はガイドプレート60上面に落下し、該ガイドプ
レート60上面を滑り落ちながら、回動する排稈ビータ
61の外周面に植設された複数個の側面視逆V型の送り
歯61a・61a・・によって後方の吸引ファン92に
向かって投げ出される。しかし、刈取作業中にエンスト
などにより作業を中断した場合は、排稈ビータ61から
投げ出された排稈を吸引ファン92が取り込めず、該排
稈は揺動部50上に落下・堆積する。この堆積物163
は、作業再開時に吸引ファン92を稼動させても排出さ
れずにそのまま残るため、揺動部50における目詰まり
の原因となり、揺動部50における隙間選別の効率を大
きく低下させるのである。
2における排稈の流れ、および揺動部50上の堆積物1
63の排除構成について、図4、図5により詳細に説明
する。図4に示すように、第二ロータ22から排出され
た排稈はガイドプレート60上面に落下し、該ガイドプ
レート60上面を滑り落ちながら、回動する排稈ビータ
61の外周面に植設された複数個の側面視逆V型の送り
歯61a・61a・・によって後方の吸引ファン92に
向かって投げ出される。しかし、刈取作業中にエンスト
などにより作業を中断した場合は、排稈ビータ61から
投げ出された排稈を吸引ファン92が取り込めず、該排
稈は揺動部50上に落下・堆積する。この堆積物163
は、作業再開時に吸引ファン92を稼動させても排出さ
れずにそのまま残るため、揺動部50における目詰まり
の原因となり、揺動部50における隙間選別の効率を大
きく低下させるのである。
【0026】一方、前記吸引ファン92の下部にはガイ
ドプレート157が配設されており、該ガイドプレート
157の前半部157aにより吸引ファン92の下部を
覆い、取り込まれた排稈が排稈ビータ61側に戻らない
ようにする一方、取り込まれた排稈は該前半部157a
後端から斜め下後方に延設された後半部157bに沿っ
て滑り落ち、前記スプレッダー62に導くするようにし
ている。
ドプレート157が配設されており、該ガイドプレート
157の前半部157aにより吸引ファン92の下部を
覆い、取り込まれた排稈が排稈ビータ61側に戻らない
ようにする一方、取り込まれた排稈は該前半部157a
後端から斜め下後方に延設された後半部157bに沿っ
て滑り落ち、前記スプレッダー62に導くするようにし
ている。
【0027】すなわち、本発明においては、ガイドプレ
ート157と揺動部50との間に、堆積物163の通過
に十分な高さの隙間164を設けて、堆積物163を排
出可能な構成としている。つまり、揺動部50上の堆積
物163は刈取作業時には揺動運動により常に後方への
搬送状態にあるため、ガイドプレート157と揺動部5
0との間に十分な大きさの隙間164を設けるだけで、
該隙間164を通って堆積物163を搬送することがで
き、矢印165に示すように後方へ排出することができ
る。
ート157と揺動部50との間に、堆積物163の通過
に十分な高さの隙間164を設けて、堆積物163を排
出可能な構成としている。つまり、揺動部50上の堆積
物163は刈取作業時には揺動運動により常に後方への
搬送状態にあるため、ガイドプレート157と揺動部5
0との間に十分な大きさの隙間164を設けるだけで、
該隙間164を通って堆積物163を搬送することがで
き、矢印165に示すように後方へ排出することができ
る。
【0028】また、図5に示すように、前記ガイドプレ
ート157の前部に開閉装置166を設け、通常の刈取
作業時には閉位置166aとし、作業再開時にのみ開位
置166bにすることにより、作業中の選別効率等を低
下させることなく、揺動部50上の堆積物163を前記
隙間164を通して後方に排出可能な構成としている。
ート157の前部に開閉装置166を設け、通常の刈取
作業時には閉位置166aとし、作業再開時にのみ開位
置166bにすることにより、作業中の選別効率等を低
下させることなく、揺動部50上の堆積物163を前記
隙間164を通して後方に排出可能な構成としている。
【0029】すなわち、刈取作業時には開閉装置166
を閉位置166aに設定することにより、空気通路の断
面積を絞り込んで流速を速くすることができ、前記風選
別の効率や排稈の取り込み・排除の効率などを高く維持
することができる。一方、作業再開時には開位置166
bに回動し設定することにより、揺動部50上の堆積物
163を前記隙間164を通って揺動運動により後方に
排出することができるのである。
を閉位置166aに設定することにより、空気通路の断
面積を絞り込んで流速を速くすることができ、前記風選
別の効率や排稈の取り込み・排除の効率などを高く維持
することができる。一方、作業再開時には開位置166
bに回動し設定することにより、揺動部50上の堆積物
163を前記隙間164を通って揺動運動により後方に
排出することができるのである。
【0030】次に、前記堆積物163の量が多い場合の
排除構成について、図6により説明する。前記排稈ビー
タ61の後部に近接して排稈センサー167が配設さ
れ、該排稈センサー167からはセンサーステー167
aが回動可能に突出され、前記堆積物163が多量に堆
積した場合には該センサーステー167aが前方に押し
出されるように回動する。すると、前記排稈センサー1
67内の検出スイッチが入り、この「入」信号は排稈セ
ンサー167に接続された制御回路72を介してブザー
やランプなどの表示手段71に伝達され、該表示手段7
1によりオペレーターは堆積物163の堆積状況を把握
できる構成となっている。
排除構成について、図6により説明する。前記排稈ビー
タ61の後部に近接して排稈センサー167が配設さ
れ、該排稈センサー167からはセンサーステー167
aが回動可能に突出され、前記堆積物163が多量に堆
積した場合には該センサーステー167aが前方に押し
出されるように回動する。すると、前記排稈センサー1
67内の検出スイッチが入り、この「入」信号は排稈セ
ンサー167に接続された制御回路72を介してブザー
やランプなどの表示手段71に伝達され、該表示手段7
1によりオペレーターは堆積物163の堆積状況を把握
できる構成となっている。
【0031】すなわち、刈取量が多く排稈ビータ61か
らの投げ出し量が極めて多い場合には、多量の堆積物1
63が発生するため、揺動部50の揺動運動だけでは移
動が困難となり、たとえ移動できたとしても、前記隙間
164が狭く堆積物163がつかえて通れない。そこ
で、前記排稈センサー167により堆積状況を把握し、
必要に応じて、取出口168から堆積物163を取り除
いて、目詰まりを防止できるようにしている。なお、セ
ンサーステー167aの前方への押出し角度に応じて複
数の角度レベルを設け、該角度レベルを簡易的に目詰ま
りレベルとみなし、該目詰まりレベルをオペレーターが
前記表示手段71により逐次把握できるようにすること
で、前もって堆積の進行状況を把握することができ、目
詰まりの管理を一層確実に行うことができる。
らの投げ出し量が極めて多い場合には、多量の堆積物1
63が発生するため、揺動部50の揺動運動だけでは移
動が困難となり、たとえ移動できたとしても、前記隙間
164が狭く堆積物163がつかえて通れない。そこ
で、前記排稈センサー167により堆積状況を把握し、
必要に応じて、取出口168から堆積物163を取り除
いて、目詰まりを防止できるようにしている。なお、セ
ンサーステー167aの前方への押出し角度に応じて複
数の角度レベルを設け、該角度レベルを簡易的に目詰ま
りレベルとみなし、該目詰まりレベルをオペレーターが
前記表示手段71により逐次把握できるようにすること
で、前もって堆積の進行状況を把握することができ、目
詰まりの管理を一層確実に行うことができる。
【0032】さらに、このような排稈センサー167は
前記隙間164や開閉装置166と併用することによ
り、より効果的に目詰まりの防止を図ることができる。
すなわち、堆積物163が少量の場合は、該堆積物16
3は揺動により隙間164から作業再開毎に排出される
ため、わざわざ取出口168を開いて取り除く必要はな
く、一度に多量の堆積物が発生した場合にのみ取出口1
68を開いて取り除けば十分であり、目詰まり処理の時
間や手間を大幅に軽減することができるのである。
前記隙間164や開閉装置166と併用することによ
り、より効果的に目詰まりの防止を図ることができる。
すなわち、堆積物163が少量の場合は、該堆積物16
3は揺動により隙間164から作業再開毎に排出される
ため、わざわざ取出口168を開いて取り除く必要はな
く、一度に多量の堆積物が発生した場合にのみ取出口1
68を開いて取り除けば十分であり、目詰まり処理の時
間や手間を大幅に軽減することができるのである。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、刈取部の後部に左右方向に回動軸線を有するス
クリュー型のロータを前後に平行に配置し、該ロータの
下方に選別装置を配置すると共に、後ロータの後方には
左右方向に回動軸線を有する排稈ビータと吸引ファンを
連設し、該吸引ファンの下側にガイドプレートを配設し
た汎用コンバインにおいて、該ガイドプレートと前記選
別装置の揺動部との間に隙間を設け、該隙間を介して、
前記揺動部上に堆積した排稈を吸引ファン後方に揺動で
排出可能な構成としたので、揺動部上に堆積した排稈を
こまめに排除することができ、選別装置における目詰ま
りを確実に防止することができる。
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、刈取部の後部に左右方向に回動軸線を有するス
クリュー型のロータを前後に平行に配置し、該ロータの
下方に選別装置を配置すると共に、後ロータの後方には
左右方向に回動軸線を有する排稈ビータと吸引ファンを
連設し、該吸引ファンの下側にガイドプレートを配設し
た汎用コンバインにおいて、該ガイドプレートと前記選
別装置の揺動部との間に隙間を設け、該隙間を介して、
前記揺動部上に堆積した排稈を吸引ファン後方に揺動で
排出可能な構成としたので、揺動部上に堆積した排稈を
こまめに排除することができ、選別装置における目詰ま
りを確実に防止することができる。
【0034】請求項2のように、請求項1記載の隙間を
通常の刈取作業時には閉塞し、作業再開時のみ開口する
開閉装置を設けたので、作業中の選別効率を低下させる
ことなく、揺動部上に堆積した排稈を排除することがで
きる。
通常の刈取作業時には閉塞し、作業再開時のみ開口する
開閉装置を設けたので、作業中の選別効率を低下させる
ことなく、揺動部上に堆積した排稈を排除することがで
きる。
【0035】請求項3のように、刈取部の後部に左右方
向に回動軸線を有するスクリュー型のロータを前後に平
行に配置し、該ロータの下方に選別装置を配置すると共
に、後ロータの後方には左右方向に回動軸線を有する排
稈ビータと吸引ファンを連設した汎用コンバインにおい
て、該排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記選別装置
の揺動部上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサーを
配設したので、揺動部上の堆積状況を逐次把握すること
ができ、目詰まりの管理を一層確実に行うことができ
る。
向に回動軸線を有するスクリュー型のロータを前後に平
行に配置し、該ロータの下方に選別装置を配置すると共
に、後ロータの後方には左右方向に回動軸線を有する排
稈ビータと吸引ファンを連設した汎用コンバインにおい
て、該排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記選別装置
の揺動部上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサーを
配設したので、揺動部上の堆積状況を逐次把握すること
ができ、目詰まりの管理を一層確実に行うことができ
る。
【0036】請求項4においては、請求項1又は請求項
2記載の排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記揺動部
上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサーを配設した
ので、揺動部上に堆積した少量の排稈は常時排除され、
一度に多量の堆積物が発生した場合のみ取出口168か
ら取り除けば十分であり、目詰まり処理の時間や手間を
大幅に軽減することができる。
2記載の排稈ビータと吸引ファンとの間に、前記揺動部
上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサーを配設した
ので、揺動部上に堆積した少量の排稈は常時排除され、
一度に多量の堆積物が発生した場合のみ取出口168か
ら取り除けば十分であり、目詰まり処理の時間や手間を
大幅に軽減することができる。
【図1】汎用コンバインの全体側面一部断面図である。
【図2】同じく全体平面一部断面図である。
【図3】脱穀部及び選別装置の側面断面図である。
【図4】下方に隙間を設けた吸引ファン近傍を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図5】開閉装置を設けた吸引ファン近傍を示す側面断
面図である。
面図である。
【図6】排稈センサーを設けた吸引ファン近傍を示す側
面断面図である。
面断面図である。
【図7】従来の脱穀部後方の排稈の流れを示す側面断面
図である。
図である。
【符号の説明】 8 刈取部 19 選別装置 21・22 ロータ 50 揺動部 61 排稈ビータ 92 吸引ファン 157 ガイドプレート 164 隙間 166 開閉装置 167 排稈センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 宗徳 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B095 AA06 AA28 BA03 BA11 BA21 BA23 BA35 BB04 BB12 BB29 CA02 EA01
Claims (4)
- 【請求項1】 刈取部の後部に左右方向に回動軸線を有
するスクリュー型のロータを前後に平行に配置し、該ロ
ータの下方に選別装置を配置すると共に、後ロータの後
方には左右方向に回動軸線を有する排稈ビータと吸引フ
ァンを連設し、該吸引ファンの下側にガイドプレートを
配設した汎用コンバインにおいて、該ガイドプレートと
前記選別装置の揺動部との間に隙間を設け、該隙間を介
して、前記揺動部上に堆積した排稈を吸引ファン後方に
揺動で排出可能な構成としたことを特徴とする汎用コン
バイン。 - 【請求項2】 前記隙間を通常の刈取作業時には閉塞
し、作業再開時のみ開口する開閉装置を設けたことを特
徴とする請求項1記載の汎用コンバイン。 - 【請求項3】 刈取部の後部に左右方向に回動軸線を有
するスクリュー型のロータを前後に平行に配置し、該ロ
ータの下方に選別装置を配置すると共に、後ロータの後
方には左右方向に回動軸線を有する排稈ビータと吸引フ
ァンを連設した汎用コンバインにおいて、該排稈ビータ
と吸引ファンとの間に、前記選別装置の揺動部上に堆積
した排稈を検出可能な排稈センサーを配設したことを特
徴とする汎用コンバイン。 - 【請求項4】 前記排稈ビータと吸引ファンとの間に、
前記揺動部上に堆積した排稈を検出可能な排稈センサー
を配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
の汎用コンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194906A JP2001016970A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 汎用コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194906A JP2001016970A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 汎用コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001016970A true JP2001016970A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16332310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11194906A Pending JP2001016970A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 汎用コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001016970A (ja) |
-
1999
- 1999-07-08 JP JP11194906A patent/JP2001016970A/ja active Pending
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