JP2001016930A - 田植機の苗植付装置 - Google Patents

田植機の苗植付装置

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JP2001016930A
JP2001016930A JP11195878A JP19587899A JP2001016930A JP 2001016930 A JP2001016930 A JP 2001016930A JP 11195878 A JP11195878 A JP 11195878A JP 19587899 A JP19587899 A JP 19587899A JP 2001016930 A JP2001016930 A JP 2001016930A
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seedling mounting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗載せ台を合理的な位置で分割して横幅方向
での寸法の縮小を図り得る田植機の苗植付装置を構成す
る。 【解決手段】 縦送り機構Gに動力を伝える被操作アー
ム65を苗植付装置Aの中央位置から一方に偏位させて
配置すると共に、この被操作アーム65が形成された側
と反対側において、縦送りクラッチで動力が遮断される
2条の分離苗載せ台22Sを主苗載せ台22Mから分離
可能に構成し、この分離苗載せ台22Sを主苗載せ台2
2Sの苗載せ面の側の格納部の位置に重ね合わせた状態
で支持できるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数条の苗載せ面
が形成された傾斜姿勢の苗載せ台と、夫々の苗載せ面に
載置された苗の下端から苗を切り出して圃場面に移植す
る複数の植付機構と、夫々の苗載せ面に載置された苗を
下方に送る複数の縦送り機構と、苗載せ台を横方向に往
復移動させる横送り機構と、この横送り機構の駆動力に
よって苗載せ台が左右の移動端に達する毎に複数の縦送
り機構を駆動する縦送り軸の入力部に対して動力を伝え
る駆動系と、前記複数の植付機構のうち隣接する複数の
ものに対する駆動力の伝動と遮断との切換を一括して行
う複数の畦際クラッチと、夫々の畦際クラッチによって
駆動力が制御される植付機構に対応した苗載せ面の縦送
り機構に対して前記縦送り軸からの駆動力の伝動と遮断
との切換を一括して行う複数の縦送りクラッチと、これ
ら複数の畦際クラッチ及び複数の縦送りクラッチのうち
対応するもの同士をともに操作する操作系とを備えて成
る田植機の苗植付装置に関し、詳しくは、トラックでの
運搬時や格納時において苗載せ台の横方向での寸法を縮
小する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された苗植付装置とし
て特開平10‐33033号公報に示されるものが存在
し、この従来例では、苗載せ台が中央位置の苗載せ部
と、この両端の苗載せ部とで構成されると共に、夫々の
苗載せ部をロック機構によって連結する状態と、このロ
ック機構による連結を解除して分離する状態とに切換自
在に構成され、トラックで運搬する場合には、ロック機
構のロック状態を解除して両端の苗載せ部を分離し、こ
のように分離した苗載せ部を、中央位置の苗載せ部の両
側部の苗載せ面の側に乗せ付ける状態に支持することで
苗載せ台の横幅方向での寸法を縮小し得るものとなって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】苗載せ台の横幅方向で
の寸法の縮小を図る場合に、従来の技術のように苗載せ
台の両端部を分離するものでは、中央の苗載せ部に対し
て両端の2箇所にロック機構を備え、両端の苗載せ部を
着脱自在に構成する必要から構造が複雑化しやすい。そ
こで、苗載せ台の一方の端部だけを分離自在に構成し、
この分離自在に構成された側の端部に苗載せ台を移動さ
せた状態で、苗載せ台の端部を分離することで従来の技
術と同様に苗載せ台の横幅方向での寸法の縮小を可能に
すると同時に、構造の簡素化を図ることも考えられてい
る。しかし、苗載せ台を分離する構造を考えるに、苗載
せ台には苗載せ面に載置した苗を下方に送る縦送り機構
や、苗載せ面に載置された苗の残量を計測する苗残量セ
ンサを備えており、これらの機能を阻害することなく合
理的な位置で分離して横幅方向での寸法の縮小を図り得
る構造が望まれている。本発明の目的は、苗載せ台を合
理的な位置で分割して横幅方向での寸法の縮小を図り得
る田植機の苗植付装置を構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、複数条の苗載せ面が形
成された傾斜姿勢の苗載せ台と、夫々の苗載せ面に載置
された苗の下端から苗を切り出して圃場面に移植する複
数の植付機構と、夫々の苗載せ面に載置された苗を下方
に送る複数の縦送り機構と、苗載せ台を横方向に往復移
動させる横送り機構と、この横送り機構の駆動力によっ
て苗載せ台が左右の移動端に達する毎に複数の縦送り機
構を駆動する縦送り軸の入力部に対して動力を伝える駆
動系と、前記複数の植付機構のうち隣接する複数のもの
に対する駆動力の伝動と遮断との切換を一括して行う複
数の畦際クラッチと、夫々の畦際クラッチによって駆動
力が制御される植付機構に対応した苗載せ面の縦送り機
構に対して前記縦送り軸からの駆動力の伝動と遮断との
切換を一括して行う複数の縦送りクラッチと、これら複
数の畦際クラッチ及び複数の縦送りクラッチのうち対応
するもの同士をともに操作する操作系とを備えて成る田
植機の苗植付装置において、前記入力部が苗植付装置の
左右方向での中央位置から左右一方の側に偏位して配置
され、この入力部と反対側の端部位置において前記縦送
りクラッチで動力が一括して制御される複数条分の苗載
せ面部分を分離苗載せ台に設定し、かつ、この分離苗載
せ台が連結する苗載せ面部分を主苗載せ台に設定し、こ
れらの連結と分離との切換を行う連結手段を備え、この
連結手段の連結解除によって主苗載せ台から分離した分
離苗載せ台を主苗載せ台の苗載せ面の側に支持する格納
部が形成されている点にあり、その作用、及び、効果は
次の通りである。
【0005】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記苗載せ台に8条の苗載せ面が形成さ
れ、前記分離苗載せ台の苗載せ面が2条に設定され、こ
の分離苗載せ台を前記格納位置に支持した場合には分離
苗載せ台の苗載せ面の少なくとも1条分が主苗載せ台と
重複するよう支持形態が設定されている点にあり、その
作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1又は2において、前記分離された分離苗載せ台を前記
格納部まで揺動案内する補助アームを備え、この補助ア
ームが苗植付装置のフレームと該分離苗載せ台とを連係
する状態と、連係を解除する状態とに切換自在に構成さ
れている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りで
ある。
【0007】本発明の第4の特徴(請求項4)は請求項
1〜3のいずれか1項において、前記苗載せ台の苗載せ
面同士の境界位置に縦壁が形成され、この縦壁から苗載
せ面の側に突出する接当片を有した苗残量センサを備
え、前記主苗載せ台と分離苗載せ台との境界位置の苗残
量センサを主苗載せ台の側に支持してある点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】〔作用〕
【0009】上記第1の特徴によると、入力部と反対側
の端部側で分割するので、この入力部の近傍位置に配置
される部材の干渉や、この入力部を分割する構造を考慮
せずに済むものとなり、しかも、縦送りクラッチで動力
が一括して制御される複数条分の分離苗載せ台を主苗載
せ台から分離するので、例えば、この単位より少ない条
数で分割した場合のように、縦送り機構の駆動軸を分割
する必要がなく、構造を複雑化させることもない。そし
て、この分離苗載せ台を主苗載せ台の苗載せ面の側の格
納部に支持するので、主苗載せ台の苗載せ面側の上方の
空間を有効に利用して分離苗載せ台の支持を行いながら
苗載せ台の幅を縮小できるものとなる。
【0010】上記第2の特徴によると、8条の幅の苗載
せ台が7条の苗載せ台の幅に相当する寸法まで縮小でき
るものとなる。
【0011】上記第3の特徴によると、補助アームの揺
動によって分離苗載せ台を格納部に案内するので、例え
ば、分離苗載せ台を完全に分離するもののように分離苗
載せ台を持ち上げて格納部のセッティング位置を確認し
ながらセットするものと比較して、格納時の位置決めが
簡単となり、しかも、分離苗載せ台を主苗載せ台に連結
して作業を行う際には、補助アームの連係を解除するこ
とによって苗載せ台を無理なく横方向に往復移動させ得
るものとなる。
【0012】上記第4の特徴によると、主苗載せ台から
分離苗載せ台を分離した場合には、境界位置の苗残量セ
ンサが主苗載せ台の側に残されるので、この苗残量セン
サからの配線を長くすることや、配線にカプラー等を介
装して分離自在にする構成を採用しなくて済み複雑化を
解消できるものとなる。
【0013】〔発明の効果〕従って、複雑化を招くこと
なく苗載せ台を合理的な位置で分割して横幅方向での寸
法の縮小を図り得る田植機の苗植付装置が構成されたの
である(請求項1、2)。又、分離苗載せ台を決められ
た位置に適切に楽にセットして苗載せ台の横幅を縮小で
きるものとなり(請求項3)、苗残量センサに妨げられ
ることなく、苗載せ台の分割を行い得るものとなったの
である(請求項4)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体の前部にエンジン3を搭載すると共
に、この走行機体の前部にエンジン3からの動力が伝え
られる静油圧式の無段変速装置H、この無段変速装置H
からの動力が伝えられる前部位置のミッションケース
4、及び、このミッションケース4からの動力が伝えら
れる後部位置の後車軸ケース5夫々を配置し、又、走行
機体の中央部にステアリングハンドル6と運転座席7と
を配置し、走行機体の後端部に対しリフトシリンダ8で
駆動昇降操作される平行4連型のリンク機構Lを介して
8条植用の苗植付装置Aを連結し、又、走行機体の後部
に施肥装置Bを備えて水田作業機としての田植機を構成
する。
【0015】前記ミッションケース4には左右の前車輪
1,1に動力を伝える差動機構(図示せず)と、単位走
行距離に対する苗植付装置Aの苗植付作動回数を設定す
る株間変速機構(図示せず)とを内蔵すると共に、この
ミッションケース4から苗植付装置Aに対する動力の伝
動と遮断とを行う植付クラッチCとを内蔵している。
又、前記後車軸ケース5には左右の後車輪2,2に動力
を伝える伝動機構(図示せず・差動機構は備えていな
い)を内蔵している。
【0016】運転座席7の前方のメータパネル部の左側
部に前記無段変速装置Hを変速操作する主変速レバー9
を配置し、運転座席7の左側部に前記ミッションケース
内のギヤ式の副変速装置(図示せず)を変速操作する副
変速レバー10を配置し、運転座席8の右側部に苗植付
装置Aの昇降制御と植付クラッチCの制御とを行う昇降
レバー11を配置し、ステアリングハンドル7の近傍位
置に強制昇降レバー12を配置してある。尚、昇降レバ
ー11は苗植付装置Aの昇降制御と、植付クラッチCの
入り切りの制御とを行い、又、強制昇降レバー12は接
地状態にある苗植付装置Aを上限まで強制的に上昇させ
る制御と、この強制上昇と連動して植付クラッチCを切
る制御と、この強制上昇制御で上昇状態にある苗植付装
置Aを接地レベルまで強制的に下降させる制御とを行う
ものとなっており、植付クラッチCは図34に示す如く
電動モータCMの駆動力で入り切り制御されるよう構成
されている。
【0017】図1〜図6に示すように、前記リンク機構
Lは左右一対のトップリンク15と左右一対のロアーリ
ンク16と、後端の縦リンク17とで構成され、この縦
リンク17の下端部に対して、苗植付装置Aの伝動ケー
ス18が前後向き姿勢のローリング軸芯X周りでローリ
ング自在に連結されている。又、伝動ケース18に対し
て走行機体3からの動力が伝えられる伝動軸19が形成
され、苗植付装置Aはこの伝動ケース18と、この伝動
ケース18に連結する横長姿勢の角パイプ状のツールフ
レーム20と、このツールフレーム20に前端が連結固
定され、前記伝動ケース18からの動力が分岐して伝え
られる4つのチェーンケース21と、夫々のチェーンケ
ース21の後部の左右位置に配置された8条分の植付機
構Dと、マット状苗Wを載置する傾斜姿勢の苗載せ台2
2と、5つの整地フロート23とを備えている。尚、こ
の5つの整地フロート23のうち左右方向での中央位置
のもの23Cは圃場面Sに追従して苗植付装置Aの昇降
制御を行う際のセンサフロートとして使用される。
【0018】前記施肥装置Bは、粒状や粉状の肥料を貯
留するホッパー26を備えると共に、このホッパー26
からの肥料を繰出す8条分の繰り出し機構27と、繰出
し機構27から繰り出された肥料を風圧で送るようブロ
アモータ28Mで駆動される送風ブロア28と、この送
風ブロア28からの送風作用によって肥料が送られる8
本の施肥ホース29と、これらの施肥ホース29からの
肥料を圃場面S下に送り込むよう前記5つの整地フロー
ト23に支持された8つの作溝器30とを備えて構成さ
れている。
【0019】図7、図8、図12に示すように植付機構
Dは、前記チェーンケース21からの動力で横向き姿勢
の軸芯周りで回転するロータリケース33と、このロー
タリケース33に一対ずつ取付けられた植付アーム34
と、夫々の植付アーム34に備えた植付爪35とを有
し、植付作業時には苗載せ台22に載置したマット状苗
Wの下端から植付爪35が苗を切り出して圃場面Sに移
植する作動を行うよう構成されている。又、夫々のチェ
ーンケース21の後端部に畦際クラッチEを内蔵し、こ
の畦際クラッチEの切り操作によって左右一対のロータ
リケース33への伝動を遮断して、2条の植付を停止し
得るものとなっている。図5、図6に示すように、前記
伝動ケース18の左側面には、螺旋溝37Sが形成され
た螺軸37をゴム製の蛇腹で覆う状態で、かつ、横向き
姿勢の軸芯周りで突設してあり、この螺軸37の螺旋溝
37Sに係入するコマ部材38をホルダー39を介して
苗載せ台22の反苗載せ面の側に固設することで横送り
機構Fを構成してあり、この横送り機構Fによって苗載
せ台22を横方向に往復作動させるものとなっている。
又、前記伝動ケース18の右側面には横向き姿勢の軸芯
周りで回転自在に駆動軸41を配置し、この駆動軸41
に対し前記螺軸37による苗載せ台22の往復移動スト
ロークに等しい間隔で一対の駆動アーム42,42を備
えている。
【0020】図2、図3に示すように、前記チェーンケ
ース21の上面に横長姿勢の摺動レール43を備え、苗
載せ台22の反苗載せ面の側に上下方向の中央位置に横
長姿勢のガイドレール44を備え、前記ツールフレーム
20の両端部に立設した左右の支柱45、45同士に亘
って横長姿勢のパイプフレーム46を備え、前記苗載せ
台下面の案内シュー47(図21を参照)を摺動レール
43に載置すると同時に、図7〜図11に示すように、
パイプフレーム46に備えた複数のガイドローラ48を
ガイドレール44に係入することで、摺動レール43と
ガイドレール44とによって苗載せ台22を左右方向に
移動自在に支持している。尚、ツールフレーム20の両
端位置には摺動レール43の左右外端に張り出す形状の
丸パイプ製の保護フレーム49を備えている。
【0021】図3、図4に示すように、縦リンク17の
上端位置と苗載せ台22との間にバランスバネ51を介
装すると共に、この縦リンク17の上端に備えたローリ
ングモータ52の駆動力でネジ式に横方向に作動するロ
ッド53の両端と前記パイプフレーム46との間にロー
リングバネ54を介装することでローリングモータ52
の駆動力で苗植付装置Aをローリング作動させるローリ
ング作動系を構成してある。そして、この構成によって
苗載せ台Aが左右にスライド作動して左右の重量バラン
スが崩れる場合にもバランスバネ51の付勢力によって
苗植付装置Aの姿勢を大きく崩すことがなく、又、走行
機体が左右方向に傾斜した際にはローリングモータ52
の駆動力でロッド53を作動させローリングバネ54を
介して苗植付装置Aのローリング姿勢を修正することに
よって、該苗植付装置Aを圃場面Sに追従する姿勢に維
持できるものとなっている。
【0022】図2、図3、図18、図19に示すよう
に、苗載せ台22には縦壁22Aを境界位置に配置した
8つの苗載せ面22Bが備えられると共に、夫々の苗載
せ面22Bにはマット状苗Wの浮き上がりを阻止するよ
う複数の苗ステー58と、マット条苗Wを下方に送る縦
送り機構Gと、縦壁22Aに内装する状態の苗残量セン
サTとを備えている。苗ステー58は上部位置の支柱体
59と下部位置の支持プレート60との間に亘って支持
されている。図16、図21、図22、図23に示すよ
うに、苗載せ台22の下部に横向き姿勢の軸芯周り周り
で回動自在に断面形状六角の縦送り軸61を備え、前記
縦送り機構Gは縦送り軸61に外嵌する下部ローラ62
と、この上方に配置された上部ローラ63と、これらに
巻回した縦送りベルト64とで構成されている(同図に
示すように1条の苗載せ面22Bに対して左右一対の縦
送りベルト64が配置されている)。又、縦送り軸61
には前記左右一対の駆動アーム42、42に接当する被
操作アーム65と、この被操作アーム65からの駆動力
を縦送り軸61に伝える一方向クラッチ66とを備え、
縦送り軸61からの回転動力を隣接する2条の縦送り機
構G、Gに対して伝えるようレバー67を介して操作さ
れる縦送りクラッチJを隣接する下部ローラ62の間に
備えている。又、苗残量センサTは、苗載せ台22に載
置されたマット状苗Wに接当するよう突出付勢された接
当片68と、この接当片68の姿勢から苗Wの存否を判
別するリミットスイッチ69とで構成されている。
【0023】尚、前記整地フロート23は後部位置の横
向き姿勢の軸芯周りでの揺動によって、その前端部が上
下に変位するよう支持され、この整地フロート23うち
左右方向での中央位置のフロート23Cの揺動姿勢から
苗植付装置Aと圃場面Sとの上下方向での相対距離を計
測する検出系を備え、この検出系からの検出結果を目標
値に維持するよう前記リフトシリンダ8を制御する昇降
制御手段(図示せず)を備えている。又、図3に示すよ
うに、苗植付装置Aの前面側にはレバーガイド71に係
合支持される状態で苗取り量調節レバー72と植付深さ
調節レバー73が備えられ、これらのレバー72、73
のうち苗取り調節レバー72は上下方向に操作すること
で摺動レール43を上下方向に変位させて植付爪35の
作動軌跡と摺動レール43の相対位置の変化から苗の取
り出し量を調節できるものとなり、又、植付深さレバー
73は上下に調節することで整地フロート23の後端位
置を上下に変位させることで植付爪35の作動軌跡と圃
場面Sとの相対位置の変化から植付爪35が圃場面Sに
対して苗を挿入する深さを調節できるものとなってい
る。
【0024】このように構成されたので、苗の移植を行
う場合には苗取り量と植付深さとを必要な値に設定した
状態で、圃場面Sに追従して苗植付装置Aの昇降を行う
制御状態で前記植付クラッチCを入り操作することによ
り、横送り機構Fからの駆動力で苗載せ台22を摺動レ
ール43に沿って横方向に送りながら、苗載せ台22に
載置したマット状苗Wの下端の苗を植付爪35が横方向
に順次切り出して圃場面Sに移植すると共に、苗載せ台
22が横移動方向の端部に達すると駆動アーム42に対
する被操作アーム65との接当で縦送り軸61を設定量
だけ回転させて夫々の縦送り機構Gを作動させてマット
状苗Wを下方に送るものとなっている。そして、苗の植
付条数を減ずる場合には、前記畦際クラッチEと縦送り
クラッチJとに連係する4つの畦際クラッチレバー74
(図1を参照)の何れかを選択して切り操作することで
植付条の2条単位の植付を停止できるものとなってい
る。
【0025】この苗植付装置Aでは、苗載せ台22のう
ち前記被操作アーム65と反対側の端部の2条の苗載せ
面部分を分離苗載せ台22Sに設定し、残りの6条の苗
載せ面部分を主苗載せ台22Mに設定し、この主苗載せ
台22Mに対して分離苗載せ台22Sを連結手段Kを介
して連結及び分離自在に構成すると共に、主苗載せ台2
2Mの分離苗載せ台22Sの側の端部位置の苗載せ面2
2Bの側に分離苗載せ台22Sを支持する格納部Pを形
成し、又、連結手段Kの連結解除によって分離された分
離苗載せ台22Sを格納部Pまで案内する補助アーム7
7を備えている。
【0026】つまり、前記ガイドレール44は主苗載せ
台22Mと分離苗載せ台22Sとに対応した寸法に予め
分割され、図22、図23に示すように、前記縦送り軸
61は主苗載せ台22Mと分離苗載せ台22Sとに対応
した寸法に予め分割されると共に、分割面の位置には分
離苗載せ台22S側の縦送り軸61の端部に外嵌して一
体回転するブッシュ78を主苗載せ台22M側の縦送り
軸61に対してスライド移動自在に外嵌し、かつ、バネ
79で突出方向に付勢して成るジョイントを備えてい
る。苗ステー58は主苗載せ台22Mの6条分のもの
と、分離苗載せ台22Sの2条分のものとが形成され、
前記苗残量センサTのうち分割面に位置するものは、図
16、図18に示すように、主苗載せ台22M側に取り
付けた支持プレート80を介して備えられている。
【0027】前記連結手段Kは、図13〜図19に示す
ように、主苗載せ台22Mの端部に固設されたナット8
1と、分離苗載せ台22Sに横方向に貫通するノブ82
N付きのネジ軸82とで構成された上下一対のロックネ
ジと、図11、図12に示すように、揺動操作によって
基端部の挟圧部材83Aが分離苗載せ台22S側の縦壁
22Aと主苗載せ台22M側の縦壁22Aとを挟圧して
連結する状態と、この挟圧状態を解除する状態とに切換
自在な挟圧部83Aを備えた3つのロックレバー83と
で成っている。又、下部のノブ82Nの位置を前記摺動
レール43の上面近傍位置に配置することで、苗載せ台
22が分離苗載せ台22Sの側のストロークエンドに達
した際にのみ摺動レール43に妨げられることなく回動
操作を行えるものとなっている(図16を参照)。更
に、主苗載せ台22Mと分離苗載せ台22Sとの分割面
の下部位置には、図22に示すように、主苗載せ台22
Mの側に軸85周りで揺動によって分離苗載せ台22S
の被係合部86に係合する揺動片87をバネ88の付勢
力で係合方向に付勢して備えてあり、この揺動片87は
苗載せ台22全体が分離苗載せ台22S側の端部に達し
た際に摺動レール43に備えた接当片89との接当によ
りバネ88の付勢力に抗して係合解除方向に揺動作動す
るよう構成されている。又、図17に示すように、上方
のロックネジを構成するナット81の近傍位置に主苗載
せ台22Mの側にと分離苗載せ台22Sが分離したこと
検出するリミットスイッチ型の分離センサ90を備えて
いる。尚、この分離センサ90は主苗載せ台22Mの構
成部材にセンサ本体が支持され、このセンサ本体から突
出する接触片が分離苗載せ台22Sの構成部材に接触す
ることで接触の有無を判別するものが用いられれいる。
【0028】図24に示すように、主苗載せ台22Mの
分割面の上部位置に貫通孔91を穿設し、この貫通孔9
1に係合する係合ピン92を分割苗載せ台22Sの側に
備えてあり、図7〜図12、図20、図25に示すよう
に、前記格納部Pは主苗載せ台22Mの苗載せ面22B
の側の上部位置に設けたアーチ状のロッド95の外端側
に備えたゴム製の支持部材96と、内端側の係合用のバ
ネ板材97とを備えると共に、主苗載せ台22Mの苗載
せ面22Bの側の下部位置に設けたアーチ状のロッド9
8に両端位置に備えたゴム製の支持部材96と、この下
部位置において分離苗載せ台22Sの下部を上方から押
さえ込むよう横向き姿勢の軸芯周りでの揺動自在、か
つ、バネ99で押圧方向に付勢された押圧ロッド100
とを備えて構成されている。尚、バネ板材97には係合
孔部97Aとガイド面97Bとが形成されており、分離
苗載せ台22Sの苗載せ面側の下部位置には把手101
(図19を参照)を備えている。
【0029】図15、図17、図24〜図29に示すよ
うに、前記補助アーム77は、金属板を上下方向に広幅
のチャンネル状に成形した素材が用いられると共に、分
離苗載せ台22Sの上下方向の中間位置に連結固定され
た支持部材103に対して縦向き姿勢の支軸104周り
で揺動自在に支持されて成り、この補助アーム77の反
支持部材側の端部の下面は反支持部材側ほど低レベルと
なる傾斜面と連なる状態で水平姿勢の接当面77Sが形
成され、又、傾斜面の近傍位置に横向き姿勢の軸芯周り
で遊転支持されたガイドローラ105を備え、更に、こ
の端部には下方に向けて縦向き姿勢の軸体106を突設
し、この軸体106の下端には接当アーム107を備え
ている。又、支軸104の近傍位置に対して支持部材1
03に固設される被係合部材108を配置してあり、こ
の被係合部材108の係合孔108Aに係脱するロック
片109を補助アーム77の長手方向に沿ってスライド
作動自在なロッド110の一方の端部に備え、ロック片
109を係合孔108Aの方向に付勢するバネ111を
備えることで、この係合孔108Aに対するロック片1
09の係合によって補助アーム77を分離苗載せ台22
Sと平行な姿勢に維持できるよう構成してあり、このロ
ッド110の反ロック片側の端部を折り曲げて被操作部
110Aを形成してある。
【0030】又、前記パイプフレーム46の分離苗載せ
台22Sの側の端部に対してて金属板を折り曲げ成形し
て上壁と下壁とを一体形成したブラケット113を備え
ると共に、このブラケット113の上壁と下壁との間に
前記軸体106を抱き込む円弧状の接当部材114を備
え、この接当部材114に対して軸体106を案内する
ガイド凹部113A,113Aを上壁と下壁とに形成
し、又、この接当部材114に接当した軸体106に係
合保持するようバネ115で付勢され、軸116周りで
揺動自在な一対のロックアーム117を備え、更に、ブ
ラケット113の上壁に連なる状態で分離苗載せ台22
Sの外端側ほと高いレベルとなる傾斜面となる案内面1
13Sを形成している。
【0031】図32、図33に示すように前記保護フレ
ーム49は、前記ツールフレーム20に対して横方向に
出退自在に支持されると共に、基端側と先端側とにロッ
ク孔49A、49Aを穿設してあり、ツールフレーム2
0に固設した支持部材118に対して夫々のロック孔4
9A、49Aに係脱自在なロックピン119を係合方向
にバネ120で付勢する状態で備えている。又、図31
(イ)、(ロ)に示すように前記摺動レール43を主摺
動レール43Mと、この摺動レール本体43Mの両端位
置の分離摺動レール43S、43Sとで分離及び連結自
在に連結して構成してある。具体的には主摺動レール4
3Mの両端の下面側に、この主摺動レール43Mの下面
に備えたボルト122と螺合する蝶ナット123を備
え、分離摺動レール43Sの分割端の下面側にはボルト
122に外嵌したカラー124で締め付けられるよう切
り欠き部が形成されたプレート125を備えている。そ
して、摺動レール43を分割する場合には蝶ナット12
3を緩め操作して分離摺動レール43Sを外方に引き操
作することで主摺動レール43Mから分離摺動レール4
3Sを取り外せるものとなっている。尚、このように取
り外した分離摺動レール43Sは、左右の支柱45夫々
に設けた係止片126に対して、その開口部に左右のを
挿通する状態で係止することで苗植付装置Aに保持され
るものとなっている。
【0032】この田植機では、苗植付装置Aの横幅が
2.7メートル程度の寸法になっており、この寸法を縮
小することで、4トントラックの荷台の横幅方向の寸法
2.4メートル以内に収まるものとなっている。そし
て、この寸法の縮小を行う際には、以下の手順で操作を
行うものとなっている。
【0033】まず、昇降レバー11の操作で植付クラッ
チCを入り制御して苗載せ台22を分離苗載せ台の側の
端部(同図で左側の移動端)まで移動させ、この端部に
達したタイミングで植付クラッチCを切って移動を停止
させ、次に、この状態でロックネジのノブ82Nとロッ
クレバー83との操作によって主苗載せ台22Mに対し
て分離苗載せ台22Sを分離する。このように苗載せ台
22を端部位置にセットした場合には、図22に示す如
く揺動片87が接当片89との接当によって係合解除姿
勢に達しており、この状態では分離苗載せ台22Sを摺
動レール43に沿って外方に移動可能となっている。そ
して、図17、図18に示すように、分離苗載せ台22
Sを外方に引き操作することで分離苗載せ台22Sと補
助アーム77とが一体的に外方に移動するものとなり、
図26、図27に示すように、この移動によって補助ア
ーム77のガイドローラ105がブラケット113の案
内面113Sとの接当によって該分離苗載せ台22Sを
上方に持ち上げ、更に移動操作を継続することで、ブラ
ケット113の上面に補助アーム77の接当面77Sが
乗り上げた状態に達すると同時に、図29に示すよう
に、補助アーム77の軸体106がブラケット113の
接当部材114に接当する位置まで送られる結果、ロッ
クアーム117が軸体106を抱き込んでロック状態に
達する。尚、このように分離苗載せ台22Sを移動操作
することで補助アーム77を連係状態に設定する系で自
動連係機構が構成されている。
【0034】この状態に達するとロッド110の端部の
被操作部110Aが接当部材114に接当してロック片
109を被係合部材108の係合孔108Aから分離さ
せて補助アーム77の支軸104周りでの揺動を許する
ものとなっており、この状態では分離苗載せ台22Sが
持ち上げられることで補助苗載せ台22Sの案内シュー
47が摺動レール43から浮き上がり、図17に示す如
く、分離苗載せ台22Sのガイドレール44に形成され
た切り欠き部44Aがガイドローラ48の位置に達する
結果、これらに妨げられること無く、分離苗載せ台22
Sを後方に引き出せるものとなっている。
【0035】次に、前記把手101を作業者が握る等の
形態で分離苗載せ台22Sを後方に引き出す操作を行う
ことで、図25に示すように、補助アーム77が軸体1
06の軸芯周りで揺動することによって分離苗載せ台2
2Sを主苗載せ台22Mの側に案内すると同時に、支軸
104周りでの分離苗載せ台22Sの揺動によって該分
離苗載せ台22Sの苗載せ面22Bの姿勢を主苗載せ台
22Mの苗載せ面22Bと平行となる姿勢に維持でき、
この揺動の移動端に分離苗載せ台22Sを送ることで分
離苗載せ台22Sを格納位置Pにセットできるものとな
っている。このセット時には係合ピン92がバネ板材9
7の係合孔97Aに対して係合するものとなり(図30
を参照)、又、図12に示すように、この状態で押圧ロ
ッド100によって分離苗載せ台22Sの下部を押圧す
ることで分離苗載せ台22Sを格納部Pに保持できるも
のとなっている。このように分離苗載せ台22Sが格納
部Pにセットされた場合には、平面視において、この分
離苗載せ台22Sの内側の1条だけが、主苗載せ台22
Mに重複するものとなっており、この重複量、即ち、1
条分の寸法(約30センチメートル)だけ苗載せ台22
の横幅の縮小が可能となっている。
【0036】補助アーム77が分離苗載せ台22Sを格
納部Pに案内する場合には、揺動操作の初期において前
記軸体106の下端に形成した接当アーム107がブラ
ケット113の下壁の下面に接当して補助アーム77の
傾斜を抑制するものとなっており、又、図25に示すよ
うに、前記補助アーム77は主苗載せ台22Mの苗載せ
面22Bと直交する姿勢のデッドポイントDPを越える
ことになるので、格納部Pにセットされた分離苗載せ台
22Sは自重によって主苗載せ台22Mに支持される状
態で位置が安定するものとなっている。
【0037】この後に、蝶ボルト123を緩め操作して
両端の分離摺動レール43S、43Sを取り外して左右
の支柱45に設けた係止片126(図9を参照)に対し
て、図4に示すように、その開口部に挿通する状態で係
止し、両端の保護フレーム49のロックピン119を抜
き出し保護フレームを内方に押し込んだ後に外端側のロ
ック孔49Aを選択してロックピン119を挿通するこ
とで苗植付装置A全体の横幅が縮小されるものとなって
いる。この後、補助苗載せ台22Sを主苗載せ台22M
に連結する場合には逆の操作を行うことで済むものなっ
ている。
【0038】この田植機では、昇降制御用、及び、植付
クラッチC制御用の制御系が図34に示すようにマイク
ロプロセッサを有した制御装置130を備えて構成され
ている。つまり、この制御装置130に対して、前記昇
降レバー11の操作位置を計測するポテンショメータ型
のレバーセンサ11S、前記強制昇降レバー12の操作
を検出する強制昇降スイッチ12S、前記整地フロート
23Cの姿勢を計測するフロートセンサ23S、感度設
定ダイヤル131で操作される感度設定器131S、リ
ンク機構Lの姿勢から苗植付装置Aが上限に達したこと
を判別する上限センサ132、前記分離センサ90夫々
からの信号が入力する系が形成されると共に、前記リフ
トシリンダ8に対する作動油の制御を行う電磁弁8V、
前記植付クラッチCを制御する電動モータCM夫々に制
御信号を出力する系が形成されている。そして、この制
御装置130では苗植付装置Aの整地フロート23を圃
場面Sに接地させ、圃場面Sに追従する昇降制御を行う
場合には、感度設定器131Sで設定される感度値に対
応した目標姿勢に整地フロート23Cの姿勢を維持する
自動制御を行い、又、この自動制御時に強制昇降レバー
12が上昇方向に操作されたことを強制昇降センサ12
Sからの信号で検出した場合には自動制御に優先して電
磁弁8Vを制御して苗植付装置Aの上昇を開始すると共
に、電動モータCMを制御して植付クラッチCの切り操
作を行い、上限センサ132で苗植付装置Aが上限まで
上昇したことを検出すると上昇を停止し、更に、この上
昇状態で強制昇降レバー12が下降方向に操作されたこ
とを強制昇降センサ12Sからの信号で検出した場合に
は整地フロート23が接地するまで苗植付装置Aを下降
させ、整地フロート23が接地した後には自動制御に復
帰するものとなっている。特に、この制御装置130で
は、主苗載せ台22Mから分離苗載せ台22Sを分離し
た状態にあることを分離センサ90からの信号で検出し
た場合には昇降レバー11の操作時にも植付クラッチC
の入り制御を行えないようにプログラムが設定されてい
る。
【0039】このように、本発明では、縦送り軸61に
形成した入力部としての被操作アーム65が中央位置か
ら一方に偏位した側に配置されると共に、この被操作ア
ーム65が配置された側と反対側で苗載せ台22分割す
るので、この被操作アーム65の近傍位置に配置される
部材の干渉や、この被操作アーム65の部位で分割する
構造を考慮せずに済むものとなり、しかも、縦送りクラ
ッチJで動力が一括して制御される2条分の分離苗載せ
台22Sを主苗載せ台22Mから分離することになるの
で、例えば、1条で分割した場合のように、一括して作
動する縦送り系を分割する必要がなく、構造を複雑化さ
せることもない。そして、この分離苗載せ台22Sを主
苗載せ台22Mの苗載せ面22Bの側の格納部Pに支持
するので、主苗載せ台22Mの苗載せ面側の上方の空間
を有効に利用して分割苗載せ台22Sの支持を行いなが
ら8条の苗載せ台の幅22を7条の幅まで縮小できるも
のとなっており、又、補助アーム77の揺動によって分
離苗載せ台22Sを格納部Pに案内するので、例えば、
分離苗載せ台22Sを完全に分離するもののように分離
苗載せ台22Sを持ち上げて格納部Pのセッティング位
置を確認しながらセットするものと比較して、格納時の
位置決めが簡単となり、分離苗載せ台22Sを主苗載せ
台22Mに連結して作業を行う際には、補助アーム77
の連係を解除することによって苗載せ台22を無理なく
横方向に往復移動させ、しかも、補助アーム77の揺動
が規制されるので、この補助アーム77が作動の支障と
なることもない。更に、主苗載せ台22Mから分離苗載
せ台22Sを分離した場合には、境界位置の苗残量セン
サTが主苗載せ台22Mの側に残されるので、この苗残
量センサTからの配線を長くすることや、配線にカプラ
ー等を介装して分離自在にする構成を採用しなくて済み
複雑化を解消できるものとなっている。
【0040】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、補助アーム77の一方の端部を苗植付
装置Aのフレームに支持し、分離苗載せ台22Sを分離
操作した場合に補助アーム77の他方の端部が分離苗載
せ台22Sの側に連結するよう構成して実施することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の平面図
【図3】苗植付装置の正面図
【図4】格納状態の苗植付装置の正面図
【図5】苗植付装置の概略平面図
【図6】格納状態の苗植付装置の概略平面図
【図7】苗植付装置の側面図
【図8】格納状態の苗植付装置の側面図
【図9】苗植付装置の上部の側面図
【図10】苗植付装置の下部の側面図
【図11】格納状態の苗植付装置の上部の側面図
【図12】格納状態の苗植付装置の下部の側面図
【図13】苗載せ台の端部位置の正面図
【図14】分離状態の苗載せ台の端部位置の正面図
【図15】苗載せ台の端部位置の上部の正面図
【図16】苗載せ台の端部位置の下部の正面図
【図17】分離状態の苗載せ台の端部位置の上部の正面
【図18】分離状態の苗載せ台の端部位置の下部の正面
【図19】分離苗載せ台の下部の後面図
【図20】分離苗載せ台を格納位置にセットした状態の
下面図
【図21】縦送り機構の駆動系の側面図
【図22】分割部位の下部の正面図
【図23】分割部位の縦送り軸を示す断面図
【図24】補助アームの平面図
【図25】格納状態での補助アームを示す平面図
【図26】補助アームの正面図
【図27】移動状態の補助アームの正面図
【図28】補助アームのロック構造を示す断面図
【図29】ロックアームを示す平面図
【図30】バネ板材を示す斜視図
【図31】摺動レールの連結状態と分離状態とを示す図
【図32】保護フレームの平面図
【図33】保護フレームの断面図
【図34】制御系のブロック回路図
【符号の説明】
22 苗載せ台 22A 縦壁 22B 苗載せ面 22M 主苗載せ台 22S 分離苗載せ台 61 縦送り軸 65 入力部 68 接当片 77 補助アーム A 苗植付装置 D 植付機構 F 横送り機構 G 縦送り機構 J 縦送りクラッチ K 連結手段 P 格納部 S 圃場面 T 苗残量センサ W 苗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数条の苗載せ面が形成された傾斜姿勢
    の苗載せ台と、夫々の苗載せ面に載置された苗の下端か
    ら苗を切り出して圃場面に移植する複数の植付機構と、
    夫々の苗載せ面に載置された苗を下方に送る複数の縦送
    り機構と、苗載せ台を横方向に往復移動させる横送り機
    構と、この横送り機構の駆動力によって苗載せ台が左右
    の移動端に達する毎に複数の縦送り機構を駆動する縦送
    り軸の入力部に対して動力を伝える駆動系と、前記複数
    の植付機構のうち隣接する複数のものに対する駆動力の
    伝動と遮断との切換を一括して行う複数の畦際クラッチ
    と、夫々の畦際クラッチによって駆動力が制御される植
    付機構に対応した苗載せ面の縦送り機構に対して前記縦
    送り軸からの駆動力の伝動と遮断との切換を一括して行
    う複数の縦送りクラッチと、これら複数の畦際クラッチ
    及び複数の縦送りクラッチのうち対応するもの同士をと
    もに操作する操作系とを備えて成る田植機の苗植付装置
    であって、 前記入力部が苗植付装置の左右方向での中央位置から左
    右一方の側に偏位して配置され、この入力部と反対側の
    端部位置において前記縦送りクラッチで動力が一括して
    制御される複数条分の苗載せ面部分を分離苗載せ台をに
    設定し、かつ、この分離苗載せ台が連結する苗載せ面部
    分を主苗載せ台に設定し、これらの連結と分離との切換
    を行う連結手段を備え、この連結手段の連結解除によっ
    て主苗載せ台から分離した分離苗載せ台を主苗載せ台の
    苗載せ面の側に支持する格納部が形成されている田植機
    の苗植付装置。
  2. 【請求項2】 前記苗載せ台に8条の苗載せ面が形成さ
    れ、前記分離苗載せ台の苗載せ面が2条に設定され、こ
    の分離苗載せ台を前記格納位置に支持した場合には分離
    苗載せ台の苗載せ面の少なくとも1条分が主苗載せ台と
    重複するよう支持形態が設定されている請求項1記載の
    田植機の苗植付装置。
  3. 【請求項3】 前記分離された分離苗載せ台を前記格納
    部まで揺動案内する補助アームを備え、この補助アーム
    が苗植付装置のフレームと該分離苗載せ台とを連係する
    状態と、連係を解除する状態とに切換自在に構成されて
    いる請求項1又は2記載の田植機の苗植付装置。
  4. 【請求項4】 前記苗載せ台の苗載せ面同士の境界位置
    に縦壁が形成され、この縦壁から苗載せ面の側に突出す
    る接当片を有した苗残量センサを備え、前記主苗載せ台
    と分離苗載せ台との境界位置の苗残量センサを主苗載せ
    台の側に支持してある請求項1〜3いずれか1項に記載
    の田植機の苗植付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103999615A (zh) * 2014-06-09 2014-08-27 栾连胜 一种错台式插秧机
CN108093788A (zh) * 2017-12-14 2018-06-01 苏州萨伯工业设计有限公司 油菜钵苗用双行并列异步高速移栽方法

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