JPH09308328A - 移植機 - Google Patents

移植機

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Publication number
JPH09308328A
JPH09308328A JP12502296A JP12502296A JPH09308328A JP H09308328 A JPH09308328 A JP H09308328A JP 12502296 A JP12502296 A JP 12502296A JP 12502296 A JP12502296 A JP 12502296A JP H09308328 A JPH09308328 A JP H09308328A
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JP
Japan
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seedling
main frame
frame
planting
shaft
Prior art date
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Application number
JP12502296A
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English (en)
Inventor
Akio Hamada
浜田  昭夫
Nobuhide Yanagawa
信英 柳川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移植ユニットの左右位置調整構造の簡素化を
図る。また、苗取出装置への動力伝達機構の配置の最適
化を図る。 【解決手段】 苗載せ台51、苗取出装置80が装着さ
れる可動フレーム45、植付装置70が装着される植付
フレーム70を、メインフレーム15に対して左右方向
位置調整自在に支持するとともに、苗載せ台51を上下
方向移動が規制されるよう支持し、植付装置70が装着
される植付フレーム38を、メインフレーム15に対し
て上下揺動可能に支持する。また、苗取出装置80への
動力伝達機構を、苗載せ台51の下方を回り込む経路に
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャベツ、レタス
等の野菜の苗の移植に使用するのに適した移植機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来の移植機として、走行車輌の
後部にメインフレームを昇降動可能に装着し、該メイン
フレーム上に、苗載せ台と、該苗載せ台上の苗を取り出
す苗取出装置と、該装置により取り出された苗を受け取
って圃場に植付ける植付装置とから構成される移植ユニ
ットを搭載したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1に、移植ユニット
の左右方向位置が固定されていると、圃場に形成された
畝に苗を植付ける場合等にあっては、走行車輌の走行は
畝によって規制されているために、畝の幅方向一定位置
にしか苗を植付けることができず、各種の移植作業態様
に対応できない。
【0004】そこで、走行車輌に対する移植ユニットの
左右方向位置を調整可能にすることが考えられるが、移
植ユニットを構成する苗載せ台、苗取出装置及び植付装
置を、簡単な構成で左右方向に位置調整可能とするとと
もに、かかる調整作業の容易化への要望がある。第2
に、移植ユニットの苗取出装置は、苗載せ台の側方に配
置するのが構造の簡素化及び動作の効率化のためには好
ましいが、かかる苗取出装置への動力伝達経路が、苗取
出装置による苗載せ台上の苗の取出位置の近傍を通る
と、苗取出状態の確認が困難になるとともに、苗載せ台
の各種調整作業も行いにくくなる。
【0005】そこで、本発明は、第1に、簡単な構成で
移植ユニットを左右に位置調整可能とするとともに、か
かる調整作業の容易化をも図ることのできる移植機を提
供し、第2に、苗取出装置への動力伝達機構の配置を最
適化することによって、苗取出状態の確認の容易化及び
苗載せ台の各種調整作業の容易化を図り得る移植機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために本発明が講じた技術的手段は、走行車輌に装着
されたメインフレームに、苗載せ台と、該苗載せ台上の
苗を取り出す苗取出装置と、該装置により取り出された
苗を受け取って圃場に植付ける植付装置とから構成され
る少なくとも一つの移植ユニットを搭載した移植機にお
いて、前記苗取出装置は、メインフレームに対して左右
方向位置調整自在に支持された可動フレームに装着さ
れ、苗載せ台は、メインフレームに対して左右方向位置
調整自在でかつ上下方向移動は規制されており、前記植
付装置は植付フレームに装着され、該植付フレームは、
メインフレームに対して左右方向位置調節自在に支持さ
れているとともに、メインフレーム及び可動フレームに
対して上下揺動自在となされていることを特徴としてい
る。
【0007】このように構成することで、可動フレーム
と、苗載せ台と、植付装置とを同じ量だけ左右方向移動
させることによって、移植ユニットの左右方向位置調整
を行うことができ、これらフレームの移動により、フレ
ーム上の装置を一体的に移動させることができるので、
全体として構造の簡素化を図り得るとともに、かかる作
業を容易かつ迅速に行うことができる。さらに、苗取出
装置への動力伝達機構は可動フレームに取付け、植付装
置への動力伝達機構は植付フレームに取付けておくこと
ができるようになるので、そのように構成することによ
って動力伝達機構も一体的に左右方向に位置調整される
ので、動力伝達機構を簡素な構造とすることができる。
【0008】上記第2の課題を解決するために本発明が
講じた技術的手段は、走行車輌に装着されたメインフレ
ームに、苗載せ台と、該苗載せ台上の苗を取り出す苗取
出装置と、該装置により取り出された苗を受け取って圃
場に植付ける植付装置とから構成される少なくとも一つ
の移植ユニットが搭載されるとともに、該移植ユニット
を駆動するための駆動主軸がメインフレームに設けられ
た移植機において、駆動主軸は苗載せ台の下方に配置さ
れ、苗取出装置は苗載せ台の側方に配置されており、駆
動主軸の回転動力を苗取出装置に伝達する動力伝達機構
が、苗取出装置の下方で且つメインフレームの下方に配
設された中継軸と、駆動主軸の回転動力を中継軸に伝動
する第1伝動手段と、中継軸の回転動力を苗取出装置に
伝動する第2伝動手段とを備えて構成され、第1伝動手
段は、メインフレーム及び苗載せ台の下方に配置され、
第2伝動手段は、苗載せ台の側方に離れて配置されてい
ることを特徴としている。
【0009】従って、苗取出装置への動力伝達機構を構
成する第1伝動手段、中継軸及び第2伝動手段は、苗載
せ台の下方から前後側方を回り込む経路を通り、苗取出
装置による苗載せ台上の苗の取出位置の近傍には、動力
伝達機構が通らないため、苗取出状態の確認を目視によ
り行い易くなるとともに、各機械要素が入り組んだ構造
にならないため、各種の調整作業が行い易くなり、メン
テナンス性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、理解の容易のため、図面において使用した
符号を付しつつ説明する。本発明の移植機1は、苗が植
付けられる圃場を走行可能な走行車輌2を備える。この
走行車輌2としては、座席7を有する乗用型のものでも
よいし、歩行型のものでもよい。
【0011】この走行車輌2には、メインフレーム15
が装着される。走行車輌2を乗用型とした場合には、メ
インフレーム15は走行車輌2の後部に装着するのが好
ましい。一方、走行車輌2を歩行型とする場合には、メ
インフレーム15を走行車輌2自体の車体フレームとし
て構成できる。このメインフレーム15には、苗載せ台
51と、該苗載せ台51上の苗を取り出す苗取出装置8
0と、該装置80により取り出された苗を受け取って圃
場に植付ける植付装置70とから構成される移植ユニッ
ト3が搭載される。この移植ユニット3を一つだけ備え
るものであってもよく、また、複数の移植ユニット3が
左右方向に並設されたものや、複数の移植ユニット3が
平面視で左右方向に千鳥状配置されたもの等とすること
もできる。
【0012】移植ユニット3は、走行車輌2に対して左
右方向位置調整自在に搭載され、移植ユニット3による
苗の植付位置を所望の位置に設定できる。したがって、
特に、圃場に形成された畝を跨いで走行しつつ、この畝
の所望の左右方向位置に苗を植付ける場合に有用であ
る。この移植ユニット3は、メインフレーム15に設け
られた駆動主軸35の回転動力によって駆動できる。該
駆動主軸35は、走行車輌2のPTO軸25に連結する
ことによって回転駆動することができる。
【0013】前記苗取出装置80は、移植ユニット3を
左右位置調整可能とするために、メインフレーム15に
対して左右方向位置調整自在に支持された可動フレーム
45に装着される。なお、移植ユニット3が複数設けら
れたものでは、各移植ユニット3の苗取出装置80にそ
れぞれ対応するよう、複数の可動フレーム45が装着さ
れる。
【0014】苗載せ台51は、例えばメインフレーム1
5に設けた左右方向のレール52,53に苗載せ台51
側に設けたローラ54を摺動させることによって、左右
方向位置調整自在でありながら、メインフレーム15に
対する上下方向移動が規制される。なお、苗載せ台51
としては、従来公知のセル苗トレイTを装着するタイプ
のものや、その他種々の形式のものを採用できる。
【0015】前記植付装置70は、メインフレーム15
及び可動フレーム45に対して上下揺動自在な植付フレ
ーム38に装着でき、圃場の凹凸に追従して植付フレー
ム38を上下揺動するようにしておくことで、苗の植付
深さを適正なものにすることができる。該植付フレーム
38は、移植ユニット3を左右位置調整可能とするため
に、メインフレーム15に対して左右方向位置調節自在
に支持される。
【0016】前記駆動主軸35は苗載せ台51の下方に
配置され、苗取出装置80は苗載せ台51の前後いずれ
かの側方に配置される。なお、乗用型走行車輌2の後部
に装着したメインフレーム15上に移植ユニット3を搭
載するものでは、苗載せ台51の後側方に苗取出装置8
0を配置するのが好ましく、これにより苗載せ台51を
座席7の後方近傍に配置できるので、苗の補充作業を運
転部から行い易くなる。
【0017】駆動主軸35の回転動力は、動力伝達機構
によって苗取出装置80に伝達され、該装置80を作動
させるように構成される。該動力伝達機構は、苗取出装
置80の下方で且つメインフレーム15の下方において
可動フレーム45に設けられた中継軸87Aと、駆動主
軸35の回転動力を中継軸87Aに伝動する第1伝動手
段88と、中継軸87Aの回転動力を苗取出装置80に
伝動する第2伝動手段91とを備えて構成される。
【0018】第1伝動手段88は、メインフレーム15
及び苗載せ台51の下方に配置され、例えば、駆動主軸
35に設けたスプロケット86と、中継軸87Aに設け
たスプロケット87とにわたって掛け回されるチェン等
の巻掛伝動体により構成できる。また、駆動主軸35と
中継軸87Aとに傘歯車を介して連動連結された伝動軸
により第1伝動手段88を構成することもできる。
【0019】第2伝動手段91は、例えば、中継軸87
Aに設けたスプロケット89と、苗取出装置80の入力
軸81に設けたスプロケット90とにわたって掛け回さ
れるチェン等の巻掛伝動体により構成できる。また、中
継軸87Aと入力軸81とに傘歯車を介して連動連結さ
れた伝動軸により第2伝動手段91を構成することもで
きる。
【0020】そして、この第2伝動手段91を苗載せ台
51の前後側方に離れて配置することで、苗取出装置8
0によって苗載せ台51上の苗が取り出される位置の近
傍には、上記動力伝達機構の構成要素87A,88,9
1が通らないようにする。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示す乗用移植機1は、乗用型走行車輌2の
後方に左右一対の2つの移植ユニット3を備える二条植
えタイプとされ、圃場に形成された畝を跨いでその長手
方向に走行しながら、各移植ユニット3によって苗トレ
イTに育苗されたソイルブロック苗を畝に所定間隔をお
いて自動的に植え付けるものである。
【0022】移植ユニット3は、ソイルブロック苗が育
苗された多数のポット部Pを縦横に有するセル苗トレイ
Tが装着される苗トレイ載置台51(苗載せ台)と、苗
トレイ載置台51上の苗トレイTからソイルブロック苗
を一つずつ取出して植付装置70へと搬送する苗取出装
置80と、苗取出装置80から受け渡された苗を畝に植
付ける植付装置70とから主構成されている。この移植
ユニット3の詳細構造は後述する。
【0023】走行車輌2の車体フレーム4の前部上に
は、エンジン及びミッション等からなる原動部(図示せ
ず)が搭載され、この原動部はボンネット5で上方が覆
われている。ボンネット5の後部には、ハンドル6を備
えた操縦部が設けられ、該操縦部の後方には運転席7が
設けられている。また、車体フレーム4は、左右一対の
前輪8と左右一対の後輪9とで走行可能に支持されてい
る。
【0024】なお、前輪8は操向輪とされると共に、前
輪8および後輪9に原動部からの動力が伝達可能とさ
れ、ボンネット5の左側方には予備苗載せ台10が、右
側方には空トレイ載置台(図示せず)が設けられてい
る。車体フレーム4の後部には、図2及び図3に示すよ
うに、トップリンク11と左右一対のロワリンク12と
を有する昇降リンク機構を介して、装着ブラケット13
が昇降シリンダ14の伸縮動により昇降可能に取付けら
れている。
【0025】この装着ブラケット13には、図4に示す
ように、左右の移植ユニット3が搭載されるメインフレ
ーム15が、左右一対の平行リンク16L,16Rを介
して吊持状に取付けられている。メインフレーム15
は、図5に示すように、平面視において後方に開放する
門形に構成されており、左右後端間を連結する部分を省
略することにより平行リンク16の支持軸17に作用す
るモーメントを大幅に低減し、該軸17の負担軽減を図
っている。
【0026】メインフレーム15の前端中央部には、図
4に示すように、縦軸回りに回転自在なローラ18が設
けられ、該ローラ18は装着ブラケット13の下部に取
付けられた背面視円弧状の支持板19の後面に転動自在
に当接されている。また、メインフレーム15には、図
3に示すように、支持板19の前面に係合する係合部材
20が取付けられており、移植作業時、路上走行時、及
び、昇降リンク機構による昇降動作時等において、ロー
ラ18が支持板19から浮き上がることを防止してい
る。
【0027】このメインフレーム15の前端の左右側部
には、図2及び図4に示すように、上方に立設する支柱
21が固着され、右側の支柱21と右側リンク16Rと
の間には揺動シリンダ22が介装されている。この揺動
シリンダ22は、畝に対するメインフレーム15の左右
方向の位置ずれを適宜の検知手段(図示せず)により検
出して、この検出信号に基づいて伸縮制御されるもので
あって、これにより、畝が蛇行して形成されていたり、
走行車輌が蛇行等しても、畝に対する苗の植付位置を適
正な左右方向位置に補正できる。
【0028】なお、揺動シリンダ22は、装着ブラケッ
ト13とメインフレーム15の間に介装することもでき
るが、上記したように平行リンク16とメインフレーム
15(支柱21)の間に介装することにより、シリンダ
22の僅かな伸縮によってメインフレーム15を大きく
左右に揺動させることができるようになり、左右揺動を
迅速に行わせることができる。
【0029】メインフレーム15の前端中央下部には電
磁クラッチパック23が装着されている。このクラッチ
パック23の入力軸24は前方に突出されており、該入
力軸24には、図3に示すように、走行車輌2に設けら
れたPTO軸25からの回転動力が、第1伝動軸26、
中継軸27、第2伝動軸28を介して伝動されている。
なお、これら各軸25,26,27,28,24は、ユ
ニバーサルジョイントを介して順次連結されている。
【0030】なお、中継軸27は、車体フレーム4の後
下部に設けられたブラケット29の下端部に、軸受30
を介して支持されている。また、中継軸27の軸中途部
には、該軸27の回転角度(或いは回転数)を検出する
検出手段31が設けられている。そして、中継軸27が
所定角度(回転数)だけ回転するごとに電磁クラッチパ
ック23の断接を行うことによって、畝に順次植付けら
れる苗の株間調整を行い得るようになっている。
【0031】クラッチパック23の後方には、図3及び
図6に示すように、ギアボックス32がメインフレーム
15に取付固定されており、該ギアボックス32にクラ
ッチパック23の出力軸33が接続され、傘歯車34を
介して左右方向の駆動主軸35に動力を伝動するよう構
成されている。駆動主軸35は、メインフレーム15の
左右側部に取付けられた軸受36と、ギアボックス32
の側部に設けられた軸受37とにより軸回転自在に支持
されているとともに、これら軸受36,37により支持
されている部分を除く部位は六角軸状に形成されてい
る。
【0032】この駆動主軸35には、図6及び図7に示
すように、左右一対の植付フレーム38が、軸方向移動
自在で且つ軸心回り揺動自在に装着されている。なお、
植付フレーム38は、前後に長尺の長方枠状に形成され
ており、該フレーム38上に後述する植付装置70が搭
載されるとともに、該フレーム38の後下部には鎮圧・
覆土ローラ39が装着されている。
【0033】この植付フレーム38の取付構造を詳細に
説明すると、六角軸状の駆動主軸35に、内周面が六角
筒状で且つ外周面が円筒状に形成された伝動筒軸40
が、軸方向摺動自在で且つ駆動主軸35と一体回動する
ように外嵌されている。そして、この伝動筒軸40の外
周に、植付フレーム38の前端部に設けられた筒状部4
1が、ベアリング42を介して回転自在に外嵌されてい
る。従って、駆動主軸35の回転によって伝動筒軸40
は一体回転するが、植付フレーム38は駆動主軸35と
一体的には揺動しない。また、植付フレーム38を左右
方向に移動させると、該フレーム38とともに伝動筒軸
40も一体的に移動するようになっている。なお、この
伝動筒軸40は、移植ユニット3の各駆動部位に動力を
伝達するものである。この動力伝達機構は後述する。
【0034】駆動主軸35の上方には、図6、図8〜図
10に示すように、メインフレーム15の左右方向略全
長にわたる角筒長尺状のスライド案内部材43がメイン
フレーム15に取付固定されている。また、メインフレ
ーム15の左右後端部間には、断面略コ字状のスライド
レール44(案内部材)が架設されており、これら案内
部材43及びレール44に、植付フレーム38の上方に
位置する左右一対の可動フレーム45が左右方向移動自
在に装着されている。この可動フレーム45は、前後に
長尺の長方枠状に構成されており、該フレーム45上に
後述する苗取出装置80が搭載されている。
【0035】この可動フレーム45の取付構造を詳細に
説明すると、可動フレーム45の前端には角筒状の摺動
部46が設けられ、該摺動部46が案内部材43に軸方
向摺動自在に外嵌されている。また、可動フレーム45
の前後中途部には、ブラケット47を介して左右一対の
ローラ48が取付けられており、該ローラ48がスライ
ドレール44に係合されて、可動フレーム45の後端が
メインフレーム15に吊下状に支持されている。このよ
うに可動フレーム45を支持することにより、可動フレ
ーム45の前端の摺動部46に軸方向への移動力を作用
させることで可動フレーム45全体を左右方向に移動さ
せた場合でも、拗れ等による抵抗が生ずることを防止し
て円滑な動作を担保できる。
【0036】なお、植付フレーム38は、図2に示すよ
うに、可動フレーム45の後端にスプリング(図示せ
ず)やリンク機構49を介して吊下状に支持されてお
り、畝高さに追従して上下揺動可能となされている。こ
れら左側の植付フレーム38と左側の可動フレーム4
5、及び、右側の植付フレーム38と右側の可動フレー
ム45は、それぞれ一体的に左右方向移動するように連
動連結されている。この連結構造を説明すると、図6に
詳細に示されるように、可動フレーム45の摺動部46
には、植付フレーム38の筒状部41に向けて延びる連
係ブラケット50が溶接固定されている。該ブラケット
50の先端部(下端部)は、略板状に形成されている。
一方、植付フレーム38の筒状部41には、連係ブラケ
ット50の先端部が嵌まる間隔を開けて左右対向状に一
対の突片65が設けられている。
【0037】従って、可動フレーム45が左右方向に移
動するときには連係ブラケット50の先端部が左右一対
の突片65間に係合するため、これらフレーム38,4
5は一体的に左右方向移動する。一方、植付フレーム3
8が揺動するときには、連係ブラケット50の先端部は
一対の突片65間を前後方向に移動自在となるので、植
付フレーム38の揺動動作を妨げることはない。
【0038】前記可動フレーム45の上方には、図2、
図5、図8及び図10に示すように、左右一対の苗トレ
イ載置台51(苗載せ台)が左右方向移動自在にメイン
フレーム15上に装着されている。この取付構造を説明
すると、メインフレーム15前端の左右支柱21の上端
部間に断面コ字状の支持レール52が架設されるととも
に、メインフレーム15の左右側部間に前後一対の断面
コ字状の支持レール53が架設されており、これら支持
レール52,53に、載置台51側の適宜の箇所に設け
たローラ54が係合されて、左右方向へは円滑に摺動す
るが、前後方向及び上下方向には移動しないように支持
されている。
【0039】なお、後側の支持レール53は前方開放コ
字状に配設され、その背面(後面)には、上記した可動
フレーム45のスライドレール44が背合わせ状に溶接
固定されており、これらレール44,53によって、平
面視略コ字状のメインフレーム15の後端側を補強して
いる。左右の苗トレイ載置台51は、図5及び図8に示
すように、左右方向の連結ロッド55によって互いに連
結されており、而して左右の苗トレイ載置台51は一体
的に左右方向に移動するようになっている。
【0040】連結ロッド55は、中央部が六角軸となさ
れ、左右両端側にはねじ部55L,55Rが形成されて
いる。左端側のねじ部55Lと右端側のねじ部55Rは
互いに逆ねじとなされ、これらねじ部55L,55R
に、左右の苗トレイ載置台51の底面部に設けられたナ
ット部材56がそれぞれ螺着されている。従って、連結
ロッド55を回転駆動することにより、左右の苗トレイ
載置台51の左右方向距離を調節可能である。
【0041】また、連結ロッド55の中央部の六角軸部
は、メインフレーム15に回転自在に支持されたスプロ
ケット57の中央部に形成された六角孔に軸方向摺動自
在に内嵌されている。この連結ロッド55と平行に、調
節駆動軸58がメインフレーム15に軸受59を介して
回転可能に支持されている。この調節駆動軸58の一端
部には、電動モータ60が連結されており、該モータ6
0によって駆動軸58を正逆回転可能としている。
【0042】この駆動軸58の軸方向略中央にはスプロ
ケット61が設けられ、連結ロッド55に外嵌されたス
プロケット57と該スプロケット61とにわたってチェ
ン62が掛け回されており、調節駆動軸58と連結ロッ
ド55とが同期的に回転するようになっている。また、
駆動軸58の外周には、軸中央から右側方と左側方とで
互いに逆ねじとなるねじ溝が刻設されている。このねじ
溝のピッチは、連結ロッド55に形成したねじ溝のピッ
チと同じとなされている。そして、駆動軸58の右側ね
じ部には、右側の可動フレーム45に固着されたブラケ
ット47の上端部が螺合され、駆動軸58の左側ねじ部
には、左側の可動フレーム45に固着されブラケット4
7の上端部が螺合されている。
【0043】したがって、電動モータ60を作動させて
調節駆動軸58を回転駆動すると、左右の可動フレーム
45上の苗取出装置80が互いに近接又は離反する方向
に左右移動するとともに、左右の植付フレーム38上の
植付装置70も苗取出装置80と一体的に左右移動し、
さらに、調節駆動軸58の回転動力がチェン62を介し
て連結ロッド55に伝動されているので、苗取出装置8
0の移動量と同じ量だけ左右の苗トレイ載置台51も左
右に移動する。
【0044】このように、左右の移植ユニット3を構成
する苗トレイ載置台51、苗取出装置80及び植付装置
70を、一体的に左右移動するよう連動連結することに
よって、移植ユニット3間の左右方向距離調整を容易か
つ迅速に行うことができ、これら各構成要素51,7
0,80の左右方向位置がずれることも防止できる。な
お、電動モータ60の作動スイッチは任意の位置に設け
ることができるが、該スイッチを運転席7の近傍の操作
パネルに配置しておけば、移植作業の途中で条間調整を
する場合でも、走行車輌2から降りずに運転席7に座っ
たままで調整操作を行うことができ、作業性の向上が図
れる。
【0045】次に、移植ユニット3の詳細構造につき説
明する。各移植ユニット3の植付装置70は、図7に詳
細に示すように、苗を植付けるべく畝に突入される植付
開孔器71と、この植付開孔器71を上下揺動自在に支
持する揺動リンク機構72とから主構成されている。揺
動リンク機構72の中途部には、軸73回りに回転駆動
されるクランクアーム74が連結されており、軸73に
一体のスプロケット75と、駆動主軸35に外嵌された
伝動筒軸40に一体形成されたスプロケット76とがチ
ェン77を介して連動連結されており、駆動主軸35の
回転動力によって植付開孔器71を上下揺動するように
なっている。
【0046】この植付開孔器71は下動したときには開
動リンク78によって開動され、畝に移植穴を形成する
とともに内部に収容された苗を移植穴に落とし込む。ま
た、植付開孔器71が上動されたときにはスプリング7
9の付勢力により閉動され、苗取出装置80の下方で苗
を受け取る態勢となされる。各移植ユニット3の苗取出
装置80は、図11に詳細に示すように、主軸81に伝
動された回転動力によって作動される爪動作機構82に
よって苗取出爪83を往復動作させて、この苗取出爪8
3により苗トレイ載置台51に装着された苗トレイTの
ポット部Pからソイルブロック苗を一つずつ取出して植
付開孔器71に供給するものである。この爪作動機構8
2によって、苗取出爪83は以下のようにして、植付開
孔器71の一揺動動作に対して一往復動作する。
【0047】すなわち、苗取出爪83をポット部P内の
ブロック土の下部側を斜め後方から突き刺し、ソイルブ
ロック苗を掬い上げるようにやや上方移動しながら後退
してソイルブロック苗をポット部Pから引き出し、その
後ソイルブロック苗を略鉛直姿勢となるように姿勢変更
しながら下方移動し、その移動軌跡下端位置でソイルブ
ロック苗を放出して、上動された植付開孔器71に上方
から落下供給する。その後は元の位置に戻り、前記と同
様の動作が繰り返される。
【0048】各移植ユニット3の苗取出装置80の主軸
81には、左右の移植ユニット3ごとに各別の動力伝動
手段によって駆動主軸35の回転動力が伝動されてい
る。このようにすることで、左右の苗取出装置80の主
軸81を別体に構成することができて、可動フレーム4
5を左右移動する際の拗れの発生を防止できる。主軸8
1への動力伝動手段は、図6、図9及び図10に示すよ
うに、駆動主軸35に外嵌された伝動筒軸40に一体形
成されたギヤ84を有する。このギヤ84は、可動フレ
ーム45の前部側に回転自在に支持されたギヤ85に噛
合されている。このギヤ85にはスプロケット86が一
体形成され、該スプロケット86と、可動フレーム45
の後部側に中継軸87Aを介して回転自在に支持された
スプロケット87とにわたってチェン88(第1伝動手
段)が巻回されている。また、スプロケット87には同
軸87A上にスプロケット89が一体的に設けられてお
り、該スプロケット89と、主軸81(苗取出装置の入
力軸)に一体のスプロケット90とにわたってチェン9
1(第2伝動手段)が巻回されている。
【0049】可動フレーム45に支持された前後のスプ
ロケット86,87は、可動フレーム45よりも下方に
位置する横軸に取付けられており、よって、これらスプ
ロケット86,87を連動連結するチェン88は、苗ト
レイ載置台51の下方で前後に巻回されている。可動フ
レーム45の後部側に支持されたスプロケット87,8
9は、メインフレーム15の後端部よりも後方に配置さ
れているとともに、可動フレーム45のスライドレール
44よりも後方に配置されている。また、苗取出装置8
0も、メインフレーム15の後端部よりも後方で、且
つ、可動フレーム45のスライドレール44よりも後方
で可動フレーム45上に装着されている。
【0050】そして、主軸81及びチェン91よりも前
方に離れた位置に苗トレイ載置台51が配設され、苗取
出爪83による苗取出位置の近傍に動力伝動手段の構成
要素が通らないようにしている。このようにすること
で、苗取出状態の確認を容易に行えるようになるととも
に、苗の取出しや、苗トレイ載置台の各種の調節作業を
行い易くなる。また、動力伝動手段のチェン88,91
が、最短距離の伝動経路を通るために、緩み等の狂いが
生じにくくなる。
【0051】また、苗取出装置80を駆動する機構を上
記のように1ユニットごとに独立させることによって、
植付装置70、苗載せ台51及び苗取出装置80の左右
方向位置調整時に、各ユニット3間で互いに干渉するこ
とがないので、各ユニット3の構成要素51,70,8
0を一体的に左右方向移動させることができ、条間調整
作業を容易かつ迅速に行うことができるとともに、ま
た、3条或いは4条以上の多条移植機を容易に構成でき
るようにもなる。
【0052】上記した各動力手段の構成要素であるスプ
ロケットやチェン等は、左右で同じ物を使用することが
でき、部品管理の容易化、組立作業のライン化を図るこ
とができるとともに、コスト低減を図り得る。前記苗ト
レイ載置台51は、横送り機構92によって往復横送り
されるように構成されているとともに、苗トレイTを横
方向に一列分だけ横送りするごとにポット部Pの1ピッ
チ分だけ縦送りする縦送り機構93を備えている。
【0053】横送り機構92は、図5、図6、図9及び
図10に示すように、左側の苗トレイ載置台51の下方
に配置された横送り軸94を備えている。この横送り軸
94の内端部(右端部)は、左側の可動フレーム45に
支持枠95を介して取付けられた軸受96に回動自在に
支持されているとともに、横送り軸94の外端部(左端
部)は、左側の可動フレーム45にブラケット97を介
して取付けられた変速ギアボックス98の出力軸98a
に連結されている。
【0054】このギアボックス98の入力軸98bには
スプロケット99が設けられ、該スプロケット99と、
左側の可動フレーム45の前側部に支持されたギア85
と一体回動するスプロケット100とが、チェン101
を介して連動連結されており、駆動主軸35の回転動力
により横送り軸94を回転駆動し得るようになってい
る。
【0055】このギアボックス98の上部には変速操作
レバー102が設けられており、該レバー102を左右
に揺動操作することによって、駆動主軸35の回転速度
に対する横送り軸94の相対回転速度を二段階に変速し
得るようになっており、ポット部間ピッチの異なる二種
類の苗トレイTに対応可能となされている。横送り軸9
4には、いわゆるトラバース溝94aが軸方向略全長に
わたって形成されたナピヤねじが用いられており、該溝
94aに係合する摺動体103が横送り軸94に外嵌さ
れている。また、摺動体103は、左側の苗トレイ載置
台51の下部に連結されている。左右の苗トレイ載置台
51は上述したように連結ロッド55によって一体連結
されているので、よって、横送り軸94の回転により左
右の苗トレイ載置台51を左右に往復動可能となされて
いる。
【0056】縦送り機構93は、図5に示すように、各
苗トレイ載置台51の左右にそれぞれ装着された縦送り
チェン104を有し、該チェン104は、苗トレイ載置
台51に回転自在に支持された上下のスプロケット10
5,106に巻回されている。このチェン104には、
載置台51上の苗トレイTの各ポット部P間に嵌まる係
合ピン(図示せず)を有し、スプロケット105,10
6を回転駆動することで苗トレイTを縦方向に搬送可能
となされている。
【0057】右側の苗トレイ載置台51の下部スプロケ
ット106には角筒状の筒軸107が一体的に設けられ
ており、該筒軸107に、左側の苗トレイ載置台51の
下部スプロケット107に一体的に設けられた角軸10
8が軸方向摺動自在に内嵌され、左右の苗トレイ載置台
51の縦送り機構93が連動連結されているとともに、
移植ユニット3間の距離調整に対応している。
【0058】左側の苗トレイ載置台51の左側面側に
は、図2に示すように、作動リンク109の揺動によっ
て苗トレイTを1ピッチ分だけ縦送りするために角軸1
08を回動させるための間欠送り手段110が設けられ
ている。なお、ポット部間ピッチの異なる二種類の苗ト
レイTに対応するために、作動リンク109の一揺動に
よる角軸108の回動角度が調節可能となされている。
【0059】作動リンク109は、苗トレイTが横送り
機構92による左右終端位置まで横送りされたときに、
横送り軸94に一体に設けられたカム111によって一
揺動されるようになっている。上記した横送り機構92
及び縦送り機構93によって、苗トレイ載置台51上の
苗トレイTを縦横に搬送して、苗取出装置80による苗
取出位置において各ポット部Pから順次ソイルブロック
苗を取り出せるようにしている。
【0060】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明が講じた第
1の技術的手段によれば、可動フレームと、苗載せ台
と、植付装置とを同じ量だけ左右方向移動させることに
よって、移植ユニットの左右方向位置調整を行うことが
でき、これらフレームの移動により、フレーム上の装置
を一体的に移動させることができるので、全体として構
造の簡素化を図り得るとともに、かかる作業を容易かつ
迅速に行うことができる。
【0062】また、本発明が講じた第2の技術的手段に
よれば、苗取出装置への動力伝達機構を構成する第1伝
動手段、中継軸及び第2伝動手段は、苗載せ台の下方か
ら前後側方を回り込む経路を通り、苗取出装置による苗
載せ台上の苗の取出位置の近傍には、動力伝達機構が通
らないため、苗取出状態の確認を目視により行い易くな
るとともに、メンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の全体側面図である。
【図2】移植ユニットの全体側面図である。
【図3】メインフレームの走行車輌への装着構造を示す
側面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】左右の移植ユニット間距離を最大に設定したと
きの移植ユニットの一部省略全体平面図である。
【図6】移植ユニットの動力伝達機構、及び、各フレー
ムの支持構造を背面視において示す展開断面図である。
【図7】植付装置の全体側面図である。
【図8】メインフレーム構造、及び、左右移植ユニット
間の距離調整機構の要部を示す平面図であり、左右の移
植ユニット間距離を最小に設定した状態を示している。
【図9】苗取出装置への動力伝達機構、及び、苗載せ台
の横送り機構の要部を示す平面図であり、左右の移植ユ
ニット間距離を最大に設定した状態を示している。
【図10】苗載せ台の支持構造、並びに、苗取出装置及
び横送り機構への動力伝達機構の要部を示す側面図であ
る。
【図11】苗取出装置の要部断面側面図である。
【符号の説明】
1 移植機 2 走行車輌 3 移植ユニット 15 メインフレーム 35 駆動主軸 38 植付フレーム 45 可動フレーム 51 苗載せ台 70 植付装置 80 苗取出装置 87A 中継軸 88 第1伝動手段 91 第2伝動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輌(2)に装着されたメインフレ
    ーム(15)に、苗載せ台(51)と、該苗載せ台(5
    1)上の苗を取り出す苗取出装置(80)と、該装置
    (80)により取り出された苗を受け取って圃場に植付
    ける植付装置(70)とから構成される少なくとも一つ
    の移植ユニット(3)を搭載した移植機において、 前記苗取出装置(80)は、メインフレーム(15)に
    対して左右方向位置調整自在に支持された可動フレーム
    (45)に装着され、苗載せ台(51)は、メインフレ
    ーム(15)に対して左右方向位置調整自在でかつ上下
    方向移動は規制されており、前記植付装置(70)は植
    付フレーム(38)に装着され、該植付フレーム(3
    8)は、メインフレーム(15)に対して左右方向位置
    調節自在に支持されているとともに、メインフレーム
    (15)及び可動フレーム(45)に対して上下揺動自
    在となされていることを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 走行車輌(2)に装着されたメインフレ
    ーム(15)に、苗載せ台(51)と、該苗載せ台(5
    1)上の苗を取り出す苗取出装置(80)と、該装置
    (80)により取り出された苗を受け取って圃場に植付
    ける植付装置(70)とから構成される少なくとも一つ
    の移植ユニット(3)が搭載されるとともに、該移植ユ
    ニット(3)を駆動するための駆動主軸(35)がメイ
    ンフレーム(15)に設けられた移植機において、 駆動主軸(35)は苗載せ台(51)の下方に配置さ
    れ、苗取出装置(80)は苗載せ台(51)の側方に配
    置されており、駆動主軸(35)の回転動力を苗取出装
    置(80)に伝達する動力伝達機構が、苗取出装置(8
    0)の下方で且つメインフレーム(15)の下方に配設
    された中継軸(87A)と、駆動主軸(35)の回転動
    力を中継軸(87A)に伝動する第1伝動手段(88)
    と、中継軸(87A)の回転動力を苗取出装置(80)
    に伝動する第2伝動手段(91)とを備えて構成され、
    第1伝動手段(88)は、メインフレーム(15)及び
    苗載せ台(51)の下方に配置され、第2伝動手段(9
    1)は、苗載せ台(51)の側方に離れて配置されてい
    ることを特徴とする移植機。
  3. 【請求項3】 走行車輌(2)に装着されたメインフレ
    ーム(15)に、苗載せ台(51)と、該苗載せ台(5
    1)上の苗を取り出す苗取出装置(80)と、該装置
    (80)により取り出された苗を受け取って圃場に植付
    ける植付装置(70)とから構成される少なくとも一つ
    の移植ユニット(3)が搭載されるとともに、該移植ユ
    ニット(3)を駆動するための駆動主軸(35)がメイ
    ンフレーム(15)に設けられ、該駆動主軸(35)に
    走行車輌(2)のPTO軸(25)が連結された移植機
    において、 前記苗取出装置(80)は、メインフレーム(15)に
    対して左右方向位置調整自在に支持された可動フレーム
    (45)に装着され、苗載せ台(51)は、メインフレ
    ーム(15)に対して左右方向位置調整自在でかつ上下
    方向移動は規制されており、前記植付装置(70)は植
    付フレーム(38)に装着され、該植付フレーム(3
    8)は、メインフレーム(15)に対して左右方向位置
    調節自在に支持されているとともに、メインフレーム
    (15)及び可動フレーム(45)に対して上下揺動自
    在となされており、 前記駆動主軸(35)は苗載せ台(51)の下方に配置
    され、苗取出装置(80)は苗載せ台(51)の前後側
    方に配置されており、駆動主軸(35)の回転動力を苗
    取出装置(80)に伝達する動力伝達機構が、苗取出装
    置(80)の下方で且つメインフレーム(15)の下方
    において可動フレーム(45)に設けられた中継軸(8
    7A)と、駆動主軸(35)の回転動力を中継軸(87
    A)に伝動する第1伝動手段(88)と、中継軸(87
    A)の回転動力を苗取出装置(80)に伝動する第2伝
    動手段(91)とを備えて構成され、第1伝動手段(8
    8)は、メインフレーム(15)及び苗載せ台(51)
    の下方に配置され、第2伝動手段(91)は、苗載せ台
    (51)の前後側方に離れて配置されていることを特徴
    とする移植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015080465A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 株式会社クボタ 苗移植機
CN108207220A (zh) * 2017-12-25 2018-06-29 东风农业装备(襄阳)有限公司 移植部可调节的移栽机及其应用

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