JP2001016011A - ストリップライン共振器 - Google Patents
ストリップライン共振器Info
- Publication number
- JP2001016011A JP2001016011A JP11185933A JP18593399A JP2001016011A JP 2001016011 A JP2001016011 A JP 2001016011A JP 11185933 A JP11185933 A JP 11185933A JP 18593399 A JP18593399 A JP 18593399A JP 2001016011 A JP2001016011 A JP 2001016011A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- strip line
- dielectric block
- electrodes
- resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
用電極の構造をであり、精度良く、高い信頼性を実現し
たストリップライン共振器を提供することにある。 【解決手段】誘電体ブロック2の上主面にアース電極4
と、ストリップライン3と、ビアホール導体20と、入
出力用電極8,9とを形成したストリップライン共振器
1において、誘電体ブロック2側面の上面側領域に切欠
部21,22を形成し、入出力用電極8,9の一部を切
欠部21,22から露出させた構成としている。
Description
路用フィルタ等に使用されるストリップライン共振器に
関するものである。
機等に使用されるフィルタ用の共振器としてストリップ
ライン共振器が多用されている。このような従来のスト
リップライン共振器を図3に示す。例えば、ストリップ
ライン共振器100は誘電体ブロック101の両主面及
び側面の一部にアース電極101を被着形成し、また、
誘電体ブロック101の中央に配線されたストリップラ
イン102が形成され、ストリップライン102の一端
がビアホール導体104を介してアース電極101の両
主面と接続されていた。また、ストリップライン102
の一端には、ストリップライン102に対して直交方向
に対向した入出力用電極105,106が配設され、誘
電体ブロック101の側面から主面の一部に形成した入
出力用電極用ライン107,108に接続されていた。
また、入出力用電極用ライン107,108は誘電体ブ
ロック101の上面に上面電極107a,108bが、
側面に側面電極107b,108bが、下面に下面電極
107c,108cが形成されていた。
造については、例えば、所定の誘電率を有した誘電体セ
ラミックよりなるグリーンシートを作製し、その後、ア
ース電極101用の導体膜を被着形成したグリーンシー
トと、ストリップライン102用の導体膜を被着形成し
たグリーンシートと、入出力用電極105,106用の
導体膜を被着形成したグリーンシートと、何も形成しな
いグリーンシートとを各々積層して誘電体ブロック2を
形成し、この誘電体ブロック2を焼結することにより、
誘電体ブロック2にアース電極101,ストリップライ
ン102,入出力用電極105,106を一体形成させ
ていた。
共振器1は、入出力用電極105,106から接続され
た入出力用電極用ライン107,108の上面電極10
7a,108aが誘電体ブロック101の主面の一部に
形成されているため、例えば、携帯電話にストリップラ
イン共振器100が搭載された場合、即ち、図4に示す
ように、携帯電話150のLCD151の背面に配した
配線基板152にストリップライン共振器100を搭載
すると、携帯電話150の小型化・軽量化に伴い、カバ
ー153の内面に形成した金属性のシールド板154に
対してストリップライン共振器100の入出力用電極ラ
イン107,108の上面電極107a,108aが対
面してアース電極101に短絡したり、シールド板15
4と上面電極107a,108aとの間で発生する浮遊
容量によりストリップライン共振器100の特性に影響
を受けていた。
ずに側面電極107b,108bと底面電極107c,
108cだけで形成することが考えられるが、側面電極
107b,108bの高さをシールド板154に影響さ
れないように小さく形成する場合、小型化した電子部品
においては印刷法によって側面電極107b,108b
を形成すると、側面電極107b,108bの高さがば
らつき、入出力用電極105,106の接続性の問題が
あり、また、側面電極107b,108bの寸法が小さ
くなると、半田付けのフィレットが少なくなったり、半
田強度が低くなる問題があった。一方、側面電極107
b,108bの高さを側面全面に大きく形成した場合、
シールド板154とショートしてしまう問題点を有して
いた。
ものであり、その目的は、小型にしてもシールド板等に
影響されない入出力用電極の構造を改良し、精度良く、
高い信頼性を実現したストリップライン共振器を提供す
ることにある。
に本発明は、誘電体ブロックの少なくとも上主面にアー
ス電極を、内部に前記アース電極と対向する帯状のスト
リップラインと、該ストリップラインと前記アース電極
を接続する接続部材と、前記ストリップラインに対向す
る入出力用電極とを形成したストリップライン共振器に
おいて、前記誘電体ブロック側面の上面側領域に切欠部
を形成し、該切欠部に前記入出力用電極の一部を露出さ
せたことを特徴とするストリップライン共振器を提供す
る。
面の上面側領域に切欠部を形成し、入出力用電極の一部
を切欠部から露出させたために、誘電体ブロック上面に
は入出力電極から引き出された電極を形成することはな
くなり、これにより、入出力用電極と携帯電話等のケー
ス内壁に形成するシールド板とが短絡したり、その他の
影響を受けたりすることがない。
見えるので、配線基板に接続するために引き回す誘電体
ブロックの側面端子の高さ調整に関係なく確実に入出力
用電極に接続したことが確認でき、調整の簡単さ、精度
が良さ、高い信頼性のストリップライン共振器が提供で
きる。
て説明する。図1は本発明のストリップライン共振器1
の斜視図である。本発明の積層型ストリップライン共振
器1は、例えば、図1に示すように、誘電体ブロック2
と、ストリップライン3と、アース電極4,5,6,7
と、入出力用電極8,9で構成されている。
について説明する。誘電体ブロック 誘電体ブロック2は、例えば、1層あたり50〜300
μm程度の厚みの誘電体層を積層して成り、誘電体層の
材料としては誘電体セラミック材料と低温焼成化された
酸化物及び低融点ガラス材料とから構成されている。そ
の誘電体セラミック材料としては、例えば、BaO−T
iO2 系,Ca−TiO2 系,MgO−TiO2 系等が
用いられ、また、低温焼成化するための酸化物として
は、BiVO4 ,CuO,Li2 O,B2 O3 等が含有
されている。
2の厚さ方向に貫通した長孔に導体が充填されたビアホ
ール導体20が形成されており、ビアホール導体(接続
部材)20の両端が平面アース電極4,5に接続され、
ビアホール導体20の中央部にはストリップライン3の
一端側が接続されている。ビアホール導体20の材料と
してはAg、Ag−Pd、Cu等を主成分とする導体が
用いられる。
ック2の上面側領域であるアース電極4から厚さ方向に
向けた平面形状が半円の切欠部21,22が形成されて
おり、誘電体ブロック2の内部に形成した入出力用電極
8,9の配設位置まで深く形成している。
向に形成されており、その一方端を開放端とし、他方端
をビアホール導体20と接続された短絡端とすることに
より1/4波長共振器を構成できるラインとなる。
としては、例えば、図1に示すようなビアホール21を
介して短絡させても良いし、また、ストリップライン3
の短絡端を誘電体ブロック2の端面にまで延在させ、そ
の短絡端が、その端面に形成した平面アース電極4から
接続した導体面(不図示)に接続しても良い。なお、導
体面は、ビアホール20,21に用いるものと同じ材料
が用いられ、それに加え、必要に応じてガラス成分など
を含有させても良い。
及び両側面に被着形成してなり、アース電極4,5は、
誘電体ブロック2の両主面にストリップライン3と対向
するように形成され、アース電極6,7は誘電体ブロッ
ク2の側面の一部に形成されている。アース電極4,
5,6,7の材料としては、Ag、Cu等を主成分(A
g単体またはAg−Pd,Ag−Pt等のAg合金やC
u単体またはCu合金)とする導体から成り、この主成
分の必要に応じてガラス成分が含有される。アース電極
4,5,6,7を誘電体ブロック2に被着形成する場合
には、未焼成状態の誘電体ブロック2上にアース電極
4,5,6,7を被着した後、一体的に焼成して形成さ
れる。
開放端側で直交、かつ、離間して形成されている。ま
た、入出力用電極8,9の他端は切欠部21,22の底
面22a,23aに露出して誘電体ブロック2の側面ま
で引き出されている。この側面まで引き出された入出力
用電極8,9は誘電体ブロック2の側面に形成された側
面電極23,24に接続され、さらに誘電体ブロック2
の下面に形成された下面電極25,26に接続されてい
る。この側面電極23,24及び下面電極25,26は
図2に示す配線基板12に半田13,14で接合され
る。
プライン3,平面アース電極4,入出力用電極8,9の
構造により、ストリップライン3と平面アース電極4と
の間で容量成分と誘導成分が形成されてL−C共振回路
が構成されることになる。
を例えば、携帯電話等の電子機器に配設した配線基板に
搭載させる構造について説明する。携帯電話10はLC
D11の背面に配線基板12を配設し、配線基板12に
はストリップライン共振器1やその他、複数の電子部品
が配設されている。また携帯電話10のケース10a内
壁には金属性のシールド板10bが形成されており、ス
トリップライン共振器の上面側で対面している。また、
ストリップライン共振器1の下面は導電性接着剤13に
より各電極と配線基板12が半田13,14により接続
されている。図1に示すようにストリプライン共振器1
の入出力用電極8が切欠部21の底面21aで露出して
おり、シールド板10bからは誘電体ブロック2の所望
の厚さ分離間していることになる。
の少なくとも上主面にアース電極4を、内部に前記アー
ス電極4と対向する帯状のストリップライン3と、スト
リップライン3とアース電極4を接続するビアホール導
体20と、ストリップライン3に対向する入出力用電極
8,9とを形成したストリップライン共振器1におい
て、誘電体ブロック2側面の上面側領域に切欠部21,
22を形成し、切欠部21,22に入出力用電極8,9
の一部を露出させたために、誘電体ブロック2上面には
入出力電極8,9から引き出された電極を形成すること
はなくなり、これにより、入出力用電極8,9と携帯電
話10等のケース10a内壁に形成するシールド板10
bとが短絡したり、その他の影響を受けたりすることが
ない。
ック2の側端部で露出して見えるので、配線基板に接続
するために引き回す誘電体ブロック2の側面端子23,
24の高さ調整に関係なく確実に入出力用電極8,9に
接続されたことが確認でき、調整の簡単さ、精度が良
さ、高い信頼性があるストリップライン共振器1が提供
できる。
側面の上面側領域に切欠部を形成し、入出力用電極の一
部を切欠部から露出させたために、誘電体ブロック上面
には入出力電極から引き出された電極を形成することは
なくなり、これにより、入出力用電極と携帯電話等のケ
ース内壁に形成するシールド板とが短絡したり、その他
の影響を受けたりすることがない。
見えるので、配線基板に接続するために引き回す誘電体
ブロックの側面端子の高さ調整に関係なく確実に入出力
用電極に接続したことが確認でき、調整の簡単さ、精度
が良さ、高い信頼性のストリップライン共振器が提供で
きる。
説明する斜視図である。
電話の内部構造を説明する図である。
明する斜視図である。
話の内部構造を説明する図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 誘電体ブロックの少なくとも上主面にア
ース電極を、内部に前記アース電極と対向する帯状のス
トリップラインと、該ストリップラインと前記アース電
極を接続する接続部材と、前記ストリップラインに対向
する入出力用電極とを形成したストリップライン共振器
において、 前記誘電体ブロック側面の上面側領域に切欠部を形成
し、該切欠部に前記入出力用電極の一部を露出させたこ
とを特徴とするストリップライン共振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18593399A JP3667158B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | ストリップライン共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18593399A JP3667158B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | ストリップライン共振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001016011A true JP2001016011A (ja) | 2001-01-19 |
JP3667158B2 JP3667158B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=16179430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18593399A Expired - Fee Related JP3667158B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | ストリップライン共振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3667158B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100373689C (zh) * | 2005-12-06 | 2008-03-05 | 电子科技大学 | 一种带状线谐振器及微波薄膜材料电磁参数测试装置 |
CN100492897C (zh) * | 2001-09-20 | 2009-05-27 | 日本电气株式会社 | 屏蔽带状线装置及其制造方法 |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP18593399A patent/JP3667158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100492897C (zh) * | 2001-09-20 | 2009-05-27 | 日本电气株式会社 | 屏蔽带状线装置及其制造方法 |
CN100373689C (zh) * | 2005-12-06 | 2008-03-05 | 电子科技大学 | 一种带状线谐振器及微波薄膜材料电磁参数测试装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3667158B2 (ja) | 2005-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6510607B1 (en) | Method for forming a dielectric laminated device | |
JPH05299906A (ja) | 高周波多層集積回路 | |
EP0653799A2 (en) | High-frequency use non-reciprocal circuit element | |
US6900704B2 (en) | Two-port isolator and communication device | |
JPH10215119A (ja) | 電圧制御発振器 | |
JP2001016011A (ja) | ストリップライン共振器 | |
JP3705253B2 (ja) | 3ポート型非可逆回路素子および通信装置 | |
JP3852373B2 (ja) | 2ポート型非可逆回路素子および通信装置 | |
JPS63306701A (ja) | 誘電体フィルタ | |
JP2001326444A (ja) | チップ部品の実装基板 | |
JP3829806B2 (ja) | 積層基板、積層基板の製造方法、非可逆回路素子および通信装置 | |
JPH06291520A (ja) | 高周波多層集積回路 | |
US6888432B2 (en) | Laminated substrate, method of producing the same, nonreciprocal circuit element, and communication device | |
JP2001217545A (ja) | 多層回路基板 | |
JPH06291521A (ja) | 高周波多層集積回路 | |
JP4293118B2 (ja) | 非可逆回路素子および通信装置 | |
JP2004350164A (ja) | 非可逆回路素子、非可逆回路素子の製造方法および通信装置 | |
JPS6333901A (ja) | 誘電体フイルタ | |
JPS5824457Y2 (ja) | 高誘電率基板 | |
JPH09116308A (ja) | 非可逆回路素子 | |
JPH06252603A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
JPH05243807A (ja) | 誘電体フィルタ | |
WO2011058825A1 (ja) | ストリップラインフィルタ、およびその製造方法 | |
JPH09214202A (ja) | 誘電体フィルタ | |
JPH05243811A (ja) | 誘電体フィルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050405 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |