JP2001015348A - 変圧器中身のコア締め金具解体装置及びこれを用いたコア締め金具解体方法 - Google Patents

変圧器中身のコア締め金具解体装置及びこれを用いたコア締め金具解体方法

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JP2001015348A
JP2001015348A JP11181862A JP18186299A JP2001015348A JP 2001015348 A JP2001015348 A JP 2001015348A JP 11181862 A JP11181862 A JP 11181862A JP 18186299 A JP18186299 A JP 18186299A JP 2001015348 A JP2001015348 A JP 2001015348A
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圭一 高瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器中身から各コア締め金具や結束バンド
等を自動的に解体できる変圧器中身のコア締め金具解体
装置を得る。 【解決手段】 変圧器中身1を載せた状態で水平方向の
相互間隔が可変自在で昇降も自在な1対の搬送手段12
と、各搬送手段12に設けていて変圧器中身1の下側の
コア締め金具5の両側を係止する引っ掛け金具15と、
1対の搬送手段12の間に配置していて下側のコア締め
金具5とその下面の結束バンド6との間に圧入する楔部
21aを有するスライドブロック21と、スライドブロ
ック操作手段22と、楔部21aで浮した結束バンド6
を切断するバンド切断刃23と、バンド切断機構26を
上下させるバンド切断機構昇降手段27と、搬送手段の
両側で変圧器中身を把持すると共にその把持状態を上下
反転させる変圧器中身把持反転機構28とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器中身のコア
締め金具解体装置及びこれを用いたコア締め金具解体方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明で、コア締め金具等を除去しよう
とする変圧器中身1は、図1に示すように、環状をなす
変圧器鉄心2の各脚部に低圧と高圧のコイル3がそれぞ
れ巻装され、該変圧器鉄心2に絶縁板4a,5a(図5
参照)を介して上下のコア締め金具4,5が当てがわれ
た状態で、これらのコア締め金具4,5を変圧器鉄心2
に押しつけるようにスチール製の結束バンド6で結束し
て構成されている構造のものである。この変圧器中身1
の上側のコア締め金具4には、この変圧器中身1を図示
しない変圧器タンクに固定するための複数の固定金具7
と、複数の端子板支持アーム8とが立設されている。各
端子板支持アーム8の上端には、端子板9がそれぞれ水
平向きで支持されている。コイル3の低圧コイル部から
は、低圧側口出し線10が立ち上げられている。コイル
3の高圧コイル部からは、高圧側口出し線11が立ち上
げられている。
【0003】従来、このような変圧器中身1から上下の
コア締め金具4,5や結束バンド6を除去する際には、
変圧器中身1を90°回転して寝かせ、この状態でいずれ
かの側のコア締め金具4または5と結束バンド6との間
に、バールを差し込み、このバールでこじって結束バン
ド6の一部をコア締め金具4または5から浮かせ、結束
バンド6の浮いた部分を金切り挟みで切断する。かかる
状態で、両方のコア締め金具4,5や結束バンド6を変
圧器鉄心2から分離して除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコア締め金具解体方法では、解体作業を手作業で行
うので、作業者が絶縁油に汚損されるため好ましくな
い。また、変圧器中身1を回転する作業や、結束バンド
6を切断する作業は、危険を伴い、安全上も問題があ
る。特に、絶縁油にPCBが含まれている場合には、コ
ア締め金具4,5の解体作業を人手により行うことがで
きないため、PCBを含む絶縁油が用いられている変圧
器は、リサイクルが行われないまま大量に保管されてい
るのが現状である。
【0005】本発明の目的は、変圧器中身から各コア締
め金具や結束バンド等を自動的に解体できる変圧器中身
のコア締め金具解体装置及びこれを用いたコア締め金具
解体方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、変圧器鉄心の
各脚部にコイルがそれぞれ巻装され、変圧器鉄心に上下
のコア締め金具が当てがわれた状態で、これらのコア締
め金具を変圧器鉄心に押しつけるように結束バンドで結
束して構成されている変圧器中身から各コア締め金具及
び結束バンド等を自動的に撤去する変圧器中身のコア締
め金具解体装置を得るものである。
【0007】本発明に係る変圧器中身のコア締め金具解
体装置では、変圧器中身を載せて搬送すると共に該変圧
器中身を載せた状態で水平方向の相互間隔が可変自在で
且つ昇降も自在な1対の搬送手段と、解体場所で各搬送
手段にそれぞれ支持されていて変圧器中身の下側のコア
締め金具の両側をそれぞれ係止する引っ掛け金具と、解
体場所で1対の搬送手段の間に配置されていて下側のコ
ア締め金具とその下面の結束バンドとの間に圧入される
楔部を有するスライドブロックと、該スライドブロック
を動かすことにより楔部をコア締め金具と結束バンドと
の間に圧入する操作とその位置から後退させる操作とを
行うスライドブロック操作手段と、楔部がコア締め金具
と結束バンドとの間に圧入された状態のときに昇降する
ことにより該楔部の側面に存在する結束バンドの部分を
該楔部と共同して切断するバンド切断刃と、該バンド切
断刃に切断動作を行わせる刃操作手段と、少なくともス
ライドブロックとバンド切断刃とを上昇した切断位置と
下降した退避位置に昇降させるスライドブロック昇降手
段と、解体場所で1対の搬送手段の両側に設けられてい
て変圧器中身を把持すると共に把持状態で該変圧器中身
の支持状態を上下反転させる変圧器中身把持反転機構と
を備えていることを特徴とする。
【0008】本発明に係る変圧器中身のコア締め金具解
体方法では、変圧器中身のコア締め金具解体装置とし
て、前述した構造のものを用いる。
【0009】この変圧器中身のコア締め金具解体方法で
は、変圧器中身を1対の搬送手段により解体場所に搬送
する工程と、該解体場所で変圧器中身を移動しないよう
にした状態で、スライドブロック操作手段でスライドブ
ロックを動かすことにより楔部をコア締め金具と結束バ
ンドとの間に圧入して該結束バンドをコア締め金具から
浮かす工程と、かかる状態で、バンド切断刃を刃操作手
段で上昇させて下側のコア締め金具から浮かされている
結束バンドの部分を楔部の側面で切断する工程と、少な
くともスライドブロックとバンド切断刃とを有するバン
ド切断機構をバンド切断機構昇降手段で下降させて退避
させる工程と、変圧器中身を変圧器中身把持反転機構で
把持する工程と、各搬送手段を両者の間隔が接近する方
向に移動させて各引っ掛け金具により変圧器中身の下側
のコア締め金具の両側をそれぞれ係止する工程と、各搬
送手段を下降させて下側のコア締め金具を変圧器鉄心か
ら分離させて各搬送手段上に載せる工程と、下側のコア
締め金具が分離された変圧器鉄心を変圧器中身把持反転
機構により上下反転させて上側のコア締め金具を下向き
にして該コア締め金具と結束バンドとを変圧器鉄心から
分離する工程と、各搬送手段を両者の間隔が離反する方
向に移動させて変圧器中身の下側のコア締め金具の両側
をそれぞれ係止している引っ掛け金具を離脱させる工程
と、各コア締め金具及び結束バンドを別の場所に搬送す
る工程と、少なくともスライドブロックとバンド切断刃
とを有するバンド切断機構と前記各搬送手段とを上昇さ
せて元の位置に戻す工程と、変圧器中身把持反転機構が
変圧器中身を放して各搬送手段上に載せる工程と、各搬
送手段で変圧器中身を別の工程に移送する工程とを備え
ている。
【0010】上記のような構造の変圧器中身のコア締め
金具解体装置を用いて、上記のような変圧器中身のコア
締め金具解体方法により変圧器中身から各コア締め金具
及び結束バンド等を解体すると、自動的にコア締め金具
等の解体を行うことができ、作業者が絶縁油に触れるこ
となく、また危険な作業に身を挺することなく、安全に
作業を行わせることができる。
【0011】特に、本発明の変圧器中身のコア締め金具
解体方法では、解体場所で変圧器中身を移動しないよう
にした状態で、スライドブロック操作手段でスライドブ
ロックを動かすことにより楔部をコア締め金具と結束バ
ンドとの間に圧入して該結束バンドをコア締め金具から
浮かすので、安全に結束バンドの一部をコア締め金具か
ら浮かすことができる。また、コア締め金具から浮かし
た結束バンドは、バンド切断刃を刃操作手段で操作して
楔部と共同して切断するので、結束バンドの切断作業も
安全に行うことができる。変圧器中身から下側のコア締
め金具を除去する作業は、変圧器中身を変圧器中身把持
反転機構で把持した状態で、各搬送手段を両者の間隔が
接近する方向に移動させて各引っ掛け金具により変圧器
中身の下側のコア締め金具の両側をそれぞれ係止させ、
かかる状態で各搬送手段を下降させて、下側のコア締め
金具を変圧器鉄心から分離させて各搬送手段上に載せる
ことにより行うので、自動的に容易に行うことができ
る。下側のコア締め金具を分離した変圧器鉄心は、変圧
器中身把持反転機構により上下反転させて上側のコア締
め金具を下向きにして該コア締め金具と結束バンドとを
変圧器鉄心から分離するので、この作業も自動的に容易
に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2〜図5は本発明に係る変圧器
中身のコア締め金具解体装置における実施の形態の一例
を示したもので、図2は本例の装置の全体的構成を示す
斜視図、図3は本例の装置の要部構成を示す斜視図、図
4は本例の装置で搬送手段に引っ掛け金具を取り付けた
状態を示す要部断面図、図5は本例の装置で下側のコア
締め金具と結束バンドとの間にスライドブロックの楔部
を圧入した状態を示す側面図である。
【0013】本例の変圧器中身のコア締め金具解体装置
においては、変圧器中身1を載せて搬送すると共に該変
圧器中身1を載せた状態で水平方向の相互間隔が可変自
在で且つ昇降も自在な1対の搬送手段12を有する。こ
れら搬送手段12は、1対のフレーム13に多数のロー
ラ14が回転自在に支持されている。これらローラ14
は、その上面がフレーム13の上面より上方に突出され
ている。
【0014】解体場所において、これら搬送手段12の
外向きのフレーム13には変圧器中身1の下側のコア締
め金具5の両側をそれぞれ係止する引っ掛け金具15が
それぞれ支持されている。また、これら引っ掛け金具1
5には、コア締め金具5が引っ掛けられたことを検出す
るセンサ16が取り付けられている。
【0015】解体場所において、1対の搬送手段12の
間の空間には自動的に昇降を行う昇降プレート17が設
置されている。この昇降プレート17上には、搬送手段
12で運ばれて来た変圧器中身1をその進行方向に動か
ないように保持させる昇降ストッパー18が昇降自在に
設置されている。この昇降ストッパー18の上部には、
変圧器中身1が当たったことを検出するセンサ19が支
持されている。また、昇降プレート17上には、搬送手
段12に対して平行に設置されたガイドレール20を案
内として前後動するスライドブロック21が設置されて
いる。このスライドブロック21の前部先端には、下側
のコア締め金具5とその下面の結束バンド6との間に圧
入される楔部21aが突設されている。昇降プレート1
7上には、このスライドブロック21を前後動させるこ
とにより、楔部21aをコア締め金具5と結束バンド6
との間に圧入する操作とその位置から後退させる操作と
を行う油圧シリンダーよりなるスライドブロック操作手
段22が設置されている。スライドブロック21には、
楔部21aがコア締め金具5と結束バンド6との間に圧
入された状態のときに昇降することにより該楔部21a
の側面に存在する結束バンド6の部分を該楔部21aと
共同して切断するバンド切断刃23が軸24で先端側が
昇降自在となるように支持されている。このバンド切断
刃23は、スライドブロック21に支持された油圧シリ
ンダーよりなる刃操作手段25で昇降されるようになっ
ている。これら昇降プレート17,昇降ストッパー1
8,ガイドレール20,スライドブロック21,楔部2
1a,スライドブロック操作手段22,バンド切断刃2
3,軸24,刃操作手段25により結束バンド6を切断
するバンド切断機構26が構成されている。これらバン
ド切断機構26は、油圧シリンダーよりなるバンド切断
機構昇降手段27により昇降させられるようになってい
る。
【0016】また、解体場所において、1対の搬送手段
12の両側には1対の変圧器中身把持反転機構28が設
置されていて、スタンド29の上部に水平向きに支持さ
れたクランプシリンダー30により変圧器中身1を把持
すると共に把持状態で該変圧器中身1の支持状態を該ク
ランプシリンダー30をモータ31によりその軸心の回
りに回転させて変圧器中身1を上下反転させるようにな
っている。
【0017】このような変圧器中身のコア締め金具解体
装置は、ハウジング32の中に設置されていて、外面の
操作盤33から操作を行うようになっている。
【0018】次に、このような変圧器中身のコア締め金
具解体装置を用いたコア締め金具解体方法の一例につい
て説明する。
【0019】まず、変圧器中身1を1対の搬送手段12
により解体場所に搬送する(工程1)。
【0020】該解体場所に変圧器中身1が搬送されてく
ると、上昇ストッパー18が図5に示すように上昇し
て、変圧器中身1がその進行方向に移動しないように保
持し、かかる状態でスライドブロック操作手段22でス
ライドブロック21を前進させることにより楔部21a
を下側のコア締め金具5とその下面の結束バンド6との
間に圧入して該結束バンド6をコア締め金具5から浮か
す(工程2)。
【0021】かかる状態で、バンド切断刃23を刃操作
手段25で上昇させて、下側のコア締め金具5から浮か
されている結束バンド6の部分を楔部21aの側面で切
断する(工程3)。
【0022】次に、少なくともスライドブロック21と
バンド切断刃23とを有するバンド切断機構26をバン
ド切断機構昇降手段27で下降させて退避させる工程
(工程4)。この場合、バンド切断機構昇降手段27に
よりバンド切断機構26を下降させると、結束バンド6
から楔部21aが離れる。
【0023】各クランプシリンダー30を延ばして変圧
器中身1を変圧器中身把持反転機構28で把持する(工
程5)。
【0024】次に、各搬送手段12を両者の間隔が接近
する方向に移動させて、各引っ掛け金具15により変圧
器中身1の下側のコア締め金具5の両側をそれぞれ係止
する(工程6)。
【0025】かかる状態で、各搬送手段12を下降させ
て下側のコア締め金具5を変圧器鉄心2から分離させて
各搬送手段12上に載せる(工程7)。この場合、各搬
送手段12を図示しない昇降手段で下降させると、引っ
掛け金具15も一緒に下降し、これにより下側のコア締
め金具5が変圧器鉄心2から下方に引き下ろされて各搬
送手段12上に載る。
【0026】次に、下側のコア締め金具5が分離された
変圧器鉄心2とコイル3とを、モータ31の駆動により
変圧器中身把持反転機構28で上下反転させて、上側の
コア締め金具4を下向きにし、かかる状態で自重により
コア締め金具4と結束バンド6とを変圧器鉄心2から分
離し、各搬送手段12上に載せる(工程8)。
【0027】次に、各コア締め金具4,5及び結束バン
ド6を、各搬送手段12または他の手段により別の場所
に搬送する(工程8)。
【0028】次に、各搬送手段12を両者の間隔が離反
する方向に移動させて変圧器中身1の下側のコア締め金
具5の両側をそれぞれ係止している前記引っ掛け金具1
5を離脱させる工程(工程9)。
【0029】次に、各コア締め金具4,5及び結束バン
ド6を、各搬送手段12または他の手段により別の場所
に搬送する(工程10)。
【0030】次に、バンド切断機構26と各搬送手段1
2とを上昇させて元の位置に戻す(工程11)。
【0031】次に、変圧器中身把持反転機構28が各ク
ランプシリンダー30を縮めることにより変圧器中身1
を放して各搬送手段12上に載せる(工程12)。
【0032】次に、各搬送手段12で変圧器中身1を別
の工程に移送する(工程13)。
【0033】このように変圧器中身のコア締め金具解体
装置を用いて、上記のような変圧器中身のコア締め金具
解体方法により変圧器中身1から各コア締め金具4,5
及び結束バンド6等を解体すると、自動的にコア締め金
具4,5等の解体を行うことができ、作業者が絶縁油に
触れることなく、また危険な作業に身を挺することな
く、安全に作業を行わせることができる。
【0034】特に、この変圧器中身のコア締め金具解体
方法では、解体場所で変圧器中身1を移動しないように
した状態で、スライドブロック操作手段22でスライド
ブロック21を動かすことにより楔部21aをコア締め
金具5と結束バンド6との間に圧入して該結束バンド6
をコア締め金具5から浮かすので、安全に結束バンド6
をコア締め金具5から浮かすことができる。また、コア
締め金具5から浮かした結束バンド6は、バンド切断刃
23を刃操作手段25で操作して楔部21aと共同して
切断するので、結束バンド6の切断作業も安全に行うこ
とができる。変圧器中身1から下側のコア締め金具5を
除去する作業は、変圧器中身1を変圧器中身把持反転機
構28で把持した状態で、各搬送手段12を両者の間隔
が接近する方向に移動させて各引っ掛け金具15により
変圧器中身1の下側のコア締め金具5の両側をそれぞれ
係止させ、かかる状態で各搬送手段12を下降させて、
下側のコア締め金具5を変圧器鉄心2から分離させて各
搬送手段12上に載せることにより行うので、自動的に
容易に行うことができる。下側のコア締め金具5を分離
した変圧器鉄心2は、変圧器中身把持反転機構28によ
り上下反転させて上側のコア締め金具4を下向きにして
該コア締め金具4と結束バンド6とを変圧器鉄心2から
分離するので、この作業も自動的に容易に行うことがで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る変圧器中身のコア締め金具
解体装置によれば、変圧器中身から各コア締め金具及び
結束バンド等を自動的に解体できるので、作業者が絶縁
油に触れることなく、また危険な作業に身を挺すること
なく、安全に作業を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で解体しようとしている変圧器中身の一
例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る変圧器中身のコア締め金具解体装
置における実施の形態の一例の全体的構成を示す斜視図
である。
【図3】本例の装置の要部構成を示す斜視図である。
【図4】本例の装置で搬送手段に引っ掛け金具を取り付
けた状態を示す要部断面図である。
【図5】本例の装置で下側のコア締め金具と結束バンド
との間にスライドブロックの楔部を圧入した状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 変圧器中身 2 変圧器鉄心 3 コイル 4,5 上下のコア締め金具 4a,5a 絶縁板 6 結束バンド 7 固定金具 8 端子板支持アーム 9 端子板 10 低圧側口出し線 11 高圧側口出し線 12 搬送手段 13 フレーム 14 ローラ 15 引っ掛け金具 16 センサ 17 昇降プレート 18 昇降ストッパー 19 センサ 20 ガイドレール 21 スライドブロック 21a 楔部 22 スライドブロック操作手段 23 バンド切断刃 24 軸 25 刃操作手段 26 バンド切断機構 27 バンド切断機構昇降手段 28 変圧器中身把持反転機構 29 スタンド 30 クランプシリンダー 31 モータ 32 ハウジング 33 操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 康弘 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 小川 泰弘 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 Fターム(参考) 4D004 AA21 AA50 CA02 CB12 CB45

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器鉄心の各脚部にコイルがそれぞれ
    巻装され、前記変圧器鉄心に上下のコア締め金具が当て
    がわれた状態で、これらのコア締め金具を前記変圧器鉄
    心に押しつけるように結束バンドで結束して構成されて
    いる変圧器中身から前記各コア締め金具と前記結束バン
    ドとを撤去する変圧器中身のコア締め金具解体装置であ
    って、 前記変圧器中身を載せて搬送すると共に該変圧器中身を
    載せた状態で水平方向の相互間隔が可変自在で且つ昇降
    も自在な1対の搬送手段と、解体場所で前記各搬送手段
    にそれぞれ支持されていて前記変圧器中身の下側の前記
    コア締め金具の両側をそれぞれ係止する引っ掛け金具
    と、解体場所で1対の前記搬送手段の間に配置されてい
    て下側の前記コア締め金具とその下面の前記結束バンド
    との間に圧入される楔部を有するスライドブロックと、
    前記スライドブロックを動かすことにより前記楔部を前
    記コア締め金具と前記結束バンドとの間に圧入する操作
    とその位置から後退させる操作とを行うスライドブロッ
    ク操作手段と、前記楔部が前記コア締め金具と前記結束
    バンドとの間に圧入された状態のときに昇降することに
    より該楔部の側面に存在する前記結束バンドの部分を該
    楔部と共同して切断するバンド切断刃と、前記バンド切
    断刃に切断動作を行わせる刃操作手段と、少なくとも前
    記スライドブロックと前記バンド切断刃とを有するバン
    ド切断機構を上昇した切断位置と下降した退避位置に昇
    降させるバンド切断機構昇降手段と、解体場所で1対の
    前記搬送手段の両側に設けられていて前記変圧器中身を
    把持すると共に把持状態で該変圧器中身の支持状態を上
    下反転させる変圧器中身把持反転機構とを備えているこ
    とを特徴とする変圧器中身のコア締め金具解体装置。
  2. 【請求項2】 変圧器鉄心の各脚部にコイルがそれぞれ
    巻装され、前記変圧器鉄心に上下のコア締め金具が当て
    がわれた状態で、これらのコア締め金具を前記変圧器鉄
    心に押しつけるように結束バンドで結束して構成されて
    いる変圧器中身から前記各コア締め金具と前記結束バン
    ドとを、変圧器中身のコア締め金具解体装置を用いて撤
    去するに際し、 前記変圧器中身のコア締め金具解体装置として、前記変
    圧器中身を載せて搬送すると共に該変圧器中身を載せた
    状態で水平方向の相互間隔が可変自在で且つ昇降も自在
    な1対の搬送手段と、解体場所で前記各搬送手段にそれ
    ぞれ支持されていて前記変圧器中身の下側の前記コア締
    め金具の両側をそれぞれ係止する引っ掛け金具と、解体
    場所で1対の前記搬送手段の間に配置されていて下側の
    前記コア締め金具とその下面の前記結束バンドとの間に
    圧入される楔部を有するスライドブロックと、前記スラ
    イドブロックを動かすことにより前記楔部を前記コア締
    め金具と前記結束バンドとの間に圧入する操作とその位
    置から後退させる操作とを行うスライドブロック操作手
    段と、前記楔部が前記コア締め金具と前記結束バンドと
    の間に圧入された状態のときに昇降することにより該楔
    部の側面に存在する前記結束バンドの部分を該楔部と共
    同して切断するバンド切断刃と、前記バンド切断刃に切
    断動作を行わせる刃操作手段と、少なくとも前記スライ
    ドブロックと前記バンド切断刃とを有するバンド切断機
    構を上昇した切断位置と下降した退避位置に昇降させる
    バンド切断機構昇降手段と、解体場所で1対の前記搬送
    手段の両側に設けられていて前記変圧器中身を把持する
    と共に把持状態で該変圧器中身の支持状態を上下反転さ
    せる変圧器中身把持反転機構とを備えた構造のものを用
    い、 前記変圧器中身を前記1対の搬送手段により解体場所に
    搬送する工程と、 該解体場所で前記変圧器中身を移動しないようにした状
    態で、前記スライドブロック操作手段で前記スライドブ
    ロックを動かすことにより前記楔部を前記コア締め金具
    と前記結束バンドとの間に圧入して該結束バンドを前記
    コア締め金具から浮かす工程と、 かかる状態で、前記バンド切断刃を前記刃操作手段で上
    昇させて下側の前記コア締め金具から浮かされている前
    記結束バンドの部分を前記楔部の側面で切断する工程
    と、 少なくとも前記スライドブロックと前記バンド切断刃と
    を有する前記バンド切断機構を前記バンド切断機構昇降
    手段で下降させて退避させる工程と、 前記変圧器中身を前記変圧器中身把持反転機構で把持す
    る工程と、 前記各搬送手段を両者の間隔が接近する方向に移動させ
    て前記各引っ掛け金具により前記変圧器中身の下側の前
    記コア締め金具の両側をそれぞれ係止する工程と、 前記各搬送手段を下降させて下側の前記コア締め金具を
    前記変圧器鉄心から分離させて前記各搬送手段上に載せ
    る工程と、 下側の前記コア締め金具が分離された前記変圧器鉄心を
    前記変圧器中身把持反転機構により上下反転させて上側
    の前記コア締め金具を下向きにして該コア締め金具と前
    記結束バンドとを前記変圧器鉄心から分離する工程と、 前記各搬送手段を両者の間隔が離反する方向に移動させ
    て前記変圧器中身の下側の前記コア締め金具の両側をそ
    れぞれ係止している前記引っ掛け金具を離脱させる工程
    と、 前記各コア締め金具及び前記結束バンドを別の場所に搬
    送する工程と、 少なくとも前記スライドブロックと前記バンド切断刃と
    を有する前記バンド切断機構と前記各搬送手段とを上昇
    させて元の位置に戻す工程と、 前記変圧器中身把持反転機構が前記変圧器中身を放して
    前記各搬送手段上に載せる工程と、 前記各搬送手段で前記変圧器中身を別の工程に移送する
    工程とを備えていることを特徴とする変圧器中身のコア
    締め金具解体方法。
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