JP2005231011A - トランス切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載型トランスのケースを切断するに際して、PCBを含有するトランス油の飛散、漏洩を防止することを可能ならしめるトランス切断装置を提供する。
【解決手段】 トランス切断装置1を、トランスTを立向き状態に載置するトランス載置台3aを備えたターンテーブル3と、このターンテーブル3を収容する状態に配設された枠型立体フレーム2と、トランス載置台3aに載置されたトランスTの上方と、この上方から外れた位置との間で往復移動し、トランスTを垂直軸心回りに回転させるトランス回転駆動装置5aを備えた上部移動フレーム5と、トランスTをターンテーブル3の回転中心に対して同期接離可能に、前記上部移動フレーム5を支持する枠型立体フレーム2に設けられた一対のプーリ7e,7fに掛装され、前記トランスTのケースを横方向から切断するバンドソー7hを備えた切断機7とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トランスのケースを切断するトランス切断装置に係り、より詳しくは、新幹線等の電車の車体に搭載された車載型トランスのケースを切断するに際して、PCBを含有するトランス油の飛散、漏洩を防止することを可能ならしめるようにしたトランス切断装置に関するものである。
トランス等の電気機器のケースの内部には、絶縁特性が優れているということからポリ塩化ビフェニル(PCB)と、トリクロロベンゼンとからなる絶縁油が注入されていた。
ところが、PCBは人体および環境にとって極めて有害であるために、その製造が中止される一方、絶縁油としてPCBを使用していた既存の電気機器の無害化処理が進められている。このような電気機器の無害化処理システムについては、例えば後述する構成になるものが公知である。以下、この従来例に係るPCB含有トランスの無害化処理システムを、その概略構成図の図6を参照しながら説明する。
上記従来例に係るPCB含有トランスの無害化処理システムは、トランス10からPCB1を抜き取る油抜き装置111、PCB1が抜き取られたトランス10を粗洗浄(予備洗浄)する粗洗浄装置(予備洗浄装置)112を備えている。また、トランス10からコア13を取り出す解体装置113、コア13を切断して鉄心11とコイル12とに分離する切断装置114、切断されたコイル12を銅線3aと絶縁紙等の有機物2とに分離する分離装置120、分別された有機物2を真空加熱してこの有機物2の無害化処理を行って炭化物とする有機物真空加熱装置115、分別された容器14、鉄枠17、碍子18、蓋19、鉄心11等の無機物3の表面をアルカリ溶液で処理するアルカリ処理装置(図示省略)を備えている。さらに、使用されたアルカリ溶液中からスラッジを分離するスラッジ分離装置(図示省略)、スラッジを真空加熱してスラッジの無害化処理を行うスラッジ真空加熱装置(図示省略)、使用されたアルカリ溶液中のPCB1を分離回収する抽出移行装置(図示省略)、表面処理された無機物3を洗浄液4で洗浄して無機物3の無害化処理を行う無機物洗浄装置(図示省略)、回収されたPCB1を脱塩素処理する脱塩素処理装置140を備えている。
そして、この従来例に係るPCB含有トランスの無害化処理システムの場合、トランス10からコア13を取り出すに際しては、インパクトレンチ等の各種工具等を備えた解体装置113を用いてトランス10の蓋取り付け器具を取り外すことによって蓋19を取り外している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−236493号公報
上記従来例に係るPCB含有トランスの無害化処理システムの場合には、箱型(または床置型)のトランスを解体するものであるから、トランスの蓋を開けるだけでケースからコアを取り出してトランスを解体することができる。しかしながら、新幹線等の電車の車体に搭載された車載型トランスの場合には、極めて長尺(たとえば、場2.5m)であって、しかも形状が複雑であるのに加えて、トランスの蓋とケースとは溶接によって接合されている。そこで、ケースからコアを取出すために、例えばバンドソーにより車載型トランスのケースを切断しているが、上記のとおり、極めて長尺であるため、車載型トランスを横にして切断していた。勿論、車載型トランスのケースを切断するに先立ち、絶縁油の抜油、粗洗浄(予備洗浄)を行っているものの、ケース内に絶縁油を含む液が残されている場合があり得る。そのような場合、上記のような横切断に際して、残されている液が飛散し、漏洩する虞がある。
従って、本発明の目的は、特に電車の車体に搭載された長尺の車載型トランスのケースを切断するに際して、PCBを含有するトランス油の飛散、漏洩を防止することを可能ならしめるトランス切断装置を提供することである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るトランス切断装置が採用した手段は、抜油されたトランスのケースを切断するトランス切断装置において、前記トランスを立向きに載置するトランス載置台を備えたターンテーブルと、このターンテーブルの外側に立設された複数の支柱を備えたフレームと、トランスをターンテーブルの回転中心と同心の位置に支えるトランス固定手段と、前記トランス載置台に載置されたトランスの上端を掴持してトランスを垂直軸心回りに回転させるトランス回転駆動装置と、前記ターンテーブルの回転中心に対して同期接離可能に設けられた一対のプーリに掛装され、前記トランスのケースを横方向から切断するバンドソーを備えた切断手段とからなることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るトランス切断装置が採用した手段は、請求項1に記載のトランス切断装置において、前記トランス固定手段は、前記フレームの支柱側に取付けられ、前記ターンテーブルに積載されたトランスの外側面の相対する側を押圧する伸縮ロッドを備えた複数のロックシリンダ装置であることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係るトランス切断装置が採用した手段は、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載のトランス切断装置において、前記トランス回転駆動装置は、前記トランス載置台に載置されたトランスの上方位置と、この上方位置から外れた位置との間で往復移動するように構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係るトランス切断装置が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載のトランス切断装置において、前記プーリに、前記バンドソーが掛装され、このバンドソーからトランス切断装置の本体への汚染物の飛散を阻止する汚染防止リングが嵌着されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係るトランス切断装置が採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載のトランス切断装置において、前記バンドソーの表裏面に付着している切粉を除去する一対の切粉除去ブラシと、これら一対の切粉除去ブラシのそれぞれを収容する切粉飛散防止カバーと、切粉飛散防止カバーに設けられた切粉回収パイプの先端が挿脱自在に挿入され、この切粉回収パイプから排出される切粉を収容する収容容器とからなる切粉捕集装置が設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1乃至5に係るトランス切断装置によれば、ターンテーブルのトランス載置台に立て向きに載置されたトランスをトランス回転駆動装置により垂直軸心回りに回転駆動可能に支持すると共に、トランス固定手段によりターンテーブルの回転中心と同心の位置に固定することができる。そして、トランス固定手段よるトランスの固定開放時にトランス回転駆動装置によりトランスを所定角度ずつ間歇回転させ、所定角度回転させた後にトランス固定手段よりトランスを固定するという繰り返しにより、切断手段のバンドソーによりトランスのケースを切断する。ケースの切断に際しては、トランスが立向きに支持されているため、たとえケース内にPCBを含む液が残されていたとしても、PCBを含む液がケースから飛散したり、漏洩したりするような虞がない。
本発明の請求項3に係るトランス切断装置によれば、トランス回転駆動装置をトランス載置台の上方位置から外れた位置に退避させることにより、トランスをクレーンにより吊持してトランス載置台の上にセットすることができ、また切断されたトランスのケースや鉄心、コイルなどをクレーンにより吊持して次の処理工程に移送することができる。
本発明の請求項4に係るトランス切断装置によれば、たとえバンドソーから汚染物が飛散しても、飛散する汚染物が汚染防止リングによって阻止され、トランス切断装置の本体が汚染物で汚染されるような虞がない。
本発明の請求項5に係るトランス切断装置によれば、バンドソーに付着している切粉が切粉飛散防止カバー内に設けられた一対の切粉除去ブラシにより除去され、除去された切粉は切粉回収パイプを介して収容容器に回収されるので、切粉が外部に飛散するような虞がない。
以下に、本発明の形態に係るトランス切断装置を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の形態に係るトランス切断装置の模式的平面図であり、図2は図1のA−A線断面図であり、図3は本発明の形態に係るトランス切断装置の模式的側面図である。
また、図4は本発明の形態に係るトランス切断装置の汚染防止リングの断面構成説明図であり、図5は本発明の形態に係るトランス切断装置の切粉捕集装置の模式的構成説明図である。
図1,2,3に示す符号1は、本発明の形態に係るトランス切断装置であって、このトランス切断装置1は立体枠型形状の枠型立体フレーム2を備えている。この枠型立体フレーム2は、作業床Fに据付けられた平面視矩形状の据付枠2aと、この据付枠2aに立設されてなる4本の垂直支柱2bおよび2本の傾斜支柱2cと、これら4本の垂直支柱2bおよび2本の傾斜支柱2cの頂部に配設され、平面視矩形状の上部枠2dと、4本の垂直支柱2bの左右の前後同士であって、かつ上下方向の中程より上方寄りに水平配設されてなる第1横梁部材2eと、前後方向の後部側の垂直支柱2bと傾斜支柱2cとの間の下方寄りに水平配設されてなる第2横梁部材2fとから構成されている。また、前記作業床F上であって、かつ前記枠型フレーム2の据付枠2aの内側にターンテーブル3が設けられており、このターンテーブル3上であって、かつこのターンテーブル3の回転中心にトランスTを立向きに載置するトランス載置台3aが設けられている。
前記枠型フレーム2の上部枠2dの左右の横部材の上面には上部リニアガイド4が敷設されており、これら上部リニアガイド4により上部移動フレーム5が往復動自在に支持されている。この上部移動フレーム5の中心位置であって、かつ下側には、駆動モータ5bにより垂直軸心回りに回転駆動されるトランスTの上端を掴持する調心機能を備えた昇降自在なトランス回転駆動装置5aが垂設されている。そして、この上部移動フレーム5は、上部フレーム作動モータ5cで駆動されるドライブシャフト5dにより、前記ターンテーブル3のトランス載置台3a上に、立向きに載置されたトランスTの上方位置と、このトランスTの上方位置から外れた位置との間の範囲で往復移動されるように構成されている。このように構成にすることにより、上部移動フレーム5の左右が同期して同距離ずつ進退するため、左右の移動距離の相違よる「こぜ」が発生するようなことがない。
ところで、前記上部移動フレーム5(トランス回転駆動装置5a)をトランスTの上方位置と、このトランスTの上方位置から外れた位置との間の範囲で往復移動させるようにしたのは、切断すべきトランスTをクレーン等により吊持してタランス載置台3a上にセットし、かつ切断したトランスを吊持して、図示しない次処理工程に移送することを可能にするためである。なお、本形態の場合には、トランス回転駆動装置5aを枠型立体フレーム2の前後方向に往復移動させるように構成されているが、トランス回転駆動装置5aを枠型立体フレーム2の左右方向に往復移動させるように構成されていても良い。
また、前記枠型立体フレーム2の左右の前後方向の中間の垂直支柱2bの上下方向の2個所のそれぞれにトランス固定手段が設けられている。このトランス固定手段は、相対する方向に伸長し、かつ相反する方向に縮小する伸縮ロッド6aを備えてなる一対ずつのロックシリンダ装置6から構成されている。このロックシリンダ装置6は、トランス載置台3a上に立向き載置されたトランスTのケースを切断するときには、伸縮ロッド6aを伸長させてトランスTを固定する。また、ケースの切断途中においてトランスTを垂直軸心回りに回転させるとき、および切断終了後にトランスTをトランス載置台3aから取り外すときには、伸縮ロッド6aを縮小させて固定を解除するものである。
前記枠型立体フレーム2の前側であって、かつ下側位置には、トランス載置台3a上に縦向きセットされたトランスTを切断するバンドソー7hを備えた、後述する構成になる切断機(切断手段)7が設けられている。この切断機7は、前記枠型立体フレーム2の第1横梁部材2eと据付枠2aとに敷設されてなる上下各一対ずつの水平、かつ平行な左側リニアガイド7aと右側リニアガイド7bとに案内されて前後方向、つまりトランス載置台3a上にセットされたトランスTに対して接離可能に移動するソー支持フレーム7cを備えている。このソー支持フレーム7cの図1における右側にはソー駆動モータ7dで回転される駆動プーリ7eが設けられており、またこのソー支持フレーム7cの図1における左側には従動プーリ7fが設けられている。なお、前記ソー駆動モータ7dは左右逆配置、つまり前記駆動プーリ7eと前記駆動プーリ7eとの配設位置は、上記と逆であっても同等の機能を発揮することができる。
これら駆動プーリ7eおよび従動プーリ7fには、図4に示すように、プーリの鍔部を覆い、かつプーリの鍔部の反対側の1部を覆う汚染防止リング7gが嵌着されており、この汚染防止リング7gに前記バンドソー7hが掛装されている。このような汚染防止リング7gを設けることにより、たとえバンドソー7hから汚染物が飛散しても、飛散する汚染物が汚染防止リング7gによって阻止されるため、トランス切断装置の本体が汚染されるのを防止することができる。なお、図1,3に示す符号7iはソー支持フレーム7cを移動させるためのフレーム作動モータであり、また符合7jはソー支持フレーム7cの左右の移動機構に対して駆動力を伝達するドライブシャフトである。このように構成にすることにより、ソー支持フレーム7cの左右が同期して同距離ずつ進退するため、左右の移動距離の相違よる「こぜ」が発生するようなことがない。
さらに、前記従動プーリ7fに近接した位置には、バンドソー7hに付着した切粉を捕集するための、後述する構成になる切粉捕集装置8が設けられている。この切粉捕集装置8はソー支持フレーム7cに固着されてまる図示しない捕集装置支持ブラケットに取付けられており、図5に示すように構成されている。即ち、この切粉捕集装置8はバンドソー7hの表裏面に付着している切粉を除去するための一対の切粉除去ブラシ8bを備えている。この一対の切粉除去ブラシ8bのそれぞれは水平な回転軸を中心として回転し得る構成になっており、切粉飛散防止カバー8a内に収容されている。そして、この切粉飛散防止カバー8aの下部には切粉回収パイプ8cが接続されており、この切粉回収パイプ8cの先端が切粉を収容する収容容器8dの上部開口に装入されている。この場合、収容容器8dが切粉で満杯になると新品の収容容器に交換され、切粉で満杯になった収容容器は然るべき処理工程で処理されることとなる。
以下、上記構成になるトランス切断装置1によりトランスTのケース(鉄心、コイル、およびボード等は切断しない。)のみを切断する切断方法を説明する。このトランス切断装置1のトランス回転駆動装置5aはトランスTの上端上方に対応する位置から退避している。前工程において抜油されたトランスTは、図示しないクレーンにより立向きに吊持されてトランス切断装置1の上方に搬送される。次いで、トランスTを下降させてトランス載置台3a上に載置すると共に、トランス回転駆動装置5aをトランスTの上方に移動させ、このトランス回転駆動装置5aを下降させてトランスTの上端を掴持する。トランス回転駆動装置5aは調心機能を有しているため、掴持によりトランスTの長手方向の回転中心がターンテーブル3の回転中心線Lと合致する。
上記のようにしてトランスTがトランス載置台3aに立向きに載置されると、このトランスTはロックシリンダ装置6により固定される。これにより、切断機7により切断し得る状態にする作業、つまりトランスTのトランス切断装置1へのセット作業が終了する。
上記のようにしてトランスTのセット作業が終了すると、切断機7を駆動してバンドソー7hによるトランスTのケースの切断を開始し、所定量の切断が終了すると、切断機7を退避させる。次いで、ロックシリンダ装置6による固定を解除し、トランスTを所定角度(トランスTの横断断面形状は矩形であるため、回転角度は90度ずつである。)回転させると共に回転を停止させて再びロックシリンダ装置6により固定し、そして再び切断機7のバンドソー7hによりトランスTを切断するという作業を繰り返し、ケースが完全に切断されるまで回転させながら、切断作業を継続する。
上記のようにしてトランスTのケースの切断作業が終了すると、切断したトランスTから切断機7を退避させ、トランス回転駆動装置5aを上昇させる。そして、上部移動フレーム5を作動させて、上昇させたトランス回転駆動装置5aをトランスTの上方位置から外れた位置に退避させる。次いで、トランスTのケースの上部部分をクレーンのフックにより吊持して、例えば真空加熱工程等の除染工程に移送する一方、ケース内部の鉄心、コイル等の内容物をクレーンのフックにより吊持して、例えば洗浄工程に移送し、洗浄終了後に鉄心、コイル、およびボード等を解体するトランス解体工程に移送する。また、残ったケースの下部部分をクレーンのフックにより支持し、ロックシリンダ装置6による固定を解除した後に吊持して、例えば真空加熱工程等の除染工程に移送する。このような作業中に、次のトランスの切断作業が行われることになる。
本形態に係るトランス切断装置1によれば、上記のようにしてトランスTのケースの切断作業が行われるが、切断作業中においてバンドソー7hは駆動プーリ7eおよび従動プーリ7fに嵌着されてなる汚染防止リング7gに掛装されていて、たとえバンドソー7hから汚染物が飛散しても、飛散する汚染物が汚染防止リング7gで阻止することができるため、トランス切断装置の本体が汚染されるような虞がない。また、バンドソー7hに付着した切粉は切粉捕集装置8の収容容器8dによって捕集されるため、切粉の飛散を防止することができる。さらに、トランスTは立向きで切断されるため、たとえケース内にPCBを含む液が残されていたとしても、切断中にPCBを含む液が飛散したり、漏洩したりするような虞がない。
ところで、以上では車載型トランスのケースを切断する場合を例として説明したが、例えば蓋を開けただけではコアを取り出すことができないような構成のトランスに対しても適用することができる。従って、上記形態に係るトランス切断装置1は、車載型トランスのケースの切断の用途だけに限定されるものではない。
本発明の形態に係るトランス切断装置の模式的平面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の形態に係るトランス切断装置の模式的側面図である。 本発明の形態に係るトランス切断装置の汚染防止リングの断面構成説明図である。 本発明の形態に係るトランス切断装置の切粉捕集装置の模式的構成説明図である。 従来例に係り、PCB含有トランスの無害化処理システムの概略構成図である。
符号の説明
1…トランス切断装置
2…枠型立体フレーム,2a…据付枠,2b…垂直支柱,2c…傾斜支柱,2d…上部枠,2e…第1横梁部材,2f…第2横梁部材
3…ターンテーブル,3a…トランス載置台
4…上部リニアガイド
5…上部移動フレーム,5a…トランス回転駆動装置,5b…駆動モータ,5c…上部移動フレーム作動モータ,5d…ドライブシャフト
6…ロックシリンダ装置,6a…伸縮ロッド
7…切断機,7a…左側リニアガイド,7b…右側リニアガイド,7c…ソー支持フレーム,7d…ソー駆動モータ,7e…駆動プーリ,7f…従動プーリ,7g…汚染防止リング,7h…バンドソー,7i…ソー支持フレーム作動モータ,7j…ドライブシャフト
8…切粉捕集装置,8a…切粉飛散防止カバー,8b…切粉除去ブラシ,8c…切粉回収パイプ,8d…収容容器
F…作業床
L…ターンテーブルの回転中心線
T…トランス

Claims (5)

  1. 抜油されたトランスのケースを切断するトランス切断装置において、前記トランスを立向きに載置するトランス載置台を備えたターンテーブルと、このターンテーブルの外側に立設された複数の支柱を備えたフレームと、トランスをターンテーブルの回転中心と同心の位置に支えるトランス固定手段と、前記トランス載置台に載置されたトランスの上端を掴持してトランスを垂直軸心回りに回転させるトランス回転駆動装置と、前記ターンテーブルの回転中心に対して同期接離可能に設けられた一対のプーリに掛装され、前記トランスのケースを横方向から切断するバンドソーを備えた切断手段とからなることを特徴とするトランス切断装置。
  2. 前記トランス固定手段は、前記フレームの支柱側に取付けられ、前記ターンテーブルに積載されたトランスの外側面の相対する側を押圧する伸縮ロッドを備えた複数のロックシリンダ装置であることを特徴とする請求項1に記載のトランス切断装置。
  3. 前記トランス回転駆動装置は、前記トランス載置台に載置されたトランスの上方位置と、この上方位置から外れた位置との間で往復移動するように構成されてなることを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載のトランス切断装置。
  4. 前記プーリに、前記バンドソーが掛装され、このバンドソーからトランス切断装置の本体への汚染物の飛散を阻止する汚染防止リングが嵌着されてなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載のトランス切断装置。
  5. 前記バンドソーの表裏面に付着している切粉を除去する一対の切粉除去ブラシと、これら一対の切粉除去ブラシのそれぞれを収容する切粉飛散防止カバーと、切粉飛散防止カバーに設けられた切粉回収パイプの先端が挿脱自在に挿入され、この切粉回収パイプから排出される切粉を収容する収容容器とからなる切粉捕集装置が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載のトランス切断装置。

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