JP2001015214A - シールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造 - Google Patents

シールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造

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JP2001015214A
JP2001015214A JP11184284A JP18428499A JP2001015214A JP 2001015214 A JP2001015214 A JP 2001015214A JP 11184284 A JP11184284 A JP 11184284A JP 18428499 A JP18428499 A JP 18428499A JP 2001015214 A JP2001015214 A JP 2001015214A
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shroud
shield
receiving
cable
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Yoshihiro Kuroi
芳啓 黒井
Wataru Takahashi
渉 高橋
Kazuya Kikuchi
一哉 菊池
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    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/939Electrical connectors with grounding to metal mounting panel

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地のためのバネ片の破損等がなくコネクタ
を取り付けられるシールドコネクタと受け側コネクタの
結合部構造及び接地構造を提供する。 【解決手段】 ケーブル14を保持するハウジング17
を備えたコネクタ11と、回路基板12に取り付けられ
ハウジング17を受容してケーブル14を回路基板12
に導通させる受け側コネクタUを設け、ハウジング17
の外壁及び受け側コネクタUのシュラウド13の内壁に
シールドシェル21とシールドケース23Aとを設け、
コネクタ11をシュラウド13に挿入した状態でシール
ドケース23Aとシールドシェル21とによりケーブル
14の周囲をシールド可能に構成し、シュラウド13内
にシールドケース23Aとシールドシェル21とに弾接
して両者を導通させる接触バネ22を設け、シールドケ
ース23Aに回路基板12に挿入されるピンPを設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールドコネク
タと受け側コネクタの結合部構造及び接地構造、特に、
確実にケーブルのシールド層を接地できるようにしたシ
ールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造及び接地
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子装置における伝送信号の高
速、高周波化に伴って、それらに使用されるコネクタに
は充分な電磁波防害(以下EMIという)対策を施す必
要性が高まっている。特に、シールドケーブルと回路基
板との接続に使用されるケーブルコネクタにおいては、
シールドケーブルのシールド層をケーブルコネクタのシ
ールド部を介して低インピーダンスで接地することで不
要電磁波放射を抑えることができるため、ケーブルコネ
クタのシールド部の構成、さらにはシールド部回りのケ
ーブルコネクタの取付構造が対策のポイントとなってい
る。この一例を図20、図21によって説明すると、1
はコネクタを示し、コネクタ1はカバー2内にシールド
シェル3に覆われたケーブル4を備えている。一方、5
はパネルコネクタを示し、このパネルコネクタ5は導電
性パネル6の裏側に設けられた断面コの字型の部材で、
内部にコンタクトピン7が突設されたものである。
【0003】上記パネルコネクタ5内に上記コネクタ1
を挿入するとコンタクトピン7がコネクタ1のコンタク
ト8に挿入されケーブル4が図示しない回路等に接続さ
れる。ここで、上記シールドシェル3にはカバー2の前
端部に延出形成されたバネ片9が設けられ、コネクタ1
をパネルコネクタ5に挿入した状態でバネ片9を導電性
パネル6に当接することで、バネ片9により接地圧を確
保した状態でシールドシェル3を導電性パネル6に接地
できるようになっている。また、カバー2の一側壁には
パネルコネクタ5に係止するロック装置10が取り付け
られている。この構造は特開平7−320816号公報
に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、バネ片9がコネクタ1の挿入方向の
前端に設けられている関係で、挿入作業の際に他の部位
に衝接し易く、破損や変形が生ずる虞があるという問題
がある。とりわけ、コネクタ1を挿入する場合は導電性
パネル6に設けられた開口部の周囲に接触してバネ片9
を変形させないように注意深く作業を行わなければなら
ないため、取付作業に時間がかかるという問題がある。
【0005】また、ロック装置10が設けられている側
では、ロック装置10を配置するための場所を確保する
ためにバネ片9を配置できない部位が生じてしまい、例
えば、コネクタ1が小型化する傾向にあり、両側にロッ
ク装置10を設けることができない現状では、接地圧を
バランスさせ適正な接地圧を確保するのが困難となると
いう問題がある。そこで、この発明は、接地のためのバ
ネ片等の破損等がなく、高密度に実装された場合であっ
ても確実にコネクタを取り付けることができるケーブル
コネクタと受け側コネクタの結合部構及び接地構造を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、ケーブルを保持するハ
ウジングを備えたコネクタと、回路基板に取り付けられ
上記ハウジングを受容してケーブルを回路基板に導通さ
せる受け側コネクタを設け、この受け側コネクタはシュ
ラウドとシュラウド内に雄型コンタクトを有し、上記ハ
ウジングの外壁にケーブルのシールド層に接続されるシ
ールド部材を設けると共にシュラウドの内壁にシールド
部材を設け、コネクタをシュラウドに挿入した状態で両
シールド部材によりケーブルの周囲をシールド可能に構
成し、前記シュラウド内に一方のシールド部材が他方の
シールド部材に弾接して両者を導通させる接触バネを設
け、シュラウド側に設けられたシールド部材に、このシ
ールド部材に導通する回路基板への接地部を設けたこと
を特徴とする。このように構成することで、コネクタ側
のシールド部材と受け側コネクタのシールド部材とを接
触バネを介してシュラウド内で確実に導通させ、ケーブ
ル周囲のシールド層を受け側コネクタのシールド部材の
接地部により回路基板に接地することが可能となる。
【0007】請求項2に記載した発明は、ケーブルを保
持するハウジングを備えたコネクタと、回路基板に取り
付けられ上記ハウジングを受容してケーブルを回路基板
に導通させる受け側コネクタを設け、この受け側コネク
タはシュラウドとシュラウド内に雄型コンタクトを有
し、上記コネクタとシュラウドとの間に、その開口部が
コネクタに貫通されると共にシュラウドの開口端に固定
される導電性パネルを配設し、上記ハウジングの外壁に
ケーブルのシールド層に接続されるシールド部材を設け
ると共にシュラウドの内壁にシールド部材を設け、コネ
クタをシュラウドに挿入した状態で両シールド部材によ
りケーブルの周囲をシールド可能に構成し、前記シュラ
ウド内でいずれか一方が他方に弾接して両シールド部材
を導通させる接触バネを設け、シュラウド側に設けられ
たシールド部材の端部を延長し、この延長部分に上記導
電性パネルの裏側で弾接する接地バネを設けたことを特
徴とする。このように構成することで、コネクタを受け
側コネクタのシュラウドに挿入すれば、コネクタ側のシ
ールド部材と受け側コネクタのシールド部材とが接触バ
ネを介して導通し、受け側コネクタのシールド部材の接
地バネが導電性パネルに弾接しているため、ケーブル周
囲のシールド層を導電性パネルに接地することができ
る。
【0008】請求項3に記載した発明は、上記接触バネ
が上記コネクタのハウジングを覆うシェル状のシールド
部材の外壁に設けられ、上記コネクタをシュラウドに挿
入した状態で、上記接触バネがシュラウドの内壁に設け
られたケース状のシールド部材に接触可能に構成されて
いることを特徴とする。このように構成することで、コ
ネクタ側に設けられた接触バネを介して両シールド部材
を確実に導通させ、ケーブル周囲のシールド層をシュラ
ウド側のシールド部材に設けられた接地部により回路基
板に接地することが可能となる。
【0009】請求項4に記載した発明は、上記接触バネ
が上記シュラウドの内壁に設けられたケース状のシール
ド部材に設けられ、上記コネクタをシュラウドに挿入し
た状態で、上記接触バネがハウジングを覆うシェル状の
シールド部材の外壁に接触可能に構成されていることを
特徴とする。このように構成することで、シュラウド側
のシールド部材に設けられた接触バネを介して両シール
ド部材を確実に導通させ、ケーブル周囲のシールド層を
上記シュラウド側のシールド部材に設けられた接地部に
より回路基板に接地することが可能となる。
【0010】請求項5に記載した発明は、上記接地部が
シュラウドの回路基板側に設けられたシールド部材の延
長部であることを特徴とする。このように構成すること
で、シュラウドを回路基板に取り付けることで延長部を
回路基板に接地することが可能となる。
【0011】請求項6に記載した発明は、上記シュラウ
ド側に設けられたシールド部材が板状のシールドプレー
トであり、該シールドプレートとコネクタ側のシールド
部材とが、これらシールドプレートあるいはコネクタ側
シールド部材のいずれかに設けられた上記接触バネによ
り導通可能に配置されていることを特徴とする。このよ
うに構成することで、シールド部材の簡素化を図ること
が可能となる。
【0012】請求項7に記載した発明は、上記導電性パ
ネルに弾接する接地バネがシュラウドの開口端の少なく
とも一側部に設けられていることを特徴とする。このよ
うに構成することで、最小限の接地バネで接地が可能と
なる。請求項8に記載した発明は、上記コネクタと受け
側コネクタのシュラウドとの間に、コネクタをシュラウ
ドに挿入した状態で両者を固定するロック部材を設けた
ことを特徴とする。このように構成することで、上記コ
ネクタと受け側コネクタとの結合を確実なものとでき
る。
【0013】請求項9に記載した発明は、上記シュラウ
ドのシールド部材が前記接地部と前記接地バネの両方を
備えていることを特徴とする。このように構成すること
で、導電性パネルと回路基板との両者に接地することが
可能となる。請求項10に記載した接地構造に関する発
明は、ケーブルを保持するハウジングを備えたコネクタ
を、回路基板に取り付けられ上記ハウジングを受容して
ケーブルを回路基板に導通させる受け側コネクタのシュ
ラウドに挿入するシールドコネクタと受け側コネクタの
接地構造において、上記ケーブルのシールド層をハウジ
ングに設けられたシールド部材、シュラウドに設けられ
たシールド部材を経由して、上記回路基板あるいはシュ
ラウドの開口端に固定される導電性パネルに接地するこ
とを特徴とする。このように構成することで、ケーブル
のシールド層をコネクタから受け側コネクタを経て確実
に回路基板あるいは導電性パネルに導通させることが可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1から図4に示すのはこの発明の第
1実施形態であり、例えば電話交換機に使用されるコネ
クタと受け側コネクタの結合部構造に適用したものであ
る。図1において11はコネクタを示し、このコネクタ
11が回路基板12に取り付けられた受け側コネクタU
のシュラウド13に挿入されるようになっている。図
2、図3に示すようにコネクタ11はケーブル14がカ
バー15によって保持されるもので、カバー15先端に
はワイヤ16を保持するハウジング17が設けられてい
る。尚、ケーブル14はシールド層19によりケーブル
14内のワイヤ16をシールドしている。また、18は
シールドシェルを示す。
【0015】ハウジング17には図示しないコンタクト
が設けられ、このコンタクトが受け側コネクタUのシュ
ラウド13内に突出する雄型コンタクト20を受容して
ケーブル14を回路基板12と導通させるものである。
上記ハウジング17は角形に形成されたもので、ハウジ
ング17の外壁には前記ケーブル14のシールドシェル
18に連なるシールドシェル(シールド部材)21が全
体を覆うようにして設けられている。尚、シールドシェ
ル21は部分的に覆うものでもよい。そして、ハウジン
グ17のシールドシェル21には先端寄りに、一側面と
これに対向する他側面に、接触バネ22が例えば切り起
こし成形により複数個設けられている。この接触バネ2
2はコネクタ11をシュラウド13に挿入した状態で後
述するシュラウド13のシールドケース(シールド部
材)23Aに弾接して両者を導通させるものである。
尚、シールドケース23Aは筒状に限られず、断面コの
字形状、断面L字形状であってもよい。
【0016】一方、上記シュラウド13は箱形に形成さ
れた部材であって、底壁13Aには複数の雄型コンタク
ト20が植設され、この雄型コンタクト20の一端側が
ハウジング17内に延出し、他端側が回路基板12のス
ルーホール12Aに差し込まれるようになっている。こ
こで、上記シュラウド13の側壁13Bは雄型コンタク
ト20の植設位置に干渉しないようになっているが、雄
型コンタクト20が高密度に植設されたため、シュラウ
ド13の側壁13Bを雄型コンタクト20間に配置でき
ない場合には、シュラウド13の側壁13B内に底壁1
3A側から受容孔(図示せず)を設けて、ここに雄型コ
ンタクト20を受容する構成を採用することも可能であ
る。この場合シュラウド13の側壁13B内に受容され
た雄型コンタクト20は、信号の導通に関与しないもの
であることは言うまでもない。
【0017】そして、上記シュラウド13にはシールド
ケース23Aが装着されている。図4に示すようにシー
ルドケース23Aは角形で筒状に形成されたもので、シ
ュラウド13の内壁を覆うようにして、シュラウド13
内に着脱可能に挿入される。このシールドケース23A
の回路基板12側の端部には係止片24が一側壁と他側
壁とに延出されている。具体的にはこの係止片24は、
シュラウド13の底壁13AのスリットSに挿入される
ものである。
【0018】上記係止片24にはピン(接地部、延長
部)Pが設けられ、このピンPに対応する回路基板12
には図示しないグランド層と導通したスルーホール12
Bが形成されている。そして、このピンPがスルーホー
ル12Bに圧入されている。ここで、挿入に際してはプ
レスインや半田付けによる接続を用いたり、回路基板1
2の表面に半田付けしたり、これらを併用することがで
きる。尚、この実施形態においてはピンPは全部で4箇
所に設けられているがその配置数は自由に設定できる。
また、係止片24自体を延長してピンPと同様の機能を
持たせるようにしても良い。
【0019】したがって、上記実施形態によれば、コネ
クタ11側のシールドシェル21とシュラウド13側の
シールドケース23Aとをシュラウド13内で導通さ
せ、シールドケース23Aに設けられたピンPにより回
路基板12に確実に接地することが可能となるため、導
電性パネルが必要なくなり、導電性パネル等が設けられ
ていない部位においても低インピーダンスで確実にケー
ブル14のシールド層19の接地を行うことができる。
勿論、シールドシェル21とシールドケース23Aによ
り外側からワイヤ16に入ろうとする電磁波、ワイヤ1
6から出る電磁波を確実に遮断することができる。
【0020】また、接触バネ22はコネクタ11のハウ
ジング17のシールドシェル21に設けられているた
め、コネクタ11の先端に設けられている場合のよう
に、シュラウド13にコネクタ11を挿入するときに接
触バネ22がシュラウド13端部に衝接することはな
く、したがって、接触バネ22が変形したり破損したり
することがなくなる。そして、シュラウド13に挿入さ
れた状態では、接触バネ22によりコネクタ11、つま
りハウジング17はシュラウド13の内部に収まり、接
触バネ22により確実に押圧されるため接地不良が生ず
ることはなく、低インピーダンスで確実なEMI対策を
講ずることができる。このときハウジング17は両側か
ら押圧されているため、多少のぐらつきがあっても接地
不良が生じない。
【0021】また、上記シュラウド13の底壁13Aか
ら延出するピンPで接地を行っているため、シュラウド
13の回路基板12への装着作業と同時に接地ができ、
従来に比較して作業工数を削減できる。そして、接触バ
ネ22はシュラウド13内に位置していると共にシュラ
ウド13の外側には何らの部材も突出しておらず、シュ
ラウド13に前記受容孔を形成すれば雄型コンタクト2
0を受容できることもあって、シュラウド13が上下方
向に高密度に実装されている場合にも柔軟に対応するこ
とができる。
【0022】次に、第2実施形態を図5によって説明す
る。この実施形態は雄型コンタクト20が回路基板12
に予め植設されていて、この雄型コンタクト20に、シ
ールドケース23Aを取り付けたシュラウド13を取り
付けるようにしたものである。尚、この実施形態におい
てもシールドケース23AにピンPが設けられ、回路基
板12のスルーホール12Bに挿入されている。尚、1
3Dは雄型コンタクト20の挿通孔を示す。したがっ
て、この実施形態においても上記実施形態と同様、導電
性パネル等を必要とせず、従来のように接触バネの破損
等がなく、シュラウド13が高密度に実装された場合で
あっても確実にコネクタ11を取り付けることができ
る。
【0023】次に、第3実施形態を図6によって説明す
る。この実施形態においてはコネクタ11のハウジング
17にシールドシェル21が設けられ、シュラウド13
にシールドケース23Aが設けられている点等の基本的
構造は第1実施形態と同様である。ここで、この実施形
態ではシールドシェル21に接触バネを設ける代わり
に、シールドケース23Aに接触バネ27が、例えば切
り起こし成形により設けられている。
【0024】したがって、この実施形態においては上記
第1実施形態の効果に加えて、接触バネ27が、シュラ
ウド13側に設けられているため、コネクタ11側に設
けられている場合に比較して、コネクタ11の挿入作業
の際の破損の可能性をより一層低減することができる。
尚、この実施形態を図5に示す第2実施形態の構造に適
用することができる。
【0025】次に、第4実施形態を図7によって説明す
る。この実施形態は第1実施形態において、シールドケ
ース23Aの係止片24とピンPとの間を延長し、この
延長部分(接地部、延長部)Nをシュラウド13と回路
基板12との間に挟み込むようにしたものである。尚、
この実施形態は、前記第2実施形態や図6に示す第3実
施形態にも適用することができる。また、延長部分Nを
半田やプレスインにより取り付けることもできる。また
ピンPを省略して係止片24自体を回路基板12に挿入
する構造も採用できる。この実施形態によれば、上記延
長部分Nを半田付けする場合は、回路基板21に設けら
れたピンP用のスルーホール12Bのみならず、回路基
板12のグランド層に対する接地面積が増加するため、
より確実に接地を行うことができる。また、プレスイン
による場合は上記延長部分Nを介して押圧できるため、
押し込み作業をスムーズに行うことができる。
【0026】次に、第5実施形態を図8、図9によって
説明する。この実施形態は第1実施形態のコネクタ11
とシュラウド13とをロック部材28で係止させるよう
にしたものである。ここで、図9に示すのは2つのシュ
ラウド13を配置した場合である。ロック部材28はコ
ネクタ11のカバー15に中央部が支持されたアーム2
9を備え、アーム29のコネクタ11側の端部には押圧
部30が設けられ、アーム29のシュラウド13側には
係止爪31が設けられている。
【0027】一方、シュラウド13には上記係止爪31
が係止する孔32が設けられ、この孔32は前記アーム
29を受容する受容部33に設けられている。ここで、
上記係止爪31と孔32との関係は逆でも良い。また、
上記受容部33は係止爪31が孔32に係止した状態で
シュラウド13の外壁よりも内側に収まるようになって
いる。また、隣接するシュラウド13には、上記受容部
33に対向する部位に係止爪31の開閉範囲を確保する
ために逃げ用凹部34が設けられている。尚、他の構成
については第1実施形態と同様であるので同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。
【0028】したがって、上記実施形態によれば、コネ
クタ11をシュラウド13に挿入した後に係止爪31を
孔32にアーム29の弾性力を利用して係止すれば、コ
ネクタ11をシュラウド13に対して確実にロックする
ことができる。このロック状態では、ロック部材28は
シュラウド13の外壁よりも内側に収まるようになって
いるため、ロック部材28が隣接するシュラウド13の
邪魔になることはない。また、隣接するシュラウド13
には、上記受容部33に対向する部位に係止爪31の開
閉範囲を確保するために逃げ用凹部34が設けられてい
るため、係止爪31の開閉操作の邪魔になることはな
い。尚、シールドシェル21側に接触バネ22が設けら
れた図を使用したが、シールドケース23A側に接触バ
ネ27が設けられた構造にも適用できる。
【0029】この実施形態においても、導電性パネル等
を必要とせず、接触バネ22の破損等がなく、シュラウ
ド13が上下左右に高密度に実装された場合であっても
確実にコネクタ11を取り付けることができる。このと
きでも、ロック部材28が邪魔になることはない。ま
た、ロック部材28がピンPによる接地の妨げとなるこ
ともない。
【0030】次に、図10は、第6実施形態の要部であ
るシールドプレート35Aを示している。前記各実施形
態においては、シュラウド13側にシールドケース23
Aが設けられているが、これに代えて板状のシールドプ
レート(シールド部材)35Aを一対設けることができ
る。このシールドプレート35Aには3箇所に係止片2
4が設けられ、係止片24には図示しない回路基板のス
ルーホールに挿入されるピンPが一対設けられている。
尚、このシールドプレート35Aは一枚だけ設けるよう
にしても良い。
【0031】したがって、この実施形態においては、上
記実施形態の効果に加え、シールドプレート35Aを用
いることでシールドケースを設ける場合に比較してコス
トダウンを図ることができる。尚、前記シールドケース
23Aのようにケース状となっていなくても、シールド
プレート35Aとシールドケース23Aの両者でケーブ
ル14のワイヤ16(接続部)を覆うことができればシ
ールド効果にはなんら悪影響は生じない。
【0032】次に、図11から図15に基づいて、導電
性パネルEに接地する場合について説明する。尚、前記
実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。図
11から図13に示すのはこの発明の第7実施形態であ
る。この実施形態では、前記コネクタ11が回路基板1
2に取り付けられたシュラウド13に導電性パネルEを
介して挿入されるようになっている。図12に示すよう
にコネクタ11はケーブル14がカバー15によって保
持され、カバー15先端にはワイヤ16を保持するハウ
ジング17が設けられている点等の基本的構成は前記第
1実施形態と同様である。
【0033】上記コネクタ11を受容する受け側コネク
タUのシュラウド13は前記第1実施形態と同様のもの
で、このシュラウド13にはシールドケース23Bが装
着されている。図13に示すようにシールドケース23
Bは角形で筒状に形成されたもので、シュラウド13の
内壁を覆うようにして、シュラウド13内に着脱可能に
挿入される。このシールドケース23Bの回路基板12
側の端部にはシュラウド13の底壁13AのスリットS
に挿入される係止片24が互いに対向する一側壁と他側
壁とに各々3箇所に延出形成されている。また、シール
ドケース23Bにはコネクタ11側の端部に、その延長
部分にシュラウド13の開口端と導電性パネルEとの間
に挟持され導電性パネルEの開口部Kの周縁に弾接する
接地バネ25が上記一側壁と他側壁に各々3箇所設けら
れている。
【0034】ここで、上記シュラウド13の開口端であ
って接地バネ25に対応する部分には、この接地バネ2
5を受容する切欠部13Cが設けられ、接地バネ25の
弾性力を付与しつつシュラウド13の開口端と導電性パ
ネルEとの間の間隙を少なくするようになっている。上
記接地バネ25は、図13に示すようにシールドケース
23Bの側壁から外側に向かって水平方向に伸びさらに
内側にU字状に湾曲して形成してあるが、このような形
状に限られるものではなく、例えば、後述する図17に
示すような形状でも良い。また、接地バネ25はシュラ
ウド13の一側壁のみに設けても良い。尚、接地バネ2
5はシュラウド13の肉厚にほぼ収まるような大きさに
形成され、隣接するシュラウド13間で干渉しないよう
になっている。
【0035】そして、上記コネクタ11とシュラウド1
3との間には、コネクタ11に貫通される開口部Kを備
えた導電性パネルEが設けられている。この導電性パネ
ルEは、回路基板12等を囲むユニットに支持され、前
記接地バネ25に弾接されることにより、コネクタ11
側のシールドシェル21とシュラウド13側のシールド
ケース23Bとを接地するものである。
【0036】上記実施形態によれば、コネクタを11を
導電性パネルEの開口部Kからシュラウド13に挿入す
ると、コネクタ11側のシールドシェル21とシュラウ
ド13側のシールドケース23Bとが接触バネ22によ
りシュラウド13内で導通するため、ケーブル14のシ
ールド層19をシールドケース23Bに設けられた接地
バネ25に弾接されている導電性パネルEに確実に接地
することができる。また、コネクタ11の挿入時におい
ては、コネクタ11を導電性パネルEの開口部Kに挿入
すれば、確実にシュラウド13の所定の位置にコネクタ
11を挿入することができる。ここで、上記接地バネ2
5は導電性パネルEの裏側に配置されているため、コネ
クタ11の先端に設けられている従来のように、シュラ
ウド13にコネクタ11を挿入するときに変形や破損を
起こすことはない。勿論、コネクタ11をシュラウド1
3に挿入した状態で、シールドシェル21とシールドケ
ース23Bにより、外側からワイヤ16に入ろうとする
電磁波、ワイヤ16から出る電磁波を確実に遮断するこ
とができる。
【0037】そして、シュラウド13に挿入された状態
では、接触バネ22によりコネクタ11、つまりハウジ
ング17はシュラウド13の内部に収まり、接触バネ2
2により確実に押圧されるため導通不良が生ずることは
なく、低インピーダンスで確実なEMI対策を講ずるこ
とができる。このときハウジング17は接触バネ22に
より両側から押圧されているため、多少のぐらつきがあ
ってもこの部位において導通不良は生じない。勿論、回
路基板12あるいはシュラウド13に固定されている導
電性パネルEは確実に接地バネ25の弾接状態を確保で
きるため、ここにおいて接地不良を起こすことはない。
【0038】そして、接触バネ22はシュラウド13内
に位置し、接地バネ25はシュラウド13の外壁から側
方に突出していないため、シュラウド13に前記受容孔
を設ければ雄型コンタクト20を受容できることもあっ
て、シュラウド13が上下方向に高密度に実装されてい
ても、互いに邪魔になることはない。尚、この第7実施
形態においても図5に示す構造を採用でき、また、図6
に示すように接触バネ27をシールドケース23B側に
設けたものに適用できる。
【0039】次に、第8実施形態を図14、図15によ
って説明する。この実施形態は第7実施形態のコネクタ
11とシュラウド13とをロック部材28で係止させる
ようにしたものである。ここで、図15に示すのは2つ
のシュラウド13を配置した場合である。ロック部材2
8はコネクタ11のカバー15に中央部が支持されたア
ーム29を備え、アーム29のコネクタ11側の端部に
は押圧部30が設けられ、アーム29のシュラウド13
側には係止爪31が設けられている。
【0040】一方、シュラウド13には上記係止爪31
が係止する孔32が設けられ、この孔32は前記アーム
29を受容する受容部33に設けられている。ここで、
上記係止爪31と孔32との関係は逆でも良い。また、
上記受容部33は係止爪31が孔32に係止した状態で
シュラウド13の外壁よりも内側に収まるようになって
いる。また、隣接するシュラウド13には、上記受容部
33に対向する部位に係止爪31の開閉範囲を確保する
ために逃げ用凹部34が設けられている。そして、導電
性パネルEの開口部Kには、ロック部材28の逃げ用の
切欠部K1が形成されている。また、シュラウド13内
に装着されたシールドケース23Bは、ロック部材28
が設けられている側の接地バネ25が切除されている。
尚、他の構成については第7実施形態と同様であるので
同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0041】したがって、上記実施形態によれば、コネ
クタ11を導電性パネルEの開口部Kからシュラウド1
3に挿入した後に、係止爪31を孔32にアーム29の
弾性力を利用して係止すれば、コネクタ11をシュラウ
ド13に対して確実にロックすることができる。このロ
ック状態では、ロック部材28はシュラウド13の外壁
よりも内側に収まるようになっているため、ロック部材
28が隣接するシュラウド13の邪魔になることはな
い。また、隣接するシュラウド13には、上記受容部3
3に対向する部位に係止爪31の開閉範囲を確保するた
めに逃げ用凹部34が設けられているため、係止爪31
の開閉操作の邪魔になることはない。尚、シールドシェ
ル21側に接触バネ22が設けられた例を示したが、シ
ールドケース23B側に接触バネ27が設けられた構造
にも適用できる。
【0042】また、導電性パネルEの裏側に配置された
接地バネ25により確実に接地を行うことができる。こ
こで、上記接地バネ25は片側にしか設けられていない
が、導電性パネルEはシュラウド13あるいは回路基板
12に確実に固定されるのでコネクタ11の挿入作業の
影響を受けることはなく、挿入作業が原因となる接地不
良が生ずることはない。また、コネクタ11の挿入時に
上記接触バネ22や接地バネ25が変形破損することも
ない。そして、シュラウド13が上下左右に高密度に実
装された場合であっても確実にコネクタ11を取り付け
ることができる。このときでも、ロック部材28が邪魔
になることはない。
【0043】次に、図16は、第9実施形態の要部であ
るシールドプレート35Bを示している。前記各実施形
態においては、シュラウド13側にシールドケース23
Bが設けられているが、これに代えて板状のシールドプ
レート(シールド部材)35Bを一対設けることができ
る。このシールドプレート35Bの一端側には3箇所に
係止片24が設けられ、他端側には前記実施形態の接地
バネ25が設けられている。また、図17に示すように
上記接地バネ25の形状をシールドプレート35Bから
斜めに立ち上がり、接地部分を弧状に形成してもよい。
尚、上記シールドプレート35Bは一枚だけ設けるよう
にしても良い。この場合には、シールドシェル21の接
触バネ22が設けられた方に配置する必要がある。
【0044】したがって、この実施形態においては、上
記実施形態の効果に加え、シールドプレート35Bを用
いることでシールドケースに比較して構造が簡単でコス
トダウンを図ることができる。尚、前記シールドケース
23Bのようにケース状となっていなくても、シールド
プレート35Bとシールドケース23Bの両者でケーブ
ル14のワイヤ16(接続部)を覆うことができればシ
ールド効果にはなんら悪影響は生じない。
【0045】次に、図18,図19に示すのは前記各実
施形態においてシュラウド13を取り付ける場合の他の
実施形態を示している。この実施形態はシュラウド13
の底壁13Aに設けられた挿通孔13Dを、雄型コンタ
クト20を余裕を持って遊挿できる大きさに形成したも
のである。挿通孔13Dは雄型コンタクト20を受け入
れる側が拡開し、シュラウド13内で開口する部分にボ
ス部40が設けられ、ボス部40の内径は、図19に示
すようにシールドケース23Bを入れると変形して挿通
孔13Dの一般部より小さくなるものである。
【0046】一方、シュラウド13に装着されるシール
ドケース23A,23Bには底壁23Cが形成されてい
る。この底壁23Cは上記ボス部40を受け入れる孔4
1を備え、例えば、この孔41にボス部40をセットし
た状態で、雄型コンタクト20を挿通孔13Dに挿入す
ると、ボス部40の外縁が拡開し、シールドケース23
A,23Bとシュラウド13と雄型コンタクト20の三
者が一体的に固定されるものである。尚、上記底壁23
Cは金属板を折り返して二重にして厚く形成されてい
る。24は係止片を示す。
【0047】したがって、この構造を前記各実施形態に
採用すれば、シールドケース23A(23B)とシュラ
ウド13と雄型コンタクト20の三者を一体で固定でき
るため、取付作業工数を減少させることができる。上記
説明ではシールドケース23A,23Bを例にして説明
したが、前記実施形態のシールドプレート35A,35
Bに底壁を設ければ、このシールドプレート35A,3
5Bにも適用できる。
【0048】ここで、上述した実施形態におけるシュラ
ウド13は、前記導電性パネルEが設けられる場所で
も、設けられない場所でも供用して使用でき、シュラウ
ド13内にシールドケース23A,23Bが選択的に取
り付け可能とされている。したがって、導電性パネルE
が設置される場所に取り付ける場合は、導電性パネルE
に接地する形式のシールドケース23Bを取り付け、こ
れを回路基板12に固定し、導電性パネルEが設置され
ていない場所に取り付ける場合は、回路基板12に接地
する形式のシールドケース23Aを取り付けて、これを
回路基板12に取り付ける。その結果、導電性パネルE
の有無に関係なくシールド部材を変更するだけでシュラ
ウド13を共用して使用することができる効果がある。
また、シールドケース23A,23Bはその係止片24
をシュラウド13の底壁13AのスリットSに差し込む
だけの簡単な作業で取り付けられる。尚、この発明は上
記実施形態に限られるものではなく、例えば、シールド
シェル21は外側に露出したものについて説明したが、
図2で説明すれば接触バネ22のみを外側に出し、残り
の部分は絶縁材料で被覆するような構成のものでもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、コネクタ側のシールド部材と受け
側コネクタのシールド部材とをシュラウド内で確実に導
通させることで、ケーブル周囲のシールド層を受け側コ
ネクタのシールド部材の接地部により回路基板に接地す
ることが可能となるため、導電性パネル等が設けられて
いない部位においても使用することができるという効果
がある。また、接触バネをコネクタの前端部を避けるよ
うにして配置することが可能であるため接触バネがコネ
クタの接続作業の際に破損することがないという効果が
ある。さらに、コネクタを受け側コネクタに挿入して両
者を接続する構造であるため受け側コネクタが高密度に
実装されている場合でもコネクタとの接続を確実なもの
とすることができる効果がある。
【0050】請求項2に記載した発明によれば、コネク
タを受け側コネクタのシュラウドに挿入すれば、コネク
タ側のシールド部材と受け側コネクタのシールド部材と
が接触バネを介して導通し、受け側コネクタのシールド
部材の接地バネが導電性パネルに弾接しているため、ケ
ーブル周囲のシールド層を導電性パネルに接地すること
ができる。したがって、EMIを確実に阻止することが
できる効果がある。また、接地バネは導電性パネルの裏
側で弾接するものであるため外側に露出しておらず、コ
ネクタ挿入時において変形や破損を生じることはないと
いう効果がある。
【0051】請求項3に記載した発明によれば、コネク
タ側に設けられた接触バネを介して両シールド部材を確
実に導通させ、ケーブル周囲のシールド層を受け側コネ
クタのシールド部材に設けられた接地部により回路基板
に接地することが可能となるため、導電性パネル等が設
けられていない部位においても使用することができると
いう効果がある。また、接触バネをコネクタの前端部を
避けるようにして配置することが可能であるため接触バ
ネがコネクタの接続作業の際に破損することがないとい
う効果がある。
【0052】請求項4に記載した発明によれば、シュラ
ウド側のシールド部材に設けられた接触バネを介して両
シールド部材を確実に導通させ、ケーブル周囲のシール
ド層を受け側コネクタのシールド部材に設けられた接地
部により回路基板に接地することが可能となるため、導
電性パネル等が設けられていない部位においても使用す
ることができるという効果がある。また、接触バネはコ
ネクタ側には設けられていないため、コネクタの挿入作
業の際に衝接して破損することはないという効果があ
る。
【0053】請求項5に記載した発明によれば、シュラ
ウドを回路基板に取り付けることで延長部を回路基板に
接地することが可能となるため、作業工数を削減できる
効果がある。
【0054】請求項6に記載した発明によれば、上記効
果に加え、シールド部材の構造の簡素化によりコストダ
ウンを図ることができる効果がある。請求項7に記載し
た発明によれば、上記効果に加え、最小限の接地バネで
接地が可能となるため、構造の簡素化によるコストダウ
ンを図ることができる効果がある。このとき、導電性パ
ネルはコネクタを挿入する前に予め取付られているた
め、接地バネが片側にしかなくてもシュラウド側のシー
ルド部材を介した接地には影響を与えることはなく、接
地不良が生じないという効果がある。
【0055】請求項8に記載した発明によれば、上記コ
ネクタと受け側コネクタとの結合を確実なものとできる
ため、コネクタ挿入状態においてコネクタが受け側コネ
クタから抜けるのを防止でき、信頼性を高めることがで
きる効果がある。請求項9に記載した発明によれば、電
性パネルと回路基板との両者に接地することが可能とな
るため、より確実な接地を行うことができる効果があ
る。請求項10に記載した発明によれば、ケーブルのシ
ールド層をコネクタから受け側コネクタを経て確実に回
路基板あるいは導電性パネルに導通させることが可能と
なるため、コネクタを受け側コネクタに挿入するだけで
確実に接地を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】 この発明の第1実施形態の組み付け状態を示
す図であり、(a)は(b)のA−A線に沿う断面図、
(b)は側面図である。
【図3】 この発明の第1実施形態の分解断面図であ
る。
【図4】 この発明の第1実施形態の要部斜視図であ
る。
【図5】 この発明の第2実施形態の分解断面図であ
る。
【図6】 この発明の第3実施形態の断面図である。
【図7】 この発明の第4実施形態の断面図である。
【図8】 この発明の第5実施形態の図1に相当する斜
視図である。
【図9】 この発明の第5実施形態の断面図である。
【図10】 この発明の第6実施形態の説明図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図11】 この発明の第7実施形態の斜視図である。
【図12】 この発明の第7実施形態の組み付け状態を
示す図であり、(a)は(b)のA−A線に沿う断面
図、(b)は平面図である。
【図13】 この発明の第7実施形態の要部斜視図であ
る。
【図14】 この発明の第8実施形態の図1に相当する
斜視図である。
【図15】 この発明の第8実施形態の断面図である。
【図16】 この発明の第9実施形態の説明図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図であ
る。
【図17】 この発明の第9実施形態の他の態様を示す
説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
【図18】 この発明の他の実施形態の分解断面図であ
る。
【図19】 図18の固定状態を示す拡大図である。
【図20】 従来技術の取付状態を示す断面図。
【図21】 従来技術の斜視図である。
【符号の説明】
11 コネクタ 12 回路基板 13 シュラウド 14 ケーブル 17 ハウジング 19 シールド層 21 シールドシェル(シールド部材) 22,27 接触バネ 23A,23B シールドケース(シールド部材) 25 接地バネ 35A,35B シールドプレート(シールド部材) E 導電性パネル K 開口部 N 延長部分(接地部,延長部) P 係止ピン(接地部,延長部) U 受け側コネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月19日(2000.5.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シールドコネクタと受け側コネクタの
結合部構造
【特許請求の範囲】
【請求項】 上記接触バネが上記コネクタのハウジン
グを覆うシェル状のシールド部材の外壁に設けられ、上
記コネクタをシュラウドに挿入した状態で、上記接触バ
ネがシュラウドの内壁に設けられたケース状のシールド
部材に接触可能に構成されていることを特徴とする請求
項1に記載のシールドコネクタと受け側コネクタの結合
部構造
【請求項】 上記接触バネが上記シュラウドの内壁に
設けられたケース状のシールド部材に設けられ、上記コ
ネクタをシュラウドに挿入した状態で、上記接触バネが
ハウジングを覆うシェル状のシールド部材の外壁に接触
可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載
のシールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造
【請求項】 上記接地部がシュラウドの回路基板側に
設けられたシールド部材の延長部であることを特徴とす
請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシールドコネ
クタと受け側コネクタの結合部構造
【請求項】 上記シュラウド側に設けられたシールド
部材が板状のシールドプレートであり、該シールドプレ
ートとコネクタ側のシールド部材とが、これらシールド
プレートあるいはコネクタ側シールド部材のいずれかに
設けられた上記接触バネにより導通可能に配置されてい
ることを特徴とする請求項1または請 求項4に記載のシ
ールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造
【請求項】 上記コネクタと受け側コネクタのシュラ
ウドとの間に、コネクタをシュラウドに挿入した状態で
両者を固定するロック部材を設けたことを特徴とする
求項1〜請求項5のいずれかに記載のシールドコネクタ
と受け側コネクタの結合部構造
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールドコネク
タと受け側コネクタの結合部構造、特に、確実にケーブ
ルのシールド層を接地できるようにしたシールドコネク
タと受け側コネクタの結合部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子装置における伝送信号の高
速、高周波化に伴って、それらに使用されるコネクタに
は充分な電磁波防害(以下EMIという)対策を施す必
要性が高まっている。特に、シールドケーブルと回路基
板との接続に使用されるケーブルコネクタにおいては、
シールドケーブルのシールド層をケーブルコネクタのシ
ールド部を介して低インピーダンスで接地することで不
要電磁波放射を抑えることができるため、ケーブルコネ
クタのシールド部の構成、さらにはシールド部回りのケ
ーブルコネクタの取付構造が対策のポイントとなってい
る。この一例を図13、図14によって説明すると、1
はコネクタを示し、コネクタ1はカバー2内にシールド
シェル3に覆われたケーブル4を備えている。一方、5
はパネルコネクタを示し、このパネルコネクタ5は導電
性パネル6の裏側に設けられた断面コの字型の部材で、
内部にコンタクトピン7が突設されたものである。
【0003】上記パネルコネクタ5内に上記コネクタ1
を挿入するとコンタクトピン7がコネクタ1のコンタク
ト8に挿入されケーブル4が図示しない回路等に接続さ
れる。ここで、上記シールドシェル3にはカバー2の前
端部に延出形成されたバネ片9が設けられ、コネクタ1
をパネルコネクタ5に挿入した状態でバネ片9を導電性
パネル6に当接することで、バネ片9により接地圧を確
保した状態でシールドシェル3を導電性パネル6に接地
できるようになっている。また、カバー2の一側壁には
パネルコネクタ5に係止するロック装置10が取り付け
られている。この構造は特開平7−320816号公報
に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、バネ片9がコネクタ1の挿入方向の
前端に設けられている関係で、挿入作業の際に他の部位
に衝接し易く、破損や変形が生ずる虞があるという問題
がある。とりわけ、コネクタ1を挿入する場合は導電性
パネル6に設けられた開口部の周囲に接触してバネ片9
を変形させないように注意深く作業を行わなければなら
ないため、取付作業に時間がかかるという問題がある。
【0005】また、ロック装置10が設けられている側
では、ロック装置10を配置するための場所を確保する
ためにバネ片9を配置できない部位が生じてしまい、例
えば、コネクタ1が小型化する傾向にあり、両側にロッ
ク装置10を設けることができない現状では、接地圧を
バランスさせ適正な接地圧を確保するのが困難となると
いう問題がある。そこで、この発明は、接地のためのバ
ネ片等の破損等がなく、高密度に実装された場合であっ
ても確実にコネクタを取り付けることができるケーブル
コネクタと受け側コネクタの結合部構造を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、ケーブルを保持するハ
ウジングを備えたコネクタと、回路基板に取り付けられ
上記ハウジングを受容してケーブルを回路基板に導通さ
せる受け側コネクタを設け、この受け側コネクタはシュ
ラウドとシュラウド内に雄型コンタクトを有し、上記ハ
ウジングの外壁にケーブルのシールド層に接続されるシ
ールド部材を設けると共にシュラウドの内壁にシールド
部材を設け、コネクタをシュラウドに挿入した状態で両
シールド部材によりケーブルの周囲をシールド可能に構
成し、前記シュラウド内に一方のシールド部材が他方の
シールド部材に弾接して両者を導通させる接触バネを設
け、シュラウド側に設けられたシールド部材に、このシ
ールド部材に導通する回路基板への接地部を設けたこと
を特徴とする。
【0007】 このように構成することで、コネクタ側の
シールド部材と受け側コネクタのシールド部材とを接触
バネを介してシュラウド内で確実に導通させ、ケーブル
周囲のシールド層を受け側コネクタのシールド部材の接
地部により回路基板に接地することが可能となる。
【0008】請求項に記載した発明は、上記接触バネ
が上記コネクタのハウジングを覆うシェル状のシールド
部材の外壁に設けられ、上記コネクタをシュラウドに挿
入した状態で、上記接触バネがシュラウドの内壁に設け
られたケース状のシールド部材に接触可能に構成されて
いることを特徴とする。
【0009】 このように構成することで、コネクタ側に
設けられた接触バネを介して両シールド部材を確実に導
通させ、ケーブル周囲のシールド層をシュラウド側のシ
ールド部材に設けられた接地部により回路基板に接地す
ることが可能となる。
【0010】 請求項に記載した発明は、上記接触バネ
が上記シュラウドの内壁に設けられたケース状のシール
ド部材に設けられ、上記コネクタをシュラウドに挿入し
た状態で、上記接触バネがハウジングを覆うシェル状の
シールド部材の外壁に接触可能に構成されていることを
特徴とする。このように構成することで、シュラウド側
のシールド部材に設けられた接触バネを介して両シール
ド部材を確実に導通させ、ケーブル周囲のシールド層を
上記シュラウド側のシールド部材に設けられた接地部に
より回路基板に接地することが可能となる。
【0011】 請求項に記載した発明は、上記接地部が
シュラウドの回路基板側に設けられたシールド部材の延
長部であることを特徴とする。このように構成すること
で、シュラウドを回路基板に取り付けることで延長部を
回路基板に接地することが可能となる。
【0012】 請求項に記載した発明は、上記シュラウ
ド側に設けられたシールド部材が板状のシールドプレー
トであり、該シールドプレートとコネクタ側のシールド
部材とが、これらシールドプレートあるいはコネクタ側
シールド部材のいずれかに設けられた上記接触バネによ
り導通可能に配置されていることを特徴とする。このよ
うに構成することで、シールド部材の簡素化を図ること
が可能となる。
【0013】 請求項に記載した発明は、上記コネクタ
と受け側コネクタのシュラウドとの間に、コネクタをシ
ュラウドに挿入した状態で両者を固定するロック部材を
設けたことを特徴とする。このように構成することで、
上記コネクタと受け側コネクタとの結合を確実なものと
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1から図4に示すのはこの発明の第
1実施形態であり、例えば電話交換機に使用されるコネ
クタと受け側コネクタの結合部構造に適用したものであ
る。図1において11はコネクタを示し、このコネクタ
11が回路基板12に取り付けられた受け側コネクタU
のシュラウド13に挿入されるようになっている。図
2、図3に示すようにコネクタ11はケーブル14がカ
バー15によって保持されるもので、カバー15先端に
はワイヤ16を保持するハウジング17が設けられてい
る。尚、ケーブル14はシールド層19によりケーブル
14内のワイヤ16をシールドしている。また、18は
シールドシェルを示す。
【0015】ハウジング17には図示しないコンタクト
が設けられ、このコンタクトが受け側コネクタUのシュ
ラウド13内に突出する雄型コンタクト20を受容して
ケーブル14を回路基板12と導通させるものである。
上記ハウジング17は角形に形成されたもので、ハウジ
ング17の外壁には前記ケーブル14のシールドシェル
18に連なるシールドシェル(シールド部材)21が全
体を覆うようにして設けられている。尚、シールドシェ
ル21は部分的に覆うものでもよい。そして、ハウジン
グ17のシールドシェル21には先端寄りに、一側面と
これに対向する他側面に、接触バネ22が例えば切り起
こし成形により複数個設けられている。この接触バネ2
2はコネクタ11をシュラウド13に挿入した状態で後
述するシュラウド13のシールドケース(シールド部
材)23Aに弾接して両者を導通させるものである。
尚、シールドケース23Aは筒状に限られず、断面コの
字形状、断面L字形状であってもよい。
【0016】一方、上記シュラウド13は箱形に形成さ
れた部材であって、底壁13Aには複数の雄型コンタク
ト20が植設され、この雄型コンタクト20の一端側が
ハウジング17内に延出し、他端側が回路基板12のス
ルーホール12Aに差し込まれるようになっている。こ
こで、上記シュラウド13の側壁13Bは雄型コンタク
ト20の植設位置に干渉しないようになっているが、雄
型コンタクト20が高密度に植設されたため、シュラウ
ド13の側壁13Bを雄型コンタクト20間に配置でき
ない場合には、シュラウド13の側壁13B内に底壁1
3A側から受容孔(図示せず)を設けて、ここに雄型コ
ンタクト20を受容する構成を採用することも可能であ
る。この場合シュラウド13の側壁13B内に受容され
た雄型コンタクト20は、信号の導通に関与しないもの
であることは言うまでもない。
【0017】そして、上記シュラウド13にはシールド
ケース23Aが装着されている。図4に示すようにシー
ルドケース23Aは角形で筒状に形成されたもので、シ
ュラウド13の内壁を覆うようにして、シュラウド13
内に着脱可能に挿入される。このシールドケース23A
の回路基板12側の端部には係止片24が一側壁と他側
壁とに延出されている。具体的にはこの係止片24は、
シュラウド13の底壁13AのスリットSに挿入される
ものである。
【0018】上記係止片24にはピン(接地部)Pが設
けられ、このピンPに対応する回路基板12には図示し
ないグランド層と導通したスルーホール12Bが形成さ
れている。そして、このピンPがスルーホール12Bに
圧入されている。ここで、挿入に際してはプレスインや
半田付けによる接続を用いたり、回路基板12の表面に
半田付けしたり、これらを併用することができる。尚、
この実施形態においてはピンPは全部で4箇所に設けら
れているがその配置数は自由に設定できる。また、係止
片24自体を延長してピンPと同様の機能を持たせるよ
うにしても良い。
【0019】したがって、上記実施形態によれば、コネ
クタ11側のシールドシェル21とシュラウド13側の
シールドケース23Aとをシュラウド13内で導通さ
せ、シールドケース23Aに設けられたピンPにより回
路基板12に確実に接地することが可能となるため、導
電性パネルが必要なくなり、導電性パネル等が設けられ
ていない部位においても低インピーダンスで確実にケー
ブル14のシールド層19の接地を行うことができる。
勿論、シールドシェル21とシールドケース23Aによ
り外側からワイヤ16に入ろうとする電磁波、ワイヤ1
6から出る電磁波を確実に遮断することができる。
【0020】また、接触バネ22はコネクタ11のハウ
ジング17のシールドシェル21に設けられているた
め、コネクタ11の先端に設けられている場合のよう
に、シュラウド13にコネクタ11を挿入するときに接
触バネ22がシュラウド13端部に衝接することはな
く、したがって、接触バネ22が変形したり破損したり
することがなくなる。そして、シュラウド13に挿入さ
れた状態では、接触バネ22によりコネクタ11、つま
りハウジング17はシュラウド13の内部に収まり、接
触バネ22により確実に押圧されるため接地不良が生ず
ることはなく、低インピーダンスで確実なEMI対策を
講ずることができる。このときハウジング17は両側か
ら押圧されているため、多少のぐらつきがあっても接地
不良が生じない。
【0021】また、上記シュラウド13の底壁13Aか
ら延出するピンPで接地を行っているため、シュラウド
13の回路基板12への装着作業と同時に接地ができ、
従来に比較して作業工数を削減できる。そして、接触バ
ネ22はシュラウド13内に位置していると共にシュラ
ウド13の外側には何らの部材も突出しておらず、シュ
ラウド13に前記受容孔を形成すれば雄型コンタクト2
0を受容できることもあって、シュラウド13が上下方
向に高密度に実装されている場合にも柔軟に対応するこ
とができる。
【0022】次に、第2実施形態を図5によって説明す
る。この実施形態は雄型コンタクト20が回路基板12
に予め植設されていて、この雄型コンタクト20に、シ
ールドケース23Aを取り付けたシュラウド13を取り
付けるようにしたものである。尚、この実施形態におい
てもシールドケース23AにピンPが設けられ、回路基
板12のスルーホール12Bに挿入されている。尚、1
3Dは雄型コンタクト20の挿通孔を示す。したがっ
て、この実施形態においても上記実施形態と同様、導電
性パネル等を必要とせず、従来のように接触バネの破損
等がなく、シュラウド13が高密度に実装された場合で
あっても確実にコネクタ11を取り付けることができ
る。
【0023】次に、第3実施形態を図6によって説明す
る。この実施形態においてはコネクタ11のハウジング
17にシールドシェル21が設けられ、シュラウド13
にシールドケース23Aが設けられている点等の基本的
構造は第1実施形態と同様である。ここで、この実施形
態ではシールドシェル21に接触バネを設ける代わり
に、シールドケース23Aに接触バネ27が、例えば切
り起こし成形により設けられている。
【0024】したがって、この実施形態においては上記
第1実施形態の効果に加えて、接触バネ27が、シュラ
ウド13側に設けられているため、コネクタ11側に設
けられている場合に比較して、コネクタ11の挿入作業
の際の破損の可能性をより一層低減することができる。
尚、この実施形態を図5に示す第2実施形態の構造に適
用することができる。
【0025】次に、第4実施形態を図7によって説明す
る。この実施形態は第1実施形態において、シールドケ
ース23Aの係止片24とピンPとの間を延長し、この
延長部分(接地部、延長部)Nをシュラウド13と回路
基板12との間に挟み込むようにしたものである。尚、
この実施形態は、前記第2実施形態や図6に示す第3実
施形態にも適用することができる。また、延長部分Nを
半田やプレスインにより取り付けることもできる。また
ピンPを省略して係止片24自体を回路基板12に挿入
する構造も採用できる。この実施形態によれば、上記延
長部分Nを半田付けする場合は、回路基板21に設けら
れたピンP用のスルーホール12Bのみならず、回路基
板12のグランド層に対する接地面積が増加するため、
より確実に接地を行うことができる。また、プレスイン
による場合は上記延長部分Nを介して押圧できるため、
押し込み作業をスムーズに行うことができる。
【0026】次に、第5実施形態を図8、図9によって
説明する。この実施形態は第1実施形態のコネクタ11
とシュラウド13とをロック部材28で係止させるよう
にしたものである。ここで、図9に示すのは2つのシュ
ラウド13を配置した場合である。ロック部材28はコ
ネクタ11のカバー15に中央部が支持されたアーム2
9を備え、アーム29のコネクタ11側の端部には押圧
部30が設けられ、アーム29のシュラウド13側には
係止爪31が設けられている。
【0027】一方、シュラウド13には上記係止爪31
が係止する孔32が設けられ、この孔32は前記アーム
29を受容する受容部33に設けられている。ここで、
上記係止爪31と孔32との関係は逆でも良い。また、
上記受容部33は係止爪31が孔32に係止した状態で
シュラウド13の外壁よりも内側に収まるようになって
いる。また、隣接するシュラウド13には、上記受容部
33に対向する部位に係止爪31の開閉範囲を確保する
ために逃げ用凹部34が設けられている。尚、他の構成
については第1実施形態と同様であるので同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。
【0028】したがって、上記実施形態によれば、コネ
クタ11をシュラウド13に挿入した後に係止爪31を
孔32にアーム29の弾性力を利用して係止すれば、コ
ネクタ11をシュラウド13に対して確実にロックする
ことができる。このロック状態では、ロック部材28は
シュラウド13の外壁よりも内側に収まるようになって
いるため、ロック部材28が隣接するシュラウド13の
邪魔になることはない。また、隣接するシュラウド13
には、上記受容部33に対向する部位に係止爪31の開
閉範囲を確保するために逃げ用凹部34が設けられてい
るため、係止爪31の開閉操作の邪魔になることはな
い。尚、シールドシェル21側に接触バネ22が設けら
れた図を使用したが、シールドケース23A側に前記
触バネ27が設けられた構造にも適用できる。
【0029】この実施形態においても、導電性パネル等
を必要とせず、接触バネ22の破損等がなく、シュラウ
ド13が上下左右に高密度に実装された場合であっても
確実にコネクタ11を取り付けることができる。このと
きでも、ロック部材28が邪魔になることはない。ま
た、ロック部材28がピンPによる接地の妨げとなるこ
ともない。
【0030】次に、図10は、第6実施形態の要部であ
るシールドプレート35Aを示している。前記各実施形
態においては、シュラウド13側にシールドケース23
Aが設けられているが、これに代えて板状のシールドプ
レート(シールド部材)35Aを一対設けることができ
る。このシールドプレート35Aには3箇所に係止片2
4が設けられ、係止片24には図示しない回路基板のス
ルーホールに挿入されるピンPが一対設けられている。
尚、このシールドプレート35Aは一枚だけ設けるよう
にしても良い。
【0031】したがって、この実施形態においては、上
記実施形態の効果に加え、シールドプレート35Aを用
いることでシールドケースを設ける場合に比較してコス
トダウンを図ることができる。尚、前記シールドケース
23Aのようにケース状となっていなくても、シールド
プレート35Aとシールドケース23Aの両者でケーブ
ル14のワイヤ16を覆うことができればシールド効果
にはなんら悪影響は生じない。
【0032】 次に、図11,図12に示すのは前記各実
施形態においてシュラウド13を取り付ける場合の他の
実施形態を示している。この実施形態はシュラウド13
の底壁13Aに設けられた挿通孔13Dを、雄型コンタ
クト20を余裕を持って遊挿できる大きさに形成したも
のである。挿通孔13Dは雄型コンタクト20を受け入
れる側が拡開し、シュラウド13内で開口する部分にボ
ス部40が設けられ、ボス部40の内径は、図12に示
すようにシールドケース23を入れると変形して挿通
孔13Dの一般部より小さくなるものである。
【0033】 一方、シュラウド13に装着されるシール
ドケース23Aには底壁23Cが形成されている。この
底壁23Cは上記ボス部40を受け入れる孔41を備
え、例えば、この孔41にボス部40をセットした状態
で、雄型コンタクト20を挿通孔13Dに挿入すると、
ボス部40の外縁が拡開し、シールドケース23Aとシ
ュラウド13と雄型コンタクト20の三者が一体的に固
定されるものである。尚、上記底壁23Cは金属板を折
り返して二重にして厚く形成されている。24は係止片
を示す。
【0034】 したがって、この構造を前記各実施形態に
採用すれば、シールドケース23Aとシュラウド13と
雄型コンタクト20の三者を一体で固定できるため、取
付作業工数を減少させることができる。ここで、上述し
た実施形態におけるシールドケース13Aの係止片24
をシュラウド13の底壁13AのスリットSに差し込む
だけの簡単な作業で取り付けられる。尚、この発明は上
記実施形態に限られるものではなく、例えば、シールド
シェル21は外側に露出したものについて説明したが、
図2で説明すれば接触バネ22のみを外側に出し、残り
の部分は絶縁材料で被覆するような構成のものでもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、コネクタ側のシールド部材と受け
側コネクタのシールド部材とをシュラウド内で確実に導
通させることで、ケーブル周囲のシールド層を受け側コ
ネクタのシールド部材の接地部により回路基板に接地す
ることが可能となるため、導電性パネル等が設けられて
いない部位においても使用することができるという効果
がある。また、接触バネをコネクタの前端部を避けるよ
うにして配置することが可能であるため接触バネがコネ
クタの接続作業の際に破損することがないという効果が
ある。さらに、コネクタを受け側コネクタに挿入して両
者を接続する構造であるため受け側コネクタが高密度に
実装されている場合でもコネクタとの接続を確実なもの
とすることができる効果がある。
【0036】 請求項に記載した発明によれば、コネク
タ側に設けられた接触バネを介して両シールド部材を確
実に導通させ、ケーブル周囲のシールド層を受け側コネ
クタのシールド部材に設けられた接地部により回路基板
に接地することが可能となるため、導電性パネル等が設
けられていない部位においても使用することができると
いう効果がある。また、接触バネをコネクタの前端部を
避けるようにして配置することが可能であるため接触バ
ネがコネクタの接続作業の際に破損することがないとい
う効果がある。
【0037】 請求項に記載した発明によれば、シュラ
ウド側のシールド部材に設けられた接触バネを介して両
シールド部材を確実に導通させ、ケーブル周囲のシール
ド層を受け側コネクタのシールド部材に設けられた接地
部により回路基板に接地することが可能となるため、導
電性パネル等が設けられていない部位においても使用す
ることができるという効果がある。また、接触バネはコ
ネクタ側には設けられていないため、コネクタの挿入作
業の際に衝接して破損することはないという効果があ
る。
【0038】 請求項に記載した発明によれば、シュラ
ウドを回路基板に取り付けることで延長部を回路基板に
接地することが可能となるため、作業工数を削減できる
効果がある。
【0039】 請求項に記載した発明によれば、上記効
果に加え、シールド部材の構造の簡素化によりコストダ
ウンを図ることができる効果がある。
【0040】 請求項に記載した発明によれば、上記コ
ネクタと受け側コネクタとの結合を確実なものとできる
ため、コネクタ挿入状態においてコネクタが受け側コネ
クタから抜けるのを防止でき、信頼性を高めることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】 この発明の第1実施形態の組み付け状態を示
す図であり、(a)は(b)のA−A線に沿う断面図、
(b)は側面図である。
【図3】 この発明の第1実施形態の分解断面図であ
る。
【図4】 この発明の第1実施形態の要部斜視図であ
る。
【図5】 この発明の第2実施形態の分解断面図であ
る。
【図6】 この発明の第3実施形態の断面図である。
【図7】 この発明の第4実施形態の断面図である。
【図8】 この発明の第5実施形態の図1に相当する斜
視図である。
【図9】 この発明の第5実施形態の断面図である。
【図10】 この発明の第6実施形態の説明図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図11】 この発明の他の実施形態の分解断面図であ
る。
【図12】 図11 の固定状態を示す拡大図である。
【図13】 従来技術の取付状態を示す断面図。
【図14】 従来技術の斜視図である。
【符号の説明】 11 コネクタ 12 回路基板 13 シュラウド 14 ケーブル 17 ハウジング 19 シールド層20 雄型コンタクト 21 シールドシェル(シールド部材) 22,27 接触バネ23A シールドケース(シールド部材) 35A シールドプレート(シールド部材 ) N 延長部分(接地部,延長部) P ピン(接地部) U 受け側コネクタ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図7】
【図2】
【図4】
【図5】
【図10】
【図12】
【図6】
【図8】
【図9】
【図13】
【図11】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 一哉 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB02 FB10 FC05 FC07 FC21 FC32 FC33 FC36 FC40 GB20 HC09 LA01 LA09 LA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを保持するハウジングを備えた
    コネクタと、回路基板に取り付けられ上記ハウジングを
    受容してケーブルを回路基板に導通させる受け側コネク
    タを設け、この受け側コネクタはシュラウドとシュラウ
    ド内に雄型コンタクトを有し、上記ハウジングの外壁に
    ケーブルのシールド層に接続されるシールド部材を設け
    ると共にシュラウドの内壁にシールド部材を設け、コネ
    クタをシュラウドに挿入した状態で両シールド部材によ
    りケーブルの周囲をシールド可能に構成し、前記シュラ
    ウド内に一方のシールド部材が他方のシールド部材に弾
    接して両者を導通させる接触バネを設け、シュラウド側
    に設けられたシールド部材に、このシールド部材に導通
    する回路基板への接地部を設けたことを特徴とするシー
    ルドコネクタと受け側コネクタの結合部構造。
  2. 【請求項2】 ケーブルを保持するハウジングを備えた
    コネクタと、回路基板に取り付けられ上記ハウジングを
    受容してケーブルを回路基板に導通させる受け側コネク
    タを設け、この受け側コネクタはシュラウドとシュラウ
    ド内に雄型コンタクトを有し、上記コネクタとシュラウ
    ドとの間に、その開口部がコネクタに貫通されると共に
    シュラウドの開口端に固定される導電性パネルを配設
    し、上記ハウジングの外壁にケーブルのシールド層に接
    続されるシールド部材を設けると共にシュラウドの内壁
    にシールド部材を設け、コネクタをシュラウドに挿入し
    た状態で両シールド部材によりケーブルの周囲をシール
    ド可能に構成し、前記シュラウド内でいずれか一方が他
    方に弾接して両シールド部材を導通させる接触バネを設
    け、シュラウド側に設けられたシールド部材の端部を延
    長し、この延長部分に上記導電性パネルの裏側で弾接す
    る接地バネを設けたことを特徴とするシールドコネクタ
    と受け側コネクタの結合部構造。
  3. 【請求項3】 上記接触バネが上記コネクタのハウジン
    グを覆うシェル状のシールド部材の外壁に設けられ、上
    記コネクタをシュラウドに挿入した状態で、上記接触バ
    ネがシュラウドの内壁に設けられたケース状のシールド
    部材に接触可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のシールドコネクタと受け側
    コネクタの結合部構造。
  4. 【請求項4】 上記接触バネが上記シュラウドの内壁に
    設けられたケース状のシールド部材に設けられ、上記コ
    ネクタをシュラウドに挿入した状態で、上記接触バネが
    ハウジングを覆うシェル状のシールド部材の外壁に接触
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のシールドコネクタと受け側コネクタの
    結合部構造。
  5. 【請求項5】 上記接地部がシュラウドの回路基板側に
    設けられたシールド部材の延長部であることを特徴とす
    る請求項1、請求項3または請求項4のいずれかに記載
    のシールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造。
  6. 【請求項6】 上記シュラウド側に設けられたシールド
    部材が板状のシールドプレートであり、該シールドプレ
    ートとコネクタ側のシールド部材とが、これらシールド
    プレートあるいはコネクタ側シールド部材のいずれかに
    設けられた上記接触バネにより導通可能に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5のい
    ずれかに記載のシールドコネクタと受け側コネクタの結
    合部構造。
  7. 【請求項7】 上記導電性パネルに弾接する接地バネが
    シュラウドの開口端の少なくとも一側部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項2、請求項3,請求項4,請
    求項6のいずれかに記載のシールドコネクタと受け側コ
    ネクタの結合部構造。
  8. 【請求項8】 上記コネクタと受け側コネクタのシュラ
    ウドとの間に、コネクタをシュラウドに挿入した状態で
    両者を固定するロック部材を設けたことを特徴とする請
    求項1から請求項7に記載のシールドコネクタと受け側
    コネクタの結合部構造。
  9. 【請求項9】 上記シュラウドのシールド部材が前記接
    地部と前記接地バネの両方を備えていることを特徴とす
    る請求項2、請求項3、請求項4、請求項6、請求項
    7、請求項8のいずれかに記載のシールドコネクタと受
    け側コネクタの結合部構造。
  10. 【請求項10】 ケーブルを保持するハウジングを備え
    たコネクタを、回路基板に取り付けられ上記ハウジング
    を受容してケーブルを回路基板に導通させる受け側コネ
    クタのシュラウドに挿入するシールドコネクタと受け側
    コネクタの接地構造において、上記ケーブルのシールド
    層をハウジングに設けられたシールド部材、シュラウド
    に設けられたシールド部材を経由して、上記回路基板あ
    るいはシュラウドの開口端に固定される導電性パネルに
    接地することを特徴とするシールドコネクタと受け側コ
    ネクタの接地構造。
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