JPH07162183A - 高周波モジュール - Google Patents

高周波モジュール

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JPH07162183A
JPH07162183A JP30808093A JP30808093A JPH07162183A JP H07162183 A JPH07162183 A JP H07162183A JP 30808093 A JP30808093 A JP 30808093A JP 30808093 A JP30808093 A JP 30808093A JP H07162183 A JPH07162183 A JP H07162183A
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JP
Japan
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frequency component
high frequency
inner cover
electronic device
shield cover
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JP30808093A
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Jihei Takano
自平 高野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器内部の内カバーの取付位置を下げる
ことにより、薄肉・軽量で、EMI(Electro
Magnetic Interference)効果お
よび、信頼性の優れた電子機器を得る。 【構成】 内カバー16に高周波部品4と同形状の開口
穴22を設け、デバイス1表面の電気パターンと接触し
ない最低限の位置まで内カバー16の位置を下げ、高周
波部品4との間を、導電性物質で接触させたものであ
る。 【効果】 内カバー16の位置を下げ、高周波部品と導
通を取ることにより、薄肉・軽量でEMI(Elect
ro Magnetic Interference)
効果および信頼性に優れた電子機器を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンプ部品、電源部
品、発振器などの高周波部品が実装され、EMI(El
ectro Magnetic Interferen
ce)シールドが必要な電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンプ部品、電源部品、発振器などの高
周波部品が実装される電子機器において、高周波部品へ
の電波の洩れ込みにより、正常に動作しなくなる、発振
と呼ばれる現象が問題とされている。この発振を防止す
る対策として、従来より高周波部品の上面とカバーとの
間に導伝性材料をはさむ方法がとられており、最も一般
的な方法は、金属材料からなる線材をコイル状にしたも
のを、高周波部品の上面に導電性接着剤により固定し、
カバーと接触させる方法や、導電性ゴムからなるスペー
サを高周波部品の上面に導電性接着剤により固定し、カ
バーと接触させる方法であった。しかしながら、近年の
電子機器は、小型・軽量化に伴い、その設置場所も、温
度、湿度等が制御されている部屋に限らず、環境条件の
悪い場所へも設置される場合が多くなっているため、上
記金属性コイルや導伝性ゴムよりも、高温・高湿の連続
サイクルによる劣化の少ない、ばね性金属材料からなる
リードフレーム状のフィンガーを高周波部品の上面に導
伝性接着剤により固定し、カバーと接触させる方法が、
高周波部品を実装した電子機器の主流となっている。
【0003】まず従来のこの種の電子機器について説明
する。図17は従来の電子機器を示す外観図、図18は
図17における断面AAを示す図、図19は図18にお
ける高周波部品部の部分詳細図、図20は図19におけ
る断面BBを示す図である。図において、1は一般には
デバイスと称されている電気部品であり、金メッキによ
る電気パターンが施されたセラミック基板2をキャリア
3と称される熱膨張差緩和性材料でできた板に、はんだ
付により接合されている。4は高周波部品と呼ばれる高
周波帯域の電波を発生する電気部品であり、入力端子5
と、出力端子6を、上記デバイス1の電気パターンと、
金リボン7により接合して、電気信号を流している。8
は上記デバイス1と高周波部品4を収納するための箱状
のシャーシで、上面には上記デバイス1と高周波部品4
を着脱するための開口部9を有し、上記デバイス1と高
周波部品4は、上記シャーシ8の第1の面10にネジ止
めにより固定されている。上記シャーシ8前面の第2の
面11には、外部からの電気信号を上記シャーシ8内部
の上記デバイス1と高周波部品4に伝えるための入力コ
ネクタ12がネジ止めにより固定されており、上記デバ
イス1の電気パターンと金リボン7により接合され、外
部からの電気信号を上記シャーシ8内部の上記デバイス
1と高周波部品4に伝えている。上記シャーシ8後面の
第3の面13には、上記シャーシ8内部の上記デバイス
1と高周波部品4からの電気信号を外部へ出力するため
の出力コネクタ14がネジ止めにより固定されており、
上記デバイス1の電気パターンと金リボン7により接合
されている。15は上記デバイス1と高周波部品4を覆
うための内カバーで、上記シャーシ8の第4の面16
に、導電性接着剤により接合されている。17は一般に
フィンガーと称されている接触用スペーサ部品であり、
ばね性金属材料の薄板を、リードフレーム状に加工し、
リードフレーム部を45゜程度に折り曲げて、導伝性の
表面処理を施している。上記フィンガー17は上記高周
波部品4の上面に導伝性接着剤により固定され、上記内
カバー15に押付けられている。18は上記シャーシ8
の上面開口部9を覆うためのカバーで、上記シャーシ8
の第5の面19に対し、周辺部でねじ等により固定され
ている。
【0004】ここで、上記入力コネクタ12より上記シ
ャーシ8内部に入った外部電気信号は、上記デバイス1
を伝わり、上記高周波部品4の入力端子5より高周波部
品内に入り、電気信号処理をされて、高周波部品4の出
力端子6より出力されていく。この時、上記高周波部品
4の周囲の空間が大きいと、電波が空間を飛び回り、高
周波部品4内部へ電波が侵入して、発振を誘発するが、
フィンガー17を高周波部品4の上面に導伝性接着剤に
より固定し、内カバー15と接触させることにより、高
周波部品4と内カバー15との間に、電気的導通を得る
ことができ、電気信号の洩れ込みを防止することができ
る。また、高温・高湿の連続サイクルによる劣化が少な
いため、その設置される場所の環境条件が厳しい場合に
おいても、安定した性能を得ることができている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
子機器においては次のような課題があった。電子機器の
薄肉化、軽量化を行う場合、高周波部品4の上面にフィ
ンガー17を導電性接着剤で固定し、内カバー15に接
触させる方法では、高周波部品4とフィンガー17の厚
みが決定しているため、内カバー15の固定位置が制限
され、高周波モジュールの薄肉化・軽量化に限界がある
という問題点があった。
【0006】一方、従来この種の電子機器の問題点を解
決するための一例として、高周波部品4の上面に、導伝
性両面テープを貼付け、内カバー15を高周波部品4に
押し付けることにより、内カバー15と高周波部品4と
の電気的導通がとれ、フィンガーの厚み分、高周波モジ
ュールの薄肉化を計ることができた。
【0007】しかし、上記のように構成された電子機器
においては、その設置される場所の環境条件が厳しい場
合、高温・高湿の連続サイクルによる劣化がはげしいた
め、安定した性能を得ることができない。また、高周波
部品4の部品厚さの制限があるため、内カバー15を高
周波部品4の上面以下には下げられず、電子機器の薄肉
化・軽量化に限界があるという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、内カバー15を高周波部品4の部品厚
さに制限されることなく、デバイス1の基板パターン面
と接触しない位置まで下げて、高周波部品4との導通を
得ることにより、薄肉・軽量で、信頼性、EMI(El
ectro Magnetic Interferen
ce)効果の優れた電子機器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子機器
の第1の実施例においては、デバイス高周波部品を覆う
ための内カバーに、高周波部品上面と同形状の穴を設
け、デバイス表面の電気パターンと接触しない位置まで
内カバーの位置を下げ、さらに、内カバーと、高周波部
品とのすき間を、導電性接着剤にて接合し、高周波部品
と内カバーの電気導通を得るものである。
【0010】また、本発明に係る電子機器の第2の実施
例においては、上記第1の実施例における手段を施した
電子機器の上記内カバーの高周波部品上面と同形状の穴
部周囲に導伝性ゴム系材料からなるシールラバーを、リ
ップ形状に形成し、高周波部品と内カバーの電気導通を
得るものである。
【0011】また、本発明に係る電子機器の第3の実施
例においては、上記第1の実施例における手段を施した
電子機器の上記内カバーの高周波部品上面と同形状の穴
部周囲に、バネ性金属材料の薄板で、リードフレーム状
に形成したフィンガーを取付け、高周波部品と内カバー
の電気導通を得るものである。
【0012】また、本発明に係る電子機器の第4の実施
例においては、上記第1の実施例における手段を施した
電子機器の上記高周波部品の外周に、バネ性金属材料の
薄板からなるヒダ状に形成したクリップをハンダ付によ
り取付け、上記内カバーをはさみ込んで、高周波部品と
内カバーの電気導通を得るものである。
【0013】さらに、本発明に係る電子機器の第5の実
施例においては、上記第1の実施例、上記第2の実施例
のいずれかにおける手段を施した電子機器の上記内カバ
ーの高周波部品上面と同形状の穴部周囲に、複数個の接
合穴を設け、導伝性ゴム系材料を、上記接合穴に充填し
てリップ形状に形成し、高周波部品と内カバーの電気導
通を得るものである。
【0014】
【作用】この発明に係る電子機器の第1の実施例におい
ては、デバイス高周波部品を覆うための内カバーに、高
周波部品と同形状の穴を設けることにより、高周波部品
とフィンガーの厚みに制約されることなく、デバイス表
面の電気パターンと接触しない位置まで内カバーの位置
を下げることができるため、薄肉・軽量の高周波モジュ
ールを実現することができる。さらに、内カバーの位置
を下げ、高周波部品とのすき間を、導電性接着剤にて接
合することにより、高周波部品と内カバーに電気導通が
生じ、高周波部品周囲の空間が狭くなるため、空間を飛
び回る電波がなくなり、高周波部品への電波の洩れが著
しく減少し、EMI(Electro Magneti
c Interference)効果が飛躍的に向上す
る。
【0015】また、この発明に係る電子機器の第2の実
施例においては、上記第1の実施例の構成に対しさらに
改善が施されている。すなわち、内カバーの高周波部品
上面と同形状の穴部周囲に導伝性ゴム系材料からなるシ
ールラバーをリップ状に形成することにより、高周波部
品と内カバーの電気導通が確実に得られ、内カバーの取
付が容易に行える。さらに、リップ状に形成して高周波
部品と接触させることにより、高温・高湿の連続サイク
ルによる、導伝性ゴムの収縮のための高周波部品との接
触不良を防止することができるため、安定した製品性能
を確保することができる。
【0016】また、この発明に係る電子機器の第3の実
施例においては、上記第1の実施例の構成に対しさらに
改善が施されている。すなわち、内カバーの高周波部品
上面と同形状の穴部周囲に、バネ性金属材料の薄板から
なるリードフレーム状に形成したフィンガーを取付ける
ことにより、高周波部品と内カバーとの電気導通が確実
に得られ、リードフレーム状に、バネ性金属材料を形成
することにより、無理な力を加えることなく内カバーを
容易に取付けることができ、高周波部品にも傷をつける
ことがない。さらに、高温・高湿の連続サイクルによる
劣化・収縮が少なく、内カバーとの接触面積が安定して
いるため、安定した製品性能を備えた、信頼性の高い電
子機器を実現することができる。
【0017】また、この発明に係る電子機器の第4の実
施例においては、上記第1の実施例の構成に対しさらに
改善が施されている。すなわち、高周波部品の外周に、
バネ性金属材料の薄板で、ヒダ状に形成したクリップを
取付け、内カバーをはさみ込むことにより、高周波部品
と内カバーとの電気導通が確実に得られる。さらに、高
温・高湿の連続サイクルによる劣化・収縮が少ないた
め、安定した製品性能を備えた、信頼性の高い電子機器
を実現することができる。そしてさらに、内カバーをク
リップにはめ込む構造なので、内カバーの取付が容易で
あり、強い振動が加わった場合においても内カバーと高
周波部品との電気導通がなくなることはない。
【0018】さらに、この発明に係る電子機器の第5の
実施例においては、上記第1の実施例、上記第2の実施
例のいずれかにおける構成に対しさらに改善が施されて
いる。すなわち、内カバーの高周波部品上面と同形状の
穴部周囲に、複数個の接合穴を設け、導伝性ゴム系材料
を、上記接合穴に充填してリップ形状に形成することに
より、連続して加わる振動及び、高温・高湿の連続サイ
クルによる、内カバーと導伝性ゴム系材料モールド部の
境界面からのハク離が防止されるので、さらに高い信頼
性を確保した電子機器を実現することができる。
【0019】
【実施例】実施例1.図1〜図4はこの発明に係る電子
機器の第1の実施例を示すものであり、図1は外観図、
図2は図1における断面CCを示す図、図3は図2にお
ける高周波部品部の部分詳細図、図4は図3における断
面DDを示す図であり、図において1〜14、16、1
8、19は従来の電子機器と同一のものである。デバイ
ス1と高周波部品4を覆うための内カバー20に高周波
部品4上面と同形状の開口部21を設け、デバイス1表
面の電気パターンと接触しない位置まで内カバー20の
位置を下げ、上記内カバー20の開口部21と高周波部
品4との間に発生するすき間を、導電性接着剤22にて
接合し、高周波部品4と内カバー20との間に、電気導
通を得るものである。
【0020】上記のように構成された電子機器において
は、以下の理由により、EMI(Electro Ma
gnetic Interference)効果が飛躍
的に向上する。
【0021】図5のような部品取付部の断面形状で、a
寸法がb寸法の約2倍以上の場合には、一般に方形導波
管と呼ばれ、この空間を流れる電流の周波数帯は数1に
より規定することができ、数1中のfc (カットオフ周
波数)よりも低い周波数帯の電波は、この空間内を流れ
ることはできない。
【0022】
【数1】
【0023】fc (カットオフ周波数)の値を使用部品
の周波数帯よりも高くすることができれば、使用部品よ
り発生する電波が空間内を飛び回ることがなく、発振を
押えることができる。図6のように、高周波部品4の上
面にフィンガー17を取付け、内カバー15と接触させ
る従来の方法のa寸法を仮に10mmと仮定した場合、
図7の本発明においては、内カバー20の位置がデバイ
ス1表面の電気パターンと接触しない位置まで下げるこ
とにより、a寸法を5mm以下にすることができるの
で、fc (カットオフ周波数)の値を高くすることがで
き、より高周波の部品も使用可能となるため、薄肉・軽
量で高性能な電子機器を実現することができる。
【0024】実施例2.図8、図9は上記実施例1をさ
らに改善した第2の実施例を示す部分詳細図で、図8は
高周波部品の詳細図、図9は図8の断面EEを示す図で
あり、内カバー23の高周波部品4上面と同形状の開口
部24周囲に導伝性ゴム系材料からなるシルラバー25
をリップ状に形成して上記高周波部品4と接触させるこ
とにより、高温・高湿の連続サイクルによる、導伝性ゴ
ムの収縮のための高周波部品との接触不良を防止するこ
とができるため、安定した製品性能を確保することがで
きる。
【0025】実施例3.図10、図11は上記実施例1
をさらに改善した第3の実施例を示す部分詳細図で、図
10は高周波部品の詳細図、図11は図10の断面FF
を示す図であり、内カバー26の高周波部品4上面と同
形状の開口部27周囲に、バネ性金属材料の薄板でリー
ドフレーム状に形成したフィンガー28を取付けること
により、高周波部品4と内カバー26との電気導通が確
実に得られ、リードフレーム状にバネ性金属材料を形成
することにより、無理な力を加えることなく内カバー2
6を容易に取付ることができ、高周波部品4にも傷をつ
けることがない。さらに高温・高湿の連続サイクルによ
る劣化・収縮が少ないため、安定した製品性能を備えた
信頼性の高い電子機器を実現することができる。
【0026】実施例4.図12、図13は上記実施例1
をさらに改善した第4の実施例を示す部分詳細図で、図
12は高周波部品の詳細図、図13はクリップ部の部分
詳細図であり、高周波部品4の外周に、バネ性金属材料
の薄板からなるヒダ状に形成したクリップ29を取付
け、内カバー30をはさみ込むことにより、高周波部品
4と内カバー30との電気導通が確実に得られる。さら
に、高温・高湿の連続サイクルによる劣化・収縮が少な
いため、安定した製品性能を備えた信頼性の高い電子機
器を実現することができる。そしてさらに、内カバー3
0をクリップ29にはめ込む構造なので、内カバー30
の取付が容易であり、強い振動が加わった場合において
も内カバー30と高周波部品4との電気導通がなくなる
ことはない。
【0027】実施例5.図14、図15、図16は上記
実施例1、実施例2をさらに改善した第5の実施例を示
す部分詳細図で、図14は高周波部品の詳細図、図15
は内カバーの詳細図、図16はシールラバーの詳細図で
あり、内カバー31の高周波部品4上面と同形状の開口
部32周囲に、複数の接合穴33を設け、導電性ゴム系
材料からなるシールラバー34を上記接合穴33に充填
してリップ形状に形成することにより、連続加わる振動
および高温・高湿の連続サイクルによる内カバー31と
シールラバー34モールド部の境界面からのハク離が防
止されるので、さらに高い信頼性を確保した電子機器を
実現することができる。
【0028】
【発明の効果】この発明による電子機器は、以上説明し
たように構成されているので、以下に記載されるような
効果がある。
【0029】第1の実施例においては、デバイスと高周
波部品を覆うための内カバーに、高周波部品と同形状の
穴を設けることにより、高周波部品とフィンガーの厚み
に制約されることなく、デバイス表面の電気パターンと
接触しない位置まで内カバーの位置を下げることができ
るため、薄肉・軽量の電子機器を実現することができ
る。さらに、内カバーの位置を下げ、高周波部品とのす
き間を、導電性接着剤にて接合することにより、高周波
部品と内カバーに電気導通が生じ、高周波部品周囲の空
間が狭くなるため、空間を飛び回る電波がなくなり、高
周波部品への電波の洩れが著しく減少するため、EMI
(Electro Magnetic Interfe
rence)効果に優れた電子機器を得ることができ
る。
【0030】第2の実施例においては、上記第1の実施
例と同様の効果を得ることができるだけでなく、内カバ
ーの高周波部品上面と同形状の穴部周囲に導伝性ゴム系
材料からなるシールラバーをリップ状に形成することに
より、高周波部品と内カバーの電気導通が確実に得ら
れ、内カバーの取付が容易に行える。さらに、リップ状
に形成して高周波部品と接触させることにより、高温・
高湿の連続サイクルによる、導伝性ゴムの収縮のための
高周波部品との接触不良を防止することができるため、
安定した製品性能を確保する電子機器を得ることができ
る。
【0031】第3の実施例においては、上記第1の実施
例と同様の効果を得ることができるだけでなく、内カバ
ーの高周波部品上面と同形状の穴部周囲に、バネ性金属
材料の薄板でリードフレーム状に形成したフィンガーを
取付けることにより、高周波部品と内カバーの電気導通
が確実に得られ、リードフレーム状に、バネ性金属材料
を形成することにより、無理な力を加えることなく内カ
バーを容易に取付けることができ、高周波部品にも傷を
つけることがない。さらに、高温・高湿の連続サイクル
による劣化・収縮が少ないため、安定した製品性能を備
えた、信頼性の高い電子機器を得ることができる。
【0032】第4の実施例においては、上記第1の実施
例と同様の効果を得られるだけでなく、高周波部品の外
周に、バネ性金属材料の薄板でヒダ状に形成したクリッ
プを取付け、内カバーをはさみ込むことにより、高周波
部品と内カバーとの電気導通が確実に得られる。さら
に、高温・高湿の連続サイクルによる劣化・収縮が少な
いため、安定した製品性能を備えた、信頼性の高い電子
機器を得ることができる。そしてさらに、内カバーをク
リップにはめ込む構造なので、内カバーの取付が容易で
あり、強い振動が加わった場合においても内カバーと高
周波部品との電気導通がなくなることのない、信頼性の
高い電子機器を得ることができる。
【0033】第5の実施例においては、上記第1、上記
第2の実施例と同様の効果を得られるだけでなく、内カ
バーの高周波部品上面と同形状の穴部周囲に、複数個の
接合穴を設け、導伝性ゴム系材料を、上記接合穴に充填
してリップ形状に形成することにより、連続して加わる
振動や、高温・高湿の連続サイクルによる、内カバーと
導伝性ゴム系材料モールド部の境界面からのハク離が防
止されるので、さらに高い信頼性を確保した電子機器を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による電子機器を示す
外観図である。
【図2】図1における断面CCを示す図である。
【図3】図2における高周波部品部の部分詳細図であ
る。
【図4】図3における断面DDを示す図である。
【図5】方形導波管を示す図である。
【図6】従来の電子機器の高周波部品部の部分断面図で
ある。
【図7】本発明における電子機器の高周波部品部の部分
断面図である。
【図8】この発明の第2の実施例による高周波部品の部
分詳細図である。
【図9】図8における断面EEを示す図である。
【図10】この発明の第3の実施例による高周波部品の
部分詳細図である。
【図11】図10における断面FFを示す図である。
【図12】この発明の第4の実施例による高周波部品の
部分詳細図である。
【図13】この発明の第4の実施例によるクリップ部の
詳細図である。
【図14】この発明の第5の実施例による高周波部品の
部分詳細図である。
【図15】この発明の第5の実施例による内カバー部の
詳細図である。
【図16】この発明の第5の実施例によるシールラバー
部の詳細図である。
【図17】従来の電子機器を示す外観図である。
【図18】図17における断面AAを示す図である。
【図19】図18における高周波部品の部分詳細図であ
る。
【図20】図19における断面BBを示す図である。
【符号の説明】
1 デバイス部品 2 セラミック基板 3 キャリア 4 高周波部品 5 高周波部品入力端子 6 高周波部品出力端子 7 金リボン 8 シャーシ 9 シャーシ開口部 10 シャーシ第1の面 11 シャーシ第2の面 12 入力コネクタ 13 シャーシ第3の面 14 出力コネクタ 15 内カバー 16 シャーシ第4の面 17 フィンガー 18 外カバー 19 シャーシ第5の面 20 内カバー 21 内カバー開口部 22 導伝性接着剤 23 内カバー 24 内カバー開口部 25 シールラバー 26 内カバー 27 内カバー開口部 28 フィンガー 29 クリップ 30 内カバー 31 内カバー 32 内カバー開口部 33 接合穴 34 シールラバー 35 a寸法 36 b寸法

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面には、外部からの電気信号の入
    力コネクタが設けられ、上記第1の面と相対する第2の
    面には、電気信号を外部へ出力するための出力コネクタ
    を具備し、金属材料によって形成した箱状のケースと、
    上記ケース内部にネジ止めにより収納され、かつ、熱応
    力緩和用金属材料にハンダ付けされたセラミック基板
    と、上記ケース内部にネジ止めにより収納され、上記セ
    ラミック基板とは、金リボンによって接続され、表面が
    金属材料によって形成されている高周波部品と、上記高
    周波部品への電波の洩れ込みを防止する形状をなす様
    に、上記高周波部品の上部を突出できるような開口部を
    有する金属板を上記セラミック基板表面の電気部品と接
    触しない位置で上記ケースに、導電性接着剤で固定し、
    上記高周波部品とは導電性材料で接触し、電気的導通を
    得られるEMI(Electro Magnetic
    Interference)シールドカバーと、ネジ止
    めにより上記ケースに固定される部品保護用カバーとで
    構成したことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記EMIシールドカバーの高周波部品
    との接触部を導電性ゴムにてリップ状に成形したことを
    特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記EMIシールドカバーの高周波部品
    との接触部を、バネ性金属材料の薄板でリードフレーム
    状に成形したことを特徴とする請求項1記載の電子機
    器。
  4. 【請求項4】 上記高周波部品の外周に、バネ性金属材
    料の薄板からなるヒダ状に形成したクリップを取付け
    て、上記EMIシールドカバーをはさみ込むことによ
    り、高周波部品とEMIシールドカバーとを接触するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 上記EMIシールドカバーの開口部の周
    囲には複数個の接合穴を設け、上記接合穴に導電性ゴム
    を充填してリップ状に成形することにより、高周波部品
    と接触するようにしたことを特徴とする請求項1もしく
    は請求項2記載の電子機器。
JP30808093A 1993-12-08 1993-12-08 高周波モジュール Pending JPH07162183A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6666719B1 (en) 1999-06-29 2003-12-23 Nec Tokin Corporation Connectors with shroud having internal grounded shield

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US6666719B1 (en) 1999-06-29 2003-12-23 Nec Tokin Corporation Connectors with shroud having internal grounded shield

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