JP2001014908A - プロジェクタ型前照灯 - Google Patents
プロジェクタ型前照灯Info
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- F21S45/60—Heating of lighting devices, e.g. for demisting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 プロジェクタ型前照灯のすれ違いビーム配光
を形成する際、高精度のものが要求されるため、コスト
アップの問題があったが、これを解決する。 【解決手段】 反射鏡2を一箇所に切り欠き2aを形成
し、すれ違いビーム配光位置とした時には、切り欠きを
通り抜けた光源3の直射光を遮光板5近傍に収束させた
後、投影レンズ4を通して前に配光パターンの下向き光
成分として投射するように反射する回転楕円形状の第一
補助反射面6と、走行ビーム配光位置にした時には、切
り欠きを通り抜けた光源の直射光を配光パターンの上向
き光成分として投射するように反射する回転放物面形状
の第二補助反射面7とを備えたプロジェクタ型前照灯1
としたことで、確実な配光パターンの切り替えが可能と
なる。又、すれ違いビーム配光から走行ビーム配光に切
り替えると、第二補助反射面の反射光による上向き配光
パターンが加わり、好適な配光パターンが得られる。
を形成する際、高精度のものが要求されるため、コスト
アップの問題があったが、これを解決する。 【解決手段】 反射鏡2を一箇所に切り欠き2aを形成
し、すれ違いビーム配光位置とした時には、切り欠きを
通り抜けた光源3の直射光を遮光板5近傍に収束させた
後、投影レンズ4を通して前に配光パターンの下向き光
成分として投射するように反射する回転楕円形状の第一
補助反射面6と、走行ビーム配光位置にした時には、切
り欠きを通り抜けた光源の直射光を配光パターンの上向
き光成分として投射するように反射する回転放物面形状
の第二補助反射面7とを備えたプロジェクタ型前照灯1
としたことで、確実な配光パターンの切り替えが可能と
なる。又、すれ違いビーム配光から走行ビーム配光に切
り替えると、第二補助反射面の反射光による上向き配光
パターンが加わり、好適な配光パターンが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車などの車両に
設置される車輌用前照灯に関するものであり、詳細に
は、回転楕円面形状の反射面を有する反射鏡と、この反
射鏡の第一焦点位置に配置された光源と、前記反射鏡の
第二焦点位置近傍に配置された遮光板と、さらにこの遮
光板の前方に設置され遮光板近傍に焦点を有する投影レ
ンズとにより配光特性を形成する構成とされたプロジェ
クタ型前照灯において、すれ違いビーム用配光と走行ビ
ーム用配光との切換を行なうときの構成に関するもので
ある。
設置される車輌用前照灯に関するものであり、詳細に
は、回転楕円面形状の反射面を有する反射鏡と、この反
射鏡の第一焦点位置に配置された光源と、前記反射鏡の
第二焦点位置近傍に配置された遮光板と、さらにこの遮
光板の前方に設置され遮光板近傍に焦点を有する投影レ
ンズとにより配光特性を形成する構成とされたプロジェ
クタ型前照灯において、すれ違いビーム用配光と走行ビ
ーム用配光との切換を行なうときの構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプロジェクタ型前照灯は
例えば図21に示すように構成されており、プロジェク
タ型前照灯90は、回転楕円面形状の反射面を有する反
射鏡91と、この反射鏡91の第一焦点位置に設置され
た光源92と、前記反射鏡91の第二焦点位置近傍に設
置された遮光板93と、さらにこの遮光板93の前方に
設置され遮光板93の近傍に焦点を有する投影レンズ9
4とから構成されている。このとき、遮光板93は、回
動軸93aと図示しないソレノイドなどの駆動部とによ
って回動自在な構成となっており、すれ違いビーム用配
光を形成するときには、図示の通り光路中に遮光板93
を位置させることで、すれ違い配光として不要である上
向き光を遮蔽するものであり、走行ビーム用配光を形成
するときには、光路中から遮光板93を回動により退去
させることで、上記すれ違い配光に上向き光が加わって
走行ビームに適した配光が得られるものであって、遮光
板93の回動によってすれ違いビーム用配光と走行ビー
ム用配光との切換が可能な構成となっている。
例えば図21に示すように構成されており、プロジェク
タ型前照灯90は、回転楕円面形状の反射面を有する反
射鏡91と、この反射鏡91の第一焦点位置に設置され
た光源92と、前記反射鏡91の第二焦点位置近傍に設
置された遮光板93と、さらにこの遮光板93の前方に
設置され遮光板93の近傍に焦点を有する投影レンズ9
4とから構成されている。このとき、遮光板93は、回
動軸93aと図示しないソレノイドなどの駆動部とによ
って回動自在な構成となっており、すれ違いビーム用配
光を形成するときには、図示の通り光路中に遮光板93
を位置させることで、すれ違い配光として不要である上
向き光を遮蔽するものであり、走行ビーム用配光を形成
するときには、光路中から遮光板93を回動により退去
させることで、上記すれ違い配光に上向き光が加わって
走行ビームに適した配光が得られるものであって、遮光
板93の回動によってすれ違いビーム用配光と走行ビー
ム用配光との切換が可能な構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のプロジェクタ型前照灯90の場合、すれ違いビ
ーム配光を形成する際に、遮光を行なう部分と行なわな
い部分との境界線(以下カットオフと称する)が生じる
位置に極めて高い精度が要求されるため、遮光板93の
カットオフ形成部93bが設定される位置に高い精度が
要求されるものとなる。
た従来のプロジェクタ型前照灯90の場合、すれ違いビ
ーム配光を形成する際に、遮光を行なう部分と行なわな
い部分との境界線(以下カットオフと称する)が生じる
位置に極めて高い精度が要求されるため、遮光板93の
カットオフ形成部93bが設定される位置に高い精度が
要求されるものとなる。
【0004】従って、前記回動軸93aなど遮光板93
を回動させるための機構は、繰り返して動作を行なった
ときにも必ず同じ位置にカットオフ形成部93bが設定
されるように極めて高精度のものを採用しなければなら
ず、また、車両の走行中に生じる振動などによっても振
れや位置の移動を生じない構成のものとしなければなら
ず、結果としてはプロジェクタ型前照灯90がコストア
ップしてしまうという問題があった。
を回動させるための機構は、繰り返して動作を行なった
ときにも必ず同じ位置にカットオフ形成部93bが設定
されるように極めて高精度のものを採用しなければなら
ず、また、車両の走行中に生じる振動などによっても振
れや位置の移動を生じない構成のものとしなければなら
ず、結果としてはプロジェクタ型前照灯90がコストア
ップしてしまうという問題があった。
【0005】また、すれ違いビーム配光から走行ビーム
配光に切り換える際は、遮光板93を光路中から退去さ
せることで、すれ違いビーム配光パターンからカットオ
フを無くして上向き光を追加するだけのものであるた
め、手前側の明るさは変化せずに遠方の明るさが増える
だけなので、たとえ遠方の明るさが足りていても、運転
者にとっては遠方の視認性が悪いといった問題もあり、
これらの問題の解決が課題とされるものとなっている。
配光に切り換える際は、遮光板93を光路中から退去さ
せることで、すれ違いビーム配光パターンからカットオ
フを無くして上向き光を追加するだけのものであるた
め、手前側の明るさは変化せずに遠方の明るさが増える
だけなので、たとえ遠方の明るさが足りていても、運転
者にとっては遠方の視認性が悪いといった問題もあり、
これらの問題の解決が課題とされるものとなっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、回転楕円面形
状の反射面を有する反射鏡と、該反射鏡の第一焦点位置
に設置された光源と、前記反射鏡の第二焦点位置近傍に
設置され配光パターンのカットオフを形成する遮光板
と、該遮光板の前方に設置され遮光板の近傍に焦点を有
する投影レンズとから成るプロジェクタ型前照灯におい
て、前記反射鏡は少なくとも一箇所に切り欠きが形成さ
れていると共に光軸を回動の軸としてすれ違いビーム配
光位置と走行ビーム配光位置とに回動自在とし、前記反
射鏡をすれ違いビーム配光位置としたときには、前記切
り欠きを通り抜けた光源の直射光を前記遮光板近傍に収
束させた後前記投影レンズを通して前方に配光パターン
の下向き光成分として投射するように反射する回転楕円
面形状の第一補助反射面と、前記反射鏡を走行ビーム配
光位置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた光源
の直射光を配光パターンの上向き光成分として投射する
ように反射する回転放物面形状の第二補助反射面とを備
えたことをことを特徴とするプロジェクタ型前照灯を提
供することで課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、回転楕円面形
状の反射面を有する反射鏡と、該反射鏡の第一焦点位置
に設置された光源と、前記反射鏡の第二焦点位置近傍に
設置され配光パターンのカットオフを形成する遮光板
と、該遮光板の前方に設置され遮光板の近傍に焦点を有
する投影レンズとから成るプロジェクタ型前照灯におい
て、前記反射鏡は少なくとも一箇所に切り欠きが形成さ
れていると共に光軸を回動の軸としてすれ違いビーム配
光位置と走行ビーム配光位置とに回動自在とし、前記反
射鏡をすれ違いビーム配光位置としたときには、前記切
り欠きを通り抜けた光源の直射光を前記遮光板近傍に収
束させた後前記投影レンズを通して前方に配光パターン
の下向き光成分として投射するように反射する回転楕円
面形状の第一補助反射面と、前記反射鏡を走行ビーム配
光位置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた光源
の直射光を配光パターンの上向き光成分として投射する
ように反射する回転放物面形状の第二補助反射面とを備
えたことをことを特徴とするプロジェクタ型前照灯を提
供することで課題を解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明を図に示す実施形態に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0008】図1乃至図2に示すものは本発明に係るプ
ロジェクタ型前照灯の第一実施形態の要部を示す斜視図
であり、このプロジェクタ型前照灯1は、回転楕円面形
状の反射面を有する反射鏡2と、この反射鏡2の第一焦
点位置近傍にフィラメント3aが設置されたハロゲン電
球等の光源3と、反射鏡2の第二焦点位置近傍に設置さ
れ配光パターンのカットオフを形成する遮光板5と、遮
光板5の前方に設置され遮光板5の近傍に焦点を有する
投影レンズ4とから成る点は従来例のものと同じであ
る。
ロジェクタ型前照灯の第一実施形態の要部を示す斜視図
であり、このプロジェクタ型前照灯1は、回転楕円面形
状の反射面を有する反射鏡2と、この反射鏡2の第一焦
点位置近傍にフィラメント3aが設置されたハロゲン電
球等の光源3と、反射鏡2の第二焦点位置近傍に設置さ
れ配光パターンのカットオフを形成する遮光板5と、遮
光板5の前方に設置され遮光板5の近傍に焦点を有する
投影レンズ4とから成る点は従来例のものと同じであ
る。
【0009】ここで本実施形態におけるプロジェクタ型
前照灯1は、反射鏡2に切り欠き2aが形成されている
と共に、この反射鏡2が光軸を回動の軸として以下のよ
うにすれ違いビーム配光位置と走行ビーム配光位置とに
回動自在な構成とされている。
前照灯1は、反射鏡2に切り欠き2aが形成されている
と共に、この反射鏡2が光軸を回動の軸として以下のよ
うにすれ違いビーム配光位置と走行ビーム配光位置とに
回動自在な構成とされている。
【0010】即ち、図1及び図3〜図5は、前記反射鏡
2をすれ違いビーム配光位置としたときの状態を示すも
のであり、図1は斜視図、図3は水平断面図、図4は投
影レンズ4及び遮光板5を省略して示す正面図、図5は
垂直断面図である。これらの図に示す通り、反射鏡2を
すれ違いビーム配光位置としたときには、反射鏡2の切
り欠き2aが右側方に位置した状態で停止している。そ
して、反射鏡2の外側には、この状態で切り欠き2aを
覆うように反射鏡2の右側方に回転楕円面形状の第一補
助反射面6が設けられており、切り欠き2aを通り抜け
た光源3の直射光を遮光板5近傍に反射、収束させた
後、投影レンズ4を通して前方に配光パターンの下向き
光成分として投射する構成となっている。
2をすれ違いビーム配光位置としたときの状態を示すも
のであり、図1は斜視図、図3は水平断面図、図4は投
影レンズ4及び遮光板5を省略して示す正面図、図5は
垂直断面図である。これらの図に示す通り、反射鏡2を
すれ違いビーム配光位置としたときには、反射鏡2の切
り欠き2aが右側方に位置した状態で停止している。そ
して、反射鏡2の外側には、この状態で切り欠き2aを
覆うように反射鏡2の右側方に回転楕円面形状の第一補
助反射面6が設けられており、切り欠き2aを通り抜け
た光源3の直射光を遮光板5近傍に反射、収束させた
後、投影レンズ4を通して前方に配光パターンの下向き
光成分として投射する構成となっている。
【0011】図2及び図6〜図8は、前記反射鏡2を走
行ビーム配光位置としたときの状態を示すものであり、
図2は斜視図、図6は水平断面図、図7は投影レンズ4
及び遮光板5を省略して示す正面図、図8は垂直断面図
である。これらの図に示す通り、反射鏡2を走行ビーム
配光位置としたときには、反射鏡2の切り欠き2aが上
方に位置した状態で停止している。そして、反射鏡2の
外側には、この状態で切り欠き2aを覆うように反射鏡
2の上方に回転放物面形状の第二補助反射面7が設けら
れており、切り欠き2aを通り抜けた光源の直射光を投
影レンズ4を通さずに反射し、配光パターンの上向き光
成分として投射する構成となっている。
行ビーム配光位置としたときの状態を示すものであり、
図2は斜視図、図6は水平断面図、図7は投影レンズ4
及び遮光板5を省略して示す正面図、図8は垂直断面図
である。これらの図に示す通り、反射鏡2を走行ビーム
配光位置としたときには、反射鏡2の切り欠き2aが上
方に位置した状態で停止している。そして、反射鏡2の
外側には、この状態で切り欠き2aを覆うように反射鏡
2の上方に回転放物面形状の第二補助反射面7が設けら
れており、切り欠き2aを通り抜けた光源の直射光を投
影レンズ4を通さずに反射し、配光パターンの上向き光
成分として投射する構成となっている。
【0012】図9は、前記反射鏡2をすれ違いビーム配
光位置としたときのすれ違いビーム配光パターンを示し
ており、(a)は反射鏡2の反射光のみによる配光パタ
ーン、(b)は反射鏡2と第一補助反射面6の反射光を
合成して得られる配光パターン即ち本実施形態における
すれ違いビーム配光パターンを示している。
光位置としたときのすれ違いビーム配光パターンを示し
ており、(a)は反射鏡2の反射光のみによる配光パタ
ーン、(b)は反射鏡2と第一補助反射面6の反射光を
合成して得られる配光パターン即ち本実施形態における
すれ違いビーム配光パターンを示している。
【0013】このように、すれ違いビーム配光パターン
は、反射鏡2の反射光が遮光板5によってカットオフの
形成された下向きな配光パターン(a)に、第一補助反
射面6の反射光が同じく遮光板5によってカットオフの
形成された下向きの配向パターンとしてさらに加わっ
て、より手前側の明るいすれ違いビーム配光パターンと
して好適な配光パターン(b)として形成されるもので
ある。
は、反射鏡2の反射光が遮光板5によってカットオフの
形成された下向きな配光パターン(a)に、第一補助反
射面6の反射光が同じく遮光板5によってカットオフの
形成された下向きの配向パターンとしてさらに加わっ
て、より手前側の明るいすれ違いビーム配光パターンと
して好適な配光パターン(b)として形成されるもので
ある。
【0014】図10は、前記反射鏡2を走行ビーム配光
位置とした時の走行ビーム配光パターンを示しており、
(a)は反射鏡2の反射光のみによる配光パターン、
(b)は反射鏡2と第二補助反射面7の反射光を合成し
て得られる配光パターン即ち本実施形態における走行ビ
ーム配光パターンを示している。
位置とした時の走行ビーム配光パターンを示しており、
(a)は反射鏡2の反射光のみによる配光パターン、
(b)は反射鏡2と第二補助反射面7の反射光を合成し
て得られる配光パターン即ち本実施形態における走行ビ
ーム配光パターンを示している。
【0015】このように、走行ビーム配光パターンは、
すれ違いビーム位置の時と同様に反射鏡2の反射光は遮
光板5によってカットオフの形成された下向きな配光パ
ターン(a)として形成され、すれ違い配光位置のとき
に手前側Aを照明していた第一補助反射面6に替えて第
二補助反射面7の反射光によるカットオフの無い上向き
の配光パターンが加わるため、手前側Aを照明していた
配光が無くなって手前側Aが暗くなり遠方視認性の良好
な走行ビーム配光パターンとして好適な配光パターン
(b)が形成されるものである。
すれ違いビーム位置の時と同様に反射鏡2の反射光は遮
光板5によってカットオフの形成された下向きな配光パ
ターン(a)として形成され、すれ違い配光位置のとき
に手前側Aを照明していた第一補助反射面6に替えて第
二補助反射面7の反射光によるカットオフの無い上向き
の配光パターンが加わるため、手前側Aを照明していた
配光が無くなって手前側Aが暗くなり遠方視認性の良好
な走行ビーム配光パターンとして好適な配光パターン
(b)が形成されるものである。
【0016】図11は本発明の第二実施形態であり、前
の実施形態では反射鏡2に切り欠き2aが右側方部一箇
所にのみ設けられていたが、この第二実施形態では切り
欠き2aが左右2箇所に設けられており、これに対応し
て第一補助反射面6も左右に2つ設けられ、第二補助反
射面7もまた上下に2つ設けられている。このとき、左
右に2つ設けられた第一補助反射面6と上下に2つ設け
られた第二補助反射面7とは、正面から見て略十字型に
一つの反射鏡として一体に形成されていて、その中央部
に光源3が固定されている。
の実施形態では反射鏡2に切り欠き2aが右側方部一箇
所にのみ設けられていたが、この第二実施形態では切り
欠き2aが左右2箇所に設けられており、これに対応し
て第一補助反射面6も左右に2つ設けられ、第二補助反
射面7もまた上下に2つ設けられている。このとき、左
右に2つ設けられた第一補助反射面6と上下に2つ設け
られた第二補助反射面7とは、正面から見て略十字型に
一つの反射鏡として一体に形成されていて、その中央部
に光源3が固定されている。
【0017】図12乃至図14は、この第二実施形態に
おけるプロジェクタ型前照灯1の反射鏡2をすれ違いビ
ーム配光位置としたときの状態を示すものであり、図1
2は水平断面図、図13は投影レンズ4及び遮光板5を
省略して示す正面図、図14は垂直断面図である。これ
らの図に示す通り、反射鏡2をすれ違いビーム配光位置
としたときには、反射鏡2の2つの切り欠き2aが左右
両側に位置した状態で停止している。そして、反射鏡2
の外側には、この状態で左右の切り欠き2aを覆うよう
に反射鏡2の左右両側に回転楕円面形状の第一補助反射
面6が設けられており、切り欠き2aを通り抜けた光源
3の直射光を遮光板5近傍に反射、収束させた後、投影
レンズ4を通して前方に配光パターンの下向き光成分と
して投射する構成となっている。
おけるプロジェクタ型前照灯1の反射鏡2をすれ違いビ
ーム配光位置としたときの状態を示すものであり、図1
2は水平断面図、図13は投影レンズ4及び遮光板5を
省略して示す正面図、図14は垂直断面図である。これ
らの図に示す通り、反射鏡2をすれ違いビーム配光位置
としたときには、反射鏡2の2つの切り欠き2aが左右
両側に位置した状態で停止している。そして、反射鏡2
の外側には、この状態で左右の切り欠き2aを覆うよう
に反射鏡2の左右両側に回転楕円面形状の第一補助反射
面6が設けられており、切り欠き2aを通り抜けた光源
3の直射光を遮光板5近傍に反射、収束させた後、投影
レンズ4を通して前方に配光パターンの下向き光成分と
して投射する構成となっている。
【0018】図15乃至図17は、この第二実施形態に
おけるプロジェクタ型前照灯1の反射鏡2を走行ビーム
配光位置としたときの状態を示すものであり、図15は
水平断面図、図16は投影レンズ4及び遮光板5を省略
して示す正面図、図17は垂直断面図である。これらの
図に示す通り、反射鏡2を走行ビーム配光位置としたと
きには、反射鏡2の切り欠き2aが上下に位置した状態
で停止している。そして、反射鏡2の外側には、この状
態で上下の切り欠き2aを覆うように反射鏡2の上下に
回転放物面形状の第二補助反射面7が設けられており、
切り欠き2aを通り抜けた光源3の直射光を配光パター
ンの上向き光成分として投射する構成となっている。
おけるプロジェクタ型前照灯1の反射鏡2を走行ビーム
配光位置としたときの状態を示すものであり、図15は
水平断面図、図16は投影レンズ4及び遮光板5を省略
して示す正面図、図17は垂直断面図である。これらの
図に示す通り、反射鏡2を走行ビーム配光位置としたと
きには、反射鏡2の切り欠き2aが上下に位置した状態
で停止している。そして、反射鏡2の外側には、この状
態で上下の切り欠き2aを覆うように反射鏡2の上下に
回転放物面形状の第二補助反射面7が設けられており、
切り欠き2aを通り抜けた光源3の直射光を配光パター
ンの上向き光成分として投射する構成となっている。
【0019】以上のようにこの第二実施形態によれば、
第一実施形態と比較して反射鏡2の切り欠き2aが2箇
所に増えており、第一補助反射鏡6及び第二補助反射鏡
7もこれに対応してそれぞれ二枚に増えているため、第
一補助反射鏡6による反射光の量と第二補助反射鏡7に
よる反射光の量はそれぞれ単純に二倍になるため、すれ
違いビーム配光と走行ビーム配光とを切り替えた際に切
り替わる手前側の明るさと遠方の明るさも二倍となって
メリハリの効いたものとなり、より遠方視認性の向上が
図れる。
第一実施形態と比較して反射鏡2の切り欠き2aが2箇
所に増えており、第一補助反射鏡6及び第二補助反射鏡
7もこれに対応してそれぞれ二枚に増えているため、第
一補助反射鏡6による反射光の量と第二補助反射鏡7に
よる反射光の量はそれぞれ単純に二倍になるため、すれ
違いビーム配光と走行ビーム配光とを切り替えた際に切
り替わる手前側の明るさと遠方の明るさも二倍となって
メリハリの効いたものとなり、より遠方視認性の向上が
図れる。
【0020】図18は、本発明の反射鏡2を回動する駆
動機構の第一実施例を示す分解斜視図である。反射鏡2
は灯室内に固定された回動支持板8の開口部8aに嵌め
込まれていると共に、反射鏡2の開口端周縁部には筒状
段差部2bによって段差が設けられていて、この筒状段
差部2bによる段差によって反射鏡2は回動支持板8の
開口部8aを通り抜けずに引っ掛かるようになってい
る。そして、この反射鏡2が回動支持板8の開口部8a
に嵌め込まれた状態で、筒状段差部2bを挟持するよう
に蓋10をネジ9によって回動支持板8のネジ穴8bに
固定し、反射鏡2が回動支持板8から抜け落ちることを
防止すると共に反射鏡2の回動のみを許容するようにさ
れている。
動機構の第一実施例を示す分解斜視図である。反射鏡2
は灯室内に固定された回動支持板8の開口部8aに嵌め
込まれていると共に、反射鏡2の開口端周縁部には筒状
段差部2bによって段差が設けられていて、この筒状段
差部2bによる段差によって反射鏡2は回動支持板8の
開口部8aを通り抜けずに引っ掛かるようになってい
る。そして、この反射鏡2が回動支持板8の開口部8a
に嵌め込まれた状態で、筒状段差部2bを挟持するよう
に蓋10をネジ9によって回動支持板8のネジ穴8bに
固定し、反射鏡2が回動支持板8から抜け落ちることを
防止すると共に反射鏡2の回動のみを許容するようにさ
れている。
【0021】さらに、反射鏡2の筒状段差部2bには部
分的に平歯車部2cが形成され、減速ギア11を介して
モータ12の出力軸に軸着したピニオンギア12aが各
々噛み合わされて動力が伝達されるようになっている。
これによって、モータ12を駆動すれば、モータ12の
出力軸が回転し、ピニオンギア12aから減速ギア11
を経由して反射鏡2の平歯車部2cに動力が伝達し、反
射鏡2が回転する。
分的に平歯車部2cが形成され、減速ギア11を介して
モータ12の出力軸に軸着したピニオンギア12aが各
々噛み合わされて動力が伝達されるようになっている。
これによって、モータ12を駆動すれば、モータ12の
出力軸が回転し、ピニオンギア12aから減速ギア11
を経由して反射鏡2の平歯車部2cに動力が伝達し、反
射鏡2が回転する。
【0022】図19は、本発明の反射鏡2を回動する駆
動機構の第二実施例を示す斜視図である。ここで反射鏡
2が回動支持板8の開口部8aに嵌め込まれていると共
に、反射鏡2の開口端周縁部には筒状段差部2bによっ
て段差が設けられていて、反射鏡2が回動支持板8から
抜け落ちないように、なお且つ反射鏡2の回動のみを許
容するように固定されている点は第一実施例と同様であ
る。
動機構の第二実施例を示す斜視図である。ここで反射鏡
2が回動支持板8の開口部8aに嵌め込まれていると共
に、反射鏡2の開口端周縁部には筒状段差部2bによっ
て段差が設けられていて、反射鏡2が回動支持板8から
抜け落ちないように、なお且つ反射鏡2の回動のみを許
容するように固定されている点は第一実施例と同様であ
る。
【0023】この第二実施例は、動力源として第一実施
例のモータ12に替えてソレノイド13を用いた例であ
り、反射鏡2の筒状段差部2bには3つのリブ2d、2
e、2fが設けられ、回動支持板8には3つのピン8
c、8d、8eが突設されている。リブ2dはバネ固定
用のリブであり、バネ16の一端が係止されており、バ
ネ16の他端は回動支持板8のピン8eに係止されてい
て、反射鏡2に反時計回りの方向に引っ張る力が加えら
れている。一方、リブ2fは、ソレノイド13の連接棒
15係止用のリブであり、ソレノイド13に通電される
ことでプランジャー14が吸引され連接棒15が押し下
げられて、リブ2fには反射鏡2を時計回りに回転させ
る力が加わる。
例のモータ12に替えてソレノイド13を用いた例であ
り、反射鏡2の筒状段差部2bには3つのリブ2d、2
e、2fが設けられ、回動支持板8には3つのピン8
c、8d、8eが突設されている。リブ2dはバネ固定
用のリブであり、バネ16の一端が係止されており、バ
ネ16の他端は回動支持板8のピン8eに係止されてい
て、反射鏡2に反時計回りの方向に引っ張る力が加えら
れている。一方、リブ2fは、ソレノイド13の連接棒
15係止用のリブであり、ソレノイド13に通電される
ことでプランジャー14が吸引され連接棒15が押し下
げられて、リブ2fには反射鏡2を時計回りに回転させ
る力が加わる。
【0024】このとき、リブ2eは位置決め用のリブで
あり、回動支持板8に突設されたピン8c、8dはそれ
ぞれ位置決め用のピンである。即ち、ソレノイド13に
通電されていない状態では、反射鏡2はバネ16の力に
よって反時計回りの方向に引っ張られる力が加えられて
おり、リブ2eはピン8cに押し付けられた状態で回転
が止められている。そして、ソレノイド13に通電され
ると、反射鏡2は時計回りに回転して、今度はリブ2e
がピン8dに押し付けられた状態で回転が止められる。
あり、回動支持板8に突設されたピン8c、8dはそれ
ぞれ位置決め用のピンである。即ち、ソレノイド13に
通電されていない状態では、反射鏡2はバネ16の力に
よって反時計回りの方向に引っ張られる力が加えられて
おり、リブ2eはピン8cに押し付けられた状態で回転
が止められている。そして、ソレノイド13に通電され
ると、反射鏡2は時計回りに回転して、今度はリブ2e
がピン8dに押し付けられた状態で回転が止められる。
【0025】こうして位置決め用のリブ2eとピン8
c、8dとによって、2つの位置で回転が止められるの
で、一方の停止位置をすれ違いビーム配光位置とし、も
う一方の停止位置を走行ビーム配光位置とすれば、簡単
な構造で確実な配光の切り替えが可能となる。なお、第
一実施例においてもこれら位置決め用のリブ2eとピン
8c、8dとを設ければ、同様の効果が得られる。
c、8dとによって、2つの位置で回転が止められるの
で、一方の停止位置をすれ違いビーム配光位置とし、も
う一方の停止位置を走行ビーム配光位置とすれば、簡単
な構造で確実な配光の切り替えが可能となる。なお、第
一実施例においてもこれら位置決め用のリブ2eとピン
8c、8dとを設ければ、同様の効果が得られる。
【0026】図20は、本発明の反射鏡2を回動する駆
動機構の第三実施例を示す斜視図であり、この実施例で
は、駆動源としてソレノイド13を用いる点は第二実施
例と同じであるが、反射鏡2の筒状段差部2bの一部に
第一実施例と同様に平歯車部2cが設けられており、こ
の平歯車部2cと噛み合うラック18をソレノイド13
に固定している。そして、ソレノイド13に通電するこ
とでプランジャー14が吸引され連接棒17が横方向に
引っ張られてラック18は横方向に移動させられるた
め、反射鏡2には平歯車部2cを介して時計回りに回転
させる力が加えられるようになる。そのほか、バネ16
によって反射鏡2を反時計回りに引っ張る力が加えられ
ていて、リブ2eとピン8c、8dとによって回転が止
められる点は第二実施例と同じであり、第二実施例と同
様にソレノイド13の駆動によって反射鏡2はすれ違い
ビーム配光位置と走行ビーム配光位置とに配光の切り替
えが可能なものとなる。
動機構の第三実施例を示す斜視図であり、この実施例で
は、駆動源としてソレノイド13を用いる点は第二実施
例と同じであるが、反射鏡2の筒状段差部2bの一部に
第一実施例と同様に平歯車部2cが設けられており、こ
の平歯車部2cと噛み合うラック18をソレノイド13
に固定している。そして、ソレノイド13に通電するこ
とでプランジャー14が吸引され連接棒17が横方向に
引っ張られてラック18は横方向に移動させられるた
め、反射鏡2には平歯車部2cを介して時計回りに回転
させる力が加えられるようになる。そのほか、バネ16
によって反射鏡2を反時計回りに引っ張る力が加えられ
ていて、リブ2eとピン8c、8dとによって回転が止
められる点は第二実施例と同じであり、第二実施例と同
様にソレノイド13の駆動によって反射鏡2はすれ違い
ビーム配光位置と走行ビーム配光位置とに配光の切り替
えが可能なものとなる。
【0027】なお、上記実施例はいずれも反射鏡2が嵌
め込まれる開口部8aを有する回動支持板8によって反
射鏡2の回動を支持する構造を例にとって説明してきた
が、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、灯
室内に複数の支持部材を設け、これらによって反射鏡2
の回動を支持するものでも良く、種々の設計変更が可能
である。
め込まれる開口部8aを有する回動支持板8によって反
射鏡2の回動を支持する構造を例にとって説明してきた
が、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、灯
室内に複数の支持部材を設け、これらによって反射鏡2
の回動を支持するものでも良く、種々の設計変更が可能
である。
【0028】また、反射鏡2を回動する駆動機構につい
ても上記実施例に限定されるものでなく、モータ、ソレ
ノイド以外の他の動力源および動力伝達手段を用いたも
のであっても良い。
ても上記実施例に限定されるものでなく、モータ、ソレ
ノイド以外の他の動力源および動力伝達手段を用いたも
のであっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、反
射鏡を、少なくとも一箇所に切り欠きを形成すると共に
光軸を回動の軸としてすれ違いビーム配光位置と走行ビ
ーム配光位置とに回動自在とし、すれ違いビーム配光位
置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた光源の直
射光を遮光板近傍に収束させた後投影レンズを通して前
方に配光パターンの下向き光成分として投射するように
反射する回転楕円面形状の第一補助反射面と、走行ビー
ム配光位置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた
光源の直射光を配光パターンの上向き光成分として投射
するように反射する回転放物面形状の第二補助反射面と
を備えたプロジェクタ型前照灯としたことで、従来のよ
うに遮光板を回動させる構成ではないので、遮光板のカ
ットオフ形成部の位置は常に固定され、簡単な構造で確
実な配光パターンの切り替えが可能となる。また、すれ
違いビーム配光から走行ビーム配光に切り替えると、す
れ違いビーム配光のときに手前側を照明していた第一補
助反射面に替えて第二補助反射面の反射光によるカット
オフの無い上向きの配光パターンが加わることで、手前
側を照明していた配光が無くなって手前側が暗くなり遠
方視認性の良好な走行ビーム配光パターンとして好適な
配光パターンが得られるといった効果をも奏するもので
ある。
射鏡を、少なくとも一箇所に切り欠きを形成すると共に
光軸を回動の軸としてすれ違いビーム配光位置と走行ビ
ーム配光位置とに回動自在とし、すれ違いビーム配光位
置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた光源の直
射光を遮光板近傍に収束させた後投影レンズを通して前
方に配光パターンの下向き光成分として投射するように
反射する回転楕円面形状の第一補助反射面と、走行ビー
ム配光位置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた
光源の直射光を配光パターンの上向き光成分として投射
するように反射する回転放物面形状の第二補助反射面と
を備えたプロジェクタ型前照灯としたことで、従来のよ
うに遮光板を回動させる構成ではないので、遮光板のカ
ットオフ形成部の位置は常に固定され、簡単な構造で確
実な配光パターンの切り替えが可能となる。また、すれ
違いビーム配光から走行ビーム配光に切り替えると、す
れ違いビーム配光のときに手前側を照明していた第一補
助反射面に替えて第二補助反射面の反射光によるカット
オフの無い上向きの配光パターンが加わることで、手前
側を照明していた配光が無くなって手前側が暗くなり遠
方視認性の良好な走行ビーム配光パターンとして好適な
配光パターンが得られるといった効果をも奏するもので
ある。
【図1】本発明に係るプロジェクタ型前照灯の第一実施
形態のすれ違いビーム配光状態における要部を示す斜視
図である。
形態のすれ違いビーム配光状態における要部を示す斜視
図である。
【図2】同じ実施形態の走行ビーム配光状態における要
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図3】同じ実施形態のすれ違いビーム配光状態におけ
る要部を示す水平断面図である。
る要部を示す水平断面図である。
【図4】同じ実施形態のすれ違いビーム配光状態におけ
る要部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を省
略して示した図である。
る要部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を省
略して示した図である。
【図5】同じ実施形態のすれ違いビーム配光状態におけ
る要部を示す垂直断面図である。
る要部を示す垂直断面図である。
【図6】同じ実施形態の走行ビーム配光状態における要
部を示す水平断面図である。
部を示す水平断面図である。
【図7】同じ実施形態の走行ビーム配光状態における要
部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を省略し
て示した図である。
部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を省略し
て示した図である。
【図8】同じ実施形態の走行ビーム配光状態における要
部を示す垂直断面図である。
部を示す垂直断面図である。
【図9】同じ実施形態のすれ違いビーム配光パターンを
示しており、(a)は反射鏡の反射光のみによる配光パ
ターン、(b)は反射鏡と第一補助反射面の反射光を合
成して得られるすれ違いビーム配光パターンである。
示しており、(a)は反射鏡の反射光のみによる配光パ
ターン、(b)は反射鏡と第一補助反射面の反射光を合
成して得られるすれ違いビーム配光パターンである。
【図10】同じ実施形態の走行ビーム配光パターンを示
しており、(a)は反射鏡の反射光のみによる配光パタ
ーン、(b)は反射鏡と第二補助反射面の反射光を合成
して得られる走行ビーム配光パターンである。
しており、(a)は反射鏡の反射光のみによる配光パタ
ーン、(b)は反射鏡と第二補助反射面の反射光を合成
して得られる走行ビーム配光パターンである。
【図11】本発明に係るプロジェクタ型前照灯の第二実
施形態の要部を示す斜視図である。
施形態の要部を示す斜視図である。
【図12】第二実施形態のすれ違いビーム配光状態にお
ける要部を示す水平断面図である。
ける要部を示す水平断面図である。
【図13】第二実施形態のすれ違いビーム配光状態にお
ける要部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を
省略して示した図である。
ける要部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を
省略して示した図である。
【図14】第二実施形態のすれ違いビーム配光状態にお
ける要部を示す垂直断面図である。
ける要部を示す垂直断面図である。
【図15】第二実施形態の走行ビーム配光状態における
要部を示す水平断面図である。
要部を示す水平断面図である。
【図16】第二実施形態の走行ビーム配光状態における
要部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を省略
して示した図である。
要部を示す正面図であり、投影レンズ及び遮光板を省略
して示した図である。
【図17】第二実施形態の走行ビーム配光状態における
要部を示す垂直断面図である。
要部を示す垂直断面図である。
【図18】反射鏡の駆動機構の第一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図19】反射鏡の駆動機構の第二実施例を示す斜視図
である。
である。
【図20】反射鏡の駆動機構の第三実施例を示す斜視図
である。
である。
【図21】従来例を示す垂直断面図である。
1……プロジェクタ型前照灯 2……反射鏡 2a……切り欠き 2b……筒状段差部 2c……平歯車部 2d……バネ固定用リブ 2e……位置決め用リブ 2f……ソレノイド連接棒係止用リブ 3……電球 3a……フィラメント 4……投影レンズ 5……遮光板 6……第一補助反射面 7……第二補助反射面 8……回動支持板 8a……開口部 8b……ネジ穴 8c,8d……位置決めピン 8e……バネ固定用ピン 9……ネジ 10……蓋 11……減速ギア 12……モータ 12a……ピニオンギア 13……ソレノイド 14……プランジャー 15……連接棒 16……バネ 17……連接棒 18……ラック
Claims (6)
- 【請求項1】回転楕円面形状の反射面を有する反射鏡
と、該反射鏡の第一焦点位置に設置された光源と、前記
反射鏡の第二焦点位置近傍に設置され配光パターンのカ
ットオフを形成する遮光板と、該遮光板の前方に設置さ
れ遮光板の近傍に焦点を有する投影レンズとから成るプ
ロジェクタ型前照灯において、前記反射鏡は少なくとも
一箇所に切り欠きが形成されていると共に光軸を回動の
軸としてすれ違いビーム配光位置と走行ビーム配光位置
とに回動自在とし、前記反射鏡をすれ違いビーム配光位
置としたときには、前記切り欠きを通り抜けた光源の直
射光を前記遮光板近傍に収束させた後前記投影レンズを
通して前方に配光パターンの下向き光成分として投射す
るように反射する回転楕円面形状の第一補助反射面と、
前記反射鏡を走行ビーム配光位置としたときには、前記
切り欠きを通り抜けた光源の直射光を配光パターンの上
向き光成分として投射するように反射する回転放物面形
状の第二補助反射面とを備えたことをことを特徴とする
プロジェクタ型前照灯。 - 【請求項2】前記第一補助反射面と第二補助反射面と
は、一つの反射鏡として一体に形成されていることを特
徴とする請求項1記載のプロジェクタ型前照灯。 - 【請求項3】前記反射鏡は、開口端周縁部に筒状段差部
を有すると共に、反射鏡自身を嵌め込む開口部を有し灯
室内に固定された回動支持部材を備え、該回動支持部材
は、前記反射鏡の筒状段差部が前記開口部に係止するこ
とで、前記反射鏡を回動自在に支持していることを特徴
とする請求項1乃至請求項2記載のプロジェクタ型前照
灯。 - 【請求項4】前記反射鏡は、筒状段差部の一部に平歯車
部を形成すると共に、反射鏡を回動する動力源としての
モータを備え、該モータの駆動による回転を伝える歯車
と前記平歯車部とを噛み合わせて動力を伝達することで
回動することを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ
型前照灯。 - 【請求項5】前記反射鏡は、筒状段差部の一部に平歯車
部を形成すると共に、反射鏡を回動する動力源としての
ソレノイドを備え、該ソレノイドの駆動を伝えるラック
と前記平歯車部とを噛み合わせて動力を伝達することで
回動することを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ
型前照灯。 - 【請求項6】前記反射鏡は、前記回動支持部材に固定さ
れたバネによって一方の回転方向に力が加えられている
と共に、反射鏡を回動する動力源としてのソレノイドを
備え、該ソレノイドの駆動により前記一方の回転方向と
は逆の回転方向への力が加えられるものとされ、前記反
射鏡の筒状段差部に形成された位置決め用リブが前記回
動支持部材の開口部周囲に沿って該位置決め用リブの両
側に設けられた二つの位置決めピンのいずれかに押し付
けられることで、前記反射鏡をすれ違いビーム配光位置
と走行ビーム配光位置とに回動するものとしたことを特
徴とする請求項3記載のプロジェクタ型前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11181344A JP2001014908A (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | プロジェクタ型前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11181344A JP2001014908A (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | プロジェクタ型前照灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001014908A true JP2001014908A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16099069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11181344A Pending JP2001014908A (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | プロジェクタ型前照灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001014908A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1538393A1 (fr) * | 2003-12-05 | 2005-06-08 | Valeo Vision | Projecteur verticalisé pour véhicule automobile |
CZ299706B6 (cs) * | 2003-02-04 | 2008-10-29 | Visteon Global Technologies, Inc. | Projektorová jednotka s variabilním reflektorem pro svetlomety motorových vozidel |
JP2009076476A (ja) * | 2009-01-09 | 2009-04-09 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用前照灯 |
JP2010108775A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用前照灯 |
CN110748851A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-02-04 | 华南理工大学 | 一种汽车前照灯光学系统 |
-
1999
- 1999-06-28 JP JP11181344A patent/JP2001014908A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ299706B6 (cs) * | 2003-02-04 | 2008-10-29 | Visteon Global Technologies, Inc. | Projektorová jednotka s variabilním reflektorem pro svetlomety motorových vozidel |
EP1538393A1 (fr) * | 2003-12-05 | 2005-06-08 | Valeo Vision | Projecteur verticalisé pour véhicule automobile |
FR2863342A1 (fr) * | 2003-12-05 | 2005-06-10 | Valeo Vision | Projecteur verticalise pour vehicule automobile |
JP2010108775A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用前照灯 |
JP2009076476A (ja) * | 2009-01-09 | 2009-04-09 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用前照灯 |
CN110748851A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-02-04 | 华南理工大学 | 一种汽车前照灯光学系统 |
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