JP2005259545A - 投射型自動車用ヘッドランプ - Google Patents

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篤 杉本
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Abstract

【課題】 配光切替時に対向車へのグレアを減少させること。
【解決手段】 略椀形状のリフレクター26と、リフレクター26の第1焦点F1に配置された光源24と、リフレクター26前方に配置された投射レンズ28と、リフレクター26の第2焦点F2近傍に配置され、リフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光の一部を遮る配光制御用の回転シェード34と、回転シェード34を回動させるモータとを備え、回転シェード34にはハイビーム,ロービーム,その他のビームにそれぞれ対応する遮光部を周方向に隣接配置し、ステッピングモータ58で回転シェード34を高速で回動させることで、ロービームLo−Rとその他のビーム(雨天用ビームWet−L,高速走行用ビームMW−L)間での配光切替時に、対向車に対するグレアの発生を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、略椀形状のリフレクターからの反射光を投射レンズによって前方に投射配光する投射型ヘッドランプに係り、特に、シェードを回動することにより配光を切り替えることのできる投射型自動車用ヘッドランプに関する。
この種のヘッドランプの従来技術としては、略楕円体形状のリフレクターと、リフレクターの略第1焦点に配置された光源と、リフレクターの第2焦点より前方に配置された投射レンズと、リフレクターの略第2焦点近傍に回転自在に配置され、リフレクターで反射されて投射レンズに向かう光の一部を遮る回転シェードとを備え、前記回転シェードは、水平支軸回りに回動可能で、この回転シェードを回動させることにより所定の配光パターンを形成する投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記回転シェードは、前記リフレクタの光軸の略真下において左右に分割され、それぞれが水平支軸回りに独立回動可能な複数の分割回転シェードからなり、各分割回転シェードに設けられた羽根状の遮光板は前記水平支軸方向に延長されて相互に重合するように構成されている(特許文献1参照)。この場合、各分割シェードは、複数のギアに連結された2台のモータの駆動により独立に回動できるようになっている。
特開平6−76604号公報(第2頁〜第3頁、図1)
しかしながら、前記した従来技術において、回転シェードの駆動源としてDC(直流)モータが採用されており、しかも各分割回転シェードに設けられた各遮光板の間隔が90度に設定されているので、ロービームとハイビーム以外のビームを対象にして配光を切り替えると、各分割シェードがそれぞれ独立に回動する過程で瞬間的にグレアが発生する恐れがある。すなわち、モータにDCモータを用いた場合、DCモータはその起動時に0から順次加速され、回転シェードが指定の回転角度に達するまでの時間が長く、すなわち切替に要する時間が長くなるので、一方の遮光板が光軸から外れ、他方の遮光板が光軸に近づくまでの間に、瞬間的にグレアが発生することがある。
また、回転シェードが分割シェードではなく、単一体で構成されている場合であっても、遮光板が90度離間して配置されている場合は、特にDCモータによる回転シェードの回転速度が遅いため、瞬間的にグレアが発生することがある。
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転シェードの回動速度を高めて配光の切り替えを瞬時に行うことで、配光切替時の対向車に対するグレアの発生を防止することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る投射型自動車用ヘッドランプにおいては、略椀形状のリフレクターと、前記リフレクターの略第1焦点に配置された光源と、前記リフレクターの第2焦点より前方に配置された投射レンズと、前記リフレクターの略第2焦点近傍であって前記投射レンズの光軸と略直交する方向に延在し、かつ回動自在に配設され、前記光軸近傍におけるその側縁部がリフレクター側から投射レンズに向かう光の一部を遮って所定の配光パターンを形成するように構成された配光制御用の回転シェードと、前記回転シェードを回動するモータと、を備えた投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記モータをステッピングモータで構成するようにした。
(作用)回転シェードを回動するためのモータをステッピングモータで構成したため、DCモータよりも高速度で回転シェードを回動することができる。すなわち、ステッピングモータは、その起動時に瞬時に、例えば、0.1秒で指定の回転角度(例えば45度)に達する。このため、配光切替時に、リフレクター側から投射レンズに向かう光がビーム対応遮光部のいずれかで適正に遮光されない状態(回転シェード上方の光通過領域が光軸の下方まで拡大される状態となって、クリアカットラインが上昇する形態)となる時間は瞬時で、それだけ対向車に対しグレア光とならない。
また、請求項2または4においては、請求項1記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記回転シェードには、少なくともハイビーム対応遮光部,ロービーム対応遮光部およびその他のビーム対応遮光部を周方向に順次隣接して配置するとともに、ハイビーム対応遮光部とロービーム対応遮光部間を略90度離間するように構成したものである。
(作用)使用頻度が最も高いロービーム対応遮光部に隣接してハイビーム対応遮光部が設けられており、ロービームとハイビーム間のスピーディな切り替えが可能である。
また、周方向に隣接するロービーム対応遮光部とハイビーム対応遮光部が接近すると、背の低いハイビーム対応遮光部により形成されるハイビーム(の配光パターン)が背の高いロービーム対応遮光部の遮光作用の影響を受けるおそれがあるが、ロービーム対応遮光部とハイビーム対応遮光部間は両者が周方向に大きく離間する略90度に設定されて、ハイビームがロービーム対応遮光部の遮光作用の影響を受けない構成となっている。なお、回転シェードを略90度回動させるために要す時間は、例えば約0.2秒という非常に短い時間で済むので、ハイビームとロービーム間の配光切り替えのスピーディさが損なわれることはない。
また、請求項3または4においては、請求項1記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記回転シェードには、少なくともハイビーム対応遮光部,ロービーム対応遮光部およびその他のビーム対応遮光部を周方向に順次隣接して配置するとともに、ロービーム対応遮光部とその他のビーム対応遮光部間を略45度離間するように構成したものである。
(作用)周方向に隣接する遮光部の間隔が狭過ぎると、投射レンズの焦点近傍に複数の遮光部が接近して配置されることとなって、選択されたビームのクリアカットラインが不鮮明となる。逆に、隣接する遮光部の間隔が広すぎると、ビーム対応遮光部を切り替える(ビームの配光を切り替える、即ち回転シェードが回動する)際に、図11に示すように、遮光部の側縁部位置が光軸LからHだけ下がった状態となって、それだけクリアカットラインが上がり、対向車へのグレア光となる。さらに、対応遮光部を切り替える(ビームの配光を切り替える、即ち回転シェードが回動する)際に、投射レンズの焦点より前方に前傾した遮光部表面での反射光L1によって、対向車へのグレア光となる場合もある。
そして、選択されたビームのクリアカットラインが不鮮明とならないためには、隣接する遮光部の間隔が38度以上であることが望ましく、また、ビームの配光を切り替える際の前傾遮光部の表面反射によるグレア光の抑制に有効であるためには、隣接する遮光部の間隔が60度以下であることが望ましいことが、発明者の実験によって、確認されたことから、周方向に隣接するロービーム対応遮光部とその他のビーム対応遮光部の間隔(配置角度)を略45度に設定することで、それぞれ鮮明なクリアカットラインをもつロービームおよびその他のビームが得られるとともに、配光切り替えの際に遮光部の表面反射に起因したグレア光が発生することもない。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る投射型自動車用ヘッドランプによれば、配光切替時に対向車に対してグレアが発生するのを防止することができる。
請求項2によれば、適正な配光パターンのハイビーム,ロービームおよびその他のビーム間におけるスピーディな切り替えができる
請求項3によれば、鮮明なクリアカットラインをそれぞれもつロービームおよびその他のビーム間におけるスピーディな切り替えができるとともに、ロービームとその他のビーム間の配光切り替え時にグレア光が発生することもない
請求項4によれば、適正な配光パターンのハイビーム,鮮明なクリアカットラインをそれぞれもつロービームおよびその他のビーム間におけるスピーディな切り替えができるとともに、ロービームとその他のビーム間の配光の切り替え時にグレア光が発生することもないので、自動車の安全走行に貢献できる。
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。図1〜5は、本発明の一実施例である投射型自動車用ヘッドランプを示し、図1は投射型自動車用ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図、図2は同ヘッドランプの光軸位置での縦断面図、図3は同光投射ユニットの側面図、図4は一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図、図5はユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。
これらの図において、投射型自動車用ヘッドランプのランプボディ10は容器状に形成されており、ランプボディ10の前面開口部には、前面レンズ12が組み付けられて灯室Sが画成されている(図2参照)。灯室S内には、エイミング機構によってヘッドランプの照射軸(光投射ユニット14の光軸)Lを傾動調整できるように、またスイブル機構によって左右方向に同光軸Lをスイブル可能に光投射ユニット14が収容されている。
即ち、光投射ユニット14には、同軸状に上下一対の支軸22a,22bが設けられ、中央が開口(開口部101)する正面視略矩形枠状のユニットフレーム100(図5参照)における上面壁100aと下面壁100bに支軸22a,22bが支承されて、ユニットフレーム100に対し光投射ユニット14がスイブル軸L22(図1,5参照)周りに左右方向揺動可能に構成されている。また、下方の支軸22bは、ユニットフレーム100の下面壁100bに固定されたスイブルアクチュエータ40の出力軸で構成されている。そして、スイブルアクチュエータ40の正逆回転可能な出力軸である支軸22bは、光投射ユニット14(のレンズホルダ30)に固定一体化されており、スイブルアクチュエータ40の駆動(支軸22bの回動)により光投射ユニット14が左右方向に揺動(スイブル)する。例えば、ハンドル操舵に連係してスイブルアクチュエータ40が駆動し、ハンドル操舵方向にしかも操舵量に比例して光投射ユニット14がスイブルして、車両のハンドル操舵方向前方が明るく照明される。
一方、ランプボディ10とユニットフレーム100間に介装されているエイミング機構は、図示して説明しないが、左右エイミングスクリューと上下エイミングスクリューと前記2本のエイミングスクリューに対し正面視直交する位置に設けられた玉継手などの傾動支点で主として構成されている。そして、ユニットフレーム100に一体化されている光投射ユニット14からリフレクタ26を取り外して後方から見た背面図を示す図5において、ユニットフレーム100の左上コーナ部には、上下エイミングスクリューに螺合するナット部材挿着用の上下に長い矩形状の孔102aが、ユニットフレーム100の右下コーナ部には、左右エイミングスクリューに螺合するナット部材挿着用の左右に長い矩形状の孔102bが、ユニットフレーム100の左下コーナ部には、玉継手などの傾動支点構成部材挿着用の円孔102cがそれぞれ形成されている。なお、本実施例では、光投射ユニット14がエイミング機構で支持されているが、光投射ユニット14がエイミング機構ではなくオートレベリング機構によって支持されている場合には、ランプボディ10に固定されたレベリング用アクチュエータ(図示せず)の前後進退動作可能な摺動子(図示せず)が前方の延出し、この摺動子の先端部を支承するナット部材が孔102aに挿着されることになる。
そして、上下エイミングスクリューおよび左右エイミングスクリューを回動操作すれば、ユニットフレーム100と光投射ユニット14が一体に傾動するので、上下エイミングスクリューおよび左右エイミングスクリューによってヘッドランプの照射軸(光投射ユニット14の光軸)Lを上下左右方向に傾動調整(エイミング)できる。符号18は、光投射ユニット14を取り囲み、傾動調整やスイブル可能なユニットフレーム100(光投射ユニット14)と干渉しないように配設されたエクステンションリフレクターである。
光投射ユニット14は、放電バルブ24の挿着された前面側が開口する略椀形状で正面視略楕円体形状のアルミダイキャスト製リフレクター26と、リフレクター26の前方に配置された投射レンズ28と、筒形状に形成されてその軸方向後端部がリフレクター26の前面側にねじ固定されたアルミダイキャスト製レンズホルダー30とが一体化された構造で、投射レンズ28を把持する円環状の取付金具32はレンズホルダー30にねじ固定されている。
リフレクター26の内側にはアルミ蒸着処理された楕円反射面26aが形成され、この楕円反射面26aは第1焦点F1と第2焦点F2とを有し、第1焦点F1位置には放電バルブ24の放電中心が位置している。また第2焦点F2付近であって投射レンズ28の焦点位置には、リフレクター26で反射して投射レンズ28に向かう光の一部を遮ってクリアカットラインを形成するための金属製(例えば、アルミニウム製)の回転シェード34が設けられている。この回転シェード34には、リフレクター26で反射したバルブ24からの出射光が集光し、集光した光が回転シェード34の前方に導かれ、投射レンズ28によってヘッドランプの前方に略平行光となって投射配光される。
回転シェード34は、ヘッドランプの照射軸(投射レンズ28の光軸)Lと直交する方向に配置された回転軸36と、回転軸36の周方向に所定の間隔(角度)を保って配置された複数の遮光板38(38a、38b、38c、38d、38e、38f)を備えて構成されている。遮光板38a〜38fの形状およびその配置の詳細については、後で詳しく説明する。そして、ステッピングモータ58の駆動によって、回転シェード34(回転軸36)が正逆方向に回動し、各遮光板38が照射軸(光軸)Lの位置になるごとに各遮光板38がつくる配光パターンに応じたクリアカットラインを形成するようになっている。
具体的には、図3〜図5に示すように、回転軸36の両端側には、各遮光板38a〜38fを支持するための円盤42、44が固定されており、回転軸36の各円盤42、44より外側は、レンズホルダー30を横切って延在する金属製の軸受用ブラケット50に軸受46、48を介して回転自在に支持されている。この軸受用ブラケット50はレンズホルダー30にねじ固定されており、軸受46、48は軸受用ブラケット50に形成された貫通孔(図示せず)内に回転軸36とともに挿入されている。この回転軸36の軸方向一端部(図4,5左側)には、金属製の偏芯カムであるウエットカム52が軸着されており、ウエットカム52と軸受48との間には駆動力伝達機構56が配置されている。
駆動力伝達機構56は、ステッピングモータ58と回転シェード34間に介装されており、ステッピングモータ58は、図4に示すように、リフレクター26の側面側の領域、すなわち、リフレクター26の湾曲部近傍の領域に配置されている。このステッピングモータ58は、回転シェード34を回転駆動するための駆動力を発生する駆動源として構成されており、その出力軸60が回転シェード34の回転軸36と直交する方向に配置されている。ステッピングモータ58の駆動力を駆動力伝達機構56を介して回転軸36に伝達するに際して、駆動力伝達機構56は複数のギア列を用いて構成されている。
すなわち、駆動力伝達機構56は、回転シェード34の回転軸36に軸着されて、黄銅を用いて形成されたヘリカルギア(第1のヘリカルギア)62と、ヘリカルギア(はすば歯車)62の下方でヘリカルギア62と噛み合う合成樹脂製のヘリカルギア(第2のヘリカルギア)64と、ヘリカルギア(はすば歯車)64に連結された黄銅製の連結軸66と、連結軸66の軸方向端部に連結された黄銅製の平ギア68と、平ギア68と噛み合いステッピングモータ58の出力軸60に軸着された黄銅製の平ギア70とを備えて構成されている。そして、連結軸66の中程には金属製の円盤72(図3,4参照)が固定され、円盤72の外周には金属製のストッパピン74が突設されている。ヘリカルギア64は、中間ギアとして耐熱性を考慮した樹脂(例えば、PEEK樹脂またはナイロン樹脂)を用いて構成されている。駆動ギアである平ギア70は、ステッピングモータ58の駆動力を従動ギアである平ギア68に伝達し、平ギア68に伝達された駆動力は連結軸66を介してヘリカルギア64に伝達され、ヘリカルギア64に伝達された駆動力はヘリカルギア62を介して回転シェード34(回転軸36)に伝達される。この場合、ヘリカルギア62とヘリカルギア64によって、駆動力の方向が90度変換される。すなわち、一対のヘリカルギア62,64が直交変換ギアを構成している。
また、ステッピングモータ58は、レンズホルダー30に固定されたモータブラケット76に固定されており、平ギア68とヘリカルギア64を連結する連結軸66は、モータブラケット76に挿着された軸受78、80(図3参照)によって回転自在に支持されている。モータブラケット76には、図3,4および図6(c)に示すように、ストッパピン74の回動路上に突出してストッパピン74を掛止するストッパ部77(77a,77b)が形成されており、回転シェード34(連結軸66)が正方向に回動したときには、図6(c)および図7(b)に示すように、ストッパピン74がストッパ部77の一方の側面77bと当接して、回転シェード34(連結軸66)はそれ以上の回動が阻止され、一方、回転シェード34(連結軸66)が逆方向に回動したときには、図6(c)および図7(a)に示すように、このストッパピン74がストッパ部77の他方の側面77aと当接して、回転シェード34(連結軸66)はそれ以上の回動が阻止されるようになっている。すなわち、回転シェード34(連結軸66)は、例えば、0〜315度の範囲で回動可能であるが、それ以上の回動は、ストッパピン74とストッパ部77(77a,77b)との当接によって阻止されるようになっている。これにより、ステッピングモータ58の駆動制御における位置ズレを補正する初期設定(イニシャライズ)を行うことができる。なお、図1,4における符号59は、ステッピングモータ58の回転角を検出するための位置検出器(ポテンショメータ)である。
一方、回転シェード34の上方には、正面視長方形状のウエットシェード本体82が上下動自在に配置されている。ウエットシェード本体82は、レンズホルダー30の側方位置に設けられたピン88支点周りに揺動可能で、レンズホルダー30の側方の切欠き30aを横切るように配置された正面視コ字形状の揺動アーム84の先端側に一体に形成されている。このウエットシェード本体82は、雨天走行用のシェードとして、雨天時の配光パターンを形成するときにのみ、回転シェード34上方の領域のうち照射軸(光軸)L近傍の領域に下降(垂下)し、それ以外のときには回転シェード34から大きく上方に離れてレンズホルダー30側に移動し、配光パターンに影響を与えないようになっている。
また、揺動アーム84の基端側は、板ばねで構成された帯状の湾曲するカムフォロワ86に連結されている。具体的には、ウエットシェード81を構成するウエットシェード本体82および揺動アーム84と、カムフォロワ86とが板ばね状の板金一体成形体で構成されている。そして、カムフォロワ86の先端側はウエットカム52の外周面に押圧され、基端側はピン88を介してモータブラケット76に固定されている。
すなわち、このカムフォロワ86の基端部とモータブラケット76との間にはコイルばね90が装着され、コイルばね90の一端側90aはモータブラケット76に係止され、他端側90bはカムフォロワ86の上面側に係止されて、コイルばね90のばね力(弾性力)が、カムフォロワ86がウエットカム52の外周面を押圧する方向に作用している。
このウエットカム52は、回転シェード(回転軸36)とともに正逆方向に回動し、カムフォロワ86がウエットカム52の長径側の外周面と接触している間は、図3仮想線で示すように、ウェットシェード本体82が回転シェード34から離れた位置(回転シェード34の上方に大きく離れた位置)に配置され、一方、カムフォロワ86がウエットカム52の短径側の外周面と接触したときには、図3実線で示すように、ウェットシェード本体82が鉛直方向に垂下して回転シェード34の上方近傍に配置されるとともに、同時に遮光板38dが照射軸(光軸)Lの近傍にくるようになっている。
すなわち、ウェットシェード本体82は、ウエットカム52の外周面を倣うカムフォロワ86に揺動アーム84を介して一体化されており、ウエットカム52は、雨天用ビームを照射するための配光切替操作に基づく回転シェード34の回動に連動して、短径側がカムフォロワ86に当接し、それ以外のビームを照射するための配光切替操作に基づく回転シェード34の回動に連動して、長径側がカムフォロワ86に当接するようになっている。そして、揺動アーム84は、カムフォロア86との連結点を支点として回転シェード34の上方まで延在してウエットシェード本体82を支持し、カムフォロア86がウエットカム52の短径側に当接したときにウェットシェード本体82を光の通過領域まで垂下させ、カムフォロア86がウエットカム52の長径側に当接したときにはウエットシェード本体82を退避領域まで上昇させるようになっている。このため、ステッピングモータ58の駆動に伴う回転シェード34の回動に連動してウエットカム52が回動し、回転シェード34(ウエットカム52)の回動位置に応じてウエットシェード本体82が光の通過領域と退避領域との間を移動するので、回転シェード34回動用のステッピングモータ58によってウエットシェード本体82の位置も制御することができる。
また、揺動アーム84は、回転シェード34上方の光通過領域を跨ぐように形成されており、揺動アーム84が揺動する際、およびウエットシェード本体82が光通過領域内に配置された形態となった場合においても、揺動アーム84は光通過領域を跨ぐ形態に保持されて、回転シェード34上方の光通過領域を通って投射レンズ28に向かう光を遮光しない。
さらに、揺動アーム84先端においてウエットシェード本体82を上方から垂直に支持する部位84aは、揺動アーム84の水平領域84bに対し直交するように屈曲して、その板幅方向が光軸L方向に一致している。このため、揺動アーム84の先端部位84aの板厚相当の面積だけが光通過領域における光を遮光するが、その遮光量は配光を形成する上で無視できる。
また、回転軸36に対し放射状に配置されている回転シェード34の遮光板38a〜38fは、図6に示すように、遮光板38aが配置されている位置を基準として円周方向反時計回りに、遮光板38bは90度、遮光板38cは135度、遮光板38dは180度、遮光板38eは225度、遮光板38fは315度の角度差のある位置にそれぞれ配置されている。これは、回転シェード34が図7(a)に示す初期位置から正方向に180度回動し、図6(b)に示すように、遮光板38dが光軸Lに最も接近する位置となると、カムフォロワ86がウエットカム52の短径側の外周面と接触して、ウェットシェード本体82が鉛直方向に垂下して回転シェード34の上方近傍に配置されることを示している。
この場合、遮光板38aは、左配光におけるハイビームHi−Lに対応し、遮光板38bは、左配光におけるロービームLo−Lに対応し、遮光板38cは、左配光における高速用ビームMW−Lに対応し、遮光板38dは、左配光における雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−Lに対応し、遮光板38eは、右配光におけるロービームLo−Rに対応し、遮光板38fは、右配光におけるハイビームHi−Rに対応しており、運転者により、いずれかのビームを照射するための配光切替操作が行なわれると、操作に応じて回転シェード34が回動するようになっている。
すなわち、ステッピングモータ58はリード線(図示せず)を介して制御回路(図示せず)に接続されており、制御回路には運転者が操作するための配光切替用操作スイッチ(図示せず)からの信号が入力される。そして、運転者の配光切替操作により、例えば、図7(a)に示すように、左配光用のハイビームHi−Lを形成する初期位置から、同ロービームLo−L、同高速用ビームMW−L、同雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−L、右配光用のロービームLo−R、同ハイビームHi−Rの順に照射すべきビームが選択されたときには、制御回路からステッピングモータ58に対して、操作スイッチの操作位置に応じたパルス信号が順次出力される。これにより、ステッピングモータ58が正方向に回動し、ステッピングモータ58が正方向に回動する過程で、各遮光板38a〜38fが順次照射軸(光軸)Lの近傍位置に移動するようになっている。
具体的には、図7(a)に示す左配光用のハイビームHi−L形成位置から、回転シェード34を正方向に順次回動するための操作が実行されると、左配光用のロービームLo−Lが選択されたときには、遮光板38bが光軸Lの近傍位置になり、次に、左配光用の高速用ビームMW−Lが選択されたときに、遮光板38cが光軸Lの近傍位置になり、次に、左配光用の雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−Lが選択されたときには、遮光板38dが光軸Lの近傍位置となる。さらに、右配光用のロービームLo−Rが選択されたときには、遮光板38eが光軸Lの近傍位置となり、この後、さらに右配光用のハイビームHi−Rが選択されたときには、遮光板38fが光軸Lの近傍位置になる。
この場合、ウェットシェード本体82は、回転シェード34の上方の領域のうちリフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光の通過領域と光の通過領域から外れた退避領域との間を移動可能に配置された状態にあって、雨天用ビームを照射するための配光切替操作時に、回転シェード34の回動に連動して、退避領域から光の通過領域まで垂下し、リフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光のうち車両手前の一部の路面を照射するための光を遮るようになっている。このため、雨天や霧のときに、ヘッドランプ照射光が強すぎて車両前方及び両サイドの路面部分全体が白く反射して見にくいとか、車両前方の路面部分での反射光による対向車へのグレアという問題がない。
一方、図7(b)に示す右配光用のハイビームHi−R形成位置から、回転シェード34を逆方向に順次回動するための操作が実行されて、右配光用のロービームLo−R、左配光用の雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−L、左配光用の高速用ビームMW−L、左配光用のロービームLo−L、左配光用のハイビームHi−Lの順に照射すべきビームが選択されたときには、制御回路からステッピングモータ58に対して、操作スイッチの操作位置に応じたパルス信号が順次出力される。これにより、ステッピングモータ58が逆方向に回動し、ステッピングモータ58が逆方向に回動する過程で、各遮光板が、遮光板38f、38e、38d、38c、38b、38aの順に照射軸(光軸)Lの近傍位置に移動するようになっている。
この場合も、ウェットシェード本体82は、雨天用ビームを照射するための配光切替操作時に、回転シェード34の回動に連動して、退避領域から光の通過領域まで垂下し、リフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光のうち車両手前の一部の路面を照射するための光を遮り、雨天や霧のときに、ヘッドランプ照射光が強すぎて車両前方及び両サイドの路面部分全体が白く反射して見にくいとか、車両前方の路面部分での反射光による対向車へのグレアという問題がない。
次に、リフレクター26から投射レンズ28側を見たときの回転シェード34の遮光版38の形状を図8の(a)〜(e)に示す。(a)は、左配光におけるロービームLo−Lを形成するための遮光板38bの形状を示す。(b)は、左配光における高速用ビームMW−Lを形成するための遮光板38cの形状を示す。(c)は、左配光における雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−Lを形成するための遮光板38dの形状とウェットシェード本体82との位置関係を示す。(d)は、右配光におけるロービームLo−Rを形成するための遮光板38eの形状を示す。(e)は、左配光および右配光におけるハイビームHi−L、Hi−Rを形成するための遮光板38a、38fの形状を示す。
次に、図8の(a)〜(e)に示すシェード形状に対応したスクリーン上の照射配光パターンを図9の(a)〜(e)に示し、路面上の照射配光パターンを図10の(a)〜(e)に示す。図9、図10の(a)、(d)において、各配光パターンは左配光と右配光が異なるだけで、配光パターンは同一である。図9、図10の(b)、(c)においては、遮光板による配光パターンは同一であるが、(c)において、ウェットシェード本体82があるため、車両前方近傍の領域に他の領域よりも暗い領域Aが形成され、ビームが濡れた路面で反射して対向車に対してグレアになるのを防止できる。また、図9、図10における(e)においては、左配光、右配光ともハイビームとして、車両の前面側から遠方まで広範囲に亘って配光される同一のパターンを示している。
また、本実施例では、回転シェード34の周方向には、所定のビームに対応する遮光板38a〜38fが所定の角度差をもって隣接配置されているが、次のような工夫がなされている。
第1に、運転者による配光切り替えの際の使い勝手を考慮している。
即ち、左配光が要求される国と右配光が要求される国の国境を超えて走行する場合のために、回転シェード34には、左配光の遮光板38a〜38dと右配光の遮光板38e,38fが周方向に連続して配置されており、ヘッドランプの配光を左配光と右配光とで簡単かつスピーディに切り替えることができる。
また、使用頻度が最も高いロービーム対応遮光板38b(38e)に隣接してハイビーム対応遮光板38a(38f)が設けられて、ロービームとハイビーム間のスピーディな切り替えが可能となっている。
また、ロービーム対応遮光板38b(38e)とハイビーム対応遮光板38a(38f)を隣接配置したため、両遮光板38b(38e)と38a(38f)の間隔が狭いと、背の低いハイビーム対応遮光板38a(38f)により形成されるハイビーム(の配光パターン)が背の高いロービーム対応遮光板38b(38e)の遮光作用の影響を受けて、適正なハイビームの形成が困難となるおそれがあるが、本実施例では、ロービーム対応遮光板38b(38e)とハイビーム対応遮光板38a(38f)とは、適正なハイビームが形成されるように、周方向に大きく離間する90度の角度差をもって配置されている。
第2に、鮮明なクリアカットラインの形成と配光切り替えの際のグレア光発生防止のために、隣接する遮光板38b〜38eが所定の角度差(45度)をもって配置されている。
即ち、隣接する遮光板38の間隔が狭過ぎると、投射レンズ28の焦点近傍に複数の遮光板38が接近して配置されることとなって、選択されたビームのクリアカットラインが不鮮明となる。逆に、隣接する遮光板38の間隔が広すぎると、図11に示すように、対応遮光板38を切り替える(ビームの配光を切り替える、即ち回転シェード34が回動する)際に、遮光板38の側縁部位置が光軸LからHだけ下がった状態となって、それだけクリアカットラインが上がり、対向車へのグレア光となる。さらに、対応遮光板38を切り替える(ビームの配光を切り替える、即ち回転シェード34が回動する)際に、投射レンズ28の焦点より前方に前傾した遮光板表面での反射光L1によって、対向車へのグレア光となる場合もある。
そして、発明者の実験によると、選択されたビームのクリアカットラインが不鮮明とならないためには、隣接する遮光板38の間隔が38度以上であることが望ましく、また、遮光板38の側縁部位置の光軸L下方への低下によるクリアカットラインの上昇および対向車へのグレアの発生を抑制するためには、周方向に隣接するビーム対応遮光板38,38間のなす中心角が180度未満であることが望ましく、さらにビームの配光を切り替える際の前傾遮光板の表面反射によるグレア光の抑制に有効であるためには、隣接する遮光板38の間隔が60度以下であることが望ましいことが、それぞれ確認された。また、選択されたビームのクリアカットラインが不鮮明とならないためには、遮光板38の先端部(側縁部)をエッジ形状にすること、遮光板38での表面反射を抑制するためには、遮光板38をアルマイト処理や黒化処理することも有効であることが確認された。
このため、本実施例では、遮光板38a〜38fをアルマイト処理するとともに、隣接する遮光板38b〜38eのそれぞれの間隔(配置角度)を45度に設定することで、それぞれ鮮明なクリアカットラインをもった左配光ロービーム,同高速走行用ビーム,同雨天用ビームおよび右配光ロービームを形成できるとともに、これらのビーム間で配光を切り替える途中で従来のようにハイビームに切り替わる等に起因したグレア光が発生せず、対向車に迷惑をかけるという不具合もない。
第3に、回転シェード34の駆動源として、DCモータではなく、ステッピングモータ58が採用されており、僅か0.1秒(0.2秒)で回転シェード34を45度(90度)回動させることができる。すなわち、ビーム対応遮光板38b〜38e間はそれぞれ0.1秒で、ビーム対応遮光板38a(38f),38b(38e)間はそれぞれ0.2秒で切り替えることができる。このため、本実施例では、ビームの配光の切り替えをスピーディかつ高精度に行うことができるとともに、配光切り替えの際の回転シェード34の回転速度が速い分、ビームの配光を切り替える際の遮光板38の側縁部位置が光軸Lから下がった状態となる時間や、グレア光につながる前傾遮光板の表面反射時間がほとんどなくなって、それだけ対向車に対するグレア光の発生が抑制されたものとなっている。
図12〜図15は、本発明の第2の実施例である投射型自動車用ヘッドランプを示し、図12は同ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図、図13は同光投射ユニットの側面図、図14は一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図、図15はユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。
前記した第1の実施例における光投射ユニット14では、直交変換ギヤで構成した駆動力伝達機構56を介してモータ58の駆動力が回転シェード34に伝達されるように構成されているが、この第2の実施例における光投射ユニット14Aでは、ステッピングモータ58の出力軸60と回転シェード34(回転軸36)とが直列に連結されている。即ち、回転シェード34(回転軸36)の軸方向一端側には、偏芯カムであるウエットカム52と駆動力伝達機構56Aを構成するオルダム継手とステッピングモータ58が直列に連結配置されており、ウエットカム52は軸受48に隣接して回転シェード34(回転軸36)に同軸状にねじ固定されている。オルダム継手56Aは、ウエットカム52に隣接して回転シェード34(回転軸36)の軸方向端部にねじ固定されている。ステッピングモータ58は、配光切替操作に伴って発生するパルス信号に応答して、回転シェード34を所定角度回転駆動するための駆動力を発生する駆動源として構成されている。そして、ステッピングモータ58の出力軸60と回転シェード34の回転軸36間にはオルダム継手56Aが介装されているため、出力軸60と回転軸36との軸ずれを防止できる。
また、オルダム継手56Aの外周には、ストッパピン74を突出形成した円盤72が固定され、モータブラケット76に設けたストッパ部77にストッパピン74が掛止されることで、回転シェード34の回動範囲が規定されている。
その他の構成は前記した第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことでその重複した説明は省略する。
この第2実施例では、回転シェード34が駆動力伝達機構であるオルダム継手56Aを介してモータ58に直列に連結されており、回転シェード34とモータ58間にギア数の多い駆動力伝達機構(直交変換ギア機構)56を介装した前記第1の実施例と比べて部品点数が少なく構成が簡潔で、それだけ製造コストも安価である。また、駆動力伝達機構56Aは、構成部品点数が少ない分、伝達される動力の損失が少なく駆動力伝達効率に優れ、回転シェード34の駆動源として小容量のモータを利用することで、それだけ低コスト化が可能となる。
なお、前記した第1,第2の実施例の回転シェード34には、ハイビームHi−L、Hi−Rに対応する遮光板38a、38fがそれぞれ独立して設けられているが、ハイビームHi−L、Hi−Rの配光パターンは同じであることから、図16に示すように、右配光ロービーム対応遮光板38eと左配光雨天用ビーム対応遮光板38dとの間に例えば右配光高速走行用ビーム対応遮光板38gを新たに付加して、ハイビームHi−L、Hi−Rに対応する遮光板38a、38fを共用にしてもよい。そして、このように構成した場合は、それぞれ鮮明なクリアカットラインをもった左配光ロービーム,同高速走行用ビーム,同雨天用ビーム,右配光高速走行用ビームおよび同ロービームが得られるとともに、これらのビーム間で配光を切り替える際にグレア光が発生することもない。
また、前記した実施例では、図8(e)に示すように、ハイビームHi−L、Hi−Rに対応する遮光板38a、38fが回転軸36よりも僅かに突出する高さをもつように形成されているため、左配光および右配光におけるハイビームHi−L、Hi−Rは、図9(e),図10(e)仮想線に示すように配光パターン上端部(前方照明領域先端側)が水平にカットされた形状となっているが、遮光板38a、38fの高さを例えば0とすることで、左配光および右配光におけるハイビームHi−L、Hi−Rの配光を図9(e),図10(e)仮想線を含む楕円形状に構成することもできる。
本発明の一実施例である投射型自動車用ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図である。 同ヘッドランプの光軸位置での縦断面図である。 同光投射ユニットの側面図である。 一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図である。 ユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。 (a)は回転シェードの回動に連動するウェットカムの高さの変化を説明するための図、(b)はウエットカムとカムフォロワおよび回転シェード(の遮光板)との関係を説明するための図、(c)回転シェードの回動範囲を規制するストッパピンとストッパ部を示す図である。 回転シェードの回動方向とビームとの関係を説明するための図である。 配光パターンに対応した遮光板の形状を説明するための図である。 スクリーンへの照射配光パターンを説明するための図である。 路面への照射配光パターンを説明するための図である。 回転シェードにおいて隣接するビーム対応遮光板が大きく離間配置された場合の問題点を説明する図である。 本発明の第2の実施例である投射型自動車用ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図である。 同光投射ユニットの側面図である。 一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図である。 ユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。 本発明の他の実施例の要部である回転シェードの側面図で、遮光板の配置を説明するための図である。
符号の説明
10 ランプボディ
12 前面レンズ
14、14A 光投射ユニット
24 放電バルブ
L ヘッドランプの照射軸(光投射ユニットの光軸、投射レンズの光軸)
26 リフレクター
26a 楕円反射面
28 投射レンズ
30 レンズホルダー
34 回転シェード
36 回転軸
38a 左配光ハイビーム対応遮光板
38b 左配光ロービーム対応遮光板
38c 左配光高速走行用ビーム対応遮光板
38d 左配光雨天用ビーム対応遮光板
38e 右配光ロービーム対応遮光板
38f 右配光ハイビーム対応遮光板
52 ウエットカム
56,56A 駆動力伝達機構
58 ステッピングモータ
62、64 ヘリカルギア
68、70 平ギア
81 ウエットシェード
82 ウエットシェード本体
86 カムフォロワ
100 ユニットフレーム

Claims (4)

  1. 略椀形状のリフレクターと、前記リフレクターの略第1焦点に配置された光源と、前記リフレクターの第2焦点より前方に配置された投射レンズと、前記リフレクターの略第2焦点近傍であって前記投射レンズの光軸と略直交する方向に延在し、かつ回動自在に配設され、前記光軸近傍におけるその側縁部がリフレクター側から投射レンズに向かう光の一部を遮って所定の配光パターンを形成するように構成された配光制御用の回転シェードと、前記回転シェードを回動するモータと、を備えた投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記モータはステッピングモータで構成されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
  2. 請求項1記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記回転シェードには、少なくともハイビーム対応遮光部,ロービーム対応遮光部およびその他のビーム対応遮光部が周方向に順次隣接して配置されるとともに、ハイビーム対応遮光部とロービーム対応遮光部間は略90度離間するように配置されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
  3. 請求項1記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記回転シェードには、少なくともハイビーム対応遮光部,ロービーム対応遮光部およびその他のビーム対応遮光部が周方向に順次隣接して配置されるとともに、ロービーム対応遮光部とその他のビーム対応遮光部間は略45度離間するように配置されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
  4. 請求項1記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記回転シェードには、少なくともハイビーム対応遮光部,ロービーム対応遮光部およびその他のビーム対応遮光部が周方向に順次隣接して配置されるとともに、ハイビーム対応遮光部とロービーム対応遮光部間は略90度離間するように配置されるとともに、ロービーム対応遮光部とその他のビーム対応遮光部間は略45度離間するように配置されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
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