JP2001014527A - 自動販売機の扉こじ開け防止装置 - Google Patents
自動販売機の扉こじ開け防止装置Info
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- JP2001014527A JP2001014527A JP11184132A JP18413299A JP2001014527A JP 2001014527 A JP2001014527 A JP 2001014527A JP 11184132 A JP11184132 A JP 11184132A JP 18413299 A JP18413299 A JP 18413299A JP 2001014527 A JP2001014527 A JP 2001014527A
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Abstract
戯意識を低減させることによって扉のこじ開けを未然に
防ぐことのできる自動販売機の扉こじ開け防止装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】自動販売機1の本体3と、本体3に開閉自
在に支持され本体3前面を開閉する扉2と、本体3の開
放側の側面3bから扉2の開放端部2a側へ延出して設
けられ扉2を閉じたときに本体前面3aと扉2の開放端
部2aとの隙間S1を覆う本体側カバー部材61と、本
体側カバー部材61と扉2の側面2bとの隙間s2を覆
う扉側カバー部材51とを備えて構成した。
Description
れる自動販売機の扉のこじ開けを防止するための装置に
関する。
図2に示す本発明の扉こじ開け装置を備えた自動販売機
と同様に、販売商品等を収納する本体3と、ヒンジ4に
て回動自在に支持され、本体3の前面を開閉する扉2と
が設けられ、扉2には透明パネル21で覆われた展示室
20と、透明パネル21の前面に取り付けられ購入商品
を選択指示するための複数の選択ボタン23と、選択ボ
タンに対応して展示室内20に配設されたサンプル商品
22と、扉2を施錠及び開閉するためのロックレバー2
4と、商品を購入する際に金銭を投入する金銭投入口2
5と、お釣り等を取り出すための返却口26と、購入商
品を取り出すための商品取出口27等を備えてなるもの
である。
A部平面断面図である。従来、扉2の開放端部2aと本
体3の前端面3aとが合わさる部分に生じる隙間S1に
バール等が差し込まれて、図示しないロック機構によっ
てロックされた扉2が強引にこじ開けられることを防止
するため、扉2の開放端部2aの背面に板金部材より形
成されたカバー部材5をねじ50によって取り付け、本
体3側に延出するように折り曲げ形成されたフランジ5
aによって、扉2を閉じたときに隙間S1が覆われるよ
うに構成されていた。
開閉の際にフランジ5aが本体3に接触しないようにす
るクリアランスが設計上必要であるため、扉2を閉じた
状態で、フランジ5aと本体側面3bとの間に隙間S2
が生じてしまっており、悪戯目的にバール等をこの隙間
S2に差し込まれてこじられた場合に、フランジ5aが
折れ曲がりバール等が隙間S1まで到達してしまうとい
う不具合があり、バール等によるこじ開けを完全に防ぐ
ことができなかった。こうした問題に対して、特開平1
1−53631号公報では、隙間S1内に邪魔板を設け
てバール等が隙間S1の奥側まで入り込まないようにし
た構成が開示されている。しかしながら、こうした構成
では、外観上は従来の構成と相違ないため、悪戯意識を
防ぐことができず、従来同様にこじ開けを試みられる可
能性を有しており、また、隙間S1にバール等の先端を
差し込まれてしまうのは防ぎきれないため、バール等に
よって扉2や本体3が大きく破損されていまうという問
題を有している。
なされたものであり、扉のこじ開けを確実に防止すると
ともに、悪戯意識を低減させることによって扉のこじ開
けを未然に防ぐことのできる自動販売機の扉こじ開け防
止装置を提供するものである。
こじ開け防止装置は、自動販売機の本体と、当該本体に
開閉自在に支持され本体前面を開閉する扉と、前記本体
の開放側の側面から前記扉の開放端部側へ延出して設け
られ扉を閉じたときに本体前面と扉の開放端部との隙間
を覆う本体側カバー部材と、当該本体側カバー部材と扉
の側面との隙間を覆う扉側カバー部材とを備えたことを
特徴とするものである。
部との隙間が本体側カバー部材で覆われ、さらに、本体
側カバー部材と扉の側面との隙間が扉側カバー部材によ
って覆われているため、扉の開放端部と本体前面との隙
間にバール等が差し込まれることを確実に防止できると
ともに、バール等で扉をこじ開けようとする悪戯意識を
低減させることができる。
の開放側の側面に凹部を形成し、扉を閉じたときに当該
凹部に前記本体側カバー部材の先端が入り込むように配
設されていることが望ましい。
端が扉側カバー部材によって形成された凹部に入り込む
ようにされているので、本体側カバー部材と扉側面との
隙間を完全に覆うことができ、悪戯防止により有効であ
る。
記本体側カバー部材よりも厚い板材で構成されているこ
とが望ましい。
側カバー部材との隙間にバール等が差し込まれてこじら
れた際には、本体側カバー部材の先端が扉側面側に曲が
って、本体側カバー部材と扉側面との隙間を塞ぐように
なるので、こじ開け防止の効果がいっそう高まる。
該扉の開放側の側面が前記本体の開放側の側面よりも内
側に位置するように構成されていることが望ましい。
扉側カバー部材の本体側方への出っ張りを少なくするこ
とができる。
は、自動販売機の本体と、当該本体に開閉自在に支持さ
れ本体前面を開閉する扉と、前記扉の開放端部から前記
本体側へ延出して設けられ、扉を閉じたときに扉の開放
端部と本体前面との隙間を覆う扉側カバー部材と、前記
本体の開放側の側面から斜め後方に延出して設けられ、
扉を閉じたときに前記扉側カバー部材と当接または近接
して前記当該扉側カバー部材と扉の側面との隙間を塞ぐ
本体側カバー部材とを備えたことを特徴とするものであ
る。
体側カバー部材によって扉側カバー部材と扉の側面との
隙間が塞がれるので、隙間にバール等が差し込まれるこ
とを確実に防止できるとともに、バール等で扉をこじ開
けようとする悪戯意識を低減させることができる。
部材であって前記扉を閉じたときに前記扉側カバー部材
と当接して弾性変形することが望ましい。
バー部材によって扉側カバー部材と扉の側面との隙間が
塞がれるので、隙間が確実に塞がれ、こじ開け防止に更
に有効である。
は、自動販売機の本体と、当該本体に開閉自在に支持さ
れ本体前面を開閉する扉と、前記扉の開放端部から前記
本体側へ延出して設けられ、扉を閉じたときに扉の開放
端部と本体前面との隙間を覆う扉側カバー部材と、前記
本体の開放側の側面に設けられ、扉を閉じたときに前記
扉側カバー部材の端面に沿って近接する端面を備えたこ
とを特徴とするものである。
カバー部材の端面に沿って本体側カバー部材の端面が近
接するので、バール等が差し込みが困難となる。
形形状に形成され、前記本体側カバー部材の端面は、当
該扉側カバー部材の端面と沿うような波形形状に形成さ
れていることが望ましい。
カバー部材の波形形状の端面と本体側カバー部材の波形
形状の端面とがはまり合うような状態で近接するので、
バール等の差し込みがよりいっそう困難になる。
明の実施形態を詳細に説明する。
を備えた自動販売機における図1のA部平面断面図であ
る。なお、従来の構成と同じものについては、従来の技
術にて説明した符号と同一符号を付している。
態の扉こじ開け防止装置は、本体3側に本体側カバー部
材61を取付け、扉2側に扉側カバー部材51を取り付
けて構成されたものであり、この本体側カバー部材61
は、本体3の側面3bに面接する取付部61bと、この
取付部61bの前端から折り曲げられ斜め前方に延出し
た前フランジ61aと、取付部61bの後端から本体3
の外方へ立ち上がるように折り曲げられた後フランジ6
1cとからなり一枚の板金部材で折り曲げ形成されてい
る。
付部61bに取り付け穴60cを備え、本体3の内側か
らねじ60によってねじ止めされるようになっている。
このとき、本体側カバー部材61は本体3内側に設けら
れた板厚1.2mm程度の補強板金31と友締め状態で
ねじ止めされるため頑強に固定される。
は、本体側カバー部材61の前フランジ61aの先端が
扉2の側面2b位置まで延出しており、扉2と本体3と
の隙間S1、詳しくは扉2の開放端部2aと本体3の前
端面3aとの隙間S1を覆うようになっている。
は、その取付部51dを扉2の開放端部2aの背面に当
接させた状態でねじ50によってねじ止めされている。
そして、この扉側カバー部材51の取付部51dの右端
は扉2の側面2bに沿うように一旦前方に折り曲げられ
て側面フランジ51cが形成され、この側面フランジ5
1cの前端部が扉2の外方に向かって立ち上がるように
折り曲げられて立上フランジ51bが形成され、さらに
この立上フランジ51bの右端部が後方に向かって折り
曲げられてカバーフランジ51aが形成されており、こ
の側面フランジ51cと立上フランジ51bとカバーフ
ランジ51aとで扉2の側方に断面コ字状の凹部500
を形成するようになっている。そして、扉2を閉じた状
態では、本体側カバー部材61の前フランジ61aの先
端部がこの凹部500に入り込むように構成されてい
る。また、このとき扉側カバー部材51のカバーフラン
ジ51aは、その先端が本体側カバー部材61の後フラ
ンジ61c付近まで延出するように形成されている。そ
して、これら本体側カバー部材61と扉側カバー部材5
1とは自動販売機1の上下方向ほぼ全域に渡って延設さ
れている。
の前端面3aとで生じる隙間S1は本体側カバー部材6
1によって覆われ、さらに本体側カバー部材61と扉2
の側面2bとで生じる隙間S2は扉側カバー部材51に
よって覆われるように構成されているために、外見上、
扉2のこじ開けが困難な印象を与え、こじ開け等の悪戯
意識を押さえ、悪戯を未然に防止するできる。特に、本
体側カバー部材61の後端には後フランジ61cが立ち
上げ形成されており、扉側カバー部材51のカバーフラ
ンジ51aが後フランジ61c付近まで延出させている
ので、本体側カバー部材61と扉側カバー部材51との
隙間S3が非常に小さく、実際にバール等を進入させる
ことも困難である。さらに、隙間S3にバール等を差し
込んで扉2のこじ開けようとしても、隙間S3より差し
込んだバールをこじることによって、扉側カバー部材5
1のカバーフランジ51aは外側に広がるが、本体側カ
バー部材6の前フランジ61aは逆に内側に曲がるた
め、隙間S2を塞ぐように変形する。これにより、バー
ル等は隙間S1に到達させることが困難になるので、こ
じ開けに要する時間を大幅に増加させることができ、扉
のこじ開けを確実に阻止することができる。なお、この
とき、扉側カバー部材51を本体側カバー部材61より
も厚い板金もしくは強い部材で構成しておくと、隙間S
3がこじられた際に本体側カバー部材が優先的に曲がる
ので、より確実に隙間S2がふさがれるようになり、こ
じ開け防止の効果がいっそう高まる。
くいので、扉2や本体3が変形されることが少なく、な
おかつ、仮に本体側カバー部材61や扉側カバー部材5
1は変形されても、これらはねじ止めにより着脱可能に
構成されているために容易に交換することが可能であ
り、悪戯による補修費用も非常に少なくなる。
材の前フランジ61aを斜め方向に立ち上げて形成した
例を示したが、図4に示すように前フランジ61aをク
ランク状に折り曲げて形成しても良く、同様の効果を奏
する。
61の前フランジ61aをなくし、代わりに、後フラン
ジ61cを前方に屈曲させて、隙間S1を覆うように
し、その先端が扉側カバー部材51の凹部500内に入
り込むように形成しても良く、同様の効果が期待でき
る。
を備えた自動販売機における図1のA部平面断面図であ
る。なお、従来の構成と同じもの或いは第1の実施の形
態の構成と同じものについては、同一符号を付してい
る。
態の扉こじ開け防止装置は、第1の実施の形態の装置と
同様に、本体3側に本体側カバー部材62を取付け、扉
2側に扉側カバー部材52を取り付けて構成されたもの
である。但し、この実施の形態の自動販売機は扉2の横
幅が本体3の横幅よりも小さく形成されており、扉2を
閉じた際に、扉2の側面2bと本体の側面3bとで段差
を有し、扉2の側面2bが本体の側面3bよりも内側に
位置することが特徴である。本体3側に取り付けられた
本体側カバー部材62は、本体3の側面3bに面接する
ベース板62aと、このベース板62aの前端から密着
曲げにて折り返された折り返し部62bと、この折り返
し部62bから左方に折り曲げられた立上フランジ62
cと、この立上フランジ62cの左端から斜め後方に鋭
角に折り曲げられた爪フランジ62dとからなり、一枚
の板金部材で折り曲げ形成されている。
ース板62aに取り付け穴60cを備え、本体3の内側
からねじ60によってねじ止めされるようになってい
る。このとき、本体側カバー部材62は本体3内側に設
けられた板厚1.2mm程度の補強板金31と友締め状
態でねじ止めされるため頑強に固定される。
状態では、本体側カバー部材62のベース板62aの先
端が扉2の側面2b位置まで延出しており、扉2と本体
3との隙間S1、詳しくは扉2の開放端部2aと本体3
の前端面3aとの隙間S1を覆うようになっている。こ
のとき、隙間S1はベース板62aと折り返し部62b
との2枚の部材でカバーされるので、こじ開け防止の効
果が大きい。
は、その取付部52dを扉2の開放端部2aの背面に当
接させた状態でねじ50によってねじ止めされている。
そして、この扉側カバー部材52の取付部52dの右端
は扉2の側面2bに沿うように一旦前方に折り曲げられ
て側面フランジ52cが形成され、この側面フランジ5
2cの前端部が扉2の外方に向かって立ち上がるように
折り曲げられて立上フランジ52bが形成され、さらに
この立上フランジ52bの右端部が後方に向かって折り
曲げられてカバーフランジ52aが形成されており、こ
の側面フランジ52cと立上フランジ52bとカバーフ
ランジ52aとで扉2の側方に断面コ字状の凹部500
を形成するようになっている。そして、扉2を閉じた状
態では、本体側カバー部材62のベース板62aの先端
部および折り返し部62bの先端部がこの凹部500に
入り込むように構成されている。また、このとき扉側カ
バー部材52のカバーフランジ52aは、その先端が隙
間S1を覆う位置まで延出するように形成されている。
そして、これら本体側カバー部材62と扉側カバー部材
52とは自動販売機1の上下方向ほぼ全域に渡って延設
されている。このように、扉2の開放端部2aと本体3
の前端面3aとで生じる隙間S1は本体側カバー部材6
2によって覆われ、さらに本体側カバー部材62と扉2
の側面2bとで生じる隙間S2は扉側カバー部材52に
よって覆われるように構成されているために、外見上、
扉2のこじ開けが困難な印象を与え、こじ開け等の悪戯
意識を押さえ、悪戯を未然に防止するできる。また、第
1の実施の形態と比較して、扉側カバー部材52が本体
の側方に出っ張る量を少なくできる。さらに、仮に本体
側カバー部材62や扉側カバー部材52は変形されて
も、これらはねじ止めにより着脱可能に構成されている
ために容易に交換することが可能であり、悪戯による補
修費用も非常に少なくなる。なお、本体側カバー部材6
2のベース板62aと、立上フランジ62cと、爪フラ
ンジ62dとで本体3の前端面3aを挟み込ませるよう
にして、本体3にはめ込んで取り付けるようにすること
も可能であり、このようにすればねじ60が削除できる
とともに、設置先の安全性に応じて本体側カバー部材6
2を容易に着脱することができる。
を備えた自動販売機における図1のA部平面断面図であ
り、図8は扉を僅かに開いた状態の平面断面図である。
なお、従来の構成と同じもの或いは第1の実施の形態の
構成と同じものについては、同一符号を付している。
態の扉こじ開け防止装置は、扉2側に扉側カバー部材5
3を取り付け、本体3側に本体側カバー部材63を取付
けて構成されたものであり、この扉側カバー部材53
は、その取付部53bを扉2の開放端部2aの背面に当
接させた状態でねじ50によってねじ止めされている。
そして、この扉側カバー部材53の取付部53bの右端
は扉2の側面2bよりも外側へ延出した位置で後方に折
り曲げられてカバーフランジ53aが形成されている。
3は、本体3の側面3bに面接する取付部63bと、こ
の取付部63bの前端から斜め後方に立ち上がるように
鋭角に折り曲げられた立上フランジ63aとからなりス
テンレス等の板バネで形成され、立上フランジ63aが
左右方向に弾性変形可能に構成されている。そして、こ
の本体側カバー部材63は、取付部63bに取り付け穴
60cを備え、本体3の内側からねじ60によってねじ
止めされるようになっている。このとき、本体側カバー
部材63は本体3内側に設けられた板厚1.2mm程度
の補強板金31と友締め状態でねじ止めされるため頑強
に固定される。
いた図8の状態から扉2を閉じる際には、扉側カバー部
材53のカバーフランジ53aの先端部が本体側カバー
部材の立上フランジ63aに当接し、この立上フランジ
63aを弾性変形させながら閉じ、図7に示す状態にな
る。よって、図7の状態では扉側カバー部材53のカバ
ーフランジ53aと本体側カバー部材の立上フランジ6
3aとが密接した状態となっており、カバーフランジ5
3aと本体側面3bとの隙間S2が本体側カバー部材に
よって塞がれた状態となっている。そして、これら本体
側カバー部材63と扉側カバー部材53とは自動販売機
1の上下方向ほぼ全域に渡って延設されている。
の前端面3aとで生じる隙間S1及びカバーフランジ5
3aと本体側面3bとの隙間S2は、本体側カバー部材
63と扉側カバー部材53によってほぼ塞がれた状態と
なるので、外見上、扉2のこじ開けが困難な印象を与
え、こじ開け等の悪戯意識を押さえ、悪戯を未然に防止
するできる。さらに、本体側カバー部材63は、その弾
性力によって扉側カバー部材53のカバーフランジ53
aと密接した状態にあり、さらに、本体側カバー部材6
3の立上フランジ63aは斜め後方に立ち上がっている
ので、本体側カバー部材63と扉側カバー部材53との
間にバール等を差し込むことは極めて困難であり、扉の
こじ開けを確実に防止できる。
くいので、扉2や本体3が変形されることが少なく、な
おかつ、仮に本体側カバー部材63や扉側カバー部材5
3は変形されても、これらはねじ止めにより着脱可能に
構成されているために容易に交換することが可能であ
り、悪戯による補修費用も非常に少なくなる。
63が板バネである例を示したが、樹脂素材による弾性
部材でも同様に構成できる。また、高い寸法精度で製造
可能で有れば、本体側カバー部材63は弾性部材でなく
ても、本体側カバー部材63の立上フランジ63aと扉
側カバー部材53のカバーフランジ53aとをバールの
先端が入らない程度に近接位置させることによって隙間
S2を塞ぐことが可能であり同様の効果が期待できる。
を備えた自動販売機における図1のA部平面図であり、
図10は本発明第4の実施の形態の扉こじ開け防止装置
を備えた自動販売機の要部斜視図である。なお、従来の
構成と同じもの或いは第1の実施の形態の構成と同じも
のについては、同一符号を付している。
態の扉こじ開け防止装置は、扉2側に扉側カバー部材5
4を取り付け、本体3側に本体側カバー部材64を取付
けて構成されたものであり、この扉側カバー部材54
は、硬質塩ビ等の樹脂素材で一体成形されたものであっ
て、その取付部54bを扉2の側面2bに当接させた状
態で図示しないねじによってねじ止めされている。この
扉側カバー部材54の取付部54bの後端にはカバー片
54aが形成されており、扉2の開放端部2aから本体
3側に向かって延出するように形成されている。そし
て、扉2を閉じたときに、扉2と本体3との隙間S1を
覆うようになっている。そして、このカバー片54aの
端面540は図10に示すように波形に形成されてい
る。
等の樹脂素材で一体成形されたものであって、本体3の
側面3bに取り付けられている。そして、この本体側カ
バー部材64は、その取付部64dに図示しない取付け
穴を備え、その取付部64bを本体3の側面3bに当接
させた状態で、本体3の内側から図示しないねじによっ
てねじ止めされるようになっている。そして、取付部6
4dの表面側は階段形状に形成され、扉を閉じたとき
に、その段差面64bが扉2側のカバー片54aの端面
540と対向して近接するように配設されており、図1
0に示すように、この段差面64bもカバー片54aの
端面540の波形形状に沿うような波形形状に成形され
ている。したがって、扉2を閉じた状態では、図10に
示すように扉側カバー部材54の端面540と本体側カ
バー部材64の段差面64bとが波形形状同士ではまり
合うような状態で近接するようになる。そして、これら
本体側カバー部材64と扉側カバー部材54とは自動販
売機1の上下方向ほぼ全域に渡って延設されている。
の前端面3aとで生じる隙間S1は扉側カバー部材54
によって覆われ、なおかつ、扉側カバー部材54の端面
540に沿って本体側カバー部材64の段差面64bが
近接するので、隙間S1へのバール等の差し込みが困難
となる。さらに、扉側カバー部材54の端面540と本
体側カバー部材64の段差面64bとは互いにはまり合
うような波形形状に形成されているので、仮に、扉側カ
バー部材54の端面540と本体側カバー部材64の段
差面64bとの隙間S3にバール等を差し込んでも波形
形状によって応力が分散するので扉側カバー部材54を
大きく開けることは困難である。また、波形形状の波の
周期を短く形成すれば、バール等の先端部が隙間S3に
入りにくくなるので、よりいっそう悪戯を防ぐことがで
きる。
54および本体側カバー部材64が樹脂素材にて形成さ
れた例を示したが、もちろん板金部品でも形成すること
ができる。また、本実施の形態では、扉側カバー部材5
4の端面540と本体側カバー部材64の段差面64b
とは互いにはまり合うような波形形状に形成した例を示
したが、直線的なジグザグ形状や、凸凹形状でも同様の
効果が期待できる。
面との隙間にバール等が差し込まれることを確実に防止
できるとともに、バール等で扉をこじ開けようとする悪
戯意識を低減させることができる。
正面図である。
平面図である。
えた自動販売機における図1のA部平面断面図である。
形例を示す図である。
形例を示す図である。
えた自動販売機における図1のA部平面断面図である。
えた自動販売機における図1のA部平面断面図である。
えた自動販売機において扉を僅かに開いた状態を示した
図である。
えた自動販売機における図1のA部平面断面図である。
備えた自動販売機における要部の斜視図である。
面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 自動販売機の本体と、当該本体に開閉自
在に支持され本体前面を開閉する扉と、前記本体の開放
側の側面から前記扉の開放端部側へ延出して設けられ扉
を閉じたときに本体前面と扉の開放端部との隙間を覆う
本体側カバー部材と、当該本体側カバー部材と扉の側面
との隙間を覆う扉側カバー部材とを備えたことを特徴と
する自動販売機の扉こじ開け防止装置。 - 【請求項2】 前記扉側カバー部材は、前記扉の開放側
の側面に凹部を形成し、扉を閉じたときに当該凹部に前
記本体側カバー部材の先端が入り込むように配設されて
いることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の扉
こじ開け防止装置。 - 【請求項3】 前記扉側カバー部材は、前記本体側カバ
ー部材よりも厚い板材で構成されていることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の自動販売機の扉こじ
開け防止装置。 - 【請求項4】 前記扉を閉じたときに、当該扉の開放側
の側面が前記本体の開放側の側面よりも内側に位置する
ように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請
求項3に記載の自動販売機の扉こじ開け防止装置。 - 【請求項5】 自動販売機の本体と、当該本体に開閉自
在に支持され本体前面を開閉する扉と、前記扉の開放端
部から前記本体側へ延出して設けられ、扉を閉じたとき
に扉の開放端部と本体前面との隙間を覆う扉側カバー部
材と、前記本体の開放側の側面から斜め後方に延出して
設けられ、扉を閉じたときに前記扉側カバー部材と当接
または近接して前記当該扉側カバー部材と扉の側面との
隙間を塞ぐ本体側カバー部材とを備えたことを特徴とす
る自動販売機の扉こじ開け防止装置。 - 【請求項6】 前記本体側カバー部材は、弾性部材であ
って前記扉を閉じたときに前記扉側カバー部材と当接し
て弾性変形することを特徴とする請求項5に記載の自動
販売機の扉こじ開け防止装置。 - 【請求項7】 自動販売機の本体と、当該本体に開閉自
在に支持され本体前面を開閉する扉と、前記扉の開放端
部から前記本体側へ延出して設けられ、扉を閉じたとき
に扉の開放端部と本体前面との隙間を覆う扉側カバー部
材と、前記本体の開放側の側面に設けられ、扉を閉じた
ときに前記扉側カバー部材の端面に沿って近接する端面
を備えた本体側カバー部材とを備えたことを特徴とする
自動販売機の扉こじ開け防止装置。 - 【請求項8】 前記扉側カバー部材の端面は波形形状に
形成され、前記本体側カバー部材の端面は、当該扉側カ
バー部材の端面と沿うような波形形状に形成されている
ことを特徴とする請求項7に記載の自動販売機の扉こじ
開け防止装置。
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004261507A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-24 | Olympia:Kk | 遊技機 |
JP2008104795A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2008173338A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Samii Kk | 雀球遊技機 |
JP2008210176A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008220578A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Daiichi Shokai Co Ltd | パチンコ遊技機 |
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1999
- 1999-06-29 JP JP18413299A patent/JP3744265B2/ja not_active Expired - Fee Related
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