JP2001013645A - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット

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JP2001013645A
JP2001013645A JP11187442A JP18744299A JP2001013645A JP 2001013645 A JP2001013645 A JP 2001013645A JP 11187442 A JP11187442 A JP 11187442A JP 18744299 A JP18744299 A JP 18744299A JP 2001013645 A JP2001013645 A JP 2001013645A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
convex mirror
film unit
subject
photographing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11187442A
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English (en)
Inventor
Masaru Ishida
賢 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凸面鏡に映っていなくて撮影者が視認してい
ない周辺の被写体が多数撮影されてしまうことを少なく
し、更に被写体が予想外に小さく撮影されてしまうこと
も少なくしたレンズ付きフィルムユニット。 【解決手段】 被写体に対向して四角形の凸面鏡を設け
たレンズ付きフィルムユニットであって、被写体が前記
凸面鏡にて視認可能な領域を、撮影レンズによってフィ
ルム上に形成される画面の80%〜95%に設定したこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体に対向して
凸面鏡を設け、撮影者自身を撮影可能なレンズ付きフィ
ルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体に対向して凸面鏡を設け、撮影者
自身を撮影可能なレンズ付きフィルムユニットは既に市
販されている。撮影者自身を撮影するときは、レンズ付
きフィルムユニットを左手に持って凸面鏡に自分が映る
ようしにし、腕を伸ばして左手でシャッタレリーズす
る。
【0003】市販されている凸面鏡の一つはレンズ付き
フィルムユニットの付属品であり、ゴム紐によりレンズ
付きフィルムユニットに装着する形式である。
【0004】また、撮影レンズの周囲に凸面鏡を配置し
たレンズ付きフィルムユニットも市販されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き市販されて
いる凸面鏡において、前者はゴム紐によって装着する付
属品であるので、凸面鏡の位置がばらついたり、凸面鏡
が傾いたりする。この結果、被写体が凸面鏡にて視認可
能な領域を、撮影レンズによってフィルム上に形成され
る画面よりかなり小さくしないと、凸面鏡にて視認でき
たにも拘わらず撮影できないといった問題が生ずる。こ
のため、視認領域を撮影画面の60%〜80%と小さく
しているが、このように低い比率だと凸面鏡に映ってい
なくて撮影者が視認していない周辺の被写体が多数撮影
されてしまい、また被写体が予想外に小さく撮影されて
しまうことになる。
【0006】また、後者の撮影レンズの周囲に凸面鏡を
配置したレンズ付きフィルムユニットにおいては、撮影
画面の如き四角形でないので、撮影者が凸面鏡にて視認
しなかった被写体が撮影されてしまうことがある。
【0007】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、撮影画面に対する視認領域の比率を適正な値に
設定して上述の問題を解決したレンズ付きフィルムユニ
ットを提案することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題は下記の何れ
かの手段により解決される。
【0009】被写体に対向して四角形の凸面鏡を設け
たレンズ付きフィルムユニットであって、被写体が前記
凸面鏡にて視認可能な領域を、撮影レンズによってフィ
ルム上に形成される画面の80%〜95%に設定したこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
【0010】被写体に対向して四角形の凸面鏡を設け
たレンズ付きフィルムユニットであって、被写体が前記
凸面鏡にて視認可能な領域を、ファインダによって視認
可能な領域の85%〜120%に設定したことを特徴と
するレンズ付きフィルムユニット。
【0011】被写体に対向して凸面鏡を設けたレンズ
付きフィルムユニットであって、撮影レンズの光軸に対
して前記凸面鏡の光軸を傾斜させ、前記撮影レンズのピ
ント面より30cm〜70cmの距離にて交差させたこ
とを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
【0012】被写体に対向して凸面鏡を設けたレンズ
付きフィルムユニットであって、被写体が前記凸面鏡に
て視認可能な領域の略中央に、構図を決定するための基
準となる印を設けたことを特徴とするレンズ付きフィル
ムユニット。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のレンズ付きフィルムユニ
ットにおける実施の形態を図1乃至図6を参照して説明
する。
【0014】図1はレンズ付きフィルムユニットの外観
斜視図である。前面の中央には撮影レンズ1が配置さ
れ、その上方には左から後述する凸面鏡2、ファインダ
の対物レンズ窓3、ストロボ発光部4が配置され、スト
ロボ発光部4の下方にはストロボスイッチレバー5が配
置されている。上面にはレリーズ釦6、指数器窓7、充
電表示窓8が配置され、背面には巻上げノブ9が配置さ
れている。
【0015】図1においては隠れているが、対物レンズ
窓3に対向する背面には接眼レンズ窓が配置され、通常
の撮影においては接眼レンズ窓から被写体を覗いて構図
を決め、レリーズ釦6を押すことになる。
【0016】また、本レンズ付きフィルムユニットにお
いては撮影者自身を撮影することもできる。即ち、撮影
レンズ1が撮影者自身の方を向くように左手でレンズ付
きフィルムユニットを保持して腕を伸ばし、凸面鏡2に
撮影者自身を映し出して構図を決め、左手でレリーズ釦
6を押せば撮影者自身を撮影することができる。
【0017】なお、凸面鏡により形成される物体の像は
常に正立虚像であり、常に物体より小さい。従って、凸
面鏡2をさほど大きく形成しなくても、広範囲の被写体
を映すことができ、例えば撮影者自身の上半身を映した
り、横に並んだ数人の人を同時に映したりすることがで
きる。
【0018】ここで、凸面鏡2は撮影画面の如き四角形
に形成されて前面に固着されている。従って、撮影者自
身を映すファインダとして誤差が少ない。このため、撮
影者が凸面鏡2にて視認可能な領域を、撮影レンズ1に
よってフィルム上に形成される画面の80%〜95%に
設定することが望ましい。このように従来より高い比率
に設定することによって、凸面鏡2に映っていない被写
体が撮影されてしまう可能性が低くなり、また、予想外
に小さく撮影されてしまうこともなくなる。
【0019】また、本レンズ付きフィルムユニットにお
けるファインダの視野率は80%〜90%に設定されて
いる。従って、撮影者が凸面鏡2にて視認可能な領域を
ファインダの視野率の85%〜120%に設定してもよ
い。
【0020】また、撮影レンズ1の光軸と凸面鏡2の光
軸とは数センチの視差、即ちパララックスがある。この
ため、撮影レンズ1の光軸と凸面鏡2の光軸とを平行に
設定せず、所定の撮影距離で交差させるとパララックス
が補正される。この状態を図2のパララックス補正の説
明図により説明すると、撮影レンズ1の光軸A1に対し
て凸面鏡2の光軸A2を傾斜させ、撮影レンズ1のピン
ト面よりDの距離で交差させる。この距離Dで撮影すれ
ばパララックスが補正される。なお、腕を伸ばして撮影
可能な撮影距離Dは30cm〜70cmが望ましい。
【0021】次に、凸面鏡を球面にて四角形に形成した
とき、球面半径の求め方について、図3の説明図に基づ
いて説明する。
【0022】先ず、フィルムに形成される画面の縦寸法
をa(mm)、横寸法をb(mm)、撮影レンズ1の焦
点距離をf(mm)、撮影者が凸面鏡2にて視認可能な
領域をフィルム上に形成される画面のM(%)とする。
すると、撮影者が凸面鏡2にて視認可能な画角βは下記
の数式で求められる。
【0023】
【数3】
【0024】次に、凸面鏡の縦寸法をA(mm)、横寸
法をB(mm)とすると、凸面鏡2の対角線寸法C(m
m)は下記の数式で求められる。
【0025】
【数4】
【0026】従って、図3に示すように、凸面鏡2の光
軸Oと、凸面鏡2の対角線方向の末端部Dから被写体の
瞳の位置Eに入射する光線とが成す角度xは下記の数式
で求められる。
【0027】
【数5】
【0028】また、凸面鏡2の球面の中心Fに対して、
光軸Oと対角線方向の末端部Dとが成す角度をαとする
と、下記の式が得られる。
【0029】2(β−α)=180−(90−β)−x この式をαについて整理すると、下記の式になる。
【0030】α=(β+x−90)/2 ここで、x≒90とすると、下記の数式になる。
【0031】
【数6】
【0032】また、凸面鏡2の球面半径をR(mm)と
すると、下記の数式が得られる。
【0033】
【数7】
【0034】依って、数式に数式を代入すると、下
記の数式になる。
【0035】
【数8】
【0036】ここで、実用性があり見易さ等を考慮した
凸面鏡2の対角線寸法CをC1〜C2の範囲とすると、望
ましい凸面鏡2の球面半径Rは下記の条件式になる。
【0037】
【数9】
【0038】具体的には、C1は7mm、C2は22mm
が望ましい。
【0039】1例として、下記の条件の場合の凸面鏡2
の球面半径Rを求める。
【0040】a=24mm b=36mm M=90% f=17mm C=14mm 数式より、β=48.9になる。従って、βを数式
に代入すると、R=33.8mmとなる。
【0041】また、撮影者が凸面鏡を視認するとき、基
準となるものがあった方が構図を決めやすい。そこで、
凸面鏡の中央部に図4乃至図6に示すような印を設け、
構図を決める基準とする。
【0042】図4は中央部にリング状の突部を設けた凸
面鏡の斜視図、図5は中央部に円形の窪みを設けた凸面
鏡の斜視図、図6は中央部に十字線を設けた凸面鏡の斜
視図であり、十字線は突出していても窪んでいてもどち
らでもよい。
【0043】なお、基準となる印であれば、これ以外に
どのような形状であってもよいし、顔の中央部を基準と
するために凸面鏡の中央部より若干上部に前述の如き印
を付けてもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1,2,6,7に記載のレンズ付
きフィルムユニットによれば、凸面鏡に映っていなくて
撮影者が視認していない周辺の被写体が多数撮影されて
しまうことが少なくなり、更に被写体が予想外に小さく
撮影されてしまうことも少なくなる。
【0045】請求項3,5に記載のレンズ付きフィルム
ユニットによれば、撮影レンズと凸面鏡とのパララック
スを補正することができる。
【0046】請求項4,5に記載のレンズ付きフィルム
ユニットによれば、撮影時に構図を決め易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフィルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図2】撮影レンズと凸面鏡とのパララックスを補正す
る説明図である。
【図3】凸面鏡の球面半径を求める説明図である。
【図4】構図を決めるための印を設けた凸面鏡の斜視図
である。
【図5】構図を決めるための印を設けた凸面鏡の斜視図
である。
【図6】構図を決めるための印を設けた凸面鏡の斜視図
である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 凸面鏡 3 対物レンズ窓 6 レリーズ釦

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に対向して四角形の凸面鏡を設け
    たレンズ付きフィルムユニットであって、 被写体が前記凸面鏡にて視認可能な領域を、撮影レンズ
    によってフィルム上に形成される画面の80%〜95%
    に設定したことを特徴とするレンズ付きフィルムユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 被写体に対向して四角形の凸面鏡を設け
    たレンズ付きフィルムユニットであって、 被写体が前記凸面鏡にて視認可能な領域を、ファインダ
    によって視認可能な領域の85%〜120%に設定した
    ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 被写体に対向して凸面鏡を設けたレンズ
    付きフィルムユニットであって、 撮影レンズの光軸に対して前記凸面鏡の光軸を傾斜さ
    せ、前記撮影レンズのピント面より30cm〜70cm
    の距離にて交差させたことを特徴とするレンズ付きフィ
    ルムユニット。
  4. 【請求項4】 被写体に対向して凸面鏡を設けたレンズ
    付きフィルムユニットであって、 被写体が前記凸面鏡にて視認可能な領域の略中央に、構
    図を決定するための基準となる印を設けたことを特徴と
    するレンズ付きフィルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記凸面鏡は四角形に形成されているこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のレンズ付
    きフィルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記凸面鏡はレンズ付きフィルムユニッ
    トの前面に固着されていることを特徴とする請求項1〜
    5の何れか1項に記載のレンズ付きフィルムユニット。
  7. 【請求項7】 前記凸面鏡は球面にて四角形に形成され
    ており、球面半径は下記の条件式を満足することを特徴
    とする請求項1〜6の何れか1項に記載のレンズ付きフ
    ィルムユニット。 【数1】 【数2】 但し、R:球面半径 a:撮影画面の縦寸法 b:撮影画面の横寸法 M:撮影画面に対する凸面鏡の面積比率 f:撮影レンズの焦点距離
JP11187442A 1999-07-01 1999-07-01 レンズ付きフィルムユニット Pending JP2001013645A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11205289B2 (en) 2018-09-07 2021-12-21 Baidu Online Network Technology (Beijing) Co., Ltd. Method, device and terminal for data augmentation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11205289B2 (en) 2018-09-07 2021-12-21 Baidu Online Network Technology (Beijing) Co., Ltd. Method, device and terminal for data augmentation

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