JP2001012669A - フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手 - Google Patents

フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手

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JP2001012669A
JP2001012669A JP11180980A JP18098099A JP2001012669A JP 2001012669 A JP2001012669 A JP 2001012669A JP 11180980 A JP11180980 A JP 11180980A JP 18098099 A JP18098099 A JP 18098099A JP 2001012669 A JP2001012669 A JP 2001012669A
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corrugated tube
flexible tube
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retainer
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Shozo Fujisawa
正造 藤沢
Junichi Kuratani
純一 倉谷
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Mikio Nakaoka
幹夫 中岡
Kazuyoshi Kariki
和良 雁木
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Osaka Gas Co Ltd
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Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチ
ューブを接合したときにそのコルゲイト管における振れ
の発生を防止し得る継手を、小形に形成できるようにす
る。 【解決手段】 筒状本体11と、先端部が筒状本体11
の内部にねじ込まれる押輪25と、筒状本体11の内部
における押輪25よりも奥側に配置されるリテーナ33
と、リテーナ33よりも奥側の筒状本体11の内周に配
置される環状のシール材21とを具備する。筒状本体1
1におけるシール材21よりも内周側の部分に、環状突
部42が形成される。この環状突部42は、シール材2
1の内周に圧入されたコルゲイト管2の先端開口から、
このコルゲイト管2の端部の内周に入り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルチュー
ブ用ワンタッチ継手に関し、特にガス配管などに使用さ
れるコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブ
のための、フレキシブルチューブ用ワンタッチ継手に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のフレキシブルチューブ用継手と
して、図4に示すものが、たとえば特願平11−787
46号において提案されている。この図4において、1
はフレキシブルチューブで、薄肉のステンレス製のコル
ゲイト管2と、このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製
のチューブ状の被覆体3とによって構成されている。コ
ルゲイト管2において、4は山部、5は谷部である。こ
のフレキシブルチューブ1は、コルゲイト管2の先端の
数山分につき被覆体3が取り除かれた状態で継手に接続
される。
【0003】この継手において、11は筒状本体で、真
鍮などの金属によって形成され、その一端に外ねじ部1
2が形成されることで、ガス管などの被接続体に接続す
ることができるように構成されている。13は六角部
で、外ねじ部12のねじ込み操作のために用いられる。
筒状本体11の他端側の内周には、その開口側から順
に、内ねじ部15と、内周面16と、環状のシール材収
容部17と、コルゲイト管収容部18とが設けられてい
る。シール材収容部17には、環状のゴム製のシール材
21が、ゆるい圧入状態で収容されている。シール材2
1は、筒状本体11の奥側に位置する耐火部22と、こ
の耐火部22よりも筒状本体11の開口側に位置する一
般ゴム部23とが軸心方向に一体化された構成となって
いる。耐火部22は、たとえば熱膨張性黒鉛が混入され
たニトリルゴムなどの、耐火性を有する比較的硬質の材
料にて形成されている。一般ゴム部23は、ニトリルゴ
ムなどの、耐火性は有しないが軟質でシール性能にすぐ
れた材料にて形成されている。
【0004】25は押輪で、真鍮などの金属によって筒
状に形成されるとともに、その一端側に、筒状本体11
の内ねじ部15にねじ込み可能な外ねじ部26を有す
る。押輪25の他端側の外周には、外ねじ部26よりも
大径の外周面27が形成されている。押輪25には、フ
レキシブルチューブ1を挿通させるための孔部28が貫
通状態で形成されている。この孔部28における押輪2
5の他端側の内周には、パッキン29が収容されてい
る。孔部28における押輪25の一端部の内周には、こ
の押輪25の一端側に向かって拡径するテーパ面30が
形成されている。
【0005】図4に示すように押輪25を筒状本体11
にねじ込んだ状態においては、この押輪25の内周のテ
ーパ面30と筒状本体11の内周面16とシール材21
の端面とで囲まれる空間32が形成される。この空間3
2には、環状のリテーナ33が配置されている。このリ
テーナ33は、真鍮などの金属材料により形成され、そ
の一端側すなわち筒状本体11の奥側には、径方向内向
きの突部34が形成されている。この突部34は、コル
ゲイト管2の谷部5に係り合い可能とされている。リテ
ーナ33の外周には、押輪25の内周テーパ面30に接
触可能なテーパ面31が形成されている。
【0006】さらにリテーナ33は、突部34を有した
一端側から他端側に向かう軸心方向の切り込みが、周方
向の複数の位置に形成されることで、図示の状態から突
部34が拡径できるように構成されている。リテーナ3
3の一端側の外周には、横断面が矩形状の環状溝35が
形成され、この環状溝35にはリテーナ33の突部34
を図示の縮径状態に付勢するためのリングばね36がは
め込まれている。
【0007】このようなものにおいて、継手を構成する
場合には、まず筒状本体11の収容部17にシール材2
1をはめこんでおく。そして、環状溝35にリングばね
36をはめ込んだ状態のリテーナ33を押輪25のテー
パ面31の内周側に収容した状態で、この押輪25を筒
状本体11にねじ込む。すると、図示のようにリテーナ
33は空間32に収容される。
【0008】この状態の継手に、図示のようにコルゲイ
ト管2の谷部5で切管されかつコルゲイト管2の先端の
数山分につき被覆体3が取り除かれた状態のフレキシブ
ルチューブ1を、押輪25の端部から孔部28の中に挿
入する。すると、コルゲイト管2の先端の山部4がリテ
ーナ33の突部34を押し広げてこの突部34の位置を
通過し、シール材21の内周に圧入されるとともに、こ
のシール材21の位置を通過して収容部18に収容され
て、接合作業が完了する。図4はこの接合完了状態を示
し、このとき、突部34はばね36により縮径されてコ
ルゲイト管2の外周の谷部5に係り合う。
【0009】フレキシブルチューブ1に継手からの抜け
出し力が作用した場合には、コルゲイト管2の一つの谷
部5に突部34が係り合っているリテーナ33の外周テ
ーパ面31が押輪25のテーパ面30に当たり、リテー
ナ33は押輪25から径方向内向きの反力を受ける。す
ると、リテーナ33の突部34が全周にわたってコルゲ
イト管2の一つの谷部5の外周を押さえ付けることにな
って、これらリテーナ33とコルゲイト管2との係り合
いが確実なものになり、これによって継手からのフレキ
シブルチューブ1の抜け出しが防止されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフレ
キシブルチューブ用ワンタッチ継手においては、火災な
どの際にシール材21の一般ゴム部23が焼失した場合
にも継手のシール機能が損なわれないように、その後も
シール材21の耐火部22によりシール状態が継続され
るように構成されている。しかし、耐火部22といえど
も、火災などによって高温に晒されると脆くなり、その
後にフレキシブルチューブ1に外力が加わってコルゲイ
ト管2の先端部に振れが生じたときには、それによって
崩れなどが生じ、その結果として所要のシール性を維持
できなくなる可能性がある。そこで、図示のようにシー
ル材収容部17よりも筒状本体11の奥側にコルゲイト
管収容部18を形成し、この収容部18にコルゲイト管
2の先端部を収容させて、このコルゲイト管2に振れが
生じないように工夫されている。
【0011】しかし、このようにシール材収容部17の
奥側にさらにコルゲイト管収容部18を形成すること
で、筒状本体11がその軸心方向に長くなり、継手全体
が大形になるという問題点がある。そこで本発明は、こ
のような問題点を解決して、コルゲイト管における振れ
の発生を防止し得る継手を小形に形成できるようにする
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチ
ューブのための継手が、筒状本体と、先端部が筒状本体
の内部にねじ込まれる押輪と、筒状本体の内部における
押輪よりも奥側に配置されるリテーナと、リテーナより
も奥側の筒状本体の内周に配置される環状のシール材と
を具備し、フレキシブルチューブは、コルゲイト管が、
押輪の端部から、この押輪と前記リテーナと筒状本体と
の内部に向けて挿通可能とされることで、その先端部が
シール材の内周に圧入されるように構成され、リテーナ
は、その内部に挿通されたコルゲイト管と押輪との両者
に係り合い可能とされ、筒状本体におけるシール材より
も内周側の部分に、このシール材の内周に圧入されたコ
ルゲイト管の先端開口からこのコルゲイト管の端部の内
周に入り込む環状突部が形成されているようにしたもの
である。
【0013】このような構成であると、環状突部がコル
ゲイト管の端部の内周に入り込むことによって、このコ
ルゲイト管の先端部に振れが発生することが確実に防止
される。このとき、環状突部はシール材の内周側の部分
に形成されているため、シール材と環状突部とは継手の
軸心方向に沿った同じ位置に形成され、環状突部のため
にシール材とは別の軸心方向のスペースを要することが
なく、したがってその分だけ筒状本体が短く形成され、
継手全体が小形に形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1および図2にもとづき、図4に示した部材と同一の部
材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。ここ
で、41は筒状本体11におけるシール材収容部17の
奥端面であり、この奥端面41は、径方向に沿ってシー
ル材21よりも内周側まで形成されている。この奥端面
41の内周側の端部に連続して、環状突部42が形成さ
れている。この環状突部42は、軸心方向に沿ってシー
ル材収容部17と同じ位置かつシール材収容部17より
も内周側の位置において、奥端面41から筒状本体11
の開口側の方へ向けて軸心方向に突出するように形成さ
れて、図1に示すようにコルゲイト管2がシール材21
の内周部分に挿入されたときに、このコルゲイト管2の
内部に大きな隙間なく挿入されるように構成されてい
る。環状突部42の先端部の外周には、コルゲイト管2
の内部への入り込みを容易に行うためのテーパ面43が
形成されている。
【0015】シール材21とリテーナ33との間には、
ワッシャ45が介装されている。押輪25におけるテー
パ面30よりも開口側の部分の内周には、内周面46が
形成されている。この内周面46は、押輪25すなわち
継手の軸心方向に形成され、その軸心方向の長さLが、
コルゲイト管2の波形の1ピッチ以上の長さとなるよう
に形成されている。また内周面46は、コルゲイト管2
を挿入したときにこのコルゲイト管2との間に大きな隙
間が生じないように形成されている。
【0016】押輪25における内周面46よりも開口側
の部分の内周には、この押輪25の開口側から内周面4
6に向かうにつれて徐々に小径となる矯正用テーパ面4
7が形成されている。このような構成において、継手を
構成する際には、まず、押輪が装着されていない状態の
筒状本体11の収容部17にシール材21をはめ込むの
であるが、このときに、図2に示すように、シール材2
1を収容部17の奥端まで完全に押し込まずに、その端
部を収容部17から軸心方向に突出させた状態で、規定
の位置よりも筒状本体11の開口側に仮に軽く圧入させ
ておく。
【0017】そして、環状溝35にリングばね36をは
め込んだ状態のリテーナ33を押輪25のテーパ面30
の内周側に収容した状態で、この押輪25を筒状本体1
1にねじ込む。リテーナ33とシール材21との間には
ワッシャ45を介装しておく。するとリテーナ33は、
図2に示すように、突出したシール材21と押輪25の
テーパ面30との間に挟み込まれ、このテーパ面30の
作用によって芯出し状態で保持される。
【0018】この状態の継手とフレキシブルチューブ1
とを接合させる際には、図2に示す状態において、図1
に示すようにコルゲイト管2の谷部で切管されかつコル
ゲイト管2の先端から数山分につき被覆体3が取り除か
れた状態のフレキシブルチューブ1を、押輪25の端部
から孔部28の中に挿入する。すると、コルゲイト管2
の先端部分が内周面46の部分を通過する。
【0019】このとき、コルゲイト管2が真円状である
場合は、このコルゲイト管2は何ら支障なく押輪25の
内周面46の部分を通過する。しかし、コルゲイト管2
が楕円状である場合は、このコルゲイト管2を押輪25
の孔部28に挿入すると、その楕円の長軸に相当する部
分の山部4が矯正用テーパ面47に当たる。このとき、
さらに力を加えてコルゲイト管2を押輪25の奥側ヘ押
し込むと、その力にもとづくテーパ面47からの反力に
よって、薄肉のコルゲイト管2における楕円の長軸に相
当する部分の山部4に縮径力が付与される。これによ
り、楕円状のコルゲイト管2は、内周面46を通過し得
る程度の真円状に矯正されたうえで、さらに奥側へ挿通
される。なお、テーパ面47にはコルゲイト管2におけ
る楕円の長軸に相当する部分のみ、すなわちコルゲイト
管2の周方向に沿った一部分のみが当たるだけであるた
め、この部分を縮径させて真円状に矯正させるための力
は小さくて済む。
【0020】テーパ面47は、その軸心に対してできる
だけ角度がゆるい方が、小さい力で楕円を矯正すること
ができる。しかし、あまり角度をゆるくすると押輪25
が長くなって継手が大形になるので、この角度は45度
程度とするのが好適である。またテーパ面47は、図示
のような広い範囲に形成するほかに、たとえば内周面4
9における押輪25の開口端部側の内周にわずかな面取
りを施した程度で足りる場合もある。なぜなら、図示の
ようにコルゲイト管2自体が湾曲構造を有しており、こ
れによって容易に内周面46の内部へ案内され得るから
である。
【0021】コルゲイト管2は、このようにして内周面
46の位置を通過するが、このとき内周面46の長さL
が、コルゲイト管2の波形の1ピッチ以上の長さとなる
ように形成されているため、このコルゲイト管2は押輪
25の軸心方向に対して倒れが生じることなしに、押輪
25の軸心方向に揃えられた状態で挿入され、これによ
って確実に楕円が真円状に矯正されることになる。
【0022】反対に、内周面46の長さLがコルゲイト
管2の波形の1ピッチの長さよりも短いと、このコルゲ
イト管2が内周面の位置を通過するときに倒れが生じる
ことがあり、その場合はコルゲイト管2が楕円状であっ
ても真円への矯正を受けることなしにテーパ面47およ
び内周面46の位置を通過してしまうことがある。押し
込み力によって内周面46を通過したコルゲイト管2の
山部4は、次に芯出し状態で保持されているリテーナ3
3の突部34に当たり、このリテーナ33とワッシャ4
5とを介して、シール材21を収容部17に押し込む。
【0023】さらに押し込みを続けると、コルゲイト管
2は、その山部4が突部34に作用し、この突部34の
位置でばね36の力に抗してリテーナ33を押し広げる
ことで、この突部34の位置を通過する。その後は、突
部34はばね36の作用により縮径してコルゲイト管2
の谷部5に係り合う。同様にしてコルゲイト管2の先端
の数山がリテーナ33の突部34を通過すると、このコ
ルゲイト管2の先端の数山は、図1に示すようにシール
材21の内部に入り込む。このとき、シール材21は、
その内周面がコルゲイト管2の山部4に密着すること
で、所要のシール機能を発揮する。
【0024】このようにコルゲイト管2の先端部がシー
ル材21の内部にはまり込むと、それと同時にコルゲイ
ト管2の先端部はその谷部5が環状突部42の外周には
まり合う。この結果、火災の発生などによってシール材
21の弾性が低下しても、コルゲイト管2の先端部に振
れが発生することを確実に防止できる。このとき、環状
突部42はシール材21の内周側の位置に形成されてい
るため、シール材21と環状突部42とは継手の軸心方
向に沿った同じ位置に形成され、環状突部42のために
シール材21とは別の軸心方向のスペースを要すること
がなく、したがってその分だけ筒状本体11を短く形成
でき、継手全体を小形に形成することができる。
【0025】また、このように環状突部42によってコ
ルゲイト管2の先端部に振れが発生することが防止さ
れ、また押輪25の内周面46によってこの内周面46
の部分でもコルゲイト管2に振れが発生することが防止
されるため、継手に対してコルゲイト管2に屈曲が発生
せず、したがってシール材21によるシール機能に低下
が生じない状態で、フレキシブルチューブ1を継手に接
合することができる。
【0026】図3は、シール材21の変形例を示す。上
述のようにシール材収容部17の奥端面41はシール材
21の厚みを越えてこのシール材21よりも内周側まで
形成されているが、この図3の変形例ではシール材21
における奥側の耐火部22の先端の内周に薄肉のつば部
44が一体に形成されており、このつば部44は、シー
ル材21が収容部17に完全に収容されたときに、この
シール材21よりも内周側における奥端面41の部分に
接するように構成されている。
【0027】このため、接合完了後にフレキシブルチュ
ーブ1内にガスが通されたときには、このガスの圧力に
よってつば部44が奥端面41に密着する。これによ
り、シール材21の外周と収容部17の内周との間にガ
スが入り込んで外部に漏れるなどの事態の発生を、確実
に防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によると、コルゲイ
ト管にて構成されたフレキシブルチューブのための継手
が、筒状本体と、先端部が筒状本体の内部にねじ込まれ
る押輪と、筒状本体の内部における押輪よりも奥側に配
置されるリテーナと、リテーナよりも奥側の筒状本体の
内周に配置される環状のシール材とを具備し、筒状本体
におけるシール材よりも内周側の部分に、このシール材
の内周に圧入されたコルゲイト管の先端開口からこのコ
ルゲイト管の端部の内周に入り込む環状突部が形成され
ているようにしたため、環状突部がコルゲイト管の端部
の内周に入り込むことによって、このコルゲイト管の先
端部に振れが発生することを確実に防止でき、このとき
環状突部はシール材の内周側の部分に形成されているた
め、シール材と環状突部とは継手の軸心方向に沿った同
じ位置に形成され、環状突部のためにシール材とは別の
軸心方向のスペースを要することがなく、したがってそ
の分だけ筒状本体を短く形成でき、継手全体を小形に形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフレキシブルチューブ用
ワンタッチ継手の断面図である。
【図2】図1の継手にフレキシブルチューブが差し込ま
れる前の状態を示す断面図である。
【図3】同継手に用いられるシール材の変形例を示す図
である。
【図4】従来のフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手
の断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルチューブ 2 コルゲイト管 11 筒状本体 21 シール材 25 押輪 33 リテーナ 42 環状突部
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月31日(2000.7.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種のフレキシブルチューブ用継手と
して、たとえば図4に示すものが、本願の出願時点では
公知となっていない特願平11−78746号において
提案されている。この図4において、1はフレキシブル
チューブで、薄肉のステンレス製のコルゲイト管2と、
このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製のチューブ状の
被覆体3とによって構成されている。コルゲイト管2に
おいて、4は山部、5は谷部である。このフレキシブル
チューブ1は、コルゲイト管2の先端の数山分につき被
覆体3が取り除かれた状態で継手に接続される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチ
ューブのための継手が筒状本体と、先端部が前記筒状本
体の内部にねじ込まれた押輪と、前記筒状本体の内部に
おける前記押輪よりも奥側に配置されたリテーナと、前
記リテーナよりも奥側の前記筒状本体の内周に配置され
た環状のシール材とを具備し、前記コルゲイト管が、前
記押輪の端部から、前記押輪と前記リテーナと前記筒状
本体との内部に向けて挿通可能に、かつその先端部が前
記シール材の内周に圧入されるように構成され、前記リ
テーナは、その内部に挿通された前記コルゲイト管と前
記押輪との両者に係り合い可能とされ、前記筒状本体に
おける前記シール材よりも内周側の部分に、前記シール
材の内周に圧入された前記コルゲイト管の先端開口から
その内周に入り込む環状突部が形成され、前記押輪内に
前記コルゲイト管を挿入するとき前記コルゲイト管の傾
きを規制する前記コルゲイト管の波形の1ピッチ以上の
長さを有する内周面が前記押輪の内周に軸方向に沿って
形成され、前記内周面よりも前記押輪の開口側の内周に
テーパ面が形成されているようにしたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】このような構成であると、環状突部がコル
ゲイト管の端部の内周に入り込むことによって、このコ
ルゲイト管の先端部に振れが発生することが確実に防止
される。このとき、環状突部はシール材の内周側の部分
に形成されているため、シール材と環状突部とは継手の
軸心方向に沿った同じ位置に形成され、環状突部のため
にシール材とは別の軸心方向のスペースを要することが
なく、したがってその分だけ筒状本体が短く形成され、
継手全体が小形に形成される。また、継手とフレキシブ
ルチューブとを接合させる際において、コルゲイト管が
真円状である場合は、このコルゲイト管は何ら支障なく
押輪の内周面の部分を通過する。しかし、コルゲイト管
が楕円状である場合は、このコルゲイト管を押輪に挿入
すると、その楕円の長軸に相当する部分がテーパ面に当
たる。このとき、さらに力を加えてコルゲイト管を押輪
の奥側ヘ押し込むと、その力にもとづくテーパ面からの
反力によって、コルゲイト管における楕円の長軸に相当
する部分に縮径力が付与される。これにより、楕円状の
コルゲイト管は、内周面を通過し得る程度の真円状に矯
正されたうえで、奥側へ挿通される。コルゲイト管は、
このようにして内周面の位置を通過するが、このとき内
周面の長さがコルゲイト管の波形の1ピッチ以上の長さ
となるように形成されているため、このコルゲイト管は
押輪の軸心方向に対して倒れが生じることなしに押輪の
軸心方向に揃えられた状態で挿入され、これによって確
実に楕円が真円状に矯正されることになる。さらに、前
述のように環状突部によってコルゲイト管の先端部に振
れが発生することが防止され、また押輪の内周面の部分
でもコルゲイト管に振れが発生することが防止されるた
め、継手に対してコルゲイト管に屈曲が発生せず、した
がってシール材によるシール機能に低下が生じない状態
で、フレキシブルチューブを継手に接合することができ
る。本発明によると、筒状本体はその内部に設けられた
シール材収容部の奥端部を形成する径方向の奥端面を有
し、前記奥端面に当接する前記シール材の先端部の内周
に、前記奥端面に接するつば部が形成されているように
することができる。このような構成であると、継手への
フレキシブルチューブの接合の完了後にこのフレキシブ
ルチューブ内にガスが通されたときには、このガスの圧
力によってつば部が奥端面に密着し、これにより、シー
ル材の外周と収容部の内周との間にガスが入り込んで外
部に漏れるなどの事態の発生が確実に防止されることに
なる。また本発明によると、シール材が、筒状本体の奥
側に位置する熱膨張性の耐火部と、この耐火部よりも筒
状本体の開口側に位置する一般ゴム部とを有するように
することができる。また本発明によると、シール材の耐
火部が、熱膨張性黒鉛が混入された二トリルゴムにて形
成されているようにすることができる。また本発明によ
ると、リテーナの外周に環状溝が形成され、この環状溝
に、リテーナを縮径状態に付勢するためのばねが装着さ
れているようにすることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】テーパ面47は、その軸心に対してできる
だけ角度がゆるい方が、小さい力で楕円を矯正すること
ができる。しかし、あまり角度をゆるくすると押輪25
が長くなって継手が大形になるので、この角度は45度
程度とするのが好適である。またテーパ面47は、図示
のような広い範囲に形成するほかに、たとえば内周面
における押輪25の開口端部側の内周にわずかな面取
りを施した程度で足りる場合もある。なぜなら、図示の
ようにコルゲイト管2自体が湾曲構造を有しており、こ
れによって容易に内周面46の内部へ案内され得るから
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によると、筒状本体
におけるシール材よりも内周側の部分に、このシール材
の内周に圧入されたコルゲイト管の先端開口からこのコ
ルゲイト管の端部の内周に入り込む環状突部が形成され
ているようにしたため、環状突部がコルゲイト管の端部
の内周に入り込むことによって、このコルゲイト管の先
端部に振れが発生することを確実に防止でき、このとき
環状突部はシール材の内周側の部分に形成されているた
め、シール材と環状突部とは継手の軸心方向に沿った同
じ位置に形成され、環状突部のためにシール材とは別の
軸心方向のスペースを要することがなく、したがってそ
の分だけ筒状本体を短く形成でき、継手全体を小形に形
成することができる。しかも、押輪のテーパ面と、押輪
に挿入されるときのコルゲイト管の傾きを規制するため
の、コルゲイト管の波形の1ピッチ以上の長さを有す
る、押輪の軸心方向に沿った内周面とを形成したため、
コルゲイト管は押輪の軸心方向に対して倒れが生じるこ
となしに押輪の軸心方向に揃えられた状態で挿入され、
これによって確実に楕円が真円状に矯正される。さら
に、前述のように環状突部によってコルゲイト管の先端
部に振れが発生することが防止され、また押輪の内周面
の部分でもコルゲイト管に振れが発生することが防止さ
れるため、継手に対してコルゲイト管に屈曲が発生せ
ず、したがってシール材によるシール機能に低下が生じ
ない状態で、フレキシブルチューブを継手に接合するこ
とができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (72)発明者 柴渕 利夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 中岡 幹夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 雁木 和良 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 Fターム(参考) 3H017 CA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲイト管にて構成されたフレキシブ
    ルチューブのための継手であって、 筒状本体と、先端部が筒状本体の内部にねじ込まれる押
    輪と、筒状本体の内部における押輪よりも奥側に配置さ
    れるリテーナと、リテーナよりも奥側の筒状本体の内周
    に配置される環状のシール材とを具備し、 フレキシブルチューブは、コルゲイト管が、押輪の端部
    から、この押輪と前記リテーナと筒状本体との内部に向
    けて挿通可能とされることで、その先端部がシール材の
    内周に圧入されるように構成され、 リテーナは、その内部に挿通されたコルゲイト管と押輪
    との両者に係り合い可能とされ、 筒状本体におけるシール材よりも内周側の部分に、この
    シール材の内周に圧入されたコルゲイト管の先端開口か
    らこのコルゲイト管の端部の内周に入り込む環状突部が
    形成されていることを特徴とするフレキシブルチューブ
    用ワンタッチ継手。
  2. 【請求項2】 押輪の内周に、この押輪に挿入されると
    きのコルゲイト管の傾きを規制するための内周面が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のフレキシブ
    ルチューブ用ワンタッチ継手。
  3. 【請求項3】 内周面は、軸心方向に沿ってコルゲイト
    管の波形の1ピッチ以上の長さを有することを特徴とす
    る請求項2記載のフレキシブルチューブ用ワンタッチ継
    手。
  4. 【請求項4】 内周面よりも押輪の開口側の内周に、挿
    通されるコルゲイト管を真円状に矯正するためのテーパ
    面が形成されていることを特徴とする請求項2または3
    記載のフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手。
  5. 【請求項5】 筒状本体の内部に、シール材の先端面が
    接する径方向の奥端面が形成され、シール材の先端部の
    内周に、筒状本体の奥端面に接するつば部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1
    項記載のフレキシブルチューブ用ワンタッチ継手。
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JP2007211837A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Shinwa Sangyo Co Ltd フレキシブルチューブ用継手

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