JP2001011820A - 橋床ハンチの施工方法 - Google Patents

橋床ハンチの施工方法

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JP2001011820A
JP2001011820A JP11184634A JP18463499A JP2001011820A JP 2001011820 A JP2001011820 A JP 2001011820A JP 11184634 A JP11184634 A JP 11184634A JP 18463499 A JP18463499 A JP 18463499A JP 2001011820 A JP2001011820 A JP 2001011820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は橋床のハンチを必要とする場合、簡
単な作業で且つ施工の合理化が図れる橋床ハンチの施工
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】イ)鋼製桁1の上にスタッドボルト2を取
付ける工程と、ロ)スタッドボルト2に、橋床底面の高さ
に合わせ支持板3をセットする工程と、ハ)ハンチ外形位
置に側板4を着脱可能に取付ける型枠工程と、ニ)コン
クリート捨て型枠付き立体トラス5を支持板3の上面に
敷設する工程と、ホ)敷設後、対向するコンクリート捨
て型枠付き立体トラス5間をU字筋6で接続させる工程
と、ヘ)立体溶接鉄筋51にコンクリートを打設して橋床
と共にハンチを形成する工程と、ト)コンクリートの固
化後、側板4を取外す型枠解体工程とから成る橋床ハン
チの施工方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路の幅が二車線程
度の橋に於ける橋床ハンチの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はハンチが形成されたプレキャスト
(鋼材入りコンクリート平版)を用いて、橋床が施工さ
れた状態を示す図であり、この施工方法として、橋桁
(1)のフランジ部(11)上面にプレキャストを所定位置
に配置させ敷設していた。また前記プレキャストは橋の
原形に合わせて一つずつ設計したものを製作し順次敷設
させて施工が行われていた。従って、前記プレキャスト
が製作されるまでには、時間とコストが多く掛ってい
た。又、このプレキャストは大きく重いものであり、前
記プレキャストを現場まで運搬したり、現場で吊下げて
敷設することは高度の技術を要するため、かなり難し
く、大掛かりの橋に使用する場合には非常に便利な施工
方法であったが、道路の幅が二車線程度の小さな橋に於
いては、前記プレキャストを使用すると、コスト高とな
って採算が合わないため、プレキャストを使用した橋床
が施工されることは殆どなかった。このため、ハンチ付
きの橋床の一般的な施工方法としては、橋桁の上に橋床
用の木製型枠と共にハンチ用の木製型枠を現場で組立
て、且つ鉄筋の配筋作業が行われ、その後、コンクリー
ト打設・養生を行ってから木製型枠の解体及び撤去作業
が行われてハンチ付き橋床を形成させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記一般
的な橋床ハンチの施工方法は、型枠に木を使用するた
め、不要になった木製型枠の材料が多数発生するので、
その廃棄処分が必要となり、環境問題を生じていた。ま
た現場で木製型枠の組立作業や鉄筋配筋作業が行われる
ため、施工期間が天候に左右され、且つ多くの作業員が
必要であると共に熟練技術も必要であった。更にコンク
リート打設・養生後、木製型枠の解体及び撤去作業を行
うので、工期短縮やコスト削減及び省力化などが困難で
ある等の問題点があった。
【0004】本発明は交通量が多く且つ大型車の通る橋
などの橋床のハンチを必要とする場合、簡単な作業で且
つ施工の合理化が図れる橋床ハンチの施工方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は成されたものであり、つまり、イ)橋桁の
上に、スタッドボルトを所定ピッチで取付ける工程と、
ロ)スタッドボルトに、橋床底面の高さに合わせて支持板
をセットする工程と、ハ)ハンチ外形位置に金属製の側板
を着脱可能に取付ける型枠工程と、ニ)コンクリート捨
て型枠付き立体トラスを支持板の上面に敷設する工程
と、ホ)敷設後、対向するコンクリート捨て型枠付き立
体トラス間をU字筋で接続させる工程と、ヘ)コンクリ
ート捨て型枠付き立体トラスの立体溶接鉄筋にコンクリ
ートを打設して、橋床と共にハンチを形成する工程と、
ト)コンクリートの固化後、側板を取外す型枠解体工程
とから成る橋床ハンチの施工方法とする。尚、橋桁の上
面にスタッドボルトを且つ下面に固定ボルトを予め工場
で固着しておくと共に支持板の両側面に取付ボルトを水
平に突出させて複数本固着しておくと良い。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図3は本発明の実施形態の
要部を示す図であり、先ず始めに図中の番号について説
明する。(1)は橋梁の鋼製桁であり、該鋼製桁(1)
としてはH形鋼を用いる。 (2)は鋼製桁(1)のフラ
ンジ部(11)上面に所定ピッチで複数取付けられたスタ
ッドボルトであり、該スタッドボルト(2)の所定ピッ
チは後述するU字筋(6)の中間位置に来るピッチとす
る。またスタッドボルト (2)は鋼製桁(1)を準備す
る際に、予め工場に於いて鋼製桁(1)のフランジ部
(11)上面に溶接或いはネジ込んで立設させておくと良
い。(3)はスタッドボルト(2)に、橋床底面と上面
が同一高さになるようにセットした支持板であり、該支
持板(3)は金属板を折曲してコの字状に形成させるか或
いは既存の型鋼を用いる。尚、折曲する形状や型鋼の形
状はコの字状に限定されるものではない。(4)は金属
板を折曲して略々Sの字状及び逆Sの字状に形成した2
枚から成る側板であり、該側板(4)は左右から配置し
て上方広がりに取付け、橋床のハンチ外形位置に合わせ
て着脱可能に取付けられる。又、前記側板(4)には後
述する取付ボルト(8)と固定ボルト(9)を挿入する
穴が所定位置に穿設されている。(5)は支持板(3)
の上面に配置して敷設するコンクリート捨て型枠付き立
体トラスであり、該コンクリート捨て型枠付き立体トラ
ス(5)は立体溶接鉄筋(51)と、その下部にコンクリ
ートを打設して一体に形成させた所定厚さのコンクリー
ト版(52)とから成る。このコンクリート捨て型枠付き立
体トラス(5)は工場で仕上げたものを現場に持ち込
む。尚、この時、コンクリート構造物で必要な鉄筋から
の厚さ分、つまり、底面から立体溶接鉄筋(51)の最下
位置の鉄筋までの距離を3cm以上確保しておく。(6)は
コンクリート鉄筋がU字状に折曲された連結用のU字筋
であり、該U字筋(6)は、予め工場に於いて、コンク
リート捨て型枠付き立体トラス(5)が完成後、立体溶
接鉄筋(51)の長手方向の各鉄筋間へ引出し可能に差し
込んでおく。この時、U字筋(6)には弾性を持たせ、
若干開口側が縮められた状態でセットしておくと良い。
(7)はスタッドボルト(2)に螺合する高さ調節ナッ
トであり、該高さ調節ナット(7)は支持板(3)の上
面と下面に取付け、支持板(3)の上面が橋床底面と同
一高さになるようにセットされている。(8)は支持板
(3)の両側面から水平に突出させて固着した多数本の
取付ボルトであり、該取付ボルト(8)は予め工場で固
着させておくと良い。尚、前記取付ボルト(8)の代り
にネジ棒を使用しても良い。(9)はフランジ部(11)
下面から垂直に突出させた固定ボルトであり、該固定ボ
ルト(9)は予め工場に於いてスタッドボルト(2)と一
緒に固着させると良い。(10)は取付ボルト(8)及
び固定ボルト(9)と螺合するナットである。尚、前記ナ
ット(10)は取付ボルト(8)及び固定ボルト(9)の
太さが異なる時には、別々のサイズのナット(10)を
用いる。
【0007】図2は本発明の別実施形態の要部を示す図
であり、これは前記実施形態と比べると、使用するコン
クリート捨て型枠付き立体トラス(5)の端部が異な
る。つまり、コンクリート版(52)が立体溶接鉄筋(51)
よりも小さく形成して、端部から鉄筋が突出しており且
つ該コンクリート版(52)の端部が下方に厚く形成された
突部(521)を設けている。この突部(521)は側板(4)の
上部と当接する。また前記支持板(3)の上面の高さ
は、立体溶接鉄筋(51)の最下位置の鉄筋が支持板
(3)の上面に載置されるので、前記実施形態よりも高
い位置にセットされる。その他は同じである。
【0008】次に本実施形態の橋床ハンチの施工方法に
ついて説明する。予め工場でコンクリート捨て型枠付き
立体トラス(5)を製作すると共にU字筋(6)を長手
方向の各鉄筋間へ引出し可能に差し込んでおく。また鋼
製桁(1)を加工する工場に於いては、鋼製桁(1)の
フランジ部(11)上面にスタッドボルト(2)を且つ下
面に固定ボルト(9)を所定ピッチで固着させておく。先
ず始めに鋼製桁(1)を橋脚の上にセットした後、各ス
タッドボルト(2)に高さ調節ナット(7)を1個螺合
させておき、その上へ所定長さの支持板(3)を被せて図
示しない穴にスタッドボルト(2)を挿入し且つ各スタ
ッドボルト(2)に高さ調節ナット(7)を1個螺合さ
せて支持板(3)の上面高さが橋床底面と同一高さになる
ようにセットする。そして次の支持板(3)も同様にセッ
トするが、各支持板(3)間にはコンクリート打設が可能
となるように隙間を設けてセットさせる(図3参照)。
次に支持板(3)から突出する取付ボルト(8)を側板
(4)上部の穴に挿入すると共に取付ボルト(8)にナ
ット(10)を螺合させて左右の側板(4)を仮固定させ
る。そして左右の側板(4)下部の穴に固定ボルト(9)
を挿入すると共にナット(10)を螺合させて左右の側板
(4)下部を固定し、更に左右の側板(4)上部を本締
めして固定させ、橋床のハンチ外形位置に側板(4)が
着脱可能に取付けられるのである。次にコンクリート捨
て型枠付き立体トラス(5)を、支持板(3)の上面で且
つスタッドボルト(2)付近まで配置して敷設する。敷
設後、コンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)に予
め差し込まれていた連結用のU字筋(6)を引出し、ス
タッドボルト(2)を挟んで対向する立体溶接鉄筋(5
1)の配筋内へ押し込ませると共に前記U字筋(6)が
スタッドボルト(2)の間に配置されているか確認する
コンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)同士を接続
させる工程が行われる。
【0009】ハンチの型枠作業が終了後、コンクリート
捨て型枠付き立体トラス(5)の立体溶接鉄筋(51)に
コンクリートを打設し、敷設された各コンクリート捨て
型枠付き立体トラス(5)が一体化されて橋床と共にハ
ンチを形成する。コンクリートが固化後、取付ボルト
(8)と固定ボルト(9)に螺合するナット(10)を外
してから左右の側板(4)を取外し型枠解体作業が完了
するのである。その後、回収した左右の側板(4)を別
の位置に持っていって上記工程を繰返して橋床及びハン
チが出来上がるのである。尚、コンクリート打設時、隣
接するコンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)の立
体溶接鉄筋(51)はU字筋(6)で接続しているが、固
定はされておらず、且つU字筋(6)とスタッドボルト
(2)は接触しない状態で離れているが、コンクリート
が固化すると、配筋された鉄筋とスタッドボルト(2)
が鋼製桁(1)に固定しているので、コンクリート捨て
型枠付き立体トラス(5)同士が連結されると共に立体
溶接鉄筋(51)はスタッドボルト(2)を介在させて鋼製
桁(1)とも固定して、浮き上がらないようにしっかり
と一体化するため、地震などの揺れに対しても強いもの
となる。この時、前記コンクリート捨て型枠付き立体ト
ラス(5)のコンクリート版(52)は作業床兼用の捨て
型枠として使用出来るため、橋梁を構成する床版等の型
枠仮設作業が省略でき、且つ鉄筋配筋作業の効率化も促
進され、従来の橋床ハンチの施工方法と比較して省力
化,工期短縮,コスト削減等の効果を高める施工方法とな
るのである。
【0010】次に別実施形態の橋床ハンチの施工方法に
ついて説明する。予め工場でコンクリート捨て型枠付き
立体トラス(5)や支持板(3)及び鋼製桁(1)の製
作を行い、支持板(3)を取付けるまでは同じであるが、
支持板(3)の上面高さが前記実施形態のものよりも約3
cm高くセットする。セット後は上記同様に左右の側板
(4)を固定させ、そして支持板(3) の上面で且つス
タッドボルト(2)付近まで立体溶接鉄筋(51)を配置
して敷設する。この時、コンクリート版(52)の端部に形
成された突部(521)の斜面とコンクリート版(52)底面
が側板(4)の上部と当接する。敷設後、コンクリート
捨て型枠付き立体トラス(5)に予め差し込まれていた
連結用のU字筋(6)を引出し、スタッドボルト(2)
を挟んで対向する立体溶接鉄筋(51)の配筋内へ押し込
ませると共に前記U字筋(6)がスタッドボルト(2)
の間に配置されているか確認するコンクリート捨て型枠
付き立体トラス(5)同士を接続させる工程が行われ、
コンクリート打設して、敷設された各コンクリート捨て
型枠付き立体トラス(5)が一体化されて橋床とハンチ
を形成する。このコンクリート打設時、ハンチ用の型枠
に流されるコンクリートは、コンクリート版(52)の端部
がなく、鉄筋だけであるので、スムーズにコンクリート
が流れ込んで充填される。又、この時、側板(4)の上
部は突部(521)の斜面とコンクリート版(52)底面が当
接しているので、側板(4)の上部からコンクリートが
回り込んで外に流れ出る恐れが殆どないので、仕上がり
がきれいになる。コンクリートの固化後は、上記同様に
して左右の側板(4)を取外して型枠解体作業が完了す
るのである。
【0011】
【発明の効果】本発明はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0012】請求項1のようにイ)鋼製桁(1)の上に
スタッドボルト(2)を所定ピッチで取付ける工程と、
ロ)スタッドボルト(2)へ橋床底面の高さに合わせて支
持板(3)をセットする工程と、ハ)ハンチ外形位置に金
属製の側板(4)を着脱可能に取付ける型枠工程と、
ニ)コンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)を支持
板(3)の上面に敷設する工程と、ホ)敷設後、対向す
るコンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)間をU字
筋(6)で接続させる工程と、ヘ)コンクリート捨て型
枠付き立体トラス(5)の立体溶接鉄筋(51)にコンク
リートを打設して、橋床ハンチを形成する工程と、ト)
コンクリートの固化後、側板(4)を取外す型枠解体工
程とから成る橋床ハンチの施工方法とすることにより、
道路の幅が二車線程度の小さな橋に於いても、ハンチ付
きプレキャストを用いた施工方法に近い簡単な作業で橋
床の施工と共にハンチの施工も同時に行えるため、従来
の如き木製型枠の組立作業や鉄筋配筋作業が現場で激減
でき、施工期間が天候に左右されることも少なくなり、
且つ多くの作業員も不要となる。又、コンクリート打設
・養生後、ハンチ用の金属製型枠の解体及び撤去作業が
極めて簡単となり、工期短縮やコスト削減及び省力化な
どが可能となると共に木製型枠の廃棄処理も不要となる
ため、森林資源の保護に貢献でき、環境にやさしい橋床
ハンチの施工方法となるのである。
【0013】請求項2のように支持板(3)の断面をコ
の字状として、その開口を下方に向けた際の両側辺に
は、取付ボルト(8)を水平に突出させて固着しておく
と共に鋼製桁(1)のフランジ部(11)下面に固定ボル
ト(9)を下方に突設させたことにより、ハンチ外形位
置に取付ける金属製の側板(4)が左右に分離して着脱
可能にハンチ用の型枠として用いることが出来るものと
なる。また側板(4)の構造が簡単で且つ取付けも簡単
であると共に薄く軽量化でき、且つ繰返して使用出来る
ものとなる。
【0014】請求項3に示すように鋼製桁(1)のフラ
ンジ部(11)上面にスタッドボルト(2)を且つ下面に
固定ボルト(9)を予め工場に於いて固着させることに
より、設備の整った工場でそれらを正確なピッチで加工
できるため、現場に於いては殆ど手直しや修理も不要と
なり、従来の工法と比較して短工期で且つ省労力で設置
できると共にコスト削減が可能となる。
【0015】請求項4に示すように支持板(3)の取付
け高さを、その上下面に取付けた高さ調節ナット(7)に
よって固定することにより、支持板(3)上面の取付け
高さが橋床底面と簡単に合わせることが出来ると共にそ
の高さ調節も自在に行えるものとなるため、ハンチの高
さなどの変化に対応可能となる。
【0016】請求項5のようにコンクリート捨て型枠付
き立体トラス(5)を支持板(3)の上面に配置して敷
設する際、支持板(3)の上面にコンクリート版(52)を
載置させると、安定した残存型枠として使用出来ると共
に作業用の床板としても兼用出来るものとなる。一方、
支持板(3)の上面に立体溶接鉄筋(51)を載置させる
と、コンクリート版(52)より安定性は低下するが、残存
型枠及び作業用の床板として使用でき、特にコンクリー
ト打設時に於いては、鉄筋材からハンチ内部が見えてコ
ンクリートの充填具合が良く分かると共にコンクリート
の流れも良くなる。
【0017】請求項6のようにコンクリート版(52)の端
部に、前記側板(4)の上部と当接する突部(521)が
形成されたものを用いると、コンクリート打設時に側板
(4)の上部から外にコンクリートが回り込む恐れが殆
どなく、仕上がりがきれいなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部を示す断面図である。
【図2】本発明の別施形態の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態の要部を示す説明図である。
【図4】本実施形態によるハンチが設けられる橋床の要
部を示す説明図である。
【図5】従来のハンチ付きプレキャストを用いた場合の
橋床の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 鋼製桁 11 フランジ部 2 スタッドボルト 3 支持板 4 側板 5 コンクリート捨て型枠付き立体トラス 51 立体溶接鉄筋 52 コンクリート版 521 突部 6 U字筋 7 高さ調節ナット 8 取付ボルト 9 固定ボルト 10 ナット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程から成ることを特徴とする橋
    床ハンチの施工方法。イ )橋梁の鋼製桁(1)のフランジ部(11)上面に、スタ
    ッドボルト(2)を所定ピッチで立設する工程。ロ )前記スタッドボルト(2)に、橋床底面の高さに合わ
    せて支持板(3)をセットする工程。ハ ) 橋床のハンチ外形に合わせた金属製の側板(4)を
    着脱可能に取付ける型枠工程。ニ )立体溶接鉄筋(51)の下部にコンクリートを打設し
    てコンクリート版(52)を一体に形成させたコンクリート
    捨て型枠付き立体トラス(5)を用意すると共に前記立
    体溶接鉄筋(51)に予め連結用のU字筋(6)を引出し
    自在に差し込み、そのコンクリート捨て型枠付き立体ト
    ラス(5)の端を前記支持板(3)の上面で且つ前記ス
    タッドボルト(2)付近まで配置して敷設する工程。ホ )敷設後、コンクリート捨て型枠付き立体トラス
    (5)から前記U字筋(6)を引出し、前記スタッドボ
    ルト(2)を挟んで対向するコンクリート捨て型枠付き
    立体トラス(5)の配筋内へ押し込ませると共に前記U
    字筋(6)がスタッドボルト(2)の間に配置されてい
    るか確認するコンクリート捨て型枠付き立体トラス
    (5)同士を接続させる工程。ヘ )前記コンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)の
    立体溶接鉄筋(51)にコンクリートを打設し、敷設され
    た各コンクリート捨て型枠付き立体トラス(5)が一体
    化されて橋床と共にハンチを形成する工程。ト )コンクリートの固化後、前記側板(4)を取外す型
    枠解体工程。
  2. 【請求項2】 前記支持板(3)の断面がコの字状であ
    り、その開口を下方に向けた際の両側辺には、取付ボル
    ト(8)を水平に突出させて固着しておくと共に鋼製桁
    (1)のフランジ部(11)下面に固定ボルト(9)を下
    方に突設させておき、前記側板(4)の取付けが、前記
    取付ボルト(8)及び固定ボルト(9)とそれに螺合す
    るナット(10)とによって行われる請求項1記載の橋
    床ハンチの施工方法。
  3. 【請求項3】 前記鋼製桁(1)のフランジ部(11)上
    面にスタッドボルト(2)を且つ下面に固定ボルト
    (9)を予め工場に於いて固着させた請求項1記載の橋
    床ハンチの施工方法。
  4. 【請求項4】 前記支持板(3)の取付け高さが、該支
    持板(3)の上下面に取付けた高さ調節ナット(7)によ
    って調節自在である請求項1記載の橋床ハンチの施工方
    法。
  5. 【請求項5】 前記コンクリート捨て型枠付き立体トラ
    ス(5)を前記支持板(3)の上面に配置して敷設する
    際、前記支持板(3)の上面にコンクリート版(52)を載
    置させるか或いは立体溶接鉄筋(51)を載置させた請求
    項1記載の橋床ハンチの施工方法。
  6. 【請求項6】 前記コンクリート版(52)の端部に、前記
    側板(4)の上部と当接する突部(521)が形成された
    ものを用いる請求項1記載の橋床ハンチの施工方法。
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