JP2001011164A - 印刷インキ用樹脂 - Google Patents

印刷インキ用樹脂

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JP2001011164A JP18574999A JP18574999A JP2001011164A JP 2001011164 A JP2001011164 A JP 2001011164A JP 18574999 A JP18574999 A JP 18574999A JP 18574999 A JP18574999 A JP 18574999A JP 2001011164 A JP2001011164 A JP 2001011164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルムアルデヒドを合成過程で使用しない樹
脂であり、広い用途を持つインキ調製に適用する樹脂に
好適な程度に樹脂粘度が高く、あるいは、高い分子量を
有する新規な印刷インキ用樹脂または樹脂組成物の提
供。 【解決手段】 ロジン類、α,β-不飽和カルボン酸また
はその無水物、脂肪族多塩基酸、多価アルコールとを加
熱反応させて得られる樹脂または樹脂組成物である。特
には、ロジン類100重量部に対して、α,β-不飽和カ
ルボン酸またはその無水物1〜15重量部を用いて、前
記の加熱反応を行い得られる樹脂または樹脂組成物であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷インキ用樹脂
に関し、具体的には、オフセット印刷用インキの調製に
用いられるインキ用樹脂または樹脂組成物に関する。特
には、オフセット印刷において、要求される優れたイン
キ性能と印刷作業性を与える印刷インキ用樹脂、ならび
に、係る特質を利用し、この印刷インキ用樹脂を用いて
調製される印刷用インキに関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷は、多様な印刷原版の印
刷が可能である利点を持ち、その利点から、広く用いら
れている代表的な印刷方式である。このオフセット印刷
方式には、熱によってインキを乾燥させるヒートセット
式のオフセット輪転印刷と乾性油を触媒に用いて硬化、
乾燥させる枚葉式印刷の二種の方式がある。オフセット
印刷に用いられるインキでは、それを構成する樹脂とし
て、天然物であるロジンを、フェノール樹脂、特にレゾ
ール樹脂で変性したロジンフェノール樹脂が広く用いら
れている(特開平9−268211号公報等を参照)。
【0003】このロジンフェノール樹脂は、ロジンを樹
脂骨格中に有しているため、顔料との濡れ性が向上し、
顔料が均一分散しやすいという利点を有している。この
ロジンをフェノール樹脂で変性している理由は、ロジン
自体は、高分子重合を起こさないモノカルボン酸類であ
るため、樹脂に必要な架橋構造を導入する必要があり、
フェノール樹脂で変性することにより、架橋構造の導入
を図ったものである。さらに、フェノール樹脂の合成に
は、主原料のフェノール類とホルムアルデヒドを、アル
カリ又は酸触媒を用いて反応させる方法が用いられてい
る。そのため、ロジンフェノール樹脂の合成過程では、
ホルムアルデヒドは合成上必須な構成成分となってい
る。また、フェノール樹脂、具体的には、レゾール樹脂
には、ホルムアルデヒドに由来する末端メチロール基が
存在している。
【0004】ところで、ヒートセット式のオフセット印
刷では、印刷工程中、インキ乾燥など、インキにかなり
の熱がかかる工程がある。この加熱の際、ロジンフェノ
ール樹脂中に、未反応のホルムアルデヒドが僅かでも残
存していれば、ホルムアルデヒドの飛散が起こる可能性
がある。また、例えば、レゾール樹脂の末端メチロール
基に由来するホルムアルデヒドなど、樹脂骨格より遊離
するホルムアルデヒドの飛散が起こる可能性も、必ずし
も否定することはできない。このホルムアルデヒドは、
シックハウス問題等で、大きな関心が寄せられている化
学物質過敏症を引き起こす原因化合物の一つであると、
指摘を受けている。
【0005】上記の理由により、印刷インキ用に用いら
れる樹脂でも、ホルムアルデヒドの遊離を抑えた樹脂の
使用が望まれ、その開発が急がれている。ホルムアルデ
ヒドの遊離を抑える手段としては、従来から検討と改良
が進めらている幾つかの方法がある。例えば、ホルムア
ルデヒドを含有する樹脂系に、ホルムアルデヒド捕捉能
を有する添加剤、いわゆるキャッチャーを添加する方法
などである。また、発想の転換を図って、ホルムアルデ
ヒドを合成過程で使用しない樹脂を用いることで、ホル
ムアルデヒド遊離の問題を回避することも考えられる。
【0006】しかしながら、前者のキャッチャーを添加
する方法では、インキ化したとき、要望される作業性を
保つように、添加率を調整するのは容易ではない。そも
そも、キャッチャーの添加は、僅かに残留している未反
応ホルムアルデヒドに対しては有効な手段ではあるが、
レゾール樹脂の末端メチロール基が脱離することに由来
するホルムアルデヒドなど、経時的に徐々に遊離してく
るものは、キャッチャーのみで捕捉すること自体、相当
に難しい。
【0007】一方、後者のホルムアルデヒドを合成過程
で使用しない樹脂への転換は、本質的な解決策ではある
ものの、現状では、インキ用樹脂としての特性を一応満
足する樹脂ですら、限られた数しかない。インキ用樹脂
では、顔料との濡れ性から、ロジンを含有することが好
ましく、現状のホルムアルデヒドを合成過程で使用しな
い樹脂のうち、ロジンの多価アルコールエステル類のみ
が、特定用途のインキ用樹脂として使用されている。し
かしながら、このロジンと多価アルコールのエステル化
反応により得られた樹脂は、高分子量化が不十分なた
め、広い用途を持つインキ調製に適用する樹脂として
は、その樹脂粘度が低いといった、今後さらなる改良・
解決すべき問題点を残している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するもので、本発明の目的は、ホルムアルデヒド
を合成過程で使用しない樹脂であり、広い用途を持つイ
ンキ調製に適用する樹脂に好適な程度に樹脂粘度が高
く、あるいは、高い分子量を有する新規な印刷インキ用
樹脂または樹脂組成物を提供することにある。より具体
的には、本発明の目的は、その合成において、ホルムア
ルデヒドを原料として用いず、あるいは、加熱した際、
容易にホルムアルデヒドとして遊離するメチロール基を
含まない樹脂または樹脂組成物であり、オフセット印刷
用インクの調製に利用する際、好適な樹脂粘度又は分子
量を持つ新規な樹脂または樹脂組成物を提供することに
ある。さらに、本発明は、上記の樹脂または樹脂組成物
を用いて、調製される良好な印刷特性を有する新規なオ
フセット印刷用インキを提供することをも目的とする。
すなわち、本発明の目標とする印刷インキ用樹脂は、現
状オフセット印刷用インキの調製に利用されているロジ
ンフェノール樹脂を代替できる特性、すなわち、ロジン
フェノール樹脂と比較して、遜色の無い樹脂粘度又は分
子量を持ちつつ、その合成において、ホルムアルデヒド
を原料として用いず、あるいは、加熱した際、容易にホ
ルムアルデヒドとして遊離するメチロール基を含まない
樹脂である。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、鋭意研究を進め、分子内にロジン骨格
を保持し、加えて、樹脂に必要な架橋構造をも持ち、高
い分子量ならびに高い粘度を持つ新規な樹脂の合成を行
った。その過程において、ロジン2分子以上が多量体化
したロジン重合体を用い、このロジン重合体等、脂肪酸
が二量体化したダイマー酸および多価アルコールとのエ
ステル化反応を行い得られる樹脂は、前記する要件を満
たす樹脂であるとして、係る新規な樹脂の発明を完成さ
せ、特許出願を行った(特願平10−337460号に
添付の明細書を参照)。本発明者らは、このロジン重合
体自体における、分子内重合構造を架橋構造として利用
する方法以外の解決手段を提供すべく、さらに研究・検
討を継続した。その結果、主原料として、ロジン類、
α,β-不飽和カルボン酸またはその無水物、脂肪族多塩
基酸、多価アルコールを用い、これら原料を混合し、加
熱反応させて得られる生成物は、樹脂に必要な架橋構造
を持ち、従って、高い分子量を示し、また、その粘度も
印刷インキ用樹脂に好ましい程度に高いものであること
を見出した。係る知見に基づき、本発明を完成するに至
った。
【0010】すなわち、本発明の印刷インキ用樹脂は、
ロジン類、α,β-不飽和カルボン酸またはその無水物、
脂肪族多塩基酸、多価アルコールとを加熱反応させて得
られる樹脂または樹脂組成物である。特には、ロジン類
100重量部に対して、α,β-不飽和カルボン酸または
その無水物1〜15重量部を用いて、前記の加熱反応を
行い得られる樹脂または樹脂組成物である。すなわち、
ロジン類の主成分である、アビエチン酸とその類縁体1
分子に対して、α,β-不飽和カルボン酸またはその無水
物を、0.01〜0.6分子の割合で用い、前記の加熱
反応を行い得られる樹脂または樹脂組成物である。
【0011】本発明の印刷インキ用樹脂は、好ましく
は、原料のロジン類、α,β-不飽和カルボン酸またはそ
の無水物及び脂肪族多塩基酸中のカルボキシル基1当量
に対して、多価アルコールを、少なくとも、0.3当量
以上、好ましくは0.5〜2当量の割合で添加して、加
熱反応させて得られる樹脂または樹脂組成物である。
【0012】本発明の印刷インキ用樹脂は、より好まし
くは、原料のロジン類、α,β-不飽和カルボン酸または
その無水物、脂肪族多塩基酸、多価アルコールの重量総
和に対して、0.1%〜2%の2価金属化合物を添加し
て、加熱反応を行い得られる樹脂または樹脂組成物であ
る。
【0013】また、本発明の印刷インキ用樹脂において
は、上記の加熱反応を行う際、石油樹脂を存在させるこ
とにより得られる樹脂または樹脂組成物とすることもで
きる。加えて、前記石油樹脂として、主として、C5系の
オレフィンを重合して得られる脂肪族系石油樹脂を用い
るとより好ましい。
【0014】さらに、本発明の印刷用インキは、上記本
発明の印刷インキ用樹脂、乾性油、溶剤及び顔料を必須
成分として含み、これらを混練して得られるインキであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の印刷インキ用樹脂は、ロ
ジン類、α,β-不飽和カルボン酸またはその無水物、脂
肪族多塩基酸、多価アルコールとを混合し、加熱反応を
行わせて、得られる高い分子量の樹脂としたものであ
る。この加熱反応において、次に述べる二種の反応が起
こり、樹脂内に架橋構造が導入されたものとなる。すな
わち、加熱を行うと、α,β-不飽和カルボン酸またはそ
の無水物は、不飽和結合を有しているロジン類と、アル
ダーのエン反応またはディールズ-アルダー反応等の付
加反応を行い、α,β-不飽和カルボン酸とロジン類との
付加体を生成する。この付加体は、分子内に、2以上の
カルボキシル基を有することになる。この付加反応に加
え、さらに、系内に存在する多価アルコールおよび脂肪
族多塩基酸とエステル化反応を行わせることにより、樹
脂が架橋構造を形成することができ、分子量の増大がな
される。従って、得られる樹脂または樹脂組成物は、架
橋構造を有する高い分子量となり、それに伴い樹脂粘度
も高いものとなる。
【0016】なお、上記の反応において、ロジン類と
α,β-不飽和カルボン酸またはその無水物の付加反応
と、多価アルコールとのエステル化反応とは、競合して
起こるため、生成物は、種々の構成単位からなる混合物
となる。ロジン類とα,β-不飽和カルボン酸またはその
無水物の付加反応が優先的に進行する条件とすると、樹
脂粘度は一層高いものとなる。すなわち、アルダーのエ
ン反応またはディールズ-アルダー反応は、通常、加熱
のみで反応が開始するが、これら付加反応を触媒する化
合物を添加すると、より好ましい結果が得られる。な
お、α,β-不飽和カルボン酸のエステル化が先に進行し
た際にも、α,β-不飽和カルボン酸エステルも前記のア
ルダーのエン反応またはディールズ-アルダー反応にお
ける反応性を保持するので、著しい差異とはならない。
【0017】本発明で用いるロジン類としては、ガムロ
ジン、ウッドロジン、トール油ロジン、またはこれらの
混合物が挙げられる。一般に、ロジンとは、マツ科植物
から得られる樹脂油をもとに、精油などの揮発性物質を
留去したあとの残留樹脂であり、組成にバラツキはある
ものの、アビエチン酸とその類縁体を主成分とする樹脂
酸と少量の中性成分を含有する混合物である。このアビ
エチン酸とその類縁体に存在する不飽和結合において、
下記のα,β−不飽和カルボン酸との付加反応を行うこ
とを、本発明は大きな特徴としている。つまり、ロジン
自体の重合体形成による架橋を利用することなく、主と
して、下記のα,β−不飽和カルボン酸との付加体を形
成することにより、十分な樹脂粘度を有する樹脂形成を
可能としている点に特徴を有するものである。なお、前
記の特徴、すなわち、非重合体であるアビエチン酸とそ
の類縁体が、α,β−不飽和カルボン酸との付加体を形
成し、この付加体が樹脂の架橋構造に主要な役割を示す
ことが明確である限り、また、原料のロジン類がアビエ
チン酸とその類縁体を主成分とする限り、副次的な成分
として、若干のロジン重合体を含む態様であってもよ
い。
【0018】α,β−不飽和カルボン酸またはその無水
物としては、アルダーのエン反応またはディールズ-ア
ルダー反応において利用される種々のα,β−不飽和カ
ルボン酸またはその無水物を用いることができる。なか
でも、炭素数3〜5の鎖状α,β-不飽和モノカルボン
酸、α,β-不飽和ジカルボン酸またはその無水物、ある
いは、前記鎖状α,β-不飽和モノカルボン酸等の炭素-
炭素二重結合と共役しえる芳香環が置換している置換鎖
状α,β-不飽和モノカルボン酸等が好ましく、例えば、
アクリル酸(2-プロペン酸)、メタクリル酸(α-メチ
ルアクリル酸)、マレイン酸(cis-ブテン二酸)、無水
マレイン酸、フマル酸(trans-ブテン二酸)、イタコン
酸(メチレンコハク酸)、無水イタコン酸、クロトン酸
(trans-2-ブテン酸)あるいはケイ皮酸(3-フェニル-2
-プロペン酸)等をより好ましいα,β-不飽和モノカル
ボン酸、α,β-不飽和ジカルボン酸またはその無水物等
の例として挙げることができる。
【0019】本発明において、脂肪族多塩基酸は、主と
して、多価アルコールとエステル結合を形成して、樹脂
の架橋構造の一部となる。従って、種々の脂肪族ポリカ
ルボン酸類を利用できるが、炭素数2〜32の直鎖アル
カン二酸またはその無水物が好ましく、例えば、コハク
酸(ブタン二酸)、アジピン酸(ヘキサン二酸)、アゼ
ライン酸(1,7-ヘプタンジカルボン酸)、セバシン酸
(1,8-オクタンジカルボン酸)ならびにこれらの無水
物、例えば、無水コハク酸などはより好ましい。さらに
は、ダイマー酸、トリマー酸、不飽和脂肪酸とα,β-不
飽和カルボン酸の反応で得られるダイアシッドまたは不
飽和脂肪酸付加体等、もしくはこれらに対応する酸無水
物等も、同様に好ましいものとして挙げることができ
る。例えば、ダイマー酸、トリマー酸は、種々の不飽和
脂肪酸を二量化したものであるが、植物油に由来するオ
レイン酸などを原料とし、比較的高分子量のものが利用
され、市販されているダイマー酸、商品名ハリダイマー
DA−270S、DA−250、DA−200K(ハリ
マ化成(株)製)等を利用することができる。これらの脂
肪族多塩基酸を分子内に含むことで、インキ用溶剤への
溶解性向上を図る作用をも有する必須構成成分である。
なお、長鎖の炭素鎖を有する脂肪族多塩基酸において
は、その長鎖の炭素鎖に付随して、前記の溶剤への溶解
性向上の効果が増す。
【0020】本発明において、多価アルコールとして
は、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロプレングリコール(1,2-プロパンジオール)、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ブチレングリコール(ブタンジオール)、ネオペンチル
グリコール(2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール)、
ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール
(C(CH2OH)4)、ジペンタエリトリトール、D-ソルビト
ール(D-グルシトール)等が挙げられる。
【0021】出発原料として、多価アルコールは、樹脂
形成のエステル化反応に使用されるものであり、その添
加量は、ロジン類、α,β-不飽和カルボン酸またはその
無水物、脂肪族多塩基酸が有するカルボキシル基1当量
に対して、少なくとも、0.3当量〜過剰量を添加すれ
ばよい。カルボキシル基1当量に対して、0.5〜2当
量の割合で添加するとより好ましく、0.9〜1.2当
量を添加して、反応を行うと一層好ましい。すなわち、
ロジン類とα,β-不飽和カルボン酸との付加体は、多価
アルコールとエステルを形成し、この多価アルコールに
残るヒドロキシル基と脂肪族多塩基酸がエステルを形成
することにより、樹脂に架橋構造が導入されるとより好
ましいものとなる。従って、多価アルコールの添加量
を、おおむね前記二種類のエステル化反応に要する量で
ある、カルボキシル基1当量に対して、0.9〜1.2
当量とすると一層好ましい。また、エステル化反応によ
り、樹脂に架橋構造が導入される点を考慮すると、多価
アルコールは、ジオールのみではなく、3価アルコール
以上の多価アルコールを含むものを用いると、そこに架
橋構造の形成がなされるので、より好ましい結果が得ら
れる。
【0022】加熱反応を行う際、エステル化反応に対す
る触媒となる、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、酸化カルシウムなどの2価金属化合物、ある
いは、パラトルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫
酸等の公知の酸触媒を添加することが好ましい。前記の
触媒として添加する化合物のうちでも、得られる樹脂の
粘度をより高くする上では、ロジン類、α,β−不飽和
カルボン酸またはその無水物、脂肪族多塩基酸、多価ア
ルコールの重量総和に対して、2価金属化合物を0.1
%〜2%添加するのが好ましく、具体的には、亜鉛、マ
グネシウム、カルシウム等の2価金属化合物、特に、こ
れら2価金属、つまり、亜鉛、マグネシウム、カルシウ
ムの酸化物、水酸化物等を使用するとより好ましい。
【0023】また、上記加熱反応において、その反応温
度は、100〜290℃の範囲に選択するのが適当であ
り、特に、200〜270℃の範囲に選択するとより好
ましい。なお、加熱反応温度は、用いられる原料とその
組成に応じて、上記の好適な範囲と実質的に差異のない
温度を選択することもできる。最適な反応時間は、原料
中のロジン類、α,β-不飽和カルボン酸またはその無水
物、脂肪族多塩基酸、多価アルコール各成分比率、さら
には、触媒として添加される亜鉛、マグネシウム、カル
シウムの酸化物、水酸化物等の量に依存して、変化する
が、前記の温度範囲においては、通常、2〜20時間の
範囲であり、好ましくは、3〜10時間の範囲とする。
【0024】本発明の印刷インキ用樹脂は、上記の加熱
反応で得られる、ロジン類、α,β-不飽和カルボン酸、
この両者の付加体、ならびに脂肪族多塩基酸と、多価ア
ルコールとがエステル結合して、高分子化した樹脂を主
成分とするが、これに石油樹脂を添加することにより得
られる樹脂組成物とすることもできる。添加する石油樹
脂は、その後インキを調製する際、インキ用溶剤に対す
る溶解性を増す目的と効果を持つ。その目的では、主と
して、C5系のオレフィンを重合して得られる脂肪族系石
油樹脂を用いるとより好ましい。
【0025】石油樹脂の添加時期は、加熱反応後、冷却
すると本発明の印刷インキ用樹脂は、粘度が高く、均一
な混合を行うには、多くの労力を要するので、予め加熱
反応を行う際に添加するとよい。すなわち、上記の樹脂
原料を反応容器に入れる際に、石油樹脂を加えることが
できる。なお、加熱反応中、あるいは、加熱反応後に石
油樹脂を添加しても、得られる樹脂組成物の特性は、実
質的に差異を与えるものでない。
【0026】また、加熱反応時に発生する泡を消泡する
目的で、シリコン系の消泡剤を添加することもできる。
加えて、上記混合物に、印刷インキに使用可能な溶剤
類、例えば、0号ソルベント(日本石油化学(株)製)、
AFソルベント(日本石油化学(株)製)等、テレピン油
等を適宜添加できる。これら溶剤類の添加により、反応
終了時に樹脂を反応釜から取り出す際、その作業が容易
となる。この消泡剤や、溶剤等の付加的な添加剤につい
ては、エステル化反応時においても適宜添加することは
可能である。
【0027】以上の合成反応により調整できる、本発明
の印刷インキ用樹脂を用い、オフセット印刷用インキの
調製方法について説明する。
【0028】本発明のオフセット印刷用インキは、本発
明の印刷インキ用樹脂、乾性油、溶剤及び顔料を必須成
分として含み、これらを混練して得られる。なお、顔料
は、所望の色とするため、適宜選択する顔料が用いられ
る。つまり、顔料は、被印刷物に色付けを行うためのも
ので、必要に応じて、黄色、紅色、藍色または黒色等の
顔料が選択される。
【0029】本発明の印刷インキ用樹脂は、原料のロジ
ン類に由来する炭素骨格を保持するので、顔料との優れ
た濡れ性を保持しており、従来のロジンフェノール樹脂
を用いるインキに利用されている顔料を同様に利用する
ことができる。これらの顔料は、本発明の印刷インキ用
樹脂に均一に分散させることができる。
【0030】乾性油は、例えば、アマニ油、桐油等が挙
げられる。また、半乾性油であるが大豆油等を、前記の
乾性油に代えて用いることもできる。これらは、ドライ
ヤーと呼ばれる触媒によって、印刷後に乾性油同士が重
合し、皮膜が硬化する。従って、インキを調製する際、
前記乾性油の種類と添加量に合わせて、適合するドライ
ヤー、例えば、ナフテン酸マンガン溶液などを適量添加
することもできる。
【0031】溶剤は、インキ粘度の調整と印刷後のイン
キ乾燥性を早めるために添加される。従来のロジンフェ
ノール樹脂を用いるインキに利用されていた溶剤を、そ
のまま利用することができる。好適に利用できる市販の
溶剤として、例えば、0号ソルベント、0号ソルベント
S、0号ソルベントH、AF4〜7号ソルベント(以上
日本石油化学(株)製)等を挙げることができる。
【0032】本発明の印刷インキ用樹脂は、従来のロジ
ンフェノール樹脂と比較して、遜色のない粘度の高さ、
顔料に対する優れた濡れ性、溶剤に対する溶解性を示す
ので、これら顔料、乾性油、溶剤の使用量は、従来のロ
ジンフェノール樹脂を利用したインキにおける使用量と
実質的に一致するものとなる。すなわち、従来のロジン
フェノール樹脂を利用したインキ(特開平9−2682
11号公報等を参照)の組成、調整法に準じ、ロジンフ
ェノール樹脂を本発明の印刷インキ用樹脂に置き換える
ことのみで、従来のロジンフェノール樹脂を利用したイ
ンキと同等のインキ特性を達成できるものである。
【0033】その他、インキにゲル味を持たせ、印刷特
性を向上させる目的で、ゲル化剤等を添加することもで
きる。また、印刷後の印刷光沢性を向上させる目的で、
脂肪酸エステル等を添加することもできる。このゲル化
剤や脂肪酸エステル等の添加は、本発明のインキにおい
て好ましい態様である。
【0034】
【実施例】以下に具体例を挙げて、本発明の印刷インキ
用樹脂、その調製方法、さらに本発明の印刷インキ用樹
脂を用いたインキの印刷特性について、より詳細に説明
する。
【0035】(実施例1)反応容器中で、トール油ロジ
ン1500gに、アクリル酸120g、セバシン酸45
g、ペンタエリトリトール196.9gを添加・混合
し、さらに触媒として酸化マグネシウム1.5gを添加
し、均一化した。この反応容器を、275℃に加熱し、
その後8時間反応を行い、樹脂を作製した。
【0036】得られた樹脂について、軟化点、酸価と、
インキ用樹脂として重要な特性、粘度(アマニ油粘
度)、溶剤への溶解性(0号ソルベント溶解性)、重量
平均分子量を評価した。なお、評価方法は、以下のよう
に行った。結果を、表1に示す。
【0037】アマニ油粘度(ガードナー気泡型粘度):
アマニ油と樹脂とを、重量比2:1の割合で配合し、加
熱溶解させたものを、ガードナー気泡型粘度計により測
定した。
【0038】0号ソルベント溶解性:樹脂を0号ソルベ
ントに溶解し、25℃に放置したときに、白濁しない最
小量の樹脂の重量%を測定した。
【0039】重量平均分子量:GPCによるポリスチレ
ン換算の分子量を測定した。
【0040】表1に示すとおり、この樹脂のアマニ油粘
度、0号ソルベント溶解性ともに、従来のフェノール変
性ロジン樹脂:ロジンフェノール樹脂ハリフェノールP
−600(ハリマ化成(株)製)と比較し、遜色のないも
のである。
【0041】ついで得られた樹脂を細かく砕き、この粉
砕された樹脂40重量部、アマニ油20重量部、AF6
号溶剤40重量部を反応容器にいて、窒素ガスを吹き込
みながら昇温し、200℃で攪拌しながら30分保温し
ワニスを得た。得られたワニスを100℃に冷却し、ゲ
ル化剤を添加した。ゲル化剤は、ALCH(川研ファイ
ンケミカルス(株)製)1.4重量部を、AF6号溶剤
1.4重量部で希釈したものを用いた。さらに、再度2
00℃に昇温し、1時間保温しインキ用ゲルワニスを得
た。
【0042】ついで、この得られたゲルワニス60重量
部に紅色顔料としてカーミン6B(東洋インキ製造(株)
製)18重量部を三本ロールミルを用いて分散し、さら
に、タックが5〜6、フローが33〜35になるように
調製するため、AF6号溶剤とゲルワニスを適量添加し
て、総量100重量部とし、ついで6%ナフテン酸マン
ガン溶液(ハリマ化成(株)製ドライヤー)0.5部を
添加した。これを均一に混合して、印刷用インキを得
た。
【0043】表2に、得られたインキの特性評価の結果
を示す。なお、表2には、実施例、比較例の各物性の測
定結果とともに、各物性に対する許容される範囲(目標
値の範囲)についても掲載した。
【0044】表2に示す物性の評価方法は以下のように
行った。
【0045】光沢値:インキ0.3ccをRIテスター
((株)明製作所製)全面ロールでアート紙に展色した
後、24時間経過した時点で、光沢値を60°−60°
光沢計で測定した。
【0046】セット:インキ0.1ccをRIテスター
((株)明製作所製)4カットロールで展色した後、展色
物を切り、それを別のアート紙に貼り合わせる。この試
料について、RIテスターのロールを用いて、インキが
アート紙に付着しなくなるまでの時間(分)を測定し
た。
【0047】通常、この評価では、12〜21分の範囲
が最適とされる。12分より短くなるにつれ、インキの
保存性が悪いことが多くなり、また、21分より長くな
るにつれ、印刷物を重ねたときに、裏写りが発生しやす
い。従って、おおよそ前記12〜21分の範囲から大き
く外れなければ、作業性の低下は引き起こされない。な
お、含まれる溶剤の自然蒸発等を考慮すると、21分を
若干超えるものも最適な範囲と見なせる。
【0048】紙上乾燥性:インキ0.1ccをRIテス
ター((株)明製作所製)4カットロールで硫酸紙に展色
した後、硫酸紙を重ね合わせ、朝陽会式乾燥試験器にセ
ットし0.1rpmの条件で乾燥時間を比較した。
【0049】ここで採用した評価基準は、以下の通りで
ある。 ◎:乾燥時間が、 4時間未満である。最も良好なレベ
ルである。 ○:乾燥時間が、4以上7時間未満である。良好なレベ
ルである。 △:乾燥時間が、7以上10時間未満である。普通のレ
ベルである。 ×:乾燥時間が、10時間以上である。不適なレベルで
ある。
【0050】インキ粘度及び降伏値:L型粘度計(東洋
精機(株)製)により測定した。
【0051】フロー60s:離合社(株)のスプレッドメ
ーターによるインキの広がり(直径)を測定した。
【0052】最大乳化量:リソドロニック乳化試験器
(Novocontrol社製)を用いて、40℃において、25
gのインキに2ml/分の速度で水を添加し、インキが
飽和した時点の水分量を測定した。(乳化試験器の回転
数:1200rpm) 表2に示すとおり、比較例1に示すフェノール変性ロジ
ン(従来樹脂)を用いたインキと比較して、すべての評
価項目について、全く遜色はなく、性能的には同等なイ
ンキが得られたと判断される。なお、タック値、フロー
60s、セットの各項目は、含まれる溶剤量に大きく依
存するもので、表2に示す値は、実用上いずれも好適な
範囲と判断される。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】 (実施例2)反応容器中で、トール油ロジン1125g
に、アクリル酸120g、セバシン酸45g、石油樹脂
T200A(丸善石油化学(株)製)375g、ペンタ
エリトリトール196.9gを添加・混合し、さらに、
触媒として酸化マグネシウム1.5gを添加した。この
反応容器を、275℃に加熱し、その後6時間反応を行
い、樹脂を作製した。得られた樹脂について、上記実施
例1の同じ項目について、同じ評価方法により、樹脂特
性を評価した。表1に、評価結果を併せて示す。
【0055】表1に示すとおり、この樹脂のアマニ油粘
度、0号ソルベント溶解性ともに、従来のフェノール変
性ロジン樹脂:ロジンフェノール樹脂ハリフェノールP
−600(ハリマ化成(株)製)と比較し、遜色のないも
のである。
【0056】また、この樹脂を用いて、実施例1と全く
同様な調製方法により、インキを調製した。このインキ
の特性についても、実施例1に記載の評価方法で、各項
目の評価を行った。表2に、評価されたインキの特性を
併せて示す。
【0057】表2に示すとおり、比較例1に示すフェノ
ール変性ロジン(従来樹脂)を用いたインキと比較し
て、すべての評価項目について、全く遜色はなく、性能
的には同等なインキが得られたと判断される。
【0058】(比較例1)印刷インキ用樹脂として、従
来のロジンフェノール樹脂:商品名ハリフェノールP−
600(ハリマ化成(株)製)を用いて、実施例1と全く
同様な調製方法により、インキを調製した。このインキ
の特性についても、実施例1に記載の評価方法で、各項
目の評価を行った。表2に、対比のため、評価されたイ
ンキの特性を併せて示す。なお、前記ロジンフェノール
樹脂:ハリフェノールP−600(ハリマ化成(株)製)
に関しても、上記実施例1の同じ項目について、同じ評
価方法により、樹脂特性を評価した。表1に、対比のた
め、その評価結果を併せて示す。
【0059】(比較例2)セバシン酸(1,8-オクタンジ
カルボン酸)45gに代えて、ノナン酸45gを使用し
た以外は、実施例1に記載の原料組成と同様の合成操作
を行い、樹脂を作製した。この樹脂では、アマニ油粘度
がWと低く、この樹脂を用いて、実施例1と同じ条件で
インキ化を試みたが、インキ化が不能であった。すなわ
ち、脂肪族ジカルボン酸に代えて、脂肪族モノカルボン
酸を用いたので、インキ化を行うに十分な樹脂粘度が得
られていないものであった。
【0060】
【発明の効果】本発明の印刷インキ用樹脂は、ロジン
類、α,β-不飽和カルボン酸またはその無水物、脂肪族
多塩基酸、多価アルコールとを加熱反応させて、調製さ
れる樹脂であるので、当然にホルムアルデヒド等、揮発
性が高く、化学物質過敏症を誘起する物質を含まないも
のである。加えて、加熱等により、遊離してホルムアル
デヒドの発生を起こす可能性を持つ、合成により導入さ
れたメチロール基をも含まない。従って、いわゆるホル
ムアルデヒドフリーの樹脂であり、しかもオフセット印
刷に利用されるインキの調製に適する、十分な樹脂粘度
を有する利点を持つ。オフセット印刷用インキの調製に
おいては、従来から用いられている、ロジンをレゾール
樹脂で変性したロジンフェノール樹脂と、樹脂としての
特性は遜色なく、ロジンフェノール樹脂の代替えが容易
に行える。すなわち、本発明の印刷インキ用樹脂によ
り、単にロジンフェノール樹脂と置き換えて調製される
印刷用インキは、従来のロジンフェノール樹脂を用いた
インキと比較して、なんらの遜色もないオフセット印刷
特性、作業性を具備するものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA07 AB04 AC02 AE18 BA02 BA03 BF09 BF10 BF18 BF25 CA02 CA04 CA06 CB06A FC03 FC05 FC08 FC29 GA13 GA14 GA17 GA42 GA44 JC371 JE013 JE243 JF131 JF141 JF181 JF541 JF571 KB02 KD02 KE09 4J039 AB04 AB08 AD09 AD18 AE06 BA13 BA14 BA18 BC07 BC19 BC54 BE01 BE12 EA01 GA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロジン類、α,β-不飽和カルボン酸また
    はその無水物、脂肪族多塩基酸、多価アルコールとを加
    熱反応させて得られる印刷インキ用樹脂。
  2. 【請求項2】 前記ロジン類、α,β-不飽和カルボン酸
    またはその無水物及び脂肪族多塩基酸中のカルボキシル
    基1当量に対して、前記多価アルコールを0.5〜2当
    量の割合で添加することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷インキ用樹脂。
  3. 【請求項3】 前記加熱反応時に、原料のロジン類、
    α,β-不飽和カルボン酸またはその無水物、脂肪族多塩
    基酸、多価アルコールの重量総和に対して、0.1%〜
    2%の2価金属化合物を添加することを特徴とする請求
    項1または2記載の印刷インキ用樹脂。
  4. 【請求項4】 前記加熱反応時に、石油樹脂を存在させ
    ることを特徴とする特徴とする請求項1〜3のいずれか
    記載の印刷インキ用樹脂。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の印刷イ
    ンキ用樹脂、乾性油、溶剤及び顔料を必須成分として含
    み、これらを混練して得られる印刷用インキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002097411A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 The Inctec Inc ワニス及び印刷インキ
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JP2003105071A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Arakawa Chem Ind Co Ltd ポリエステル樹脂、その製造法、印刷インキ用バインダーおよび印刷インキ
JP2019178323A (ja) * 2017-12-25 2019-10-17 東洋インキScホールディングス株式会社 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ロジン変性樹脂とその製造方法、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ワニス、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ、及び印刷物

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