JP2001009116A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001009116A
JP2001009116A JP11187090A JP18709099A JP2001009116A JP 2001009116 A JP2001009116 A JP 2001009116A JP 11187090 A JP11187090 A JP 11187090A JP 18709099 A JP18709099 A JP 18709099A JP 2001009116 A JP2001009116 A JP 2001009116A
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JP11187090A
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Hideaki Funabashi
秀彰 船橋
Takahiro Takeuchi
尊浩 竹内
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に、不公平感を抱かせることのないリ
ミッター機能を備えた遊技機を提供する。 【解決手段】 本発明の遊技機では、確率変動による大
当たりが連続した場合に(S40:YES)、合計獲得
ラウンド数GRが、72ラウンドを超える場合には(S
43:YES)、リミッター機能を作動させて、通常大
当たりとするので(S44)、リミッター作動時でも合
計獲得ラウンド数GRは、74ラウンド以上80ラウン
ド以下となり、遊技者に不公平感を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機等の遊技
機に関するものであり、詳細には、所謂リミッター機能
を備え、さらに、ラウンド回数が変化する遊技機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種であるパチンコ機で
は、遊技機の図柄表示装置に特定大当たり図柄(例え
ば、確率変動図柄)が連続して確定表示される場合にお
いては、予め設定された回数連続で特定大当たり図柄が
表示されると、非特定図柄(例えば、非確率変動図柄)
に変換される機能(以下、「リミッター機能」とい
う。)を有するものが知られている。このリミッター機
能の一例としては、特定大当たり図柄での大当たりが4
回連続し、5回目の大当たりも特定大当たり図柄の場合
には、非特定図柄に変換して、確率変動による大当たり
の連続回数を制限するものが知られている。このリミッ
ター機能を有する遊技機に、大入賞口を開放する等の遊
技者に賞品球を付与するための特定動作の生起回数(以
下、「ラウンド」という。)を、例えば、8ラウンド、
4ラウンド、2ラウンド等の複数種類備え、そのラウン
ドの回数も大当たり時に決定する遊技機を作成すること
も考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の遊技機では、例えば、リミッター機能の作動する
回数を10回目とした場合には、連続9回特定図柄で大
当たりをすると、10回目にリミッター機能が作動する
ため、2ラウンドばかりが続いた場合には、20ラウン
ドしか大入賞口を開放する等の特定動作が行われないこ
とになる。一方、8ラウンドばかりが続いた場合には、
80ラウンドも大入賞口を開放する等の特定動作が行わ
れることになる。この場合に、1ラウンド当たり150
球の賞球があるとすると、80ラウンドでは、1200
0球の賞球を得ることができるが、20ラウンドでは、
僅か3000球の賞球しか得られないことになる。従っ
て、上記両者の場合において、リミッター機能が作動し
た場合に、遊技者の獲得したラウンド回数が大きく異な
ることにより、得られる賞球数が大きく異なり、不公平
感を遊技者に与えてしまうという問題点がある。特に、
総獲得ラウンド数が20ラウンドの場合には、遊技者の
遊技意欲を減退させるという問題点も生じる。そこで、
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、遊技者に、不公平感を抱かせることのないリミッ
ター機能を備えた遊技機を提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする手段】上記課題を解決するた
めに請求項1に係る発明の遊技機は、遊技盤面上に設け
られた複数の図柄を変動表示可能な図柄表示装置と、所
定の条件の充足により大当たりか否かを判定する大当た
り判定手段とを備え、当該大当たり判定手段により大当
たりであると判定されたときに、前記図柄表示装置に大
当たり図柄を確定表示し、その後、遊技者にとって価値
のある第1の特別遊技状態が生起され、更に、当該確定
表示された図柄が特定大当たり図柄である場合には、前
記第1の特別遊技状態の終了後、前記第1の特別遊技状
態とは、異なる第2の特別遊技状態が生起する遊技機に
おいて、前記第1の特別遊技状態では、遊技者に賞品球
を付与するための所定動作の生起回数が複数種類あり、
当該所定動作の生起回数は前記大当たり判定手段による
大当たり判定時に決定され、さらに、前記特定大当たり
図柄が連続して前記図柄表示装置に確定表示され続けた
場合において、前記所定動作の生起回数の合計回数が、
予め設定された回数を越えるか否かを前記大当たり判定
手段による大当たり判定時に判断する回数判断手段と、
当該回数判断手段により予め設定された回数を越えると
判断された時、次に確定表示される図柄が特定大当たり
図柄である場合には、非特定大当たり図柄に変換する図
柄変換手段とを備えている。
【0005】この構成を備えた遊技機においては、特定
大当たり図柄が連続して前記図柄表示装置に確定表示さ
れ続けた場合において、回数判断手段が、前記所定動作
の生起回数の合計回数が、予め設定された回数を越える
と判断した時、図柄変換手段が、次に確定表示される図
柄が特定大当たり図柄である場合には、非特定大当たり
図柄に変換する。従って、特定大当たり図柄から非特定
大当たり図柄への変換は、特定大当たり図柄の連続回数
に基づいて行われるのではなく、特定大当たり図柄が連
続した場合の所定動作の生起回数の合計に基づいて行わ
れるので、遊技者の獲得したラウンド回数が大きく異な
ることが無くなり、得られる賞球数も大きく異なること
が無くなる。従って、不公平感を遊技者に与えてしまう
ことがなく、遊技者の遊技意欲を減退させることもな
い。
【0006】また、請求項2の記載の発明の遊技機で
は、請求項1に記載の遊技機の構成に加えて、遊技者が
獲得した賞品球を付与するための所定動作の生起回数の
合計を表示する回数表示手段を備えている。この構成の
遊技機では、請求項1に記載の遊技機の作用に加えて、
特定大当たり図柄が連続して確定表示された場合におい
て、回数表示手段が、遊技者が獲得した賞品球を付与す
る生起回数(ラウンド回数)の合計回数を表示するの
で、遊技者は、現在どれだけの生起回数を獲得できてい
るかが分かるため、より充実した遊技を楽しむことが可
能となる。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明の遊技機で
は、請求項2に記載の遊技機の構成に加えて、前記回数
表示手段は、前記図柄表示装置又は前記遊技盤面上に設
けられていることを特徴とする構成となっている。この
構成の遊技機では、請求項2に記載の遊技機の作用に加
えて、回数表示手段は前記図柄表示装置又は前記遊技盤
面上に設けられているので、遊技者から見やすく、容易
に獲得した賞品球を付与する生起回数の合計を確認する
ことができる。
【0008】また、請求項4に記載の発明の遊技機で
は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の構成に加
えて、大当たり判定時に決定された賞品球を付与するた
めの所定動作生起回数を予め設定された生起回数の合計
回数を越えない回数に変換する回数変換手段を備えてい
る。この構成の遊技機では、請求項1乃至3の何れかに
記載の遊技機の作用に加えて、回数変換手段が作用する
場合において、大当たり判定時に決定された賞品球を付
与するための所定動作生起回数を予め設定された生起回
数の合計回数を越えない回数に変換するため、最終的に
獲得できる生起回数が極端に少ない場合が無くなり、遊
技者にとって有益となるので本来作動すると損と感じる
所謂リミッター機能をより有益なものと遊技者に感じさ
せることが可能となる。尚、請求項5に記載の発明の遊
技機では、前記賞品球を付与するための所定動作は、前
記遊技盤面上に設けられた大入賞口を所定時間開放する
動作であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0010】[第1実施例] まず、本発明の第1実施
例であるパチンコ機1についての機械的構成について、
図面を参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図
である。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半
分の部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、当該遊
技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領
域4が設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方
部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、また、賞品
球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品
球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には、発射
ハンドル7が設けられている。
【0011】次に、遊技盤2の機械的構造について図2
を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の
正面図である。当該遊技盤2には、ガイドレール3で囲
まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域
4の略中央には、液晶画面を備えた特別図柄表示部8が
設けられている。また、特別図柄表示部8の右上方には
電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設け
られている。さらに、特別図柄表示部8の右側には普通
図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動
ゲート12が設けられている。
【0012】また、特別図柄表示部8の下側には、特別
図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図柄
始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けられ
ている。さらに、普通図柄始動ゲート11の下方には、
入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の下方
には、入賞口20が設けられている。さらに、特別図柄
表示部8の下部には遊技球を暫時載置可能なステージ2
1が遊技盤2の表面に対して略垂直に設けられ、特別図
柄表示部8の右肩には遊技球通過口22が設けられ、特
別図柄表示部8の左肩には遊技球通過口23が設けられ
ている。これらの遊技球通過口22,23を通過した遊
技球が特別図柄表示部8の内部(ワープゾーン)を通っ
てステージ21に現出するようになっている。ステージ
21に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けら
れている特別図柄始動電動役物15に向かって落下する
ようになっている。
【0013】また、特別図柄表示部8の上方には、普通
図柄表示装置24が設けられており、一桁の数字や一文
字のアルファベット等の図柄を表示できるようになって
いる。さらに、普通図柄表示装置24の左右には各々2
個ずつのLEDから成る特別図柄始動保留部25が設け
られており、特別図柄始動電動役物15に入賞したいわ
ゆる保留球の数を表示することができる。また、特別図
柄表示部8と普通図柄表示装置24との間には、4個の
LEDから成る普通図柄始動保留部26が設けられてお
り、この普通図柄始動保留部26は、普通図柄始動ゲー
ト11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球数を表
示することができる。なお、遊技盤2には、上記以外
に、種々の電飾ランプ、風車および多数の障害釘等が設
けられている。
【0014】次に、特別図柄表示部8の構造及び表示画
面を図3を参照して説明する。図3は、特別図柄表示部
8の正面図である。図3に示すように、特別図柄表示部
8の液晶画面には、通常は、第1停止図柄表示部27
a、第2停止図柄表示部27b、第3停止図柄表示部2
7cの3つの特別図柄を横方向に並べて区分表示可能に
なっており、第1停止図柄表示部27a〜第3停止図柄
表示部27cの下部には、ラウンド決定図柄表示部27
dが設けられている。なお、特別図柄表示部8は、上記
の第1停止図柄表示部27a、第2停止図柄表示部27
b、第3停止図柄表示部27c、ラウンド決定図柄表示
部27dの表示以外に、動画やメッセージ等も表示でき
るようになっている。
【0015】上記の第1停止図柄表示部27a、第2停
止図柄表示部27b、第3停止図柄表示部27cに各々
表示される図柄としては、数字の「0,1,2,3,
4,5,6,7,8,9」と「マンモス」の図柄(以
下、「マ」と略す。)、「タイガー」の図柄(以下、
「タ」と略す。)、「原始人」の図柄(以下、「原」と
略す。)、「骨」の図柄(以下、「骨」と略す。)、
「石像」の図柄(以下、「石」と略す。)の15種類が
あり、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して、
第1停止図柄表示部27a、第2停止図柄表示部27
b、第3停止図柄表示部27cの3つの図柄が特定の同
じ数字や文字あるいは図柄等で揃った場合(例えば、図
3に示す「7」が3つ揃った場合)に、大当たりとされ
る。そして、図3に示すように、ラウンド決定図柄表示
部27dに大入賞口16が開成される回数であるラウン
ド数が表示される。本実施例では、ラウンド数は2ラウ
ンド、4ラウンド、8ラウンドの3種類があり、ラウン
ド決定図柄表示部27dには、2ラウンドの場合に「2
R」の文字が表示され、4ラウンドの場合に「4R」の
文字が表示され、8ラウンドの場合に「8R」の文字が
表示されるようになっている。
【0016】また、前記15図柄の内、「1,3,5,
7,9 ,マ,タ,原 ,骨,石」を確率変動図柄(特定
大当たり図柄)とし、これらの内の何れかの図柄が第1
停止図柄表示部27a、第2停止図柄表示部27b、第
3停止図柄表示部27cに同じ図柄で揃った場合には、
確率変動突入とし、次の大当たりを引く確率を高くする
ように変更する。大当たりの確率は、一例としては、通
常状態では、359分の1であり、確率変動状態では、
89.75分の1であるが、必ずしもこの値に限られる
ものではない。尚、「0,2,4,6,8」を非確率変
動図柄(非特定大当たり図柄又は通常図柄)とする。
尚、本実施例では、リミッター機能は、確率変動による
連続大当たりで、合計獲得ラウンドが80ラウンドで制
限されるものとする。
【0017】次に、本実施例のパチンコ機1の電気的構
成について図4に示すブロック図を参照して説明する。
パチンコ機1の制御部40は、パチンコ機1の裏側に設
けられ、主基板41と、電飾基板42と、中継基板43
とから構成されている。主基板41には、プログラムに
従って各種の処理を行うCPUユニット44が設けられ
ている。このCPUユニット44には、各種の演算処理
を行うCPU44aと、後述するフラグやカウンタ値等
を記憶するRAM45と、制御プログラム及び各種の初
期値のデータやテーブルデータ等を記憶したROM46
とが設けられており、これらは一つのLSIとして一体
にモールディングされている。また、主基板41には、
電飾基板42、中継基板43等とデータ信号の送受信を
行うI/Oインターフェース47が設けられている。こ
のI/Oインターフェース47には、特別図柄表示部
8、スピーカー48に接続された音源装置48a、賞品
球払出装置49、及び、図示外の遊技場管理用コンピュ
ータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート58が
接続されている。
【0018】また、電飾基板42には図示外の制御回路
が設けられ、普通図柄始動保留部26を構成する普通図
柄記憶数表示LED59、特別図柄始動保留部25を構
成する特別図柄記憶数表示LED60、その他のLED
62及び電飾ランプ63が電飾基板42に接続されてい
る。さらに、中継基板43には、普通図柄表示装置2
4、大入賞口開放ソレノイド50、特別図柄始動電動役
物開放ソレノイド51、特別図柄始動電動役物15に入
賞した遊技球を検出する始動口スイッチ52、普通図柄
始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する普通
図柄作動スイッチ53、大入賞口16内のVゾーンに入
賞した遊技球を検出するVスイッチ54、大入賞口16
に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ
55、入賞口19,20に入賞して図示外の案内通路に
より入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口
スイッチ56とが接続されている。
【0019】次に、図5を参照して、RAM45の記憶
エリアについて説明する。RAM45には、ループカウ
ンタ記憶エリア45a、特別図柄乱数記憶エリア45
b、普通図柄乱数記憶エリア45c、特別図柄始動入賞
数記憶エリア45d、普通図柄始動入賞数記憶エリア4
5e、大当たりフラグ記憶エリア45f、獲得ラウンド
数記憶エリア45g、初期設定記憶エリア45h、確率
変動フラグ記憶エリア45iが設けられている。
【0020】また、パチンコ機1のRAM45のループ
カウンタ記憶エリア45aには、普通図柄選択用ループ
カウンタLC1、大当たり判定用ループカウンタLC
2、大当たり図柄決定カウンタLC3、特別図柄作成カ
ウンタLC4,LC5,LC6、リーチ判定カウンタL
C7、リーチパターン決定カウンタLC8等が各々記憶
されている。これらのカウンタは設定された範囲の数値
内を循環するように、図4に示すリセット回路57から
のリセット信号に従って、一定間隔の時間(例えば、
0.002秒、以下「2ms」と略す。)毎に所定量ず
つインクリメントされ、各々設定されている最大値にな
ると、次は、「0」に戻るように構成されている。
【0021】次に、各カウンタについて以下に詳述す
る。まず、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウ
ント値(乱数)は、普通図柄表示装置24の図柄を決定
するために使用される。また、大当たり判定用ループカ
ウンタLC2のカウント値は、大当たりを判定するため
に使用され、電源投入時は「0」からスタートし、1割
込毎(2ms)に1加算され、359以上で0クリアさ
れるので、カウント値は、「0」から「358」までの
いずれかの値になる。
【0022】次に、大当たり図柄決定カウンタLC3の
カウント値は、大当たりの場合の大当たり図柄を決定す
るために使用され、電源投入時は「0」からスタート
し、1割込毎(2ms)に1加算され、45以上で0ク
リアされるので、カウント値は、「0」から「44」ま
でのいずれかの値になる。
【0023】また、特別図柄作成カウンタLC4のカウ
ント値は、はずれリーチの場合に、第1停止図柄表示部
27a、第2停止図柄表示部27bを決定するために使
用され、電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎
(2ms)に1加算され、15以上で0クリアされるの
で、カウント値は、「0」から「14」までのいずれか
の値になる。さらに、はずれの場合は、第1停止図柄表
示部27aを決定するために使用される。また、特別図
柄作成カウンタLC5のカウント値は、はずれの場合
は、第2停止図柄表示部27bを決定するために使用さ
れ、特別図柄作成カウンタLC4が「14」から「0」
にクリアする時に1加算され、15以上で0クリアされ
るので、カウント値は、「0」から「14」までのいず
れかの値になる。さらに、特別図柄作成カウンタLC6
のカウント値は、はずれの場合は、第3停止図柄を決定
するために使用され、特別図柄作成カウンタLC5が
「14」から「0」にクリアする時に1加算され、15
以上で0クリアされるので、カウント値は、「0」から
「14」までのいずれかの値になる。尚、上記の場合の
停止図柄は、特別図柄作成カウンタLC4〜6のカウン
ト値「0〜14」に対応して、各々「0,1,2,3,
4,5,6,7,8,9,マ,タ,原,骨,石」の図柄
が表示される。
【0024】次に、リーチ判定カウンタLC7のカウン
ト値は、はずれリーチを判定するために使用される。ま
た、リーチパターン決定カウンタLC8のカウント値
は、大当たり又ははずれリーチと判定された場合のリー
チパターンを決定するために使用され、また、はずれリ
ーチ時の第3停止図柄を決定するためにも使用される。
【0025】次に、図6及び図7を参照して、ROM4
6の記憶エリアについて説明する。図6は、ROM46
の記憶エリアを示す概念図であり、図7は、大当たり図
柄決定テーブル記憶エリアの概念図である。図6に示す
ように、ROM46には、各種の制御プログラムを記憶
した制御プログラム記憶エリア46aと、大当たり図柄
決定テーブル記憶エリア46bとが設けられている。ま
た、図7に示すように、ROM46の大当たり図柄決定
テーブル記憶エリア46bには、大当たり図柄決定カウ
ンタLC3の値に対応して、リミッター非動作時に特別
図柄表示装置8の第1停止図柄表示部27a、第2停止
図柄表示部27b、第3停止図柄表示部27cに確定表
示される当たり図柄とラウンド数及びリミッター動作時
に確定表示される当たり図柄とラウンド数を記憶してい
る。なお、図7では、ラウンドを「R」で表し、「2
R」、「4R」、「8R」は、各々、「2ラウンド」、
「4ラウンド」、「8ラウンド」を表している。
【0026】まず、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値とリミッター非作動時の大当たり図柄との関係につい
て説明する。大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「0」のときは、表示図柄「0,0,0」で「2ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「1」の
ときは、表示図柄「0,0,0」で「4ラウンド」、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「2」のときは、
表示図柄「0,0,0」で「8ラウンド」、大当たり図
柄決定カウンタLC3の値が「3」のときは、表示図柄
「1,1,1」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「4」のときは、表示図柄「1,
1,1」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「5」のときは、表示図柄「1,1,1」
で「8ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「6」のときは、表示図柄「2,2,2」で「2ラ
ウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「7」のときは、表示図柄「2,2,2」で「4ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「8」の
ときは、表示図柄「2,2,2」で「8ラウンド」であ
る。
【0027】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「9」のときは、表示図柄「3,3,3」で「2ラ
ウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「1
0」のときは、表示図柄「3,3,3」で「4ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「11」
のときは、表示図柄「3,3,3」で「8ラウンド」、
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「12」のとき
は、表示図柄「4,4,4」で「2ラウンド」、大当た
り図柄決定カウンタLC3の値が「13」のときは、表
示図柄「4,4,4」で「4ラウンド」、大当たり図柄
決定カウンタLC3の値が「14」のときは、表示図柄
「4,4,4」で「8ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「15」のときは、表示図柄「5,
5,5」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「16」のときは、表示図柄「5,5,
5」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC
3の値が「17」のときは、表示図柄「5,5,5」で
「8ラウンド」である。
【0028】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「18」のときは、表示図柄「6,6,6」で「2
ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「19」のときは、表示図柄「6,6,6」で「4ラウ
ンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「2
0」のときは、表示図柄「6,6,6」で「8ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「21」
のときは、表示図柄「7,7,7」で「2ラウンド」、
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「22」のとき
は、表示図柄「7,7,7」で「4ラウンド」、大当た
り図柄決定カウンタLC3の値が「23」のときは、表
示図柄「7,7,7」で「8ラウンド」、大当たり図柄
決定カウンタLC3の値が「24」のときは、表示図柄
「8,8,8」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「25」のときは、表示図柄「8,
8,8」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「26」のときは、表示図柄「8,8,
8」で「8ラウンド」である。
【0029】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「27」のときは、表示図柄「9,9,9」で「2
ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「28」のときは、表示図柄「9,9,9」で「4ラウ
ンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「2
9」のときは、表示図柄「9,9,9」で「8ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「30」
のときは、表示図柄「マ,マ,マ」で「2ラウンド」、
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「31」のとき
は、表示図柄「マ,マ,マ」で「4ラウンド」、大当た
り図柄決定カウンタLC3の値が「32」のときは、表
示図柄「マ,マ,マ」で「8ラウンド」、大当たり図柄
決定カウンタLC3の値が「33」のときは、表示図柄
「タ,タ,タ」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「34」のときは、表示図柄「タ,
タ,タ」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「35」のときは、表示図柄「タ,タ,
タ」で「8ラウンド」である。
【0030】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「36」のときは、表示図柄「原,原,原」で「2
ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「37」のときは、表示図柄「原,原,原」で「4ラウ
ンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「3
8」のときは、表示図柄「原,原,原」で「8ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「39」
のときは、表示図柄「骨,骨,骨」で「2ラウンド」、
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「40」のとき
は、表示図柄「骨,骨,骨」で「4ラウンド」、大当た
り図柄決定カウンタLC3の値が「41」のときは、表
示図柄「骨,骨,骨」で「8ラウンド」、大当たり図柄
決定カウンタLC3の値が「42」のときは、表示図柄
「石,石,石」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「43」のときは、表示図柄「石,
石,石」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「44」のときは、表示図柄「石,石,
石」で「8ラウンド」となる。
【0031】次に、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値とリミッター作動時の大当たり図柄との関係について
説明する。大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「3」のときは、表示図柄「0,0,0」で「2ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「4」の
ときは、表示図柄「0,0,0」で「4ラウンド」、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「5」のときは、
表示図柄「0,0,0」で「8ラウンド」、大当たり図
柄決定カウンタLC3の値が「9」のときは、表示図柄
「2,2,2」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「10」のときは、表示図柄「2,
2,2」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「11」のときは、表示図柄「2,2,
2」で「8ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC
3の値が「15」のときは、表示図柄「4,4,4」で
「2ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値
が「16」のときは、表示図柄「4,4,4」で「4ラ
ウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「1
7」のときは、表示図柄「4,4,4」で「8ラウン
ド」である。
【0032】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「21」のときは、表示図柄「6,6,6」で「2
ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「22」のときは、表示図柄「6,6,6」で「4ラウ
ンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「2
3」のときは、表示図柄「6,6,6」で「8ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「27」
のときは、表示図柄「8,8,8」で「2ラウンド」、
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「28」のとき
は、表示図柄「8,8,8」で「4ラウンド」、大当た
り図柄決定カウンタLC3の値が「29」のときは、表
示図柄「8,8,8」で「8ラウンド」、大当たり図柄
決定カウンタLC3の値が「30」のときは、表示図柄
「0,0,0」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「31」のときは、表示図柄「0,
0,0」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「32」のときは、表示図柄「0,0,
0」で「8ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC
3の値が「33」のときは、表示図柄「2,2,2」で
「2ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値
が「34」のときは、表示図柄「2,2,2」で「4ラ
ウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「3
5」のときは、表示図柄「2,2,2」で「8ラウン
ド」である。
【0033】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「36」のときは、表示図柄「4,4,4」で「2
ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「37」のときは、表示図柄「4,4,4」で「4ラウ
ンド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「3
8」のときは、表示図柄「4,4,4」で「8ラウン
ド」、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「39」
のときは、表示図柄「6,6,6」で「2ラウンド」、
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「40」のとき
は、表示図柄「6,6,6」で「4ラウンド」、大当た
り図柄決定カウンタLC3の値が「41」のときは、表
示図柄「6,6,6」で「8ラウンド」、大当たり図柄
決定カウンタLC3の値が「42」のときは、表示図柄
「8,8,8」で「2ラウンド」、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「43」のときは、表示図柄「8,
8,8」で「4ラウンド」、大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が「44」のときは、表示図柄「8,8,
8」で「8ラウンド」となる。
【0034】次に、本実施例のパチンコ機1の作動内容
の詳細について、図8のフローチャートにしたがって説
明する。フローチャートのステップについては、以下
「S」と略す。図8は、パチンコ機1のメインルーチン
のフローチャートである。図8に示すフローチャートの
メインルーチンは、一定間隔の時間(例えば、2ms)
で、図4に示すリセット回路57が発生するリセット信
号に従って、主基板41のCPU44aがスタートから
順に処理を行い、スタートから終了までの処理を、2m
s以内で行うようになっている。従って、2ms間隔で
リセット信号が入力されるごとに、スタートから処理が
繰り返し行われる。なお、図8に示すフローチャートの
処理を行うプログラムはROM46の制御プログラム記
憶エリア46aに記憶されている。
【0035】図8に示すフローチャートでは、まず、最
初のリセット信号が入ると、スタックポインタの指定ア
ドレスをセットするためのスタックポインタセット処理
を行う(S1)。次いで、RAM45の記憶内容をチェ
ックするRAMチェックが行われる(S2)。このRA
Mチェック(S2)は、電源投入時の初期設定処理が行
われているか否かを判断するものである。このとき、R
AM45の初期設定記憶エリア45hにS3に示す電源
投入時初期設定処理で書き込まれる所定の数値が書き込
まれているか否かが判断される。初期設定記憶エリア4
5hに所定の数値が書き込まれていない場合は(S2:
NO)、電源投入後の初期処理が行われていない状態で
あるので、電源投入時初期設定処理が行われる(S
3)。この処理では、RAM45の各記憶エリアの記憶
値をリセットし、さらに、ループカウンタ記憶エリア4
5aに記憶されている各ループカウンタの値を各々初期
値(例えば、「0」)にセットし、初期設定記憶エリア
45hに所定の数値を記憶させる。
【0036】次のリセット信号で、また、スタートから
処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、
初期設定記憶エリア45hに所定の数値が書き込まれて
いるので、RAM45は正常と判断され(S2:YE
S)、次の液晶画面コマンド出力処理(S4)に移行す
る。この液晶画面コマンド出力処理(S4)では、I/
Oインターフェース47を介して、特別図柄表示部8に
液晶画面の表示を制御する信号が送られる。次いで、音
コマンド出力処理(S5)に移行する。この音コマンド
出力処理(S5)では、I/Oインターフェース47を
介して、音源装置48aにスピーカー48を駆動するた
めの信号が送られる。次いで、ランプコマンド出力処理
(S6)を行う。このランプコマンド出力処理(S6)
では、パチンコ機1に設けられている各種のランプの点
滅の制御を行う信号を電飾基板42へ出力する。次い
で、ポート出力処理を行う(S7)。このポート出力処
理(S7)では、図示外の遊技場管理用コンピュータに
パチンコ機1の大当たり情報、始動情報、確率変動情
報、時間短縮情報等の各種の情報を出力ポート58を介
して出力する。
【0037】次いで、スイッチ読込処理(S8)が行わ
れる。このスイッチ読込処理(S8)では、普通図柄始
動ゲート11,12、特別図柄始動電動役物15、大入
賞口16、入賞口19,20等への遊技球の入賞を検出
するものである。
【0038】特別図柄始動電動役物15及び普通図柄始
動ゲート11,12に遊技球が入賞した場合は、それぞ
れ4個まで、入賞数がRAM45の特別図柄始動入賞数
記憶エリア45d及び普通図柄始動入賞数記憶エリア4
5eに記憶される。
【0039】また、特別図柄始動電動役物15に設けら
れている始動口スイッチ52が遊技球の通過を検出した
場合には、RAM45のループカウンタ記憶エリア45
aに記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC
2の値を特別図柄乱数記憶エリア45bに記憶する。ま
た、普通図柄始動ゲート11,12に各々設けられてい
る普通図柄作動スイッチ53が、遊技球の通過を検出し
た場合には、RAM45のループカウンタ記憶エリア4
5aに記憶されている普通図柄選択用ループカウンタL
C1の値を普通図柄乱数記憶エリア45cに記憶する。
【0040】ここで、図9及び図10を参照して、特別
図柄乱数記憶エリア45b及び普通図柄乱数記憶エリア
45cについて説明する。図9は、特別図柄乱数記憶エ
リア45bの模式図であり、図10は、普通図柄乱数記
憶エリア45cの模式図である。特別図柄乱数記憶エリ
ア45bには、特別図柄始動電動役物15への遊技球の
入賞時に、大当たり判定用ループカウンタLC2、大当
たり図柄決定カウンタLC3、特別図柄作成カウンタL
C4,LC5,LC6、リーチ判定カウンタLC7、リ
ーチパターン決定カウンタLC8の各々のカウント値を
乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エ
リア4の4つの記憶エリアと、特別図柄の変動開始時に
判定処理を行うために記憶エリア1に記憶された前記各
乱数をシフトして記憶する判定エリアが1つ設けられて
おり、併せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0041】同様に、普通図柄乱数記憶エリア45cに
も、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過時
に、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値
を乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶
エリア4の4つの記憶エリアと、普通図柄の変動開始時
に判定処理を行うために記憶エリア1に記憶された前記
乱数をシフトして記憶する判定エリアが1つ設けられて
おり、併せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0042】次に、前記スイッチ読込処理(S8)で
は、特別図柄始動電動役物15への遊技球の入賞数を4
個まで、RAM45の特別図柄始動入賞数記憶エリア4
5dに記憶でき、普通図柄始動ゲート11,12への遊
技球の通過数を4個まで、RAM45の普通図柄始動入
賞数記憶エリア45eに記憶できる。なお、特別図柄始
動電動役物15に遊技球が入賞すると、入賞球数が4未
満であれば、大当たり判定用ループカウンタLC2、大
当たり図柄決定カウンタLC3、特別図柄作成カウンタ
LC4,LC5,LC6、リーチ判定カウンタLC7、
リーチパターン決定カウンタLC8の各乱数を特別図柄
乱数記憶エリア45bの記憶エリア1乃至記憶エリア4
に順次記憶させ、それに対応した特別図柄始動保留部2
5のLEDが点灯する。最大の保留数は4回である。
【0043】スイッチ読込処理(S8)が終了すると、
次いで、ループカウンタ更新処理(S9)を行う。この
ループカウンタ更新処理(S9)では、RAM45のル
ープカウンタ記憶エリア45aに各々記憶されている普
通図柄選択用ループカウンタLC1、大当たり判定用ル
ープカウンタLC2、大当たり図柄決定カウンタLC
3、特別図柄作成カウンタLC4,LC5,LC6、リ
ーチ判定カウンタLC7、リーチパターン決定カウンタ
LC8の値を所定量だけ増加する(インクリメントす
る)。なお、各ループカウンタに設定されている最大値
を越える場合には、各ループカウンタの値は0クリアさ
れ、「0」に戻るようにプログラムされている。従っ
て、大当たり判定用ループカウンタLC2のカウント値
は、「0〜358」のいずれかとなる。
【0044】次に、パチンコ機1にエラーが発生してい
るか否かが判断され(S10)、パチンコ機1にエラー
が発生してる場合には(S10:YES)、条件装置処
理(S11)、特別図柄処理(S12)、普通図柄処理
(S13)を飛ばして処理を行い、特別図柄表示部8に
エラー表示等をさせる。エラーが発生していないときに
は(S10:NO)、条件装置処理(S11)に進む。
【0045】次いで、この条件装置処理(S11)で
は、大入賞口16の開放、閉鎖、特別図柄表示部8の液
晶画面上への大当たりデモ表示処理等が行われる。一巡
目の処理では、後述する特別図柄処理(S12)での大
当たり判定処理がまだ行われていないので、条件装置処
理(S11)では、何も行われず次の処理に進む。次い
で、特別図柄処理(S12)が行われる。
【0046】この特別図柄処理(S12)では、後述す
る大当たり判定処理が行われる。この特別図柄処理(S
12)が終了すると、次に、普通図柄処理(S13)が
行われる。この普通図柄処理(S13)では、普通図柄
始動ゲート11,12への遊技球の通過により、普通図
柄選択用ループカウンタLC1のカウント値が、普通図
柄乱数として、RAM45の普通図柄乱数記憶エリア4
5cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次記憶され、
その普通図柄乱数が普通図柄乱数記憶エリア45cの判
定エリアにシフトとされて、その普通図柄乱数に基づい
て、普通図柄表示装置24に図柄が確定表示される。
【0047】RAM45の普通図柄乱数記憶エリア45
cに記憶される普通図柄乱数が、はずれの値の場合は、
普通図柄表示装置24に、はずれ図柄である「−」が確
定表示される。また、RAM45の普通図柄乱数記憶エ
リア45cに記憶された普通図柄乱数が、当たりの図柄
の場合は、普通図柄表示装置24に、当たり図柄である
「0」が確定表示される。当たり図柄が普通図柄表示装
置24に表示されているときには、所定時間、特別図柄
始動電動役物15の開閉部材(いわゆるチューリップ)
が開成して、特別図柄始動電動役物15へ遊技球が入賞
しやすくなるものである。
【0048】普通図柄処理(S13)が終了すると、次
に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S14)が行わ
れ、枠ランプ制御(S15)を経てメインルーチンの処
理が終了する。なお、このメインルーチンの処理は各サ
ブルーチンの処理を含めて、2ms以内に終了する。そ
して、リセット回路57からのリセット信号により、C
PU44aは、図8に示すメインルーチンの処理を、ス
タートから繰り返し行う。従って、図8に示すメインル
ーチンの処理が、2ms単位で繰り返されていることに
なる。先の一巡目のメインルーチンの処理の特別図柄処
理(S12)で大当たり状態と判定されれば、RAM4
5の大当たりフラグ記憶エリア45fに「1」が記憶さ
れ、大当たりフラグがONし、次の二巡目の条件装置処
理(S11)では、大入賞口16の開放、閉鎖の動作が
所定回数(例えば、2回、4回、8回等)行われる。
【0049】なお、上記のパチンコ機1は、遊技盤2の
下側に設けられた発射ハンドル7を操作することによっ
て、遊技球を遊技領域4に打ち込めるようになってお
り、その遊技球が大入賞口16に入賞した場合には、例
えば、15個の賞品球を、その他の入賞口に入賞した場
合には、例えば、6個の賞品球を、賞品球払出装置49
により払い出すようになっている。
【0050】ここで、遊技者が、遊技盤2の下側に設け
られた発射ハンドル7を操作することによって、遊技球
を遊技領域4に打ち込み、遊技球が特別図柄始動電動役
物15に入賞すると、図8に示すメインルーチンのスイ
ッチ読込処理(S8)において、遊技球の特別図柄始動
電動役物15への入賞が検出される。具体的には、特別
図柄始動電動役物15に設けられている始動口スイッチ
52が遊技球の通過を検出したときに、RAM45のル
ープカウンタ記憶エリア45aに記憶されている大当た
り判定用ループカウンタLC2、大当たり図柄決定カウ
ンタLC3、特別図柄作成カウンタLC4,LC5,L
C6、リーチ判定カウンタLC7、リーチパターン決定
カウンタLC8の値を乱数としてRAM45の特別図柄
乱数記憶エリア45bの記憶エリア1乃至記憶エリア4
のいずれかに記憶する。
【0051】始動口スイッチ52が1個目の遊技球の通
過を検出したときは、上記各カウンタの値を特別図柄乱
数記憶エリア45bの記憶エリア1に記憶し、2個目の
遊技球の通過を検出したときは上記各カウンタの値を特
別図柄乱数記憶エリア45bの記憶エリア2に記憶し、
3個目の遊技球を検出したときは特別図柄乱数記憶エリ
ア45bの記憶エリア3に記憶し、4個目の遊技球を検
出したときは特別図柄乱数記憶エリア45bの記憶エリ
ア4に記憶する。そして、ループカウンタ更新処理(S
9)を経てS10に進む。通常時はパチンコ機1にエラ
ーが発生していないので(S10:NO)、条件装置処
理(S11)に進むが、まだ、大当たりの判定がなされ
ていないので、条件装置処理(S11)では何もされ
ず、特別図柄処理(S12)を行う。
【0052】この特別図柄処理(S12)では、図11
に示す大当たり判定処理のサブルーチンの処理を行う。
まず、特別図柄始動電動役物15へ入賞している(特別
図柄始動口ON)か否かが判断される(S21)。この
判断は、特別図柄始動入賞数記憶エリア45dに記憶さ
れている入賞球の数が「0」か否かで行われる。特別図
柄始動入賞数記憶エリア45dに記憶されている入賞球
の数が「0」の場合には(S21:NO)、大当たり判
定処理を終了し、メインルーチンにリターンする。特別
図柄始動入賞数記憶エリア45dに記憶されている入賞
球数が「0」でない、すなわち1〜4の何れかであると
判断された場合には(S21:YES)、特別図柄始動
入賞数記憶エリア45dの記憶数を「1」減算し(S2
2)、次いで、特別図柄乱数記憶エリア45bの記憶エ
リア1に記憶されている入賞球数「1」に対応する乱数
の値を特別図柄乱数記憶エリア45bの判定エリアへシ
フトさせ特別図柄乱数記憶エリア45b中の残りの記憶
エリア2〜4の値を記憶エリア1〜3へ各々シフトする
(S23)。すなわち、特別図柄乱数記憶エリア45b
で入賞球数「N」(N=2,3,4)に各々対応して記
憶している乱数の値を、入賞球数「N−1」に対応する
乱数記憶エリアにシフトさせて記憶させる。
【0053】次いで、大当たり判定を行う(S24)。
大当たり判定用ループカウンタLC2の値は、本実施例
では、「0〜358」の間であるので、S23で判定エ
リアへシフトした大当たり判定用ループカウンタLC2
の乱数の値も「0〜358」の何れかになっている。こ
こで、判定エリアの大当たり判定用ループカウンタLC
2の乱数の値が大当たりの値として決められている特定
の値、例えば、「7」であるか否かが判定される。乱数
の値が「7」である場合には(S24:YES)、大当
たりフラグをONするためにRAM45の大当たりフラ
グ記憶エリア45fに「1」を記憶し(S25)、次い
で大当たり図柄選択処理を行う(S26)。
【0054】大当たり図柄選択処理(S26)では、図
12に示すサブルーチンの大当たり図柄選択処理に移行
する。ここで、RAM45の特別図柄乱数記憶エリア4
5bの判定エリアには、大当たり図柄決定カウンタLC
3の値が乱数として記憶されており、大当たり図柄決定
カウンタLC3の値は、「0〜44」の何れかであり、
その大当たり図柄決定カウンタLC3の値に基づいて、
大当たり図柄が、図7に示す大当たり図柄決定テーブル
を参照して決定される。
【0055】まず、S40の判断処理において、特別図
柄乱数記憶エリア45bの判定エリアに記憶されている
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、特定大当た
り、即ち確率変動突入の値か否かが判断される(S4
0)。ここで、確率変動突入となる大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値は、「3〜5」、「9〜11」、「1
5〜17」、「21〜23」、「27〜44」の場合で
ある。確率変動突入の場合には(S40:YES)、確
率変動フラグをONとする(S41)。具体的には、R
AM45の確率変動フラグ記憶エリア45iに「1」を
記憶する。次いで、判定エリアに記憶されている大当た
り図柄決定カウンタLC3の値に対応した今回の獲得ラ
ウンド数を図7に示す大当たり図柄決定テーブル記憶エ
リア46bの獲得ラウンド数の欄から読み出し、合計獲
得ラウンド数GRに加える(S42)。この合計獲得ラ
ウンド数GRは、RAM45の獲得ラウンド数記憶エリ
ア45gに記憶される。
【0056】次に、S42の処理で計算された合計獲得
ラウンド数GRが72を越えるか否かが判断される(S
43)。合計獲得ラウンド数GRが72を越えている場
合(S43:YES)、例えば、現在74ラウンド獲得
の場合には、次の大当たりで、8ラウンドを獲得する
と、連続大当たりによる獲得ラウンド数の合計が82ラ
ウンドとなり、80ラウンドの制限を越えてしまう。従
って、合計獲得ラウンド数GRが72を越える場合に
は、今回の大当たりを確率変動突入の大当たりとせず、
リミッター機能作動による通常大当たりとするために、
S44の処理に移行し、図7に示す大当たり図柄決定テ
ーブル記憶エリア46bのリミッター作動時大当たり図
柄から図柄を選択する(S44)。
【0057】例えば、特別図柄乱数記憶エリア45bの
判定エリアに記憶されている大当たり図柄決定カウンタ
LC3の値が、「3」の場合には、大当たり図柄は、
「1,1,1」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「4」の場合には、大当たり図柄は、
「1,1,1」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「4
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「5」の場合には、大当たり図柄は、
「1,1,1」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「8
R」が選択される。
【0058】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「9」の場合には、大当たり図柄は、「3,3,
3」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の「2,
2,2」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」が選択
される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値
が、「10」の場合には、大当たり図柄は、「3,3,
3」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の「2,
2,2」が選択され、獲得ラウンドは、「4R」が選択
される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値
が、「11」の場合には、大当たり図柄は、「3,3,
3」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の「2,
2,2」が選択され、獲得ラウンドは、「8R」が選択
される。
【0059】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「15」の場合には、大当たり図柄は、「5,
5,5」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「4,4,4」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「16」の場合には、大当たり図柄は、「5,
5,5」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「4,4,4」が選択され、獲得ラウンドは、「4R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「17」の場合には、大当たり図柄は、「5,
5,5」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「4,4,4」が選択され、獲得ラウンドは、「8R」
が選択される。
【0060】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「21」の場合には、大当たり図柄は、「7,
7,7」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「6,6,6」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「22」の場合には、大当たり図柄は、「7,
7,7」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「6,6,6」が選択され、獲得ラウンドは、「4R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「23」の場合には、大当たり図柄は、「7,
7,7」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「6,6,6」が選択され、獲得ラウンドは、「8R」
が選択される。
【0061】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「27」の場合には、大当たり図柄は、「9,
9,9」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「8,8,8」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「28」の場合には、大当たり図柄は、「9,
9,9」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「8,8,8」が選択され、獲得ラウンドは、「4R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「29」の場合には、大当たり図柄は、「9,
9,9」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「8,8,8」が選択され、獲得ラウンドは、「8R」
が選択される。
【0062】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「30」の場合には、大当たり図柄は、「マ,
マ,マ」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「31」の場合には、大当たり図柄は、「マ,
マ,マ」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「4R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「32」の場合には、大当たり図柄は、「マ,
マ,マ」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「8R」
が選択される。
【0063】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「33」の場合には、大当たり図柄は、「タ,
タ,タ」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「2,2,2」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「34」の場合には、大当たり図柄は、「タ,
タ,タ」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「2,2,2」が選択されて、獲得ラウンドは、「4
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「35」の場合には、大当たり図柄は、
「タ,タ,タ」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「2,2,2」が選択されて、獲得ラウンドは、
「8R」が選択される。
【0064】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「36」の場合には、大当たり図柄は、「原,
原,原」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「4,4,4」が選択されて、獲得ラウンドは、「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「37」の場合には、大当たり図柄は、
「原,原,原」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「4,4,4」が選択されて、獲得ラウンドは、
「4R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウン
タLC3の値が、「38」の場合には、大当たり図柄
は、「原,原,原」ではなく、リミッター作動時大当た
り図柄の「4,4,4」が選択され、獲得ラウンドは、
「8R」が選択される。
【0065】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「39」の場合には、大当たり図柄は、「骨,
骨,骨」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「6,6,6」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「40」の場合には、大当たり図柄は、「骨,
骨,骨」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「6,6,6」が選択されて、獲得ラウンドは、「4
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「41」の場合には、大当たり図柄は、
「骨,骨,骨」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「6,6,6」が選択され、獲得ラウンドは、「8
R」が選択される。
【0066】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が、「42」の場合には、大当たり図柄は、「石,
石,石」ではなく、リミッター作動時大当たり図柄の
「8,8,8」が選択されて、獲得ラウンドは、「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「43」の場合には、大当たり図柄は、
「石,石,石」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「8,8,8」が選択され、獲得ラウンドは、「4
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「44」の場合には、大当たり図柄は、
「石,石,石」ではなく、リミッター作動時大当たり図
柄の「8,8,8」が選択され、獲得ラウンドは、「8
R」が選択される。
【0067】S44のリミッター作動時大当たり図柄選
択処理が終了すると、RAM45の確率変動フラグ記憶
エリア45iに記憶してしている確率変動フラグをOF
F(「0」)とし(S45)、RAM45の獲得ラウン
ド数記憶エリア45gに記憶されている合計獲得ラウン
ド数GRの値を「0」にリセットし(S46)、図11
に示す大当たり判定処理の大当たり図柄選択処理(S2
6)にリターンする(S47)。
【0068】なお、S40の判定処理において、特別図
柄乱数記憶エリア45bの判定エリアに記憶されている
大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、非特定大当た
りである非確率変動の値である場合(S40:NO)、
即ち、「0〜2」、「6〜8」、「12〜14」、「1
8〜20」、「24〜26」の場合には(S40:N
O)、RAM45の確率変動フラグ記憶エリア45iに
記憶してしている確率変動フラグをOFF(「0」)と
し(S48)、RAM45の獲得ラウンド数記憶エリア
45gに記憶されている合計獲得ラウンド数GRの値を
「0」にリセットし(S49)、リミッター非作動時大
当たり図柄選択処理を行う(S50)。
【0069】S50の処理では、図7に示す大当たり図
柄決定テーブル記憶エリア46bのリミッター非作動時
大当たり図柄から、通常大当たりである非確率変動突入
図柄を選択する(S50)。即ち、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が、「0」の場合には、大当たり図柄
は、「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が、「1」の場合には、大当たり図柄は、
「0,0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「4R」
が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3
の値が、「2」の場合には、大当たり図柄は、「0,
0,0」が選択され、獲得ラウンドは、「8R」が選択
される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値
が、「6」の場合には、大当たり図柄は、「2,2,
2」が選択され、獲得ラウンドは、「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、
「7」の場合には、大当たり図柄は、「2,2,2」が
選択され、獲得ラウンドは、「4R」が選択される。ま
た、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、「8」の
場合には、大当たり図柄は、「2,2,2」が選択さ
れ、獲得ラウンドは、「8R」が選択される。
【0070】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「12」の場合には、大当たり図柄は「4,4,
4」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「1
3」の場合には、大当たり図柄は「4,4,4」が選択
され、獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「14」の場合に
は、大当たり図柄は「4,4,4」が選択され、獲得ラ
ウンドは「8R」が選択される。また、大当たり図柄決
定カウンタLC3の値が「18」の場合には、大当たり
図柄は「6,6,6」が選択され、獲得ラウンドは「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が「19」の場合には、大当たり図柄は「6,
6,6」が選択され、獲得ラウンドは「4R」が選択さ
れる。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「20」の場合には、大当たり図柄は「6,6,6」が
選択され、獲得ラウンドは「8R」が選択される。
【0071】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「24」の場合には、大当たり図柄は「8,8,
8」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「2
5」の場合には、大当たり図柄は「8,8,8」が選択
され、獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「26」の場合に
は、大当たり図柄は「8,8,8」が選択され、獲得ラ
ウンドは「8R」が選択される。その後、図11に示す
大当たり判定処理の大当たり図柄選択処理(S26)に
リターンする(S47)。
【0072】さらに、図12に示す大当たり図柄選択処
理のフローチャートのS43の判断処理で、合計獲得ラ
ウンド数GRが72以下であったときには(S43:N
O)、やはり、S50に移行して、リミッター非作動時
大当たり図柄選択処理を行う(S50)。S50の処理
では、図7に示す大当たり図柄決定テーブルのリミッタ
ー非作動時大当たり図柄から、特定大当たりである確率
変動突入図柄を選択する(S50)。即ち、また、大当
たり図柄決定カウンタLC3の値が「3」の場合には、
大当たり図柄は「1,1,1」が選択され、獲得ラウン
ドは「2R」が選択される。また、大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値が「4」の場合には、大当たり図柄は
「1,1,1」が選択され、獲得ラウンドは「4R」が
選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「5」の場合には、大当たり図柄は「1,1,1」
が選択され、獲得ラウンドは「8R」が選択される。
【0073】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「9」の場合には、大当たり図柄は「3,3,3」
が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択される。ま
た、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「10」の
場合には、大当たり図柄は「3,3,3」が選択され、
獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大当たり
図柄決定カウンタLC3の値が「11」の場合には、大
当たり図柄は「3,3,3」が選択され、獲得ラウンド
は「8R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウ
ンタLC3の値が「15」の場合には、大当たり図柄は
「5,5,5」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が
選択される。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「16」の場合には、大当たり図柄は「5,5,
5」が選択され、獲得ラウンドは「4R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「1
7」の場合には、大当たり図柄は「5,5,5」が選択
され、獲得ラウンドは「8R」が選択される。
【0074】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「21」の場合には、大当たり図柄は「7,7,
7」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「2
2」の場合には、大当たり図柄は「7,7,7」が選択
され、獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「23」の場合に
は、大当たり図柄は「7,7,7」が選択され、獲得ラ
ウンドは「8R」が選択される。また、大当たり図柄決
定カウンタLC3の値が「27」の場合には、大当たり
図柄は「9,9,9」が選択され、獲得ラウンドは「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が「28」の場合には、大当たり図柄は「9,
9,9」が選択され、獲得ラウンドは「4R」が選択さ
れる。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「29」の場合には、大当たり図柄は「9,9,9」が
選択され、獲得ラウンドは「8R」が選択される。
【0075】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「30」の場合には、大当たり図柄は「マ,マ,
マ」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「3
1」の場合には、大当たり図柄は「マ,マ,マ」が選択
され、獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「32」の場合に
は、大当たり図柄は「マ,マ,マ」が選択され、獲得ラ
ウンドは「8R」が選択される。また、大当たり図柄決
定カウンタLC3の値が「33」の場合には、大当たり
図柄は「タ,タ,タ」が選択され、獲得ラウンドは「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が「34」の場合には、大当たり図柄は「タ,
タ,タ」が選択され、獲得ラウンドは「4R」が選択さ
れる。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「35」の場合には、大当たり図柄は「タ,タ,タ」が
選択され、獲得ラウンドは「8R」が選択される。
【0076】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「36」の場合には、大当たり図柄は「原,原,
原」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「3
7」の場合には、大当たり図柄は「原,原,原」が選択
され、獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「38」の場合に
は、大当たり図柄は「原,原,原」が選択され、獲得ラ
ウンドは「8R」が選択される。また、大当たり図柄決
定カウンタLC3の値が「39」の場合には、大当たり
図柄は「骨,骨,骨」が選択され、獲得ラウンドは「2
R」が選択される。また、大当たり図柄決定カウンタL
C3の値が「40」の場合には、大当たり図柄は「骨,
骨,骨」が選択され、獲得ラウンドは「4R」が選択さ
れる。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が
「41」の場合には、大当たり図柄は「骨,骨,骨」が
選択され、獲得ラウンドは「8R」が選択される。
【0077】また、大当たり図柄決定カウンタLC3の
値が「42」の場合には、大当たり図柄は「石,石,
石」が選択され、獲得ラウンドは「2R」が選択され
る。また、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が「4
3」の場合には、大当たり図柄は「石,石,石」が選択
され、獲得ラウンドは「4R」が選択される。また、大
当たり図柄決定カウンタLC3の値が「44」の場合に
は、大当たり図柄は「石,石,石」が選択され、獲得ラ
ウンドは「8R」が選択される。その後、図11に示す
大当たり判定処理の大当たり図柄選択処理(S26)に
リターンする(S47)。
【0078】次いで、S27の処理に移行する。S27
の処理では、上記S26の大当たり図柄選択処理にて選
択された大当たり図柄を特別図柄表示装置8の第1停止
図柄表示部27a、第2停止図柄表示部27b、第3停
止図柄表示部27cに各々表示し、また、ラウンド決定
図柄表示部27dにその回の大当たりで獲得したラウン
ド数を表示する。例えば、大当たり図柄として「7,
7,7」が選択されており、獲得ラウンド数が8ラウン
ドであるときは、図3に示すように特別図柄表示装置8
の第1停止図柄表示部27a、第2停止図柄表示部27
b、第3停止図柄表示部27cに各々「7」を表示し、
ラウンド決定図柄表示部27dに「8R」を確定表示す
る(S27)。その後、図8に示すメインルーチンのS
12にリターンする(S30)。尚、リミッター機能が
作動した場合の一例としては、「7,7,7」で「8
R」と表示されるべきところが、図13に示すように
「6,6,6」で「8R」と表示される。
【0079】さらに、S27の処理において、大当たり
図柄及び獲得ラウンド数を表示した後に、図14に示す
ように特別図柄表示装置8の表示画面に合計獲得ラウン
ド表示部28を表示させて、確率変動大当たりの連続に
より獲得した合計獲得ラウンド数GRを表示するように
しても良い。例えば、図14では、合計獲得ラウンド数
GRが66ラウンドの場合を示している。この場合に
は、リミッター機能が作動するまでは、合計獲得ラウン
ド数GRはリセットされないので、その合計獲得ラウン
ド数GRを直接表示するようにする。また、リミッター
機能が働いた場合には、S46の処理で合計獲得ラウン
ド数GRがリセットされてしまうので、S46の処理で
合計獲得ラウンド数GRをリセットするときに、合計獲
得ラウンド数GRをRAM45の図示外のワークエリア
等に待避させておき、その待避させた合計獲得ラウンド
数GRを図14に示すように特別図柄表示装置8の表示
画面に合計獲得ラウンド表示部28を表示させるように
しても良い。
【0080】尚、ラウンド決定図柄表示部27dや合計
獲得ラウンド表示部28は、特別図柄表示装置8に設け
ずに、遊技盤2上に7セグメントLED等を用いて設け
てもよい、また、大入賞口16の左右の部分に7セグメ
ントLED等を設けてラウンド決定図柄表示部27dや
合計獲得ラウンド表示部28としてもよい。また、普通
図柄始動ゲート11,12や入賞口19,20に7セグ
メントLED等を設けてラウンド決定図柄表示部27d
や合計獲得ラウンド表示部28としてもよい。
【0081】尚、判定エリアの大当たり判定用ループカ
ウンタLC2の乱数の値が「7」以外の場合には(S2
4:NO)、はずれ図柄選択処理(S28)が行われ
る。ここでは、特別図柄始動電動役物15への遊技球の
入賞時に、ループカウンタ記憶エリア45aの特別図柄
作成カウンタLC4,LC5,LC6の値を乱数として
特別図柄乱数記憶エリア45bの記憶エリア1〜4の何
れかに取得しているので、現在判定エリアに記憶されて
いる特別図柄作成カウンタLC4,LC5,LC6の乱
数に対応して、はずれ図柄が選択され(S28)、その
図柄が確定表示されて(S29)、メインルーチンにリ
ターンする(S31)。
【0082】具体的には、第1停止図柄表示部27a
は、特別図柄作成カウンタLC4の値により決定され、
第2停止図柄表示部27bは、特別図柄作成カウンタL
C5の値により決定される。ここで、特別図柄作成カウ
ンタLC4の値と、特別図柄作成カウンタLC5の値と
が一致する場合は、特別図柄作成カウンタLC5の値を
1加算した値(加算値が「15」以上であれば「0」ク
リア)とする。また、第3停止図柄表示部27cは、特
別図柄作成カウンタLC6の値により決定される。な
お、大当たり図柄選択処理(S26)、及び、はずれ図
柄選択処理(S28)において、リーチ判定カウンタL
C7及びリーチパターン決定カウンタLC8のカウント
値に基づいて、いわゆるリーチパターンの決定及びリー
チ図柄を選択する処理を行う。
【0083】例えば、大当たりとならなかった場合に、
リーチ判定カウンタLC7から取得した乱数が所定値の
リーチ乱数であった場合には、特別図柄作成カウンタL
C4の乱数に対応した図柄が第1停止図柄表示部27
a、第2停止図柄表示部27bに確定表示されて、リー
チ状態を生起し、リーチパターン決定カウンタLC8の
乱数に対応したリーチパターンが表示され、第3停止図
柄表示部27が確定停止され、はずれリーチとなる。
【0084】さらに、リーチ判定カウンタLC7から取
得した乱数が所定値のリーチ乱数以外であった場合に
は、特別図柄作成カウンタLC4から取得した乱数に対
応した図柄が第1停止図柄表示部27aに表示され、特
別図柄作成カウンタLC5から取得した乱数に対応した
図柄が第2停止図柄表示部27bに表示され、特別図柄
作成カウンタLC6から取得した乱数に対応した図柄が
第1停止図柄表示部27cに表示されて、はずれが確定
される。なお、特別図柄作成カウンタLC4から取得し
た乱数と特別図柄作成カウンタLC5から取得した乱数
の値が同一であった場合は、特別図柄作成カウンタLC
5の値を「+1」した値に対応した図柄を第2停止図柄
表示部27bに確定表示して(S29)、図8に示すメ
インルーチンのS12にリターンする(S31)。
【0085】なお、上記の実施例で、確率変動フラグが
ONとなっている場合には、次の大当たり判定では、大
当たりとなる大当たり判定用ループカウンタLC2の乱
数の値が「7」だけでなく、他に、3つ増えることにな
る。従って、大当たりとなる大当たり判定用ループカウ
ンタLC2の乱数の値が4つとなるので、大当たり確率
は359分の4、即ち、89.75分の1となる。
【0086】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機1では、確率変動状態で大当たりが連続した場合に、
今回の大当たりも確率変動突入の特定大当たりであり、
今回獲得したラウンド数までの連続獲得ラウンド数の合
計が72を超える場合には、リミッター機能として、通
常の大当たりに変更するようにしているので、合計獲得
ラウンド数が80ラウンドを超えることが無く、また、
74ラウンドを下回ることがない。
【0087】例えば、確率変動突入の特定大当たりが連
続して、既に、66ラウンド獲得していて、今回、大当
たり図柄決定カウンタLC3の値が、「23」の場合に
は、大当たり図柄は、本来は「7,7,7」が選択さ
れ、8ラウンドを獲得することになるはずであるが、6
6ラウンドに8ラウンドを加えると合計獲得ラウンドが
74ラウンドとなるので、リミッター機能が働き、大当
たり図柄としては、非特定図柄である「6,6,6」が
選択され、図13に示すように、特別図柄表示装置8の
第1停止図柄表示部27a、第2停止図柄表示部27
b、第3停止図柄表示部27cに各々「6」が表示さ
れ、ラウンド決定図柄表示部27dに「8R」が確定表
示されることになる。従って、確率変動に突入せず、通
常大当たりで8ラウンド獲得となる。従って、合計獲得
ラウンドは74ラウンドとなり、連続大当たりは終了す
る。
【0088】尚、既に、64ラウンド獲得していて、今
回、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、「23」
の場合には、大当たり図柄は、確率変動突入図柄である
「7,7,7」が選択され、8ラウンドを獲得すること
になり、合計獲得ラウンドが72ラウンドとなり、今回
の大当たりも確率変動突入となる。しかし、次の大当た
りで、必ず、リミッター機能が働き、通常大当たりとな
るので、その通常大当たりで8ラウンド獲得しても、合
計獲得ラウンドは80ラウンドで連続大当たりは終了す
ることになる。
【0089】従って、本実施例では、連続大当たりによ
る合計獲得ラウンド数は、リミッター機能が働いた場合
には、74ラウンド以上80ラウンド以下となるので、
遊技者の獲得したラウンド数に大きな差が生じることが
無くなり、得られる賞球数も大きく異なることを防止で
き、不公平感を遊技者に与えることが無くなる。
【0090】尚、上記の実施例では、合計獲得ラウンド
数が80ラウンドに制限されている場合について説明し
たが、合計獲得ラウンド数の制限は80ラウンドに限ら
れず、100ラウンド、150ラウンド等の任意の値の
場合でも、本発明を適用できることは言うまでもない。
また、上記の実施例では、1回の大当たりの獲得ラウン
ド数は、2ラウンド、4ラウンド、8ラウンドの何れか
であったが、必ずしもこの値に限られず、6ラウンド、
14ラウンド、15ラウンド、16ラウンド等の各種の
ラウンド数を獲得するパチンコ機に適用できることは言
うまでもない。また、上記実施例の各カウンタの値及び
大当たり確率は、上記の例に限られることはなく、各種
の値を用いることができる。
【0091】[第2実施例] 次に本発明の第2実施例
であるパチンコ機について説明する。本第2実施例のパ
チンコ機では、機械的及び電気的構造は上記第1実施例
のパチンコ機1と同様であり、異なるのは大当たり図柄
選択処理のみであるので、大当たり図柄選択処理以外の
説明は、上記同様であるので、上記の説明を援用し、こ
こでは、大当たり図柄選択処理について、図15を参照
して説明する。
【0092】まず、S140の判断処理において、特別
図柄乱数記憶エリア45bの判定エリアに記憶されてい
る大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、特定大当た
り、即ち確率変動突入の値か否かが判断される(S14
0)。ここで、確率変動突入となる大当たり図柄決定カ
ウンタLC3の値は、「3〜5」、「9〜11」、「1
5〜17」、「21〜23」、「27〜44」の場合で
ある。確率変動突入の場合には(S140:YES)、
確率変動フラグをONとする(S141)。具体的に
は、RAM45の確率変動フラグ記憶エリア45iに
「1」を記憶する。次いで、判定エリアに記憶されてい
る大当たり図柄決定カウンタLC3の値に対応した今回
の獲得ラウンド数を図7に示す大当たり図柄決定テーブ
ルのラウンド数の欄から読み出し、合計獲得ラウンド数
GRに加える(S142)。この合計獲得ラウンド数G
Rは、RAM45の獲得ラウンド数記憶エリア45gに
記憶される。
【0093】次に、S142の処理で計算された合計獲
得ラウンド数GRが80を越えるか否かが判断される
(S143)。合計獲得ラウンド数GRが80を越えて
いる場合(S143:YES)、例えば、今までに74
ラウンド獲得していて、今回の大当たりで、8ラウンド
を獲得すると、連続大当たりによる獲得ラウンド数の合
計が82ラウンドとなり、80ラウンドの制限を越えて
しまう。従って、合計獲得ラウンド数GRが80を越え
る場合には、まず、これ以上確率変動による大当たりが
連続しないようにするため、今回の大当たりを確率変動
突入の大当たりとせず、リミッター作動による通常大当
たりとする。従って、S144の処理に移行し、図7に
示す大当たり図柄決定テーブル記憶エリア46bのリミ
ッター作動時大当たり図柄から図柄を選択する(S14
4)。このS144の処理は、第1実施例のS44の処
理と同様である。
【0094】そして、確率変動フラグをOFFし(S1
45)、次いで、ラウンド数変換処理を行う(S14
7)。このラウンド数変換処理では、合計獲得ラウンド
数GRの内、80ラウンドを超えているラウンド数だ
け、今回の獲得ラウンド数から減算する処理を行う。即
ち、「今回獲得ラウンド数−(合計獲得ラウンド数−8
0)=変換ラウンド数」という演算処理を行う。例え
ば、今回、大当たり図柄決定カウンタLC3の値が、
「23」の場合には、大当たり図柄は、本来は「7,
7,7」が選択され、8ラウンドを獲得することになる
はずであるが、既に、74ラウンド獲得している場合に
は、74ラウンドに8ラウンドを加えると合計獲得ラウ
ンドが82ラウンドとなるので(S142、S143:
YES)、リミッター機能が働き、大当たり図柄として
は、非特定図柄である「6,6,6」が選択される(S
144)。そして、「8−(82−80)=6」という
演算が行われ、今回の獲得ラウンド数は、6ラウンドに
変換され(S146)、合計獲得ラウンド数GR=0と
してリセットされ(S147)、S26へリターンする
(S148)。
【0095】そして、図16に示すように、特別図柄表
示装置8の第1停止図柄表示部27a、第2停止図柄表
示部27b、第3停止図柄表示部27cに各々「6」が
表示され、ラウンド決定図柄表示部27dに「6R」が
確定表示されることになる。従って、確率変動に突入せ
ず、通常大当たりで6ラウンド獲得となる。従って、合
計獲得ラウンドは80ラウンドとなり、連続大当たりは
終了する。
【0096】尚、S140の処理において、NOと判断
された場合に、確率変動フラグをOFFとし(S14
9)、合計獲得ラウンド数GR=0としてリセットし
(S150)、リミッター非作動時大当たり図柄選択処
理を行う(S151)のは、上記の第1実施例と同様で
ある。従って、S149〜S151の処理は、上記第1
実施例のS48〜S50の処理と同様である。また、S
143の処理において、NOと判断された場合に、リミ
ッター非作動時大当たり図柄選択処理を行う(S15
1)のも、上記の第1実施例と同様である。
【0097】以上のように、第2実施例のパチンコ機で
は、リミッター機能が動作した場合でも、必ず、合計獲
得ラウンド数が80ラウンドとなるので、遊技者に不公
平感を与えることなく、遊技者の遊技意欲を減退させる
ことがない。
【0098】上記の第1及び第2実施例は、遊技機の一
例としてパチンコ機を用いて説明したが、本発明は、パ
チンコ機に限らず、パチコン機、パチスロ機等に転用可
能であることはいうまでもない。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
の遊技機では、特定大当たり図柄が連続して図柄表示装
置に確定表示され続けた場合において、回数判断手段
が、前記所定動作の生起回数の合計回数が、予め設定さ
れた回数を越えると判断した時、図柄変換手段が、次に
確定表示される図柄が特定大当たり図柄である場合に
は、非特定大当たり図柄に変換するので、特定大当たり
図柄から非特定大当たり図柄への変換は、特定大当たり
図柄の連続回数に基づいて行われるのではなく、特定大
当たり図柄が連続した場合の所定動作の生起回数の合計
に基づいて行われるので、遊技者の獲得したラウンド回
数が大きく異なることが無くなり、得られる賞球数も大
きく異なることを防止できる。従って、不公平感を遊技
者に与えてしまうことがなく、遊技者の遊技意欲を減退
させることもなくなるという特有の効果を奏する。
【0100】また、請求項2の記載の発明の遊技機で
は、請求項1に記載の遊技機の効果に加えて、特定大当
たり図柄が連続して確定表示された場合において、回数
表示手段が、遊技者が獲得した賞品球を付与する生起回
数(ラウンド回数)の合計回数を表示するので、遊技者
は、現在どれだけの生起回数を獲得できているかが分か
るため、より充実した遊技を楽しむことができる。
【0101】さらに、請求項3に記載の発明の遊技機で
は、請求項2に記載の遊技機の構成に効果加えて、回数
表示手段は図柄表示装置又は遊技盤面上に設けられてい
るので、遊技者から見やすく、容易に獲得した賞品球を
付与する生起回数の合計を確認することができる。
【0102】また、請求項4に記載の発明の遊技機で
は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の効果に加
えて、回数変換手段が作用する場合において、大当たり
判定時に決定された賞品球を付与するための所定動作生
起回数を予め設定された生起回数の合計回数を越えない
回数に変換するため、最終的に獲得できる生起回数が極
端に少ない場合が無くなり、遊技者にとって有益となる
ので本来作動すると損と感じる所謂リミッター機能をよ
り有益な物と遊技者に感じさせることが可能となる。
【0103】さらに、請求項5に記載の発明の遊技機で
は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機の効果に加
えて、賞品球を付与するための所定動作は、前記遊技盤
面上に設けられた大入賞口を所定時間開放する動作であ
るので、遊技者の獲得した大入賞口開放のラウンド回数
が大きく異なることが無くなり、得られる賞球数も大き
く異なることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるパチンコ機の正面図
である。
【図2】第1実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。
【図3】第1実施例のパチンコ機の特別図柄表示部の正
面図である。
【図4】第1実施例のパチンコ機の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図5】第1実施例のパチンコ機のRAMの記憶エリア
を示した模式図である。
【図6】第1実施例のパチンコ機のROMの記憶エリア
を示した模式図である。
【図7】第1実施例の大当たり図柄決定テーブルの模式
図である。
【図8】第1実施例のパチンコ機のメインルーチンのフ
ローチャートである。
【図9】第1実施例のパチンコ機の特別図柄乱数記憶エ
リア45bの模式図である。
【図10】第1実施例のパチンコ機の普通図柄乱数記憶
エリア45cの模式図である。
【図11】第1実施例のパチンコ機の大当たり判定処理
のフローチャートである。
【図12】第1実施例のパチンコ機の大当たり図柄選択
処理のフローチャートである。
【図13】第1実施例のパチンコ機のリミッター機能作
動時の特別図柄表示部の正面図である。
【図14】第1実施例のパチンコ機の合計獲得ラウンド
表示部を示す正面図である。
【図15】第2実施例のパチンコ機の大当たり図柄選択
処理のフローチャートである。
【図16】第2実施例のパチンコ機のリミッター機能作
動時の特別図柄表示部の正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 4 遊技領域 8 特別図柄表示部 15 特別図柄始動電動役物 16 大入賞口 24 普通図柄表示装置 25 特別図柄始動保留部 26 普通図柄始動保留部 27a 第1停止図柄表示部 27b 第2停止図柄表示部 27c 第3停止図柄表示部 27d ラウンド決定図柄表示部 28 合計獲得ラウンド表示部 40 制御部 44a CPU 45 RAM 46 ROM 46b 大当たり図柄決定テーブル記憶エリア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面上に設けられた複数の図柄を変
    動表示可能な図柄表示装置と、所定の条件の充足により
    大当たりか否かを判定する大当たり判定手段とを備え、
    当該大当たり判定手段により大当たりであると判定され
    たときに、前記図柄表示装置に大当たり図柄を確定表示
    し、その後、遊技者にとって価値のある第1の特別遊技
    状態が生起され、更に、当該確定表示された図柄が特定
    大当たり図柄である場合には、前記第1の特別遊技状態
    の終了後、前記第1の特別遊技状態とは、異なる第2の
    特別遊技状態が生起する遊技機において、 前記第1の特別遊技状態では、遊技者に賞品球を付与す
    るための所定動作の生起回数が複数種類あり、当該所定
    動作の生起回数は前記大当たり判定手段による大当たり
    判定時に決定され、 さらに、前記特定大当たり図柄が連続して前記図柄表示
    装置に確定表示され続けた場合において、前記所定動作
    の生起回数の合計回数が、予め設定された回数を越える
    か否かを前記大当たり判定手段による大当たり判定時に
    判断する回数判断手段と、 当該回数判断手段により予め設定された回数を越えると
    判断された時、次に確定表示される図柄が特定大当たり
    図柄である場合には、非特定大当たり図柄に変換する図
    柄変換手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 特定大当たり図柄が連続して確定表示さ
    れた場合においては、遊技者が獲得した賞品球を付与す
    るための所定動作の生起回数の合計を表示する回数表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記回数表示手段は、前記図柄表示装置
    又は前記遊技盤面上に設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 大当たり判定時に決定された賞品球を付
    与するための所定動作生起回数を予め設定された生起回
    数の合計回数を越えない回数に変換する回数変換手段を
    備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記賞品球を付与するための所定動作
    は、前記遊技盤面上に設けられた大入賞口を所定時間開
    放する動作であることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載の遊技機。
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