JP2001008261A - 無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方法及び装置、無線通信装置、無線システム並びに自動検針無線システム - Google Patents

無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方法及び装置、無線通信装置、無線システム並びに自動検針無線システム

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JP2001008261A
JP2001008261A JP11176581A JP17658199A JP2001008261A JP 2001008261 A JP2001008261 A JP 2001008261A JP 11176581 A JP11176581 A JP 11176581A JP 17658199 A JP17658199 A JP 17658199A JP 2001008261 A JP2001008261 A JP 2001008261A
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communication device
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communication devices
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JP11176581A
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Akira Tono
彰 東野
Michio Kimura
通夫 木村
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線接続のループが生じず、センター装置か
ら最終目的地の無線通信装置に確実に電文信号を中継す
ることができる中継用情報テーブルを生成する。 【解決手段】 通信システムにおいて、センター装置と
無線通信装置との間で回線接続を行って電文信号を送受
信し、2つの無線通信装置の間で1つ又は複数の無線通
信装置を無線中継して電文信号を送受信する。無線通信
装置は、中継用情報テーブルにおいて、指示電文信号の
送信装置であるセンター装置と複数の無線通信装置を行
又は列に割り当てる一方、応答電文信号の送信装置であ
るセンター装置と複数の無線通信装置を列又は行に割り
当て、指示電文信号又は応答電文信号の送信装置から受
信装置への回線接続の優先順位番号と、最終目的地の無
線通信装置まで1つ又は複数の無線通信装置を中継して
回線接続が可能であるか否かを示す符号を付してなる中
継用情報テーブルを用いて中継を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気、ガ
ス、水道などの外部装置から連続的に供給される消費財
の使用量を自動的に検針する自動検針のために、PHS
通信装置などの無線通信装置を用いて通信を行う自動検
針無線システムなどの無線システムのための中継用情報
テーブル生成方法及び装置、無線通信装置、無線システ
ム並びに自動検針無線システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平10−173789号公
報において、例えば電気、ガス、水道などの外部装置か
ら連続的に供給される消費財の使用量を自動的に検針す
る自動検針のための、いわゆるPHS携帯端末装置の機
能を搭載したPHS通信装置(PHS端末装置ともい
う。)を用いて通信を行う自動検針無線システムが開示
されている。
【0003】この従来例の自動検針無線システムにおい
ては、PHS通信装置に、消費財の使用量を検針するマ
イコンメータが接続され、検針データ収集センターに設
けられた検針データ収集センター装置は、検針データの
返信を指示する指示電文信号を、公衆回線交換網である
統合化されたサービスのディジタルネットワーク(以
下、ISDNという。)及びPHS基地局装置からなる
PHS公衆網を介してPHS通信装置に送信し、これに
応答して、PHS通信装置はマイコンメータに格納され
た検針データを含む応答電文信号をPHS基地局装置及
びISDNを介して検針データ収集センター装置に返送
することにより、検針データ収集センター装置は検針デ
ータを収集する。
【0004】また、従来例の自動検針無線システムにお
いては、1つの検針対象エリア内で、PHS基地局装置
と通信を行うPHS通信装置を親機として1つ選択して
おき、当該検針対象エリア内の他のPHS通信装置は、
子機又は中継機として動作することが開示されている。
この実施例では、子機のPHS通信装置は、PHSシス
テムのトランシーバモードを用いて直接に親機のPHS
通信装置と接続して、当該親機を中継機として検針デー
タ収集センター装置と回線接続するか、もしくは、子機
のPHS通信装置は、PHSシステムのトランシーバモ
ードを用いて中継機のPHS通信装置を介して親機のP
HS通信装置と接続して、当該親機をさらなる中継機と
して検針データ収集センター装置と回線接続することが
開示されている。
【0005】ここで、電気通信事業者が設置したPHS
基地局装置と通信を行うPHS通信装置の個数を限定す
ることにより、電気通信事業者に支払う回線基本料を節
約している。この従来例において、1つの検針対象エリ
ア内の複数のPHS通信装置間でPHS通信を行うため
に、各PHS通信装置間での電界強度値を格納する接続
テーブルを予め用意しておき、この接続テーブルを参照
して、PHS基地局装置と回線接続するために、PHS
通信装置間で中継を行い、最終的にPHS基地局装置を
介して検針データ収集センター装置に回線接続すること
が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、この接続テーブルを用いて、複数のPHS通信装
置間で中継を行ったときに、回線接続のループが生じ、
PHS基地局装置から最終目的地の無線通信装置に回線
接続できず、すなわち、検針データ収集センター装置に
回線接続できない場合があることを発見した。すなわ
ち、この従来例の自動検針無線システムでは、検針メー
タであるマイコンメータが接続された各PHS通信装置
が検針データ収集センター装置に確実に回線接続できな
いという問題点があった。
【0007】本発明の目的は以上の問題点を解決し、セ
ンター装置と複数の無線通信装置とを備え、センター装
置と少なくとも1つの無線通信装置との間で所定の通信
回線を介して回線接続を行って電文信号を送受信し、複
数の無線通信装置のうちの2つの無線通信装置の間で1
つ又は複数の無線通信装置を無線中継して電文信号を送
受信する無線通信システムにおいて、回線接続のループ
が生じず、センター装置から最終目的地の無線通信装置
に確実に電文信号を中継することができる中継用情報テ
ーブルを生成するための生成方法及び装置、無線通信装
置、無線システム並びに自動検針無線システムを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の無線通信システムのための中継用情報テーブル生成
方法は、センター装置と複数の無線通信装置とを備え、
センター装置と少なくとも1つの無線通信装置との間で
所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信号を送
受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線通信装
置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継して電
文信号を送受信する無線通信システムのための中継用情
報テーブルを生成する生成方法であって、センター装置
から通信可能な第1の無線通信装置において第1の無線
通信装置以外の別の無線通信装置の電波の電界強度値を
測定し、測定された電界強度値に基づいて、電界強度値
が大きい程通信相手先の選択の優先度が高くなるよう
に、回線接続の優先順位を付与して上記中継用情報テー
ブルに入力した後、次段の無線通信装置から最終目的地
の無線通信装置まで順次、上記測定及び入力の処理を繰
り返し、最終目的地の無線通信装置まで1つ又は複数の
無線通信装置を中継して回線接続が可能であるか否かを
示す符号を付すことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る請求項2記載の無線通
信システムのための中継用情報テーブル生成方法は、セ
ンター装置と複数の無線通信装置とを備え、センター装
置と少なくとも1つの無線通信装置との間で所定の通信
回線を介して回線接続を行って電文信号を送受信し、複
数の無線通信装置のうちの2つの無線通信装置の間で1
つ又は複数の無線通信装置を無線中継して電文信号を送
受信する無線通信システムのための行列形式の中継用情
報テーブルを生成する生成方法であって、中継用情報テ
ーブルにおいて、指示電文信号の送信装置であるセンタ
ー装置と複数の無線通信装置を行又は列に割り当てる一
方、応答電文信号の送信装置であるセンター装置と複数
の無線通信装置を列又は行に割り当て、指示電文信号又
は応答電文信号の送信装置から受信装置への回線接続の
優先順位番号と、最終目的地の無線通信装置まで1つ又
は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能である
か否かを示す符号を付してなる中継用情報テーブルの書
式を第1の記憶装置に記憶する第1のステップと、セン
ター装置から通信可能な第1の無線通信装置に対して指
示電文信号を送信して、第1の無線通信装置から通信可
能な、第1の無線通信装置以外の別の無線通信装置の電
波の電界強度値データを含む応答電文信号を受信して、
通信可能な別の無線通信装置と、その電波の電界強度値
データを第2の記憶装置に記憶する第2のステップと、
上記第2の記憶装置に記憶された電界強度値データに基
づいて、電界強度値が大きい程通信相手先の選択の優先
度が高くなるように、回線接続の優先順位を付与して上
記中継用情報テーブルに入力する第3のステップと、第
1の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装置から次
段の無線通信装置に対して指示電文信号を送信して、上
記第2と第3のステップを同様に繰り返す第4のステッ
プと、次段の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装
置から次々段の無線通信装置に対して指示電文信号を送
信して、上記第2と第3のステップを同様に繰り返す第
5のステップと、上記第5のステップをすべての無線通
信装置について処理が終了するまで繰り返す第6のステ
ップと、上記第1の記憶装置に記憶された中継用情報テ
ーブルにおいて、最終目的地の無線通信装置まで1つ又
は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能である
か否かを示す符号を付す第7のステップとを含むことを
特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の無線通信システムの
ための中継用情報テーブル生成方法は、請求項2記載の
無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方法
において、それぞれ上記1又は第2のステップに先だっ
て実行される第8、第9及び第10のステップをさらに
含み、上記第8のステップは、公衆網に登録されて当該
公衆網に接続可能な少なくとも1つの無線通信装置を優
先順位が1である第1の無線通信装置とし、上記第9の
ステップは、複数の無線通信装置の位置データを第3の
記憶装置に記憶し、上記第10のステップは、上記第3
の記憶装置に記憶された複数の無線通信装置の位置デー
タに基づいて、第1の無線通信装置とそれ以外の無線通
信装置との間の距離を計算し、第1の無線通信装置から
位置的に近い順序で昇順で番号を付与して第2乃至第P
の無線通信装置とすることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項4記載の無線通信システム
のための中継用情報テーブル生成方法は、請求項2記載
の無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方
法において、上記1又は第2のステップに先だって実行
され、公衆網に登録されて当該公衆網に接続可能な少な
くとも1つの無線通信装置を優先順位が1である第1の
無線通信装置とする第8のステップと、上記第2のステ
ップの後に実行され、上記第2の記憶装置に記憶された
電界強度値データに基づいて、電界強度値が大きい無線
通信装置から昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無線
通信装置とする第11のステップとをさらに含むことを
特徴とする。
【0012】また、請求項5記載の無線通信システムの
ための中継用情報テーブル生成方法は、請求項2記載の
無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方法
において、それぞれ上記1又は第2のステップに先だっ
て実行される第12、第13及び第14のステップをさ
らに含み、上記第12のステップは、上記センター装置
と少なくとも1つの無線通信装置との間に介在する基地
局装置の位置データと複数の無線通信装置の位置データ
とを第4の記憶装置に記憶し、上記第13のステップ
は、上記第4の記憶装置に記憶された基地局装置の位置
データと複数の無線通信装置の位置データに基づいて、
基地局装置と各無線通信装置との間の距離を計算し、基
地局装置から最も近い無線通信装置を優先順位が1であ
る第1の無線通信装置とし、上記第14のステップは、
上記第4の記憶装置に記憶された複数の無線通信装置の
位置データに基づいて、第1の無線通信装置とそれ以外
の無線通信装置との間の距離を計算し、第1の無線通信
装置から位置的に近い順序で昇順で番号を付与して第2
乃至第Pの無線通信装置とすることを特徴とする。
【0013】さらに、請求項6記載の無線通信システム
のための中継用情報テーブル生成方法は、請求項2記載
の無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方
法において、それぞれ上記1又は第2のステップに先だ
って実行される第12及び第13のステップをさらに含
み、上記第12のステップは、上記センター装置と少な
くとも1つの無線通信装置との間に介在する基地局装置
の位置データと複数の無線通信装置の位置データとを第
4の記憶装置に記憶し、上記第13のステップは、上記
第4の記憶装置に記憶された基地局装置の位置データと
複数の無線通信装置の位置データに基づいて、基地局装
置と各無線通信装置との間の距離を計算し、基地局装置
から最も近い無線通信装置を優先順位が1である第1の
無線通信装置とし、上記第2のステップの後に実行さ
れ、上記第2の記憶装置に記憶された電界強度値データ
に基づいて、電界強度値が大きい無線通信装置から昇順
で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信装置とする第
11のステップをさらに含むことを特徴とする。
【0014】本発明に係る請求項7記載の無線通信シス
テムのための中継用情報テーブル生成装置は、センター
装置と複数の無線通信装置とを備え、センター装置と少
なくとも1つの無線通信装置との間で所定の通信回線を
介して回線接続を行って電文信号を送受信し、複数の無
線通信装置のうちの2つの無線通信装置の間で1つ又は
複数の無線通信装置を無線中継して電文信号を送受信す
る無線通信システムのための中継用情報テーブルを生成
する生成装置であって、センター装置から通信可能な第
1の無線通信装置において第1の無線通信装置以外の別
の無線通信装置の電波の電界強度値を測定し、測定され
た電界強度値に基づいて、電界強度値が大きい程通信相
手先の選択の優先度が高くなるように、回線接続の優先
順位を付与して上記中継用情報テーブルに入力した後、
次段の無線通信装置から最終目的地の無線通信装置まで
順次、上記測定及び入力の処理を繰り返し、最終目的地
の無線通信装置まで1つ又は複数の無線通信装置を中継
して回線接続が可能であるか否かを示す符号を付す制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る請求項8記載の無線通
信システムのための中継用情報テーブル生成装置は、セ
ンター装置と複数の無線通信装置とを備え、センター装
置と少なくとも1つの無線通信装置との間で所定の通信
回線を介して回線接続を行って電文信号を送受信し、複
数の無線通信装置のうちの2つの無線通信装置の間で1
つ又は複数の無線通信装置を無線中継して電文信号を送
受信する無線通信システムのための行列形式の中継用情
報テーブルを生成する生成装置であって、中継用情報テ
ーブルにおいて、指示電文信号の送信装置であるセンタ
ー装置と複数の無線通信装置を行又は列に割り当てる一
方、応答電文信号の送信装置であるセンター装置と複数
の無線通信装置を列又は行に割り当て、指示電文信号又
は応答電文信号の送信装置から受信装置への回線接続の
優先順位番号と、最終目的地の無線通信装置まで1つ又
は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能である
か否かを示す符号を付してなる中継用情報テーブルの書
式を記憶する第1の記憶装置と、センター装置から通信
可能な第1の無線通信装置に対して指示電文信号を送信
して、第1の無線通信装置から通信可能な、第1の無線
通信装置以外の別の無線通信装置の電波の電界強度値デ
ータを含む応答電文信号を受信して、通信可能な別の無
線通信装置と、その電波の電界強度値データを第2の記
憶装置に記憶する第1の制御手段と、上記第2の記憶装
置に記憶された電界強度値データに基づいて、電界強度
値が大きい程通信相手先の選択の優先度が高くなるよう
に、回線接続の優先順位を付与して上記中継用情報テー
ブルに入力する第2の制御手段と、第1の無線通信装置
と通信可能な別の無線通信装置から次段の無線通信装置
に対して指示電文信号を送信して、上記第1と第2の制
御手段の処理を同様に繰り返す第3の制御手段と、次段
の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装置から次々
段の無線通信装置に対して指示電文信号を送信して、上
記第1と第2の制御手段の処理を同様に繰り返す第4の
制御手段と、上記第4の制御手段の処理をすべての無線
通信装置について処理が終了するまで繰り返す第5の制
御手段と、上記第1の記憶装置に記憶された中継用情報
テーブルにおいて、最終目的地の無線通信装置まで1つ
又は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能であ
るか否かを示す符号を付す第6の制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項9記載の無線通信システムの
ための中継用情報テーブル生成装置は、請求項8記載の
無線通信システムのための中継用情報テーブル生成装置
において、複数の無線通信装置の位置データを記憶する
第3の記憶装置と、公衆網に登録されて当該公衆網に接
続可能な少なくとも1つの無線通信装置を優先順位が1
である第1の無線通信装置とし、上記第3の記憶装置に
記憶された複数の無線通信装置の位置データに基づい
て、第1の無線通信装置とそれ以外の無線通信装置との
間の距離を計算し、第1の無線通信装置から位置的に近
い順序で昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信
装置とする第7の制御手段とをさらに備えたことを特徴
とする。
【0017】さらに、請求項10記載の無線通信システ
ムのための中継用情報テーブル生成装置は、請求項8記
載の無線通信システムのための中継用情報テーブル生成
装置において、公衆網に登録されて当該公衆網に接続可
能な少なくとも1つの無線通信装置を優先順位が1であ
る第1の無線通信装置とし、上記第2の記憶装置に記憶
された電界強度値データに基づいて、電界強度値が大き
い無線通信装置から昇順で番号を付与して第2乃至第P
の無線通信装置とする第8の制御手段をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項11記載の無線通信システム
のための中継用情報テーブル生成装置は、請求項8記載
の無線通信システムのための中継用情報テーブル生成装
置において、上記センター装置と少なくとも1つの無線
通信装置との間に介在する基地局装置の位置データと複
数の無線通信装置の位置データとを記憶する第4の記憶
装置と、上記第4の記憶装置に記憶された基地局装置の
位置データと複数の無線通信装置の位置データに基づい
て、基地局装置と各無線通信装置との間の距離を計算
し、基地局装置から最も近い無線通信装置を優先順位が
1である第1の無線通信装置とし、上記第4の記憶装置
に記憶された複数の無線通信装置の位置データに基づい
て、第1の無線通信装置とそれ以外の無線通信装置との
間の距離を計算し、第1の無線通信装置から位置的に近
い順序で昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信
装置とする第9の制御手段とをさらに備えたことを特徴
とする。
【0019】さらに、請求項12記載の無線通信システ
ムのための中継用情報テーブル生成装置は、請求項8記
載の無線通信システムのための中継用情報テーブル生成
装置において、上記センター装置と少なくとも1つの無
線通信装置との間に介在する基地局装置の位置データと
複数の無線通信装置の位置データとを記憶する第4の記
憶装置と、上記第4の記憶装置に記憶された基地局装置
の位置データと複数の無線通信装置の位置データに基づ
いて、基地局装置と各無線通信装置との間の距離を計算
し、基地局装置から最も近い無線通信装置を優先順位が
1である第1の無線通信装置とし、上記第2の記憶装置
に記憶された電界強度値データに基づいて、電界強度値
が大きい無線通信装置から昇順で番号を付与して第2乃
至第Pの無線通信装置とする第10の制御手段とをさら
に備えたことを特徴とする。
【0020】本発明に係る請求項13記載の無線通信装
置は、センター装置と複数の無線通信装置とを備え、セ
ンター装置と少なくとも1つの無線通信装置との間で所
定の通信回線を介して回線接続を行って電文信号を送受
信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線通信装置
の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継して電文
信号を送受信する無線通信システムのための無線通信装
置であって、中継用情報テーブルにおいて、指示電文信
号の送信装置であるセンター装置と複数の無線通信装置
を行又は列に割り当てる一方、応答電文信号の送信装置
であるセンター装置と複数の無線通信装置を列又は行に
割り当て、指示電文信号又は応答電文信号の送信装置か
ら受信装置への回線接続の優先順位番号と、最終目的地
の無線通信装置まで1つ又は複数の無線通信装置を中継
して回線接続が可能であるか否かを示す符号を付してな
る中継用情報テーブルを記憶する記憶装置と、上記記憶
装置に記憶された中継用情報テーブルを用いて次の送信
先を検索するときに、優先順位が1である無線通信装置
が最終目的地であるときはそれを送信先として決定する
が、最終目的地でないときは、優先順位が1である無線
通信装置を経由したときに当該次段の無線通信装置で最
終目的地の無線通信装置が中継して回線接続可能である
か又は優先順位が付与されているときそれを送信先とし
て決定する一方、最終目的地の無線通信装置が中継して
も回線接続不可能であるときは優先順位を順次下げて次
段の無線通信装置で最終目的地の無線通信装置が中継し
て回線接続可能であるか又は優先順位が付与されている
ときそれを送信先として決定する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】また、請求項14記載の無線通信装置は、
請求項13記載の無線通信装置において、上記中継用情
報テーブルは請求項7乃至12のうちの1つに記載の無
線通信システムのための中継用情報テーブル生成装置に
よって生成された中継用情報テーブルであることを特徴
とする。
【0022】本発明に係る請求項15記載の無線通信シ
ステムは、センター装置と複数の無線通信装置とを備
え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置との
間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信号
を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線通
信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継し
て電文信号を送受信する無線通信システムであって、上
記無線通信装置は、請求項13又は14記載の無線通信
装置であることを特徴とする。
【0023】本発明に係る請求項16記載の自動検針無
線システムは、請求項15記載の無線通信システムにお
いて、上記指示電文信号は、検針データを返信すること
を指示する電文信号であり、上記応答電文信号は、検針
データを含む電文信号であることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0025】図1は、本発明に係る一実施形態である自
動検針無線システムの構成を示すブロック図であり、図
2は、図1の検針データ収集センター装置101の構成
を示すブロック図であり、図3は、図1のPHS通信装
置20の構成を示すブロック図である。本実施形態の検
針データ収集センター100に設けられた検針データ収
集センター装置101のセンター制御部30は、処理メ
モリ31を用いて、図5乃至図8の中継用情報テーブル
生成処理を実行することにより、例えば図4に示す形式
を有する中継用情報テーブルを生成して処理メモリ31
内の中継用情報テーブル43に格納するとともに、PH
S基地局装置10を介して各PHS通信装置20に対し
て送信して処理メモリ51内の中継用情報テーブル62
に格納する一方、各PHS通信装置20の通信制御部5
0は、図9乃至図13の通信制御処理を実行することに
より、中継用情報テーブル62を参照してPHS通信装
置20間の中継動作処理を実行することを特徴としてい
る。
【0026】図1に示す自動検針無線システムにおい
て、検針データ収集センター100に設けられた検針デ
ータ収集センター装置101と、検針対象エリア200
内に設けられたPHS基地局装置10とが、例えば公衆
回線交換網であるISDN300を含むPHS公衆網を
介して接続されて構成される。ここで、PHS基地局装
置10は、電気通信事業者が設置する装置である。この
実施形態では、PHS通信システムを用いているが、本
発明はこれに限らず、携帯電話システムなどの無線シス
テムを用いて、各端末の通信装置で公衆網に接続せずに
各端末間で接続する、いわゆるトランシーバモードで接
続する機能を備えればよい。
【0027】PHS基地局装置10が設けられた検針対
象エリア200内では、各戸に設けられた、例えばガス
流量を検針するマイコンメータ21−1乃至21−N
(以下、総称して符号21を付す。)がそれぞれ接続さ
れた、複数のPHS通信装置20−1乃至20−N(以
下、総称して符号20を付す。)が各戸の近傍に散在し
て設けられている。図1では、複数のPHS通信装置2
0は整然と配置されているが、実際は各戸の配置状況で
散在しており、当該複数のPHS通信装置20のうちの
少なくとも1つは、PHS基地局装置10とPHSの通
信モードで通信を行うことができる。ここで、PHS基
地局装置10はアンテナ10aを有し、各PHS通信装
置20はアンテナ20aを有する。また、各PHS通信
装置20は、別のPHS通信装置20からの電波の受信
電界強度値を検出する検出部(図示せず。)を備える。
また、各PHS通信装置20には、IDが、PHS1、
PHS2、…のように付与されている。
【0028】検針データ収集センター装置101からP
HS通信装置20への電文信号の送信方法として次の2
つがある。 (A)ブロードキャスト指示電文信号:当該ブロードキ
ャスト指示電文信号を受信した各PHS通信装置20
は、そこから通信可能な別の1つ又は複数のPHS通信
装置20に対してブロードキャスト指示電文信号を送信
し、これに応答して当該別のPHS通信装置20から受
信される検針データと、その受信時の電波の受信電界強
度値データとを含む応答電文信号を、直接にPHS基地
局装置10を介して、もしくは1段又は複数段の他のP
HS通信装置20の中継機及びPHS基地局装置10を
介して検針データ収集センター装置101に返信する。 (B)単一指示電文信号:当該単一指示電文信号は、1
つの最終目的地のPHS通信装置20に対してのみ送信
する指示電文信号であって、当該単一指示電文信号を受
信した各PHS通信装置20は、そこから通信可能な別
の1つPHS通信装置20に対して単一指示電文信号を
送信し、これをPHS通信装置20間で繰り返して、最
終目的地のPHS通信装置20まで到達させる。最終目
的地のPHS通信装置20は、検針データを含む応答電
文信号を、直接にPHS基地局装置10を介して、もし
くは1段又は複数段の他のPHS通信装置20の中継機
及びPHS基地局装置10を介して検針データ収集セン
ター装置101に返信する。
【0029】図2の検針データ収集センター装置101
は、センター制御部30と、処理メモリ31と、ターミ
ナルアダプタ32と、DSU(ディジタル・サービス・
ユニット)33と、キーボードなどの入力装置34とを
備えて構成される。センター制御部30は、センター制
御部30に接続されたキーボードなどの入力装置34か
らの指示に応答して、中継用情報テーブル生成処理を実
行することにより、以下のように各PHS通信装置20
で受信された受信電界強度値データを収集して中継用情
報テーブルを生成する。ここで、センター制御部30
は、各PHS通信装置20から検針データ及び受信電界
強度値を含む応答電文信号を検針データ収集センター装
置101に向けて送信することを指示するブロードキャ
スト指示電文信号を生成してターミナルアダプタ32、
DSU33、ISDN300及びPHS基地局装置10
を介して各PHS通信装置20に対して送信し、これに
応答して、当該ブロードキャスト指示電文信号を受信し
た各PHS通信装置20は、そこから通信可能な別の1
つ又は複数のPHS通信装置20に対してブロードキャ
スト指示電文信号を送信し、これに応答して当該別のP
HS通信装置20から受信される検針データと、その受
信時の電波の受信電界強度値データとを含む応答電文信
号を、直接にPHS基地局装置10を介して、もしくは
1段又は複数段の他のPHS通信装置20の中継機及び
PHS基地局装置10を介して同一の経路で検針データ
収集センター装置101に返信する。そして、検針デー
タは検針データ収集センター装置101の処理メモリ3
1内の検針データテーブル45に格納され、上記受信電
界強度値データは上記処理メモリ31内の第2段乃至第
P段の通信テーブル44−2乃至44−Pに格納され
る。
【0030】ここで、ターミナルアダプタ32及びDS
U33は、ISDN300を介して電文信号を送受信す
るために、公知の信号変換等の処理を実行する。
【0031】図2において、センター制御部30には、
例えばハードディスクメモリである処理メモリ31が接
続され、処理メモリ31は、PHS通信装置データテー
ブル42と、中継用情報テーブル43と、第2段乃至第
P段の通信テーブル44−2乃至44−Pと、検針デー
タテーブル45とを含む。
【0032】PHS通信装置データテーブル42は、P
HS通信装置20毎に、それに接続されるマイコンメー
タ21のIDと、PHS通信装置20のIDと、その仮
番号と、その位置データ(例えば、緯度、経度情報)
と、そのPHS番号(公衆回線網の電話番号;ただし、
PHS基地局装置10と回線接続されるPHS通信装置
に限る。)と、検針データ収集センター装置101の公
衆回線網の電話番号(ただし、PHS基地局装置10と
回線接続されるPHS通信装置に限る。)とを格納す
る。また、第2段乃至第P段の通信テーブル44−2乃
至44−Pはそれぞれ、中継用情報テーブル生成処理で
収集したPHS通信装置20のIDとそれから発射され
る電波の受信電界強度値データを格納する。
【0033】図4は、図1の処理メモリ31及び図3の
処理メモリ51に格納される中継用情報テーブルの一例
を示す図である。図4から明らかなように、中継用情報
テーブルにおいては、各行の先頭は、指示電文信号を送
信する送信装置(以下、指示電文信号の送信装置とい
う。)及び応答電文信号を受信する受信装置(以下、応
答電文信号の受信装置という。)が記載される一方、各
列の先頭は、応答電文信号を送信する送信装置(以下、
応答電文信号の送信装置という。)及び指示電文信号を
受信する受信装置(以下、指示電文信号の受信装置とい
う。)が記載されている。ここで、各行の先頭に記載の
装置を各行の装置といい、各列の先頭に記載の装置を各
列の装置という。
【0034】図4の中継用情報テーブル43,62を用
いて電文信号を中継するときに、例えば、指示電文信号
を送信するときは、各行の装置から行方向に辿り、各列
の装置に送信することを意味し、そのときに通信の優先
順位が番号で記入されている。ここで、は、各行の装置
から各PHS通信装置20を介して中継して最終的に電
文信号を受信できる、すなわち、各列の装置が最終目的
地として受信可能なPHS通信装置20を示している。
また、×は、各行の装置から各PHS通信装置20を介
して中継しても最終的に電文信号を受信できない、すな
わち、各列の装置が最終目的地として受信不可能なPH
S通信装置20を示している。一方、図4の中継用情報
テーブル43,62を用いて電文信号を中継するとき
に、例えば、応答電文信号を送信するときは、各列の装
置から列方向に辿り、各行の装置に送信することを意味
し、そのときに通信の優先順位が番号で記入されてい
る。この場合においても、○及び×は同様の意味を有す
る。すなわち、応答電文信号を送信するときは、指示電
文信号を送信するときと逆の方法で辿ることになる。
【0035】PHS基地局装置10は、公知の通り、有
線回線及び無線回線の回線接続部、信号の変復調部及び
PHS無線機を備える。PHS基地局装置10は、検針
データ収集センター装置101からのISDN300を
介しての回線接続要求の発信に対して、ダイヤルされた
PHS番号を有するPHS通信装置20とPHS無線回
線で接続を行い、検針データ収集センター装置101と
当該PHS通信装置20との間を回線接続する。一方、
PHS基地局装置10は、PHS通信装置20からのP
HS無線回線での回線接続要求の発信に対して、ダイヤ
ルされた電話番号を有する検針データ収集センター装置
101とISDN300を介して接続を行い、検針デー
タ収集センター装置101と当該PHS通信装置20と
の間を回線接続する。
【0036】図3のPHS通信装置20は、通信制御部
50と、処理メモリ51と、アンテナ20aを有するP
HS無線機52と、モデム装置53と、インターフェー
ス回路54とを備える。
【0037】通信制御部50は、処理メモリ51を用い
て詳細後述する通信制御処理を実行することにより、P
HS基地局装置10又はPHS通信装置20からPHS
無線機52及びモデム装置53を介して受信される指示
電文信号を受信して、自局宛の電文信号であるときは、
それを解析してそれに応答する検針データを含む応答電
文信号を生成してモデム装置53及びPHS無線機52
を介してPHS基地局装置10又はPHS通信装置20
に送信し、他局又はセンター装置宛の電文信号であると
きは、中継用情報テーブル62を用いて送信先のPHS
通信装置20又はセンター装置101を決定して受信し
た電文信号をそのまま決定した送信先に送信する。
【0038】モデム装置53は、通信制御部50からの
送信すべき電文信号(ディジタル信号)を、例えばPS
Kなどの所定の変調方式で電文信号を変調する一方、P
HS無線機52で受信した無線信号を上記の変調方式と
は逆の復調方式で電文信号(ディジタル信号)に復調し
て通信制御部50に出力する。また、PHS無線機52
は、PHS無線回線のための送信機及び受信機を備え
る。インターフェース回路54は通信制御部50からの
検針指示などの電文信号に対して信号変換などの処理を
実行してマイコンメータ21に出力する一方、マイコン
メータ21からの検針データを含む電文信号に対して信
号変換などの処理を実行して通信制御部50に出力す
る。
【0039】処理メモリ51は、自局情報テーブル61
と、中継用情報テーブル62とを含み、自局情報テーブ
ル61には、それに接続されるマイコンメータ21のI
Dと、PHS通信装置20のIDと、そのPHS番号
(公衆回線網の電話番号;ただし、PHS基地局装置1
0と回線接続されるPHS通信装置に限る。)と、検針
データ収集センター装置101の公衆回線網の電話番号
(ただし、PHS基地局装置10と回線接続されるPH
S通信装置に限る。)とを格納する。また、中継用情報
テーブル62は、図4の形式のテーブルを格納する。
【0040】以上のように構成されたPHS通信装置2
0において、PHS基地局装置10又は別のPHS通信
装置20からアンテナ20aで受信された無線信号はP
HS無線機52で受信増幅され、モデム装置53で電文
信号に復調された後、通信制御部50に入力されて処理
される。一方、通信制御部50から送信される電文信号
は、モデム装置53で変調され、PHS無線機52で無
線信号に電力増幅された後、アンテナ20aからPHS
基地局装置10又は別のPHS通信装置20に対して送
信される。
【0041】図5乃至図8は、図2のセンター制御部3
0によって実行される中継用情報テーブル生成処理を示
すフローチャートである。この中継用情報テーブル生成
処理に先だって、複数のPHS通信装置20の位置デー
タがPHS通信装置データテーブルに格納され、中継用
情報テーブルの書式が中継用情報テーブル43に格納さ
れる。この中継用情報テーブル生成処理は、新規にPH
S通信装置20を設置したとき、又はPHS通信装置2
0を追加して設置したとき、もしくは、PHS通信装置
20の周囲に建物が建つなど周囲状況が変化してPHS
無線回線の電波伝搬状況が変化したときに、実行され
る。
【0042】図5において、まず、ステップS1におい
てPHS通信装置データテーブル42から、PHSサー
ビスを提供する電気通信事業者と契約されてPHS電話
番号が登録されPHS公衆網と接続可能なPHS通信装
置20を選択し、そのPHS通信装置20に対して仮番
号:1と仮番号を付与する。次いで、ステップS2にお
いて中継用情報テーブル43の「センター装置」の行に
おける、仮番号:1のPHS通信装置20(以下、PH
S1という符号を付す。以下同様にして、PHSNは、
仮番号:NのPHS通信装置20を示す。)である「P
HS1」の列の欄に仮番号データ「1」を入力する。次
いで、ステップS3において、PHS通信装置データテ
ーブル42内の位置データに基づいて、選択されたPH
S通信装置20であるPHS1と各別のPHS通信装置
20との間の距離を計算し、検針対象エリア200内の
複数のPHS通信装置20に、PHS1から位置的に近
い順序でPHS2、…、PHSNと仮番号を付与し、ス
テップS4においてブロードキャスト指示電文信号をP
HS通信装置20(PHS1)に送信して、回線切断し
て着信待ちの状態となる。そして、ステップS5におい
てPHS通信装置20(PHS1)からの着信を受け、
PHS通信装置20(PHS1)から通信可能な、PH
S1以外の別のPHS通信装置20の電波の電界強度値
データを含む応答電文信号を受信して、通信可能な別の
PHS通信装置20(以下、第2段のPHS通信装置と
いう。)のIDと、その電波の電界強度値データを第2
段の通信テーブル44−2に格納する。そして、ステッ
プS6において第2段の通信テーブル44−2内の電界
強度値データに基づいて、電界強度値が高い程通信相手
先の選択の優先度が高くなるように、通信の優先順位を
1,2,…,mと付与して、中継用情報テーブル43の
「PHS1」の行の各PHSの列の欄に優先順位番号を
入力する。
【0043】次いで、図6のステップS11において、
第2段の通信テーブル44−2に格納された、PHS1
以外のPHS通信装置20の中から1つを選択し、ステ
ップS12においてブロードキャスト指示電文信号を選
択したPHS通信装置20に送信して、回線切断して着
信待ちの状態となる。そして、ステップS13において
選択したPHS通信装置20からの着信を受け、選択し
たPHS通信装置20から通信可能な別のPHS装置2
0の電波の電界強度値データを含む応答電文信号を受信
して、通信可能な別のPHS通信装置20(以下、第3
段のPHS通信装置という。)のIDとその電波の電界
強度値データを第3段の通信テーブル44−3に格納す
る。このとき、選択したPHS通信装置20の仮番号よ
り小さい仮番号を有するPHS通信装置20に関する電
界強度値データを第3段の通信テーブル44−3に格納
しない。次いで、ステップS14において第3段の通信
テーブル44−3内の電界強度値データに基づいて、電
界強度値が高い程通信相手先の選択の優先度が高くなる
ように、通信の優先順位を1,2,…,mと付与して、
中継用情報テーブル43の「選択した当該PHS通信装
置20」の行の各PHSの列の欄に優先順位番号を入力
し、ステップS15において第3段の通信テーブル44
−3内のIDデータ以外の電界強度値データをクリアす
る。そして、ステップS16において、第2段の通信テ
ーブル44−2に格納されたPHS1以外のPHS通信
装置20を構成する第2段のPHS通信装置20のすべ
てに対して処理したか否かが判断され、NOであるとき
はステップS17において第2段のPHS通信装置20
の別のPHS通信装置20を1つ選択した後、ステップ
S12に戻る。一方、ステップS16でYESのとき
は、ステップS18においてすべてのPHS通信装置2
0に対して処理したか否かが判断され、YESのときは
図8のステップS31に進む一方、NOのときは図7の
ステップS20に進む。
【0044】さらに、図7のステップS20で変数パラ
メータpに3を代入し、ステップS21において、第p
段の通信テーブル44−pに格納されたPHS通信装置
20の中から1つを選択し、ステップS22においてブ
ロードキャスト指示電文信号を選択したPHS通信装置
20に送信して、回線切断して着信待ちの状態となる。
そして、ステップS23において選択したPHS通信装
置20からの着信を受け、選択したPHS通信装置20
から通信可能な別のPHS装置20の電波の電界強度値
データを含む応答電文信号を受信して、通信可能な別の
PHS通信装置20(以下、第p+1段のPHS通信装
置という。)のIDとその電波の電界強度値データを第
p+1段の通信テーブル44−(p+1)に格納する。
このとき、選択したPHS通信装置20の仮番号より小
さい仮番号を有するPHS通信装置20に関する電界強
度値データを第p+1段の通信テーブル44−(p+
1)に格納しない。次いで、ステップS24において第
p+1段の通信テーブル44−(p+1)内の電界強度
値データに基づいて、電界強度値が高い程通信相手先の
選択の優先度が高くなるように、通信の優先順位を1,
2,…,mと付与して、中継用情報テーブル43の「選
択した当該PHS通信装置20」の行の各PHSの列の
欄に優先順位番号を入力し、ステップS25において第
p+1段の通信テーブル44−(p+1)内のIDデー
タ以外の電界強度値データをクリアする。そして、ステ
ップS26において、第p段の通信テーブル44−pに
格納されたPHS通信装置20を構成する第p段のPH
S通信装置20のすべてに対して処理したか否かが判断
され、NOであるときはステップS27において第p段
のPHS通信装置20の別のPHS通信装置20を1つ
選択した後、ステップS22に戻る。一方、ステップS
26でYESのときは、ステップS28においてすべて
のPHS通信装置20に対して処理したか否かが判断さ
れ、YESのときは図8のステップS31に進む一方、
NOのときはステップS29で変数パラメータpを1だ
けインクリメントしてステップS21に戻る。
【0045】次いで、図8のステップS31では、中継
用情報テーブル43内の左欄において、各装置101,
20間で直接に通信はできないが、1回又は複数回の中
継を行うことにより通信可能となる相手先の欄に○印を
記入する一方、通信不可となる相手先の欄に×印を記入
して、当該中継用情報テーブルの生成を完了する。次い
で、ステップS32において、中継用情報テーブル43
内の各PHS通信装置20の仮番号をそのIDに置きか
える。そして、ステップS33において、生成された中
継用情報テーブルのデータを処理メモリ31内の中継用
情報テーブル43に格納するとともに、当該検針対象エ
リア200内のすべてのPHS通信装置20に送信して
その処理メモリ51内の中継用情報テーブル62に格納
して当該中継用情報テーブル生成処理を終了する。
【0046】図9乃至図12は、図3の通信制御部50
によって実行される通信制御処理を示すフローチャート
である。
【0047】図9のステップS41において受信待ち受
けを行い、ステップS42において自局に対する着信あ
ったか否かが判断され、NOのときはステップS41に
戻る一方、YESのときはステップS43に進む。ステ
ップS43において回線接続を行い、ステップS44に
おいて電文信号を受信し、ステップS45において回線
切断を行う。そして、ステップS46において自局に対
する電文信号か否かが判断され、YESのときはステッ
プS47に進む一方、NOのときは図11のステップS
71に進む。ステップS47において指示電文信号に基
づきマイコンメータ21と通信を実施し、ステップS4
8において例えば検針データを含む応答電文信号を作成
し、ステップS49において中継用情報テーブル62を
用いて応答先を検索して決定する応答先検索処理を実行
する。ここで、応答先検索処理は、上述のように、図1
3の送信先検索処理とは、中継用情報テーブル62で逆
の辿り方で検索する。そして、ステップS50において
応答先はセンター装置101か否かが判断され、YES
のときはステップS51に進む一方、NOのときは図1
0のステップS61に進む。ステップS51において電
文信号中に含まれる返信先電話番号に応答電文信号を送
信し、ステップS52において通信OKか否かが判断さ
れ、YESのときは図9のステップS41に戻る一方、
NOのときは図10のステップS63に進む。
【0048】図10のステップS61において応答先の
PHS伝送装置20に応答電文信号を送信し、ステップ
S62において通信OKか否かが判断され、NOのとき
はステップS63に進む一方、YESのときはステップ
S41に進む。ステップS63において中継用情報テー
ブル62を用いて、先の応答先とは別の次候補の応答先
を検索する次候補の応答先検索処理を実行する。そし
て、ステップS64において次候補はあるか否かが判断
され、YESのときはステップS61に戻る一方、NO
のときは図9のステップS41に戻る。
【0049】図11のステップS71において指示電文
信号か否かが判断され、YESのときはステップS72
に進む一方、NOのときは応答電文信号と判断して図1
2のステップS81に進む。ステップS72において中
継用情報テーブル62を用いて送信先を検索する図13
の送信先検索処理を実行する。そして、ステップS73
において送信先のPHS伝送装置20に指示電文信号を
送信し、ステップS74において通信OKか否かが判断
され、NOのときはステップS75に進む一方、YES
のときは図9のステップS41に進む。ステップS75
において、次候補の送信先検索処理を実行する。ここで
は、先に決定された最初の送信先以外の送信先を、図1
3の送信先検索処理と同様に実行することにより決定す
る。そして、ステップS76において次候補はあるか否
かが判断され、YESのときはステップS73に進む一
方、NOのときは図9のステップS41に戻る。
【0050】図12のステップS81で、中継用情報テ
ーブル62を用いて応答先を検索して決定する応答先検
索処理を実行する。ここで、応答先検索処理は、上述の
ように、図13の送信先検索処理とは、中継用情報テー
ブル62で逆の辿り方で検索する。次いで、ステップS
82において応答先はセンター装置か否かが判断され、
YESのときはステップS83に進む一方、NOのとき
はステップS85に進む。ステップS83において電文
信号中に含まれる返信先電話番号に応答電文信号を送信
し、ステップS84において通信OKか否かが判断さ
れ、YESのときは図9のステップS41に戻る一方、
NOのときはステップS87に進む。一方、ステップS
85において応答先のPHS伝送装置20に応答電文信
号を送信し、ステップS86において通信OKか否かが
判断され、YESのときは図9のステップS41に戻る
一方、NOのときはステップS87に進む。ステップS
87では、図10のステップS63と同様の次候補の応
答先検索処理を実行する。そして、ステップS88にお
いて次候補はあるか否かが判断され、YESのときはス
テップS82に戻る一方、NOのときは図9のステップ
S41に進む。
【0051】図13は、図11のサブルーチンである送
信先検索処理(ステップS72)を示すフローチャート
である。
【0052】図13のステップS91において中継用情
報テーブル62から優先順位が1であるPHS通信装置
20を検索し、ステップS92で検索したPHS通信装
置20が最終目的地であるか否かが判断され、YESの
ときはステップS93に進む一方、NOのときはステッ
プS94に進む。ステップS93において検索したPH
S通信装置20を送信先として決定し、元のルーチンに
戻る。ステップS94では、中継用情報テーブル62か
ら優先順位が1であるPHS通信装置20を経由したと
きの当該次段のPHS通信装置20の行を検索する。次
いで、ステップS95において、次段のPHS通信装置
20の行において、最終目的地となっているPHS通信
装置20が×でないか調べる。そして、ステップS96
で最終目的地のPHS通信装置20は×であるか否かを
判断し、YESのときはステップS97において中継用
情報テーブル62から優先順位が次のPHS通信装置2
0を経由したときの当該次段のPHS通信装置20の行
を検索して、ステップS95に戻る。ステップS96で
NOであるときは、検索した次段のPHS通信装置20
を、次段のPHS通信装置20として決定し、元のルー
チンに戻る。
【0053】以上説明したように、図13の送信先検索
処理では、中継用情報テーブル62を用いて次の送信先
を検索するときに、優先順位が1であるPHS通信装置
20が最終目的地であるときはそれを送信先として決定
するが、最終目的地でないときは、優先順位が1である
PHS通信装置20を経由したときに当該次段のPHS
通信装置20の行で最終目的地のPHS通信装置20が
○又は優先順位が付与されているときそれを送信先とし
て決定する一方、最終目的地のPHS通信装置20が×
であるときは優先順位を順次下げて次段のPHS通信装
置20の行で最終目的地のPHS通信装置20が○又は
優先順位が付与されているときそれを送信先として決定
することを特徴としている。なお、応答電文信号を送信
する応答先を検索するときは、中継用情報テーブル4
3,62を逆に辿って同様に応答先を検索する。
【0054】図14は、図4の中継用情報テーブル4
3,62における中継経路及び仮番号の付与方法を示し
ている。図14から明らかなように、PHS1からPH
S2を介してPHS5に中継リンクが確立され、PHS
1からPHS3、PHS4及びPHS8を介してPHS
9に中継リンクが確立され、PHS3からは、PHS7
を介してPHS9に中継リンクが確立されるとともに、
PHS6及びPHS7を介してPHS9に中継リンクが
確立される。
【0055】図15は、図1の自動検針無線システムに
おいて検針データ収集センター装置101とマイコンメ
ータ21−5との間の通信手順を示すタイミングチャー
トである。図15では、指示電文信号を、検針データ収
集センター装置101からPHS1及びPHS2を介し
てPHS5に接続されたマイコンメータ21−5に中継
伝送し、これに応答して、マイコンメータ21−5から
の応答電文信号が同一の経路で返送されている。ここ
で、指示電文信号には、(a)最終目的地であるPHS
通信装置20のID(PHS5)と、(b)検針データ
収集センター装置101の電話番号と、(c)指示電文
である1つ又は複数の電文Nとを含む。ここで、指示電
文には、検針データの返送指示、ガス栓の開閉制御など
のデータを含む。また、応答電文信号には、(a)最終
目的地であるPHS通信装置20のID(PHS5)
と、(b)検針データ収集センター装置101の電話番
号と、(c)応答電文である1つ又は複数の応答Nとを
含む。ここで、応答電文には、検針データ、ガス栓の開
閉制御の結果及び状態などのデータを含む。
【0056】以上の実施形態においては、検針データ収
集センター装置101と、PHS基地局装置10と、複
数の無線通信装置であるPHS通信装置20とを備え、
検針データ収集センター装置101と少なくとも1つの
PHS通信装置20との間でISDN300を含むPH
S公衆網のPHS基地局装置10を介してPHSの回線
交換方式による回線接続を行って電文信号を送受信する
とともに、複数のPHS通信装置20のうちの2つのP
HS通信装置20の間で1つ又は複数のPHS通信装置
20をPHSのトランシーバモードを用いて無線中継し
て電文信号を送受信する通信システムである。ここで、
PHS基地局装置10と複数のPHS通信装置20とに
より無線通信システムを構成している。
【0057】なお、検針データ収集センター装置101
の電話番号については、電文信号に含ませて送信しても
よいし、各PHS通信装置20の処理メモリ51内に格
納してもよい。
【0058】以上説明したように、本実施形態の中継用
情報テーブル生成処理によって生成された中継用情報テ
ーブルは、例えば、図14に示すように回線リンクのル
ープが生じないので、基地局装置10から最終目的地の
PHS通信装置20に確実に回線接続することができる
中継用情報テーブルを生成することができる。
【0059】<変形例>以上の実施形態においては、検
針データ収集センターシステム101とPHS通信装置
20との間は、ISDN300及びPHS基地局装置1
0を含むPHS公衆網を用いて接続しているが、本発明
はこれに限らず、専用線などの有線回線、もしくは携帯
電話又はPHSなどの無線回線等の所定の通信回線を用
いてもよい。
【0060】以上の実施形態においては、PHS通信装
置20間の無線中継の通信は、PHS端末装置の公知の
トランシーバーモードで行っているが、本発明はこれに
限らず、これ以外の、特定小電力無線システム等の他の
無線通信手段や無線通信回線を用いてもよい。
【0061】以上の実施形態においては、図4の中継用
情報テーブル43,62において、送信装置及び受信装
置は、センター装置101とPHS通信装置20となっ
ているが、センター装置101に代えて、PHS基地局
装置10としてもよい。
【0062】以上の実施形態においては、図5のステッ
プS1においては、PHS基地局装置データテーブル4
2からPHS電話番号が登録されているPHS通信装置
20を選択し、そのPHS通信装置20に対して仮番
号:1と仮番号を付与しているが、本発明はこれに限ら
ず、図2の処理メモリ31においてPHS基地局装置1
0の位置データ(例えば、緯度や経度のデータ)を備
え、PHS基地局装置10と各PHS通信装置20との
間の距離を計算して、PHS基地局装置10から最も近
いPHS通信装置20を仮番号:1として仮番号を付与
してもよい。すなわち、PHS基地局装置10から最も
近くて無線通信品質が安定しているPHS通信装置20
を優先順位を1としてもよい。
【0063】以上の実施形態においては、PHS通信装
置20からの応答電文信号には、検針データが含まれて
いるが、本発明はこれに限らず、応答電文信号に検針デ
ータを含まず、他の種類のデータを含んでも良い。
【0064】以上の実施形態においては、PHS公衆網
などの公衆網に直接に接続されて通信を行うPHS通信
装置20を1つとしているが、本発明はこれに限らず、
検針データ収集センター装置101と直接に通信を行う
PHS通信装置20は複数個であってもよい。
【0065】以上の実施形態においては、図面の処理フ
ローにおいて、通信がOKとならない場合にすぐに次の
ステップに進んでいるが、本発明はこれに限らず、所定
の回数の通信のリトライ処理を実行し、もしくは、通信
がOKとなるまで通信のリトライ処理を実行してもよ
い。
【0066】以上の実施形態においては、図2の処理メ
モリ31内のPHS通信装置データテーブル42におい
て各PHS通信装置20の位置データを有して距離の近
いものから仮番号を付している(図5のステップS3参
照。)。しかしながら、本発明はこれに限らず、変形例
の中継用情報テーブル生成処理を図16乃至図19に示
すように、仮番号を付与するときに、電界強度値が大き
いPHS通信装置20から昇順で仮番号を付与してもよ
い。以下、図16乃至図19の処理について説明する。
【0067】図16乃至図19の変形例と、図5乃至図
8との相違点は以下の通りである。 (a)図16において、図5のステップS3を削除す
る。 (b)図16のステップS5とS6との間において、ス
テップS5aの処理を実行する。 (c)図17のステップS13とS14との間におい
て、ステップS13aの処理を実行する。 (d)図18のステップS23とS24との間におい
て、ステップS23aの処理を実行する。
【0068】図16のステップS5aにおいては、第2
段の通信テーブル44−2内の電界強度値データに基づ
いて、複数のPHS通信装置20に対して電界強度値が
大きいPHS通信装置20から昇順で2,…,Nと仮番
号を付与する。また、図17のステップS13aにおい
ては、第3段の通信テーブル44−3内の電界強度値デ
ータに基づいて、仮番号を付与していないPHS通信装
置20に対して、電界強度値が大きいPHS通信装置2
0から昇順で次の仮番号を付与する。さらに、図18の
ステップS23aにおいては、第(p+1)段の通信テ
ーブル44−(p+1)内の電界強度値データに基づい
て、仮番号を付与していないPHS通信装置20に対し
て、電界強度値が大きいPHS通信装置20から昇順で
次の仮番号を付与する。
【0069】以上の変形例において、図16のステップ
S1においては、PHS基地局装置データテーブル42
からPHS電話番号が登録されているPHS通信装置2
0を選択し、そのPHS通信装置20に対して仮番号:
1と仮番号を付与しているが、本発明はこれに限らず、
図2の処理メモリ31においてPHS基地局装置10の
位置データ(例えば、緯度や経度のデータ)を備え、P
HS基地局装置10と各PHS通信装置20との間の距
離を計算して、PHS基地局装置10から最も近いPH
S通信装置20を仮番号:1として仮番号を付与しても
よい。すなわち、PHS基地局装置10から最も近くて
無線通信品質が安定しているPHS通信装置20を優先
順位を1としてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る無線通
信システムのための中継用情報テーブル生成方法又は装
置によれば、センター装置と複数の無線通信装置とを備
え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置との
間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信号
を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線通
信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継し
て電文信号を送受信する無線通信システムのための中継
用情報テーブルを生成する生成方法又は装置であって、
センター装置から通信可能な第1の無線通信装置におい
て第1の無線通信装置以外の別の無線通信装置の電波の
電界強度値を測定し、測定された電界強度値に基づい
て、電界強度値が大きい程通信相手先の選択の優先度が
高くなるように、回線接続の優先順位を付与して上記中
継用情報テーブルに入力した後、次段の無線通信装置か
ら最終目的地の無線通信装置まで順次、上記測定及び入
力の処理を繰り返し、最終目的地の無線通信装置まで1
つ又は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能で
あるか否かを示す符号を付す。
【0071】従って、本発明によれば、回線リンクのル
ープが生じないので、センター装置から最終目的地の無
線通信装置まで確実に回線接続することができる中継用
情報テーブルを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態である自動検針無線
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の検針データ収集センター装置101の
構成を示すブロック図である。
【図3】 図1のPHS通信装置20の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 図1の処理メモリ31及び図3の処理メモリ
51に格納される中継用情報テーブルの一例を示す図で
ある。
【図5】 図2のセンター制御部30によって実行され
る中継用情報テーブル生成処理の第1の部分を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図2のセンター制御部30によって実行され
る中継用情報テーブル生成処理の第2の部分を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図2のセンター制御部30によって実行され
る中継用情報テーブル生成処理の第3の部分を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 図2のセンター制御部30によって実行され
る中継用情報テーブル生成処理の第4の部分を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 図3の通信制御部50によって実行される通
信制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。
【図10】 図3の通信制御部50によって実行される
通信制御処理の第2の部分を示すフローチャートであ
る。
【図11】 図3の通信制御部50によって実行される
通信制御処理の第3の部分を示すフローチャートであ
る。
【図12】 図3の通信制御部50によって実行される
通信制御処理の第4の部分を示すフローチャートであ
る。
【図13】 図11のサブルーチンである送信先検索処
理(ステップS72)を示すフローチャートである。
【図14】 図1の自動検針無線システムにおいてPH
S通信装置20の中継経路及び仮番号の付与方法の一例
を示す図である。
【図15】 図1の自動検針無線システムにおいて検針
データ収集センター装置101とマイコンメータ21−
5との間の通信手順を示すタイミングチャートである。
【図16】 変形例のセンター制御部30によって実行
される中継用情報テーブル生成処理の第1の部分を示す
フローチャートである。
【図17】 変形例のセンター制御部30によって実行
される中継用情報テーブル生成処理の第2の部分を示す
フローチャートである。
【図18】 変形例のセンター制御部30によって実行
される中継用情報テーブル生成処理の第3の部分を示す
フローチャートである。
【図19】 変形例のセンター制御部30によって実行
される中継用情報テーブル生成処理の第4の部分を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10…PHS基地局装置、 10a…アンテナ、 20,20−1乃至20−N…PHS通信装置、 20a,20a−1乃至20a−N…アンテナ、 21,21−1乃至21−N…マイコンメータ、 30…センター制御部、 31…処理メモリ、 32…ターミナルアダプタ、 33…DSU, 34…入力装置、 42…PHS通信装置データテーブル、 43…中継用情報テーブル、 44−2乃至44−P…第2段乃至第P段の通信テーブ
ル、 50…通信制御部、 51…処理メモリ、 52…PHS無線機、 53…モデム装置、 54…インターフェース回路、 61…自局情報テーブル、 62…中継用情報テーブル、 100…検針データ収集センター、 101…検針データ収集センター装置、 200…検針対象エリア、 300…ISDN。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K048 AA06 BA35 DA02 DB01 DC01 DC03 EB12 EB13 FB05 HA01 HA02 5K067 AA33 AA44 BB04 BB27 DD17 DD23 DD24 DD43 DD44 EE02 EE06 EE10 HH05 HH23 JJ17 5K101 KK12 LL12 MM07 NN21 PP03 RR16 RR19 TT06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センター装置と複数の無線通信装置とを
    備え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置と
    の間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信
    号を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線
    通信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継
    して電文信号を送受信する無線通信システムのための中
    継用情報テーブルを生成する生成方法であって、 センター装置から通信可能な第1の無線通信装置におい
    て第1の無線通信装置以外の別の無線通信装置の電波の
    電界強度値を測定し、測定された電界強度値に基づい
    て、電界強度値が大きい程通信相手先の選択の優先度が
    高くなるように、回線接続の優先順位を付与して上記中
    継用情報テーブルに入力した後、次段の無線通信装置か
    ら最終目的地の無線通信装置まで順次、上記測定及び入
    力の処理を繰り返し、最終目的地の無線通信装置まで1
    つ又は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能で
    あるか否かを示す符号を付すことを特徴とする無線通信
    システムのための中継用情報テーブル生成方法。
  2. 【請求項2】 センター装置と複数の無線通信装置とを
    備え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置と
    の間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信
    号を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線
    通信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継
    して電文信号を送受信する無線通信システムのための行
    列形式の中継用情報テーブルを生成する生成方法であっ
    て、 中継用情報テーブルにおいて、指示電文信号の送信装置
    であるセンター装置と複数の無線通信装置を行又は列に
    割り当てる一方、応答電文信号の送信装置であるセンタ
    ー装置と複数の無線通信装置を列又は行に割り当て、指
    示電文信号又は応答電文信号の送信装置から受信装置へ
    の回線接続の優先順位番号と、最終目的地の無線通信装
    置まで1つ又は複数の無線通信装置を中継して回線接続
    が可能であるか否かを示す符号を付してなる中継用情報
    テーブルの書式を第1の記憶装置に記憶する第1のステ
    ップと、 センター装置から通信可能な第1の無線通信装置に対し
    て指示電文信号を送信して、第1の無線通信装置から通
    信可能な、第1の無線通信装置以外の別の無線通信装置
    の電波の電界強度値データを含む応答電文信号を受信し
    て、通信可能な別の無線通信装置と、その電波の電界強
    度値データを第2の記憶装置に記憶する第2のステップ
    と、 上記第2の記憶装置に記憶された電界強度値データに基
    づいて、電界強度値が大きい程通信相手先の選択の優先
    度が高くなるように、回線接続の優先順位を付与して上
    記中継用情報テーブルに入力する第3のステップと、 第1の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装置から
    次段の無線通信装置に対して指示電文信号を送信して、
    上記第2と第3のステップを同様に繰り返す第4のステ
    ップと、 次段の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装置から
    次々段の無線通信装置に対して指示電文信号を送信し
    て、上記第2と第3のステップを同様に繰り返す第5の
    ステップと、 上記第5のステップをすべての無線通信装置について処
    理が終了するまで繰り返す第6のステップと、 上記第1の記憶装置に記憶された中継用情報テーブルに
    おいて、最終目的地の無線通信装置まで1つ又は複数の
    無線通信装置を中継して回線接続が可能であるか否かを
    示す符号を付す第7のステップとを含むことを特徴とす
    る無線通信システムのための中継用情報テーブル生成方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無線通信システムのため
    の中継用情報テーブル生成方法において、それぞれ上記
    1又は第2のステップに先だって実行される第8、第9
    及び第10のステップをさらに含み、 上記第8のステップは、公衆網に登録されて当該公衆網
    に接続可能な少なくとも1つの無線通信装置を優先順位
    が1である第1の無線通信装置とし、 上記第9のステップは、複数の無線通信装置の位置デー
    タを第3の記憶装置に記憶し、 上記第10のステップは、上記第3の記憶装置に記憶さ
    れた複数の無線通信装置の位置データに基づいて、第1
    の無線通信装置とそれ以外の無線通信装置との間の距離
    を計算し、第1の無線通信装置から位置的に近い順序で
    昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信装置とす
    ることを特徴とする無線通信システムのための中継用情
    報テーブル生成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の無線通信システムのため
    の中継用情報テーブル生成方法において、 上記1又は第2のステップに先だって実行され、公衆網
    に登録されて当該公衆網に接続可能な少なくとも1つの
    無線通信装置を優先順位が1である第1の無線通信装置
    とする第8のステップと、 上記第2のステップの後に実行され、上記第2の記憶装
    置に記憶された電界強度値データに基づいて、電界強度
    値が大きい無線通信装置から昇順で番号を付与して第2
    乃至第Pの無線通信装置とする第11のステップとをさ
    らに含むことを特徴とする無線通信システムのための中
    継用情報テーブル生成方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の無線通信システムのため
    の中継用情報テーブル生成方法において、それぞれ上記
    1又は第2のステップに先だって実行される第12、第
    13及び第14のステップをさらに含み、 上記第12のステップは、上記センター装置と少なくと
    も1つの無線通信装置との間に介在する基地局装置の位
    置データと複数の無線通信装置の位置データとを第4の
    記憶装置に記憶し、 上記第13のステップは、上記第4の記憶装置に記憶さ
    れた基地局装置の位置データと複数の無線通信装置の位
    置データに基づいて、基地局装置と各無線通信装置との
    間の距離を計算し、基地局装置から最も近い無線通信装
    置を優先順位が1である第1の無線通信装置とし、 上記第14のステップは、上記第4の記憶装置に記憶さ
    れた複数の無線通信装置の位置データに基づいて、第1
    の無線通信装置とそれ以外の無線通信装置との間の距離
    を計算し、第1の無線通信装置から位置的に近い順序で
    昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信装置とす
    ることを特徴とする無線通信システムのための中継用情
    報テーブル生成方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の無線通信システムのため
    の中継用情報テーブル生成方法において、それぞれ上記
    1又は第2のステップに先だって実行される第12及び
    第13のステップをさらに含み、 上記第12のステップは、上記センター装置と少なくと
    も1つの無線通信装置との間に介在する基地局装置の位
    置データと複数の無線通信装置の位置データとを第4の
    記憶装置に記憶し、 上記第13のステップは、上記第4の記憶装置に記憶さ
    れた基地局装置の位置データと複数の無線通信装置の位
    置データに基づいて、基地局装置と各無線通信装置との
    間の距離を計算し、基地局装置から最も近い無線通信装
    置を優先順位が1である第1の無線通信装置とし、 上記第2のステップの後に実行され、上記第2の記憶装
    置に記憶された電界強度値データに基づいて、電界強度
    値が大きい無線通信装置から昇順で番号を付与して第2
    乃至第Pの無線通信装置とする第11のステップをさら
    に含むことを特徴とする無線通信システムのための中継
    用情報テーブル生成方法。
  7. 【請求項7】 センター装置と複数の無線通信装置とを
    備え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置と
    の間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信
    号を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線
    通信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継
    して電文信号を送受信する無線通信システムのための中
    継用情報テーブルを生成する生成装置であって、 センター装置から通信可能な第1の無線通信装置におい
    て第1の無線通信装置以外の別の無線通信装置の電波の
    電界強度値を測定し、測定された電界強度値に基づい
    て、電界強度値が大きい程通信相手先の選択の優先度が
    高くなるように、回線接続の優先順位を付与して上記中
    継用情報テーブルに入力した後、次段の無線通信装置か
    ら最終目的地の無線通信装置まで順次、上記測定及び入
    力の処理を繰り返し、最終目的地の無線通信装置まで1
    つ又は複数の無線通信装置を中継して回線接続が可能で
    あるか否かを示す符号を付す制御手段を備えたことを特
    徴とする無線通信システムのための中継用情報テーブル
    生成装置。
  8. 【請求項8】 センター装置と複数の無線通信装置とを
    備え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置と
    の間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文信
    号を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無線
    通信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中継
    して電文信号を送受信する無線通信システムのための行
    列形式の中継用情報テーブルを生成する生成装置であっ
    て、 中継用情報テーブルにおいて、指示電文信号の送信装置
    であるセンター装置と複数の無線通信装置を行又は列に
    割り当てる一方、応答電文信号の送信装置であるセンタ
    ー装置と複数の無線通信装置を列又は行に割り当て、指
    示電文信号又は応答電文信号の送信装置から受信装置へ
    の回線接続の優先順位番号と、最終目的地の無線通信装
    置まで1つ又は複数の無線通信装置を中継して回線接続
    が可能であるか否かを示す符号を付してなる中継用情報
    テーブルの書式を記憶する第1の記憶装置と、 センター装置から通信可能な第1の無線通信装置に対し
    て指示電文信号を送信して、第1の無線通信装置から通
    信可能な、第1の無線通信装置以外の別の無線通信装置
    の電波の電界強度値データを含む応答電文信号を受信し
    て、通信可能な別の無線通信装置と、その電波の電界強
    度値データを第2の記憶装置に記憶する第1の制御手段
    と、 上記第2の記憶装置に記憶された電界強度値データに基
    づいて、電界強度値が大きい程通信相手先の選択の優先
    度が高くなるように、回線接続の優先順位を付与して上
    記中継用情報テーブルに入力する第2の制御手段と、 第1の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装置から
    次段の無線通信装置に対して指示電文信号を送信して、
    上記第1と第2の制御手段の処理を同様に繰り返す第3
    の制御手段と、 次段の無線通信装置と通信可能な別の無線通信装置から
    次々段の無線通信装置に対して指示電文信号を送信し
    て、上記第1と第2の制御手段の処理を同様に繰り返す
    第4の制御手段と、 上記第4の制御手段の処理をすべての無線通信装置につ
    いて処理が終了するまで繰り返す第5の制御手段と、 上記第1の記憶装置に記憶された中継用情報テーブルに
    おいて、最終目的地の無線通信装置まで1つ又は複数の
    無線通信装置を中継して回線接続が可能であるか否かを
    示す符号を付す第6の制御手段とを備えたことを特徴と
    する無線通信システムのための中継用情報テーブル生成
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の無線通信システムのため
    の中継用情報テーブル生成装置において、 複数の無線通信装置の位置データを記憶する第3の記憶
    装置と、 公衆網に登録されて当該公衆網に接続可能な少なくとも
    1つの無線通信装置を優先順位が1である第1の無線通
    信装置とし、上記第3の記憶装置に記憶された複数の無
    線通信装置の位置データに基づいて、第1の無線通信装
    置とそれ以外の無線通信装置との間の距離を計算し、第
    1の無線通信装置から位置的に近い順序で昇順で番号を
    付与して第2乃至第Pの無線通信装置とする第7の制御
    手段とをさらに備えたことを特徴とする無線通信システ
    ムのための中継用情報テーブル生成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の無線通信システムのた
    めの中継用情報テーブル生成装置において、 公衆網に登録されて当該公衆網に接続可能な少なくとも
    1つの無線通信装置を優先順位が1である第1の無線通
    信装置とし、上記第2の記憶装置に記憶された電界強度
    値データに基づいて、電界強度値が大きい無線通信装置
    から昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信装置
    とする第8の制御手段をさらに備えたことを特徴とする
    無線通信システムのための中継用情報テーブル生成装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の無線通信システムのた
    めの中継用情報テーブル生成装置において、 上記センター装置と少なくとも1つの無線通信装置との
    間に介在する基地局装置の位置データと複数の無線通信
    装置の位置データとを記憶する第4の記憶装置と、 上記第4の記憶装置に記憶された基地局装置の位置デー
    タと複数の無線通信装置の位置データに基づいて、基地
    局装置と各無線通信装置との間の距離を計算し、基地局
    装置から最も近い無線通信装置を優先順位が1である第
    1の無線通信装置とし、上記第4の記憶装置に記憶され
    た複数の無線通信装置の位置データに基づいて、第1の
    無線通信装置とそれ以外の無線通信装置との間の距離を
    計算し、第1の無線通信装置から位置的に近い順序で昇
    順で番号を付与して第2乃至第Pの無線通信装置とする
    第9の制御手段とをさらに備えたことを特徴とする無線
    通信システムのための中継用情報テーブル生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の無線通信システムのた
    めの中継用情報テーブル生成装置において、 上記センター装置と少なくとも1つの無線通信装置との
    間に介在する基地局装置の位置データと複数の無線通信
    装置の位置データとを記憶する第4の記憶装置と、 上記第4の記憶装置に記憶された基地局装置の位置デー
    タと複数の無線通信装置の位置データに基づいて、基地
    局装置と各無線通信装置との間の距離を計算し、基地局
    装置から最も近い無線通信装置を優先順位が1である第
    1の無線通信装置とし、上記第2の記憶装置に記憶され
    た電界強度値データに基づいて、電界強度値が大きい無
    線通信装置から昇順で番号を付与して第2乃至第Pの無
    線通信装置とする第10の制御手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする無線通信システムのための中継用情報テ
    ーブル生成装置。
  13. 【請求項13】 センター装置と複数の無線通信装置と
    を備え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置
    との間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文
    信号を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無
    線通信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中
    継して電文信号を送受信する無線通信システムのための
    無線通信装置であって、 中継用情報テーブルにおいて、指示電文信号の送信装置
    であるセンター装置と複数の無線通信装置を行又は列に
    割り当てる一方、応答電文信号の送信装置であるセンタ
    ー装置と複数の無線通信装置を列又は行に割り当て、指
    示電文信号又は応答電文信号の送信装置から受信装置へ
    の回線接続の優先順位番号と、最終目的地の無線通信装
    置まで1つ又は複数の無線通信装置を中継して回線接続
    が可能であるか否かを示す符号を付してなる中継用情報
    テーブルを記憶する記憶装置と、 上記記憶装置に記憶された中継用情報テーブルを用いて
    次の送信先を検索するときに、優先順位が1である無線
    通信装置が最終目的地であるときはそれを送信先として
    決定するが、最終目的地でないときは、優先順位が1で
    ある無線通信装置を経由したときに当該次段の無線通信
    装置で最終目的地の無線通信装置が中継して回線接続可
    能であるか又は優先順位が付与されているときそれを送
    信先として決定する一方、最終目的地の無線通信装置が
    中継しても回線接続不可能であるときは優先順位を順次
    下げて次段の無線通信装置で最終目的地の無線通信装置
    が中継して回線接続可能であるか又は優先順位が付与さ
    れているときそれを送信先として決定する制御手段とを
    備えたことを特徴とする無線通信装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の無線通信装置におい
    て、上記中継用情報テーブルは請求項7乃至12のうち
    の1つに記載の無線通信システムのための中継用情報テ
    ーブル生成装置によって生成された中継用情報テーブル
    であることを特徴とする無線通信装置。
  15. 【請求項15】 センター装置と複数の無線通信装置と
    を備え、センター装置と少なくとも1つの無線通信装置
    との間で所定の通信回線を介して回線接続を行って電文
    信号を送受信し、複数の無線通信装置のうちの2つの無
    線通信装置の間で1つ又は複数の無線通信装置を無線中
    継して電文信号を送受信する無線通信システムであっ
    て、 上記無線通信装置は、請求項13又は14記載の無線通
    信装置であることを特徴とする無線通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の無線通信システムに
    おいて、 上記指示電文信号は、検針データを返信することを指示
    する電文信号であり、 上記応答電文信号は、検針データを含む電文信号である
    ことを特徴とする自動検針無線システム。
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