JP2003030772A - 自動検針システムおよびデータ収集システム - Google Patents

自動検針システムおよびデータ収集システム

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JP2003030772A
JP2003030772A JP2001213115A JP2001213115A JP2003030772A JP 2003030772 A JP2003030772 A JP 2003030772A JP 2001213115 A JP2001213115 A JP 2001213115A JP 2001213115 A JP2001213115 A JP 2001213115A JP 2003030772 A JP2003030772 A JP 2003030772A
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relay base
base station
stages
relay
transit
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JP2001213115A
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Inventor
Yuji Takada
雄二 高田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継基地局が追加された場合に、最短のルー
ト設定が可能で運用が容易な自動検針システムを提供す
る。 【解決手段】 自動検針システムは、第2の中継基地局
8は、自己以外の第1、第2の中継基地局6、7との経
由段数「−1」、「0」を調査し、それらのうち最小の
経由段数「−1」に1段増した段数「0」を自己の経由
段数として自己の識別符号#8とともルーティングテー
ブルRT−8に保持するとともに、このルーティングテ
ーブルRT−8を用いて最小の経由段数となる通信ルー
トを選択してデータを通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタ装置と公衆
用基地局間を電話回線網で結び、電気、ガス、水道等の
計測データ等を端末器からの通信により公衆用基地局に
送信してデータを収集する、自動検針システムに関する
もの、 および第1の通信モードで第1の中継基地局に
データを収集し、第1の中継基地局から第1の通信モー
ドよりも遠距離に通信可能な第2の通信モードでセンタ
装置にデータを送信するデータ収集システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開2001−109
980号公報に示された従来の自動検針システムの構成
を示すブロック図である。図10において、1はセンタ
装置、2は電話回線網の一つであるISDN網(インテ
グレーティド・サービス・ディジタル・ネットワー
ク)、3(3a、3b)は公衆用基地局でISDN網2
によりセンタ装置1と接続されている。4(4a、4
b、4c、4d)は端末器であり、計測器であるガスメ
ータ5(5a、5b、5c、5d)が計測したデータを
電文に編集し、トランシーバモードによる通信により第
1、第2の中継基地局6、7、8に送信する機能を持
つ。6は第1の中継基地局、7、8は第2の中継基地局
であり、端末器4とPHS(パーソナル・ハンディ・フ
ォンシステム)のトランシーバモード(公衆事業者の通
信を使用しないで、直接、通信するモード)により通信
を行なう。また、第1、第2の中継基地局6、7、8は
相互にトランシーバモードにより通信を行なう。第1の
中継基地局6は公衆事業者の設置する公衆用基地局3と
の間をPHSの公衆モード(公衆事業者の通信モード)
により通信を行なう。
【0003】次に従来の自動検針システムの動作につい
て説明する。図11(a)、(b)のD10およびD1
1はセンタ装置1から送信される電文の内容を示すもの
であり、最終的に電文を送信したい相手のアドレス番号
である宛先番号(例えば、端末器4c)、最終的に端末
器を呼び出す中継基地局のアドレス番号である中継用番
号(例えば、中継基地局8または7)、および送信する
データから構成されている。図12は、第1の中継基地
局6および第2の中継基地局7にあらかじめ設定した中
継用テーブルであり、電文を受信した場合にどの中継基
地局へ電文を送信するかという情報を有している。中継
基地局6および第2の中継基地局7への中継用テーブル
の設定はセンタ装置1からの事前の電文で設定される。
図12(a)は第1の中継基地局6に設定した中継用テ
ーブルT12、図12(b)は第2の中継基地局7に設
定した中継用テーブルT13である。
【0004】このように形成された電文と中継用テーブ
ルは第1の中継基地局6および第2の中継基地局7で以
下のように処理される。 (1)電文上の中継用番号が自己の番号で、宛先番号も
自己の番号であれば自己宛の電文と判断し処理を行な
う。 (2)電文上の中継用番号が自己の番号で、宛先番号が
端末器の番号であれば、その宛先番号の端末器へ電文を
送信する。 (3)電文上の中継用番号が自己の番号以外であり、中
継用テーブル上にその番号に対する送信先が設定されて
いれば、中継用テーブルに従い該当番号の中継基地局に
電文を中継即ち送信する。
【0005】次に、このように形成された自動検針シス
テムの動作を図10、図11、図12を用いて説明す
る。一例として端末器4cを呼び出す場合について述べ
る。 (1)正常に通信が行われるときは、「センタ装置1→
公衆用基地局3a→第1の中継基地局6→中継基地局7
→中継基地局8→端末器4c」の順に電文を中継する。
この場合、第1の中継基地局6および中継基地局7に図
12に示す中継用テーブルT12およびT13が設定さ
れているので、センタ装置1からの電文10(図11
(a))には中継用番号を中継基地局8とし、宛先番号
を端末器4cとして電文を送信する。 (2)この電文D10を受信した第1の中継基地局6
は、電文上の中継用番号(8)が自己の中継基地局
(6)ではなく、中継用テーブルT12の最下段に記載
があるように電文D10の中継基地局8の番号に対する
第一送信先が7に設定されているため、中継用電文と判
断し、電文D10を中継基地局7に送信する。 (3)そして、中継基地局7は中継用テーブルT13の
第一送信先の中継用番号が中継基地局8となっており、
中継基地局8に送信する。 (4)電文D10を送信された中継基地局8は自己宛の
電文であるため、宛先番号の端末器4cへ電文D10を
送付し、端末器4cは電文D10の処理を行なう。
【0006】図13は従来の自動検針システムの動作を
説明するシーケンス図である。端末器4aは端末器4a
内のスイッチ(図示しない)により起動され、ガスメー
タ5aに対して呼出(S10)を行い、ガスメータ5a
内のID番号等の情報を取り込む(S11)。その後、
情報収集終了を示す電文を送信(S12)し、情報の取
り込みを終了する。次に端末器4aは中継基地局6、
7、8に対してPHSのトランシーバモードで使用され
るSCCHフレームで呼出(S20、S22、S24)
を行なう。
【0007】本来、SCCHフレーム中に含まれる着識
別符号は中継基地局を特定するため、一つの中継基地局
を示す必要があるが、本方式では、登録処理専用のブロ
ードキャスト番号を設定し、特定中継基地局を示さず、
電波の届くすべての中継基地局6、7、8が応答できる
ようにしてある。また、PHSではトランシーバ用に1
0波の周波数(f1〜f10とする)が割当てられてお
り、端末器4aはf1から順にf10までを順次出力す
る。一方、中継基地局では、中継基地局毎に待ち受ける
周波数をあらかじめ特定しておき、その周波数に対して
のみ応答するようにする。
【0008】端末器4aは最初に周波数f1を使用して
SCCHフレームの呼出(S20)を出力する。この呼
出に対して、f1の周波数を待ち受ける中継基地局6は
受信ができたら、同期フレームを応答(S21)する。
端末器4aではこの同期応答の電界強度を測定し、端末
器4a内部に、同期応答フレーム内の中継基地局7を示
すアドレスを含む発識別符号と共に記憶する。以下、同
ように、周波数f2でSCCHフレームの呼出(S1
2)を行い、周波数f2の中継基地局6からの応答(S
23)を受け、更に、周波数f3でSCCHフレームの
呼出(S24)を行い、周波数f3の中継基地局8から
の応答(S25)を受ける。以下、全ての周波数で呼出
を行なう。端末器4aは、全ての周波数で呼出を行なう
と、端末器4a内部に発識別符号と共に記憶しておい
た、各中継基地局の受信電界強度を比較し、受信電界強
度の強い順番に自身が接続される中継基地局としてその
順番を記憶保持する。
【0009】そして、端末器4aは受信電界強度の最大
の中継基地局6に対して、今度はSCCHフレーム中の
着識別符号を特定して中継基地局6を示す呼出(S26
A)を行い、応答(S26B)により通信が可能とな
る。そこで、端末器4aがガスメータ5aの情報を含む
指令電文を中継基地局7に送信(S27A)し、登録を
要求する。
【0010】中継基地局6は登録要求を受け付けると、
応答電文を端末器4aへ返信(S27B)する。端末器
4aでは返信(S27B)の受信により登録されたこと
を確認することができ、FACCHフレーム(ファース
ト.アソシエイティド.コントロール.チャンネル)に
より回線の切断要求を送信(S28A)する。この要求
に対して、中継基地局6は同じくFACCHフレームで
切断完了メッセージを送信(S28B)し、回線が切断
される。中継基地局6はこの登録情報をセンタ装置1へ
通知する。そして、端末器4aは受信電界強度が大きい
順番に別の中継基地局に対して同様の登録処理を行な
う。この結果、端末器4a内部には複数の中継基地局
6、7および他の中継基地局が登録されることになる。
【0011】自動検針業務において、端末器4aはガス
メータ5aの検針情報を登録されている最大受信電界強
度の中継基地局6に送信したとき、相手から所定の時間
にわたり応答SCCH(S26B)が無いときは、次の
受信電界強度の中継基地局7に対して発呼する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動検針システ
ムは以上のように構成されており、第2の中継基地局を
新たに追加する場合には、追加する第2の中継基地局お
よび既存の中継基地局6、7、8の図12に示す中継用
テーブルT12、T13を設定する必要がある。例え
ば、新たに追加する第2の中継基地局の中継用テーブル
を手動で設定する場合には、運用が煩雑になるとともに
設定の誤りが多いという問題がある。また、新たに追加
する第2の中継基地局の中継用テーブルを、端末器4と
同ように最大受信電界強度の順に中継基地局6、7、8
を登録し設定することもできるが、中継基地局の場合に
は、最適な中継処理を考える場合、最短(中継段数の少
ない)のルートを選択する必要があるが、電界強度のみ
による設定では周囲の中継基地局と追加する中継基地局
の位置関係がわからず、最短のルート設定ができず通信
に時間を要する、或いは無限ループを形成し第1の中継
基地局に通信できないことがあるという問題がある。
【0013】また、センタ装置1で、全ての中継基地局
6、7、8の位置情報も含む情報を保持し、新たに第2
の中継基地局を追加する際に、保持している位置情報等
と新たに追加する第2の中継基地局の位置情報を入力
し、それらの情報から追加する第2の中継基地局の中継
用テーブルを決定するように一元的に管理することは可
能であるが、この方式ではセンタ装置1の一元管理を実
現するプログラムが非常に複雑になるという問題があ
る。特に、上述の各問題は、中継基地局6、7、8の数
が多いときには、実際に自動検針システムを構築する際
には中継基地局の数は数十台となることも多くこのとき
には、中継基地局間の組み合わせはその数とともに指数
関数的に増加するので、新たに中継基地局を追加すると
きには、中継用基地局の中継テーブル即ち中継ルートを
設定する作業は非常に困難となり、より顕著である。
【0014】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、第2の中継基地局が追加された場
合に、最短のルート設定が可能で、運用が容易な自動検
針システムおよびデータ収集システムを提供することを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動検針シ
ステムは、計測したデータを収集するとともに通信機能
を有する複数個の端末器と、上記端末器とトランシーバ
モードで通信する複数個の第2の中継基地局と、上記第
2の中継基地局とトランシーバモードで通信する第1の
中継基地局と、この第1の中継基地局と公衆モードで通
信する公衆用基地局と、この公衆用基地局と電話回線網
で接続され、上記データを収集管理するセンタ装置とを
備えた自動検針システムにおいて、上記第1、第2の中
継基地局は、自己の識別符号と通信の際に上記第1の中
継基地局までに経由する上記第2の中継基地局数に相当
する経由段数とを保持するものであって、第2の中継基
地局は、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との受
信電界強度およびその経由段数を調査し、受信電界強度
がしきい値以上で経由段数の最小の経由段数に1段増し
た段数を自己の経由段数として自己の識別符号とともに
保持するとともに、当該最小の経由段数となる通信ルー
トを選択して上記データを通信するように構成されたも
のである。
【0016】また、第2の中継基地局を新規に追加する
際には、この第2の中継基地局より、自己以外の第1、
第2の中継基地局に対して、自己の識別符号をブロード
キャスト送信し、この送信に対して応答のあった上記自
己以外の第1、第2の中継基地局との受信電界強度およ
びその経由段数を調査するように構成されたものであ
る。また、受信電界強度がしきい値以上で、トランシー
バモードで通信が可能な第2の中継基地局間の経由段数
が2段以上異なるときは、2段以上大きい経由段数を有
する第2の中継基地局の経由段数を再設定するように構
成されたものである。
【0017】また、第2の中継基地局は、所定のタイミ
ング毎に、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との
受信電界強度およびその経由段数を調査するように構成
されたものである。また、スイッチの押下により、第2
の中継基地局は、自己以外の上記第1、第2の中継基地
局との受信電界強度およびその経由段数の調査を開始す
るように構成されたものである。
【0018】さらにまた、データを収集するとともに通
信機能を有する複数個の端末器と、上記端末器と第1の
通信モードで通信する複数個の第2の中継基地局と、上
記第2の中継基地局と第1の通信モードで通信する第1
の中継基地局と、この第1の中継基地局と上記第1の通
信モードよりも遠距離に通信可能な第2の通信モードで
上記データをセンタ装置に通信する遠距離用基地局とを
備えたデータ収集システムにおいて、上記第1、第2の
中継基地局は、自己の識別符号と通信の際に上記第1の
中継基地局までに経由する上記第2の中継基地局数に相
当する経由段数とを保持するものであって、第2の中継
基地局は、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との
受信電界強度およびその経由段数を調査し、受信電界強
度がしきい値以上で経由段数の最小の経由段数に1段増
した段数を自己の経由段数として自己の識別符号ととも
に保持するとともに、当該最小の経由段数となる通信ル
ートを選択して上記データを通信するように構成された
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下本明の実施の形態1について説明する。図1は本発
明の実施の形態1に係る自動検針システムの構成を示す
概念図である。図1において、1はセンタ装置、2は電
話回線網の一つであるISDN網(インテグレーティド
・サービス・ディジタル・ネットワーク)、3は公衆用
基地局でISDN網2によりセンタ装置1と接続されて
いる。4(4a、4b、4c)は端末器であり、計測器
であるガスメータ5(5a、5b、5c)が計測したデ
ータを電文に編集し、トランシーバモードによる通信に
より第1、第2の中継基地局6、7、8、9に送信する
機能を持つ。図1の例では、端末器4a、4bが第1の
中継基地局6に、端末器4cが第2中継基地局8にトラ
ンシーバモードで通信する例を示している。
【0020】6は第1の中継基地局、7、8、9は第2
の中継基地局であり、端末器4とPHS(パーソナル・
ハンディ・フォンシステム)のトランシーバモード(公
衆事業者の通信を使用しないで、直接、通信するモー
ド)により通信を行なう。また、第1、第2の中継基地
局6、7、8、9は相互にトランシーバモードにより通
信を行なう。図1の例では、第1の中継基地局6と第2
の中継基地局7、8間は相互に、第2の中継基地局9は
第2の中継基地局7、8と相互にトランシーバモードで
通信する例を示している。第1の中継基地局6は公衆事
業者の設置する公衆用基地局3との間をPHSの公衆モ
ード(公衆事業者の通信モード)により通信を行なう。
【0021】図2はPHSのトランシーバモードにおけ
る接続の手順を示すシーケンス図、図3は図2に示すS
CCH(シグナリング・コントロール・チャンネル:制
御用物理スロット)フレームのフォーマットを示す図で
ある。
【0022】次に、PHSのトランシーバモードでの通
常の接続手順について説明を行なう。最初に、発信側
(端末4もしくは中継基地局6、7、8、9のいずれ
か)がトランシーバ通信のために割当てられた使用可能
な電波を検出するキャリアセンス(S1)を行い、その
周波数を使用して、SCCHフレームを使用して呼出
(S2)の電文を出力する。SCCHフレームは、PH
Sでリンクチャネルを確立する際に使用するフレーム
で、チャネル種別CIにより他のフレームとの識別がお
こなわれる。なお、送信する内容は、フレーム中のI
(SCCH)の中でメッセージ種別として定義され、着
信側(中継基地局6、7、8、9もしくは端末4)は着
識別符号により示されている。
【0023】SCCHフレームで呼出を送信した後は、
同期を待つ(S3)。但し、同期は省略することが可能
であり、すぐに応答(S5)が返信される場合もある。
同期を受けた時には、同期を返信する(S4)。この返
信同期応答を受信することにより、双方間の通信可能な
状態となり、着信側は応答(S5)を返信する。
【0024】図4は実施の形態1に係る自動検針システ
ムに第2の中継基地局を追加する例を説明する構成図で
ある。第1の中継基地局6のみが設置された状態で、第
2の中継基地局7、8、9を増設する際の動作を、各中
継基地局6〜9の図示しない記憶装置に記憶されるルー
ティングテーブル(以下RT−6〜9と記す)の作成と
ともに説明する。図5は実施の形態1に係る自動検針シ
ステムに第2の中継基地局を追加する際の通信のシーケ
ンス図である。図6は図4における各中継基地局のルー
ティングテーブルを説明する図である。
【0025】(第2の中継基地局増設動作)増設或いは
追加される第2の中継基地局はこの中継基地局内のスイ
ッチなど(図示しない)により起動され、既存の中継基
地局に対してPHSのトランシーバモードで使用される
SCCHフレームで呼出(S30)を行なう。
【0026】本来、SCCHフレーム中に含まれる着識
別符号は中継基地局を特定するため、一つの中継基地局
を示す必要があるが、実施の形態1においては、登録処
理専用のブロードキャスト番号を設定し、特定中継基地
局を示さず、電波の届くすべての中継基地局が応答でき
るようにしてある。
【0027】ここで、RT−6〜9において、識別符号
とは、各中継基地局を特定する固有のものであって、設
置時に設置者により設定される。経由段数とは、第1の
中継基地局6までに経由する第2の中継基地局7、8、
9の数であって、経由する第2の中継基地局が無く、直
接第1の中継基地局6と通信するとき経由段数は
「0」、第1の中継基地局6は便宜上「−1」とした。
また、呼出局とは、上流側(センタ装置1側)から最終
的に呼び出す第2の中継基地局の識別番号、第1、第
2、第3発呼先とは、当該中継基地局が上記呼出局と通
信する際に直接通信する第2の中継基地局の識別番号で
あって、通信ルートとして選択する優先度の高い順とし
てある。また、センタ送信とは、第2の中継基地局が最
終的に第1の中継基地局6を介してセンタ装置1に通信
する際に直接通信する中継基地局の識別番号であって、
通信ルートとして選択する優先度の高い順に第1、第
2、第3としてある。
【0028】また、第1の中継基地局6は設置時に識別
符号と段数、第2の中継基地局7、8、9は設置時に識
別符号のみが設定されている。即ち、RT−6には識別
符号「#6」と段数「−1」が、RT−7、8、9には
識別符号「#7」、「#8」、「#9」が登録されてい
る。
【0029】図4(a)、図5および図6を参照し、第
2の中継基地局7を増設する場合を説明する。第2の中
継基地局7を設置後、第2の中継基地局7のスイッチな
ど(図示しない)の押下により、ブロードキャストアド
レスを設定したSCCHフレームの呼出(S30)を出
力する。この呼出(S30)を受信した第1の中継基地
局6は、呼出フレームSCCHを応答(S31)する。
第2の中継基地局7は、この同期応答の電界強度「I
6」を測定し、その電界強度「I6」がしきい値以上で
あれば、呼出応答フレームSCCHの発識別符号より第
1の中継基地局6を示す識別符号「#6」を抽出し電界
強度「I6」とともに図示しない揮発性のメモリに記憶
する。
【0030】第2の中継基地局7は第1の中継基地局6
に対して、今度はSCCHフレーム中の着識別符号を識
別符号「#6」と特定して第1の中継基地局6を呼出
(S32)し、応答(S33)により通信が可能とな
る。そこで、第2の中継基地局7は、第1の中継基地局
6に登録を要求するとともに第1の中継基地局6におけ
る経由段数の送信を要求する旨の指令電文を送信する
(S34)。
【0031】第1の中継基地局6は、登録要求を含む指
令電文(S34)を受け付けると、指令電文中に記載さ
れたこの指令電文の発信元である識別符号「#7」と発
識別符号より第2の中継基地局7の識別符号「#7」を
抽出し、前者をRT−6の呼出局に後者を第1発呼先に
登録し(S60)、自己の経由段数「−1」をRT−6
から読み込み応答電文に組み込んで第2の中継基地局7
へ返信(S35)する。このようにして第1の中継基地
局6は傘下に第2の中継基地局7が存在することを認識
する。
【0032】第2の中継基地局7では返信(S35)の
受信により、第1の中継基地局6に登録されたことを確
認し、発識別符号より第1の中継基地局6の識別符号
「#6」を抽出し、RT−7のセンタ送信の第1発呼先
欄に識別符号「#6」を上述したように揮発性メモリに
記憶しておいた電界強度「I6」とともに登録する(S
62)とともに、応答電文に組み込まれた経由段数「−
1」を抽出し、この経由段数を1インクリメントした段
数を自己の経由段数としてRT−7の段数欄に登録する
(S64)。
【0033】その後、第2の中継基地局7は第1の中継
基地局6に対し、回線の切断要求するFACCHフレー
ム(ファースト.アソシエイティド.コントロール.チ
ャンネル)を送信(S36)する。このフレームを受信
した第1の中継基地局6は、第2の基地局7に同様にF
ACCHフレームにより切断完了メッセージを送信(S
37)し、回線が切断される。
【0034】同様に、図4(b)、(c)、図5および
図6を参照し、第2の中継基地局8、9を増設する場合
を説明する。 (第2の中継基地局8からのブロードキャスト送信)第
1の中継基地局6と第2の中継基地局7が設置された状
態で、第2の中継基地局8のスイッチなどの押下によ
り、ブロードキャストアドレスを設定したのSCCHフ
レームの呼出(S30)に対して、第1の中継基地局6
および第2の中継基地局7は呼出フレームSCCHを応
答する(S31)。第2の中継基地局8は、これらの同
期応答の電界強度「I6」、「I7」を測定し、その電
界強度「I6」、「I7」がしきい値以上であれば、呼
出応答フレームSCCHの発識別符号より第1の中継基
地局6および第2の中継基地局7を示す識別符号「#
6」、「#7」を抽出し、電界強度「I6」、「I7」
とともに図示しない揮発性のメモリに記憶する。
【0035】(第1の中継基地局6との通信)第2の中
継基地局8は第1の中継基地局6に対して、今度はSC
CHフレーム中の着識別符号を識別符号「#6」と特定
して第1の中継基地局6を呼出(S32)し、応答(S
33)により通信が可能となる。そこで、第2の中継基
地局8は、第1の中継基地局6に登録を要求するととも
に第1の中継基地局6における経由段数の送信を要求す
る旨の指令電文を送信する(S34)。
【0036】第1の中継基地局6は、登録要求を含む指
令電文(S34)を受け付けると、指令電文中に記載さ
れたこの指令電文の発信元である識別符号「#8」と発
識別符号より第2の中継基地局8の識別符号「#8」を
抽出し、前者をRT−6の呼出局に後者を第1発呼先に
登録し(S66)、自己の経由段数「−1」をRT−6
から読み込み応答電文に組み込んで第2の中継基地局8
へ返信(S35)する。このようにして第1の中継基地
局6は傘下に第2の中継基地局8が存在することを認識
する。
【0037】第2の中継基地局8では返信(S35)の
受信により、第1の中継基地局6に登録されたことを確
認し、発識別符号より第1の中継基地局6の識別符号
「#6」を抽出し、RT−8のセンタ送信の第1発呼先
欄に識別符号「#6」を上述したように揮発性メモリに
記憶しておいた電界強度「I6」とともに登録する(S
68)とともに、応答電文に組み込まれた経由段数「−
1」を抽出し、この経由段数を1インクリメントした段
数を自己の経由段数としてRT−8の段数欄に登録する
(S72)。その後、上述した(S36)、(S37)
により回線が切断される。
【0038】(第2の中継基地局7との通信)第2の中
継基地局8は第2の中継基地局7に対して、今度はSC
CHフレーム中の着識別符号を識別符号「#7」と特定
して第2の中継基地局7を呼出(S32)し、応答(S
33)により通信が可能となる。そこで、第2の中継基
地局8は、第2の中継基地局7に登録を要求するととも
に第2の中継基地局7における経由段数の送信を要求す
る旨の指令電文を送信する(S34)。
【0039】第2の中継基地局7は、登録要求を含む指
令電文(S34)を受け付けると、指令電文中に記載さ
れたこの指令電文の発信元である識別符号「#8」と発
識別符号より第2の中継基地局8の識別符号「#8」を
抽出し、前者をRT−7の呼出局に後者を第1発呼先に
登録し(S70)、自己の経由段数「0」をRT−7か
ら読み込み応答電文に組み込んで第2の中継基地局8へ
返信(S35)する。このようにして第2の中継基地局
7は傘下に第2の中継基地局8が存在することを認識す
る。
【0040】第2の中継基地局8では返信(S35)の
受信により、第2の中継基地局7に登録されたことを確
認し、発識別符号より第2の中継基地局7の識別符号
「#7」を抽出し、応答電文に組み込まれた経由段数
「0」を抽出し、この経由段数を1インクリメントした
段数「1」と(S72)により登録した段数「0」と比
較し、段数の小さい方を自己の経由段数として登録する
とともに、段数の小さい方の識別符号をセンタ送信欄の
優先度の高い方に登録する。この場合には、(S72)
で登録した経由段数「0」の方が小さいので、この段数
を自己の経由段数として登録(S74)、即ち採用し、
段数の大きい第2の中継基地局7の識別符号「#7」を
電界強度「I7」とともにセンタ送信欄の第2優先度欄
に登録する(S76)。その後、上述した(S36)、
(S37)により回線が切断される。
【0041】(RT−7変更に伴う通信)第2の中継基
地局7は、(S70)によりRT−7が更新されたこと
から、センタ送信欄に登録された上位の中継基地局6に
対して、上述した(S32)〜(S37)の手順で、変
更するため送受信する。これにより、第1の中継基地局
6から中継基地局8宛の呼出局の第2候補に経由段数の
多い中継基地局7が登録されることになる(S78)。
(S78)において、第2の中継基地局7、8からの指
令電文(S34)、(S34)に含まれていた第2の中
継基地局7、8の経由段数「0」、「なし(S72、S
74による登録前)」を比較し、経由段数の小さい方、
或いはないものを優先順位の高いほうとするように判断
する。
【0042】(第2の中継基地局9の追加)さらに、図
4(c)、図5および図6を参照し、中継基地局6、
7、8が存在する状態で、第2の中継基地局9のスイッ
チなどの押下により、ブロードキャストアドレスを設定
したのSCCHフレームの呼出(S30)に対して、第
2の中継基地局7および第2の中継基地局8は同期フレ
ームSCCHを応答する(S31)。このとき、第1の
中継基地局6には電波が届いていないものとする。
【0043】第2の中継基地局9は、先ず、第2の中継
基地局7と通信することにより、上述と同様にして、第
2の中継基地局7に呼出局と第1発呼先に識別符号「#
9」が登録される(S80)とともに、RT−9のセン
タ送信欄に第1優先順位として識別符号「#7」とその
電界強度「I7」を、段数のフィールドに段数「1」を
登録し(S82)、(S84)、次いで、第2の中継基
地局8と通信することにより、上述と同様にして、第2
の中継基地局8に呼出局と第1発呼先に識別符号「#
9」が登録される(S86)とともに、RT−9のセン
タ送信欄に第2優先順位として識別符号「#8」とその
電界強度「I8」を、段数のフィールドに段数「1」を
登録即ち採用する(S88)、(S90)。
【0044】(S88)において、第2の中継基地局8
を経由する段数「1」と、(S84)で登録した第2の
中継基地局7経由の段数と比較することとなるが、今回
の場合には、段数「1」は等しいので、(S84)で登
録した段数を採用することとなる。一方、(S90)に
より識別符号「#8」を登録する際には、第2の中継基
地局7からの電界強度「I7」と第2の中継基地局8か
らの電界強度「I8」を比較し、電界強度の大きい方を
優先度の高い方に登録する。
【0045】(RT−7、RT−8変更に伴う通信)以
下、上述したRT−7の変更に伴う通信と同様の処理を
行なう。第2の中継基地局7は、(S80)によりRT
−7が更新されたことから、センタ送信欄に登録された
上位の中継基地局6に対して、上述した(S32)〜
(S37)の手順で、変更するため送受信する。これに
より、第1の中継基地局6から中継基地局9宛の呼出局
の第1候補に中継基地局7の識別符号「#7」が登録さ
れることになる(S92)。
【0046】その後、第2の中継基地局8は、(S8
6)によりRT−8が更新されたことから、センタ送信
欄に登録された上位の中継基地局6に対して、上述した
(S32)〜(S37)の手順で、変更するため送受信
する。これにより、第1の中継基地局6から中継基地局
9宛の呼出局の第2候補に電界強度の低い中継基地局7
が登録されることになる(S94)。また、第2の中継
基地局8は、センタ送信欄に登録された第2優先順位の
第2の中継基地局7に対しても、第1の中継基地局6と
同様に通信をするが、第2の中継基地局7のRT−7に
は既に第2の中継基地局9が呼出局として登録されてい
るので、RT−7には新たに登録しない。
【0047】(S94)において、第2の中継基地局
7、8からの指令電文(S34)、(S34)に含まれ
ていた経由段数「0」は等しいので、各指令電文(S3
4)、(S34)に含まれていた電界強度「I7」、
「I8」を比較し、電界強度の小さい「I8」の識別符
号「#8」を第2発呼先に登録する。なお、電界強度
「I8」の方が「I7」よりも大きいときは、(S9
4)において、第1発呼先に識別符号「#8」、第2発
呼先に識別符号「#7」を登録する。
【0048】自動検針業務において、第2の中継基地局
9は、最大受信電界強度の第2の中継基地局7に送信し
たとき、相手から所定の時間にわたり応答SCCH(S
33)が無いときは、次の受信電界強度の第2の中継基
地局8に対して発呼する。
【0049】以上のように、実施の形態1の自動検針シ
ステムによれば、RT−6〜9に登録する場合に、増設
される第2の中継基地局から複数の中継基地局に対して
通信ルートを自動で登録できるようにしたので、センタ
装置1側に複雑な通信ルート決定プログラムを用意する
必要がなく、人手により各中継基地局のテーブルを設定
する場合に比較し、設定作業が容易でかつ誤りがなく、
運用が容易に可能となる。また、増設された第2の中継
基地局から第1の中継基地局6まで最短の中継段数で通
信ルート作成がされるので、トラフィックの不要な増大
を防ぐことができるとともに無限ループを形成する可能
性が激減する。
【0050】また、優先度の順に、第1、第2、第3発
呼先や優先度の順にセンタ装置1への送信ルートを複数
登録したので、通信ルートに異常がある場合にも、他の
ルートを使用して通信することができる。これら発呼先
やセンタ装置1への送信の優先順位を電界強度がしきい
値以上のものからその経由段数により決定するので、最
短の経路で通信でき、また、経由段数が同じ時は電界強
度により決定するので、通信の信頼度が高い。また、第
2の通信基地局を設置後、スイッチの押下によって、ル
ート設定ができるので設定作業が容易である。スイッチ
の押下によって、当該RT(ルーティングテーブル)の
識別符号以外を消去した後、(S30)のブロードキャ
ストSCCH送信するように構成すると、当該RTから
不要なデータが削除され、第2の中継基地局を新規に追
加したときと同様にして登録を行うことができ、煩雑な
プログラム(ソフトウェア)を用意しておく必要もなく
好ましい。
【0051】実施の形態2 上述の実施の形態1では、第2の中継基地局を増設した
際に、そのスイッチなどを押下することによって、RT
−6〜9へ識別符号が登録され通信ルートを設定する例
について説明したが、第2の中継基地局は、所定のタイ
ミング毎、例えば3ヵ月毎に、一端当該RTの識別符号
以外を消去した後、(S30)のブロードキャストSC
CH送信するように構成してもよい。このように構成す
ることで、前回の通信ルート設定時に、故障中、或いは
話中で(S31)によるSCCH応答がなかった第2の
中継基地局、または障害物などにより(S31)による
SCCH応答の電界強度がしきい値未満となっていた第
2の中継基地局を介した通信ルートの設定がされること
となり、検針システム全体の通信の安定性が向上する。
【0052】実施の形態3 実施の形態3では、新たに第2の中継基地局を増設し当
該RTに登録が終了した後について説明する。図7は実
施の形態3に係る自動検針システムの構成を示す概念図
であり、第2の中継基地局14を増設し、上述の実施の
形態1、2によって、通信ルートを設定した状態であ
り、括弧書きの数字は各中継基地局の経由段数、中継基
地局間の実線はトランシーバモードによる通信経路を示
している。図8は、新たに増設し実施の形態1、2の手
順で通信ルートを設定した第2の中継基地局14のルー
ティングテーブルを示している。
【0053】図9を参照し、第2の中継基地局14の通
信ルートの設定後の動作を説明する。実施の形態1、2
の動作により、第2の中継基地局14の通信ルートの設
定後、第2の中継基地局14は、ブロードキャストアド
レスを設定したSCCHフレームの呼出(S40)を出
力する。この呼出(S40)を受信した第2の中継基地
局10、13は、呼出フレームSCCHを応答(S3
1)する。第2の中継基地局14は、この呼出の電界強
度「I10」、「I13」を測定し、その電界強度「I
10」、「I13」がしきい値以上であれば、呼出フレ
ームSCCHの発識別符号より第2の中継基地局10、
13を示す識別符号「#10」、「#13」を抽出し電
界強度「I10」、「I13」とともに図示しない揮発
性のメモリに記憶する。
【0054】(第2の中継基地局10との通信)第2の
中継基地局14は第2の中継基地局10に対して、今度
はSCCHフレーム中の着識別符号を識別符号「#1
0」と特定して第2の中継基地局10を呼出(S42)
し、応答(S43)により通信が可能となる。そこで、
第2の中継基地局14は、第2の中継基地局10におけ
る経由段数の送信を要求する旨の指令電文を送信する
(S44)。第2の中継基地局14は、登録要求を含む
指令電文(S44)を受け付けると、自己の経由段数
「0」をRT−10から読み込み応答電文に組み込んで
第2の中継基地局14へ返信(S45)する。
【0055】(S45)により第2の中継基地局10の
経由段数「0」と第2の中継基地局14の経由段数
「1」との差が2以上あるか否かを比較し、この場合に
は、差が2未満であるので、その後、第2の中継基地局
14は第2の中継基地局10に対し、回線の切断要求す
るFACCHフレーム(ファースト.アソシエイティ
ド.コントロール.チャンネル)を送信(S47)す
る。このフレームを受信した第2の中継基地局10は、
第2の中継基地局14に同様にFACCHフレームによ
り切断完了メッセージを送信(S48)し、回線が切断
される。
【0056】(第2の中継基地局13との通信)次い
で、第2の中継基地局14は第2の中継基地局13に対
して、今度はSCCHフレーム中の着識別符号を識別符
号「#13」と特定して第2の中継基地局13を呼出
(S42)し、応答(S43)により通信が可能とな
る。そこで、第2の中継基地局14は、第2の中継基地
局13における経由段数の送信を要求する旨の指令電文
を送信する(S44)。第2の中継基地局13は、登録
要求を含む指令電文(S44)を受け付けると、自己の
経由段数「3」をRT−13から読み込み応答電文に組
み込んで第2の中継基地局14へ返信(S45)する。
【0057】(S45)により第2の中継基地局13の
経由段数「3」と第2の中継基地局14の経由段数
「1」との差が2以上あるか否かを比較し、この場合に
は、差が2であるので、第2の中継基地局14は第2の
中継基地局13に通信ルートの再設定を依頼する旨の指
令電文を送信する(S46)。その後、第2の中継基地
局14は第2の中継基地局10に対し、回線の切断要求
するFACCHフレーム(ファースト.アソシエイティ
ド.コントロール.チャンネル)を送信(S47)す
る。このフレームを受信した第2の中継基地局10は、
第2の中継基地局14に同様にFACCHフレームによ
り切断完了メッセージを送信(S48)し、回線が切断
される。
【0058】(S46)により指令電文を受信した第2
の中継基地局13は、RT−13の識別符号「#13」
以外のデータを初期化し、実施の形態1、2の手順によ
って第2の中継基地局13の通信ルートを設定する。
【0059】以上のように構成したので、第2の中継基
地局14を新たに増設後、全体の自動検針システムの通
信ルートを最適化することができる。また、第2の中継
基地局14を新たに増設し、その通信ルートを登録した
後に、ブロードキャスト送信により、再設定を検討する
第2の中継端末装置を呼び出すので、第2の中継基地局
14の通信ルートの登録時に故障や話中などの理由によ
り通信不能であった第2の中継基地局を再設定すること
や、RT−14のセンタ送信欄を使用してSCCH(呼
出)をする際にはセンタ送信欄が有限のとき(図13で
は3個)には漏れが発生するがこの問題を解消できる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る自動検針システムは、計測
したデータを収集するとともに通信機能を有する複数個
の端末器と、上記端末器とトランシーバモードで通信す
る複数個の第2の中継基地局と、上記第2の中継基地局
とトランシーバモードで通信する第1の中継基地局と、
この第1の中継基地局と公衆モードで通信する公衆用基
地局と、この公衆用基地局と電話回線網で接続され、上
記データを収集管理するセンタ装置とを備えた自動検針
システムにおいて、上記第1、第2の中継基地局は、自
己の識別符号と通信の際に上記第1の中継基地局までに
経由する上記第2の中継基地局数に相当する経由段数と
を保持するものであって、第2の中継基地局は、自己以
外の上記第1、第2の中継基地局との受信電界強度およ
びその経由段数を調査し、受信電界強度がしきい値以上
で経由段数の最小の経由段数に1段増した段数を自己の
経由段数として自己の識別符号とともに保持するととも
に、当該最小の経由段数となる通信ルートを選択して上
記データを通信するように構成されたので、最短のルー
ト設定が可能で、運用が容易な自動検針システムを提供
できる。
【0061】また、第2の中継基地局を新規に追加する
際には、この第2の中継基地局より、自己以外の第1、
第2の中継基地局に対して、自己の識別符号をブロード
キャスト送信し、この送信に対して応答のあった上記自
己以外の第1、第2の中継基地局との受信電界強度およ
びその経由段数を調査するように構成されたので、ブロ
ードキャスト送信により中継基地局と通信するので、単
純かつ確実に通信可能な中継基地局を検出できる。
【0062】また、受信電界強度がしきい値以上で、ト
ランシーバモードで通信が可能な第2の中継基地局間の
経由段数が2段以上異なるときは、2段以上大きい経由
段数を有する第2の中継基地局の経由段数を再設定する
ように構成されたので、2段以上経由段数の異なると
き、経由ルートを再設定でき、システムが安定する。
【0063】また、第2の中継基地局は、所定のタイミ
ング毎に、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との
受信電界強度およびその経由段数を調査するように構成
されたので、システムが全体として安定する。
【0064】また、スイッチの押下により、第2の中継
基地局は、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との
受信電界強度およびその経由段数の調査を開始するよう
に構成されたので、最短ルートを設定することができる
ので、簡単に誤りなく設定することができる。
【0065】さらにまた、データを収集するとともに通
信機能を有する複数個の端末器と、上記端末器と第1の
通信モードで通信する複数個の第2の中継基地局と、上
記第2の中継基地局と第1の通信モードで通信する第1
の中継基地局と、この第1の中継基地局と上記第1の通
信モードよりも遠距離に通信可能な第2の通信モードで
上記データをセンタ装置に通信する遠距離用基地局とを
備えたデータ収集システムにおいて、上記第1、第2の
中継基地局は、自己の識別符号と通信の際に上記第1の
中継基地局までに経由する上記第2の中継基地局数に相
当する経由段数とを保持するものであって、第2の中継
基地局は、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との
受信電界強度およびその経由段数を調査し、受信電界強
度がしきい値以上で経由段数の最小の経由段数に1段増
した段数を自己の経由段数として自己の識別符号ととも
に保持するとともに、当該最小の経由段数となる通信ル
ートを選択して上記データを通信するように構成された
ので、最短のルート設定が可能で、運用が容易なデータ
収集システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る自動検針システ
ムの構成を示す概念図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る自動検針システ
ムのPHSのトランシーバモードにおける接続の手順を
示すシーケンス図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る自動検針システ
ムのSCCHフレームのフォーマットを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る自動検針システ
ムに第2の中継基地局を追加する例を説明する構成図で
ある。による自動検針システムのルーティングテーブル
の変化を説明する図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に係る自動検針システ
ムに第2の中継基地局を追加する際の通信のシーケンス
図である。
【図6】 図4における各中継基地局のルーティングテ
ーブルを説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る自動検針システ
ムの構成を示す概念図である。
【図8】 図7における自動検針システムに、新たに増
設し実施の形態1、2の手順で通信ルートを設定した第
2の中継基地局14のルーティングテーブルを示してい
る。
【図9】 図7における自動検針システムに第2の中継
基地局を追加する際の通信のシーケンス図である。
【図10】 本発明による自動検針システムの構成を示
すブロック図である。
【図11】 本発明によるセンタ装置から送信される電
文の内容を示す図である。
【図12】 本発明による中継基地局の中継用テーブル
の内容を示す図である。
【図13】 従来の発明による通信時のシーケンス図で
ある。
【符号の説明】
1 センタ装置、 3 公衆用基地局、4(4a、
4b、4c、4d) 端末器、5(5a、5b、5c、
5d) ガスメータ(計測器)、6 第1の中継基地
局、 7〜14 第2の中継基地局、10、11 電
文、 12、13 中継用テーブル、2I ISDN
網(電話回線網) RT−6〜14 ルーティングテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB01 AB05 BB01 BB09 BC01 BC02 CC03 CC07 CC12 DD07 DE13 FG01 FG02 GG01 GG06 GG08 GG09 5K067 AA33 AA44 BB27 DD44 EE06 EE10 EE12 EE16 FF02 HH05 5K072 AA24 BB02 BB17 BB27 CC06 DD16 DD17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測したデータを収集するとともに通信
    機能を有する複数個の端末器と、上記端末器とトランシ
    ーバモードで通信する複数個の第2の中継基地局と、上
    記第2の中継基地局とトランシーバモードで通信する第
    1の中継基地局と、この第1の中継基地局と公衆モード
    で通信する公衆用基地局と、この公衆用基地局と電話回
    線網で接続され、上記データを収集管理するセンタ装置
    とを備えた自動検針システムにおいて、 上記第1、第2の中継基地局は、自己の識別符号と通信
    の際に上記第1の中継基地局までに経由する上記第2の
    中継基地局数に相当する経由段数とを保持するものであ
    って、 第2の中継基地局は、自己以外の上記第1、第2の中継
    基地局との受信電界強度およびその経由段数を調査し、
    受信電界強度がしきい値以上で経由段数の最小の経由段
    数に1段増した段数を自己の経由段数として自己の識別
    符号とともに保持するとともに、当該最小の経由段数と
    なる通信ルートを選択して上記データを通信するように
    構成されたことを特徴とする自動検針システム。
  2. 【請求項2】 第2の中継基地局を新規に追加する際に
    は、この第2の中継基地局より、自己以外の第1、第2
    の中継基地局に対して、自己の識別符号をブロードキャ
    スト送信し、この送信に対して応答のあった上記自己以
    外の第1、第2の中継基地局との受信電界強度およびそ
    の経由段数を調査するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の自動検針システム。
  3. 【請求項3】 受信電界強度がしきい値以上で、トラン
    シーバモードで通信が可能な第2の中継基地局間の経由
    段数が2段以上異なるときは、2段以上大きい経由段数
    を有する第2の中継基地局の経由段数を再設定するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の
    自動検針システム。
  4. 【請求項4】 第2の中継基地局は、所定のタイミング
    毎に、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との受信
    電界強度およびその経由段数を調査するように構成され
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の
    自動検針システム。
  5. 【請求項5】 スイッチの押下により、第2の中継基地
    局は、自己以外の上記第1、第2の中継基地局との受信
    電界強度およびその経由段数の調査を開始するように構
    成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項
    記載の自動検針システム。
  6. 【請求項6】 データを収集するとともに通信機能を有
    する複数個の端末器と、上記端末器と第1の通信モード
    で通信する複数個の第2の中継基地局と、上記第2の中
    継基地局と第1の通信モードで通信する第1の中継基地
    局と、この第1の中継基地局と上記第1の通信モードよ
    りも遠距離に通信可能な第2の通信モードで上記データ
    をセンタ装置に通信する遠距離用基地局とを備えたデー
    タ収集システムにおいて、 上記第1、第2の中継基地局は、自己の識別符号と通信
    の際に上記第1の中継基地局までに経由する上記第2の
    中継基地局数に相当する経由段数とを保持するものであ
    って、 第2の中継基地局は、自己以外の上記第1、第2の中継
    基地局との受信電界強度およびその経由段数を調査し、
    受信電界強度がしきい値以上で経由段数の最小の経由段
    数に1段増した段数を自己の経由段数として自己の識別
    符号とともに保持するとともに、当該最小の経由段数と
    なる通信ルートを選択して上記データを通信するように
    構成されたことを特徴とするデータ収集システム。
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