JPH11243354A - 通信経路の決定方法および無線データ通信装置 - Google Patents
通信経路の決定方法および無線データ通信装置Info
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- JPH11243354A JPH11243354A JP10043316A JP4331698A JPH11243354A JP H11243354 A JPH11243354 A JP H11243354A JP 10043316 A JP10043316 A JP 10043316A JP 4331698 A JP4331698 A JP 4331698A JP H11243354 A JPH11243354 A JP H11243354A
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- slave station
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線システムを構築する際の通信経路を効率
的に決定できるようにする。 【解決手段】 テスト通信の要求に対して応答があった
子局22については通信経路を決定し、テスト通信の応
答がなかった子局24があるときには、その子局24に対
して通信経路が決定した子局22を中継局としてテスト
通信を要求し、応答があった子局24については、中継
局22を介した通信経路を決定し、応答がなかった子局
があるときには、その子局に対して、通信経路が決定さ
れた子局24を中継局22,24に追加してテスト通信を
要求して応答があるか否かを判定するという動作を繰り
返して通信経路を決定する。
的に決定できるようにする。 【解決手段】 テスト通信の要求に対して応答があった
子局22については通信経路を決定し、テスト通信の応
答がなかった子局24があるときには、その子局24に対
して通信経路が決定した子局22を中継局としてテスト
通信を要求し、応答があった子局24については、中継
局22を介した通信経路を決定し、応答がなかった子局
があるときには、その子局に対して、通信経路が決定さ
れた子局24を中継局22,24に追加してテスト通信を
要求して応答があるか否かを判定するという動作を繰り
返して通信経路を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線データ
通信装置を備える無線システムを構築する際に、通信経
路を決定する通信経路決定方法および該方法を用いた無
線データ通信装置に関する。
通信装置を備える無線システムを構築する際に、通信経
路を決定する通信経路決定方法および該方法を用いた無
線データ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中継装置を介在させて無線システ
ムを構築する場合には、どこを中継するのか、あるい
は、中継が必要か否かを決定するために、設置場所にお
ける受信レベルを確認するなどしながら通信経路を決定
し、手動で各無線データ通信装置に前記通信経路に対応
する通信相手となる無線データ通信装置のユニットN
o.などを登録するといった必要があるために、作業が
面倒であるとともに、長時間を要するといった難点があ
った。
ムを構築する場合には、どこを中継するのか、あるい
は、中継が必要か否かを決定するために、設置場所にお
ける受信レベルを確認するなどしながら通信経路を決定
し、手動で各無線データ通信装置に前記通信経路に対応
する通信相手となる無線データ通信装置のユニットN
o.などを登録するといった必要があるために、作業が
面倒であるとともに、長時間を要するといった難点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みて為されたものであって、無線システムを構築する
際の通信経路を効率的に決定できる通信経路の決定方法
および該方法を用いた無線データ通信装置を提供するこ
とを目的とする。
鑑みて為されたものであって、無線システムを構築する
際の通信経路を効率的に決定できる通信経路の決定方法
および該方法を用いた無線データ通信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
を達成するために、次のように構成している。
【0005】すなわち、本発明の通信経路の決定方法
は、親局と複数の子局とから構成される無線システムに
おいて、親局が子局に対してテスト通信を要求し、子局
からのテスト通信の応答の有無によって通信経路を決定
する通信経路の決定方法であって、親局は、子局に対し
てテスト通信を要求し、テスト通信の応答の有った子局
については通信経路を決定し、テスト通信の応答のなか
った子局が存在するときには、通信経路が決定された子
局を中継局としてテスト通信を要求し、中継局を介して
テスト通信の応答のあった子局については、通信経路を
決定し、テスト通信の応答のなかった子局が存在すると
きには、通信経路が決定された子局を中継局に追加して
テスト通信を要求するという動作を繰り返して通信経路
を決定するものである。
は、親局と複数の子局とから構成される無線システムに
おいて、親局が子局に対してテスト通信を要求し、子局
からのテスト通信の応答の有無によって通信経路を決定
する通信経路の決定方法であって、親局は、子局に対し
てテスト通信を要求し、テスト通信の応答の有った子局
については通信経路を決定し、テスト通信の応答のなか
った子局が存在するときには、通信経路が決定された子
局を中継局としてテスト通信を要求し、中継局を介して
テスト通信の応答のあった子局については、通信経路を
決定し、テスト通信の応答のなかった子局が存在すると
きには、通信経路が決定された子局を中継局に追加して
テスト通信を要求するという動作を繰り返して通信経路
を決定するものである。
【0006】請求項2の本発明の通信経路の決定方法
は、請求項1の構成において、子局は、テスト通信の要
求信号の受信レベルを測定するとともに、測定した受信
レベルをテスト通信の応答信号に含めて送信し、親局
は、前記受信レベルに基づいて、通信経路を決定するも
のである。
は、請求項1の構成において、子局は、テスト通信の要
求信号の受信レベルを測定するとともに、測定した受信
レベルをテスト通信の応答信号に含めて送信し、親局
は、前記受信レベルに基づいて、通信経路を決定するも
のである。
【0007】請求項3の本発明の通信経路の決定方法
は、請求項1または2の構成において、前記親局は、送
信先および送信順のデータを含むテスト通信の要求信号
を送信し、テスト通信に応答する前記子局は、前記送信
順を逆にした送信順のデータを含むテスト通信の応答信
号を送信するものである。
は、請求項1または2の構成において、前記親局は、送
信先および送信順のデータを含むテスト通信の要求信号
を送信し、テスト通信に応答する前記子局は、前記送信
順を逆にした送信順のデータを含むテスト通信の応答信
号を送信するものである。
【0008】請求項4の本発明の通信経路の決定方法
は、請求項3の構成において、前記子局は、送信順の最
後が自局でないときには、送信順に従って送信先を、次
の子局に変更して信号を中継するものである。
は、請求項3の構成において、前記子局は、送信順の最
後が自局でないときには、送信順に従って送信先を、次
の子局に変更して信号を中継するものである。
【0009】請求項5の本発明の無線データ通信装置
は、テスト通信の要求信号を子局に対して送信し、テス
ト通信の応答の有った子局については通信経路を決定
し、テスト通信の応答のなかった子局が存在するときに
は、通信経路が決定された子局を中継局としてテスト通
信の要求信号を送信し、中継局を介してテスト通信の応
答のあった子局については、通信経路を決定し、テスト
通信の応答のなかった子局が存在するときには、通信経
路が決定された子局を中継局に追加してテスト通信の要
求信号を送信するという動作を繰り返して通信経路を決
定するものである。
は、テスト通信の要求信号を子局に対して送信し、テス
ト通信の応答の有った子局については通信経路を決定
し、テスト通信の応答のなかった子局が存在するときに
は、通信経路が決定された子局を中継局としてテスト通
信の要求信号を送信し、中継局を介してテスト通信の応
答のあった子局については、通信経路を決定し、テスト
通信の応答のなかった子局が存在するときには、通信経
路が決定された子局を中継局に追加してテスト通信の要
求信号を送信するという動作を繰り返して通信経路を決
定するものである。
【0010】請求項1の本発明によれば、テスト通信が
可能な子局については通信経路を決定し、テスト通信が
不可能な子局があるときには、中継局を介してテスト通
信が可能か否かを判定し、中継局を介してテスト通信が
可能な子局については中継局を介した通信経路を決定
し、中継局を介してテスト通信が不可能な子局があると
きには、さらに中継局を追加してテスト通信が可能か否
かを判定するという動作を繰り返して通信経路を決定す
るので、無線システムを構築する際の通信経路の決定を
自動的に行えることになる。
可能な子局については通信経路を決定し、テスト通信が
不可能な子局があるときには、中継局を介してテスト通
信が可能か否かを判定し、中継局を介してテスト通信が
可能な子局については中継局を介した通信経路を決定
し、中継局を介してテスト通信が不可能な子局があると
きには、さらに中継局を追加してテスト通信が可能か否
かを判定するという動作を繰り返して通信経路を決定す
るので、無線システムを構築する際の通信経路の決定を
自動的に行えることになる。
【0011】請求項2の本発明によれば、子局は、テス
ト通信の要求信号の受信レベルを測定して親局に送信
し、親局は、この受信レベルに基づいて、通信経路を決
定するので、受信レベルが大きくなるように通信経路を
決定することができる。
ト通信の要求信号の受信レベルを測定して親局に送信
し、親局は、この受信レベルに基づいて、通信経路を決
定するので、受信レベルが大きくなるように通信経路を
決定することができる。
【0012】請求項3の本発明によれば、親局は、送信
先および送信順のデータを含むテスト通信の要求信号を
送信し、子局は、前記送信順を逆にした送信順のデータ
を含むテスト通信の応答信号を送信するので、送信順の
データに基づいて、要求信号および応答信号が円滑に中
継されて親局あるいは子局に送信されることになる。
先および送信順のデータを含むテスト通信の要求信号を
送信し、子局は、前記送信順を逆にした送信順のデータ
を含むテスト通信の応答信号を送信するので、送信順の
データに基づいて、要求信号および応答信号が円滑に中
継されて親局あるいは子局に送信されることになる。
【0013】請求項4の本発明によれば、子局は、送信
順の最後が自局でないときには、送信順に従って送信先
を、次の子局に変更して信号を中継するので、円滑に中
継動作が行われることになる。
順の最後が自局でないときには、送信順に従って送信先
を、次の子局に変更して信号を中継するので、円滑に中
継動作が行われることになる。
【0014】請求項5の本発明によれば、テスト通信が
可能な子局については通信経路を決定し、テスト通信が
不可能な子局があるときには、中継局を介してテスト通
信が可能か否かを判定し、中継局を介してテスト通信が
可能な子局については通信経路を決定し、中継局を介し
てテスト通信が不可能な子局があるときには、さらに中
継局を追加してテスト通信が可能か否かを判定するとい
う動作を繰り返して通信経路を決定するので、無線シス
テムを構築する際の通信経路の決定を自動的に行えるこ
とになる。
可能な子局については通信経路を決定し、テスト通信が
不可能な子局があるときには、中継局を介してテスト通
信が可能か否かを判定し、中継局を介してテスト通信が
可能な子局については通信経路を決定し、中継局を介し
てテスト通信が不可能な子局があるときには、さらに中
継局を追加してテスト通信が可能か否かを判定するとい
う動作を繰り返して通信経路を決定するので、無線シス
テムを構築する際の通信経路の決定を自動的に行えるこ
とになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面によって、本発明の実
施の形態について、詳細に説明する。
施の形態について、詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一つの実施の形態に係る
無線システムにおける通信経路の決定方法を説明するた
めの構成図である。
無線システムにおける通信経路の決定方法を説明するた
めの構成図である。
【0017】この実施の形態の無線システムは、本発明
の無線データ通信装置からなる親局1と、同じく本発明
の無線データ通信装置からなる複数、この実施の形態で
は、6つの第1〜第6子局21〜26とを備えており、各
局間を無線で通信するものである。なお、この図1の各
局1,21〜26には、後述のユニットNO.「00」〜
「06」を併せて示している。
の無線データ通信装置からなる親局1と、同じく本発明
の無線データ通信装置からなる複数、この実施の形態で
は、6つの第1〜第6子局21〜26とを備えており、各
局間を無線で通信するものである。なお、この図1の各
局1,21〜26には、後述のユニットNO.「00」〜
「06」を併せて示している。
【0018】図2は、図1の親局1あるいは子局21〜
26を構成する無線データ通信装置の要部のブロック図
である。
26を構成する無線データ通信装置の要部のブロック図
である。
【0019】この実施の形態の無線データ通信装置は、
アンテナ3からの受信信号が与えられる受信回路4と、
受信回路4の出力を検波する検波回路5と、この検波回
路5の出力を2値化して受信データとして出力する2値
化回路6と、この2値化回路6からの受信データおよび
検波回路5内の受信レベルを検出するS(シグナル)メ
ータの出力が与えられるとともに、後述のように通信経
路決定のための通信制御を行うMPU7と、このMPU
7からの送信データが与えられるローパスフィルタ8
と、このローパスフィルタ8の出力を変調する送信回路
9とを備えている。
アンテナ3からの受信信号が与えられる受信回路4と、
受信回路4の出力を検波する検波回路5と、この検波回
路5の出力を2値化して受信データとして出力する2値
化回路6と、この2値化回路6からの受信データおよび
検波回路5内の受信レベルを検出するS(シグナル)メ
ータの出力が与えられるとともに、後述のように通信経
路決定のための通信制御を行うMPU7と、このMPU
7からの送信データが与えられるローパスフィルタ8
と、このローパスフィルタ8の出力を変調する送信回路
9とを備えている。
【0020】この無線データ通信装置は、ユニットN
o.を設定するための図示しない設定スイッチを備えて
おり、親局には、ユニットNo.「00」が設定され、
各子局には、ユニットNo.「01」〜「60」のいず
れかが設定される。
o.を設定するための図示しない設定スイッチを備えて
おり、親局には、ユニットNo.「00」が設定され、
各子局には、ユニットNo.「01」〜「60」のいず
れかが設定される。
【0021】図1の無線システムにおいては、親局1に
は、上述のように、ユニットNo.「00」が設定さ
れ、第1〜第6子局21〜26には、親局1に近い順に、
ユニットNo.「01」〜「06」がそれぞれ設定され
ている。また、親局1には、初期設定時に、ユニットN
o.「01」〜「06」の第1〜第6子局21〜26が存
在することが登録される。
は、上述のように、ユニットNo.「00」が設定さ
れ、第1〜第6子局21〜26には、親局1に近い順に、
ユニットNo.「01」〜「06」がそれぞれ設定され
ている。また、親局1には、初期設定時に、ユニットN
o.「01」〜「06」の第1〜第6子局21〜26が存
在することが登録される。
【0022】また、この無線データ通信装置は、パソコ
ンなどにRS−232Cケーブルを介して接続するため
のRS−232Cコネクタおよびそのインタフェース回
路を備えており、後述のように決定された通信経路テー
ブルをパソコン等に呼び出して表示できるようになって
いる。
ンなどにRS−232Cケーブルを介して接続するため
のRS−232Cコネクタおよびそのインタフェース回
路を備えており、後述のように決定された通信経路テー
ブルをパソコン等に呼び出して表示できるようになって
いる。
【0023】この無線データ通信装置では、MPU7
は、検波回路5からの受信レベルに対応したSメータの
出力を、予め定めた閾値と比較することにより、受信レ
ベルを「1」〜「3」の三段階で判別する。
は、検波回路5からの受信レベルに対応したSメータの
出力を、予め定めた閾値と比較することにより、受信レ
ベルを「1」〜「3」の三段階で判別する。
【0024】この実施の形態の通信経路の決定方法で
は、通信経路を効率的に決定するために、次のようにし
ている。
は、通信経路を効率的に決定するために、次のようにし
ている。
【0025】先ず、上述のように、親局1の無線データ
通信装置に、ユニットNo.「00」を設定するととも
に、接続される子局のユニットNo.「01」〜「0
6」を予め登録し、各子局21〜26についても、その設
置箇所が親局1に近い順に、ユニットNo.「01」〜
「06」がそれぞれ設定される。
通信装置に、ユニットNo.「00」を設定するととも
に、接続される子局のユニットNo.「01」〜「0
6」を予め登録し、各子局21〜26についても、その設
置箇所が親局1に近い順に、ユニットNo.「01」〜
「06」がそれぞれ設定される。
【0026】その後、親局1を自動経路決定モードに設
定する。これによって、親局1は、各子局21〜26に対
してテスト通信を要求し、以下のようにして通信経路を
自動的に決定するものである。
定する。これによって、親局1は、各子局21〜26に対
してテスト通信を要求し、以下のようにして通信経路を
自動的に決定するものである。
【0027】(a) 先ず、親局1から直接通信できる
範囲の通信経路を決定する。
範囲の通信経路を決定する。
【0028】この場合、親局1から全ての子局21〜26
に対してテスト通信を順番に要求する。
に対してテスト通信を順番に要求する。
【0029】親局1が、先ず、図3に示されるように、
ユニットNo.「01」の第1子局21にテストリンク
要求コマンドを送信する。
ユニットNo.「01」の第1子局21にテストリンク
要求コマンドを送信する。
【0030】そのコマンドには、送信先のユニットN
o.、送信順のユニットNo.が含まれており、この場
合には、送信先は、第1子局21のユニットNo.「0
1」となり、送信順のユニットNo.は、「00,0
1」となる。送信順の最初のユニットNo.が送信元、
最後のユニットNo.が最終送信先であり、この場合
は、送信元のユニットNo.は、親局1である「00」
となり、最終送信先のユニットNo.は、第1子局21
のユニットNo.「01」となる。
o.、送信順のユニットNo.が含まれており、この場
合には、送信先は、第1子局21のユニットNo.「0
1」となり、送信順のユニットNo.は、「00,0
1」となる。送信順の最初のユニットNo.が送信元、
最後のユニットNo.が最終送信先であり、この場合
は、送信元のユニットNo.は、親局1である「00」
となり、最終送信先のユニットNo.は、第1子局21
のユニットNo.「01」となる。
【0031】送信先のユニットNo.が自局のユニット
No.と同じであって、かつ、最終送信先のユニットN
o.が、自局のユニットNo.と同じである自局宛のリ
ンク要求コマンドを受け取った第1子局21は、リンク
応答すべであると判定し、リンク要求コマンドの受信レ
ベルを測定して3段階で判別し、判別された受信レベル
を、テストリンク応答に含めて送信元へ返す。
No.と同じであって、かつ、最終送信先のユニットN
o.が、自局のユニットNo.と同じである自局宛のリ
ンク要求コマンドを受け取った第1子局21は、リンク
応答すべであると判定し、リンク要求コマンドの受信レ
ベルを測定して3段階で判別し、判別された受信レベル
を、テストリンク応答に含めて送信元へ返す。
【0032】そのとき、送信先は、受け取ったテストリ
ンク要求の送信順の自局の前の局、この場合は親局1の
ユニットNo.「00」とし、また、送信順は、リンク
要求の逆にの順、すなわち、「01,00」に変更して
応答を返す。
ンク要求の送信順の自局の前の局、この場合は親局1の
ユニットNo.「00」とし、また、送信順は、リンク
要求の逆にの順、すなわち、「01,00」に変更して
応答を返す。
【0033】親局1は、テストリンク応答を受信し、そ
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局とは直接通信するように通信経路を決定す
る。
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局とは直接通信するように通信経路を決定す
る。
【0034】以下、同様にして、第2〜第6子局22〜
26に対してテスト通信を順番に要求し、一定期間リス
ポンスが帰ってこない場合は、その子局との通信は、不
可とみなして次の子局にテスト要求コマンドを送信す
る。
26に対してテスト通信を順番に要求し、一定期間リス
ポンスが帰ってこない場合は、その子局との通信は、不
可とみなして次の子局にテスト要求コマンドを送信す
る。
【0035】以上のようにして各子局21〜26に対して
テスト通信を順番に要求し、応答のあった子局との間で
通信経路を決定するのである。
テスト通信を順番に要求し、応答のあった子局との間で
通信経路を決定するのである。
【0036】例えば、図1の構成の場合は、ユニットN
o.「01」「02」の第1,第2子局21,22が直接
親局1と通信可能であり、ユニットNo.「03」〜
「06」の第3〜第6子局23〜26は、通信できない。
このとき、親局1では、通信可否および通信レベルを表
す下記の表1が作成される。
o.「01」「02」の第1,第2子局21,22が直接
親局1と通信可能であり、ユニットNo.「03」〜
「06」の第3〜第6子局23〜26は、通信できない。
このとき、親局1では、通信可否および通信レベルを表
す下記の表1が作成される。
【0037】
【表1】
【0038】この表1によって、親局1では、さらに下
記の表2のように中継経路を示す経路テーブルの一部が
作成される。この表2において、PRE UNITと
は、どの子局あるいは親局に接続されているかを示す。
この表2においては、ユニットNo.「01」「02」
の第1,第2子局21,22が親局1に接続されているこ
とを示している。
記の表2のように中継経路を示す経路テーブルの一部が
作成される。この表2において、PRE UNITと
は、どの子局あるいは親局に接続されているかを示す。
この表2においては、ユニットNo.「01」「02」
の第1,第2子局21,22が親局1に接続されているこ
とを示している。
【0039】
【表2】
【0040】つまり、図4の矢符に示されるように、通
信経路が決定したことになる。
信経路が決定したことになる。
【0041】(b)次に、親局1から通信可能な第1,
第2子局21,22を一段中継局として、経路が決定され
ていない全ての子局23〜26に対してテスト通信の要求
を行う。
第2子局21,22を一段中継局として、経路が決定され
ていない全ての子局23〜26に対してテスト通信の要求
を行う。
【0042】例えば、親局1から第2子局22を介して
第4子局24に対して、テストリンク要求コマンドを送
信し、第4子局24からリンク応答を受け取る場合につ
いて、図5に基づいて説明する。
第4子局24に対して、テストリンク要求コマンドを送
信し、第4子局24からリンク応答を受け取る場合につ
いて、図5に基づいて説明する。
【0043】親局1は、テストリンク要求コマンドに、
送信先のユニットNo.、この場合は、第2子局22を
中継するので、「02」とし、送信順のユニットNo.
を、「00,02,04」として送信する。
送信先のユニットNo.、この場合は、第2子局22を
中継するので、「02」とし、送信順のユニットNo.
を、「00,02,04」として送信する。
【0044】ユニットNo.2の子局22は、テストリ
ンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「02」
であるので、自局宛であると判定し、さらに、送信順の
最後のユニットNo.である最終送信先が「04」であ
って自局宛でないと判定し、送信先のユニットNo.を
自局の次の順番の「04」とし、送信順を含むテストリ
ンク要求コマンドを中継する。
ンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「02」
であるので、自局宛であると判定し、さらに、送信順の
最後のユニットNo.である最終送信先が「04」であ
って自局宛でないと判定し、送信先のユニットNo.を
自局の次の順番の「04」とし、送信順を含むテストリ
ンク要求コマンドを中継する。
【0045】一方、ユニットNo.4の子局24は、テ
ストリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が
「04」であるので、自局宛であると判定し、さらに、
送信順の最後のユニットNo.である最終送信先が「0
4」であるので、最終的に自局宛であってテストリンク
の応答を行うべきであると判定し、測定したテストリン
ク要求コマンドの受信レベルと共に、送信先のユニット
No.を、自局の前の第2子局22のユニットNo.
「02」とし、送信順のユニットNo.を、「04,0
2,00」と逆にしてテストリンク応答を送信する。
ストリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が
「04」であるので、自局宛であると判定し、さらに、
送信順の最後のユニットNo.である最終送信先が「0
4」であるので、最終的に自局宛であってテストリンク
の応答を行うべきであると判定し、測定したテストリン
ク要求コマンドの受信レベルと共に、送信先のユニット
No.を、自局の前の第2子局22のユニットNo.
「02」とし、送信順のユニットNo.を、「04,0
2,00」と逆にしてテストリンク応答を送信する。
【0046】ユニットNo.2の子局は、テストリンク
応答の送信先のユニットNo.が「02」であるので、
自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が「00」
であって最終的に自局宛でないと判定し、送信先のユニ
ットNo.を自局の次の「00」とし、送信順、受信レ
ベルを含むテストリンク応答を中継する。
応答の送信先のユニットNo.が「02」であるので、
自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が「00」
であって最終的に自局宛でないと判定し、送信先のユニ
ットNo.を自局の次の「00」とし、送信順、受信レ
ベルを含むテストリンク応答を中継する。
【0047】親局1は、テストリンク応答を受信し、そ
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局24とは中継局22を介した通信経路を決定
する。
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局24とは中継局22を介した通信経路を決定
する。
【0048】以下、同様にして、第2子局22を介して
その他の子局23,25,26とのテスト通信を要求し、
さらに、第1子局21を介して各子局23〜26とのテス
ト通信を要求する。
その他の子局23,25,26とのテスト通信を要求し、
さらに、第1子局21を介して各子局23〜26とのテス
ト通信を要求する。
【0049】一定期間リスポンスが帰ってこない場合
は、その子局との送信は、不可とみなして次の子局にテ
スト要求コマンドを送信する。
は、その子局との送信は、不可とみなして次の子局にテ
スト要求コマンドを送信する。
【0050】例えば、図1の構成の場合は、親局1で
は、通信可否および通信レベルを表す下記の表3が作成
される。
は、通信可否および通信レベルを表す下記の表3が作成
される。
【0051】
【表3】
【0052】第1子局21を中継する場合も、第2子局
22を中継する場合も、第3,第4子局23,24が通信
可能となり、第5,第6子局25,26は、通信できない
ということになる。
22を中継する場合も、第3,第4子局23,24が通信
可能となり、第5,第6子局25,26は、通信できない
ということになる。
【0053】この表3によって、下記の表4のように中
継経路を示す経路テーブルの一部が親局1で作成され
る。このとき、第3,第4子局23,24は、第1,第2
子局21,22のいずれを中継局としても中継可能である
が、第2子局22を中継した方が、通信レベルが大きく
なるので、第2子局22を中継するように選択する。
継経路を示す経路テーブルの一部が親局1で作成され
る。このとき、第3,第4子局23,24は、第1,第2
子局21,22のいずれを中継局としても中継可能である
が、第2子局22を中継した方が、通信レベルが大きく
なるので、第2子局22を中継するように選択する。
【0054】この表4においては、第3,第4子局
23,24が、第2子局22に接続されていることを示し
ている。
23,24が、第2子局22に接続されていることを示し
ている。
【0055】
【表4】
【0056】つまり、図6の矢符に示されるように、通
信経路が決定したことになる。
信経路が決定したことになる。
【0057】(c)次に、親局1から2段中継で通信す
る範囲の通信経路の決定について説明する。
る範囲の通信経路の決定について説明する。
【0058】親局1から通信可能な子局22,23;
22,24を2段の中継局として、経路が決定していない
全ての子局25,26にテスト通信の要求を順番に行う。
22,24を2段の中継局として、経路が決定していない
全ての子局25,26にテスト通信の要求を順番に行う。
【0059】例えば、親局1から第2,第3子局22,
23を介して第5子局25に対して、テストリンク要求コ
マンドを送信し、第5子局25からリンク応答を受け取
る場合について、図7に基づいて説明する。
23を介して第5子局25に対して、テストリンク要求コ
マンドを送信し、第5子局25からリンク応答を受け取
る場合について、図7に基づいて説明する。
【0060】親局1は、テストリンク要求コマンドにお
いて、送信先のユニットNo.を「02」とし、送信順
のユニットNo.を、「00,02,03,05」とし
て送信する。
いて、送信先のユニットNo.を「02」とし、送信順
のユニットNo.を、「00,02,03,05」とし
て送信する。
【0061】ユニットNo.2の第2子局22は、テス
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「0
2」であるので、自局宛であると判定し、さらに、最終
送信先が「05」であって最終的に自局宛でないと判定
し、送信先のユニットNo.を自局の次のユニットN
o.「03」とし、送信順を含むテストリンク要求コマ
ンドを中継する。
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「0
2」であるので、自局宛であると判定し、さらに、最終
送信先が「05」であって最終的に自局宛でないと判定
し、送信先のユニットNo.を自局の次のユニットN
o.「03」とし、送信順を含むテストリンク要求コマ
ンドを中継する。
【0062】ユニットNo.3の第3子局23は、テス
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「0
3」であるので、自局宛であると判定し、さらに、最終
送信先が「05」であって最終的に自局宛でないと判定
し、送信先のユニットNo.を自局の次のユニットN
o.「05」とし、送信順を含むテストリンク要求コマ
ンドを中継する。
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「0
3」であるので、自局宛であると判定し、さらに、最終
送信先が「05」であって最終的に自局宛でないと判定
し、送信先のユニットNo.を自局の次のユニットN
o.「05」とし、送信順を含むテストリンク要求コマ
ンドを中継する。
【0063】ユニットNo.5の第5子局25は、テス
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「0
5」であるので、自局宛であると判定し、さらに、送信
順の最後のユニットNo.である最終送信先が「05」
であるので、テストリンクの応答を行うべきであると判
定し、測定したテストリンク要求コマンドの受信レベル
と共に、送信先のユニットNo.を、自局の前のユニッ
トNo.「03」とし、送信順のユニットNo.を、
「05,03,02,00」と逆にしてテストリンク応
答を送信する。
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「0
5」であるので、自局宛であると判定し、さらに、送信
順の最後のユニットNo.である最終送信先が「05」
であるので、テストリンクの応答を行うべきであると判
定し、測定したテストリンク要求コマンドの受信レベル
と共に、送信先のユニットNo.を、自局の前のユニッ
トNo.「03」とし、送信順のユニットNo.を、
「05,03,02,00」と逆にしてテストリンク応
答を送信する。
【0064】ユニットNo.2の第2子局22は、テス
トリンク応答の送信先のユニットNo.が「02」であ
るので、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が
「00」であって自局宛でないと判定し、送信先のユニ
ットNo.を自局の次のユニットNo.「03」とし、
送信順、受信レベルを含むテストリンク応答を中継す
る。
トリンク応答の送信先のユニットNo.が「02」であ
るので、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が
「00」であって自局宛でないと判定し、送信先のユニ
ットNo.を自局の次のユニットNo.「03」とし、
送信順、受信レベルを含むテストリンク応答を中継す
る。
【0065】ユニットNo.3の第3子局23は、テス
トリンク応答の送信先のユニットNo.が「03」であ
るので、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が
「00」であって自局宛でないと判定し、送信先のユニ
ットNo.を自局の次のユニットNo.「00」とし、
送信順、受信レベルを含むテストリンク応答を中継す
る。
トリンク応答の送信先のユニットNo.が「03」であ
るので、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が
「00」であって自局宛でないと判定し、送信先のユニ
ットNo.を自局の次のユニットNo.「00」とし、
送信順、受信レベルを含むテストリンク応答を中継す
る。
【0066】親局1は、テストリンク応答を受信し、そ
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局25とは中継局22,23を介した通信経路
を決定する。
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局25とは中継局22,23を介した通信経路
を決定する。
【0067】以下、同様にして、第2,第3子局22,
23を介して第6子局26にテスト通信を要求し、さら
に、第2,第4子局22,24を介して第5,第6子局2
6にテスト通信を要求する。
23を介して第6子局26にテスト通信を要求し、さら
に、第2,第4子局22,24を介して第5,第6子局2
6にテスト通信を要求する。
【0068】一定期間リスポンスが帰ってこない場合
は、その子局との送信は、不可とみなして次の子局にテ
スト要求コマンドを送信する。
は、その子局との送信は、不可とみなして次の子局にテ
スト要求コマンドを送信する。
【0069】例えば、図1の構成の場合は、親局1で
は、通信可否および通信レベルを表す下記の表5が作成
される。第5子局25は、第3子局23または第4子局2
4のどちらを中継局としても中継可能であって通信レベ
ルが同じである。この場合は、例えば、ユニットNo.
の小さい局を選択する。
は、通信可否および通信レベルを表す下記の表5が作成
される。第5子局25は、第3子局23または第4子局2
4のどちらを中継局としても中継可能であって通信レベ
ルが同じである。この場合は、例えば、ユニットNo.
の小さい局を選択する。
【0070】
【表5】
【0071】この表5によって、親局1では、下記の表
6のように中継経路を示す経路テーブルが作成される。
6のように中継経路を示す経路テーブルが作成される。
【0072】この表6においては、第5子局25が、第
3子局23に接続されていることを示している。
3子局23に接続されていることを示している。
【0073】
【表6】
【0074】つまり、図1の無線システムにおいては、
図8の矢符に示されるように、通信経路が最終的に決定
したことになる。
図8の矢符に示されるように、通信経路が最終的に決定
したことになる。
【0075】なお、第6子局26は、通信不能であるの
で、中継用の子局を追加し、あるいは、第6子局26の
設置箇所を変更して再度通信経路を決定するなどの措置
をとることになる。
で、中継用の子局を追加し、あるいは、第6子局26の
設置箇所を変更して再度通信経路を決定するなどの措置
をとることになる。
【0076】また、以上の通信経路の決定方法を、三段
以上の中継に適用する場合も、上述と同様に、行うこと
ができる。
以上の中継に適用する場合も、上述と同様に、行うこと
ができる。
【0077】図9は、三段以上の中継に適用する場合を
示す図である。
示す図である。
【0078】親局1からユニットNO.「1st」から
「LAST−1」までの複数の子局21〜2n-1を介して
ユニットNO.「LAST」の最終子局2nに対して、
テストリンク要求コマンドを送信し、最終子局2nから
テストリンク応答を受ける場合を説明する。
「LAST−1」までの複数の子局21〜2n-1を介して
ユニットNO.「LAST」の最終子局2nに対して、
テストリンク要求コマンドを送信し、最終子局2nから
テストリンク応答を受ける場合を説明する。
【0079】親局1は、テストリンク要求コマンドに、
送信先のユニットNo.を「1st」とし、送信順のユ
ニットNo.を、「00,1st,2nd,…LAST
−1,LAST」として送信する。
送信先のユニットNo.を「1st」とし、送信順のユ
ニットNo.を、「00,1st,2nd,…LAST
−1,LAST」として送信する。
【0080】ユニットNo.1stの子局21は、テス
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「1
st」であるので、自局宛であると判定し、さらに、最
終送信先が「LAST」であって自局宛でないと判定
し、送信先のユニットNo.を自局の次の「2nd」と
し、送信順を含むテストリンク要求コマンドを中継す
る。
トリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が「1
st」であるので、自局宛であると判定し、さらに、最
終送信先が「LAST」であって自局宛でないと判定
し、送信先のユニットNo.を自局の次の「2nd」と
し、送信順を含むテストリンク要求コマンドを中継す
る。
【0081】以下、順次同様にして、テストリンク要求
コマンドを中継し、最終子局の手前の局2n-1では、テ
ストリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が
「LAST−1」であるので、自局宛であると判定し、
さらに、最終送信先が「LAST」であって自局宛でな
いと判定し、送信先のユニットNo.を自局の次の「L
AST」とし、送信順を含むテストリンク要求コマンド
を中継する。
コマンドを中継し、最終子局の手前の局2n-1では、テ
ストリンク要求コマンドの送信先のユニットNo.が
「LAST−1」であるので、自局宛であると判定し、
さらに、最終送信先が「LAST」であって自局宛でな
いと判定し、送信先のユニットNo.を自局の次の「L
AST」とし、送信順を含むテストリンク要求コマンド
を中継する。
【0082】最終の子局2nは、テストリンク要求コマ
ンドの送信先のユニットNo.が「LAST」であるの
で、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が「L
AST」であるので、テストリンクの応答を行うべきで
あると判定し、測定したテストリンク要求コマンドの受
信レベルと共に、送信先のユニットNo.を、自局の前
の「LAST−1」とし、送信順のユニットNo.を、
「LAST,LAST−1,…2nd,1st,00」
と逆にしてテストリンク応答を送信する。
ンドの送信先のユニットNo.が「LAST」であるの
で、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先が「L
AST」であるので、テストリンクの応答を行うべきで
あると判定し、測定したテストリンク要求コマンドの受
信レベルと共に、送信先のユニットNo.を、自局の前
の「LAST−1」とし、送信順のユニットNo.を、
「LAST,LAST−1,…2nd,1st,00」
と逆にしてテストリンク応答を送信する。
【0083】最終局の手前の子局2n-1は、テストリン
ク応答の送信先のユニットNo.が「LAST−1」で
あるので、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先
が「00」であって自局宛でないと判定し、送信先のユ
ニットNo.を自局の次の「LAST−2」とし、送信
順、受信レベルを含むテストリンク応答を中継する。
ク応答の送信先のユニットNo.が「LAST−1」で
あるので、自局宛であると判定し、さらに、最終送信先
が「00」であって自局宛でないと判定し、送信先のユ
ニットNo.を自局の次の「LAST−2」とし、送信
順、受信レベルを含むテストリンク応答を中継する。
【0084】以下、順次同様にして、テストリンク応答
を中継し、最初の子局21では、テストリンク応答の送
信先のユニットNo.が「1st」であるので、自局宛
であると判定し、さらに、最終送信先が「00」であっ
て自局宛でないと判定し、送信先のユニットNo.を自
局の次の「00」とし、送信順、受信レベルを含むテス
トリンク応答を中継する。
を中継し、最初の子局21では、テストリンク応答の送
信先のユニットNo.が「1st」であるので、自局宛
であると判定し、さらに、最終送信先が「00」であっ
て自局宛でないと判定し、送信先のユニットNo.を自
局の次の「00」とし、送信順、受信レベルを含むテス
トリンク応答を中継する。
【0085】親局1は、テストリンク応答を受信し、そ
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局2nとは複数の中継局21〜2n-1を介した
通信経路を決定する。
れに含まれる受信レベルが、「1」以上であるときに
は、その子局2nとは複数の中継局21〜2n-1を介した
通信経路を決定する。
【0086】図10は、以上の通信経路決定のシーケン
スを示す図であり、先ず、親局を決定し(ステップn
1)、各子局のユニットNo.を決定し(ステップn
2)、親局および各子局を設置し(ステップn3)、親
局を自動経路決定モードに設定し(ステップn4)、こ
れによって、親局は、上述の手順で経路テーブルを作成
し、作成された通信経路テーブルを読み出して確認し
(ステップn6)、すべての子局が通信経路テーブルに
あるか否かを判断し(ステップn7)、あるときには、
終了し、ないとき、すなわち、通信経路テーブルにない
子局が存在するときには、例えば、2回目か否かを判断
し(ステップn8)、2回目でないときには、中継局を
追加してステップn5に戻り(ステップn9)、2回目
であるときには、その子局は通信できないと判断するの
である。
スを示す図であり、先ず、親局を決定し(ステップn
1)、各子局のユニットNo.を決定し(ステップn
2)、親局および各子局を設置し(ステップn3)、親
局を自動経路決定モードに設定し(ステップn4)、こ
れによって、親局は、上述の手順で経路テーブルを作成
し、作成された通信経路テーブルを読み出して確認し
(ステップn6)、すべての子局が通信経路テーブルに
あるか否かを判断し(ステップn7)、あるときには、
終了し、ないとき、すなわち、通信経路テーブルにない
子局が存在するときには、例えば、2回目か否かを判断
し(ステップn8)、2回目でないときには、中継局を
追加してステップn5に戻り(ステップn9)、2回目
であるときには、その子局は通信できないと判断するの
である。
【0087】なお、通信経路が決定した後には、その経
路を使用して通信が行われる。その際にも、送信先およ
び送信順のデータが、その他の通信データとともに送受
信され、決定された経路に従って通信が行われる。
路を使用して通信が行われる。その際にも、送信先およ
び送信順のデータが、その他の通信データとともに送受
信され、決定された経路に従って通信が行われる。
【0088】上述の実施の形態では、無線システムを構
成する子局が6つであったけれども、子局の台数は、上
述の実施の形態に限らず、また、テスト通信の要求に対
して、応答のない子局が存在しなくなったときには、そ
の時点で通信経路の決定が終了するのは、勿論である。
成する子局が6つであったけれども、子局の台数は、上
述の実施の形態に限らず、また、テスト通信の要求に対
して、応答のない子局が存在しなくなったときには、そ
の時点で通信経路の決定が終了するのは、勿論である。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テスト通
信が可能な子局については通信経路を決定し、テスト通
信が不可能な子局があるときには、中継局を介してテス
ト通信が可能か否かを判定し、中継局を介してテスト通
信が可能な子局については通信経路を決定し、中継局を
介してテスト通信が不可能な子局があるときには、さら
に中継局を追加してテスト通信が可能か否かを判定する
という動作を繰り返して通信経路を決定するので、無線
システムを構築する際の通信経路の決定を自動的に行え
ることになり、従来例のように、中継が必要か否かを決
定するために、設置場所における受信レベルを確認する
などしながら通信経路を決定するといった面倒な作業が
不要となる。
信が可能な子局については通信経路を決定し、テスト通
信が不可能な子局があるときには、中継局を介してテス
ト通信が可能か否かを判定し、中継局を介してテスト通
信が可能な子局については通信経路を決定し、中継局を
介してテスト通信が不可能な子局があるときには、さら
に中継局を追加してテスト通信が可能か否かを判定する
という動作を繰り返して通信経路を決定するので、無線
システムを構築する際の通信経路の決定を自動的に行え
ることになり、従来例のように、中継が必要か否かを決
定するために、設置場所における受信レベルを確認する
などしながら通信経路を決定するといった面倒な作業が
不要となる。
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る無線システム
の構成図である。
の構成図である。
【図2】図1の無線データ通信装置の要部のブロック図
である。
である。
【図3】親局と直接通信可能な経路を決定するためのテ
スト通信の説明図である。
スト通信の説明図である。
【図4】親局と直接通信可能な経路を示す図である。
【図5】親局と一段中継で通信可能な経路を決定するた
めのテスト通信の説明図である。
めのテスト通信の説明図である。
【図6】親局と一段中継で通信可能な経路を示す図であ
る。
る。
【図7】親局と二段中継で通信可能な経路を決定するた
めのテスト通信の説明図である。
めのテスト通信の説明図である。
【図8】親局と二段中継で通信可能な経路を示す図であ
る。
る。
【図9】親局と三段以上の中継で通信可能な経路を決定
するためのテスト通信の説明図である。
するためのテスト通信の説明図である。
【図10】通信経路決定のシーケンスを示す図である。
1 親局 21〜26 第1〜第6子局 4 受信回路 5 検波回路 7 MPU 9 送信回路
Claims (5)
- 【請求項1】 親局と複数の子局とから構成される無線
システムにおいて、親局が子局に対してテスト通信を要
求し、子局からのテスト通信の応答の有無によって通信
経路を決定する通信経路の決定方法であって、 親局は、子局に対してテスト通信を要求し、テスト通信
の応答の有った子局については通信経路を決定し、テス
ト通信の応答のなかった子局が存在するときには、通信
経路が決定された子局を中継局としてテスト通信を要求
し、中継局を介してテスト通信の応答のあった子局につ
いては、通信経路を決定し、テスト通信の応答のなかっ
た子局が存在するときには、通信経路が決定された子局
を中継局に追加してテスト通信を要求するという動作を
繰り返して通信経路を決定することを特徴とする通信経
路の決定方法。 - 【請求項2】 子局は、テスト通信の要求信号の受信レ
ベルを測定するとともに、測定した受信レベルをテスト
通信の応答信号に含めて送信し、親局は、前記受信レベ
ルに基づいて、通信経路を決定する請求項1記載の通信
経路の決定方法。 - 【請求項3】 前記親局は、送信先および送信順のデー
タを含むテスト通信の要求信号を送信し、テスト通信に
応答する前記子局は、前記送信順を逆にした送信順のデ
ータを含むテスト通信の応答信号を送信する請求項1ま
たは2記載の通信経路の決定方法。 - 【請求項4】 前記子局は、送信順の最後が自局でない
ときには、送信順に従って送信先を、次の子局に変更し
て信号を中継する請求項3記載の通信経路の決定方法。 - 【請求項5】 テスト通信の要求信号を子局に対して送
信し、テスト通信の応答の有った子局については通信経
路を決定し、テスト通信の応答のなかった子局が存在す
るときには、通信経路が決定された子局を中継局として
テスト通信の要求信号を送信し、中継局を介してテスト
通信の応答のあった子局については、通信経路を決定
し、テスト通信の応答のなかった子局が存在するときに
は、通信経路が決定された子局を中継局に追加してテス
ト通信の要求信号を送信するという動作を繰り返して通
信経路を決定することを特徴とする無線データ通信装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10043316A JPH11243354A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 通信経路の決定方法および無線データ通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10043316A JPH11243354A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 通信経路の決定方法および無線データ通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11243354A true JPH11243354A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12660412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10043316A Pending JPH11243354A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 通信経路の決定方法および無線データ通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11243354A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005018619A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Toshiba Corp | 航空管制システム |
US6993354B2 (en) | 2001-12-25 | 2006-01-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Radio communication method in a tree-structured radio communication terminal network |
JP2008108170A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動検針無線装置、自動検針無線システム及びそのプログラム |
JP2008533835A (ja) * | 2005-03-10 | 2008-08-21 | インターデイジタル テクノロジー コーポレーション | 宛先ノードベース測定および経路ベース測定をリクエストし、レポートし、収集する、マルチノード通信システムおよび方法 |
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JPH0897821A (ja) * | 1994-09-21 | 1996-04-12 | Hitachi Ltd | 無線データ通信方法および装置ならびに無線データ通信システム |
JPH08274777A (ja) * | 1995-03-29 | 1996-10-18 | Sharp Corp | 無線ローカルエリアネットワーク通信システム |
JPH098808A (ja) * | 1995-06-15 | 1997-01-10 | Sharp Corp | 無線通信システム |
WO1997013333A2 (en) * | 1995-09-30 | 1997-04-10 | Rural Radio Systems Limited | Distributed circuit switched radiocommunications network |
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1998
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