JP2004363784A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中継器1のデータ転送手段11Aにおいて、送信先アドレスとして自装置のMACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして子機3Aまたは3BのMACアドレスが付与されているデータを受信した際は、送信先アドレスを親機2のMACアドレスに置換するとともに、送信元アドレスを子機3Aまたは3B用の中継用MACアドレスに置換した後、当該データを送信する。また、送信先アドレスとして子機3Aまたは3Bの中継用MACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして親機2のMACアドレスが付与されているデータを受信した際は、送信先アドレスを子機3Aまたは3BのMACアドレスに置換するとともに、送信元アドレスを自装置のMACアドレスに置換した後、当該データを送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置に関し、特に有線回線や無線回線を介して相互に接続された複数の通信端末装置からなるデータ通信システムで用いられる通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有線回線や無線回線などの通信回線を介して相互に接続された複数の通信端末装置からなるデータ通信システムとして、各通信端末装置で取得されたデータを1つの通信端末装置へ収集するシステムがある(例えば、特許文献1など参照)。
【0003】
このような通信システムでは、本来、通信回線を介して、直接、データ通信可能な通信端末装置間で、通信信号の減衰やノイズ干渉により装置間における通信接続が不可能となる場合がある。例えば、既存のデータ通信システムのうち比較的遠い場所に新たな通信端末装置を増設したり、既設の通信端末装置の通信環境が悪化した場合には、通信接続が不可能となる。
このような場合には、中継器を設けて、これら装置間のデータ通信を中継する方法が考えられる。
【0004】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−168777号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のデータ通信システムでは、各通信端末装置からデータを収集する場合、これら通信端末装置には、特定の通信相手すなわちデータ収集先の通信端末装置とデータ通信が可能であればよいことから、特定の通信相手以外の通信端末装置、例えば中継器にデータ中継を依頼する機能を備えていない場合がある。
したがって、このようなデータ通信システムにおいて、中継器を用いる場合には、通信端末装置の大幅な変更、さらには中継器を用いる新たなシステムを導入する必要があり、通信不能な一部の通信端末装置への対応のため膨大なコスト負担や作業負担が必要となるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、比較的少ないコスト負担や作業負担で、通信可能エリアを拡大できる通信端末装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる通信端末装置は、予め個別のMACアドレスが付与された第1および第2の通信端末装置に接続されて、MACアドレスを用いたこれら装置間でのデータ通信を中継する通信端末装置において、送信先アドレスとして自装置のMACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして第1の通信端末装置のMACアドレスが付与されている第1のデータを受信した際は、送信先アドレスを第2の通信端末装置のMACアドレスに置換するとともに、送信元アドレスを第1の通信端末装置用の中継用MACアドレスに置換した後、当該データを送信し、送信先アドレスとして第1の通信端末装置の中継用MACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして第2の通信端末装置のMACアドレスが付与されている第2のデータを受信した際は、送信先アドレスを第1の通信端末装置のMACアドレスに置換するとともに、送信元アドレスを自装置のMACアドレスに置換した後、当該データを送信するデータ転送手段を備えるものである。
【0008】
中継用MACアドレスの管理については、第1の通信端末装置のMACアドレスを当該第1の通信端末装置に固有の管理情報と対応付けて管理するアドレス管理テーブルをさらに設け、データ転送手段で、第1のデータを受信した際、当該第1のデータの送信元アドレスを示すMACアドレスに対応する管理情報をアドレス管理テーブルから取得し、その管理情報により自装置のMACアドレスの一部を置換して中継用MACアドレスを生成し、第2のデータを受信した際、当該第2のデータの送信先アドレスを示すMACアドレスの一部から管理情報を取得するとともに、その管理情報に対応する第1の通信端末装置のMACアドレスをアドレス管理テーブルから取得するようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる通信端末装置について説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかる通信端末装置の構成を示すブロック図である。
以下では、本実施の形態にかかる通信端末装置が用いられるデータ通信システムとして、複数の通信端末装置3A,3B,3C(以下、子機という)と1つの通信端末装置2(以下、親機という)とが無線回線を介してデータ通信を行うことにより、各子機3から親機2が各種データを収集するデータ通信システムを例として説明する。
【0010】
この通信端末装置1(以下、中継器という)は、中継対象となる子機3A,3Bおよび親機2の双方と、無線回線を介して通信可能な場所に設置される。この場合、子機3A,3Bは、本来、通信圏内であれば親機2とデータ通信が可能であるが、親機2と距離が離れているため(通信圏外)無線信号が減衰して、直接、親機2とデータ通信できないものとする。なお、子機3Cは親機2との距離が比較的短く(通信圏内)、直接、親機2とデータ通信できる。
【0011】
この中継器1には、制御部11、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)12、および記憶部13が設けられている。
制御部11は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部13やCPU内部に予め格納されているプログラムを実行することにより、各種機能手段を実現する。
【0012】
この機能手段の1つとして、データ転送手段11Aがある。データ転送手段11は、中継対象となる子機3A,3Bからのデータを通信I/F部12で受信した場合、その送信先および送信元を示すMACアドレスを置換して通信I/F部12から親機2へ中継転送し、親機2からのデータを通信I/F部12で受信した場合、その送信先および送信元を示すMACアドレスを置換して通信I/F部12から子機3A,3Bへ中継転送する。
また、アドレス登録手段11Bは、中継対象となる子機3A,3BのMACアドレスの自装置に対する登録処理、および自装置および子機3A,3Bの中継用MACアドレスの親機2に対する登録処理を行う。
【0013】
通信I/F部12は、無線信号を送受信することにより、無線回線を介して子機3A,3Bおよび親機2と無線通信を行う回路部である。
記憶部13は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、子機3A,3Bの中継に用いるMACアドレスを管理するアドレス管理テーブル13Aのほか、自装置や親機2のMACアドレスなど、制御部11での処理に用いる各種情報を記憶する。メモリとしてCPUの内部メモリを用いてもよい。
表示部14は、LEDなどの表示器からなり、中継器1の動作状態を表示する回路部である。
操作入力部15は、DIPスイッチやキースイッチなどの操作スイッチからなり、各種操作入力を受け付けて制御部11へ出力する回路部である。
【0014】
このデータ通信システムでは、そのデータの送信元アドレスおよび送信先アドレスを示す情報として、MACアドレスを付与するものとなっている。図2に子機、親機および中継器の間で送受信されるデータの構成例を示す。このデータには、ヘッダ部51に、送信元装置を示す送信元MACアドレス52と送信先装置を示す送信先MACアドレスが記載される。また、データ部54には、子機3A〜3Cから親機2へ収集するデータなど各種データが記載される。
【0015】
本実施の形態におけるMAC(Media Access Control)アドレスは、通信回線(ネットワーク)に接続された各通信端末装置に固有のバイナリ情報であり、このMACアドレスを用いることにより対応する唯一の装置を特定できる。したがって、各装置間でデータ通信を行う場合には、送信元および送信先アドレスとして、それぞれ固有のMACアドレスを用いる必要がある。
各子機3A,3B,3C、親機2、および中継器1は、予め設定された自装置および通信相手のMACアドレスをデータに付与して送信する。また受信したデータのうち、送信先アドレスに自装置のMACアドレスが記載されている場合にのみ、そのデータが自装置宛のものと判断し、そのデータを取得して所定の処理を行うものとなっている。
【0016】
本実施の形態では、中継器1のデータ転送手段11Aにおいて、子機3A,3Bを中継する場合、これら子機3A,3Bごとに中継用MACアドレスを設けてアドレス管理テーブル13Aで管理し、子機3A,3Bから受信したデータについては、その送信先アドレスを親機2のMACアドレスに置換するとともに、その送信元アドレスを中継用MACアドレスに置換して親機2へ送信する。また、親機2から受信したデータについては、その送信先アドレスとして記載されている中継用MACアドレスに対応する子機のMACアドレスに置換するとともに、その送信元アドレスを中継器1のMACアドレスに置換して、子機3Aまたは子機3Bへ送信するようにしている。
これにより、子機3A,3Bに個別の中継用MACアドレスに基づき、親機2では、そのデータの本来の送信元子機を識別でき、中継器1では、そのデータの本来の送信先子機を識別できる。
【0017】
したがって、子機3A,3Bについては、通信相手として中継器1のMACアドレスを設定し、親機2については、通信相手として中継器1のMACアドレスおよび中継用MACアドレスを設定しておくだけで、子機3A,3Bから送信されたデータが中継器1により親機2へ中継転送されるとともに、親機2から送信されたデータが中継器1により子機3A,3Bへ中継転送される。なお、子機3Cには、従来と同様に、通信相手として親機2のMACアドレスを設定しておけばよい。
【0018】
また、本実施の形態では、図3に示すように、アドレス管理テーブル13Aで、中継対象となる子機3A,3BのMACアドレスを、各子機に固有の管理番号と対応付けて管理している。
データ転送手段11Aにおいて、子機3A,3Bからのデータを中継転送する場合には、そのデータの送信元アドレスから子機MACアドレスを取得し、その子機MACアドレスに対応する管理番号をアドレス管理テーブル13Aから取得する。そして、その管理番号で中継器1のMACアドレスの一部、例えば末尾桁を置換することにより、各子機3A,3Bに固有の中継用MACアドレスを生成している。
【0019】
また、親機2からのデータを中継転送する場合には、そのデータの送信先アドレスから中継用MACアドレスを取得し、その中継用MACアドレスの一部、例えば末尾桁から管理番号を取得し、その管理番号に対応する子機MACアドレスをアドレス管理テーブル13Aから取得している。
このように、中継器1で中継用MACアドレスを生成するようにしたので、中継対象となる子機が多数存在する場合でも、各子機の中継用MACアドレスを予め中継器1に設定する必要がなくなる。
【0020】
なお、図4に示すように、中継対象となる子機3A,3Bの中継用アドレスとして、これら子機3A,3Bごとに予め設定し、アドレス管理テーブル13Aで管理するようにしてもよい。
これにより、中継用MACアドレスの生成処理が不要となり、データ転送部11Aの処理を簡略化できる。
【0021】
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる通信端末装置の動作について説明する。図5は、本実施の形態にかかる通信端末装置の処理動作を示すシーケンス図である。
子機3Aから親機2へデータ(第1のデータ)を送信する場合、子機3Aは、自装置の通信相手として予め設定されている中継器1のMACアドレスを送信先アドレスとして当該データに付与するとともに、自装置のMACアドレスを送信元アドレスとして当該データに付与して送信する(ステップ100)。
【0022】
中継器1のデータ転送手段11Aは、通信I/F部12を介して子機3Aからのデータを受信し、そのデータの送信元アドレスに記載されている子機3AのMACアドレスを取得し、そのMACアドレスに対応する管理番号をアドレス管理テーブル13Aから取得する(ステップ101)。
次に、自装置のMACアドレスの末尾桁をその管理番号で置換することにより、子機3Aの中継用MACアドレスを生成する(ステップ102)。そして、そのデータの送信元アドレスを子機3Aの中継用MACアドレスで置換するとともに、送信先アドレスを親機2のMACアドレスで置換し(ステップ103)、アドレス置換後のデータを通信I/F部12から送信する。(ステップ104)。
このようにして、子機3Aから送信されたデータが中継器1で親機2へ中継転送される。
【0023】
また、親機2から子機3Aへデータ(第2のデータ)を送信する場合、親機2は、子機3Aの中継用MACアドレスを送信先アドレスとして当該データに付与するとともに、自装置のMACアドレスを送信元アドレスとして当該データに付与して送信する(ステップ110)。
中継器1のデータ転送手段11Aは、通信I/F部12を介して親機2からのデータを受信し、そのデータの送信先アドレスに記載されている子機3Aの中継用MACアドレスかの末尾桁から管理番号を取得し(ステップ111)、その管理番号に対応する子機3AのMACアドレスをアドレス管理テーブル13Aから取得する(ステップ112)。
【0024】
そして、そのデータの送信先アドレスを子機3AのMACアドレスで置換するとともに、送信元アドレスを中継器1のMACアドレスで置換し(ステップ113)、アドレス置換後のデータを通信I/F部12から送信する。(ステップ114)。
このようにして、親機2から送信されたデータが中継器1で子機3Aへ中継転送される。
【0025】
次に、図6を参照して、子機および中継器のMACアドレス登録処理について説明する。図6はMACアドレス登録処理を示すシーケンス図である。
中継器1で子機3A,3Bを中継する場合、中継器1のアドレス管理テーブル13Aに対して子機3A,3BのMACアドレスを登録する必要がある。また、親機2のアドレス管理テーブル(図示せず)に対しても、中継器1および子機3A,3Bの中継用MACアドレスを登録する必要がある。これらMACアドレス登録については手作業で実施してもよいが、ここでは、登録処理として自動で中継器1のアドレス登録手段11Bが行う場合について説明する。
【0026】
まず、中継器1の制御部11は、操作入力部15からの登録受付開始操作に応じて(ステップ120)、中継対象子機3A,3Bからのアドレス登録受付を開始し、表示部14で受付中を示す表示を開始する(ステップ121)。この後、子機3Aでの登録操作に応じて(ステップ122)、子機3Aから登録要求が送信される(ステップ123)。
中継器1のアドレス登録手段11Bでは、子機3Aからの登録要求を通信I/F部12を介して受け取り、その登録要求に付与されている送信元アドレスから子機3AのMACアドレスを取得し、そのMACアドレスを固有の管理番号と対応付けてアドレス管理テーブル13Aへ登録する(ステップ124)。
【0027】
そして、登録完了を示す登録応答を通信I/F部12から子機3Aへ送信する(ステップ125)。この後、操作入力部15からの受付終了操作に応じて(ステップ126)、アドレス登録受付処理を終了し、表示部14で受付中を示す表示を終了する(ステップ127)。
次に、アドレス登録手段11Bは、自装置のMACアドレスを親機2に登録するための登録要求を通信I/F部12から親機2へ送信する(ステップ130)。親機2は、この登録要求に応じて、その登録要求に付与されている中継器1のMACアドレスを、親機2のアドレス管理テーブル(図示せず)に登録し(ステップ131)、登録完了を示す登録応答を中継器1へ送信する(ステップ132)。
【0028】
これに応じて、中継器1のアドレス登録手段11Bは、アドレス管理テーブル13Aに登録された子機3AのMACアドレスに対応する管理番号と自装置のMACアドレスとから、子機3Aの中継用MACアドレスを生成し(ステップ133)、この中継用MACアドレスを親機2に登録するための登録要求を通信I/F部12から親機2へ送信する(ステップ134)。親機2は、この登録要求に応じて、その登録要求に付与されている子機3Aの中継用MACアドレスを、親機2のアドレス管理テーブル(図示せず)に登録し(ステップ135)、登録完了を示す登録応答を中継器1へ送信する(ステップ136)。
【0029】
これに応じて、中継器1のアドレス登録手段11Bは、親機2での登録結果を表示部14で表示し、一連のアドレス登録処理を終了する。
このようにして、中継器1のアドレス登録手段11Bで、子機MACアドレスの中継器1に対する登録と、中継器MACアドレスおよび子機中継用MACアドレスの親機2に対する登録とを自動的に行うようにしたので、中継器1の追加に伴う中継器1および親機2での煩雑なMACアドレス登録の作業負担を軽減できる。
【0030】
なお、以上では、中継器1として、中継転送専用の通信端末装置を用いた場合を例として説明したが、データを親機2へ送信する子機3A〜3Cに、データ中継転送機能として、データ転送手段11Aやアドレス管理テーブル13Aを設けて、子機3A〜3Cのいずれかまたは全部で中継器1の機能を兼用してもよい。
【0031】
また、以上では、各子機からのデータを無線回線を介して親機へ収集するデータ通信システムを例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、子機、親機、および中継器の間で用いるデータ通信手段としては、無線通信ではなく有線通信など他のデータ通信手段を用いてもよく、前述と同様の作用効果が得られる。また、子機のデータを親機で収集するのではなく、2つの通信端末装置間で所望のデータをやり取りする場合、あるいは親機から各子機へデータを配信する場合にも、本発明を適用でき、前述と同様の作用効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、データ転送手段において、送信先アドレスとして自装置のMACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして第1の通信端末装置のMACアドレスが付与されている第1のデータを受信した際は、送信先アドレスを第2の通信端末装置のMACアドレスに置換するとともに、送信元アドレスを第1の通信端末装置用の中継用MACアドレスに置換した後、当該データを送信し、送信先アドレスとして第1の通信端末装置の中継用MACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして第2の通信端末装置のMACアドレスが付与されている第2のデータを受信した際は、送信先アドレスを第1の通信端末装置のMACアドレスに置換するとともに、送信元アドレスを自装置のMACアドレスに置換した後、当該データを送信するようにしたものである。
【0033】
これにより、中継対象となる第1の通信端末装置については、通信相手として中継器となる通信端末装置のMACアドレスを設定しておくとともに、第2の通信端末装置については、通信相手として第1の通信端末装置の中継用MACアドレスを設定しておくだけで、これら第1の通信端末装置から送信されたデータが中継器となる通信端末装置で第2の通信端末装置へ中継転送されるとともに、第2の通信端末装置から送信されたデータが中継器となる通信端末装置により第1の通信端末装置へ中継転送される。
このため、中継器となる通信端末装置を追加するという比較的少ないコスト負担と、各通信端末装置のMACアドレスを設定するという軽微な作業負担で、既存のデータ通信システムの通信可能エリアを容易に拡大できるとともに、データ通信システムを柔軟に構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】子機、親機および中継器で送受信されるデータの構成例である。
【図3】アドレス管理テーブルの構成例である。
【図4】アドレス管理テーブルの他の構成例である。
【図5】データ中継転送処理を示すシーケンス図である。
【図6】MACアドレス登録処理を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…中継器(通信端末装置)、11…制御部、11A…データ転送手段、11B…アドレス登録手段、12…通信I/F部、13…記憶部、13A…アドレス管理テーブル、14…表示部、15…操作入力部、2…親機(通信端末装置)、3A,3B,3C…子機(通信端末装置)。
Claims (2)
- 予め個別のMACアドレスが付与された第1および第2の通信端末装置に接続されて、前記MACアドレスを用いたこれら装置間でのデータ通信を中継する通信端末装置において、
送信先アドレスとして自装置のMACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして前記第1の通信端末装置のMACアドレスが付与されている第1のデータを受信した際は、前記送信先アドレスを前記第2の通信端末装置のMACアドレスに置換するとともに、前記送信元アドレスを前記第1の通信端末装置用の中継用MACアドレスに置換した後、当該データを送信し、送信先アドレスとして前記第1の通信端末装置の中継用MACアドレスが付与されているとともに、送信元アドレスとして前記第2の通信端末装置のMACアドレスが付与されている第2のデータを受信した際は、前記送信先アドレスを前記第1の通信端末装置のMACアドレスに置換するとともに、前記送信元アドレスを自装置のMACアドレスに置換した後、当該データを送信するデータ転送手段を備えることを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1において、
前記第1の通信端末装置のMACアドレスを当該第1の通信端末装置に固有の管理情報と対応付けて管理するアドレス管理テーブルをさらに備え、
前記データ転送手段は、
前記第1のデータを受信した際、当該第1のデータの送信元アドレスを示すMACアドレスに対応する管理情報を前記アドレス管理テーブルから取得し、その管理情報により自装置のMACアドレスの一部を置換して前記中継用MACアドレスを生成し、前記第2のデータを受信した際、当該第2のデータの送信先アドレスを示すMACアドレスの一部から管理情報を取得するとともに、その管理情報に対応する前記第1の通信端末装置のMACアドレスを前記アドレス管理テーブルから取得することを特徴とする通信端末装置。
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