JP4581791B2 - 電話システムおよび無線基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電話制御技術に関し、特に電話システムの内線電話機として、無線基地局装置から無線伝送路を介してカールコードレス電話機を接続する無線制御技術に関する。
公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)やISDN(Integrated Services Digital Network)、さらにはIP電話網などの電話網に接続される電話システムとして、無線基地局装置から無線伝送路を介して内線無線端末と電話制御装置とを接続し、制御データだけでなく音声信号についてもデジタルデータで送受信する構成の電話システムが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
この種の電話システムでは、電話網からの電話回線に接続された電話制御装置に、LANなどの内線伝送路を介して無線基地局装置を接続し、この無線基地局装置から無線伝送路を介してPHS(Personal Handyphone System)方式、無線LAN方式、Bluetooth方式などの無線通信方式で無線通信を行う無線端末を接続している。
これにより、無線端末を電話制御装置の内線無線端末として動作させて、電話制御装置に有線の内線伝送路を介して接続された内線端末と同様の機能を提供する構成となっている。
この種の電話システムでは、内線無線端末としてカールコードレス電話機が用いられる場合もある。このカールコードレス電話機は、呼制御機能を持つ無線親機と通話機能を持つハンドセット型の無線子機とが無線伝送路を介して接続されて、制御データだけでなく音声信号についてもデジタルデータで送受信する無線端末である。
また、規模の異なる電話システムが階層的に接続されて利用される場合がある。例えば、PBX(Private Branch eXchange)などのような収容回線数や収容内線数が多い大規模な電話システムの内線無線端末として、比較的小規模の電話システムが接続される場合がある。このような階層構造の場合、小規模電話システムにおける電話制御装置と無線基地局装置が上記無線親機に相当し、小規模電話システムにおける内線無線端末が上記無線子機に相当する。
したがって、このような電話システムでは、無線子機で電話回線を用いて音声通話を行う際、2つの無線伝送路を介して電話制御装置と通話機能を持つ無線子機とが接続されることになる。
すなわち、電話網からの電話回線に接続された電話制御装置に内線伝送路を介して無線基地局装置が接続されて、この無線基地局装置と第1の無線伝送路を介して内線無線端末が接続され、この内線無線端末を構成する無線親機が第1の無線伝送路を介して前記無線基地局装置と接続され、この無線親機と第2の無線伝送路を介して無線子機が接続されることになる。
特開平10−155177号公報
しかしながら、このような従来技術では、無線子機で電話網からの電話回線を用いた音声通話を行う場合、無線子機から電話制御装置まで2つの無線伝送路を介して音声データをやり取りするため、通話品質の劣化が生じやすいという問題点があった。特に、無線基地局装置と無線親機との間に比較して、無線親機と無線子機との間は近距離であるため無線電波強度が小さく設定してある場合、室内の壁や柱などの障害物により通話品質の劣化が生じやすい。また、2つの無線伝送路を介して接続されるため、音声通話に関する制御の遅れが生じ、良好な操作性が得られない場合もあった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、無線伝送路を介して接続される無線親機と無線子機とからなるカールコードレス電話機を電話システムの内線無線端末として用いる場合でも、音声品質の劣化を抑制できる電話システムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、電話回線に接続された電話制御装置と、内線伝送路を介して電話制御装置に接続された無線基地局装置と、第1の無線伝送路を介して無線基地局装置に接続されて電話制御装置の内線無線端末として動作するカールコードレス電話機とを備え、カールコードレス電話機は、第1の無線伝送路を介して無線基地局装置と接続される無線親機と、第2の無線伝送路を介して無線親機と接続される無線子機とからなる電話システムであって、無線基地局装置に、第1の無線伝送路を介して無線親機とデータ通信を行うとともに、第1および第2の無線伝送路とは異なる第3の無線伝送路を介して無線子機とデータ通信を行う無線インターフェース部と、電話制御装置と無線親機との間でやり取りされる各種データを第1の無線伝送路を介して転送する転送制御手段とを設け、転送制御手段で、転送するデータに含まれる宛先情報とデータ種別とを確認することにより、これらデータのうち無線子機での音声通話に用いる音声データを、第3の無線伝送路を介して無線子機との間で直接転送するようにしたものである。
この際、転送制御手段で、データのうち音声データに加え、音声通話に用いる第3の無線伝送路上における音声通話路の制御に用いる制御データを、第3の無線伝送路を介して無線子機との間で直接転送するようにしてもよい。
また、本発明にかかる無線基地局装置は、電話回線に接続された電話制御装置と、内線伝送路を介して電話制御装置に接続された無線基地局装置と、第1の無線伝送路を介して無線基地局装置に接続されて電話制御装置の内線無線端末として動作するカールコードレス電話機とを備え、カールコードレス電話機は、第1の無線伝送路を介して無線基地局装置と接続される無線親機と、第2の無線伝送路を介して無線親機と接続される無線子機とからなる電話システムで用いられる無線基地局装置であって、第1の無線伝送路を介して無線親機とデータ通信を行うとともに、第1および第2の無線伝送路とは異なる第3の無線伝送路を介して無線子機とデータ通信を行う無線インターフェース部と、電話制御装置と無線親機との間でやり取りされる各種データを第1の無線伝送路を介して転送する転送制御手段とを備え、転送制御手段で、転送するデータに含まれる宛先情報とデータ種別とを確認することにより、これらデータのうち無線子機での音声通話に用いる音声データを、第3の無線伝送路を介して無線子機との間で直接転送するようにしたものである。
この際、転送制御手段で、転送するデータのうち音声データに加え、音声通話に用いる第3の無線伝送路上における音声通話路の制御に用いる制御データを、第3の無線伝送路を介して無線子機との間で直接転送するようにしてもよい。
本発明によれば、無線基地局装置により、電話制御装置と無線親機との間でやり取りされる各種データのうち、少なくとも無線子機での音声通話に用いる音声データについては、第3の無線伝送路を介して無線子機との間で直接転送されるため、電話網からの電話回線を用いた音声通話を無線子機で行う場合、無線子機から電話制御装置まで第3の無線伝送路を介して音声データを直接やり取りすることができる。
したがって、無線子機により、2つの無線伝送路を介して音声通話を行う場合と比較して、無線伝送路が1つになり通話品質の劣化を抑制できる。また、無線親機に比較して、無線基地局装置のほうが無線電波強度が高く、その通信エリアも広い場合、室内の壁や柱などの障害物の影響も小さくなり、通話品質の向上が期待できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システムは、電話制御装置1、1つ以上の無線基地局装置2、複数の無線親機3、および複数の無線子機4から構成されている。
電話制御装置1は、公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)やISDN(Integrated Services Digital Network)、さらにはIP電話網などの電話網9からの電話回線8に接続されて、電話回線8を終端制御することにより各種呼制御を行う制御装置である。
無線基地局装置2は、LANなどの内線伝送路6を介して電話制御装置1に接続されて、無線伝送路5A(第1の無線伝送路)および無線伝送路5C(第3の無線伝送路)を介して無線親機3や無線子機4とデジタルデータ通信を行うことにより、電話制御装置1と無線親機3や無線子機4との間でやり取りされる制御データや音声データを相互に転送する装置である。
無線親機3は、無線伝送路5Aを介して無線基地局装置2と接続してデジタルデータ通信を行うとともに、無線伝送路5B(第2の無線伝送路)を介して無線子機4と接続してデジタルデータ通信を行うことにより、電話制御装置1からの制御データに基づき無線子機4の制御を行うとともに、無線子機4での操作に応じた制御データを電話制御装置1へ送信する装置である。
無線子機4は、無線伝送路5Bを介して無線親機3と接続してデジタルデータ通信を行うとともに、無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2と接続してデジタルデータ通信を行うことにより、電話制御装置1に接続された電話回線8を用いた音声通話を実現する装置である。
本実施の形態では、無線基地局装置2により、電話制御装置1から内線伝送路6を介して受信した無線親機3宛の各種データのうち、少なくとも無線子機4での音声通話に用いる音声データを、無線伝送路(第3の無線伝送路)5Cを介して無線子機4との間で直接転送するようにしたものである。
[電話制御装置]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる電話制御装置について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる電話制御装置の構成を示す説明図である。
この電話制御装置1は、コンピュータで動作する通信制御装置であり、回線インターフェース部(以下、回線I/F部という)11、LANインターフェース部(以下、LANI/F部という)12、記憶部13、および制御部14が設けられている。
回線I/F部11は、電話網9からの電話回線8を終端制御する回路部であり、電話網9からの着信検出、発信などの回線制御を行う機能を有している。
LANI/F部12は、内線伝送路6を介してデジタルデータ通信を行う回路部であり、無線基地局装置2と制御データや音声データをやり取りする機能と、パソコンなどからなる設定端末7と設定データをやり取りする機能とを有している。
記憶部13は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部14での各種処理に用いる処理情報やプログラム13Pを格納する機能を有している。プログラム13Pは、回線I/F部11やLANI/F部12などの入出力インターフェース部を介して外部装置や記録媒体から読み取られ予め記憶部13へ格納される。
記憶部13に格納される主な処理情報としては、呼制御情報13Aや設定情報13Bがある。呼制御情報13Aは、電話回線8の状態や各無線親機3や無線子機4の動作状態を管理するための情報である。設定情報13Bは、当該電話システムの接続構成を示す情報である。
制御部14は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部13からプログラム13Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム13Pとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。制御部14で実現される主な機能手段としては、呼制御手段14Aと設定管理手段14Bがある。
呼制御手段14Aは、記憶部13の呼制御情報13Aや設定情報13Bに基づき回線I/F部11を制御して電話回線8の回線制御や、無線親機3および無線子機4の動作制御を行う機能とを有している。設定管理手段14Bは、設定端末7から設定入力された内容に基づき、例えば無線基地局装置2と無線親機3との対応関係や、無線親機3と無線子機4との対応関係などの情報を記憶部13の設定情報13Bに設定する機能を有している。
[無線基地局装置]
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線基地局装置について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線基地局装置の構成を示すブロック図である。
この無線基地局装置2は、コンピュータで動作する通信制御装置であり、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)21、LANインターフェース部(以下、LANI/F部という)22、記憶部23、および制御部24が設けられている。
無線I/F部21は、無線伝送路5A,5Cを終端制御する回路部であり、無線伝送路5Aを介して無線親機3とデジタルデータ通信を行う機能と、無線伝送路5Cを介して無線子機4とデジタルデータ通信を行う機能とを有している。
LANI/F部22は、内線伝送路6を介してデジタルデータ通信を行う回路部であり、電話制御装置1と制御データをやり取りする機能を有している。
記憶部23は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部24での各種処理に用いる処理情報やプログラム23Pを格納する機能を有している。プログラム23Pは、無線I/F部21やLANI/F部22などの入出力インターフェース部を介して外部装置や記録媒体から読み取られ予め記憶部23へ格納される。
記憶部23に格納される主な処理情報としては、親子管理情報23Aがある。親子管理情報23Aは、各無線親機3と無線子機4の対応関係を示す情報であり、LANI/F部22を介して予め電話制御装置1から取得して記憶部23に格納される。
図4は、親子管理情報の構成例である。この例では、内線無線端末を構成する無線親機3と無線子機4について、その内線番号、無線親機の識別情報、無線子機の識別情報、当該内線無線端末を管理する無線基地局装置の識別情報が組として登録されている。
制御部24は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部23からプログラム23Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム23Pとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。制御部24で実現される主な機能手段としては、親子管理手段24Aと転送制御手段24Bがある。
親子管理手段24Aは、電話制御装置1の設定情報13Bから当該無線基地局装置2に接続される無線親機3および無線子機4の対応関係を示す情報を取得して記憶部23の親子管理情報23として格納する機能を有している。転送制御手段24Bは、LANI/F部22と無線I/F部21との間でデータを転送する機能と、無線子機4の音声通話に用いる音声データを無線伝送路5Cを介して無線子機4との間で直接転送する機能と、無線親機3や無線子機4の制御に用いる制御データを無線伝送路5Aを介して無線親機との間で転送する機能とを有している。
図5は、電話制御装置と無線基地局装置、無線親機、無線子機との間でやり取りされるパケットデータの構成例である。この例では、当該パケットデータの送信元となる装置の識別情報を示す送信元情報51、当該パケットデータの宛先となる装置の識別情報を示す宛先情報52、当該パケットデータの種別、例えば制御データや音声データの区別を示すデータ種別53、および当該パケットデータで転送すべきデータを示すデータ内容54などが格納されている。
転送制御手段24Bでは、このパケットデータの宛先情報52、データ種別53,さらにはデータ内容54を参照して、転送すべき無線伝送路5A,5Cを決定する。
[無線親機]
次に、図6を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線親機について説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線親機の構成を示す説明図である。
この無線親機3は、コンピュータで動作する通信端末であり、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)31、音声処理部32、操作入力部33、表示部34、記憶部35、および制御部36が設けられている。
無線I/F部31は、無線伝送路5A,5Bを終端制御する回路部であり、無線伝送路5Aを介して無線基地局装置2とデジタルデータ通信を行う機能と、無線伝送路5Bを介して無線子機4とデジタルデータ通信を行う機能とを有している。
音声処理部32は、無線I/F部31を介して受信した音声データから生成した音声信号や予め設定されている各種報知音をスピーカ(図示せず)から出力する機能を有している。
操作入力部33は、ダイヤルキーや機能キーなどの各種操作キーやフックスイッチからなり、利用者の操作を検出して制御部36へ出力する機能を有している。
表示部34は、LEDやLCDなどの表示器からなり、制御部36からの指示に応じて各種可視表示を行う機能を有している。
記憶部35は、メモリなどの記憶装置からなり、制御部36での各種処理に用いる処理情報やプログラム35Pを格納する機能を有している。プログラム35Pは、製造時に予め記憶部35へ格納される。
記憶部35に格納される主な処理情報としては制御情報35Aがある。制御情報35Aは、制御部36での当該無線親機3および無線子機4の制御に用いる情報である。
制御部36は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部35からプログラム35Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム35Pとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。制御部36で実現される主な機能手段としては呼制御手段36Aと転送制御手段36Bがある。
呼制御手段36Aは、無線伝送路5Aを介して受信した電話制御装置1からの制御データに基づき当該無線親機3および無線子機4を制御する機能を有している。転送制御手段36Bは、無線I/F部31を制御して無線伝送路5Aと無線伝送路5Bとの間でデータを転送する機能を有している。
[無線子機]
次に、図7を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線子機について説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線子機の構成を示す説明図である。
この無線子機4は、コンピュータで動作する通信端末であり、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)41、音声処理部42、操作入力部43、表示部44、記憶部45、および制御部46が設けられている。
無線I/F部41は、無線伝送路5B,5Cを終端制御する回路部であり、無線伝送路5Bを介して無線親機3とデジタルデータ通信を行う機能と、無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2とデジタルデータ通信を行う機能とを有している。
音声処理部42は、無線I/F部41を介して受信した音声データから生成した音声信号や予め設定されている各種報知音をスピーカ(図示せず)から出力する機能を有している。
操作入力部43は、ダイヤルキーや機能キーなどの各種操作キーやフックスイッチからなり、利用者の操作を検出して制御部46へ出力する機能を有している。
表示部44は、LEDやLCDなどの表示器からなり、制御部46からの指示に応じて各種可視表示を行う機能を有している。
記憶部45は、メモリなどの記憶装置からなり、制御部46での各種処理に用いる処理情報やプログラム45Pを格納する機能を有している。プログラム45Pは、製造時に予め記憶部45へ格納される。
記憶部45に格納される主な処理情報としては制御情報45Aがある。制御情報45Aは、制御部46での当該無線子機4の制御に用いる情報である。
制御部46は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部45からプログラム45Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム45Pとを協働させて各種機能手段を実現する機能部である。制御部46で実現される主な機能手段としては呼制御手段46Aと無線切替手段46Bとがある。
呼制御手段46Aは、無線伝送路5Bを介して受信した無線親機3からの制御データに基づき当該無線子機4を制御する機能を有している。無線切替手段46Bは、無線I/F部41の無線伝送路5B,5Cを切替制御して、当該無線子機4での音声通話に用いる音声データについては無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2と直接転送し、その他の制御データについて無線伝送路5Bを介して無線親機3と転送する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図8を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの着信動作について説明する。図8は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの着信動作を示すシーケンス図である。
ここでは、電話回線8を介して検出した着信に応じて無線親機3を呼び出し、その応答に応じて無線子機4での音声通話を実現する場合を例として説明する。なお、無線子機4は無線親機3上に載置されているものとする。
電話制御装置1の制御部14は、回線I/F部11で検出した電話網9からの着信に応じて(ステップ100)、呼制御手段14Aにより、無線親機3宛の着信コマンドをLANI/F部12から送信する(ステップ101)。
無線基地局装置2の制御部24は、電話制御装置1からの着信コマンドをLANI/F部22で受信し、転送制御手段24Bにより、当該着信コマンドが制御データであることを確認し、無線I/F部21から無線伝送路5Aを介して無線親機3へ転送する。
無線親機3の制御部36は、無線I/F部31を介して着信コマンドを受信し、呼制御手段36Aにより、その内容に応じて音声処理部32および表示部34を制御して、着信表示を行う(ステップ102)。
この着信表示に応じて利用者が無線親機3から無線子機4を取り上げてオフフック操作すなわち応答操作を行った場合(ステップ110)、無線親機3の制御部36は、操作入力部33での応答操作の検出に応じて、呼制御手段36Aにより、無線I/F部31から無線伝送路5Aを介して電話制御装置1宛の応答コマンドを送信する(ステップ111)。
無線基地局装置2の制御部24は、無線親機3からの応答コマンドを無線I/F部21で受信し、転送制御手段24Bにより、LANI/F部22から電話制御装置1へ応答コマンドを転送する。
電話制御装置1の制御部14は、LANI/F部12を介して応答コマンドを受信し、呼制御手段14Aにより、無線基地局装置2と無線子機4との間で無線伝送路5C上の音声通話路を確立するためのリンク接続要求コマンドを、LANI/F部12から無線基地局装置2宛に送信する(ステップ112)。
これにより、このリンク接続要求コマンドが無線基地局装置2から無線伝送路5Aを介して無線親機3へ転送され、さらに無線伝送路5Bを介して無線子機4へ転送される。
無線子機4の制御部46は、無線伝送路5Bを介して無線I/F部41でリンク接続要求コマンドを受信し、呼制御手段46Aにより、その内容に基づき無線I/F部41を制御して、無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2と音声通話路を接続し(ステップ113)、無線基地局装置2宛のリンク接続応答コマンドを無線I/F部41から無線伝送路5Bを介して無線親機3へ転送する(ステップ114)。
これにより、このリンク接続応答コマンドが無線子機4から無線伝送路5Bを介して無線親機3へ転送され、さらに無線伝送路5Aを介して無線基地局装置2へ転送され、最終的に電話制御装置1へ届けられる。
このようにして、リンク接続要求コマンドおよびリンク接続応答コマンドが順に転送されて、電話制御装置1から無線基地局装置2を経由し、さらに無線伝送路5Cを経由して無線子機4までの音声通話路が形成される。
電話制御装置1の制御部14は、リンク接続応答コマンドの受信に応じて、呼制御手段14Aにより、回線I/F部11を制御して、電話回線8の音声通話路と無線子機4までの音声通話路とを接続する(ステップ115)。これにより、無線伝送路5Cを介して電話回線8と無線子機4との間で音声データが相互に転送され、無線子機4での音声通話が開始される(ステップ116)。
その後、無線子機4において利用者により終話操作が行われた場合(ステップ120)、無線子機4の制御部46は、操作入力部43を介してその終話操作を検出し、呼制御手段46Aにより、無線I/F部41から無線伝送路5Bを介して無線親機3へ終話操作コマンドが送信される(ステップ121)。
無線親機3の制御部36は、無線I/F部31を介して終話操作コマンドを受信し、呼制御手段36Aにより、電話制御装置1宛のオンフックコマンドを無線I/F部31から無線伝送路5Aを介して送信する(ステップ122)。
無線基地局装置2の制御部24は、無線親機3からのオンフックコマンドを無線I/F部21で受信し、転送制御手段24Bにより、LANI/F部22から電話制御装置1へオンフックコマンドを転送する。
電話制御装置1の制御部14は、LANI/F部12を介してオンフックコマンドを受信し、呼制御手段14Aにより、回線I/F部11から電話回線8へ切断コマンドを送信するとともに(ステップ123)、電話回線8の音声通話路と無線子機4までの音声通話路とを切断する(ステップ124)。そして、無線子機4までの音声通話路を切断するための切断コマンドを、LANI/F部12から無線基地局装置2宛に送信する(ステップ125)。
この切断コマンドは、無線機基地局装置2から無線伝送路5Aを介して無線親機3へ転送され(ステップ126)、最終的に無線伝送路5Bを介して無線子機4へ届けられる(ステップ127)。
これにより、電話制御装置1から無線基地局装置2を経由し、さらに無線伝送路5Cを経由した無線子機4までの音声通話路がそれぞれの区間で切断される。
次に、図9を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの発信動作について説明する。図9は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの発信動作を示すシーケンス図である。
ここでは、無線親機3での発信操作に応じて電話回線8から発信し、相手応答に応じて無線子機4での音声通話を実現する場合を例として説明する。なお、無線子機4は無線親機3上に載置されているものとする。
無線親機3において利用者により発信操作が行われた場合(ステップ130)、無線親機3の制御部36は、操作入力部33を介してその発信操作を検出し、呼制御手段36Aにより、無線I/F部41から無線伝送路5Aを介して電話制御装置1宛の発信要求コマンドが送信される(ステップ131)。
電話制御装置1の制御部14は、無線基地局装置2で転送された無線親機3からの発信要求コマンドをLANI/F部12で受信し、呼制御手段14Aにより、回線I/F部11を制御して、電話回線8から発信コマンドを送信する(ステップ132)。
その後、電話制御装置1の制御部14は、電話網9からの呼出中コマンドを回線I/F部11で受信し(ステップ133)、呼制御手段14Aにより、無線親機3宛の呼出中コマンドをLANI/F部12から無線基地局装置2へ送信する(ステップ134)。
無線基地局装置2の制御部24は、電話制御装置1からの呼出中コマンドをLANI/F部22で受信し、転送制御手段24Bにより、当該呼出中コマンドが制御データであることを確認し、無線I/F部21から無線伝送路5Aを介して無線親機3へ転送する。
無線親機3の制御部36は、無線I/F部31を介して呼出中コマンドを受信し、呼制御手段36Aにより、その内容に応じて音声処理部32を制御して、呼出音を出力する(ステップ135)。
これに応じて、利用者が無線子機4を無線親機3から取り上げてオフフック操作を行った場合(ステップ140)、無線親機3の制御部36は、操作入力部33でのオフフック操作の検出に応じて、呼制御手段36Aにより、無線I/F部31から無線伝送路5Aを介して電話制御装置1宛のオフフック操作コマンドを送信し(ステップ141)、音声処理部32を制御して呼出音の送出を停止する(ステップ142)。
電話制御装置1の制御部14は、無線基地局装置2で転送された無線親機3からのオフフック操作コマンドをLANI/F部12で受信し、呼制御手段14Aにより、このオフフック操作コマンドに応じて無線親機3でのスピーカ受話状態から無線子機4での通話状態へ切り替えるため、無線基地局装置2と無線子機4との間で無線伝送路5C上の音声通話路を確立するためのリンク接続要求コマンドを、LANI/F部12から無線基地局装置2宛に送信する(ステップ143)。
このリンク接続要求コマンドは、前述した図8のステップ112〜114と同様にして、無線基地局装置2から無線伝送路5Aを介して無線親機3へ転送され、さらに無線伝送路5Bを介して無線子機4へ転送される。
これに応じて、無線子機4の制御部46は、呼制御手段46Aにより、その内容に基づき無線I/F部41を制御して、無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2と音声通話路を接続する(ステップ144)。
また、これに応じたリンク接続応答コマンドが無線子機4から無線伝送路5Bを介して無線親機3へ転送され(ステップ145)、さらに無線伝送路5Aを介して無線基地局装置2へ転送され、最終的に電話制御装置1へ届けられる。
このようにして、リンク接続要求コマンドおよびリンク接続応答コマンドが順に転送されて、電話制御装置1から無線基地局装置2を経由し、さらに無線伝送路5Cを経由して無線子機4までの音声通話路が形成される。
電話制御装置1の制御部14は、無線子機4までの音声通話路が形成された後、呼制御手段14Aにより、無線親機3宛の呼出中コマンドをLANI/F部12から無線基地局装置2へ送信する(ステップ146)。
この呼出中コマンドは、制御コマンドであることから無線基地局装置2から無線伝送路5A、無線親機3、および無線伝送路5Bを介して無線子機4へ届けられる。これに応じて、無線子機4の制御部46は、呼制御手段46Aにより、音声処理部42を制御して呼出音を出力する(ステップ147)。
その後、電話制御装置1の制御部14は、回線I/F部11で検出した電話網9からの応答に応じて(ステップ150)、呼制御手段14Aにより、回線I/F部11を制御して電話回線8の音声通話路と無線子機4までの音声通話路とを接続する(ステップ151)。これにより、無線伝送路5Cを介して電話回線8と無線子機4との間で音声データが相互に転送され、無線子機4での音声通話が開始される(ステップ152)。
このように、本実施の形態では、無線基地局装置2により、電話制御装置1と無線親機3との間でやり取りされる各種データのうち、少なくとも無線子機4での音声通話に用いる音声データについては、無線伝送路(第3の無線伝送路)5Cを介して無線子機4との間で直接転送するようにしたので、電話網9からの電話回線8を用いた音声通話を無線子機で行う場合、無線子機4から電話制御装置1まで1つの無線伝送路5Cを介して音声データをやり取りすることができる。
したがって、無線子機4により、2つの無線伝送路5A,5Bを介して音声通話を行う場合と比較して、無線伝送路が無線伝送路5Cの1つになり通話品質の劣化を抑制できる。また、無線親機3に比較して、無線基地局装置2のほうが無線電波強度が高く、その通信エリアも広い場合、室内の壁や柱などの障害物の影響も小さくなり、さらなる通話品質の向上が期待できる。
[第2の実施の形態]
次に、図10および図11を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図10は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの着信動作を示すシーケンス図である。図11は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの発信動作を示すシーケンス図である。
前述した第1の実施の形態では、無線基地局装置2により、電話制御装置1と無線親機3との間でやり取りされる各種データのうち、無線子機4での音声通話に用いる音声データについて、無線伝送路(第3の無線伝送路)5Cを介して無線子機4との間で直接転送する場合について説明した。
本実施の形態では、無線基地局装置2により、無線親機3との間でやり取りされる各種データのうち、無線子機4での音声通話に用いる音声データに加え、その音声通話に用いる無線伝送路(第3の無線伝送路)5C上における音声通話路の制御に用いる制御データについても、無線伝送路5Cを介して無線子機4との間で直接転送する場合について説明する。
この場合、無線基地局装置2の転送制御手段24Bが、無線子機4の音声通話に用いる音声データを無線伝送路5Cを介して無線子機4との間で直接転送する機能に加えて、その音声通話に用いる無線伝送路5C上における音声通話路の制御に用いる制御データを無線伝送路5Cを介して無線子機4との間で直接転送する機能を有している。なお、この他の構成については、前述した第1の実施の形態にかかる電話システムと同等であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの着信動作について説明する。ここでは、電話回線8を介して検出した着信に応じて無線親機3を呼び出し、その応答に応じて無線子機4での音声通話を実現する場合を例として説明する。なお、無線子機4は無線親機3上に載置されているものとする。
本実施の形態にかかる電話システムの発信動作は、図10に示す通りであり、前述した図8と比較して、ステップ112〜114におけるリンク接続要求コマンドおよびリンク接続応答コマンドの転送経路や、ステップ125〜127におけるリンク切断コマンドの転送経路が異なる。なお、その他のステップについては、前述した図8の各ステップと同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
まず、ステップ112において、電話制御装置1の制御部14は、LANI/F部12を介して応答コマンドを受信し、呼制御手段14Aにより、無線基地局装置2と無線子機4との間で無線伝送路5C上の音声通話路を確立するためのリンク接続要求コマンドを、LANI/F部12から無線基地局装置2宛に送信する(ステップ112)。
無線基地局装置2の制御部24は、電話制御装置1からのリンク接続要求コマンドをLANI/F部22で受信し、転送制御手段24Bにより、当該リンク接続要求コマンド無線親機3を経由させず、無線I/F部21から無線伝送路5Cを介して無線子機4へ直接転送する
無線子機4の制御部46は、無線伝送路5Cを介して無線I/F部41でリンク接続要求コマンドを受信し、呼制御手段46Aにより、その内容に基づき無線I/F部41を制御して、無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2と音声通話路を接続し(ステップ113)、無線切替手段46Bにより、無線基地局装置2宛のリンク接続応答コマンドが無線伝送路5C上の音声通話路の制御に用いる制御データであることを確認し、無線I/F部41から無線伝送路5Cを介して無線親機3へ転送する(ステップ114)。
これにより、このリンク接続応答コマンドが無線子機4から無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2へ転送され、最終的に電話制御装置1へ届けられる。
また、ステップ125〜127において、電話制御装置1の制御部14は、呼制御手段14Aにより、無線子機4までの音声通話路を切断するための切断コマンドを、LANI/F部12から無線基地局装置2宛に送信する(ステップ125)。
無線基地局装置2の制御部24は、電話制御装置1からの切断コマンドをLANI/F部22で受信し、転送制御手段24Bにより、この切断コマンドを無線I/F部21から無線伝送路5Aを介して無線親機3へ転送するとともに(ステップ126)、当該切断コマンドが無線伝送路5C上の音声通話路の制御に用いる制御データであることを確認し、無線親機3を経由させず、無線I/F部21から無線伝送路5Cを介して無線子機4へ直接転送する(ステップ127)。
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの発信動作について説明する。図11は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの発信動作を示すシーケンス図である。ここでは、無線親機3での発信操作に応じて電話回線8から発信し、相手応答に応じて無線子機4での音声通話を実現する場合を例として説明する。なお、無線子機4は無線親機3上に載置されているものとする。
本実施の形態にかかる電話システムの発信動作は、図11に示す通りであり、前述した図9と比較して、ステップ143〜145におけるリンク接続コマンドの転送経路が異なる。なお、その他のステップについては、前述した図9の各ステップと同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
まず、ステップ143において、電話制御装置1の制御部14は、呼制御手段14Aにより、無線基地局装置2と無線子機4との間で無線伝送路5C上の音声通話路を確立するためのリンク接続要求コマンドを、LANI/F部12から無線基地局装置2宛に送信する(ステップ143)。
このリンク接続要求コマンドは、前述した図9のステップ112〜114と同様にして、無線基地局装置2から無線伝送路5Cを介して無線子機4へ直接転送される。これに応じて、無線子機4の制御部46は、呼制御手段46Aにより、その内容に基づき無線I/F部41を制御して、無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2と音声通話路を接続する(ステップ144)。
また、これに応じたリンク接続応答コマンドが無線子機4から無線伝送路5Cを介して無線基地局装置2へ直接転送され(ステップ145)、最終的に電話制御装置1へ届けられる。
このようにして、リンク接続要求コマンドおよびリンク接続応答コマンドが順に転送されて、電話制御装置1から無線基地局装置2を経由し、さらに無線伝送路5Cを経由して無線子機4までの音声通話路が形成される。
このように、本実施の形態では、無線親機3との間でやり取りされる各種データのうち、無線子機4での音声通話に用いる音声データに加え、その音声通話に用いる無線伝送路5C上における音声通話路の制御に用いる制御データについても、無線伝送路5Cを介して無線子機4との間で直接転送するようにしたので、電話網9からの電話回線8を用いた音声通話を無線子機で行う場合、無線子機4から電話制御装置1まで1つの無線伝送路5Cを介して音声データとその音声通話路の制御に関する制御データをやり取りすることができる。
したがって、無線子機4により、2つの無線伝送路5A,5Bを介して音声通話を行う場合と比較して、無線伝送路が無線伝送路5Cの1つになり通話品質の劣化を抑制できるとともに、各無線伝送路5A,5Bでの無線通信方式に起因する処理動作の遅れを改善でき、良好な操作性が得られる。また、無線親機3に比較して、無線基地局装置2のほうが無線電波強度が高く、その通信エリアも広い場合、室内の壁や柱などの障害物の影響も小さくなり、電波伝搬環境の向上による通信レスポンスの改善が期待できる。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態では、発明の内容を分かり易く説明するため、1つの無線基地局装置2に1組の無線親機3と無線子機4とが接続される場合を例として説明した。実際には多くの場合、1つの無線基地局装置2に複数組の無線親機3と無線子機4が接続される構成となるが、このような場合も本発明の各実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、各実施の形態では、無線基地局装置2のI/F部21で無線親機3および無線子機4と無線通信を行う必要があり、無線子機4の無線I/F部41で無線基地局装置2および無線親機3と無線通信を行う必要がある。
この際、これら無線通信に用いる無線伝送路5A,5B,5Cにおいて、例えばPHS方式、無線LAN方式、Bluetooth方式などの無線通信方式に統一して用いれば、それぞれ無線I/F部を共用でき、通信システム全体の構成を簡略化できる。なお、無線伝送路ごとに異なる無線通信方式を用いる必要があれば、それぞれに応じた無線I/F部を設ければよい。
本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる電話制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線基地局装置の構成を示すブロック図である。 親子管理情報の構成例である。 パケットデータの構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線親機の構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線子機の構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの着信動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの発信動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの着信動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの発信動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…電話制御装置、11…回線I/F部、12…LANI/F部、13…記憶部、13A…呼制御情報、13B…設定情報、13P…プログラム、14…制御部、14A…呼制御手段、14B…設定管理手段、2…無線基地局装置、21…無線I/F部、22…LANI/F部、23…記憶部、23A…親子管理情報、23B…プログラム、24…制御部、24A…親子管理手段、24B…転送制御手段、3…無線親機、31…無線I/F部、32…音声処理部、33…操作入力部、34…表示部、35…記憶部、35A…制御情報、35P…プログラム、36…制御部、36A…呼制御手段、36B…転送制御手段、4…無線子機、41…無線I/F部、42…音声処理部、43…操作入力部、44…表示部、45…記憶部、45A…制御情報、45P…プログラム、46…制御部、46A…呼制御手段、46B…無線切替手段、5A,5B,5C…無線伝送路、6…内線伝送路、7…設定端末、8…電話回線、9…電話網。

Claims (4)

  1. 電話回線に接続された電話制御装置と、内線伝送路を介して前記電話制御装置に接続された無線基地局装置と、第1の無線伝送路を介して前記無線基地局装置に接続されて前記電話制御装置の内線無線端末として動作するカールコードレス電話機とを備え、前記カールコードレス電話機は、前記第1の無線伝送路を介して前記無線基地局装置と接続される無線親機と、第2の無線伝送路を介して前記無線親機と接続される無線子機とからなる電話システムであって、
    前記無線基地局装置は、前記第1の無線伝送路を介して前記無線親機とデータ通信を行うとともに、前記第1および第2の無線伝送路とは異なる第3の無線伝送路を介して前記無線子機とデータ通信を行う無線インターフェース部と、前記電話制御装置と前記無線親機との間でやり取りされる各種データを前記第1の無線伝送路を介して転送する転送制御手段とを備え、
    前記転送制御手段は、転送する前記データに含まれる宛先情報とデータ種別とを確認することにより、これらデータのうち前記無線子機での音声通話に用いる音声データを、前記第3の無線伝送路を介して前記無線子機との間で直接転送する
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記転送制御手段は、前記データのうち前記音声データに加え、前記音声通話に用いる前記第3の無線伝送路上における音声通話路の制御に用いる制御データを、第3の無線伝送路を介して前記無線子機との間で直接転送することを特徴とする電話システム。
  3. 電話回線に接続された電話制御装置と、内線伝送路を介して前記電話制御装置に接続された無線基地局装置と、第1の無線伝送路を介して前記無線基地局装置に接続されて前記電話制御装置の内線無線端末として動作するカールコードレス電話機とを備え、前記カールコードレス電話機は、前記第1の無線伝送路を介して前記無線基地局装置と接続される無線親機と、第2の無線伝送路を介して前記無線親機と接続される無線子機とからなる電話システムで用いられる無線基地局装置であって、
    前記第1の無線伝送路を介して前記無線親機とデータ通信を行うとともに、前記第1および第2の無線伝送路とは異なる第3の無線伝送路を介して前記無線子機とデータ通信を行う無線インターフェース部と、
    前記電話制御装置と前記無線親機との間でやり取りされる各種データを前記第1の無線伝送路を介して転送する転送制御手段とを備え、
    前記転送制御手段は、転送する前記データに含まれる宛先情報とデータ種別とを確認することにより、これらデータのうち前記無線子機での音声通話に用いる音声データを、前記第3の無線伝送路を介して前記無線子機との間で直接転送する
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  4. 請求項3に記載の無線基地局装置において、
    前記転送制御手段は、転送する前記データのうち前記音声データに加え、前記音声通話に用いる前記第3の無線伝送路上における音声通話路の制御に用いる制御データを、第3の無線伝送路を介して前記無線子機との間で直接転送することを特徴とする無線基地局装置。
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