JP4859816B2 - 配電線搬送システムおよび電線搬送システム - Google Patents

配電線搬送システムおよび電線搬送システム Download PDF

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この発明は、配電線を通信路にして通信する配電線搬送システムに関するものである。
従来の配電線搬送システムにおいては、親局が調査専用の電文を送信して、その子局からの応答により複数の子局から最適な子局を選択し、伝達経路を決定して通信している。
図17は、たとえば特開2002−217798号公報(第7頁、第1図)に示された従来の配電線搬送システムの構成を示すブロック図、図18は新たに子局が配電線搬送システムに加わった場合に通信を開始するときのシーケンスを表す図である
図17において、配電線搬送システムは、配電線1、親局2、子局G(3G)、子局H(3H)、子局J(3J)、子局K(3K)および子局M(3M)で構成されている。子局G(3G)、子局H(3H)、子局J(3J)、子局K(3K)および子局M(3M)には、それぞれ、親局2から送信されるサービス情報を利用するユーザの端末(パソコン等)が接続されている。
次に、以上のように構成された従来の配電線搬送システムの動作について説明する。
図17において、例えば子局M(3M)が通信ルートを決定して通信する場合、親局2は全子局に対して一斉同報で調査専用電文S101を送信する。この例の場合、調査専用電文S101は子局G(3G)および子局H(3H)にだけ届いている。
子局G(3G)は、調査専用電文S101を受信すると親局2に対して応答専用電文S102を返信する。子局Hも同様に調査専用電文(S101)を受信すると親局2に対して応答専用電文S103を返信する。
親局2は子局G(3G)からの応答専用電文S102と子局H(3H)からの応答専用電文S103を受信すると、子局H(3H)を選択して子局H(3H)に対して子局M(3M)への信号を中継する指示内容の電文S104を送信する。子局H(3H)は、親局2からの電文を受信し、子局M(3M)に電文S105を中継する。子局M(3M)は子局H(3H)からの電文S105を受信する。
子局M(3M)は親局2へ応答専用電文を送信するための中継局探索として電文S106を一斉同報で送信。この例の場合、子局M(3M)からの調査専用電文S106は子局H(3H)と子局K(3K)にしか届いていない。また子局H(3H)と子局K(3K)は共に親局2に応答専用電文を送信するが、子局H(3H)の応答専用電文S107しか親局2に届いていない。
親局2は子局H(3H)からの応答専用電文S107により子局M(3M)の電文は子局H(3H)が中継したことを知り、伝達経路を確立する。
特開2002−217798号公報(図1及びその説明)
従来の配電線搬送システムでは、以上のように構成されるので、親局と子局との間の伝達経路を決定する際に、調査専用及び応答専用の電文を送信する必要があったため、処理が複雑であり、親局から子局へのサービス情報信号以外の無駄なトラヒックが発生し、ユーザの通信に影響を与えるという問題点があった。さらに、隣接する子局が多ければ多いほど多くの子局から応答専用電文が返信されるので、処理が複雑で、無駄なトラヒックが増え、ユーザのデータ通信に与える影響が大きいという問題点がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、調査専用及び応答専用の電文を送信しなくても子局は通信状態の最も良い親局と通信できるようにすることを目的とするものである。
この発明に係る配電線搬送システムは、複数の親局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記各親局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第2の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した親局は、前記第2の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い親局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該親局との間の伝達経路が確立されるものである。
また、この発明に係る電線搬送システムは、複数の親局と複数の子局とが電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記各親局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第2の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した親局は、前記第2の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い親局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該親局との間の伝達経路が確立されるものである。
また、この発明に係る配電線搬送システムは、複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記各中継局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第3の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した中継局は、前記第3の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信すると同時に親局に対しても、当該子局を接続したことを伝達し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い中継局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該中継局及びその親局との間の伝達経路が確立されるものである。
また、この発明に係る電線搬送システムは、複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記各中継局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第3の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した中継局は、前記第3の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信すると同時に親局に対しても、当該子局を接続したことを伝達し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い中継局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該中継局及びその親局との間の伝達経路が確立されるものである。
この発明は、複数の親局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記各親局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第2の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した親局は、前記第2の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い親局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該親局との間の伝達経路が確立されるので、調査専用及び応答専用の電文を送信しなくても、子局は通信状態の最も良い親局と通信できるという効果がある。
また、この発明は、複数の親局と複数の子局とが電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記各親局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第2の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した親局は、前記第2の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い親局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該親局との間の伝達経路が確立されるので、調査専用及び応答専用の電文を送信しなくても、子局は通信状態の最も良い親局と通信できるという効果がある。
また、この発明は、複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記各中継局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第3の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した中継局は、前記第3の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信すると同時に親局に対しても、当該子局を接続したことを伝達し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い中継局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該中継局及びその親局との間の伝達経路が確立されるので、調査専用及び応答専用の電文を送信しなくても、子局は通信状態の最も良い中継局と通信できるという効果がある。
また、この発明は、複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記各中継局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第3の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した中継局は、前記第3の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信すると同時に親局に対しても、当該子局を接続したことを伝達し、前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い中継局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該中継局及びその親局との間の伝達経路が確立されるので、調査専用及び応答専用の電文を送信しなくても、子局は通信状態の最も良い中継局と通信できるという効果がある。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図6により説明する。図1は配電線搬送システムのシステム構成の一事例を示す図、図2は図1に例示の配電線搬送システムにおける配電線搬送装置の内部構成の一事例を示す図、図3は図2における子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の一事例を示す図、図4は親局と子局との間の通信シーケンスの一事例を示す図、図5は子局における親局からの受信信号、子局から親局への接続要求送信信号、及び親局から子局への接続完了送信信号、の各フレームの一事例を示す図、図6は子局における要部の動作の一事例をフローチャートで示す図である。
図1において、配電線搬送システムは、配電線1に接続された配電線搬送システムの親局2A,2B、子局A(3A)、子局B(3B)および子局C(3C)で構成されている。配電線は電力系統の配電線、放送信号が流れる配電線など、他の用途の各種配電線を意味する。
図1の親局2A,2Bは何れも図2に例示の配電線搬送装置2を備え、配電線搬送装置2は、受信状態検出回路211を有した受信回路21、送信回路22、及びCPU回路23で構成されている。受信回路21及び送信回路22は結合装置24を介して配電線1に接続されている。また、受信回路21及び送信回路22はインターネット6上の情報源(図示省略)に接続され当該情報源とインターネット6を介して通信する。
図1の子局A(3A)、子局B(3B)および子局C(3C)は何れも配電線搬送装置3を備え、配電線搬送装置3は、受信状態検出回路311を有した受信回路31、送信回路32、CPU回路33、及び結合装置34で構成されている。受信回路31及び送信回路32は結合装置34を介して配電線1に接続されている。また、受信回路31及び送信回路32はユーザの端末(パソコンPC等)51〜5nに接続されている。子局の配電線搬送装置3は、配電線1を通信路(伝送経路)にして、親局の配電線搬送装置2と通信する。後述のようにして伝送経路が確立された子局の配電線搬送装置3と親局の配電線搬送装置2とにより、子局を介して親局と、ユーザは端末(パソコンPC等)51〜5nにより通信する。
次に動作について説明する。
図2において、子局の配電線搬送装置3では、そのCPU回路33で生成された信号が送信回路32、結合回路34を経由して配電線1に注入されて送信される。この配電線1に注入された信号は結合回路24を経由して親局の配電線搬送装置2の受信回路21を経てCPU回路23によって受信される。
また、子局の配電線搬送装置3では、その信号受信は、親局の配電線搬送装置2のCPU回路23から送信回路22、結合回路24を経て配電線1に注入された信号が、結合回路34、受信回路31を経由してCPU回路33で受信される。受信回路21で受信された親局の配電線搬送装置2からの信号は、図3において、周知のようにA/D変換回路312でアナログ信号からデジタル信号に変換され、このデジタル信号は復調回路313で復調されて子局の配電線搬送装置3からユーザ端末51〜5nへ送出される。
図1において、子局C(3C)が接続される以前の状態では、親局A(2A)および親局B(2B)はそれぞれ子局A(3A)および子局B(3B)と同じ周波数帯を使用して、時分割で通信している。
親局A(2A)および親局B(2B)が配電線1に接続され、子局A(3A)が親局A(2A)に、子局B(3B)が親局B(2B)と通信している状態において、新たに子局C(3C)が配電線1に接続された場合について、図4のシーケンス図および図6のフローチャートを使って説明する。
子局C(3C)は配電線1に接続されると、親局A(2A)と子局A(2A)が通信している信号(S1)および親局B(2B)が子局B(3B)と通信している信号(S2)の全ての信号をモニターする(図6のステップST21)。
次いで、子局C(3C)はCPU回路33により、全ての親局A(2A),B(2B)からの信号の中に含まれる送信元アドレスを参照することにより、全親局A(2A),B(2B)の信号を識別する(図6のステップST22)。
ここで、子局A(3A)と通信している親局A(2A)からの送信信号は、そのフレーム構造が図5(S1)に例示されているように、そのヘッダに、同期信号ほか、送信元親局A(2A)のアドレス、送信先子局A(3A)のアドレスが個別に保持され、また、そのペイロードに、親局A(2A)からの送信信号中のサービス情報データが保持されている。同様に、子局B(3B)と通信している親局B(2B)からの送信信号は、そのフレーム構造が図5(S2)に例示されているように、そのヘッダに、同期信号ほか、送信元親局B(2B)のアドレス、送信先子局B(3B)のアドレスが個別に保持され、また、そのペイロードに、親局B(2B)からの送信信号中のサービス情報データが保持されている。
全親局A(2A),B(2B)の信号を前記ヘッダの親局のアドレスから識別することにより、全親局A(2A),B(2B)からの信号の受信状態(受信状態の具体的な事例は、実施の形態2,3等により後述する)を受信回路31の受信状態検出回路311で検出し、CPU回路33により比較する(図6のステップST23)。比較の結果、CPU回路33が受信状態の最も良い親局を選択する(図6のステップST24)。なお、図中には、受信状態の最も良い親局は、最適親局と略記してある。
つまり、受信状態検出回路311とCPU回路33とで構成される受信状態判定手段3133(第1の受信状態判定手段)が、全親局A(2A),B(2B)からの信号の受信状態を検出し受信状態の最も良い親局を選択する。
本実施の形態1では、子局C(3C)が、子局C(3C)において受信状態の最も良い親局として、親局A(2A)を選択した事例を示してある。
受信状態の最も良い親局A(2A)を選択すると、子局C(3C)は選択した親局A(2A)に対して接続要求信号(図4のS3)を、送信回路32、結合回路34、配電線1の順路で親局に対して送信する(図6のステップST25)。
ここで、この接続要求信号は、そのフレーム構造が図5(S3)に例示されているように、そのヘッダに、同期信号ほか、送信元子局C(3C)のアドレス、送信先親局A(2A)のアドレスが個別に保持され、また、そのペイロードに、接続要求情報データが保持されている。
親局A(2A)は子局C(3C)からの接続要求信号を受信すると受信回路21の受信状態検出回路212により受信状態(例えば受信信号強度等)を検出し、CPU回路23によりその受信状態が子局C(3C)と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定する。CPU回路23は、受信状態が子局C(3C)と通信できる程度に良好な受信状態であると判定すると子局C(3C)を子局として内部に登録し、子局C(3C)に対して接続完了信号(図4のS4)を、送信回路22、結合回路24、配電線1の順路で送信する。
つまり、子局C(3C)から接続要求を受けた親局A(2A)は、受信状態検出回路212とCPU回路23とで構成される受信状態判定手段2123(第2の受信状態判定手段)により、接続要求信号S3の受信状態が子局C(3C)と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば子局C(3C)に対して接続完了信号S4を送信する。
子局C(3C)は、親局A(2A)から接続完了信号(S4)を受信したかどうか判定し、その結果、親局A(2A)から接続完了信号(S4)を受信した場合は、親機A(2A)の子局として、子局C(3C)と親局A(2A)との間の伝達経路が確立される。
子局C(3C)は、親局A(2A)からの接続完了信号を一定時間受信しない場合には、次に受信状態が良好であった(例えば受信信号強度が高かった)親局(例えば親局B(2B))に、接続要求先を変更し(図6のステップST27)、再度接続要求信号を、次に受信状態が良好であった親局(例えば親局B(2B))に送信(図6のステップST25)し、当該親局(例えば親局B(2B))からも接続完了信号を受信しなかった場合は更に他の親局(図示省略)に接続要求信号を送信し、以下同様に動作して接続完了信号を受信するまで繰り返す。
本実施の形態1は、前述のように、複数の親局A(2A),B(2B)と複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)とが配電線1を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段3133を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した親局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムである。
以上のように本実施の形態1の配電線搬送システムにより伝達経路を選択すれば、前述の図17及び図18に示すような従来の配電線搬送システムに比べて、伝達経路決定のためのユーザデータの通信を妨げるトラヒックを抑制できるだけでなく、判定ロジックを簡素にできるため、迅速に信頼性の高い伝達経路を確立することができる。換言すれば、親局が調査電文を送信し、子局が応答電文を送信する機構を不要とすることにより、電文のやり取りの為のトラフィックが不要となり、ユーザの通信に与える影響を極小化できると共に、親局側が子局を選択する処理が不要となる為、通信を確立する時間を短縮できる。
なお、本実施の形態1では、親局が2台、子局が3台の場合を例として説明したが、親局および子局の台数が増えても同様の効果が得られる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を、図7及び図8により説明する。図7は子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の他の事例を示す図、図8は子局における要部の動作の一事例をフローチャートで示す図である。
本実施の形態2は、前述の実施の形態1における複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)の各受信状態判定手段3133の受信状態検出回路の具体的な事例の1つとして、図7に示すように受信強度検出回路311を使用した事例である。受信強度検出回路311では例えば受信信号の電圧を検出する。受信状態が良好な場合は、受信信号の信号強度が大きく受信信号の電圧が高い。逆に、受信状態が良好でない場合は、受信信号の信号強度が小さく受信信号の電圧が低い。
従って、複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)の各々で、そのCPU回路33が、複数の親局A(2A),B(2B)からの受信信号の信号強度(受信信号の電圧)を、図8に例示するように、例えば比較する(図8のステップST23)ことにより、受信信号の信号強度の最も大きい受信状態の最も良好な親局を選択し(図8のステップST24)、前述の実施の形態1と同様に、この選択した親局と通信することが可能となり、前述の実施の形態1と同等の機能を呈し同等の効果を奏する。
その他の構成、機能、動作は、前述の実施の形態1と同じである。なお、各親局A(2A),B(2B)の受信状態検出回路211(図2参照)の具体的な事例の1つとして受信強度検出回路を使用してもよい。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を、図9及び図10により説明する。図9は子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の他の事例を示す図、図10は子局における要部の動作の一事例をフローチャートで示す図である。
本実施の形態3は、前述の実施の形態1における複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)の各受信状態判定手段3133の受信状態検出回路の具体的な事例の1つとして、図9に示すように誤り検査回路314を使用した事例である。誤り検査回路314による誤り検査は、例えば、周知のCRC(CyclicRedundancy Check)、パリティチェック、等により行うことができる。
従って、複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)の各々で、そのCPU回路33が、誤り検査回路314の出力から、複数の親局A(2A),B(2B)からの受信信号の伝送路誤り率を測定および統計処理して、図8に例示するように、例えば比較する(図10のステップST31)ことにより、受信信号の伝送路誤り率の最も小さい受信状態の最も良好な親局(最適親局)を選択し(図10のステップST24)、前述の実施の形態1と同様に、この選択した親局と通信することが可能となり、前述の実施の形態1と同等の機能を呈し同等の効果を奏する。
その他の構成、機能、動作は、前述の実施の形態1と同じである。なお、各親局A(2A),B(2B)の受信状態検出回路211(図2参照)の具体的な事例の1つとして誤り検査回路を使用してもよい。また、複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)の各々の送信回路32、複数の親局A(2A),B(2B)の送信回路22には、例えば、変調回路321の入力側に誤り検査ビット付加回路323等を設けておく。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を、図11及び図12により説明する。図11は子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の他の事例を示す図、図12は子局における要部の動作の一事例をフローチャートで示す図である。
本実施の形態4は、前述の実施の形態1における複数の子局A(3A),B(3B),C(3C)の各受信状態判定手段3133の受信状態検出回路の具体的な事例の1つとして、図11に示すように、前述の実施の形態2における受信強度検出回路311、および前述の実施の形態3における誤り検査回路314を使用した事例であり、前述の実施の形態2および実施の形態3の各機能を併せ持つものである。
本実施の形態4においては、図12に例示してあるように、前述の実施の形態1乃至3と同様に、各子局は全ての親局の送信信号を受信し(ステップST21)、各親局からの受信信号をどの親局からの信号であるかを識別する(ステップST22)。さらに、各子局は各親局からの各受信信号の強度の測定と各親局からの各受信信号の伝送路誤り率を測定して統計処理する。この統計処理の結果に基づいて全親局の信号強度および伝送路誤り率を比較し(ステップST32)、最適な親局を選択する(ステップST24)ので、さらに精度の高い親局選択ができるという効果が得られる。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を、図13及び図14により説明する。図13は子局における要部の動作の他の事例をフローチャートで示す図、図14は同報通信信号である制御信号(同期信号を包含)とサービス情報信号との関係を時間軸で例示する図である。
複数の親局A(2A),B(2B)から送信される通信信号には、周知の通り図14に例示してあるように、前述のサービス情報信号以外に、1回/秒程度の周期で送信される同報通信信号がある。同報通信信号は一般的にはブロードキャストな信号であり、制御信号とも言われ、同期信号を含んでいる。
前述の実施の形態1乃至実施の形態4の各子局3における受信状態検出回路(受信強度検出回路)311、誤り検査回路314、CPU回路33等による前記受信状態判定は、前記サービス情報信号を対象にして行う場合を例示したが、本実施の形態5は、子局3における受信状態検出回路(受信強度検出回路)311、誤り検査回路314、CPU回路33等による前記受信状態判定を前記同報通信信号(制御信号)を対象にて行うものであり、このように前記同報通信信号(制御信号)を対象にして、子局3における受信状態検出回路(受信強度検出回路)311、誤り検査回路314、CPU回路33等による前記受信状態判定を行っても前述の実施の形態1乃至実施の形態4と同様な機能を呈し、同様な効果を奏する。
実施の形態6.
以下、この発明の実施の形態6を、図15及び図16により説明する。図15は配電線搬送システムのシステム構成の他の事例を示す図、図16は図15における親局と子局との間の通信シーケンスの一事例を示す図である。
本実施の形態6は、複数の親局親局C(2C),D(2D)及びそれぞれ受信状態判定手段(第1の受信状態判定手段)3133を備えた複数の子局D(3D),E(3E),F(3F)以外に、それぞれ受信状態判定手段(第3の受信状態判定手段)4143を備えた複数の中継局A(4A),B(4B)を備えた配電線搬送システムの事例である。親局C(2C),D(2D)は図2に例示した親局2と同じ構成、同じ機能の親局である。子局D(3D),E(3E),F(3F)は図2、図7、図9、図11の何れかに例示した子局3と同じ構成、同じ機能の子局である。第3の受信状態判定手段4143は図2、図7、図9、図11の何れかに例示した第1の受信状態判定手段3133と同じ構成、同じ機能の受信状態判定手段である。
図16において、S11は中継局A(4A)と子局D(3D)との通信を表し、S12は中継局B(4B)と子局E(3E)との通信を示す。なお図16において、中継局A(4A)および中継局B(4B)は何れも親局C(2C)と通信が確立しているものとする。
図15において、親局C(2C),D(2D)は中継局A(4A)および中継局B(4B)と接続し、中継局A(4A)は子局D(3D)と接続し、中継局B(4B)は子局E(3E)と接続し、中継局A(4A)および中継局B(4B)が何れも親局C(2C)と通信が確立している状態において、子局F(3F)が配電線1に接続された場合の動作について説明する。なお、親局C(2C)と中継局A(4A),B(4B)との間で伝達経路が確立する動作は前述の実施の形態1における親局と子局との間で伝達経路が確立する動作と同様であるため、その説明は省略する。
図15および図16において、子局F(3F)が配電線1に接続されると、子局F(3F)は、中継局A(4A)と子局D(3D)との通信の通信信号(S11)および中継局B(4B)と子局E(3E)との通信の通信信号(S12)を受信できるようになる。子局F(3F)は前述の実施の形態1と同様に全ての中継局A(4A),B(4B)からの通信信号を受信し、受信した受信信号の信号強度等の受信状態を判定し受信状態の最も良い最適な中継局を選択する。本実施の形態6の場合、子局F(3F)は中継局B(4B)を選択している。
子局F(3F)は、受信状態の最も良い最適な中継局B(4B)を選択すると、中継局B(4B)に対して接続要求信号(S13)を送信する。中継局B(4B)は、接続要求信号(S13)を受信すると、前述の実施の形態1の親局の場合と同様に、受信状態判定手段4143が接続要求信号(S13)の受信状態を判定し該受信状態が通信できる程度に良好な受信状態であれば、子局F(3F)に対して接続完了信号(S14)を送信すると同時に親局C(2C)に対しても、子局F(3F)を接続したことを伝達(S15)し、伝達経路確立が完了する。この場合、親局C(2C)と中継局B(4B)との間の伝達経路は確立済みであるので、親局C(2C)に対しては、中継局B(4B)と子局F(3F)との間の伝達経路が確立した旨の情報を親局C(2C)に登録するだけでよい。
本実施の形態6は、前述のように、複数の親局C(2C),D(2D)と複数の中継局A(4A),B(4B)と複数の子局D(3D),E(3E),F(3F)とが配電線1を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段3133を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した中継局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムである。
本実施の形態6によれば、調査専用及び応答専用の電文を送信しなくても、子局は通信状態の最も良い中継局と通信でき、また、親局と子局との途中に中継局が何段はいっても迅速、簡単に親局と中継局と子局との間の伝達経路の確立を行うことができる。
なお、前述の実施の形態1乃至6は必要に応じて任意に組み合わせればよく、その場合、以下の1乃至6のような技術的特徴の配電線搬送システムが得られる。
1.複数の親局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した親局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムであって、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度を判定し、前記複数の親局のうち前記受信強度の最も大きい親局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
2.複数の親局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した親局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムであって、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の親局のうち前記誤りの最も少ない親局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
3.複数の親局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した親局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムであって、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度の判定、及び前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の親局のうち前記受信強度が大きく前記誤りの少ない前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
4.複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した中継局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムであって、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度を判定し、前記複数の中継局のうち前記受信強度の最も大きい中継局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
5.複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した中継局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムであって、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の中継局のうち前記誤りの最も少ない中継局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
6.複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態を判定する受信状態判定手段を受信側に備え、前記受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、前記接続要求を受信した中継局は、前記接続要求を送信してきた子局を前記通信信号の通信先とする配電線搬送システムであって、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度の判定、及び前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の中継局のうち前記受信強度が大きく前記誤りの少ない前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
なお、図1〜図18において、同一符合は同一または相当部分を示す。
この発明の実施の形態1を示す図で、配電線搬送システムのシステム構成の一事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1に例示の配電線搬送システムにおける配電線搬送装置の内部構成の一事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図2における子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の一事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1における親局と子局との間の通信シーケンスの一事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、子局における親局からの受信信号、子局から親局への接続要求送信信号、及び親局から子局への接続完了送信信号、の各フレームの一事例を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、子局における要部の動作の一事例をフローチャートで示す図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、子局における要部の動作の一事例をフローチャートで示す図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、子局における要部の動作の他の事例をフローチャートで示す図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、子局の配電線搬送装置の詳細内部構成の他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、子局における要部の動作の他の事例をフローチャートで示す図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、子局における要部の動作の他の事例をフローチャートで示す図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、同報通信信号である制御信号(同期信号を包含)とサービス情報信号との関係を時間軸で例示する図である。 この発明の実施の形態6を示す図で、配電線搬送システムのシステム構成の他の事例を示す図である。 この発明の実施の形態6を示す図で、図15における親局と子局との間の通信シーケンスの一事例を示す図である。 従来の配電線搬送システムのシステム構成を示す図ある。 従来の配電線搬送システムにおける親局と子局との間の通信シーケンスを示す図である。
符号の説明
1 配電線、
2,2A,2B,2C,2D 親局、
21 受信回路、
211 受信状態検出回路(第2の受信状態判定手段)
2123 受信状態判定手段、
22 送信回路、
23 CPU回路、
24 結合回路、
3,3A,3B,3C,3D,3E,3F 子局、
31 受信回路、
311 受信状態検出回路(受信強度検出回路)、
312 A/D変換回路、
313 復調回路、
314 誤り検査回路、
3133 受信状態判定手段(第1の受信状態判定手段)
32 送信回路、
321 変調回路、
322 D/A変換回路、
323 誤り検査ビット付加回路、
33 CPU回路、
34 結合回路、
4A,4B 中継局、
4143 受信状態判定手段(第3の受信状態判定手段)
51〜5n ユーザの端末、
6 インターネット。

Claims (16)

  1. 複数の親局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する配電線搬送システムにおいて、
    前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、
    前記各親局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第2の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した親局は、前記第2の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信し、
    前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い親局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該親局との間の伝達経路が確立される
    ことを特徴とする配電線搬送システム。
  2. 請求項1に記載の配電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度を判定し、前記複数の親局のうち前記受信強度の最も大きい親局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
  3. 請求項1に記載の配電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の親局のうち前記誤りの最も少ない親局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
  4. 請求項1に記載の配電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度の判定、及び前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の親局のうち前記受信強度が大きく前記誤りの少ない前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
  5. 複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが配電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する配電線搬送システムにおいて、
    前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、
    前記各中継局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第3の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した中継局は、前記第3の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信すると同時に親局に対しても、当該子局を接続したことを伝達し、
    前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い中継局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該中継局及びその親局との間の伝達経路が確立される
    ことを特徴とする配電線搬送システム。
  6. 請求項5に記載の配電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度を判定し、前記複数の中継局のうち前記受信強度の最も大きい中継局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
  7. 請求項5に記載の配電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の中継局のうち前記誤りの最も少ない中継局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
  8. 請求項5に記載の配電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度の判定、及び前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の中継局のうち前記受信強度が大きく前記誤りの少ない前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信することを特徴とする配電線搬送システム。
  9. 複数の親局と複数の子局とが電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で通信する電線搬送システムにおいて、
    前記各子局は、前記複数の親局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の親局のうち前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信し、
    前記各親局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第2の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した親局は、前記第2の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信し、
    前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い親局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該親局との間の伝達経路が確立される
    ことを特徴とする電線搬送システム。
  10. 請求項9に記載の電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度を判定し、前記複数の親局のうち前記受信強度の最も大きい親局に接続要求を送信することを特徴とする電線搬送システム。
  11. 請求項9に記載の電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の親局のうち前記誤りの最も少ない親局に接続要求を送信することを特徴とする電線搬送システム。
  12. 請求項9に記載の電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度の判定、及び前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の親局のうち前記受信強度が大きく前記誤りの少ない前記受信状態の最も良い親局に接続要求を送信することを特徴とする電線搬送システム。
  13. 複数の親局と複数の中継局と複数の子局とが電線を介して接続され前記親局と前記子局との間で前記中継局を介して通信する電線搬送システムにおいて、
    前記各子局は、前記各中継局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第1の受信状態判定手段を備え、前記第1の受信状態判定手段による前記判定により、前記複数の中継局のうち前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信し、
    前記各中継局は、前記複数の子局から送信されてきた通信信号の受信状態が良いかどうかを判定する第3の受信状態判定手段を備え、前記接続要求を受信した中継局は、前記第3の受信状態判定手段により、前記接続要求を送信した子局と通信できる程度に良好な受信状態であるかどうかを判定し、通信できる程度に良好な受信状態であれば当該子局に対して接続完了信号を送信すると同時に親局に対しても、当該子局を接続したことを伝達し、
    前記接続要求を送信した子局は、前記受信状態の最も良い中継局から前記接続完了信号を受信した場合は、当該中継局及びその親局との間の伝達経路が確立される
    ことを特徴とする電線搬送システム。
  14. 請求項13に記載の電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度を判定し、前記複数の中継局のうち前記受信強度の最も大きい中継局に接続要求を送信することを特徴とする電線搬送システム。
  15. 請求項13に記載の電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の中継局のうち前記誤りの最も少ない中継局に接続要求を送信することを特徴とする電線搬送システム。
  16. 請求項13に記載の電線搬送システムにおいて、前記受信状態判定手段は、前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の受信強度の判定、及び前記通信信号におけるサービス情報信号及び制御信号の少なくとも一の誤り検査を行い、前記複数の中継局のうち前記受信強度が大きく前記誤りの少ない前記受信状態の最も良い中継局に接続要求を送信することを特徴とする電線搬送システム。
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