JP4941155B2 - 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム - Google Patents

無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4941155B2
JP4941155B2 JP2007195901A JP2007195901A JP4941155B2 JP 4941155 B2 JP4941155 B2 JP 4941155B2 JP 2007195901 A JP2007195901 A JP 2007195901A JP 2007195901 A JP2007195901 A JP 2007195901A JP 4941155 B2 JP4941155 B2 JP 4941155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication device
transfer
data
received data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007195901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009033521A (ja
Inventor
潔 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2007195901A priority Critical patent/JP4941155B2/ja
Publication of JP2009033521A publication Critical patent/JP2009033521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941155B2 publication Critical patent/JP4941155B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は、無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラムに関し、例えば、マルチホップ無線ネットワークに適用し得るものである。
マルチホップ無線ネットワーク内の無線通信装置間で通信するためには、通信経路を確保する必要があり、通信経路を決定する方法としてAODV(Ad hoc On−demand Distance Vector:非特許文献1参照)がある。
AODV(非特許文献1)では、通信を開始する前に、ネットワーク全体に経路探索記号をブロードキャスト配信して、その応答の状況に基づいて、通信の宛先無線通信装置までの通信経路を予め決定している。
"Ad hoc On−demand Distance Vector(AODV) Routing"[IETF RFC3561 July 2003]
しかしながら、マルチホップ無線ネットワークにおいて、無線通信装置が、AODV(非特許文献1)を用いて通信経路の探索をした場合、ブロードキャスト信号がネットワーク内に多く発生することになるため、ネットワーク内のトラフィックが増大してしまうという問題がある。
そこで、マルチホップ無線ネットワークにおいて、ネットワーク内のトラフィックを低減することができる無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラムが望まれている。
第1の本発明の無線通信装置は、マルチホップ無線ネットワークシステムにおける無線通信装置において、(1)発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、(2)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、(3)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、(4)上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段とを有し、(5)上記転送要否判定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否かを判定することを特徴とする。
第2の本発明の無線通信装置は、マルチホップ無線ネットワークシステムにおける無線通信装置において、(1)発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、(2)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、(3)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、(4)上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段とを有し、(5)上記データ転送時点決定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定することを特徴とする。
の本発明のマルチホップ無線ネットワークシステムは、第1又は第2の本発明の無線通信装置を複数配置していることを特徴とする。
の本発明の無線通信プログラムは、マルチホップ無線ネットワークにおける無線通信装置に搭載されたコンピュータを、(1)発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、(2)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、(3)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、(4)上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段として機能させ、上記転送要否判定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否かを判定することを特徴とする。
第5の本発明の無線通信プログラムは、マルチホップ無線ネットワークシステムにおける無線通信装置に搭載されたコンピュータを、(1)発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、(2)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、(3)少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、(4)上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段として機能させ、(5)上記データ転送時点決定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定することを特徴とする。
本発明は、マルチホップ無線ネットワーク内のトラフィックを低減することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、無線通信装置100の全体構成を示すブロック図である。無線通信装置100は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置上に、この実施形態の無線通信プログラム等をインストールすることにより構築されるものである。又、この実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムは、上述の図1に示す無線通信装置100を複数配置して、各無線通信装置間でマルチホップ通信するものである。
無線通信装置100は、アンテナ101、受信回路102、受信データ処理部103、宛先位置取得部104、転送基位置取得部105、データ転送判定部106、位置情報保持部107、送信データ処理部108、送信回路109を有している。
アンテナ101は、他の無線通信装置とデータの送受信をするためのアンテナである。
受信回路102は、アンテナ101で受信した電波からディジタルデータに変換して、受信データ処理部103に与える機能を担っている。
受信データ処理部103は、受信回路102から与えられたディジタルデータから、当該無線通信装置100で処理すべきデータを取り出して受信データとして、宛先位置取得部104、転送元位置取得部105、データ転送判定部106に与える機能を担っている。
宛先位置取得部104は、受信データ処理部103から与えられた受信データから、宛先の通信装置の位置情報(以下、「宛先通信装置位置情報」と表す)を取り出す機能を担っている。
転送元位置取得部105は、受信データ処理部103から与えられた受信データから、転送元の通信装置の位置情報(以下、「転送元通信装置位置情報」と表す)を取り出す機能を担っている。
位置情報保持部107は、当該無線通信装置100(自通信装置)の位置情報(以下、「自通信装置位置情報」と表す)を保持する。又、自通信装置でデータを生成して、他の通信装置と通信を開始する場合には、宛先通信装置の位置情報も位置情報保持部107で保持する。位置情報保持部107では、予め自通信装置の位置情報を設定しても良いし、自通信装置の位置情報を取得する手段(例えば、GPS:Global Positioning System)により取得した情報を設定しても良い。
データ転送判定部106は、受信データ処理部103で抽出した受信データと、宛先位置取得104で取り出した受信データの宛先通信装置位置情報と、転送元位置取得部105で取り出した転送元通信装置位置情報と、位置情報保持部107で保持している自通信装置位置情報から、受信データを他の通信装置に転送すべきか否か、及び、転送タイミングを判定するものであり、転送するタイミングで転送すべきデータと、そのデータの宛先通信装置の位置情報を送信データとして、送信データ処理部108に与える。
データ転送判定部106における、受信データを転送すべきか否かの判定方法としては、一度転送したデータと同一のデータは転送しないと判定する。一度転送したデータであるか否かを判断する方法しては、例えば、自通信装置が生成したデータを、他の通信装置に送信する際に、各データを一意に識別することができる識別情報を生成して付加し、過去に転送したデータの識別情報を、記憶しておき、受信データの識別情報が一致するか否かにより判断しても良い。又、過去に転送したデータ自体を記憶しておき、受信データの内容と一致するか否かにより判断しても良い。
さらに転送元通信装置の位置、宛先通信装置の位置、自通信装置の位置の関係に基づいて、転送すべきかどうか及び、転送タイミングの判定を行う。なお、判定された転送タイミングでデータを送信する方法としては、当該無線通信装置100が、データを受信してから、所定の待ち時間(以下、「待ち時間T」と表す)経過した後に、データを送信することにより行っても良い。
受信データを転送するか否かを判定する方法としては例えば、転送元通信装置の位置と宛先通信装置の位置とを結ぶ直線と、転送元通信装置の位置と自通信装置との位置を結ぶ直線とがなす角度(以下、「角度X」と表す)が、予め定めた角度より小さい場合に転送すると判定し、予め定めた角度より大きい場合には転送しないと判定しても良い。又、角度Xが小さいほど、転送元通信装置と自通信装置との距離(以下、「距離Y」と表す)がより長い場合まで転送すると判断し、角度Xが大きいほど転送元通信装置と自通信装置との距離がより短い場合のみ転送すると判断するようにしても良い。角度Xごとの判断の基準となる距離Yは、予め定められた値を、データ転送判定部106に記憶させておき、その値に基づいて決定しても良い。なお、角度Xが小さいほど、自通信装置は転送元通信装置から見て、宛先通信装置の方向に近く、角度Xが大きいほど宛先通信装置の方向とずれていることを示す。
受信データを転送するタイミング(待ち時間T)の判定方法としては、角度Xと距離Yの組み合わせにより決定しても良いし、距離Yが短いほど転送タイミングが遅く(待ち時間Tが長く)なるように決定しても良いし、角度Xが大きいほど転送タイミングが遅く(待ち時間Tが長く)なるように判定しても良い。角度Xと距離Yの組み合わせ毎の転送タイミング(待ち時間T)は、予め定められた値を、データ転送判定部106に記憶させておき、その値に基づいて決定しても良い。
又、データ転送判定部106において、転送するタイミングになるまでの間に、転送しようとしているデータと同じデータを自通信装置が受信した場合は、転送するか否か、及び、転送タイミングの判定を再実行するようにしても良い。
送信データ処理部108は、送信データに転送元通信装置の位置情報として自通信装置の位置情報を、宛先通信装置の位置情報として、データ転送判定部106もしくは位置情報保持部107より得たあて先通信装置の位置情報を付加したデータを生成し、送信データ処理部108に与えるものである。
又、送信回路109では、自通信装置において生成されたデータを他の通信装置に送信する際には、送信するデータに自通信装置位置情報と、宛先通信装置位置情報の情報を含める。自通信装置位置情報については、位置情報保持部107から情報を読み込むことにより取得しても良い。宛先通信装置位置情報については、図1において図示は省略しているが、予め宛先通信装置の位置情報を記憶する手段を有して、読み込んでも良いし、マルチホップ無線ネットワーク内に、ネットワーク内の通信装置毎の位置情報を記憶している装置を配置して、その装置から読み込むことにより取得しても良い。
送信回路109は、送信データ処理部108から与えられたデータを、無線信号に変換し、アンテナ101を介して他の通信装置に送信するものである。
図2は、この実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムの構成例を示した説明図である。ここでは、マルチホップ無線ネットワークシステムは、無線通信装置1〜11、無線通信装置S、無線通信装置Dを有しており、それぞれが上述の図1に示す無線通信装置100の構成を有しているものとする。ここでは、説明を簡易にするため、この実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムの例として、上述の図2のマルチホップ無線ネットワークシステムを挙げているが、上述の通り、この実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムは、上述の図1に示す無線通信装置100を複数配置して、各無線通信装置間でマルチホップ通信するものであれば良く、上述の図2に示す構成例には限定されないものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラムにおけるデータ転送の動作を説明する。
(A−2)無線通信装置単体の動作
図3は、この実施形態の無線通信装置における、受信データ転送処理の動作の例について説明したフローチャートである。
まず、他の無線通信装置から送信されたデータが、受信回路102において受信されると、当該受信データが、受信回路102から、受信データ処理部103に与えられる。そして、ディジタルデータが受信データ処理部103に与えられると、受信データ処理部103において、当該無線通信装置100で処理すべき受信データを取り出され、宛先位置取得部104、転送元位置取得部105、データ転送判定部106にそれぞれ与えられる。(S101)。
受信データが、宛先位置取得部104に与えられると、宛先位置取得部104において、当該受信データから、宛先通信装置位置情報が抽出され、データ転送判定部106に与えられる。又、受信データが、転送元位置取得部105に与えられると、転送元位置取得部105において、当該受信データから、転送元通信装置位置情報が抽出され、データ転送判定部106に与えられる(S102)。
そして、受信データが、データ転送判定部106に与えられると、データ転送判定部106において、受信データが、自通信装置宛のものであるか否か判定され、自通信装置宛のデータであると判定された場合には後述するステップS111の処理から動作し、自通信装置以外の宛先のデータであると判定された場合には後述するステップS104の処理から動作する(S103)。
上述のステップS103の判定において、受信データが自通信装置宛のデータであると判定された場合には、当該受信データは、自通信装置に到達した旨が周囲の通信装置に通知され(S111)、受信データは転送されずに処理は終了される。
上述のステップS103において、受信データが自通信装置以外の宛先のデータであると判定された場合には、データ転送判定部106において、さらに、当該受信データが過去に転送したデータであるか否か判定される、過去に転送したデータであると判定された場合には受信データが転送されずに処理が終了し、過去に転送したデータでないと判定された場合には、後述するステップS105の処理から動作する(S104)。
上述のステップS104において、当該受信データが、過去に転送したデータでないと判定された場合には、データ転送判定部106において、位置情報保持部107から、当該無線通信装置100の位置情報が読み込まれる。そして、当該無線通信装置100の位置情報と、上述のS102において与えられた、転送元通信装置位置情報、宛先通信装置位置情報の情報とに基づいて、角度X及び距離Yについて算出される(S105)。
次に、データ転送判定部106において、上述のステップS105で算出された角度X及び距離Yに基づいて、当該受信データを他の通信装置に転送するか否かについて判定がされ、当該受信データを転送すると判定された場合には、後述するステップS107の処理から動作し、当該受信データを転送しないと判定された場合には、受信データが転送されずに処理が終了する(S106)。
上述のステップS106における、受信データ転送要否の判断は、ここでは、角度Xが予めデータ転送判定部106に設定された値よりも大きい場合には受信データを転送しないと判断するものとする。又、さらに、角度Xが小さいほど、距離Yが長い場合まで転送すると判断し、角度Xが大きいほど距離Yがより短い場合のみ転送すると判断するものとする。角度Xごとの判断の基準となる距離Yは、予め定められた情報を、データ転送判定部106が有しているものとする。
そして、上述のステップS106において、当該受信データを転送すると判定された場合には、データ転送判定部106において、上述のステップS105において算出された角度X及び距離Yに基づいて、転送タイミング(待ち時間T)が決定される(S107)。
上述のステップS107における、転送タイミング(待ち時間T)は、ここでは、角度Xと角度Yの組み合わせにより決定され、角度Xが小さいほど転送タイミングが早く(待ち時間Tが短い)なるように決定され、又、距離Yが長いほど転送タイミングが早く(待ち時間Tが短い)なるように決定されるものとする。又、ここでは、予め角度Xと距離Yの組み合わせ毎の所定の値が、データ転送判定部106において記憶されており、その記憶された値に基づいて決定されるものとする。
そして、次に、データ転送判定部106において、転送タイミング(待ち時間T)が経過するまでの間、当該受信データについて、他の通信装置から転送されたか否か、又は、転送しようとしているデータと同一の受信データが宛先通信装置に到達した旨の通知があった(他の通信装置から、上述のステップS111の通知があった)か否かが判定され、いずれの条件にも該当しない場合には後述するステップS109の処理から動作し、いずれか条件に該当する場合には、当該受信データは転送されずに処理が終了する(S108)。
上述のステップS108の判定において、当該受信データについて、他の通信装置から転送も、宛先通信装置に到達した旨の通知もなかったと判定された場合には、当該受信データが、データ転送判定部106から、送信データ処理部108に与えられる。そして、送信データ処理部108において、当該受信データの転送元通信装置位置情報が、位置情報保持部107から読み込まれた位置情報に書き換えられ、送信回路109、アンテナ101を介して他の通信装置へ転送される(S109)。
(A−2)マルチホップ無線ネットワークシステムの動作
次に、上述の図2のマルチホップ無線ネットワークシステムにおいて無線通信装置Sから送信されたデータが、無線通信装置Dまで転送される動作について説明する。ここでは、データの送信元の無線通信装置として無線通信装置S、データの宛先の無線通信装置として、無線通信装置Dが配置され、その周辺には、無線通信装置1〜11の無線通信装置が配置されているものとする。なお、無線通信装置Sと、無線通信装置Dは、直接通信できる必要はなく、無線通信装置Sと無線通信装置Dの間に配置されているその他の無線通信装置が、データ転送することにより通信するものとする。又、ここでは、各無線通信装置は、上述の図3のフローチャートに従って動作するものとして説明する。
まず、無線通信装置Sから、無線通信装置Dを宛先としてデータが、無線通信装置Sの周辺の無線通信装置に送信される。なお、ここでは、上述の通り無線通信装置Sから送信されたデータには、転送元通信装置位置情報(無線通信装置Sの位置情報)と、宛先通信装置位置情報(無線通信装置Dの位置情報)が含まれているものとする。
次に、無線通信装置Sから送信されたデータが、無線通信装置1、4、5、6、8、9により受信されたものとする。
そして、無線通信装置1、4、5、6、8、9それぞれにおいて、上述の図3のフローチャートによる処理が動作する。ここでは、無線通信装置1、4、5、6、8、9いずれにおいても、転送処理が中止されることなく、上述のステップS101〜S105までの処理が行われ、それぞれの無線通信装置において、角度X及び距離Yが算出されたものとする。
そして無線通信装置1、4、5、6、8、9それぞれにおいて、算出された角度X及び距離Yに基づいて、上述のステップS106の判定が行われる。その結果、無線通信装置8においては、角度Xが所定の角度よりも大きいため転送は行われないと判定され処理が終了する。又、無線通信装置1と、無線通信装置6において、距離Yは同程度であるが、無線通信装置6よりも無線通信装置1における、角度Xが大きいため、上述のステップS106の判定において、無線通信装置1では転送しない判定され、無線通信装置6では転送すると判定される。よって、ここでは、上述のステップS106の判定においては、無線通信装置1、8は転送処理を中止すると判定されたものとする。
そして、無線通信装置4、5、6、9では、上述のステップS106の判定において転送すると判定されるので、上述のステップS107の転送タイミングの決定(待ち時間Tの決定)の処理に移行する。
ここでは、無線通信装置6における角度Xが最も小さく、距離Yが最も長いため、無線通信装置6における転送タイミングが最も早くなり(すなわち、待ち時間Tが最も短くなる)、次に、距離Yは短いが角度Xが小さい無線通信装置5、次いで、無線通信装置4、9と転送タイミング(待ち時間T)が決定されたものとする。
そして、無線通信装置6では、上述のステップS108〜S109により、転送タイミングになると(待ち時間Tが経過すると)、受信したデータに転送元通信装置位置情報として、自通信装置の位置情報と、受信データから抽出した宛先通信装置位置情報を付加したデータが転送される。
無線通信装置4、5、9では、無線通信装置6から転送されたデータが受信された場合、転送処理中の受信データと同じデータを受信したことになるため、上述のステップS108の処理により、当該受信データの転送処理が中止される。そして、新たな無線通信装置6から受信したデータに対する転送処理が、上述のステップS101の処理から開始される。この場合、無線通信装置6が転送元通信装置となり、無線通信装置4、5、9全て、転送元通信装置を無線通信装置6、宛先通信装置を無線通信装置Dとしたときの角度Xが大きくなるため、上述のステップS106で転送をしないと判定され処理が終了される。
このような転送処理を繰り返すことにより、送信元通信装置(無線通信装置S)から宛先通信装置(無線通信装置D)方向へのみデータ転送を行い、宛先通信装置(無線通信装置D)まで転送される。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することが可能となる。
無線通信装置100は、転送元通信装置位置情報、自通信装置位置情報、宛先通信装置位置情報に基づいて、角度X及び距離Yを算出し、それらの値に基づいて受信データの転送の要否、及び転送タイミングを決定している。
これにより、例えば、角度Xが、予め定めた角度より大きい場合には転送しないと判定する場合、宛先通信装置方向へ向かう、特定方向の無線通信装置にのみデータを転送していくことができる。さらに、角度Xが小さいほど、距離Yがより長い場合まで転送すると判断し、角度Xが大きいほど転送元通信装置と自通信装置との距離がより短い場合のみ転送すると判断する場合、同一のデータを受信した無線通信装置の中で、より宛先通信装置に近い特定領域の通信装置においてのみ転送すると判断することができる。
又、例えば、転送タイミングを、距離Yが短いほど転送タイミングが遅くなるように決定し、角度Xが大きいほど転送タイミングが遅くなるように決定するようにした場合、同一のデータを受信した無線通信装置の中で、最も宛先通信装置に近い無線通信装置において、より早い転送タイミングが決定されて転送処理が行われ、それ以外の無線通信装置では転送処理が中止される。これにより、宛先通信装置にデータが転送されるまでの転送回数を低減するとともに、重複した転送処理を抑制することができ、マルチホップ無線ネットワークにおいてマルチホップ通信を行うために必要な通信量を低減することができる。
又、各無線通信装置100は、データを他の無線通信装置に送信する際に、送信するデータに、自通信装置位置情報と宛先通信装置位置情報を含めることにより、当該データを中継する無線通信装置100においては、当該データから、転送元通信装置位置情報及び宛先通信装置位置情報を取得することができる。
以上により、この実施形態によれば、マルチホップ無線ネットワークを構成する各無線通信装置は、自通信装置の位置情報のみを保持しておくことで、ブロードキャスト信号などを用いて転送経路の探索を行うことなく、宛先通信装置方向の無線通信装置へのみデータ転送する処理を可能とし、マルチホップ通信を行うために必要な通信量を低減することができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図4は、第2の実施形態の無線通信装置200の全体構成を示すブロック図である。又、この実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムは、上述の図4に示す無線通信装置200を複数配置して、各無線通信装置間でマルチホップ通信するものである。
無線通信装置200は、アンテナ201、受信回路202、受信データ処理部203、宛先位置取得部204、転送元位置取得部205、データ転送判定部206、位置情報保持部207、送信データ処理部208、送信回路209を有している。
アンテナ201、受信データ処理部203、宛先位置取得部204、転送元位置取得部205、位置情報保持部207、送信データ処理部208、送信回路209は、それぞれ第1の実施形態のアンテナ101、受信データ処理部103、宛先位置取得部104、転送元位置取得部105、位置情報保持部107、送信データ処理部108、送信回路109と同様のものであるのでその説明を省略する。
受信回路202は、データを受信した際の受信電力値を測定し、測定した受信電力値(以下、「受信電力値Z」と表す)の情報を、データ転送判定部206に与える手段を有している点で、第1の実施形態の受信回路102と異なっている。
第1の実施形態のデータ転送判定部106では、受信データを他の無線通信装置に転送すべきか否か、及び、転送するタイミングの判定を、受信データ処理部203から与えられた受信データと、宛先位置取得部204から与えられた宛先通信装置位置情報と、転送元位置取得部205から与えられた転送元情報と、位置情報保持部207で保持している自通信装置の位置情報とに基づいて行っていたが、第2の実施形態のデータ転送判定部206は、上述の情報に、受信回路202から与えられた受信電力値Zの情報も加えて判定を行う場合がある点において第1の実施形態のデータ転送判定部106と異なっている。
データ転送判定部206における、受信データを転送すべきか否かの判定方法としては、一度転送したデータは転送しないと判定しても良い。さらに、転送元通信装置の位置、宛先通信装置の位置、自通信装置の位置の情報を基に、転送すべきか否か、及び、転送するタイミングの判定を行う。例えば、上述の角度Xが、予め定めた角度より小さい場合には転送すると判定し、予め定めた角度より大きい場合には転送しないと判定しても良い。又、角度Xが小さいほど、受信電力値Zがより小さい場合まで転送すると判定し、角度Xが大きいほど受信電力値Zがより大きい場合に転送すると判定するようにしても良い。角度Xごとの判断の基準となる受信電力値Zは、予め定められた値を、データ転送判定部206に記憶させておき、その値に基づいて決定しても良い。
受信データ転送するタイミング、すなわち、待ち時間Tの決定方法としては、角度Xと受信電力値Zの組み合わせにより決定しても良く、受信電力値Zが小さいほど待ち時間Tが短くなるように決定しても良いし、角度Xが小さいほど待ち時間Tが短くなるように決定しても良い。角度Xと受信電力値Zの組み合わせ毎の転送タイミング(待ち時間T)は、予め定められた値を、データ転送判定部206に記憶させておき、その値に基づいて決定しても良い。又、待ち時間Tが経過するまでの間に、転送しようとしているデータと同じデータを受信した場合は、転送するかしないか及び転送タイミングの判定を再実行するようにしても良い。
この実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムの構成例も上述の図2により示すことができるので詳しい説明を省略する。マルチホップ無線ネットワークシステムを構成する各無線通信装置が上述の図4に示す無線通信装置200の構成となる点で、第1の実施形態と異なっているが、その他については同様である。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の無線通信装置及びマルチホップ無線ネットワークシステムにおけるデータ転送の動作の例を説明する。
この実施形態の無線通信装置は、第1の実施形態のものとほぼ同様であり、受信データを転送するかどうか及び転送するタイミングの判定において、距離Yの代わりに受信電力値Zを用いる点のみが異なる。よって、この実施形態の無線通信装置において、データ転送があった場合の動作は、第1の実施形態の上述の図3のフローチャート図2により表すことができるため、詳しい説明を省略し、第1の実施形態の場合と異なる点についてのみ、以下説明する。
上述のステップS101では、受信回路202により、データ受信の際の受信電力値Zが測定され、受信電力値Zの情報が、データ転送判定部206に与えられる点において、第1の実施形態と異なっている。
上述のステップS106では、データ転送の要否の判定において、角度X及び距離Yではなく、角度X及び受信電力値Zに基づいて判定される点において、第1の実施形態と異なっている。
上述のステップS107では、転送タイミング(待ち時間T)の決定において、角度X及び距離Yではなく、角度X及び受信電力値Zに基づいて決定される点において、第1の実施形態と異なっている。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することが可能となる。
通信品質は、通信距離のみでなく、周りの環境等によっても変化するので、距離に対する通信品質の劣化が大きい環境では、転送元通信装置の近くの無線通信装置しか転送データを受信できない。このような環境で、第1の実施形態の無線通信装置100を用いた場合、転送データを受信した無線通信装置の中で、最も宛先通信装置に近い無線通信装置の転送タイミングも少し遅い転送タイミングになってしまい、転送遅延が大きくなる場合がある。
一方、第2の実施形態の無線通信装置200では、距離に対する品質劣化が大きい環境において、通信距離が短くなっても、通信可能な距離ぎりぎりの位置に存在する無線通信装置での受信電力は小さくなるため、転送タイミングが早く設定され、第1の実施形態と比べて、遅延が大きくなることがない。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の各実施形態においては、宛先位置取得部104、204及び転送元位置取得部105、205は、受信データから転送元及び宛先の位置情報を抽出していたが、例えば、予め同一のマルチホップ無線ネットワーク内の無線通信装置の識別情報と、その位置情報を記憶しておき、受信データに含まれる識別情報に基づいて、その位置情報を取得しても良く、位置情報を取得する方法は限定されないものである。
(C−2)上記の各実施形態において、データ転送判定部106、206は、転送元通信装置位置情報、自通信装置位置情報、宛先通信装置位置情報に基づいて、上述の角度X及び距離Yを算出しているが、各通信装置の絶対的な位置情報でなく、各装置間の相対的な位置関係に関する情報(例えば、転送元通信装置から、宛先通信装置への方向に関する情報)に基づいて算出しても良い。
例えば、各無線通信装置がデータを送信する際に、自通信装置の位置情報と、宛先通信装置の方向に関する情報とを含めて送信することにより、上記データを受信した無線通信装置では、転送元通信装置の位置と宛先通信装置の位置を通る直線に関する情報を取得することができる。よって、この場合、転送元通信装置の位置と宛先通信装置の位置を通る直線に関する情報と、転送元通信装置位置情報と、自通信装置位置情報に基づいて、上述の角度X及び距離Y算出することができる。この場合、各無線通信装置において、他の無線通信装置への方向に関する情報は、予め記憶する手段を有して登録されたものであっても良い。
第1の実施形態の無線通信装置全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のマルチホップ無線ネットワークシステムの構成例を示す説明図である。 第1の実施形態の無線通信装置における受信データ転送処理の動作の例について説明したフローチャートである。 第2の実施形態の無線通信装置全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
100…無線通信装置、101…アンテナ、102…受信回路、103…受信データ処理部、104…宛先位置取得部、105…転送元位置取得部、106…データ転送判定部、107…位置情報保持部、108…送信データ処理部、109…送信回路。

Claims (10)

  1. マルチホップ無線ネットワークシステムにおける無線通信装置において、
    発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、
    上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段とを有し、
    上記転送要否判定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否かを判定する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. マルチホップ無線ネットワークシステムにおける無線通信装置において、
    発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、
    上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段とを有し、
    上記データ転送時点決定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 上記転送要否判定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置との距離を、さらに考慮して上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 上記データ転送時点決定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置との距離を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 上記受信したデータを受信する際の受信電力値を測定する受信電力値測定手段をさらに有し、
    上記データ転送時点決定手段は、上記受信電力値をさらに考慮して、データ転送する時点を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 上記転送要否判定手段は、上記受信電力値をさらに考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  7. 自無線通信装置の位置情報を取得する自装置位置情報取得手段を更に有し、
    上記データ転送手段は、他の無線通信装置にデータを転送する際には、転送するデータに、上記自装置位置情報取得手段が取得した位置情報を含めて転送し、
    上記位置関係情報取得手段は、上記自装置位置情報取得手段が取得した位置情報と、上記受信したデータの内容とに基づいて、上記位置関係に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の無線通信装置。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の無線通信装置を複数配置していることを特徴とするマルチホップ無線ネットワークシステム。
  9. マルチホップ無線ネットワークにおける無線通信装置に搭載されたコンピュータを、
    発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、
    上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段として機能させ、
    上記転送要否判定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否かを判定する
    ことを特徴とする無線通信プログラム。
  10. マルチホップ無線ネットワークシステムにおける無線通信装置に搭載されたコンピュータを、
    発信元又は直前中継元の第1の無線通信装置から、発信先の第2の無線通信装置に向けて送出されたデータを受信すると、上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置と自無線通信装置との相対的な位置関係に関する情報を取得する位置関係情報取得手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送するか否か判定する転送要否判定手段と、
    少なくとも上記位置関係情報取得手段が取得した情報を考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定するデータ転送時点決定手段と、
    上記転送要否判定手段において、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送すると判定された場合にのみ、上記受信したデータを、上記データ転送時点決定手段により決定された時点に、他の無線通信装置に転送するデータ転送手段として機能させ、
    上記データ転送時点決定手段は、上記第1の無線通信装置の位置と上記第2の無線通信装置の位置とを通る直線と、上記第1の無線通信装置の位置と自無線通信装置の位置を通る直線とがなす角度を少なくとも考慮して、上記受信したデータを他の無線通信装置に転送する時点を決定する
    ことを特徴とする無線通信プログラム。
JP2007195901A 2007-07-27 2007-07-27 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム Expired - Fee Related JP4941155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007195901A JP4941155B2 (ja) 2007-07-27 2007-07-27 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007195901A JP4941155B2 (ja) 2007-07-27 2007-07-27 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009033521A JP2009033521A (ja) 2009-02-12
JP4941155B2 true JP4941155B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40403516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007195901A Expired - Fee Related JP4941155B2 (ja) 2007-07-27 2007-07-27 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4941155B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101925122B (zh) * 2009-06-12 2014-10-08 株式会社日立制作所 用于车辆无线通信网络中的有效数据传输的装置和方法
JP6920624B2 (ja) * 2019-12-04 2021-08-18 富士通クライアントコンピューティング株式会社 無線通信装置、無線通信システム、およびプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3960155B2 (ja) * 2002-07-18 2007-08-15 三菱電機株式会社 移動通信装置およびその通信方法
JP4370931B2 (ja) * 2004-02-19 2009-11-25 沖電気工業株式会社 無線ネットワーク装置、無線ネットワークシステム及び経路選択方法
JP4378192B2 (ja) * 2004-03-05 2009-12-02 富士通株式会社 通信端末、通信プログラムおよび通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008079098A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Oki Electric Ind Co Ltd 端末間の通信経路制御方法、端末間の通信経路制御プログラム、及び通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009033521A (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070066312A1 (en) Mobile ad hoc network system
JP4911402B2 (ja) 移動無線通信システム及びその通信制御方法、移動端末、並びにプログラム
EP3041290B1 (en) Information processing device and information processing method
WO2009041676A1 (en) Network system, communication method, dependent wireless apparatus, and control wireless apparatus
JP2012095235A (ja) ノード局および冗長経路制御方法
WO2013077090A1 (ja) アドホックネットワークシステムおよび通信装置
JP5705030B2 (ja) 通信システム
US10395531B2 (en) Control device and method for coupling a multi-standard antenna assembly of a motor vehicle to at least one vehicle component
JP4941155B2 (ja) 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム
WO2015040821A1 (ja) 通信装置、通信方法
JP2001128231A (ja) 可変エリアアドホックネットワーク
JP2005027239A (ja) 情報供給システム、情報供給方法、情報要求装置、情報要求方法、情報中継装置、情報中継方法及びプログラム
JP4821266B2 (ja) 自律分散型無線システム
JP2004129064A (ja) 無線通信システム、無線通信端末および通信経路設定方法
JP2005347879A (ja) 無線通信システム
JP6351303B2 (ja) 通信機
JP5692404B2 (ja) 送信制御方法および送信制御装置
JP2005191922A (ja) 通信装置、中継装置、および通信方法
JP5748981B2 (ja) 無線通信システム及び無線通信端末局
JP2016171543A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法、および、通信プログラム
JP2008306641A (ja) アドホックネットワークシステム
KR101882587B1 (ko) 복수 개의 통신망을 연결할 수 있는 IoT 장치 및 그 통신 방법
JP2006041608A (ja) 移動無線通信装置
JP7480235B2 (ja) 効率的な中継伝送システムの運用を可能とする制御装置、制御方法、及びプログラム
JP2018084916A (ja) 情報処理装置、基地局、および通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees