JP2005051661A - 無線lan端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線LANシステムの構成要素に過大な負荷を与えることなく、各APに接続するTMの台数制御を行うことのできる無線LANシステムを提供すること。
【解決手段】 一般的に、1台のAPに接続するTM台数が増えると、パケット送信に失敗する確率が高くなる。本発明はこの点に着目し、各APに接続しているTMの台数の指標として、パケット送信の失敗確率を用いる。すなわち、本発明の実施形態であるTMは、AP毎にパケット送信の失敗確率を保持しておき、アクティブスキャン結果と失敗確率との両方を利用して接続先APを決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線LAN端末に関するものであり、具体的にはアクセスポイントを介して他端末と通信を行うことのできる無線LAN端末に関する。
無線LAN端末(無線LANモジュールが装着もしくは内蔵されたPCや無線端末の総称。以下、ここではTMと称す)は、サーバ等の有線LAN上のネットワーク機器との通信を開始する前に、アクセスポイント(以下、APと称す)への接続を行う必要がある。
APは有線LAN上に存在するネットワーク機器とTMとの通信を中継する役割を持っているためである。
したがって、TMはアクティブスキャンを行なって接続先APを探索する。このアクティブスキャンにより、TMは各APから受信するプローブ・レスポンス(Probe Response)信号の受信品質(SNRなど)を測定し、その結果最も受信品質の良いAPを接続の対象とする手順が一般的である。
図7及び図8は、従来のアクティブスキャンを説明するための概念図である。
図7に示すとおり、TM701のAPリスト700には、受信品質(700の1列目)とAP識別子(700の2列目)と起動チャネル(700の3列目)とが対応づけて記憶されている。AP識別子としては、MACアドレス等が考えられる。同図の場合、受信品質が最も高いのは「95」であるため、TM701はAP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」のAPと接続する。
このように、従来のTMはプローブ・レスポンス信号の受信品質のみで接続するAPを決定していた。そのため、図8に示すように、ある1つのAP(図8の場合、AP701)周辺にTMが偏って存在していた場合、そのAPに接続が集中してしまっていた。そのため、1つのAPに接続が集中すると、該APと他のAPとの処理負担に差が生じ、ネットワーク全体としての処理効率が非常に悪くなるという問題点があった。
特開平11−55286号公報
上記問題点を解決すべく、特許文献1には「APを一括管理する制御装置に許可台数管理テーブルを設け、当該テーブルで各APに接続できるTMの最大数等を管理し、制御装置からの指示情報に従い、各APがTMに対する接続可否の判断を行う旨」の内容が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明の場合、制御装置側で全APの端末接続台数・接続可否等を管理しなければならず、制御装置の負荷が過大となる上、システムが複雑化するという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的は、無線LANシステムの構成要素に過大な負荷を与えることなく、各APに接続するTMの台数制御を行うことのできる無線LAN端末を提供することにある。
また、本発明の目的は、既存のシステムに複雑な変更を加えることなく、各APに接続するTMの台数制御を行うことのできる無線LAN端末を提供することにある。
本発明の無線LAN端末は、信号の受信品質をアクセスポイント別に記憶する手段と、パケット送信の失敗確率及び/又は失敗回数をアクセスポイント別に記憶する手段と、信号の受信品質、失敗確率及び/又は失敗回数に基づいて接続先アクセスポイントを決定する手段とを設けたことを特徴とする。
上記無線LAN端末は、失敗確率及び/又は失敗回数が閾値未満のアクセスポイントのうち、信号の受信品質が最も良いアクセスポイントを接続先アクセスポイントとして決定する手段とを具備することが好ましい。
上記無線LAN端末は、起動周波数とアクセスポイントとを対応づけて記憶する手段と、失敗確率及び/又は失敗回数が閾値以上のアクセスポイントの起動周波数を接続対象外周波数として記憶する手段と、失敗確率及び/又は失敗回数が閾値未満であり、かつ、接続対象外周波数と異なる周波数を起動周波数とするアクセスポイントのうち、信号の受信品質が最も良いアクセスポイントを接続先アクセスポイントとして決定する手段とを具備することが好ましい。
以上詳細に説明したように本発明の無線LAN端末によれば、その構成要素に過大な負荷を与えることなく、各APに接続するTMの台数制御を行うことができる。また、本発明の無線LAN端末によれば、既存のシステムに複雑な変更を加えることなく、各APに接続するTMの台数制御を行うことができる。
次に添付図面を参照して本発明による無線LANシステムの実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施形態の無線LANシステムの動作を示すシーケンスチャートを示し、図2はこの実施形態の動作を説明する概念図であり、図3は本発明の実施形態のAP及びTMの機能ブロック図である。また、図4、図6、図10、図12はこの実施形態の動作を説明するフローチャートである。さらに、図5、図9、図11は送信失敗履歴テーブルの一例を表した図である。
(1)本実施例の概要
一般的に、1台のAPに接続するTM台数が増えると、複数のTMがAPに対して同時にパケットを送信し、パケットが衝突する可能性が高くなる。つまり、パケット送信に失敗する確率が高くなる。この点に着目し、本発明では、各APに接続しているTMの台数の指標として、パケット送信の失敗確率を用いる。すなわち、本発明の実施形態であるTMは、AP毎にパケット送信の失敗確率を保持しておき、アクティブスキャン結果と失敗確率との両方を利用して接続先APを決定する。
図1は本発明の実施形態の無線LANシステムの動作を示すシーケンスチャートを示し、具体的には、本発明の実施形態のTM101がアクティブスキャンを行っているときのシーケンスチャートを示している。また、図2はこの実施形態の動作を説明する概念図である。
図1に示すように、TM101は各AP101〜104にプローブ・リクエスト信号111を送信する。これに対し、図1及び図2に示すとおり、AP101〜104はTM101にプローブ・レスポンス信号113,115,117,119を送信する。各プローブ・レスポンス信号113,115,117,119にはAP識別子が含まれている。
TM101は上記プローブ・レスポンス信号113,115,117,119からAPリストを取得する。図5の501にAPリストの一例を示す。同図に示すとおり、APリスト501はAPのMACアドレス(501の2列目)と、該APからの受信品質(501の1列目)を示すパラメータ値とを対応付けたものを1レコードとして記憶している。そして、上記APリスト501と後述する送信失敗履歴テーブルとに基づいて、接続対象となるAPを決定し、当該AP(図1及び図2の場合はAP103)にアクセス・リクエスト信号121を送信する。
(2)機能ブロック図の説明
図3は本発明の実施形態のAP及びTMの機能ブロック図である。同図において、AP101の通信制御手段301は、無線LAN回線321を介してデータを送受信する通信装置であり、TM101と所定の通信プロトコルを用いて双方向通信するための機能を果たしている。
CPU303はAP101全体を制御する中央処理装置である。また、CPU303はデータ記憶手段305に記述されたプログラムに従い、通信制御手段301からの制御信号により動作し、AP101の各機能を実行する。データ記憶手段305には少なくとも、CPU303による各種制御に用いられるシステムプログラム等が記憶されている。
TM101がAP101にアクセスすると、通信制御手段309は有線LAN上のネットワーク機器等に送信するデータをデータ記憶手段311から読出し、AP101に送信する。
データ記憶手段311には、主制御部(CPU)307による各種制御に用いられるオペレーティングシステムや、本実施形態における機能を実現するプログラム、APリスト、後述する送信失敗履歴テーブル等が記憶されている。入出力制御部313は、入力装置315から入力された情報をデータ記憶手段311に書き込んだり、出力装置317に情報を表示したりする際に、主制御部307と通信して必要な処理を実行する。
(3)送信失敗履歴テーブルの説明
送信失敗履歴テーブルは、AP毎のパケット送信の失敗確率を記憶するためのテーブルである。前述のとおり、本発明の実施形態のTM101は上記失敗確率とアクティブスキャン結果との両方を利用して接続先APを決定する。
図5に示すとおり、本発明の実施形態の送信失敗履歴テーブル500は、AP識別子(500の1列目)と、パケット送信回数(500の2列目)と、パケット送信の失敗回数(500の3列目)と、パケット送信の失敗確率(500の4列目)とを対応づけたものを1レコードとして記憶している。以下、図5の送信失敗履歴テーブル500を参照して、図4及び図6の動作フローを説明する。
(4)動作フローチャートの説明
(4−1)パケット送信時の動作フロー
図4に示すとおり、TM101はパケット送信トリガが入ると(S401)、パケット送信処理を実行し(S403)、パケット送信処理に成功したか否か確認する(S405)。
S405の結果、成功した場合には接続先APのAP識別子を、送信失敗履歴テーブル500の1列目から検索し、当該AP識別子と同一レコードにある「パケット送信回数」に1加算する。そして、該レコードの「パケット送信回数」と「パケット送信の失敗回数」とに基づいて、「パケット送信の失敗確率」(=パケット送信の失敗回数/パケット送信回数)を算出し、算出結果を記憶する(S409)。
一方、S405の結果、失敗した場合には接続先APのAP識別子を、送信失敗履歴テーブル500の1列目から検索し、当該AP識別子と同一レコードにある「パケット送信回数」及び「パケット送信の失敗回数」にそれぞれ1加算する。そして、該レコードの「パケット送信回数」と「パケット送信の失敗回数」とに基づいて、「パケット送信の失敗確率」(=パケット送信の失敗回数/パケット送信回数)を算出し、算出結果を記憶する(S407)。
(4−2)AP選択の動作フロー
図6に示すとおり、TM101はAP接続トリガーが入ると(S601)、周辺をアクティブスキャンする(S603)。アクティブスキャンの結果、TM101はAPリスト501を取得する。ここで、APリスト501は受信品質順にソートされているものとする。
続いて、APリスト501の先頭にあるAP識別子(図5の501の場合「cc−cc−cc−cc−cc」)を取得し(S605)、該AP識別子が送信失敗履歴テーブル500に存在するかどうか検索する(S607)。以下、接続先APが決定するまで、APリスト501の先頭レコードにあるAP識別子(受信品質が最も良いAP)から順に、最終レコードにあるAP識別子(受信品質が最も悪いAP)までを検索対象AP識別子として、当該処理(S607)〜後述する処理(S609〜S621)を繰り返す。
送信失敗履歴テーブル500を検索した結果(S607)、検索対象AP識別子が送信失敗履歴テーブル500に存在した場合には(S609)、送信失敗履歴テーブル500から当該AP識別子に対応する失敗確率を確認する(S611)。
続いて、その失敗確率が閾値以上であるか否か確認し(S615)、閾値以上であった場合には、APリスト501の次レコードのAP識別子を検索対象AP識別子とする(S617)。一方、S615の結果、当該AP識別子に対応する失敗確率が閾値未満であった場合には、当該AP識別子に対応するAPを接続対象とする(S619)。
送信失敗履歴テーブル500を検索した結果(S607)、検索対象AP識別子が送信失敗履歴テーブル500に存在しなかった場合には(S609)、送信失敗履歴テーブル500に当該AP用のレコードを追加する(S613)。このとき、このレコードに存するAP識別子フィールドには「検索対象AP識別子」を格納し、その他のフィールド(パケット送信回数、失敗回数、失敗確率)には、初期値として「0」を入れる。S613に続き、当該APを接続対象とする(S619)。
送信失敗履歴テーブル500を確認した結果、APリスト501上の全AP識別子に対応する失敗確率が閾値以上であった場合には、APリスト501の先頭レコードにあるAP識別子(受信品質が最も良いAP)に対応するAPを接続対象とする(S621)。接続対象となるAPが決まったら、当該APに接続処理を行う(S623)。
(4−3)具体的数値を用いた説明
例えば、パケット送信の失敗確率の閾値を0.5%であるとする。図5の送信失敗履歴テーブル500を参照すると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の送信回数は0回、失敗回数も0回であり、失敗確率も0%である。また、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」の送信回数は10000回、失敗回数は20回であり、失敗確率は0.2%である。さらに、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」の送信回数は200回、失敗回数は10回であり、失敗確率は5.0%である。
一方、図5のAPリスト501を参照すると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の受信品質は95、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」の受信品質は90、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」の受信品質は40である。
この場合、図6のS607において、APリスト501の先頭レコードにあるAP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」は、送信失敗履歴テーブル500の1レコード目に存在することがわかる。また、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」と同一レコードに記憶されている失敗確率は0%(すなわち、閾値0.5%未満)であるため、図6のS619では、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」に対応するAPが接続対象となる。
また、仮に、APリスト501にAP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」のレコードが存在しない場合には、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」が先頭レコードとなる。この場合、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」は、送信失敗履歴テーブル500の2レコード目に存在することがわかる。さらに、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」と同一レコードに記憶されている失敗確率は0.2%(すなわち、閾値0.5%未満)であるため、図6のS619では、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」に対応するAPが接続対象となる。
(1)本実施例の概要
一般的に、1台のAPに接続するTM台数が増えると、複数のTMがAPに対して同時にパケットを送信し、パケットが衝突する可能性が高くなる。つまり、パケット送信に失敗する回数が多くなる。この点に着目し、本発明では、各APに接続しているTMの台数の指標として、パケット送信の失敗回数を用いる。すなわち、本発明の実施形態であるTMは、AP毎にパケット送信の失敗回数を保持しておき、アクティブスキャン結果と失敗回数との両方を利用して接続先APを決定する。
図1は本発明の実施形態の無線LANシステムの動作を示すシーケンスチャートを示し、具体的には、本発明の実施形態のTM101がアクティブスキャンを行っているときのシーケンスチャートを示している。また、図2はこの実施形態の動作を説明する概念図である。これらシーケンスチャート及び概念図の説明は実施例1と同様であるので、ここでは省略する。
(2)機能ブロック図の説明
図3は本発明の実施形態のAP及びTMの機能ブロック図である。機能ブロック図の説明は実施例1と同様であるので、ここでは省略する。
(3)送信失敗履歴テーブルの説明
送信失敗履歴テーブルは、AP毎のパケット送信の失敗回数を記憶するためのテーブルである。前述のとおり、本発明の実施形態のTM101は、パケット送信の失敗回数とアクティブスキャン結果との両方を利用して接続先APを決定する。
図9に示すとおり、本発明の実施形態の送信失敗履歴テーブル900は、AP識別子(900の1列目)と、パケット送信回数(900の2列目)と、パケット送信の失敗回数(900の3列目)とを対応づけたものを1レコードとして記憶している。以下、図9の送信失敗履歴テーブル900を参照して、図4及び図10の動作フローを説明する。
(4)動作フローチャートの説明
(4−1)パケット送信時の動作フロー
図4に示すとおり、TM101はパケット送信トリガが入ると(S401)、パケット送信処理を実行し(S403)、パケット送信処理に成功したか否か確認する(S405)。
S405の結果、成功した場合には接続先APのAP識別子を、送信失敗履歴テーブル900の1列目から検索し、当該AP識別子と同一レコードにあるパケット送信回数に1加算する(S409)。
一方、S405の結果、失敗した場合には接続先APのAP識別子を、送信失敗履歴テーブル900の1列目から検索し、当該AP識別子と同一レコードにある「パケット送信回数」及び「パケット送信の失敗回数」にそれぞれ1加算する(S407)。
(4−2)AP選択の動作フロー
図10に示すとおり、TM101はAP接続トリガーが入ると(S1001)、周辺をアクティブスキャンする(S1003)。アクティブスキャンの結果、TM101はAPリスト901を取得する。ここで、APリスト901は受信品質順にソートされているものとする。
続いて、APリスト901の先頭にあるAP識別子(図9の901の場合「cc−cc−cc−cc−cc」)を取得し(S1005)、該AP識別子が送信失敗履歴テーブル900に存在するかどうか検索する(S1007)。以下、接続先APが決定するまで、APリスト901の先頭レコードにあるAP識別子(受信品質が最も良いAP)から順に、最終レコードにあるAP識別子(受信品質が最も悪いAP)までを検索対象AP識別子として、当該処理(S1007)〜後述する処理(S1009〜S1021)を繰り返す。
送信失敗履歴テーブル900を検索した結果(S1007)、検索対象AP識別子が送信失敗履歴テーブル900に存在した場合には(S1009)、送信失敗履歴テーブル900から当該AP識別子に対応する失敗回数を確認する(S1011)。
続いて、その失敗回数が閾値以上であるか否か確認し(S1015)、閾値以上であった場合には、APリスト901の次レコードのAP識別子を検索対象AP識別子とする(S1017)。一方、S1015の結果、当該AP識別子に対応する失敗回数が閾値未満であった場合には、当該AP識別子に対応するAPを接続対象とする(S1019)。
送信失敗履歴テーブル900を検索した結果(S1007)、検索対象AP識別子が送信失敗履歴テーブル900に存在しなかった場合には(S1009)、送信失敗履歴テーブル900に当該AP用のレコードを追加する(S1013)。このとき、このレコードに存するAP識別子フィールドには「検索対象AP識別子」を格納し、その他のフィールド(パケット送信回数、失敗回数、失敗確率)には、初期値として「0」を入れる。S1013に続き、当該APを接続対象とする(S1019)。
送信失敗履歴テーブル900を確認した結果、APリスト901上の全AP識別子に対応する失敗回数が閾値以上であった場合には、APリスト901の先頭レコードにあるAP識別子(受信品質が最も良いAP)に対応するAPを接続対象とする(S1021)。接続対象となるAPが決まったら、当該APに接続処理を行う(S1023)。
(4−3)具体的数値を用いた説明
例えば、パケット送信の失敗回数の閾値を10回であるとする。図9の送信失敗履歴テーブル900を参照すると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の送信回数は0回、失敗回数も0回である。また、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」の送信回数は10000回、失敗回数は20回である。さらに、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」の送信回数は200回、失敗回数は10回である。
一方、図9のAPリスト901を参照すると、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」の受信品質は95、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の受信品質は90、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」の受信品質は40である。
この場合、図10のS1007において、APリスト901の先頭レコードにあるAP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」は、送信失敗履歴テーブル900の2レコード目に存在することがわかる。また、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」と同一レコードに記憶されている失敗回数は20回(すなわち、閾値10回以上)であるため、図10のS1015からS1017に進む。
続いて、送信失敗履歴テーブル900を検索・参照すると(S1007〜S1011)、APリスト901の2レコード目にあるAP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」と同一レコードに記憶されている失敗回数は0回(すなわち、閾値10回未満)であるため、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」に対応するAPが接続対象となる。
(1)本実施例の概要
前述の実施例1ではTMがAP毎にパケット送信の失敗確率を保持しておき、アクティブスキャン結果と失敗確率との両方を利用して接続先APを決定した。本実施例では、失敗確率が閾値以上のAPを接続対象から除外するのみでなく、当該APと同一周波数で起動されるAPをも接続対象から除外する。
図1は本発明の実施形態の無線LANシステムの動作を示すシーケンスチャートを示し、具体的には、本発明の実施形態のTM101がアクティブスキャンを行っているときのシーケンスチャートを示している。また、図2はこの実施形態の動作を説明する概念図である。これらシーケンスチャート及び概念図の説明は実施例1〜2と同様であるので、ここでは省略する。
(2)機能ブロック図の説明
図3は本発明の実施形態のAP及びTMの機能ブロック図である。機能ブロック図の説明は実施例1〜2と同様であるので、ここでは省略する。
(3)送信失敗履歴テーブル及びAPリストの説明
図11の1100は本発明の実施形態の送信失敗履歴テーブルである。送信失敗履歴テーブルの説明は実施例1と同様であるので、ここでは省略する。
一方、図11の1101は、本発明の実施形態のAPリストである。APリスト1101は、受信品質(1101の1列目)と、AP識別子(1101の2列目)と、起動周波数(1101の3列目)とを対応づけたものを1レコードとして記憶している。以下、図11の送信失敗履歴テーブル1100及びAPリスト1101を参照して、図4及び図12の動作フローを説明する。
(4)動作フローチャートの説明
(4−1)パケット送信時の動作フロー
図4はパケット送信時の動作フローチャートである。同フローチャートの説明は実施例1と同様であるので、ここでは省略する。
(4−2)AP選択の動作フロー
図12に示すとおり、TM101はAP接続トリガーが入ると(S1201)、周辺をアクティブスキャンする(S1203)。アクティブスキャンの結果、TM101はAPリスト1101を取得する。ここで、APリスト1101は受信品質順にソートされているものとする。
続いて、APリスト1101の先頭にあるAP識別子(図11の1101の場合「cc−cc−cc−cc−cc」)を取得し(S1205)、該AP識別子が送信失敗履歴テーブル1100に存在するかどうか検索する(S1207)。以下、接続先APが決定するまで、APリスト1101の先頭レコードにあるAP識別子(受信品質が最も良いAP)から順に、最終レコードにあるAP識別子(受信品質が最も悪いAP)までを検索対象AP識別子として、当該処理(S1207)〜後述する処理(S1209〜S1221)を繰り返す。
送信失敗履歴テーブル1100を検索した結果(S1207)、検索対象AP識別子が送信失敗履歴テーブル1100に存在した場合には(S1209)、送信失敗履歴テーブル1100から当該AP識別子に対応する失敗確率を確認する(S1211)。
続いて、その失敗確率が閾値以上であるか否か確認し(S1215)、当該AP識別子に対応する失敗確率が閾値未満であった場合には、当該AP識別子に対応するAPを接続対象とする(S1219)。
一方、S1215の結果、閾値以上であった場合には、APリスト1101を参照して当該AP識別子と同一レコードにある起動周波数を記憶する。そして、当該起動周波数を「接続対象外周波数」として記憶する(S1217)。
例えばAPリスト1101の場合、失敗確率の閾値が2%であったとすると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の起動周波数(2400MHz)が「接続対象外周波数」として記憶される。
以上のようにして「接続対象外周波数」を記憶した後、APリスト1101の検索対象AP識別子の取得位置(図12のパラメータi)を進める(S1217)。そして、この取得位置と同一レコードにある起動周波数と「接続対象外周波数」とを比較し、一致した場合には取得位置(図12のパラメータi)をさらに1進める。
このようにして、「接続対象外周波数」と異なる起動周波数が格納されているレコードまで、検索対象AP識別子の取得位置(図12のパラメータi)を進める(S1206)。
送信失敗履歴テーブル1100を検索した結果(S1207)、検索対象AP識別子が送信失敗履歴テーブル1100に存在しなかった場合には(S1209)、送信失敗履歴テーブル1100に当該AP用のレコードを追加する(S1213)。このとき、このレコードに存するAP識別子フィールドには「検索対象AP識別子」を格納し、その他のフィールド(パケット送信回数、失敗回数、失敗確率)には、初期値として「0」を入れる。S1213に続き、当該APを接続対象とする(S1219)。
送信失敗履歴テーブル1100を確認した結果、APリスト1101上の全AP識別子に対応する失敗確率が閾値以上であった場合又はAPリスト1101上の全起動周波数が「接続対象外周波数」となった場合には、APリスト1101の先頭レコードにあるAP識別子(受信品質が最も良いAP)に対応するAPを接続対象とする(S1221)。接続対象となるAPが決まったら、当該APに接続処理を行う(S1223)。
(4−3)具体的数値を用いた説明
例えば、パケット送信の失敗確率の閾値が2%であるとする。図11の送信失敗履歴テーブル1100を参照すると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の送信回数は100回、失敗回数は2回、失敗確率は2%である。また、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」の送信回数は10000回、失敗回数は20回、失敗確率は0.2%である。さらに、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」の送信回数は2000回、失敗回数は10回、失敗確率は0.5%である。
一方、図11のAPリスト1101を参照すると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の受信品質は95、AP識別子「bb−bb−bb−bb−bb」の受信品質は90、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」の受信品質は40である。
この場合、図12のS1207において、APリスト1101の先頭レコードにあるAP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」は、送信失敗履歴テーブル900の1レコード目に存在することがわかる。また、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」と同一レコードに記憶されている失敗確率は2%(すなわち、閾値2%以上)であるため、図12のS1215からS1217に進む。
APリスト1101を参照すると、AP識別子「cc−cc−cc−cc−cc」の起動周波数は「2400MHz」であるので当該周波数を「接続対象外周波数」として記憶する。
以上のようにして「接続対象外周波数」を記憶した後、APリスト1101の検索対象AP識別子の取得位置を2レコード目に進める(S1217)。S1206において、APリスト1101の2レコード目にある起動周波数(2400MHz)と「接続対象外周波数」とを比較すると、両者は一致するので、検索対象AP識別子の取得位置をさらに1レコード(すなわち、3レコード目に)進める。
APリスト1101の場合、3レコード目にある起動周波数(2415MHz)と「接続対象外周波数」とは異なるため、APリスト1101の3レコード目にあるAP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」が次の「検索対象AP識別子」となる。また、送信失敗履歴テーブル1100を参照すると、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」と同一レコードにある失敗確率は0.5%(すなわち、閾値2%未満)であるため、AP識別子「aa−aa−aa−aa−aa」に対応するAPが接続対象となる。
本発明は、無線LAN端末に限らず、ネットワークに接続可能な種々の通信端末に適用できる。
本発明の実施形態の無線LANシステムの動作を示すシーケンスチャート。 本発明の実施形態の動作を説明する概念図。 本発明の実施形態のAP及びTMの機能ブロック図。 本発明の実施形態の動作を説明するフローチャート。 本発明の実施形態の動作を説明するテーブル構成図。 本発明の実施形態の動作を説明するフローチャート。 従来技術を説明するための概念図。 従来技術を説明するための概念図。 本発明の実施形態の動作を説明するテーブル構成図。 本発明の実施形態の動作を説明するフローチャート。 本発明の実施形態の動作を説明するテーブル構成図。 本発明の実施形態の動作を説明するフローチャート。
符号の説明
AP101〜AP104 アクセスポイント
TM101 無線LAN端末
TM701〜706 無線LAN端末
301,309 通信制御手段
303,305 主制御部
305,311 データ記憶手段

Claims (3)

  1. 前記アクセスポイントを介して他端末と通信を行う無線LAN端末において、
    信号の受信品質をアクセスポイント別に記憶する手段と、
    パケット送信の失敗確率及び/又は失敗回数をアクセスポイント別に記憶する手段と、
    前記信号の受信品質、前記失敗確率及び/又は前記失敗回数に基づいて接続先アクセスポイントを決定する手段と
    を設けたことを特徴とする無線LAN端末。
  2. 請求項1に記載の無線LAN端末において、
    前記失敗確率及び/又は前記失敗回数が閾値未満のアクセスポイントのうち、前記信号の受信品質が最も良いアクセスポイントを接続先アクセスポイントとして決定する手段を具備したことを特徴とする無線LAN端末。
  3. 請求項1に記載の無線LAN端末において、
    起動周波数とアクセスポイントとを対応づけて記憶する手段と、
    前記失敗確率及び/又は前記失敗回数が閾値以上のアクセスポイントの起動周波数を、接続対象外周波数として記憶する手段と、
    前記失敗確率及び/又は前記失敗回数が閾値未満であり、かつ、前記接続対象外周波数と異なる周波数を起動周波数とするアクセスポイントのうち、前記信号の受信品質が最も良いアクセスポイントを接続先アクセスポイントとして決定する手段と
    を具備したことを特徴とする無線LAN端末。
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