JP2010244469A - 分散処理システム及び分散処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】分散処理時にネットワーク上を流れるデータの量を低減する。
【解決手段】分散処理システムは、複数のスレーブノード20のそれぞれ及び複数のスイッチ30のそれぞれと通信することで、スレーブノード20とスイッチ30との間の接続関係を示す接続情報(構成情報及び経路情報)を取得する取得部と、取得された複数の接続情報に基づいて、複数のスイッチ30のそれぞれについて、該スイッチ30に直接接続されている一又は複数のスレーブノード20で構成されるグループを算出する算出部と、分散処理する複数のデータブロックを、算出された複数のグループのうち一のグループに配置する結果送信部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコンピュータ及び複数の中継装置を備える分散処理システム、並びにそのシステムにより実行される分散処理方法に関する。
従来から、分散処理システムの処理効率を高めるために様々な技術が開発されている。例えば下記特許文献1には、ソフトウェアの起動状態の変更に要する時間を考慮して、計算処理を割り当てるノードを決定する技術が開示されている。具体的には、この技術は、各ノードから取得した、起動中のソフトウェアを示す環境情報と、処理に必要なソフトウェアを示す環境条件情報とを比較し、新たなソフトウェアの起動が少ないノードを処理の割当先として優先的に選択するものである。
特開2008−140120号公報
大規模なデータを多数のコンピュータで分散処理する場合には、データをコンピュータ間で移動させるコスト(遅延や通信時間など)の方が演算機能(プロセスなど)を移動させるコストよりも高くなる。例えば、マップリデュース(MapReduce)によるソーティング処理では、一般に、処理の中間結果(中間データ)をネットワーク内で移動させる際のオーバヘッドが大きくなってしまう。そのため、データの移動をなるべく抑える必要がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、分散処理時にネットワーク上を流れるデータの量を低減することが可能な分散処理システム及び分散処理方法を提供することを目的とする。
本発明の分散処理システムは、データを処理する複数のコンピュータと、コンピュータ間で伝送されるデータを中継する複数の中継装置とを備える分散処理システムであって、複数のコンピュータのそれぞれ、又は複数の中継装置のそれぞれと通信することで、コンピュータと中継装置との間の接続関係を示す接続情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された複数の接続情報に基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、該中継装置に直接接続されている一又は複数のコンピュータで構成されるグループを算出する算出手段と、分散処理する複数の被分割データを、算出手段により算出された複数のグループのうち一のグループに配置する配置手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の分散処理方法は、データを処理する複数のコンピュータと、コンピュータ間で伝送されるデータを中継する複数の中継装置とを備える分散処理システムにより実行される分散処理方法であって、複数のコンピュータのそれぞれ、又は複数の中継装置のそれぞれと通信することで、コンピュータと中継装置との間の接続関係を示す接続情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得された複数の接続情報に基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、該中継装置に直接接続されている一又は複数のコンピュータで構成されるグループを算出する算出ステップと、分散処理する複数の被分割データを、算出ステップにおいて算出された複数のグループのうち一のグループに配置する配置ステップと、を含むことを特徴とする。
このような分散処理システム及び分散処理方法によれば、システム内の各コンピュータ又は各中継装置と通信することで、コンピュータと中継装置との間の接続関係が取得され、この関係に基づいて、各中継装置にどのコンピュータが直接接続されているかが導出される。そして、処理される複数の被分割データが、一の中継装置に直接つながっている一又は複数のコンピュータに集められる。これにより、データが複数の中継装置を跨いで分散配置されることがなくなるので、分散処理時にネットワーク上を流れるデータの量を低減することができる。
本発明の分散処理システムでは、配置手段が、被分割データを最も多く記憶しているグループ内のコンピュータに他の複数の被分割データを配置することが好ましい。
この場合、被分割データを最も多く記憶しているグループに複数の被分割データが集められるので、一グループ内に他の被分割データを移動する際の通信量や処理量を低減することができる。
本発明の分散処理システムでは、分散処理がマップリデュース(MapReduce)のプログラミングモデルにより実行されることが好ましい。
この場合、マップリデュース(MapReduce)処理において、分散処理時にネットワーク上を流れるデータの量を低減することができる。
このような分散処理システム及び分散処理方法によれば、処理される複数の被分割データが、一の中継装置に直接つながっている一又は複数のコンピュータに集められるので、分散処理時にネットワーク上を流れるデータの量を低減することができる。
実施形態に係る分散処理システムの全体構成を示す図である。 図1に示すマスタノードの機能構成を示す図である。 図1に示すマスタノードのハードウェア構成を示す図である。 図2に示すグループ情報記憶部が記憶するグループ情報の例を示す図である。 図1に示すスレーブノードの機能構成を示す図である。 図1に示す分散処理システムにおけるグループ算出処理を示す図である。 図1に示す分散処理システムにおける分散処理及びデータ配置処理を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1〜5を用いて、実施形態に係る分散処理システム1の機能及び構成を説明する。
分散処理システム1は、マップリデュース(MapReduce)というプログラミングモデルを用いて分散処理を実行するコンピュータシステムである。この分散処理システム1は、図1に示すように、1個のマスタノード10と、複数のスレーブノード20と、各ノード間を接続する複数のネットワークスイッチ(以下では単に「スイッチ」という)30とを備えている。マスタノード10は分散処理を統括するコンピュータであり、スレーブノード20はデータを実際に処理するコンピュータである。スイッチ30は、ノード間で伝送されるデータを中継する装置であり、例えばL2スイッチ、L3スイッチ、ルータなどである。
マスタノード10、各スレーブノード20及び各スイッチ30は、複数あるラックRのうちのいずれか一つの中に格納されている。図1の例では、分散処理システム1は1個のマスタノード10、7個のスレーブノード20、8個のスイッチ30及び4個のラックRを含んで構成されている。各ラックRにはノード(マスタノード10又はスレーブノード20)及びスイッチ30がそれぞれ2個ずつ格納されており、各ラックR内では、各ノードと各スイッチ30とが互いに直接接続されている。例えば、ラックID「R1」で特定されるラックRでは、ノードIDが「a」、「b」である2個のスレーブノード20がそれぞれ、スイッチIDが「SW1」,「SW2」である2個のスイッチ30に直接接続されている。
次に、マスタノード10について説明する。図2に示すように、マスタノード10は機能的構成要素として取得部(取得手段)11、算出部(算出手段)12、グループ情報記憶部13、グループ情報送信部14、受付部15、配置情報記憶部16及び処理制御部17を備えている。
図3に示すように、マスタノード10は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを実行するCPU101と、ROM及びRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクなどで構成される補助記憶部103と、ネットワークカードなどで構成される通信制御部104と、キーボードやマウスなどの入力部105と、モニタなどの出力部106とで構成される。マスタノード10の各機能は、CPU101や主記憶部102の上に所定のソフトウェアを読み込ませ、CPU101の制御の下で通信制御部104を動作させ、主記憶部102や補助記憶部103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
取得部11は、各スレーブノード20及び各スイッチ30と通信することで、スレーブノード20とスイッチ30との間の接続関係を示す接続情報を取得する部分である。取得部11はこの取得処理を周期的に、又はユーザ操作を契機に実行する。
取得処理の詳細は次の通りである。まず、取得部11は各スイッチ30から構成情報を取得するための要求信号を生成し、各スイッチ30に送信する。そして、取得部11はその要求に応じて各スイッチ30から送られてきた構成情報を取得し、算出部12に出力する。ここで、構成情報とは、スイッチ30を識別するスイッチIDと、スイッチ30に直接接続されているノードを識別するノードIDのリストとを含む情報である。また、各IDは、識別番号やコンピュータ名、IPアドレスなどにより表現することができる。構成情報の取得方法としては、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)のrequest/responseメッセージの利用が可能である。また、構成情報はMIB(ManagementInformation Base)に含まれる情報であってもよい。
次に、取得部11は各スレーブノード20に対して、例えばトレースルート(traceroute)コマンドを発行することで、マスタノード10からスレーブノード20までの経路を示す経路情報を取得する。この経路情報には、経路の終点であるスレーブノード20を識別するノードIDと、そのスレーブノード20に至るまでに経由したスイッチ30のスイッチIDとが含まれる。取得部11は各スレーブノード20について取得した経路情報を算出部12に出力する。
算出部12は、取得部11により取得された複数の接続情報(構成情報及び経路情報)に基づいて、各スイッチ30について、スイッチ30に直接接続されている一又は複数のスレーブノード20で構成されるグループを算出する部分である。算出部12は、一の構成情報に含まれているスイッチID及び一以上のノードIDに基づいて、そのスイッチIDで示されるスイッチ30には、そのノードIDのリストで示される一以上のスレーブノード20が直接接続されていると判定する。また、算出部12は、一の経路情報に基づいて、ノードIDで示されるスレーブノード20と、そのノード20から1ホップの距離にあるスイッチ30とが直接接続されていると判定する。
例えば、スイッチID「SW1」と2個のスレーブノードID「a,b」とを含む構成情報が入力された場合には、算出部12はID「SW1」のスイッチ30には、ID「a」のスレーブノード20及びID「b」のスレーブノード20が直接接続されていると判定する。また、入力された経路情報が{マスタノード10→スイッチID「SW3」→スイッチID「SW5」→ノードID「d」}である場合には、算出部12は、ID「SW5」のスイッチ30にはID「d」のスレーブノード20が直接接続されていると判定する。
算出部12は、すべての接続情報に基づいて上記の処理を実行し、各スイッチ30にどのスレーブノード20が直接接続されているかを算出する。このとき算出される各スレーブノード群(グループ)は、一のラックRに格納されている一以上のスレーブノード20に対応する。この対応関係を利用して、算出部12はグループを識別するためのラックIDを各グループに割り当てる。そして、算出部12は算出結果(判定結果)をグループ情報記憶部13に出力する。
なお、グループに含まれるスレーブノード20のノードIDが同じであれば、同じラックIDが割り当てられる。図1の例では、グループとラックRとが完全に対応しているが、あるラックR内のスイッチ30に、そのラックR内のスレーブノード20と、別のラックR内のスレーブノード20とが直接接続される場合もあり得る。その場合には、互いに異なるラックRに収容されているスレーブノード20が一つのグループにまとめられる。
グループ情報記憶部13は、算出部12により算出された複数のグループに関するグループ情報を記憶する部分である。グループ情報は、スイッチID、ノードID及びラックIDが互いに関連付けられた情報である。分散処理システム1が図1に示す構成である場合には、グループ情報記憶部13は図4に示すグループ情報を記憶する。この情報から、例えばラックID「R1」のラックR内では、ノードIDが「a」,「b」である2個のスレーブノード20が、スイッチIDが「SW1」であるスイッチ30に直接接続されていることなどを知ることができる。
グループ情報送信部14は、算出部12により算出されたグループ情報をスレーブノード20に送信する部分である。グループ情報記憶部13にグループ情報が記憶されると、グループ情報送信部14はグループ情報記憶部13からその情報を読み出して各スレーブノードに送信する。
受付部15は、分散処理プログラムを識別するアプリケーション情報と、そのアプリケーションにより処理されるデータ全体を識別するデータ情報とを受け付ける部分である。これらの情報は、例えばユーザ操作により入力されたり、他のコンピュータシステム(図示せず)から入力されたりする。ここで、アプリケーション情報は、例えばアプリケーションIDやアプリケーション名である。また、データ情報は、例えばディレクトリ名とファイル名とで構成されるファイルパスである。受付部15は、受け付けたこれらの情報を処理制御部17に出力する。
配置情報記憶部16は、各スレーブノード20にどの被分割データが配置されているかを示す配置情報を記憶する部分である。配置情報は、分散処理するデータを分割することでできたデータブロック(被分割データ)を識別するキーと、そのデータブロックを保持するスレーブノード20のノードIDとが互いに関連付けられて成る情報である。所定のデータが初めて分散処理システム1内に分散配置されると、データブロックを記憶した各スレーブノード20は配置情報をマスタノード10に送信する。配置情報記憶部16はこれらの配置情報を受信して記憶する。すなわち、配置情報記憶部16は分散処理前に配置情報を予め記憶している。
処理制御部17は、分散処理を実行する複数のスレーブノード20のうちの一つをリデューサー(Reducer)として決定し、そのReducerの識別情報を各スレーブノード20に送信する部分である。まず、処理制御部17は入力されたデータ情報に対応する複数の配置情報を配置情報記憶部16から読み出し、これらの配置情報に基づいて、Reducerとなる一のスレーブノード20を選択する。Reducerの選択方法は一つに限定されるものではないが、処理制御部17は記憶しているデータブロックの個数が最も多いグループから一つのスレーブノード20を選択するのが好ましい。処理制御部17は、入力されたアプリケーション情報と、選択されたスレーブノード20のノードID(以下では「Reducer情報」という)とをすべてのスレーブノード20に送信する。
次に、スレーブノード20について説明する。図5に示すように、スレーブノード20は機能的構成要素としてグループ情報受信部21、グループ情報記憶部22、処理部(配置手段)23及び結果送信部(配置手段)24を備えている。スレーブノード20のハードウェア構成は図3に示すものと同様であり、スレーブノード20の各機能がハードウェア上でどのように実現されるかも、マスタノード10と同様である。
グループ情報受信部21は、マスタノード10から送信されたグループ情報を受信する部分である。グループ情報受信部21は受信したグループ情報をグループ情報記憶部22に出力する。
グループ情報記憶部22は、グループ情報受信部21から入力されたグループ情報を記憶する部分である。
処理部23は、マスタノード10から送られてきた情報に基づいて、被分割データに対する演算を実行する部分である。
マスタノード10の処理制御部17からアプリケーション情報及びReducer情報を受信すると、処理部23はまず、そのアプリケーション情報と予め記憶しているデータブロックとに基づいて、自ノード内での処理が必要か否かを判定する。このとき、処理不要と判定した場合には、処理部23は他のノードからの要求があるまで待機する。一方、処理が必要と判定した場合には、処理部23はアプリケーション情報で示されるアプリケーションプログラムを実行してデータブロックに対する所定の演算(Map(マップ)処理)を実行する。
処理部23は、データブロックをMap処理して、演算結果データを生成する。そして、当該演算結果データの一部ごとにReduce処理を行う。その際、処理部23は、Reducer情報に対応するグループ情報をグループ情報記憶部22から読み出し、当該Reducerと同じグループ内に存在するスレーブノード20を選択する。なお、このときの選択方法は限定されない。そして、処理部23は、演算結果データの一部及び選択したスレーブノード20のノードIDを結果送信部24に出力する。処理部23は、このような選択及び出力処理を、演算結果データに対する処理がすべて終了するまで繰り返し実行する。なお、出力される演算結果データは、更なる処理が必要なデータブロック(被分割データ)であるといえる。
結果送信部24は、処理部23により処理された演算結果データを他のスレーブノード20に送信する部分である。処理部23から演算結果データ及びノードIDが入力されると、そのIDで示されるスレーブノード20に演算結果データを送信する。
各スレーブノード20の処理部23及び結果送信部24がこのような処理を実行することで、Map処理された複数のデータブロックは一のラックR内のいずれかのスレーブノード20に配置され、その後は、従来のMapReduceプログラミングモデルによりReduce(リデュース)処理が実行される。すなわち、処理部23及び結果送信部24は配置手段として機能する。
次に、図6,7を用いて、図1に示す分散処理システム1の動作を説明するとともに本実施形態に係る分散処理方法について説明する。
まず、図6を用いて、グループ情報の算出手順を説明する。マスタノード10において、取得部11が各スイッチ30に対して構成情報を要求し、その要求に応じて送信されてきた構成情報を取得する(ステップS11、取得ステップ)。また、取得部11は各スレーブノード20と通信することで経路情報を取得する(ステップS12、取得ステップ)。続いて、算出部12がこれらの構成情報及び経路情報に基づいて、各スイッチ30にどのスレーブノード20が直接接続されているかを算出する(ステップS13、算出ステップ)。この算出結果は、グループ情報としてグループ情報記憶部13に記憶されると共に(ステップS14)、グループ情報送信部14により各スレーブノード20に送信される(ステップS15)。
各スレーブノード20では、グループ情報受信部21がそのグループ情報を受信し、グループ情報記憶部22がその情報を記憶する(ステップS16)。これにより、マスタノード10と各スレーブノード20との間でグループ情報の同期がとれる。
次に、図7を用いて、データブロックを一のラックR内に集める手順を説明する。マスタノード10において、受付部15がアプリケーション情報及びデータ情報を受け付けると(ステップS21)、処理制御部17がそのデータ情報に対応する配置情報を配置情報記憶部16から読み出し、その配置情報に基づいて一のスレーブノード20をReducerとして選択する(ステップS22)。続いて、処理制御部17はアプリケーション情報及びReducer情報をすべてのスレーブノード20に送信する(ステップS23)。
各スレーブノード20では、処理部23がそのアプリケーション情報と予め記憶しているデータブロックとに基づいて処理の要否を判定し、処理が必要である場合には、まずデータブロックに対してMap処理を実行する(ステップS24)。続いて、処理部23は、演算結果データを一部ずつ送信するために、Reducer情報に対応するグループ情報をグループ情報記憶部22から読み出し(ステップS25)、Reducerと同じグループ内に存在する一のスレーブノード20を選択する(ステップS26、配置ステップ)。続いて、結果送信部24がそのスレーブノード20に演算結果データの一部を送信する(ステップS27、配置ステップ)。上記ステップS25〜S27の処理は、演算結果データに対する処理がすべて終了するまで繰り返し実行される。
各スレーブノード20の処理部23及び結果送信部24が上述した処理を実行することで、Map処理された複数のデータブロックは一のグループ内に集められ、その後は、そのグループ内のスレーブノード20においてReduce処理が実行される(ステップS28)。なお、図7では「選択されたスレーブノード」を一つしか示していないが、実際にはそのようなスレーブノード20は複数存在する。
以上説明したように、本実施形態によれば、分散処理システム1内の各スレーブノード20及びスイッチ30と通信することで、スレーブノード20とスイッチ30との間の接続関係が取得され、この関係に基づいて、各スイッチ30にどのスレーブノード20が直接接続されているかが導出される。そして、処理される複数のデータブロックが、一のスイッチ30に直接つながっている一又は複数のスレーブノード20に配置される。これにより、データが複数のスイッチ30を跨いで分散配置されることがなくなるので、分散処理時にネットワーク上を流れるデータの量を低減でき、ひいては、分散処理の速度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、構成情報及び経路情報が自動的に取得され、これらの情報に基づいて生成されたグループ情報が各ノードに記憶されるので、ネットワーク変更に伴うメンテナンスのコストを大幅に低減することがきる。
また、データブロックを最も多く記憶しているグループに他の複数のデータブロックを配置することで、他のラックRにある残りのデータブロックを一のグループに移動する際の通信量や処理量を低減することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
上記実施形態では、取得部11が構成情報及び経路情報を取得したが、取得手段はどちらか一方の情報のみを取得してもよい。
本発明は、MapReduce以外の手法により分散処理を実行する場合にも適用し得る。
1…分散処理システム、10…マスタノード、11…取得部(取得手段)、12…算出部(算出手段)、13…グループ情報記憶部、14…グループ情報送信部、15…受付部、16…配置情報記憶部、17…処理制御部、20…スレーブノード(コンピュータ)、21…グループ情報受信部、22…グループ情報記憶部、23…処理部(配置手段)、24…結果送信部(配置手段)、30…スイッチ(中継装置)。

Claims (4)

  1. データを処理する複数のコンピュータと、前記コンピュータ間で伝送されるデータを中継する複数の中継装置とを備える分散処理システムであって、
    前記複数のコンピュータのそれぞれ、又は前記複数の中継装置のそれぞれと通信することで、前記コンピュータと前記中継装置との間の接続関係を示す接続情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の接続情報に基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、該中継装置に直接接続されている一又は複数の前記コンピュータで構成されるグループを算出する算出手段と、
    分散処理する複数の被分割データを、前記算出手段により算出された複数のグループのうち一のグループに配置する配置手段と、
    を備えることを特徴とする分散処理システム。
  2. 前記配置手段が、前記被分割データを最も多く記憶しているグループ内のコンピュータに他の前記複数の被分割データを配置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分散処理システム。
  3. 前記分散処理がマップリデュース(MapReduce)のプログラミングモデルにより実行される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の分散処理システム。
  4. データを処理する複数のコンピュータと、前記コンピュータ間で伝送されるデータを中継する複数の中継装置とを備える分散処理システムにより実行される分散処理方法であって、
    前記複数のコンピュータのそれぞれ、又は前記複数の中継装置のそれぞれと通信することで、前記コンピュータと前記中継装置との間の接続関係を示す接続情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された複数の接続情報に基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、該中継装置に直接接続されている一又は複数の前記コンピュータで構成されるグループを算出する算出ステップと、
    分散処理する複数の被分割データを、前記算出ステップにおいて算出された複数のグループのうち一のグループに配置する配置ステップと、
    を含むことを特徴とする分散処理方法。
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