JP2015056836A - 通信装置及びネットワークシステム - Google Patents

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祥平 福崎
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哲裕 大平
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一源 佐々木
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Abstract

【課題】リンクアグリゲーションで接続された通信装置のトラフィック量に応じて、リンクアグリゲーションのポート数及びネットワークの設定を変更することによって、リンクアグリゲーションの帯域を最適化する。【解決手段】端末間を接続するネットワークを構成し、端末から受信したパケットを転送する通信装置であって、複数の通信ポートから構成されるリンクアグリゲーションを介して接続される通信装置のトラフィック量を監視するトラフィック監視部と、トラフィック量の監視結果に基づいて、リンクアグリゲーションに必要な通信ポートのポート数を算出するトラフィック管理部と、通信ポートのポート数に基づいて、リンクアグリゲーションを構成する通信ポート、及び、ネットワークを構成する通信装置の通信経路の設定情報を生成する装置連携制御部と、設定情報を含む制御パケットを通信装置に送信する制御パケット送受信部と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、通信装置間に構成されるリンクアグリゲーション技術に関する。
直結された通信装置間において、複数の物理的な通信ポートを一つの論理的な通信ポートとして利用する技術としてリンクアグリゲーション技術が知られており、IEEE 802.1AX(IEEE 802.3ad)として標準化されている。
リンクアグリゲーションを構成する通信ポートは、予め設定された通信ポートに限られる。したがって、リンクアグリゲーションとして提供できる最大帯域も固定的に決定されるため、トラフィック量の増減に応じた帯域に変更することができない。
そのような背景から、トラフィック量等の要因に応じて、リンクアグリゲーションを構成する通信ポートを動的に制御する技術が考えられている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−98720号公報
リンクアグリゲーション機能を用いて構成されたネットワーク網において、トラフィック量に応じて、リンクアグリゲーション内の通信ポートの数を増減させることによって、ネットワーク全体として最適な帯域を実現させる。
例えば、ネットワーク内の通信装置において、リンクアグリゲーションによって提供される帯域を超えるトラフィック量の増加が発生した場合、リンクアグリゲーション機能では、ネットワーク内でのトラフィックの最適化が困難であり、通信保証ができない。また、トラフィック量が減少し、リンクアグリゲーション内によって提供される帯域が余剰となる場合も発生しうる。
前述したような現象がネットワーク内の複数の通信装置において発生した場合、特許文献1の技術では、リンクアグリゲーション毎にトラフィック量の最適化を行っている。そのため、ユーザは、前述した様な現象が発生するたびに、リンクアグリゲーションを構成する通信ポートの接続状態を変更し、また、ネットワーク内の通信装置の設定を変更する必要がある。
本発明は、前述したような課題を解決するためになされた発明である。すなわち、リンクアグリゲーション機能を用いて構成されたネットワークにおいて、トラフィック量の増減に応じて、ネットワーク内の通信ポートを利用することによって、トラフィック量の変化に応じた帯域のリンクアグリゲーションを実現するネットワークシステム及び制御方法を実現することを目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを備え、複数の端末間を接続するネットワークを構成し、前記端末から受信したパケットを転送する通信装置であって、前記通信装置は、複数の通信ポートから構成されるリンクアグリゲーションを介して接続される通信装置のトラフィック量を監視するトラフィック監視部と、前記トラフィック量の監視結果に基づいて、前記リンクアグリゲーションに必要な通信ポートのポート数を算出するトラフィック管理部と、前記算出された通信ポートのポート数に基づいて、前記リンクアグリゲーションを構成する通信ポート、及び、前記ネットワークを構成する前記複数の通信装置の通信経路の設定情報を生成する装置連携制御部と、前記生成された設定情報を含む制御パケットを生成する制御パケット管理部と、前記複数の通信装置に、前記生成された制御パケットを送信する制御パケット送受信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、リンクアグリゲーションによって接続される通信装置のトラフィック量に応じて、リンクアグリゲーションのポート数及びネットワークを構成する通信装置の通信経路の設定情報を変更することができる。これによって、トラフィック量に応じて、最適な待機のリンクアグリゲーションを実現できる。
前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例1におけるネットワークの構成例を示す説明図である。 本発明の実施例1における処理の実行後のネットワークの構成を示す説明図である。 本発明の実施例における装置連携機能のマスタである通信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例における装置連携機能のメンバである通信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例1におけるネットワーク接続管理情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1におけるリンクアグリゲーション管理情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1における仮想Ethernet管理情報(Ethernetは登録商標、以下同じ)の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1におけるトラフィック情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1におけるトラフィック情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1におけるトラフィック情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1における仮想Ethernet情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1における仮想Ethernet情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1における仮想Ethernet情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1におけるマスタ通信装置が実行するトラフィック監視処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1におけるマスタ通信装置の装置連携制御部が実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1におけるマスタ通信装置の装置連携制御部が実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1におけるにおけるマスタ通信装置の装置連携制御部が実行する仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1におけるにおけるマスタ通信装置の装置連携制御部が実行する仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定処理を説明するフローチャートである。 発明の実施例1におけるメンバ通信装置が制御パケットを受信した場合に実行する処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を用いて実施例について説明する。
図1Aは、本発明の実施例1におけるネットワークの構成例を示す説明図である。図1Bは、本発明の実施例1における処理の実行後のネットワークの構成を示す説明図である。
図1Aでは、物理層、及び論理ポート層の二つのネットワークの階層を示す。ここで、物理層は物理的な接続関係を示し、論理ポート層はリンクアグリゲーション機能を用いた論理的な通信装置間の接続関係を示す。
本実施例のネットワークは、複数の端末、及び複数の通信装置から構成される。図1Aに示す例では、二つの端末100−1、100−2、及び、三つの通信装置101−1、101−2、101−3からネットワークが構成される。
以下の説明では、端末100−1、100−2を区別しない場合には端末100と記載し、通信装置101−1、101−2、101−3を区別しない場合には通信装置101とも記載する。
端末100は、データを送受信する端末であり、プロセッサ(図示省略)、メモリ(図示省略)、ネットワークインタフェース(図示省略)を備える。図1Aの物理層に示すように、本実施例では、データの送信元である端末100−1は、通信装置101−1と接続され、データの送信先である端末100−2は、通信装置101−2と接続される。
通信装置101は、他の装置から受信したデータ(パケット)を、所定の装置に転送する。本実施例では、装置連携機能のマスタである通信装置101、及び装置連携機能のメンバである通信装置101が存在する。図1Aに示す例では、通信装置101−1が装置連携機能のマスタであり、通信装置101−2、101−3が装置連携機能のメンバである。通信装置101の構成については、図2A及び図2Bを用いて後述する。
なお、通信装置101−1がマスタである必要はなく、通信装置101−2、101−3のいずれかをマスタとしてもよい。また、端末100間を接続する通信経路間に、マスタとなる通信装置101−1が存在する必要はなく、ネットワーク内に存在すればよい。
以下の説明では、装置連携機能のマスタである通信装置101をマスタ通信装置101と記載し、装置連携機能のメンバである通信装置101をメンバ通信装置101とも記載する。
図1Aの物理層に示すように、本実施例の各通信装置101は、三つの通信ポートを介して互いに接続される。具体的には、通信装置101−1と通信装置101−3とは、通信ポート110−1、110−2、110−3を介して接続され、通信装置101−1と通信装置101−2とは、通信ポート120−1、120−2、120−3を介して接続され、通信装置101−2と通信装置101−3とは、通信ポート130−1、130−2、130−3を介して接続される。
また、各通信装置101は、リンクアグリゲーション機能を用いることによって、三つの物理ポートを一つの論理的な通信ポートとして扱うことができる。以下の説明では、リンクアグリゲーション機能を用いて、複数の物理的な通信ポートから構成される論理的な通信ポートによって実現される論理リンクをリンクアグリゲーションとも記載する。また、物理的な通信ポートを単に通信ポートと記載する。
図1Aの論理ポート層に示すように、本実施例では、各通信装置101は、リンクアグリゲーション150−1、150−2、150−3を介して環状に接続される。ここで、リンクアグリゲーション150−1は通信ポート110−1、110−2、110−3から構成され、リンクアグリゲーション150−2は通信ポート120−1、120−2、120−3から構成され、リンクアグリゲーション150−3は通信ポート130−1、130−2、130−3から構成される。
なお、本発明は、ネットワークの接続形式に限定しない。したがって、各通信装置101が環状に接続される必要はない。また、本発明は、装置間を接続するリンクアグリゲーション150の他に追加可能な通信経路が存在するネットワークに対しても適用することができる。
ここで、本発明の概要について説明する。以下の説明では、通信装置101−1及び通信装置101−3を接続するリンクアグリゲーション150−1のトラフィック量が増加した場合を例に説明する。また、以下の説明では、通信装置101−1と通信装置101−3と間に通信ポートを追加できないものとする。
リンクアグリゲーション150−1のトラフィック量が増加した場合、帯域を確保するためには、通信ポートを追加する必要がある。しかし、通信装置101の通信ポートを追加できない可能性がある。
そこで、本実施例では、マスタ通信装置101−1が、リンクアグリゲーション150−1以外の通信経路の中から、当該リンクアグリゲーション150−1に追加可能な通信経路を検索し、仮想的な通信ポートである仮想Ethernet160に、当該通信経路を対応づける。さらに、マスタ通信装置101−1が、リンクアグリゲーション150−1に仮想Ethernet160を追加する。
本実施例では、マスタ通信装置101−1は、リンクアグリゲーション150−2、150−3に余裕があるため、当該リンクアグリゲーション150−2、150−3に所属する通信ポート120−3、130−3を追加することを決定する。
マスタ通信装置101−1は、リンクアグリゲーション150−2、150−3の構成を変更し、また、通信ポート120−3、130−1を仮想Ethernet160として設定する。さらに、マスタ通信装置101−1は、仮想Ethernet160をリンクアグリゲーション150−1に追加する。
以上の処理が完了すると、図1Bの論理ポート層に示すような接続状態になる。図1Bの論理ポート層に示すように、リンクアグリゲーション150−1には、新たに、仮想Ethernet160が追加されている。これによって、リンクアグリゲーション150−1の帯域を増加させることが可能となる。また、リンクアグリゲーション150−2からは通信ポート120−3が削除され、リンクアグリゲーション150−3からは通信ポート130−3が削除されている。なお、物理層の接続関係は処理の前後で変化しない。
図2A及び図2Bは、本発明の実施例における通信装置101の構成例を示すブロック図である。
まず、図2Aを用いて、マスタ通信装置101−1の構成例について説明する。マスタ通信装置101−1は、プロセッサ201、メモリ202、及びネットワークインタフェース203を備える。
プロセッサ201は、メモリ202に格納されるプログラムを実行する。プロセッサ201がプログラムを実行することによって、通信装置101−1が備えるモジュールが実現される。
ネットワークインタフェース203は、ネットワークを介して他の装置と接続するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース203は、複数の通信ポート(図示省略)を有する。
メモリ202は、プロセッサ201によって実行されるプログラム及び当該プログラムの実行に必要な情報を格納する。また、メモリ202は、プログラムによって実現される機能部が処理に使用するワークエリア(図示省略)を含む。
メモリ202は、制御パケット管理部210、制御パケット送受信部211、トラフィック監視部212、トラフィック管理部213、装置連携制御部214、ネットワーク構成管理部215、通信経路検索部216、仮想Ethernet制御部217、装置連携リンクアグリゲーション制御部218、及びリンクアグリゲーション管理部219を実現するプログラムを格納する。また、メモリ202は、ネットワーク構成情報250を格納する。
制御パケット管理部210は、メンバ通信装置101に対する制御パケットの送受信を管理する。具体的には、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211から制御パケットの情報を取得し、制御パケットを生成する。また、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に、メンバ通信装置101への生成された制御パケットの送信を指示する。
なお、制御パケットは、制御パケット種別、送信元の装置の識別情報、及びデータを含む。データには、各種制御に必要な情報が格納される。
制御パケット送受信部211は、メンバ通信装置101から制御パケットを受信し、また、制御パケット管理部210の指示にしたがって、メンバ通信装置101に制御パケットを送信する。
トラフィック監視部212は、周期的に、マスタ通信装置101のトラフィック量に関する情報を取得し、トラフィック管理部213に通知する。トラフィック監視部212は、リンクアグリゲーション150におけるトラフィック量を管理するためのトラフィック情報230を保持する。なお、トラフィック情報230の詳細については、図6A、図6B及び図6Cを用いて後述する。
トラフィック管理部213は、制御パケット管理部210及びトラフィック監視部212から通知されるトラフィック情報230に基づいて、マスタ通信装置101及び通信装置101(メンバ)のトラフィック量を管理する。
装置連携制御部214は、リンクアグリゲーション150を制御する。具体的には、装置連携制御部214は、追加経路の情報、及びネットワーク網のトポロジ情報の取得し、取得された情報に基づいて仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定情報を生成する。さらに、装置連携制御部214は、実体通信ポートの設定情報を含む制御パケットの送信を指示する。また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet160を設定し、リンクアグリゲーション150に対して仮想Ethernet160を組み込む。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet160を介してデータを転送する場合に用いる仮想Ethernet情報231を保持する。なお、仮想Ethernet情報231の詳細については、図7A、図7B及び図7Cを用いて後述する。
後述するように、装置連携制御部214は、トラフィック量が増加したリンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加することによって、通信帯域を確保する。
ネットワーク構成管理部215は、各モジュールからの指示に基づいて、ネットワーク構成情報250の各種情報を取得し、各モジュールに取得した情報を通知する。
通信経路検索部216は、リンクアグリゲーション150に追加する通信経路の情報を取得する。具体的には、通信経路検索部216は、装置連携制御部214からの指示にしたがって、ネットワーク構成管理部215からネットワーク構成情報250を取得する。
仮想Ethernet制御部217は、装置連携制御部214からの指示にしたがって、通信装置101に対して、仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定を行う。
装置連携リンクアグリゲーション制御部218は、装置連携制御部214からの指示にしたがって、リンクアグリゲーション管理部219に、リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加するための設定指示を通知する。
リンクアグリゲーション管理部219は、装置連携リンクアグリゲーション制御部218からの指示にしたがって、リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加する。
ネットワーク構成情報250は、ユーザによって設定されたネットワークの構成に関する各種情報を保持する。具体的には、ネットワーク構成情報250は、ネットワーク接続管理情報251、リンクアグリゲーション管理情報252、及び仮想Ethernet管理情報253を含む。
ネットワーク接続管理情報251、リンクアグリゲーション管理情報252、及び仮想Ethernet管理情報253の詳細については、図3、図4、及び図5を用いて後述する。
次に、図2Bを用いて、メンバ通信装置101−2の構成例について説明する。なお、メンバ通信装置101−3も同一の構成である。
メンバ通信装置101−2は、プロセッサ201、メモリ202、及びネットワークインタフェース203を備える。プロセッサ201、メモリ202、及びネットワークインタフェース203は、マスタ通信装置101−1と同一のものであるため説明を省略する。
メンバ通信装置101−2のメモリ202は、制御パケット管理部210、制御パケット送受信部211、トラフィック監視部212、装置連携制御部214、仮想Ethernet制御部217、装置連携リンクアグリゲーション制御部218、及びリンクアグリゲーション管理部219を実現するプログラムを格納する。
制御パケット管理部210は、マスタ通信装置101に対する制御パケットの送受信を管理する。具体的には、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211から制御パケット情報を取得し、制御パケットを生成する。また、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に、マスタ通信装置101への生成された制御パケットの送信を指示する。
制御パケット送受信部211は、マスタ通信装置101から制御パケットを受信し、また、制御パケット管理部210の指示にしたがって、マスタ通信装置101に制御パケットを送信する。
トラフィック監視部212は、周期的に、メンバ通信装置101のトラフィック量に関する情報を取得し、制御パケット管理部210に通知する。また、トラフィック監視部212は、リンクアグリゲーション150におけるトラフィック量を管理するためのトラフィック情報230を保持する。なお、トラフィック情報230の詳細については、図6A、図6B及び図6Cを用いて後述する。
装置連携制御部214は、制御パケット送受信部211から取得した仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定情報を仮想Ethernet制御部217に通知し、又は、リンクアグリゲーション150への仮想Ethernet160の設定情報を装置連携リンクアグリゲーション制御部218に通知する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet160を介してデータを転送する場合に用いる仮想Ethernet情報231を保持する。なお、仮想Ethernet情報231の詳細については、図7A、図7B及び図7Cを用いて後述する。
仮想Ethernet制御部217は、装置連携制御部214からの指示にしたがって、通信装置101に対して、仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定を行う。
装置連携リンクアグリゲーション制御部218は、装置連携制御部214からの指示にしたがって、リンクアグリゲーション管理部219に、リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加するための設定情報を通知する。
リンクアグリゲーション管理部219は、装置連携リンクアグリゲーション制御部218からの指示にしたがって、リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加する。
図3は、本発明の実施例1におけるネットワーク接続管理情報251の一例を示す説明図である。
ネットワーク接続管理情報251は、ネットワークにおける通信装置101間の接続関係を管理するための情報である。ネットワーク接続管理情報251は、装置ID301、LA−ID302、仮想Ethernet ID303、接続先装置ID304、トラフィック量305、削除閾値306、及び追加閾値307を含む。
装置ID301は、ネットワークにおける通信装置101の識別情報である。LA−ID302は、通信装置101に設定されるリンクアグリゲーション150の識別情報である。
仮想Ethernet ID303は、LA−ID302に対応するリンクアグリゲーション150に追加される仮想Ethernet160の識別情報である。接続先装置ID304は、装置ID301に対応する通信装置101に接続される他の通信装置101の識別情報である。
トラフィック量305は、LA−ID302に対応するリンクアグリゲーション150におけるトラフィック量である。削除閾値306及び追加閾値307は、仮想Ethernet160の追加又は削除を判定する場合に用いられる閾値である。
図4は、本発明の実施例1におけるリンクアグリゲーション管理情報252の一例を示す説明図である。
リンクアグリゲーション管理情報252は、ネットワーク内の各通信装置101に設定されるリンクアグリゲーション150を管理するための情報である。リンクアグリゲーション管理情報252は、装置ID401、LA−ID402、LA内ポート番号403、接続先装置ID404、接続先LA−ID405、接続先LA内ポート番号406、及び状態407を含む。
装置ID401及びLA−ID402は、装置ID301及びLA−ID302と同一のものであるため説明を省略する。LA内ポート番号403は、リンクアグリゲーション150に所属する通信ポートを識別するための識別情報である。
接続先装置ID404は、リンクアグリゲーション150を介して接続される通信装置101の識別情報である。接続先LA−ID405は、接続先装置ID404に対応する通信装置101におけるリンクアグリゲーション150の識別情報である。
接続先LA内ポート番号406は、接続先装置ID404に対応する通信装置101におけるリンクアグリゲーション150に所属する通信ポートを識別するための識別情報である。
状態407は、装置ID401に対応する通信装置101及び接続先装置ID404に対応する通信装置101の間のリンクアグリゲーション150の状態を示す情報である。
図5は、本発明の実施例1における仮想Ethernet管理情報253の一例を示す説明図である。
仮想Ethernet管理情報253は、仮想Ethernet160を管理するための情報である。仮想Ethernet管理情報253は、仮想Ethernet ID501、仮想Ethernet状態502、装置ID503、接続先装置ID504、所属LA−ID505、実体通信ポートの装置ID506、及び実体通信ポート番号507を含む。
仮想Ethernet ID501は、仮想Ethernet160を識別するための識別情報である。仮想Ethernet状態502は、仮想Ethernet160の状態を示す情報である。
装置ID503及び接続先装置ID504は、仮想Ethernet160が設定される通信装置101の識別情報である。
所属LA−ID505は、装置ID503及び接続先装置ID504に対応する通信装置101を接続するリンクアグリゲーション150の識別情報である。所属LA−ID505に対応するリンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160が追加される。
なお、本実施例では、リンクアグリゲーションを構成する装置間では、リンクアグリゲーションの識別子は同一であるとして説明するが異なっていてもよい。具体的には、装置IDにおける所属LA−ID402と、接続先装置ID504における所属LA−ID402とが異なってもよい。その場合、図5には、そのエントリ毎に、所属LA−IDと装置IDとの対応付けと、接続装置間の装置IDの対応付け(装置IDと接続先装置ID)を含み、接続先装置ID504における所属LA−IDを示すカラムがあればよい。さらに、図4の各エントリで、リンクアグリゲーションを構成する装置毎のLA−IDやポートの対応付け(所属LA−ID402と接続先LA―ID405や、LA内ポート番号403と接続先LA内ポート番号406)が管理されていてもよい。
実体通信ポートの装置ID506は、仮想Ethernet160の実体通信ポートが設定される通信装置101の識別情報である。実体通信ポート番号507は、仮想Ethernet160の実体通信ポートとして設定された通信ポートの識別情報である。
図6A、図6B、及び図6Cが、本発明の実施例1におけるトラフィック情報230の一例を示す説明図である。図6Aは、通信装置101−1が保持するトラフィック情報230である。図6Bは、通信装置101−2が保持するトラフィック情報230である。図6Cは、通信装置101−3が保持するトラフィック情報230である。
トラフィック情報230は、LA−ID601、トラフィック量602、LA内ポート番号603、及び状態604を含む。
LA−ID601は、通信装置101に設定されるリンクアグリゲーション150の識別情報である。トラフィック量602は、リンクアグリゲーション150におけるトラフィック量である。LA内ポート番号603は、リンクアグリゲーション150に所属する通信ポートの識別情報である。状態604は、リンクアグリゲーション150の状態を示す情報である。
図7A、図7B、及び図7Cは、本発明の実施例1における仮想Ethernet情報231の一例を示す説明図である。
仮想Ethernet情報231は、仮想Ethernet160を用いたデータ転送時に用いられる情報である。仮想Ethernet160を設定する場合に、仮想Ethernet160に関連する通信装置101によって生成される。
仮想Ethernet情報231は、仮想Ethernet ID701、仮想Ethernet状態702、所属LA−ID703、接続先装置ID704、及び実体通信ポート番号705を含む。
仮想Ethernet ID701は、仮想Ethernet160を識別するための識別情報である。仮想Ethernet状態702は、仮想Ethernet160の状態を示す情報である。
所属LA−ID703は、仮想Ethernet ID701に対応する仮想Ethernet160が追加されたリンクアグリゲーションの識別情報である。
接続先装置ID704は、所属LA−ID703に対応するリンクアグリゲーション150を介して接続される通信装置101の識別情報である。
仮想Ethernet160が追加されたリンクアグリゲーション150のエントリの場合、所属LA−ID703には、当該リンクアグリゲーション150の識別情報が格納される。一方、仮想Ethernet160が設定された通信ポートのエントリの場合、所属LA−ID703は、空欄となる。
実体通信ポート番号705は、仮想Ethernet160の実体通信ポートとして設定された通信ポート120−3の識別番号である。仮想Ethernet160が追加されたリンクアグリゲーション150のエントリの場合、実体通信ポート番号705は空欄となる。一方、仮想Ethernet160の実体通信ポートとして設定された通信ポートのエントリの場合、実体通信ポート番号705には、当該通信ポートの識別情報が格納される。
次に、通信装置101の処理の詳細について説明する。
図8は、本発明の実施例1におけるマスタ通信装置101−1が実行するトラフィック監視処理の一例を説明するフローチャートである。
マスタ通信装置101−1は、トラフィック情報230を受信する(ステップS801)。
具体的には、トラフィック管理部213が、トラフィック監視部212からマスタ通信装置101−1のトラフィック情報230を受信し、又は、制御パケット送受信部211が、メンバ通信装置101−2、101−3からトラフィック情報230を含む制御パケットを受信する。
なお、メンバ通信装置101−2、101−3は、周期的に、マスタ通信装置101−1にトラフィック情報が含まれる制御パケットを送信する。ここで、メンバ通信装置101−3を例に、トラフィック情報230が含まれる制御パケットの送信処理について説明する。
メンバ通信装置101−3のトラフィック監視部212は、周期的にメンバ通信装置101−3のトラフィック量に関する情報を取得し、取得された情報に基づいてトラフィック情報230のトラフィック量602を更新する。メンバ通信装置101−3のトラフィック監視部212は、更新されたトラフィック情報230を制御パケット管理部210に通知する。
メンバ通信装置101−3の制御パケット管理部210は、トラフィック監視部212からトラフィック情報230を取得すると、制御パケット種別、送信元装置ID、トラフィック情報230を含む制御パケットを生成する。さらに、メンバ通信装置101−3の制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に生成された制御パケットの送信を指示する。
メンバ通信装置101−3の制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットをマスタ通信装置101−1に送信する。これによって、マスタ通信装置101−1は、制御パケットからトラフィック情報230を取得することができる。
以上が、トラフィック情報が含まれる制御パケットの送信処理の説明である。
次に、マスタ通信装置101−1は、受信したトラフィック情報230に基づいて、ネットワーク接続管理情報251を更新する(ステップS802)。具体的には、以下のような処理が実行される。
トラフィック監視部212からトラフィック情報230を受信した場合、トラフィック管理部213、トラフィック情報230から装置ID、LA−ID、及びトラフィック量を取得する。なお、装置IDは、マスタ通信装置101−1自身の識別情報となる。
一方、メンバ通信装置101−2、102−3からトラフィック情報230を含む制御パケットを受信した場合、制御パケット管理部210が、受信した制御パケットを解析することによって、装置ID、LA−ID601、及びトラフィック量602を取得する。制御パケット管理部210は、取得された各情報をトラフィック管理部213に通知する。
トラフィック管理部213は、装置連携制御部214に、ネットワーク接続管理情報251の更新を指示する。当該指示には、装置ID、LA−ID及びトラフィック量が含まれる。さらに、装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215にネットワーク接続管理情報251を指示する。
ネットワーク構成管理部215は、ネットワーク接続管理情報251を参照し、装置ID301及びLA−ID302が通知された装置ID及びLA−IDと一致するエントリを検索する。ネットワーク構成管理部215は、検索されたエントリのトラフィック量305を、通知されたトラフィック量に更新する。
以上が、ステップS802の処理の説明である。
次に、マスタ通信装置101−1は、更新されたエントリのトラフィック量305の値が追加閾値307の値より大きいか否かを判定する(ステップS803)。具体的には、トラフィック管理部213が、更新されたエントリのトラフィック量305の値と、追加閾値307の値とを比較する。
更新されたエントリのトラフィック量305の値が追加閾値307の値より大きいと判定された場合、マスタ通信装置101−1は、通信を保証するために必要な通信ポートのポート数を算出する(ステップS804)。
例えば、通信ポートの帯域が全て同一の場合には以下のようにして算出される。まず、トラフィック管理部213は、トラフィック量305の値から追加閾値307の値を減算することによって不足帯域を算出する。トラフィック管理部213は、不足帯域を通信ポートの帯域で除算する。なお、算出結果が整数でない場合には、小数点以下を切り上げるものとする。なお、各通信ポートの帯域が異なる場合、各通信ポートの帯域の平均値を用いれば同様の方法を用いて算出することができる。
なお、前述した算出方法は一例であって、本発明はこれに限定されない。
マスタ通信装置101−1は、装置連携制御部214を呼び出し、処理の開始指示を入力する(ステップS805)。その後、マスタ通信装置101−1は、次のトラフィック情報を受信するまで待ち状態となる。
具体的には、トラフィック管理部213が、装置連携制御部214に処理の開始指示を入力する。当該処理の開始指示には、装置ID、LA−ID、算出された通信ポートのポート数、及び通信ポートの追加を示す構成変更種別が含まれる。
以下の説明では、処理の開始指示に含まれる装置IDに対応する通信装置101を起点通信装置101と記載し、処理の開始指示に含まれるLA−IDに対応するリンクアグリゲーション150を追加対象リンクアグリゲーション150とも記載する。
ステップS803において、更新されたエントリのトラフィック量305の値が追加閾値307の値以下と判定された場合、マスタ通信装置101−1は、更新されたエントリのトラフィック量305の値が削除閾値306の値より小さいか否かを判定する(ステップS806)。
更新されたエントリのトラフィック量305の値が削除閾値306の値以上と判定された場合、マスタ通信装置101−1は、次のトラフィック情報230を受信するまで待ち状態となる。
更新されたエントリのトラフィック量305の値が削除閾値306の値より小さいと判定された場合、マスタ通信装置101−1は、削除可能な通信ポートのポート数を算出する(ステップS807)。
例えば、通信ポートの帯域が全て同一の場合には以下のようにして算出される。まず、トラフィック管理部213は、削除閾値306の値からトラフィック量305の値を減算することによって余剰帯域を算出する。トラフィック管理部213は、余剰帯域を通信ポートの帯域で除算する。なお、算出結果が整数でない場合には、小数点以下を切り捨てるものとする。なお、各通信ポートの帯域が異なる場合、各通信ポートの帯域の平均値を用いれば同様の方法を用いて算出することができる。
なお、前述した算出方法は一例であって、本発明はこれに限定されない。
マスタ通信装置101−1は、装置連携制御部214を呼び出し、処理の開始指示を入力する(ステップS808)。その後、マスタ通信装置101−1は、次のトラフィック情報を受信するまで待ち状態となる。
具体的には、トラフィック管理部213が、装置連携制御部214に処理の開始指示を入力する。当該処理の開始指示には、装置ID、LA−ID、算出された通信ポートのポート数、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
以下の説明では、処理の開始指示に含まれるLA−IDに対応するリンクアグリゲーション150を削除対象リンクアグリゲーション150とも記載する。
図9A及び図9Bは、本発明の実施例1におけるマスタ通信装置101−1の装置連携制御部214が実行する処理を説明するフローチャートである。
装置連携制御部214は、トラフィック管理部213から処理の開始指示を受信すると(ステップS901)、処理の開始指示から、起点通信装置101の装置ID、追加対象リンクアグリゲーション150のLA−ID、通信ポートのポート数、及び構成変更種別を取得する(ステップS902)。
装置連携制御部214は、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであるか否かを判定する(ステップS903)。
構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであると判定された場合、装置連携制御部214は、追加対象リンクアグリゲーション150の接続先の通信装置101の情報を取得する(ステップS904)。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215に、起点通信装置101の装置ID、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDとともにリンクアグリゲーション管理情報252の参照を指示する。
ネットワーク構成管理部215は、リンクアグリゲーション管理情報252を参照し、装置ID401及びLA−ID402が、起点通信装置101の装置ID及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDと一致するエントリを検索する。ネットワーク構成管理部215は、検索されたエントリの接続先装置ID404を装置連携制御部214に応答する。
以下の説明では、接続先装置ID404に対応する通信装置101、すなわち、起点通信装置101と追加対象リンクアグリゲーションを介して接続される通信装置101を終点通信装置101とも記載する。
以上が、ステップS904の処理の説明である。
次に、装置連携制御部214は、起点通信装置101と終点通信装置101との間を接続する通信ポートのうち、追加対象リンクアグリゲーション150に追加可能な通信ポートが存在するか否かを判定する(ステップS905)。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215に、起点通信装置101の装置ID、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDともにリンクアグリゲーション管理情報252の参照を指示する。
ネットワーク構成管理部215は、リンクアグリゲーション管理情報252を参照し、装置ID401及びLA−ID402が、起点通信装置101の装置ID及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDと一致するエントリを検索する。ネットワーク構成管理部215は、検索されたエントリのLA内ポート番号403を装置連携制御部214に応答する。これによって、追加対象リンクアグリゲーション150を構成する通信ポートを特定できる。
装置連携制御部214は、起点通信装置101から、起点通信装置101及び終点通信装置101を接続する通信ポートに関する情報を取得する。例えば、起点通信装置101からハードウェア構成に関する情報を取得する方法が考えられる。
装置連携制御部214は、追加対象リンクアグリゲーション150を構成する通信ポートのポート番号と、起点通信装置101及び終点通信装置101を接続する通信ポートのポート番号とを比較し、使用されていない通信ポートを検索する。
使用されていない通信ポートが存在する場合、装置連携制御部214は、追加対象リンクアグリゲーション150に新たな通信ポートを追加できると判定する。
以上が、ステップS905の処理の説明である。なお、前述した処理は一例であって、本発明はこれに限定されない。
追加対象リンクアグリゲーション150に追加可能な通信ポートが存在すると判定された場合、装置連携制御部214は、追加対象リンクアグリゲーション150に対する通信ポートの追加処理を実行する(ステップS908)。
リンクアグリゲーション150の構成を変更するための処理は、公知の技術を用いればよいため詳細な説明を省略する。なお、本実施例では、処理の開始指示に含まれる通信ポートの数だけ、使用されていない通信ポートが選択され、選択された通信ポートが追加対象リンクアグリゲーション150に追加される。
追加対象リンクアグリゲーション150に追加可能な通信ポートが存在しないと判定された場合、装置連携制御部214は、追加通信経路検索する(ステップS906)。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、通信経路検索部216に、起点通信装置101及び終点通信装置101の装置IDとともに、追加通信経路の検索指示を入力する。なお、当該検索指示には、起点通信装置101の装置IDを検索キーとして用いる旨の情報が含まれる。
通信経路検索部216は、ネットワーク接続管理情報251を参照し、装置ID301が通知された起点通信装置101の装置IDと一致するエントリを検索する。このとき、接続先装置ID304が終点通信装置101の装置IDと一致するエントリは、検索対象のエントリから除外される。また、検索されたエントリが複数存在する場合、通信経路検索部216は、一つのエントリを選択する。例えば、ネットワーク接続管理情報251の上位のエントリから順に選択する方法が考えられる。
通信経路検索部216は、接続先装置ID304が起点通信装置101の装置IDと異なるエントリが一つ以上存在するか否かを判定する。前述した条件を満たすエントリが一つ以上存在する場合、通信経路検索部216は、当該エントリの接続先装置ID304を検索キーとして、同様の検索処理を実行する。
このとき、接続先装置ID304が起点通信装置101の装置IDと一致するエントリは、検索対象のエントリから除外される。すなわち、2回目の以降の検索処理では、接続先装置ID304が前回検索キーと一致するエントリは、検索対象のエントリから除外される。
2回目以降の検索処理において、通信経路検索部216は、検索されたエントリの接続先装置ID304が終点通信装置101の装置IDに一致するか否かを判定する。
検索されたエントリの接続先装置ID304が終点通信装置101の装置IDに一致しないと判定された場合、通信経路検索部216は、同様の検索処理を実行する。
なお、3回目以降の検索処理において、検索されたエントリの接続先装置ID304が、起点通信装置101の装置IDと一致する場合、検索処理は失敗となる。
この場合、まだ検索されていない通信経路が存在する場合には、同様の処理に基づいて他の通信経路が検索されることとなる。例えば、一つ前の検索処理に戻り、選択されていないエントリが存在するか否かを判定する。選択されていないエントリが存在する場合には、当該エントリについて検索処理を実行する。さかのぼって検索処理を実行することによって、複雑に分岐した通信経路の中から追加通信経路を検索することができる。
一方、検索されたエントリの接続先装置ID304が終点通信装置101の装置IDに一致すると判定された場合、通信経路検索部216は、検索処理を終了する。本実施例では、追加通信経路が一つ検索されると、ステップS907に進むものとする。
通信経路検索部216は、前述した検索処理において、起点通信装置101から終点通信装置101に至るまでに経由した通信装置101の装置IDを追加通信経路情報として、装置連携制御部214に通知する。
追加通信経路が存在しない場合、通信経路検索部216は、追加通信経路が存在しない旨を示す情報を追加通信経路情報として、装置連携制御部214に通知する。
前述した処理を実行することによって、追加対象リンクアグリゲーション150以外の通信経路の中から追加通信経路を検索することができる。
以上が、ステップS906の処理の説明である。なお、前述した処理は一例であって、本発明はこれに限定されない。
次に、装置連携制御部214は、追加通信経路情報に基づいて、追加通信経路が存在するか否かを判定する(ステップS907)。
追加通信経路が存在しないと判定された場合、装置連携制御部214は、仮想Ethernet160の設定ができないため、ステップS901に戻り、次の処理の開始指示を受信するまで待ち状態となる。
追加通信経路が存在すると判定された場合、装置連携制御部214は、追加通信経路上の通信装置101からトラフィック情報230を取得する(ステップS909)。具体的には以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、追加通信経路情報を参照して、追加通信経路上の通信装置101の中から処理対象の通信装置101を一つ選択する。ここでは、起点通信装置101から順に処理対象の通信装置101を選択するものとする。また、起点通信装置101から終点通信装置101の方向に処理対象の通信装置101に接続される通信装置101を選択するものとする。
装置連携制御部214は、追加通信経路情報を参照して、処理対象の通信装置101に接続される通信装置101の装置IDを取得する。以下の説明では、処理対象の通信装置101に接続される通信装置101を対向通信装置101とも記載する。
装置連携制御部214は、トラフィック管理部213に、処理対象の通信装置101を通知し、トラフィック情報230の取得を指示する。トラフィック管理部213は、当該指示をトラフィック監視部212に通知する。これによって、処理対象の通信装置101からトラフィック情報230を取得できる。
また、トラフィック監視部212は、ステップS802と同一の処理を実行することによって、ネットワーク接続管理情報251を更新する。
装置連携制御部214は、処理対象の通信装置101及び対向通信装置101を接続する通信ポートのうち、仮想Ethernet160の実体通信ポートを設定可能な通信ポートが存在するか否かを判定する(ステップS910)。例えば、以下のような処理が考えられる。
まず、装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215に、処理対象の通信装置101及び対向通信装置101の装置IDとともにリンクアグリゲーション管理情報252の参照を指示する。これによって、処理対象の通信装置101及び対向通信装置101を接続するリンクアグリゲーション150に含まれる通信ポートを特定することができる。
装置連携制御部214は、処理対象の通信装置101及び対向通信装置101を接続するリンクアグリゲーション150に含まれる通信ポートを、処理の開始指示に含まれる通信ポートの数だけ削減した場合の帯域を算出する。
装置連携制御部214は、取得したトラフィック情報230に基づいて、算出された帯域に対するトラフィック量の比率を算出する。算出された比率が「0.8」より大きい場合、装置連携制御部214は、処理対象の通信装置101に、仮想Ethernet160の実体通信ポートを設定できないと判定する。
一方、算出された比率が「0.8」以下の場合、装置連携制御部214は、処理対象の通信装置101に、仮想Ethernet160の実体通信ポートを設定できると判定する。このとき、削除された通信ポートが仮想Ethernet160の実体通信ポートを設定可能な通信ポートに対応する。以下の説明では、仮想Ethernet160の実体通信ポートを設定可能な通信ポートを設定対象の通信ポートとも記載する。
このとき、装置連携制御部214は、処理対象の通信装置101の装置ID、対向通信装置101の装置ID、処理対象の通信装置101と対向通信装置101との間のリンクアグリゲーション150のLA−ID、及び設定対象の通信ポートのポート番号を対応づけたエントリを一時的に保持する。なお、設定対象の通信ポートが複数ある場合、装置連携制御部214は、一つの設定対象の通信ポート毎に一つのエントリを保持するものとする。
以上が、ステップS910の処理の一例である。なお、前述した処理は一例であって、本発明はこれに限定されない。
処理対象の通信装置101及び対向通信装置101を接続する通信ポートのうち、仮想Ethernet160の実体通信ポートを設定可能な通信ポートが存在しないと判定された場合、装置連携制御部214は、ステップS906に戻り、別の追加の通信経路を検索する。このとき、装置連携制御部214は、一時的に保持されるエントリを消去する。
処理対象の通信装置101及び対向通信装置101を接続する通信ポートのうち、仮想Ethernet160の実体通信ポートが設定可能な通信ポートが存在すると判定された場合、装置連携制御部214は、追加通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了したか否かを判定する(ステップS911)。
具体的には、装置連携制御部214は、対向通信装置101が終点通信装置101であるか否かを判定する。対向通信装置101が終点通信装置101である場合、装置連携制御部214は、追加通信経路の全ての通信装置101について処理が完了したと判定する。
追加通信経路の全ての通信装置101について処理が完了していないと判定された場合、装置連携制御部214は、ステップS909に戻り、追加通信経路上の他の通信装置101について同様の処理を実行する。
追加通信経路の全ての通信装置101について処理が完了していると判定された場合、装置連携制御部214は、仮想Ethernet160の設定処理を実行する(ステップS912)。その後、装置連携制御部214は、次の処理の開始指示を受信するまで待ち状態となる。
このとき、装置連携制御部214は、一時的に保持されている複数のエントリを構成変更情報として使用する。
なお、仮想Ethernet160の設定処理については、図10A及び図10Bを用いて後述する。
ステップS903において、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものでない、すなわち、構成変更種別が通信ポートの削除を示すものであると判定された場合、装置連携制御部214は、削除対象リンクアグリゲーション150の接続先の通信装置101の情報を取得する(ステップS913)。なお、ステップS913の処理はステップS904の処理と同一の処理である。
装置連携制御部214は、削除通信経路を検索する(ステップS914)。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215に、起点通信装置101の装置ID、終点通信装置101の装置ID、及び、削除対象リンクアグリゲーションのLA−IDとともにネットワーク接続管理情報251の参照を指示する。
ネットワーク構成管理部215は、ネットワーク接続管理情報251を参照し、装置ID301、LA−ID302、接続先装置ID304が、起点通信装置101の装置ID、削除対象リンクアグリゲーションのLA−ID、終点通信装置101の装置IDに一致するエントリを検索する。
ネットワーク構成管理部215は、検索されたエントリの中から、仮想Ethernet ID303に値が設定されるエントリを抽出する。ネットワーク構成管理部215は、抽出されたエントリの仮想Ethernet ID303を装置連携制御部214に通知する。
これによって、装置連携制御部214は、削除対象リンクアグリゲーションに含まれる仮想Ethernetを特定できる。
装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215に、仮想Ethernet ID303とともに、仮想Ethernet管理情報253の参照を指示する。
ネットワーク構成管理部215は、仮想Ethernet管理情報253を参照し、仮想Ethernet ID501が仮想Ethernet ID303と一致するエントリを検索する。ネットワーク構成管理部215は、検索されたエントリに格納される情報を装置連携制御部214に通知する。
装置連携制御部214は、エントリに格納される情報を解析することによって、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートが設定される通信装置101、及び通信ポートを特定する。これによって、削除通信経路を特定できる。
なお、装置連携制御部214は、仮想Ethernet管理情報253から取得されたエントリを構成変更情報として保持する。
次に、装置連携制御部214は、仮想Ethernet160の設定処理を実行する(ステップS912)。その後、装置連携制御部214は、次の処理の開始指示を受信するまで待ち状態となる。
図10A及び図10Bは、本発明の実施例1におけるにおけるマスタ通信装置101−1の装置連携制御部214が実行する仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定処理を説明するフローチャートである。
装置連携制御部214は、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであるか否かを判定する(ステップS1001)。
構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであると判定された場合、装置連携制御部214は、追加する仮想Ethernet160のIDを決定する(ステップS1002)。
装置連携制御部214は、構成変更情報からエントリを読み出し、処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1であるか否かを判定する(ステップS1003)。なお、装置連携制御部214は、構成変更情報から読み出されたエントリの処理対象の通信装置101の装置IDに基づいて、処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1であるか否かを判定することができる。
処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1であると判定された場合、装置連携制御部214は、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートを設定し(ステップS1004)、その後、ステップS1005に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、仮想Ethernet制御部217に、実体通信ポートの設定情報を通知する。実体通信ポートの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、並びに、構成変更情報から読み出されたエントリの対向通信装置101の装置ID、LA−ID、及び設定対象の通信ポートのポート番号が含まれる。
仮想Ethernet制御部217は、設定対象の通信ポートを仮想Ethernet160の実体通信ポートとして設定する。例えば、仮想Ethernet制御部217は、設定対象の通信ポートとそれ以外の通信ポートとの通信を分離する。仮想Ethernet制御部217は、仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定が完了すると、その旨を装置連携制御部214に通知する。
なお、通信の分離方法は、公知の技術を用いればよいため詳細な説明は省略するが、例えば、設定対象の通信ポートをトンネル手法によって分離する方法、設定対象の通信ポートに、それ以外の通信ポートに割り当てられるVLANとは異なるVLANを割り当てる方法が考えられる。
装置連携制御部214は、ネットワーク構成管理部215に、設定対象の通信ポートのポート番号とともにリンクアグリゲーション管理情報252の更新を指示する。ネットワーク構成管理部215は、リンクアグリゲーション管理情報252から、LA内ポート番号403が設定対象の通信ポートのポート番号に一致するエントリが削除される。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231にエントリを追加する。追加されたエントリの仮想Ethernet ID701には決定された仮想EthernetのID、仮想Ethernet状態702には「運用中」、接続先装置ID704には対向通信装置101の装置ID、実体通信ポート番号705には設定対象の通信ポートのポート番号が設定される。なお、追加されたエントリの所属LA−ID703は空欄のままとなる。これによって、図7Aの2番目のエントリのようなエントリが追加される。
以上がステップS1004の処理の説明である。
ステップS1003において、処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1でないと判定された場合、装置連携制御部214は、メンバ通信装置101に実体通信ポートの設定情報を通知し(ステップS1010)、その後、ステップS1005に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、制御パケット管理部210に、構成変更情報から読み出されたエントリとともに制御パケットの送信を指示する。
制御パケット管理部210は、制御パケット種別に「仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定」、送信先装置IDに「メンバ通信装置101の装置ID」、データに実体通信ポートの設定情報が設定された制御パケットを生成する。
なお、「メンバ通信装置101の装置ID」には構成変更情報から読み出されたエントリの処理対象の通信装置101の装置IDが設定される。また、実体通信ポートの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、並びに、構成変更情報から読み出されたエントリの対向通信装置101の装置ID、LA−ID及び設定対象の通信ポートのポート番号が含まれる。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットを処理対象の通信装置101に送信する。
メンバ通信装置101は、制御パケットにしたがって、仮想Ethernet160の実体通信ポートとして設定対象の通信ポートを設定する。なお、メンバ通信装置101が実行する処理の詳細は、図11を用いて後述する。
なお、メンバ通信装置101は、仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定が完了すると、制御パケット種別が「仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1」、データに仮想EthernetのIDが設定された制御パケットを送信する。マスタ通信装置101−1は、当該制御パケットを受信すると、メンバ通信装置101に対して仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定が完了したことを把握できる。
本実施例では、メンバ通信装置101から制御パケットが送信されるまで、装置連携制御部214は、待ち状態となるものとする。また、装置連携制御部214は、メンバ通信装置101から処理完了を通知する制御パケットを受信した場合、ステップS1004の処理と同様にリンクアグリゲーション管理情報252を更新する。
以上がステップS1010の処理の説明である。
処理対象の通信装置101から処理の完了を通知する制御パケットを受信した後、装置連携制御部214は、追加通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了したか否かを判定する(ステップS1005)。
例えば、装置連携制御部214は、構成変更情報から全てのエントリを読み出したか否かを判定する。また、全てのメンバ通信装置101から制御パケットを受信したか否かを判定してもよい。
追加通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了していないと判定された場合、装置連携制御部214は、ステップS1003に戻り同様の処理を実行する。
追加通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了したと判定された場合、装置連携制御部214は、追加対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連するか否かを判定する(ステップS1006)。すなわち、追加対象リンクアグリゲーション150が、マスタ通信装置101−1を接続するリンクアグリゲーションであるか否かが判定される。
例えば、装置連携制御部214は、起点通信装置101又は終点通信装置101のいずれか一方の装置IDがマスタ通信装置101−1の装置IDと一致するか否かを判定する方法が考えられる。
起点通信装置101又は終点通信装置101のいずれか一方の装置IDがマスタ通信装置101−1の装置IDと一致する場合、装置連携制御部214は、追加対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連すると判定する。
追加対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連しないと判定された場合、装置連携制御部214は、ステップS1008に進む。
追加対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連すると判定された場合、装置連携制御部214は、マスタ通信装置101−1に仮想Ethernetを設定する(ステップS1007)、その後、ステップS1008に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
まず、装置連携制御部214は、装置連携リンクアグリゲーション制御部218に、仮想Ethernetの設定情報を通知する。仮想Ethernetの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、起点通信装置101又は終点通信装置101の装置ID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが含まれる。
ここでは、起点通信装置101の装置IDがマスタ通信装置101−1の装置IDと一致するものとする。この場合、仮想Ethernetの設定情報には、終点通信装置101の装置IDが含まれる。
装置連携リンクアグリゲーション制御部218は、リンクアグリゲーション管理部219に、仮想Ethernetの設定情報とともに追加対象リンクアグリゲーション150への仮想Ethernet160の追加を指示する。
リンクアグリゲーション管理部219は、仮想Ethernetの設定情報に基づいて、追加対象リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231にエントリを追加する。追加されたエントリの仮想Ethernet ID701には決定された仮想EthernetのID、仮想Ethernet状態702には「運用中」、接続先装置ID704には終点通信装置101の装置ID、所属LA−ID703には追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが設定される。なお、実体通信ポート番号705は空欄のままである。これによって、図7Aの1番目のエントリのようなエントリが追加される。
以上がステップS1007の処理の説明である。
装置連携制御部214は、メンバ通信装置101に仮想Ethernetの設定情報を通知する(ステップS1008)。ステップS1008の処理は、ステップS1006の処理の分岐によって処理内容が異なる。
まず、ステップS1006からステップS1008に進んだ場合の処理について説明する。この場合、起点通信装置101及び終点通信装置101の二つのメンバ通信装置101に仮想Ethernetの設定を行う必要がある。そのため、装置連携制御部214は、制御パケット送受信部211に、二つの仮想Ethernetの設定情報とともに制御パケットの送信を指示する。
一つの仮想Ethernetの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、起点通信装置101の装置ID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが含まれる。もう一つの仮想Ethernetの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、終点通信装置101の装置ID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが含まれる。
制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「リンクアグリゲーションの設定」、送信先装置IDに「起点通信装置101の装置ID」、データに仮想Ethernetの設定情報が設定された制御パケットを生成する。なお、当該仮想Ethernetの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが含まれる。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットを終点通信装置101の装置IDに対応するメンバ通信装置101に送信する。
同様に、制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「リンクアグリゲーションの設定」、送信先装置IDに「終点通信装置101の装置ID」、データに仮想Ethernetの設定情報が設定された制御パケットを生成する。なお、当該仮想Ethernetの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが含まれる。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットを起点通信装置101の装置IDに対応するメンバ通信装置101に送信する。
次に、ステップS1007からステップS1008に進んだ場合の処理について説明する。この場合、マスタ通信装置101−1には、すでに、仮想Ethernetが設定されているため、一つのメンバ通信装置101にのみ制御パケットが送信される。そのため、装置連携制御部214は、制御パケット送受信部211に、仮想Ethernetの設定情報とともに制御パケットの送信を指示する。
仮想Ethernetの設定情報には、決定された仮想EthernetのID、マスタ通信装置101−1の装置ID、通信ポートの追加を示す構成変更種別、及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが含まれる。
制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「リンクアグリゲーション設定」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1の装置ID」、データに仮想Ethernetの設定情報が設定された制御パケットを生成する。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットをメンバ通信装置101に送信する。
メンバ通信装置101は、制御パケットにしたがって、追加対象リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加する。なお、メンバ通信装置101が実行する処理の詳細は、図11を用いて後述する。
なお、メンバ通信装置101は、仮想Ethernet160の設定が完了すると、制御パケット種別が「リンクアグリゲーションの設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1の装置ID」、データに仮想EthernetのID及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが設定された制御パケットを送信する。マスタ通信装置101−1は、当該制御パケットを受信すると、メンバ通信装置101に対して仮想Ethernet160の設定が完了したことを把握できる。
本実施例では、メンバ通信装置101から制御パケットが送信されるまで、装置連携制御部214は、待ち状態となるものとする。また、装置連携制御部214は、メンバ通信装置101から処理完了を通知する制御パケットを受信した場合、ステップS1004の処理と同様にリンクアグリゲーション管理情報252を更新する。
以上がステップS1008の処理の説明である。
装置連携制御部214は、ネットワーク接続管理情報251及び仮想Ethernet管理情報253を更新し(ステップS1009)、処理を終了する。
まず、装置連携制御部214は、起点通信装置101及び終点通信装置101のエントリを検索する。
具体的には、装置ID301及びLA−ID302が起点通信装置101の装置ID及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDと一致するエントリを検索する。また、装置連携制御部214は、装置ID301及びLA−ID302が終点通信装置101の装置ID及び追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDと一致するエントリを検索する。
装置連携制御部214は、検索されたエントリの削除閾値306及び追加閾値307の値を更新する。例えば、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートが設定される通信ポートにおける削除閾値及び追加閾値が予め分かっている場合、当該値を削除閾値306及び追加閾値307のそれぞれに加算する方法が考えられる。
なお、前述した削除閾値306及び追加閾値307の更新方法は一例であって、本発明はこれに限定されない。
また、装置連携制御部214は、ネットワーク接続管理情報251に仮想Ethernetに関するエントリを追加する。
具体的には、装置連携制御部214は、装置ID301に起点通信装置101の装置ID、LA−ID302に追加対象リンクアグリゲーション150のLA−ID、仮想Ethernet ID303に決定された仮想EthernetのID、接続先装置ID304に終点通信装置101の装置IDが設定されたエントリを追加する。また、装置連携制御部214は、装置ID301に終点通信装置101の装置ID、LA−ID302に追加対象リンクアグリゲーション150のLA−ID、仮想Ethernet ID303に決定された仮想EthernetのID、接続先装置ID304に起点通信装置101の装置IDが設定されたエントリを追加する。なお、追加されたエントリのトラフィック量305、削除閾値306、及び追加閾値307は空欄のままとなる。
次に、装置連携制御部214は、仮想Ethernet管理情報253に新たなエントリを追加する。このとき、装置連携制御部214は、構成変更情報に含まれる一つのエントリに対して、二つのエントリを仮想Ethernet管理情報253に追加する。
一つのエントリには、仮想Ethernet ID501に決定された仮想EthernetのID、装置ID503に起点通信装置101の装置ID、接続先装置ID504に終点通信装置101の装置ID、所属LA−ID505に追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが設定される。また、当該エントリには、実体通信ポートの装置ID506に、構成変更情報のエントリの処理対象の通信装置101の装置ID、実体通信ポート番号507に設定対象の通信ポートのポート番号が設定される。
もう一つのエントリには、仮想Ethernet ID501に決定された仮想EthernetのID、装置ID503に起点通信装置101の装置ID、接続先装置ID504に終点通信装置101の装置ID、所属LA−ID505に追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDが設定される。また、当該エントリには、実体通信ポートの装置ID506に、構成変更情報のエントリの対向通信装置101の装置ID、実体通信ポート番号507に設定対象の通信ポートのポート番号が設定される。
以上が、ステップS1009の処理の説明である。
ステップS1001において、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものでないと判定された場合、装置連携制御部214は、削除対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連するか否かを判定する(ステップS1011)。すなわち、削除対象リンクアグリゲーション150が、マスタ通信装置101−1を接続するリンクアグリゲーション150であるか否かが判定される。
例えば、装置連携制御部214は、構成変更情報を参照し、装置ID503又は接続先装置ID504のいずれかがマスタ通信装置101−1の装置IDと一致するか否かを判定する方法が考えられる。なお、構成変更情報に含まれる全てのエントリの装置ID503及び接続先装置ID504は同一であるため、装置連携制御部214は、構成変更情報の任意のエントリを参照すればよい。
装置ID503又は接続先装置ID504のいずれかがマスタ通信装置101−1の装置IDと一致する場合、装置連携制御部214は、削除対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連すると判定する。
削除対象リンクアグリゲーション150がマスタ通信装置101−1に関連すると判定された場合、装置連携制御部214は、仮想Ethernetを削除し(ステップS1012)、その後、ステップS1013に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
まず、装置連携制御部214は、装置連携リンクアグリゲーション制御部218に、仮想Ethernetの削除情報を通知する。仮想Ethernetの削除情報には、仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、所属LA−ID505、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
装置連携リンクアグリゲーション制御部218は、リンクアグリゲーション管理部219に、仮想Ethernetの削除情報とともに、削除対象リンクアグリゲーション150からの仮想Ethernet160の削除を指示する。
リンクアグリゲーション管理部219は、仮想Ethernetの削除情報に基づいて、削除対象リンクアグリゲーション150から仮想Ethernet160を削除する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231から、仮想Ethernet ID701、接続先装置ID704、所属LA−ID703が、仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、所属LA−ID505と一致するエントリを削除する。
以上がステップS1012の処理の説明である。
装置連携制御部214は、メンバ通信装置101に仮想Ethernetの削除情報を通知する(ステップS1013)。ステップS1013の処理は、ステップS1011の処理の分岐によって処理内容が異なる。
まず、ステップS1011からステップS1013に進んだ場合の処理について説明する。この場合、装置ID503及び接続先装置ID504に対応する二つのメンバ通信装置101に仮想Ethernetの削除を行う必要がある。そのため、装置連携制御部214は、制御パケット送受信部211に、二つの仮想Ethernetの削除情報とともに制御パケットの送信を指示する。
一つの仮想Ethernetの設定情報には、仮想Ethernet ID501、装置ID503、所属LA−ID505、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。もう一つの仮想Ethernetの設定情報には、仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、所属LA−ID505、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「リンクアグリゲーションの削除設定」、送信先装置IDに「装置ID503」、データに「仮想Ethernetの削除情報」が設定された制御パケットを生成する。なお、当該仮想Ethernetの設定情報には、仮想Ethernet ID501、所属LA−ID505、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットを装置ID503に対応するメンバ通信装置101に送信する。
同様に、制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「リンクアグリゲーションの削除設定」、送信先装置IDに「接続先装置ID504」、データに「仮想Ethernetの削除情報」が設定された制御パケットを生成する。なお、当該仮想Ethernetの設定情報には、仮想Ethernet ID501、所属LA−ID505、通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットを接続先装置ID504に対応するメンバ通信装置101に送信する。
次に、ステップS1012からステップS1013に進んだ場合の処理について説明する。この場合、マスタ通信装置101−1には、すでに、仮想Ethernetが設定されているため、一つのメンバ通信装置101にのみ制御パケットが送信される。そのため、装置連携制御部214は、制御パケット送受信部211に、仮想Ethernetの設定情報とともに制御パケットの送信を指示する。
仮想Ethernetの設定情報には、仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、所属LA−ID505、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「リンクアグリゲーションの削除設定」、送信先装置IDに「接続先装置ID504」、データに「仮想Ethernetの削除情報」が設定された制御パケットを生成する。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットをメンバ通信装置101に送信する。
メンバ通信装置101は、制御パケットにしたがって、削除対象リンクアグリゲーション150から仮想Ethernet160を削除する。なお、メンバ通信装置101が実行する処理の詳細は、図11を用いて後述する。
なお、メンバ通信装置101は、仮想Ethernet160の削除が完了すると、制御パケット種別が「リンクアグリゲーションの削除設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1の装置ID」、データに仮想Ethernet ID501及び所属LA−ID505が設定された制御パケットを送信する。マスタ通信装置101−1は、当該制御パケットを受信すると、メンバ通信装置101に対して仮想Ethernet160の設定が完了したことを把握できる。
本実施例では、メンバ通信装置101から制御パケットが送信されるまで、装置連携制御部214は、待ち状態となるものとする。
以上がステップS1013の処理の説明である。
次に、装置連携制御部214は、構成変更情報からエントリを読み出し、処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1であるか否かを判定する(ステップS1014)。
具体的には、装置連携制御部214は、読み出されたエントリの装置ID503がマスタ通信装置101−1の装置IDと一致するか否かを判定する。
処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1であると判定された場合、装置連携制御部214は、実体通信ポートを解除し(ステップS1015)、その後、ステップS1016に進む。
具体的には、装置連携制御部214は、仮想Ethernet制御部217に実体通信ポートの解除情報を通知する。実体通信ポートの解除情報には、仮想Ethernet ID501、通信ポートの削除を示す構成変更種別、並びに、接続先装置ID504、所属LA−ID505、及び実体通信ポート番号507が含まれる。
仮想Ethernet制御部217は、解除対象の通信ポートに対する仮想Ethernet160の実体通信ポートの設定を解除する。仮想Ethernet制御部217は、仮想Ethernet160の実体通信ポートの解除が完了すると、その旨を装置連携制御部214に通知する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231から、仮想Ethernet ID701、接続先装置ID704、及び実体通信ポート番号705が、仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、及び実体通信ポート番号507と一致するエントリを削除する。
ステップS1014において、処理対象の通信装置101がマスタ通信装置101−1でないと判定された場合、装置連携制御部214は、メンバ通信装置101に実体通信ポートの解除情報を通知し(ステップS1017)、その後、ステップS1016に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
装置連携制御部214は、制御パケット送受信部211に、構成変更情報から読み出されたエントリとともに制御パケットの送信を指示する。
制御パケット送受信部211は、制御パケット種別に「仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの解除設定」、送信先装置IDに「装置ID503」、データに実体通信ポートの解除情報が設定された制御パケットを生成する。
なお、実体通信ポートの解除情報には、仮想Ethernet ID501、通信ポートの削除を示す構成変更種別、接続先装置ID504、所属LA−ID505、及び実体通信ポート番号507が含まれる。
その後、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に制御パケットの送信を指示する。制御パケット送受信部211は、生成された制御パケットをメンバ通信装置101に送信する。
メンバ通信装置101は、制御パケットにしたがって、仮想Ethernet160の実体通信ポートを解除する。なお、メンバ通信装置101が実行する処理の詳細は、図11を用いて後述する。
なお、メンバ通信装置101は、仮想Ethernet160の実体通信ポートの解除が完了すると、制御パケット種別が「仮想Ethernetの解除設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1」、データに仮想EthernetのIDが設定された制御パケットを送信する。マスタ通信装置101−1は、当該制御パケットを受信すると、メンバ通信装置101に対して仮想Ethernet160の実体通信ポートの解除が完了したことを把握できる。
本実施例では、メンバ通信装置101から制御パケットが送信されるまで、装置連携制御部214は、待ち状態となるものとする。
以上がステップS1017の処理の説明である。
処理対象の通信装置101から処理完了を通知する制御パケットを受信した後、装置連携制御部214は、削除通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了したか否かを判定する(ステップS1016)。
例えば、装置連携制御部214は、構成変更情報から全てのエントリを読み出したか否かを判定する。
削除通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了していないと判定された場合、装置連携制御部214は、ステップS1014に戻り同様の処理を実行する。
削除通信経路上の全ての通信装置101について処理が完了したと判定された場合、装置連携制御部214は、ネットワーク接続管理情報251及び仮想Ethernet管理情報253を更新し(ステップS1009)、処理を終了する。
まず、装置連携制御部214は、装置ID503及び接続先装置ID504に対応するエントリを検索する。
具体的には、装置ID301及びLA−ID302が装置ID503及び所属LA−ID505と一致するエントリを検索する。また、装置連携制御部214は、装置ID301及びLA−ID302が接続先装置ID504及び所属LA−ID505と一致するエントリを検索する。
装置連携制御部214は、検索されたエントリの削除閾値306及び追加閾値307の値を更新する。例えば、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートが設定される通信ポートにおける削除閾値及び追加閾値が予め分かっている場合、当該値を削除閾値306及び追加閾値307のそれぞれに減算する方法が考えられる。
なお、前述した削除閾値306及び追加閾値307の更新方法は一例であって、本発明はこれに限定されない。
また、装置連携制御部214は、ネットワーク接続管理情報251から、仮想Ethernet ID303が仮想Ethernet ID501と一致するエントリを削除する。
次に、装置連携制御部214は、仮想Ethernet管理情報253から処理対象の仮想Ethernetに関するエントリを削除する。
以上が、ステップS1009の処理の説明である。
図11は、本発明の実施例1におけるメンバ通信装置101が制御パケットを受信した場合に実行する処理を説明するフローチャートである。ここでは、メンバ通信装置101−3を例に説明する。なお、メンバ通信装置101−2も同一の処理を実行する。
メンバ通信装置101−3は、マスタ通信装置101−1から制御パケットを受信すると(ステップS1101)、受信した制御パケットを解析する(ステップS1102)。具体的には、以下のような処理が実行される。
まず、制御パケット送受信部211が制御パケットを受信する。次に、制御パケット管理部210が、制御パケット送受信部211から制御パケットの情報を取得し、制御パケット種別及びデータを解析する。
次に、メンバ通信装置101−3は、制御パケットが仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定を指示する制御パケットであるか否かを判定する(ステップS1103)。
具体的には、制御パケット管理部210は、制御パケット種別が「仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定」であるか否かを判定する。制御パケット種別が「仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定」である場合、メンバ通信装置101−3は、制御パケットが仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定を指示する制御パケットであると判定する。
制御パケットが仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定を指示する制御パケットでないと判定された場合、メンバ通信装置101−3は、ステップS1106に進む。
制御パケットが仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定を指示する制御パケットであると判定された場合、メンバ通信装置101−3は、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであるか否かを判定する(ステップS1104)。
具体的には、制御パケット管理部210は、制御パケットに含まれる実体通信ポートの設定情報を解析し、構成変更種別が通信ポートの追加を示すか否かを判定する。
構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであると判定された場合、メンバ通信装置101−3は、制御パケットに含まれる実体通信ポートの設定情報にしたがって、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートを設定し(ステップS1105)、その後ステップS1106に進む。具体的には以下のような処理が実行される。
まず、制御パケット管理部210は、装置連携制御部214に、制御パケットに含まれる実体通信ポートの設定情報を通知する。
装置連携制御部214は、仮想Ethernet制御部217に設定対象の通信ポートのポート番号を通知する。
仮想Ethernet制御部217は、仮想Ethernetを構成するポートと、それ以外のポートとの通信を分離する。通信の分離方法は、ステップS1004と同様の方法を用いるものとする。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231にエントリを追加する。追加されたエントリの仮想Ethernet ID701には決定された仮想EthernetのID、仮想Ethernet状態702には「運用中」、接続先装置ID704には対向通信装置101の装置ID、実体通信ポート番号705には設定対象の通信ポートのポート番号が設定される。これによって、図7Cの2番目のエントリが追加される。
装置連携制御部214は、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定が完了した旨を、制御パケット管理部210に通知する。
制御パケット管理部210は、装置連携制御部214からの通知を受信すると、制御パケット種別が「仮想Ethernetの設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1」、データに仮想EthernetのIDが設定された制御パケットを生成する。さらに、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に、マスタ通信装置101−1への制御パケットの送信を指示する。
以上がステップS1105の処理の説明である。
ステップS1104において、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものでないと判定された場合、メンバ通信装置101−3は、制御パケットに含まれる実体通信ポートの設定情報にしたがって、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートを解除し(ステップS1109)、その後ステップS1106に進む。具体的には以下のような処理が実行される。
まず、制御パケット管理部210は、装置連携制御部214に、制御パケットに含まれる実体通信ポートの解除設定情報を通知する。
装置連携制御部214は、仮想Ethernet制御部217に解除対象の通信ポートのポート番号を通知する。仮想Ethernet制御部217は、解除対象の通信ポートの設定を解除する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231から、仮想Ethernet ID701、接続先装置ID704、及び実体通信ポート番号705が、実体通信ポートの解除設定情報に含まれる仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、及び実体通信ポート番号507に一致するエントリを削除する。
装置連携制御部214は、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定が完了した旨を、制御パケット管理部210に通知する。
制御パケット管理部210は、装置連携制御部214からの通知を受信すると、制御パケット種別が「仮想Ethernetの設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1」、データに仮想EthernetのIDが設定された制御パケットを生成する。さらに、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に、マスタ通信装置101−1への制御パケットの送信を指示する。
以上がステップS1109の処理の説明である。
次に、メンバ通信装置101−3は、制御パケットが仮想Ethernetの設定を指示する制御パケットであるか否かを判定する(ステップS1106)。具体的には、制御パケット管理部210は、制御パケット種別が「リンクアグリゲーションの設定」であるか否かを判定する。制御パケット種別が「リンクアグリゲーションの設定」である場合、メンバ通信装置101−3は、制御パケットが仮想Ethernetの設定を指示する制御パケットであると判定する。
制御パケットが仮想Ethernetの設定を指示する制御パケットでないと判定された場合、メンバ通信装置101−3は、次の制御パケットを受信するまで待ち状態となる。
制御パケットが仮想Ethernetの設定を指示する制御パケットであると判定された場合、メンバ通信装置101−3は、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであるか否かを判定する(ステップS1107)。
具体的には、制御パケット管理部210は、制御パケットに含まれる仮想Ethernetの設定情報を解析し、構成変更種別が通信ポートの追加を示すか否かを判定する。
構成変更種別が通信ポートの追加を示すものであると判定された場合、メンバ通信装置101−3は、制御パケットに含まれる仮想Ethernetの設定情報にしたがって、仮想Ethernetを設定し(ステップS1108)、その後、次の制御パケットを受信するまで待ち状態となる。具体的には以下のような処理が実行される。
まず、制御パケット管理部210は、装置連携制御部214に、制御パケットに含まれる仮想Ethernetの設定情報を通知する。
装置連携制御部214は、装置連携リンクアグリゲーション制御部218に、仮想Ethernetの設定情報を通知する。
装置連携リンクアグリゲーション制御部218は、リンクアグリゲーション管理部219に、仮想Ethernetの設定情報とともに追加対象リンクアグリゲーション150への仮想Ethernet160の追加を指示する。
リンクアグリゲーション管理部219は、仮想Ethernetの設定情報に基づいて、追加対象リンクアグリゲーション150に仮想Ethernet160を追加する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet情報231にエントリを追加する。追加されたエントリの仮想Ethernet ID701には決定された仮想EthernetのID、仮想Ethernet状態702には「運用中」、接続先装置ID704には対向通信装置101の装置ID、所属LA−IDには追加対象リンクアグリゲーション150のLA−IDを設定される。これによって、図7Cの1番目のエントリが追加される。
装置連携制御部214は、仮想Ethernetの設定が完了した旨を、制御パケット管理部210に通知する。
制御パケット管理部210は、装置連携制御部214からの通知を受信すると、制御パケット種別が「仮想Ethernetの設定完了」、送信先装置IDに「マスタ通信装置101−1」、データに仮想EthernetのIDが設定された制御パケットを生成する。さらに、制御パケット管理部210は、制御パケット送受信部211に、マスタ通信装置101−1への制御パケットの送信を指示する。
以上がステップS1108の処理の説明である。
ステップS1107において、構成変更種別が通信ポートの追加を示すものないと判定された場合、メンバ通信装置101−3は、制御パケットに含まれる仮想Ethernetの削除情報にしたがって、仮想Ethernetを削除し(ステップS1110)、その後、次の制御パケットを受信するまで待ち状態となる。具体的には以下のような処理が実行される。
まず、装置連携制御部214は、装置連携リンクアグリゲーション制御部218に、仮想Ethernetの削除情報を通知する。仮想Ethernetの削除情報には、仮想Ethernet ID501、接続先装置ID504、所属LA−ID505、及び通信ポートの削除を示す構成変更種別が含まれる。
装置連携リンクアグリゲーション制御部218は、リンクアグリゲーション管理部219に、仮想Ethernetの削除情報とともに、削除対象リンクアグリゲーション150からの仮想Ethernet160の削除を指示する。
リンクアグリゲーション管理部219は、仮想Ethernetの削除情報に基づいて、削除対象リンクアグリゲーション150から仮想Ethernet160を削除する。
また、装置連携制御部214は、仮想Ethernet ID701及び所属LA−ID703が、仮想Ethernet ID501、及び所属LA−ID505に一致するエントリを削除する。
以上で説明したように、本発明によれば、リンクアグリゲーション機能を用いて構成されるネットワークにおいて、リンクアグリゲーションを介して接続される装置間のトラフィック量の増加に対し、別の通信経路を仮想Ethernetとして当該リンクアグリゲーションに追加することができる。これによって、必要な帯域を確保することができる。
また、トラフィック量の減少時にも同様に、リンクアグリゲーション150を構成する通信ポートの中から、余剰分の通信ポートを削除することによって、適切なポート数から構成されるリンクアグリゲーションを自動的に設定することができる。削除された通信ポートは、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートを設定する場合に用いることもできる。
また、マスタ通信装置101−1が、仮想Ethernetを構成する実体通信ポートの設定処理、仮想Ethernetの追加処理を実行する。したがって、ユーザがネットワークの各通信装置101に対してネットワークの設定を行う必要がなく、また、通信ポートの物理接続を変更する必要がない。
また、本発明は、リンクアグリゲーション機能を用いて実現できるため、既存の通信装置の設定を変更することなく実現することができる。
(変形例)
実施例1では、マスタ通信装置101−1と、メンバ通信装置101−2、102−3とが異なる構成であったが、いずれの通信装置101もマスタ通信装置101−1と同様の構成であってもよい。
通信装置101−1に障害が発生した場合、通信装置101−2、101−3のいずれかが、装置連携機能のマスタとして稼働することができる。
なお、本発明において説明したソフトウェア構成は、複数のモジュールに分解し、又は、一つのモジュールに統合してもよい。例えば、装置連携制御部214が、ネットワーク構成管理部215、仮想Ethernet制御部217、装置連携リンクアグリゲーション制御部218、及びリンクアグリゲーション管理部219が備える機能を有してもよい。
また、前述の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、専用のハードウェアも用いて実現してもよい。また、前述の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、及びSSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、及びDVD等の記録媒体に格納することができる。
以上、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこのような具体的構成に限定されるものではなく、添付した請求の範囲の趣旨内における様々な変更及び同等の構成を含むものである。
100 端末
101 通信装置
110、120、130 通信ポート
150 リンクアグリゲーション
160 仮想Ethernet
201 プロセッサ
202 メモリ
203 ネットワークインタフェース
210 制御パケット管理部
211 制御パケット送受信部
212 トラフィック監視部
213 トラフィック管理部
214 装置連携制御部
215 ネットワーク構成管理部
216 通信経路検索部
217 仮想Ethernet制御部
218 装置連携リンクアグリゲーション制御部
219 リンクアグリゲーション管理部
230 トラフィック情報
231 仮想Ethernet情報
250 ネットワーク構成情報
251 ネットワーク接続管理情報
252 リンクアグリゲーション管理情報
253 仮想Ethernet管理情報

Claims (12)

  1. プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを備え、複数の端末間を接続するネットワークを構成し、前記端末から受信したパケットを転送する通信装置であって、
    前記通信装置は、
    複数の通信ポートから構成されるリンクアグリゲーションを介して接続される通信装置のトラフィック量を監視するトラフィック監視部と、
    前記トラフィック量の監視結果に基づいて、前記リンクアグリゲーションに必要な通信ポートのポート数を算出するトラフィック管理部と、
    前記算出された通信ポートのポート数に基づいて、前記リンクアグリゲーションを構成する通信ポート及び前記ネットワークを構成する前記複数の通信装置の通信経路の設定情報を生成する装置連携制御部と、
    前記生成された設定情報を含む制御パケットを生成する制御パケット管理部と、
    前記複数の通信装置に、前記生成された制御パケットを送信する制御パケット送受信部と、を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記複数の通信装置は、第1のリンクアグリゲーションを介して接続される第1の通信装置及び第2の通信装置を含み、
    前記トラフィック管理部は、
    前記第1のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第1の閾値より大きいか否かを判定し、
    前記第1のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第1の閾値より大きいと判定された場合、前記第1のリンクアグリゲーションに追加する前記通信ポートの数を算出し、
    前記装置連携制御部は、
    前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を接続する第1の通信経路を検索し、
    前記第1の通信経路に含まれる複数の通信装置の間を接続する通信ポートの中から、前記第1のリンクアグリゲーションに追加する仮想的な通信ポートである仮想通信ポートを構成する実体通信ポートを決定し、
    前記第1の通信経路に含まれる複数の通信装置の間を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定するための第1の設定情報を生成し、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加するための第2の設定情報を生成することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、
    前記通信装置を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートとして設定する仮想通信ポート制御部と、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加する装置連携リンクアグリゲーション制御部と、を備え、
    前記装置連携制御部は、
    前記第1の通信経路に当該装置連携制御部を備える通信装置が含まれるか否かを判定し、
    前記第1の通信経路に当該装置連携制御部を備える通信装置が含まれる場合、前記仮想通信ポート制御部に前記第1の設定情報を通知し、前記第1の設定情報を送信するための第1の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記第1の通信経路に当該装置連携制御部を備える通信装置が含まれない場合、前記第1の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記装置連携制御部を備える通信装置が前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置のいずれかに一致するか否かを判定し、
    前記装置連携制御部を備える通信装置が前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置のいずれかに一致すると判定された場合、前記第2の設定情報を前記装置連携リンクアグリゲーション制御部に通知し、前記第2の設定情報を送信するための第2の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記装置連携制御部を備える通信装置が前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置のいずれにも一致しないと判定された場合、前記第2の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記仮想通信ポート制御部は、前記第1の設定情報に基づいて、前記装置連携制御部を備える通信装置を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定し、
    前記装置連携リンクアグリゲーション制御部は、前記第2の設定情報に基づいて、前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記装置連携制御部は、
    前記ネットワークに含まれる複数の通信装置の接続状態を管理するネットワーク接続管理情報、前記ネットワーク内における前記リンクアグリゲーションを管理するリンクアグリゲーション管理情報、及び前記仮想通信ポートを管理するための仮想通信ポート管理情報を管理し、
    前記第1の通信経路に含まれる複数の通信装置に対する前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートの設定が完了した後、前記リンクアグリゲーション管理情報から、前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定された通信ポートの情報を削除し、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートが追加された後、前記仮想通信ポート、前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポート、及び前記第1のリンクアグリゲーションが対応付けられた情報を前記仮想通信ポート管理情報に追加し、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートが追加された後、前記第1の通信装置、前記第1のリンクアグリゲーション、及び前記仮想通信ポートが対応付けられた情報、並びに、前記第2の通信装置、前記第1のリンクアグリゲーション、及び前記仮想通信ポートが対応付けられた情報を前記ネットワーク接続管理情報に追加することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記複数の通信装置は、前記仮想通信ポートが追加された第2のリンクアグリゲーションを介して接続される第3の通信装置及び第4の通信装置を含み、
    前記装置連携制御部は、
    前記ネットワークに含まれる複数の通信装置の接続状態を管理するネットワーク接続管理情報、前記ネットワーク内における前記リンクアグリゲーションを管理するリンクアグリゲーション管理情報、及び前記仮想通信ポートを管理するための仮想通信ポート管理情報を管理し、
    前記トラフィック管理部は、
    前記第2のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第2の閾値より小さいか否かを判定し、
    前記第2のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第2の閾値より小さいと判定された場合に、前記第2のリンクアグリゲーションから削除する前記通信ポートの数を算出し、
    前記装置連携制御部は、
    前記ネットワーク接続管理情報を参照して、前記第3の通信装置及び前記第4の通信装置を接続する第2の通信経路を検索することによって前記第2のリンクアグリゲーションに追加された前記仮想通信ポートを特定し、
    前記第2のリンクアグリゲーションに追加された仮想通信ポートを構成する実体通信ポートの設定を解除するための第3の設定情報を生成し、
    前記第2のリンクアグリゲーションから前記仮想通信ポートを削除するための第4の設定情報を生成することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、
    前記通信装置を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートとして設定する仮想通信ポート制御部と、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加する装置連携リンクアグリゲーション制御部と、を備え、
    前記装置連携制御部は、
    前記第2の通信経路に当該装置連携制御部を備える通信装置が含まれるか否かを判定し、
    前記第2の通信経路に当該装置連携制御部を備える通信装置が含まれる場合、前記仮想通信ポート制御部に前記第3の設定情報を通知し、前記第3の設定情報を送信するための第3の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記第2の通信経路に当該装置連携制御部を備える通信装置が含まれない場合、前記第3の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記装置連携制御部を備える通信装置が前記第3の通信装置又は前記第4の通信装置のいずれかに一致するか否かを判定し、
    前記装置連携制御部を備える通信装置が前記第3の通信装置又は前記第4の通信装置のいずれかに一致する場合、前記第4の設定情報を前記装置連携リンクアグリゲーション制御部に通知し、前記第4の設定情報を送信するための第4の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記装置連携制御部を備える通信装置が前記第3の通信装置又は前記第4の通信装置のいずれにも一致しない場合、前記第4の制御パケットの生成を前記制御パケット管理部に指示し、
    前記仮想通信ポート制御部は、前記第3の設定情報に基づいて、前記装置連携制御部を備える通信装置を接続する通信ポートに対する前記仮想通信ポートの設定を解除し、
    前記装置連携リンクアグリゲーション制御部は、前記第4の設定情報に基づいて、前記第2のリンクアグリゲーションから前記仮想通信ポートを削除することを特徴とする通信装置。
  7. 複数の端末間を接続するネットワークを構成し、前記端末から受信したパケットを転送する複数の通信装置を備えるネットワークシステムであって、
    前記通信装置は、プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有し、
    前記複数の通信装置は、
    複数の通信ポートから構成されるリンクアグリゲーションを介して接続される通信装置のトラフィック量に基づいて、前記リンクアグリゲーションを構成する通信ポート、及び、前記ネットワークを構成する前記複数の通信装置の通信経路を制御するマスタ通信装置と、
    前記マスタ通信装置からの指示にしたがって、前記通信装置に対する設定を行うメンバ通信装置と、を含み、
    前記メンバ通信装置は、前記マスタ通信装置に前記通信装置のトラフィック量を通知し、
    前記マスタ通信装置は、
    前記マスタ通信装置のトラフィック量を取得し、
    前記マスタ通信装置のトラフィック量、及び前記通信装置から通知されたトラフィック量に基づいて、前記リンクアグリゲーションに必要な通信ポートのポート数を算出し、
    前記算出された通信ポートのポート数に基づいて、前記リンクアグリゲーションを構成する通信ポート、及び、前記ネットワークを構成する前記複数の通信装置の通信経路の設定情報を生成し、
    前記生成された設定情報を含む制御パケットを生成し、
    前記メンバ通信装置に、前記生成された制御パケットを送信することを特徴とするネットワークシステム。
  8. 請求項7に記載のネットワークシステムであって、
    前記複数の通信装置は、第1のリンクアグリゲーションを介して接続される第1の通信装置及び第2の通信装置を含み、
    前記マスタ通信装置は、
    前記第1のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第1の閾値より大きいか否かを判定し、
    前記第1のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第1の閾値より大きいと判定された場合に、前記第1のリンクアグリゲーションに追加する前記通信ポートの数を算出し、
    前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を接続する第1の通信経路を検索し、
    前記第1の通信経路に含まれる複数の通信装置の間を接続する通信ポートの中から、前記第1のリンクアグリゲーションに追加する仮想的な通信ポートである仮想通信ポートを構成する実体通信ポートを決定し、
    前記第1の通信経路に含まれる複数の通信装置の間を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定するための第1の設定情報を生成し、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加するための第2の設定情報を生成することを特徴とするネットワークシステム。
  9. 請求項8に記載のネットワークシステムであって、
    前記マスタ通信装置は、
    前記第1の通信経路に前記マスタ通信装置が含まれるか否かを判定し、
    前記第1の通信経路に前記マスタ通信装置が含まれる場合、前記第1の設定情報に基づいて、前記マスタ通信装置を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定し、前記第1の通信経路に含まれる前記メンバ通信装置に、前記第1の設定情報を通知するための第1の制御パケットを送信し、
    前記第1の通信経路に前記マスタ通信装置が含まれない場合、前記第1の通信経路に含まれる前記メンバ通信装置に、前記第1の制御パケットを送信し、
    前記マスタ通信装置が前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置のいずれかに一致するか否かを判定し、
    前記マスタ通信装置が前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置のいずれかに一致すると判定された場合、前記第2の設定情報に基づいて、前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加し、前記第1のリンクアグリゲーションを介して接続される前記メンバ通信装置に、前記第2の設定情報を通知するための第2の制御パケットを送信し、
    前記マスタ通信装置が前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置のいずれにも一致しないと判定された場合、前記第1のリンクアグリゲーションを介して接続される前記メンバ通信装置に、前記第2の制御パケットを送信し、
    前記メンバ通信装置は、
    前記第1の制御パケットを受信した場合、前記第1の設定情報に基づいて、前記メンバ通信装置を接続する通信ポートを前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定し、
    前記仮想通信ポート、及び前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定された通信ポートの対応関係を保持し、
    前記第2の制御パケットを受信した場合、前記第2の設定情報に基づいて、前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートを追加し、
    前記仮想通信ポート、及び前記第1のリンクアグリゲーションの対応関係を保持することを特徴とするネットワークシステム。
  10. 請求項9に記載のネットワークシステムであって、
    前記マスタ通信装置は、
    前記ネットワークに含まれる複数の通信装置の接続状態を管理するネットワーク接続管理情報、前記ネットワーク内における前記リンクアグリゲーションを管理するリンクアグリゲーション管理情報、及び前記仮想通信ポートを管理するための仮想通信ポート管理情報を管理し、
    前記第1の通信経路に含まれる複数の通信装置に対する前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートの設定が完了した後、前記リンクアグリゲーション管理情報から、前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定された通信ポートの情報を削除し、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートが追加された後、前記仮想通信ポート、前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポート、及び前記第1のリンクアグリゲーションが対応付けられた情報を前記仮想通信ポート管理情報に追加し、
    前記第1のリンクアグリゲーションに前記仮想通信ポートが追加された後、前記第1の通信装置、前記第1のリンクアグリゲーション、及び前記仮想通信ポートが対応付けられた情報、並びに、前記第2の通信装置、前記第1のリンクアグリゲーション、及び前記仮想通信ポートが対応付けられた情報を前記ネットワーク接続管理情報に追加することを特徴とするネットワークシステム。
  11. 請求項8に記載のネットワークシステムであって、
    前記複数の通信装置は、前記仮想通信ポートが追加された第2のリンクアグリゲーションを介して接続される第3の通信装置及び第4の通信装置を含み、
    前記マスタ通信装置は、
    前記ネットワークに含まれる複数の通信装置の接続状態を管理するネットワーク接続管理情報、前記ネットワーク内における前記リンクアグリゲーションを管理するリンクアグリゲーション管理情報、及び前記仮想通信ポートを管理するための仮想通信ポート管理情報を管理し、
    前記第2のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第2の閾値より小さいか否かを判定し、
    前記第2のリンクアグリゲーションにおけるトラフィック量が第2の閾値より小さいと判定された場合に、前記第2のリンクアグリゲーションから削除する前記通信ポートの数を算出し、
    前記ネットワーク接続管理情報を参照して、前記第3の通信装置及び前記第4の通信装置を接続する第2の通信経路を検索することによって前記第2のリンクアグリゲーションに追加された前記仮想通信ポートを特定し、
    前記第2のリンクアグリゲーションに追加された仮想通信ポートを構成する実体通信ポートの設定を解除するための第3の設定情報を生成し、
    前記第2のリンクアグリゲーションから前記仮想通信ポートを削除するための第4の設定情報を生成することを特徴とするネットワークシステム。
  12. 請求項11に記載のネットワークシステムであって、
    前記マスタ通信装置は、
    前記第2の通信経路に前記マスタ通信装置が含まれるか否かを判定し、
    前記第2の通信経路に前記マスタ通信装置が含まれる場合、前記第3の設定情報に基づいて、前記マスタ通信装置を接続する通信ポートに対する前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートの設定を解除し、前記第2の通信経路に含まれる前記メンバ通信装置に、前記第3の設定情報を通知するための第3の制御パケット送信し、
    前記第2の通信経路に前記マスタ通信装置が含まれない場合、前記第2の通信経路に含まれる前記メンバ通信装置に、前記第3の制御パケットを送信し、
    前記マスタ通信装置が前記第3の通信装置又は前記第4の通信装置のいずれかに一致するか否かを判定し、
    前記マスタ通信装置が前記第3の通信装置又は前記第4の通信装置のいずれかに一致する場合、前記第4の設定情報に基づいて、前記第2のリンクアグリゲーションから前記仮想通信ポートを削除し、前記第2のリンクアグリゲーションを介して接続される前記メンバ通信装置に、前記第4の設定情報を通知するための第4の制御パケットを送信し、
    前記マスタ通信装置が前記第3の通信装置又は前記第4の通信装置のいずれにも一致しない場合、前記第2のリンクアグリゲーションを介して接続される前記メンバ通信装置に、前記第4の制御パケットを送信し、
    前記メンバ通信装置は、
    前記第3の制御パケットを受信した場合、前記第3の設定情報に基づいて、前記メンバ通信装置を接続する通信ポートに対する前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートの設定を解除し、
    前記仮想通信ポート、及び前記仮想通信ポートを構成する実体通信ポートとして設定された通信ポートの対応関係を削除し、
    前記第4の制御パケットを受信した場合、前記第4の設定情報に基づいて、前記第2のリンクアグリゲーションから前記仮想通信ポートを削除し、
    前記仮想通信ポート、及び前記第1のリンクアグリゲーションの対応関係を削除することを特徴とするネットワークシステム。
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