JP2018148477A - 選択装置、装置選択方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理を行う装置を選択する際に、ネットワーク資源を効率的に活用することが出来る装置を選択することが難しい、という課題を解決すること。【解決手段】装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部と、複数の装置の中から処理を実行する装置を選択する選択部と、を有し、選択部は、接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と装置との間の経路が少なくとも一部共通する装置を、当該処理を実行する装置として選択する。【選択図】図15

Description

本発明は、選択装置、装置選択方法、プログラムに関し、特に、ネットワークを介して接続される複数の装置の中から処理を行う装置を選択する選択装置、装置選択方法、プログラムに関する。
インターネットなどのネットワークを介して接続されたユーザからのリクエストに応じて様々な処理を行うクラウドコンピューティングなどが知られている。
上記のようなシステムでは、処理を行う装置をシステムに属する装置の中から選択する。このような処理を行う装置を選択する際に用いられる技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、サービス受け付け手段と、サービス選択方針取得手段と、候補機器選択手段と、サービス機器決定手段と、を有する情報処理装置が記載されている。例えば、候補機器選択手段は、サービス受け付け手段が受け付けたサービスを提供可能なサービス提供機器をサービス種類情報に基づき決定する。また、サービス機器決定手段は、候補機器選択手段が決定したサービス提供機器から1つ以上のサービス提供機器を、サービス選択方針取得手段が取得した選択方針に従って決定する。特許文献1によると、このような構成により、ユーザの目的に応じてクラウドサービスを動的に選択することが可能となる。
また、関連する技術としては、例えば、特許文献2がある。特許文献2には、起点ノードと宛先ノードとの接続を確立するための時間を短縮するための技術が記載されている。
特開2012−53853号公報 特開平10−70571号公報
特許文献1に記載の技術の場合、ユーザから受け付けたサービスの種類に基づいて処理を行う装置を選択しており、依頼先の装置の状況などは考慮していない。そのため、例えば、同一のデータを用いる複数の処理がネットワーク経路の重複しない異なる装置により実行されることがあった。その結果、例えば、重複するデータをネットワーク経路の異なるそれぞれの装置に送信することが必要となり、トラフィックの増大につながるおそれがあった。換言すると、特許文献1に記載されている技術では、ネットワーク資源を効率的に活用できない、という問題が生じていた。
また、特許文献2においても、ネットワーク資源を効率的に活用するための方法は何ら開示されていない。そのため、特許文献1の技術と同様に、ネットワーク資源を効率的に活用できない、という問題が生じていた。
以上のように、処理を行う装置を選択する際に、ネットワーク資源を効率的に活用することが出来る装置を選択することが難しい、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、処理を行う装置を選択する際に、ネットワーク資源を効率的に活用することが出来る装置を選択することが難しい、という問題を解決する選択装置、装置選択方法、プログラムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である選択装置は、
装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部と、
複数の前記装置の中から処理を実行する前記装置を選択する選択部と、
を有し、
前記選択部は、前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である装置選択方法は、
装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部を有する選択装置により行われる装置選択方法であって、
装置の接続経路を示す接続経路情報を取得し、
取得した前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置に、
複数の前記装置の中から処理を実行する前記装置を選択する選択手段を実現させ、
前記選択手段は、前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
プログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、処理を行う装置を選択する際に、ネットワーク資源を効率的に活用することが出来る装置を選択することが難しい、という問題を解決する選択装置、装置選択方法、プログラムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの全体の構成の一例を示す図である。 図1で示すシステム管理装置の構成の一例を示す図である。 図2で示すSLA一覧情報の一例を示す図である。 図2で示す装置構成情報、装置状態情報、装置信頼性情報を説明するための図である。 図2で示すネットワーク構成情報、ネットワーク状態情報、ネットワーク信頼性情報を説明するための図である。 リクエスト中のSLAと信頼性情報とに基づいて決定される装置の一例を示す図である。 ネットワーク信頼性の低い装置に処理を実行させる場合の一例を示す図である。 装置信頼性の低い装置に処理を実行させる場合の一例を示す図である。 関連する処理の一例を示す図である。 関連する処理を実行させる装置群を選択する場合の一例を示す図である。 システム管理装置が処理を依頼する際の全体的な流れの一例を示すフローチャートである。 図11で示すステップS102の処理の詳細な一例を示すフローチャートである。 システム管理装置が処理結果を返信する際の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムの全体の構成の一例を示す図である。 図14で示す選択装置の構成の一例を示すブロック図である。 図15で示す選択手段が処理を実行する装置を選択する際の一例を説明するための図である。 図15で示す選択手段が処理を実行する装置を選択する際の他の一例を説明するための図である。 選択装置により行われる装置選択方法の一例を示すフローチャートである。 選択装置により行われる装置選択方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る選択装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1乃至図13を参照して説明する。図1は、情報処理システム1の全体の構成の一例を示す図である。図2は、システム管理装置2の構成の一例を示す図である。図3は、SLA一覧情報241の一例を示す図である。図4は、装置構成情報243、装置状態情報245、装置信頼性情報247を説明するための図である。図5は、ネットワーク構成情報244、ネットワーク状態情報246、ネットワーク信頼性情報248を説明するための図である。図6は、リクエスト中のSLAと信頼性情報とに基づいて決定される装置の一例を示す図である。図7は、ネットワーク信頼性の低い装置に処理を実行させる場合の一例を示す図である。図8は、装置信頼性の低い装置に処理を実行させる場合の一例を示す図である。図9は、関連する処理の一例を示す図である。図10は、関連する処理を実行させる装置群を選択する場合の一例を示す図である。図11は、システム管理装置2が処理を依頼する際の全体的な流れの一例を示すフローチャートである。図12は、図11で示すステップS102の処理の詳細な一例を示すフローチャートである。図13は、システム管理装置2が処理結果を返信する際の処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、クラウド利用端末3からのリクエストに応じた処理を、予め契約されたサービス利用者の過剰IT(information technology)リソースを活用して行うシステム管理装置2(選択装置)を有する情報処理システム1について説明する。後述するように、本実施形態におけるシステム管理装置2が活用するリソースの中には、個人が有するタブレットやスマートフォンなどの装置信頼性やネットワーク信頼性が低い装置も存在する。本実施形態におけるシステム管理装置2は、リクエスト中のSLA(Service Level Agreement)と、各リソースの信頼性情報と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定する。また、システム管理装置2は、装置信頼性やネットワーク信頼性の低い装置に処理を実行させる場合などにおいて、同一の処理を複数の装置に実行させる。このように、リクエスト中のSLAと各リソースの信頼性情報とに基づいて処理を実行させる装置を決定するとともに、必要に応じて処理を多重化することで、処理の信頼性を保ちつつ、様々な過剰ITリソースを活用することが可能となる。
図1は、本実施形態における情報処理システム1の全体的な構成の一例を示している。図1を参照すると、本実施形態における情報処理システム1は、システム管理装置2と、クラウド利用端末3と、企業内DC(data center)4と、エッジサーバ5と、端末6と、を含んでいる。
図1で示すように、システム管理装置2とクラウド利用端末3とは、例えば、図示しない中継装置やネットワークなどを介して、互いに通信可能なよう接続されている。また、システム管理装置2と企業内DC4、システム管理装置2とエッジサーバ5、システム管理装置2と端末6とも同様に、図示しない中継装置やネットワークなどを介して、互いに通信可能なよう接続されている。システム管理装置2と端末6とは、エッジサーバ5を介して接続されても構わないし、エッジサーバ5を介さずに直接接続されても構わない。同様に、システム管理装置2と企業内DC4とは、エッジサーバ5を介して接続されても構わないし、エッジサーバ5を介さずに直接接続されても構わない。
なお、情報処理システム1が有するクラウド利用端末3の数や企業内DC4の数、エッジサーバ5の数、端末6の数は、図1で示す場合に限定されない。情報処理システム1は、任意の数のクラウド利用端末3、企業内DC4、エッジサーバ5、端末6を有することが出来る。
システム管理装置2は、クラウド利用端末3からリクエストを受信する。すると、システム管理装置2は、受信したリクエストに応じた処理を、企業内DC4、エッジサーバ5、端末6、などの過剰ITリソースを活用して行う。後述するように、システム管理装置2は、リクエストに含まれるSLAと、企業内DC4、エッジサーバ5、端末6、などの各装置の信頼性情報と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定する。また、システム管理装置2は、ネットワーク信頼性や装置信頼性などが低い装置に処理を実行させる場合など、必要がある場合において、同一の処理を複数の処理で実行させる。
図2を参照すると、システム管理装置2は、主な構成要素として、通信I/F部21と、操作入力部22と、画面表示部23と、記憶部24と、演算処理部25と、を有している。
通信I/F部21は、専用のデータ通信回路からなり、通信回線を介して接続されたクラウド利用端末3や企業内DC4、エッジサーバ5、端末6との間でデータ通信を行う。
操作入力部22は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、システム管理装置2を操作する操作者の操作を検出して演算処理部25に出力する。
画面表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)などの画面表示装置からなる。画面表示部23は、演算処理部25からの指示に応じて各種情報を画面表示する。
記憶部24は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。記憶部24は、演算処理部25における各種処理に必要な処理情報やプログラム249を記憶する。プログラム249は、演算処理部25に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムである。プログラム249は、通信I/F部21などのデータ入出力機能を介して外部装置(図示せず)や記憶媒体(図示せず)から予め読み込まれ、記憶部24に保存されている。記憶部24で記憶される主な情報としては、例えば、SLA一覧情報241、接続経路情報242、装置構成情報243、ネットワーク構成情報244、装置状態情報245、ネットワーク状態情報246、装置信頼性情報247、ネットワーク信頼性情報238などがある。
SLA一覧情報241は、リクエスト制御手段251によりクラウド利用端末3に対して送信される情報である。SLA一覧情報241は、例えば、図3で示すように、クラウド利用端末3が選択可能な複数のSLA(数は任意で構わない)を含んでいる。SLA一覧情報241に含まれるSLAは、例えば、SLAが高くなるほどシステム管理装置2に処理を依頼する際の料金が高くなるよう構成されている。
なお、SLAは、リクエストを送信するごと(又はリクエストに含まれる処理ごと)にクラウド利用端末3により選択されるのではなく、情報処理システム1を利用する顧客(つまり、クラウド利用端末3)ごとに固有のものであっても構わない。この場合、例えば、サービス利用者として新たにクラウド利用端末3を登録する際に、当該クラウド利用端末3とSLAとを対応付けた情報を記憶部24に格納しておくことになる。換言すると、記憶部24は、SLA一覧情報241とともに、又は、その代わりに、クラウド利用端末3を識別するための情報とSLAとを対応付けた情報を記憶していても構わない。
接続経路情報242は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などのネットワーク上の接続経路を示す情報である。接続経路情報242は、システム管理装置2と企業内DC4やエッジサーバ5、端末6との間の接続経路を示す情報を含んでいる。接続経路情報242には、端末6間や企業内DC4とエッジサーバ5間などの装置間の接続経路を示す情報を含んでも構わない。
接続経路情報242は、例えば、企業内DC4、エッジサーバ5、端末6などをサービス利用者として新たに登録する際に、当該装置や当該装置と通信を行う途上の図示しない中継装置などから必要な情報を取得することで生成される(上記情報は、既知の様々な手段を用いて収集して構わない)。接続経路情報242は、定期的に更新されても構わない。接続経路情報242は、処理制御手段254などにおいて利用される。
装置構成情報243は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置の構成を示す情報である。装置構成情報243には、例えば、装置の性能を示す構成情報とデータ信頼性を示す構成情報とが含まれている。装置の性能を示す構成情報としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)のコア数やクロック数、メモリ容量、ストレージ容量、GPU(Graphics Processing Unit)の有無やアクセラレータの有無(汎用CPU以外のアクセラレーション機能の有無)などがある。また、データ信頼性を示す構成情報としては、例えば、ストレージの種類(HDD(Hard Disk Drive)であるか、SDD(Solid State Drive)であるかなど)、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)化されているか否か、RAID化されている場合のRAIDレベル、ミラーリングの有無などがある。このように、装置構成情報243は、短期的に変化しにくい静的な情報から構成されている。
装置構成情報243は、例えば、企業内DC4、エッジサーバ5、端末6などをサービス利用者として新たに登録する際に、当該装置から取得されて記憶部24に格納されている。装置構成情報243は、例えば、信頼性判断手段253で利用される。
ネットワーク構成情報244は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などが接続するネットワークの構成を示す情報である。ネットワーク構成情報244には、有線であるか、無線であるか、バンド幅やネットワークの太さ、バックボーンの太さ、レイテンシ、時間帯などによるレイテンシのバラツキ、などを示す情報が含まれている。このように、ネットワーク構成情報244は、短期的に変化しにくい静的な情報から構成されている。
ネットワーク構成情報244は、例えば、企業内DC4、エッジサーバ5、端末6などをサービス利用者として新たに登録する際に、当該装置や当該装置と通信を行う途上の図示しない中継装置などから必要な情報を取得することで取得され記憶部24に格納されている。ネットワーク構成情報244は、例えば、信頼性判断手段253で利用される。
装置状態情報245は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置の状態を示す情報である。装置状態情報245には、例えば、CPUの稼動率やメモリの空き容量などを示す情報が含まれている。このように、装置状態情報245は、装置構成情報243とは異なり、例えば経時的な要素により変化する動的な情報から構成されている。
装置状態情報245は、例えば、状態情報取得手段252により定期的に取得され、記憶部24に格納されている。装置状態情報245は、処理を依頼しようとするタイミングなどで状態情報取得手段252により取得されても構わない。装置状態情報245は、例えば、信頼性判断手段253で利用される。
なお、装置状態情報245には、定期的に取得された装置状態情報245に基づいて推定された装置状態の傾向を示す情報を含むことが出来る。装置状態の傾向を示す情報は、例えば、時間帯ごとのCPU稼働率(推定値)などであり、状態情報取得手段252により予め推定されている。
ネットワーク状態情報246は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などが接続するネットワークの状態を示す情報である。ネットワーク状態情報246には、例えば、装置の接続の有無、ネットワークが輻輳状態にあるか、ネットワークに障害が発生しているか、Wi−Fi接続されているか、などを示す情報が含まれている。このように、ネットワーク状態情報246は、ネットワーク構成情報244とは異なり、例えば経時的な要素により変化する動的な情報から構成されている。
ネットワーク状態情報246は、例えば、状態情報取得手段252により定期的に取得され、記憶部24に格納されている。ネットワーク状態情報246は、処理を依頼しようとするタイミングなどで状態情報取得手段252により取得されても構わない。ネットワーク状態情報246は、例えば、信頼性判断手段253で利用される。
なお、ネットワーク状態情報246には、装置状態情報245と同様に、定期的に取得されたネットワーク状態情報246に基づいて推定されたネットワーク状態の傾向を示す情報を含むことが出来る。ネットワーク状態の傾向を示す情報は、例えば、時間帯ごとの接続率(推定値)や輻輳・障害発生率(推定値)などであり、状態情報取得手段252により予め推定されている。
装置信頼性情報247は、図4で示すように、装置構成情報243と装置状態情報245とに基づいて、信頼性判断手段253により生成される情報である。装置信頼性情報247は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置の信頼性を示している。
装置信頼性情報247が示す装置信頼性は、処理の結果に誤りが生じる可能性などを示している。装置信頼性は、例えば、1〜100までの値、10段階表示など、複数段階で表現されている。例えば、装置信頼性は、CPUの性能が高い、ストレージに空き容量がある、RAID化されている、など、装置の性能やデータ信頼性が高いほど高い値となるように信頼性判断手段253により生成される。また、装置信頼性情報247が示す装置信頼性は、CPUの稼動率が低い、メモリの空き容量がある、など装置が新たな処理を行うのに適しているほど高い値となるように信頼性判断手段253により生成される。このように、装置信頼性情報247は、装置構成情報243と装置状態情報245とに基づく値を有している。
なお、上記のように装置信頼性を生成した場合、装置信頼性が示す値が高いほど、処理結果に誤りが生じる可能性が低いことを示している。従って、後述するように、処理制御手段254は、要求されるSLAが高いほど高い装置信頼性を有する装置に処理を実行させることになる。
ネットワーク信頼性情報248は、図5で示すように、ネットワーク構成情報244とネットワーク状態情報246とに基づいて、信頼性判断手段253により生成される情報である。ネットワーク信頼性情報248は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置が接続するネットワークの信頼性を示している。
ネットワーク信頼性情報248が示すネットワーク信頼性は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置との通信可能性(依頼した内容が装置に届くか、装置からの処理結果がシステム管理装置2に届くか)を示している。ネットワーク信頼性は、例えば、1〜100までの値、10段階表示など、複数段階で表現されている。例えば、ネットワーク信頼性は、バンド幅、ネットワークが太い、レイテンシが小さい、など、ネットワークの性能が良いほど高い値となるように信頼性判断手段253により生成される。また、ネットワーク信頼性は、LTE(Long Term Evolution)接続でなくWi−Fi接続されている、輻輳状態でない、障害が発生していない、などネットワークの状態が良いほど高い値となるように信頼性判断手段253により生成される。このように、ネットワーク信頼性情報248は、ネットワーク構成情報244とネットワーク状態情報246とに基づく値を有している。
なお、上記のようにネットワーク信頼性を生成した場合、ネットワーク信頼性が示す値が高いほど、送信した内容が問題なく相手方に届くことを示している。従って、後述するように、処理制御手段254は、要求されるSLAが高いほど高いネットワーク信頼性を有する装置に処理を実行させることになる。
演算処理部25は、MPU(microprocessor)などのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部24からプログラム249を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム249とを協働させて各種処理部を実現する。演算処理部25で実現される主な処理部として、リクエスト制御手段251と、状態情報取得手段252(状態情報取得部)と、信頼性判断手段253と、処理制御手段254(選択部)と、処理結果採用手段255と、がある。
リクエスト制御手段251は、SLAを示す情報を含むリクエストをクラウド利用端末3から受信する。また、リクエスト制御手段251は、受信した情報を処理制御手段254に送信する。
例えば、リクエスト制御手段251は、通信I/F部21を介して、図3で示すようなSLA一覧情報241をクラウド利用端末3に送信する。SLA一覧情報241を受信したクラウド利用端末3では、当該クラウド利用端末3の利用者により、依頼する処理や料金に応じたSLAが選択される。そして、クラウド利用端末3は、SLAを示す情報を含むリクエストをシステム管理装置2に送信する。その後、リクエスト制御手段251は、クラウド利用端末3からSLAを示す情報を含むリクエストを受け取る。すると、リクエスト制御手段251は、受信した情報を処理制御手段254に送信する。
例えば、上記のような方法により、リクエスト制御手段251はクラウド利用端末3からSLAを示す情報を受け取る。
なお、リクエスト制御手段251は、受信したリクエストを例えば記憶部24や図示しない記憶装置などに格納して、一定期間(例えば、リクエストに対する回答がクラウド利用端末3に返信されるまで)管理するよう構成することが出来る。この場合、リクエスト制御手段251は、リクエストに対する回答の期日までの時間が所定の基準以下(例えば、一日以内など。任意で構わない)となった場合に、再度の処理を企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置に実行させるよう処理制御手段254に通知することが出来る。換言すると、リクエスト制御手段251は、処理に応じた返答の期日を示す情報に基づいて、再度の処理を実行するよう通知することが出来る。また、リクエスト制御手段251は、再度の処理を依頼する際に、SLAを所定分高くする(例えば、装置信頼性及びネットワーク信頼性が低い端末6に依頼するSLAであった場合、再度の処理を行う際には、最初よりも高い装置信頼性及びネットワーク信頼性を有する装置(例えば、エッジサーバ5)に依頼するSLAとするなど)よう構成しても構わない。これにより、より確実に処理を実行することが可能となる。
状態情報取得手段252は、例えば予め定められた周期ごとに、装置状態情報245やネットワーク状態情報246を取得する。そして、状態情報取得手段252は、取得した装置状態情報245やネットワーク状態情報246を、記憶部24に格納する。
例えば、状態情報取得手段252は、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6などの装置や当該装置と通信を行う途上の図示しない中継装置などと通信を行って、装置状態情報245やネットワーク状態情報246を取得する。本実施形態においては、状態情報取得手段252が装置状態情報245やネットワーク状態情報246を取得する際に用いる方法は、特に限定しない。状態情報取得手段252は、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)やICMP(Internet Control Message Protocol)などを利用するなど、既知の様々な方法を用いて、装置状態情報245やネットワーク状態情報246を取得することが出来る。
また、状態情報取得手段252は、記憶部24に格納された装置状態情報245やネットワーク状態情報246を用いて、装置状態の傾向を示す情報やネットワーク状態の傾向を示す情報を推定するよう構成することが出来る。状態情報取得手段252は、例えば、記憶部24に格納された装置状態情報245が示す所定時間ごとのCPU稼働率に基づいて、任意の時間のCPI稼働率(推定値)や時間帯ごとのCPU稼働率(推定値)を推定する。また、状態情報取得手段252は、例えば、記憶部24に格納されたネットワーク状態情報246が示す所定時間ごとの輻輳・障害の有無に基づいて、時間帯ごとの輻輳・障害発生率(推定値)を推定する。そして、状態情報取得手段252は、上記のような推定結果を示す情報を含む装置状態情報245やネットワーク状態情報246を記憶部24に格納する。なお、状態情報取得手段252は、上記例示した以外の推定を行っても構わない。状態情報取得手段252は、記憶部24に格納された装置状態情報245やネットワーク状態情報246に基づく様々な推定を行うことが出来る。
信頼性判断手段253は、記憶部24に格納された装置構成情報243や装置状態情報245に基づいて装置信頼性を示す装置信頼性情報247を生成する。また、信頼性判断手段253は、記憶部24に格納されたネットワーク構成情報244やネットワーク状態情報246に基づいて、ネットワーク信頼性を示すネットワーク信頼性情報248を生成する。そして、信頼性判断手段253は、生成した装置信頼性情報247やネットワーク信頼性情報248を記憶部24に格納する。なお、本実施形態においては、信頼性判断手段253が装置信頼性情報247やネットワーク信頼性情報248を生成するタイミングについては、特に限定しない。信頼性判断手段253は、任意のタイミングで装置信頼性情報247やネットワーク信頼性情報248を生成することが出来る。
例えば、信頼性判断手段253は、CPUの性能が高い、ストレージに空き容量がある、RAID化されている、など、装置構成情報243が示す装置の性能やデータ信頼性が高いほど高い値となるように、装置信頼性を生成する。また、信頼性判断手段253は、CPUの稼動率が低い、メモリの空き容量がある、など、装置状態情報245が示す装置の状態が良いほど高い値となるように、装置信頼性を生成する。さらに、信頼性判断手段253は、状態情報取得手段252が推定した装置状態の傾向を示す情報を加えて装置信頼性を生成することが出来る。
なお、本実施形態においては、信頼性判断手段253が装置構成情報243と装置状態情報245とのどちらを重視して装置信頼性を生成するかは特に限定しない。信頼性判断手段253は、装置構成情報243に基づく値と装置状態情報245に基づく値とを加算して装置信頼性を生成しても構わないし、装置構成情報243に基づく値と装置状態情報245に基づく値とを乗算して装置信頼性を生成しても構わない。また、信頼性判断手段253は、装置構成情報243に基づく値や装置状態情報245に基づく値に所定の重み付けを行った上で装置信頼性を算出しても構わない。
また、例えば、信頼性判断手段253は、バンド幅、ネットワークが太い、レイテンシが小さい、など、ネットワーク構成情報244が示すネットワークの性能が良いほど高い値となるように、ネットワーク信頼性を生成する。また、信頼性判断手段253は、LTE(Long Term Evolution)接続でなくWi−Fi接続されている、輻輳状態でない、障害が発生していない、など、ネットワーク状態情報246が示すネットワークの状態が良いほど高い値となるように、ネットワーク信頼性を生成する。さらに、信頼性判断手段253は、状態情報取得手段252が推定したネットワーク状態の傾向を示す情報を加えてネットワーク信頼性を生成することが出来る。
なお、本実施形態においては、信頼性判断手段253がネットワーク構成情報244とネットワーク状態情報246とのどちらを重視してネットワーク信頼性を生成するかは特に限定しない。信頼性判断手段253は、ネットワーク構成情報244に基づく値とネットワーク状態情報246に基づく値とを加算してネットワーク信頼性を生成しても構わないし、ネットワーク構成情報244に基づく値とネットワーク状態情報246に基づく値とを乗算してネットワーク信頼性を生成しても構わない。また、信頼性判断手段253は、ネットワーク構成情報244に基づく値やネットワーク状態情報246に基づく値に所定の重み付けを行った上でネットワーク信頼性を算出しても構わない。
処理制御手段254は、リクエスト制御手段251から受信した情報(つまり、クラウド利用端末3からの指示)と、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、クラウド利用端末3からのリクエストに応じた処理を実行させる装置を決定する。そして、処理制御手段254は決定した装置に対して、処理内容やリソース確保期間、結果の送付先を示す情報を送信する。また、処理制御手段254は、上記決定した装置がネットワーク信頼性や装置信頼性が低かった場合などにおいて、同一の処理を複数の処理で実行させる。
例えば、処理制御手段254は、クラウド利用端末3からのリクエストが一つの処理を要求しているなど関連する複数の処理を要求していない場合、リクエストに含まれるSLAと、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定する。例えば、処理制御手段254は、リクエストに含まれるSLAに基づいて、装置信頼性の値とネットワーク信頼性の値の基準を算出する。そして、処理制御手段254は、SLAに基づく基準よりも高い装置信頼性とネットワーク信頼性を有する装置に処理を実行させる旨を決定する。例えば、図6で示すように、リクエストに含まれるSLAが十分に高い場合、処理制御手段254は、高い装置信頼度と高いネットワーク信頼度を有する企業内DC4に処理を実行させる旨を決定する。また、リクエストに含まれるSLAが中程度である場合、中程度の装置信頼度と中程度のネットワーク信頼度を有するエッジサーバ5に処理を実行させる旨を決定する。また、リクエストに含まれるSLAが低い場合、処理制御手段254は、装置信頼度とネットワーク信頼度とが低い端末6に処理を実行させる旨を決定する。
このように、処理制御手段254は、装置信頼性情報247が示す装置信頼性と、ネットワーク信頼性情報248が示すネットワーク信頼性と、の両方が、リクエストが示すSLAにより定まる基準を超えている装置に処理を実行させる旨を決定する。なお、同じ企業内DC4であっても、有するストレージの容量やCPUの性能は企業内DC4ごとに異なっている。また、置かれているネットワーク環境も企業内DC4ごとに異なっている。そのため、企業内DC4ごとに装置信頼度やネットワーク信頼度は異なった値となる。従って、SLA一覧情報241に複数の選択肢を含めることで、処理制御手段254は、よりきめの細かい制御を行うことが可能となる。具体的には、例えば、処理制御手段254は、リクエストが高SLAの中でもより高いSLAを要求する場合、企業内DC4の中でもより装置信頼度やネットワーク信頼度の高い企業内DC4に処理をさせる、などの制御を行うことが出来る。これは、エッジサーバ5や端末6の場合も同様である。また、装置信頼度やネットワーク信頼度の低い企業内DC4よりも装置信頼度とネットワーク信頼度とが高いエッジサーバ5などが存在することも考えられる。高SLAの場合に企業内DC4を割り当て、中SLAの場合にエッジサーバ5を割り当て、低SLAの場合に端末6を割り当てるのはあくまで一例であり、処理制御手段254は、上記例示した場合に限定されず処理を実行させる装置を決定することが出来る。
また、上記決定の結果、予め定められた基準値よりもネットワーク信頼性の低いエッジサーバ5や端末6などの装置に処理を実行させることを決定したとする。この場合、依頼する処理の内容がエッジサーバ5や端末6などの装置に届かなかったり、エッジサーバ5や端末6などの装置から送信される処理結果がシステム管理装置2に届かなかったりすることが考えられる。そこで、上記のような場合、処理制御手段254は、同じ処理を他の装置(例えば、同様にネットワーク信頼性の低い装置)に実行させることを決定する(図7参照)。この際、処理制御手段254は、接続経路情報242を参照して、同一の処理を実行させる装置として、システム管理装置2との間のネットワーク経路が異なる装置を選択する。このように異なる経路の装置に同一の処理を実行させることで、同一の処理を実行させる複数の装置の全てに情報が届かない可能性を低減させることが出来る。
なお、処理制御手段254が処理を多重化(冗長化)する数は、任意に設定して構わない。例えば、処理制御手段254は、ネットワーク信頼性の低い装置に処理を実行させる場合、常に1つ、又は、2つの、他の装置に同一の処理を実行させても構わない。処理制御手段254は、ネットワーク信頼性の低さに応じて多重化する数を制御しても構わない。例えば、処理制御手段254は、ネットワーク信頼性が低くなるほど、より多くの装置に処理を実行させるよう構成しても構わない。
また、上記決定の結果、予め定められた基準値(ネットワーク信頼性を見る場合と同じ値でも構わないし、異なる値でも構わない)よりも装置信頼性の低いエッジサーバ5や端末6などの装置に処理を実行させることを決定したとする。この場合、依頼した処理の結果が誤っている可能性があることになる。そこで、上記のような場合、処理制御手段254は、同じ処理を他の装置(例えば、同様に装置信頼性の低い装置)に実行させることを決定する(図8参照)。この際、処理制御手段254は、接続経路情報242を参照して、同一の処理を実行させる装置として、依頼内容(データ)の格納場所であるシステム管理装置2との間のネットワーク経路が出来る限り同一な装置(例えば、同一の基地局や同一の中継装置を通過する装置、論理位置が近い装置など)を選択することが望ましい。このようにネットワーク経路を少なくとも一部一致させることで、重複するデータを異なる経路に複数伝送させる必要がなくなり、トラフィックの増大を抑制することが出来る。つまり、ネットワーク資源を効率的に活用することが可能となる。
なお、処理制御手段254が処理を多重化する数は、ネットワーク信頼性が低い場合と同様に、任意に設定して構わない。例えば、処理制御手段254は、装置信頼性の低い装置に処理を実行させる場合、常に1つ、又は、2つの、他の装置に同一の処理を実行させても構わない。処理制御手段254は、装置信頼性の低さに応じて多重化する数を制御しても構わない。例えば、処理制御手段254は、装置信頼性が低くなるほど、より多くの装置に処理を実行させるよう構成しても構わない。
また、例えば、図9で示すように、クラウド利用端末3からのリクエストが関連する複数の処理を要求している場合がある。図9を参照すると、関連する処理としては、例えば、収集/一次加工処理、収集/一次加工処理の結果を利用する特徴量抽出処理、特徴量抽出処理の結果を利用するディープランニング処理、などがある。換言すると、クラウド利用端末3からのリクエストが、第1の処理と第1の処理の結果を利用する第2の処理とを含む関連する複数の処理を要求している場合がある。
このように関連する複数の処理を要求している場合、処理制御手段254は、リクエストに含まれるSLAと、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置群を決定する(図10参照)。
例えば、図9で示す関連する処理の場合、ディープランニングにおいて、演算性能の高い装置が必要となる。そのため、比較的高いSLAが設定されているとする。一方で、収集/一次加工や特徴量抽出では低いSLAが設定されているとする。この場合、処理制御手段254は、まず、比較的高いSLAにより定まる基準よりも高い装置信頼度及びネットワーク信頼度を有するエッジサーバ5を、ディープランニングを実行する装置として決定する。つまり、処理制御手段254は、必要な装置信頼度及びネットワーク信頼度が高いなど、情報処理システム1に含まれる数が少ない(より選択肢の少ない)装置を最初に決定する。続いて、処理制御手段254は、接続経路情報242などを参照して、決定したエッジサーバ5と装置間の論理的又は物理的な距離が近い端末6を収集/一次加工や特徴量抽出を行う装置として決定する。又は、処理制御手段254は、決定したエッジサーバ5との間に確保可能な帯域等に応じて、収集/一次加工や特徴量抽出を行う装置を決定する。このように、処理制御手段254は、所定の装置を選択した後、当該選択した装置との間の距離が短いなど接続経路が所定の条件を満たす装置を選択することで、関連する処理を実行する装置群を決定する。このように装置群を決定することで、例えば、収集/一次加工を担当する装置から特徴量を抽出する装置まで処理の結果を送信する際に、データを伝送する距離が短くなり、トラフィックの増大を抑制することが可能となる。
また、上記決定した装置群に予め定められた基準値よりもネットワーク信頼度が低い装置が含まれる場合、処理制御手段254は、ネットワーク経路が異なる他の装置群に対しても同一の処理を実行させることを決定する。このように、処理制御手段254は、装置群単位で処理の多重化を行う。これにより、トラフィックの増大を抑制しつつ確実に処理を実行させることが可能となる。なお、処理制御手段254は、ネットワーク信頼度が低い装置が担当する処理のみを多重化するよう構成しても構わない。処理を多重化する際の流れは、図7を参照して説明した場合と同様のため省略する。また、上記基準値は、関連する処理で無い場合と同一の基準値であっても構わないし、異なる基準値であっても構わない。
また、上記決定した装置群に予め定められた基準値よりも装置信頼度が低い装置が含まれる場合、処理制御手段254は、(例えば、ネットワーク経路が出来る限り一致する)他の装置群に対しても同一の処理を実行させることを決定する。このように、処理制御手段254は、ネットワーク信頼度が低い場合と同様に、装置群単位で処理の多重化を行う。なお、処理制御手段254は、装置信頼度が低い装置が担当する処理のみを多重化するよう構成しても構わない。処理を多重化する際の流れは、図8を参照して説明した場合と同様のため省略する。また、上記基準値は、関連する処理で無い場合と同一の基準値であっても構わないし、異なる基準値であっても構わない。
なお、処理の多重化を行う場合、処理制御手段254は、結果の送付先としてシステム管理装置2を指定する。一方で、処理の多重化を行わない場合、処理制御手段254は、結果の送付先としてクラウド利用端末3を指定しても構わない。つまり、処理制御手段254は、システム管理装置2を介さずに処理の結果を送信するよう構成しても構わない。
処理結果採用手段255は、処理の依頼先の装置から処理結果を受信する。すると、処理結果採用手段255は、受信した処理結果を処理依頼元のクラウド利用端末3に対して送信する。また、処理結果採用手段255は、受信した処理結果が多重化した処理に応じた処理結果であった場合、必要に応じた処理を行った上で処理結果を送信するよう構成することが出来る。
例えば、受信した処理結果が多重化を行っていない処理に応じた処理結果であった場合、処理結果採用手段255は、受け取った処理結果をそのままクラウド利用端末3に対して送信する。一方で、受信した処理結果が多重化した処理に応じた処理結果であった場合、処理結果採用手段255は、処理の多重化が何に起因して行われていたかに応じた処理を行う。例えば、処理結果採用手段255は、ネットワーク信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合と、装置信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合と、のそれぞれの場合に応じた処理を行う。
例えば、ネットワーク信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合、処理結果採用手段255は、最も早く受信した処理結果をクラウド利用端末3に対して送信する。一方で、装置信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合、処理結果採用手段255は、例えば、各依頼先の装置からの処理結果を比較確認する。そして、多数決などにより採用する処理結果を選択し、選択した処理結果をクラウド利用端末3に対して送信する。
このように、処理結果採用手段255は、多重化された処理に対する処理結果であるか否か、多重化した処理を実行した利用、に応じた処理を実行する。なお、処理結果採用手段255は、上記例示した以外の方法で処理結果の送信や採用を行っても構わない。例えば、処理結果採用手段255は、ネットワーク信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合であっても、最初に処理結果を受信した後、所定期間他の装置からの処理結果を待つよう構成しても構わない。この場合、処理結果採用手段255は、所定期間内に受信した処理結果の比較結果をクラウド利用端末3に送信するよう構成することが出来る。装置信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合も同様に、最初に処理結果を受信した後所定期間だけ他の装置からの処理結果を待つよう構成しても構わない。
以上が、システム管理装置2の構成の一例である。
なお、図2では、システム管理装置2が1台の情報処理装置により構成されている例を示している。しかしながら、システム管理装置2は、複数台の情報処理装置により構成されていても構わない。換言すると、システム管理装置2は、リクエスト制御手段251としての機能を有する情報処理装置と、状態情報取得手段252としての機能を有する情報処理装置と、など、一つ又は複数の機能を有する複数の情報処理装置から構成されていても構わない。
クラウド利用端末3は、システム管理装置2に対してリクエストを送信する情報処理装置である。クラウド利用端末3は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット、スマートフォンなどである。本実施形態においては、クラウド利用端末3の構成は特に限定しない。
企業内DC4は、オンプレ環境にあるデータセンターであり、CPUなどの演算装置とストレージ装置とを有している。企業内DC4の装置信頼性やネットワーク信頼性は、エッジサーバ5や端末6と比較して、比較的高いことが多い。
エッジサーバ5は、クラウドやシステム管理装置2と端末6との間に存在するサーバ装置などである。エッジサーバ5は、単体のサーバ装置から構成されていても構わないし、複数のサーバ装置から構成されエッジコンピューティングなどと呼ばれる処理を行う装置群であっても構わない。なお、エッジサーバ5は、フォグサーバと呼ばれることもある。エッジサーバ5は、フォグコンピューティングを行う装置群であっても構わない。
端末6は、例えば、個人が有するパーソナルコンピュータやタブレット、スマートフォンなどである。端末6の装置信頼性やネットワーク信頼性は、企業内DC4やエッジサーバ5と比較して、比較的低いことが多い。一方で、端末6は、企業内DC4やエッジサーバ5と比較して数が多い。本実施形態によると、装置信頼性やネットワーク信頼性に応じて処理を多重化するため、処理遂行の信頼性を損ねることなく、数の多い端末6の過剰ITリソースを有効活用することが可能となる。
なお、本実施形態においては、企業内DC4やエッジサーバ5、端末6の具体的な構成については、クラウド利用端末3と同様に特に限定しない。
続いて、図11乃至図13を参照して、システム管理装置2の処理の流れの一例について説明する。まず、図11を参照して、システム管理装置2が処理を依頼する際の全体的な流れの一例について説明する。
図11を参照すると、システム管理装置2のリクエスト制御手段251は、クラウド利用端末3からリクエストを受信する(ステップS101)。すると、リクエスト制御手段251は、受信した情報を処理制御手段254に送信する。なお、システム管理装置2が受信するリクエストには、SLAを示す情報が含まれている。
システム管理装置2の処理制御手段254は、リクエスト中のSLAと、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定する。また、処理制御手段254は、上記決定した装置がネットワーク信頼性や装置信頼性が低かった場合、同一の処理を複数の処理で実行させる。このように、処理制御手段254は、リクエスト中のSLAと、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定するとともに、処理の多重化数を決定する(ステップS102)。
処理制御手段254は、決定した装置に対して、必要な情報を送信する(ステップS103)。例えば、処理制御手段254は、処理内容やリソース確保期間、結果の送付先を示す情報を送信する。なお、処理を多重化することを決定していた場合、処理制御手段254は、決定したそれぞれの装置に対して、必要な情報を送信することになる。
以上が、システム管理装置2が処理を依頼する際の全体的な流れの一例である。続いて、図12を参照して、ステップS102の処理についてより詳細に説明する。
図12を参照すると、処理制御手段254は、クラウド利用端末3からのリクエストが関連する複数の処理を要求しているかいないか確認する(ステップS201)。
関連する複数の処理を要求していない場合(ステップS201、No)、処理制御手段254は、リクエストに含まれるSLAと、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定する(ステップS202)。例えば、処理制御手段254は、リクエストに含まれるSLAに基づいて、装置信頼性の値とネットワーク信頼性の値の基準を算出する。そして、処理制御手段254は、SLAに基づく基準よりも高い装置信頼性とネットワーク信頼性を有する装置に処理を実行させる旨を決定する。
続いて、処理制御手段254は、予め定められた基準値よりも決定した装置のネットワーク信頼性が低いか否か確認する(ステップS202)。
基準値よりもネットワーク信頼性が低い場合(ステップS202、Yes)、処理制御手段254は、同じ処理を他の装置(例えば、同様にネットワーク信頼性の低い装置)に実行させることを決定する(ステップS203)。この際、処理制御手段254は、接続経路情報242を参照して、同一の処理を実行させる装置として、システム管理装置2との間のネットワーク経路が異なる装置を選択する。なお、処理制御手段254が処理を多重化(冗長化)する数は、任意に設定して構わない。
一方で、ネットワーク信頼性が基準値以上である場合(ステップS202、No)、処理制御手段254は、基準値よりも装置信頼性が低いか否か確認する(ステップS204)。
基準値よりも装置信頼性が低い場合(ステップS204、Yes)、処理制御手段254は、同じ処理を他の装置(例えば、同様に装置信頼性の低い装置)に実行させることを決定する(ステップS205)。この際、処理制御手段254は、接続経路情報242を参照して、同一の処理を実行させる装置として、依頼内容(データ)の格納場所であるシステム管理装置2との間のネットワーク経路が出来る限り同一な装置(例えば、同一の基地局や同一の中継装置を通過する装置、論理位置が近い装置など)を選択する。なお、処理制御手段254が処理を多重化(冗長化)する数は、任意に設定して構わない。
一方で、装置信頼性が基準値以上である場合(ステップS204、No)、処理制御手段254は、追加の装置決定を行わない。
その後、処理制御手段254は、決定した装置に必要な情報を送信することになる(図11のステップS103)。
また、関連する複数の処理を要求している場合(ステップS201、Yes)、処理制御手段254は、リクエストに含まれるSLAと、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置群を決定する(ステップS206)。例えば、処理制御手段254は、必要な装置信頼度及びネットワーク信頼度が高いなど、情報処理システム1に含まれる数が少ない(より選択肢の少ない)装置を最初に決定する。続いて、処理制御手段254は、接続経路情報242などを参照して、当該選択した装置との間の距離が短いなど接続経路が所定の条件を満たす装置を選択する。例えば、このような処理により、処理制御手段254は、処理を実行させる装置群を決定する。
続いて、処理制御手段254は、決定した装置群に予め定められた基準値よりもネットワーク信頼性が低い装置が含まれているか否か確認する(ステップS207)。
基準値よりもネットワーク信頼性が低い装置が含まれている場合(ステップS207、Yes)、処理制御手段254は、ネットワーク経路が異なる他の装置群に対しても同一の処理を実行させることを決定する(ステップS208)。なお、処理制御手段254が処理を多重化(冗長化)する数は、任意に設定して構わない。
一方で、基準値よりもネットワーク信頼性が低い装置が含まれていない場合(ステップS207、No)、処理制御手段254は、決定した装置群に予め定められた基準値よりも装置信頼性が低い装置が含まれているか否か確認する(ステップS209)。
基準値よりも装置信頼性が低い装置が含まれている場合(ステップS209、Yes)、処理制御手段254は、ネットワーク経路が出来る限り一致する他の装置群に対しても同一の処理を実行させることを決定する(ステップS210)。なお、処理制御手段254が処理を多重化(冗長化)する数は、任意に設定して構わない。
一方で、基準値よりも装置信頼性が低い装置が含まれていない場合(ステップS209、No)、処理制御手段254は、追加の装置群決定を行わない。
その後、処理制御手段254は、決定した装置群に含まれるそれぞれの装置に必要な情報を送信することになる(図11のステップS103)。
以上が、図11で示すステップS102の処理の詳細な一例である。続いて、図13を参照して、システム管理装置2が処理結果を返信する際の処理の一例について説明する。
図13を参照すると、システム管理装置2の処理結果採用手段255は、処理の依頼先の装置から処理結果を受信する(ステップS301)。
処理結果採用手段255は、受信した処理結果が多重化した処理に対する処理結果であるか否か確認する(ステップS302)。
受信した処理結果が多重化した処理に応じた処理結果でなかった場合(ステップS302、No)、処理結果採用手段255は、受け取った処理結果をそのままクラウド利用端末3に対して送信する(ステップS303)。一方で、受信した処理結果が多重化した処理に応じた処理結果であった場合(ステップS302、Yes)、処理結果採用手段255は、処理の多重化が何に起因して行われていたかに応じた処理を行う(ステップS304)。
例えば、ネットワーク信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合(ステップS304、ネットワーク信頼性)、処理結果採用手段255は、最も早く受信した処理結果をクラウド利用端末3に対して送信する(ステップS305)。一方で、装置信頼性が低いために処理の多重化が行われていた場合(ステップS304、装置信頼性)、処理結果採用手段255は、例えば、各依頼先の装置からの処理結果を比較確認する(ステップS306)。そして、多数決などにより採用する処理結果を選択し、選択した処理結果をクラウド利用端末3に対して送信する(ステップS307)。
以上が、システム管理装置2が処理結果を返信する際の処理の一例である。
このように、本実施形態におけるシステム管理装置2は、信頼性判断手段253と、処理制御手段254と、を有している。このような構成により、システム管理装置2の処理制御手段254は、リクエスト中のSLAと、信頼性判断手段253が生成した装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定することが出来る。また、処理制御手段254は、装置信頼性やネットワーク信頼性の低い装置に処理を実行させる場合などにおいて、同一の処理を複数の装置に実行させることが出来る。このように、リクエスト中のSLAと各リソースの信頼性情報とに基づいて処理を実行させる装置を決定するとともに、必要に応じて処理を多重化することで、処理の信頼性を保ちつつ、様々な過剰ITリソースを活用することが可能となる。その結果、リクエストに応じた処理を行う際に利用可能なリソースを、当該リソースの状況などに応じて適切に使い分けることが可能となる。
また、本実施形態におけるシステム管理装置2は、処理を実行させる装置に、結果の送付先を示す情報を送信するよう構成されている。このような構成より、処理の結果がシステム管理装置2に集中することを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、処理制御手段254は、装置構成情報243と装置状態情報245とに基づく装置信頼性情報247と、ネットワーク構成情報244とネットワーク状態情報246とに基づくネットワーク信頼性情報248と、に基づいて、処理を実行させる装置を決定するとした。しかしながら、処理制御手段254は、装置信頼性情報247と、ネットワーク信頼性情報248と、の少なくとも一方のみを用いて処理を実行させる装置を決定するよう構成しても構わない。また、処理制御手段254は、装置信頼性情報247やネットワーク信頼性情報248を生成せずに、装置構成情報243、ネットワーク構成情報244、の少なくとも一方のみを用いて処理を実行する装置を決定するよう構成しても構わない。この場合、処理制御手段254は、装置構成情報243やネットワーク構成情報244に基づいて、処理を多重化するか否か決定することになる。また、処理制御手段254は、装置状態情報245、ネットワーク状態情報246、の少なくとも一方のみを用いて処理を実行する装置を決定するよう構成しても構わない。この場合、処理制御手段254は、装置状態情報245やネットワーク状態情報246に基づいて、処理を多重化するか否か決定することになる。
また、本実施形態で例示した装置構成情報243、ネットワーク構成情報244、装置状態情報245、ネットワーク状態情報246は、あくまで一例である。装置構成情報243、ネットワーク構成情報244、装置状態情報245、ネットワーク状態情報246は、本実施形態で例示した一部の情報のみ含まれていても構わないし、本実施形態で例示した以外の情報が含まれていても構わない。
また、端末6には、個人のタブレットやスマートフォンなどが含まれ得る。そのため、端末6は移動していることも想定される。そこで、状態情報取得手段252(移動情報取得部)は、例えば、端末6の移動状態を示す情報を取得する(例えば、通信する基地局などの中継装置の変化や変化数を検知する)よう構成しても構わない。また、端末6の移動により、ネットワークの状態などが大きく変動することも想定される。そのため、処理制御手段254は、移動している端末6(又は、所定期間(任意で構わない)内の中継装置の変化数が予め定められた基準より多い端末6)を決定する装置の候補から外すよう構成しても構わない。換言すると、処理制御手段254は、通信する中継装置の変化数が予め定められた基準以下の端末6の中から、処理を実行する端末6を選択するよう構成することが出来る。なお、信頼性判断手段253が装置の移動状態を示す情報を加味してネットワーク信頼性情報248を生成するよう構成しても構わない。
[第2の実施形態]
次に、図14乃至図19を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図14は、情報処理システム700の全体の構成の一例を示す図である。図15は、選択装置7の構成の一例を示すブロック図である。図16、図17は、選択手段752が処理を実行する装置を選択する際の一例を説明するための図である。図18、図19は、選択装置7により行われる装置選択方法の一例を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態で説明したクラウド利用端末3などの外部装置からのリクエストに応じて、処理を実行させる装置である処理実行装置82を選択する選択装置7を有する情報処理システム700について説明する。後述するように、選択装置7は、同一のデータを用いる処理を複数の処理実行装置82に実行させる場合、データの格納場所であるデータ格納装置81と処理を実行する複数の処理実行装置82との間の接続経路(データの流通経路)が少なくとも一部共通するように、処理を実行する複数の装置を選択する。また、選択装置7は、同じデータを用いる処理を同一の処理実行装置82が実行するように選択することで、データ格納装置81と処理を実行する処理実行装置82との間の接続経路(データの流通経路)を少なくとも一部共通させる。このようにデータ格納装置81と処理実行装置82との間の接続経路に基づいて処理を実行する処理実行装置82を選択することで、重複するデータを伝送する必要がなくなり、トラフィックの増大を抑制することが出来る。つまり、ネットワーク資源を効率的に活用することが可能となる。
なお、本実施形態においては、主に、選択装置7の構成と、選択装置7により行われる処理について説明する。本実施形態で説明する選択装置7は、第1の実施形態で説明したシステム管理装置2が処理依頼先の装置を決定する際に活用することも出来るし、システム管理装置2とは別の装置として活用することも出来る。換言すると、選択装置7は、装置信頼性情報247やネットワーク信頼性情報248などを用いないシステムにおいても、処理を実行する装置を選択する装置として活用可能である。
図14を参照すると、本実施形態における情報処理システム700は、選択装置7と、処理に必要なデータ等を格納するデータ格納装置81と、選択装置7により選択されて処理を実行する処理実行装置82と、を少なくとも含んでいる。なお、本実施形態においては、データ格納装置81と処理実行装置82の構成については、特に限定しない。
選択装置7は、データ格納装置81や処理実行装置82と互いに通信可能なよう図示しない中継装置などを介して接続されている。また、データ格納装置81は、少なくとも一部のデータ格納装置81や処理実行装置82と、互いに通信可能なよう接続されている。処理実行装置82も同様に、少なくとも一部のデータ格納装置81や処理実行装置82と、互いに通信可能なよう接続されている。
なお、情報処理システム700が有するデータ格納装置81や処理実行装置82の数は、図14で示す場合に限定されない。情報処理システム700は、任意の数のデータ格納装置81や処理実行装置82を有することが出来る。また、選択装置7は、1台の情報処理装置から構成されても構わないし、複数台の情報処理装置から構成されても構わない。
選択装置7は、クラウド利用端末などの外部装置からのリクエストに応じて、処理を実行する処理実行装置82を選択する。例えば、選択装置7は、同一のデータを用いる処理を複数の処理実行装置82に実行させる場合、データの格納場所であるデータ格納装置81と処理を実行する複数の処理実行装置82との間の接続経路が少なくとも一部共通するように、処理を実行する複数の処理実行装置82を選択する。また、選択装置7は、同じデータを用いる処理を同一の装置が実行するように処理実行装置82を選択することで、データ格納装置81と処理を実行する処理実行装置82との間の接続経路を少なくとも一部共通させる。
図15を参照すると、選択装置7は、主な構成要素として、通信I/F部71と、操作入力部72と、画面表示部73と、記憶部74と、演算処理部75と、を有している。
通信I/F部71と操作入力部72と画面表示部73との構成は、第1の実施形態で説明した通信I/F部21、操作入力部22、画面表示部23の構成と同一である。そのため、詳細な説明は省略する。
記憶部74は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。記憶部74は、演算処理部75における各種処理に必要な情報やプログラム743を記憶する。プログラム743は、演算処理部75に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムである。プログラム743は、通信I/F部71などのデータ入出力機能を介して外部装置(図示せず)や記憶媒体(図示せず)から予め読み込まれ、記憶部74に保存されている。記憶部74で記憶される主な情報としては、例えば、接続経路情報741と、処理情報742と、などがある。
接続経路情報741は、データ格納装置81と処理実行装置82とのネットワーク上の接続経路を示す情報である。接続経路情報741は、データ格納装置81と処理実行装置82との間の接続経路を示す情報を含んでいる。
接続経路情報741は、例えば、データ格納装置81や処理実行装置82、当該データ格納装置81や処理実行装置82と通信を行う途上の図示しない中継装置などから必要な情報を予め取得することで生成されている。なお、上記情報は、既知の様々な手段を用いて収集して構わない。また、接続経路情報741は、定期的に更新されても構わない。接続経路情報741は、選択手段752において利用される。
処理情報742は、過去に選択手段752が処理を依頼した際の情報を示している。処理情報742には、例えば、依頼先の処理実行装置82を識別するための情報と、依頼した処理、依頼した処理を実行する際に必要となるデータを識別するための情報、などが含まれている。処理情報742は、例えば、選択手段752が処理を実行する処理実行装置82を選択した際などに、選択手段752により格納される。処理情報742に格納されている情報は、例えば、処理実行装置82が処理に用いたデータを削除するタイミングで削除されるよう構成しても構わない。
演算処理部75は、MPU(microprocessor)などのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部74からプログラム743を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム743とを協働させて各種処理部を実現する。演算処理部75で実現される主な処理部として、移動情報取得手段751と、選択手段752(選択部)と、指示手段753と、などがある。
移動情報取得手段751は、例えば予め定められた周期ごとや装置選択の必要が生じるタイミングなどにおいて、処理実行装置82の移動情報を取得する。そして、移動情報取得手段751は、取得した移動情報を選択手段752に送信する。移動情報取得手段751は、取得した移動情報を記憶部74に格納しても構わない。
例えば、移動情報取得手段751は、処理実行装置82や当該処理実行装置82と通信を行う途上の図示しない中継装置などと通信を行って、処理実行装置82が移動しているか否か、移動している際の移動状態などを示す移動情報を取得する。例えば、移動情報は、処理実行装置82が通信を行う中継装置の変化、変化数などを示している。なお、本実施形態においては、移動情報取得手段751が移動情報を取得する際に用いる方法は、特に限定しない。移動情報取得手段751は、例えば、処理実行装置82と通信する基地局などの中継装置の変化などを検知することで移動情報を取得するなど、既知の様々な方法を用いて、移動情報を取得することが出来る。
選択手段752は、図示しないクラウド利用端末などからのリクエストに基づいて、処理実行装置82の中から処理を実行する装置を選択する。そして、選択手段752は、選択した結果を示す情報を指示手段753に送信する。
例えば、処理を冗長化する場合や処理の内容などによっては、同一のデータを用いる同一又は異なる処理を複数の処理実行装置82に実行させるような場合がある。このような場合、選択手段752は、接続経路情報741を参照する。そして、選択手段752は、参照した接続経路情報741に基づいて、データ格納装置81とそれぞれの処理を実行する複数の処理実行装置82との間の接続経路が少なくとも一部共通するように、処理を実行する複数の処理実行装置82を選択する。具体的には、例えば、選択手段752は、データ格納装置81から中継装置などの所定箇所まで接続経路が一致する複数の処理実行装置82を、処理を実行する処理実行装置82として選択する。
例えば、図16で示すように、データ格納装置81と処理実行装置82とが接続されていたとする。図16で示す場合、データ格納装置81から中継装置83(ネットワークスイッチや処理実行装置82など)などの所定箇所まで、処理実行装置82−1、処理実行装置82−2、処理実行装置82−3の接続経路が一致している。一方で、処理実行装置82−4や処理実行装置82−5とは、接続経路が一致していない。そこで、選択手段752は、同一のデータを用いる複数の処理を処理実行装置82に実行させる場合、処理実行装置82−1、処理実行装置82−2、処理実行装置82−3の中から処理を実行する処理実行装置82を選択する。例えば、同一のデータを用いる2つの処理を処理実行装置82に実行させる場合、選択手段752は、処理実行装置82−1、処理実行装置82−2、処理実行装置82−3の中のいずれか2つ(選択する方法は特に限定しない)を、処理を実行する処理実行装置82として選択する。このように、選択手段752は、データ格納装置81と処理実行装置82との間の接続経路に基づいて、処理を実行する処理実行装置82を選択する。
なお、データ格納装置81から中継装置83などの所定箇所まで接続経路が一致する複数の処理実行装置82が複数存在している場合なども想定される。この場合、選択手段752は、接続経路情報741を参照して、一致している距離の割合やデータ格納装置81と処理実行装置82との間の接続経路の短さ、一致していない区間の長さ、などを算出し、算出結果に基づいて処理実行装置82を選択するよう構成することが出来る。つまり、選択手段752は、データ格納装置81から中継装置などの所定箇所まで接続経路が一致する処理実行装置82が複数ある場合、一致している距離の割合がより高い方や、全体の経路がより短い方などを選択するよう構成することが出来る。選択手段752は、上記例示した方法以外の方法を用いて処理実行装置82を選択しても構わない。
また、例えば、複数の処理間で用いるデータに共通性がある場合がある。例えば、図17で示す場合、処理Aでデータa1、a2を用いており、処理Bでデータa1、b1、c1を用いており、処理Cでa2、b2、c2を用いている。つまり、処理Bや処理Cで用いるデータの一部は、処理Aで用いるデータの一部と同一である。このように、複数の処理間で用いるデータに共通性がある場合、選択手段752は、同じデータを用いる処理を同一の装置が実行するように処理実行装置82を選択する。例えば、図17で示す場合、処理Aと処理Bと処理Cとのすべてを同一の装置が実行するように処理実行装置82を選択する。このように処理実行装置82を選択することで、図17で示すように、中継装置83などの所定箇所から処理実行装置82までの間の接続経路が一致することになる。
なお、選択手段752は、処理情報742を参照することで、過去に処理実行装置82が実行した処理に用いられたデータと共通するデータを用いる処理を同一の処理実行装置82に実行させることが可能である。このように、選択手段752は、データに共通性がある複数の処理を同時に実行させる場合のみならず、過去に実行させた処理との関係で処理を実行させる処理実行装置82を選択することが出来る。
以上のように、選択手段752は、同一のデータを用いる複数の処理を実行させる場合や、データに共通性のある複数の処理を実行させる場合に、データ格納装置81と処理実行装置82との間の経路が少なくとも一部共通するように、処理実行装置82を選択する。
なお、選択手段752は、処理実行装置82を選択する際に、移動情報取得手段751が取得した移動情報を参照するよう構成することが出来る。例えば、処理実行装置82が移動すると、接続経路が変化することとなり、接続経路が一致しなくなる可能性が生じる。そこで、選択手段752は、移動情報に基づいて、移動している処理実行装置82(又は、所定期間(任意で構わない)内の中継装置の変化数が予め定められた基準より多い処理実行装置82)を選択する装置の候補から外す。換言すると、選択手段752は、通信する中継装置の変化数が予め定められた基準以下の処理実行装置82の中から、処理を実行する処理実行装置82を選択する。例えば、選択手段752をこのように構成することで、より確実に経路の少なくとも一部が共通する処理実行装置82を選択することが可能となり、より確実にネットワーク資源を効率的に活用することが可能となる。
指示手段753は、選択手段752による選択結果に基づいて、データ格納装置81や処理実行装置82に対して必要な指示を行う。
例えば、指示手段753は、選択手段752から選択結果を示す情報を受信する。すると、指示手段753は、受信した情報に基づいて、処理内容やリソース確保期間、結果の送付先を示す情報を、選択手段752が選択した処理実行装置82に対して送信する。また、指示手段753は、受信した情報に基づいて、処理の実行に必要なデータを選択手段752が選択した処理実行装置82に送信するようデータ格納装置81に対して指示する。
以上が、選択装置7の構成の一例である。続いて、図18、図19を参照して、選択装置7が処理実行装置82を選択する際の流れの一例について説明する。まず、図18を参照して、同一のデータを用いる同一又は異なる処理を複数の処理実行装置82に実行させるような場合の選択装置7の処理の一例について説明する。
選択装置7は、例えば図示しないクラウド利用端末などからリクエストを受信する。そして、受信したリクエストに応じて、同一のデータを用いる同一又は異なる処理を複数の処理実行装置82に実行させることになったとする。すると、図18で示すように、選択手段752は、記憶部74に格納された接続経路情報741を参照する(ステップS401)。
選択手段752は、参照した接続経路情報741に基づいて、データ格納装置81とそれぞれの処理を実行する複数の処理実行装置82との間の接続経路が少なくとも一部共通するように、処理を実行する複数の処理実行装置82を選択する(ステップS402)。例えば、選択手段752は、データ格納装置81から中継装置などの所定箇所まで接続経路が一致する複数の処理実行装置82を、処理を実行する処理実行装置82として選択する。その後、選択手段752は、選択した結果を指示手段753に送信する。
指示手段753は、選択手段752による選択結果に基づいて、データ格納装置81や処理実行装置82に対して必要な指示を行う(ステップS403)。例えば、指示手段753は、受信した情報に基づいて、処理内容やリソース確保期間、結果の送付先を示す情報を、選択手段752が選択した処理実行装置82に対して送信する。また、指示手段753は、受信した情報に基づいて、処理の実行に必要なデータを選択手段752が選択した処理実行装置82に送信するようデータ格納装置81に対して指示する。
以上が、同一のデータを用いる同一又は異なる処理を複数の処理実行装置82に実行させるような場合の選択装置7の処理の一例である。続いて、図19を参照して、複数の処理間で用いるデータに共通性がある場合の選択装置7の処理の一例について説明する。
選択装置7は、例えば図示しないクラウド利用端末などからリクエストを受信する。そして、受信したリクエストに応じて、データに共通性がある複数の処理を複数の処理実行装置82に実行させることになったとする。すると、図19で示すように、選択手段752は、データに共通する複数の処理を同一の処理実行装置82が実行するよう処理実行装置82を選択する(ステップS501)。その後、選択手段752は、選択した結果を指示手段753に送信する。
指示手段753は、選択手段752による選択結果に基づいて、データ格納装置81や処理実行装置82に対して必要な指示を行う(ステップS502)。例えば、指示手段753は、受信した情報に基づいて、処理内容やリソース確保期間、結果の送付先を示す情報を、選択手段752が選択した処理実行装置82に対して送信する。また、指示手段753は、受信した情報に基づいて、処理の実行に必要なデータを選択手段752が選択した処理実行装置82に送信するようデータ格納装置81に対して指示する。
以上が、複数の処理間で用いるデータに共通性がある場合の選択装置7の処理の一例である。なお、選択手段752は、ステップS501の処理の前に、処理情報742を参照しても構わない。
このように、本実施形態における選択装置7は、接続経路情報741を記憶するとともに、選択手段752を有している。このような構成により、選択手段752は、同一のデータを用いる複数の処理を実行させる場合や、データに共通性のある複数の処理を実行させる場合に、データ格納装置81と処理実行装置82との間の経路が少なくとも一部共通するように、処理実行装置82を選択することが出来る。その結果、重複するデータを伝送する必要がなくなり、トラフィックの増大を抑制することが出来る。つまり、ネットワーク資源を効率的に活用することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、図20を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、選択装置9の構成の概要について説明する。
図20を参照すると、選択装置9は、記憶部91と選択部92とを有している。例えば、選択装置9は、図示しない記憶装置と図示しない演算装置とを有しており、図示しない記憶装置が記憶するプログラムを図示しない演算装置が実行することで、選択部92を実現する。
記憶部91は、メモリやハードディスクなどの記憶装置である。記憶部91は、装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶している。
選択部92は、複数の装置の中から処理を実行する装置を選択する。例えば、選択部92は、記憶部91が記憶する接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と装置との間の経路が少なくとも一部共通する装置を、当該処理を実行する装置として選択する。
このように、選択装置9は、接続経路情報を記憶するとともに、選択部92を有している。このような構成により、選択部92は、処理に用いるデータの格納場所と装置との間の経路が少なくとも一部共通するように、処理を実行する装置を選択することが出来る。その結果、重複するデータを伝送する必要がなくなり、トラフィックの増大を抑制することが出来る。つまり、ネットワーク資源を効率的に活用することが可能となる。
また、上述した選択装置9は、当該選択装置9に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部91を有する情報処理装置に、複数の装置の中から処理を実行する装置を選択する選択手段(選択部92)を実現させ、選択手段は、接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と装置との間の経路が少なくとも一部共通する装置を、当該処理を実行する装置として選択する、処理を実現させるためのプログラムである。
また、上述した選択装置9により実行される装置選択方法は、装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部91を有する選択装置9により行われる装置選択方法であって、装置の接続経路を示す接続経路情報を取得し、取得した接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する装置として選択する、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、装置選択方法、の発明であっても、上記選択装置9と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における選択装置などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部と、
複数の前記装置の中から処理を実行する前記装置を選択する選択部と、
を有し、
前記選択部は、前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
選択装置。
(付記2)
付記1に記載の選択装置であって、
前記選択部は、同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
選択装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の選択装置であって、
前記選択部は、同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所から所定箇所まで接続経路が一致する複数の前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
選択装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の選択装置であって、
前記選択部は、同一のデータを用いる複数の処理を同一の装置が実行するよう、処理を実行する前記装置を選択する
選択装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の選択装置であって、
前記装置の移動情報を取得する移動情報取得部を有し、
前記選択部は、複数の前記装置のうちの前記移動情報取得部が取得した前記移動情報が所定の条件を満たす前記装置の中から、処理を実行する前記装置を選択する
選択装置。
(付記6)
付記5に記載の選択装置であって、
前記移動情報は、前記装置が通信する中継装置が変化した数を示す情報を含んでおり、
前記選択部は、前記移動情報に基づいて、通信する中継装置の変化数が予め定められた基準以下の前記装置の中から、処理を実行する前記装置を選択する
選択装置。
(付記7)
装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部を有する選択装置により行われる装置選択方法であって、
装置の接続経路を示す接続経路情報を取得し、
取得した前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
装置選択方法。
(付記8)
付記7に記載の装置選択方法であって、
同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
装置選択方法。
(付記9)
装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置に、
複数の前記装置の中から処理を実行する前記装置を選択する選択手段を実現させ、
前記選択手段は、前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
プログラム。
(付記10)
付記9に記載のプログラムであって、
前記選択手段は、同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
プログラム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 情報処理システム
2 システム管理装置
21 通信I/F部
22 操作入力部
23 画面表示部
24 記憶部
241 SLA一覧情報
242 接続経路情報
243 装置構成情報
244 ネットワーク構成情報
245 装置状態情報
246 ネットワーク状態情報
247 装置信頼性情報
248 ネットワーク信頼性情報
249 プログラム
25 演算処理部
251 リクエスト制御手段
252 状態情報取得手段
253 信頼性判断手段
254 処理制御手段
255 処理結果採用手段
3 クラウド利用端末
4 企業内DC
5 エッジサーバ
6 端末
7 選択装置
700 情報処理システム
71 通信I/F部
72 操作入力部
73 画面表示部
74 記憶部
741 接続経路情報
742 処理情報
743 プログラム
75 演算処理部
751 移動情報取得手段
752 選択手段
753 指示手段
81 データ格納装置
82 処理実行装置
83 中継装置
9 選択装置
91 記憶部
92 選択部

Claims (10)

  1. 装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部と、
    複数の前記装置の中から処理を実行する前記装置を選択する選択部と、
    を有し、
    前記選択部は、前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    選択装置。
  2. 請求項1に記載の選択装置であって、
    前記選択部は、同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    選択装置。
  3. 請求項1又は2に記載の選択装置であって、
    前記選択部は、同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所から所定箇所まで接続経路が一致する複数の前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    選択装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の選択装置であって、
    前記選択部は、同一のデータを用いる複数の処理を同一の装置が実行するよう、処理を実行する前記装置を選択する
    選択装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の選択装置であって、
    前記装置の移動情報を取得する移動情報取得部を有し、
    前記選択部は、複数の前記装置のうちの前記移動情報取得部が取得した前記移動情報が所定の条件を満たす前記装置の中から、処理を実行する前記装置を選択する
    選択装置。
  6. 請求項5に記載の選択装置であって、
    前記移動情報は、前記装置が通信する中継装置が変化した数を示す情報を含んでおり、
    前記選択部は、前記移動情報に基づいて、通信する中継装置の変化数が予め定められた基準以下の前記装置の中から、処理を実行する前記装置を選択する
    選択装置。
  7. 装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部を有する選択装置により行われる装置選択方法であって、
    装置の接続経路を示す接続経路情報を取得し、
    取得した前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    装置選択方法。
  8. 請求項7に記載の装置選択方法であって、
    同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    装置選択方法。
  9. 装置の接続経路を示す接続経路情報を記憶する記憶部を有する情報処理装置に、
    複数の前記装置の中から処理を実行する前記装置を選択する選択手段を実現させ、
    前記選択手段は、前記接続経路情報に基づいて、処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    プログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムであって、
    前記選択手段は、同一のデータを用いる処理を複数の前記装置に実行させる際に、前記接続経路情報に基づいて、前記処理に用いるデータの格納場所と前記装置との間の経路が少なくとも一部共通する前記装置を、当該処理を実行する前記装置として選択する
    プログラム。

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