JP2007306349A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信経路間の遅延時間差を容易に測定可能な通信システムを提供する。
【解決手段】コグニティブゲートウェイ10は、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末40,50との間の複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するためのコグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成し、その生成したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ基地局20,30を介してコグニティブ端末40,50へブロードキャストする。コグニティブ端末40,50は、コグニティブ基地局20,30から複数の無線通信経路を介して受信した複数のコグニティブブロードキャストメッセージCBMの複数の受信時刻を検出し、その検出した複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
【選択図】図7
【解決手段】コグニティブゲートウェイ10は、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末40,50との間の複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するためのコグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成し、その生成したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ基地局20,30を介してコグニティブ端末40,50へブロードキャストする。コグニティブ端末40,50は、コグニティブ基地局20,30から複数の無線通信経路を介して受信した複数のコグニティブブロードキャストメッセージCBMの複数の受信時刻を検出し、その検出した複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
【選択図】図7
Description
この発明は、通信システムに関し、特に、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定可能な通信システムに関するものである。
同一宛先に対する複数の経路で負荷を分散させることができる技術としてマルチホーミングがある。このマルチホーミングを用いると、例えば、複数のISP(Internet Service Provider)に同時に接続して通信することが可能となり、各ISPへの回線速度に応じてパケットを振り分けることができる。また、回線がダウンした時にも、別のISPを経由してパケットを送信することができる。
従来、複数の経路から経路を選択する場合、比較的容易に測定可能なホップ数および端末間の物理的距離だけでは、有効な経路を探索できないことが知られている。また、経路の遅延時間を測定して経路を選択する場合、ping(ピング)を用いて経路の往復遅延時間を求めることが多く、行きの遅延時間と帰りの遅延時間とが異なるとき、両者を区別することができない。
更に、絶対的な遅延時間を求めるために、pingのタイムスタンプオプションを活用することも考えられており、これは、送受信端末間で時刻同期を取る必要があるが、GPS(Global Positioning System)を有する端末が室内にいた場合等、時刻同期が困難な場合が想定され、常に使用可能とは言えない。
これらを考慮し、ユニキャストにおける片方向遅延を最小にする経路を選択するための方法が提案されている(非特許文献1)。この非特許文献1に開示された方法は、例えば、2つの経路を想定した場合、行きと帰りが同じ経路となる往復遅延時間と、行きと帰りが異なる経路となる往復遅延時間とを測定し、それらを差し引くことにより、2つの経路間の行きと帰りのそれぞれの遅延時間差を測定する方法である。
小川 清、澤井 新、飯田 登、萬代 雅希、渡辺 尚,"マルチホーミングにおける端末間経路選択のための片方向遅延差測定方式",電子情報通信学会論文誌,VOL.J88−B No.11,pp.2251−2262,November 2005.
小川 清、澤井 新、飯田 登、萬代 雅希、渡辺 尚,"マルチホーミングにおける端末間経路選択のための片方向遅延差測定方式",電子情報通信学会論文誌,VOL.J88−B No.11,pp.2251−2262,November 2005.
しかし、非特許文献1に開示された方法を用いた場合、端末毎に経路の数の2乗回、測定パケットを送信することになり、遅延時間を測定するための負荷が大きくなるという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の通信経路間の遅延時間差を容易に測定可能な通信システムを提供することである。
この発明によれば、通信システムは、第1の通信装置と、m(mは正の整数)個の第2の通信装置と、n(nは正の整数)個の無線装置とを備える。第1の通信装置は、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するための専用パケットを生成し、その生成した専用パケットを送信する。m個の第2の通信装置の各々は、第1の通信装置から専用パケットを受信し、その受信した専用パケットを異なる複数の無線通信経路により並列的に送信する。n個の無線装置の各々は、m個の第2の通信装置の少なくとも1つから送信された専用パケットを異なる複数の無線通信経路を介して並列的に受信するとともに、複数の無線通信経路を介して受信した複数の専用パケットの複数の受信時刻に基づいて、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
好ましくは、m個の第2の通信装置の各々は、受信部と、i(iは2以上の整数)個の無線通信部とを含む。受信部は、第1の通信装置から送信された専用パケットを受信する。i個の無線通信部は、受信部が受信した専用パケットを異なるi個の無線通信経路により送信する。n個の無線装置の各々は、j(jは2以上の整数)個の無線通信部と、測定部とを含む。j個の無線通信部は、m個の第2の通信装置の少なくとも1つから送信された専用パケットを異なるj個の無線通信経路により受信する。測定部は、j個の無線通信部が受信したj個の専用パケットのj個の受信時刻に基づいてj個の無線通信部が無線通信を行なうj個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
好ましくは、j個の無線通信部は、m個の第2の通信装置に含まれる異なる複数の第2の通信装置からj個の専用パケットを受信する。
好ましくは、j個の無線通信部は、第2の通信装置から専用パケットを受信する無線通信部と、無線装置から専用パケットを受信する無線通信部とを含む。
好ましくは、m個の第2の通信装置は、n個の無線装置の上位層に配置される。第1の通信装置は、m個の第2の通信装置の上位層に配置される。
好ましくは、n個の無線装置は、第1および第2の無線装置を含む。第1の無線装置は、p(pは1≦p≦mを満たす整数)個の第1の無線通信部と、q(qは正の整数)個の第2の無線通信部と、第1の測定部とを含む。p個の第1の無線通信部は、m個の第2の通信装置に含まれるp個の第2の通信装置から異なるp個の無線通信経路を介して専用パケットを受信する。q個の第2の無線通信部は、第2の無線装置から異なるq個の無線通信経路を介して専用パケットを受信する。第1の測定部は、p+q個の無線通信経路を介して受信されたp+q個の専用パケットのp+q個の受信時刻に基づいて、p+q個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。第2の無線装置は、r(rは正の整数)個の第3の無線通信部と、q個の第4の無線通信部と、第2の測定部とを含む。r個の第3の無線通信部は、第2の通信装置から異なるr個の無線通信経路を介して専用パケットを受信する。q個の第4の無線通信部は、r個の第3の無線通信部によるr個の専用パケットの受信に応じて、q個の専用パケットをq個の無線通信経路を介してq個の第2の無線通信部へ送信する。第2の測定部は、r個の専用パケットのr個の受信時刻に基づいて、r個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
好ましくは、専用パケットは、第1および第2の専用パケットからなる。第1の通信装置は、第1の専用パケットを生成してm個の第2の通信装置へ送信する。m個の第2の通信装置の各々は、第1の通信装置から受信した第1の専用パケットを第1および第2の無線装置へ送信する。第2の無線装置のr個の第3の無線通信部は、r個の無線通信経路を介してr個の第1の専用パケットを受信する。第2の無線装置のq個の第4の無線通信部は、r個の第3の無線通信部によるr個の第1の専用パケットの受信に応じて、q個の第2の専用パケットをq個の無線通信経路を介してq個の第2の無線通信部へ送信する。第2の測定部は、r個の第1の専用パケットのr個の受信時刻に基づいて、r個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。第1の無線装置のp個の第1の無線通信部は、p個の無線通信経路を介してp個の第1の専用パケットを受信する。第2の無線装置のq個の第2の無線通信部は、q個の無線通信経路を介してq個の第2の専用パケットを受信する。第1の測定部は、p個の第1の専用パケットのp個の受信時刻と、q個の第2の専用パケットのq個の受信時刻とに基づいて、p+q個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
好ましくは、第2の無線装置は、メッセージ生成部を更に含む。メッセージ生成部は、r個の第3の無線通信部によるr個の第1の専用パケットの受信に応じて、q個の第2の専用パケットを生成し、その生成したq個の第2の専用パケットをq個の第4の無線通信部へ出力する。
好ましくは、q個の第4の無線通信部は、q個の第2の無線通信部よりも上位層に配置される。m個の第2の通信装置は、第1および第2の無線装置の上位層に配置される。第1の通信装置は、m個の第2の通信装置の上位層に配置される。
好ましくは、第1の通信装置は、専用パケットをm個の第2の通信装置へブロードキャストする。m個の第2の通信装置の各々は、第1の通信装置から受信した専用パケットをn個の無線装置へブロードキャストする。
好ましくは、第1の通信装置は、専用パケットを有線通信によりm個の第2の通信装置の各々へ送信する。m個の第2の通信装置の各々は、有線通信により専用パケットを受信し、その受信した専用パケットを無線通信によりn個の無線装置へブロードキャストする。
好ましくは、第1の通信装置は、コアネットワークに接続される。m個の第2の通信装置の各々は、基地局である。
この発明による通信システムにおいては、第1の通信装置は、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するための専用パケットをm個の第2の通信装置へ送信し、m個の第2の通信装置の各々は、第1の通信装置から専用パケットを受信し、その受信した専用パケットを複数の無線通信経路を介してn個の無線装置へ送信する。そして、n個の無線装置の各々は、複数の無線通信経路を介して専用パケットを受信し、その受信した複数の専用パケットの複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。即ち、n個の無線装置の各々は、第1の通信装置から送信された1個の専用パケットを複数の無線通信経路を介して受信したときの複数の受信時刻に基づいて、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
従って、この発明によれば、複数の通信経路間の遅延時間差を容易に測定できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による通信システムの構成を示す概略図である。この発明の実施の形態1による通信システム100は、コグニティブゲートウェイ10と、コグニティブ基地局20,30と、コグニティブ端末40,50と、有線ケーブル60〜62とを備える。
図1は、この発明の実施の形態1による通信システムの構成を示す概略図である。この発明の実施の形態1による通信システム100は、コグニティブゲートウェイ10と、コグニティブ基地局20,30と、コグニティブ端末40,50と、有線ケーブル60〜62とを備える。
コグニティブゲートウェイ10、コグニティブ基地局20,30、およびコグニティブ端末40,50は、ツリー状に配置される。その結果、コグニティブ基地局20,30は、コグニティブ端末40,50の上位層に配置され、コグニティブゲートウェイ10は、コグニティブ基地局20,30の上位層に配置される。つまり、コグニティブゲートウェイ10、コグニティブ基地局20,30、およびコグニティブ端末40,50は、階層的に配置される。
コグニティブゲートウェイ10は、有線ケーブル60によってコアネットワーク200に接続される。コグニティブ基地局20は、有線ケーブル61によってコグニティブゲートウェイ10に接続される。コグニティブ基地局30は、有線ケーブル62によってコグニティブゲートウェイ10に接続される。
コグニティブゲートウェイ10は、有線ケーブル60を介してコアネットワーク200からパケットを受信し、その受信したパケットをそれぞれ有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30へ送信する。また、コグニティブゲートウェイ10は、それぞれ、有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30からパケットを受信し、その受信したパケットを有線ケーブル60を介してコアネットワーク200へ送信する。更に、コグニティブゲートウェイ10は、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末40,50との間の複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するためのコグニティブブロードキャストメッセージCBMを定期的に生成し、その生成したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ基地局20,30へブロードキャストする。
コグニティブ基地局20,30およびコグニティブ端末40,50の各々は、複数の無線通信部を有する。コグニティブ基地局20,30の各々は、自己の周辺の電波利用状況を測定するとともに、コグニティブ端末40,50が測定した電波利用状況をコグニティブ端末40,50から受信する。そして、コグニティブ基地局20,30の各々は、自己またはコグニティブ端末40,50が測定した電波利用状況に応じて、後述する方法によって帯域集約を行なってコグニティブ端末40,50と無線通信を行なう。
また、コグニティブ基地局20,30は、それぞれ、有線ケーブル61,62を介してコグニティブゲートウェイ10と通信を行なうとともに、複数の無線通信部によってコグニティブ端末40,50と無線通信を行なう。
更に、コグニティブ基地局20,30は、それぞれ、有線ケーブル61,62を介してコグニティブゲートウェイ10からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを定期的に受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを複数の無線通信部によってコグニティブ端末40,50へ定期的にブロードキャストする。
コグニティブ端末40,50の各々は、複数の無線通信部によってコグニティブ基地局20,30と無線通信を行なう。また、コグニティブ端末40,50は、相互に無線通信を行なう。更に、コグニティブ端末40,50の各々は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ基地局20,30から定期的に受信し、自己とコグニティブ基地局20,30との間の複数の無線通信経路間における遅延時間差を後述する方法によって測定する。更に、コグニティブ端末40,50の各々は、自己の周辺の電波利用状況を測定し、その測定した電波利用状況をコグニティブ基地局20,30へ送信する。
図2は、図1に示すコグニティブゲートウェイ10の構成を示す概略ブロック図である。コグニティブゲートウェイ10は、パケット生成部11と、有線通信部12とを含む。パケット生成部11は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを定期的に生成し、その生成したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを有線通信部12へ出力する。この場合、パケット生成部11は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成する毎にコグニティブブロードキャストメッセージCBMを一意に識別可能なシーケンス番号等のIDをコグニティブブロードキャストメッセージCBMに付与する。
有線通信部12は、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末40,50との間の電波利用状況をそれぞれ有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30から受信する。また、有線通信部12は、コグニティブゲートウェイ10、コグニティブ基地局20,30およびコグニティブ端末40,50の階層構造と、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末40,50との間の電波利用状況と、コグニティブ基地局20のIPアドレスADB1と、コグニティブ基地局30のIPアドレスADB2とを保持する。
更に、有線通信部12は、有線ケーブル60を介してコアネットワーク200とパケットを送受信する。
更に、有線通信部12は、コグニティブゲートウェイ10、コグニティブ基地局20,30およびコグニティブ端末40,50の階層構造と、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末40,50との間の電波利用状況とに基づいて、宛先のコグニティブ端末(コグニティブ端末40,50のいずれか)へパケットを送信するときの経路を決定し、その決定した経路に沿ってパケットをコグニティブ基地局20および/またはコグニティブ基地局30へ送信する。例えば、有線通信部12は、コグニティブ端末40宛てのパケットを送信するとき、通信システム100における階層構造に基づいてコグニティブ端末40がコグニティブ基地局20と無線通信可能であることを認識し、コグニティブ基地局20とコグニティブ端末40との間の電波利用状況に基づいて、コグニティブ基地局20とコグニティブ端末40との間の無線通信が空いている、または無線通信量が少ないことを検知し、コグニティブ端末40宛てのパケットを有線ケーブル61を介してコグニティブ基地局20へ送信する。また、有線通信部12は、コグニティブ端末50宛てのパケットを送信するとき、通信システム100における階層構造に基づいてコグニティブ端末50がコグニティブ基地局20,30の両方と無線通信可能であることを認識し、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末50との間の電波利用状況に基づいて、コグニティブ基地局20,30とコグニティブ端末50との間の無線通信量が少ないことを検知し、コグニティブ端末50宛てのパケットをそれぞれ有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30へ送信する。
更に、有線通信部12は、パケット生成部11から受けたコグニティブブロードキャストメッセージCBMを有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30へブロードキャストする。
図3は、図1に示すコグニティブ基地局20の構成を示す概略ブロック図である。コグニティブ基地局20は、有線通信部21と、無線通信部22,23とを含む。有線通信部21は、コグニティブゲートウェイ10のIPアドレスADG、無線通信部22のIDであるRFID1および無線通信部23のIDであるRFID2を保持する。また、有線通信部21は、無線通信部22,23が測定したコグニティブ基地局20の周辺の電波利用状況およびコグニティブ端末40,50が測定したコグニティブ端末40,50の周辺の電波利用状況を保持する。更に、有線通信部21は、コグニティブ端末40,50が後述する方法によって測定した遅延時間差を保持する。
そして、有線通信部21は、電波利用状況および遅延時間差に基づいて、コグニティブ基地局20とコグニティブ端末40,50との間の複数の無線通信経路のうち、使用する無線通信経路を決定する。例えば、有線通信部21は、無線通信部22によって無線通信を行なう無線通信経路が使用されており、無線通信部23によって無線通信を行なう無線通信経路が空いている場合、無線通信部23によって無線通信を行なう無線通信経路を無線通信に用いる無線通信経路として決定する。また、有線通信部21は、無線通信部22によって無線通信を行なう無線通信経路および無線通信部23によって無線通信を行なう無線通信経路が空いている場合、無線通信部22によって無線通信を行なう無線通信経路と、無線通信部23によって無線通信を行なう無線通信経路とを無線通信に用いる無線通信経路として決定する。なお、有線通信部21は、無線通信部22によって無線通信を行なう無線通信経路、および無線通信部23によって無線通信を行なう無線通信経路をそれぞれRFID1,RFID2を用いて認識する。そして、有線通信部21は、その決定した無線通信経路に応じて、コグニティブゲートウェイ10から受信したパケットを無線通信部22および/または無線通信部23へ出力する。また、有線通信部21は、無線通信部22,23からパケットを受信する。
更に、有線通信部21は、有線ケーブル61を介してコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBを無線通信部22,23の両方によってコグニティブ端末40,50へブロードキャストする。
無線通信部22,23は、相互に異なる無線通信方式によって無線通信を行なう。また、無線通信部22,23の各々は、キャリアセンスを行なうことによって、コグニティブ基地局20の周辺の電波利用状況を測定し、その測定した電波利用状況を有線通信部21へ出力する。更に、無線通信部22,23の各々は、有線通信部21から受けたコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ端末40,50へブロードキャストする。
なお、図1に示すコグニティブ基地局30は、図3に示すコグニティブ基地局20の構成と同じ構成からなる。そして、コグニティブ基地局30においては、有線通信部21は、無線通信部22のIDであるRFID3および無線通信部23のIDであるRFID4を保持する。
図4は、図1に示すコグニティブ端末40の構成を示す概略ブロック図である。コグニティブ端末40は、無線通信部41〜43と、通信制御部44と、測定部45とを含む。無線通信部41〜43は、相互に異なる無線通信方式によって無線通信を行なう。また、無線通信部41〜43の各々は、キャリアセンスを行なうことによって、コグニティブ端末40の周辺の電波利用状況を測定し、その測定した電波利用状況を通信制御部44へ出力する。更に、無線通信部41〜43の各々は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45へ出力する。更に、無線通信部41〜43の各々は、通信制御部44からの制御に従ってパケットを無線通信によって送信する。
通信制御部44は、無線通信部41のIDであるRFID5、無線通信部42のIDであるRFID6および無線通信部43のIDであるRFID7を保持する。そして、通信制御部44は、無線通信部41〜43から電波利用状況を受け、その受けた電波利用状況をRFID5〜RFID7に対応付けた[RFID5/電波利用状況],[RFID6/電波利用状況],[RFID7/電波利用状況]を生成する。そうすると、通信制御部44は、[RFID5/電波利用状況],[RFID6/電波利用状況],[RFID7/電波利用状況]からなるパケットを生成して無線通信部41〜43のいずれかへ出力する。また、通信制御部44は、測定部45が測定した複数の無線通信経路間の遅延時間差に基づいて、無線通信部41〜43が受信したパケットの順番を入れ替えたり、複数の無線通信経路から無線通信に用いる無線通信経路を選択する。
測定部45は、無線通信部41〜43から3個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、その3個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信したときの受信時刻を検出する。即ち、測定部45は、無線通信部41からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、受信時刻RT1を検出し、無線通信部42からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、受信時刻RT2を検出し、無線通信部43からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、受信時刻RT3を検出する。そして、測定部45は、受信時刻RT1〜RT3を無線通信部41〜43のIDであるRFID5〜RFID7に対応付けたテーブルTBLを作成し、その作成したテーブルTBLを保存する。
図5は、測定部45が保存するテーブルTBLを示す図である。テーブルTBLは、無線通信部のIDと、受信時刻とからなる。受信時刻RT1〜RT3は、それぞれ、RFID5〜RFID7に対応付けられる。RFID5〜RFID7は、それぞれ、無線通信部41〜43を表すので、無線通信部41〜43がパケットを送受信する無線通信経路をそれぞれRFRT1〜RFRT3とすると、テーブルTBLは、無線通信部41〜43がそれぞれ無線通信経路RFRT1〜RFRT3を介してコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信したときの受信時刻を表す。
測定部45は、テーブルTBLを作成すると、受信時刻RT1〜RT3のうち、最も早い受信時刻を“0”として3個の無線通信経路RFRT1〜RFRT3間の遅延時間差を算出する。例えば、受信時刻RT1,RT2,RT3の順番で早い場合、測定部45は、受信時刻RT1を受信時刻“0”とし、RT2−RT1を演算して無線通信経路RFRT1と無線通信経路RFRT2との間の遅延時間差を算出し、RT3−RT1を演算して無線通信経路RFRT3と無線通信経路RFRT1との間の遅延時間差を算出し、RT3−RT2を演算して無線通信経路RFRT3と無線通信経路RFRT2との間の遅延時間差を算出する。
図1に示すコグニティブ端末50は、図4に示すコグニティブ端末40の構成と同じ構成からなる。
図6は、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するときの1つの形態を示す図である。なお、図6においては、コグニティブ端末50の通信制御部44は、省略されている。また、コグニティブ端末50の無線通信部41,42は、それぞれ、コグニティブ基地局20の無線通信部22,23からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、コグニティブ端末50の無線通信部43は、コグニティブ基地局30の無線通信部22からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信するものとする。
複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する動作が開始されると、コグニティブゲートウェイ10のパケット生成部11は、新たなシーケンス番号とブロードキャストアドレスと遅延時間差測定用のパケットであることを示す情報とを含むコグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成して有線通信部12へ出力する。
コグニティブゲートウェイ10の有線通信部12は、パケット生成部11からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMが新たなシーケンス番号を含むか否かを判定し、コグニティブブロードキャストメッセージCBMが新たなシーケンス番号を含む場合、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30へブロードキャストする。なお、有線通信部12は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMが新たなシーケンス番号を含まない場合、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをブロードキャストしない。
コグニティブ基地局20の有線通信部21は、有線ケーブル61を介してコグニティブゲートウェイ10からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMに含まれる“遅延時間差を測定するパケットであることを示す情報”を参照して、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識する。そして、コグニティブ基地局20の有線通信部21は、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識すると、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを無線通信部22,23へ送信し、無線通信部22,23は、それぞれの無線通信方式によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMをそれぞれコグニティブ端末50の無線通信部41,42へブロードキャストする。
また、コグニティブ基地局30の有線通信部21は、有線ケーブル62を介してコグニティブゲートウェイ10からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMに含まれる“遅延時間差を測定するパケットであることを示す情報”を参照して、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識する。そして、コグニティブ基地局30の有線通信部21は、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識すると、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを無線通信部22へ送信し、無線通信部22は、所定の無線通信方式によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ端末50の無線通信部43へブロードキャストする。
コグニティブ端末50の無線通信部41,42は、それぞれ、コグニティブ基地局20の無線通信部22,23からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45へ出力する。また、コグニティブ端末50の無線通信部43は、コグニティブ基地局30の無線通信部22からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45へ出力する。
そうすると、測定部45は、無線通信部41〜43からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信したときの受信時刻RT1〜RT3を検出し、上述したテーブルTBL(図5参照)を作成して保存する。そして、測定部45は、テーブルTBLを参照して、上述した方法によって3個の無線通信経路RFRT1〜RFRT3間の遅延時間差を算出する。これによって、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する動作は終了する。
コグニティブ端末40も、コグニティブ端末50と同じように複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
コグニティブ端末40,50においては、測定部45が複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定すると、通信制御部44(図6では図示せず)は、測定された遅延時間差に基づいて、無線通信部41〜43から受けたパケットの順番を入れ替えたり、遅延時間差が所定値以下の複数の無線通信経路を選択する。より具体的には、無線通信経路RFRT1の受信時刻RT1を基準としたとき、無線通信経路RFRT1と無線通信経路RFRT2との間の遅延時間差がΔRT1であり、無線通信経路RFRT1と無線通信経路RFRT3との間の遅延時間差がΔRT2(>ΔRT1)であり、無線通信部42が受信したパケットのシーケンス番号が、無線通信部41が受信したパケットのシーケンス番号よりも小さい場合、通信制御部44は、無線通信部42が受信したパケットの順番を無線通信部41が受信したパケットの順番と入れ替える。また、通信制御部44は、遅延時間差ΔRT1,ΔRT2に基づいて、遅延時間差が所定値以下の複数の無線通信経路として、例えば、無線通信経路RFRT1,RFRT2を選択する。
通信制御部44が2個の無線通信経路RFRT1,RFRT2を選択した場合、コグニティブ端末50は、2個の無線通信部41,42を介してコグニティブ基地局20と無線通信を行なうことになり、無線通信部41が使用する通信帯域と無線通信部42が使用する通信帯域とを集約してコグニティブ基地局20と無線通信を行なう。
図7は、図1に示す通信システム100において複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するときの模式図である。コグニティブゲートウェイ10は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成してコグニティブ基地局20,30へブロードキャストし、コグニティブ基地局20,30は、コグニティブゲートウェイ10から受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを複数の無線通信部(複数の無線通信方式)によってコグニティブ端末40,50へ送信する。そして、コグニティブ端末40,50の各々は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを複数の無線通信経路を介して受信したときの複数の受信時刻に基づいて、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。この場合、コグニティブ端末50は、異なるコグニティブ基地局20,30からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信する。
このように、通信システム100においては、コグニティブゲートウェイ10−コグニティブ基地局20−コグニティブ端末50からなる経路およびコグニティブゲートウェイ10−コグニティブ基地局30−コグニティブ端末50からなる経路によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMがコグニティブ端末50へ送信され、複数の無線通信経路間の遅延時間差が測定され、コグニティブゲートウェイ10−コグニティブ基地局20−コグニティブ端末40からなる経路によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMがコグニティブ端末40へ送信され、複数の無線通信経路間の遅延時間差が測定される。
実施の形態1によれば、通信システム100においては、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するためのコグニティブブロードキャストメッセージCBMがコグニティブゲートウェイ10からコグニティブ基地局20,30およびコグニティブ端末40,50へブロードキャストされ、コグニティブ端末40,50の各々は、複数の無線通信経路を介して受信した複数のコグニティブブロードキャストメッセージCBMの複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を算出する。つまり、コグニティブ端末40,50の各々は、ブロードキャストされた1個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを用いて複数の無線通信経路間の遅延時間差を算出する。
従って、この発明によれば、複数の無線通信経路間の遅延時間差を容易に測定できる。
また、通信に使用されていない無線通信経路の特性も測定することができる。
上記においては、通信システム100は、1個のコグニティブゲートウェイ10と、2個のコグニティブ基地局20,30と、2個のコグニティブ端末40,50とを備えると説明したが、この発明においては、これに限らず、通信システム100は、1個のコグニティブゲートウェイと、m(mは正の整数)個のコグニティブ基地局と、n(nは正の整数)個のコグニティブ端末とを備え、m個のコグニティブ基地局の各々は、コグニティブゲートウェイと有線通信によって通信を行なうとともに、複数の無線通信方式(=複数の無線通信経路)を介してn個のコグニティブ端末と無線通信を行ない、n個のコグニティブ端末の各々は、複数の無線通信経路を介して受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMの複数の受信時刻を検出し、その検出した複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するものであればよい。
そして、コグニティブゲートウェイ10は、「第1の通信装置」を構成し、m個のコグニティブ基地局20,30は、「m個の第2の通信装置」を構成し、n個のコグニティブ端末40,50は、「n個の無線装置」を構成する。
また、上記においては、コグニティブ基地局20,30の各々は、2個の無線通信部22,23を含むと説明したが、この発明においては、これに限らず、コグニティブ基地局20,30の各々は、i(iは2以上の整数)個の無線通信経路を介して無線通信を行なうi個の無線通信部を含んでいればよい。そして、コグニティブ基地局20,30の有線通信部21は、「受信部」を構成する。従って、コグニティブ基地局20,30の各々は、一般的には、受信部と、i個の無線通信部とを含むものであればよい。
更に、上記においては、コグニティブ端末40,50の各々は、3個の無線通信部41〜43を含むと説明したが、この発明においては、これに限らず、コグニティブ端末40,50の各々は、j(jは2以上の整数)個の無線通信経路を介して無線通信を行なうj個の無線通信部を含むものであればよい。従って、コグニティブ端末40,50の各々は、一般的には、j個の無線通信部と、測定部45とを含むものであればよい。
更に、上記においては、コグニティブ端末50の無線通信部41〜43は、コグニティブ基地局20,30からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると説明したが、この発明においては、これに限らず、コグニティブ端末50の無線通信部41〜43のうち、無線通信部41は、コグニティブ端末40からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、無線通信部42,43は、それぞれ、コグニティブ基地局20および/またはコグニティブ基地局30からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信してもよい。この場合、コグニティブ端末50は、コグニティブ基地局20,30からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信する無線通信部と、コグニティブ端末40(=無線装置)からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信する無線通信部とを含む。
更に、コグニティブブロードキャストメッセージCBMは、「専用パケット」を構成する。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2による通信システムの構成を示す概略図である。実施の形態2による通信システム100Aは、図1に示す通信システム100のコグニティブ端末40をコグニティブ端末40Aに代えたものであり、その他は、通信システム100と同じである。
図8は、実施の形態2による通信システムの構成を示す概略図である。実施の形態2による通信システム100Aは、図1に示す通信システム100のコグニティブ端末40をコグニティブ端末40Aに代えたものであり、その他は、通信システム100と同じである。
コグニティブ端末40Aは、異なる複数の無線通信方式によってコグニティブ基地局20と無線通信を行なう。そして、コグニティブ端末40Aは、コグニティブ基地局20から複数のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、一部をコグニティブ端末50へ転送し、残りのコグニティブブロードキャストメッセージCBMを用いて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
図9は、図8に示すコグニティブ端末40Aの構成を示す概略ブロック図である。コグニティブ端末40Aは、図4に示すコグニティブ端末40の通信制御部44を中間制御部46およびメッセージ生成部47に代えたものであり、その他は、コグニティブ端末40と同じである。なお、コグニティブ端末40Aにおいては、測定部45は、中間制御部46からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信する。
中間制御部46は、無線通信部41〜43からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45へ送信する。また、中間制御部46は、無線通信部41〜43のいずれかが受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをメッセージ生成部47へ送信する。更に、中間制御部46は、メッセージ生成部47からコグニティブマルチホップメッセージCMMを受けると、その受けたコグニティブマルチホップメッセージCMMを無線通信部41〜43のいずれかへ送信する。
メッセージ生成部47は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを中間制御部46から受信すると、コグニティブブロードキャストメッセージCBMに含まれるシーケンス番号を読み出し、その読み出したシーケンス番号と、コグニティブ端末40Aよりも下層に存在するコグニティブ端末へマルチキャストするためのマルチキャストアドレスとを含むコグニティブマルチホップメッセージCMMを生成し、その生成したコグニティブマルチホップメッセージCMMを中間制御部46へ出力する。
図10は、図8に示す通信システム100Aにおいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するときの1つの形態を示す図である。なお、図10においては、コグニティブ端末50の通信制御部44は、省略されている。
コグニティブ端末40Aの無線通信部41は、コグニティブ基地局20の無線通信部22からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、コグニティブ端末40Aの無線通信部42は、コグニティブマルチホップメッセージCMMをコグニティブ端末50の無線通信部41へ転送する。コグニティブ端末50において、無線通信部41は、コグニティブ端末40Aの無線通信部42からコグニティブマルチホップメッセージCMMを受信し、無線通信部42は、コグニティブ基地局30の無線通信部23からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、無線通信部43は、コグニティブ基地局30の無線通信部22からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信するものとする。
複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する動作が開始されると、コグニティブゲートウェイ10のパケット生成部11は、上述した方法によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成して有線通信部12へ出力する。
コグニティブゲートウェイ10の有線通信部12は、パケット生成部11からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信すると、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMが新たなシーケンス番号を含むか否かを判定し、コグニティブブロードキャストメッセージCBMが新たなシーケンス番号を含む場合、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを有線ケーブル61,62を介してコグニティブ基地局20,30へブロードキャストする。
コグニティブ基地局20の有線通信部21は、有線ケーブル61を介してコグニティブゲートウェイ10からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMに含まれる“遅延時間差を測定するパケットであることを示す情報”を参照して、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識する。そして、コグニティブ基地局20の有線通信部21は、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識すると、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを無線通信部22,23へ送信し、コグニティブ基地局20の無線通信部22は、所定の無線通信方式によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ端末40Aの無線通信部41へブロードキャストし、コグニティブ基地局20の無線通信部23は、所定の無線通信方式によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ端末50の無線通信部42へブロードキャストする。
また、コグニティブ基地局30の有線通信部21は、有線ケーブル62を介してコグニティブゲートウェイ10からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMに含まれる“遅延時間差を測定するパケットであることを示す情報”を参照して、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識する。そして、コグニティブ基地局30の有線通信部21は、受信したパケットがコグニティブブロードキャストメッセージCBMであることを認識すると、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを無線通信部22へ送信し、無線通信部22は、所定の無線通信方式によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ端末50の無線通信部43へブロードキャストする。
コグニティブ端末40Aにおいて、無線通信部41は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを中間制御部46へ送信する。そして、中間制御部46は、無線通信部41から受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45およびメッセージ生成部47へ送信する。
メッセージ生成部47は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを中間制御部46から受信すると、上述した方法によって、コグニティブマルチホップメッセージCMMを生成して中間制御部46へ送信する。そして、中間制御部46は、コグニティブマルチホップメッセージCMMを受信すると、その受信したコグニティブマルチホップメッセージCMMを無線通信部42へ送信する。そうすると、コグニティブ端末40Aの無線通信部42は、コグニティブマルチホップメッセージCMMをマルチキャストする。
コグニティブ端末50の無線通信部41は、コグニティブ端末40Aの無線通信部42からコグニティブマルチホップメッセージCMMを受信し、その受信したコグニティブマルチホップメッセージCMMを測定部45へ送信する。また、コグニティブ端末50の無線通信部42は、コグニティブ基地局20の無線通信部23からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45へ出力する。更に、コグニティブ端末50の無線通信部43は、コグニティブ基地局30の無線通信部22からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、その受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを測定部45へ出力する。
そうすると、コグニティブ端末50の測定部45は、無線通信部41からコグニティブマルチホップメッセージCMMを受信し、無線通信部42,43からコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信したときの受信時刻RT1〜RT3を検出し、上述したテーブルTBL(図5参照)を作成して保存する。この場合、コグニティブ端末50の測定部45は、コグニティブマルチホップメッセージCMMとコグニティブブロードキャストメッセージCBMとを同等に扱い、受信時刻RT1〜RT3を検出する。そして、コグニティブ端末50の測定部45は、テーブルTBLを参照して、上述した方法によって3個の無線通信経路RFRT1〜RFRT3間の遅延時間差を算出する。これによって、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する動作は終了する。
図11は、図8に示す通信システム100Aにおいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するときの模式図である。コグニティブゲートウェイ10は、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを生成してコグニティブ基地局20,30へブロードキャストし、コグニティブ基地局20は、コグニティブゲートウェイ10から受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMを複数の無線通信部(複数の無線通信方式)によってコグニティブ端末40Aおよびコグニティブ端末50へ送信する。また、コグニティブ基地局30は、コグニティブゲートウェイ10から受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブ端末50へ送信する。コグニティブ端末40Aは、コグニティブ基地局20から受信したコグニティブブロードキャストメッセージCBMをコグニティブマルチホップメッセージCMMに変換してコグニティブ端末50へ送信する。そして、コグニティブ端末50は、コグニティブ基地局20,30からの2個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMと、コグニティブ端末40Aからの1個のコグニティブマルチホップメッセージCMMとを複数の無線通信経路を介して受信したときの複数の受信時刻に基づいて、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。
このように、通信システム100Aにおいては、コグニティブゲートウェイ10−コグニティブ基地局20−コグニティブ端末50からなる経路、コグニティブゲートウェイ10−コグニティブ基地局30−コグニティブ端末50からなる経路およびコグニティブゲートウェイ10−コグニティブ基地局20−コグニティブ端末40A−コグニティブ端末50からなる経路によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMおよびコグニティブマルチホップメッセージCMMがコグニティブ端末50へ送信され、複数の無線通信経路間の遅延時間差が測定される。
実施の形態2によれば、通信システム100Aにおいては、複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するためのコグニティブブロードキャストメッセージCBMがコグニティブゲートウェイ10からコグニティブ基地局20,30およびコグニティブ端末40A,50へブロードキャストされ、また、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを変換したコグニティブマルチホップメッセージCMMがコグニティブ端末40Aからコグニティブ端末50へマルチキャストされ、コグニティブ端末50は、複数の無線通信経路を介して受信した複数のコグニティブブロードキャストメッセージCBMおよびコグニティブマルチホップメッセージCMMの複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を算出する。つまり、コグニティブ端末50は、1個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMがブロードキャストされたことに起因して複数の無線通信経路間の遅延時間差を算出する。
従って、この発明によれば、複数の無線通信経路間の遅延時間差を容易に測定できる。
また、実施の形態2においては、一部の無線通信経路において、コグニティブブロードキャストメッセージCBMを変換したコグニティブマルチホップメッセージCMMを用いて遅延時間差を測定するためのパケットをコグニティブ端末50へ送信する。
従って、通信システム100A内で飛び交うパケットを減少させることができる。
上記においては、コグニティブ端末40Aは、無線通信部41によってコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、無線通信部42によってコグニティブマルチホップメッセージCMMをコグニティブ端末50へ送信すると説明したが、この発明においては、コグニティブ端末40Aは、複数の無線通信部41,42によって2個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信し、メッセージ生成部47によってコグニティブマルチホップメッセージCMMを生成し、無線通信部43によってコグニティブマルチホップメッセージCMMをコグニティブ端末50へ送信し、測定部45によって、複数の無線通信部41,42が受信した複数のコグニティブブロードキャストメッセージCBMの複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するようにしてもよい。
また、上記においては、通信システム100Aは、1個のコグニティブゲートウェイ10と、2個のコグニティブ基地局20,30と、2個のコグニティブ端末40A,50とを備えると説明したが、この発明においては、これに限らず、通信システム100Aは、1個のコグニティブゲートウェイと、m個のコグニティブ基地局と、n個のコグニティブ端末とを備え、m個のコグニティブ基地局の各々は、コグニティブゲートウェイと有線通信によって通信を行なうとともに、複数の無線通信方式(=複数の無線通信経路)を介してn個のコグニティブ端末と無線通信を行ない、n個のコグニティブ端末は、第1のコグニティブ端末と第2のコグニティブ端末とからなり、第1のコグニティブ端末は、m個のコグニティブ基地局に含まれるp(pは1≦p≦mを満たす整数)個のコグニティブ基地局から異なるp個の無線通信経路を介してコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信するp個の第1の無線通信部と、第2のコグニティブ端末から異なるq(qは正の整数)個の無線通信経路を介してコグニティブマルチホップメッセージCMMを受信するq個の第2の無線通信部と、p+q個の無線通信経路を介して受信されたp+q個の専用パケット(=p個のコグニティブブロードキャストメッセージCBM+q個のコグニティブマルチホップメッセージCMM)のp+q個の受信時刻に基づいて、p+q個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する第1の測定部(=測定部45)とを含み、第2のコグニティブ端末は、コグニティブ基地局から異なるr(rは正の整数)個の無線通信経路を介してコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信するr個の第3の無線通信部と、r個の第3の無線通信部によるr個の専用パケットの受信に応じて、q個のコグニティブマルチホップメッセージCMMをq個の無線通信経路を介してq個の第2の無線通信部へ送信するq個の第4の無線通信部と、r個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMのr個の受信時刻に基づいて、r個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する第2の測定部(=測定部45)とを含むものであればよい。
この場合、q個の第4の無線通信部は、p個の第2の無線通信部よりも上位層に配置される。また、r個の第3の無線通信部は、r個の無線通信経路を介してr個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信する。更に、q個の第4の無線通信部は、r個の第3の無線通信部によるr個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMの受信に応じて、q個のコグニティブマルチホップメッセージCMMをq個の無線通信経路を介してq個の第2の無線通信部へ送信する。更に、第2の測定部(=測定部45)は、r個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMのr個の受信時刻に基づいて、r個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。更に、p個の第1の無線通信部は、p個の無線通信経路を介してp個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMを受信する。更に、q個の第2の無線通信部は、q個の無線通信経路を介してq個のコグニティブマルチホップメッセージCMMを受信する。更に、第1の測定部(=測定部45)は、p個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMのp個の受信時刻と、q個のコグニティブマルチホップメッセージCMMのq個の受信時刻とに基づいて、p+q個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する。更に、メッセージ生成部47は、r個の第3の無線通信部によるr個のコグニティブブロードキャストメッセージCBMの受信に応じて、q個のコグニティブマルチホップメッセージCMMを生成し、その生成したq個のコグニティブマルチホップメッセージCMMをq個の第4の無線通信部へ出力する。
更に、コグニティブブロードキャストメッセージCBMおよびコグニティブマルチホップメッセージCMMは、「専用パケット」を構成し、コグニティブブロードキャストメッセージCBMは、「第1の専用パケット」を構成し、コグニティブマルチホップメッセージCMMは、「第2の専用パケット」を構成する。
その他は、実施の形態1と同じである。
上述した実施の形態1,2においては、通信システム100,100Aは、階層的に配置されたコグニティブゲートウェイ10、コグニティブ基地局20,30およびコグニティブ端末40(40A),50を備えると説明したが、この発明においては、これに限らず、通信システム100,100Aは、階層的に配置されていない複数の通信装置と、複数の無線装置とから構成され、複数の無線装置の各々は、1つの通信装置から送信された専用パケットを複数の無線通信経路を介して受信し、その受信した複数の専用パケットの複数の受信時刻に基づいて複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するものであればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、複数の通信経路間の遅延時間差を容易に測定可能な通信システムに適用される。
10 コグニティブゲートウェイ、11 パケット生成部、12,21 有線通信部、20,30 コグニティブ基地局、22,23,41〜43 無線通信部、40,40A,50 コグニティブ端末、44 通信制御部、45 測定部、46 中間制御部、47 メッセージ生成部、60〜62 有線ケーブル、100,100A 通信システム、200 コアネットワーク。
Claims (4)
- 複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するための専用パケットを生成し、その生成した専用パケットを送信する第1の通信装置と、
各々が前記第1の通信装置から前記専用パケットを受信し、その受信した専用パケットを異なる複数の無線通信経路により並列的に送信するm(mは正の整数)個の第2の通信装置と、
各々が前記m個の第2の通信装置の少なくとも1つから送信された専用パケットを異なる複数の無線通信経路を介して並列的に受信するとともに、前記複数の無線通信経路を介して受信した複数の専用パケットの複数の受信時刻に基づいて、前記複数の無線通信経路間の遅延時間差を測定するn(nは正の整数)個の無線装置とを備える通信システム。 - 前記m個の第2の通信装置の各々は、
前記第1の通信装置から送信された専用パケットを受信する受信部と、
前記受信部が受信した専用パケットを異なるi(iは2以上の整数)個の無線通信経路により送信するi個の無線通信部とを含み、
前記n個の無線装置の各々は、
前記m個の第2の通信装置の少なくとも1つから送信された専用パケットを異なるj(jは2以上の整数)個の無線通信経路により受信するj個の無線通信部と、
前記j個の無線通信部が受信したj個の専用パケットのj個の受信時刻に基づいて前記j個の無線通信部が無線通信を行なうj個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する測定部とを含む、請求項1に記載の通信システム。 - 前記n個の無線装置は、第1および第2の無線装置を含み、
前記第1の無線装置は、
前記m個の第2の通信装置に含まれるp(pは1≦p≦mを満たす整数)個の第2の通信装置から異なるp個の無線通信経路を介して前記専用パケットを受信するp個の第1の無線通信部と、
前記第2の無線装置から異なるq(qは正の整数)個の無線通信経路を介して前記専用パケットを受信するq個の第2の無線通信部と、
p+q個の無線通信経路を介して受信されたp+q個の専用パケットのp+q個の受信時刻に基づいて、前記p+q個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する第1の測定部とを含み、
前記第2の無線装置は、
前記第2の通信装置から異なるr(rは正の整数)個の無線通信経路を介して前記専用パケットを受信するr個の第3の無線通信部と、
前記r個の第3の無線通信部によるr個の専用パケットの受信に応じて、q個の専用パケットを前記q個の無線通信経路を介して前記q個の第2の無線通信部へ送信するq個の第4の無線通信部と、
前記r個の専用パケットのr個の受信時刻に基づいて、前記r個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する第2の測定部とを含む、請求項1に記載の通信システム。 - 前記専用パケットは、第1および第2の専用パケットからなり、
前記第1の通信装置は、前記第1の専用パケットを生成して前記m個の第2の通信装置へ送信し、
前記m個の第2の通信装置の各々は、前記第1の通信装置から受信した第1の専用パケットを前記第1および第2の無線装置へ送信し、
前記第2の無線装置の前記r個の第3の無線通信部は、前記r個の無線通信経路を介してr個の第1の専用パケットを受信し、
前記第2の無線装置の前記q個の第4の無線通信部は、前記r個の第3の無線通信部によるr個の第1の専用パケットの受信に応じて、q個の第2の専用パケットを前記q個の無線通信経路を介して前記q個の第2の無線通信部へ送信し、
前記第2の測定部は、前記r個の第1の専用パケットのr個の受信時刻に基づいて、前記r個の無線通信経路間の遅延時間差を測定し、
前記第1の無線装置の前記p個の第1の無線通信部は、前記p個の無線通信経路を介してp個の第1の専用パケットを受信し、
前記第2の無線装置の前記q個の第2の無線通信部は、前記q個の無線通信経路を介して前記q個の第2の専用パケットを受信し、
前記第1の測定部は、前記p個の第1の専用パケットのp個の受信時刻と、前記q個の第2の専用パケットのq個の受信時刻とに基づいて、前記p+q個の無線通信経路間の遅延時間差を測定する、請求項3に記載の通信システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2006-05-12 JP JP2006133222A patent/JP2007306349A/ja active Pending
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