JP2001008042A - 画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置

Info

Publication number
JP2001008042A
JP2001008042A JP17595899A JP17595899A JP2001008042A JP 2001008042 A JP2001008042 A JP 2001008042A JP 17595899 A JP17595899 A JP 17595899A JP 17595899 A JP17595899 A JP 17595899A JP 2001008042 A JP2001008042 A JP 2001008042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
line
data
encoding
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17595899A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Matsumoto
昭浩 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP17595899A priority Critical patent/JP2001008042A/ja
Publication of JP2001008042A publication Critical patent/JP2001008042A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パックビッツ圧縮・伸長機能を有する画像形
成装置において、メモリに記憶した圧縮画像データの加
工処理効率を向上させることが可能な画像データの符号
化装置、復号化装置及び、これらを用いた画像形成装置
を提供すること。 【解決手段】 符号化単位を1ラインとし、各ラインの
終端を検出可能な符号を付加して圧縮符号化を行うとと
もに、倍率に応じて同じラインに対する伸長処理を繰り
返すことによって伸長動作と副走査線方向への拡大処理
を同時に行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パックビッツ圧縮
・伸長手段を有し、特にその伸長時に副走査方向の拡大
を行う機能を有する印刷方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複写機などの画像形成装置においては、
画像処理などのデータ操作によって画像の変形や拡大、
縮小などが可能になるため、画像データ(あるいは印字
データ)を内部の記憶装置に一旦記憶してから画像形成
を行うことがしばしば行われる。
【0003】その際、内部記憶装置の容量を節約するた
め、画像データを圧縮してから記憶し、出力時に伸長す
る圧縮・伸長機能を有する装置がある。この圧縮方法と
して、パックビッツ圧縮方法が用いられる。一般にパッ
クビッツ圧縮と言われる方法は、所定数ビットを一単位
としてデータ圧縮を行う方法であり、バイト単位で同種
データ並び及び異種データ並びの繰り返し回数をコード
化してデータ圧縮を行う、バイトランレングス符号化圧
縮方法を例として挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、このようなパッ
クビッツ圧縮・伸長機能を有する画像形成装置におい
て、たとえば画像の拡大処理を行う際は、非圧縮時なら
ばある単位、例えば4ワード単位(1回のアクセスのデ
ータ長(バースト単位))の整数倍で1ラインを生成す
るのでアドレスも4ワードバウンダリ(整合)で考えれ
ばよく、転送部がメモリから画像データを読み出しなが
ら拡大処理を行い、結果を印字部(プリンタ部)へ転送
することは容易である。しかしながら、印字データがパ
ックビッツ圧縮されていると、1ラインのデータ量が可
変であるために、一旦、圧縮された印字データをメモリ
上に再び伸長してから転送部で拡大する必要があり、処
理効率が悪かった。
【0005】また、ライン単位でパックビッツ圧縮する
ことによって、副走査方向に拡大する方法により転送部
が伸長処理を行いながら拡大する方法もあるが、この方
法によると元の圧縮データがライン毎に終端コード(8
0h)が付加されてしまい、このデータを再利用するた
めには、ライン毎にパックビッツ伸長回路をON/OF
Fするか、パックビッツ伸長回路に追加回路が必要など
の不都合があった。(例えば、転送部がパックビッツ伸
長をしている最中に、第2のパックビッツ伸長回路で同
じ圧縮データをメモリ上に展開する場合などは第2のパ
ックビッツ伸長回路にも追加回路を付加しけなければな
らない。)
【0006】このような課題に鑑み、本発明は、パック
ビッツ圧縮・伸長機能を有する画像形成装置において、
メモリに記憶した圧縮画像データの加工処理効率を向上
させることが可能な画像データの符号化装置、復号化装
置及び、これらを用いた画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、画像データを所定の符号化方法で符号化し、符号化
画像データとして出力する符号化装置であって、符号化
処理を画像データのライン毎に、かつ符号化画像データ
から画像データの1ライン分の符号化画像データの終端
位置が判別可能な終端コードを付加、あるいは埋め込ん
で符号化を行う符号化手段を有することを特徴とする画
像データ符号化装置に存する。
【0008】また、本発明の別の要旨は、画像データの
1ライン分の符号化画像データの終端位置が判別可能な
終端コードが付加、あるいは埋め込まれて符号化された
符号化画像データを復号化し、復号画像データとして出
力する画像データ復号化装置であって、終端コードを検
出し、1ライン分の符号化画像データを抽出する終端検
出手段と、縦方向及び/又は横方向への倍率設定値を記
憶する倍率保持手段と、符号化データを復号化し、復号
化画像データとして出力する復号化手段と、倍率設定値
に応じて、終端検出手段によって抽出された1ライン分
の符号化画像データの1部又は全部を、繰り返し及び/
又は間引きして復号化手段に供給する制御手段とを有す
ることを特徴とする画像データ復号化装置に存する。
【0009】また、本発明の別の要旨は、本発明の画像
データ符号化装置を有する画像形成装置に存する。ま
た、本発明の別の要旨は、本発明の画像データ復号化装
置を有する画像形成装置に存する。
【0010】また、本発明の別の要旨は、受信した画像
データを圧縮して記憶し、画像形成時に伸長して用いる
画像形成装置において、本発明の画像データ符号化装置
を用いて受信した画像データを圧縮し、本発明の画像デ
ータ復号化装置を用いて記憶した画像データを伸長する
ことを特徴とする画像形成装置に存する。
【0011】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納した記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、本発明の画像データ符号化装置と
して機能させることを特徴とする記憶媒体に存する。
【0012】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納した記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、本発明の画像データ復号化装置と
して機能させることを特徴とする記憶媒体に存する。
【0013】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納した記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、本発明の画像データ符号化装置及
び/又は画像データ復号化装置を有する画像形成装置と
して機能させることを特徴とする記憶媒体に存する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は、本発明における画像形
成装置の構成例を示す一例である。601は演算処理を
行うCPU(中央処理演算子)である。602は各種バ
ス(アドレスバス、データバス、制御バス)を表してい
る。603は外部より印字データを取り込む入力部であ
る。604は入力部より取り込まれた印字データや最終
的に印字部に送られる描画データの格納及びCPUの作
業領域として使われるRAM(ランダムアクセスメモ
リ)である。605はCPUのプログラム及びフォント
データ等の各種データを格納するROM(リードオンリ
メモリ)である。606は描画部で、入力部603より
取り込まれた印字データを加工して、描画データを生成
するところである。607はメモリ制御部で、DMAC
(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)やメモリと
のインターフェースを行う。608はRAM上に蓄えら
れた描画データを読み取り、伸長処理や画像処理などの
必要な処理を行って、印字部に送る転送部である。60
9は転送部608からの描画データをプリントアウトす
る印字部である。
【0015】図2は転送部608の構成と、関連するブ
ロックとの接続関係を示すブロック図である。図2では
以下の説明に必要な接続線のみを示している。図におい
て、401はRAM604及びROM605をまとめて
記載したメモリである。402はメモリ制御部607に
おけるメモリコントローラであり、図のようにデータリ
クエストソース(本図では転送部)からRQ信号(リク
エスト信号)が来ると各RQ信号の調停を行い、確定す
るとメモリ401に対してアドレス信号及びリード・ラ
イト信号等の制御信号を出力して、適切なタイミングで
受け付けたRQソースに対してDATAEN信号(デー
タイネーブル)を渡す。DATAEN信号を受け取った
ソースはその信号を基点としてメモリからのデータを読
み込むか、メモリへデータを書き込む。
【0016】転送部608において、403のINPU
T回路は、メモリコントローラ402とのインターフェ
ースを担当し、メモリ401(RAM604)からの印
字データを404のデータレジスタに書き込む回路であ
る。405のVIDEOレジスタは、転送部608の起
動や各種モードを設定する制御レジスタである。407
のVIDEOシーケンサは、VIDEOレジスタ405
に設定されたモードに従って転送部608の各ブロック
を制御している。407のOUTPUT回路は、データ
レジスタ404に蓄えられた印字データを読み取り、適
切なデータ幅及び転送レートで印字データを印字部へ転
送する働きをする。
【0017】前述したとおり、一般にパックビッツ圧縮
と言われる方法は、所定数のビットを1単位として圧縮
を行う方法である。本実施形態においては、8ビット、
すなわち1バイト単位で同種データ並び及び異種データ
並びの繰り返し回数をコード化してデータ圧縮を行うも
のとする。
【0018】パックビッツ圧縮されたデータは、先ず、
1バイト目に繰り返し回数のコードが置かれ、続いて実
際のデータ並びがくる。ここで、同種繰り返しコード
は、FFh(2回)〜81h(128回)、異種繰り返
しコードは、00h(1回)〜7Fh(128回)であ
り、残りのコード80hが圧縮データの終端コードに用
いられる。図3は、画像データをページ(又はバンド)
単位で圧縮する場合(101)と、各ライン単位で圧縮
した場合(102)の圧縮データ構成を示す図である。
ページ単位での圧縮では終端コードが最後に1回存在す
るのみだが、ライン単位の圧縮では各ラインの圧縮デー
タの最後に終端コードが現れる。
【0019】図4は、データレジスタ404とOUTP
UT回路407の構成及び接続関係を示すブロック図で
ある。データレジスタ404は32バイトの幅を有する
4つのレジスタ0、1、2、3から構成され、レジスタ
0,1,2,3の順にLSBから読み出される。図4で
は、斜線部が現在処理中のラインで、レジスタ2の2バ
イト目に終端コード80hがあり、それ以降が次のライ
ンであることを表している。
【0020】データレジスタ404を構成する4つのレ
ジスタの各ワード(32ビット)出力はOUTPUT回
路407へ入力され、先ず302の4 to 1セレクタで
32ビットに、次の4 to 1レジスタ303で8ビット
まで切り出されて304のパックビッツ伸長回路へと入
力される。305は、各セレクタのセレクト信号を生成
するビット切り出しカウンタである。前記405のVI
DEOレジスタに転送部の起動フラグ及びパックビッツ
拡大フラグ(PBMAG)がセットされると、VIDE
Oシーケンサ406は、パックビッツ伸長回路304を
起動し、印字部への転送処理を開始する。パックビッツ
伸長回路304が処理を始めると切り出しカウンタ30
5に対してカウントイネーブル信号が伸長処理のスピー
ドに同期して発生し、データレジスタの圧縮データが順
次切り出されて伸長回路へと送られることになる。
【0021】図5は304のパックビッツ伸長回路内部
のブロック図である。202は繰り返し回数を示すコー
ド部をセットするFF(フリップフロップ)であり、2
01はデータ部をラッチするFFである。204はパッ
クビッツ伸長の制御を行うPackBitsシーケンサ
であり、他のブロックからくる制御信号(本発明に関係
するものとして、PBMAG信号、END信号)及びコ
マンドFFにセットされた繰り返し回数に応じて、適切
なタイミングでカウントイネーブル信号、コマンドラッ
チ信号、データラッチ信号を出力する。コード80h検
出回路203は圧縮データの終端を示すコード80hを
検出する。通常、終端を示すコード80hが検出される
と伸長処理は終了する。
【0022】本実施形態においては、ライン単位で圧縮
された画像データを取り扱うので、PackBitsシ
ーケンサ204はパックビッツ拡大フラグであるPBM
AGフラグがセットされていると各ラインの80hコー
ドはラインの終端であり、伸長処理の終了とはみなさ
ず、VIDEOシーケンサ406に対して各ライン毎に
LineEND信号を出力して、一時待機状態に入る。
VIDEOシーケンサ406では、副走査方向のライン
数を保持するラインレジスタとラインカウンタとを持っ
ており、受け取ったLineEND信号により適切なタ
イミングでラインカウンタのカウント値を増加させる。
そして、カウンタ値が最後のラインを示すと、VIDE
Oシーケンサ406はPackBitsシーケンサ20
4に対してページ(バンド)終了を示すEND信号を出
力する。PackBitsシーケンサ204ではこのE
ND信号を受け取ることによって伸長処理を終了する。
【0023】図6はOUTPUT回路407に含まれ
る、拡大回路のブロック図である。701のXレジスタ
は主(水平)走査方向の、702のYレジスタは副(垂
直)走査方向の拡大率の基数(この値を適当なタイミン
グで足し合わせることによって拡大率を調整する値)を
セットするレジスタである。703及び704はそれぞ
れX及びY方向の加算器である。705及び706はX
及びY方向の加算の結果を保持するラッチ(レジスタ)
である。加算器703,704ではそれぞれXレジス
タ、Yレジスタからの基数値とラッチ705,706に
保持された値が入力され加算される。拡大シーケンサ7
07は、拡大回路全体の制御を行う。
【0024】ここで、便宜的に基数値を0〜1までの間
の数とすると、基数を順次加算して行き、1を越えた時
点で図のCarryX及びCarryYが立つ(アクテ
ィブになる)。副走査方向(Y)に対して説明すると、
CarryYが非アクティブの間は同じラインを繰り返
す区間であり、アクティブになると新たな次のラインへ
と移行する。その様子を表したのが図7である。図7で
は、nラインの画像データを副走査方向に2倍拡大した
場合のデータ構成例を示す。nライン目のデータの拡大
処理が終了し、最後のライン終端を表す80hが検出さ
れると、END信号が発生する。
【0025】図8は、INPUT回路403の構成を示
すブロック図である。505はINPUT回路のシーケ
ンサであり、INPUT回路内部の各種信号及び回路要
素を制御している。502は実際にアクセスするメモリ
アドレス値を保持する実行アドレスレジスタである。5
04は各ラインの先頭アドレスを保持する先頭アドレス
レジスタである。
【0026】ここでは、まず転送部608が起動される
前に外部アドレスバス及び外部実行アドレスセット信号
により外部から実行アドレスレジスタ502に実行アド
レスがセットされる。続いて転送部608に起動がかか
ると、VIDEOシーケンサ406からTopAddラ
ッチ信号が入力され、この事によって先頭アドレスレジ
スタ502にセットされた先頭アドレスが先頭アドレス
レジスタ504にセットされると同時に1ライン分のメ
モリコントローラへのアクセスが開始される。
【0027】506はアドレスのインクリメンタであ
り、1回のアクセスに必要な分のアドレスが更新され
る。従って、各アクセス単位でVIDEOシーケンサ4
06よりセレクト信号と内部実行アドレスセット信号が
出力されて実行アドレスが更新される。ここでVIDE
Oシーケンサ406は、PackBits伸長回路30
4から来るLineEND信号と拡大回路から来るCa
rryY信号から、CarryY信号が非アクティブで
ある区間は1ラインの終了時にINPUTシーケンサ5
05に対してTopAddセット信号を入力する。この
事によってINPUTシーケンサ505は、501及び
503のセレクタに対してSELECT信号及び内部実
行アドレスセット信号を発行する。これらの信号により
先頭アドレスレジスタ504に記憶された前ラインの先
頭アドレスが502の実行アドレスにセットされる。
【0028】PackBitsシーケンサ204では、
拡大回路からのCarryY信号が非アクティブの区間
では、毎ライン終了ごとに切り出しカウンタに対してロ
ード信号を出力し、前回の切り出し開始位置を設定す
る。拡大回路からのCarryY信号がアクティブで且
つ、LineEND信号が立つとカウントロードレジス
タに対して、ラッチ信号を出力し、現在の切り出しカウ
ンタのカウント値を保持する(すなわち、次の新たなラ
インの先頭切り出し位置を記憶する)。以上の動作によ
って各ライン毎の先頭アドレスと切り出し位置が決定さ
れたPackBits圧縮データを伸長しながら1ペー
ジ(及びバンド単位)の拡大を行う。
【0029】(第2の実施形態)第1の実施形態におい
ては、圧縮データをライン毎に処理するために終端を表
すコード(80h)をライン毎に挿入していたが、本実
施形態においては別の圧縮方法により圧縮データのライ
ン終端を検出可能としたことを特徴とする。
【0030】図9は、本実施形態における圧縮方法の具
体例を示す図である。本実施形態においては、ラインの
終端を冗長な異種コードの並びに加工し、この異種コー
ドの並びを検出することによりラインの終端を検出す
る。図9において、(1)は実データのnライン目とn
+1ライン目の境を示している。(2)はnライン目の
終わりを通常に圧縮コード化した例で、”0abb”
が”0a”と”bb”という異なる1バイトの繰り返し
から構成されるため、異種2回の繰り返しを示す”0
1”が”0abb”の前に付加される。本実施形態にお
いては、(3)に示すように、通常は異種2回の繰り返
しとして表現される”0abb”を異種1回の繰り返し
2回(”000a”と”00bb”)で表現し直す。す
なわち、冗長な異種コードの並びに分割して、1回の異
種コードの並びを作っている。
【0031】図9からわかるように、一般に1回の異種
コードが連続する(繰り返しのないデータが連続する)
様に圧縮符号化することは圧縮効率を低下させるため、
通常では行わない。本発明は逆にこのことを利用して各
ラインの終端検出手段に用いている。この1回異種コー
ド(”00”)の繰り返す回数は任意の数でよいが、繰
り返し回数を増やせばそれだけ冗長性が増す(圧縮率が
下がる)ことになる。従って、本実施形態においては、
1回の異種コードを2回繰り返す(このことをこれ以降
冗長コードと呼ぶことにする)ことでラインの終端を検
出するものとする。
【0032】図10はこのような圧縮符号化の具体例を
示す図である。図において、左が元データ、真ん中が通
常の圧縮符号化結果、右が本実施形態による圧縮符号化
結果である。最後のデータ並びのみで冗長コードが作れ
ない場合はそれ以前のデータも利用する。例えば、
(1)、(2)、(3)はラインの最後が2回繰り返し
の1回異種コードとなるように符号化可能であるので問
題はないが、(4)、(5)は1回異種コードが3回繰
り返すように符号化されてしまいライン終端が検出でき
なくなる。そこでこのような場合には、図11に示すよ
うにそれ以前のデータを利用して必ずラインの終端は2
回繰り返しの1回異種コードのみとし、1回異種コード
が2回より多くは作らないように各ラインを圧縮する。
【0033】図12は、画像データをページ(又はバン
ド)単位で圧縮する場合(1011)と、各ライン単位
で圧縮した場合(1012)の圧縮データ構成を示す図
である。両者ともページ単位での圧縮では終端コードが
最後に1回存在するのみだが、ライン単位の圧縮では各
ラインの圧縮データの最後に1回異種コード”00”が
2回繰り返し現れる。
【0034】図13は、本実施形態におけるデータレジ
スタ404とOUTPUT回路407の構成及び接続関
係を示すブロック図で、図2と同じ要素には同じ参照数
字を付してある。図2と図13とは、データレジスタ4
04内のデータ構成のみが異なり、回路構成は同一であ
る。すなわち、図12では、斜線部が現在処理中のライ
ンで、レジスタ1の31バイト目からレジスタ2の2バ
イト目に1回異種コードの連続を含む冗長コードが存在
し、レジスタ2の3バイト目から次のラインであること
を示す。
【0035】OUTPUT回路407はPackBit
s伸長回路304’の構成が一部異なるほかは第1の実
施形態と同様に動作するため、ここでの説明は省略す
る。
【0036】図14はパックビッツ伸長回路304’内
部のブロック図である。図5に示した第1の実施形態に
おけるパックビッツ伸長回路304とはライン終端を検
出するための回路(第1実施形態ではコード80h検出
回路203、本実施形態では1回異種コード検出回路2
05)が異なる以外は同一の構成であるため、共通部分
の説明は省略する。
【0037】205は冗長コードを検出する1回異種コ
ード検出回路である。ここではコマンドFF202にセ
ットされた繰り返しコードを参照し、1回異種コー
ド(”00h”)がセットされる都度カウントして、コ
ードが”00h”でなければカウンタをクリアする。こ
こで異種コード00hが連続して2回カウントされると
検出信号がPackBitsシーケンサ204へ入力さ
れる。ここでPBMAGフラグがセットされていると、
VIDEOシーケンサに対して各ライン毎にLineE
ND信号を出力して、一時待機状態に入る。VIDEO
シーケンサでは、副走査方向のライン数を保持するライ
ンレジスタとラインカウンタとを持っており、受け取っ
たLineEND信号により適切なタイミングでライン
カウンタを進める。また、PackBitsシーケンサ
ではラインの最後に終端コード80hが来ると伸長処理
を終了する(第1の実施形態と同様に副走査線方向への
拡大処理が指定されている場合には、CarryY信号
=1の状態で80hが検出された時点で終了する)。
【0038】ライン終端の検出方法が異なる以外は、第
1の実施形態と同様に動作が行われるため、ここでの動
作の説明は省略する。
【0039】図15は、本実施形態において、nライン
の画像データを副走査方向に2倍拡大した場合のデータ
構成例を示す。nライン目のデータの拡大処理が終了
し、最後のライン終端を表す80hが検出されると、E
ND信号が発生する。
【0040】
【他の実施形態】上述の実施形態では”80h”及び”
00h”をライン終端を検出するためのコードとして使
用したが、符号化に用いるコードとの整合性さえ取れれ
ば、実施形態で示したもの以外でも任意に設定すること
ができる。
【0041】また、実施形態2では、最終ラインの終端
に80hを付加するように構成したが、実施形態1と同
様、他のラインと同じ終端検出コードとして、Carr
y信号とラインカウンタの値からページ終端を検出する
ように構成してもよい。
【0042】また、上述の実施形態においては副走査線
方向での拡大処理のみについて説明したが、主走査線方
向への拡大処理はもとより、縮小処理についても本発明
を適用することが可能である。
【0043】その場合には、設定された倍率に応じて、
伸長したデータを間引きして出力するように構成すれば
よい。
【0044】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0045】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0046】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ックビッツ圧縮方法により画像データを圧縮して記憶
し、伸長して画像形成する画像形成装置において、ライ
ン毎の処理を容易に行うことが可能となり、拡大縮小処
理、特に副走査線方向への拡大処理などの加工処理にお
いて、加工処理前に全データを伸長処理する必要がなく
なり、伸長動作を行いながら拡大処理が可能となるた
め、効率よく処理を行うことが可能となるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像形成装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】転送部の構成及び、転送部と関連する他の回路
との接続関係を示すブロック図である。
【図3】ページ単位及びライン単位のパックビッツ圧縮
を説明する図である。
【図4】OUTPUT回路、データレジスタの構成及
び、相互接続関係を示す図である。
【図5】パックビッツ伸長回路の構成を示すブロック図
である。
【図6】OUTPUT回路内に設けられた拡大回路の構
成を示すブロック図である。
【図7】副走査線方向へ2倍拡大する際に処理されるデ
ータの順序を説明する図である。
【図8】INPUT回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の別の実施形態における、ライン終端検
出用コードの生成方法を説明する図である。
【図10】本発明の別の実施形態における、ライン終端
検出用コードの生成方法を説明する図である。
【図11】本発明の別の実施形態における、ライン終端
検出用コードの生成方法を説明する図である。
【図12】別の実施形態における、ページ単位及びライ
ン単位のパックビッツ圧縮を説明する図である。
【図13】別の実施形態における、OUTPUT回路、
データレジスタの構成及び、相互接続関係を示す図であ
る。
【図14】別の実施形態における、パックビッツ伸長回
路の構成を示すブロック図である。
【図15】別の実施形態における、副走査線方向へ2倍
拡大する際に処理されるデータの順序を説明する図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK11 KK38 MA00 ME05 PP01 RC24 RC33 SS20 SS28 UA02 UA05 UA30 UA39 5C076 AA21 AA22 AA40 BA08 BB03 BB06 CB01 5C078 BA22 CA14 DA00 DA01 DA02 9A001 EE04 HH24 HH27 HH34 JJ35 KK42

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを所定の符号化方法で符号化
    し、符号化画像データとして出力する符号化装置であっ
    て、 符号化処理を前記画像データのライン毎に、かつ符号化
    画像データから画像データの1ライン分の符号化画像デ
    ータの終端位置が判別可能な終端コードを付加、あるい
    は埋め込んで符号化を行う符号化手段を有することを特
    徴とする画像データ符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の符号化方法が所定数ビットを
    1単位としたランレングス符号化方法であることを特徴
    とする請求項1記載の画像データ符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記終端コードが、前記ランレングス符
    号化方法で使用されないコードであり、1ライン分の符
    号化画像データの最後尾に付加されることを特徴とする
    請求項2記載の画像データ符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記終端コードが、1回異種コードのn
    回連続(nは2以上の自然数)により表され、前記符号
    化手段が、1ライン分の符号化画像データの最後から2
    n単位の符号化データ中に前記終端コードが含まれるよ
    うに符号化することを特徴とする請求項2記載の画像デ
    ータ符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記所定数ビットが8ビットであること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の
    画像データ符号化装置。
  6. 【請求項6】 画像データの1ライン分の符号化画像デ
    ータの終端位置が判別可能な終端コードが付加、あるい
    は埋め込まれて符号化された符号化画像データを復号化
    し、復号画像データとして出力する画像データ復号化装
    置であって、 前記終端コードを検出し、前記1ライン分の符号化画像
    データを抽出する終端検出手段と、 縦方向及び/又は横方向への倍率設定値を記憶する倍率
    保持手段と、 前記符号化データを復号化し、前記復号化画像データと
    して出力する復号化手段と、 前記倍率設定値に応じて、前記終端検出手段によって抽
    出された前記1ライン分の符号化画像データの1部又は
    全部を、繰り返し及び/又は間引きして前記復号化手段
    に供給する制御手段とを有することを特徴とする画像デ
    ータ復号化装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化画像データが所定数ビットを
    1単位としたランレングス符号化方法で符号化されてい
    ることを特徴とする請求項6記載の画像データ復号化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記終端検出手段が、前記ランレングス
    符号化方法で使用されないコードを検出し、その検出位
    置に基づき前記1ライン分の符号化画像データを抽出す
    ることを特徴とする請求項7記載の画像データ復号化装
    置。
  9. 【請求項9】 前記終端検出手段が、1回異種コードの
    n回連続(nは2以上の自然数)を検出し、その検出位
    置に基づき前記1ライン分の符号化画像データを抽出す
    ることを特徴とする請求項6記載の画像データ復号化装
    置。
  10. 【請求項10】 前記所定数ビットが8ビットであるこ
    とを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載
    の画像データ符号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の画像データ符号化装置を有する画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至請求項10のいずれかに
    記載の画像データ復号化装置を有する画像形成装置。
  13. 【請求項13】 受信した画像データを圧縮して記憶
    し、画像形成時に伸長して用いる画像形成装置におい
    て、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像デー
    タ符号化装置を用いて前記受信した画像データを圧縮
    し、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の画像デ
    ータ復号化装置を用いて前記記憶した画像データを伸長
    することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 装置が実行可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
    を、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像デー
    タ符号化装置として機能させることを特徴とする記憶媒
    体。
  15. 【請求項15】 装置が実行可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
    を、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の画像デ
    ータ復号化装置として機能させることを特徴とする記憶
    媒体。
  16. 【請求項16】 装置が実行可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
    を、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像デー
    タ符号化装置及び/又は請求項6乃至請求項10のいず
    れかに記載の画像データ復号化装置を有する画像形成装
    置として機能させることを特徴とする記憶媒体。
JP17595899A 1999-06-22 1999-06-22 画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置 Withdrawn JP2001008042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17595899A JP2001008042A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17595899A JP2001008042A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001008042A true JP2001008042A (ja) 2001-01-12

Family

ID=16005243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17595899A Withdrawn JP2001008042A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001008042A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107302659A (zh) * 2017-06-19 2017-10-27 成都优孚达信息技术有限公司 一种用于网络传输的数据压缩方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107302659A (zh) * 2017-06-19 2017-10-27 成都优孚达信息技术有限公司 一种用于网络传输的数据压缩方法
CN107302659B (zh) * 2017-06-19 2019-10-25 成都优孚达信息技术有限公司 一种用于网络传输的数据压缩方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001113759A (ja) 画像データ出力装置
JPH10124268A (ja) 印字制御装置
JP4610450B2 (ja) 固定長圧縮画像と属性情報のパッキングデータを処理する画像処理装置
JP3854790B2 (ja) 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JPH1075345A (ja) 画像処理装置
JP2001008042A (ja) 画像データの符号化装置、復号化装置及びそれを用いた画像形成装置
JPH10341437A (ja) 画像処理方法及び装置
JPH05204747A (ja) 半導体メモリコントローラ
JPH05204591A (ja) 画像描画装置
JP3326838B2 (ja) 画像処理装置
JP2003092674A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2002152048A (ja) データ圧縮装置及びその方法、データ伸長装置及びその方法、プリンタ装置、プリンタシステム、並びにコンピュータが読出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP3214617B2 (ja) 多値画像プリンタ
JPH04329764A (ja) 圧縮データ転送装置
JP2933029B2 (ja) デジタル信号符号化/復号化回路
JP2007251983A (ja) 画像データ出力装置
JP2006217007A (ja) 圧縮伸長モジュールのインターフェース装置
JP3842650B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH06303439A (ja) イメージデータ処理装置
JPH09294210A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2000255125A (ja) 印刷処理装置および印刷処理方法
JPH0563959A (ja) 画像処理方法および装置
JP3791404B2 (ja) 画像処理装置
JP3690102B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3757297B2 (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905