JP2001007497A - クリームはんだ印刷装置およびその印刷方法 - Google Patents

クリームはんだ印刷装置およびその印刷方法

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JP2001007497A
JP2001007497A JP11177971A JP17797199A JP2001007497A JP 2001007497 A JP2001007497 A JP 2001007497A JP 11177971 A JP11177971 A JP 11177971A JP 17797199 A JP17797199 A JP 17797199A JP 2001007497 A JP2001007497 A JP 2001007497A
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solder
squeegee
solder mask
cream solder
cream
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Toshiyuki Shimizu
俊幸 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め所定位置に部品が実装されているプリン
ト配線板に、上記部品の配置に制約されることなく簡単
な構成で高密度に表面実装部品の実装を可能にする。 【解決手段】 予め所定の位置に凸型形状の実装部品2
が配置されたプリント配線板1にクリームはんだ10を
印刷するクリームはんだ印刷装置にあって、プリント配
線板1上の実装部品2を覆う凸部5およびプリント配線
板1に設けられた表面実装部品用パッド3a,3b,3
cの位置に対応して形成したはんだマスク開口部6a,
6b,6cを有するはんだマスク4と、はんだマスク4
上を移動したときに、はんだマスク4の凸部5と接触す
ることにより少なくとも一部が変形可能な第1のスキー
ジ7と、はんだマスク4上を移動したときに、はんだマ
スク4の凸部5と接触しないように凹部9が形成された
第2のスキージ8とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の位置に予め
部品が実装されているプリント配線板に表面実装部品を
実装するためのクリームはんだを印刷するクリームはん
だ印刷装置およびその印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器関連製品の小型化が進
み、これに伴い製品に組み込まれるプリント配線板の小
型化が進んでいる。プリント配線板の小型化実現のため
に、COB実装品やフリップチップ実装品などが使用さ
れている。これら実装品をプリント配線板に実装した
後、プリント配線板に表面実装部品をクリームはんだ印
刷により実装する場合には、はんだマスクまたはスキー
ジにより上記実装品に損傷を与えないように、はんだマ
スクを凸型形状にし、スキージを凹型形状に加工してそ
の移動を妨げないようにする必要がある。
【0003】従来、特開平5―309816号公報に
は、上記プリント配線板にクリームはんだを印刷する装
置とその方法が記載されている。図7は上記公報に記載
された印刷装置とその印刷方法を示しており、プリント
配線板21の所定の位置には部品22が実装され、また
表面実装部品ランド23が形成されている。また、はん
だマスク24には、はんだマスク24が部品22に接触
しないように開口部25が設けられるとともに、表面実
装部品ランド23にクリームはんだを塗布するための開
口26が設けられている。さらに、開口部25にクリー
ムはんだが入り込まないように開口部25を覆うはんだ
カバー27が配置され、スキージ28にははんだカバー
27を避けるための凹部29が設けられている。
【0004】クリームはんだの印刷は、部品22と開口
部25および表面実装部品ランド23と開口26をそれ
ぞれ対応させてはんだマスク24をプリント配線板21
上に配置し、はんだカバー27で開口部25を覆った
後、はんだカバー27とスキージ28の凹部29を密着
させてスキージ28を移動して行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印刷装置および方法では、はんだカバー27の中に
クリームはんだは入り込まず、またスキージ28の凹部
29の部分でクリームはんだを印刷することができない
ため、スキージ28の凹部29が通過する位置のプリン
ト配線板21上には表面実装部品を配置することができ
ず、結果としてプリント配線板21の部品配置が制約さ
れ、実装密度を高くできなくなるという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、予め所定位置に部品が実装されている
プリント配線板に部品配置を制約されることなく、簡単
な構成で高密度に表面実装部品の実装を可能にし、最適
なクリームはんだの印刷を行うことができるクリームは
んだ印刷装置およびその印刷方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1のクリームはんだ印刷装置は、予
め所定の位置に凸型形状の実装部品が配置されたプリン
ト配線板にクリームはんだを印刷するクリームはんだ印
刷装置において、上記プリント配線板上の実装部品を覆
う凸部と上記プリント配線板に設けられた表面実装部品
用パッドの位置に対応して形成した開口部とを有するは
んだマスクと、上記はんだマスク上を移動したときに、
上記はんだマスクの凸部と接触することにより少なくと
も一部が変形可能な第1のスキージと、上記はんだマス
ク上を移動したときに、上記はんだマスクの凸部と接触
しないように凹部が形成された第2のスキージと、を具
備することを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2のクリームはんだ
印刷装置は、請求項1のクリームはんだ印刷装置にあっ
て、上記第2のスキージの上記凹部端面から斜め前方に
切り欠きを設けることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の請求項3のクリームはん
だ印刷装置は、請求項1または2のクリームはんだ印刷
装置にあって、上記第1のスキージと上記第2のスキー
ジは、互いに材質、移動速度および角度の少なくとも1
つが同一であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4のクリームはんだ印刷方
法は、予め所定の位置に凸型形状の実装部品が配置され
たプリント配線板にクリームはんだを印刷するクリーム
はんだ印刷方法において、上記プリント配線板上の実装
部品をはんだマスクの凸部で覆うとともに、このはんだ
マスクの開口部を上記プリント配線板に設けられた表面
実装部品用パッド上に位置させる工程と、上記はんだマ
スク上にクリームはんだを載置する工程と、上記はんだ
マスクの凸部と接触することにより少なくとも一部が変
形可能な第1のスキージを上記はんだマスクに沿って移
動させ、上記はんだマスクの開口部に上記クリームはん
だを充填する工程と、上記はんだマスクの凸部と接触し
ないように凹部が形成された第2のスキージを上記第1
のスキージの移動方向と同じ方向に移動させ、上記はん
だマスクの開口部に上記はんだマスク上の残りのクリー
ムはんだを充填する工程と、を有することを特徴とす
る。
【0011】すなわち、請求項1の構成にあっては、は
んだマスクの凸部はプリント配線板に配置した凸型形状
の実装部品を覆い、上記実装部品がはんだマスクに接触
することなく、はんだマスクの開口部とプリント配線板
の表面実装部品用パッドとを位置合わせし、プリント配
線板とはんだマスクは固定される。第1のスキージは、
はんだマスクの平坦部では上記はんだマスクと当接し
て、はんだマスク上に盛られたクリームはんだを印刷
し、はんだマスクの開口部に適量なクリームはんだを供
給する。また、第1のスキージは、移動して上記はんだ
マスクの凸部に接触すると変形し、はんだマスクと第1
のスキージの間に僅かな隙間が生じて、第1のスキージ
がはんだマスクの凸部を通過すると、上記凸部の両横側
にクリームはんだが残る。第2のスキージは、はんだマ
スクの凸部の両横側に残ったクリームはんだを印刷し、
この部分に上記はんだマスクの開口部が存在する場合
は、このはんだマスクの開口部に適量なクリームはんだ
を供給するとともに、はんだマスク上に存在している余
分なクリームはんだを除去する。すなわち、第1のスキ
ージおよび第2のスキージによりプリント配線板上の全
ての部分にクリームはんだを印刷することを可能する。
【0012】また、請求項2の構成にあっては、切り欠
きは、クリームはんだが第2のスキージの凹部から横漏
れするのを防ぎ、はんだマスクの開口部上に余分なはん
だクリームが残るのを防ぐ。
【0013】さらに、請求項3の構成にあっては、第1
のスキージと第2のスキージの印刷条件を等しくし、最
適な印刷を可能にする。
【0014】請求項4の構成にあっては、はんだマスク
の凸部はプリント配線板に配置した凸型形状の実装部品
を覆い、上記実装部品がはんだマスクに接触することな
く、はんだマスクの開口部とプリント配線板の表面実装
部品用パッドとを位置合わせし、プリント配線板とはん
だマスクは固定される。第1のスキージは、はんだマス
クの平坦部では上記はんだマスクに沿って移動し、はん
だマスク上に盛られたクリームはんだを印刷し、はんだ
マスクの開口部に適量なクリームはんだを供給する。ま
た、第1のスキージは、移動して上記はんだマスクの凸
部に接触すると変形し、はんだマスクと第1のスキージ
の間に僅かな隙間が生じて、第1のスキージがはんだマ
スクの凸部を通過すると、上記凸部の両横側にクリーム
はんだが残る。第2のスキージは、第1のスキージの移
動方向と同じ方向に移動し、はんだマスクの凸部の両横
側に残ったクリームはんだを印刷し、この部分に上記は
んだマスクの開口部が存在する場合は、はんだマスクの
開口部に適量なクリームはんだを供給する。すなわち、
第1のスキージおよび第2のスキージによりプリント配
線板上の全ての部分にクリームはんだを印刷することが
可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施
の形態のクリームはんだ印刷装置を示し、図2〜図4は
クリームはんだを印刷する工程を示している。
【0016】図1において、プリント配線板1には凸型
形状を有する実装部品としてプリップチップ実装部品2
が予め配置されており、そのフリップチップ実装部品2
の周辺近傍には表面実装部品用パッド3a,3b,3c
が形成されている。具体的には、フリップチップ実装部
品2を中心にして4方向にそれぞれ2つずつ表面実装部
品用パッド3a,3b,3b,3cが形成されている。
ここで、凸型形状を有する実装部品としてフリップチッ
プ実装部品2を挙げたが、COB実装部品でもよい。
【0017】上記プリント配線板1の上に配置されるは
んだマスク4には、上記プリント配線板1のフリップチ
ップ実装部品2および表面実装部品用パッド3a,3
b,3cとそれぞれ対応する位置に、凸部としてのはん
だマスク凸部5および開口部としてのはんだマスク開口
部6a,6b,6cが形成されている。はんだマスク凸
部5は、フリップチップ実装部品2を収納できる大きさ
に形成されている。
【0018】上記はんだマスク4上には、クリームはん
だ10がはんだマスク開口部6aの後方位置に盛られて
いる。このクリームはんだ10の後方には、はんだマス
ク4に接触しつつはんだマスク開口部6c側の前方に進
行可能な第1のスキージ7と、第1のスキージ7の進行
方向に対して後方に位置し、第1のスキージ7と同様に
進行可能な第2のスキージ8が備えられている。
【0019】第1のスキージ7は、はんだマスク4の上
を進行したときに、はんだマスク凸部5と接触すること
により少なくとも一部が変形可能な硬度を有しており、
はんだマスク凸部5を通過するときには、少なくともそ
の部分がはんだマスク凸部5の上面5aと接するように
して変形して通過し、通過後は再びはんだマスク4と接
触可能となっている。また、第2のスキージ8には、は
んだマスク4と接触して進行したときに、はんだマスク
凸部5の上面5aおよび側面5bに接触しない大きさの
凹部9が形成されている。すなわち、第2のスキージ8
に形成された凹部9の高さL1および幅W1は、はんだ
マスク凸部5の高さL2および幅W2よりも大きくなる
ように設定されている。上記第1のスキージ7および第
2のスキージ8としては、金属製またはポリウレタン製
等のスキージが使用可能である。
【0020】次に、上記構成のクリームはんだ印刷装置
によるクリームはんだ印刷方法を説明する。まず、プリ
ント配線板1のフリップチップ実装部品2とはんだマス
ク4のはんだマスク凸部5、およびプリント配線板1の
表面実装部品用パッド3a,3b,3cとはんだマスク
開口部6a,6b,6cとをそれぞれ対応する位置にプ
リント配線板1を位置合わせして固定し、フリップチッ
プ実装部品2をはんだマスク凸部5で覆うとともに、は
んだマスク開口部6a,6b,6cを表面実装部品用パ
ッド3a,3b,3c上に位置させる。
【0021】次に、はんだマスク開口部6aの後方位置
ではんだマスク4上にクリームはんだ10を載置する。
【0022】そして、はんだクリーム10の後方に位置
し、はんだマスク4にそれぞれの先端7a,8aが当接
した第1のスキージ7および第2のスキージ8が一定間
隔を保ちながら、はんだマスク開口部6aの方向に進行
し、はんだマスク4上に盛られたクリームはんだ10の
印刷を開始する。
【0023】第1のスキージ7がクリームはんだ10を
押しながら進行し、はんだマスク開口部6aに達する
と、図2に示すように第1のスキージ7はクリームはん
だ10をはんだマスク開口部6aに充填し、はんだマス
ク開口部6aに位置する表面実装部品用パッド3aにク
リームはんだ10を印刷する。
【0024】さらに、第1のスキージ7が進行すると、
図3に示すように第1のスキージ7の先端7aにおける
一部がはんだマスク凸部5に接触する。第1のスキージ
7の一部は上記はんだマスク凸部5との接触により変形
し、はんだマスク4と第1のスキージ7との間に隙間が
生じるため、第1のスキージ7の進行方向に沿うはんだ
マスク凸部5の両側部5b側(以下、両横側という)に
はクリームはんだ10の一部が残る。そして、第1のス
キージ7がはんだマスク凸部5を通過すると、第1のス
キージ7の変形は復元し、図2に示すようにはんだマス
ク開口部6cにクリームはんだ10を充填し、はんだマ
スク開口部6cに位置する表面実装部品用パッド3cに
クリームはんだ10を印刷する。
【0025】続いて、第2のスキージ8は、はんだマス
ク凸部5に到達すると、図4に示すように凹部9によっ
てはんだマスク凸部5の上面5aおよび側面5bに接触
しないため、変形せずにはんだマスク凸部5の両横側に
残ったクリームはんだ10を進行方向に押し、この進行
方向に第1のスキージ7によりクリームはんだ10が充
填されていないはんだマスク開口部(例えば、はんだマ
スク開口部6b)が存在する場合にはクリームはんだ1
0を充填し、このはんだマスク開口部6bに位置する表
面実装部品用パッド3bにクリームはんだ10を印刷す
る。また、第2のスキージ8は、第1のスキージ7が通
過した後にはんだマスク開口部6b上に存在する余分な
クリームはんだ10を進行方向に押し出し、はんだマス
ク開口部6bに適量なクリームはんだ10が供給される
ようにする。そして、第2のスキージ8が上記はんだマ
スク凸部5を通過すると、凹部9よりクリームはんだ1
0は横漏れするが、はんだマスク開口部6cとは間隔が
あるため、はんだマスク開口部6c上に余分なクリーム
はんだ10を供給するなど悪影響を及ぼすことはない。
【0026】本実施の形態によれば、第1のスキージ7
および第2のスキージ8の進行方向に対しては、はんだ
マスク凸部5の前後左右に設けられたはんだマスク開口
部6a,6b,6cに適量のクリームはんだ10を供給
し、フリップチップ実装部品2の周辺近傍に存在する表
面実装部品用パッド3a,3b,3cにクリームはんだ
10を印刷することができる。
【0027】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図5に基づいて説明する。図5は本実施の形態の要部を
示す図で、実施の形態1と同様な構成要素は同一符号で
対応させてある。
【0028】本実施の形態のクリームはんだ印刷装置で
は、第2のスキージ8の凹部9の対向する両端面にそれ
ぞれ切り欠き11が設けられ、一対配設されている。切
り欠き11は、第2のスキージ8の進行方向に対してや
や斜め前方に配置され、その先端ははんだマスク4のは
んだマスク凸部5の方向に向いているとともに、両先端
間をはんだマスク凸部5の幅より若干広く設定し、第2
のスキージ8の進行を妨げないようになっている。ま
た、はんだマスク開口部6dは、切り欠き11と第2の
スキージ8が交わる部分、すなわち凹部9の端面が移動
する延長上に設けられている。なお、図5では、実施の
形態1におけるはんだマスク4に設けたはんだマスク開
口部6a,6b,6cの図示を省略してある。また、は
んだマスク開口部6dは実施の形態1におけるはんだマ
スク開口部6aおよび6cとはんだマスク開口部6bと
の中間に位置するものとする。その他の構成は実施の形
態1と同様である。
【0029】上記構成のクリームはんだ印刷装置による
クリームはんだ印刷方法は、切り欠き11もクリームは
んだ10を進行方向に移動させること以外、実施の形態
1の印刷方法と同様である。
【0030】本実施の形態によれば、第2のスキージ8
の凹部9に2つの切り欠き11が設けられており、凹部
9からクリームはんだ10が横漏れすることがない。し
たがって、切り欠き11と第2のスキージ8とが交わる
部分(凹部9の端面)が移動する延長上に設けられてい
るはんだマスク開口部6dのように、はんだマスク凸部
5の両横側にさらに近接した位置にあるマスク開口部で
あっても余分なクリームはんだ10を残さない適量のク
リームはんだを供給でき、このはんだマスク開口部6d
に位置する表面実装部品用パッドに最適なクリームはん
だ10を印刷することができる。すなわち、切り欠き1
1は、その先端をはんだマスク凸部5の方向に向けて第
2のスキージ8の進行方向に傾斜させた斜面となってお
り、はんだマスク凸部5の反対側にクリームはんだ10
を寄せるように進行するので、第2のスキージ8が通過
した後に、クリームはんだ10が後に残ることがなくな
る。これにより、第2のスキージ8に凹部9のみを設け
た実施の形態1の形状では、はんだマスク開口部6d上
には凹部9からの横漏れにより余分なクリームはんだ1
0が残ってしまう可能性を、本実施の形態ではなくする
ことができる。
【0031】(実施の形態3)本発明の実施の形態3を
図6に基づいて説明する。図6は本実施の形態の要部を
示す図で、実施の形態1と同様な構成要素には同一の符
号で対応させてある。
【0032】本実施の形態のクリームはんだ印刷装置で
は、第1のスキージ7と第2のスキージ8は同様の材質
からなっており、はんだマスク4と当接する第1のスキ
ージ7の角度θ1と第2のスキージ8の角度θ2が同じ
角度に設けてあり、また、印刷時の第1のスキージ7の
移動速度V1と第2のスキージ8の移動速度V2も同じ
速度となるように設定されている。本実施の形態では、
実施の形態1あるいは実施の形態2の構成を適用するこ
とができる。
【0033】上記構成のクリームはんだ印刷装置による
クリームはんだ印刷方法は、実施の形態1または実施の
形態2と同様である。
【0034】本実施の形態によれば、以下の効果を奏す
ることができる。一般に、クリームはんだ印刷の良し悪
しを決定づける条件として、スキージ材質、スキージ角
度およびスキージの移動速度が挙げられている。本実施
の形態では、第1のスキージ7と第2のスキージ8の材
質、角度および移動速度を等しくしてあるので、第1の
スキージ7と第2のスキージ8のどちらのスキージで印
刷した場合でも、同じ条件で変わりなく適量のクリーム
はんだ10を図示しないはんだマスク開口に供給するこ
とができる。
【0035】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)予め所定の位置に実装部品が配置されたプリント
配線板にクリームはんだを印刷するクリームはんだ印刷
装置において、上記プリント配線板に設けられた表面実
装部品用パッドおよび凸型形状を有する上記実装部品を
それぞれ対応する位置に開口部および凸部を有するはん
だマスクと、上記はんだマスクの上に位置し、上記はん
だマスクの凸部で変形可能な硬度を有する第1のスキー
ジと、上記第1のスキージの進行方向に対して上記第1
のスキージより後方に位置し、上記はんだマスクの凸部
の側面および上面に接触しない凸部形状を有する第2の
スキージと、を備えたことを特徴とするクリームはんだ
装置。
【0036】(2)上記第2のスキージの凹部端面に、
第2のスキージの進行方向に対してやや斜め前方に切り
欠きが設けられていることを特徴とする付記(1)に記
載のクリームはんだ印刷装置。
【0037】(3)上記第1のスキージと上記第2のス
キージのスキージ材質、印刷スピード、スキージ角度が
同一であることを特徴とする付記(1)または(2)に
記載のクリームはんだ印刷装置。
【0038】(4)予め所定の位置に実装部品が配置さ
れたプリント配線板にクリームはんだを印刷するクリー
ムはんだ印刷方法において、はんだマスクの凸部が上記
プリント配線板に配置した凸型形状の上記実装部品を覆
うとともに、上記プリント配線板の表面実装部品用パッ
ドにクリームはんだを印刷できるように位置合わせを行
い、上記プリント配線板を固定する第1の工程と、上記
はんだマスクの凸部で変形可能な硬度を有する第1のス
キージが、はんだマスク上に当接して所定方向に進みな
がら、はんだマスクの開口部に上記クリームはんだを充
填する第2の工程と、上記第1のスキージが上記はんだ
マスクの凸部で変形する第3の工程と、上記第1のスキ
ージが再び元の形状に戻る第4の工程と、上記はんだマ
スクの凸部の側面および上面に接触しない凹部形状を有
する第2のスキージが、上記第1のスキージと一定間隔
をあけて上記はんだマスク上に当接して所定方向に進み
ながら上記はんだマスクの開口部に上記はんだクリーム
を充填する第5の工程と、からなることを特徴とするク
リームはんだ印刷方法。
【0039】付記(1)のクリームはんだ印刷装置によ
れば、第1のスキージと第2のスキージからなる2種類
のスキージを使用することにより、はんだマスクの平坦
部のあらゆる部分の開口部にクリームはんだを印刷し、
表面実装部品用パッドに適量なクリームはんだを供給す
ることができる。これにより、プリント配線板に部品配
置を制約されることなく、表面実装部品用パッドを設け
ることができ、高密度なプリント配線板を実現すること
ができる効果を奏する。
【0040】また、付記(2)のクリームはんだ印刷装
置によれば、第2のスキージの凹部からクリームはんだ
が横漏れするのを防ぎ、はんだマスクの開口部上に余分
なクリームはんだが残るのを防ぐことができる効果を奏
する。
【0041】さらに、付記(3)のクリームはんだ印刷
装置によれば、第1のスキージと第2のスキージの印刷
状態を等しくすることができ、良好なクリームはんだの
印刷を実現できる効果を奏する。
【0042】付記(4)のクリームはんだ印刷方法によ
れば、第1のスキージと第2のスキージからなる2種類
のスキージを使用することにより、はんだマスクの平坦
部のあらゆる部分の開口部にクリームはんだを印刷し、
表面実装部品用パッドに適量なクリームはんだを供給す
ることができる。これにより、プリント配線板に部品配
置を制約されることなく、表面実装部品用パッドを設け
ることができ、高密度なプリント配線板を実現すること
ができる効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のクリームはんだ印刷装置によれば、第1のスキージと
第2のスキージからなる2種類のスキージを使用するこ
とにより、はんだマスクの平坦部のあらゆる部分の開口
部にクリームはんだを印刷し、表面実装部品用パッドに
適量なクリームはんだを供給することができる。これに
より、プリント配線板への部品配置を制約されることな
く、凸型形状の実装部品の周辺近傍においても表面実装
部品用パッドを設けてクリームはんだを印刷でき、高密
度なプリント配線板を実現することができる効果を奏す
る。
【0044】また、本発明の請求項2のクリームはんだ
印刷装置によれば、第2のスキージの凹部からクリーム
はんだが横漏れするのを防ぎ、はんだマスクの開口部上
に余分なクリームはんだを残すことなく、はんだマスク
の開口部に適量のクリームはんだを供給することができ
る効果を奏する。
【0045】さらに、本発明の請求項3のクリームはん
だ印刷装置によれば、第1のスキージと第2のスキージ
の印刷状態を等しくすることができ、良好なクリームは
んだの印刷を実現できる効果を奏する。
【0046】本発明の請求項4のクリームはんだ印刷方
法によれば、第1のスキージと第2のスキージからなる
2種類のスキージを使用することにより、はんだマスク
の平坦部のあらゆる部分の開口部にクリームはんだを印
刷し、表面実装部品用パッドに適量なクリームはんだを
供給することができる。これにより、予め所定の位置に
凸型形状の実装部品を配置してあるプリント配線板にク
リームをはんだを印刷する際、部品配置を制約されるこ
となく、凸型形状の実装部品の周辺近傍においても表面
実装部品用パッドにクリームはんだを印刷でき、高密度
なプリント配線板を実現することができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の第1のスキージによる
一印刷工程を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の第1のスキージによる
一印刷工程を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1の第2のスキージによる
一印刷工程を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2の要部を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態3の要部を示す図である。
【図7】従来技術を示す図ある。
【符号の説明】
1 プリント配線板 2 フリップチップ実装部品 3 表面実装部品用パッド 4 はんだマスク 5 はんだマスク凸部 6a,6b,6c,6d はんだマスク開口部 7 第1のスキージ 8 第2のスキージ 9 凹部 10 クリームはんだ 11 切り欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の位置に凸型形状の実装部品が
    配置されたプリント配線板にクリームはんだを印刷する
    クリームはんだ印刷装置において、 上記プリント配線板上の実装部品を覆う凸部と上記プリ
    ント配線板に設けられた表面実装部品用パッドの位置に
    対応して形成した開口部とを有するはんだマスクと、 上記はんだマスク上を移動したときに、上記はんだマス
    クの凸部と接触することにより少なくとも一部が変形可
    能な第1のスキージと、 上記はんだマスク上を移動したときに、上記はんだマス
    クの凸部と接触しないように凹部が形成された第2のス
    キージと、を具備することを特徴とするクリームはんだ
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記第2のスキージの上記凹部端面から
    斜め前方に切り欠きを設けることを特徴とする請求項1
    記載のクリームはんだ印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のスキージと上記第2のスキー
    ジは、互いに材質、移動速度および角度の少なくとも1
    つが同一であることを特徴とする請求項1または2記載
    のクリームはんだ印刷装置。
  4. 【請求項4】 予め所定の位置に凸型形状の実装部品が
    配置されたプリント配線板にクリームはんだを印刷する
    クリームはんだ印刷方法において、 上記プリント配線板上の実装部品をはんだマスクの凸部
    で覆うとともに、このはんだマスクの開口部を上記プリ
    ント配線板に設けられた表面実装部品用パッド上に位置
    させる工程と、 上記はんだマスク上にクリームはんだを載置する工程
    と、 上記はんだマスクの凸部と接触することにより少なくと
    も一部が変形可能な第1のスキージを上記はんだマスク
    に沿って移動させ、上記はんだマスクの開口部に上記ク
    リームはんだを充填する工程と、 上記はんだマスクの凸部と接触しないように凹部が形成
    された第2のスキージを上記第1のスキージの移動方向
    と同じ方向に移動させ、上記はんだマスクの開口部に上
    記はんだマスク上の残りのクリームはんだを充填する工
    程と、を有することを特徴とするクリームはんだ印刷方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110505763A (zh) * 2019-09-30 2019-11-26 伟创力电子技术(苏州)有限公司 一种带有元件印刷线路板的组装装置

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