JP3215278B2 - スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 - Google Patents
スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法Info
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/12—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
- H05K3/1216—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
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- Screen Printers (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン印刷装置、
特にスクリーンマスク及び印刷用スキージの各構造に関
する。
特にスクリーンマスク及び印刷用スキージの各構造に関
する。
【０００２】
【従来の技術】電子回路機器の実装工程の１つに、電子
回路装置例えばICチップを先付けした配線ボードへの半
田印刷がある。この工程においては、配線ボードから突
出した電子回路装置に損傷を与えずに、（電子回路装置
の微細化に対応すべく）微細パターン印刷を高速且つ正
確に行なう技術が必要とされている。
回路装置例えばICチップを先付けした配線ボードへの半
田印刷がある。この工程においては、配線ボードから突
出した電子回路装置に損傷を与えずに、（電子回路装置
の微細化に対応すべく）微細パターン印刷を高速且つ正
確に行なう技術が必要とされている。
【０００３】従来、凸部を有する被印刷物の平坦面に印
刷を行なう方式に、ハーフエッチング方式がある。図３
(a) は、この方式を用いるスクリーン印刷装置の概略構
成断面図である。
刷を行なう方式に、ハーフエッチング方式がある。図３
(a) は、この方式を用いるスクリーン印刷装置の概略構
成断面図である。
【０００４】ハーフエッチング方式は、スキージ30によ
り、スクリーンマスク31上のペースト状の印刷材32（半
田、各種樹脂など）をスクリーンマスク31の開口部31a
に押し込み、ステージ33上の被印刷物34表面に転写して
いる。この時、被印刷物34の凸部に相対するスクリーン
マスク31の面を、他の部分より窪ませた凹部31b 形状に
しているため、被印刷物34の凸部を保護できる。さら
に、スクリーンマスク31表面は凸部がないため、印刷材
32はスキージ30より均一の印圧を受け正確に転写される
利点をもつ。
り、スクリーンマスク31上のペースト状の印刷材32（半
田、各種樹脂など）をスクリーンマスク31の開口部31a
に押し込み、ステージ33上の被印刷物34表面に転写して
いる。この時、被印刷物34の凸部に相対するスクリーン
マスク31の面を、他の部分より窪ませた凹部31b 形状に
しているため、被印刷物34の凸部を保護できる。さら
に、スクリーンマスク31表面は凸部がないため、印刷材
32はスキージ30より均一の印圧を受け正確に転写される
利点をもつ。
【０００５】しかし、このスクリーンマスク31はその形
状故、次のような問題を有していた。図３(b) に図３
(a) で示したスクリーンマスク31の拡大断面図を示す。
耐圧性をもたせるため、スクリーンマスク31はSUS （ス
テンレス）材質からなるが、スクリーンマスク31の版厚
h に対し、凹部31b の版厚h'は薄いため、凹部31b の表
面積の大きさによっては耐久性が低下する問題を有して
いた。又、この耐久性の問題より一般にh'≧0.5hでなけ
ればならないうえ、版厚h 自体は微細パターン印刷を正
確に行なうため一般に300 μｍ以上厚くできない。従っ
て、一般に150 μm より高い凸部を有する被印刷物34に
対応できない問題を有していた。
状故、次のような問題を有していた。図３(b) に図３
(a) で示したスクリーンマスク31の拡大断面図を示す。
耐圧性をもたせるため、スクリーンマスク31はSUS （ス
テンレス）材質からなるが、スクリーンマスク31の版厚
h に対し、凹部31b の版厚h'は薄いため、凹部31b の表
面積の大きさによっては耐久性が低下する問題を有して
いた。又、この耐久性の問題より一般にh'≧0.5hでなけ
ればならないうえ、版厚h 自体は微細パターン印刷を正
確に行なうため一般に300 μｍ以上厚くできない。従っ
て、一般に150 μm より高い凸部を有する被印刷物34に
対応できない問題を有していた。
【０００６】この問題を解決する従来方式として、２方
向印刷方式がある。図４(a) はこの方式を用いるスクリ
ーン印刷装置の概略構成斜視図である。この方式は、所
定開口部41a と印刷物の凸部を覆う凸部41c を有するス
クリーンマスク41上を、スクリーンマスクの凸部41c と
接触する面を除去した凹部40c 形状を有するＸ方向に可
動なスキージ40とＹ方向に可動なスキージ40を移動させ
ることにより、印刷を行なっている。
向印刷方式がある。図４(a) はこの方式を用いるスクリ
ーン印刷装置の概略構成斜視図である。この方式は、所
定開口部41a と印刷物の凸部を覆う凸部41c を有するス
クリーンマスク41上を、スクリーンマスクの凸部41c と
接触する面を除去した凹部40c 形状を有するＸ方向に可
動なスキージ40とＹ方向に可動なスキージ40を移動させ
ることにより、印刷を行なっている。
【０００７】この方式は、図４(b) のように、スクリー
ンマスクの凸部41c はその他の版厚と同様の厚さをもつ
ため、耐久性が落ちる問題はない。しかし、スクリーン
マスクの開口部41a が点在し、印刷漏れのないよう２つ
のスキージ40を移動することにより、ダブリ印刷箇所45
が生じた場合問題を有していた。ダブり印刷は印刷材の
量のばらつき、またニジミ量（所望の形から外側へはみ
出た印刷材の量）の増加を引き起こす。特に電子回路装
置のリードと接合すべく半田で所定パターンを印刷して
いる場合、印刷のニジミは電気的ショートを起こす原因
となるため解決すべき問題である。
ンマスクの凸部41c はその他の版厚と同様の厚さをもつ
ため、耐久性が落ちる問題はない。しかし、スクリーン
マスクの開口部41a が点在し、印刷漏れのないよう２つ
のスキージ40を移動することにより、ダブリ印刷箇所45
が生じた場合問題を有していた。ダブり印刷は印刷材の
量のばらつき、またニジミ量（所望の形から外側へはみ
出た印刷材の量）の増加を引き起こす。特に電子回路装
置のリードと接合すべく半田で所定パターンを印刷して
いる場合、印刷のニジミは電気的ショートを起こす原因
となるため解決すべき問題である。
【０００８】尚、スクリーンマスク41に対するスキージ
40の印圧設定を変えることで、印刷不良をある程度抑止
できるが、大小の開口部41a が混在するスクリーンマス
ク41に対し、その都度設定を変えることは難しく、問題
解決にはいたらない。
40の印圧設定を変えることで、印刷不良をある程度抑止
できるが、大小の開口部41a が混在するスクリーンマス
ク41に対し、その都度設定を変えることは難しく、問題
解決にはいたらない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
凸部を有する被印刷物にペースト状の印刷材を印刷する
あたり、ハーフエッチング方式では、スクリーンマスク
の凹部構造から、スクリーンマスクの耐久性が低下し、
且つ対応できる印刷物の高さに制限がある問題を有して
いた。
凸部を有する被印刷物にペースト状の印刷材を印刷する
あたり、ハーフエッチング方式では、スクリーンマスク
の凹部構造から、スクリーンマスクの耐久性が低下し、
且つ対応できる印刷物の高さに制限がある問題を有して
いた。
【００１０】２方向印刷方式では、スクリーンマスクが
点在し２つのスキージの移動が必要な場合、２つのスキ
ージにより２度印圧を受ける開口部において、印刷材の
量のばらつき、又はニジミが生じる問題を有していた。
そこで、本発明は上記問題を解決し、被印刷物の凸部に
損傷を与えることなく、被印刷物の表面に、正確且つ高
速に印刷することを目的とする。
点在し２つのスキージの移動が必要な場合、２つのスキ
ージにより２度印圧を受ける開口部において、印刷材の
量のばらつき、又はニジミが生じる問題を有していた。
そこで、本発明は上記問題を解決し、被印刷物の凸部に
損傷を与えることなく、被印刷物の表面に、正確且つ高
速に印刷することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクリーン印刷装置では、凸部を有する被
印刷物を支えるステージと、このステージの上に設けら
れ前記被印刷物の凸部以外の所定部分上に対応する開口
部及び前記被印刷物の凸部を覆う凸部を有するスクリー
ンマスクと、このスクリーンマスク上を移動し、このス
クリーンマスクの表面に供給された印刷材を前記スクリ
ーンマスクの開口部に押し込むスキージとを有すること
を特徴とする。
に、本発明のスクリーン印刷装置では、凸部を有する被
印刷物を支えるステージと、このステージの上に設けら
れ前記被印刷物の凸部以外の所定部分上に対応する開口
部及び前記被印刷物の凸部を覆う凸部を有するスクリー
ンマスクと、このスクリーンマスク上を移動し、このス
クリーンマスクの表面に供給された印刷材を前記スクリ
ーンマスクの開口部に押し込むスキージとを有すること
を特徴とする。
【００１２】尚、上記被印刷物の凸部が電子回路装置で
あることを特徴とする。尚、上記スキージにおいて、ス
クリーンマスクの凸部と接する部分と、接しない部分と
の境界にスリットを有することを特徴とする。
あることを特徴とする。尚、上記スキージにおいて、ス
クリーンマスクの凸部と接する部分と、接しない部分と
の境界にスリットを有することを特徴とする。
【００１３】尚、上記スリットを有するスキージにおい
て、スクリーンマスクの凸部と接する部分の硬度が、接
しない部分の硬度より低いことを特徴とする。尚、上記
スキージにおいて、スクリーンマスクの凸部と接する部
分の長さが、接しない部分の長さより短いことを特徴と
する。
て、スクリーンマスクの凸部と接する部分の硬度が、接
しない部分の硬度より低いことを特徴とする。尚、上記
スキージにおいて、スクリーンマスクの凸部と接する部
分の長さが、接しない部分の長さより短いことを特徴と
する。
【００１４】尚、上記スクリーンマスクにおいて、スク
リーンマスクの凸部の側面が傾斜していることを特徴と
する。尚、上記印刷材を半田とすることを特徴とする。
リーンマスクの凸部の側面が傾斜していることを特徴と
する。尚、上記印刷材を半田とすることを特徴とする。
【００１５】
【作用】被印刷物の凸部上に位置するスクリーンマスク
の部分を凸部とすると、スキージは、スクリーンマスク
の凸部に衝突する面と、その他の面が分離するようスリ
ットを有する。
の部分を凸部とすると、スキージは、スクリーンマスク
の凸部に衝突する面と、その他の面が分離するようスリ
ットを有する。
【００１６】仮にスクリーンマスクの凸部と、スキージ
が接触した際に被印刷物に与える印圧の変化は極めて小
さくなる。また、スクリーンマスクの凸部に乗りあげる
スキージの硬度をその他の面より低くすると、凸部と接
触する際にスキージが受ける抗力は更に緩衝される。
が接触した際に被印刷物に与える印圧の変化は極めて小
さくなる。また、スクリーンマスクの凸部に乗りあげる
スキージの硬度をその他の面より低くすると、凸部と接
触する際にスキージが受ける抗力は更に緩衝される。
【００１７】また、スクリーンマスクの凸部と接触する
面の長さを、その他の面より短くする。これは、スクリ
ーンマスク表面と接触するスキージの各々の面の長さ、
及びその位置が等しくなるため、印刷むらを防止でき
る。この結果、スキージの受ける垂直抗力は無視できる
程度になり、常に一定した印圧を被印刷物にかけること
ができる。
面の長さを、その他の面より短くする。これは、スクリ
ーンマスク表面と接触するスキージの各々の面の長さ、
及びその位置が等しくなるため、印刷むらを防止でき
る。この結果、スキージの受ける垂直抗力は無視できる
程度になり、常に一定した印圧を被印刷物にかけること
ができる。
【００１８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のスクリーン印
刷装置を説明する。図１(a) は本発明の第一の実施例に
かかるスクリーン印刷装置の概略構成斜視図である。図
１(b) は図１(a) に示したスキージの正面図である。図
１(c) は図１(a) で示したスクリーン印刷装置の断面図
である。
刷装置を説明する。図１(a) は本発明の第一の実施例に
かかるスクリーン印刷装置の概略構成斜視図である。図
１(b) は図１(a) に示したスキージの正面図である。図
１(c) は図１(a) で示したスクリーン印刷装置の断面図
である。
【００１９】このスクリーン印刷装置は、凸部を有する
被印刷物14を支えるステージ13と、被印刷物14の上面に
位置するスクリーン枠16に設置され、所定開口部11a と
被印刷物の凸部を覆う凸部11c を有するスクリーンマス
ク11と、一定方向に移動しスクリーンマスク11上の半田
をスクリーンマスク11の開口部11a に押し込むスキージ
10と、このスキージ10を挟み、且つ図示せぬスキージ稼
動装置と接続するスキージホルダー10d を有している。
被印刷物14を支えるステージ13と、被印刷物14の上面に
位置するスクリーン枠16に設置され、所定開口部11a と
被印刷物の凸部を覆う凸部11c を有するスクリーンマス
ク11と、一定方向に移動しスクリーンマスク11上の半田
をスクリーンマスク11の開口部11a に押し込むスキージ
10と、このスキージ10を挟み、且つ図示せぬスキージ稼
動装置と接続するスキージホルダー10d を有している。
【００２０】スキージ10は、スクリーンマスク11の凸部
11c と接触する面とその他を分離するため、スリット17
を有する。本実施例ではスクリーンマスク11の凸部11c
は、スクリーンマスク11の中央部に位置する場合を想定
しているため、図２のように２本のスリット17がスキー
ジに入っている。
11c と接触する面とその他を分離するため、スリット17
を有する。本実施例ではスクリーンマスク11の凸部11c
は、スクリーンマスク11の中央部に位置する場合を想定
しているため、図２のように２本のスリット17がスキー
ジに入っている。
【００２１】また、スクリーンマスク11の凸部11c の外
形は、四角錐を底面と平行な面で切断した状態になって
いる。今、スクリーンマスク11の凸部11c 側面は、図１
(c)のようにスキージ10の進む方向と角度Φをなしてい
る。
形は、四角錐を底面と平行な面で切断した状態になって
いる。今、スクリーンマスク11の凸部11c 側面は、図１
(c)のようにスキージ10の進む方向と角度Φをなしてい
る。
【００２２】従来のΦ=90 度に比べ、Φ＜90度のスクリ
ーンマスク11の凸部11c を通過する際、この凸部11c か
らスキージ10の受ける抗力は、徐々にかかる。また、本
発明のスキージ10はスリット17を有するため、その抗力
は小さい。よって、この凸部11c 通過時に、スキージ10
がスクリーンマスク11に与える印圧は一定のままであ
る。
ーンマスク11の凸部11c を通過する際、この凸部11c か
らスキージ10の受ける抗力は、徐々にかかる。また、本
発明のスキージ10はスリット17を有するため、その抗力
は小さい。よって、この凸部11c 通過時に、スキージ10
がスクリーンマスク11に与える印圧は一定のままであ
る。
【００２３】従って、半田が供給されたスクリーンマス
ク11上において、スキージ10を一方向に一度移動するこ
とにより、凸部を有する被印刷物14の表面に良好に印刷
することができる。
ク11上において、スキージ10を一方向に一度移動するこ
とにより、凸部を有する被印刷物14の表面に良好に印刷
することができる。
【００２４】また、スクリーンマスク11の版厚は凸部11
c においても薄くならないため、スクリーンマスク11の
耐久性を高く保つことができる。尚、Φが小さい程、ス
クリーンマスクの凸部11c と、この凸部11c に最も近い
開口部11a との距離ｄが短くなることを考慮し、スクリ
ーンマスク11の凸部11cに最も近い開口部11a に対する
印刷に悪影響がないようにd をとり、d の値からΦを決
定している。また、スクリーンマスク11の凸部11c の側
面はスキージ10と平行方向に対しても傾斜している。こ
れは今、被印刷物14が電子回路装置が先付けされた配線
ボードと想定し（被印刷物14の凸部は電子回路装置と考
えている）、電子回路装置から配線用にでているリード
18を保護するために、この構造をとっている。
c においても薄くならないため、スクリーンマスク11の
耐久性を高く保つことができる。尚、Φが小さい程、ス
クリーンマスクの凸部11c と、この凸部11c に最も近い
開口部11a との距離ｄが短くなることを考慮し、スクリ
ーンマスク11の凸部11cに最も近い開口部11a に対する
印刷に悪影響がないようにd をとり、d の値からΦを決
定している。また、スクリーンマスク11の凸部11c の側
面はスキージ10と平行方向に対しても傾斜している。こ
れは今、被印刷物14が電子回路装置が先付けされた配線
ボードと想定し（被印刷物14の凸部は電子回路装置と考
えている）、電子回路装置から配線用にでているリード
18を保護するために、この構造をとっている。
【００２５】次に、本発明の第二の実施例にかかるスク
リーンマスク印刷装置について説明する。図２は、本発
明の第二の実施例にかかるスクリーン印刷装置の概略構
成正面図である。第一の実施例と異なるのはスキージの
構造のみのため、以下この構造について述べる。
リーンマスク印刷装置について説明する。図２は、本発
明の第二の実施例にかかるスクリーン印刷装置の概略構
成正面図である。第一の実施例と異なるのはスキージの
構造のみのため、以下この構造について述べる。
【００２６】第一の実施例の場合、スクリーンマスク21
の凸部21c を乗り越えられ程度にスキージ20全体の硬度
は低くなっている。このため、スキージの硬度が高い場
合に比べ、スキージ20に加えられる力は小さくなる。当
然、スキージ20から半田に加わる力及びスクリーンマス
ク21にかかる印圧は低くなる。
の凸部21c を乗り越えられ程度にスキージ20全体の硬度
は低くなっている。このため、スキージの硬度が高い場
合に比べ、スキージ20に加えられる力は小さくなる。当
然、スキージ20から半田に加わる力及びスクリーンマス
ク21にかかる印圧は低くなる。
【００２７】この状況は、スクリーンマスク21の開口部
内を満たすまで半田を押し込めない、或は印刷終了後に
被印刷物24をステージ23からはずした時、印圧不足から
スクリーンマスク21に半田が残る等の印刷不良を引き起
こす。これは、特にスクリーンマスク21の開口部が大き
い場合に問題となる。
内を満たすまで半田を押し込めない、或は印刷終了後に
被印刷物24をステージ23からはずした時、印圧不足から
スクリーンマスク21に半田が残る等の印刷不良を引き起
こす。これは、特にスクリーンマスク21の開口部が大き
い場合に問題となる。
【００２８】このため、第二の実施例ではスクリーンマ
スク21の凸部を乗り越える中央のスキージ20m のみ硬度
を低くし、両側のスキージ20s の硬度は同様に高くす
る。このスキージ20構造から、スキージ20に加える力を
高くできるため上記のような印刷不良は生じない。さら
に、中央のスキージ20m が受ける抗力が、スキージ20全
体に与える影響はほとんど無視でき、また、スキージ20
に加わる力によりスキージ20が傾くことはないため（左
右のスキージ20の硬度が同じであるため）、スクリーン
マスク20一定の印圧がかかる。
スク21の凸部を乗り越える中央のスキージ20m のみ硬度
を低くし、両側のスキージ20s の硬度は同様に高くす
る。このスキージ20構造から、スキージ20に加える力を
高くできるため上記のような印刷不良は生じない。さら
に、中央のスキージ20m が受ける抗力が、スキージ20全
体に与える影響はほとんど無視でき、また、スキージ20
に加わる力によりスキージ20が傾くことはないため（左
右のスキージ20の硬度が同じであるため）、スクリーン
マスク20一定の印圧がかかる。
【００２９】従って、第一の実施例と同様に、半田が供
給されたスクリーンマスク21上において、スキージ20を
一方向に一度移動することにより、凸部を有する被印刷
物24の表面に良好に印刷することができる。また、スク
リーンマスク21の版厚は凸部21c においても薄くならな
いため、スクリーンマスク21の耐久性を高く保つことが
できる。さらに、スクリーンマスク21の開口部が大きい
ものに対しても良好に印刷することができる。
給されたスクリーンマスク21上において、スキージ20を
一方向に一度移動することにより、凸部を有する被印刷
物24の表面に良好に印刷することができる。また、スク
リーンマスク21の版厚は凸部21c においても薄くならな
いため、スクリーンマスク21の耐久性を高く保つことが
できる。さらに、スクリーンマスク21の開口部が大きい
ものに対しても良好に印刷することができる。
【００３０】次に、本発明の第三の実施例にかかるスク
リーンマスク印刷装置について説明する。第一の実施例
と異なるのはスキージの構造のみのため、以下この構造
について述べる。
リーンマスク印刷装置について説明する。第一の実施例
と異なるのはスキージの構造のみのため、以下この構造
について述べる。
【００３１】このスキージ構造は、スクリーンマスクの
凸部と接触するスキージの面の長さが、その他の面の長
さより短くしてある。特にスキージの長さを変えること
は、第二の実施例のように、スクリーンマスクの凸部と
接触する面の硬度がその他の面の硬度より低く、且つ硬
度が高い面のスキージが行なった印刷結果が良好になる
よう印圧を設定してある場合に効果的である。
凸部と接触するスキージの面の長さが、その他の面の長
さより短くしてある。特にスキージの長さを変えること
は、第二の実施例のように、スクリーンマスクの凸部と
接触する面の硬度がその他の面の硬度より低く、且つ硬
度が高い面のスキージが行なった印刷結果が良好になる
よう印圧を設定してある場合に効果的である。
【００３２】このようにすることにより、むらなく被印
刷物表面に半田を印刷することができる。尚、本発明
は、第一、第ニ及び第三の実施例に限定されず、例えば
以下に示す様に、変更しても良い。
刷物表面に半田を印刷することができる。尚、本発明
は、第一、第ニ及び第三の実施例に限定されず、例えば
以下に示す様に、変更しても良い。
【００３３】上記実施例と異なり、被印刷物の凸部とス
キージが接触した際、この凸部が左右どちらかの端に存
在する場合は、スキージに入るスリットを一本にしても
良い。 またスリットにより分離されたスキージの各々
の面の材質及び硬度は、被印刷物の材質、スクリーンマ
スクの開口部の大きさ、及び印刷剤により変えても良
い。 また、スクリーンマスクの凸部の形状は、上記実
施例に限定されず、半球状態にするなど、スキージに与
える抗力等の影響が小さくなるものであればよい。
キージが接触した際、この凸部が左右どちらかの端に存
在する場合は、スキージに入るスリットを一本にしても
良い。 またスリットにより分離されたスキージの各々
の面の材質及び硬度は、被印刷物の材質、スクリーンマ
スクの開口部の大きさ、及び印刷剤により変えても良
い。 また、スクリーンマスクの凸部の形状は、上記実
施例に限定されず、半球状態にするなど、スキージに与
える抗力等の影響が小さくなるものであればよい。
【００３４】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、高速且つ正確に、被印刷物の凸部に損傷をあたえ
ることなく、被印刷物の表面に印刷することができる。
ので、高速且つ正確に、被印刷物の凸部に損傷をあたえ
ることなく、被印刷物の表面に印刷することができる。
【図１】(a) は本発明の第一の実施例のスクリーン印刷
装置の概略構成斜視図である。(b) は(a) で示したスキ
ージの正面図である。(c) は(a) で示したスクリーン印
刷装置の断面図である。
装置の概略構成斜視図である。(b) は(a) で示したスキ
ージの正面図である。(c) は(a) で示したスクリーン印
刷装置の断面図である。
【図２】本発明の第ニの実施例のスクリーン印刷装置の
概略構成正面図である。
概略構成正面図である。
【図３】(a) はハーフエッチング方式のスクリーン印刷
装置の概略構成断面図である。(b) は(a) で示したスク
リーンマスクの拡大断面図である。
装置の概略構成断面図である。(b) は(a) で示したスク
リーンマスクの拡大断面図である。
【図４】(a) は従来のニ方向印刷方式のスクリーン印刷
装置の概略構成斜視図である。(b) は(a) で示したスク
リーンマスクの断面図である。
装置の概略構成斜視図である。(b) は(a) で示したスク
リーンマスクの断面図である。
10、20、30、40 スキージ 10d スキージホルダ 11、21、31 スクリーンマスク 11a 、31a 、41a 開口部 11c 、21c 、41c 凸部 13、23、33 ステージ 14、24、34 被印刷物 16 スクリーン枠 17 スリット 18 リード 20m 中央のスキージ 20s 左端または右端のスキージ 31b 凹部 32 ペースト状の印刷材
Claims (5)
- 【請求項１】 凸部を有する被印刷物を支えるステージ
と、このステージの上に設けられ前記被印刷物の凸部以
外の所定部分上に対応する開口部及び前記被印刷物の凸
部を覆う凸部を有するスクリーンマスクと、このスクリ
ーンマスク上を移動し、このスクリーンマスクの表面に
供給された印刷材を前記スクリーンマスクの開口部に押
し込むスキージとを有し、 前記スキージはスクリーンマスクの凸部と接する部分
と、接しない部分との境界にスリットを有し、かつスク
リーンマスクの凸部と接する部分の硬度が、接しない部
分の硬度より低いことを特徴とする スクリーン印刷装
置。 - 【請求項２】 凸部を有する被印刷物を支えるステージ
と、このステージの上に設けられ前記被印刷物の凸部以
外の所定部分上に対応する開口部及び前記被印刷物の凸
部を覆う凸部を有するスクリーンマスクと、このスクリ
ーンマスク上を移動し、このスクリーンマスクの表面に
供給された印刷材を前記スクリーンマスクの開口部に押
し込むスキージとを有し、 前記スキージはスクリーンマスクの凸部と接する部分
と、接しない部分との境界にスリットを有し、かつスク
リーンマスクの凸部と接する部分の長さが、接しない部
分の長さより短いことを特徴とする スクリーン印刷装
置。 - 【請求項３】 上記スクリーンマスクにおいて、スクリ
ーンマスクの凸部の側面が傾斜していることを特徴とす
る請求項１または２いずれかに記載のスクリーン印刷装
置。 - 【請求項４】 開口部および凸部を有するスクリーンマ
スク上にスキージを移動させることにより、前記スクリ
ーンマスク上の印刷材を前記スクリーンマスクの開口部
に押し込むスクリーン印刷方法において、 スクリーンマスクの凸部と接する部分と、接しない部分
との境界にスリットを有し、かつスクリーンマスクの凸
部と接する部分の硬度が、接しない部分の硬度より低い
スキージを移動させることを特徴とするスクリーン印刷
方法。 - 【請求項５】 開口部および凸部を有するスクリーンマ
スク上にスキージを移動させることにより、前記スクリ
ーンマスク上の印刷材を前記スクリーンマスクの開口部
に押し込むスクリーン印刷方法において、 スクリーンマスクの凸部と接する部分と、接しない部分
との境界にスリットを有し、かつスクリーンマスクの凸
部と接する部分の硬度が、接しない部分の硬度より低い
スキージを移動させることを特徴とするスクリーン印刷
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04368895A JP3215278B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04368895A JP3215278B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08238749A JPH08238749A (ja) | 1996-09-17 |
| JP3215278B2 true JP3215278B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=12670787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04368895A Expired - Fee Related JP3215278B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3215278B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101460015B (zh) * | 2007-12-12 | 2013-04-24 | 三星电子株式会社 | 用于安装至少两种类型的电子元件的方法和设备 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29601855U1 (de) * | 1996-02-03 | 1997-06-05 | Bosch Gmbh Robert | Rakel für den Siebdruck von elektrischen Elementen und Strukturen |
| CN111842015A (zh) * | 2019-04-28 | 2020-10-30 | 江苏长电科技股份有限公司 | 印刷装置及印刷方法 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP04368895A patent/JP3215278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101460015B (zh) * | 2007-12-12 | 2013-04-24 | 三星电子株式会社 | 用于安装至少两种类型的电子元件的方法和设备 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08238749A (ja) | 1996-09-17 |
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