JP2001007269A - リードフレームの部分めっき装置および部分めっき方法 - Google Patents

リードフレームの部分めっき装置および部分めっき方法

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JP2001007269A JP17662599A JP17662599A JP2001007269A JP 2001007269 A JP2001007269 A JP 2001007269A JP 17662599 A JP17662599 A JP 17662599A JP 17662599 A JP17662599 A JP 17662599A JP 2001007269 A JP2001007269 A JP 2001007269A
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久敏 伊藤
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進 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっきの裏漏れが無く、品種切り替え時の調
整時間を多く必要としなく、且つ、治具のコストが高価
でなく、量産にも対応できるスパージヤー方式の部分め
っき装置を提供する。 【解決手段】 リードフレームのめっき面側をマスキン
グ治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない面
側をプレス治具で押しつけてリードフレームをマスキン
グ治具とプレス治具とで挟持し、リードフレームのめっ
き面側のマスク治具の開口部から露出した部分に、めっ
き液を吹きつけてめっきを行う、リードフレームの部分
めっき装置であって、マスキング治具は、スクリーンメ
ッシュの一面に、めっきする領域の形状にあわせ、所定
形状の開口部を有するマスクを設けたスクリーン版で、
めっきの際には、スクリーン版を展張した状態で、スク
リーン版のマスク側をリードフレームに当接して用いる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,部分めっきの技術
分野に属し、特に、半導体装置の作製に使用されるリー
ドフレームの部分めっき装置と部分めっき方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は、電子機器の高性能
化と軽薄短小の傾向からLSIはASICに代表される
ように、ますます高集積化、高機能化の一途をたどって
きており、これに伴いますます半導体装置の多端子化が
求められるようになってきた。そして、多端子IC、特
にゲートアレイやスタンダードセルに代表されるASI
Cあるいは、マイコン、DSP(Digital Si
gnal Processor)等をコストパーフォー
マンス高くユーザに提供するパッケージとしてリードフ
レームを用いたプラスチックQFP(Quad Fla
t Package)が主流となり、現在では300ピ
ンを超えるものまで実用化に至ってきている。QFP
は、図6(b)に示す単層リードフレーム910を用い
たもので、図6(a)に示すように、ダイパッド911
上に半導体素子920を搭載し、銀めっき等の貴金属に
より表面処理がなされたインナーリード912先端部と
半導体素子920の端子921とをワイヤ930にて結
線し、封止用樹脂940で封止を行い、この後、ダムバ
ー部914をカットし、アウターリード913をガルウ
イング状に成形したものである。このように、QFP
は、パッケージの4方向に外部回路と電気的に接続する
ためのアウターリード913を設けた構造で多端子化に
対応できるものとして開発されてきた。ここで用いられ
る単層リードフレーム910は、通常、42合金(42
%ニッケル−鉄合金)あるいは銅合金などの電気伝導率
が高く,且つ機械的強度が大きい金属材を素材とし、フ
ォトエッチング法かあるいはスタンピング法により、図
6(b)に示すような形状に作製されていた。尚、図6
(c)は、図6(b)のF1−F2における断面を示し
たものである。
【0003】上記のように、半導体装置を作製するため
の部品であるリードフレームに対しては、半導体素子の
端子とリードフレームのインナーリード先端部とをワイ
ヤボンディングするためや、ダイボンディングのために
リードフレームの一面側の、ダイパッド部やインナーリ
ード先端部のみに銀めっき等の貴金属めっきを施す、部
分めっき処理が行われていた。従来のリードフレームへ
の銀めっき等の貴金属めっき処理は、図5に示すような
装置800を用いて、ノズルから噴射されためっき液を
リードフレームの一面のダイパッド部やインナーリード
先端部のみに吹きかけ、その部分にめっきを施すスパー
ジヤー方式(高速ジエット噴射方式)と呼ばれるものが
主であった。図5に示すめっき装置を用いた部分めっき
処理を簡単に説明しておく。図5中、810はリードフ
レーム、820はマスキング治具(マスク治具とも言
う)、820Aは開口部、822はマスクゴム、824
は治具部、830はプレスブロック、840はめっき液
噴射部、841はノズル、870はめっき液、880は
圧力ポンプ、890はスパージヤー外槽である。図5に
示すめっき装置800を用いた部分めっき処理は、リー
ドフレーム810のめっき処理面側を被めっき領域以外
をマスキング治具820で覆いながら押さえ、リードフ
レーム810を陰極、ノズル841先端を陽極(アノー
ド)として、被めっき領域へノズル841から噴出され
ためっき液870をマスキング治具820を介してあて
ながらめっきを行うものであり、被めっき部に対応した
開口部820Aを有するマスキング治具820上にリー
ドフレーム810を載置し、エアシリンダーによりプレ
スブロック830を降下させ、このプレスブロック83
0とマスキング用治具820にてリードフレーム810
を挟持して、めっき液870を噴射してリードフレーム
に通電する。通常、めっきはリードフレームを複数個1
組みとした一連単位で行うが、めっき後の状態を示した
のが図4(a)である。
【0004】しかし、図5に示すめっき装置800を用
いた場合、リードフレーム810のめっきを施さない部
分については、プレスブロック830とマスキング治具
820により両面より圧力がかけられて、その部分がめ
っきされないようにマスキングされているが、リードフ
レーム810の被めっき部においては、プレスブロック
830の圧力しかかけられておらず、且つリードフレー
ム810自体が薄板であるため、変形を起こし、被めっ
き部とプレスブロック830の間に隙間が生じることが
ある。この為、リードフレーム810とプレスブロック
830との隙間にめっき液が入り込み、図4(b)に示
すように、本来めっきされるべき領域であるリードフレ
ーム810の被めっき面(以降、表面とも言う)側と反
対側の、本来めっきされるべきでない領域である非めっ
き面(以降、裏面とも言う)へめっきが施されてしまう
ことがあり問題となっていた。尚、リードフレーム81
0の裏面へのめっきをめっきの裏漏れないし裏面へのめ
っき漏れと言う。
【0005】更に、プレスブロックのリードフレームと
接する側の面には、通常、弾力性のあるゴムが設けられ
ているが、できるだけめっきの裏漏れを少なくするた
め、リードフレームの種類によって、プレスブロックの
ゴム層の厚さや硬度を変えたり、部分的にゴムに細工を
加える等の手段が採られていたが、そのために品種切り
替え時の調整時間が必要で生産性低下の一因となり、問
題とされていた。
【0006】また、図5に示すめっき装置800を用い
ためっき方法では、生産性向上のためにリードフレーム
を多数同時にめっき処理する場合、各場所での圧力差が
大きくなり、めっき漏れが一層発生しやすかった。ま
た、図5に示すめっき装置800では、治具の価格も高
価となるため、十分なコストダウンが難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、めっき
の裏漏れが無い部分めっき装置で、リードフレームの種
類によって、プレスブロックのゴムの厚さや硬度を変え
たり、部分的にゴムに細工を加える等の手段を採る必要
のない構造のもので、治具のコストが高価でなく、量産
にも対応できるものが求められていた。本発明は、この
ような状況のもと、めっきの裏漏れが無く、品種切り替
え時の調整時間を多く必要としなく、且つ、治具のコス
トが高価でなく、量産にも対応できるスパージヤー方式
の部分めっき装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
の部分めっき装置は、リードフレームのめっき面側をマ
スキング治具で覆い、且つリードフームのめっき面側で
ない面側をプレス治具で押しつけてリードフレームをマ
スキング治具とプレス治具とで挟持し、リードフレーム
のめっき面側のマスク治具の開口部から露出した部分
に、めっき液を吹きつけてめっきを行う、リードフレー
ムの部分めっき装置であって、マスキング治具は、スク
リーンメッシュの一面に、めっきする領域の形状にあわ
せ、所定形状の開口部を有するマスクを設けたスクリー
ン版で、めっきの際には、スクリーン版を展張した状態
で、スクリーン版のマスク側をリードフレームに当接し
て用いるものであることを特徴とするものである。そし
て、上記におけるスクリーン版のマスクは、感光性レジ
ストを製版して作製されたもので、スクリーン版のマス
ク形成側の面をリードフレームに当接してめっきを行う
ものであることを特徴とするものである。そしてまた、
上記において、プレス治具のリードフレーム側の面は弾
性体(スポンジラバー)からなることを特徴とするもの
である。
【0009】本発明のリードフレームの部分めっき方法
は、リードフレームのめっき面側をマスキング治具で覆
い、且つリードフームのめっき面側でない面側をプレス
治具で押しつけてリードフレームをマスキング治具とプ
レス治具とで挟持し、リードフレームのめっき面側のマ
スク治具の開口部から露出した部分に、めっき液を吹き
つけてめっきを行う、リードフレームの部分めっき方法
であって、めっきする領域の形状にあわせ、スクリーン
メッシュの一面に所定形状の開口部を有するマスクを設
けたスクリーン版からなるマスキング治具を展張した状
態で、スクリーン版のマスク側をリードフレームのめっ
き面側に当接して、めっきを行うことを特徴とするもの
である。そして、上記において、スクリーン版のマスク
は、感光性レジストを製版して作製されたもので、スク
リーン版のマスク形成側の面をリードフレームに当接し
てめっきを行うことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明のリードフレームの部分めっき装置は、
上記のように構成することにより、めっきの裏漏れが無
く、品種切り替え時の調整時間を多く必要としなく、且
つ、治具のコストが高価でなく、量産にも対応できるス
パージヤー方式の部分めっき装置の提供を可能としてい
る。具体的には、リードフレームのめっき面側をマスキ
ング治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない
面側をプレス治具で押しつけてリードフレームをマスキ
ング治具とプレス治具とで挟持し、リードフレームのめ
っき面側のマスク治具の開口部から露出した部分に、め
っき液を吹きつけてめっきを行う、リードフレームの部
分めっき装置であって、マスキング治具は、スクリーン
メッシュの一面に、めっきする領域の形状にあわせ、所
定形状の開口部を有するマスクを設けたスクリーン版
で、めっきの際には、スクリーン版を展張した状態で、
スクリーン版のマスク側をリードフレームに当接して用
いることにより、これを達成している。特に、スクリー
ン版のマスクは、感光性レジストを製版して作製された
ものであることにより、その作製を簡単なものとし、且
つ、スクリーン版のレジストからなるマスク面側を、リ
ードフレームのめっき面側に当接して使用でき、その使
い勝手を良いものとできる。また、プレス治具のリード
フレーム側の面を弾性体(スポンジラバー)で形成する
だけで良く、プレス治具の構造も簡単なものとできる。
【0011】スクリーン版のメッシュ(スクリーンメッ
シュとも言う)をステンレス等の金属性とすれば、これ
を陽極すとることにより、陰極であるリードフレームと
の極間距離が短縮され、めっき時間の短縮が実現でき
る。スクリーンメッシュとリードフレームの間にはレジ
ストからなるマスクを介在させるることにより、短絡
(ショート)は起こらない。
【0012】本発明のリードフレームの部分めっき方法
は、本発明のリードフレームの部分めっき装置を用いて
めっきを行うもので、めっきの裏漏れがないものとして
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例を図にもと
づいて説明する。図1(a)は本発明のリードフレーム
の部分めっき装置の実施の形態の1例を示した要部断面
図で、図1(b)はマスキング治具を示した平面図で、
図2はめっき処理動作を説明するための工程図で、図3
は図1に示す装置に使用できるリードフレームを示した
平面図である。尚、図1(b)は、マスキング治具をリ
ードフレームと当接する側からみた図である。図1〜図
3中、110はマスキング治具(スクリーン版)、11
1はフレーム(枠とも言う)、112はスクリーンメッ
シュ(単にメッシュとも言う)、113はマスク(レジ
スト部)、120はプレス治具、121は弾性体(スポ
ンジラバー)、122は支持部、130はノズル、14
0はめっき液、180はリードフレーム、181はフレ
ーム、182は繋ぎ部(連結部とも言う)、310は
(単一の)リードフレーム、311はダイパッド、31
1Aは吊りリード、312はインナーリード、313は
アウターリード、314はダムバー、315はフレー
ム、320はめっき領域である。
【0014】先ず、本発明のリードフレームの部分めっ
き装置の実施の形態の1例を図1に基づいて説明する。
本例の部分めっき装置は、半導体装置用のリードフレー
ムに対し、銀めっき等の貴金属めっきを、ダイパッド部
とインナーリード先端部に施すための部分めっき装置
で、図5に示す装置と同様、リードフレームのめっき面
側をマスキング治具で覆い、且つリードフームのめっき
面側でない面側をプレス治具にてリードフレームに押し
つけてリードフレームをマスキング治具とプレス治具と
で挟持し、リードフレームのめっき面側のマスク治具の
開口部から露出した部分に、めっき液を吹きつけてめっ
きを行うものである。マスキング治具110は、図1
(b)に示すように、スクリーンメッシュ112の一面
に、めっきする領域の形状にあわせ、所定形状の開口部
を有するマスク113を設けたスクリーン版で、めっき
の際には、図1(a)に示すように、スクリーン版を、
フレーム111で支持し、且つ、展張した状態で、且
つ、マスク113側をリードフレーム180に当接して
用いる。スクリーン版のマスクとしては、感光性レジス
トを製版して作製されたものが、その作製面から、ま
た、部分めっき処理性の面から好ましいが、これに限定
はされない。例えば、メタルマスクを形成し、メタルマ
スクのリードフレームと接する側に絶縁樹脂層をこの形
状に設けておいても良い。フレーム111は、スクリー
ンの展張に耐える機械的強度を持つもので、処理性や使
いやすいもの好ましい。また、プレス治具120のリー
ドフレーム180側の面は弾性体(スポンジラバー)1
21からなる。その材質としては発泡シリコンゴムが挙
げられるが、特にこれに限定はされない。支持部122
の材質としてはポリ塩化ビニル、アルリル材等が挙げら
れるが、特に、これに限定はされない。支持部122
は、単一の材質とせず、複数層にしても良い。尚、プレ
ス治具120は、支持部122を直接ないし間接的に圧
力をリードフレーム側にかける加圧部を備えたものであ
るが、ここでは省略して図示してある。マスキング治具
110の各部、プレス部120の各部は、リードフレー
ム180との密着性の点から、その材質や形状が決めら
れている。
【0015】本例の装置では、例えば、図1(b)に示
すような、マスクの開口113Aを多数備えたスクリー
ン版がマスキング治具110として用いられる。このマ
スキング治具は、図3(a)に示すような、多数のリー
ドフレーム310を繋ぎ部(連結部)182でフレーム
(枠部)181に接続した状態で、エッチング等により
外形加工されたものを一度に、所定のめっき領域320
のみにめっき形成するためのものである。図3(a)の
単一のリードフレーム310は、例えば、図3(b)に
示すような形状をしており、本例では、そのめっき領域
320(点線中の領域)のみ、めっきが施される。マス
キング治具の形状は、これに限定されず、目的とするリ
ードフレーム180に合わせて作製する。
【0016】次に、図1に示す本例の部分めっき装置の
動作を図2に基づいて簡単に説明しておく。これを以
て、本発明のリードフレームの部分めっき方法の実施形
態の1例の説明に代える。まず、フレームに沿い略平坦
状に展張りされたスクリーン版からなるマスキング治具
110の、マスク113形成面上に、位置合わせして、
リードフレーム180を、そのめっき面側がマスキング
治具110と接するようにして載せる。(図2(a)) この段階では、ノズル130よりめっき液は噴射してい
ない。めっきされるリードフレーム180を−電極と
し、ノズル130を+電極として、めっき電源を接続し
ておく。次いで、プレス治具120の弾性体121側を
マスキング治具110のマスク113上に置かれたリー
ドフレーム180と対向させ、両者の面がほぼ平行にな
るようにして次第に近づけ密着させる。(図2(b)) この段階で、プレス治具120側からリードフレーム1
80に対し圧力をかけると、マスキング治具110のス
クリーン版面、リードフレーム180とも若干変形した
状態で、マスキング治具110のマスク113部がリー
ドフレーム180面に密着する。(図2(c)) 圧力がかかると、展張りされたスクリーン版が若干反
り、これに伴い、リードフレームも反るが、弾性体12
1がこれに対応して変形し、マスキング治具110のマ
スク113の面とリードフレーム180面とが隙間なく
密着する。このように密着された状態で、各ノズル13
0から、マスク113の各開口へめっき液140を吹き
かけられ、開口部に露出した部分のみ、めっきが施され
る。
【0017】尚、図1、図2ではめっきの際に、陽極と
してノズルを電極としているが、メッシュを金属で形成
し、マスクをレジストで形成した場合には、メッシュと
リードフレーム間で絶縁が取れるため、この場合、めっ
きの際には、メッシュを陽極として、めっき効率を上げ
ても良い。また、図3(a)に示すようなリードフレー
ム180を、フープ状(帯状)に搬送しながら、連続的
に部分めっき処理しても良い。この場合には、フープ状
(帯状)で搬送される加工用素材をエッチング加工等に
より加工した後に、引続きめっき処理ができ、量産化に
対応できる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように、めっき液をマ
スキング治具を介してリードフレームに吹きつけて所望
の領域にめっきを行う、図5に示すようなスパージヤー
方式の部分めっき装置において、めっきの裏漏れがない
装置の提供を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のリードフレームの部分め
っき装置の実施の形態の1例を示した要部断面図で、図
1(b)はマスキング治具を示した平面図である。
【図2】めっき処理動作を説明するための工程図
【図3】図1に示す装置に使用できるリードフレームを
説明するための図
【図4】めっき状態を説明するための図
【図5】従来のめっき装置の概略構成図
【図6】半導体装置とリードフレームを示した図
【符号の説明】
110 マスキング治具(スクリ
ーン版) 111 フレーム(枠とも言う) 112 スクリーンメッシュ(単
にメッシュとも言う) 113 マスク(レジスト部) 120 プレス治具 121 弾性体(スポンジラバ
ー) 122 支持部 130 ノズル 140 めっき液 180 リードフレーム 181 フレーム 182 繋ぎ部(連結部とも言
う) 310 (単一の)リードフレーム 311 ダイパッド 311A 吊りリード 312 インナーリード 313 アウターリード 314 ダムバー 315 フレーム 320 めっき領域 800 めっき装置 810 リードフレーム 811 ダイパッド 813 インナーリード 817 めっき部 819 めっき漏れ部 820 マスキング治具 820A 開口部 822 マスクゴム 824 治具部 830 プレスブロック 840 めっき液噴射部 841 ノズル 870 めっき液 873 めっきタンク 875 配管 880 圧力ポンプ 890 スパージヤー外槽 910 単層リードフレーム 911 ダイパッド 911A 吊りリード 912 インナーリード 913 アウターリード 920 半導体素子 921 端子 930 ワイヤ 940 封止用樹脂
フロントページの続き (72)発明者 佐原 隆広 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4K024 AA10 AB01 BA01 BB13 BC01 FA16 5F067 BB10 DC01 DC02 DC03 DC15 DC17 DF06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームのめっき面側をマスキン
    グ治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない面
    側をプレス治具で押しつけてリードフレームをマスキン
    グ治具とプレス治具とで挟持し、リードフレームのめっ
    き面側のマスク治具の開口部から露出した部分に、めっ
    き液を吹きつけてめっきを行う、リードフレームの部分
    めっき装置であって、マスキング治具は、スクリーンメ
    ッシュの一面に、めっきする領域の形状にあわせ、所定
    形状の開口部を有するマスクを設けたスクリーン版で、
    めっきの際には、スクリーン版を展張した状態で、スク
    リーン版のマスク側をリードフレームに当接して用いる
    ものであることを特徴とするリードフレームの部分めっ
    き装置。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるスクリーン版のマスク
    は、感光性レジストを製版して作製されたもので、スク
    リーン版のマスク形成側の面をリードフレームに当接し
    てめっきを行うものであることを特徴とするリードフレ
    ームの部分めっき装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2において、プレス治具
    のリードフレーム側の面は弾性体(スポンジラバー)か
    らなることを特徴とするリードフレームの部分めっき装
    置。
  4. 【請求項4】 リードフレームのめっき面側をマスキン
    グ治具で覆い、且つリードフームのめっき面側でない面
    側をプレス治具で押しつけてリードフレームをマスキン
    グ治具とプレス治具とで挟持し、リードフレームのめっ
    き面側のマスク治具の開口部から露出した部分に、めっ
    き液を吹きつけてめっきを行う、リードフレームの部分
    めっき方法であって、めっきする領域の形状にあわせ、
    スクリーンメッシュの一面に所定形状の開口部を有する
    マスクを設けたスクリーン版からなるマスキング治具を
    展張した状態で、スクリーン版のマスク側をリードフレ
    ームのめっき面側に当接して、めっきを行うことを特徴
    とするリードフレームの部分めっき方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、スクリーン版のマス
    クは、感光性レジストを製版して作製されたもので、ス
    クリーン版のマスク形成側の面をリードフレームに当接
    してめっきを行うことを特徴とするリードフレームの部
    分めっき方法。
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